JP2000002184A - ポンプユニット及びポンプ - Google Patents

ポンプユニット及びポンプ

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JP2000002184A
JP2000002184A JP16826998A JP16826998A JP2000002184A JP 2000002184 A JP2000002184 A JP 2000002184A JP 16826998 A JP16826998 A JP 16826998A JP 16826998 A JP16826998 A JP 16826998A JP 2000002184 A JP2000002184 A JP 2000002184A
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fluid
chamber
pressurized
cylinder
pump unit
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JP16826998A
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English (en)
Inventor
篤 ▲高▼嶋
Atsushi Takashima
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Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造及び製造が簡単で確実に流体を送り出す
ことができるポンプ及びポンプユニットを提供する。 【解決手段】 外筒1と、内側に流体室12を有して外
筒内に配置され外面と外筒内面との間に加圧室3を有す
る内筒2とを備え、流体室の流体供給側に対応する加圧
室の一端に加圧流体を供給して当該部分の内筒を流体室
内に膨張して入り込ませて流体を逆流しにくくさせた状
態で、残りの部分も膨張させて流体を流体室の流体排出
側から送り出す。加圧室から加圧流体が排出されて内筒
が元の状態に復帰すると、新しい流体を流体室内に取り
入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状の部材を膨張
及び収縮させて、筒状内の薬品、汚水、汚泥、流動状態
のセメントなどの液体などの流体を送り出すポンプユニ
ット及びそのポンプユニットを複数連結してなるポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、円筒状配管により、薬
品、汚水、汚泥などの液体などの流体を送り出す装置と
しては、各種装置が知られている。例えば、モーノポン
プのように、回転容積型の一軸偏心ネジポンプにおい
て、弾性を有し長円形断面を有するステータ内に、金属
製で円形断面を有する雄ネジのロータを配置し、このロ
ータを偏心軸により偏心回転させて、ロータがステータ
の内部を回転しながら往復運動することにより、ロータ
とステータとの間に形成される輸送空間を吸い込み側か
ら吐出側まで移動させることにより、上記流体を輸送さ
せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のものでは、ポンプの構成が非常に複雑であるため、
各部品に高精度が要求され、製造が困難であるととも
に、メンテナンスなども複雑なものとなり、全体として
非常に高価なものとなるといった問題があった。従っ
て、本発明の目的は、上記問題を解決することにあっ
て、構造が簡単でかつ簡単に製造できるとともに、確実
に流体を送り出すことができるポンプおよびポンプユニ
ットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。本発明の第1態様
によれば、外筒と、内側に流体室を有して上記外筒内に
配置されかつ外面と上記外筒の内面との間に加圧室を有
し、該加圧室内に加圧流体が供給されることにより上記
流体室内に膨張して入り込み上記流体室内の流体を送り
出す一方、上記加圧室から上記加圧流体が排出されて上
記流体室内から元の状態に復帰して新しい流体を上記流
体室内に取り入れる内筒とを備えて、上記流体室の流体
供給側に対応する上記加圧室の一端に上記加圧流体を供
給して当該部分の内筒を上記流体室内に膨張して入り込
ませて上記流体を逆流しにくくさせた状態で、上記内筒
の残りの部分も膨張させて上記内筒の残りの部分の上記
流体室内の上記流体を上記流体室の流体排出側から上記
流体室外に送り出すようにしたことを特徴とするポンプ
ユニットを提供する。本発明の第2態様によれば、上記
加圧室への上記加圧流体の供給および排出を繰り返し行
って上記流体の送り出しを行う加圧流体供給排出装置を
さらに備える第1態様に記載のポンプユニットを提供す
る。本発明の第3態様によれば、上記加圧流体供給排出
装置は、上記加圧室に対して上記圧搾流体を出し入れす
るシリンダと、該シリンダを駆動するモータとを備える
ようにした第2態様に記載のポンプユニットを提供す
る。本発明の第4態様によれば、上記加圧流体供給排出
装置は、上記加圧室に対して上記圧搾流体を供給するコ
ンプレッサーと、該コンプレッサーから供給される上記
圧搾流体の上記加圧室に対する出し入れを切り替える切
り替え弁とを備えるようにした第2態様に記載のポンプ
ユニットを提供する。本発明の第5態様によれば、外筒
と、内側に流体室を有して上記外筒内に配置されかつ外
面と上記外筒の内面との間に加圧室を有し、該加圧室内
に加圧流体が供給されることにより上記流体室内に膨張
して入り込み上記流体室内の流体を送り出す一方、上記
加圧室から上記加圧流体が排出されて上記流体室内から
元の状態に復帰して新しい流体を上記流体室内に取り入
れる内筒とを備えるポンプユニットを、互いに上記流体
室が連通するように複数連結するとともに、上記加圧室
への上記加圧流体の供給および排出を繰り返し行って上
記流体の送り出しを行う加圧流体供給排出装置と、上記
加圧流体供給装置を駆動制御して、上記隣接するポンプ
ユニットのうちの流体供給側のポンプユニットの上記加
圧室に上記加圧流体を供給して内側に膨張させて上記流
体を逆流をしにくくさせた状態で、流体排出側のポンプ
ユニットの上記加圧室に上記加圧流体を供給して内側に
膨張させて上記流体室内の流体を絞り出すように排出す
る制御装置とを備えるようにしたポンプを提供する。本
発明の第6態様によれば、上記加圧流体供給排出装置
は、上記加圧室に対して上記圧搾流体を出し入れするシ
リンダと、該シリンダを駆動するモータとを備えるよう
にした第5態様に記載のポンプを提供する。本発明の第
7態様によれば、上記加圧流体供給排出装置は、上記加
圧室に対して上記圧搾流体を供給するコンプレッサー
と、該コンプレッサーから供給される上記圧搾流体の上
記加圧室に対する出し入れを切り替える切り替え弁とを
備えるようにした第5態様に記載のポンプを提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0006】本発明の第1の実施形態にかかるポンプユ
ニットは、図1に示すように、外筒1と、断面円形の流
体室12をその内側に形成するように上記外筒1内に嵌
合配置されかつ該外筒1の内面との間に加圧室3を有
し、該加圧室3内に加圧流体が供給されて上記流体室1
2を収縮させて上記流体室12内の流体を送り出す内筒
2とを備える。上記外筒1は、金属などの剛体からなる
円筒本体1bの各端部の外側にフランジ1a,1aを一
体的に有しているとともに、円筒本体1bの内周面の両
端部に内側に突出した小フランジ部1dを形成してい
る。上記内筒2は、外筒1内に嵌合されかつ例えば弾性
変形可能な合成樹脂などの材料からなり弾性的に膨張収
縮可能な円筒本体2bの各端部の外側にフランジ2a,
2aを一体的に有している。これらのフランジ2a,2
aは、外筒1のフランジ1a,1aの内面に当接して、
各フランジ1a,2aの連結穴1c,2c内に8本の連
結ボルト4,…,4を貫通させてナット5,…,5によ
り締結して、各2つのフランジ1a,2aを連結するこ
とにより、内筒2を外筒1内に固定している。
【0007】上記加圧室3は、内筒2の円筒本体2bの
外周面と外筒1の円筒本体1bの内周面と一対の小フラ
ンジ部1d,1dの間に形成された円筒状の閉鎖空間で
ある。この閉鎖空間である加圧室3と、加圧流体供給装
置の一例としての加圧流体供給用シリンダ7のシリンダ
室14内とは、連通路6を介して連結されており、加圧
流体の一例としての圧搾空気が供給及び排出されるよう
にしている。すなわち、加圧流体駆動用のモータ11の
一方向への回転により、モータ11の回転軸と上記加圧
流体供給用シリンダ7のピストンロッド9とを連結する
リンク機構15が屈曲状態と伸展状態とを繰り返して、
上記加圧流体供給用シリンダ7のシリンダ室14内でピ
ストンロッド9を介してピストン8を図1において左右
に移動させる。この結果、モータ11の回転により、リ
ンク機構15を介して、ピストン8がシリンダ室14内
で図1において左方向に移動すると、シリンダ7内の圧
搾空気が連通路6を介して加圧室3に供給されて、内筒
2の円筒本体2bが膨張して図1に点線で示すように円
筒本体2b内の流体室12内に入り込み、流体室12内
の流体を流体室12から絞り出して送り出すように作用
する。一方、さらなるモータ11の回転により、ピスト
ン8が図1において右方向に移動すると、連通路6を介
して加圧室3内の圧搾空気がシリンダ7内に逆に引き戻
されて、内筒2の円筒本体2bが膨張状態から元の実線
で示す円筒状態に戻り、円筒本体2b内の流体室12内
に新たな流体が入り込み、次の流体の送り出しの準備に
入るようにしている。
【0008】以下に、図3(A)においては、上記ポン
プユニット10を2個直列的に連結してポンプ90を構
成するとともに、ポンプ90の両端に輸送管101,1
01をそれぞれ連結するとともに、各モータ11を制御
装置91により駆動制御するようにしている。すなわ
ち、Iのポンプユニット10の内筒2の右端フランジ2
aと外筒1の右端フランジ1aと、IIのポンプユニッ
ト10の内筒2の左端フランジ2aと外筒1の左フラン
ジ1aとが、連結ボルト4,…,4とナット5,…,5
とにより締結されている。IIのポンプユニット10の
内外筒2,1の右端フランジ2a,1aと、図3(A)
の右端側の輸送管101の左端フランジ101aとが連
結ボルト4,…,4とナット5,…,5とにより締結さ
れている。また、Iのポンプユニット10の内外筒2,
1の左端フランジ2a,1aと、図3(A)の左端側の
輸送管101の右端フランジ101aとが連結ボルト
4,…,4とナット5,…,5とにより締結されてい
る。そして、制御装置91により2個のモータ11,1
1の駆動を制御することにより、各ポンプユニット10
の内筒2が左側から右側に向けて順に内側に膨張して、
流体を右方向に絞り出しつつ送り出すように、制御装置
91により駆動制御している。上記構成によるポンプ9
0は、まず、図3(B)において、図中の左側のモータ
11の回転駆動により圧搾空気をシリンダ7から加圧室
3に供給して、図中の左側のIポンプユニット10の内
筒2を内側に膨張させて、左端側の輸送管101から左
側のIポンプユニット10の内筒2の流体室12内に供
給された内部流体を右側のIIポンプユニット10の内
筒2内に送り出す。このとき、内部流体の一部は左端側
の輸送管101内に逆流することになる。
【0009】次いで、図4(A)において、図中の左側
のIポンプユニット10の内筒2が内側に膨張させて対
向する部分が互いに密着させて流体の逆流を完全に防止
させた状態又は互いに近接させて流体の逆流をしにくく
させた状態のまま、右側のモータ11の回転駆動により
圧搾空気をシリンダ7から加圧室3に供給して、右側の
IIポンプユニット10の内筒2を内側に膨張させて流
体室12内の流体を右側に順に送り出す。このとき、流
体室12内の流体は、Iポンプユニット10の内筒2が
内側に膨張させて流体の逆流を防止又は逆流しにくくさ
せているため、左側に逆流することができずまたは困難
であり、右側に送り出されることになるのである。この
逆流防止作用は以下の送り動作でも同様に働く。次い
で、図4(B)において、図中の右側のIIポンプユニ
ット10の内筒2が内側に膨張された状態のまま、左側
のモータ11の回転駆動により圧搾空気を加圧室3から
シリンダ7に排出して図中の左側のIポンプユニット1
0の内筒2を内側に膨張された状態からもとの円筒状態
に戻して、新たな流体を内筒2の流体室12内にに取り
込む。
【0010】次いで、図3(A)において、図中の左側
のIポンプユニット10の内筒2が元の円筒状態のま
ま、右側のモータ11の回転駆動により圧搾空気を加圧
室3からシリンダ7に排出して図中の右側のIIポンプ
ユニット10の内筒2を内側に膨張された状態からもと
の円筒状態に戻して、新たな流体を内筒2の流体室12
内に取り込む。以下、このようにして、左端側の輸送管
101からポンプユニット10の内筒2内に供給される
流体に対して、制御装置91によりモータ11,11を
駆動制御してポンプユニット10の内筒2を左側から順
に内側に膨張させることにより、上記流体を左側から右
側に強制的に絞り出すように送る作用を行い、流体の送
り出しを行うようにしている。なお、上記各モータ11
は常時連続的に回転し続けることにより、流体を停止さ
せることなく連続的に右方向に送り出すことができる。
【0011】上記第1実施形態によれば、左側の内筒2
を内側に膨張させて対向する部分が互いに密着させて流
体の逆流を完全に防止させた状態又は互いに近接させて
流体の逆流をしにくくさせた状態で、右側の内筒2を内
側に膨張させることにより、右側の内筒2内の流体を確
実に右方向に送り出すことができ、簡単な構成でもって
流体を確実に送り出すことができる。
【0012】次に、本発明の第2実施形態として、図5
(A),(B)においては、上記ポンプユニット10を
4個直列的に連結してポンプ100を構成するととも
に、ポンプ100の両端に輸送管101,101をそれ
ぞれ連結するとともに、各モータ11を制御装置200
により駆動制御するようにしている。すなわち、Iのポ
ンプユニット10の内筒2の右端フランジ2aと外筒1
の右端フランジ1aと、IIのポンプユニット10の内
筒2の左端フランジ2aと外筒1の左フランジ1aと
が、連結ボルト4,…,4とナット5,…,5とにより
締結されている。以後、IIのポンプユニット10の内
外筒2,1の右端フランジ2a,1aと、IIIのポン
プユニット10の内外筒2,1の左端フランジ2a,1
aとが連結ボルト4,…,4とナット5,…,5とによ
り締結されている。IIIのポンプユニット10の内外
筒2,1の右端フランジ2a,1aと、IVのポンプユ
ニット10の内外筒2,1の左端フランジ2a,1aと
が連結ボルト4,…,4とナット5,…,5とにより締
結されている。IVのポンプユニット10の内外筒2,
1の右端フランジ2a,1aと、図5(A)の右端側の
輸送管101の左端フランジ101aとが連結ボルト
4,…,4とナット5,…,5とにより締結されてい
る。また、Iのポンプユニット10の内外筒2,1の左
端フランジ2a,1aと、図5(A)の左端側の輸送管
101の右端フランジ101aとが連結ボルト4,…,
4とナット5,…,5とにより締結されている。そし
て、制御装置200により4個のモータ11,…,11
の駆動を制御することにより、各ポンプユニット10の
内筒2が左側から右側に向けて順に内側に膨張して、流
体を右方向に絞り出しつつ送り出すように、制御装置2
00により駆動制御している。具体的には、上記構成に
よるポンプ100は、まず、図5(B)において、図中
の左端のモータ11の回転駆動により圧搾空気をシリン
ダ7から加圧室3に供給して、図中の左端のIポンプユ
ニット10の内筒2を内側に膨張させて、左端側の輸送
管101から左端のIポンプユニット10の内筒2の流
体室12内に供給された内部流体を左端から2番目のI
Iポンプユニット10の内筒2の流体室12内に送り出
す。このとき、内部流体の一部は左端側の輸送管101
内に逆流することになる。
【0013】次いで、図6(A)において、図中の左端
のIポンプユニット10の内筒2が内側に膨張させて対
向する部分を互いに密着させて流体の逆流を完全に防止
させた状態又は互いに近接させて流体の逆流をしにくく
させた状態のまま、左端から2番目のモータ11の回転
駆動により圧搾空気をシリンダ7から加圧室3に供給し
て、左端から2番目のIIポンプユニット10の内筒2
を内側に膨張させて流体室内の流体を右側に送り出す。
このとき、流体室12内の流体は、Iポンプユニット1
0の内筒2が内側に膨張させて流体の逆流を防止又は逆
流しにくくさせているため、左側に逆流することができ
ないかまたは困難となり、右側に送り出されることにな
るのである。この逆流防止作用は以下の送り動作でも同
様に働く。
【0014】次いで、図6(B)において、図中の左端
から2番目のIIポンプユニット10の内筒2が内側に
膨張させて流体の逆流を防止又は逆流しにくくさせた状
態のまま、左端から3番目のモータ11の回転駆動によ
り圧搾空気をシリンダ7から加圧室3に供給して図中の
左端から3番目のIIIポンプユニット10の内筒2を
内側に膨張させて流体室内の流体をさらに右側に送り出
す。このとき、左端のモータ11の回転駆動により圧搾
空気を加圧室3からシリンダ7に排出して図中の左端の
Iポンプユニット10の内筒2を内側に膨張された状態
からもとの円筒状態に戻して新たな流体を流体室内に取
り込む。
【0015】次いで、図7(A)において、図中の左端
から3番目のIIIポンプユニット10の内筒2が内側
に膨張させて流体の逆流を防止又は逆流しにくくさせた
状態のまま、左端から4番目のモータ11の回転駆動に
より圧搾空気をシリンダ7から加圧室3に供給して図中
の左端から4番目のIVポンプユニット10の内筒2を
内側に膨張させて流体室内の流体をさらに右側に右端側
の輸送管101内に送り出す。このとき、左端から2番
目のモータ11の回転駆動により圧搾空気を加圧室3か
らシリンダ7に排出して図中の左端から2番目のIIポ
ンプユニット10の内筒2を内側に膨張された状態から
もとの円筒状態に戻して新たな流体を流体室内に取り込
む。
【0016】次いで、図7(B)において、図中の左端
から4番目のIVポンプユニット10の内筒2が内側に
膨張させて流体の逆流を防止又は逆流しにくくさせた状
態のまま、左端から3番目のモータ11の回転駆動によ
り圧搾空気を加圧室3からシリンダ7に排出して図中の
左端から3番目のIIIポンプユニット10の内筒2を
内側に膨張された状態からもとの円筒状態に戻して新た
な流体を流体室内に取り込むとともに、左端のモータ1
1の回転駆動により圧搾空気をシリンダ7から加圧室3
に供給して図中の左端のIポンプユニット10の内筒2
を内側に膨張させて流体室内の流体を右側に送り出す。
【0017】このようにして、左端側の輸送管101か
らポンプユニット10の内筒2内に供給される流体に対
して、制御装置200によりモータ11,…,11を駆
動制御してポンプユニット10の内筒2を左端側から順
に内側に膨張させることにより、上記流体を左端側から
右側に強制的に絞り出すように送る作用を行い、流体の
送り出しを行うようにしている。なお、上記各モータ1
1は常時連続的に回転し続けることにより、流体を停止
させることなく連続的に右方向に送り出すことができ
る。
【0018】上記第2実施形態によれば、左右隣接配置
されたポンプユニット10,10において右方向に流体
を送り出すとき、常に左側のポンプユニット10の内筒
2を内側に膨張させて対向する部分を互いに密着させて
流体の逆流を完全に防止させた状態又は互いに近接させ
て流体の逆流をしにくくさせた状態で、右側のポンプユ
ニット10の内筒2を内側に膨張させることにより、右
側の内筒2内の流体を確実に右方向に送り出すことがで
き、簡単な構成でもって流体を確実に送り出すことがで
きる。
【0019】次に、図8は、本発明の第3実施形態にお
いて、上記ポンプユニット10を複数連結して構成した
別のポンプの断面側面図である。基本的な構造は図1の
ポンプユニット10を4個連結した図5(A)のポンプ
100と類似しているが、シリンダの個数を半分にして
全体として構成を簡単なものにしている点が異なるが、
流体の送り動作は同様なものである。すなわち、左端の
Iポンプユニット10と左端から3番目のIIIポンプ
ユニット10との加圧室3,3は、連通路36,36を
介して、左側の加圧流体供給用シリンダ45のシリンダ
室44のピストン38で区切られた左右の圧搾空気室内
にそれぞれ連結されている。左側の加圧流体供給用シリ
ンダ45のピストンロッド39には、リンク機構40を
介して、左側のモータ41の回転軸が連結されている。
よって、左側のモータ41の回転によりリンク機構40
が屈曲状態と伸展状態とを繰り返して、上記左側の加圧
流体供給用シリンダ45のシリンダ室44内でピストン
ロッド39を介してピストン38を図8において左右に
移動させる。また、左端から2番目のIIポンプユニッ
ト10と左端から4番目のIVポンプユニット10との
加圧室3,3は、連通路36,36を介して、右側の加
圧流体供給用シリンダ45のシリンダ室44のピストン
38で区切られた左右の圧搾空気室内にそれぞれ連結さ
れている。右側の加圧流体供給用シリンダ45のピスト
ンロッド39には、リンク機構40を介して、右側のモ
ータ41の回転軸が連結されている。よって、右側のモ
ータ41の回転によりリンク機構40が屈曲状態と伸展
状態とを繰り返して、上記右側の加圧流体供給用シリン
ダ45のシリンダ室44内でピストンロッド39を介し
てピストン38を図8において左右に移動させる。
【0020】上記第3実施形態のポンプ110によれ
ば、左側のモータ41の回転により、リンク機構40を
介して、ピストン38が左側のシリンダ45のシリンダ
室44内で図8において例えば左方向に移動すると、シ
リンダ室44の左側の圧搾空気室44a内の圧搾空気が
連通路6を介して左端のIポンプユニット10の加圧室
3に供給されて、内筒2の円筒本体2bが膨張して円筒
本体2b内の流体室12内に入り込み、輸送管101か
ら送り込まれた流体室12内の流体を流体室12から左
右両側の方向に送り出すように作用する。このとき、左
側のシリンダ45のシリンダ室44の右側の圧搾空気室
44b内には左端から3番目のIIIポンプユニット1
0の加圧室3から圧搾空気が連通路6を介して排出され
て、IIIポンプユニット10の内筒2が膨張状態から
初期の円筒状態に戻り、新たな流体がIIIポンプユニ
ット10の流体室12内に取り込まれる。
【0021】次いで、図中の左端のIポンプユニット1
0の内筒2が内側に膨張させて対向する部分を互いに密
着させて流体の逆流を完全に防止させた状態又は互いに
近接させて流体の逆流をしにくくさせた状態のまま、右
側のモータ41の回転により、リンク機構40を介し
て、ピストン38が右側のシリンダ45のシリンダ室4
4内で図8において左方向に移動すると、シリンダ室4
4の左側の圧搾空気室44c内の圧搾空気が連通路6を
介して左端から2番目のIIポンプユニット10の加圧
室3に供給されて、内筒2の円筒本体2bが膨張して円
筒本体2b内の流体室12内に入り込み、左端のIポン
プユニット10の内筒2から送り込まれた流体室12内
の流体を流体室12から右方向に送り出すように作用す
る。このとき、右側のシリンダ45のシリンダ室44の
右側の圧搾空気室44d内には左端から4番目のIVポ
ンプユニット10の加圧室3から圧搾空気が連通路6を
介して排出されて、IVポンプユニット10の内筒2が
膨張状態から初期の円筒状態に戻り、新たな流体がIV
ポンプユニット10の流体室12内に取り込まれる。
【0022】次いで、図中の左端から2番目のIIポン
プユニット10の内筒2が内側に膨張させて対向する部
分を互いに密着させて流体の逆流を完全に防止させた状
態又は互いに近接させて流体の逆流をしにくくさせた状
態のまま、左側のモータ41のさらなる回転により、リ
ンク機構40を介して、ピストン38が左側のシリンダ
45のシリンダ室44内で図8において右方向に移動す
ると、シリンダ室44の右側の圧搾空気室44bの圧搾
空気が連通路6を介して左端から3番目のIIIポンプ
ユニット10の加圧室3に供給されて、内筒2の円筒本
体2bが膨張して円筒本体2b内の流体室12内に入り
込み、IIポンプユニット10から送り込まれた流体室
12内の流体を流体室12から右方向に送り出すように
作用する。このとき、左側のシリンダ45のシリンダ室
44の左側の圧搾空気室44c内には左端のIポンプユ
ニット10の加圧室3から圧搾空気が連通路6を介して
排出されて、Iポンプユニット10の内筒2が膨張状態
から初期の円筒状態に戻り、新たな流体が輸送管101
からIポンプユニット10の流体室12内に取り込まれ
る。
【0023】次いで、図中の左端から3番目のIIIポ
ンプユニット10の内筒2が内側に膨張させて対向する
部分を互いに密着させて流体の逆流を完全に防止させた
状態又は互いに近接させて流体の逆流をしにくくさせた
状態のまま、右側のモータ41のさらなる回転により、
リンク機構40を介して、ピストン38が右側のシリン
ダ45のシリンダ室44内で図8において右方向に移動
すると、シリンダ室44の右側の圧搾空気室44d内の
圧搾空気が連通路6を介して左端から4番目のIVポン
プユニット10の加圧室3に供給されて、内筒2の円筒
本体2bが膨張して円筒本体2b内の流体室12内に入
り込み、左端から3番目のIIIポンプユニット10の
内筒2から送り込まれた流体室12内の流体を流体室1
2から右方向に送り出すように作用する。このとき、右
側のシリンダ45のシリンダ室44の左側の圧搾空気室
44d内には左端から2番目のIIポンプユニット10
の加圧室3から圧搾空気が連通路6を介して排出され
て、IIポンプユニット10の内筒2が膨張状態から初
期の円筒状態に戻り、新たな流体がIIポンプユニット
10の流体室12内に取り込まれる。
【0024】上記したように、2つのモータ41,41
の駆動を制御装置210で駆動制御することにより、2
つのシリンダ44,44のピストン38,38により区
切られた2つの室44a,44b,44c,44dに対
して圧搾空気を出し入れして各ポンプユニット10の内
筒2を膨張および収縮させることにより、第1実施形態
のポンプ100と同様な作用効果を奏することができ、
かつ、全体として構造をより簡単なものとすることがで
きる。
【0025】次に、図9は、本発明の第4実施形態にか
かるポンプの断面側面図である。この第4実施形態のポ
ンプは、流体の送り動作は同様なものであるが、加圧流
体供給排出装置の構成が異なるものである。すなわち、
3個のポンプユニット10,10,10が連結されたも
のであり、各加圧室3には、制御装置220により動作
制御される各電磁弁54を介在させた各連通路56によ
り、コンプレッサー58に連結されている。よって、こ
の構成によれば、図9のようにいずれの加圧室にも圧搾
流体が供給されていない状態から、まず、制御装置22
0により左端の電磁弁54を切り替えて左端のIポンプ
ユニット10の加圧室3内にコンプレッサー58からの
圧搾空気を供給して、Iポンプユニット10の内筒2を
内側に膨張させて、左端のIポンプユニット10の内筒
2内に輸送管101から送り込まれた流体を右方向に移
動せさる。
【0026】次に、Iポンプユニット10の内筒2を内
側に膨張させて対向する部分を互いに密着させて流体の
逆流を完全に防止させた状態又は互いに近接させて流体
の逆流をしにくくさせた状態で、制御装置220により
中央の電磁弁54を切り替えて中央のIIポンプユニッ
ト10の加圧室3内にコンプレッサー58からの圧搾空
気を供給して、IIポンプユニット10の内筒2も内側
に膨張させて、左端から2番目のIIポンプユニット1
0の内筒2内にIポンプユニット10から送り込まれた
流体をさらに右方向に移動せさる。
【0027】次に、IIポンプユニット10の内筒2を
内側に膨張させて対向する部分を互いに密着させて流体
の逆流を完全に防止させた状態又は互いに近接させて流
体の逆流をしにくくさせた状態で、制御装置220によ
り右端の電磁弁54を切り替えて右端のIIIポンプユ
ニット10の加圧室3内にコンプレッサー58からの圧
搾空気を供給して、IIIポンプユニット10の内筒2
を内側に膨張させて、左端から3番目のIIIポンプユ
ニット10の内筒2内にIIポンプユニット10から送
り込まれた流体をさらに右方向に移動せさる。このと
き、制御装置220により右端の電磁弁54を切り替え
て、左端のIポンプユニット10の加圧室3から圧搾空
気を大気に排出して内筒2を内側に膨張した状態からも
との円筒状態に戻して、新たな流体を流体室内に取り込
む。
【0028】このようにして、制御装置220により各
電磁弁54を適切に切り替えてる圧搾流体を各加圧室3
に供給することにより、先の実施形態と同様に流体を送
り出すことができて、同様な作用効果を奏することがで
きる。なお、本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本発
明の第5実施形態にかかるポンプとして、図10に示す
ように、ポンプユニット10を1個のみ使用して、例え
ば流体を図10において左から右方向に送るとき、加圧
室3の左端内に圧搾流体を供給することにより、内筒2
の円筒本体2bの左側部分を右側部分よりも内側に膨張
させることにより、常に内筒の左側部分を右側部分より
も内側に膨張させて対向する部分を互いに密着させて流
体の逆流を完全に防止させた状態又は互いに近接させて
流体の逆流をしにくくさせた状態で、内筒2の右側部分
を内側に膨張させることにより、内筒2の右側部分内の
流体を確実に左側から右側に向けて絞り出すように送り
出すことができ、簡単な構成でもって流体を確実に送り
出すことができる。この場合、特に流体室12の内径の
小さなものでは、より容易確実に流体の絞り出し効果を
奏することができる。なお、この図10においては、ピ
ストン8は速く駆動させることが好ましい。
【0029】なお、上記各実施形態において、内筒2の
円筒本体2bを流体の吐出側よりも供給側から膨張を開
始させて、流体室12から流体の逆流を出来るだけ少な
くしてより効率的に流体を送り出すため、加圧流体の加
圧室内への供給口を流体の供給側に近づけることが好ま
しい。すなわち、少なくとも、内筒2の円筒本体2bの
中間部分よりも供給側、さらに好ましくは、供給側の端
部とすることにより、上記流体室12の流体供給側に対
応する上記加圧室3の供給側の端部に上記加圧流体を供
給して当該部分の内筒2を上記流体室12内に膨張して
入り込ませて上記流体を逆流しにくくさせることがで
き、この状態で、加圧室3内にさらに加圧流体を供給す
れば、上記内筒2の残りの部分も膨張させることができ
て、上記内筒2の残りの部分の上記流体室12内の上記
流体を上記流体室12の流体排出側から上記流体室外に
確実にかつ効率良く送り出すことができる。なお、上記
種々の実施形態において、加圧室3とシリンダ室14と
をそれぞれ種々の容量のものを用意しておけば、容量を
それぞれ調節したい場合に、最適な容量のもの交換する
だけで良い。
【0030】また、上記種々の実施形態において、図面
においては、各ポンプは真っ直ぐな円筒状のものとして
示したが、このように真っ直ぐなものに限られるもので
はなく、少し曲がっているようなものでもよい。また、
その断面は円筒形状のものに限るものではなく、角部の
あるものでもよい。また、上記種々の実施形態におい
て、外筒は金属などの剛体から構成するものに限らず、
多少の弾性のある材料など任意の材料から構成してもよ
いが、加圧流体を加圧室に作用させたとき又は内筒内を
流体が流れることに外筒が外側に膨張しないようにする
のが好ましい。なお、上記種々の実施形態において、内
管内を流れる流体に対しては、流体排出方向に向けて少
し加圧した状態でポンプ内に供給することにより、ポン
プの内筒内に円滑に入り込んで送り出すことができる。
特に、図10のものでは、他の図のポンプよりも少し大
きく加圧すれば、より円滑に送り出すことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の一つの態様によれば、ポンプユ
ニットにおいて例えば右方向に流体を送り出すとき、常
に内筒の左側部分(上記流体室の流体供給側に対応する
部分)を右側部分(上記流体室の流体排出側に対応する
部分)よりも内側に膨張させて対向する部分を互いに密
着させて流体の逆流を完全に防止させた状態又は互いに
近接させて流体の逆流をしにくくさせた状態で、内筒の
右側部分を内側に膨張させることにより、内筒の右側部
分内の流体を確実に右方向に送り出すことができ、簡単
な構成でもって流体を確実に送り出すことができる。ま
た、構造が簡単であるため、製造も簡単なものとするこ
とができ、安価なものとなる。また、本発明の別の態様
によれば、左右隣接配置された2個のポンプユニットに
おいて例えば右方向に流体を送り出すとき、常に左側の
内筒を内側に膨張させて流体の逆流を防止させた状態
で、右側の内筒を内側に膨張させることにより、右側の
内筒内の流体を確実に右方向に送り出すことができ、簡
単な構成でもって流体を確実に送り出すことができる。
また、構造が簡単であるため、製造も簡単なものとする
ことができ、安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかるポンプユニッ
トの断面側面図である。
【図2】 図1の矢印Aから見たポンプユニットの正面
図である。
【図3】 (A),(B)は、それぞれ、図1のポンプ
ユニットを2個連結して構成したポンプの断面側面図、
該ポンプにおいて図中の左側のポンプユニットの内筒を
内側に膨張させて流体を送り出す状態を示すポンプの断
面側面図である。
【図4】 (A),(B)は、それぞれ、図3のポンプ
において左側に次いで右側のポンプユニットの内筒を内
側に膨張させて流体を右方向に送り出す状態を示すポン
プの断面側面図、及び、図3のポンプにおいて図中の左
側のポンプユニットの内筒を内側に膨張させることを停
止して元に復帰させて新たな流体を取り込む状態を示す
ポンプの断面側面図である。
【図5】 (A),(B)は、それぞれ、本発明の第2
実施形態として図1のポンプユニットを4個連結して構
成したポンプの断面側面図、該ポンプにおいて図中の左
端のポンプユニットの内筒を内側に膨張させて流体を送
り出す状態を示すポンプの断面側面図である。
【図6】 (A),(B)は、それぞれ、図5のポンプ
において図中の左端及び左端から2番目の2個のポンプ
ユニットの内筒を内側に膨張させて流体を順に送り出す
状態を示すポンプの断面側面図、及び、図5のポンプに
おいて図中の左端から2番目及び3番目の2個のポンプ
ユニットの内筒を内側に膨張させて流体を順に送り出す
状態を示すポンプの断面側面図である。
【図7】 (A),(B)は、それぞれ、図5のポンプ
において図中の左端から3番目及び4番目の2個のポン
プユニットの内筒を内側に膨張させて流体を順に送り出
す状態を示すポンプの断面側面図、及び、図5のポンプ
において図中の左端から4番目及び左端の2個のポンプ
ユニットの内筒を内側に膨張させて流体を順に送り出す
状態を示すポンプの断面側面図である。
【図8】 本発明の第3実施形態にかかるポンプの断面
側面図である。
【図9】 本発明の第4実施形態にかかるポンプの断面
側面図である。
【図10】 本発明の第5実施形態にかかるポンプの断
面側面図である。
【符号の説明】
1…外筒、1a…フランジ、1b…円筒本体、1c…連結
穴、1d…小フランジ部、2…内筒、2a…フランジ、2
b…円筒本体、2c…連結穴、3…加圧室、6…連通路、
7…加圧流体供給用シリンダ、8…ピストン、9…ピス
トンロッド、10…ポンプユニット、11…モータ、1
2…流体室、14…シリンダ室、15…リンク機構、3
6…連通路、38…ピストン、39…ピストンロッド、
40…リンク機構、41…モータ、54…電磁弁、56
…連通路、58…コンプレッサー、90,100,11
0,120…ポンプ、101…輸送管、101a…フラ
ンジ、91,200,210,220…制御装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒(1)と、 内側に流体室(12)を有して上記外筒内に配置されか
    つ外面と上記外筒の内面との間に加圧室(3)を有し、
    該加圧室内に加圧流体が供給されることにより上記流体
    室内に膨張して入り込み上記流体室内の流体を送り出す
    一方、上記加圧室から上記加圧流体が排出されて上記流
    体室内から元の状態に復帰して新しい流体を上記流体室
    内に取り入れる内筒(2)とを備えて、 上記流体室の流体供給側に対応する上記加圧室の一端に
    上記加圧流体を供給して当該部分の内筒を上記流体室内
    に膨張して入り込ませて上記流体を逆流しにくくさせた
    状態で、上記内筒の残りの部分も膨張させて上記内筒の
    残りの部分の上記流体室内の上記流体を上記流体室の流
    体排出側から上記流体室外に送り出すようにしたことを
    特徴とするポンプユニット。
  2. 【請求項2】 上記加圧室への上記加圧流体の供給およ
    び排出を繰り返し行って上記流体の送り出しを行う加圧
    流体供給排出装置(7,11,41,45,54,5
    8)をさらに備える請求項1に記載のポンプユニット。
  3. 【請求項3】 上記加圧流体供給排出装置(7,11,
    41,45,54,58)は、上記加圧室に対して上記
    圧搾流体を出し入れするシリンダ(7,45)と、該シ
    リンダを駆動するモータ(11,41)とを備えるよう
    にした請求項2に記載のポンプユニット。
  4. 【請求項4】 上記加圧流体供給排出装置(7,11,
    41,45,54,58)は、上記加圧室に対して上記
    圧搾流体を供給するコンプレッサー(58)と、該コン
    プレッサーから供給される上記圧搾流体の上記加圧室に
    対する出し入れを切り替える切り替え弁(54)とを備
    えるようにした請求項2に記載のポンプユニット。
  5. 【請求項5】 外筒(1)と、 内側に流体室(12)を有して上記外筒内に配置されか
    つ外面と上記外筒の内面との間に加圧室(3)を有し、
    該加圧室内に加圧流体が供給されることにより上記流体
    室内に膨張して入り込み上記流体室内の流体を送り出す
    一方、上記加圧室から上記加圧流体が排出されて上記流
    体室内から元の状態に復帰して新しい流体を上記流体室
    内に取り入れる内筒(2)とを備えるポンプユニット
    (10)を、互いに上記流体室が連通するように複数連
    結するとともに、 上記加圧室への上記加圧流体の供給および排出を繰り返
    し行って上記流体の送り出しを行う加圧流体供給排出装
    置(7,11,41,45,54,58)と、 上記加圧流体供給装置を駆動制御して、上記隣接するポ
    ンプユニットのうちの流体供給側のポンプユニットの上
    記加圧室に上記加圧流体を供給して内側に膨張させて上
    記流体を逆流をしにくくさせた状態で、流体排出側のポ
    ンプユニットの上記加圧室に上記加圧流体を供給して内
    側に膨張させて上記流体室内の流体を絞り出すように排
    出する制御装置(200,210,220)とを備える
    ようにしたポンプ。
  6. 【請求項6】 上記加圧流体供給排出装置(7,11,
    41,45,54,58)は、上記加圧室に対して上記
    圧搾流体を出し入れするシリンダ(7,45)と、該シ
    リンダを駆動するモータ(11,41)とを備えるよう
    にした請求項5に記載のポンプ。
  7. 【請求項7】 上記加圧流体供給排出装置(7,11,
    41,45,54,58)は、上記加圧室に対して上記
    圧搾流体を供給するコンプレッサー(58)と、該コン
    プレッサーから供給される上記圧搾流体の上記加圧室に
    対する出し入れを切り替える切り替え弁(54)とを備
    えるようにした請求項5に記載のポンプ。
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