JP2000006094A - テープ状物の穿孔装置 - Google Patents

テープ状物の穿孔装置

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JP2000006094A JP17611698A JP17611698A JP2000006094A JP 2000006094 A JP2000006094 A JP 2000006094A JP 17611698 A JP17611698 A JP 17611698A JP 17611698 A JP17611698 A JP 17611698A JP 2000006094 A JP2000006094 A JP 2000006094A
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shaped
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vacuum holder
feeding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切断せずにロール状のまま後工程である切断工
程で多数個取りされる微細な矩形エリア内の同位置に穿
孔を施すのに好適なテープ状物の穿孔装置を提供する。 【解決手段】枠状のバキュームホルダー14でテープ状物
100を吸着して、同テープ状物100の垂れ下がりによる弛
みを利用して可動型13と固定型23とからなる穿孔部3間
に送り動する。穿孔部3で穿孔する毎にそのバキューム
ホルダー14を吸着状態のまま所定のプログラムに基づい
てX軸線方向、Y軸線方向に微小づつ制御動させて、各
パンチ13a…を一緒に打動して後工程である切断工程で
多数個取りされる矩形エリアの同位置に穿孔を施す。前
記パンチ13a…打動と制御動は、矩形エリア内の所定の
位置に必要数の穿孔が施されるまで交互に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスグリ
ーンシート、TAB(Tape Automated
Bonding)、TCP(Tape Carrier
Package)等のテープ状物の穿孔装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール状に巻回されたセラミック
スグリーシート等のテープ状物を送りながら穿孔する穿
孔装置としては、例えば特公平7−47279号公報
(前者)や特公平7−47280号公報(後者)等が知
られている。前者、後者とも基本的には機台の一方側に
設けられたロール状のテープ状物を繰出し機構(繰出し
ロール)でX軸線方向に送り出しながら他方側に設けた
巻取り機構(巻取りロール)で巻き取りつつ、繰出し機
構と巻取り機構との間でテープ状物を穿孔部で穿孔する
構造である。前者は繰出し機構、巻取り機構、ロール状
に巻回されたテープ状物、それらを支持する支持台その
ものをX軸線方向、Y軸線方向に移動させる方式、後者
は穿孔部をX軸線方向、Y軸線方向に移動させる方式で
ある。両者のメリットは、切断せずにロール状のまま穿
孔することができることから、切断ワークのように枠状
ホルダーへの固定作業や印刷機への搬入用のスタック機
構が不要であるばかりでなく、印刷機への供給機構も非
常に簡素(繰出しローラと巻取りローラで済む)な点等
である。ところで、今日、穿孔対象ワークから得られる
ものには、コイル、トランス等の所謂デバイスがある。
このようなデバイスは、後工程で多数個取りされる所定
面積の矩形エリア毎の所定位置に穿孔を施した後、その
印刷等で所望の処理を行い、切断工程を経て多数個取り
される。そのデバイスは例えば縦寸法1mm、横寸法
0.5mmのような微細なものまであり、そのようなも
のの場合にはその矩形エリア内の所定位置に所定径の穿
孔が施される。
【0003】しかしながら、前述する先行技術では形
状、大きさが異なるパンチとダイスとを装着した側面視
横向きUの字状の複数のパンチングユニットを並設して
穿孔部を構成し、パンチングユニットの幅寸法(肉厚)
も少なくとも25mm程度になることから、後工程で多
数個取りされる例えば縦寸法1mm、横寸法0.5mm
のような微細な矩形エリア内の所定の位置に穿孔を施す
に際して、非常に非効率になってしまうのが現実であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたもので,その目的とする処は、テープ
状物を切断せずにロール状のまま後工程である切断工程
で多数個取りされる微細な矩形エリア内の同位置に穿孔
を施すのに好適なテープ状物の穿孔装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に講じた技術的手段は、請求項1は、ロール状に巻回さ
れたテープ状物をX軸線方向またはY軸線方向に繰出す
繰出し機構及びそれをロール状に巻き取る巻取り機構
と、その繰出し機構、巻取り機構との間に配設してなり
複数のパンチを有する可動型を固定型に接近・離間可能
にしてテープ状物に穿孔を施す穿孔部と、前記テープ状
物に接近状に位置し同テープ状物を吸着する吸着解除可
能な枠状のバキュームホルダーと、そのバキュームホル
ダーを前記テープ状物の繰出し方向に前記固定型と可動
型間まで送り動させるX軸線方向及びY軸線方向に制御
動可能なワーク送り機構と、前記穿孔部と巻取り機構と
の間及びワーク送り機構と繰出し機構との間各々に確保
され自重でテープ状物が垂れ下がる部分を生成する空間
部と、その垂れ下がり量を検出してその垂れ下がり量を
所定範囲に維持するように繰出し機構、巻取り機構の繰
出し量、巻取り量を調整する検出手段とを備え、前記可
動型は、後工程である切断工程で多数個取りされるテー
プ状物の矩形エリアに対応するパンチを規則的に配置し
て備え、前記ワーク送り機構は、バキュームホルダーで
吸着するテープ状物を、前記固定型と可動型との間に定
量送りして前記パンチで穿孔する毎に、X軸線方向、Y
軸線方向にバキュームホルダーを微移動させ、前記穿孔
部は、その微移動の度に可動型を固定型に接近させて前
記矩形エリア毎の同じ位置に穿孔を施すことを要旨とす
る。請求項2は、請求項1記載のワーク送り機構は、バ
キュームホルダーの前記繰出し機構側の縁を支持する取
付体を、前記穿孔部に対して繰出し機構側のテープ状物
の下方に配設したX軸移動機構、Y軸移動機構に連絡し
て構成し、且つその取付体においてテープ状物と相対す
る部分にそのテープ状物を挿通させる横長空間を形成し
ていることを要旨とする。前記パンチの規則的な配置と
は、碁盤目上を限定されるものではなく、前記矩形エリ
アに施される穿孔のパターンに対応するものである。
【0006】(作用)前記技術的手段によれば下記の作
用を奏する。 (請求項1)本テープ状物の穿孔装置は、枠状のバキュ
ームホルダーでテープ状物を吸着して、同テープ状物の
垂れ下がりによる弛みを利用して可動型と固定型との間
に定量送りする。そして、その穿孔部で穿孔する毎にそ
のバキュームホルダーを吸着状態のまま所定のプログラ
ムに基づいてX軸線方向、Y軸線方向に微小づつ制御動
させながら、可動型を可動させて後工程である切断工程
で多数個取りされる矩形エリアの同位置に穿孔を同時に
施す。前記可動型の可動と制御動は、矩形エリア内の所
定の位置に必要数の穿孔が施されるまで交互に行われ
る。ある穿孔対象部位の穿孔が終了すると、バキューム
ホルダーは吸着を解除し元の位置、即ち繰出し機構側に
移動(復動)し、再びテープ状物を吸着して前記と同様
に固定型と可動型間にその穿孔対象部位を定量送りさ
せ、再び可動型の可動、バキュームホルダーのX軸線方
向、Y軸線方向に制御動を繰り返し、矩形エリア内の所
定の位置に必要数の穿孔を施す。尚、前記テープ状物の
垂れ下がり量は検出手段で常時一定に保たれる。また、
同垂れ下がりは、テープ状物の穿孔対象部位にテンショ
ンを与え、皺、波打ち現象等の穿孔誤差の原因を効果的
に解消する。 (請求項2)本テープ状物の穿孔装置は、繰出し機構、
バキュームホルダー、そのワーク送り機構(取付体、X
軸移動機構、Y軸移動機構からなる)、巻取り機構等を
X軸線方向またはY軸線方向の直線上に配置する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に,本発明の実施の形態を説明
する。図1乃至図5は本実施の形態テープ状物の穿孔装
置を示し、符号Aは穿孔装置、1は繰出し機構、2は巻
取り機構、3は穿孔部、4はワーク送り機構、5は空間
部、6は垂れ下がり部の検出手段である。
【0008】穿孔部3は、可動型13と固定型23とを備
え、可動型13はテープ状物100に後述する後工程である
切断工程で多数個取りされる所定の矩形エリア101内穿
孔用の微細径のパンチ13a(数十μm)…を規則的に有
し、他方固定型23はそのパンチ13a…に対応してダイス
(図示せず)を備えてなり、機台aに設置されている。
詳細には、本実施の形態では図4に示すように機台aに
X軸線方向を向いて設けられた正面視門形を呈する固定
型取付ベース33の上片部33a上面に、ダイスを有する固
定型23を備え、その固定型取付ベース33を上方から包囲
するように正面視門形を呈する一回り大きな可動型取付
ベース43をエアーシリンダー等の所望なアクチュエータ
53で上下動可能に支持し、その可動型取付ベース43の上
片部43a下面に、前記固定型23に対応して前記パンチ13
a…を有する可動型13を備えた構造になっている。尚、
符号63は固定型取付ベース33に対して可動型取付ベース
43を上下動可能に案内するガイド部であり、その固定型
取付ベース33と可動型取付ベース43とに亘って設けられ
ている。
【0009】その穿孔部3のX軸線方向上流側にはテー
プ状物100の繰出し機構1、空間部5、ガイドローラ7
が最上流側から順に配設され、同X軸線方向下流側には
テープ状物100の巻取り機構2、空間部5、ガイドロー
ラ7が最下流側から順に配設されている。
【0010】繰出し機構1はロール状に巻回されたセラ
ミックスグリーンシート、TAB(Tape Auto
mated Bonding)、TCP(Tape C
arrier Package)等のテープ状物100の
巻軸11を回転可能に設けると共に、その巻軸11の下流側
にテープ状物100を繰出しながらその繰出し量を測定す
るピンチローラ21を設けてなり、巻軸11、ピンチローラ
21は共に図示するようなローダケース31に支承されてい
る。
【0011】巻取り機構2は、繰出し機構1とは対称的
な機能を有するものであり、前記穿孔部3で穿孔された
テープ状物100の巻取り量を測定するピンチローラ22
と、巻取り軸12とを備え、該ピンチローラ22と巻取り軸
12をアンローダケース32に各々支承している。
【0012】前記巻軸11、巻取り軸12は共にモータ駆動
になっている。
【0013】前記繰出し機構1と穿孔部3との間及び穿
孔部3と巻取り機構2との間にテープ状物100にU字状
の垂れ下がり部100aを形成する空間部5が各々確保し
てある。
【0014】この空間部5は、図示では前記機台aとロ
ーダケース31、アンローダケース32との間を離間するこ
とによって形成されている。
【0015】この両空間部5はその底部分に超音波セン
サー等、前記垂れ下がり部の量を検出する所望な検出手
段6を有し、この検出手段6は出力信号に基づいて前記
ピンチローラ21、22の繰出し量、巻取り量を調整して常
時垂れ下がり部のその量を所定範囲に維持する働きを持
つ。
【0016】ワーク送り機構4は、前記テープ状物100
に接近してその上側に位置し同テープ状物100 の穿孔対
象部位を吸着する吸着解除可能な枠状のバキュームホル
ダー14と、そのバキュームホルダー14をX軸線方向、Y
軸線方向に制御動させるX軸移動機構24、Y軸移動機構
34とを備えている。
【0017】バキュームホルダー14は、図3に示すよう
に短辺側の構成枠材14aをテープ状物100の幅寸法と同
等程度の長さ寸法とし且つ長辺側の構成枠材14bをそれ
よりも若干長くして前記固定型23、可動型13よりも一回
り大きな平面視矩形枠状に形成して成り、各構成枠材14
a、14bを共に中空体にして相互に連結することによっ
てエンドレスなエアー流路14cを形成し、空気吸引手段
(図示せず)に連絡すると共に、各々下面に図4、図5
に示すように吸着孔14d…を多数開孔している。
【0018】前記X軸移動機構24、Y軸移動機構34は、
ボールネジ、レール、サーボモータ等を使用した従来か
ら周知なものであり、前記バキュームホルダー14を着脱
可能に支持する取付体44をX軸線方向、Y軸線方向に制
御動するようになっている。本実施の形態では、図3に
示すように取付体44を側面視で下流側を向く横向きな略
コ型状とし、この取付体44を前記テープ状物100よりも
幅広に形成すると共に、その縦板部44aにテープ状物10
0をX軸線方向に挿通用の横長空間44a’を設けてな
り、前記繰出し機構1、機台a、穿孔部3、バキューム
ホルダー14、ワーク送り機構4、巻取り機構2をX軸線
方向への一直線状の配置関係になっている。前記横長空
間44aは、本実施の形態では図示するように長孔である
が、切欠きであっても良いものである。前記取付体44に
よるバキュームホルダー14の支持は、取付体44の上部先
端をバキュームホルダー14における上流側の短辺側の構
成枠材14aの上面にネジ止めする等適宜方法が提案でき
る。
【0019】Y軸移動機構34は、簡単には図3に示すよ
うにサーボモータでボールネジ34aを回転させて機台a
に平行に敷設したYレール34b、34b上を支持台34cが
Y方向に制御動するようにしてあり、またX軸移動機構
24は、Y軸移動機構34と同様にサーボモータでボールネ
ジ24aを回転させて前記支持台34cに敷設したXレール
24b、24b上を前記取付体44の取付台24cが前記支持台
34c上をX方向に制御動するようになっており、このX
軸移動機構24、Y軸移動機構34は図1に示すように穿孔
部3の上流側手前を終端にして、固定型23を支持する固
定型取付ベース33の門形スペース内にそのX軸移動機構
24やY軸移動機構34が進入しない構成にすることによっ
て、その穿孔部3を、バキュームホルダー1のみをテー
プ状物100の繰出し方向にその繰出し側から出入りさせ
且つX軸線方向、Y軸線方向に微移動させることを許容
する程度の小型なもので済むように配慮してある。
【0020】斯様に構成されたテープ状物の穿孔装置
は、バキュームホルダー14でテープ状物100の穿孔対象
部位を吸着して、同テープ状物100の垂れ下がり部100a
を利用して可動型13、固定型23間に定量送りする。次に
可動型13が下降して穿孔する毎にテープ状物100を吸着
したまま所定のプログラムに基づいてワーク送り機構4
がバキュームホルダー14をX軸線方向、Y軸線方向に微
小づつ制御動して、後工程である切断工程で切断される
微細な矩形エリア101…内の同一位置に穿孔を同時に施
していく。
【0021】図5が穿孔状態を示すテープ状物100の拡
大斜視図であり、一点鎖線(符号101)が後工程である
切断工程で切断される所定の矩形エリアで、また符号8
が施された穿孔である。前記バキュームホルダー14の可
動型13、固定型23間でのX軸線方向、Y軸線方向への制
御動は、テープ状物100の垂れ下がり部100aによる弛み
代及びガイドローラ7の長さ方向の遊び代を利用して行
われ、余り大きいと穿孔誤差の原因になる虞れがあるこ
とからその制御動範囲は最大でも10mm程度が好適で
ある。そして、その穿孔対象部位の穿孔が終了する度
に、吸着を解除してバキュームホルダー14は繰出し機構
1側に移動(復動)し、再び穿孔対象部位を吸着して前
記と同様に可動型13、固定型23間にその穿孔対象部位を
定量送りさせ、再びパンチ13a…での穿孔と、バキュー
ムホルダー14のX軸線方向、Y軸線方向に微小な制御動
とを交互に繰り返して穿孔する。
【0022】尚、本実施の形態では、繰出し機構1、機
台a、穿孔部3、バキュームホルダー14、ワーク送り機
構4、巻取り機構2をX軸線方向への一直線状の配置関
係にしているが、Y軸線方向に一直線状の配置関係にな
るレイアウトにしても勿論良いものである。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
テープ状物をテープ状のまま切断工程(後工程の切断工
程)で多数個取りされる所定の微細な矩形エリア(例え
ば縦寸法1mm、横寸法0.5mmの微細な矩形エリ
ア)毎の同じ位置に必要数の穿孔を施すことができる。
しかも、その穿孔に際して、穿孔部を固定的とし、空間
部による垂れ下がりによる弛み代を利用して穿孔部にテ
ープ状物の穿孔対象部位を吸着して定量送りし且つX軸
線方向、Y軸線方向に微小に制御動するものであるか
ら、枠状のバキュームホルダー、そのバキュームホルダ
ーを支持する支持部材(実施の形態では取付体)の重量
を対象とした低出力のワーク送り機構(X軸移動機構、
Y軸移動機構)で制御動可能であり、穿孔部を制御動す
る場合に比べてコンパクト化を図ることができると共に
スピーディーな穿孔が可能となり、生産性を向上でき
る。更に、吸着される穿孔対象部位に垂れ下がり部が自
重でテープ状物に適度なテンションを掛ける構造になっ
ているから、微細な皺、波打ち現象を消去して精度良く
穿孔する上で好都合となる。しかも、ワーク送り機構
が、バキュームホルダーの繰出し機構側の縁を支持する
取付体を、穿孔部に対して繰出し機構側のテープ状物の
下方に配設したX軸移動機構、Y軸移動機構に連絡して
構成され、且つその取付体においてテープ状物と相対す
る部分にそのテープ状物を挿通させる横長空間を形成し
ている場合には、装置自体を横長矩形や縦長矩形の平面
エリアを利用して設置できるばかりでなく、ワーク送り
機構が、穿孔部の上流側手前が終端になって、穿孔部の
平面視エリアの中にX軸移動機構やY軸移動機構が進入
しない構成にすることによって、穿孔部を、バキューム
ホルダーをテープ状物に沿って繰出し方向に繰出し側か
ら出入りさせ且つX軸線方向、Y軸線方向に微移動させ
ることを許容する程度の小型なもので対処させることが
でき、例えばワーク送り機構がテープ状物の繰出し方向
に並設されている場合のように、可動型と固定型との間
にバキュームホルダーの往復移動(穿孔位置とテープ状
物を吸着する位置との往復移動)を許容する移動スペー
スを確保した大型な穿孔部を製作用意するようなことも
なくなり、装置自体の小型化を図ることができる上、穿
孔部自体の軽量化によって据付け作業も簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態テープ状物の穿孔装置の側面断面
図で、概略的に示す。
【図2】同平面図で概略的に示す。
【図3】バキュームホルダー、取付体、X軸移動機構、
Y軸移動機構を示す拡大斜視図で、穿孔部を省略して示
す。
【図4】固定型、可動型部分の拡大縦断面図で、取付体
を省略して示す。
【図5】穿孔状態を示す拡大斜視図で一部切欠して示
す。
【符号の説明】
100:テープ状物 1:
繰出し機構 2:巻取り機構 13
a:パンチ 3:穿孔部 23:
固定型 13:可動型 14:
バキュームホルダー 4:ワーク送り機構 5:
空間部 6:検出手段 101:
矩形エリア 100a:垂れ下がり部 44
a:横長空間
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月6日(1999.5.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に講じた技術的手段は、ロール状に巻回されたテープ状
物をX軸線方向またはY軸線方向に繰出す繰出し機構及
びそれをロール状に巻き取る巻取り機構と、その繰出し
機構、巻取り機構との間に配設してなり複数のパンチを
有する可動型を固定型に接近・離間可能にしてテープ状
物に穿孔を施す穿孔部と、前記テープ状物に接近状に位
置し同テープ状物を吸着する吸着解除可能な枠状のバキ
ュームホルダーと、そのバキュームホルダーを前記テー
プ状物の繰出し方向に前記固定型と可動型間まで送り動
させるX軸線方向及びY軸線方向に制御動可能なワーク
送り機構と、前記穿孔部と巻取り機構との間及びワーク
送り機構と繰出し機構との間各々に確保され自重でテー
プ状物が垂れ下がる部分を生成する空間部と、その垂れ
下がり量を検出してその垂れ下がり量を所定範囲に維持
するように繰出し機構、巻取り機構の繰出し量、巻取り
量を調整する検出手段とを備え、前記可動型は、後工程
である切断工程で多数個取りされるテープ状物の矩形エ
リアに対応するパンチを規則的に配置して備え、前記ワ
ーク送り機構は、バキュームホルダーで吸着するテープ
状物を、前記固定型と可動型との間に定量送りして前記
パンチで穿孔する毎に、X軸線方向、Y軸線方向にバキ
ュームホルダーを微移動させ、前記穿孔部は、その微移
動の度に可動型を固定型に接近させて前記矩形エリア毎
の同じ位置に穿孔を施すテープ状物の穿孔装置であっ
て、前記ワーク送り機構は、バキュームホルダーの前記
繰出し機構側の縁を支持する取付体を、前記穿孔部に対
して繰出し機構側のテープ状物の下方に配設したX軸移
動機構、Y軸移動機構に連絡して構成し、且つその取付
体においてテープ状物と相対する部分にそのテープ状物
を挿通させる横長空間を形成していることを要旨とす
る。前記パンチの規則的な配置とは、碁盤目上を限定さ
れるものではなく、前記矩形エリアに施される穿孔のパ
ターンに対応するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】(作用)前記技術的手段によれば下記の作
用を奏する。テープ状物の穿孔装置は、枠状のバキュ
ームホルダーでテープ状物を吸着して、同テープ状物の
垂れ下がりによる弛みを利用して可動型と固定型との間
に定量送りする。そして、その穿孔部で穿孔する毎にそ
のバキュームホルダーを吸着状態のまま所定のプログラ
ムに基づいてX軸線方向、Y軸線方向に微小づつ制御動
させながら、可動型を可動させて後工程である切断工程
で多数個取りされる矩形エリアの同位置に穿孔を同時に
施す。前記可動型の可動と制御動は、矩形エリア内の所
定の位置に必要数の穿孔が施されるまで交互に行われ
る。ある穿孔対象部位の穿孔が終了すると、バキューム
ホルダーは吸着を解除し元の位置、即ち繰出し機構側に
移動(復動)し、再びテープ状物を吸着して前記と同様
に固定型と可動型間にその穿孔対象部位を定量送りさ
せ、再び可動型の可動、バキュームホルダーのX軸線方
向、Y軸線方向に制御動を繰り返し、矩形エリア内の所
定の位置に必要数の穿孔を施す。尚、前記テープ状物の
垂れ下がり量は検出手段で常時一定に保たれる。また、
同垂れ下がりは、テープ状物の穿孔対象部位にテンショ
ンを与え、皺、波打ち現象等の穿孔誤差の原因を効果的
に解消する。また、本テープ状物の穿孔装置は、繰出し
機構、バキュームホルダー、そのワーク送り機構(取付
体、X軸移動機構、Y軸移動機構からなる)、巻取り機
構等をX軸線方向またはY軸線方向の直線上に配置す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記X軸移動機構24、Y軸移動機構34は、
ボールネジ、レール、サーボモータ等を使用した従来か
ら周知なものであり、前記バキュームホルダー14を着脱
可能に支持する取付体44をX軸線方向、Y軸線方向に制
御動するようになっている。本実施の形態では、図3に
示すように取付体44を側面視で下流側を向く横向きな略
コ型状とし、この取付体44を前記テープ状物100よりも
幅広に形成すると共に、その縦板部44aにテープ状物10
0をX軸線方向に挿通用の横長空間44a’を設けてな
り、前記繰出し機構1、機台a、穿孔部3、バキューム
ホルダー14、ワーク送り機構4、巻取り機構2をX軸線
方向への一直線状の配置関係になっている。前記横長空
間44aは、本実施の形態では図示するように長孔であ
るが、切欠きであっても良いものである。前記取付体44
によるバキュームホルダー14の支持は、取付体44の上部
先端をバキュームホルダー14における上流側の短辺側の
構成枠材14aの上面にネジ止めする等適宜方法が提案で
きる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
テープ状物をテープ状のまま切断工程(後工程の切断工
程)で多数個取りされる所定の微細な矩形エリア(例え
ば縦寸法1mm、横寸法0.5mmの微細な矩形エリ
ア)毎の同じ位置に必要数の穿孔を施すことができる。
しかも、その穿孔に際して、穿孔部を固定的とし、空間
部による垂れ下がりによる弛み代を利用して穿孔部にテ
ープ状物の穿孔対象部位を吸着して定量送りし且つX軸
線方向、Y軸線方向に微小に制御動するものであるか
ら、枠状のバキュームホルダー、そのバキュームホルダ
ーを支持する支持部材(実施の形態では取付体)の重量
を対象とした低出力のワーク送り機構(X軸移動機構、
Y軸移動機構)で制御動可能であり、穿孔部を制御動す
る場合に比べてコンパクト化を図ることができると共に
スピーディーな穿孔が可能となり、生産性を向上でき
る。更に、吸着される穿孔対象部位に垂れ下がり部が自
重でテープ状物に適度なテンションを掛ける構造になっ
ているから、微細な皺、波打ち現象を消去して精度良く
穿孔する上で好都合となる。しかも、ワーク送り機構
が、バキュームホルダーの繰出し機構側の縁を支持する
取付体を、穿孔部に対して繰出し機構側のテープ状物の
下方に配設したX軸移動機構、Y軸移動機構に連絡して
構成され、且つその取付体においてテープ状物と相対す
る部分にそのテープ状物を挿通させる横長空間を形成し
ているので、装置自体を横長矩形や縦長矩形の平面エリ
アを利用して設置できるばかりでなく、ワーク送り機構
が、穿孔部の上流側手前が終端になって、穿孔部の平面
視エリアの中にX軸移動機構やY軸移動機構が進入しな
い構成にすることによって、穿孔部を、バキュームホル
ダーをテープ状物に沿って繰出し方向に繰出し側から出
入りさせ且つX軸線方向、Y軸線方向に微移動させるこ
とを許容する程度の小型なもので対処させることがで
き、例えばワーク送り機構がテープ状物の繰出し方向に
並設されている場合のように、可動型と固定型との間に
バキュームホルダーの往復移動(穿孔位置とテープ状物
を吸着する位置との往復移動)を許容する移動スペース
を確保した大型な穿孔部を製作用意するようなこともな
くなり、装置自体の小型化を図ることができる上、穿孔
部自体の軽量化によって据付け作業も簡単に行える。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 100:テープ状物 1:
繰出し機構 2:巻取り機構 13
a:パンチ 3:穿孔部 23:
固定型 13:可動型 14:
バキュームホルダー 4:ワーク送り機構 5:
空間部 6:検出手段 101:
矩形エリア 100a:垂れ下がり部 44
:横長空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻回されたテープ状物をX軸
    線方向またはY軸線方向に繰出す繰出し機構及びそれを
    ロール状に巻き取る巻取り機構と、その繰出し機構、巻
    取り機構との間に配設してなり複数のパンチを有する可
    動型を固定型に接近・離間可能にしてテープ状物に穿孔
    を施す穿孔部と、前記テープ状物に接近状に位置し同テ
    ープ状物を吸着する吸着解除可能な枠状のバキュームホ
    ルダーと、そのバキュームホルダーを前記テープ状物の
    繰出し方向に前記固定型と可動型間まで送り動させるX
    軸線方向及びY軸線方向に制御動可能なワーク送り機構
    と、前記穿孔部と巻取り機構との間及びワーク送り機構
    と繰出し機構との間各々に確保され自重でテープ状物が
    垂れ下がる部分を生成する空間部と、その垂れ下がり量
    を検出してその垂れ下がり量を所定範囲に維持するよう
    に繰出し機構、巻取り機構の繰出し量、巻取り量を調整
    する検出手段とを備え、前記可動型は、後工程である切
    断工程で多数個取りされるテープ状物の矩形エリアに対
    応するパンチを規則的に配置して備え、前記ワーク送り
    機構は、バキュームホルダーで吸着するテープ状物を、
    前記固定型と可動型との間に定量送りして前記パンチで
    穿孔する毎に、X軸線方向、Y軸線方向にバキュームホ
    ルダーを微移動させ、前記穿孔部は、その微移動の度に
    可動型を固定型に接近させて前記矩形エリア毎の同じ位
    置に穿孔を施すことを特徴とするテープ状物の穿孔装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク送り機構は、バキュームホル
    ダーの前記繰出し機構側の縁を支持する取付体を、前記
    穿孔部よりも繰出し機構側のテープ状物の下方に配設し
    たX軸移動機構、Y軸移動機構に連絡して構成し、且つ
    その取付体においてテープ状物と相対する部分にそのテ
    ープ状物を挿通させる横長空間を形成していることを特
    徴とする請求項1記載のテープ状物の穿孔装置。
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