JP2000005863A - 成形機の型締装置 - Google Patents
成形機の型締装置Info
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Abstract
な、タイバの一端部を型締シリンダのピストン部とした
成形機の型締装置において、従来より小型、軽量化され
た成形機の型締装置を提供する。 【解決手段】 ピストン部のピストンヘッド側に、複数
個のラムシリンダを設け、該ラムシリンダに対向するよ
うに配した複数個のラムを型締シリンダ内に設けて、該
ラムと該ラムシリンダを摺動自在に嵌合させることによ
って、タイバの回転を防止し、連結板が不要となり、タ
イバ長さを短くできるので、装置の小型、軽量化を図る
ことができる。また、複数個のラムシリンダを、円周均
等に配設することにより、複数個のラムやラムシリンダ
にかかる力を均一化して型締動作を安定化させる。さら
に、該ラムに軸方向を貫通する小径の孔を穿設するとい
う非常に簡易な方法で前記ラムシリンダ内の加圧流体を
供給、または、排出することができる。
Description
カストマシンあるいはプレス機などの成形機の型締装置
に関するものである。
の成形機の型締装置の縦断面図である図5を用いて従来
技術を説明する。図5における型締装置は、マシンベー
ス1、移動シリンダ2、型締シリンダ3、タイバ7、固
定盤10、ねじ噛合調整装置11、可動盤20、半割ナ
ット22、タイバ係止装置26、固定金型30a、可動
金型30b、連結板50などから構成される。
盤10が固着されており、固定盤10には、固定金型3
0aが取り付けられている。また、マシンベース1上に
は、可動盤20が、マシンベース1上を摺動し、固定盤
10に対して進退できるように取り付けられており、可
動盤20には固定金型30aに対向するようにして可動
金型30bが取り付けられている。また、可動盤20
は、固定盤10に固着された移動シリンダ2のピストン
ロッドの先端が取り付けられおり、移動シリンダ2を作
動させてピストンロッドを進退させることによって、可
動盤20がマシンベース1上を固定盤10に対して進退
し、可動盤20を固定盤10に対して進退させることに
よって、可動盤20と固定盤10に取り付けられた金型
の開閉を行うことができる。
イバ7は、可動盤20と連結板50を貫通するように配
設され、その一端は固定盤10に設けられた型締シリン
ダ3内部のピストン5に固着され、他端は連結板50を
略直角方向に貫通した後、ナットまたはエンドプレート
51にて、連結板50に固着されており、タイバ7と連
結板50とはキー等の手段を用いて円周方向に回転でき
ないように係止されている。
係合して挿入され型締シリンダ3内を前後に摺動自在な
ピストン5を有しており、ピストン5のロッド側にはタ
イバ7が固着され、ヘッド側にはラム53をピストン5
の略中心上に固着して凸上に設けた。さらに、ラム53
に対向してラム53と摺動自在に係合するラムシリンダ
52を型締シリンダ3内に設ける。なお、ラム53の外
周、ピストン5の外周等の摺動部に油漏れ防止用のパッ
キンを配設してピストンロッド側の油室5aやラム室5
cからピストンヘッド側の油室5bに油が漏れ出さない
ような構造になっている。
置11(噛合調整装置11と称することもある。)によ
って、タイバ7の軸方向に前後でき、また、タイバ係止
装置26によって、半割ナット22を開閉させることが
できるよう構成されており、後述するタイバ7のねじ部
または溝部8と噛合って係合するねじ部または溝部が形
成されている。また、タイバ7の略中部位には、型閉動
作時に可動金型30bと固定金型30aが接触したとき
に半割ナット22と噛合して可動盤20をタイバ7に係
止するためのねじ部または溝部8が形成されている。
動作について説明する。移動シリンダ2のピストンロッ
ド側の油室4aへ圧油を供給して、可動金型30bと固
定金型30aの両金型が軽く接触するまで可動盤20を
移動させる。次に、ねじ噛合調整装置11を作動させて
半割ナット22をタイバ7の軸方向に前後させて、半割
ナット22を、半割ナット22とタイバ7とのねじ部ま
たは溝部が噛合できる位置に調整する。半割ナット22
が前記位置に調整された後、タイバ係止装置26を作動
させて、半割ナット22を閉めることにより半割ナット
22とタイバ7とのねじ部または溝部を噛合させる。タ
イバ7上のねじ部または溝部が完全に噛合した後に型締
シリンダのピストンロッド側の油室5aに圧油を供給し
て大きな型締力を発生させる。
ンロッド側の油室5aの圧油を抜くとともに、ラム室5
cに圧油を供給して、型締シリンダ3による型締力を除
く。型締シリンダ3の型締力がなくなった時点で、タイ
バ係止装置26を半割ナット22が開くように作動させ
て、半割ナット22とタイバ7の係止を解いた後、移動
シリンダ2のヘッド側の油室4bに圧油を供給して可動
盤20を移動させて、金型を開く。
たような従来の型締装置では、型締装置が動作している
際に、型締装置の振動や、可動盤がタイバをガイドに摺
動するときの抵抗等によって、タイバ7を円周方向に回
転させようとする回転力が生じるが、タイバ7の一端が
固着されているピストン5には廻り止めがなく回転自在
であり、また、ピストン5に固着されているラム53
も、ピストンヘッド側の略中心上に固着して設けられて
いるためタイバ7の回転を防止することはできない。と
ころが、ピストン5のパッキンや、ラム53に係合され
ているラムシリンダ52のパッキンは、軸方向に前後す
る摺動に対しての耐久性は大きいが、円周方向に回転す
る摺動に対しての耐久性は小さく、型閉、型開き等の際
にタイバ7が回転してタイバに固定されたピストン5や
ラム53が回転すると前記パッキンの寿命が短くなって
しまうためタイバ7と連結板50とを係止してタイバ7
を廻り止めする必要があった。
は溝部8)としてねじ部が形成してある場合、型締時に
タイバ7を円周方向に回転させようとする強い回転力が
生じるが、該回転力によりタイバ7が少しでも回転する
と、タイバ7と半割ナット22の係止位置がずれて、ね
じ噛合調整装置11を作動させても半割ナット22とタ
イバ7のねじ部がうまく噛合わず係止できなくなってし
まう問題が生じるため、タイバ7の廻り止めは重要であ
る。従って、従来の型締装置では、タイバ7の廻り止め
として連結板50が必要であり、また、タイバ7と連結
板50を係止するためには、固定盤30から連結板50
に届くまでのタイバ7長さが必要なため、タイバ7は必
然的に長くなり、以上のようなことが、型締装置の小
型、軽量化を阻害する要因となっていた。
め、本発明においての第1の発明では、複数個の型締シ
リンダを有する固定金型保持用の固定盤をマシンベース
の一端部上に固着し、可動金型保持用の可動盤を固定盤
と対向した状態でマシンベース上を前後に摺動できるよ
うマシンベース上に載上し、可動盤を固定盤に向けて前
後進させる装置を固定盤と可動盤の間に設け、可動盤に
貫入されるように配された複数個のタイバの一端部を該
型締シリンダ内に摺動自在に設けたピストン部と一体と
し、該タイバにねじ部または溝部を設け、該ねじ部また
は溝部に自在に噛合してタイバと可動盤とを係止できる
半割ナットを可動盤に取り付けた成形機の型締装置にお
いて、前記ピストン部のピストンヘッド側に複数個のラ
ムシリンダを設け、該複数個のラムシリンダに対向する
ように配されて該ラムシリンダと摺動自在に係合する複
数個のラムを前記型締シリンダ内に設ける構成とした。
では、前記複数個のラムシリンダを、ピストン部のピス
トンヘッド側に円周均等に配設することを構成とした。
を主体とする第3の発明では、前記複数個のラムに軸方
向を貫通する小径の孔を穿設し、該小径の孔を介して、
前記ラムシリンダ内の加圧流体を供給、排出することを
構成とした。
シリンダのピストン部のピストンヘッド側に設けられた
複数個のラムシリンダを、型締シリンダ内に設けたラム
に係合させることによって、タイバが円周方向に回転す
るのを防止できるため、タイバと連結板とを係止して廻
り止めする必要がなくなり、連結板が不要で、かつ、タ
イバの長さを短くでき、装置の小型、軽量化が図れる。
また、複数個のラムシリンダを、円周均等に配設するこ
とにより、複数個のラムやラムシリンダにかかる力を均
一化して、ラムやラムシリンダに生じる偏摩耗等の問題
を解消する。さらに、前記複数個のラムに軸方向を貫通
する小径の孔を穿設するという非常に簡易な構成手段で
前記ラムシリンダ内の加圧流体を供給、または、排出す
ることができる。
図1〜図4に基づいて説明する。図1は本発明の型締装
置に係る実施例の縦断面図である。図2は本発明の型締
装置に係る実施例の型締シリンダの縦断面図である。図
3は図1のA−A線からから見た型締シリンダの横断面
図である。図4は本発明の型締装置に係る実施例の噛合
調整装置の縦断面図である。図1における型締装置は、
マシンベース1、移動シリンダ2、型締シリンダ3、タ
イバ7、固定盤10、噛合調整装置11、可動盤20、
半割ナット22、タイバ係止装置26、固定金型30
a、可動金型30bなどから構成される。
盤10が固着されており、固定盤10には、固定金型3
0aが取り付けられている。また、マシンベース1上に
は、可動盤20が、マシンベース1上を摺動し固定盤1
0に対して進退できるように取り付けられており、可動
盤20には固定金型30aに対向するようにして可動金
型30bが取り付けられている。なお、可動盤20に
は、固定盤10に固設された移動シリンダ2のピストン
ロッドの先端が取り付けられおり、移動シリンダ2を作
動させてピストンロッドを進退させることによって、マ
シンベース1上を固定盤10に対して進退することがで
きるので、可動盤20を固定盤10に対して進退させる
ことによって、可動盤20と固定盤10に取り付けられ
た金型の開閉を行うことができる。
イバ7は、その一端を、固定盤10に設けられた型締シ
リンダ3内のピストン5に固着して一体とされ、他端を
可動盤20に略直角方向に挿入されている。なお、本実
施例においては、可動盤20がマシンベース1を進退す
るときのガイドとしてタイバ7を利用しているため、図
1に示すように、固定盤10と可動盤20との間の距離
が最大となった時に、可動盤20の嵌入孔より抜けるこ
となく、また、貫通しない程度のタイバ7長さとしてい
る。
可動金型30bと固定金型30aが接触したときに後述
する半割ナット22と噛合して可動盤20をタイバ7に
係止するためのねじ部または溝部8が形成されている。
なお、本実施例においてのタイバ7は、可動盤20と固
定盤10の間が最小型厚のときから、最大型厚のときま
で、前記半割ナット22と噛合可能になるようにねじ部
または溝部8が形成されている。
前記型締シリンダ3に摺動自在に係合するピストン5を
設けており、ピストン5のロッド側にはタイバ7が一体
となるようにして固着され、また、ピストン5のヘッド
側には、凹状のラムシリンダ52aを円周均等(本実施
例の場合を図3に示す。)に4個配設して設けた。さら
に、型締シリンダ3内の4個のラムシリンダ52aに対
向する位置に4個のラム53aを凸状に設けて、4個の
ラムシリンダ52aと4個のラムが摺動自在に係合でき
るようにした。また、ピストン5の外周には油漏れ防止
用の環状のパッキンP1を配設し、ラム53aの外周の
摺動部にも環状のパッキンP2を配設することにより、
ピストンロッド側の油室50aやラム室50cから油が
ピストンヘッド側の油室50b等に漏れ出さないような
構造になっている。また、4個のラム53aには、該ラ
ム53aを軸方向を貫通する小径の孔を穿設し、該小径
の孔55aを介して、加圧流体(本実施例においては作
動油)を前記ラムシリンダ52aに供給、排出すること
ができるようにした。
4に基づき説明する。噛合調整装置11は、タイバ係止
装置26、ナットボックス21、調整軸13、スプロケ
ット19、スベリキー18、押え板25、押圧部材17
等からなる。ここで、ナットボックス21は、その中心
を、可動盤20に設けられたタイバ7の嵌入孔の中心位
置に合せて配されて可動盤20に固設されている。ま
た、前記ナットボックス21の内側には、該ナットボッ
クス21と螺合された調整軸13を有しており、該調整
軸13には、スプロケット19が円周方向の回動を伝え
るとともに、軸方向には摺動できるようにして、スベリ
キー18を介して係合されている。また、スプロケット
19は押え板25とナットボックス21により軸方向に
移動できないよう回動自在に挟持されているので、該調
整軸13は、スプロケット19を回動させることにより
該ナットボクッス21内で回動して該ナットボックス2
1の中を進退することができる。
開閉シリンダ14、ピストン15、ピストンロッド1
6、半割ナット22、連結棒101等からなる。ここ
で、半割ナット22は半割ナット22a、22bによっ
て構成され、嵌入されるタイバ7を上下に挟むことがで
きるようナットボックス21の内部に配されている。半
割ナット22には、タイバ7のねじ部または溝部8と噛
合って係合するねじ部または溝部が形成されている。ま
た、半割ナット22aには、半割ナット開閉シリンダ1
4のピストンロッドが固設されており、連結棒101
は、半割ナット22aを貫通し、調整板100を介して
半割ナット開閉シリンダ14と半割ナット22bを連結
して、半割ナット開閉シリンダ14と半割ナット22b
とが常に一定の間隔を保つように保持している。そのた
め、半割ナット開閉シリンダ14を作動させてピストン
ロッド16を進退させると、半割ナット開閉シリンダ1
4に対して半割ナット22aは進退するが、半割ナット
開閉シリンダ14に対して半割ナット22bは常に同じ
間隔を保っているため、半割ナット22aと22bの間
隔が変わり半割ナット22が開閉する。
2は、ナットボックス21内で調整軸13に押圧部材1
7(本実施例においてはスプリング)により押し付けら
れて挟持されているので、ナットボックス21内を調整
軸13が可動盤20側に向かって前進すると、半割ナッ
ト22も可動盤20側に向かって前進し、調整軸13が
可動盤20に対して後進すると、半割ナット22もナッ
トボックス21内を後進することができる。なお、押圧
部材17は調整軸13の進退に合せて伸長、圧縮される
が、常に半割ナット22を調整軸13に押し付けるよう
に作用するようにばねの巻数、線径等が選定されてい
る。
2の初期の位置を調整して、可動盤20と固定盤10と
の間の距離がタイバ7のねじ部または溝部8のピッチで
除して割り切れる場合に、噛合調整装置11を作動させ
なくてもタイバ係止装置26を作動させれば、半割ナッ
ト22とタイバ7のねじ部または溝部8が係合できるよ
うにした。
ないチェーンによって、図示されていないモータの回転
軸に連結され、該モータの回転軸を正逆に回転させるこ
とによりスプロケット部19を回動させることができ
る。
例の型締装置の動作について説明する。まず、移動シリ
ンダ2のピストンロッド側の油室4aへ圧油を供給し
て、可動金型30bと固定金型30aの両金型が軽く接
触するまで可動盤20を移動させるとともに、ラム53
aを軸方向を貫通する小径の孔55aを介して、ラム室
50cに圧油を供給してピストン5のロッド側前進限ま
でピストン5を移動させる。
で両金型が軽く接触した時の可動盤20と固定盤10と
の間の距離Hを測定し、これをタイバ7のねじ部または
溝部8のピッチPで除したとき割り切れるなら、噛合調
整装置11を作動させずにそのままタイバ係止装置26
を作動させて、半割ナット22とタイバ7のねじ部また
は溝部8を係合させる。
とき、小数点以下の端数が生じた場合、図示されていな
いモータの回転軸により図示されていないチェーンを駆
動して、スプロケット19を回転させることによって調
整軸13を回転させて、該小数点以下の端数にタイバ7
のねじ部または溝部8のピッチを乗じた数値分だけ、ナ
ットボックス21内の半割ナット22を軸方向に移動さ
せて、半割ナット22の位置が、タイバ7のねじ部また
は溝部が噛合できる位置になるよう調整する。
ない距離測定センサーで両金型が軽く接触した時の可動
盤20と固定盤10との間の距離を測定してHとした
が、、予め金型の厚みを計測しておき、この厚みの長さ
をHとして使用しても良い。
後、タイバ係止装置26のピストンヘッド側の油室15
aに圧油を供給して、ピストンロッドをタイバ7側に前
進させると、半割ナット22aと22bの間隔が狭まり
半割ナット22とタイバ7とのねじ部または溝部8が噛
合される。タイバ7上のねじ部または溝部8が完全に噛
合した後に、油孔56を介して型締シリンダ3のピスト
ンロッド側の油室50aに圧油を供給して大きな型締力
を発生させるとともに、ラムシリンダ52aを軸方向を
貫通する小径の孔55aを介して、ラム室50cより圧
油を排出する。
シリンダ3のピストンロッド側の油室50aの圧油を抜
くとともに、ラム室50cに圧油を供給して、型締シリ
ンダ3による型締力を除く。型締シリンダ3の型締力が
なくなった時点で、タイバ係止装置26のピストンヘッ
ド側の油室15aの圧油を排出するとともに、ピストン
ロッド側の油室15bに圧油を供給することにより、半
割ナット22aと22bの間隔が広がり、半割ナット2
2とタイバ7とのねじ部または溝部8の噛合が外れて、
半割ナット22とタイバ7の係止が解かれる。半割ナッ
ト22とタイバ7の係止が解かれた後、移動シリンダ2
のヘッド側4aに圧油を供給して可動盤20を移動させ
ることにより金型を開く。
に、型締装置の振動や、可動盤がタイバをガイドに摺動
するときの抵抗等によって、タイバ7を円周方向に回転
させようとする回転力が生じるが、本発明の実施例であ
れば、複数個のラム53aとラムシリンダ52aが係合
しているので廻り止めとなりタイバ7は円周方向に回転
しない。
ねじ部で形成してある場合は、型締時にタイバ7を円周
方向に回転させようとする大きな力が発生するが、本発
明の実施例であれば、回転力を円周均等に配設した複数
個のラム53aとラムシリンダ52aで、均等にうける
ことができるので、一組のラム53aとラムシリンダ5
2aが極端に高い回転力を受ける等といったことがなく
なり、ラムシリンダ52a等が偏摩耗してしまうなどの
問題がなくなる。さらに、複数個のラム53aとラムシ
リンダ52aが回転力を均等にうけているので、複数個
のラム53aとラムシリンダ52aの摺動時の抵抗も同
様になり、複数個のラム53aとラムシリンダ52aが
同一の動き方をするため、型締動作全体がスムーズにな
る。
動盤20がマシンベース1を進退するときのガイドとし
ているため、図1に示すようなタイバ長さとしている
が、タイバ7を可動盤20のガイドとして使用しない場
合は、半割ナット22と噛合するねじ部または溝部8が
形成されている部分までのタイバ7の長さがあればよい
ので装置を軽量化する効果が大きく、コストダウンの効
果が高い。
着された型締ピストンのヘッド側にラムシリンダを複数
個配設して設け、型締シリンダ内に設けた複数個のラム
と係合させることにより、型締シリンダとピストンが円
周方向に回転できないように係止されるため、型締装置
の振動や、可動盤がタイバをガイドに摺動するときの抵
抗等によって、タイバを円周方向に回転させようとする
力が生じても、タイバが回転するのを防止することがで
き、連結板とタイバを係止する必要がなく、連結板が不
要となる。連結板は、固定盤に対して可動盤より離れた
位置にあり、型締装置の端部に位置しているため連結板
をなくすと型締装置全体の長さが短くなり装置が小型化
できる。また、連結板とタイバを係止する必要がないた
めタイバの長さも短くて良く、型締装置が軽量化でき、
型締装置の製作コストを下げることができる。特にタイ
バを可動盤のガイドして使用しない場合は、従来装置の
半分程度のタイバ長さで良くコストを下げる効果が大き
い。
ダを、円周均等に配設することにより、タイバに生じた
回転力を、複数個のラムシリンダで均等にうけることが
できるので、一組のラムとラムシリンダが極端に高い回
転力を受ける等といったことがなくなり、極端に高い回
転力を受けるラムとラムシリンダの動きが他のラムとラ
ムシリンダより悪くなるといった問題や、極端に高い回
転力を受けるラムとラムシリンダが偏摩耗してしまうな
どの問題がなくなる。
軸方向を貫通する小径の孔を穿設するという非常に簡易
な構成手段で前記ラムシリンダ内の加圧流体を供給、ま
たは、排出することができる。
る。
の縦断面図である。
図である。
の縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数個の型締シリンダを有する固定金型
保持用の固定盤をマシンベースの一端部上に固着し、可
動金型保持用の可動盤を固定盤と対向した状態でマシン
ベース上を前後に摺動できるようマシンベース上に載上
し、可動盤を固定盤に向けて前後進させる装置を固定盤
と可動盤の間に設け、可動盤に貫入されるように配され
た複数個のタイバの一端部を該型締シリンダ内に摺動自
在に設けたピストン部と一体とし、該タイバにねじ部ま
たは溝部を設け、該ねじ部または溝部に自在に噛合して
タイバと可動盤とを係止できる半割ナットを可動盤に取
り付けた成形機の型締装置において、前記ピストン部の
ピストンヘッド側に複数個のラムシリンダを設け、該複
数個のラムシリンダに対向するように配されて該ラムシ
リンダと摺動自在に係合する複数個のラムを前記型締シ
リンダ内に設けたことを特徴とした成形機の型締装置。 - 【請求項2】 前記複数個のラムシリンダを、ピストン
部のピストンヘッド側に円周均等に配設することを特徴
とした請求項1記載の成形機の型締装置。 - 【請求項3】 前記複数個のラムに軸方向を貫通する小
径の孔を穿設し、該小径の孔を介して、前記ラムシリン
ダ内の加圧流体を供給、排出することを特徴とした請求
項1、または、請求項2記載の成形機の型締装置。
Priority Applications (1)
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JP17649198A JP3644257B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 成形機の型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17649198A JP3644257B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 成形機の型締装置 |
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JP3644257B2 JP3644257B2 (ja) | 2005-04-27 |
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ID=16014607
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17649198A Expired - Fee Related JP3644257B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 成形機の型締装置 |
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