JP2000005091A - 固形石鹸収納用袋体 - Google Patents

固形石鹸収納用袋体

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JP2000005091A
JP2000005091A JP17272498A JP17272498A JP2000005091A JP 2000005091 A JP2000005091 A JP 2000005091A JP 17272498 A JP17272498 A JP 17272498A JP 17272498 A JP17272498 A JP 17272498A JP 2000005091 A JP2000005091 A JP 2000005091A
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bag
soap
pores
solid
housing
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JP17272498A
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Atsushi Ise
敦司 伊勢
Nobuyo Narumi
伸世 成海
Harumi Komatsutsuka
治美 小松塚
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】石鹸を収納することにより良質の泡を立てるこ
とができ、使用時の感触に優れ、簡便に使用することが
できる固形石鹸収納用袋体を提供する。 【解決手段】略全面に細孔A(4)を有する内袋体
(1)と、略全面に細孔B(9)を有する外袋体(6)
とを重ねて2重袋体に形成されており、固形石鹸(5)
を出し入れするための開口部が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石鹸を収納して身
体の洗浄等のために用いる固形石鹸収納用袋体に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、固形石鹸で身体を洗浄する際には、ナイロンタオ
ル、ブラシ等の洗浄具にて石鹸を泡立て、泡の付いた洗
浄具によって身体を擦って洗浄することが行われてい
る。ところが、このような方法においては、予め、ある
いは泡が少なくなってくるたびにいちいち石鹸を洗浄具
に塗布して泡立てる必要があり、また洗浄が終わった後
には、石鹸ケースやハンガー等に石鹸と洗浄具とを別々
に収納したり吊り下げたりしなければならず、面倒であ
った。また、手洗い場等において、ネット状のミカン袋
に固形石鹸を入れたものを吊り下げて使用することも行
われているが、繰り返し使用によってミカン袋の網目に
石鹸が食い込んでしまい、泡立ちが悪くなり、また感触
も悪いものであった。従って、身体の洗浄に供すること
ができるものではなかった。
【0003】本発明は、上述のような実情に鑑みなされ
たものであって、石鹸を収納することにより良質の泡を
立てて身体の洗浄に供することができ、使用時の感触に
優れ、かつ簡便に使用することができる固形石鹸収納用
袋体の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の固形石鹸収納用袋体は以下のような構成
をとる。すなわち、略全面に細孔Aを有する内袋体と、
略全面に細孔Bを有する外袋体とを重ねて2重袋体に形
成され、少なくとも一箇所に固形石鹸を出し入れするた
めの開口部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0005】そして、この固形石鹸収納用袋体において
は、内袋体における細孔Aの面積を外袋体における細孔
Bの面積よりも大きく設定することが、より一層きめ細
かい泡立ちを実現することができることから好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固形石鹸収納用袋
体の実施形態について図面に基づき説明する。
【0007】図1は、本発明の固形石鹸収納用袋体の第
一の実施形態を示す部分切断斜視図である。同図に示す
ように、この固形石鹸収納用袋体は、固形石鹸(5)を
直接収納する内袋体(1)と、この内袋体(1)を収納
する外袋体(6)とから構成されている。
【0008】内袋体(1)は、周縁部を縫合することに
より有底袋体に形成されており、その上端部には、固形
石鹸(5)を出し入れ可能とする開口部(2)が設けら
れている。そして、この開口部(2)の設けられた上端
部には、端縁を折り返して縫製することにより紐通し部
が形成され、この紐通し部に挿通された紐体(3)を絞
ることにより、巾着式に開口部(2)を閉じることがで
きるようになっている。
【0009】また、外袋体(6)は、上記内袋体(1)
を収納しうるように内袋体(1)よりも若干大きく、内
袋体(1)と同様に周縁部を縫合することにより有底袋
体に形成されている。そして、その上端部には、内袋体
(1)を出し入れ可能とする開口部(7)が設けられて
おり、この開口部(7)には、端縁を折り返して縫製す
ることにより紐通し部が形成されている。しかして、こ
の紐通し部に挿通された紐体(8)を絞ることにより、
巾着式に開口部(7)を閉じることができるようになっ
ている。
【0010】上記内袋体(1)と外袋体(6)とは、ポ
リエステル繊維75デニール/ポリアミド繊維75デニ
ールのシート状編布からなり、それぞれ全面に細孔A
(4)、細孔B(9)を備えてなるものである。すなわ
ち、内袋体(1)は、ポリエステル繊維75デニール/
ポリアミド繊維75デニールのシート状の編布の全面
に、図3(a)に示す一辺約2mmの正六角形の細孔
(4)を穿設してなるものである。また、外袋体(6)
は、ポリエステル繊維75デニール/ポリアミド繊維7
5デニールのシート状の編布の全面に、図3(b)に示
す直径約2mmの略円形の細孔(9)を穿設してなるも
のである。
【0011】しかして、上記の構成をとる内袋体(1)
と外袋体(6)とは、図2に示す如く組み立てることの
できるものである。すなわち、同図において右側に示さ
れている内袋体(1)の開口部(2)から内部に固形石
鹸(5)を収納し、紐体(3)を絞って開口部(2)を
閉じたものを、同図中に矢印で示すように外袋体(6)
内に収納し、紐体(8)を絞って開口部(7)を閉じる
ことにより、2重の袋体に固形石鹸(5)を収納した洗
浄具が得られるのである。そして、この洗浄具で身体を
擦ることにより、内袋体(1)の細孔A(4)および外
袋体(6)の細孔B(9)が機能して固形石鹸(5)が
泡立ち、身体をマッサージするようにしながら洗浄する
ことができるのである。
【0012】図4は、本発明の固形石鹸収納用袋体の第
2の実施形態を示す断面図である。この固形石鹸収納用
袋体は、内袋体(11)と外袋体(12)とを重ね、両
者の周縁部を縫合することにより2重の有底袋体に形成
してなるものである。そして、この2重袋体の上端部に
は、内袋体(11)と外袋体(12)共通の開口部(1
3)が形成され、その端縁を折り返し縫製して形成され
た紐通し部に挿通された紐体(14)を絞ることによ
り、開口部(13)を閉じることができるようになって
いる。内袋体(11)は、上記第1の実施形態における
内袋体(1)と同様に、図3(a)に示す一辺約2mm
の正六角形の細孔A(15)を全面に備えるポリエステ
ル繊維75デニール/ポリアミド繊維75デニールのシ
ート状編布からなり、外袋体(12)は、同じく図3
(b)に示す直径約2mmの略円形の細孔B(16)を
全面に備えるポリエステル繊維75デニール/ポリアミ
ド繊維75デニールのシート状編布からなるものであ
る。
【0013】このような構成をとる固形石鹸収納用袋体
は、開口部(13)から内部に固形石鹸(5)を収納
し、紐体(14)を絞って開口部(13)を閉じること
により、内袋体(11)と外袋体(12)との2重の袋
体内に固形石鹸(5)を収納した洗浄具とすることがで
きるものである。しかして、この洗浄具で身体を擦るこ
とにより、内袋体(11)の細孔A(15)および外袋
体(12)の細孔B(16)で固形石鹸(5)を泡立て
ながら身体を洗浄することができるのである。
【0014】本発明の固形石鹸収納用袋体に用いられる
内袋体と外袋体の材質としては、水切りがよく、黴が発
生しにくい疎水性の材質、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の疎水性合成樹
脂繊維を用いることができる。そして、このような疎水
性合成樹脂繊維に編織加工、溶着加工、接着加工等を施
すことにより略全面に細孔を有する網状シート体として
もよく、あるいは上記疎水性合成樹脂繊維からなるシー
トに打ち抜き加工、裁断加工等を施すことにより略全面
に細孔を有する網状シート体としてもよい。そして、こ
の網状シート体を用い、少なくとも1箇所に固形石鹸を
出し入れするための開口部が形成されるように袋状に適
宜縫製加工することにより、本発明の固形石鹸収納用袋
体に用いられる内袋体と外袋体を得ることができるので
ある。
【0015】本発明の固形石鹸収納用袋体は、内袋体と
外袋体とを重ねた2重構造に形成されているため、固形
石鹸と直接接触している内袋体の細孔Aが使用後の乾燥
により固形石鹸で塞がれたとしても、外袋体の細孔Bに
ついては塞がることがなく、よって固形石鹸を充分に泡
立てて良好な感触で使用することができるのである。こ
のような点から、内袋体と外袋体とは、全面が積層固定
されているのではなく、少なくとも手で揉むことによっ
てそれぞれが自由に動くような態様で重ねておくことが
好ましい。
【0016】内袋体と外袋体とに形成されている細孔A
および細孔Bの面積は、袋体の材質や大きさにもよる
が、0.01〜30mm2 の範囲内とすることが好まし
い。また、内袋体の細孔Aの面積を外袋体の細孔Bの面
積よりも大きく設定することにより、石鹸の泡をきめ細
かくし、皮膚への感触をより一層良好にすることができ
る。なお、細孔Aおよび細孔Bの形状については、円
形、三角形、矩形、多角形等、種々の形状の中から適宜
選定することができる。
【0017】また、上記の実施形態では、開口部に紐通
し部を設けてここに挿通した紐体を絞ることにより巾着
式に開口部を閉じる例を挙げたが、本発明の固形石鹸収
納用袋体においては、紐体の他にも面ファスナー等の開
閉部材を適宜使用することができるし、袋体の形状によ
っては開閉部材を特に設ける必要はない。なお、不使用
時に壁等に吊るすために、袋体本体、開口部に設けた開
閉部材等に吸盤、フック金具等の吊り下げ部品を適宜取
り付けることもできる。
【0018】本発明の固形石鹸収納用袋体に収納する固
形石鹸としては、脂肪酸石鹸、透明石鹸等の通常の固形
石鹸を用いることができる。そして、この固形石鹸収納
用袋体は、袋体単体で販売する以外に、この袋体に収納
して好適な固形石鹸を添えてセット販売に供することも
できるものである。
【0019】
【実施例】図4に示し上述した第2の実施形態に係る固
形石鹸収納用袋体内に天然油脂由来の脂肪酸石鹸からな
る固形石鹸を収納したものを実施例1とした。また、図
4に示す固形石鹸収納用袋体において、内袋体を、直径
約2mmの略円形の細孔が穿設されたポリエステル繊維
75デニール/ポリアミド繊維75デニールからなる編
布とするとともに、外袋体を、一辺約2mmの正六角形
の細孔が穿設されたポリエステル繊維75デニール/ポ
リアミド繊維75デニールからなる編布とし、内部に実
施例1と同様の固形石鹸を収納したものを実施例2とし
た。そして、直径約2mmの略円形の細孔が穿設された
ポリエステル繊維75デニール/ポリアミド繊維75デ
ニールの編布からなる一重の袋体内に上記実施例1と同
様の固形石鹸を収納したものを比較例とした。これら実
施例1、実施例2および比較例について以下の実用試験
を行った結果を表1に示す。
【0020】〔実用試験〕パネラー15名に、実施例
1、実施例2および比較例のものをそれぞれ2週間試用
してもらい、「泡立ちがよい」、「使用時の感触がよ
い」、「再使用時の泡立ちがよい」という各評価項目に
ついて、該当する項目を選択するアンケート形式で回答
をしてもらった。各評価項目を選択したパネラーの人数
を評価結果とした。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示すように、実施例1および実施例
2のものは、泡立ち並びに使用時の感触がよく、また、
一度使用して一旦乾燥した後に再使用したときの泡立ち
も良好なものであった。これに対し、比較例のものは、
泡立ち、使用時の感触ともに実施例のものよりもはるか
に劣り、特に再使用時には袋体の細孔が石鹸で塞がって
所望の泡立ちの得られないものであった。
【0023】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の固形石鹸収納
用袋体は、石鹸を収納することにより良質な泡を立てて
身体の洗浄に供することができるものであり、使用時の
感触に優れ、かつ使い勝手の良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固形石鹸収納用袋体の第1の実施形態
を示す部分切断斜視図である。
【図2】上記第1の実施形態の石鹸収納用袋体の組み立
て手順の説明図である。
【図3】本発明の固形石鹸収納用袋体における細孔の説
明図である。
【図4】本発明の固形石鹸収納用袋体の第2の実施形態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内袋体 4 細孔A 5 固形石鹸 6 外袋体 9 細孔B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略全面に細孔A(4)を有する内袋体
    (1)と、略全面に細孔B(9)を有する外袋体(6)
    とを重ねて2重袋体に形成され、少なくとも一箇所に固
    形石鹸(5)を出し入れするための開口部が設けられて
    いることを特徴とする固形石鹸収納用袋体。
  2. 【請求項2】 内袋体(1)の細孔A(4)の面積が、
    外袋体(6)の細孔B(9)の面積よりも大きく設定さ
    れている請求項1記載の固形石鹸収納用袋体。
JP17272498A 1998-06-19 1998-06-19 固形石鹸収納用袋体 Pending JP2000005091A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063651A1 (ja) * 2007-11-16 2009-05-22 Acp Japan Co., Ltd. 固形石鹸吊り下げ具の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063651A1 (ja) * 2007-11-16 2009-05-22 Acp Japan Co., Ltd. 固形石鹸吊り下げ具の製造方法

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Effective date: 20040805

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