JP2000003590A - 埋め込みメモリマクロデバイス - Google Patents

埋め込みメモリマクロデバイス

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JP2000003590A
JP2000003590A JP11003418A JP341899A JP2000003590A JP 2000003590 A JP2000003590 A JP 2000003590A JP 11003418 A JP11003418 A JP 11003418A JP 341899 A JP341899 A JP 341899A JP 2000003590 A JP2000003590 A JP 2000003590A
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JP11003418A
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John E Barth
ジョン・イー・バース
Jeffrey H Dreibelbis
ジェフリー・エイチ・ドレイベルビス
Howard L Kalter
ホワード・エル・カルター
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Original Assignee
International Business Machines Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers

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  • Dram (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置と論理回路との間に追加情報を交信
させることによって埋め込みメモリマクロ性能を向上さ
せる。 【解決手段】 埋め込みメモリマクロデバイスは共通の
半導体基板上に構成された記憶装置12と論理回路10
を含む。記憶装置と論理回路は、システムデータインタ
ーロック信号を介してハンドシェーク手順により通信し
合う。読み取りサイクル中、記憶装置はシステムデータ
インターロック信号を利用して、記憶装置のデータ出力
におけるデータがいつ有効であるかを論理回路に知らせ
る。書き込みサイクル中、記憶装置はシステムデータイ
ンターロック信号を利用して、いつデータが首尾よく書
き込まれたかを論理回路に知らせる。論理回路はその
後、記憶装置に対してシステムデータインターロック信
号をリセットするように指示し、直ちに新たな読み取り
または書き込みサイクルを開始することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを格納する
記憶装置が、この記憶装置によって格納されるデータに
アクセスする論理回路と共に共通の半導体基板上に構成
される論理・記憶デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル論理回路が、記憶装置内に格納
されたデータを使用しなければならないような数多くの
アプリケーションが存在する。これらアプリケーション
の多くでは、記憶装置は、標準化された1セットの入力
と出力(これらを介してデータがアクセスされなければ
ならない)を有するように設計された別個のメモリチッ
プ上に構成される。これら標準化された入力と出力によ
って、メモリチップを様々なアプリケーションに使用す
ることが可能になるが、入力と出力は記憶装置と論理回
路との間の通信を制限する。
【0003】特定のデジタル機能を実行する論理回路
は、一般に“マクロ”と称されている。コスト削減する
ために、新しいデジタル構造は、論理回路を備えた単一
の基板上に構成された記憶装置を備えることがあるが、
ここではこのようなデバイスを埋め込みメモリマクロと
称する。個々のマクロどうしを単一の基板上に構成し、
より複合的なデジタル回路を作り出すこともできる。あ
るいはまた、個々のマクロを別々のデバイスとして構成
することもできる。
【0004】埋め込みメモリマクロ構造は既知である
が、それらは従来の埋め込み記憶装置とそれと関係する
論理回路との間の通信のために同じ1セットの標準化さ
れた入力と出力を使用してきた。その標準化されたイン
ターフェースは、記憶装置から読み取られたデータがい
つ有効になったかを、たとえより新しい記憶装置構造が
この情報を記憶装置に対して内部で利用可能にするとし
ても、記憶装置が論理回路へ知らせることを妨げる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、記憶装置と論理回路との間で更に追加的な情報を交
換させることによって、埋め込みメモリマクロの性能を
向上させることにある。この目的は、埋め込みメモリマ
クロ装置を論理回路と同一の基板上に構成し、両者間の
インターフェースを改善し、より多くの情報を運ぶこと
が可能になるという事実を利用することによって実現す
ることができる。
【0006】記憶装置と論理回路が別々のチップの上に
存在する従来のマクロでは、記憶装置は構成後に初めて
テストされ、一定の仕様を満たしているかどうかが確認
されることになる。その際、マクロはこれらメモリ仕様
を念頭において設計し、メモリとマクロをマッチングさ
せることが可能である。しかし、埋め込みメモリマクロ
の場合には、このマッチングは行うことができない。従
って、埋め込みメモリマクロは、記憶装置性能が変動す
るかもしれないという可能性をもって設計する必要があ
る。このような事情は、非常に保守的な構造を必要と
し、マクロに対して最適以下の性能をもたらすか、マク
ロ動作を記憶装置性能に合わせて調整するためのスター
トアップ時のマクロによるメモリの初期化とテストが複
雑になったりする結果をもたらしてきた。
【0007】従って、本発明の他の目的は、記憶装置性
能の変動を補償するためにマクロによる記憶装置の複雑
な初期化とテストを実行する必要をなくすることであ
る。この目的もまた、記憶装置と論理回路との間のイン
ターフェースと通信を改善することによって実現するこ
とができる。
【0008】本発明は、記憶装置内のデータの流れを制
御するために、通常“インターロック信号”または“ダ
ミーデータ線信号”と称せられる内部信号を利用する新
しいタイプの記憶装置の使用を意図している。1995
年1月17日にター氏に付与された米国特許5,38
3,155号明細書は、インターロックされた構造の一
つの応用例を例示している。
【0009】インターロック信号は従来、読み取り動作
のみに使用され、記憶装置内でしか使用されてこなかっ
たが、本発明では記憶装置が読み取り動作をいつ首尾良
く完了したかを論理回路に知らせるシステムインターロ
ック信号を構成するためにも使用されている。論理回路
の構成は、この情報が埋め込みメモリマクロの動作を最
適化するために使用できるように調整される。
【0010】本発明の更に他の目的は、書き込み動作中
の埋め込みメモリマクロの性能を改善することに関係し
ている。記憶装置の構成は、読み取り動作と共に書き込
み動作をモニターし、一定の書き込み動作がいつ首尾良
く完了したかを指示するインターロック信号を生成する
ように調整する。このことによって記憶装置は書き込み
動作に関する情報を論理回路に与え、それに応じて論理
回路はその書き込みと読み取りのサイクルを調整するこ
とが可能になる。
【0011】記憶装置の書き込み動作を読み取り動作と
少なくとも同じ程度の速度となるように設計することは
比較的容易であるので、書き込み動作中にインターロッ
ク信号を利用するように設計することは、インターロッ
ク信号が読み取り動作中に使用されてきた程には以前か
ら行われてこなかった。更に、書き込み動作速度を読み
取り動作速度を超えて向上させることについては、両動
作が単に規定アクセスタイム内に完了するように設計さ
れるにすぎない場合には、殆ど関心が存在しなかったと
いえる。
【0012】本発明の好適な設計例においては、論理回
路は、個々の読み取り・書き込み動作の首尾良い完了に
関して記憶装置によって与えられる情報を利用して、連
続するメモリ動作をスピードアップさせたりスローダウ
ンさせたりする。これによって、マクロ全体が常時、最
適速度で動作することが可能になる。この結果、たとえ
従来のように別個の記憶装置が注意深く論理回路にマッ
チングさせられてきた場合でも、非埋め込みメモリマク
ロ構造よりも遙かに優れたシステムが得られることにな
る。
【0013】特に、本発明の埋め込みメモリマクロは、
個々の読み取り、または書き込み動作毎のその働きを自
己調整して変化させ、記憶装置の動作を最適にマッチン
グさせる。このマッチングは、記憶装置の変動が、製造
プロセスの変動、周囲動作環境の変動、あるいデータが
記憶装置内のメモリセルのアレイのどこに格納されてい
るかに応じたタスク速度の変動の結果であるのか等に関
わりなく行われる。
【0014】本発明の他の目的および利点は、一部は明
かであり、一部は明細書から明らかになるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】当業者にとって明らかで
あると思われる上記および他の目的および利点は、第一
の態様では、半導体とその半導体の上に論理回路と共に
構成された記憶装置とを含む埋め込みメモリマクロデバ
イスを対象とする本発明において実現される。記憶装置
は、データを記憶するメモリセルのアレイと、データの
メモリセルからの読み出しが完了した後にデータを利用
可能にするデータ出力と、データ出力における有効デー
タの存在,不存在を指示するシステムデータインターロ
ック信号を有するシステムデータインターロック出力と
を含む。論理回路は、データ出力とシステムデータイン
ターロック出力に接続され、システムデータ・インター
ロック信号がデータ出力における有効データの存在を指
示した後にのみ、データ出力におけるデータを読み取
る。
【0016】本発明の他の態様では、論理回路は、その
間に記憶装置からデータが読み取られるマクロサイクル
を規定し、論理回路は新たなマクロサイクルを指示する
マクロセレクト信号を有するマクロセレクト出力を含
む。記憶装置は、マクロセレクト出力に接続され、マク
ロセレクト信号に応答してシステムデータインターロッ
ク信号をリセットして、データ出力における有効データ
の不在を指示する。
【0017】本発明の更に他の態様では、記憶装置は1
マクロサイクル中にメモリセルから1ブロックのデータ
を検索し、論理回路は記憶装置により検索された1サブ
セットのデータブロックがその間に論理回路によって読
み取られるページサイクルを規定する。論理回路は、新
たなページサイクルを指示するページセレクト信号を有
するページセレクト出力を含み、記憶装置はそのページ
セレクト出力に接続され、ページセレクト信号に応答し
てシステムデータインターロック信号をリセットして、
データ出力における有効データの不存在を指示する。
【0018】本発明の最も好適な実施例においては、記
憶装置は、読み取り動作と同様に書き込み動作中にもシ
ステムデータインターロック信号を利用して、データが
メモリセル内にいつ有効に書き込まれたかを論理回路に
知らせる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の好適例を説明するにあた
り、図面の図1〜5を参照するが、同一の数字は本発明
の同一の要素を指示するものとする。
【0020】本発明のより完全な理解は、従来のインタ
ーフェースを有する従来技術の記憶装置を念頭におくこ
とによって、最も良く得ることができる。このような記
憶装置は、記憶装置について特定のアクセスタイム内に
行われる読み取り動作と書き込み動作について設計され
ている。記憶装置が構成された後に、特定のアクセスタ
イム以内にデータを読み書きするように一定の動作パラ
メーターの範囲内で使用できるかどうかをテストし確認
する。
【0021】優れた設計手法を使用すれば、記憶装置設
計者が書き込み動作のサイクルタイムを読み取り動作の
それと少なくとも同程度の速さにすることは比較的容易
であるので、設計者は読み取り動作性能の改善に最も大
きな関心を寄せることになり、書き込み動作速度の向上
に対しては、もしそれに応じて読み取り速度を大きくで
きることにならなければ、殆ど関心を示さなかった。
【0022】1回の読み取りまたは書き込み動作が記憶
装置によって首尾良く実行されるに要する時間は広範囲
に変動する。しかし、それら変動は概して以下の3つの
異なる要因に帰することができる。第1の要因(“プロ
セス変動”)は、製造プロセスにおける変動に関するも
ので、結果として記憶装置の動作を速くしたり遅くした
りする。
【0023】第2の要因(“アプリケーション変動”)
は、特定アプリケーションや回路動作中の周囲温度や回
路に電力を供給するために選定された電源電圧といった
動作条件の変動に関する。第3の要因(“タスク変
動”)は、メモリアレイ内のどこにデータが格納されて
いるか、あるいは記憶装置の入力および出力からのメモ
リロケーションの距離といった記憶装置によって実行中
の特定のタスクにおける変動に関する。
【0024】埋め込み記憶装置および個別の記憶装置の
いずれにおいても、データは、データ入力/出力と格納
先のメモリセルとの間を移動するときに、順次幾つかの
中間段を経由して移動する。これら中間段階は、ラッチ
すべきデータレジスタ、出力が安定化すべき増幅器等を
含む。データは状態変化に時間を要する内部データ線に
沿って走行しなければならず、データが最終的にその宛
先に達する前には、アドレス比較のような記憶装置によ
って行われるその他の内部処理が存在する。似たような
ステップシーケンスは、書き込み動作中にも発生する。
【0025】任意の特定の読み取りまたは書き込み動作
が完了するのに要する全時間を支配するのは、個々の遅
れに影響を及ぼす上記3つの要因によって設定されるよ
うな中間段からの累積的な遅れである。記憶装置の設計
者は、データが格納されるメモリセルへ入力され、およ
びメモリセルからデータが出力される際のデータ処理の
各連続ステップのタイミングに注意して、先のステップ
が首尾良く完了するまで各ステップが確実に待機するよ
うにする必要がある。もしあるステップが余りに早く実
行されるとすれば、先行ステップからの無効データが処
理されることになり、動作結果は失敗することになる。
【0026】旧記憶装置の設計では、設計者は次のステ
ップに進むことができる前の各ステップで、遅れを挿入
していた。処理中に次のステップが開始される前に、有
効なデータが確実に到着しているようにするために、遅
れは先のステップについて最悪の遅れとなるように選ば
れていた。
【0027】特別に例をあげると、最も遠いメモリセル
に格納されたある未知数のデータビットが首尾良く検索
されるようにするために必要とされる遅れがある。その
遠いセルに至るデータ線は初期2進状態を有し、もしそ
の未知データが逆の2進状態にあれば、データ線は変化
しなければならず、その状態が変化しなくてもよい場合
よりも長く時間がかかることになる。メモリセルが遠け
れば遠いほど、それだけ状態の変化が生じるための時間
は長くかかるのである。
【0028】この種の問題を回避するために、記憶装置
の設計者は、データ線上の検索データを使用する前に従
来より比較的長い一定の遅れを挿入してきた。その遅れ
は、そのデータが最も遠いロケーションに位置し、それ
がデータ線の状態を変化させねばならないデータである
場合に十分対応できるだけの長さに選ばれた。
【0029】この遅れは、目的とするデータが最も遠い
ロケーションよりも近くに位置するような大多数の場合
に必要とされる長さよりも遙かに長かった。多数のステ
ップが存在し、その各々がそのような最悪の場合の遅れ
を伴う場合には、それらの遅れが加算されて記憶装置に
とって最適以下の遙かに低い性能が生じることになる。
【0030】性能改善のため、より新しい記憶装置の設
計では、読み取り動作の1以上のステップで、インター
ロック信号が使用されてきた。インターロック型構造で
は、記憶装置はモニターされる1以上の実動作と並行に
ダミー動作が実行されるように構成される。ダミー動作
は、それがモニターする実動作にできるだけ類似するよ
うに設計されるが、全ての場合にそれがモニターする最
長の実動作を終了するために要する時間と少なくとも同
程度の長さを要するように設定される。
【0031】プロセスとアプリケーションによる変動
も、実動作とダミー動作に等しく影響を及ぼし、これら
変動に対して自動的に内部性能を調整することになる。
ダミー動作の結果はモニターされて、インターロック信
号(“ダミーデータ線”信号とも称される)を生成す
る。ダミー動作が首尾良く完了すると、それに関連する
実動作の全ても完了したことが判る。モニターされる各
タスクについて異なるダミー動作が存在するので、より
高速のタスク(例えば近接したデータ格納ロケーション
からのデータの検索)は自動的に高速に実行され、記憶
装置における次のステップがすぐに進行することが可能
である。
【0032】インターロック信号は、記憶装置に必要と
される数多くの異なるタスクをモニターするために使用
することができることを理解すべきである。理想的に言
えば、データ処理における各ステップは、先行するステ
ップのダミーモニターによる進行からインターロックさ
れる。先行するステップが首尾良く完了すると、次のス
テップをトリップさせて最大限早い時刻に開始させる。
【0033】この種のインターロック構造は、記憶装置
を最適に動作させ、データをメモリから出力にできるだ
け迅速に取得することを可能にする一方、記憶装置に対
する標準化インターフェースは、これまでのところ、読
み取りが首尾良く完了したことを記憶装置が論理回路に
知らせることを可能にしてはいない。
【0034】従って、インターロックはデータができる
だけ速く出力に到達することを確保することを助ける
が、もしデータが記憶装置の規定アクセス時間以前に到
達する場合には、性能全体にとって何らの利点も存在し
ないことになる。更に、もし低電圧源や高い周囲温度と
いった極端な動作条件の下で、記憶装置の規定アクセス
時間を上回った場合には、論理回路に待機を知らせる方
法はない。
【0035】前者のケースでは、論理回路はデータが既
に利用可能であっても待機しなければならず、後者のケ
ースでは、論理回路は、記憶装置が最後のインターロッ
ク信号によりデータがまだ使用可能にないことを知って
いるという事実にも関わらず、無効データを処理するこ
とになる。
【0036】図1は、本発明に従って共通の基板(図示
せず)上に構成された論理回路10と記憶装置12を示
すブロック線図を示す。2個の回路10,12は、全体
を参照番号14で示した1セットの入力と出力(I/
O)を備えるインターフェースを介して互いに通信す
る。
【0037】図1に示すI/Oは、マクロセレクト(M
SN)16,ページセレクト(PGN)18,ライトイ
ネーブル(WN)20,データイン(DI)22,デー
タアウト(DO)24,システムデータインターロック
(DDL/SDI)26を含む。
【0038】最初の5個の信号(MSN,PGN,W
N,DI,DO)は、1サブセットのより完全な標準イ
ンタフェースであり、このインタフェースは、複数の追
加のデータ入力線(DI22に相当する)と、複数の追
加のデータ出力線(DO24に相当する)と、アドレス
線とを含んでいる。これら線は、本発明に従って構成さ
れたデバイス中にも見いだされるが、それらの働きは周
知であり本出願においても変わらないので図示しない。
【0039】システムデータインターロック信号DDL
/SDI26は、従来技術のインターフェースにはない
追加の線であり、この情報を提供し利用するために論理
回路と記憶装置に対して適切な変更が加えられるなら
ば、本発明の性能改善を可能にするのはこの追加線であ
る。
【0040】ライトイネーブル線(WN)20は、記憶
装置12に対する入力で、このサイクルが書き込み動作
か、それとも読み取り動作かを記憶装置に知らせるため
に論理回路によって利用される。
【0041】書き込み動作中、論理回路は1ビットのデ
ータをデータ入力線DI22上に出力する。典型的に
は、単に1ビットのデータではなく、1ブロックのデー
タをDI22上に書き込むことができるように多数の追
加のデータ入力線が存在する。論理回路はまた、データ
がアドレス線(図示せず)上に格納される際のアドレス
を指定する働きをする。
【0042】読み取り動作中、論理回路は1データビッ
トをデータ出力線DO24(およびDO24に相当する
追加的のデータ出力)から読み取る。論理回路は更に、
データがアドレス線(図示せず)上で検索される際のア
ドレスを指定する働きをする。
【0043】マクロセレクト信号(MSN)16は、記
憶装置12に対する入力であり、新たな読み取りまたは
書き込み動作が開始中であることを論理回路が知らせる
ことを可能にする。論理回路は、ライトイネーブル線W
Nを正確にセットし(読み取りまたは書き込みサイクル
であるということを記憶装置12に知らせるために)、
アドレス線上に正確なアドレスを出力し、さもなけれ
ば、MSN線の状態を変化させる前に新たなサイクルを
準備し新たなサイクルを開始する働きをする。
【0044】従来技術の構成では、論理回路の設計者
は、MSN信号を使用して新たな読み取りまたは書き込
みサイクルをスタートする前に、記憶装置の指定アクセ
ス時間を待機することが要求されていた。記憶装置の設
計者は、読み取り動作の間有効なデータがデータ出力で
利用可能であるようにし、またはMSMが新たなサイク
ルの開始を知らせた後に、規定アクセス時間内に書き込
み動作が首尾良く完了するようにする責任があった。
【0045】本発明では、論理回路はDDL/SDIシ
ステムデータインターロック信号をモニターする。この
信号は、記憶装置からの出力(内部記憶装置インターロ
ック信号から導かれる)であり、読み取り動作、さらに
望ましくは書き込み動作が、いつ首尾良く完了したかを
知らせる。DDL/SDIが状態を変化させると、論理
回路は新たなサイクルに取りかかることができる。
【0046】ページセレクト信号PGN18はまた、記
憶装置12への入力であって、MSNとほぼ同じ様に作
用し、新たな読み取りまたは書き込みサイクルを知らせ
る。読み取り動作中、MSN信号が新たな読み取りサイ
クルを知らせると、記憶装置は論理回路に接続されたデ
ータ出力の数を上回る内部データブロックを検索する。
このデータブロックは記憶装置によって内部に格納さ
れ、高速にアクセスすることが可能であるが、出力数が
限られているために1ページのデータを構成する1サブ
セットのデータのみしか一度には利用できない。
【0047】もし次の読み取り動作が先の動作中に読み
取られたデータに近接したデータを読み取っている場
合、すなわち、アドレスの高位ビットが先のデータ読み
取り動作の場合と同じである場合には、読み取られるべ
き新しいデータは先に読み取られたデータブロックの一
部であり、新しいデータブロックが読み取られなければ
ならない場合よりも高速にアクセスすることができる。
この場合、新たなデータページは下位アドレスビットを
変更して、その新しいページデータを指し示し、MSN
の代わりにPGNをサイクルさせることによって、内部
レジスタから非常に高速にアクセスすることができる。
【0048】図2〜4は、読み取り動作(図2)、書き
込み動作(図3)、および組み合わされた書き込み/読
み取り動作(図4)中における図1に示したインターフ
ェース線上の信号を示す。
【0049】図2において、MSN信号は参照番号28
で示した時刻に状態を変化させ、新たなマクロサイクル
における読み取り動作の開始を知らせる。この時刻に先
立って、論理回路はアドレス線上に読み取られるべきア
ドレスを出力し終わり、ライトイネーブル信号WNをハ
イにセットし終わる(時刻30で)。ライト・イネーブ
ル信号WNのハイは、これが読み取り動作であって、書
き込み動作ではないことを示している。
【0050】時刻28にMSN信号の状態の変化を検出
すると、記憶装置12はアクセスされるべきメモリアド
レスを決定し、そのロケーションからデータを検索し、
その検索されたデータを時刻32にデータ出力線DO上
に出力する。その後まもなく、データがデータ出力線D
Oで有効になったことを記憶装置が判断すると、記憶装
置はDDL/SDI線26上のシステムデータインター
ロック信号の状態を変化させる。これは時刻34に行わ
れる。
【0051】システムデータインターロック信号は、デ
ータが現在有効であってデータ出力DOから安全に読み
取ることができることを論理回路10に知らせる。本発
明の実施例によっては、システムデータインターロック
信号は、例えばダミーデータ線信号のように、従来のイ
ンターロック記憶デバイスの読み取り動作をモニターす
るために使用される単一のインターロック信号から導く
ことができる。
【0052】本発明の他の実施例では、システムデータ
インターロック信号は先に述べたように一連のカスケー
ドされたインターロック信号のうちの最後のインターロ
ック信号から導くことができる。更に、信号を幾分処理
したり、更に遅らせたり、その他従来のインターロック
信号を組み合わせ変形したりして、最終的なシステムデ
ータインターロック信号を生成させることも可能であ
る。
【0053】マクロ設計者がどのようにしてDDL/S
DIシステムデータインターロック信号を作り出すかに
関わりなく、システムデータインターロック信号が状態
を変化させると、出力データが有効で、論理回路がデー
タの読み取りに取りかかって新たな読み取りサイクルを
開始することができることを論理回路に指示する。
【0054】データ入力信号およびライトイネーブルW
N信号部分中のスラッシュは、単に記憶装置がこれら時
刻においてこれら線上の信号状態に関して配慮していな
いということを示すものにすぎない。
【0055】時刻36において、論理回路は、ライトイ
ネーブル信号WNがハイで、新しいアドレスがアドレス
線上に出力されることを保証する。この時点で論理回路
は、新しい読み取り動作をまさに開始しようとしてい
る。この読み取り動作は、全く新しいデータブロックを
読み取る新しいマクロサイクルの代わりに、新しいデー
タページを読み取る新たなページサイクルとなる。
【0056】図2において、新しいデータページの読み
取りは、PGNの状態を変化させることによって時刻3
8に開始される。時刻28で開始されるマクロサイクル
中、記憶装置はデータ出力で出力可能なデータ量よりも
大きなデータブロックを検索する。このページサイクル
において、この大きなデータブロックの他のサブセット
/ページが出力される。
【0057】論理回路は、アドレス線上の下位ビットを
変更し、新しいデータページの読み取りサイクルのため
にWN線をセットアップすることを必要とするのみであ
る。もし相当異なるメモリロケーションにあるデータを
読み取る必要がある場合には、論理回路はアドレス線上
の高位ビットを変更しなければならず、読み取りサイク
ルはMSNを介して新たなマクロサイクルをスタートさ
せることによって開始される。
【0058】線18上のページセレクト信号PGNが、
時刻38で状態を変化させると、記憶装置は、40に示
すようにDDL/SDI信号をリセットする。これがシ
ステムデータインターロック線をリセットすることによ
って、時刻42での次の遷移が、線24上のDOデータ
出力上へ有効なデータが再び出力されたことを論理回路
に知らせることができる。
【0059】図2には示されてはいないが、ページセレ
クトPGN線をセットおよびリセットし、その都度正確
なアドレス信号とWN信号とが存在するようにすること
によって、記憶装置から追加的なデータページを読み出
すことができる。PGNが状態を変化させることによっ
て、時刻38におけるように新たなページサイクルを知
らせるときには常に、DDL/SDI信号がリセットさ
れる(時刻40におけるように)。各場合において、論
理回路は、DDL/SDI信号が再び状態を変化させ
(時刻34と42におけるように)、出力データが現在
有効で論理回路の動作が進行することが可能なことを知
らせるまで待機する。
【0060】もし非常に大きなデータブロックが順次読
み取られている最中であれば、データブロック全体が、
PGN信号のサイクルとアドレスの下位ビットの変更と
によって、ページ毎に読み取られる。最終的に、論理回
路は時刻28で開始されたマクロサイクル中にまだ検索
が完了していないデータを読み取る必要がある。この時
点で、新たなデータを検索するために新たなマクロサイ
クルを開始しなければならない。新たなデータは一度に
1ページ読み取ることができる。
【0061】現在のマクロサイクルを終了させるため
に、MSN,PGN,DDL/SDIは全てリセットさ
れる。参照番号44,46で示された時刻で、MSNと
PGN信号は状態を変化させる。時刻48でDDL/S
DIインターロック信号は、MSNとPGNのリセット
に応答してリセットされる。
【0062】図2は、読み取りサイクル中の本発明の動
作を説明したもので、その実施例によっては読み取り動
作中にのみ説明されたDDL/SDIハンドシェーク動
作を利用することもできる。特に、ハンドシェークは、
論理回路がMSNまたはPGNを介して読み取り動作を
要求することからスタートする。記憶装置は、データが
DDL/SDIインターロック信号によって準備された
ときに応答し、論理回路は、時刻38におけるようにP
GNによって新たな読み取りサイクルをスタートするこ
とによって、または時刻44におけるようにMSNの状
態を変化させることによって、DDL/SDIをリセッ
トするように記憶装置に知らせる。
【0063】完全な読み取り動作では一般的に、マクロ
サイクル読み取り動作よりもページ読み取り動作がより
高速に行われる。更に、あるマクロサイクル読み取り動
作は格納ロケーションが異なり、また出力からの距離が
異なるために、他のマクロサイクル動作よりも更に時間
を要することになる。しかし、変動の原因に関わりな
く、DDL/SDIはデータがいつ有効になったかを知
らせ、論理回路は直ちにそのデータの使用に取りかかる
ことができる。
【0064】埋め込みマクロが、その所期動作パラメー
ターの範囲外、例えば、極端な熱や低電圧の下で動作さ
せられる場合でさえ、論理回路が有効データを待機する
ように指示されるので、マクロは機能し続けることがで
きる。そのことによって通常の条件の下での動作速度と
共に動作の信頼性も向上し、マクロは常時最適に実行さ
れる。
【0065】上記したハンドシェーク動作は、論理回路
10と記憶装置12に従来の論理手法を使用することに
よって実行される。論理回路は、次のクロック信号で行
う次の動作を開始する前に、DDL/SDI線26上に
信号を待機するだけである。
【0066】記憶装置は単に、ページセレクト信号上の
時刻38またはマクロセレクト信号上の時刻44とする
ことのできる適切な時刻に、DDL/SDI信号をリセ
ットするだけでよい。
【0067】設計者によっては読み取り動作の性能を向
上させるためだけに本発明を利用することを選択するこ
とができるが、より巧妙で高度な本発明の好適な実施例
では、記憶装置12は、いつ首尾よく書き込み動作が完
了したかを判断するような内部手法を備えることもでき
る。これらの実施例では、記憶装置は、先に述べた読み
取りインターロック信号に相当する内部書き込みインタ
ーロック信号を備えることになる。書き込みインターロ
ック信号は、いつ書き込み動作が首尾よく完了したかを
指示することによって、論理回路は新たな書き込み(ま
たは読み取り)動作を開始することができる。
【0068】図3は、記憶装置12の書き込み動作イン
ターロックを組み込んだシステムの好適例の動作を示
す。
【0069】時刻50で、新しいマクロサイクルが開始
され、その間に書き込み動作が進行する。時刻50での
マクロセレクト信号の状態の変化の直前に、ライトイネ
ーブル信号WNはロー(これは書き込み動作であること
を示す)にセットされる。時刻50でのライトイネーブ
ル信号のロー状態は、(読み取り動作中の)図2の時点
30におけるライトイネーブル信号のハイ状態と比較す
ることができる。
【0070】時刻50におけるマクロセレクト信号の状
態の変化に先立って、書き込まれるデータが時刻54に
示されるようにデータ出力DI上に出力される。この時
刻以前には、(時刻54に先だってスラッシュで示され
るように)DI上にいかなるデータが存在するかは問題
ではない。読み取り動作の場合と同じく、論理回路は適
切なアドレスをアドレス線上に出力し、記憶装置に対し
てどこにデータを格納すべきかを指示する。
【0071】時刻50におけるマクロセレクト信号の遷
移によって、記憶装置12はDI上のアドレスによって
指定されたロケーションにデータを格納させる。一旦デ
ータが首尾よく書き込まれると、記憶装置12は、この
事実を時刻56に示されるようにDDL/SDI線を介
して知らせる。
【0072】論理回路10がDDL/SDI線の状態の
変化を知ると、論理回路は続く書き込み、または読み取
り動作を進めることができる。システムデータインター
ロック信号のリセットと、データを書き込むページサイ
クルの動作とは、読み取り動作に関して説明したものと
実質的に同じである。
【0073】ページサイクルはPGNの状態を変化させ
ることによって、時刻58に開始される。ページ読み取
りの場合と同じく、この時刻以前に、論理回路はライト
イネーブルをセットしてアドレスを指定しなければなら
ない。書き込まれるべきデータも、マクロ書き込みサイ
クルにおけると同様に、データ入力へ与える必要があ
る。ライトイネーブルは、時刻60に示すようにローに
セットされる。このページサイクル中に書き込まれるべ
きデータは、時刻62に示すようにデータ入力上にセッ
トされる。
【0074】ページセレクト信号が時刻58で状態を変
化させると、記憶装置12は参照番号64で示すよう
に、直ちにDDL/SDI線をリセットする。データの
ページが一旦首尾よく書き込まれると、このことを記憶
装置は時刻66で示すようにDDL/SDIの状態を変
化させることによって論理回路へ知らせる。
【0075】その他のページサイクルは、先の書き込み
動作と下位ビットのみが異なる新しいアドレスへの書き
込みを続けることができる。アドレス内の上位ビットを
変更する必要がある場合には、時刻68で示されるよう
に、マクロセレクト信号の状態を変化させることによっ
て、新たなマクロサイクルを開始する必要がある。これ
によって時刻70で示されるようにDDL/SDIシス
テムデータインターロック信号がリセットされ、処理
は、新たなマクロ読み取りまたは書き込みサイクルを継
続する。
【0076】図4は、1つのマクロサイクル中に1つ以
上のデータページに対する組み合わされた書き込み/読
み取りの動作がいかにして実行されるかを示す。初めに
1ページのデータが書き込まれ、その直後に1ページの
データが読み取られる。
【0077】時刻72で新たなマクロサイクルが開始さ
れる。これは時刻74でライトイネーブル線WNにより
知らされる書き込み動作であり、書き込まれるべきデー
タは時刻76に示されるようにDI線上に出力される。
時刻78でDDL/SDIは、書き込み動作の首尾よい
完了を知らせる。次に、論理回路は1ページのデータを
読み取ることを決定し、時刻80でPGNにより新たな
ページサイクルを開始する。このことによって記憶装置
は、時刻84でDDL/SDIをリセットし、読み取り
動作を開始する。
【0078】データが読み取られると、記憶装置がデー
タを時刻86でデータ出力上に出力し、時刻88でDD
L/SDIの状態を変化させることにより、データが現
在有効で使用可能であることを論理回路に知らせる。先
の場合と同様に、時刻90と92におけるマクロセレク
ト信号MSNおよび/またはページセレクト信号PGN
の状態の変化によって、システムデータインターロック
信号は時刻94におけるようにリセットされる。
【0079】図5は、本発明の使用に好適な記憶装置1
2の一部のブロック線図を示す。記憶装置内に格納され
るそれぞれの2進ビットデータは“レギュラーセル”
(Regular Cell)と表記された別個のメモ
リセル内に格納される。メモリセルは行列に配列され
る。従って、メモリセル100は、図5の最上行と最右
列に配置される。メモリセル102は、メモリセル10
0と同じ行であるが、隣りの列に配置される。メモリセ
ル104は、メモリセル100と同じ列であるが、異な
る行に配置される。
【0080】図5は、3個の行と4個の列を図示したも
のであるが、大きな記憶装置では行と列の数は相当大き
くなることは理解されるであろう。例えば、現代の記憶
装置は、1個の行に2,000個のセルを有することが
できる。読み取り動作中、アドレス内の高位ビットは、
所期のデータを含む行を識別するためにローカルワード
・デコーダ112によってデコードされる。この例とし
て、我々はこれが第1番目の行であると仮定する。第1
番目の行は、メモリセル100,102,106,10
8と、ローカルワードデコーダ112から最も遠い位置
の最も左側に配置されたインターロックダミーセル11
0とを含む。
【0081】MSN信号の動作によって、センスアンプ
114,116,118,120,122は、ローカル
ワードデコーダ112によってデコードされたアドレス
の高位ビットによって識別される行のデータを読み取
る。このようにして、センスアンプ114,116,1
18,122は、それに対応するメモリセル100,1
02,106,108,110を読み取る。レギュラー
メモリセル100からのデータは、レギュラーメモリセ
ル102,106,108からのデータがそれらの対応
するセンスアンプに到達する前にセンスアンプ114に
到達する。
【0082】しかしながら、インターロックダミーセル
110に対応するセンスアンプ122は、最後に、しか
も他の全てのレギュラーセルが読み取られそれらの対応
センスアンプの全てが状態を変化させて対応レギュラー
セルのデータとマッチングした後に、状態を変化させ
る。
【0083】インターロックダミーセル110内に格納
されたデータは、ダミーセルが読み取られるときにセン
スアンプ122の状態が常に変化するように選択された
所定のデータビットである。センスアンプ122が状態
を変化させると、その他のセンスアンプの全てが有効デ
ータを含んでいることがわかる。この時点で、センスア
ンプは対応するアドレス行内にデータを保持する一種の
内部レジスタとして作用する。先に示したように、内部
レジスタは2048ビットのデータを含むことができ
る。
【0084】しかし、典型的には、記憶装置は2048
個のデータ出力を含むことはなく、256個以下の出力
を含むだけでよい。列デコーダ124,126,12
8,130は、アドレスの下位ビットをデコードし、選
択された行の1サブセットのメモリセルを選択するため
に使用される。1行に256個のデータ出力と2048
個のレギュラーメモリセルとが存在する場合には、20
48個のセンスアンプが存在する(インターロックダミ
ーセル110とその対応するセンスアンプ122は数え
ない)。しかし、各列デコーダは8個の別々のセンスア
ンプに接続され、256個の列デコーダしか存在しな
い。
【0085】アドレスの下位ビットは、どのセンスアン
プが列デコーダを介して選択されるかを決定し、この選
択が行われた後にデジタル2次センスアンプ132,1
34,136,138はその選択されたデータをプリデ
ータ線140,142,144,146を介してレジス
タ148へ転送する。
【0086】インターロックダミーセルを含む列のセン
スアンプ122に接続された列デコーダ150は、実際
には列デコード作用を行わない。そのかわり、列デコー
ダ150は、信号をセンスアンプ122からデジタル2
次センスアンプ152へ送る際の遅れが列デコーダ12
4〜130により引き起こされる遅れと実質的に同一と
なるように、列デコーダ124〜130と実質的に同一
に製作される。
【0087】このようにして、デジタル2次センスアン
プ152からの出力は、レジスタ148がいつ首尾よく
ロードされたかを指示する。レジスタ148に非常に近
接して配置された行からのデータは、DDL/SDI線
の早期の遷移を引き起こすが、遠い行に配置されたデー
タは更に長くかかることになる。DDL/SDI線15
4は、データ線140〜146に対応するが、ダミーデ
ータセルからのダミーデータを運ぶため、しばしばダミ
ーデータ線と称される。
【0088】線154はDL/SDIと表記されている
が、この線上の2進信号は、図1の線26上を論理回路
へ転送されるシステムデータインターロック信号を生成
する前に、更に追加的な処理を受けることがあることを
理解すべきである。
【0089】センスアンプ,列デコーダ,デジタル2次
センスアンプの組み合わせは、一般にデータをメモリセ
ルと受け渡しするための制御回路と見なすことができ
る。この制御回路は、一部はメモリセルの位置に依存
し、また、一部はアプリケーションとプロセスの変動に
依存する遅れ時間を有する。ダミーデータの制御回路
は、同じアプリケーションとプロセスに晒されたときの
他の制御回路からの遅れと少なくとも同一の遅れを導入
するように設計される。このためインターロックダミー
セルがローカルワードデコーダ12からより遠い位置に
あるために遅れが残り、インターロックダミーセルから
のデータは最後にDDL/SDI線に到達する。
【0090】先に述べたように、ページ読み取りサイク
ル中には、センスアンプ114〜122は対応する行か
らのデータがすでにロードされているから、その行全体
のデータを再び読み取る必要はない。そのため、センス
アンプ114〜122が状態を変化させるための時間だ
けではなく、ローカルワードデコーダ112のローカル
ワードデコード作用に必要な時間も全てなくすることが
できる。ページ読み取りサイクル中に必要なことは、ア
ドレス内の変更された下位ビットをデコードすることだ
けである。その後、列デコーダはセンスアンプからのデ
ータについて新たなサブセットを選択し、そのデータは
レジスタ148へロードされる。
【0091】線156,158は、いかにしてシステム
データインターロック信号DDL/SDIがリセットさ
れるかを一般的に指示する。標準的な論理関数を利用し
てライトイネーブルWN、ページセレクトPGN、およ
びマクロセレクトMSN信号をモニターし、図2〜4に
関して説明した条件と時刻のもとでDDL/SDIのリ
セットを実行する。センスアンプ122をリセットする
ためのリセット信号は、線158上を送られる。列デコ
ーダ150とデジタル2次センスアンプ152をリセッ
トするためのリセット信号は、線156上を送られる。
【0092】一旦出力レジスタ148がロードされる
と、線160,162,164,166を含むシステム
データバスが、データをデータ出力へ送るために使用さ
れる。これらの線は双方向式であることを示したが、そ
れらを別々の入力線と出力線として構成することもでき
る。
【0093】書き込み動作中には、データはデータ入力
からレジスタ148に書き込まれる。レジスタ148か
らデータは、プリデータ線168、170,172,1
74を介してデジタル2次センスアンプ内を流れ、列デ
コーダを出て対応するセンスアンプ内へ流れ込む。そこ
からデータは所定のメモリセル内へ入る。
【0094】従来の構成では、この動作はインターロッ
クされていなかったが、本発明の好適な実施例では、所
定データは線176を介してデジタル2次センスアンプ
152内へ入り、列デコーダ150へ至り、インターロ
ックダミーメモリセル110に対応するセンスアンプ1
22へと送られる。センスアンプ122が状態を変化さ
せると、信号は前述したようにDDL/SDI線154
を通って戻り、書き込みインターロック信号を与える。
【0095】所定の書き込みデータが選ばれ、および回
路は、読み取り動作インターロック中に起きるようにD
DL/SDI線154に状態を変化させるように設計さ
れる。DDL/SDI上の状態の変化は、対応するデー
タがレギュラーメモリセル内へ首尾よく書き込まれた後
にのみ生じる。従って、線154は読み取りインターロ
ック信号と同時に書き込みインターロック信号としても
作用する。
【0096】本発明に関して使用される記憶装置は、多
くの場合、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DR
AM)であるが、その他のタイプの記憶装置と共に使用
することもできる。
【0097】以上、本発明は特定の好適な実施例に従っ
て説明したが、上記説明によれば数多くの変形,変更を
施すことができることが当業者には明らかであろう。従
って、請求項は本発明の範囲と趣旨の範囲にあるこのよ
うな変形,変更を包含することを意図するものである。
【0098】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)半導体基板と、前記半導体基板上に構成された記
憶装置であって、データを格納するメモリセルのアレイ
と、データが前記メモリセルから読み取られた後そのデ
ータを利用可能にするデータ出力と、このデータ出力に
おける有効データの存在を指示するシステムデータイン
ターロック信号を有するシステムデータインターロック
出力とを含む記憶装置と、前記記憶装置と共に前記半導
体基板上に構成され、前記データ出力とシステムデータ
インターロック出力とに接続される論理回路であって、
前記システムデータインターロック信号が前記データ出
力における有効データの存在を指示した後にのみデータ
出力におけるデータを読み取る論理回路と、を備えるこ
とを特徴とする埋め込みメモリマクロデバイス。 (2)前記論理回路は、その間に前記記憶装置からデー
タが読み取られるマクロサイクルを規定し、前記論理回
路は、新たなマクロサイクルを指示するマクロセレクト
信号を有するマクロセレクト出力を更に含み、前記記憶
装置は、前記マクロセレクト出力に接続され、前記シス
テムデータインターロック信号をリセットして、前記マ
クロセレクト信号に応答して前記データ出力に有効デー
タが存在しないことを指示する、ことを特徴とする上記
(1)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (3)前記記憶装置は、マクロサイクル中に前記メモリ
セルから1ブロックのデータを検索し、前記論理回路
は、ページサイクルを規定し、このページサイクルの間
に前記記憶装置によって検索された1サブセットのデー
タブロックが前記論理回路によって読み取られ、前記論
理回路は、新たなページサイクルを示すページセレクト
信号を有するページセレクト出力を更に含み、前記記憶
装置は、前記ページセレクト出力に接続され、前記ペー
ジセレクト信号に応答して、前記システムデータインタ
ーロック信号をリセットし、前記データ出力における有
効データの不存在を指示する、ことを特徴とする上記
(2)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (4)前記ページセレクト信号は、第1と第2の状態を
含み、ページサイクルの間に第1の状態から第2の状態
へ、また第2の状態から第1の状態へと交互に遷移し、
前記記憶装置は、前記システムデータインターロック信
号をリセットし、前記ページセレクト信号による状態の
遷移の少なくとも1つの間での有効データの不存在を指
示する、ことを特徴とする上記(3)に記載の埋め込み
メモリマクロデバイス。 (5)前記システムデータインターロック信号は、記憶
装置内のダミーデータ線から導かれることを特徴とする
上記(4)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (6)前記マクロセレクト信号は、第1と第2の状態を
含み、マクロサイクルの間に第1の状態から第2の状態
へ、また第2の状態から第1の状態へと交互に遷移し、
前記記憶装置は、前記システムデータインターロック信
号をリセットし、前記ページセレクト信号による状態遷
移の少なくとも1つの間での有効データの不存在を指示
する、ことを特徴とする上記(3)に記載の埋め込みメ
モリマクロデバイス。 (7)メモリセルのアレイは行と列に構成され、各行が
対応するインターロックダミーセルを含み、このインタ
ーロックダミーセルは、対応する行内に選択位置を有
し、その内部に1ビットの固定データを格納し、前記イ
ンターロックダミーセルは、前記制御回路を介して前記
システムデータインターロック出力に接続され、前記シ
ステムデータインターロック信号は、前記データ出力に
おける有効データの存在または不存在を指示する第1と
第2の状態を含み、対応する行における各インターロッ
クダミーセルの位置と、各インターロックダミーセル内
の1ビットの固定データの値とが選択されて、対応する
行からのデータが前記データ出力において有効となった
後にのみ、前記システムインターロック信号が状態を変
化させて、前記データ出力における有効データの存在を
指示する、ことを特徴とする上記(1)に記載の埋め込
みメモリマクロデバイス。 (8)前記記憶装置は、メモリセルの特定の行を選択す
るワードデコーダを含み、前記特定の行に対応する前記
インターロックダミーセルが、前記ワードデコーダから
反対の前記特定の行の端に配置されることを特徴とする
上記(7)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (9)選択された行中の各メモリセルは、前記メモリセ
ルから対応する制御回路を通過するデータについて遅延
時間を有する前記対応する制御回路を介して接続され、
選択された行中の前記インターロックダミーセルの制御
回路は、内部を通過する固定データについて遅延時間を
有し、前記インターロックダミーセルの制御回路の遅延
時間は、それぞれの対応する前記制御回路の遅延時間と
少なくとも同程度の長さである、ことを特徴とする上記
(8)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (10)前記制御回路は、センスアンプと、列デコーダ
と、デジタル2次センスアンプとを含むことを特徴とす
る上記(8)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (11)前記論理回路は、その間に記憶装置からデータ
が読み取られるマクロサイクルを指示するマクロセレク
ト信号を有するマクロセレクト出力を含み、前記制御回
路の列デコーダとデジタル2次センスアンプは、前記マ
クロセレクト出力へ接続され、前記マクロセレクト信号
を受け取ると前記システムデータインターロック信号を
リセットして、前記データ出力における有効データの不
存在を指示する、ことを特徴とする上記(10)に記載
の埋め込みメモリマクロデバイス。 (12)前記記憶装置は、前記論理回路から前記メモリ
セル内に格納されるべきデータを受け取るデータ入力を
更に含み、前記論理回路は、前記記憶装置に接続された
ライトイネーブル出力を更に含み、前記ライトイネーブ
ル出力は、前記データ入力におけるデータが格納される
べきことを前記記憶装置に指示するライトイネーブル信
号を有し、前記記憶装置は、前記システムデータインタ
ーロック信号を利用して、前記データが前記メモリセル
内へ有効に書き込まれたことを前記論理回路に知らせ
る、ことを特徴とする上記(1)に記載の埋め込みメモ
リマクロデバイス。 (13)前記論理回路は、その間に前記記憶装置からデ
ータが読み取られるマクロサイクルを規定し、前記論理
回路は、新たなマクロサイクルを指示するマクロセレク
ト信号を有するマクロセレクト出力を更に含み、前記記
憶装置が、前記マクロセレクト出力に接続され、前記マ
クロセレクト信号に応答して前記システムデータインタ
ーロック信号をリセットして、前記データ出力における
有効データの不存在を指示する、ことを特徴とする上記
(12)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (14)前記記憶装置は、マクロサイクル中に前記メモ
リセルから1ブロックのデータを検索し、前記論理回路
は、ページサイクルを規定し、このページサイクルの間
に前記記憶装置によって検索された1サブセットのブロ
ックデータが前記論理回路によって読み取られ、前記論
理回路が更に新たなページサイクルを指示するページセ
レクト信号を有するページセレクト出力を含み、前記記
憶装置は、前記ページセレクト出力に接続され、前記ペ
ージセレクト信号に応答して、前記システムデータイン
ターロック信号をリセットし、前記データ出力における
有効データの不存在を指示する、ことを特徴とする上記
(13)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (15)前記ページセレクト信号は、第1と第2の状態
を含み、ページサイクルの間に第1の状態から第2の状
態へ、また第2の状態から第1の状態へと交互に遷移
し、前記記憶装置は、前記ページセレクト信号による状
態遷移の少なくとも1つの間での有効データの不存在を
指示する、ことを特徴とする上記(14)に記載の埋め
込みメモリマクロデバイス。 (16)前記システムデータインターロック信号は、少
なくとも部分的に、前記記憶装置のダミーデータライン
から導かれることを特徴とする上記(15)に記載の埋
め込みメモリマクロデバイス。 (17)前記メモリセルのアレイは行と列に構成され、
各行が対応するインターロックダミーセルを含み、この
インターロックダミーセルは、対応する行内に選択位置
を有し、その内部に1ビットの固定データを格納し、前
記インターロックダミーセルは、前記制御回路を介して
前記システムデータインターロック出力に接続され、対
応する行における各インターロックダミーセルの位置
と、各インターロックダミーセル内の1ビットの固定デ
ータの値とが選択されて、対応する行からのデータが前
記データ出力において有効になった後にのみ、前記シス
テムデータインターロック信号が状態を変化させて、前
記データ出力における有効データの存在を指示する、こ
とを特徴とする上記(12)に記載の埋め込みメモリマ
クロデバイス (18)半導体基板と、前記半導体基板上に構成された
記憶装置であって、データを格納するメモリセルのアレ
イと、前記メモリセル内にデータを格納するデータ入力
と、このデータ入力におけるデータが前記メモリセル内
に有効に書き込まれたことを指示するシステムデータイ
ンターロック信号を有するシステムデータインターロッ
ク出力とを含む記憶装置と、前記記憶装置と共に前記半
導体基板上に構成され、前記データ入力とシステムデー
タインターロック出力とに接続される論理回路であっ
て、前記システムデータインターロック信号が前記メモ
リセル内へデータが有効に書き込まれたことを指示した
後にのみ、新たなデータを前記データ入力へ与える論理
回路、とを備えることを特徴とする埋め込みメモリマク
ロデバイス。 (19)前記論理回路は、その間にデータが記憶装置に
書き込まれるマクロサイクルを規定し、前記論理回路
は、新たなマクロサイクルを指示するマクロセレクト信
号を有するマクロセレクト出力を更に含み、前記記憶装
置は、前記マクロセレクト出力に接続され、前記マクロ
セレクト信号に応答して、システムデータインターロッ
ク信号をリセットし、データがメモリセル内に書き込ま
れていないことを指示する、ことを特徴とする上記(1
8)に記載の埋め込みメモリマクロデバイス。 (20)マクロサイクル中、前記論理回路は、前記記憶
装置からデータを読み取り、または前記記憶装置にデー
タを書き込み、前記論理回路は、前記記憶装置へ接続さ
れたライトイネーブル出力を含み、このライトイネーブ
ル出力にライトイネーブル信号を与え、前記論理回路が
各マクロサイクル中にデータを読み取りまたは書き込ん
でいるかを指示し、前記記憶装置は、前記システムデー
タインターロック信号を利用してデータが各マクロサイ
クル中に首尾よく書き込まれたか、または読み取られた
ことを前記論理回路に知らせ、首尾よい先の読み取りま
たは書き込み動作が前記システムデータインターロック
信号を介して前記記憶装置に知らされた後のみ、前記論
理回路が次の読み取り、または書き込み動作を進行させ
る、ことを特徴とする上記(19)に記載の埋め込みメ
モリマクロデバイス。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された論理回路と記憶装置
との間のインターフェースの選択された部分を示すブロ
ック線図である。
【図2】読み取り動作中の本発明の埋め込みメモリマク
ロデバイスの様々な時刻において選択された信号を示す
タイミング図である。
【図3】書き込み動作中の本発明埋め込みメモリマクロ
デバイスの様々な時刻において選択された信号を示すタ
イミング図である。
【図4】読み取り/書き込み動作中の本発明埋め込みメ
モリマクロデバイスの様々な時刻において選択された信
号を示すタイミング図である。
【図5】読み取り/書き込み動作中におけるデータの流
れを示す本発明に従って構成された記憶装置の部分ブロ
ック線図である。
【符号の説明】
16 マクロセレクト 18 ページセレクト 20 ライトイネーブル 22 データイン 24 データアウト 26 システムデータインターフェース 100,102,104,106,108 レギュラー
セル 110 インターロックダミーセル 112 ローカルワードデコーダ 114,116,118,120,122 センスアン
プ 124,126,128,130,150 列デコーダ 132,134,136,138,152 デジタル2
次センスアンプ 140,142,144,146 プリデータ線 154 DDL/SDI線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・イー・バース アメリカ合衆国 05495 バーモント州 ウィリストン オーク ヒル ロード 996 (72)発明者 ジェフリー・エイチ・ドレイベルビス アメリカ合衆国 05495 バーモント州 ウィリストン ベア タウン レーン 38 (72)発明者 ホワード・エル・カルター アメリカ合衆国 05446 バーモント州 コルチェスター ヴィレッジ ドライブ 14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 前記半導体基板上に構成された記憶装置であって、デー
    タを格納するメモリセルのアレイと、データが前記メモ
    リセルから読み取られた後そのデータを利用可能にする
    データ出力と、このデータ出力における有効データの存
    在を指示するシステムデータインターロック信号を有す
    るシステムデータインターロック出力とを含む記憶装置
    と、 前記記憶装置と共に前記半導体基板上に構成され、前記
    データ出力とシステムデータインターロック出力とに接
    続される論理回路であって、前記システムデータインタ
    ーロック信号が前記データ出力における有効データの存
    在を指示した後にのみデータ出力におけるデータを読み
    取る論理回路と、 を備えることを特徴とする埋め込みメモリマクロデバイ
    ス。
  2. 【請求項2】前記論理回路は、その間に前記記憶装置か
    らデータが読み取られるマクロサイクルを規定し、 前記論理回路は、新たなマクロサイクルを指示するマク
    ロセレクト信号を有するマクロセレクト出力を更に含
    み、 前記記憶装置は、前記マクロセレクト出力に接続され、
    前記システムデータインターロック信号をリセットし
    て、前記マクロセレクト信号に応答して前記データ出力
    に有効データが存在しないことを指示する、 ことを特徴とする請求項1記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  3. 【請求項3】前記記憶装置は、マクロサイクル中に前記
    メモリセルから1ブロックのデータを検索し、 前記論理回路は、ページサイクルを規定し、このページ
    サイクルの間に前記記憶装置によって検索された1サブ
    セットのデータブロックが前記論理回路によって読み取
    られ、 前記論理回路は、新たなページサイクルを示すページセ
    レクト信号を有するページセレクト出力を更に含み、 前記記憶装置は、前記ページセレクト出力に接続され、
    前記ページセレクト信号に応答して、前記システムデー
    タインターロック信号をリセットし、前記データ出力に
    おける有効データの不存在を指示する、 ことを特徴とする請求項2記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  4. 【請求項4】前記ページセレクト信号は、第1と第2の
    状態を含み、ページサイクルの間に第1の状態から第2
    の状態へ、また第2の状態から第1の状態へと交互に遷
    移し、 前記記憶装置は、前記システムデータインターロック信
    号をリセットし、前記ページセレクト信号による状態の
    遷移の少なくとも1つの間での有効データの不存在を指
    示する、 ことを特徴とする請求項3記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  5. 【請求項5】前記システムデータインターロック信号
    は、記憶装置内のダミーデータ線から導かれることを特
    徴とする請求項4記載の埋め込みメモリマクロデバイ
    ス。
  6. 【請求項6】前記マクロセレクト信号は、第1と第2の
    状態を含み、マクロサイクルの間に第1の状態から第2
    の状態へ、また第2の状態から第1の状態へと交互に遷
    移し、 前記記憶装置は、前記システムデータインターロック信
    号をリセットし、前記ページセレクト信号による状態遷
    移の少なくとも1つの間での有効データの不存在を指示
    する、 ことを特徴とする請求項3記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  7. 【請求項7】メモリセルのアレイは行と列に構成され、
    各行が対応するインターロックダミーセルを含み、この
    インターロックダミーセルは、対応する行内に選択位置
    を有し、その内部に1ビットの固定データを格納し、 前記インターロックダミーセルは、前記制御回路を介し
    て前記システムデータインターロック出力に接続され、 前記システムデータインターロック信号は、前記データ
    出力における有効データの存在または不存在を指示する
    第1と第2の状態を含み、 対応する行における各インターロックダミーセルの位置
    と、各インターロックダミーセル内の1ビットの固定デ
    ータの値とが選択されて、対応する行からのデータが前
    記データ出力において有効となった後にのみ、前記シス
    テムインターロック信号が状態を変化させて、前記デー
    タ出力における有効データの存在を指示する、 ことを特徴とする請求項1記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  8. 【請求項8】前記記憶装置は、メモリセルの特定の行を
    選択するワードデコーダを含み、前記特定の行に対応す
    る前記インターロックダミーセルが、前記ワードデコー
    ダから反対の前記特定の行の端に配置されることを特徴
    とする請求項7に記載の埋め込みメモリマクロデバイ
    ス。
  9. 【請求項9】選択された行中の各メモリセルは、前記メ
    モリセルから対応する制御回路を通過するデータについ
    て遅延時間を有する前記対応する制御回路を介して接続
    され、 選択された行中の前記インターロックダミーセルの制御
    回路は、内部を通過する固定データについて遅延時間を
    有し、 前記インターロックダミーセルの制御回路の遅延時間
    は、それぞれの対応する前記制御回路の遅延時間と少な
    くとも同程度の長さである、 ことを特徴とする請求項8記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  10. 【請求項10】前記制御回路は、センスアンプと、列デ
    コーダと、デジタル2次センスアンプとを含むことを特
    徴とする請求項8記載の埋め込みメモリマクロデバイ
    ス。
  11. 【請求項11】前記論理回路は、その間に記憶装置から
    データが読み取られるマクロサイクルを指示するマクロ
    セレクト信号を有するマクロセレクト出力を含み、 前記制御回路の列デコーダとデジタル2次センスアンプ
    は、前記マクロセレクト出力へ接続され、前記マクロセ
    レクト信号を受け取ると前記システムデータインターロ
    ック信号をリセットして、前記データ出力における有効
    データの不存在を指示する、 ことを特徴とする請求項10記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス。
  12. 【請求項12】前記記憶装置は、前記論理回路から前記
    メモリセル内に格納されるべきデータを受け取るデータ
    入力を更に含み、 前記論理回路は、前記記憶装置に接続されたライトイネ
    ーブル出力を更に含み、前記ライトイネーブル出力は、
    前記データ入力におけるデータが格納されるべ きことを前記記憶装置に指示するライトイネーブル信号
    を有し、 前記記憶装置は、前記システムデータインターロック信
    号を利用して、前記データが前記メモリセル内へ有効に
    書き込まれたことを前記論理回路に知らせる、 ことを特徴とする請求項1記載の埋め込みメモリマクロ
    デバイス。
  13. 【請求項13】前記論理回路は、その間に前記記憶装置
    からデータが読み取られるマクロサイクルを規定し、 前記論理回路は、新たなマクロサイクルを指示するマク
    ロセレクト信号を有するマクロセレクト出力を更に含
    み、 前記記憶装置が、前記マクロセレクト出力に接続され、
    前記マクロセレクト信号に応答して前記システムデータ
    インターロック信号をリセットして、前記データ出力に
    おける有効データの不存在を指示する、 ことを特徴とする請求項12記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス。
  14. 【請求項14】前記記憶装置は、マクロサイクル中に前
    記メモリセルから1ブロックのデータを検索し、 前記論理回路は、ページサイクルを規定し、このページ
    サイクルの間に前記記憶装置によって検索された1サブ
    セットのブロックデータが前記論理回路によって読み取
    られ、 前記論理回路が更に新たなページサイクルを指示するペ
    ージセレクト信号を有するページセレクト出力を含み、 前記記憶装置は、前記ページセレクト出力に接続され、
    前記ページセレクト信号に応答して、前記システムデー
    タインターロック信号をリセットし、前記データ出力に
    おける有効データの不存在を指示する、 ことを特徴とする請求項13記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス。
  15. 【請求項15】前記ページセレクト信号は、第1と第2
    の状態を含み、ページサイクルの間に第1の状態から第
    2の状態へ、また第2の状態から第1の状態へと交互に
    遷移し、 前記記憶装置は、前記ページセレクト信号による状態遷
    移の少なくとも1つの間での有効データの不存在を指示
    する、 ことを特徴とする請求項14記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス。
  16. 【請求項16】前記システムデータインターロック信号
    は、少なくとも部分的に、前記記憶装置のダミーデータ
    ラインから導かれることを特徴とする請求項15記載の
    埋め込みメモリマクロデバイス。
  17. 【請求項17】前記メモリセルのアレイは行と列に構成
    され、各行が対応するインターロックダミーセルを含
    み、このインターロックダミーセルは、対応する行内に
    選択位置を有し、その内部に1ビットの固定データを格
    納し、 前記インターロックダミーセルは、前記制御回路を介し
    て前記システムデータインターロック出力に接続され、 対応する行における各インターロックダミーセルの位置
    と、各インターロックダミーセル内の1ビットの固定デ
    ータの値とが選択されて、対応する行からのデータが前
    記データ出力において有効になった後にのみ、前記シス
    テムデータインターロック信号が状態を変化させて、前
    記データ出力における有効データの存在を指示する、 ことを特徴とする請求項12記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス
  18. 【請求項18】半導体基板と、 前記半導体基板上に構成された記憶装置であって、デー
    タを格納するメモリセルのアレイと、前記メモリセル内
    にデータを格納するデータ入力と、このデータ入力にお
    けるデータが前記メモリセル内に有効に書き込まれたこ
    とを指示するシステムデータインターロック信号を有す
    るシステムデータインターロック出力とを含む記憶装置
    と、 前記記憶装置と共に前記半導体基板上に構成され、前記
    データ入力とシステムデータインターロック出力とに接
    続される論理回路であって、前記システムデータインタ
    ーロック信号が前記メモリセル内へデータが有効に書き
    込まれたことを指示した後にのみ、新たなデータを前記
    データ入力へ与える論理回路、 とを備えることを特徴とする埋め込みメモリマクロデバ
    イス。
  19. 【請求項19】前記論理回路は、その間にデータが記憶
    装置に書き込まれるマクロサイクルを規定し、 前記論理回路は、新たなマクロサイクルを指示するマク
    ロセレクト信号を有するマクロセレクト出力を更に含
    み、 前記記憶装置は、前記マクロセレクト出力に接続され、
    前記マクロセレクト信号に応答して、システムデータイ
    ンターロック信号をリセットし、データがメモリセル内
    に書き込まれていないことを指示する、 ことを特徴とする請求項18記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス。
  20. 【請求項20】マクロサイクル中、前記論理回路は、前
    記記憶装置からデータを読み取り、または前記記憶装置
    にデータを書き込み、 前記論理回路は、前記記憶装置へ接続されたライトイネ
    ーブル出力を含み、このライトイネーブル出力にライト
    イネーブル信号を与え、前記論理回路が各マクロサイク
    ル中にデータを読み取りまたは書き込んでいるかを指示
    し、 前記記憶装置は、前記システムデータインターロック信
    号を利用してデータが各マクロサイクル中に首尾よく書
    き込まれたか、または読み取られたことを前記論理回路
    に知らせ、 首尾よい先の読み取りまたは書き込み動作が前記システ
    ムデータインターロック信号を介して前記記憶装置に知
    らされた後のみ、前記論理回路が次の読み取り、または
    書き込み動作を進行させる、 ことを特徴とする請求項19記載の埋め込みメモリマク
    ロデバイス。
JP11003418A 1998-01-14 1999-01-08 埋め込みメモリマクロデバイス Pending JP2000003590A (ja)

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