JP2000002860A - 眼鏡枠の丁番構造 - Google Patents

眼鏡枠の丁番構造

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JP2000002860A
JP2000002860A JP11008399A JP11008399A JP2000002860A JP 2000002860 A JP2000002860 A JP 2000002860A JP 11008399 A JP11008399 A JP 11008399A JP 11008399 A JP11008399 A JP 11008399A JP 2000002860 A JP2000002860 A JP 2000002860A
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temple
hinge structure
peripheral wall
eyeglass frame
hook
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JP11008399A
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Takemitsu Endo
雄光 遠藤
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Murai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で作業性およびメンテナンス性に
優れた眼鏡枠の丁番構造を提供する。 【解決手段】 挿抜可能領域Sから差し込む場合には、
フック部31を所定の位置まで挿入することができる
が、挿抜不可能領域Tでは、フック部31を所定の位置
まで挿入することはできないように設定し、フック部3
1を所定の位置まで挿入した後に、テンプル3を回動さ
せることでテンプル3を支持させて、その後、固定部4
1をレンズに固定させることで、テンプル3は挿抜可能
領域Sの位置まで回動することができないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡枠の丁番構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の眼鏡枠の丁番構造と
しては、ねじやピン等を用いた丁番構造が知られてい
る。
【0003】一例として、従来技術に係る眼鏡枠の丁番
構造を図21および図22を参照して説明する。
【0004】まず、ねじを用いた丁番構造について図2
1を参照して説明する。図21は従来技術に係る眼鏡枠
の丁番構造の説明図であり、(A)は略眼鏡全体の概略
を示す斜視図であり、(B)は丁番構造部の平面図であ
り、(C)は(B)中PP'の断面図である。
【0005】図21(A)では、レンズ101に直接固
定された智103に対してテンプル102が回動自在に
支持された丁番構造を示している。
【0006】すなわち、(B),(C)に示すように、
テンプル102が智103に対してねじ104によって
ねじ止めされることで、テンプル102が智103に対
して回動する(Qの範囲)構成となっている。
【0007】また、ねじを用いない丁番構造について
は、例えば、実開平3−24627号公報に開示された
技術等がある。
【0008】詳細はこの公報に記載されているので、以
下、図22を参照して簡単に説明する。
【0009】図22は従来技術に係る眼鏡枠の丁番構造
の説明図であり、(A)は丁番構造部の斜視図であり、
(B)は組立前の様子を示す概略構成図である。
【0010】図に示したように、レンズ201を支持す
る眼鏡本体側部材203とテンプル202とは、2つの
丁番部材、すなわち眼鏡本体側部材203に固定される
丁番部材205と、テンプル202に固定される丁番部
材204とによって丁番構造が形成されている。
【0011】ここで、丁番部材205と丁番部材204
は、ピン206,207やばね208によって、それぞ
れ回動する構成となっている。
【0012】このように、ねじを用いない丁番構造もあ
った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、ねじ機構、あるいは複数の
部品を必要とするため、部品等の製造工程において、ね
じ加工や複数の部品を加工しなければならなかった。
【0014】また、組み立て作業においても、ねじ込み
作業や複数の部品の組み立て作業をしなければならず、
作業が煩雑であった。
【0015】さらに、部品の修理や交換などにおいて
も、分解作業が面倒であった。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で作業性およびメンテナンス性に優れた眼鏡枠の
丁番構造を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、フロント側に固定する固定部を備
えた智に設けられたテンプル支持部に対して、テンプル
を回動自在に支持させる眼鏡枠の丁番構造において、前
記固定部をフロント側に固定させる前の状態では、テン
プル支持部に対してテンプルを着脱自在な構造とし、か
つ、前記固定部をフロント側に固定させた状態では、テ
ンプルをテンプル支持部から取り外すことを防止する構
造としたことを特徴とする。
【0018】したがって、固定部をフロント側に固定さ
せていない状態では、テンプル支持部に対してテンプル
が着脱自在な構造であるので、容易に取付作業等ができ
る。
【0019】前記テンプルには、該テンプルが回動する
際の回動軸の軸心を中心とする円錐状あるいは球状の外
周壁面を有し、かつ、前記テンプル支持部に設けられた
挿入孔を形成する内周壁には、前記テンプルの外周壁面
に対応する、円錐状あるいは球状の内周壁面を有し、前
記テンプルが回動する際には、前記外周壁面と内周壁面
の部分で摺動するとよい。
【0020】これにより、テンプルの軸出しが簡単とな
り、かつ、摺動部が見えないので、摺動による傷などが
見えない。
【0021】前記テンプル支持部に設けられた挿入孔に
対して、前記テンプルに設けられたフック部を挿入して
テンプルを回動自在に支持させるとよい。
【0022】前記テンプル支持部を略ドーナツ形状とし
て前記挿入孔を形成すると共に、略ドーナツ形状を形成
する円周部を、前記テンプルに設けられたフック部を所
定の位置までの挿入および所定の位置まで挿入されたフ
ック部を取り外し可能な挿抜可能領域と、前記挿抜を不
可能とする挿抜不可能領域と、に分ける形状とし、挿抜
可能領域からフック部を所定の位置まで導入し、かつテ
ンプルを挿抜不可能領域まで回動させた後に、該テンプ
ルをフロント側に固定させると、テンプルが挿抜可能領
域まで回動不可能となるとよい。
【0023】したがって、テンプルをフロント側に固定
させた後は、テンプルを挿抜可能領域まで回動できない
ことで、テンプルをテンプル支持部から取り外すことが
防止される。
【0024】挿抜可能領域はフック部の挿抜を自在とす
る程度の幅厚で形成すると共に、挿抜不可能領域はフッ
ク部が回動抵抗を有しながら摺動する程度の幅厚で形成
するとよい。
【0025】テンプル支持部を針金状部材を折り曲げて
形成すると共に、前記挿抜可能領域を針金状部材の1本
分の部分で形成し、かつ前記挿抜不可能領域は針金状部
材を2本以上重ねた部分で形成するとよい。
【0026】挿抜可能領域はフック部の挿抜を自在とす
る形状とすると共に、挿抜不可能領域はフック部が回動
抵抗を有しながら摺動する形状とすることもできる。
【0027】前記テンプル支持部に、テンプルの回動範
囲を規制する規制部を設けるとよい。
【0028】テンプル支持部とテンプルとの間に摺動摩
擦を緩衝する緩衝部材を介在するとよい。
【0029】前記智に備えられた固定部は、レンズに設
けられた穴部とレンズ端面とを挟持して固定する挟持部
であるとよい。
【0030】したがって、挟持部による挟持あるいは挟
持解除によって、簡単に固定および固定解除が可能とな
る。
【0031】また、眼鏡枠を構成する2部材をそれぞれ
着脱自在、かつ回動自在な構造とすると共に、2部材の
うちの少なくとも一方の部材を前記2部材とは異なる他
の眼鏡の構成部材に固定させた後は、前記2部材の着脱
を防止する着脱防止構造とすることも可能である。
【0032】前記2部材のうちの一方の部材には、該一
方の部材が回動する際の回動軸の軸心を中心とする円錐
状あるいは球状の外周壁面を有し、かつ、前記他方の部
材には、前記一方の部材の外周壁面に対応する、円錐状
あるいは球状の内周壁面によって形成する、前記一方の
部材を挿入するための挿入孔を有し、前記一方の部材が
回動する際には、前記外周壁面と内周壁面の部分で摺動
するとよい。
【0033】これにより、摺動面が隠れて、外部から見
えない。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0035】図1および図2を参照して、本発明の実施
の形態に係る眼鏡枠の丁番構造について説明する。
【0036】図1は本発明の実施の形態に係る眼鏡枠の
丁番構造を説明する概略構成図であり、(A)は略眼鏡
全体の概略を示す斜視図であり、(B),(C)は丁番
構造を構成する主要部品である智の概略構成斜視図であ
り、それぞれ角度を変えた方向から見た図を示すもので
ある。
【0037】また、図2は本発明の実施の形態に係る眼
鏡枠の丁番構造の組み立て説明図である。
【0038】図1(A)に示したように、本発明の実施
の形態に係る眼鏡1の眼鏡枠の丁番構造は、レンズ2に
直接固定された智4に対してテンプル3が回動自在に支
持された丁番構造となっている。
【0039】智4は、針金状の部材を折り曲げることに
よって形成されるもので、概略、フロント側(本実施の
形態ではレンズ2そのもの)に固定する固定部41と、
テンプル3が回動自在に支持させる略ドーナツ形状のテ
ンプル支持部42と、から構成される。
【0040】固定部41は、略U字状に形成されて、先
端部41aを、レンズ2に設けられた穴部21に差し込
むことによって、先端部41aと腹部41bにより、穴
部21とレンズ2の端面22とを挟持して固定するもの
である。
【0041】なお、固定部41は、この挟持力に抗して
先端部41aを穴部2から引き抜くことで容易に取り外
すことができるので、智4のレンズ2への着脱を容易に
行うことができる。
【0042】そして、テンプル支持部42は針金状の部
材を約1.5巻きすることによって、テンプル3に設け
られたU字状のフック部31を挿入させるための挿入孔
42aを形成させており、また、その先端によってテン
プル3の回動範囲を規制する規制部42bを形成させて
いる。
【0043】図中、針金状の部材1本分の部分がテンプ
ル3の挿抜可能領域Sであり、2本分の部分が挿抜不可
能領域Tである。
【0044】以下、このように形成されたテンプル支持
部42へのテンプル3の支持の仕方(組み立て方)につ
いて、特に図2を参照して説明する。
【0045】まず、図2(A)に示したように、テンプ
ル3のフック部31を挿抜可能領域Sから挿入孔42a
に差し込む。
【0046】そして、図2(B)に示すように、フック
部31をその先端31aから所定の位置まで挿入する。
【0047】なお、挿抜可能領域Sから差し込む場合に
は、図2(B)に示すように、フック部31を所定の位
置まで挿入することができるが、挿抜不可能領域Tで
は、フック部31を所定の位置まで挿入することはでき
ないように設定されている。
【0048】これは、挿抜可能領域Sの幅厚(針金状の
部材の外径)をa,フック部31の内側の距離b,挿抜
不可能領域Tの幅厚c(針金状の部材の外径×2)とし
た場合に、(a<b≒c)の関係を満たすようにすれば
良い。
【0049】さらに、図2(D)に挿入後の概略断面を
示したように、フック部31に直線部tを設けること
で、挿抜不可能領域Tにおいては、完全に挿抜(抜け落
ち)を防止できる。
【0050】そして、フック部31を所定の位置まで挿
入した後に、図2(C)中の矢印の方向にテンプル3を
回動させる。
【0051】ここで、上述のようにb≒cを満たすよう
にすることで、テンプル3は挿抜不可能領域Tにおい
て、テンプル支持部42に対して摺動しながら回動する
ため、ある程度の回動抵抗を持って回動する。
【0052】また、図2(D)のようにフック部31の
r面とテンプル支持部42を構成する針金状の部材外周
によって摺動させることで適正な回動抵抗(摺動抵抗)
を持たすことができる。
【0053】なお、テンプル3は規制部42bに当接す
る位置までしか回動することができない。
【0054】このように、テンプル3が支持されて、そ
の後、上述のように、固定部41をレンズに固定させる
ことで、組み立てが完了する。
【0055】また、テンプル3の回動範囲は図1(A)
中のUに示した範囲、すなわち、レンズ2に規制される
位置から規制部42bに規制される位置まであり、公知
のように、テンプル3を折り畳んだ位置から、頭部に架
ける際の位置までである。
【0056】したがって、テンプル3は挿抜可能領域S
の位置まで回動することができず、テンプル3をテンプ
ル支持部42から取り外すことはできず、外れ落ちてし
まうことはない。
【0057】以上のように、智4をフロント側(本実施
の形態ではレンズ2そのもの)に固定していない状態で
は、テンプル3は智4に設けられたテンプル支持部42
に対して着脱自在であるので、取付や取り外しを容易に
行うことができるので、作業性やメンテナンス性が良
い。
【0058】また、上記のように、丁番構造をテンプル
3と智4のみの部材で構成することができ、丁番構造を
形成するための専用の他の部品(ねじやピン等)を必要
としない。
【0059】しかも、本実施の形態においては智4及び
テンプル3の丁番構造を、針金状の部材を折り曲げるだ
けで簡単に構成することができる。
【0060】さらに、本実施の形態においては、フロン
ト側のレンズ2そのものに、智4に設けられた固定部4
1を挟持させるだけで固定できるので、レンズ2への取
付またはその取り外しを簡単にでき、一層組み立て作業
性やメンテナンス性に優れる。
【0061】(その他の実施の形態)上述の説明では、
挿抜可能領域の幅厚,フック部の内側の距離,挿抜不可
能領域の幅厚の関係によって、フック部の挿抜を可能と
したり、あるいは挿抜を不可能としたり、回動時に適正
な摺動抵抗を持たす構成について説明したが、テンプル
支持部の形状とフック部の形状との関係によって、フッ
ク部の挿抜を可能としたり、あるいは挿抜を不可能とし
たり、回動時に適正な摺動抵抗を持たす構成としても良
い。
【0062】例えば、上述した図1に示した構成で、テ
ンプル支持部42の略ドーナツ形状を円ではなく楕円形
状とし、フック部の断面形状についても、テンプル支持
部42の楕円と同じかやや小さめの楕円形状とする。
【0063】このように構成すれば、各々の楕円の長径
部と短径部が重なるような位置関係にある場合には、挿
抜が可能となり(挿抜可能領域)、そのような位置関係
にない場合には挿抜を不可能とすることができる(挿抜
不可能領域)。
【0064】なお、それぞれを回動する場合には、テン
プル支持部42側の楕円形状部をフック部が押し広げな
がら回動するため適正な摺動抵抗を持たすことができ
る。
【0065】ここで、適正な摺動抵抗を持たせながら回
動させるために、いずれか一方を弾性変形可能な部材と
することも良い。
【0066】そして、智4を固定させた後は、各々の楕
円の長径部と短径部が重なるような位置関係とすること
ができないように配置させることで、上述の図1等を参
照して説明した場合と同様の効果を得ることができる。
【0067】また、テンプル支持部の形状とフック部の
形状との関係により上述のように機能させるには、楕円
形状に限らず、所定の位置関係では挿抜自在な形状関係
として、各々回動させると摺動抵抗を持ちながら回動す
ると共に、回動後は挿抜が不可能とするような形状関係
にあれば良い。
【0068】針金状の部材を折り曲げることにより、テ
ンプル支持部を形成する形状としては、図1や図2に示
した形状に限られるものではなく、例えば図3や図4に
示したような形状とすることも可能である。
【0069】図3(A)はテンプル支持部の概略構成斜
視図であり、図3(B)はテンプル支持部にテンプルを
支持させた状態を示す概略構成斜視図であり、図3
(C)は図3(B)の正面図である。
【0070】図3に示したものでは、テンプル支持部5
2は、1巻目で挿入孔52aを形成し、2巻目で規制部
52bを形成した構成であり、それぞれ、テンプル支持
部52,挿入孔52a,規制部52bは、上述したテン
プル支持部42,挿入孔42a,規制部42bと機能的
には同じであるのでその説明は省略する。
【0071】図4(A)はテンプル支持部にテンプルを
支持させた状態を示す概略構成斜視図であり、図4
(B)は図4(A)の正面図である。
【0072】図4に示したものでは、図1や図2に示し
た形状と、ほぼ同一であるが、巻き方の形状がやや異な
っており、図中、テンプル支持部62,挿入孔62a,
規制部62bは、上述したテンプル支持部42,挿入孔
42a,規制部42bと機能的には同じであるのでその
説明は省略する。
【0073】また、これまでは、テンプル支持部を針金
状の部材を折り曲げて形成させる場合について説明した
が、その他、例えば適当な金属を加工したり、樹脂を成
形させることによってテンプル支持部を形成しても良
い。
【0074】そのような場合の例を、図5および図6を
参照して説明する。
【0075】図5(A),(B)に示したように、金属
等を加工することにより形成したもので、テンプル支持
部72は、挿入孔72aを設けると共に、規制部72b
を加工した別の部材を接着させて形成させることができ
る。
【0076】また、図5(C)に示したように、図5
(A),(B)に示した形状と同一の形状となるよう
に、一体的に加工あるいは成形することによっても形成
することができる。
【0077】すなわち、テンプル支持部82,挿入孔8
2a,規制部82bは、それぞれテンプル支持部72,
挿入孔72a,規制部72bに対応しており、その機能
は上述したテンプル支持部42,挿入孔42a,規制部
42bと同一である。
【0078】また、図6に示したように、金属等を加工
することにより形成することもでき、テンプル支持部9
2,挿入孔92a,規制部92bは、それぞれ上述した
テンプル支持部42,挿入孔42a,規制部42bと同
一の機能をするものである。
【0079】なお、図6(A)は取付前の状態を示す斜
視図であり、(B)は取付動作説明図である。
【0080】また、テンプル支持部に対してテンプルが
回動する際に、それぞれが摺動して摩耗することを低減
するために、それぞれの間に摺動摩擦を緩衝するために
緩衝部材を介在させることで、耐久性を向上させること
が可能となる。
【0081】その一例を図7を参照して説明する。
【0082】図7に示したように、テンプル支持部10
2は、規制部102bを備えた部材(金属等の加工によ
り形成される部材である)に、挿入孔102aを備えた
部材(ゴムや樹脂などの耐摩耗性に優れた部材である)
を嵌め込むことで形成されている。
【0083】このようにテンプル支持部に対してテンプ
ルが回動する場合には、それぞれが直接摺動することな
く、ゴムや樹脂などの耐摩耗性に優れた部材を介しなが
ら回動するので、耐摩耗性が向上する。
【0084】なお、緩衝部材を介在させる構成として
は、これに限るものではなく、例えば、図1〜図4に示
したように針金状の部材に適用する場合には、針金状の
部材に耐摩耗性に優れた樹脂の薄膜を施すなどしても良
い。
【0085】ここで、これまで説明した各構成において
は、テンプルを回動する際に、テンプルとテンプル支持
部との間で摺動する部分があるが、この摺動によって表
面に摺動傷が付いたり、メッキが剥がれた場合には、外
部から見える可能性がある。
【0086】たとえば、図1に示した構成の場合には、
テンプル支持部42に設けられた挿入孔42aを形成す
るドーナツ形状部の上の面と下の面について、前述のよ
うな傷跡等が見える可能性がある。
【0087】そこで、そのような不具合を解消する構成
について、以下に、図8〜図17を参照して、いくつか
の具体例を説明する。
【0088】まず、図8〜図13に、そのような一例が
示されている。
【0089】図8は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する眼鏡のうち主要部近
傍を示す概略構成斜視図である。
【0090】また、図9は本発明のその他の実施の形態
に係る眼鏡枠の丁番構造を構成する各部材の分解斜視図
であり、図10は本発明のその他の実施の形態に係る眼
鏡枠の丁番構造を説明する断面図である。
【0091】図8中、2はレンズであり、3はテンプル
であり、4は智であり、112はテンプル支持部であ
る。
【0092】ここで、テンプル支持部112は、挿入孔
112aと、規制部112bと、挿入孔112aを形成
する内周壁のうち円錐状の内周壁面112cと、切り欠
き部112dと、緩衝部材112eと、を備えている。
【0093】また、テンプル3は、フック部32と、円
錐状に外周壁面33と、ストッパ34と、を備えてい
る。
【0094】ここで、図9や図10から明らかなよう
に、外周壁面33は、テンプル3を回動する際の回動軸
の軸心を中心とする円錐形状となっており、内周壁面1
12cは、それに対応した円錐形状となっている。
【0095】なお、緩衝部材112eは、メタルなどで
構成されたテンプル支持部112の本体に対してはめ込
んで、摺動による摩擦を緩衝するために設けられるもの
であり、弾性部材により構成されるものであるが、特に
なくても良い。
【0096】次に、テンプル3をテンプル支持部112
に組み立てる際の組み立て方について、図11〜図13
を参照して説明する。
【0097】図11はテンプル支持部112の平面模式
図であり、図12はテンプル支持部112の断面模式図
(図11のうちAA断面)であり、図13は組み立て手
順を説明する組み立て手順図である。
【0098】まず、図13(A)に示すように、テンプ
ル3を、その耳架け部側からテンプル支持部112の挿
入孔112aに挿入する。
【0099】なお、耳架け部(モダン)は挿入孔112
aに挿入できるような形状等とするか、あるいは、前記
挿入作業後に組み立てるようにする。
【0100】ここで、図13(A)から明らかなよう
に、テンプル3を挿入孔112aに挿入した場合に、図
11に示す挿抜不可能領域Tにおいては、テンプル3の
フック部32を所定の位置まで引っ掛けることができな
い(図13(A)は図11中AA断面部に相当する)。
【0101】そして、図11に示す挿抜可能領域S、す
なわち、切り欠き部112dが設けられた部分を利用す
ることによって、図13(B)から図13(C)に示す
ようにテンプル3のフック部32を所定の位置まで引っ
掛ける(図13(B)及び図13(C)は図11中BB
断面部に相当する)。
【0102】なお、この動作において、図13では省略
しているが、緩衝部材112eがある場合には、緩衝部
材112eはテンプル3によって押圧されて弾性変形す
るので、この動作の妨げにはならない。
【0103】そして、テンプル3の円錐状の外周壁面3
3が、テンプル支持部112の円錐状の内周壁面112
cに沿って挿入され、簡単に軸だしできる。
【0104】ここで、テンプル3とテンプル支持部11
2が摺動接触するのは、図10や図13(C)に示すよ
うに、これら外周壁面33と内周壁面112cとの間の
みである。
【0105】その後、テンプル3を図11中時計回りに
回動させて図中Uに示す領域まで回動させた後に、智4
をフロント側(図ではレンズ2)に固定する。
【0106】これにより、テンプル3は、テンプル3に
設けられたストッパ34が、テンプル支持部112に設
けられた規制部112bによって規制される位置から、
テンプル3自体がフロント(レンズなど)によって規制
される範囲(図11中Uの範囲)までしか回動すること
ができなくなり、挿抜可能領域Sまで回動できなくなる
ので、テンプル3の抜けを防止できる。
【0107】そして、上述のように、テンプル3を回動
させる場合ににおいては、外周壁面33と内周壁面11
2cとの間のみが摺動するので、長期使用により摺動面
に摺動による傷がついたり、メッキが剥がれてしまった
場合でも、外部からは見えないので、デザイン性が失わ
れることもない。
【0108】なお、上記説明では円錐部分同士での摺動
について説明したが、球状(半球状)部分同士で摺接さ
せる場合でも同様の効果が得られる。
【0109】ここで、上記説明におけるテンプル3の回
動位置を規制する構成は、上記構成に限るものではな
く、図14に示すような規制部114bをテンプル3本
体部に引っ掛けるようにしたり、図15に示すような規
制部113bをテンプル3本体部に引っ掛けるようにし
ても良い。
【0110】また、摺動部が見えない構成として、他の
具体例を図16を参照して説明する。
【0111】図16は本発明のその他の実施の形態に係
る眼鏡枠の丁番構造を構成する主要部である智の概略構
成斜視図であり、(A)は智全体の斜視図であり、
(B)は(A)中V方向から見た一部の斜視図である。
【0112】図に示す智4aは、メタル等で形成される
本体にコ字状の弾性部材(樹脂部材)を矢印X方向に挟
み込んで固定して、構成されるものである。
【0113】そして、図に示す122,122'がテン
プル支持部であり、図中122aが挿入孔であり、上述
した挿入孔112aに相当する。
【0114】また、122b,122b'が上述した規
制部112bに相当するもので、いずれか一方のみ設け
れば良い。
【0115】これらは、上述の図8〜図15に示したも
のと形状が異なるだけで、基本的な機能については同様
であるので、その詳細な説明は省略し、以下簡単に組み
立て方について説明する。
【0116】なお、テンプルについては図示しないが、
上述した図8から図13に示したものと同様のものを適
用できる。
【0117】まず、テンプルを挿入孔112aに挿入し
て、切り欠き部122dの位置でテンプルのフック部を
引っ掛けて、その後、テンプルを図中矢印Z方向に回動
させる。
【0118】そして、固定部41をフロント側(レンズ
など)に固定すれば、テンプルは規制部122bあるい
は122b'によって規制される位置からフロントによ
って規制される位置、すなわち、図中Uに示す領域しか
回動できなくなる。
【0119】従って、テンプルを切り欠き部122dま
で回動できないので、テンプルの抜け落ちを防止でき
る。
【0120】図17には、その他の具体例が示されてお
り、図17に示す智4bにおいては、メタルなどで構成
されるテンプル支持部132の本体に、皮などの緩衝部
材132'を挟み込んだ(貼り付けた)ものであり、基
本的な機能については、上述の図16に示したものと同
一であるので、その説明は省略する。
【0121】なお、図16や図17に示した構成では、
智本体に切り欠きを設けて、テンプルの挿抜可能領域を
形成するようにし、挿抜可能領域と挿抜不可能領域に分
けることができるようにした場合を示したが、たとえ
ば、智の厚みを薄くして、智本体のみでは全体的にテン
プルを挿抜可能とし、智本体に取り付けるコ字状の弾性
部材を所定領域の厚みを厚くすることで、この弾性部材
を取り付けることで挿抜不可能領域が生ずるようにし
て、挿抜可能領域と挿抜不可能領域に分けるような構成
とすることも可能である。
【0122】ここで、これまでの説明においては、フロ
ント側のレンズそのものに、智に設けられた固定部を挟
持させて固定させる構成について説明したが、その他の
取付方法によってレンズそのものに固定したり、あるい
はフロントフレーム(リムなど)に適当な方法によって
固定部を固定させる場合にあっても、丁番構造における
組立性等の容易性は良いことには変わりはない。
【0123】ただし、上述のようにレンズそのものに対
して、智を容易に着脱可能にすることで、より一層の作
業性の向上を図れるものであるが、フロント側の構成部
材に対しては、適当な公知技術によって固定させること
ができれば良く、作業性をより良くするためには、着脱
が容易な固定方法が望ましい。
【0124】以下、レンズそのものに対して、智を容易
に着脱可能としたものではない場合の例を図18および
図19を参照して説明する。
【0125】図18は本発明の実施の形態の適用例を説
明する説明図であり、(A)は概略構成正面図、(B)
は一部斜視図、(C)は要部斜視図、(D)は(C)の
側面図、(E)は(C)中のAA断面図である。
【0126】図18に示した眼鏡は、フロントフレーム
(ブリッジ、フロント眉、智)4Aを一本の針金状の部
材で形成した構成を示しており、レンズ2Aに設けられ
た穴部21A,21Bに通すだけでフロントフレーム4
Aとレンズ2Aとの取付が可能な構成となっている。
【0127】このような構成において、フロントフレー
ム4Aの両端(智に相当する部分)とテンプル3Aとを
回動自在な丁番構造として、上述の本発明の実施の形態
を適用することができる。
【0128】なお、図18に示した丁番構造としては、
フロントフレーム4Aの両端(智に相当する部分)を一
体的に所定の形状に加工した場合の一例を示したもので
あるが、上述した様々な形状を適用できることは言うま
でもない。
【0129】また、図19は本発明の実施の形態の適用
例を説明する説明図であり、(A),(B)は丁番構造
の組み立て説明図であり、(C)は組み立て後の概略斜
視図である。
【0130】図19に示した眼鏡はフロントフレーム
(ブリッジ、フロント眉、智、リム)4Bを一本の針金
状の部材で形成した構成を示している。
【0131】そして、本例では、テンプル3B側に上述
したテンプル支持部のような形状を設けている。
【0132】すなわち、テンプル3B側の回動部に、フ
ロントフレーム4Bを挿入させて、フロントフレーム4
Bの智に相当する部分を回動自在にさせるための穴部や
それぞれの回動範囲を規制する規制部を設けている。
【0133】つまり、例えば図1に示した構成におい
て、智4のテンプル支持部42と、テンプル3のフック
部31とを、それぞれその機能をそれぞれ逆にした場合
の例である。
【0134】組み立ての際には、(A)に示したよう
に、テンプル3Bに設けられた穴部をテンプル支持部4
2に挿入させて、図中矢印の方向に沿って、智に相当す
る部分まで移動させる。
【0135】そして、(B)に示したように、テンプル
3Bを矢印方向に回動させて、その後レンズを嵌め込む
ことで、組み立てが完了する。
【0136】組み立てが完了した後はテンプル3Bを取
り外すことができないことは明らかである。
【0137】なお、(C)に示したようにテンプル3B
については、上述の各図で示したものと同様に回動範囲
は規制される。
【0138】このように、テンプル側に挿入孔を設け
て、智の側に挿入孔に挿入すべき部分を設けても、上述
の各構成と同様の効果を得ることが可能となり、すなわ
ち、上記の各具体例で示した構成について、それぞれの
構成(テンプルに設けた構成と智に設けた構成)を逆転
させても同様の効果を得られるのである。
【0139】また、これまでの説明では、眼鏡枠の丁番
構造として、智とテンプルとの丁番構造について説明し
たが、眼鏡枠を構成する他の部材どうしでの丁番構造に
ついても適用することができる。
【0140】その一例を図20を参照して説明する。
【0141】図20は本発明のその他の実施の形態に係
る眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図であ
り、(A)はブリッジ部付近の概略斜視図であり、
(B)はレンズを折り畳んだ様子を示す概略斜視図であ
る。
【0142】図20では丁番構造をブリッジ部に適用し
てレンズを折り畳むことのできる構成の例を示してい
る。
【0143】図に示したようにブリッジBrの両端に丁
番構造Tを適用することで、レンズを折り畳む構成が可
能となる。
【0144】丁番構造Tについては、上述の各例で示し
た構造を適宜適用できることは言うまでもない。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の眼鏡枠の
丁番構造は、固定部をフロント側に固定させた状態で
は、テンプルをテンプル支持部から取り外すことを防止
する構造であるので、使用中にテンプルが外れ落ちてし
まうことはなく、固定部をフロント側に固定させていな
い状態では、テンプル支持部に対してテンプルが着脱自
在な構造であるので、容易に取付作業等ができ、作業性
およびメンテナンス性が向上する。
【0146】テンプルに設けられる円錐状あるいは球状
の外周壁面と、テンプル支持部に設けられる円錐状ある
いは球状の内周壁面の部分で摺動するようにすれば、テ
ンプルの軸出しが簡単となり、かつ、摺動部が見えない
ので、摺動による傷などが見えない。
【0147】テンプル支持部に設けられた挿入孔に対し
て、テンプルに設けられたフック部を挿入してテンプル
を回動自在に支持させることができる。
【0148】テンプル支持部を略ドーナツ形状として挿
入孔を形成し、フック部の挿抜可能領域と、挿抜不可能
領域と、に分ける形状とし、挿抜可能領域からフック部
を所定の位置まで導入し、かつテンプルを挿抜不可能領
域まで回動させた後に、テンプルをフロント側に固定さ
せると、テンプルが挿抜可能領域まで回動不可能となる
ようにすれば、テンプルをフロント側に固定させた後
は、テンプルをテンプル支持部から取り外すことを防止
できる。
【0149】挿抜可能領域はフック部の挿抜を自在とす
る程度の幅厚で形成すると共に、挿抜不可能領域はフッ
ク部が回動抵抗を有しながら摺動する程度の幅厚で形成
すれば、挿抜可能領域ではフック部の挿抜が自在とな
り、挿抜不可能領域ではフック部を回動抵抗を有しなが
ら摺動させることができる。
【0150】テンプル支持部を針金状部材を折り曲げ
て、挿抜可能領域を針金状部材の1本分の部分で形成
し、かつ挿抜不可能領域は針金状部材を2本以上重ねた
部分で形成すれば、簡易な構成でテンプル支持部を形成
できる。
【0151】また、挿抜可能領域はフック部の挿抜を自
在とする形状とすると共に、挿抜不可能領域はフック部
が回動抵抗を有しながら摺動する形状とすることもでき
る。
【0152】テンプル支持部に規制部を設けることで、
テンプルの回動範囲を規制することができる。
【0153】テンプル支持部とテンプルとの間に摺動摩
擦を緩衝する緩衝部材を介在すれば、摺動摩耗が抑制さ
れて耐摩耗性が向上する。
【0154】智に備えられた固定部を挟持部として、レ
ンズに設けられた穴部とレンズ端面とを挟持して固定す
るようにすれば、挟持部による挟持あるいは挟持解除に
よって、簡単に固定および固定解除が可能となり、一層
組み立て作業性やメンテナンス性が向上する。
【0155】また、本発明の眼鏡枠の丁番構造は、眼鏡
枠を構成する2部材は着脱自在であるので容易に取付作
業等ができ、2部材のうちの少なくとも一方の部材を2
部材とは異なる他の眼鏡の構成部材に固定させた後は、
着脱が防止されるので、使用中などに2部材が外れてし
まうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る眼鏡枠の丁番
構造を説明する概略構成図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る眼鏡枠の丁番
構造の組み立て説明図である。
【図3】図3は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図4】図4は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図5】図5は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図6】図6は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図7】図7は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図8】図8は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造の一例を説明する眼鏡のうち主要部近傍を
示す概略構成斜視図である。
【図9】図9は本発明のその他の実施の形態に係る眼鏡
枠の丁番構造を構成する各部材の分解斜視図である。
【図10】図10は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造を説明する断面図である。
【図11】図11は図9に示すテンプル支持部の平面模
式図である。
【図12】図12は図9に示すテンプル支持部の断面模
式図である。
【図13】図13は図9に示すテンプル支持部にテンプ
ルを組み立てる際の組み立て手順を説明する組み立て手
順図である。
【図14】図14は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図15】図15は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図16】図16は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図17】図17は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図18】図18は本発明の実施の形態の適用例を説明
する説明図である。
【図19】図19は本発明の実施の形態の適用例を説明
する説明図である。
【図20】図20は本発明のその他の実施の形態に係る
眼鏡枠の丁番構造の一例を説明する概略構成図である。
【図21】図21は従来技術に係る眼鏡枠の丁番構造の
説明図である。
【図22】図22は従来技術に係る眼鏡枠の丁番構造の
説明図である。
【符号の説明】
1 眼鏡 2 レンズ 3 テンプル 31,32 フック部 33 外周壁面 34 ストッパ 4 智 41 固定部 42,52,62,72,82,92,102 テンプ
ル支持部 112,122,122',132 テンプル支持部 42a,52a,62a,72a,82a,92a,1
02a 挿入孔 112a,122a 挿入孔 42b,52b,62b,72b,82b,92b,1
02b 規制部 112b,122b,122b' 規制部 112c 内周壁面 112d,122d 切り欠き部 112e,132' 緩衝部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント側に固定する固定部を備えた智に
    設けられたテンプル支持部に対して、テンプルを回動自
    在に支持させる眼鏡枠の丁番構造において、 前記固定部をフロント側に固定させる前の状態では、テ
    ンプル支持部に対してテンプルを着脱自在な構造とし、
    かつ、前記固定部をフロント側に固定させた状態では、
    テンプルをテンプル支持部から取り外すことを防止する
    構造としたことを特徴とする眼鏡枠の丁番構造。
  2. 【請求項2】前記テンプルには、該テンプルが回動する
    際の回動軸の軸心を中心とする円錐状あるいは球状の外
    周壁面を有し、 かつ、前記テンプル支持部に設けられた挿入孔を形成す
    る内周壁には、前記テンプルの外周壁面に対応する、円
    錐状あるいは球状の内周壁面を有し、 前記テンプルが回動する際には、前記外周壁面と内周壁
    面の部分で摺動することを特徴とする請求項1に記載の
    眼鏡枠の丁番構造。
  3. 【請求項3】前記テンプル支持部に設けられた挿入孔に
    対して、前記テンプルに設けられたフック部を挿入して
    テンプルを回動自在に支持させることを特徴とする請求
    項1に記載の眼鏡枠の丁番構造。
  4. 【請求項4】前記テンプル支持部を略ドーナツ形状とし
    て前記挿入孔を形成すると共に、 略ドーナツ形状を形成する円周部を、前記テンプルに設
    けられたフック部を所定の位置までの挿入および所定の
    位置まで挿入されたフック部を取り外し可能な挿抜可能
    領域と、前記挿抜を不可能とする挿抜不可能領域と、に
    分ける形状とし、 挿抜可能領域からフック部を所定の位置まで導入し、か
    つテンプルを挿抜不可能領域まで回動させた後に、該テ
    ンプルをフロント側に固定させると、テンプルが挿抜可
    能領域まで回動不可能となることを特徴とする請求項3
    に記載の眼鏡枠の丁番構造。
  5. 【請求項5】挿抜可能領域はフック部の挿抜を自在とす
    る程度の幅厚で形成すると共に、挿抜不可能領域はフッ
    ク部が回動抵抗を有しながら摺動する程度の幅厚で形成
    することを特徴とする請求項4に記載の眼鏡枠の丁番構
    造。
  6. 【請求項6】テンプル支持部を針金状部材を折り曲げて
    形成すると共に、前記挿抜可能領域を針金状部材の1本
    分の部分で形成し、かつ前記挿抜不可能領域は針金状部
    材を2本以上重ねた部分で形成することを特徴とする請
    求項4または5に記載の眼鏡枠の丁番構造。
  7. 【請求項7】挿抜可能領域はフック部の挿抜を自在とす
    る形状とすると共に、挿抜不可能領域はフック部が回動
    抵抗を有しながら摺動する形状とすることを特徴とする
    請求項4に記載の眼鏡枠の丁番構造。
  8. 【請求項8】前記テンプル支持部に、テンプルの回動範
    囲を規制する規制部を設けたことを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか一つに記載の眼鏡枠の丁番構造。
  9. 【請求項9】テンプル支持部とテンプルとの間に摺動摩
    擦を緩衝する緩衝部材を介在することを特徴とする請求
    項1〜8のいずれか一つに記載の眼鏡枠の丁番構造。
  10. 【請求項10】前記智に備えられた固定部は、レンズに
    設けられた穴部とレンズ端面とを挟持して固定する挟持
    部であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つ
    に記載の眼鏡枠の丁番構造。
  11. 【請求項11】眼鏡枠を構成する2部材をそれぞれ着脱
    自在、かつ回動自在な構造とすると共に、2部材のうち
    の少なくとも一方の部材を前記2部材とは異なる他の眼
    鏡の構成部材に固定させた後は、前記2部材の着脱を防
    止する着脱防止構造としたことを特徴とする眼鏡枠の丁
    番構造。
  12. 【請求項12】前記2部材のうちの一方の部材には、該
    一方の部材が回動する際の回動軸の軸心を中心とする円
    錐状あるいは球状の外周壁面を有し、 かつ、前記他方の部材には、前記一方の部材の外周壁面
    に対応する、円錐状あるいは球状の内周壁面によって形
    成する、前記一方の部材を挿入するための挿入孔を有
    し、 前記一方の部材が回動する際には、前記外周壁面と内周
    壁面の部分で摺動することを特徴とする請求項11に記
    載の眼鏡枠の丁番構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529793A (ja) * 2010-09-06 2013-07-22 アイシー! ベルリン ブリレンプロダクションズ ゲーエムベーハー 眼鏡フレームおよびテンプル
JP2015511030A (ja) * 2012-03-21 2015-04-13 デラモア,ドミニク 眼鏡フレーム用伸縮式ヒンジ

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