JP2000003473A - 自動物品供出機 - Google Patents

自動物品供出機

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JP2000003473A JP18140398A JP18140398A JP2000003473A JP 2000003473 A JP2000003473 A JP 2000003473A JP 18140398 A JP18140398 A JP 18140398A JP 18140398 A JP18140398 A JP 18140398A JP 2000003473 A JP2000003473 A JP 2000003473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーシング下端の取出口へと物品を落下させる
ことなく、ケーシング前面の中間部に設けた取出口から
容易に取り出し得るようにしようとするものである。 【解決手段】前面の適所に取出口5を配したケーシング
4内に、一部をその取出口に隣接させて環状移送ライン
7を設け、該環状移送ラインには、前面と後面を開放さ
せた複数の物品収納筐8を一列に配備させて、これらの
物品収納筐を自動制御駆動手段9により次々に上記取出
口5へと移動させるよう構成した移送式物品収納装置1
と、上記各物品収納筐8をそれぞれ上記取出口5にて停
止保持させるよう上記移送式物品収納装置1に装備させ
たロック装置2と、上記取出口5に位置する物品収納筐
8の背後に配した物品押出装置3と、上記各物品収納筐
8への外部からの物品補充手段とを有して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボーリング競技場
の貸し靴の提供などに供する自動物品供出機に関するも
のである。
【0002】一般に、この種の自動物品供出機は、縦長
のケーシングの中に倒伏可能な複数の棚板を縦列に配備
しており、これらの棚板に貸し靴等の物品を載せて、硬
貨の投入に伴い、下の棚板から順に倒伏させることによ
り、各棚板上の物品をケーシングの下端に設けた取出口
へと次々に落下させるようにしている(実公平2-1655号
公報)。したがって、この自動物品供出機は、極めてシ
ンプルに、コンパクトに形成できて、設置場所の省スペ
ース化が可能である。また、低コストで生産できて、安
価に提供でき、しかも、故障が少ない等々の利点があ
り、未だ高い需要率を維持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その反面、 取出口をケーシングの下端に設けなければならない
ため、物品を取り出す際にはその都度屈まなければなら
ず、取り出し難い。 下段の棚板ほど出荷頻度が高く、物品を多く補充す
ることとなるが、上段では逆に少なくなって、ほとんど
入れ替わらない。 物品を全てケーシング下端の取出口まで落下させる
ため、物品によっては損傷するおそれがある。 背後から物品を補充するためにケーシングの後面を
開放させたものでは、物品が貸し靴の場合、上向きにし
て棚板に載せることで貸し靴の内部に塵埃が入り易い。 物品を補充するにも、水平の目線の上方又は下方で
は品物の有無がわかり難い。 上部、下部の棚板への物品の補充が容易でない。等
々の問題点も有しており、需要者層、年齢層、性別、地
域、時間帯等から好まれない場合もある。 本発明は、これらの問題点を解決した新規な自動物品供
出機を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明は、前面の適所に取出口を配したケーシン
グ内に、一部をその取出口に隣接させて環状移送ライン
を設け、該環状移送ラインには、前面と後面を開放させ
た複数の物品収納筐を一列に配備させて、これらの物品
収納筐を自動制御駆動手段により次々に上記取出口へと
移動させるよう構成した移送式物品収納装置と、上記各
物品収納筐をそれぞれ上記取出口にて停止保持させるよ
う上記移送式物品収納装置に装備させたロック装置と、
上記取出口に位置する物品収納筐の背後に配した物品押
出装置と、上記各物品収納筐への外部からの物品補充手
段とを有して成る。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の自動物品供
出機にあって、上記取出口を上記ケーシングの前面中間
部に配し、その取出口には、上記移送式物品収納装置の
動作との関連で自動的に開閉するシャッタを設け、ま
た、上記物品補充手段として、上記ケーシングの背面を
開放させて成る。
【0006】請求項3の発明は、請求項2の自動物品供
出機にあって、上記移送式物品収納装置として、前方に
面する長円を形成して上下に張り回したチェーン、その
他の長円形無端移送体を設け、上記各物品収納筐を前後
面開放の角筒状に形成して、これらの物品収納筐をその
長円形無端移送体の外周面に一列に配備させ、また、上
記自動制御駆動手段として、上記各物品収納筐を上記取
出口へと順次に移動させ停止させる電動移送装置と、取
出口に来た物品収納筐が空であることを検出して該物品
収納筐の取出口での停止を回避させるパス装置とを具有
させて成る。
【0007】請求項4の発明は、請求項1、請求項2又
は請求項3の自動物品供出機にあって、上記移送式物品
収納装置に上記各物品収納筐を一定姿勢で移動させるガ
イドレールを装備させて成る。
【0008】請求項5の発明は、請求項1、請求項2、
請求項3又は請求項4の自動物品供出機にあって、上記
ロック装置を上記移送式物品収納装置の回転機構部へ回
転不能に機械的に係合させる構造として成る。
【0009】請求項6の発明は、請求項1、請求項2、
請求項3、請求項4又は請求項5の自動物品供出機にあ
って、上記物品押出装置として、パンタグラフ型電動伸
縮装置を用いて成る。
【0010】
【発明の実施の形態】図面は、請求項1乃至請求項6の
発明に係る貸し靴用自動物品供出機を示している。図1
乃至図5において、1は、電気的に回動する移送式物品
収納装置、2は、該移送式物品収納装置に設けたロック
装置、3は、その物品収納装置に設けた物品押出装置で
ある。4は、これらの装置を内装し、前面の中間部に取
出口5を設け、背面を開放したケーシングである。6
は、その取出口に配した電動のシャッタである。
【0011】移送式物品収納装置1は、図3に示すよう
に、前方に面して縦長の長円形をなす環状移送ライン7
を中間の一部で取出口5に隣接させて設け、該環状移送
ラインには、前面と後面を開放させた複数の物品収納筐
8を上下に一列に配備させて、それらの物品収納筐を図
2、図4に示す自動制御駆動手段9により次々に取出口
5へと移動させ停止させるよう構成している。而して、
環状移送ライン7は、図2乃至図5に示すように、制御
室10を形成するベース部11から前後一対の支柱12を起立
させて、両支柱間の上端部と下端部に回転横軸13,14を
軸承させ、両回転横軸の中間部にそれぞれ前後一対のス
プロケットホイール15,16を固定し、上下のスプロケッ
トホイール間にそれぞれ移送用チェーン17を掛け渡すこ
とで、前方に面する長円にて上下に張り回した長円形無
端移送体18を形成して成り、該長円形無端移送体の外周
面に、角筒状で前後面開放の複数の物品収納筐8をそれ
ぞれ連結金物19にて一列に装備させ、更に、両支柱12の
内面で左右両側に、それらの物品収納筐8の内壁外面を
前後両端部で摺動させて案内する内側のガイドレール77
(図2)を付設するとともに、前の支柱12の左右両側
に、それらの物品収納筐8の外壁外面を前端部で摺動さ
せて案内する外側のガイドレール78(図4)を付設し
て、各物品収納筐8を一定姿勢で移動させるようにして
いる。また、自動制御駆動手段9は、図2乃至図4に示
すように、各物品収納筐8を上記取出口5へと順次に移
動させ停止させる電動移送装置20と、その取出口5に来
た物品収納筐8に物品が無いことを検出してその停止を
回避させるパス装置21とを有して成る。
【0012】電動移送装置20は、図2乃至図4に示すよ
うに、上記制御室10の適所に減速モータ22を配し、該減
速モータの出力軸23と上記下の回転横軸14の一端とにス
プロケットホイール24,25を設けて駆動用チェーン26を
掛け回し、かつ、該駆動用チェーンの中間部分にアイド
ラ27を装備させて、減速モータ22からの回転力を環状移
送ライン7たる長円形無端移送体18(移送用チェーン1
7)に伝えるようにし、更に、上記制御室10の適所に自
動制御器28を配して、該自動制御器により上記減速モー
タ22したがって長円形無端移送体18の回転を制御し、各
物品収納筐8を上記取出口5へと順次に移動させるとと
もに、各々が定位置に来たことを位置検出器29で検出し
て電気的に停止させるようにしている(図19)。この
場合の位置検出器29は、リミットスイッチでよく、物品
収納筐8が定位置に到来したことを検出すれば足りるが
(図2、図19)、無端移送体18(スプロケットホイー
ル15,16、移送用チェーン17)、スプロケットホイール
24,25、駆動用チェーン26等の回転機構部の適所に設け
た突片でそのリミットスイッチを作動させるようにして
もよい。リミットスイッチに代えてリードスイッチ、近
接スイッチ、光電スイッチ等を用い、これらを各物品収
納筐8乃至回転機構部に付設した磁石、レフレクタ等に
より作動させるようにしてもよい。
【0013】パス装置21は、図2、図3、図9乃至図1
1に示すように、上記取出口5の部位で上記前後一対の
支柱12間に支持バー30を架設して、該支持バーに、スプ
リング31で出方向に付勢した回動可能な検知レバー32
と、該検知レバーで作動される検知スイッチ33とから成
る検知器34を装着し、各物品収納筐8の内側壁部に切欠
35を設けて、その検知レバー32を該切欠を通じて取出口
部位の物品収納筐8内へと遊挿させることで検知器34に
当該物品収納筐8内の物品の有無を機械的電気的に検知
させ、物品無し(空)の検知に伴い空の当該物品収納筐
8を自動的に通過させるよう上記自動制御器28にて上記
減速モータ22したがって長円形無端移送体18の回転を制
御するようにしている(図19)。ただし、検知器34
は、取出口5に位置する物品収納筐8から物品を取り出
したことを検出して上記自動制御器28を作動させる物品
取出検知器にも兼用している。なお、検知器34は、光電
方式のものでもよい。
【0014】ロック装置2は、図2に示すように、移送
式物品収納装置1の回転機構部へ回転不能に機械的に係
合させるものであり、下の回転横軸14を物品収納筐8の
一つあての移送に1又は2回転させるものとし、図1
2、図13に示すように、下の回転横軸14の他端にロッ
クホイール36を設け、該ロックホイールの周面の適所に
ロックホール37を削設し、該ロックホールにスプリング
で付勢したロックピン39を挿入させ、該ロックピンを電
磁プランジャ38によりそのスプリングに抗して引抜き作
動させるようにし、これら電磁プランジャ、ロックピン
等を支柱12の適所に装着し、もって、各物品収納筐8の
移動に当たり、上記自動制御器28により電磁プランジャ
38を作動させることで、ロックピン39をロックホイール
36のロックホール37から離脱させて回転機構部を回転さ
せ、また、各物品収納筐8が定位置に来て回転機構部が
停止した際には、その電磁プランジャ38をフリーにさせ
て、ロックピン39をスプリングの弾力でロックホイール
36のロックホール37へと挿入させ、回転機構部の回転を
阻止して、停止した各物品収納筐8の定位置、とりわけ
取出口5に位置する物品収納筐8の定位置を確保させる
ようにしている(図19)。なお、ロック装置2につい
ては、図14、図15に示すものや図16、図17に示
すものを用いてもよい。図14、図15に示すものは、
下の回転横軸14にアンモナイト形ホイール40を固定し、
該アンモナイト形ホイールに、電磁プランジャ41で作動
されるストッパ42を係合離脱自在に対応させたものであ
り、また、図16、図17に示すものは、下の回転横軸
14の上記スプロケットホイール16にロック孔43を穿設
し、該ロック孔に、電磁プランジャ44によりリンク機構
45を介して出入されるロック棒46を係合離脱自在に対応
させたものである。その他にも、上記アンモナイト形ホ
イール40の代わりに下の回転横軸14のスプロケットホイ
ール16に突子を突設して使用するもの、下の回転横軸14
のスプロケットホイール16にドッグクラッチ方式のロッ
ク手段を講じたもの、回転機構部のチェーンに回転しな
いギアを係合離脱自在に対応させたもの等が考えられ
る。
【0015】物品押出装置3は、図2、図4、図6乃至
図8に示すように、平面形状L形のプレート47にパンタ
グラフ型電動伸縮装置48を設けて成り、取出口5の後方
でかつ物品収納筐8の背後に配して、そのプレート47を
以て後部の支柱12の中間部にそのパンタグラフ型電動伸
縮装置48を前方へ向けて固定している。そして、パンタ
グラフ型電動伸縮装置48は、共通の複数の枢軸49,50,
51で枢着した左右一対の平行リンク52の先端に一つの押
板53を設けて、前方へ向かう伸縮自在なパンタグラフ54
を形成し、該パンタグラフの基端部を各平行リンクにて
取付基板55を介して上記プレート47に支持させ、該パン
タグラフの基端部を可逆減速モータ57でチェーン機構58
を介して開閉動させることにより、当該パンタグラフを
伸縮させ、押板53を進退させるようにしており、また、
その進出限と後退限を基端部の開閉動に対応させて配し
た各リミットスイッチ59,60で検出し、上記自動制御器
28を働かせて、当該可逆減速モータ57を自動制御するよ
うにしている(図19)。この場合の可逆減速モータ57
は、パンタグラフ54の基端部において、その上方に位置
させ、また、チェーン機構58は、その可逆減速モータ57
の軸とパンタグラフの基端部の定位置を維持する下の枢
軸51とにスプロケットホイール61,62を装着して、両ス
プロケットホイール間にチェーン63を掛け回し、該チェ
ーンと、パンタグラフ54の基端部の上下動する上の枢軸
49とを、連結金物64で機械的に連繋させている。更に、
進出限と後退限を検出する各リミットスイッチ59,60
は、該上の枢軸49に対応させて配し、上記プレート47の
適所に固定している。
【0016】シャッタ6は、図1、図2、図4、図18
に示すように、ケーシング4の前面中途部に設けた取出
口5に対応させて配備させており、縦に長い長方形の枠
体65を前の支柱12の一側に固定し、該枠体内に板体から
成るシャッタ本体66を上昇で開口、下降で閉口するよう
昇降可動に装備させ、該シャッタ本体をその枠体65内上
部に設けた可逆減速モータ67でチェーン機構68を介して
昇降させるようにし、枠体内の中間部にて、そのシャッ
タ本体66を閉口態勢でロックするシャッタ係止装置69を
付設している。この場合のチェーン機構68は、可逆減速
モータ67と枠体65内の中間部に配したスプロケットホイ
ール70,71にチェーン72を掛け回し、その途中にアイド
ラ73を配することで、可逆減速モータ67の回転に伴いチ
ェーン72を介してシャッタ本体66を昇降させるようにし
ており、該シャッタ本体の上昇限と下降限をリミットス
イッチ79,80で検出して自動制御器28により制御するよ
うにしている(図19)。また、シャッタ係止装置69
は、図18に示すように、下降限に位置するシャッタ本
体66の上縁を係止爪74で係止し、これを自動制御器28の
制御のもと電磁プランジャ75の作動で解除させるように
している。更に、枠体65内の下端部には、図2に示すよ
うに、物品の取り出しを容易にするガイドローラ76を回
転自在に装着している。
【0017】如上の構成であるから、この貸し靴用自動
物品供出機は、例えば、硬貨投入装置81(図19)と電
気的に連繋させて、一定料金の硬貨の投入で作動させる
ようにし、移送式物品収納装置1の各物品収納筐8に背
後から貸し靴を横向きに挿入(補充)して使用する。押
釦操作で電気的に作動させるようにしてもよく、また、
これを硬貨投入装置と併用するようにしてもよい。而し
て、貸し靴の入った物品収納筐8を予め取出口5に位置
させておくが、硬貨投入装置への一定料金の硬貨の投入
或いは押釦の操作で、自動制御器28によりシャッタ係止
装置69が解除されてシャッタ6が開く。また、物品押出
装置3が取出口5に位置する物品収納筐8内に進出して
該物品収納筐内の貸し靴を取出口5へと押し出す。この
押し出しは途中までであり、後は取出口5から突出して
いる貸し靴を手で引き抜けばよい。引き抜いたところ
で、貸し靴が無くなったことを検知器34(兼用するパス
装置21の検出器)が検出し、自動制御器28により再びシ
ャッタ6が閉じ、シャッタ係止装置69が働く。これに伴
い、自動制御器28により移送式物品収納装置1が作動し
て、全ての物品収納筐8が環状移送ライン7を一方向に
移動し、貸し靴の入った次の物品収納筐8が取出口5に
来たところで位置検出器29が働いて定位置に停止する。
この移動と停止は、電動移送装置20とパス装置21とから
成る自動制御駆動手段9によって得ており、電動移送装
置20により環状移送ライン7たる長円形無端移送体18が
回動し、連結金物19を介して各物品収納筐8が連動し
て、各物品収納筐8が上記取出口5へと順次に移動し、
定位置に来て位置検出器29が働いて停止するが、取出口
5に来た物品収納筐8内に貸し靴が無いときには、パス
装置21によりその停止を回避する。
【0018】つまり、電動移送装置20は、長円形無端移
送体18を形成する前後一対の移送用チェーン17を、制御
室10に配した減速モータ22によりスプロケットホイール
24,25、駆動用チェーン26等を介して回動させ、その減
速モータ22を自動制御器28により制御して、各物品収納
筐8を取出口5へと順次に移動させ、各々が定位置に来
たことを位置検出器29で検出することにより自動制御器
28を働かせてその減速モータ22を停止させ、各物品収納
筐8を自動的に定位置に停止させる。また、パス装置21
は、検知器34で取出口5に来た物品収納筐8内に貸し靴
が無いことを検出する。この検知器34は、スプリング31
で出方向に付勢した検知レバー32を取出口5に来た物品
収納筐8内へと切欠35を通じて遊挿させるようにしてい
るから、取出口5に来た物品収納筐8内に貸し靴があれ
ばこの貸し靴で検知レバー32が押し動かされて検知スイ
ッチ33が作動し、自動制御器28に各物品収納筐8の定位
置停止のための電気的制御をさせる。これとは逆に、取
出口5に来た物品収納筐8内に貸し靴が無ければ検知レ
バーが押し動かされることはなく、検知スイッチ33が切
り替わることもないので、取出口5に来た物品収納筐8
内に貸し靴が無いことを電気的に検出できて、空の当該
物品収納筐8を自動的に通過させるよう自動制御器28に
継続作動させ、減速モータ22したがって長円形無端移送
体18の回転を持続させ、貸し靴が入った物品収納筐8だ
けを取出口5に定位置停止させるのである。
【0019】この定位置停止に伴い、自動制御器28の作
動のもとロック装置2が働き、該ロック装置が各物品収
納筐8の定位置を確保する。このロック装置2、特に、
図2、図5、図12、図13に示すロック装置2の場合
は、各物品収納筐8の移動に当たり、自動制御器28によ
り電磁プランジャ38を作動させてロックピン39をロック
ホイール36のロックホール37から離脱させ、回転機構部
を自在に回転させる。また、各物品収納筐8が定位置に
来てその回転機構部が停止した際には、電磁プランジャ
38をフリーにさせて、ロックピン39をスプリングの弾力
でロックホイール36のロックホール37へと挿入させ、回
転機構部の回転を阻止して、取出口5に位置する物品収
納筐8の定位置を確保させる。他のロック装置2の場合
でも、その機構に相応して作動させることで、回転機構
部の回転又は回転阻止を得ればよい。
【0020】ところで、図18に示すシャッタ係止装置
69は、自動制御器28により電磁プランジャ75を作動させ
て係止爪74を回動させ、シャッタ本体66の上縁から離脱
させることで解除させる。再び係合させるときは、電磁
プランジャ75及び係止爪74を自重で逆動させる。また、
図2、図4に示すシャッタ6は、自動制御器28により可
逆減速モータ67を正転させ、チェーン機構68を介してシ
ャッタ本体66を上昇させることで開扉させる。また、貸
し靴の取り出しに伴い、自動制御器28により可逆減速モ
ータ67を逆転させ、チェーン機構68を介してシャッタ本
体66を下降させて閉扉させる。
【0021】図2、図4、図6乃至図8に示す物品押出
装置3は、パンタグラフ型電動伸縮装置48において、自
動制御器28により可逆減速モータ57を正逆回転させ、チ
ェーン機構58を介してパンタグラフ54の基端部を開閉動
させることで、パンタグラフ先端の押板53を進退させ
る。そして、その進出限と後退限をリミットスイッチ5
9,60により検出して自動制御器28に所要の制御を得
る。
【0022】なお、以上の説明では、硬貨投入装置に一
定料金の硬貨が投入され或いは押釦が操作されると、シ
ャッタ6等の作動が先行し、移送式物品収納装置1等の
作動が後行しているが、その先行と後行が逆でもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、既述構成であるから、
次の効果を奏する。 (1) ケーシング内において、物品を収容した複数の物品
収納筐が上下に順次に移動するので、ケーシング前面の
取出口を中間部等都合のよい任意の高さに配することが
でき、したがって、物品を取り出す際にその都度屈む必
要がなく、取り出し易い。 (2) ケーシング内において、物品を収容した複数の物品
収納筐が取出口へと順次に移動するので、収容した物品
の出荷頻度が収容場所に関係なく均一となり、均等に入
れ替えることができる。 (3) ケーシング内において、物品を収容した複数の物品
収納筐を取出口へと順次に移動させるので、物品を落下
させる必要がなく、落下による損傷を生じず、落下に伴
う騒音も生じない。 (4) ケーシングの後面を開放させても、物品が貸し靴の
場合、物品収納筐に横向きに収容させることができ、貸
し靴内部に塵埃が入り難い。 (5) ケーシング内において、物品を収容した複数の物品
収納筐が上下に順次に移動するので、各物品収納筐内へ
物品を補充するにも水平の目線で行え、また、水平の目
線で品物の有無を見分けることができて見分け易い。 (6) ケーシング内において、物品を収容した複数の物品
収納筐が上下に順次に移動するので、各物品収納筐には
それぞれ作業員に適合する一定の高さで物品を次々に補
充でき、補充作業が容易である。 (7) 全体としてコンパクトに構成でき、専有スペースを
少なくできる。 (8) 物品の取り出しの際、自動的にシャッタが開き、物
品が押し出されるものとすることができて、取り出しを
より容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る正面図である。
【図2】 同実施の形態に係る截断側面図である。
【図3】 同実施の形態に係る截断正面図である。
【図4】 同実施の形態に係るケーシング除去状態での
前面側の斜視図である。
【図5】 同実施の形態に係るケーシング除去状態での
背面側の斜視図である。
【図6】 同実施の形態に係る物品押出装置の拡大側面
図である。
【図7】 同物品押出装置の動作状態を示す拡大側面図
である。
【図8】 同物品押出装置の拡大截断背面図である。
【図9】 同実施の形態に係る検知器の拡大平面図であ
る。
【図10】同検知器の拡大正面図である。
【図11】同検知器の拡大截断側面図である。
【図12】同実施の形態に係るロック装置の拡大正面図
である。
【図13】同ロック装置の拡大側面図である。
【図14】他のロック装置の拡大正面図である。
【図15】同ロック装置の拡大側面図である。
【図16】更に他のロック装置の拡大正面図である。
【図17】同ロック装置の拡大側面図である。
【図18】同実施の形態に係るシャッタ係止装置の斜視
図である。
【図19】同実施の形態に係る電気回路のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…移送式物品収納装置 2…ロック装置 3…物品押出装置 4…ケーシング 5…取出口 6…シャッタ 7…環状移送ライン 8…物品収納筐 9…自動制御駆動手段 10…制御室 11…ベース部 12…支柱 13,14…回転横軸 15,16…スプロケッ
トホイール 17…移送用チェーン 18…長円形無端移送
体 19…連結金物 20…電動移送装置 21…パス装置 22…減速モータ 23…出力軸 24,25…スプロケッ
トホイール 26…駆動用チェーン 27…アイドラ 28…自動制御器 29…位置検出器 30…支持バー 31…スプリング 32…検知レバー 33…検知スイッチ 34…検知器 35…切欠 36…ロックホイール 37…ロックホール 38…電磁プランジャ 39…ロックピン 40…アンモナイト形ホイール 41…電磁プランジャ 42…ストッパ 43…ロック孔 44…電磁プランジャ 45…リンク機構 46…ロック棒 47…プレート 48…パンタグラフ型電動伸縮装置 49,50,51…枢軸 52…平行リンク 53…押板 54…パンタグラフ 55…取付基板 57…可逆減速モータ 58…チェーン機構 59,60…リミットスイッチ 61,62…スプロケッ
トホイール 63…チェーン 64…連結金物 65…枠体 66…シャッタ本体 67…可逆減速モータ 68…チェーン機構 69…シャッタ係止装置 70,71…スプロケッ
トホイール 72…チェーン 73…アイドラ 74…係止爪 75…電磁プランジャ 76…ガイドローラ 77…内側のガイドレ
ール 78…外側のガイドレール 79,80…リミットス
イッチ 81…硬貨投入装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面の適所に取出口を配したケーシング
    内に、一部をその取出口に隣接させて環状移送ラインを
    設け、該環状移送ラインには、前面と後面を開放させた
    複数の物品収納筐を一列に配備させて、これらの物品収
    納筐を自動制御駆動手段により次々に上記取出口へと移
    動させるよう構成した移送式物品収納装置と、上記各物
    品収納筐をそれぞれ上記取出口にて停止保持させるよう
    上記移送式物品収納装置に装備させたロック装置と、上
    記取出口に位置する物品収納筐の背後に配した物品押出
    装置と、上記各物品収納筐への外部からの物品補充手段
    とを有して成る自動物品供出機。
  2. 【請求項2】 上記取出口を上記ケーシングの前面中間
    部に配し、その取出口には、上記移送式物品収納装置の
    動作との関連で自動的に開閉するシャッタを設け、ま
    た、上記物品補充手段として、上記ケーシングの背面を
    開放させた請求項1記載の自動物品供出機。
  3. 【請求項3】 上記移送式物品収納装置として、前方に
    面する長円を形成して上下に張り回したチェーン、その
    他の長円形無端移送体を設け、上記各物品収納筐を前後
    面開放の角筒状に形成して、これらの物品収納筐をその
    長円形無端移送体の外周面に一列に配備させ、また、上
    記自動制御駆動手段として、上記各物品収納筐を上記取
    出口へと順次に移動させ停止させる電動移送装置と、取
    出口に来た物品収納筐が空であることを検出して該物品
    収納筐の取出口での停止を回避させるパス装置とを具有
    させた請求項2記載の自動物品供出機。
  4. 【請求項4】 上記移送式物品収納装置に上記各物品収
    納筐を一定姿勢で移動させるガイドレールを装備させた
    請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動物品供出
    機。
  5. 【請求項5】 上記ロック装置を上記移送式物品収納装
    置の回転機構部へ回転不能に機械的に係合させる構造と
    した請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の
    自動物品供出機。
  6. 【請求項6】 上記物品押出装置として、パンタグラフ
    型電動伸縮装置を用いた請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4又は請求項5記載の自動物品供出機。
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