JP2000005920A - スローアウェイチップ及び切削工具 - Google Patents

スローアウェイチップ及び切削工具

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JP2000005920A
JP2000005920A JP17843498A JP17843498A JP2000005920A JP 2000005920 A JP2000005920 A JP 2000005920A JP 17843498 A JP17843498 A JP 17843498A JP 17843498 A JP17843498 A JP 17843498A JP 2000005920 A JP2000005920 A JP 2000005920A
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Japan
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throw
cutting tool
away tip
screw
hole
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JP17843498A
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English (en)
Inventor
Shigemitsu Fujii
繁光 藤井
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Dijet Industrial Co Ltd
Original Assignee
Dijet Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1027Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts
    • B23C5/1036Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts having a single cutting insert, the cutting edges of which subtend 180 degrees

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スローアウェイチップを2以上のネジによっ
て切削工具本体に取り付ける場合に、スローアウェイチ
ップの交換が容易に行えると共に、スローアウェイチッ
プが切削工具本体に強固に固定されるようにする。 【解決手段】 2以上のネジ30a,30b によって切削工具
本体10に取り付けられるスローアウェイチップに、ネジ
が挿通される貫通孔21と切り込み22とを設け、また切削
工具本体の先端部にスローアウェイチップを挟み込む挟
持部11a,11b を設け、この挟持部に上記のスローアウェ
イチップ固定させるにあたり、この挟持部にスローアウ
ェイチップの貫通孔及び切り込みに対応してそれぞれネ
ジを案内する案内孔13a,13b とネジをねじ込むネジ孔14
a,14b を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボールエンドミ
ルやドリル等の切削工具において、その切削工具本体に
取り付けられるスローアウェイチップ及びこのスローア
ウェイチップを取り付けた切削工具に係り、特に、2以
上のネジによってスローアウェイチップを切削工具本体
に取り付けるようにした切削工具において、スローアウ
ェイチップの交換が容易に行えると共に、スローアウェ
イチップががたつかないようにして切削工具本体に強固
に取り付けられるようにした点に特徴を有するスローア
ウェイチップ及び切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、切削工具の1つとして、図1及び
図3に示すように、切削工具本体10の先端部にスロー
アウェイチップ20を挟み込む挟持部11a,11bを
設け、この挟持部11a,11bにスローアウェイチッ
プ20を挟み込み、このスローアウェイチップ20を挟
持部11a,11bの後部側における当て止め部12に
当接させた状態で、ネジ30によりこのスローアウェイ
チップ20を切削工具本体10の挟持部11a,11b
に固定させるようにしたものが存在した。
【0003】ここで、このようにスローアウェイチップ
20をネジ30により切削工具本体10の挟持部11
a,11bに固定させるにあたり、スローアウェイチッ
プ20を挟持部11a,11bに強固に保持させるた
め、図2に示すように、スローアウェイチップ20にネ
ジ30a,30bを挿通させる2つの貫通孔21a,2
1bを設けると共に、このスローアウェイチップ20に
おける各貫通孔21a,21bに対応するようにして、
上記の挟持部11a,11bにそれぞれネジ30a,3
0bを案内する案内孔13a,13bとネジ孔14a,
14bとをそれぞれ2つ設け、図3に示すように、各案
内孔13a,13bからネジ30a,30bをスローア
ウェイチップ20の貫通孔21a,21bを通して各ネ
ジ孔14a,14bにねじ込み、これらのネジ30a,
30bを締め付けて、スローアウェイチップ20を切削
工具本体10の挟持部11a,11bに固定させるよう
にしたものが存在した。
【0004】しかし、このように2本のネジ30a,3
0bを、それぞれ挟持部11a,11bにおける案内孔
13a,13bからスローアウェイチップ20の貫通孔
21a,21bを通してネジ孔14a,14bにねじ込
んで、スローアウェイチップ20を挟持部11a,11
bに固定させた場合、このスローアウェイチップ20を
交換する時には、各ネジ30a,30bを取り外さなけ
ればならず、スローアウェイチップ20を交換する作業
が面倒で、その交換に時間を要するという問題があっ
た。
【0005】また、上記の切削工具においては、スロー
アウェイチップ20を挟み込む挟持部11a,11bの
後部側にV字型になった当て止め部12を設ける一方、
スローアウェイチップ20の後部にこの当て止め部12
に対応したテーパー状になった当接部24を設け、この
テーパー状になった当接部24を上記の当て止め部12
に当接させ、テーパー状になった当接部24を当て止め
部12に挟み込んだ状態で、各ネジ30a,30bを締
め付け、スローアウェイチップ20を切削工具本体10
の挟持部11a,11bにがたつかないようにして保持
させることが行われていた。
【0006】しかし、このようにテーパー状になった当
接部24を上記の当て止め部12に当接させて各ネジ3
0a,30bを締め付けただけでは、このスローアウェ
イチップ20を挟持部11a,11bにがたつかないよ
うに充分に固定させることが困難であり、切削時にスロ
ーアウェイチップ20ががたついて、被切削物に対する
切削精度が悪くなると共に、スローアウェイチップ20
が破損する等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、スローア
ウェイチップを2以上のネジによって切削工具本体に取
り付ける場合、特に、切削工具本体の先端部に設けられ
た挟持部にスローアウェイチップを挟み込んで、このス
ローアウェイチップを2以上のネジにより挟持部に固定
させる場合における上記のような様々な問題を解決する
ことを課題とするものである。
【0008】すなわち、この発明においては、スローア
ウェイチップを2以上のネジによって切削工具本体に取
り付ける場合において、切削工具本体に取り付けられた
スローアウェイチップの交換が容易に行えるようにする
と共に、スローアウェイチップが切削工具本体に強固に
固定されて、切削時におけるスローアウェイチップのが
たつきが抑制されるようにし、被切削物に対して精度の
よい切削が行えるようにすると共に、スローアウェイチ
ップが破損するのを防止することを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
けるスローアウェイチップにおいては、上記のような課
題を解決するため、2以上のネジによって切削工具本体
に取り付けられるスローアウェイチップにおいて、ネジ
が挿通される貫通孔と切り込みとを設けるようにしたの
である。
【0010】ここで、この請求項1のスローアウェイチ
ップを切削工具本体に取り付けるにあたっては、このス
ローアウェイチップに設けた上記の貫通孔及び切り込み
にそれぞれネジを挿通させ、各ネジを締め付けて、スロ
ーアウェイチップを切削工具本体に取り付ける。
【0011】このようにしてスローアウェイチップを切
削工具本体に取り付けた場合、貫通孔に挿通させたネジ
を取り外す一方、切り込みに挿通させたネジを緩めるだ
けで、スローアウェイチップが簡単に切削工具本体から
取り外せるようになり、切削工具本体に取り付けられた
スローアウェイチップの交換が簡単に行えるようにな
る。
【0012】また、請求項2における切削工具において
は、上記のような課題を解決するため、切削工具本体の
先端部にスローアウェイチップを挟み込む挟持部を設
け、この挟持部にスローアウェイチップを挟み込んだ状
態で、2以上のネジによりスローアウェイチップを挟持
部に固定させる切削工具において、上記のスローアウェ
イチップにネジが挿通される貫通孔と切り込みとを設け
る一方、上記の挟持部にスローアウェイチップの貫通孔
及び切り込みに対応してそれぞれネジを案内する案内孔
とネジをねじ込むネジ孔を設けるようにしたのである。
【0013】ここで、この請求項2における切削工具に
おいて、スローアウェイチップを切削工具本体の挟持部
に固定させるにあたっては、スローアウェイチップを切
削工具本体の挟持部に挟み込み、挟持部に設けられた各
案内孔からそれぞれネジをスローアウェイチップに設け
られた貫通孔や切り込みを通して他方の挟持部に設けら
れた各ネジ孔にねじ込み、各ネジを締め付けるようにす
る。
【0014】このようにしてスローアウェイチップを切
削工具本体の挟持部に固定させた場合、スローアウェイ
チップの貫通孔に挿通させたネジを取り外す一方、切り
込みに挿通させたネジを緩めるだけで、スローアウェイ
チップが簡単に切削工具本体から取り外せるようにな
り、切削工具本体に取り付けられたスローアウェイチッ
プの交換が簡単に行えるようになる。
【0015】また、請求項3における切削工具において
は、請求項2に記載した切削工具において、上記の切削
工具本体の挟持部の後部側にスローアウェイチップを当
接させる当て止め部を設け、この当て止め部にスローア
ウェイチップを当接させた状態では、スローアウェイチ
ップに設けられた貫通孔の中心が、この貫通孔と対応す
るようにして挟持部に設けられた上記の案内孔及びネジ
孔の中心よりも切削工具本体の先端側に偏心するように
したのである。
【0016】そして、この請求項3における切削工具に
おいて、上記の切削工具本体の挟持部にスローアウェイ
チップを固定させるにあたっては、スローアウェイチッ
プを切削工具本体の挟持部に挟み込んで、切削工具本体
の当て止め部にスローアウェイチップを当接させ、この
状態で、挟持部に設けた各案内孔からそれぞれネジをス
ローアウェイチップの貫通孔や切り込みを通して他方の
挟持部に設けた各ネジ孔にねじ込み、各ネジを締め付け
るようにする。
【0017】ここで、上記のようにネジを挟持部に設け
た案内孔からスローアウェイチップの貫通孔を通して他
方の挟持部に設けたネジ孔にねじ込んで、このネジを締
め付けると、スローアウェイチップに設けられた貫通孔
の中心が、挟持部に設けられた案内孔やネジ孔の中心よ
りも切削工具本体の先端側に偏心しているため、このネ
ジによりスローアウェイチップが切削工具本体の後方側
に押されて、スローアウェイチップが切削工具本体の当
て止め部に強く押し付けられ、スローアウェイチップが
切削工具本体の挟持部にがたつかないようにして強固に
固定されるようになる。
【0018】また、請求項4における切削工具において
は、請求項2又は3に記載した切削工具において、挟持
部の後部側にスローアウェイチップを当接させる当て止
め部を設けるにあたり、この当て止め部を後方に向かっ
てテーパー状に収縮した形状に形成すると共に、この当
て止め部に当接されるスローアウェイチップの後部に、
この当て止め部に対応したテーパー状になった当接部を
設けるようにしたのである。
【0019】そして、請求項2における切削工具におい
て、スローアウェイチップを切削工具本体の挟持部に挟
み込み、スローアウェイチップのテーパー状になった両
側の当接部を、挟持部の後部側においてテーパー状に収
縮した両側の当て止め部に当接させ、この状態で、前記
のように各ネジを挟持部に設けた各案内孔からスローア
ウェイチップの貫通孔や切り込みを通して他方の挟持部
に設けた各ネジ孔にねじ込んで締め付けると、スローア
ウェイチップの両側の当接部が切削工具本体の両側の当
て止め部に挟み込まれるようにして保持され、スローア
ウェイチップが切削工具本体の挟持部にがたつかないよ
うにして固定されるようになる。
【0020】また、請求項3における切削工具におい
て、スローアウェイチップを切削工具本体の挟持部に挟
み込み、スローアウェイチップのテーパー状になった両
側の当接部を、挟持部の後部側においてテーパー状に収
縮した両側の当て止め部に当接させ、この状態で、前記
のようにネジを挟持部に設けた案内孔からスローアウェ
イチップの貫通孔を通して他方の挟持部に設けたネジ孔
にねじ込んで、このネジを締め付けると、このネジによ
りスローアウェイチップが切削工具本体の後方側に押さ
れ、そのテーパー状になった両側の当接部がテーパー状
に収縮した両側の当て止め部に挟み込まれた状態で強く
押し付けられ、スローアウェイチップが切削工具本体の
挟持部にがたつかないようにして強固に固定されるよう
になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
スローアウェイチップ及び切削工具を添付図面に基づい
て具体的に説明する。
【0022】この実施形態においては、図4に示すよう
に、スローアウェイチップ20の先端部に円弧状になっ
た切刃23を形成すると共に、このスローアウェイチッ
プ20の後部側にテーパー状に収縮した当接部24を設
け、またこのスローアウェイチップ20の平面部にネジ
30aを挿通させる貫通孔21と、ネジ30bを挿通さ
せる切り込み22とを設けている。
【0023】一方、上記のスローアウェイチップ20を
取り付ける切削工具本体10においては、図5に示すよ
うに、その先端部にスローアウェイチップ20を挟み込
む挟持部11a,11bを設け、一方の挟持部11aに
は、上記のスローアウェイチップ20における貫通孔2
1と対応するようにしてネジ30aを案内する皿穴にな
った案内孔13aを設けると共に上記の切り込み22と
対応するようにしてネジ30bをねじ込むネジ孔14b
を設け、また他方の挟持部11bには、上記の案内孔1
3a対応するようにしてネジ30aをねじ込むネジ孔1
4bを設けると共に上記のネジ30bをねじ込むネジ孔
14bに対応してネジ30bを切り込み22に案内する
案内孔13bを設けている。
【0024】また、この切削工具本体10においては、
上記の挟持部11a,11bの後部側に、後方に向かい
テーパー状に収縮してV字状になった当て止め部12を
設け、この当て止め部12に上記のスローアウェイチッ
プ20においてテーパー状に収縮した当接部24を当接
させるようにしている。
【0025】ここで、上記のようにスローアウェイチッ
プ20にネジ30aを挿通させる貫通孔21を設ける一
方、切削工具本体10における挟持部11a,11bに
スローアウェイチップ20の貫通孔21に対応した案内
孔13aとネジ孔14aとを設けるにあたり、この実施
形態においては、図6に示すように、スローアウェイチ
ップ20を切削工具本体10の挟持部11a,11bに
挟み込んで、切削工具本体10の当て止め部12にスロ
ーアウェイチップ20の当接部24を当接させた状態で
は、スローアウェイチップ20に設けられた貫通孔21
の中心が、この貫通孔21に対応するようにして挟持部
11a,11bに設けられた案内孔13aやネジ孔14
aの中心よりも切削工具本体10の先端側に偏心するよ
うにしている。
【0026】そして、この実施形態において、上記の切
削工具本体10の挟持部11a,11bにスローアウェ
イチップ20を固定させるにあたっては、スローアウェ
イチップ20を切削工具本体10の挟持部11a,11
bに挟み込み込むと共に、この切削工具本体10の当て
止め部12にスローアウェイチップ20の当接部24を
当接させる。
【0027】次いで、切削工具本体10の一方の挟持部
11aに設けた案内孔13aからネジ30aをスローア
ウェイチップ20の貫通孔21を通して他方の挟持部1
1bに設けたネジ孔14aにねじ込むと共に、他方の挟
持部11bに設けた案内孔13bからネジ30bをスロ
ーアウェイチップ20の切り込み22を通して一方の挟
持部11aに設けたネジ孔14bにねじ込むようにす
る。
【0028】ここで、一方の挟持部11aに設けた案内
孔13aからスローアウェイチップ20の貫通孔21を
通して他方の挟持部11bに設けたネジ孔14aにネジ
30aをねじ込むと、上記のようにスローアウェイチッ
プ20に設けられた貫通孔21の中心が挟持部11a,
11bに設けられた案内孔13aやネジ孔14aの中心
よりも切削工具本体10の先端側に偏心しているため、
このネジ30aによりスローアウェイチップ20が切削
工具本体10の後方側に押されるようになる。
【0029】そして、このネジ30aをさらに締め付け
ると、スローアウェイチップ20のテーパー状になった
両側の当接部24が切削工具本体10のテーパー状に収
縮した両側の当て止め部12に強く押し付けられて、ス
ローアウェイチップ20の両側の当接部24が切削工具
本体10の両側の当て止め部12に強く挟み込まれるよ
うになり、スローアウェイチップ20が切削工具本体1
0の挟持部11a,11bにがたつかないようにして強
固に固定されるようになる。
【0030】また、このように挟持部11aに設けた案
内孔13aからスローアウェイチップ20の貫通孔21
を通して他方の挟持部11bに設けたネジ孔14aにね
じ込んだネジ30aを締め付けた後、他方の挟持部11
bに設けた案内孔13bからスローアウェイチップ20
の切り込み22を通して一方の挟持部11aに設けたネ
ジ孔14bにねじ込んだネジ30bを締め付け、スロー
アウェイチップ10を切削工具本体10の挟持部11
a,11bに強く挟み込むようにして、図7及び図8に
示すように、スローアウェイチップ20を切削工具本体
10の挟持部11a,11bに取り付けるようにする。
【0031】このようにしてスローアウェイチップ20
を切削工具本体10の挟持部11a,11bに取り付け
ると、スローアウェイチップ20が挟持部11a,11
bにがたつかないようにして強固に固定され、この切削
工具を回転させてスローアウェイチップ20の切刃23
により被切削物を切削した場合、スローアウェイチップ
10ががたつくのが抑制され、精度のよい切削が行える
ようになると共に、スローアウェイチップ10が破損す
るということも少なくなる。
【0032】また、この実施形態においては、一方の挟
持部11aに設けた案内孔13aからネジ30aをスロ
ーアウェイチップ20の貫通孔21を通して他方の挟持
部11bに設けたネジ孔14aにねじ込む一方、他方の
挟持部11bに設けた案内孔13bからネジ30bをス
ローアウェイチップ20の切り込み22を通して一方の
挟持部11aに設けたネジ孔14bにねじ込むようにし
ているため、貫通孔21に挿通させたネジ30aを取り
外す一方、切り込み22に挿通させたネジ30bを緩め
るだけで、スローアウェイチップ20を切削工具本体1
0の挟持部11a,11bから取り外すことができ、切
削工具本体10に取り付けられたスローアウェイチップ
20の交換が簡単に行えるようになる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の請求項
1におけるスローアウェイチップにおいては、ネジを挿
通させる貫通孔と切り込みとを設け、この貫通孔と切り
込みとにそれぞれネジを挿通させて、スローアウェイチ
ップを切削工具本体に取り付けるようにしているため、
貫通孔に挿通させたネジを取り外す一方、切り込みに挿
通させたネジを緩めるだけで、スローアウェイチップが
簡単に切削工具本体から取り外せるようになり、切削工
具本体に取り付けられたスローアウェイチップの交換が
簡単に行えるようになった。
【0034】また、この発明の請求項2における切削工
具においては、切削工具本体の挟持部に設けられた案内
孔からネジをスローアウェイチップの貫通孔を通してネ
ジ孔にねじ込むと共に、挟持部に設けられた案内孔から
ネジをスローアウェイチップの切り込みを通してネジ孔
にねじ込んで、スローアウェイチップを切削工具本体の
挟持部に固定させるようにしたため、スローアウェイチ
ップの貫通孔に挿通させたネジを取り外す一方、切り込
みに挿通させたネジを緩めるだけで、スローアウェイチ
ップが切削工具本体から取り外せるようになり、切削工
具本体に取り付けられたスローアウェイチップの交換が
簡単に行えるようになった。
【0035】また、この発明の請求項3における切削工
具のように、切削工具本体の挟持部の後部側にスローア
ウェイチップを当接させる当て止め部を設け、この当て
止め部にスローアウェイチップを当接させた状態で、ス
ローアウェイチップにおける貫通孔の中心を、この貫通
孔に対応して挟持部に設けられた案内孔及びネジ孔の中
心よりも切削工具本体の先端側に偏心させると、ネジを
案内孔からスローアウェイチップの貫通孔を通してネジ
孔にねじ込んで締め付けた場合に、スローアウェイチッ
プが切削工具本体の後方側に押されて挟持部の当て止め
部に強く押し付けられ、スローアウェイチップが切削工
具本体の挟持部にがたつかないようにして強固に固定さ
れるようになった。
【0036】この結果、切削時におけるスローアウェイ
チップのがたつきが抑制され、被切削物に対して精度の
よい切削が行えるようにすると共に、スローアウェイチ
ップが破損するということも少なくなった。
【0037】さらに、この発明の請求項4における切削
工具のように、切削工具本体の当て止め部を後方に向か
ってテーパー状に収縮した形状に形成すると共に、スロ
ーアウェイチップの後部側にこの当て止め部に対応して
テーパー状になった当接部を設け、この当接部を切削工
具本体の当て止め部に当接させるようにすると、スロー
アウェイチップの両側の当接部が切削工具本体の両側の
当て止め部に挟み込まれるようにして保持され、スロー
アウェイチップが切削工具本体の挟持部にがたつかない
ようにして固定されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の切削工具において、切削工具本体の挟持
部にスローアウェイチップを取り付けた状態を示した概
略平面図である。
【図2】従来の切削工具において用いたスローアウェイ
チップの概略平面図である。
【図3】従来の切削工具において、切削工具本体の挟持
部にスローアウェイチップをネジによって取り付けた状
態を示した概略断面図である。
【図4】この発明の実施形態において使用したスローア
ウェイチップの概略平面図である。
【図5】同実施形態において使用した切削工具本体の概
略断面図である。
【図6】同実施形態において、切削工具本体の挟持部に
スローアウェイチップを挟み込んで、スローアウェイチ
ップを切削工具本体の当て止め部に当接させた状態を示
した概略断面図である。
【図7】同実施形態において、切削工具本体の挟持部に
スローアウェイチップをネジによって取り付けた状態を
示した概略断面図である。
【図8】同実施形態において、切削工具本体の挟持部に
スローアウェイチップをネジによって取り付けた状態を
示した概略平面図である。
【符号の説明】
10 切削工具本体 11a,11b 挟持部 12 当て止め部 13a,13b 案内孔 14a,14b ネジ孔 20 スローアウェイチップ 21 貫通孔 22 切り込み 24 当接部 30a,30b ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上のネジによって切削工具本体に取
    り付けられるスローアウェイチップにおいて、ネジが挿
    通される貫通孔と切り込みとを設けたことを特徴とする
    スローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】 切削工具本体の先端部にスローアウェイ
    チップを挟み込む挟持部を設け、この挟持部にスローア
    ウェイチップを挟み込んだ状態で、2以上のネジにより
    スローアウェイチップを挟持部に固定させる切削工具に
    おいて、上記のスローアウェイチップにネジが挿通され
    る貫通孔と切り込みとを設ける一方、上記の挟持部にス
    ローアウェイチップの貫通孔及び切り込みに対応してそ
    れぞれネジを案内する案内孔とネジをねじ込むネジ孔を
    設けたことを特徴とする切削工具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した切削工具において、
    上記の切削工具本体の挟持部の後部側にスローアウェイ
    チップを当接させる当て止め部を設け、この当て止め部
    にスローアウェイチップを当接させた状態では、スロー
    アウェイチップに設けられた貫通孔の中心が、この貫通
    孔に対応して挟持部に設けられた上記の案内孔及びネジ
    孔の中心よりも切削工具本体の先端側に偏心するように
    したことを特徴とする切削工具。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載した切削工具にお
    いて、上記の挟持部の後部側にスローアウェイチップを
    当接させる当て止め部を設けるにあたり、この当て止め
    部を後方に向かってテーパー状に収縮した形状に形成す
    ると共に、この当て止め部に当接されるスローアウェイ
    チップの後部にこの当て止め部に対応したテーパー状に
    なった当接部を設けたことを特徴とする切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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