JP2000003002A - 感光材料処理用固形処理剤補給装置 - Google Patents

感光材料処理用固形処理剤補給装置

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JP2000003002A
JP2000003002A JP16838298A JP16838298A JP2000003002A JP 2000003002 A JP2000003002 A JP 2000003002A JP 16838298 A JP16838298 A JP 16838298A JP 16838298 A JP16838298 A JP 16838298A JP 2000003002 A JP2000003002 A JP 2000003002A
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solid processing
processing agent
replenishing device
elastic packing
discharge opening
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JP16838298A
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Nobuaki Takahashi
伸明 高橋
Michihide Murase
理英 村瀬
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給装置本体の固形処理剤排出開口部からの
湿気の侵入を防止する。排出開口部の密閉性を確保す
る。シャッター手段の弾性パッキン部材の耐久性向上、
シャッター手段の開閉トルクの低減、シャッター手段の
破損防止を実現する。 【解決手段】 補給装置本体31下部の排出開口部33
2の周辺を開閉可能に密封するシャッター手段340
を、排出開口部332の周面を押圧する弾性パッキン部
材343と、弾性パッキン部材343を保持する押圧部
材342と、押圧部材342を付勢する付勢部材344
とから構成し、弾性パッキン部材343が排出開口部3
32周辺を圧接する表面部分を、肉厚状の凸部343A
に形成し、弾性パッキン部材343が排出開口部332
周辺に当接しない表面部分を、肉薄状の凹部343Bに
形成した感光材料処理用固形処理剤補給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を処理す
る感光材料処理装置の複数の処理槽に、収納容器内に収
容された異なる種類の固形処理剤を対応する各処理槽に
所定量投下して補給する感光材料処理用固形処理剤補給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下感光材
料とも称す)は、露光後に、現像液、漂白液、定着液、
安定化液等の処理液による処理工程により処理される。
この処理は通常自動現像機で行われ、その場合は補充液
補充方式が一般に用いられ、処理槽内の各処理液の活性
度を一定に保つようにコントロールされている。
【0003】補充液補充方式の場合、感光材料からの溶
出物による処理液の希釈、蒸発量の補充及び消費成分の
補充を目的としており、液体補充の結果、通常オーバー
フロー液が多量に排出されている。
【0004】感光材料の処理を商業的に実施するには、
コスト及び人手作業の軽減、公害負荷の低減、処理装置
のコンパクト化、更には商品価値の向上のため、できる
だけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得るこ
とが要求される。
【0005】この要望に応える方法として、WO92/
20013号公報には、殆ど全ての処理剤成分を固形処
理剤化し、直接処理槽に投入する方法が開示されてい
る。
【0006】しかし、この方法では、感光材料の処理量
を検知して、複数の各処理槽内の処理液に、所定量の異
なる固形処理剤を個々に制御して補充しているため、各
固形処理剤の投入量、投入タイミングを制御する制御装
置が複雑になり、故障する確率が上がり、更に装置の大
きさも大きくなってしまうという問題がある。また複数
の収納容器内に収容された異なる各固形処理剤の消費量
が著しく異なるため、収納容器内の固形処理剤残量に差
異があり、各収納容器を個別に消費済み毎に交換する保
守操作が煩わしくなる。従ってこれらの問題を解決する
固形処理剤補給装置の技術開発が急務である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】固形処理剤は湿気で膨
潤するため、処理槽から発生した高湿度のガスが、固形
処理剤補給装置の処理剤排出口から補給装置の内部に侵
入して、補給装置内部の搬送中の固形処理剤や、補給装
置に装着されて流通する収納容器内の固形処理剤に浸透
して補給不良を発生することがある。
【0008】また、複数の異なる種類の固形処理剤を投
入するユニット化した処理剤投入手段に、複数の異なる
種類の固形処理剤を収納した収納容器を装填し、前記処
理剤投入手段から固形処理剤を処理槽に投入して溶解し
処理液の補充を行う感光材料処理用固形処理剤補給装置
においては、各処理槽から発生した高湿度のガスが、補
給装置の処理剤排出口から補給装置の内部に侵入して、
異なる固形処理剤に混合、浸透すると、コンタミ(汚
濁)が生じ、この固形処理剤が処理槽に補給されると、
写真画質を低下させる。
【0009】この発明は、これらの問題点を解消して、
確実な固形処理剤補給が達成され、安定した写真処理性
能を得る感光材料処理用固形処理剤補給装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の感光材料処理用固形処理剤補給装置は、収納容器内
に収納された固形処理剤を、補給装置本体内に導入し、
補給装置本体内の搬送手段により搬送し、補給装置本体
の下部の排出開口部から排出し、処理槽内に投入して処
理液補充を行う感光材料処理用固形処理剤補給装置であ
って、前記補給装置本体下部の排出開口部の周辺を開閉
可能に密封するシャッター手段を、前記排出開口部の周
面を押圧する弾性パッキン部材と、該弾性パッキン部材
を保持する押圧部材と、該押圧部材を付勢する付勢部材
とから構成し、前記弾性パッキン部材が前記排出開口部
周辺を圧接する表面部分を、肉厚状の凸部に形成し、前
記弾性パッキン部材が前記排出開口部周辺に当接しない
表面部分を、肉薄状の凹部に形成したことを特徴とする
ものである(請求項1)。
【0011】また、本発明の感光材料処理用固形処理剤
補給装置は、収納容器内に収納された複数種の固形処理
剤を、補給装置本体内にそれぞれ導入し、補給装置本体
内の搬送手段により搬送し、前記複数種の固形処理剤毎
に仕切り壁により隔離された補給装置本体の下部の排出
開口部から排出して、対応する処理槽内にそれぞれ投入
して処理液補充を行う感光材料処理用固形処理剤補給装
置であって、前記補給装置本体下部の排出開口部と前記
仕切り壁の周辺を開閉可能に密封するシャッター手段
を、前記排出開口部の周面を押圧する弾性パッキン部材
と、該弾性パッキン部材を保持する押圧部材と、該押圧
部材を付勢する付勢部材とから構成し、前記弾性パッキ
ン部材が前記排出開口部周辺と前記仕切り壁の突出面と
に圧接する表面部分を、肉厚状の凸部に形成し、前記弾
性パッキン部材が前記排出開口部周辺と前記仕切り壁の
突出面とに当接しない表面部分を、肉薄状の凹部に形成
したことを特徴とするものである(請求項6)。
【0012】更に、本発明の感光材料処理用固形処理剤
補給装置は、収納容器内に収納された複数個の固形処理
剤を、補給装置本体内に導入し、補給装置本体内の搬送
手段により搬送し、補給装置本体の下部の排出開口部か
ら排出して、処理槽内に投入して処理液補充を行う感光
材料処理用固形処理剤補給装置であって、前記処理剤排
出口を開閉するシャッター手段は、移動可能なシャッタ
ー部材、前記シャッター部材を開閉するカム開閉機構、
前記処理剤排出口を開閉する弾性パッキン部材、該弾性
パッキン部材を押圧する押圧部材、該押圧部材を付勢す
る付勢部材を備え、前記カム開閉機構は、前記シャッタ
ー部材による前記排出開口部の閉止動作時には、前記補
給装置本体の前記排出開口部の外周面への前記弾性パッ
キン部材の押圧力付与を徐々に増大させ、前記排出開口
部の開放開始時には、前記弾性パッキン部材の押圧力付
与を徐々に軽減させることを特徴とするものである(請
求項8)。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を添付図
面に基づいて説明するが、本発明は、これに限定される
ものではない。
【0014】本発明の自動現像機(以下、単に自現機と
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。図1(a)
は、カラー印画紙(ハロゲン化銀写真感光材料)を現像
処理する自現機APの正面側全体構成図、図1(b)は
自現機APの平面構成図である。
【0015】写真焼付機Bにより露光処理されたシート
状カラー印画紙pは、自現機AP内に導入される。
【0016】自現機APでは、カラー印画紙pは、発色
現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E
内をローラ搬送手段(参照記号なし)により順次搬送さ
れ、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化処
理がなされる。前記各処理がなされたカラー印画紙p
は、乾燥部6において乾燥されて機外に排出される。
【0017】なお、本実施の形態例においては、カラー
印画紙pはカットされた状態で自現機AP内に導かれる
ものであるが、帯状で自現機AP内に導かれるものであ
ってもよい。また、本願発明に係る自現機APは、写真
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよい。更に、本発明の説明として、発色現像槽1A、
漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質
的に3槽構成の処理槽1を有する自現機APについて行
うが、これに限られるものではなく、露光済みのネガフ
ィルムを処理する発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽
を有する実質的に4槽又は、それ以上の処理槽を有する
構成の自現機であっても本発明は適用できる。
【0018】上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安
定槽1C,1D,1Eの各処理槽には、補助タンク2
A,2B,2C,2D,2Eが連設されている。該補助
タンク2A,2B,2Eには、固形処理剤補給装置(以
下、補給装置と称す)30から固形処理剤が供給され
る。40は、前記補給装置30に着脱可能に装着する固
形処理剤収納容器(以下、収納容器と称す)である。5
1は、前記発色現像槽1A、安定槽1Eに補充水を供給
する補充水タンクである。
【0019】図2(a)はカラー印画紙現像処理用の自
現機APの構成図である。自現機APでは、カラー印画
紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1
C,1D,1E内の各処理液(CD,BF,SR1〜
3)により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。液面
レベルとして漂白定着槽1Bに対し、安定槽1C,1
D,1Eが順次高くなっている。従って1Eからのオー
バーフロー液は重力により1D,1C,1Bと流れこむ
ような構造(カウンターカレント方式)となっている。
51は補充水タンク、52A,52Bは給水ポンプ、5
3は送水管、54は補充水供給制御手段である。56は
カラー印画紙pの処理量を検知する処理量情報検出手
段、57は前記処理量情報に基づき所定量の固形処理剤
を適時補給する固形処理剤供給制御手段である。30P
は自現機APに固形処理剤を補給する補給装置である。
【0020】図2(b)はネガフィルム現像処理用の自
現機ANの構成図である。該自現機ANでは、ネガフィ
ルム(感光材料)fは、処理槽である発色現像槽1N
A、漂白槽1NB、定着槽1NC,1ND、安定槽1N
E,1NF,1NG内の各処理液(CD,B,F,SR
1〜3)により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。
上記発色現像槽1NA、漂白槽1NB、定着槽1ND、
安定槽1NGの各処理槽には、それぞれ固形処理剤を供
給する補給装置30が設けてある。30Nは自現機AN
に固形処理剤を補給する補給装置である。なお、前記自
現機APと同じ機能を有する部分には、図2(a)と同
一符号を付してある。
【0021】図3は、図1の自現機APのZ−Z断面に
おける処理槽である発色現像槽1Aと補助タンク(溶解
槽)2Aと固形処理剤補給装置の断面図である。漂白定
着槽1B及び安定槽1Eもほぼ同一構造をなすから、以
下発色現像槽1Aを代表して説明する。なお、図には、
構成をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬
送手段等は省略してある。
【0022】感光材料(p又はf)を処理する発色現像
処理槽1Aは、該発色現像処理槽1Aを形成する仕切壁
21の外側に一体的に設けた補助タンク(溶解槽)2A
を有する。発色現像処理槽1Aと補助タンク2Aとは連
通窓21Aが形成された仕切壁21により仕切られてお
り、処理液は流通できるようになっている。補助タンク
2A内にはフィルタ22、ヒータ25、温度センサ2
6、液面センサ27が設けてある。このフィルタ22の
中は、補助タンク2Aの下方壁を貫通して設けられた循
環パイプ23Aを介して循環ポンプ24(循環手段)の
吸引側に連通している。前記循環ポンプ24の吐出側に
連通した循環パイプ23Bの他端は発色現像処理槽1の
外壁を貫通し、該発色現像処理槽1に連通している。こ
の様な構成により、循環ポンプ24が作動すると処理液
は補助タンク2Aから吸い込まれ、発色現像処理槽1A
に吐出されて、処理液は発色現像処理槽1A内の処理液
と混じり合い、再び補助タンク2Aへと入り循環を繰り
返すことになる。11はオーバーフロー管、12は廃液
タンクである。
【0023】前記補助タンク2Aに補充水Wを供給する
補充水供給手段50は、補充水タンク51、給水ポンプ
52、送水管53A,53Bから構成されていて、補充
水供給制御手段54(図2参照)により適時適量の補充
水Wを補給する。
【0024】固形処理剤補給手段は、錠剤型の固形処理
剤Jを収容する収納容器40、補給装置30、処理量情
報検出装置56、固形処理剤供給制御手段57(以上図
2参照)から構成されている。前記補給装置30はモー
タMにより駆動される。自現機APの上部カバー102
の上面の一部には、蓋104が揺動自在に蝶合されてい
て、該蓋104を図示一点鎖線a方向に開放して、前記
収納容器40を装填又は交換して固形処理剤Jの補充を
行う。
【0025】図4は収納容器40の斜視図、図5は収納
容器40の開口部(414)を開放した状態を示す斜視
図、図6(a)は収納容器40の側面図、図6(b)は
固形処理剤を収納した収納容器40のA−A断面図、図
6(c)は固形処理剤を収納した収納容器40のB−B
断面拡大図である。図7はネガカラーフィルム現像処理
用の自現機ANの各処理槽に補給する固形処理剤(JN
1〜JN4)を収容する収納容器40Nの正面断面図、
図8はカラー印画紙現像処理用の自現機APの処理槽に
補給する固形処理剤(JP1〜JP3)を収容する収納
容器40Pの正面断面図である。
【0026】図7に示す収納容器40Nは、カラーネガ
フィルムの処理、すなわち、発色現像、漂白、定着、安
定化の各処理毎に錠剤に固形化した複数種の固形処理剤
JN1,JN2,JN3,JN4を収納する収納容器で
ある。図8に示す収納容器40Pは、カラー印画紙の処
理、すなわち、発色現像、漂白定着、安定化の各処理毎
に錠剤に固形化した固形処理剤JP1,JP2,JP3
を収納する収納容器である。
【0027】なお、収納容器40Nは、カラーネガフィ
ルム100本分を処理することができる量の固形処理剤
JN1〜JN4を収納するものである(発色現像用の固
形処理剤JN1は10錠、漂白用の固形処理剤JN2は
10錠、定着用の固形処理剤JN3は40錠、安定化用
の固形処理剤JN4は1錠を収納する)。また、収納容
器40Pは、発色現像用の固形処理剤JP1を20錠、
漂白定着用の固形処理剤JP2を40錠、安定化用の固
形処理剤JP3を4錠収納する。
【0028】収納容器40N及び収納容器40Pは、何
れも、容器本体41、蓋部材42、キャップ部材43、
シール部材44A,44B、ラベル45とから構成され
ている。
【0029】容器本体41は、先端側(蓋部材42が設
けられる側であり、図6(b)において左側)及び後端
側(キャップ部材43が設けられる側であり、図6
(b)において右側)が開放された中空であって筒状の
容器である。蓋部材42は容器本体41の先端側を開閉
可能に覆うことができるスライド蓋である。キャップ部
材43は容器本体41の後端側の開口部を閉止するキャ
ップ部材43である。これら容器本体41、蓋部材4
2、及びキャップ部材43は、本実施の形態では、固形
処理剤J1〜J4の成分を鑑み、例えば、高密度ポリエ
チレン(HDPE)などによって樹脂成形され、更に、
容器本体41は薄肉深物であるため、高流動性のものが
好ましい。
【0030】容器本体41の内側には、7箇所の仕切壁
411が一体的に設けられており、これらの仕切壁41
1及び容器本体41の内壁によって、容器本体41内は
8つの収納室(分室)412A,412B,412C,
412D,412E,412F,412G,412Hを
構成している。
【0031】上記の8つの収納室412(A〜H)の先
端側は、開放された8箇所の開口部413を形成してい
る。これら開口部413の周囲(容器本体41の先端
側)には、平面状のフランジ部414が設けられてい
る。このフランジ部414の先端側には、8箇所の開口
部413を囲むように、フランジ先端面414Aより突
出した突起部(ビード部)415が一体に形成されてい
る。この突起部415の突起面には、フィルム状のシー
ル部材44A,44Bが剥離可能に貼着され、開口部4
13を開閉可能にする。シール部材44A,44Bは移
動可能な蓋部材42に巻回され、その両端部はそれぞれ
フランジ部414の表面側と裏面側に固定されている。
【0032】蓋部材42をスライド移動させることによ
り、シール部材44A,44Bは突起部415の突起面
から剥離され、開口部413を開放する。なお、シール
部材44A,44Bは、図示の2枚でもよいが、この2
枚を一体にして1枚でもよい。シール部材44A,44
Bは、アルミホイルとフィルム状の樹脂(ポリエチレン
テレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン等)の積層
材、又は複数種の樹脂フィルムの積層材等から形成さ
れ、防湿性、対薬品性を有し、かつ可撓性で破れにくい
強度を有する薄膜材である。
【0033】また、収納室412(A〜H)の後端側は
開放されているが、キャップ部材43によってその開放
されている部分が覆われている。
【0034】図7に示す収納容器40Nの各収納室41
2(A〜H)は、固形処理剤Jを縦列状態に収納するこ
とができる。これら8つの収納室412(A〜H)のう
ち、図示最左列の収納室412Aには固形処理剤JN1
が収納され、第3列の収納室412Cには固形処理剤J
N2が収納され、第4〜7列の収納室412D,412
E,412F,412Gには固形処理剤JN3が収納さ
れ、第8列の収納室412Hには固形処理剤JN4が収
納される。
【0035】収納室412Bは固形処理剤を収納しない
収納室(以下、空室ということもある)となっている。
これは、現像用の固形処理剤JN1に、定着用の固形処
理剤JN2の成分が混ざると、現像性能に多大な悪影響
を与えるため、空室を設けることにより、収納室412
Aと収納室412Cとの間の距離を設け、固形処理剤J
N2の収納或いは排出時に発生する固形処理剤JN2の
成分を含んだ粉が入り込む(所謂、コンタミ)のを防止
するためである。
【0036】カラー印画紙現像処理用の自現機APの処
理槽に補給する固形処理剤(JP1〜JP3)を収容す
る収納容器40Pは、前記収納容器40Nと同一形状で
ある。収納容器40Pには、図8に示すように、発色現
像用の固形処理剤JP1を収納する収納室412A,4
12Bと、漂白定着用の固形処理剤JP2を収納する収
納室412D,412E,412F,412Gの最左列
との間に、空室412Cを設けた。
【0037】これら各収納室412(A〜H)は、容器
本体41の先端側に開口部413が設けられており、こ
の開口部413から固形処理剤JNを収納或いは排出す
ることができる。また、これら開口部413の周囲(容
器本体41の先端側)には、開口部413を囲むように
平面状のフランジ部414が設けられている。このフラ
ンジ部414の両側端部414A,414Bは、蓋部材
42の係合部421A,421Bと係合するよう構成さ
れている。
【0038】蓋部材42は、開口部413に対してスラ
イドすることにより、開口部413を覆い、かつ、開閉
することが可能な部材である。また、蓋部材42が容器
本体41の開口部413と対向する面には、蓋部材42
が下がり過ぎずに開口部413を覆う位置で停止させる
ために、蓋部材42の上端に、フランジ部414の上面
によって係止される第1係止部422と、蓋部材42が
容易に上がらない(開かない)ようにフランジ部414
の下端面(符号なし)によって係止される第2係止部4
27とが設けられている(図6参照)。なお、蓋部材4
2の両側面に設けられた操作部材424は、蓋部材42
を上方へスライドさせる際に、第2係止部423による
フランジ部414の下端面への係止状態を解除し、更に
蓋部材42をスライドさせるための操作が行われるため
に設けられている。
【0039】キャップ部材43は、開閉されている容器
本体41の後端側を覆う、すなわち、収納室412(A
〜H)の後端側を覆う部材である。キャップ部材43
は、容器本体41の後端部に嵌合して密封し、係止爪部
431により脱出防止される。432はキャップ部材4
3を容器本体41に装着するとき、上下誤装着防止用の
識別部である。
【0040】次に、この収納容器40の組み立て及び固
形処理剤JNの収納について説明する。先ず、キャップ
部材43の内面の嵌合溝431(A〜C)が、それぞれ
容器本体41の仕切壁411(A〜D)と容器本体41
の外壁とを嵌合させるようにして、容器本体41の後端
側にキャップ部材43を取り付け、開放されていた容器
本体41の後端側を覆う。このとき、キャップ部材43
と容器本体41とに跨ってシール部材35を捲着させる
ことにより、容器本体41の後端側から固形処理剤JN
の粉塵が外部に漏れ出すことを完全に防止している。次
いで、発色現像用の固形処理剤JN1を収納室412A
に10錠、漂白用の固形処理剤JN2を収納室412C
に10錠、定着用の固形処理剤JN3を4列の収納室4
12Dに40錠(各分室に10錠ずつ)、安定化用の固
形処理剤JN4を収納室412Eに1錠を、それぞれ開
口部413から縦列に収納する。
【0041】そして、蓋部材42の係合部421A,4
21Bを容器本体41のフランジ部414の両側端部4
14A,414Bに係合させ、案内させながら、蓋部材
42を容器本体41の上方からスライドさせることによ
り、蓋部材42が開口部413を覆う。なお、このよう
な蓋部材42をスライドさせるときには、蓋部材42の
両側面に設けられた操作部材424を操作することによ
り行われる。
【0042】固形処理剤JNが収納された収納容器(容
器本体41の外壁の上面側)にメーカー名や収納される
固形処理剤Jの種類を表すラベル45が粘着される。こ
のラベル45は、収納容器40のリサイクルなどを考慮
して、容器本体4、蓋部材42及びキャップ部材43と
同じ材質とする。すなわち、ラベル45が粘着される部
材である容器本体41とラベル45とを同じ材質とする
ことで、産業廃棄物として廃棄されることなくリサイク
ルすることができ、しかも、リサイクルする際にはこれ
らを剥がすことなく利用でき、リサイクル作業の効率化
を図ることができる。
【0043】容器本体41の上面側には、補給装置30
へ収納容器40を装着するとき、収納容器40の上下、
装着方向の誤操作を防止するための識別部416が一体
に形成されている。
【0044】容器本体41の外壁両側面には、収納容器
40を補給装置30に装着して係止するための突起部材
418,419が一体に突設されている。蓋部材42に
近い方の2個の突起部材418は、後述の補給装置30
の下方の装着部に設けたカム溝に嵌入され、位置決め固
定される。キャップ部材43に近い方の2個の突起部材
419は、後述の補給装置30の上方の装着部に設けた
カム溝に嵌入され、位置決め固定される。なお、左右の
突起部材419は、異なる外径を有し、補給装置30へ
の収納容器40の誤装着を防止する。
【0045】図9は、収納容器40を補給装置30に装
着する操作を示す斜視図、図10は、収納容器40を補
給装置30に装着した補給状態を示す正面図である。
【0046】補給装置30は、収納容器40のキャップ
部材43側を支持する上支持部310と、収納容器40
の蓋部材42側を支持し収納容器40内の複数の固形処
理剤を受容する装着部320と、受容した固形処理剤を
複数の処理槽に投入する処理剤投入手段330とから成
る。
【0047】上支持部310は、支柱311、支持部材
312、押圧部材313とから成る。支柱311は基板
300に直立固定されている。支持部材312は支柱3
11の上部に固定されている。支持部材312の内側に
は、収納容器40の突起部材419を導入可能にする溝
部312Aと、溝部312Aの末端の凹部312Bとが
穿設されている。押圧部材313は、収納容器40が上
支持部310に装着されたとき、収納容器40の上部の
キャップ部材43を押圧する。
【0048】装着部320の上本体321には、収納容
器40内の複数の固形処理剤を受容する受入開口部32
2が穿設されている。受入開口部322は複数の仕切壁
323により仕切られて、複数の開口分室を形成してい
る。これらの複数の開口分室は、前記の容器本体41の
収納室412(A〜H)にそれぞれ対応している。
【0049】また、上本体321の両側壁の内側には、
溝カム部324が穿設されている。溝カム部324に
は、収納容器40を装着部320に装着操作するとき、
収納容器40の突起部418が挿入、嵌合し、蓋部材4
2を移動させて開放可能にする。また、収納容器40を
装着部320から装脱操作するとき、収納容器40の開
口部413を蓋部材42により閉止させる。
【0050】装着部320に収納容器40を装着させる
操作過程を以下に示す。
【0051】(1)蓋部材42が下側になるようにして
収納容器40を把持し、突起部419を支持部材312
のガイド溝部312Aに沿わせて斜め下方から斜め上向
き方向に挿入する(図9の方向)。左右2箇所に設け
られたガイド溝部312Aは、溝幅が異なるように穿設
され、左右2箇所の突起部419の各外径も、ガイド溝
部312Aに合致するように設定されているから、収納
容器40を逆向きに挿入することはできないようになっ
ている(誤装填防止)。
【0052】(2)突起部419を保持凹部312Bに
嵌装させたのち、収納容器40を保持凹部312Bを中
心にして揺動させると(図9の方向)、蓋部材42の
両端の操作部材429が係止部材に当接して進行が妨げ
られて停止し、更に収納容器40を移動させると、容器
本体41のみが移動して、開口部413が次第に開放さ
れる。
【0053】(3)容器本体41のフランジ部414が
ストッパに当接すると、収納容器40の蓋部材42の近
傍の突起部418が溝カム部324に嵌入して、凹部3
25に落ち込み、板バネ326により押圧された状態で
停止する。このとき開口部413は全開状態になり、容
器本体41内の固形処理剤は、装着部320の受入開口
部322内に落下する。
【0054】図11は装着部320及び処理剤投入手段
330の回転軸直角方向の断面図、図12は装着部32
0及び処理剤投入手段330の回転軸平行方向の縦断面
図である。
【0055】装着部320の受入開口部322の入口部
は、収納容器40の開口部413より大きく形成され、
かつ、受入開口部322の内壁面は、入口部より装着部
320の内部が狭くなる傾斜面に形成され、固形処理剤
Jの通過を可能にしている。
【0056】受入開口部322の入口部を収納容器40
の開口部413より大きく形成したことにより、収納容
器40の開口部413が、装着部320の入口部に若干
ずれて装着されても、収納容器40内の固形処理剤J
は、装着部320の受入開口部322の入口部と収納容
器40の開口部413とに挟まれて搬送不良となること
はない。なお、受入開口部322の内壁面を、入口部よ
り装着部320の内部が狭くなる傾斜面に形成して固形
処理剤Jを通過可能な最小限の開口にすることにより、
固形処理剤Jが下方のドラム部材(搬送部材)333の
ポケット部内に確実に投入される。
【0057】装着部320の下方の処理剤投入手段33
0は、下本体331、ドラム部材333及び駆動手段等
から構成されている。下本体331の下部にはシャッタ
ー手段340が揺動可能に支持されている。
【0058】下本体331の下方には、固形処理剤Jを
投下して補給する排出開口部332が穿設されている。
排出開口部332は複数の仕切り壁331Aにより8個
の排出開口部332A〜332Hに仕切られ、複数種の
固形処理剤JN1〜JN4を分列して排出させる。
【0059】排出開口部332は補給時以外はシャッタ
ー手段340により閉鎖されている。シャッター部材3
41は下本体331の下面の円筒面に沿って揺動され
る。シャッター部材341の内側の凹部には、押圧部材
342、弾性パッキン部材(弾性部材)343、付勢部
材(バネ部材)344が収容されている。押圧部材34
2の上面に貼着された弾性パッキン部材343は、付勢
部材344により付勢されて下本体331の下方の排出
開口部332を圧着、封鎖する。シャッター部材341
の他方には、複数の仕切壁を有する貫通する開口部34
5が穿設されていて、固形処理剤Jを通過、落下可能に
している。開口部345には、8列の固形処理剤を整列
して落下させるための仕切り壁が設けてある。
【0060】弾性パッキン部材343は耐薬品性材料、
例えば、ニトリルブタジエンゴム(NBR)等により成
型され、ゴム硬度は30〜35°である。
【0061】押圧部材342も耐薬品性の材料、例えば
ポリフェニレンオキシド(PPO)等により成型されて
いる。耐薬品性材料により成型された弾性パッキン部材
343、押圧部材342は、下方の処理槽から発生する
高湿度のガスに対して長期間安定した開閉動作をする。
【0062】シャッター部材341は揺動板346と一
体化されている(図10参照)。揺動板346は後述の
ドラム部材333を駆動回転させる回転軸334に回転
可能に支持され、他端はクランク347に接続してい
る。クランク347は駆動源により回転する偏心円板3
48に接続して偏心移動し、揺動板346及びシャッタ
ー部材341を揺動させる。このシャッター部材341
の揺動により、排出開口部332は開閉される。
【0063】偏心円板348の外周には、歯車G8が形
成されている。歯車G8は、駆動源のモータM2から歯
車G5、中間歯車G6,G7から成る駆動伝達歯車列に
より回転される。
【0064】シャッター部材341は偏心揺動機構によ
り、固形処理剤補給時にのみ排出開口部332を開放状
態になし、補給時以外には、排出開口部332を閉止状
態に保持する。補給時以外に、シャッター部材341に
より排出開口部332を閉止状態にすることにより、補
給装置30の下方の処理槽から上昇する処理液蒸気の補
給装置本体内への進入を防止し、防湿効果を高める。
【0065】下本体331の両側面には、それぞれ回転
軸334が軸受336を介して回転可能に支持されてい
る。回転軸334の一方の軸端には、歯車335が固定
されている。歯車335は、駆動源のモータM1から歯
車G1,G2,G3から成る駆動伝達歯車列により回転
される。
【0066】各回転軸334の内側には、切り欠き円板
状の凸カップリング部334Kが突出している。この凸
カップリング部334Kはドラム部材333の両端面に
穿設された凹カップリング部333Kに嵌合して、ドラ
ム部材333に駆動回転を伝達する。
【0067】ドラム部材333は複数(図示8個)の円
筒部から成る。これらの円筒部は中心部のボスと半径方
向のピンとにより位置決めされて一体化される。
【0068】図13(a)はドラム部材333の側面
図、図13(b)はドラム部材333の斜視図である。
図14はドラム部材333のA−A,B−B,C−C,
D−D,E−E,F−F,G−G,H−H各断面図であ
る。
【0069】ドラム部材333には、収納容器40の8
列の分室に対応して、8列の円筒部材が角度位相をずら
せて設けてある。各円筒部材には、1個の固形処理剤J
を受容可能な固形処理剤受容部(ポケット部)333
A,333B,333C,333D,333E,333
F,333G,333Hが回転方向に角度位相をずらせ
て穿設されている。
【0070】自現機ANの補給装置30N内に装着され
るドラム部材333の8列の円筒部材のうち、第1列の
ポケット部333Aには、発色現像用の固形処理剤JN
1が投入される。第2列のポケット部333Bは空室、
第3列のポケット部333Cには、漂白用の固形処理剤
JN2が投入される。第4〜7列のポケット部333
D,333E,333F,333Gには、定着用の固形
処理剤JN3が投入される。第8列のポケット部333
Hには、安定化用の固形処理剤JN4が投入される。
【0071】自現機APの補給装置30P内に装着され
るドラム部材333の8列の円筒部材のうち、第1列及
び第2列のポケット部333A,333Bには、発色現
像用の固形処理剤JP1が投入される。第3列のポケッ
ト部333Cは空室、第4〜7列のポケット部333
D,333E,333F,333Gには、漂白定着用の
固形処理剤JP2が投入される。第8列のポケット部3
33Hには、安定化用の固形処理剤JP3が投入され
る。
【0072】これらの固形処理剤のうち、特にコンタミ
を防止しなければならない固形処理剤JN1とJN2と
は、空室を介して離間しているが、各ポケット部を仕切
る仕切り壁部の先端部と、上本体321、下本体331
の内壁との隙間から固形処理剤の粉末が侵入して混合す
る恐れがある。
【0073】同様にして、特にコンタミを防止しなけれ
ばならない固形処理剤JP1とJPN2とは、空室33
3Cを介して離間しているが、各ポケット部を仕切る仕
切り壁部の先端部と、上本体321、下本体331の内
壁との隙間から固形処理剤の粉末が侵入して混合する恐
れがある。
【0074】図15及び図16はドラム部材333のポ
ケット部333Aから固形処理剤Jが投下される過程を
示す補給装置30の断面図である。即ち、図15は収納
容器40内の固形処理剤Jをドラム部材333のポケッ
ト部333Aに投入した状態を示す。図16はドラム部
材333のポケット部333Aから固形処理剤Jを処理
槽に投下する状態を示す。
【0075】固形処理剤Jの補給開始信号により、駆動
手段により図10に示す偏心円板348が回転され、ク
ランク347が揺動板346を回転軸334を中心にし
て揺動運動させる。揺動板346と一体をなすシャッタ
ー部材341は揺動されて、シャッター部材341の開
口部345が下本体331の下部の排出開口部332に
合致したとき、シャッター部材341の揺動が停止す
る。
【0076】シャッター部材341の揺動運動終了後
に、ドラム部材333が他の駆動手段により図示の矢印
方向に回転され、固形処理剤Jがドラム333内に受容
されて回転搬送され、排出開口部332とシャッター部
材341の開口部345とを通過して落下し、下方の処
理槽内に補給される。
【0077】ドラム部材333の回転による固形処理剤
補給過程を以下に説明する。
【0078】(1)収納容器40が補給装置30の装着
部に装着されて、前記蓋部材42が自動的に開けられ
て、開口部413を開放状態にされたとき、容器本体4
1内の先頭の固形処理剤JN1〜JN4は、停止状態の
ドラム部材333の外周面に当接して初期の停止状態に
保持される。
【0079】(2)ドラム部材333の回転開始によ
り、先ず、容器本体41内の開口部413から、第1列
のポケット部333Aに固形処理剤JN1が、次いで第
3列のポケット部333Cに固形処理剤JN2が、更に
第4列ないし第7列の各ポケット部333D〜333G
に固形処理剤JN3が、更に第8列のポケット部333
Hに固形処理剤JN4が、それぞれ順次投入される。
【0080】(3)引き続き、ドラム部材333の回転
により、ポケット部333A,333B,333C,3
33D〜333G,333Hが下本体331の下方の排
出開口部332に一致した位置に達したとき、前記ポケ
ット部にそれぞれ収容された4種の固形処理剤JNI,
JN2,JN3,JN4が順次落下して、下方の排出開
口部332及びシャッター部材341の開口部345を
通過して、下方の処理槽内に補給される。
【0081】(4)このようにして、ドラム部材333
の1回転により、発色現像用固形処理剤JN1(1
錠)、漂白用固形処理剤JN2(1錠)、定着用固形処
理剤JN3(4錠)、安定用固形処理剤JN4(1錠)
が補給される。
【0082】図17(a)は、収納容器40N内の複数
種の固形処理剤JN1〜JN4を、下方の補給装置30
Nを経て下方の排出開口部332から対応する処理槽に
補給する搬送経路を示す模式図である。以下、固形処理
剤JN1〜JN4の投入順序を説明する。
【0083】 収納容器40Nの第1列の収納室41
2A内の固形処理剤JN1は、回転するドラム部材33
3のポケット部333Aに投入されて搬送され、下方の
排出開口部332から対応する処理槽1NAに補給され
る。
【0084】 収納容器40Nの第3列の収納室41
2C内の固形処理剤JN2は、回転するドラム部材33
3のポケット部333Cに投入されて搬送され、下方の
排出開口部332から対応する処理槽1NBに補給され
る。
【0085】 収納容器40Nの第4列の収納室41
2D内の固形処理剤JN3は、回転するドラム部材33
3のポケット部333Dに投入されて搬送され、下方の
排出開口部332から排出され、対応する処理槽1ND
に補給される。
【0086】 収納容器40Nの第6列の収納室41
2F内の固形処理剤JN3は、ポケット部333Fから
下方の処理槽1NDに補給される。
【0087】 収納容器40Nの第5列の収納室41
2E内の固形処理剤JN3は、ポケット部333Eから
下方の処理槽1NDに補給される。
【0088】 収納容器40Nの第7列の収納室41
2G内の固形処理剤JN3は、ポケット部333Gから
下方の処理槽1NDに補給される。
【0089】 収納容器40Nの第8列の収納室41
2H内の固形処理剤JN4は、回転するドラム部材33
3のポケット部333Hに投入されて搬送され、下方の
排出開口部332から排出され、対応する処理槽1NG
に補給される。
【0090】収納容器40Nの第4〜7列の収納室41
2D〜G内に収納された固形処理剤JN3は、ドラム部
材333の対応するポケット部333D〜Gに順次投入
されて搬送され、下方の排出開口部332から順次排出
され、共通のガイド部材39内の投入経路を通過して、
下方の処理槽1NDに補給される。
【0091】ガイド部材39の上部は、4列の排出開口
部332に対向して接続し、この4列を仕切るシュート
板を有し、下方は絞り込まれて次第に狭くなり、1個の
固形処理剤JN3が整列して通過可能な通路部になって
いる。この狭い通路部は、下方の処理槽1NDから蒸発
するガスが上昇して、上方の補給装置30N及び収納容
器40N内の固形処理剤JN3に悪影響を与えないよう
に、最小限の断面積を形成している。
【0092】このガイド部材39の狭い通路に複数の固
形処理剤JN3が、ほぼ同時に投入されると、狭い通路
部の付近で干渉して、目詰まりを生じ、補給不良とな
る。これを防止するため、上記のように時差を設けて、
固形処理剤JN3を投下している。更に、ドラム部材3
33の1回転で固形処理剤JN1〜4を投入する場合に
は、互いに隣接する列の固形処理剤が連続して投入され
ないようにした。
【0093】図17(b)は、排出開口部から固形処理
剤JN1〜4を投入する順序〜を表す説明図であ
る。固形処理剤JN3を、第4列、第6列、第5
列、第7列の順序で投入することにより、隣接する列
の固形処理剤同士が干渉することを解消した。なお、
第4列と第5列とは隣接しているが、ガイド部材39
の中央部であるから、シュート板を通過し、通路部に支
障なく到達する。
【0094】図17(c)は、排出開口部から固形処理
剤JN1〜4を投入する順序〜の好ましい他の実施
の形態を表す説明図である。固形処理剤JN3を、第
5列、第7列、第4列、第6列の順序で投入する
ことにより、隣接する列の固形処理剤同士が干渉するこ
とを解消した。この投入順序では、隣接する列の固形処
理剤が連続して投下されることはないから、4列の固形
処理剤JN3の干渉は発生しない。
【0095】図17(d)は、収納容器40P内の固形
処理剤JP1〜JP3を、下方の補給装置30Pを経て
下方の排出開口部から対応する処理槽に補給する搬送経
路を示す模式図である。
【0096】図17(e)は、排出開口部から固形処理
剤JP1〜3を投入する順序〜を表す説明図であ
る。固形処理剤JP2の投入順序は、前述の固形処理剤
JN3の投入順序と同じである。
【0097】図17(f)は、排出開口部から固形処理
剤JP1〜3を投入する順序〜の好ましい他の実施
の形態を表す説明図である。固形処理剤JP1を、第
1列、第2列に投入し、固形処理剤JP2を、第5
列、第7列、第4列、第6列の順序で投入するこ
とにより、隣接する列の固形処理剤同士が干渉すること
を解消した。
【0098】図18はシャッター手段340の駆動を示
す断面図であり、図18(a)はシャッター部材341
が下本体331の排出開口部332を閉止した状態を示
し、図18(b)はシャッター部材341が下本体33
1の排出開口部332を開放した状態を示す。
【0099】下本体331の両側面の外側には板カム3
60が固定されている。板カム360は曲率半径の小さ
い小径カム面361と、曲率半径の大きい大径カム面3
62と、小径カム面361と大径カム面362とを接続
する緩やかな曲線状の傾斜カム面363とから形成され
ている。
【0100】シャッター部材341の内面側に穿設され
た凹部には、押圧部材342がバネ部材344に付勢さ
れて移動可能に支持されている。押圧部材342の表面
には弾性パッキン部材(弾性部材)343が貼着されて
いる。押圧部材342の上面側の中央部には、カムフォ
ロワ37が回転可能に支持されている。
【0101】シャッター部材341が揺動開始する前の
状態では、図18(a)に示すように、押圧部材342
の両端部に回転可能に保持されたローラ状のカムフォロ
ワ37が板カム360の小径カム面361に係合して、
バネ部材344に付勢された押圧部材342の表面に貼
着された弾性パッキン部材343が、下本体331の排
出開口部332を閉止し、全閉状態となる。
【0102】シャッター部材341が揺動開始される
と、押圧部材342に保持されたカムフォロワ37が、
板カム360の小径カム面361から、傾斜カム面36
3に沿って緩やかに押し上げられて移動し、大径カム面
362に乗り上げられる。この大径カム面362上への
移動時には、カムフォロワ37と一体をなす押圧部材3
42及び弾性パッキン部材343が、板カム360の中
心から法線方向の外側に向かって、バネ部材344の付
勢に抗して後退される。
【0103】シャッター部材341は図18(b)に示
す位置に到達すると停止し、下本体331の排出開口部
332は全開となる。このシャッター部材341の全閉
状態から全開状態になるまでの移動動作中、弾性パッキ
ン部材343が下本体331の外壁面から離間している
から、シャッター部材341は摺接抵抗を受ける事なく
円滑に揺動する。
【0104】図19は補給装置30Nのシャッター手段
340の弾性パッキン部材343Nを示し、図19
(a)は弾性パッキン部材343Nの展開平面図、図1
9(b)は弾性パッキン部材343NのA−A拡大断面
図、図19(c)はB−B拡大断面図、図19(d)は
C−C拡大断面図、図19(e)はD−D拡大断面図で
ある。図20は、押圧部材342の表面に取り付けたと
きの形状を示す弾性パッキン部材343Nの斜視図であ
る。
【0105】弾性パッキン部材343Nの裏面側は、押
圧部材342に貼着され、弾性パッキン部材343Nの
表面側は、補給装置本体31の下部の排出開口部332
の周面を押圧する。
【0106】弾性パッキン部材343Nは凸部343A
と凹部343Bを有する板状をなし、排出開口部332
の周辺に圧接する弾性パッキン部材343Nの表面部分
を肉厚状の凸部343Aに形成し、排出開口部332の
周面に当接しない弾性パッキン部材343の表面部分を
肉薄状の凹部343Bに形成した。
【0107】弾性パッキン部材343Nの表面部分の肉
厚状の凸部343Aには、溝部343Cが形成され、凸
部343Aが排出開口部332の周辺に圧接したとき、
柔軟に弾性変形する。また、凸部343Aの直線部及び
コーナ部には、部分的に凸部343Aのない切れ目部3
43Dが形成され、断続的な閉ループ状になっている。
【0108】補給装置本体31下部の排出開口部332
の周辺は、円筒面形状をなし、押圧部材342の周面も
ほぼ同じ円筒面形状をなす。押圧部材342の円筒面に
柔軟に貼着され円筒面状になった弾性パッキン部材34
3Nは、排出開口部332の周辺の円筒面に柔軟に圧接
して、排出開口部332を密封する。
【0109】排出開口部332は図19に示すように、
複数の排出開口部332A〜332Hに仕切られてい
る。固形処理剤Jが通過しない排出開口部332Bは、
排出開口部332Aを通過する固形処理剤JN1と、排
出開口部332Cを通過する固形処理剤JN2との欠落
粉末等が混入しないように設けられた空室である。この
排出開口部332付近は特に弾性パッキン部材343に
よる排出開口部332A、332Cの密封が必要であ
る。この密封性維持のため、排出開口部332Bの近傍
に2つの凸部343Eを設け、弾性パッキン部材343
Nの浮き上がりを防止した。
【0110】また、固形処理剤JN2が通過する排出開
口部332Cと、固形処理剤JN3が通過する排出開口
部332Dとの間の仕切り壁の先端部に圧接する弾性パ
ッキン部材343の表面部分にも、凸部343Fを架橋
状に突出させ、密封性を向上させた。同様に、固形処理
剤JN3が通過する排出開口部332Gと、固形処理剤
JN4が通過する排出開口部332Hとの間の仕切り壁
の先端部に圧接するパッキン部材343Nの表面部分に
も、凸部343Fを架橋状に突出させ、密封性を向上さ
せた。
【0111】弾性パッキン部材343Nは図20に示す
ように、凸部343E,343Fが左右非対称に形成さ
れている。弾性パッキン部材343Nの凹部343Bの
左端付近には識別記号343G(図示L)が、右端付近
には識別記号343G(図示R)が一体に形成されてい
る。この識別記号343GのL,Rを目視、確認して押
圧部材342に貼着すれば、左右誤装着が防止される。
【0112】弾性パッキン部材343は、耐薬品性の材
質から成る部材、例えば、アクリロニトリル−ブタジエ
ンゴム(NBR)等により形成されている。弾性パッキ
ン部材343のゴム硬度は、35〜40°の弾性材料に
より形成される。
【0113】図21は補給装置30Pのシャッター手段
340の弾性パッキン部材343Pを示し、図21
(a)は弾性パッキン部材343Pの展開平面図、図2
1(b)は弾性パッキン部材343PのA−A拡大断面
図、図21(c)はB−B拡大断面図、図21(d)は
C−C拡大断面図、図21(e)はD−D拡大断面図で
ある。
【0114】弾性パッキン部材343Pは、前記弾性パ
ッキン部材343Nとほぼ同一形状をなすから、各部の
名称及び符号は、弾性パッキン部材343Nと同一と
し、詳細説明は省略する。
【0115】弾性パッキン部材343Pが弾性パッキン
部材343Nと異なる点は、凸部343E、343Fの
配置位置のみである。凸部343Eは、第2列の固形処
理剤JP1と第4列の固形処理剤JP2とを隔離する排
出開口部332Cに対向して設けられている。凸部34
3Fは、第7列の固形処理剤JP2と第8列の固形処理
剤JP3とを隔離する仕切り壁に対向する部分のみに設
けられている。
【0116】なお、ネガフィルム用の補給装置30Nに
使用される弾性パッキン部材343Nと、カラーペーパ
ー用の補給装置30Pに使用される弾性パッキン部材3
0Pとは類似形状をなすから、補給装置の組立、保守時
にこれら弾性パッキン部材を誤装着しないよに、識別記
号を弾性パッキン部材に一体に形成した。
【0117】即ち、図19において、弾性パッキン部材
343Nの凹部343Bの図示左端上方付近に識別記号
343Hを付した。また、図21において、弾性パッキ
ン部材343Pの凹部343Bの図示左端上方付近に識
別記号343Hを付した。
【0118】なお、上述の実施の形態は、錠剤型の固形
処理剤の補給装置30であり、収納容器内の固形処理剤
をドラム部材333の1回転で所定量を供給し、更に収
納容器を一括交換可能にしたものであるが、本発明の固
形処理剤補給装置は、複数の小粒子状固形処理剤や顆粒
状固形処理剤の定量補給にも適用可能である。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理用固形処理剤補給装置は、以下の優れた効果を奏す
る。
【0120】(1)補給装置本体に設けた排出開口部
を、固形処理剤を投入しない時には、閉じるシャッター
部材の弾性パッキン部材を改良することにより、処理槽
から発生する高湿度のガスが排出開口部から補給装置本
体内に侵入することを防止できる(請求項1〜5)。
【0121】(2)複数の異なる種類の固形処理剤を投
入するユニット化した処理剤投入手段に、複数の異なる
種類の固形処理剤を収納した収納容器を装填し、前記処
理剤投入手段から固形処理剤を処理槽に投入して溶解し
処理液の補充を行う感光材料処理用固形処理剤補給装置
において、改良された弾性パッキン部材を補給装置本体
の排出開口部周辺に押圧することにより、処理剤投入口
の密閉性が確保され、各処理槽から発生した高湿度のガ
スが、補給装置の排出開口部から補給装置本体内部に侵
入して、異なる固形処理剤に混合、浸透することによる
コンタミ(汚濁)が防止され、写真画質が向上する(請
求項6,7)。
【0122】(3)弾性パッキン部材を有するシャッタ
ー手段により、補給装置本体の固形処理剤排出開口部を
開閉するとき、弾性パッキン部材の押圧力付与の押圧、
解除をカム機構により緩やかに作動させ、振動発生を防
止することにより、補給装置本体内の固形処理剤からの
粉体欠落防止、欠落粉体のコンタミ防止、シャッター手
段の開閉トルクの低減、シャッター手段の耐久性低下の
防止等が達成される(請求項8)。
【0123】(4)補給装置本体の固形処理剤受入開口
部を広口の傾斜面壁にすることにより、収納容器の装着
位置に若干の誤差があっても、収納容器内の固形処理剤
は、受入開口部で滞留することなく、確実に補給装置本
体内に投入される(請求項9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動現像機の正面側全体構成図及
び平面構成図。
【図2】自動現像機の構成図。
【図3】自動現像機及び固形処理剤補給装置の断面図。
【図4】収納容器の斜視図。
【図5】収納容器の開口部を開放した状態を示す斜視
図。
【図6】収納容器の側面図、A−A断面図、B−B断面
拡大図。
【図7】ネガカラーフィルム現像処理用の固形処理剤収
納容器の正面断面図。
【図8】カラー印画紙現像処理用の固形処理剤収納容器
の正面断面図。
【図9】収納容器を補給装置に装着する操作を示す斜視
図。
【図10】収納容器を補給装置に装着した補給状態を示
す正面図。
【図11】装着部及び処理剤投入部の回転軸直角方向の
断面図。
【図12】装着部及び処理剤投入部の回転軸平行方向の
縦断面図。
【図13】ドラム部材の側面図、及びドラム部材の斜視
図。
【図14】ドラム部材の各断面図。
【図15】収納容器内の固形処理剤をドラム部材のポケ
ット部に投入した状態の補給装置の断面図。
【図16】ドラム部材のポケット部から固形処理剤を処
理槽に投下する状態の補給装置の断面図。
【図17】固形処理剤の投入経路を示す模式図、固形処
理剤の投入順序を表す説明図、固形処理剤の投入順序の
他の例を表す説明図。
【図18】排出開口部を閉止した状態、排出開口部を開
放した状態のシャッター手段の駆動を示す断面図。
【図19】ネガカラーフィルム自現機用補給装置の弾性
パッキン部材の展開平面図、A−A拡大断面図、B−B
拡大断面図、C−C拡大断面図、D−D拡大断面図。
【図20】上記弾性パッキン部材の斜視図。
【図21】カラー印画紙自現機用補給装置の弾性パッキ
ン部材の展開平面図、A−A拡大断面図、B−B拡大断
面図、C−C拡大断面図、D−D拡大断面図。
【符号の説明】
1 処理槽 2,2A,2B,2C,2D,2E 補助タンク(溶解
槽) 30,30N,30P 固形処理剤補給装置(補給装
置) 31 補給装置本体 320 装着部 321 上本体 322 受入開口部 330 処理剤投入手段 331 下本体 332(A〜H) 排出開口部 333 ドラム部材(搬送部材) 333A〜333H 固形処理剤受容部(ポケット部) 340 シャッター手段 341 シャッター部材 342 押圧部材 343,343N,343P 弾性パッキン部材 344 付勢部材(バネ部材) 345 開口部 360 板カム 361 小径カム面 362 大径カム面 363 傾斜カム面 37 カムフォロワ 39 ガイド部材 40,40N,40P 固形処理剤収納容器(収納容
器) 41 容器本体 412(A〜H) 収納室(分室) 413 開口部 42 蓋部材 43 キャップ部材 44A,44B シール部材 AP,AN 自動現像機 J,JN,JN1〜JN4,JP1〜JP3 固形処理

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納容器内に収納された固形処理剤を、
    補給装置本体内に導入し、補給装置本体内の搬送手段に
    より搬送し、補給装置本体の下部の排出開口部から排出
    し、処理槽内に投入して処理液補充を行う感光材料処理
    用固形処理剤補給装置であって、前記補給装置本体下部
    の排出開口部の周辺を開閉可能に密封するシャッター手
    段を、前記排出開口部の周面を押圧する弾性パッキン部
    材と、該弾性パッキン部材を保持する押圧部材と、該押
    圧部材を付勢する付勢部材とから構成し、前記弾性パッ
    キン部材が前記排出開口部周辺を圧接する表面部分を、
    肉厚状の凸部に形成し、前記弾性パッキン部材が前記排
    出開口部周辺に当接しない表面部分を、肉薄状の凹部に
    形成したことを特徴とする感光材料処理用固形処理剤補
    給装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性パッキン部材の表面部分の肉厚
    状の凸部には、溝部が形成され、前記凸部が前記排出開
    口部の周面に圧接したとき、前記凸部が柔軟に弾性変形
    することを特徴とする請求項1に記載の感光材料処理用
    固形処理剤補給装置。
  3. 【請求項3】 前記補給装置本体下部の排出開口部の周
    面及び前記弾性パッキン部材を保持する押圧部材の周面
    は、円筒面形状をなすことを特徴とする請求項1に記載
    の感光材料処理用固形処理剤補給装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性パッキン部材及び前記押圧部材
    を、耐薬品性の材質から成る部材により形成したことを
    特徴とする請求項2に記載の感光材料処理用固形処理剤
    補給装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性パッキン部材は、ゴム硬度30
    〜35°の弾性材料により形成されたことを特徴とする
    請求項2に記載の感光材料処理用固形処理剤補給装置。
  6. 【請求項6】 収納容器内に収納された複数種の固形処
    理剤を、補給装置本体内にそれぞれ導入し、補給装置本
    体内の搬送手段により搬送し、前記複数種の固形処理剤
    毎に仕切り壁により隔離された補給装置本体の下部の排
    出開口部から排出して、対応する処理槽内にそれぞれ投
    入して処理液補充を行う感光材料処理用固形処理剤補給
    装置であって、前記補給装置本体下部の排出開口部と前
    記仕切り壁の周辺を開閉可能に密封するシャッター手段
    を、前記排出開口部の周面を押圧する弾性パッキン部材
    と、該弾性パッキン部材を保持する押圧部材と、該押圧
    部材を付勢する付勢部材とから構成し、前記弾性パッキ
    ン部材が前記排出開口部周辺と前記仕切り壁の突出面と
    に圧接する表面部分を、肉厚状の凸部に形成し、前記弾
    性パッキン部材が前記排出開口部周辺と前記仕切り壁の
    突出面とに当接しない表面部分を、肉薄状の凹部に形成
    したことを特徴とする感光材料処理用固形処理剤補給装
    置。
  7. 【請求項7】 前記弾性パッキン部材は、左右非対称に
    形成され、該弾性パッキン部材に左右を識別する記号を
    形成したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に
    記載の感光材料処理用固形処理剤補給装置。
  8. 【請求項8】 収納容器内に収納された複数個の固形処
    理剤を、補給装置本体内に導入し、補給装置本体内の搬
    送手段により搬送し、補給装置本体の下部の排出開口部
    から排出して、処理槽内に投入して処理液補充を行う感
    光材料処理用固形処理剤補給装置であって、前記処理剤
    排出口を開閉するシャッター手段は、移動可能なシャッ
    ター部材、前記シャッター部材を開閉するカム開閉機
    構、前記処理剤排出口を開閉する弾性パッキン部材、該
    弾性パッキン部材を押圧する押圧部材、該押圧部材を付
    勢する付勢部材を備え、前記カム開閉機構は、前記シャ
    ッター部材による前記排出開口部の閉止動作時には、前
    記補給装置本体の前記排出開口部の外周面への前記弾性
    パッキン部材の押圧力付与を徐々に増大させ、前記排出
    開口部の開放開始時には、前記弾性パッキン部材の押圧
    力付与を徐々に軽減させることを特徴とする感光材料処
    理用固形処理剤補給装置。
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