JP2000004766A - 食品の載置位置修正方法及び食品の載置位置修正装置 - Google Patents
食品の載置位置修正方法及び食品の載置位置修正装置Info
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Abstract
ながら食品の載置位置を容易に修正できるようにする。 【解決手段】 処理体としての展板1に想定されたモー
ルド部2の基準位置を目標として載置された食品として
のパン生地Kを基準位置に位置させるように載置位置を
修正するものにおいて、載置された生地Kに対峙する対
峙位置及び対峙位置から生地Kに向けて進出し生地Kを
押圧して基準位置に位置決めする位置修正位置の2位置
間に移動可能な押送体10と、押送体10を対峙位置及
び位置修正位置に移動させる移動機構12と、押送体1
0の対峙位置から位置修正位置への移動過程で押送体1
0を生地Kの周囲を回転させる回転機構30と、押送体
10を支持する支持部材20を進退動させる進退動機構
21とを備えた。
Description
を処理体に載置して処理する際、処理体に載置された食
品の載置位置を修正する食品の載置位置修正方法及び食
品の載置位置修正装置に関する。
生地の場合で説明すると、図9及び図10に示すよう
に、予め丸型に成形した生地Kを、処理体としての展板
1に移載し、この展板1上において発酵,焼成を行なう
ようにしている。展板1は、底部と周縁部を有する矩形
の盆状に形成され、底部には円形に凹設され焼成時に生
地Kの下側の形状を規定する複数のモールド部2を備え
ている。このモールド部2は、想定された中心軸線Pが
等間隔になるように行列(例えば4列5行)をなして設
けられている。そして、生地Kは、モールド部2の中心
位置を目標として、即ち、生地Kの想定された中心軸Q
がモールド部2の上記軸線Pとほぼ合致する位置(以下
「基準位置S」という)を目標として、移載される。こ
の移載の方法としては、例えば、図9(a)に示すよう
に、行毎に移動する展板1にベルトコンベア3で搬送し
た生地Kを落とす方法、もしくは、図9(b)に示すよ
うに停止している展板1に対し、ベルトコンベア3の先
端を後退させながら生地Kを落とし込む所謂スリップピ
ール方式が一般的に知られている。
Kの移載方法では、図10(a)に示すように、当初か
ら生地Kを基準位置Sに位置させるように移載すること
が望ましいが、いずれの方法でも、完全に展板1のモー
ルド部2の基準位置Sに載置することが困難であり、人
間の手により載置位置を修正せざるを得ないのが現状で
ある。生地Kがモールド部2の基準位置Sにない場合
は、発酵及び焼成工程において、図10(b)に示すよ
うに、ふくらみ方向が不安定となり、大きく整ったきれ
いな形状にならない。また、図11に示すように、あん
ぱんの様な製品は、成形生地Kの中心位置にヘソ4を作
る工程があり、成形生地Kがモールド部2の基準位置S
にないと生地Kの中心を押す事ができないことから、焼
成後の製品のヘソ4がパンの中心になく商品価値が落ち
るので、生地Kをモールド部2の基準位置Sに置くこと
は重要となっている。
がある場合は、人間の手により位置を修正せざるを得な
いのが現状であり、この作業は煩雑で、それだけ、作業
時間やコストが嵩み、製造効率が悪くなっているという
問題があった。また、この載置位置の修正の際には、生
地Kは柔らかいので、単に、人間の手により基準位置S
に押圧して修正すると生地Kがへこんでしまい、生地K
の形状を変形させたり損傷させてしまうことになって、
かえって製品に悪影響を及ぼすことから、慎重に取り扱
うことが必要になり、この点でも作業が煩雑で製造効率
が悪いという問題があった。更に、この作業は、製品の
搬送・移載速度が速いときには人手が追いつかなかった
り、載置位置の修正が不正確となりがちであった。本発
明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、食品に変
形等の悪影響を与えることを抑制しながら食品の載置位
置を容易に修正できる食品の載置位置修正方法及び食品
の載置位置修正装置を提供することを目的とする。
るため、本発明の食品の載置位置修正方法は、所定の処
理を行なうための処理体に想定された基準位置を目標と
して該処理体に載置された食品を該基準位置に位置させ
るように該食品の載置位置を修正する食品の載置位置修
正方法において、上記食品を回転させながら押送するこ
とにより上記食品の載置位置を修正するものである。こ
れにより、食品が回転させられるので、食品が処理体か
ら引き剥されながら押送されることになり、その移動が
円滑に行なわれる。そのため、食品が変形したり、損傷
させられたりする等の悪影響が抑制され、食品の載置位
置が容易に修正されていく。
ための処理体に想定された基準位置を目標として該処理
体に載置された食品を該基準位置に位置させるように該
食品の載置位置を修正する食品の載置位置修正方法にお
いて、上記載置された食品に押送体を対峙させ、該押送
体を上記食品の周囲に回転させながら該押送体により上
記食品を押圧して基準位置に位置決めする構成としてい
る。本発明では押圧とは押送と同様の意味で使用してお
り、押しつぶすという意味では使用していない。これに
より、食品は、食品の周囲に回転させられる押送体によ
り押圧されて基準位置に位置決めされていく。この場
合、単に押送するのと異なり、食品に回転方向の力も加
わり、そのため、食品が柔らかく粘着性を有すものであ
るとしても、押送体の回転によって生じる回転力によっ
て、食品が処理体からスムーズに引き剥されながら押圧
されることになるので、その移動が円滑に行なわれる。
その結果、押圧により食品が変形したり、損傷したりす
る等の悪影響が抑制され、食品の載置位置が容易に修正
されていく。特に押送体を複数設けたときには、これに
より、修正前の食品の載置位置が食品ごとに基準位置か
ら前後左右へランダムにずれているため、押圧すべき方
向が一定でない場合であっても、複数の押送体による1
回の回転押送動作だけで基準位置からランダムにずれて
いる該食品の載置位置を修正することができる。
発明の食品の載置位置修正装置は、所定の処理を行なう
ための処理体に想定された基準位置を目標として該処理
体に載置された食品を該基準位置に位置させるように該
食品の載置位置を修正する食品の載置位置修正装置にお
いて、上記載置された食品に対峙する対峙位置及び該対
峙位置から食品に向けて進出し該食品を押圧して基準位
置に位置修正する位置修正位置の2位置に移動可能な押
送体と、該押送体を上記対峙位置及び位置修正位置に移
動させる移動機構と、上記押送体の対峙位置から位置修
正位置への移動過程で該押送体を上記食品の周囲を回転
させる回転機構とを備えた構成としている。この装置に
よっても、食品は、食品の周囲に回転させられる押送体
により押圧されて基準位置に位置決めされていく。この
場合、単に押送するのと異なり、食品に回転方向の力も
加わり、そのため、食品が柔らかく粘着性を有すもので
あるとしても、押送体の回転によって生じる回転力によ
って、食品が処理体からスムーズに引き剥されながら押
圧されることになるので、その移動が円滑に行なわれ
る。その結果、押圧により食品が変形したり、損傷した
りする等の悪影響が抑制され、食品の載置位置が容易に
修正されていく。
において、必要に応じ、上記押送体を複数設けた構成と
している。押圧箇所が多くなるので、より安定して押圧
が行なわれる。また、これにより、修正前の食品の載置
位置が食品ごとに基準位置から前後左右にランダムにず
れているため、押圧すべき方向が一定でない場合であっ
ても、押送体による1回の回転押送動作だけで基準位置
からランダムにずれている該食品の載置位置を修正する
ことができる。そしてまた、必要に応じ、上記押送体を
基準位置の想定された軸心を中心とした略円周上に配置
し、上記押送体の集合体を上記対峙位置において拡径さ
せ上記位置修正位置において縮径させるように上記移動
機構を構成している。これにより、押送体が回転しなが
ら食品を取り囲む範囲を狭めていくので、食品が急に移
動したりすることなく徐々に中心に収束させられ易くな
り、より安定して押圧が行なわれる。
の軸心を中心とした円周上の略円弧面に形成した構成と
している。食品が押送体でその周縁から包囲されるよう
に押圧され、そのため、丸型のパン生地のような平面形
状が円形の食品等において、より一層安定して確実に押
圧が行なわれる。この場合、上記各押送体を、その先端
部が隣接する押送体の基端部の内側に位置してリング状
になるように配置したことが有効である。各押送体の縮
径が容易に行われる。更に、必要に応じ、上記押送体及
び移動機構を支持するとともに該押送体が上記対峙位置
に位置させられる進出位置及び該進出位置から退出した
退出位置の2位置に進退動可能な支持部材と、該支持部
材を進退動させる進退動機構とを備えた構成としてい
る。これにより、進出位置で位置修正が行なわれ、位置
修正後は押送体が退出位置に退出させられる。そのた
め、食品の位置修正後は、押送体を食品から大きく離間
させることができるので、処理体を移動し易くなる等そ
の後の食品の処理作業を円滑に行なわせることができ
る。また、必要に応じ、上記押送体に上記食品に当接す
るクッション部材を設けた構成としている。食品を損傷
する等の悪影響が確実に抑制される。
明の実施の形態に係る食品の載置位置修正方法及び食品
の載置位置修正装置について説明する。実施の形態に係
る食品の載置位置修正方法は、実施の形態に係る食品の
載置位置修正装置において実現されるので、載置位置修
正装置の作用の説明において説明する。尚、上記と同様
のものには同一の符号を付して説明する。図1乃至図8
に示すように、実施の形態に係る食品の載置位置修正装
置Dは、食品として丸型のパン生地Kの処理工程で用い
られるものである。この生地Kの処理においては、上述
もしたように、図9に示すように、予め丸型に成形した
生地Kを、処理体としての展板1に移載し、この展板1
上において搬送、発酵,焼成の処理を行なうようにして
いる。
壁部を有する矩形の盆状に形成され、底部には円形に凹
設され焼成時に生地Kの下側の形状を規定する複数のモ
ールド部2を備えている。このモールド部2は、想定さ
れる軸線Pが等間隔になるように行列(例えば4列5
行)をなして設けられている。そして、生地Kは、モー
ルド部2の中心位置を目標として、即ち、生地Kの想定
された中心軸Qがモールド部2の上記軸線Pとほぼ合致
する位置(以下「基準位置S(図8(c)および図10
(a))」という)を目標として、移載されて載置され
る。この移載の方法としては、上述もしたように、移動
する展板1に生地Kを落とす方法(図9(a))、もし
くは、停止している展板1に対し、ベルトコンベアの先
端を後退させながら生地Kを落とし込む方式(図9
(b))が一般的に知られている。もちろん他の方法も
使用可能である。
図1に示すように、展板1がコンベアで搬送される搬送
行程において、展板1のモールド部2の列に対応して、
機枠9に互いに干渉しない位置に4台設けられている。
そして、モールド部2の行間隔毎(行の軸線P間隔毎)
に、展板1がコンベア8で移動させられて、モールド部
2の上記軸線Pと装置Dの軸がほぼ一致する点で停止さ
せられ、この停止中に、展板1に載置された生地Kを展
板1の基準位置Sに位置させるようにその載置位置を修
正するものである。実施の形態に係る載置位置修正装置
Dにおいて、図1乃至図8に示すように、10は押送体
であり、生地Kに対峙する対峙位置A(図3,図8
(b))と対峙位置Aから生地Kに向けて回転しながら
進出し生地Kを押圧して基準位置Sに位置決めする位置
修正位置B(図4,図8(c))との2位置に移動可能
なものである。この押送体10は、図3及び図4に示す
ように、複数(実施の形態では4つ)設けられ、矩形の
薄い樹脂板を基準位置Sの上記軸線Pを中心とした略円
弧面に湾曲成形して構成されており、基準位置Sの上記
軸線Pを中心とした略円周上に配置されている。各押送
体10の先端部10aは隣接する押送体10の基端部1
0bの内側に位置してリング状に配置されており、全体
がその対峙位置Aにおいて拡径し、位置修正位置Bにお
いて縮径する。縮径したときの内径は、生地Kのモール
ド部2における適性直径に対応させられている。押送体
10の内面には、生地Kに当接するフェルト等で形成さ
れたクッション部材11が貼着されている。
修正位置Bに移動させる移動機構である。この移動機構
12は、図2乃至図6に示すように、矩形ブロック状の
本体13と、該本体13の4つの面から等角度(90
度)関係で夫々エアシリンダ装置14によって進退可能
に設けられる移動体15とを備えている。移動体15に
は、フィンガ16が垂設されており、このフィンガ16
に押送体10の基端部10bが取付け固定されている。
エアシリンダ装置14は、図6に示すように、各移動体
15に対して夫々2つ設けられており、各エアシリンダ
装置14は、本体13に交差配置されている。図6に示
すように、左右の移動体15に対する1組のエアシリン
ダ装置14で見ると、一方側の移動体15のためのエア
シリンダ装置14と他方側の移動体15のためのエアシ
リンダ装置14とは本体13に上下に配置されている。
エアシリンダ装置14は、それぞれ本体13に設けられ
たシリンダ部17と、シリンダ部17を摺動するピスト
ン部18とを備えている。ピストン部18の一端(18
X)は一方の移動体15に固定され他端(18Y)は他
方の移動体15に摺動可能に貫通されている。ピストン
部18にはラック18aが設けられている。そして、上
下のラック18a同士は1つのピニオンギヤ19に噛合
させられており、左右の移動体15が同期して進退動す
るように構成されている。そして、エアの供給によって
ピストン部18を進退動させ、移動体15及びフィンガ
16を介して押送体10を対峙位置A及び位置修正位置
B間に移動させる。
する支持部材であり、移動機構12の本体13の上部に
固定されている。この支持部材20は、押送体10が対
峙位置Aに位置させられる進出位置Xと、該進出位置X
から退出した退出位置Yとの2位置間で進退動可能とな
っている。21はこの支持部材20を進退動させる進退
動機構である。この進退動機構21は、機枠9に固定さ
れたエアシリンダで構成され、図2及び図7に示すよう
に、シリンダ部22とこのシリンダ部22に回転可能か
つ進退可能に設けられるロッド23とを備えている。ロ
ッド23の軸は、停止させられた展板1のモールド部2
の上記軸線Pとほぼ合致させられる。ロッド23の中間
部24は断面が多角形状となるように形成されている。
ロッド23の先端部は、支持部材20に固定されてい
る。
正位置Bへの移動過程で押送体10を生地Kの周囲の少
なくとも一部範囲を回転させる回転機構である。この回
転機構30は、図7(a)(b)に示すように、上記の
進退動機構21のロッドを180度正逆回転させるもの
であり、上記の進退動機構21のシリンダ部22に設け
られた本体ブロック31と、本体ブロック31に設けら
れロッド23の多角形状の中間部24が摺動可能に嵌挿
されるピニオンギヤ32と、本体ブロック31に形成さ
れた摺動管33に摺動可能に設けられ、前記ピニオンギ
ヤ32に噛合するラックギヤ34とを備え、摺動管33
内にエアを供給することによりラックギヤ34を進退動
させてピニオンギヤ32を介してロッド23を回転させ
る。35はロッド23を正転方向に回転させるためのエ
ア供給ポート、36はロッド23を逆転方向に回転させ
るためのエア供給ポートである。このロッド23の回転
により、押送体10が回転させられる。そして、回転機
構30のエアの供給は、押送体10の対峙位置Aから位
置修正位置Bへの移動過程でロッド23を正転させて押
送体10を生地Kの周囲の少なくとも一部範囲を回転さ
せ、押送体10の位置修正位置Bから対峙位置Aに戻る
移動過程でロッド23を逆転させる。
正装置Dによれば、以下のように作動する。今、1つの
載置位置修正装置Dに着目し、図8(a)(b)(c)
に示す作動の工程図を用いて説明する。載置位置修正装
置Dの作動前は、支持部材20が退出位置Yに位置させ
られ押送体10は上昇位置にあり、開いた状態で待機し
ている。展板1のモールド部2にその基準位置Sを目標
として生地Kが載置されると、展板1がコンベア8で搬
送され、モールド部2の基準位置Sの上記軸線Pと載置
位置修正装置Dの軸とが大体合致したところで停止させ
られる。この状態で、進退動機構21のロッド23が進
出させられ、支持部材20が退出位置Yから進出位置X
へ位置させられ、押送体10が対峙位置Aに位置させら
れる(図8(a))。次に、移動機構12が作動させら
れ移動体15及びフィンガ16を介して押送体10が対
峙位置Aから位置修正位置Bに移動させられる。また、
押送体10の対峙位置Aから位置修正位置Bへの移動過
程においては、回転機構30によってロッド23を正転
させて押送体10を生地Kの周囲の少なくとも一部範囲
を回転させる(図8(b))。
していくので、生地Kが基準位置Sからずれていると、
生地Kに押送体10が当接し、生地Kを押圧する。その
ため、押送体10が位置修正位置Bへ至ると、生地Kが
基準位置Sに押圧されて位置決めされ、生地Kの中心軸
Qが基準位置Sの上記軸線Pとほぼ合致させられる(図
8(c))。この場合、押送体10は生地Kの周囲の少
なくとも一部範囲を回転しながら押圧するので、生地K
に回転方向の力が加わり、そのため、この回転力によっ
て、展板1から生地Kが引き剥されながら押圧されるこ
とになるので、その移動が円滑に行なわれる。即ち、生
地Kは、粘着力があり、単に押圧したのでは、粘着力に
よって展板1にくっついて止まろうとするので、生地K
が移動させられても押圧によって生地Kが変形してしま
ったり、損傷してしまったり、また、移動が行なわれず
に変形だけしてしまうような支障が生じるが、回転力に
よって、展板1から生地Kが引き剥されながら押圧され
ることになるので、生地Kへの悪影響が抑制されるので
ある。また、押送体10の内面には、生地Kに当接する
クッション部材11が貼設されているので、生地Kを傷
つける等の悪影響が抑制される。更にまた、押送体10
が複数あるので、押圧箇所を多くすることができ、安定
させて生地Kの押圧が行なわれる。更にまた、回転しな
がら押送体10の範囲が狭まっていくので、生地Kの一
部に無理な力がかかることなく徐々に中心に収束させら
れ易くなり、より安定させて押圧が行なわれる。また、
押送体10は基準位置Sの軸心を中心とした略円弧面に
形成されているので、生地Kを包囲するように押圧で
き、そのため、より一層安定させて押圧が行なわれる。
作動させられ移動体15及びフィンガ16を介して押送
体10が位置修正位置Bから対峙位置Aに回転させられ
ながら戻される。更に、進退動機構21のロッド23が
後退させられ、支持部材20が進出位置Xから退出位置
Yへ移動させられ、押送体10が元位置に復帰する。そ
して、再び、図1に示すように、展板1がモールド部2
の行間隔分(行の軸線P間隔分)コンベア8で移動させ
られて停止させられ、上記と同様に、次の生地Kの載置
位置の修正が行なわれる。このようにして、すべての生
地Kについて修正が行なわれる。修正が終わると、例え
ば、あんぱんの様な製品は、成形生地Kの中心位置にヘ
ソを作る工程に移るが、生地Kがモールド部2の基準位
置Sに大体位置させられているので、生地Kのほぼ中心
を押す事ができるようになる。また、発酵,焼成工程で
は、生地Kがモールド部2の基準位置Sに大体位置させ
られているので、ふくらみ方向が安定し、モールド部2
の形状に倣った、大きく整ったきれいな形状に仕上げら
れる。そのため、商品価値が向上させられる。特に、あ
んぱんの様な製品は、焼成後の製品のヘソがパンの中心
に確実に位置させられるので、商品価値が向上させられ
るのである。
効と思われる柔らかく変形しやすく粘着性を有する食品
の一例としてパン生地Kを取り扱う場合で説明したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、どのような食
品であっても良い。また、処理体も上記の展板1に限ら
ず、例えば、作業台やコンベア等の搬送手段などでも良
く、どのようなものであってもよい。
置位置修正方法によれば、食品を回転させながら押送す
るので、食品が処理体から引き剥されながら押送される
ことになり、その移動が円滑に行なうことができ、食品
が変形したり、損傷させられたりする等の悪影響を抑制
することができる。そして、本発明の食品の載置位置修
正方法において、載置された食品に押送体を対峙させ、
該押送体を食品の周囲に回転させながら該押送体により
食品を押圧して基準位置に位置決めするように構成した
場合、及び、本発明の食品の載置位置修正装置によれ
ば、押送体を食品の周囲に回転させながら押送体により
食品を押圧して基準位置に位置決めするので、食品に回
転方向の力が加わり、そのため、この回転力によって、
処理体から食品が引き剥されながら押圧されることにな
るので、その移動が円滑に行なわれる。その結果、押圧
により食品を変形させたり、損傷を生じさせる等の悪影
響を抑制しつつ、食品の載置位置を容易に修正でき、食
品の処理効率を大幅に向上させることができる。特に、
柔らかくて粘着性を有するような生地物その他の食品に
好適である。
押送体を複数設けた場合には、押圧箇所を多くすること
ができるので、より安定させて押圧を行なうことができ
る。更に、押送体を基準位置の軸心を中心とした略円周
上に配置し、押送体の集合体を対峙位置において拡径さ
せ位置修正位置において縮径させるようにした場合に
は、回転しながら押送体の範囲が狭まっていくので、食
品が急に移動したりすることなく徐々に中心に収束させ
られ易くなり、より安定させて押圧を行なうことがで
き、より一層押圧により食品を変形させたり、損傷させ
る等の悪影響を抑制しつつ、食品の載置位置を容易に修
正できる。更にまた、押送体を基準位置の軸心を中心と
した円周上の略円弧面に形成した場合には、食品を包囲
するように食品を押圧でき、そのため、より一層安定さ
せて押圧を行なうことができ、押圧により食品を変形さ
せたり、損傷させる等の悪影響をより確実に抑制しつ
つ、載置位置を修正できる。この場合、各押送体を、そ
の先端部が隣接する押送体の基端部の内側に位置してリ
ング状になるように配置すれば、各押送体の縮径を無理
なく容易に行なわせることができる。
進出位置及び進出位置から退出した退出位置の2位置間
に進退動可能にした場合には、食品の位置修正後に押送
体を食品から大きく離間させることができるので、処理
体を移動し易くなり処理作業を円滑に行なわせることが
できるという効果がある。また、押送体に食品に当接す
るクッション部材を設けた場合には、食品を損傷したり
する等の悪影響を確実に抑制することができる。
を食品としてのパン生地の処理過程での設置状態ととも
に斜視図である。
を示す斜視図である。
の押送体をその対峙位置の状態で示す斜視図である。
の押送体をその位置修正位置の状態で示す斜視図であ
る。
の移動機構を示す図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図である。
の移動機構を示す断面図である。
の進退動機構及び回転機構を示す図であり、(a)は一
部断面正面図、(b)は一部断面底面図である。
の作動工程(a)(b)(c)を示す図である。
が修正する食品としてのパン生地が展板に載置される方
法(a)(b)を示す図である。
置が修正する食品としてのパン生地が展板に載置された
状態を示す図であり、(a)は基準位置に生地が位置し
た状態を示す図、(b)は生地が基準位置からずれた状
態を示す図である。
置が修正する食品としてのパン生地の内あんぱん生地が
展板で処理される状態を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の処理を行なうための処理体に想定
された基準位置を目標として該処理体に載置された食品
を該基準位置に位置させるように該食品の載置位置を修
正する食品の載置位置修正方法において、 上記食品を回転させながら押送することにより上記食品
の載置位置を修正することを特徴とする食品の載置位置
修正方法。 - 【請求項2】 所定の処理を行なうための処理体に想定
された基準位置を目標として該処理体に載置された食品
を該基準位置に位置させるように該食品の載置位置を修
正する食品の載置位置修正方法において、 上記載置された食品に押送体を対峙させ、該押送体を上
記食品の周囲に回転させながら該押送体により上記食品
を押圧して基準位置に位置修正することを特徴とする食
品の載置位置修正方法。 - 【請求項3】 所定の処理を行なうための処理体に想定
された基準位置を目標として該処理体に載置された食品
を該基準位置に位置させるように該食品の載置位置を修
正する食品の載置位置修正装置において、 上記載置された食品に対峙する対峙位置及び該対峙位置
から食品に向けて進出し該食品を押圧して基準位置に位
置修正する位置修正位置の2位置間に移動可能な押送体
と、該押送体を上記対峙位置及び位置修正位置に移動さ
せる移動機構と、上記押送体の対峙位置から位置修正位
置への移動過程で該押送体を上記食品の周囲を回転させ
る回転機構とを備えたことを特徴とする食品の載置位置
修正装置。 - 【請求項4】 上記押送体を複数設けたことを特徴とす
る請求項3記載の食品の載置位置修正装置。 - 【請求項5】 上記押送体を基準位置の軸心を中心とし
た略円周上に配置し、上記押送体の集合体を上記対峙位
置において拡径させ上記位置修正位置において縮径させ
るように上記移動機構を構成したことを特徴とする請求
項4記載の食品の載置位置修正装置。 - 【請求項6】 上記押送体を基準位置の軸心を中心とし
た円周上の略円弧面に形成したことを特徴とする請求項
4または5記載の食品の載置位置修正装置。 - 【請求項7】 上記各押送体を、その先端部が隣接する
押送体の基端部の内側に位置してリング状になるように
配置したことを特徴とする請求項5または6記載の食品
の載置位置修正装置。 - 【請求項8】 上記押送体及び移動機構を支持するとと
もに該押送体が上記対峙位置に位置させられる進出位置
及び該進出位置から退出した退出位置の2位置間に進退
動可能な支持部材と、該支持部材を進退動させる進退動
機構とを備えたことを特徴とする請求項3,4,5,6
または7記載の食品の載置位置修正装置。 - 【請求項9】 上記押送体に上記食品に当接するクッシ
ョン部材を設けたことを特徴とする請求項3,4,5,
6,7または8記載の食品の載置位置修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19097998A JP2917147B1 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 食品の載置位置修正方法及び食品の載置位置修正装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2917147B1 JP2917147B1 (ja) | 1999-07-12 |
JP2000004766A true JP2000004766A (ja) | 2000-01-11 |
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ID=16266858
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JP19097998A Expired - Fee Related JP2917147B1 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 食品の載置位置修正方法及び食品の載置位置修正装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190115776A (ko) * | 2018-04-03 | 2019-10-14 | 박동우 | 몰드 성형 식품 자동 불출 장치 및 이를 구비한 식품 제조 장치 |
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- 1998-06-23 JP JP19097998A patent/JP2917147B1/ja not_active Expired - Fee Related
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