JP2000002742A - ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法 - Google Patents

ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法

Info

Publication number
JP2000002742A
JP2000002742A JP16727598A JP16727598A JP2000002742A JP 2000002742 A JP2000002742 A JP 2000002742A JP 16727598 A JP16727598 A JP 16727598A JP 16727598 A JP16727598 A JP 16727598A JP 2000002742 A JP2000002742 A JP 2000002742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
partial discharge
gas
generating means
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16727598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3243752B2 (ja
Inventor
Kazumi Ishigaki
一三 石垣
Makoto Miyashita
信 宮下
Kiyoshi Inami
潔 井波
Michiaki Matsuda
道明 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16727598A priority Critical patent/JP3243752B2/ja
Publication of JP2000002742A publication Critical patent/JP2000002742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3243752B2 publication Critical patent/JP3243752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧が印加される導体19および絶縁ガス
20を収容したタンク14から成るガス絶縁機器の部分
放電検出装置において、校正作業時にタンク14を開放
することなく、容易で安価な校正を可能にする。 【解決手段】 所定の間隔で対向した中間電極21と接
地側電極22から成る放電発生手段23を、タンク14
内で移動可能に絶縁支持して微小な放電を発生させ、こ
の放電発生時に、部分放電測定アンテナ17により電磁
波測定を行って、この電磁波測定値と上記発生放電の電
圧検出により求めた電荷量とにより校正を行い、校正終
了時に放電発生手段23をタンク14内と連通する枝管
部15内に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス絶縁密封形
開閉装置(以下、GISと称す)等ガス絶縁装置内の部
分放電検出試験を実施する部分放電検出装置の校正に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁機器の絶縁信頼性の確認、保持
のため、密封容器内の部分放電の監視が有力視されてい
る。特に密封容器内に存在する金属異物等を発見するた
めには、精度の良い部分放電の検出が重要である。部分
放電検出を高精度で実施するには、いかに外部ノイズと
の信号を区別するかによる。この外部ノイズの影響を少
なく部分放電検出を高精度で実施する方法として、近
年、部分放電発生時に各部に放射される電磁波を捕らえ
る方法が注目されている。外部ノイズの主原因となる、
電圧印加装置等の気中高電圧露出部からの気中で発生す
る部分放電は、周波数が低く、ガス絶縁機器内で発生し
たガス中の部分放電は、上記気中で発生した部分放電よ
りも周波数が高い特徴がある。この特徴を利用し、外部
ノイズの比較的少ないガス絶縁機器の内部にアンテナを
取り付け、ハイパスフィルタ等により部分放電発生時に
生じる電磁波の高周波成分のみを捕らえれば、外部ノイ
ズに影響されない精度の高い部分放電検出が可能であ
る。
【0003】ところで、部分放電発生時に放射される電
磁波は、反射等により減衰してガス中を伝播し、アンテ
ナで測定される。このため、部分放電検出装置で部分放
電検出試験を実施する際、前もって、機器固有の電磁波
の減衰量を測定して、部分放電の検出感度を測定可能な
管理値内に校正する作業が必要である。図4は、従来の
ガス絶縁機器の部分放電検出装置の校正作業時形態の構
造を示す図であり、図4(a)は全体図、図4(b)は
部分断面図である。図において、1はGISユニット、
2は接地された金属製の密封容器としてのタンク、3は
タンク2に接続するよう取り付けられたコーン状タン
ク、4はコーン状タンク3に接続されたパルスジェネレ
ータ、5は同軸ケーブル、6は部分放電測定用アンテ
ナ、7は内部に部分放電測定用アンテナ6を有する部分
放電検出試験時の電圧印加ブッシングタンク、8はタン
ク2内部と連通し、ガス吸着剤が格納された枝管部、9
はタンク2内に収容され高電圧が印加される導体、10
は導体9周囲の絶縁ガス、11は導体9に接続された印
加線、12は同軸ケーブル5と印加線11およびコーン
状タンク3との間に設けられたインピーダンス整合用抵
抗である。
【0004】この様に構成される部分放電検出装置で
は、その校正作業時に、パルスジェネレータ4からGI
S内部の部分放電波形を模擬した高周波パルスを導体9
部に打ち込み、部分放電測定用アンテナ6により電磁波
を測定する。パルスジェネレータ4から入力される部分
放電波形を模擬した高周波パルスは、波形の時間積分に
より電荷量が既知のものとし、同軸ケーブル5、インピ
ーダンス整合用抵抗12を介して高周波パルスが伝送し
やすい形状であるコーン状タンク3内の印加線11から
導体9に印加される。入力した高周波パルスの電荷量
(注入電荷量)と部分放電測定用アンテナ6の出力値と
の関係を図3に示す。双方の変量を共に対数表示とする
と、一定の傾きを有する直線が得られ、この傾きが機器
固有の電磁波の減衰量を示すものである。この減衰量に
より表される部分放電の検出感度が、管理値内であるこ
とを確認し、管理値を外れる場合は所定の処置を施した
後、再び上述したような減衰量の測定を行うことによ
り、部分放電検出装置を校正する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の部分放電検出装
置は以上のように構成されており、タンク2にコーン状
タンク3を取り付け、インピーダンス整合を行って、部
分放電波形を模擬した高周波パルスを入力して、部分放
電測定用アンテナ6で測定することにより、校正作業を
行っていた。コーン状タンク3の取り付けに当たって
は、タンク2を開放する必要がある。またコーン状タン
ク3は絶縁性能が装置構成上とれないため、校正作業が
終了して電圧を印加する際には、コーン状タンク3を取
り外し、再度絶縁ガス10のガス処理を行う必要があっ
た。この様に従来の部分放電検出装置は、コーン状タン
ク3の取り付け、取り外しによる著しい不利益を生じる
問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、部分放電検出試験に前
もって実施される校正作業が、安価で容易に行うことが
できるガス絶縁機器の部分放電検出装置の構造、および
その校正方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる請求項
1記載のガス絶縁機器の部分放電検出装置は、高電圧が
印加される導体および絶縁ガスを収容した密封容器内部
で発生した部分放電を、該部分放電発生時に生じる電磁
波を測定する電磁波測定手段を有して検出する装置校正
であって、上記導体に対向するように上記密封容器に絶
縁支持された中間電極と、該中間電極と所定の間隔で対
向するように配置された接地側電極とから成り、上記中
間電極と上記接地側電極との間に放電を発生させる放電
発生手段と、上記接地側電極と接地との間に接続され、
上記放電発生手段により発生した放電電荷量を検出する
放電電荷量検出手段と、上記放電発生手段による放電発
生時に上記電磁波測定手段により電磁波測定を行なっ
て、該電磁波測定手段の出力と上記放電電荷量検出手段
の出力とで上記部分放電検出の校正を行う校正手段とを
有するものである。
【0008】この発明に係わる請求項2記載のガス絶縁
機器の部分放電検出装置は、中間電極および接地側電極
のいずれか一方に他方に向かって突起を有するものであ
る。
【0009】この発明に係わる請求項3記載のガス絶縁
機器の部分放電検出装置は、放電発生手段を導体に対し
て接離する方向に密封容器内で移動させる移動手段を有
するものである。
【0010】この発明に係わる請求項4記載のガス絶縁
機器の部分放電検出装置は、放電発生手段の移動手段
が、導体と垂直方向に移動するものである。
【0011】この発明に係わる請求項5記載のガス絶縁
機器の部分放電検出装置は、密封容器を該密封容器内部
と連通する枝管部を備えたものとし、放電発生手段を、
該放電発生時以外に上記枝管部に収納するものである。
【0012】この発明に係わる請求項6記載のガス絶縁
機器の部分放電検出装置は、枝管部内にガス吸着剤を格
納し、該ガス吸着剤を覆うように上記枝管部の密封容器
側に接地シールドを設け、放電発生手段を、該放電発生
時以外に上記枝管部の接地シールド内に収納するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1は、この発明
の実施の形態1によるガス絶縁機器の部分放電検出装置
の校正作業時形態の構造を示す図であり、図1(a)は
全体図、図1(b)は部分断面図である。図において、
13はGISユニット、14は接地された金属製の密封
容器としてのタンク、15はタンク14内部と連通する
枝管部、16は枝管部15に設けられた放電発生装置、
17は電磁波測定手段としての部分放電測定用アンテ
ナ、18は内部に部分放電測定用アンテナ17を有する
部分放電検出試験時の電圧印加ブッシングタンクであ
る。また、図1(b)に示す放電発生装置16において
は、19はタンク2内に収容され高電圧が印加される導
体、20は導体19周囲の絶縁ガス、21はタンク14
内で導体19に対向する様に配置された中間電極、22
は中間電極21と所定の間隔、例えば15mm程度離間
して、中間電極21に対向するように配置された接地側
電極、23はこれら中間電極21と接地側電極22とで
構成される放電発生手段、24は中間電極21に接地側
電極22に向かって設けられた突起、25および26は
絶縁物で、放電発生手段23をタンク14内で絶縁支持
する。
【0014】また27は接地側電極22に接続され放電
により生じた電流をインピーダンスにより電圧に変換し
て検出する検出インピーダンス、28は同軸ケーブル、
29は検出された電圧波形を観測するオシロスコープ、
30は枝管部15の底部に設けられ絶縁ガス20を密封
するフランジ、31はフランジ30の外側(気中部)に
取り付けられた、放電発生手段23の移動手段としての
昇降装置、32はフランジ30に設けられたOリング
で、絶縁ガス20の密封を保ち、昇降装置31による放
電発生手段23の昇降を可能にする。また33は枝管部
15のタンク14側に設けられた接地シールド、34は
接地シールド33に覆われる様に枝管部15内に格納さ
れた、分解ガスの吸着およびタンク14内の水分管理の
ためのガス吸着剤である。
【0015】上述したように、部分放電検出装置におい
て、部分放電発生時に放射される電磁波は、反射等によ
り減衰して絶縁ガス20中を伝播し、部分放電測定用ア
ンテナ17で測定される。このため、部分放電検出装置
により部分放電検出試験を実施する際、前もって、機器
固有の電磁波の減衰量を測定して、部分放電の検出感度
を測定可能な管理値内に校正する作業が必要である。上
記のように構成されるこの実施の形態1による部分放電
検出装置では、その校正作業時に、ブッシングタンク1
8で導体19に電圧印加を行い、放電発生手段23によ
り、中間電極21と接地側電極22との間に微小な放電
を発生させる。中間電極21と接地側電極22との間に
は、導体19と中間電極21間の静電容量C1と、中間
電極21と接地側電極22間の静電容量C2との比率で
決定される分担電圧が加わり、この分担電圧が放電開始
電圧以上になると、中間電極21の突起24と接地側電
極22との間に放電が発生する。突起24は放電開始電
圧を小さくし、安定した放電を得る効果があり、放電開
始電圧は、導体19と中間電極21間よりも中間電極2
1と接地側電極22間の方が小さいため、全路破壊を招
く導体19と中間電極21間の放電を生じることなく、
中間電極21と接地側電極22との間に微小な放電を発
生させることができる。なお、突起24は高電圧側であ
る中間電極21に設けられるのがより効果的であるが、
接地側電極22に設けられても良い。
【0016】発生した放電は、接地側電極22と接地間
に接続された検出インピーダンス27で検出して同軸ケ
ーブル28によりオシロスコープ29に導いて電圧波形
を観測して、電圧を時間積分することにより放電電荷量
を検出する。一方、この放電発生手段23による放電発
生時に、部分放電測定用アンテナ17により電磁波を測
定する。放電発生手段23により発生した放電電荷量
(注入電荷量)と部分放電測定用アンテナ17の出力値
との関係から、図3に示す従来のものと同様の特性が得
られる。双方の変量を共に対数表示とすると、一定の傾
きを有する直線が得られ、この傾きが機器固有の電磁波
の減衰量を示すものである。この減衰量により表される
部分放電の検出感度が、管理値内であることを確認し、
管理値を外れる場合は所定の処置を施した後、再び上述
したような減衰量の測定を行うことにより、部分放電検
出装置を校正する。この様に、放電発生手段23により
微小な放電を発生させて、機器固有の減衰量を測定する
ため、従来のように、大規模なコーン状タンク3による
高周波パルスを発生させる場合に比べ、小さな放電発生
手段23で済み、装置構成が簡便になると共に、校正作
業終了時の放電発生手段23の処置も容易になる。
【0017】この校正作業終了時の放電発生手段23の
処置については、この実施の形態では放電発生手段23
を昇降装置31によって移動可能とし、校正作業時にタ
ンク14内で導体19側に配置された放電発生手段23
を、校正作業終了時には、導体19から遠方位置に移動
させる。この場合、導体19と垂直方向に移動し、校正
作業時以外は、放電発生手段23を枝管部15に収納す
ることにより、微小放電の生じることのない状態に即座
にできる。これにより、校正作業のためにタンク14を
開放する必要なく、そのためのガス処理作業などを省略
でき、ガス絶縁機器の信頼性が向上すると共に、容易で
安価に信頼性の高い部分放電検出装置の校正を行うこと
ができる。また、この実施の形態では、枝管部15にガ
ス吸着剤34を格納し、ガス吸着剤34を覆うように、
枝管部15のタンク14側に接地シールド33を備え、
この接地シールド33の中央に設けられたくぼみに放電
発生手段23を収納できるようにした。このため、ガス
吸着剤34を格納する枝管部15を放電発生手段23の
収納に用いることができ、枝管部15を増設することな
く装置構成が簡便になるとともに、ガス漏れの可能性の
ある箇所が低減できることによりガス絶縁機器の信頼性
も向上できる。また、校正作業終了後(校正作業時以
外)は、図2に示すように、放電発生手段23を接地シ
ールド33の設けられた枝管部15に収納し、昇降装置
31を取り外して、フランジ30と0リングで接合する
カバー35を取り付ける。
【0018】実際の校正作業においては、例えば、ブッ
シングタンク18で導体19に60kV程度の一定電圧
を印加し、放電発生手段23を昇降装置31により導体
19に向かって徐々に移動させて、中間電極21と接地
側電極22との間に放電を発生させる。このときの放電
電圧を検出インピーダンス27で検出した後放電電荷量
を演算して検出するとともに、この放電発生時に部分放
電測定用アンテナ17により電磁波を測定し、この測定
値と上記放電電荷量の値とから部分放電検出装置の校正
を行う。これにより、校正作業のためにタンク14を開
放する必要なく、ガス絶縁機器の信頼性が向上でき、容
易で安価に信頼性の高い部分放電検出装置の校正を行う
ことができる。なお、例えば、導体19とタンク14壁
面との距離が400mm程度とするとき、中間電極21
と導体19との距離が250mm程度で放電発生手段2
3を配置し、この位置で放電発生手段を23を固定した
状態で、ブッシングタンク18から導体19に印加する
電圧を徐々に上昇させることによって放電を発生させて
も良く、上記導体19に一定電圧を印加した場合と同様
の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上の様に、この発明に係わる請求項1
記載のガス絶縁機器の部分放電検出装置は、導体に対向
するように密封容器に絶縁支持された中間電極と、該中
間電極と所定の間隔で対向するように配置された接地側
電極とから成り、上記中間電極と上記接地側電極との間
に放電を発生させる放電発生手段と、上記接地側電極と
接地との間に接続され、上記放電発生手段により発生し
た放電電荷量を検出する放電電荷量検出手段と、上記放
電発生手段による放電発生時に電磁波測定手段により電
磁波測定を行なって、該電磁波測定手段の出力と上記放
電電荷量検出手段の出力とで上記部分放電検出の校正を
行う校正手段とを有するため、ガス絶縁機器の信頼性を
向上することができるとともに、部分放電検出装置の装
置構成が簡便になり、容易で安価に部分放電検出装置の
校正が可能になる。
【0020】またこの発明に係わる請求項2記載のガス
絶縁機器の部分放電検出装置は、中間電極および接地側
電極のいずれか一方に他方に向かって突起を有するた
め、放電開始電圧を小さくして安定した微小な放電を容
易に得ることができ、全路破壊を確実に防止する。
【0021】またこの発明に係わる請求項3記載のガス
絶縁機器の部分放電検出装置は、放電発生手段を導体に
対して接離する方向に密封容器内で移動させる移動手段
を有するため、放電発生手段を、校正作業時に導体側
に、校正作業時以外に、導体から遠方位置に容易に移動
させることができ、ガス絶縁機器の信頼性を向上するこ
とができるとともに、部分放電検出装置の装置構成が簡
便になり、容易で安価に部分放電検出装置の校正が可能
になる効果を確実に得ることができる。
【0022】またこの発明に係わる請求項4記載のガス
絶縁機器の部分放電検出装置は、放電発生手段の移動手
段が、導体と垂直方向に移動するものであるため、放電
発生手段を導体に対して接離する方向に効果的に移動で
き、ガス絶縁機器の信頼性を向上することができるとと
もに、部分放電検出装置の装置構成が簡便になり、容易
で安価に部分放電検出装置の校正が可能になる効果を確
実に得ることができる。
【0023】またこの発明に係わる請求項5記載のガス
絶縁機器の部分放電検出装置は、密封容器を該密封容器
内部と連通する枝管部を備えたものとし、放電発生手段
を、該放電発生時以外に上記枝管部に収納するため、校
正作業時以外に早く確実に放電発生を消滅させることが
でき、ガス絶縁機器の信頼性を向上することができると
ともに、部分放電検出装置の装置構成が簡便になり、容
易で安価に部分放電検出装置の校正が可能になる効果を
確実に得ることができる。
【0024】またこの発明に係わる請求項6記載のガス
絶縁機器の部分放電検出装置は、枝管部内にガス吸着剤
を格納し、該ガス吸着剤を覆うように上記枝管部の密封
容器側に接地シールドを設け、放電発生手段を、該放電
発生時以外に上記枝管部の接地シールド内に収納するた
め、ガス絶縁機器の信頼性をさらに向上することができ
るとともに、部分放電検出装置の装置構成もさらに簡便
になり、容易で安価に部分放電検出装置の校正が可能に
なる効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるガス絶縁機器
の部分放電検出装置の校正作業時形態の構造を示す全体
図および部分拡大図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるガス絶縁機器
の部分放電検出装置の校正作業終了時形態の構造を示す
部分拡大図である。
【図3】 ガス絶縁機器の部分放電検出装置の校正時の
出力特性を説明する図である。
【図4】 従来のガス絶縁機器の部分放電検出装置の校
正作業時形態の構造を示す全体図および部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
14 密封容器としての導体、15 枝管部、17 電
磁波測定手段としての部分放電測定アンテナ、18 電
圧印加ブロッシングタンク、19 導体、20 絶縁ガ
ス、21 中間電極、22 接地側電極、23 放電発
生手段、24 突起、25,26 絶縁物、27 検出
インピーダンス、31 移動手段としての昇降装置、3
3 接地シールド、34 ガス吸着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井波 潔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松田 道明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G015 AA09 BA10 CA01 CA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧が印加される導体および絶縁ガス
    を収容した密封容器内部で発生した部分放電を、該部分
    放電発生時に生じる電磁波を測定する電磁波測定手段を
    有して検出するガス絶縁機器の部分放電検出装置におい
    て、上記導体に対向するように上記密封容器に絶縁支持
    された中間電極と、該中間電極と所定の間隔で対向する
    ように配置された接地側電極とから成り、上記中間電極
    と上記接地側電極との間に放電を発生させる放電発生手
    段と、上記接地側電極と接地との間に接続され、上記放
    電発生手段により発生した放電電荷量を検出する放電電
    荷量検出手段と、上記放電発生手段による放電発生時に
    上記電磁波測定手段により電磁波測定を行なって、該電
    磁波測定手段の出力と上記放電電荷量検出手段の出力と
    で上記部分放電検出の校正を行う校正手段とを有するこ
    とを特徴とするガス絶縁機器の部分放電検出装置。
  2. 【請求項2】 中間電極および接地側電極のいずれか一
    方に他方に向かって突起を有することを特徴とする請求
    項1記載のガス絶縁機器の部分放電検出装置。
  3. 【請求項3】 放電発生手段を導体に対して接離する方
    向に密封容器内で移動させる移動手段を有することを特
    徴とする請求項1または2記載のガス絶縁機器の部分放
    電検出装置。
  4. 【請求項4】 放電発生手段の移動手段が、導体と垂直
    方向に移動するものであることを特徴とする請求項3記
    載のガス絶縁機器の部分放電検出装置。
  5. 【請求項5】 密封容器を該密封容器内部と連通する枝
    管部を備えたものとし、放電発生手段を、該放電発生時
    以外に上記枝管部に収納することを特徴とする請求項3
    または4記載のガス絶縁機器の部分放電検出装置。
  6. 【請求項6】 枝管部内にガス吸着剤を格納し、該ガス
    吸着剤を覆うように上記枝管部の密封容器側に接地シー
    ルドを設け、放電発生手段を、該放電発生時以外に上記
    枝管部の接地シールド内に収納することを特徴とする請
    求項5記載のガス絶縁機器の部分放電検出装置。
JP16727598A 1998-06-15 1998-06-15 ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法 Expired - Fee Related JP3243752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16727598A JP3243752B2 (ja) 1998-06-15 1998-06-15 ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16727598A JP3243752B2 (ja) 1998-06-15 1998-06-15 ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000002742A true JP2000002742A (ja) 2000-01-07
JP3243752B2 JP3243752B2 (ja) 2002-01-07

Family

ID=15846733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16727598A Expired - Fee Related JP3243752B2 (ja) 1998-06-15 1998-06-15 ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3243752B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441942B1 (ko) * 2001-10-24 2004-07-27 한국전력공사 가스절연 고전압기기의 위험도 측정장치 및 방법
KR100477505B1 (ko) * 2002-12-11 2005-03-17 한국전기연구원 절연보호커버가 부착된 부분방전검출 안테나
WO2007063647A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Kyushu Institute Of Technology 部分放電電荷量測定方法および装置
KR101106903B1 (ko) * 2008-10-13 2012-01-25 주식회사 효성 가스 절연 기기의 부분 방전 검출 장치
CN102707207A (zh) * 2012-06-12 2012-10-03 杭州西湖电子研究所 一种gis内部多种放电的模拟装置
CN103076587A (zh) * 2012-12-31 2013-05-01 山西省电力公司电力科学研究院 传感器接收性能的标定方法、系统及超声波脉冲发生器
CN103091609A (zh) * 2013-01-09 2013-05-08 中国电力科学研究院 一种gis局部放电在线监测装置性能检测系统及其方法
CN103176157A (zh) * 2013-02-07 2013-06-26 广东电网公司电力科学研究院 校核gis局部放电uhf外置式传感器检测范围的方法
CN103293501A (zh) * 2012-10-31 2013-09-11 天津市电力公司 一种用于开关设备绝缘检测仪的校验装置
CN103336259A (zh) * 2013-07-17 2013-10-02 国家电网公司 气体绝缘组合电器局部放电检测传感器的检测系统及方法
CN103399179A (zh) * 2013-08-15 2013-11-20 国家电网公司 盆式绝缘子中均压屏蔽环超高频信号引出装置
CN103472424A (zh) * 2013-08-26 2013-12-25 云南电力试验研究院(集团)有限公司电力研究院 基于模拟电压信号注入的不同类型局放检测仪主机性能测试方法
CN103529416A (zh) * 2013-10-12 2014-01-22 国家电网公司 电气设备在线检测装置的实验室模拟试验装置及其试验方法
CN105004970A (zh) * 2015-03-16 2015-10-28 华北电力大学 高气压下高电压局部放电模型切换装置
CN105510861A (zh) * 2016-01-28 2016-04-20 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种多功能数字式局放仪校准器
CN105548931A (zh) * 2015-12-04 2016-05-04 上海莫克电子技术有限公司 气体绝缘金属封闭开关设备内置传感器灵敏度的测试方法
CN110501619A (zh) * 2019-08-30 2019-11-26 国网山西省电力公司电力科学研究院 一种高频响应分压测量装置
CN113466685A (zh) * 2021-06-30 2021-10-01 国网陕西省电力公司电力科学研究院 一种微缩型gis电磁骚扰模拟试验装置及方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101799488B (zh) * 2010-02-23 2011-12-21 清华大学 一种标定电压的产生装置和方法
CN102830332A (zh) * 2012-09-04 2012-12-19 安徽省电力科学研究院 模块化的气体绝缘组合电器局部放电检测用缺陷模拟装置
CN103076546B (zh) * 2013-01-11 2014-10-08 国家电网公司 气体绝缘组合电器中电磁波传播特性试验装置及试验方法
CN103439676B (zh) * 2013-08-08 2015-12-09 国家电网公司 一种uhf传感器灵敏度检测的方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441942B1 (ko) * 2001-10-24 2004-07-27 한국전력공사 가스절연 고전압기기의 위험도 측정장치 및 방법
KR100477505B1 (ko) * 2002-12-11 2005-03-17 한국전기연구원 절연보호커버가 부착된 부분방전검출 안테나
WO2007063647A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Kyushu Institute Of Technology 部分放電電荷量測定方法および装置
US7782063B2 (en) 2005-11-29 2010-08-24 Kyushu Institute Of Technology Partial discharge charge quantity measuring method and device
JP4797175B2 (ja) * 2005-11-29 2011-10-19 国立大学法人九州工業大学 部分放電電荷量測定方法および装置
KR101106903B1 (ko) * 2008-10-13 2012-01-25 주식회사 효성 가스 절연 기기의 부분 방전 검출 장치
CN102707207A (zh) * 2012-06-12 2012-10-03 杭州西湖电子研究所 一种gis内部多种放电的模拟装置
CN103293501A (zh) * 2012-10-31 2013-09-11 天津市电力公司 一种用于开关设备绝缘检测仪的校验装置
CN103076587A (zh) * 2012-12-31 2013-05-01 山西省电力公司电力科学研究院 传感器接收性能的标定方法、系统及超声波脉冲发生器
CN103091609A (zh) * 2013-01-09 2013-05-08 中国电力科学研究院 一种gis局部放电在线监测装置性能检测系统及其方法
CN103176157A (zh) * 2013-02-07 2013-06-26 广东电网公司电力科学研究院 校核gis局部放电uhf外置式传感器检测范围的方法
CN103336259A (zh) * 2013-07-17 2013-10-02 国家电网公司 气体绝缘组合电器局部放电检测传感器的检测系统及方法
CN103399179A (zh) * 2013-08-15 2013-11-20 国家电网公司 盆式绝缘子中均压屏蔽环超高频信号引出装置
CN103472424B (zh) * 2013-08-26 2016-01-20 云南电力试验研究院(集团)有限公司电力研究院 基于模拟电压信号注入的不同类型局放检测仪主机性能测试方法
CN103472424A (zh) * 2013-08-26 2013-12-25 云南电力试验研究院(集团)有限公司电力研究院 基于模拟电压信号注入的不同类型局放检测仪主机性能测试方法
CN103529416A (zh) * 2013-10-12 2014-01-22 国家电网公司 电气设备在线检测装置的实验室模拟试验装置及其试验方法
CN105004970A (zh) * 2015-03-16 2015-10-28 华北电力大学 高气压下高电压局部放电模型切换装置
CN105548931A (zh) * 2015-12-04 2016-05-04 上海莫克电子技术有限公司 气体绝缘金属封闭开关设备内置传感器灵敏度的测试方法
CN105510861A (zh) * 2016-01-28 2016-04-20 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种多功能数字式局放仪校准器
CN110501619A (zh) * 2019-08-30 2019-11-26 国网山西省电力公司电力科学研究院 一种高频响应分压测量装置
CN110501619B (zh) * 2019-08-30 2021-11-12 国网山西省电力公司电力科学研究院 一种高频响应分压测量装置
CN113466685A (zh) * 2021-06-30 2021-10-01 国网陕西省电力公司电力科学研究院 一种微缩型gis电磁骚扰模拟试验装置及方法
CN113466685B (zh) * 2021-06-30 2024-05-14 国网陕西省电力有限公司电力科学研究院 一种微缩型gis电磁骚扰模拟试验装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3243752B2 (ja) 2002-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3243752B2 (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法
US6333715B1 (en) Partial discharge detector of gas-insulated apparatus
JP3299547B2 (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
JP4797175B2 (ja) 部分放電電荷量測定方法および装置
JP2002071743A (ja) 部分放電検出方法
JP2001141773A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
JP3294806B2 (ja) ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置
KR100632078B1 (ko) 초고압 케이블의 부분방전 측정 시 노이즈 제거장치 및방법
JP2000162263A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
KR100508711B1 (ko) 전력케이블에서의 부분방전 발생위치 추정시스템
JP3347005B2 (ja) 部分放電検出装置
KR100893396B1 (ko) 내장형 센서가 구비된 가스 절연기기의 부분방전 검출장치
JP3236770B2 (ja) Cvケーブル線路の部分放電測定方法
JP2978718B2 (ja) 電力ケーブルの普通接続部
US20020024467A1 (en) Partial discharge detector for gas insulated apparatus
JP2001343418A (ja) 部分放電診断装置
JPH08262097A (ja) 部分放電測定方法
JP2860002B2 (ja) 高周波部分放電センサ
JPH04215076A (ja) 部分放電測定方法
JP2763143B2 (ja) 高電圧機器の部分放電検出装置
JPH03250711A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
JPH0599977A (ja) 異常検出装置
JP2002033033A (ja) 高電圧機器の導電性異物の検出装置
JPH0283463A (ja) ガス絶縁開閉装置の内部部分放電検出システム
JPH1026649A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071026

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081026

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091026

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091026

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees