JP2000005367A - ゴルフ場運行管理システムの検索装置及び検索方法 - Google Patents

ゴルフ場運行管理システムの検索装置及び検索方法

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JP2000005367A
JP2000005367A JP10177794A JP17779498A JP2000005367A JP 2000005367 A JP2000005367 A JP 2000005367A JP 10177794 A JP10177794 A JP 10177794A JP 17779498 A JP17779498 A JP 17779498A JP 2000005367 A JP2000005367 A JP 2000005367A
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sensor
repeater
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golf course
cart
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Hiroaki Kawasaki
博明 川崎
Nobuo Akiba
信夫 秋葉
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Futaba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの通信範囲及び中継器の通信領域の検
索を行なう。 【解決手段】 カートに検索装置を搭載してカート路を
巡回することによって検出されるセンサIDに基づい
て、センサ測定結果の表示手段として構成されるLED
を所定の色で点灯させる。また、巡回中に検出される中
継器IDに基づいて中継器測定の表示手段として構成さ
れるLEDの点灯制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場運行管理
システムの検索装置及び検索方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、プレーヤが自ら乗用の乗用カ
ート(以下、単にカートという)を運用して、セルフプ
レーを行なうゴルフ場が知られている。しかし、このよ
うなセルフプレーを行なう場合、プレーヤがスタートテ
ィーを出発すると、プレーを終えてクラブハウスに戻っ
てくるまで、コース内の混雑度、プレーの遅延度を把握
することができない。このため、例えば数ホール毎にコ
ース案内員を配置してプレーの促進を促すゴルフ場もあ
るが、人件費などがかかるという問題がある。
【0003】そこで、例えば本出願人によって出願され
ている、特願平9−31855号や特願平10−285
04号などに示されているように、乗用カートにカート
IDなどのカート識別信号の送受信手段などを備えると
ともに、乗用カートの順路となるカート路(例えばティ
ーグランド、フェアウェー、グリーンなどの付近)にと
されるセンサなどを配置して、このセンサによって検出
されたカート識別信号を管理棟において管理することが
知られている。これは、カート識別信号及びセンサの識
別信号などに基づいて各乗用カートの現在位置や、例え
ば乗用カートがセンサによって検出された時間などの管
理を行ない、所要の表示装置などに表示することで、コ
ース場に出ている乗用カートの運行状況を把握すること
ができるようにするものとされる。なお、乗用カートと
センサの通信結果は、ゴルフコースの所要の位置に配置
されている中継器を介して管理棟に送信される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴルフ場の
管理者としては乗用カートとの通信を行なうことによ
り、管理棟において運行状況を把握することができる。
ところが、コースの設計などの問題からセンサの配置位
置が通信位置として的確ではないような場合、またはセ
ンサの通信領域の設定が所要の通信に適していない場合
には、ある位置において乗用カートが所望するセンサ以
外の誤った識別情報を得てしまうということが生じてし
まう。また、センサが何らかの原因(例えばバッテリー
の低下)によって正常な動作を行なわない場合などにつ
いては、特定の位置での識別情報が正確に得られないと
いう問題が生じる。つまり、このような問題が生じてい
る状態で管理棟に送信される識別情報は、実際の運行状
況とは異なる情報とされる。
【0005】これらのことは中継器に関しても同様であ
り、中継器の配置位置が通信位置として的確でない場合
や、通信領域の設定が所要の通信に適していない場合に
は、管理棟との通信が困難になり、カート識別信号、セ
ンサ識別信号を規定どうり管理棟に通信することができ
ない場合が生じる。
【0006】しかしながら、実際の運行使用状況では、
管理棟において乗用カートから送信される識別情報の正
誤を判別することは容易ではない。したがって、管理棟
では誤った識別情報に基づいた運行管理を行なうことに
なってしまい、これによりゴルフ場全体のプレー状況の
把握に悪影響を及ぼすことになる。また誤った運行管理
情報に基づいてプレーをスタートさせるゴルフプレーヤ
にとっても円滑なプレーの妨げになるという問題があ
る。そこで、センサ、中継器の通信領域を個々に測定す
ることが考えられるが、測定時にカートを運行する運行
員と、測定を行なう測定員が必要になり、測定時間およ
び人件費がかさむことになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、ゴルフコース内に配置され、第一
の識別情報が個々に設定されているとともに、前記第一
の識別情報を所定の領域内で送信することができる中継
器と、前記ゴルフコースにおけるカート路に沿った所要
の位置に配置され、第二の識別情報が個々に設定されて
いるとともに、前記第二の識別情報を所定の範囲で送信
することができるセンサと、前記第一、第二の識別情報
を受信することができる受信手段を備え、前記カート路
を巡回することができる移動車を配備したゴルフ場運行
管理システムにおいて、前記移動車に搭載され、前記受
信手段によって受信した前記第一、第二の識別情報に基
づいて、前記中継器またはセンサの受信状況の判別を行
なう判別手段と、該判別手段による判別結果を記憶する
記憶手段と、前記判別手段による判別結果に基づいて、
前記受信状況に対応した所要の表示を行なうことができ
る表示手段を備え、前記表示手段は、前記判別手段の判
別結果に基づいて、前記第一、第二の識別情報の欠落ま
たは順不同を表示することができるようにゴルフ場運行
管理システムにおける検索装置を構成する。
【0008】また、前記記憶手段に記憶した判別結果を
外部機器に出力することができるようにする。
【0009】さらに、前記表示手段は、前記識別情報の
識別番号を選択的に表示することができるようにする。
【0010】またさらに、前記判別手段による判別結果
に基づいて、前記受信状況に対応した所要の音声出力を
行なう音声出力手段を備える。
【0011】また、ゴルフ運行管理システムの検索方法
として、ゴルフコース内に配置され、第一の識別情報が
個々に設定されているとともに、前記第一の識別情報を
所定の領域内で送信することができる中継器と、前記ゴ
ルフコースにおけるカート路に沿った所要の位置に配置
され、第二の識別情報が個々に設定されているととも
に、前記第二の識別情報を所定の範囲内で送信すること
ができるセンサと、前記第一、第二の識別情報を受信す
ることができる受信手段を備え、前記カート路を巡回す
ることができる移動車を配備したゴルフ場運行管理シス
テムにおいて、検索手段を搭載した前記移動車をゴルフ
コース内のカート路の順路に沿って走行させ、前記受信
手段によって受信した前記第一、第二の識別情報に基づ
いて、前記中継器またはセンサの受信状況の判別を行な
い、判別結果に基づいて前記第一、第二の識別情報の欠
落または順不同を表示することができるようにする。
【0012】また、前記受信状況として、前記第一、第
二の識別情報の識別番号を選択的に表示することができ
るようにする。
【0013】さらに、前記判別結果に基づいて、前記受
信状況に対応した所要の音声出力を行なうようにする。
【0014】本発明によれば、運行管理用の検索装置を
搭載した乗用カートなどの移動車を、カート路の順路に
沿って巡回させることにより、センサや中継器から送信
される識別情報の受信状況を測定することができる。ま
た、前記受信状況を例えば所要の表示形態、音声出力な
どによって報知することができるので、受信状況が良好
ではないセンサ、中継器を容易に識別することができる
ようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。先ず、図3にしたがいゴルフコースのレイアウト
の一例を説明する。図3は当該ゴルフ場に構成される複
数のゴルフコースの内、例えばAコース(1番ホール・
・・1H〜9番ホール・・・9H)を示している。各ホ
ールに沿って設置されているカート路Rは、プレーヤが
セルフプレーを行なうために運行する移動車両とされる
乗用カート(以下、単にカートという)Kが通行するこ
とができるようにされている。カートKには、後述する
センサSと通信を行なう微弱電波の受信手段や、同じく
後述する中継器Lと通信を行なう特定小電力の受信手段
が備えられている。
【0016】カート路Rの例えば路肩などの所要の位置
には、位置識別情報を送信することができる微弱電波の
送信手段とされるセンサS1〜S27が設置されてい
る。センサS(1〜27)の設置位置としては、各ホー
ルのティーグランド、フェアウェー、グリーンなどの近
傍とされる。すなわち、カートKがカート路Rを進行し
てセンサSが設置されているティーグランド、フェアウ
ェー、グリーンの近傍に位置した場合に、カートKでは
当該センサSから送信されている位置識別情報を受信す
ることができる。各センサSが通信可能とされる範囲は
図4に破線で示されているように、当該センサSを中心
としたカート路Rを含んだ範囲とされている。また、図
4では、センサSが正常に通信を行なうことができる例
を挙げているので、カートKをカート路Rの順路に沿っ
て1番ホールから9番ホールまで進行させると、順次セ
ンサS1〜S27までの位置識別情報を受信することが
できる。
【0017】なお、センサSから送信される位置識別情
報とは、例えば各センサSに個々に設定されているセン
サIDや、当該センサSがコース上においてどの位置に
配置されているかなどの情報とされる。
【0018】また、図3に示されているようにゴルフコ
ースの所定の位置には、本例では例えば2個の中継器L
1、L2が配置されている。この中継器L1、L2は、
それぞれカートKが受信したセンサSの位置識別情報
を、例えばカートKから管理棟60に送信する場合に中
継する手段として設置されている。つまり、中継器L
1、L2の通信領域は、それぞれ一点鎖線、二点鎖線で
示されているように、コース上において所定の領域を分
担するようにされているとともに、破線で示されている
管理棟60の通信領域をほぼカバーすることができるよ
うにされている。また、中継器L1、L2が所定の周期
で管理棟60からトリガ信号を受け、このトリガ信号に
応じて、カートKと通信を行なう。したがって、管理棟
60からトリガ信号を受けるとともに、カートKに対し
て通信開始を指示するトリガ信号を送信する。また、こ
のとき、中継器L1、L2の識別情報として中継器ID
を送信する。
【0019】したがって、カート路Rを進行しているカ
ートKは、図3に示す例の場合、一部分を除いてほぼ中
継器L1、または中継器L2のいずれか一方、または両
方の通信領域内に位置することになり、管理棟60との
通信を行なうことが可能とされている。なお、カート路
RにおいてカートKが中継器L1、L2との通信を行な
うことができない領域については後で詳しく説明する。
【0020】本発明は、このようにゴルフコースに設置
されているセンサS(1〜27)、中継器L1、L2の
うちで、カートKとの通信が良好に行なわれないものを
識別して報知することを目的として構成されるものであ
る。このため、以下、図1、図2で説明する検索装置を
カートKに搭載して、例えばゴルフプレーとは関係ない
カート路Rを巡回させることによって、通信状態を検出
することができるようにしている。
【0021】図1は、本実施の形態のゴルフ場運行管理
装置の検索装置(以下、単に検索装置)の外観を説明す
る図である。この図に示されている検索装置1は、例え
ば可搬型の携帯することが可能に構成され、検索を行な
う場合には例えば乗用カートなどの移動車に搭載される
ものである。
【0022】検索装置1において、筐体の上面にユーザ
が操作を行なうことができる操作部及びセンサ、中継器
の測定結果を報知することができる表示部、スピーカな
どが備えられている。センサ測定部2は、図3に示した
センサSの測定を行なうための操作部、報知手段が備え
られる。コース選択部3には、メモリスイッチ4(a〜
f)、コース名指示部5(a〜f)が備えられる、メモ
リスイッチ4とコース名指示部5について、同一の沿え
字(a〜f)が付されているものは、それぞれ対応した
ものとされる。
【0023】コース名指示部5には、例えばコース名が
表記されているステッカなどを貼り付ける、またはコー
ス名を記入するなどして、当該ゴルフ場に構成されてい
る特定のコースを割り当てる。図3に示した例では、
「Aコース」というコースが構成されていることを想定
しているので、例えばコース名指示部5aに「Aコー
ス」が割り当てられるようにする。
【0024】メモリスイッチ4aはコース名指示部5a
に対応して、例えば「Aコース」の測定結果を記憶させ
るためのスイッチとして備えられている。すなわち、本
例では例えば6個のメモリスイッチ4(a〜f)それぞ
れに対応した記憶領域を有したメモリ(後述する)が備
えられている。例えば後述するように、検索装置1を搭
載したカートKが「Aコース」のカート路Rを例えば走
行し終え、測定終了とした状態でメモリスイッチ4aを
操作すると、このメモリスイッチ4aに対応した記憶領
域に「Aコース」の測定結果が記憶される。
【0025】このようにして測定結果が記憶されると、
以降メモリスイッチ4aは測定結果の選択操作子とさ
れ、メモリスイッチ4aを操作することによって、「A
コース」の測定結果を得ることができるようになる。す
なわち、測定結果を例えばコース別に記憶しておくこと
で、例えば測定後に管理棟60に備えられているコンピ
ュータ装置に測定結果を入力して、コンピュータ装置の
モニタ装置においてモニタすることも可能になる。つま
り、実際に管理棟60で検出されるカートKの運行状況
と検索装置1の測定結果を比較することができる。
【0026】なお、メモリスイッチ4(b〜f)、コー
ス名指示部5(b〜f)についてもメモリスイッチ4
a、コース名指示部5aと同様の構成とされている。し
たがって、センサの測定を行なう前にユーザによって各
コースに対するメモリスイッチ4(a〜f)の割り当て
を行なう。
【0027】測定結果表示部6は、例えばセンサSに対
応した複数の発光ダイオード素子(Light Emitting Dio
de・・・以下、頭文字をとってLEDという)が配列さ
れている。これらの発光ダイオード素子は各センサの測
定結果を表示することができる報知手段として備えら
れ、例えば「緑」、「黄」、「赤」の各色の点灯を選択
的に行なうことができるようにされている。したがっ
て、ユーザは点灯色によってセンサの測定結果を識別す
ることができる。なお、LEDの点灯制御は、センサの
測定中にリアルタイムで行なわれるようにすることも可
能であるが、当該ホール全てのセンサについての測定結
果としては測定終了までに得られる情報に基づいたもの
とされる。
【0028】選択キー7a、7bはセンサID表示部8
におけるセンサIDを示す数値を選択する操作キーとし
て備えられている。カートKがカート路Rを走行した場
合の測定結果としては、カートKが受信したセンサID
が順次記憶されることになる。したがって、このセンサ
IDを例えば降順で選択する場合は選択キー7a、また
昇順で選択する場合は操作キー7bを操作することによ
って、センサID表示部8においては測定結果に基づい
た遷移で数値表示が行なわれる。例えばセンサIDとし
て、「1」、「2」、「3」という数値が記憶されてい
る場合は、選択キー7bを操作することに、センサID
表示部8が「1」、「2」、「3」というよう遷移で表
示される。なお、本明細書では、「 」を付して記載さ
れている数値はセンサIDに相当する数値として説明す
る。
【0029】センサID表示部8は、例えば蛍光表示管
などによるセグメント表示を行なうことができるように
されており、選択キー7a、7bによって選択されたセ
ンサIDに対応した数値を表示することができるように
されている。
【0030】測定開始キー9は、検索装置1をカートK
に搭載して、センサの測定を開始する指示を行なう操作
キーである。つまり、検索装置1としては測定開始キー
9の入力を検出することによってセンサ測定モードに移
行し測定処理を開始する。また、測定終了キー10は現
在実行されているセンサの測定を終了させる指示を行な
う操作キーである。なお、メモリースイッチ4(a〜
f)による測定結果の記憶を、測定が終了した時点で行
なうようにする場合に、測定終了キー10が操作された
例えば直後に行なうようにされる。このため、測定終了
キー10が操作された場合に、当該コースに対応したメ
モリスイッチ4(a〜f)の入力操作を行なうようにす
る。覚え書きエリア11は、測定結果表示部6に対応し
て備えられ、測定に関わる事柄を覚え書きとして記入す
ることができるようにされている。
【0031】中継器測定部20は、例えば管理棟を中心
としてゴルフコース内に配置される中継器Lに対応した
LED(No1〜No10)が備えられる。この図に示す例
では、10個の中継器に対応することができる構成とさ
れている。測定開始キー21は、検索装置1をカートK
に搭載して中継器の測定を開始する指示を行なう操作キ
ーである。つまり、検索装置1としては測定開始キー2
1の入力を検出することによって中継器測定モードに移
行し中継器の測定を開始する。また、測定終了キー22
は現在実行されている中継器の測定を終了させる指示を
行なう操作キーである。
【0032】中継器測定部20では測定開始キー21が
入力され中継器測定モードに移行すると、通信を行なう
ことができた中継器に対応したLEDが点灯するように
される。すなわち、中継器の測定が開始され、正常な通
信が行なわれている場合、No1〜No10のうち少なくと
も1以上のLEDが点灯した状態とされることになる。
メモリキー23は中継器の測定結果を記憶させるための
操作キーである。このメモリキー23を操作することに
よって中継器の測定結果が、後述するメモリの所定の領
域に記憶される。つまり、センサの測定結果と同様にし
て、記憶されている中継器の測定結果を管理棟60に備
えられているコンピュータ装置に入力することができる
ようになる。
【0033】選択キー24a、24bは中継器ID表示
部25における中継器IDを示す数値を選択する操作キ
ーとして備えられている。カートKがカート路Rを走行
した場合の中継器の測定結果としては、カートKが受信
した中継器IDが順次記憶されることになる。したがっ
て、この中継器IDを例えば降順で選択する場合は選択
キー24a、また昇順で選択する場合は操作キー24b
を操作することによって、中継器ID表示部25におい
ては測定結果に基づいた遷移で数値表示が行なわれる。
また、通信不可領域が検出された場合に、当該通信不可
領域に対応したセンサID(後述する)を表示すること
も可能である。また、中継器ID表示部25は、センサ
ID表示部8と同様に例えば蛍光表示管などのセグメン
ト表示を行なうことができるようにされており、選択キ
ー24a、24bによって選択された中継器IDに対応
した数値を表示することができるようにされている。
【0034】コネクタ30はカートKに備えられている
例えば受信手段(例えば特定小電力、微弱電波)と接続
することができる端子として備えられ、前記受信手段に
よって受信したセンサID、中継器IDなどのデータは
このコネクタ30を介して供給される。スピーカ31は
発光ダイオードと同様に報知手段として備えられ、セン
サや中継器の測定結果としての所要の音声メッセージを
出力することができるようにされている。データロード
スイッチ32は、メモリスイッチ4(a〜f)、または
メモリキー23によって、検索装置1のメモリに記憶さ
れた測定結果を、コンピュータ装置などの外部の機器に
供給するための操作子とされている。電源キー33は検
索装置1の電源スイッチ、またデータポート34は、デ
ータロードスイッチ32の操作が行なわれた場合に、測
定結果をコンピュータ装置などの外部の機器に供給する
ための端子として、例えばRS−232などとして知ら
れているシリアルのデータポートとして構成される。
【0035】なお、検索装置1は、単体で構成されてい
るので、測定を行なうときにのみカートKに搭載するこ
とが可能であり、例えば測定を行なわないプレー時など
にはカートKから取り外しておくことができる。
【0036】図2は検索装置1の機能的な構成を説明す
るブロック図である。この図で、図1と同一部分は同一
の符号を付している。また、操作部45は、図1に示し
たメモリスイッチ4(a〜f)、選択キー7a、7b、
測定開始キー9、測定終了キー10、及び測定開始キー
21、測定終了キー22、メモリキー23、選択キー2
4a、24b、及びデータロードキー32、電源キー3
3に対応したものとして示している。したがって、操作
部45からは各操作キーに対応した操作入力信号が出力
される。また、表示部47は測定結果表示部6、センサ
ID表示部8、及び中継器ID表示部25に対応したも
のとして示している。
【0037】受信部41はカートKに備えられている特
定小電力の受信手段とされ、例えば中継器Lからのトリ
ガ信号や中継器IDなどを受信することができるように
されている。また、受信部42は、同様にカートKに備
えられている微弱電波の受信手段とされ、例えばセンサ
SからのセンサIDを受信することができるようにされ
ている。そして受信部42、43は検索装置1のコネク
タ30に接続することができるようにされており、受信
部41、42で受信したセンサID、中継器IDは、コ
ネクタ30を介して検索装置1に供給される。
【0038】検索装置1に供給されたセンサID、中継
器ID、トリガ信号など(以下、これらを同時に示す場
合は受信情報という)は制御部44に供給される。制御
部44は供給された受信情報や、または操作部45から
供給される操作入力信号に基づいて表示ドライバ46、
音声信号処理部51に対して所要の制御を行なうように
指示するとともに、前記受信情報をRAM48に格納す
る。表示ドライバ46は、制御部44からの指示に基づ
いて、表示部47として構成される例えば各LEDの点
灯制御や、センサID表示部8、中継器ID表示部25
におけるセグメント表示制御を行なう。
【0039】RAM(Random Access Memory)48はバ
ッファメモリとして構成され、受信情報が順次格納され
る測定中のバッファエリアとして、または過去の測定結
果を読み出す場合のワークエリアなどとして構成されて
いる。また、ROM(Read Only Memory)49は、制御
部44が所要の処理を実行するためのプログラムや所要
の音声データなどが格納されており、必要に応じて適宜
読みだされるようにされている。
【0040】受信メモリ50は、破線で示されているよ
うに中継器IDエリア50a、センサIDエリア50b
とされる記憶エリアが形成されている。これらのエリア
には、測定結果としての受信情報が格納される。すなわ
ち、測定中には受信情報はRAM48に格納されていく
が、測定が終了してメモリスイッチ4、メモリキー23
の操作が検出された場合に、RAM48に格納された受
信情報が受信メモリ50に格納される。
【0041】受信メモリ50に構成される中継器エリア
50aは、中継器の測定を行なった後に、測定終了後に
メモリーキー23が入力されると、RAM48に格納さ
れている測定結果(中継器ID、及び後述する所要のセ
ンサID)が格納される。
【0042】センサIDエリア50bは、メモリスイッ
チ4(a〜f)に対応した複数の記憶エリアが設定され
ており、センサの測定を行なった後に例えばメモリスイ
ッチ4aが入力された場合は、RAM48に格納されて
いる測定結果(センサID)がセンサIDエリア50b
におけるメモリスイッチ4a(Aコース)に対応したエ
リアに格納される。また、測定が終了した後に記憶され
ている測定結果の読みだしを行なう場合は、メモリスイ
ッチ4aを操作することによって、当該エリアからメモ
リスイッチ4a(Aコース)に対応した測定結果が読み
だされ、RAM48に格納される。
【0043】また、外部機器とされるコンピュータ装置
52などに対して測定結果(中継器ID、センサID)
を出力する場合は、データロードスイッチ32の操作に
応じて、受信メモリ50(中継器IDエリア50a、セ
ンサIDエリア50b)に格納された測定結果が読み出
され、データポート34を介してコンピュータ装置52
に供給される。
【0044】音声信号処理部51は測定結果に基づいて
所要の音声出力処理を行なうことができるようにされて
いる。音声信号処理部51に供給される音声データは例
えばROM49に格納されており、制御部44が測定結
果に基づいて所要の音声データを選択して音声信号処理
部51に供給する。音声信号処理部51では供給された
音声データに基づいて音声信号を生成して、スピーカ3
1に供給する。これにより、スピーカ31からは測定結
果を音声として出力することができる。
【0045】以下、まずセンサSの測定を行なう場合の
例について説明する。例えば図4に示した「Aコース」
においてセンサSの測定を行なうと、センサIDが検出
される順序としては、「1」、「2」、「3」・・・、
「27」というようになる。これは、正常な測定結果と
され、図1、図2に示した検索装置1においては、測定
結果表示部6に配置されているLEDすべてが、正常な
結果を示す緑色で発光するような制御が行なわれる。
【0046】しかし、図5に示されているように、例え
ばセンサS16の通信範囲が、カート路Rの2箇所にか
かるようになってしまった場合、その付近をカートKが
通過すると、検出されるセンサIDの順序としては「1
4」、「16」、「15」、「16」、「17」・・・
となる。また、センサS18、およびセンサS19に示
されているように通信範囲が重複している場合、その重
複範囲におけるセンサIDの検出結果としては、カート
KとセンサSが通信を行なうタイミングに応じて「1
8」、「19」、「18」、「19」・・・、というよ
うに2種類のセンサIDを交互に受信することになって
しまう。
【0047】本発明では、このような場合に、センサI
Dが正規の順序で受信していないことを、例えば測定結
果表示部6のLEDの点灯色を制御して、色別に報知す
ることができるようにしている。図6は、受信した後に
例えばRAM48(図2)に格納されたセンサIDの順
序とこれに対応した測定結果表示部6のLEDの点灯色
の一例を説明する摸式図であり、図6(a)はLEDの
点灯色、図6(b)はRAM48に格納されているセン
サIDを示している。なお、図6に示すセンサIDの順
序の例は、図5に対応したものではなく、説明の便宜を
図るための順序として示している。
【0048】図6では一例として、測定中に検出された
センサIDの順序は、図面向かって左側から示されてい
るように、「1」、「2」、「3」、「5」、「4」、
「5」、「6」、「3」、「7」、「8」、「5」、
「9」、「10」の13個とされている。すなわち、セ
ンサIDは図示されている順序でRAM48に格納され
ているものとする。この場合、「1」、「2」、「3」
については正常の検出結果とされ、例えば緑色の点灯を
行なうようにする。しかし、これに続く4番目のセンサ
IDが「5」であり正規の順番ではないため、順序が逆
になっているという判断を下し、左から4番目のLED
に対して例えば黄色の点灯を行なうようにする(異常
1)。
【0049】5番目のセンサIDは「4」とされている
が、これは本来「3」の次に検出されるセンサIDとさ
れているため、緑色の点灯を行なうようにする。そし
て、6番目及び7番目のセンサIDはそれぞれ「5」、
「6」とされている。この場合、「4」、「5」、
「6」という順序は正常な検出結果とされるので、それ
ぞれに緑色の点灯を行なうようにする。
【0050】8番目のセンサIDは再び「3」とされて
いるが、「3」は以前検出されたことがあるものである
ことに加えて順序が正常ではないため、例えば赤色の点
灯を行なうようにする(異常2)。さらに、9番目、1
0番目については正常とされ、続く11番目には、再び
「5」が検出されているが、これは8番目のセンサID
とされている「3」と同様の理由で、赤色の点灯を行な
うようにする。また、9番目、10番目についても正常
とされる。
【0051】このようにして、検出結果に応じてLED
の点灯色を選択的に変更することにより、センサIDの
受信状況を報知することができるようになる。なお、ユ
ーザが受信したセンサIDの詳細な順序を把握したい場
合は、図1に示した選択キー7a、7bを操作すると、
図6(b)に示したセンサIDが昇順、または降順によ
り順次センサID表示部8に表示されるようになる。
【0052】以上説明したようにしてセンサIDの測定
を行なうことができるが、センサIDを検出した後に、
中継器Lを介して管理棟との通信が正常に行なわれる必
要がある。次に、中継器Lの測定を行なう例を説明す
る。図3に示した例では、2個の中継器L1、L2が設
置されているが、これらの中継器L1、L2の通信領域
は、先に述べたように当該コース(Aコース)のほぼ全
域をカバーするようにされている。また、管理棟60の
通信領域も当該コースのほぼ全域をカバーするようにさ
れている。したがって、カートKがカート路Rを走行す
る場合は、必ず中継器L1、または中継器L2のいずれ
か一方、または両方の通信を行なうことができるように
されている。
【0053】しかし、例えば7番ホールのセンサS20
付近のカート路Rでは、斜線で示されているように、中
継器L1、L2双方の通信領域の圏外とされている。こ
のような場合、カートKとセンサS20の通信が正常で
あっても、中継器L1、または中継器L2との通信が異
常であれば、管理棟60に送信される運行状況が誤った
ものとなってしまう。このため、検索装置1では中継器
Lから一定周期で送信され、通信開始を指示するトリガ
信号をカートKで受信することができるか否かを測定す
るようにしている。
【0054】例えば図3に示すカート路RをカートKが
走行する場合は、センサS1〜センサS4は中継器L
1、センサS5〜センサS14は中継器L2、センサS
15は中継器L1及び中継器L2、センサS17〜セン
サS19は中継器L2、センサS21〜センサS23は
中継器L1、センサS24は中継器L1及び中継器L
2、センサS25〜センサS27は中継器L1との通信
を行なうことが可能とされる。
【0055】すなわち、検索装置1では中継器の測定が
開始されると、中継器L1、または中継器L2からのト
リガ信号を受信すると、ほぼ同時に送信される中継器I
Dを記憶する。また、トリガ信号が受信できない場合
は、何らかの理由で現在カートKが居る位置では中継器
L1及び中継器L2との通信が行なえないと判定する。
例えば先述したセンサS20付近では中継器L1及び中
継器L2との通信が不可能とされているが、このような
場合、検索装置1では、通信不可領域を示すデータとし
て、その直前に中継器L2を介して通信を行なうことが
できたセンサS19のセンサIDを測定結果としてRA
M48に記憶する。さらに測定を続けるとカートKはセ
ンサS21と通信を行なうとともに、中継器L1のトリ
ガ信号を受信することができる。すなわち、ここで通信
状態が正常になる。したがって、検索装置1の測定結果
としてはセンサS19とセンサS21の間において通信
不可状態が生じ、それ以外の領域では、中継器L1、中
継器L2による通信が可能であるという判断を下すこと
ができる。
【0056】また、検索装置1では中継器測定モードに
移行すると、中継器測定部20において、現在通信が行
なわれている中継器に対応したLEDが点灯するように
される。例えば中継器L1、中継器L2にそれぞれLE
DNo1、No2が対応している場合は、中継器L1の通信
領域ではLEDNo1が点灯し、中継器L2の通信領域で
はLEDNo2が点灯するようにされる。また、センサS
20付近では、LEDNo1、No2のいずれも点灯しない
ようにされるので、これにより通信不可領域である把握
することができる。さらに、このような通信不可領域で
は、管理棟60との通信が不可能とされるので、検索装
置1では測定結果に基づいて、例えばその場で音声によ
って通信不可を報知することができるようにしても良
い。これによりカートKを運行している測定者が、およ
その位置をその場で確認することができるようになる。
【0057】また、図3に示したように、中継器L1、
中継器L2自体はそれぞれ正常に動作している状態では
なく、何らかの原因により中継器自体に支障が生じるこ
とによって通信不可領域が生じる場合も考えられる。こ
のような場合は、測定を開始してから比較的長時間トリ
ガ信号を受信できないことになる。つまり、予め時間を
設定しておき、この時間を超えてトリガ信号の受信が検
出されなかった場合は、中継器自体の故障などによって
通信不可であるという判断を下すようにしても良い。
【0058】通信を行なうことができた中継器Lの中継
器IDと、通信不可領域に対応した直前のセンサID
は、測定中にRAM48に記憶されるが、測定終了キー
22を操作することによって測定が終了した時にメモリ
キー23を操作することで、RAM48に格納された測
定結果は中継器IDエリア50aに格納される。なお、
図3に示す例では通信不可領域はセンサ20付近1箇所
として示しているが、実際に多数の通信不可領域が検出
された場合は、これに対応したセンサIDが順次RAM
48に格納されていくことになる。
【0059】中継器IDエリア50aに格納された測定
結果は(中継器ID、通信不可領域に対応したセンサI
D)、選択キー24a、24bを選択することによって
読み出され、中継器ID表示部25に表示することがで
きる。すなわち、通信不可領域が検出された場合は、中
継器ID表示部25は通信不可領域付近のセンサIDが
順次表示されるようになるので、通信不可領域について
詳細な情報を得ることができるようになる。
【0060】中継器による通信不可領域が生じると、プ
レーの運行管理に誤りが生じるばかりでなく、その領域
に居るカートKは管理棟60とは孤立した状態となり、
例えばプレー中に事故などが生じた場合でも管理棟60
との連絡をとることができなくなる。しかし、例えばプ
レーが開始される前に、予め検索装置1を用いて通信状
態を測定することで、測定結果に基づいてメンテナンス
を行ない、良好な通信状態を得ることができるようにな
る。
【0061】以下、図8に示されているフローチャート
にしたがい検索装置1において測定を行なう場合の制御
部44の処理の一例を摸式的に説明する。検索装置1に
おいて、中継器測定モードとされていない場合(S00
1)、すなわちここでは中継器測定モードが終了した時
点を示すが、この場合、メモリキー23の操作が検出さ
れたか否かの判別を行なう(S002)。そして、メモリキ
ー23の操作が検出されると、中継器IDエリア50a
に通信不可領域付近で検出されたセンサIDを記憶する
(S003)。
【0062】また、中継器測定モードとされている場合
は(S001)、中継器から所定の周期でトリガ信号がされ
るか否かを検出する(S004)。ここで、トリガ信号が検
出されなかった場合は、直前に受信したセンサIDを測
定結果としてRAM48に記憶する(S005)。なお、直
前に受信したセンサIDとは、実際には後で説明するス
テップにおいてセンサの測定によって検出されるセンサ
IDとなるが、ここでは、便宜上、中継器測定モードと
して先に説明している。測定中のデータをRAM48に
格納した後は、報知処理(S006)として、例えば通信不
可領域であることを音声メッセージによってスピーカ3
1から出力する。そして、ステップS004にもどりトリガ
信号の入力を待つ。
【0063】ステップS004でトリガ信号が検出され、さ
らにセンサ測定モードとされている場合は(S007)、セ
ンサSから送信されるセンサIDが検出されたか否かの
判別を行なう(S008)。そしてセンサIDの受信を検出
した場合、そのセンサIDが前回受信したものと変って
いるか否かの判別を行なう(S009)。なお、ここでの判
別結果が「NO」である場合は、カートKが同一のセン
サSの通信範囲内に居ることを示し、判別結果が「YE
S」である場合はカートKがあるセンサSの通信範囲か
ら外に出て、別のセンサの通信範囲に入ったことを示
す。
【0064】ステップS009において受信したセンサID
が前回受信したものと変ったと判別した場合は、センサ
IDが昇順であるか否かを判別する(S010)。ここで、
センサIDが昇順であると判別した場合は、測定結果表
示部6の所定のLEDを例えば緑色で点灯する制御を行
なう(S011)。これは、図6(b)に示す「正常」に相
当する。また、ステップS010で受信したセンサIDが昇
順ではないと判別した場合は、そのセンサIDが、以前
受信したものと同一か否かを判別する(S012)。ここ
で、当該センサIDが以前受信したものと同一であると
判別した場合は、測定結果表示部6の所定のLEDを例
えば赤色で点灯する制御を行なう(S013)。これは、図
6(b)に示す異常2に相当する。また、ステップS012
において、受信したセンサIDが以前受信したものでは
ないと判別した場合は、測定結果表示部6の所定のLE
Dを例えば緑色で点灯する制御を行なう(S014)。これ
は、図6(b)に示す異常1に相当する。
【0065】そして、センサIDをバッファエリアとさ
れるRAM48に格納する(S015)。これにより、測定
中のデータが順次RAM48に蓄積されていく。さら
に、メモリスイッチ4(a〜f)が入力されたか否かを
判別し(S016)、メモリスイッチ4(a〜f)が入力さ
れたと判別した場合は、センサIDエリア50bにおい
てメモリスイッチ4(a〜f)のいずれかに対応した所
定のエリアにセンサの測定結果を記憶する(S017)。ま
た、メモリスイッチ4(a〜f)が入力されないと判別
した場合は、トリガ信号の入力を待つ(S004)。
【0066】なお、ステップS005、ステップS017におけ
る、測定結果の受信メモリ50に対する記憶は、上記し
た説明では、測定終了キーの入力が検出された場合とし
て説明したが、このフローチャートに示したように、測
定中に随時行なうことも可能である。
【0067】ところで、このようにして、得られた測定
結果を、測定終了後に例えば管理棟60に備えられてい
るコンピュータ装置52に供給してモニタする場合は、
図2に示したように、検索装置1とコンピュータ装置5
2を接続して、データロードキー32を入力する。これ
によってコンピュータ装置52のモニタ装置上には、図
8に示されているような例えばウインドウ形式によって
測定結果を表示することができるようになる。
【0068】図8において、ウインドウ70はコンピュ
ータ装置52による所要の画像処理よって形成され、そ
の中にはセンサの測定結果と中継器の測定結果が示され
ている。センサの測定結果を示す領域では、コース表示
部71にはコース名(Aコース)が示され、測定結果表
示部72には、検索装置1の測定結果表示部6における
LEDに対応した色表示領域72と、センサID表示領
域73、及びコース場の位置情報(数値はホール、沿え
字「T」はティーグランド、「F」はフェアウエー、
「G」はグリーン)領域74が形成される。また、同様
にコース表示部75、色表示領域76、センサID表示
領域77、位置情報領域78が形成される。
【0069】さらに、中継器の測定結果を示す領域で
は、通信不可領域の有無を示す測定結果表示部79が備
えられる。なお、この図に示す例では、通信不可領域が
無いことを想定しているが、通信不可領域が検出された
場合は、図7に示したフローチャートのステップS005に
対応したセンサIDを表示するようにしてもよい。
【0070】このように、検索装置1に記憶された測定
結果を外部機器とされているコンピュータ装置52に対
して供給することができるので、検索装置1の構成とし
ては必要最低限な操作手段のみを備え、LEDなどの表
示手段を備えない構成とすることも可能である。
【0071】また、図8では、検索装置1の測定結果の
みをモニタ装置に表示する例を挙げたが、図9に示され
ているように、管理棟60の備えられているコンピュー
タ装置52を利用する利点を考慮して、検索装置1の測
定結果と、コンピュータ装置52の測定結果を同一のウ
インドウ80に表示することも可能である。この場合、
ウインドウ80には、検索装置1の測定結果を表示する
領域81と管理棟における測定結果を表示する領域82
が形成されるので、双方の測定結果を比較することがで
きる。これにより通信状態が良好ではないセンサや、中
継器Lの通信不可領域について、さらに詳細な情報を得
ることができるようになる。
【0072】なお、本実施の形態では、ゴルフ場におけ
る一つのコース(Aコース)を例に挙げて説明したが、
検索装置1としては、メモリスイッチ4(a〜f)を選
択的に使用することによって、複数のコースに対応する
ことが可能である。これは、中継器の測定を行なう場合
にも同様である。
【0073】また、本発明は、既に設置されているセン
サ、中継器のメンテナンスを行なって良好な通信状態を
得る場合を例に挙げて説明したが、これ以外にも、新規
にセンサ、中継器を設置する場合の設置位置を設定する
場合にも有用なものである。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、例えば
乗用カートなど、ゴルフコースに設置されているセン
サ、中継器などと通信を行なうことができる移動車(カ
ート)に検索装置を搭載してカート路を走行すること
で、前記センサ、中継器から送信されている識別情報の
受信状況を判別することができる。そして、判別結果を
例えば所要の表示形態を選択することができる表示手段
に示すことができるので、ゴルフ場においてセンサ、中
継器と移動車の通信が良好ではない位置を容易に把握す
ることができる。さらに、判別結果としては、前記識別
情報を数値で選択的に表示するようにすることで、さら
に詳細な受信状況を把握することができるようになる。
【0075】また、判別結果に基づいて、前記受信状況
に対応した所要の音声出力を行なうことにより、受信状
況をより解りやすく報知することができるようになる。
【0076】また、測定結果を例えばコンピュータ装置
などの外部機器に供給することもできるので、例えば管
理棟で検出されるカートの運行状況と検索装置の測定結
果を比較したうえで、通信状況を判断することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の検索装置の外観を説明す
る図である。
【図2】本実施の形態の検索装置の機能的な構成を説明
するブロック図である。
【図3】ゴルフコースのレイアウト、及び中継器の通信
領域の一例を説明する摸式図である。
【図4】センサの正常な通信範囲の一例を説明する摸式
図である。
【図5】センサの異常な通信範囲の一例を説明する摸式
図である。
【図6】検索装置によって検出されたセンサIDに対応
したLEDの点灯制御例を説明する図である。
【図7】検索装置による通信の測定処理の一例をフロー
チャートで説明する図である。
【図8】検索装置の測定結果をコンピュータ装置に給し
てウインドウ形式で表示する場合の例を説明する図であ
る。
【図9】検索装置の測定結果とコンピュータ装置の測定
結果を、同一のウインドウで表示する場合の例を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 検索装置 2 センサ測定部 3 コース選択部 4(a〜f) メモリスイッチ 5 コース名指示部 6 測定結果表示部 7a、7b、24a、24b 選択スイッチ 8 センサID表示部 9、21 測定開始キー 10、22 測定終了キー 20 中継器測定部 23 メモリキー 30 コネクタ 31 スピーカ 32 データロードキー 34 データポート 44 制御部 46 表示ドライバ 48 RAM 49 ROM 50 受信メモリ 50a 中継器IDメモリ 50b センサIDメモリ 60 管理棟 70、80 ウインドウ表示 S センサ L 中継器 K カート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフコース内に配置され、第一の識別
    情報が個々に設定されているとともに、前記第一の識別
    情報を所定の領域内で送信することができる中継器と、 前記ゴルフコースにおけるカート路に沿った所要の位置
    に配置され、第二の識別情報が個々に設定されていると
    ともに、前記第二の識別情報を所定の範囲で送信するこ
    とができるセンサと、 前記第一、第二の識別情報を受信することができる受信
    手段を備え、前記カート路を巡回することができる移動
    車を配備したゴルフ場運行管理システムにおいて、 前記移動車に搭載され、 前記受信手段によって受信した前記第一、第二の識別情
    報に基づいて、前記中継器またはセンサの受信状況の判
    別を行なう判別手段と、 該判別手段による判別結果を記憶する記憶手段と、 前記判別手段による判別結果に基づいて、前記受信状況
    に対応した所要の表示を行なうことができる表示手段
    と、 を備え、 前記表示手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて、
    前記第一、第二の識別情報の欠落または順不同を表示す
    ることができるようにされていることを特徴とするゴル
    フ場運行管理システムの検索装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶した判別結果を外部
    機器に出力することができるようにしたことを特徴とす
    るゴルフ場運行管理システムの検索装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記識別情報の識別番
    号を選択的に表示することができるようにされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のゴルフ場運行管理シス
    テムの検索装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段による判別結果に基づい
    て、前記受信状況に対応した所要の音声出力を行なう音
    声出力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ゴルフ場運行管理システムの検索装置。
  5. 【請求項5】 ゴルフコース内に配置され、第一の識別
    情報が個々に設定されているとともに、前記第一の識別
    情報を所定の領域内で送信することができる中継器と、 前記ゴルフコースにおけるカート路に沿った所要の位置
    に配置され、第二の識別情報が個々に設定されていると
    ともに、前記第二の識別情報を所定の範囲内で送信する
    ことができるセンサと、 前記第一、第二の識別情報を受信することができる受信
    手段を備え、前記カート路を巡回することができる移動
    車を配備したゴルフ場運行管理システムにおいて、 検索手段を搭載した前記移動車をゴルフコース内のカー
    ト路の順路に沿って走行させ、前記受信手段によって受
    信した前記第一、第二の識別情報に基づいて、前記中継
    器またはセンサの受信状況の判別を行ない、判別結果に
    基づいて前記第一、第二の識別情報の欠落または順不同
    を表示することができるようにしたことを特徴とするゴ
    ルフ場運行管理システムの検索方法。
  6. 【請求項6】 前記受信状況として、前記第一、第二の
    識別情報の識別番号を選択的に表示することができるよ
    うにされていることを特徴とする請求項5に記載のゴル
    フ場運行管理システムの検索方法。
  7. 【請求項7】 前記判別結果に基づいて、前記受信状況
    に対応した所要の音声出力を行なうようにしたことを特
    徴とする請求項5に記載のゴルフ場運行管理システムの
    検索方法。
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