JP2000001433A - 5―リポキシゲナ―ゼ阻害剤 - Google Patents

5―リポキシゲナ―ゼ阻害剤

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JP2000001433A
JP2000001433A JP11157696A JP15769699A JP2000001433A JP 2000001433 A JP2000001433 A JP 2000001433A JP 11157696 A JP11157696 A JP 11157696A JP 15769699 A JP15769699 A JP 15769699A JP 2000001433 A JP2000001433 A JP 2000001433A
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lipoxygenase
cyclopenten
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JP11157696A
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English (en)
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Rodonii Daburiyu Suteiibunsu
ダブリュ. スティーブンス,ロドニー
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Pfizer Japan Inc
Pfizer Pharmaceuticals LLC
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Pfizer Pharmaceuticals KK
Pfizer Pharmaceuticals LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 5−リポキシゲナーゼ阻害剤を提供する。 【解決手段】 式(I): 【化1】 〔式中、Rはハロゲン、C1-4アルキル、又は場合によ
りハロゲン若しくはC1-4アルキルで置換されいること
のあるフェノキシ基;Zは水素又はC1-4アルキル;そ
してMは水素又は薬剤学的に許容することのできるカチ
オン〕で表される化合物を含有する。前記5−リポキシ
ゲナーゼ阻害剤組成物は、医学的状態(例えば炎症性疾
患、アレルギー、又は心臓血管疾患)の治療に用いるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の立体化学的
配置を有する特定のヒドロキシ尿素化合物を含有する、
5−リポキシゲナーゼ阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アラキ
ドン酸は、内因性代謝産物のいくつかのグループ〔すな
わちプロスタグランジン(プロスタサイクリンを含
む)、トロンボキサン、及びロイコトリエン〕の生物学
的前駆体として公知である。アラキドン酸代謝の第一段
階は、ホスホリパーゼA2の作用による、膜リン脂質か
らの、アラキドン酸及び関連する不飽和脂肪酸の放出で
ある。次に、遊離脂肪酸は、シクロオキシゲナーゼによ
って代謝されて前記プロスタグランジン及びトロンボキ
サンを生成するか、あるいはリポキシゲナーゼによって
代謝されてヒドロペルオキシ脂肪酸(これは、更に代謝
されてロイコトリエン類に変換されることがある)を生
成するかのいずれかである。ロイコトリエンの生成の増
加が、喘息的反応を悪化させること、及びロイコトリエ
ンの合成又は作用を阻害する薬剤が、新しい種類の治療
を提供する可能性があることに関する証拠が集まってい
る。例えば、臨床的研究において、5−LO阻害剤ザイ
ルートン(zileuton)〔Am.J.Res.C
rit.Care.Med.,153(1996)93
1−935,及びAnnals of Pharmac
other,30(1996)858−864〕、並び
にABT−761〔Am.J.Res.Crit.Ca
re Med.,155(1997)875−88
0〕、又はLTD4レセプターアンタゴニストMK−5
71〔New Eng.J.Med.,323(199
0)1736−1739〕、並びにアコレート(Acc
olate)〔Am.Rev.Respir.Di
s.,145(1992)746−749〕は、喘息患
者において誘発した気管支収縮を有意に減少する。ま
た、ロイコトリエンは、他の炎症性疾患(例えば慢性関
節リウマチ、痛風、虚血再灌流傷害、乾癬、及び炎症性
腸疾患)の病態生理に関与してきた。リポキシゲナーゼ
を阻害するすべての薬剤は、急性及び慢性両方の炎症状
態に対して重要で新しい治療を提供するものと期待され
る。5−リポキシゲナーゼ阻害剤に関する参考文献とし
ては、H.Masamune及びL.S.Melvi
n,Sr.,Annual Reports in M
edicinal Chemistry,24(198
9)pp71−80(Academic Press)
を参照されたい。
【0003】5−リポキシゲナーゼ阻害剤として多数の
ヒドロキシ尿素化合物が合成されており、また、多くの
特許公報中に開示されている。例えば、特開平06−2
93726号公報、並びに国際公開WO92/0956
6号、WO92/9567号、WO93/21149
号、WO94/14762号、WO94/22814
号、WO95/03292号、WO95/05360
号、WO95/17379号、WO96/16054
号、及びWO96/15106号各公報を参照された
い。しかしながら、いくつかの生物学的特徴におけるい
くつかの生物学的研究が必要なので、哺乳動物(例え
ば、ヒト)に使用される5−リポキシゲナーゼ阻害剤の
活性成分として、どの化合物が特に適しているかを特定
するのは困難である。
【0004】本発明者は、5−リポキシゲナーゼ阻害剤
として特に適した化合物を発見することに関して集中的
に研究してきた。その結果として、特定の立体化学的配
置を有する特定のヒドロキシ尿素化合物が、薬理学的作
用(5−リポキシゲナーゼ酵素活性を阻害する向上した
能力を含む)と、イン・ビボにおける優秀な薬理と、イ
ン・ビボにおける良好な薬物動態と、代謝に対する固有
の安定性との良好な組合せを有することが発見された。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I):
【化2】 〔式中、Rは、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、又は
場合によりハロゲン原子若しくはC1-4アルキル基で置
換されていることのあるフェノキシ基であり;Zは、水
素原子又はC1-4アルキル基であり;そしてMは、水素
原子又は薬剤学的に許容することのできるカチオンであ
る〕で表される化合物を含有する、5−リポキシゲナー
ゼ阻害剤を提供する。
【0006】前記5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、更
に、薬剤学的に許容することのできる担体を含有するこ
とができる。本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、
組成物の合計重量に基づいて、式(I)で表される化合
物0.1〜90重量%、及び薬剤学的に許容することの
できる担体10〜99.9重量%を含有することができ
る。好ましい薬剤学的に許容することのできる担体は、
ラクトース又はコーンスターチである。本発明の5−リ
ポキシゲナーゼ阻害剤は、数種の投与形態、例えば錠
剤、粉剤、ロゼンジ、シロップ、カプセル、水溶液、又
は懸濁液に製剤化することができる。
【0007】本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、
5−リポキシゲナーゼ酵素の作用を阻害することができ
る。従って、前記5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、哺乳
動物(例えば、ヒト)における5−リポキシゲナーゼ阻
害剤が必要な医学的状態の治療に有用である。前記5−
リポキシゲナーゼ阻害剤は、炎症性疾患、例えば喘息の
治療に特に有用である。
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書において、「薬剤学的に
許容することのできるカチオン」とは、アルカリ金属及
びアルカリ土類金属(例えば、ナトリウム、リチウム、
カリウム、カルシウム、又はマグネシウム)に基づく無
毒のカチオン、あるいは無毒のアンモニウム、第四アン
モニウム(例えば、以下に限定せずに、アンモニウム、
エチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリエチ
ルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラメ
チルアンモニウム、又はテトラブチルアンモニウム)に
基づく無毒のカチオンを意味する。5−リポキシゲナー
ゼ阻害剤として使用するのに好ましい化合物は、Rがハ
ロゲン原子又は場合によりハロゲン原子で置換されてい
ることのあるフェノキシ基であり;そしてZが水素原子
である、式(I)で表される化合物である。より好まし
くは、Rがフッ素原子又はフルオロフェノキシ基であ
る。最も好ましくは、Rが4−フルオロ基又は3−(4
−フルオロフェノキシ)基である。従って、最も好まし
い具体的な化合物は、N−{(1S,4R)−シス−4
−(4−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−
1−イル}−N−ヒドロキシ尿素、及びN−[(1S,
4R)−シス−4−{3−(4−フルオロフェノキシ)
フェノキシ}−2−シクロペンテン−1−イル]−N−
ヒドロキシ尿素である。
【0009】式(I)で表される化合物は、反応工程式
1にまとめた反応工程に従って調製することができる。
【反応工程式1】
【化3】 (R及びZは、前記と同じ意味である)
【0010】反応工程式1では、ヒドロキシルアミン
(II)を、反応不活性溶媒中で、通常は周囲温度から還
流温度で、適当なトリアルキルシリルイソシアネート又
は式:ZNCOで表される低級アルキルイソシアネート
によって処理する。前記反応温度は、好ましくは、20
〜100℃である。反応体及び/又は生成物と反応しな
い適当な溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、塩化メチレン、又はベンゼンを挙げること
ができる。
【0011】別の手順では、反応不活性溶媒(例えば、
ベンゼン又はトルエン)中で、式(II)で表される化合
物をガス状の塩化水素で処理して、続いてホスゲンで処
理する(W.Hagemanら,J.Med.Che
m.37,3663,1994)。反応温度は、通常、
周囲温度から溶媒の沸点、好ましくは25〜80℃の範
囲である。塩化カルバモイル中間体は、単離せずに(す
なわちその場で)、水性のアンモニア又は式:ZNH2
で表されるアミンと反応させる。
【0012】この手順の変法として、Zが水素原子であ
る場合に、酸付加塩(II)と、アルカリ金属シアネート
(例えば、シアン酸カリウム)等モル量とを、水中で反
応させることができる。こうして得られた式(I)で表
される生成物を、標準的方法で単離し、そして通常の方
法(例えば再結晶化及びクロマトグラフィー)によって
精製を実施することができる。前記のヒドロキシルアミ
ン(II)は、WO96/15106号公報中に記載の標
準的合成手順により調製することができる。
【0013】反応工程式2に記載のように、式(I)で
表される化合物を、別の実施態様で調製することができ
る。
【反応工程式2】
【化4】 (前記反応工程式中のR1はフェニル基であり、そして
2はフェニル基又は低級アルキル基、例えばC1-4アル
キル基である)
【0014】この工程では、相当するアルコールとビス
−カルボキシヒドロキシルアミン〔好ましくはN,O−
ビス(フェノキシカルボニル)ヒドロキシルアミン〕と
から式(III)で表される化合物を調製し、続いてアン
モニア、水酸化アンモニウム、又は式:ZNH2で表さ
れるアミンで処理することによって、式(I)で表され
る化合物に変換する(A.O.Stewart及びD.
W.Brooks.,J.Org.Chem.,57,
5020,1992)。アンモニア、水酸化アンモニウ
ム、又は式:ZNH2で表されるアミンとの反応に適し
た反応溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノ
ール、テトラヒドロフラン、及びベンゼンなどを挙げる
ことができる。しかしながら、前記の反応は、補助溶媒
の不在下で、すなわち必要な単独のアミン中で実施する
ことができる。反応温度は、典型的には、周囲温度から
溶媒の沸点の範囲内である。こうして得られた式(I)
で表される生成物を、標準的方法によって単離する。精
製は、通常の方法(例えば、再結晶化及びクロマトグラ
フィー)によって実施することができる。
【0015】前記の工程において、特定の異性体形態の
式(I)で表される化合物は、光学的に活性な必要な出
発材料から、キラル合成によって調製する。あるいは、
異性体(ここで、Zは水素原子である)とキラル助剤と
の混合物を誘導し、続いて得られたジアステレオマー混
合物を分離し、そして補助基を除去して、所望の異性体
を生成することによるか、又はキラル固定相を用いて分
離することによって、特定の異性体形態の式(I)で表
される化合物を調製することができる。
【0016】前記の薬剤学的に許容することのできる塩
は、無毒のカチオンの場合には、遊離塩基化合物と、化
学量論的量の適当な金属の水酸化物若しくはアルコキシ
ド又はアミンとを、水溶液又は適当な有機溶媒のいずれ
かの中で、接触させることによって容易に調製すること
ができる。無毒の酸塩の場合には、水溶液又は適当な有
機溶媒のどちらか中の適当な鉱酸又は有機酸を用いるこ
とができる。次に、精製するか又は前記の溶媒を蒸発す
ることによって、前記の塩を得ることができる。
【0017】本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、
その組成物の全体重量に基づいて、式(I)で表される
化合物を、好ましくは0.1〜90重量%、より好まし
くは5〜70重量%含有し、また、薬剤学的に許容する
ことのできる担体を、好ましくは10〜99.9重量
%、より好ましくは30〜95重量%含有する。
【0018】本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、
5−リポキシゲナーゼ酵素の活性を阻害する。本発明の
5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、その能力により、哺乳
動物(特にヒト)におけるアラキドン酸から生じる内因
性代謝産物により誘発される症状を制御するのに有用で
ある。従って、前記薬剤は、アラキドン酸代謝産物の蓄
積が原因因子である疾病状態(例えば、アレルギー性気
管支喘息、皮膚障害、慢性関節リウマチ、変形性関節
症、及び血栓症)の予防及び治療において価値がある。
従って、本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、ヒト
における炎症性疾患の治療又は緩和に、特に使用する。
【0019】前記5−リポキシゲナーゼ阻害剤は、多様
な通常の投与経路(例えば、経口又は非経口)による
か、又は吸入によって投与することができる。経口投与
用に適した通常用いられる担体としては、ラクトース及
びコーンスターチを挙げることができる。更に、通常、
潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)を加え
る。カプセルの場合には、有用な希釈剤は、ラクトース
及び乾燥コーンスターチである。経口使用のために水性
懸濁液が必要な場合には、活性成分を、乳化剤及び懸濁
剤と組み合わせる。所望により、或る種の甘味料及び/
又は香味料を加えることができる。筋肉内、腹腔内、皮
下、及び静脈内使用のためには、通常、活性成分の滅菌
溶液が調製され、そしてその溶液のpHを、適当に調整
及び緩衝化する必要がある。静脈使用のためには、溶質
の合計濃度を制御することにより調製物を等張にするの
が好ましい。
【0020】ヒトにおける炎症状態の治療用に、前記の
5−リポキシゲナーゼ阻害剤を経口的に投与する際の投
与量は、単回又は分割投与で、一日当り、治療される患
者の体重当り約0.1〜10mg/kg、好ましくは一
日当り約0.5〜10mg/kg(体重)の範囲となる
であろう。非経口投与が望ましい場合には、効果的な投
与量は、一日当り、治療される人の体重当り約0.1〜
1.0mg/kgとなるであろう。投与量は、個々の患
者の年令及び応答、並びに患者の症状のタイプ及び重篤
度、並びに投与する個々の化合物の効能に応じて、必然
的に変動することがあり得るので、ある場合には、これ
らの範囲外の投与量を使用する必要があることがある。
本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害剤の、リポキシゲナ
ーゼ酵素の活性を阻害する能力は、以下の標準的な手順
に従って、イン・ビボ及びイン・ビトロにおいて示すこ
とができる。
【0021】(1)ヘパリン化ヒト全血(HWB)を用
いるイン・ビトロアッセイ 阻害は、イン・ビトロにおいては、アラキドン酸の5−
リポキシゲナーゼ(LO)代謝における前記化合物の阻
害効果を決定するヘパリン化ヒト全血〔British
Journal of Pharmacology:
(1990)99,133−118〕を用いて示されて
きた。健康な供血者からのヘパリン化ヒト全血のアリコ
ート(1ml)を、ジメチルスルホキシド中に溶解した
薬剤(最終濃度=0.1%)と一緒に、37℃で10分
間予備インキュベートし、次にカルシウムイオノファA
21387(60μM)及びHeparapid(2.
5%,積水化学工業株式会社,日本国)を加え、そして
更に30分間インキュベートを続ける。氷浴中で急速冷
却することによって、反応を終了させる。遠心分離によ
って、Heparapidにより誘発した血餅を除去す
る。その上清に、アセトニトリル(ACN,1.5m
l)及びPGB2(200ng,内部標準として)を加
える。Voltex混合器によってサンプルを混合し、
そして沈殿したタンパク質を遠心分離によって除去す
る。上清を、水性15%ACNに希釈し、そして予備洗
浄したSep−PakC18カートリッジ(Water
s Associates,Milford,マサチュ
ーセッツ州,米国)上に装填し、そしてアラキドン酸代
謝産物を、70%メタノール(4ml)で溶離する。メ
タノール性抽出物を蒸発し、次にその残さを67%AC
N(250μl)中で再構成する。
【0022】ACN再構成産物(100μl)を、逆相
C18カラム(Wakosil 5C18,4.6×1
50mm,和光純薬工業株式会社,日本国)上に注入す
る。カラム温度は40℃である。ヒューレットパッカー
ドモデル1090M−HPLCシステムによって、HP
LC分析を実施する。前記クロマトグラフィーは、2種
の異なる移動相(移動相Aは、10%ACN、0.1%
トリフルオロ酢酸、及び0.05%トリエチルアミンを
からなり;移動相Bは、80%ACN、0.1%トリフ
ルオロ酢酸、及び0.05%トリエチルアミンをからな
る)を用いる勾配溶離によって実施する。各移動相を、
リチウムで連続的に分散(スパージ)する。HPLC勾
配は、以下の通りにプログラムする(ここで、A+B=
100である):0〜9.7分間,移動相Aが35〜1
00%の直線勾配,流速1ml/分。溶出生成物のピー
クは、UV吸光度(それぞれ、LTB4及びPGB2は
275nmにおける吸光度、そしてHHT及び5−HE
TEは235nmにおける吸光度)によって定量し、そ
してPGB2回収によって訂正する。直線回帰を用い
て、IC50価を評価する。
【0023】また、リポキシゲナーゼを阻害する本発明
の組成物の能力は、Japanese J.Infla
mation,7:145−150(1987)「Sy
nthesis of leukotrienes b
y peritonealmacrophages」に
記載の方法(これは、アラキドン酸の代謝における前記
化合物の効果を決定する)に従って、ラット腹腔内常在
細胞を用いるアッセイによって示すことができる。
【0024】(2)血小板活性因子(PAF)誘発マウ
ス死亡率に対して経口的に投与された供試化合物の効果
を測定するイン・ビボ系計測 ICRマウス(雄性)に供試化合物を経口投与した後の
イン・ビボでの効力を、以下の文献〔J.M.Youn
g,P.J.Maloney,S.N.Jubb,及び
J.S.Clark,Prostaglandins,
30,545(1985);M.Criscuoli及
びA.Subissi,Br.J.Pharmac.,
90,203(1987);並びにH.Tsunod
a,S.Abe,Y.Sakuma,S.Kataya
ma,及びK.Katayama,Prostagla
ndins Leukotrienes and Es
sential Fatty Acids,39,29
1(1990)〕に記載の方法と同様の方法で、PAF
死亡率アッセイを用いて決定する。PAFを、0.25
%ウシ血清アルブミン(BSA)含有プロプラノールオ
ール(proparanolol)−塩水(0.05m
g/ml)中に、濃度1.2μg/mlで溶解し、そし
て投与量12μg/kgでマウス中に静脈注射する。P
AF注射の1時間後に死亡率を決定する。化合物を、5
%Tween80,5%EtOH−塩水中に溶解し、そ
してPAF注射の45分前に経口投与(0.1ml/1
0g)して、5−LO阻害剤の効果を調査する。直線回
帰を用いてED50価を評価する。
【0025】(3)猿肝臓ミクロソーム調製物を用いる
イン・ビボのグルクロニド化速度(rate)研究 構造タイプIのヒドロキシ尿素の主な代謝的運命は、グ
ルクロニド化(glucuronidation)され
ると考えられている〔D.J.Sweeny,J.Bo
nska,J.Machinist,R.Bell,
G.Carter,S.Cepa,及びH.N.Nel
lans,Drug metabolism and
Disposition,20,328(199
2)〕。従って、グルクロニド化における相対的安定性
を引き出す化合物は、イン・ビボにおける向上した薬物
動態的特性を示すことが期待される。グルクロニド化に
おける本発明の化合物の安定性は、イン・ビボにおい
て、以下の通りにアッセイした。
【0026】雄性シノモルガス猿(cynomolgu
s monkey)(3〜4kg)から猿の肝臓を摘出
し、−80℃で貯蔵し、そして入手後6月以内に使用す
る。0.25Mスクロースと、1mM−EDTAと、1
0mMトリス(pH7.4)と、標準的遠心分離手順
〔K.W.Bock,B.Burcbell,G.Du
tton,O.Hanninen,G.J.Mulde
r,I.Owens,G.Siest,及びT.Tep
hly,Biochem.Pharmacol.,3
2,953(1983)〕によって調製したミクロソー
ムとの中で、肝臓をホモジェナイズする。13×100
mmポリプロピレンチューブ中で、37℃で、代謝用振
盪浴(商品名:TAITEC)中でインキュベーション
を実施する。最終的インキュベーション容量は2.0m
lであり、供試化合物(100μM)、ミクロソームタ
ンパク質(4.0mg)、5mM−MgCl2、0.0
25%トライトンX−100、50mMトリス−HCl
(pH8.0)、及び3mM−UDPグルクロン酸を含
む。UDP−グルクロン酸の添加により反応を開始し、
そしてインキュベーション混合物(200μl)をIS
TD〔ジレウトン(zileuton)0.5μg/m
l〕/アセトニトリル(2ml)に添加することによっ
て終了する。遠心分離によって沈殿を除去し、その上清
を傾瀉し、そしてSpeed Vac.によって乾燥す
る。HPLC分析の前に、その残さを、エタノール/水
アセテート(20:80)125μl中に溶解する。逆
相C18カラム(WAKOSIL 5C18HG直径2
mm×150mm;5μm,和光純薬工業株式会社,日
本国)を用いてHPLC分離を実施する。また、2種の
異なる移動相(移動相Aは、10mM酢酸アンモニウム
中の10%アセトニトリル;移動相Bは、100%アセ
トニトリル)を用いる勾配溶離によって、クロマトグラ
フィーを実施した。流速は0.35ml/分であり、そ
して溶出液を、化合物に関して278nmで及びIST
Dに関して260nmで監視する。BSAを標準として
用いるBio−Radタンパク質アッセイによって、ミ
クロソームタンパク質を定量的に分析する。供試化合物
グルクロニド化の速度論を、10〜100μMの濃度範
囲で決定する。ヒトミクロソーム内における供試化合物
グルクロニド化は、ミカエリス−メンテン速度論に従
う。ミカエリス−メンテンの式を用いて、供試化合物に
関するVmax及びKmを評価する。
【0027】(4)ヒト肝臓ミクロソーム調製物を用い
るイン・ビトロのグルクロニド化速度研究 グルクロニド化における本発明の化合物の安定性も、イ
ン・ビトロにおいて、ヒト肝臓を用いて以下の通りにア
ッセイした。肝臓を、0.25Mスクロースと、1mM
−EDTAと、10mMトリス−HCl(pH7.4)
と、標準的遠心分離手順〔K.W.Bock,B.Bu
rcbell,G.Dutton,O.Hannine
n,G.J.Mulder,I.Owens,G.Si
est,及びT.Tephly,Biochem.Ph
armacol.,32,953(1983)〕によっ
て調製したミクロソームとの中でホモジェナイズする。
13×100mmポリプロピレンチューブ中で、37℃
で、代謝用振盪浴(商品名:TAITEC)中でインキ
ュベーションを実施する。最終的インキュベーション容
量は2mlであり、供試化合物(1〜100μM)、ミ
クロソームタンパク質(4mg)、5mM−MgC
2、0.0125%トライトンX−100、50mM
トリス−HCl(pH8.0)、及び3mM−UDPグ
ルクロン酸を含む。UDP−グルクロン酸の添加により
反応を開始し、そしてインキュベーション混合物(20
0μl)をISTD(0.5μg/ml)/アセトニト
リル(2ml)に添加することによって終了する。遠心
分離によって沈殿を除去し、その上清を傾瀉し、そして
真空条件下で乾燥する。HPLC分析の前に、その残さ
を、エタノール/水(20:80)125μl中に溶解
する。逆相C18カラム(WAKOSIL 5C18H
G直径2mm×150mm;5μm,和光純薬工業株式
会社,日本国)を用いてHPLC分離を実施する。ま
た、2種の異なる移動相(移動相Aは、10mM酢酸ア
ンモニウム中の10%アセトニトリルからなり;移動相
Bは、100%アセトニトリルである)を用いる勾配溶
離によって、クロマトグラフィーを実施する。流速は
0.35ml/分であり、そして溶出液を、ダイオード
配列(array)分光光度計で監視する。BSAを標
準として用いるBio−Radタンパク質アッセイによ
って、ミクロソームタンパク質を定量的に分析する。供
試化合物グルクロニド化の速度論を、10〜100μM
の濃度範囲で決定する。ヒトミクロソーム内における供
試化合物グルクロニド化は、ミカエリス−メンテン速度
論に従う。ミカエリス−メンテンの式を用いて、供試化
合物に関するVmax及びKmを評価する。
【0028】
【実施例】以下の実施例により本発明を説明する。融点
は、融点計測器(535)によって計測し、修正してい
ない。旋光度は、JASCO DIP−370旋光計上
で得た。全てのNMRスペクトルは、特に断らない限
り、JEOL NMRスペクトルメーター(JNM−G
X270,270MHz)によってCDCl3中で測定
し、そしてピーク位置は、テトラメチルシランからダウ
ンフィールドしたppm(parts per mil
lion)で表わす。ピークの形状は、以下のように示
す:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重
線、quant=五重線、m=多重線、及びbr=広幅
(broad)。以下の省略記号を使用する:Boc=
tert−ブトキシカルボニル、DMF=ジメチルホル
ムアミド、DMSO=ジメチルスルホキシド、THF=
テトラヒドロフラン、及びTFA=トリフルオロ酢酸。
【0029】
【実施例1】《N−{(1S,4R)−シス−4−(4
−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イ
ル}−N−ヒドロキシ尿素》 〈A〉(1R,4R)−トランス−4−(4−フルオロ
フェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イルアセテー
ト 乾燥THF(20ml)中の4−フルオロフェノール
(0.785g;7mM)、(1S,4R)−シス−4
−アセトキシ−2−シクロペンテン−1−オール(1
g;7.03mM)、及びトリフェニルホスフィン
(2.02g;7.7mM)の攪拌した溶液に、ジイソ
プロピルアゾジカルボキシレート(DPAD;1.56
g;7.7mM)を室温で加えた。一晩攪拌した後に、
蒸発により揮発物を除去した。得られた残さを、酢酸エ
チル/n−ヘキサン(1:20)で溶離するフラッシュ
クロマトグラフィーによって精製して、副表題化合物
1.55g(94%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;6.97(t,J=8.
8Hz,2H),6.82(dd,J=8.8Hz,
4.4Hz,2H),6.24(d,J=5.4Hz,
1H),6.16(d,J=5.4Hz,1H),5.
87−5.82(m,1H),5.44−5.38
(m,1H),2.40−2.24(m,2H),2.
05(s,3H)
【0030】〈B〉(1R,4R)−トランス−4−
(4−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1
−オール メタノール(10ml)中の(1R,4R)−4−(4
−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イ
ルアセテート(1.55g;6.56mM)の攪拌した
溶液に、水(8ml)中のKOH(0.65g;9.8
4mM)を室温で加えた。15分間攪拌した後に、蒸発
によって揮発物を除去した。その残さを、酢酸エチル
(70ml)によって回収し、そしてその全量を水(5
0ml)及びブライン(50ml)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム(MgSO4)上で乾燥し、そして真空条件下
で濃縮して、副表題化合物1.25g(98%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3)δ;6.97(t,J=8.
8Hz,2H),6.82(dd,J=8.8Hz,
4.4Hz,2H),6.18−6.12(m,2
H),5.44−5.42(m,1H),5.14−
5.08(br.s,1H),2.33(ddd,J=
14.3Hz,6.6Hz,2.9Hz,1H),2.
16(ddd,J=14.3Hz,6.6Hz,3.3
Hz,1H),1.68(br.s,1H)
【0031】〈C〉N,O−ビス(tert−ブトキシ
カルボニル)−N−{(1S,4R)−シス−4−(4
−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イ
ル}ヒドロキシルアミン THF(12ml)中の(1R,4R)−トランス−4
−(4−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−
1−オール(0.62g;3.2mM)の攪拌した溶液
に、トリフェニルホスフィン(0.92g;3.57m
M)、BocNH−OBoc(0.82g;3.51m
M)、及びDPAD(0.71g;3.57mM)を、
室温で加えた。一晩攪拌した後に、蒸発によって揮発物
を除去した。その残さを、酢酸エチル/n−ヘキサン
(1:20〜1:10)で溶離するフラッシュクロマト
グラフィーによって精製して、副表題化合物1.05g
(80%)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ;6.96(t,J=9.
2Hz,2H),6.85(dd,J=9.2Hz,
4.4Hz,2H),6.10(br.s,1H),
6.03(br.s,1H),5.29(br.s,1
H),5.08(br.s,1H),2.76(dd
d,J=13.8Hz,7.7Hz,7.7Hz,1
H),2.04−1.95(m,1H),1.53
(s,9H),1.48(s,9H)
【0032】〈D〉N−{(1S,4R)−シス−4−
(4−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1
−イル}−N−ヒドロキシ尿素 CH2Cl2(10ml)中のN,O−ビス(tert−
ブトキシカルボニル)−N−{(1S,4R)−シス−
4−(4−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン
−1−イル}ヒドロキシルアミン(1.05g;2.5
7mM)及びTFA(2ml;25.7mM)の溶液
を、3時間攪拌した。揮発物を除去した後に、その残さ
を酢酸エチル(100ml)によって回収し、そしてそ
の全量を飽和NaHCO3溶液(50ml)、水(50
ml)、及びブライン(50ml)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、そして真空条件下で濃縮してヒド
ロキシルアミン0.43gを得た。THF(10ml)
中の前記で得られたヒドロキシルアミン(0.43g)
の攪拌した溶液に、トリメチルシリルイソシアネート
(0.36g;2.67mM)を室温で加えた。1時間
攪拌した後に、エタノール(5ml)を加え、そして蒸
発により揮発物を除去した。その残さを、酢酸エチル/
n−ヘキサン(2:1)から再結晶化処理して、無色結
晶として標記化合物0.174g(27%)を得た。 融点:142−143℃(分解)1 H−NMR(DMSO−d6)δ;9.03(s,1
H),7.11(t,J=8.4Hz,2H),6.9
9−6.93(m,2H),6.40(s,2H),
6.03−6.01(m,1H),5.92−5.88
(m,1H),5.20−5.15(m,2H),2.
66(dt,J=14.6Hz,7.7Hz,1H),
1.74(dt,J=14.6Hz,6.3Hz,1
H) 元素分析(C121323F) 理論値:C,57.14;H,5.19;N,11.11 実測値:C,57.32;H,5.23;N,11.14
【0033】
【実施例2】《N−[(1S,4R)−シス−4−{3
−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−シク
ロペンテン−1−イル]−N−ヒドロキシ尿素》 〈A〉3−(4−フルオロフェノキシ)フェノール 乾燥THF(2000ml)中の1−ブロモ−3−(4
−フルオロフェノキシ)ベンゼン(197.56g;
0.74mol)の攪拌した溶液に、ヘキサン中のn−
ブチルリチウム(1.69mol溶液)(440ml;
0.74mol)を、N2雰囲気下で、−76℃で滴下
した。その混合物を同じ温度で30分間攪拌し、次に前
記混合物にホウ酸トリメチル(90ml;0.79mo
l)を、−76℃で加えた。同じ温度で30分間攪拌し
た後に、−50℃で酢酸(60ml)を加え、次に0℃
で水性30%過酸化水素(90ml)を加えた。その混
合物を放置して室温まで暖めた。一晩攪拌した後に、そ
の混合物を水(500ml)中に注いだ。その全量を酢
酸エチル(1000ml×1;500ml×2)で抽出
し、一緒にした有機層を水(500ml×2)及びブラ
イン(500ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、そして蒸発した。その残さを、蒸留法によって精
製して、淡黄色油状体として3−(4−フルオロフェノ
キシ)フェノール(130g;86%)を得た。 沸点:118−163℃(1−2mmHgにおいて)1 H−NMR(CDCl3)δ:7.15(t,J=8.
1Hz,1H),7.06−6.95(m,4H),
6.55(dd,J=8.1,2.2Hz,1H),
6.52(dd,J=8.1,2.2Hz,1H),
6.45(t,J=2.2Hz,1H),5.42
(s,1H)
【0034】〈B〉[(1R,4R)−トランス−4−
{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−
シクロペンテン−1−イル]オキシアセテート 乾燥THF(350ml)中の3−(4−フルオロフェ
ノキシ)フェノール(28.44g;0.139mo
l)、(1S,4R)−4−アセトキシ−2−シクロペ
ンテン−1−オール(18g;0.127mol)、及
びトリフェニルホスフィン(36.46g;0.139
mol)の攪拌した溶液に、乾燥THF(70ml)中
のジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DPAD)
(29.59g;0.139mol)を、室温で滴下し
た。一晩攪拌した後に、蒸発により揮発物を除去した。
沈殿に、ヘキサン(500ml)及びEt2O(200
ml)を加え、そして酸化トリフェニルホスフィンを除
去した。ろ液を、真空条件下で濃縮し、そしてその残さ
を、酢酸エチル/ヘキサン(1:30続いて1:20)
で溶離するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル
=1kg)によって精製して、無色油状体として[(1
R,4R)−トランス−4−{3−(4−フルオロフェ
ノキシ)フェノキシ}−2−シクロペンテン−1−イ
ル]オキシアセテート(30.58g;74%)を得
た。 [α]D=+154.72゜(c=0.36,エタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3)δ:7.20(t,J=8.
0Hz,1H),7.07−6.95(m,4H),
6.61(dd,J=8.0及び2.2Hz,1H),
6.53(dd,J=8.0及び2.2Hz,1H),
6.50(t,J=2.2Hz,1H),6.25−
6.14(m,2H),5.86−5.83(m,1
H),5.47−5.43(m,1H),2.42−
2.22(m,2H),2.05(s,3H)
【0035】〈C〉(1R,4R)−トランス−4−
{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−
シクロペンテン−1−オール メタノール(140ml)中の[(1R,4R)−トラ
ンス−4−{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキ
シ}−2−シクロペンテン−1−イル]オキシアセテー
ト(30.4g;0.0927mol)の攪拌した溶液
に、水(140ml)中の水酸化カリウム(純度=85
%,9.18g;0.139mol)を室温で加えた。
一晩攪拌した後に、蒸発によって揮発物を除去した。水
(350ml)を加え、そしてその全量を酢酸エチル
(400ml×1;300ml×1)で抽出し、一緒に
した有機層を水(250ml)及びブライン(250m
l)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして真
空条件下で濃縮して、淡黄色油状体として(1R,4
R)−トランス−4−{3−(4−フルオロフェノキ
シ)フェノキシ}−2−シクロペンテン−1−オール
(26.1g;98%)を得た。 [α]D=+127.73゜(c=0.22,エタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3)δ:7.20(t,J=8.
0Hz,1H),7.07−6.96(m,4H),
6.63−6.48(m,3H),6.18−6.11
(m,2H),5.47−5.44(m,1H),5.
14−5.08(m,1H),2.33(ddd,J=
14.7,6.9及び2.9Hz,1H),2.15
(ddd,J=14.7,6.9及び3.3Hz,1
H),1.60(s,1H)
【0036】〈D〉N,O−ビス−tert−ブトキシ
カルボニル−[(1S,4R)−シス−4−{3−(4
−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−シクロペン
テン−1−イル]ヒドロキシルアミン 乾燥THF(250ml)中の(1R,4R)−トラン
ス−4−{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキ
シ}−2−シクロペンテン−1−オール(26g;0.
091mol)、N,O−ビス−tert−ブトキシカ
ルボニルヒドロキシルアミン(24.36g;0.10
5mol)、及びトリフェニルホスフィン(27.42
g;0.105mol)の攪拌した溶液に、THF(5
0ml)中のDPAD(22.24g;0.104mo
l)を、室温で加えた。3.5時間攪拌した後に、蒸発
によって揮発物を除去した。沈殿に、ヘキサン(600
ml)及びEt2O(200ml)を加え、そして酸化
トリフェニルホスフィンを除去した。ろ液を真空条件下
で蒸発し、そしてその残さを、ヘキサン/酢酸エチル
(30:1)で溶離するフラッシュクロマトグラフィー
(シリカゲル=1kg)により精製して、無色油状体と
してN,O−ビス−tert−ブトキシカルボニル−
[(1S,4R)−シス−4−{3−(4−フルオロフ
ェノキシ)フェノキシ}−2−シクロペンテン−1−イ
ル]ヒドロキシルアミン(40.55g;89%)を得
た。 [α]D=−56.32゜(c=0.17,エタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3)δ:7.20(t,J=8.
5Hz,1H),7.07−6.98(m,4H),
6.63(d,J=7.4Hz,1H),6.55−
6.51(m,2H),6.09(br.s,1H),
6.03(br.s,1H),5.28(br.s,1
H),5.11(br.s,1H),2.82−2.7
0(m,1H),2.03−1.95(m,1H),
1.48(s,18H)
【0037】〈E〉N−[(1S,4R)−シス−4−
{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−
シクロペンテン−1−イル]ヒドロキシルアミン 乾燥CH2Cl2(230ml)中のN,O−ビス−te
rt−ブトキシカルボニル−[(1S,4R)−シス−
4−{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−
2−シクロペンテン−1−イル]ヒドロキシルアミン
(30.02g;59.9mmol)の攪拌した溶液
に、トリフルオロ酢酸(46.16ml;599mmo
l)を室温で加えた。5時間攪拌した後に、蒸発により
揮発物を除去した。その残さを、酢酸エチル(300m
l)中に溶解し、そしてその混合物を水性NaHCO3
(200ml)で洗浄した。その水性層を、酢酸エチル
(200ml×2)で抽出し、そして一緒にした有機相
を水(150ml)及びブライン(150ml)で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして真空条件下で
濃縮して、無色油状体としてN−[(1S,4R)−シ
ス−4−{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキ
シ}−2−シクロペンテン−1−イル]ヒドロキシルア
ミン(17.8g;定量的)を得た。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.20(t,J=8.
4Hz,1H),7.07−6.96(m,4H),
6.62(dd,J=8.4及び1.8Hz,1H),
6.56−6.50(m,2H),6.18−6.12
(m,2H),5.17−5.12(m,1H),4.
50(br.s,1H),2.62(ddd,J=1
4.7,7.3及び7.3Hz,1H),1.85(d
t,J=14.7及び3.7Hz,1H)
【0038】〈F〉N−[(1S,4R)−シス−4−
{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−
シクロペンテン−1−イル]−N−ヒドロキシ尿素 乾燥THF(180ml)中のN−[(1S,4R)−
シス−4−{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキ
シ}−2−シクロペンテン−1−イル]ヒドロキシルア
ミン(17.8g;59.1mmol)及びトリメチル
シリルイソシアネート(純度=85%,10.42g;
76.9mmol)の混合物を、室温で一晩攪拌した。
その混合物にエタノール(30ml)を加えた後に、蒸
発によって揮発物を除去した。得られた残さを、酢酸エ
チル/ヘキサン(1:1続いて2:1)で溶離するフラ
ッシュクロマトグラフィー(シリカゲル=800g)に
よって精製し、続いてEt2O及びヘキサンから結晶化
処理して、淡黄色固形物としてN−[(1S,4R)−
シス−4−{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキ
シ}−2−シクロペンテン−1−イル]−N−ヒドロキ
シ尿素(8.7g;42%)を得た。更に、酢酸エチル
/ヘキサンで溶離するクロマトグラフィー精製を実施
し、続いてEt2Oから再結晶化処理して、無色固形物
としてN−[(1S,4R)−シス−4−{3−(4−
フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−シクロペンテ
ン−1−イル]−N−ヒドロキシ尿素(第1生成物とし
て4.3g,第2生成物として0.76g)を得た。 融点:136.5−138.5℃ [α]D=−36.36゜(c=0.22,エタノー
ル)1 H−NMR(DMSO−d6)δ:9.01(s,1
H),7.29−7.20(m,3H),7.13−
7.05(m,2H),6.72(dd,J=8.4及
び2.2Hz,1H),6.54−6.48(m,2
H),6.38(s,2H),6.00(d,J=5.
8Hz,1H),5.89(d,J=5.8Hz,1
H),5.21−5.12(m,2H),2.63(d
dd,J=13.2,7.7及び7.7Hz,1H),
1.75(ddd,J=13.2,5.8及び5.8H
z,1H)IR(KBr)cm-1:3490,330
0,2900,1650,1590,1500,137
0,1200,1140,845,770 元素分析(C181724F) 理論値:C,62.79;H,4.98;N,8.14 実測値:C,62.78;H,4.90;N,8.10
【0039】
【比較例】WO96/15106号公報に記載の方法と
同じ方法で、以下の比較用化合物を調製した。 比較例1:N−{(1R,4R)−トランス−4−(4
−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イ
ル}−N−ヒドロキシ尿素 比較例2:N−{(1R,4S)−シス−4−(4−フ
ルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イル}
−N−ヒドロキシ尿素 比較例3:N−{(1S,4S)−トランス−4−(4
−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イ
ル}−N−ヒドロキシ尿素 比較例4:N−[(1R,4R)−トランス−4−{3
−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−シク
ロペンテン−1−イル}−N−ヒドロキシ尿素
【0040】
【生物学的実施例】実施例1及び2、並びに比較例1〜
4で得られた化合物に対して、(1)ヘパリン化ヒト全
血(HWB)を用いるイン・ビトロアッセイ、(2)血
小板活性因子(PAF)誘発マウス死亡率に関して、供
試化合物の経口投与の効果を測定するイン・ビボアッセ
イ、及び(3)猿及びヒト肝臓ミクロソーム調製物を用
いるイン・ビトロのグルクロニド化速度研究を実施し
た。その結果を以下の表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】最初に、N−{4−(4−フルオロフェノ
キシ)−2−シクロペンテン−1−イル}−N−ヒドロ
キシ尿素の4種のジアステレオマー(実施例1及び比較
例1〜3)のデータを比較した。表1中に示したHWB
アッセイの結果によると、(1R,4R)−トランス−
4−(4−フルオロフェノキシ)−2−シクロペンテニ
ル化合物(比較例1)が、5−LO阻害剤の活性成分と
して最良の化合物と考えられる。より詳細にこれらの化
合物のIC50価を比較すると、(1R,4R)−トラン
ス−化合物(比較例1)は、(1S,4R)−シス−化
合物(実施例1)よりも活性が約3倍大きく、(1R,
4S)−シス−化合物(比較例2)よりも活性が34倍
を超えて大きく、そして(1S,4S)−トランス−化
合物(比較例3)よりも活性が約4.6倍大きい。しか
しながら、驚くべきことに、これらの化合物に対してイ
ン・ビボにおけるグルクロニド化アッセイを実施したと
ころ、(1S,4R)−シス−化合物(実施例1)が、
他の立体異性体よりも予想外に良好な5−リポキシゲナ
ーゼ阻害剤の活性成分であることが発見された。
【0043】前記の通りに、このタイプのヒドロキシ尿
素化合物の主な代謝的運命は、グルクロニド化されるも
のと考えられている〔D.J.Sweeny,J.Bo
nska,J.Machinist,R.Bell,
G.Carter,S.Cepa,及びH.N.Nel
lans,Drug metabolism andD
isposition,20,328(1992)〕。
一般的に、Vmax/Km価が、グルクロニド化の速度
を反映しており、イン・ビトロにおいてより小さいVm
ax/Km価を示す化合物は、イン・ビボにおいてグル
クロニド化されにくく、従って良好な生物学的安定性を
有する。
【0044】表1中に示したイン・ビトロ代謝アッセイ
の結果によると、(1S,4R)−シス−化合物(実施
例1)のVmax/Km価(0.31)が、他の立体異
性体のVmax/Km価よりも予想外に低い。ヒト肝臓
内の場合では、比較例1よりも約6.5倍安定であり、
比較例2よりも約5.5倍安定であり、そして比較例3
よりも約3倍安定である。従って、N−{4−(4−フ
ルオロフェノキシ)−2−シクロペンテン−1−イル}
−N−ヒドロキシ尿素の4種の立体異性体の中で、5−
リポキシゲナーゼ阻害剤用の最良の活性成分は、N−
{(1S,4R)−シス−4−(4−フルオロフェノキ
シ)−2−シクロペンテン−1−イル}−N−ヒドロキ
シ尿素(実施例1)であることが分かった。
【0045】更に、N−[(1S,4R)−シス−4−
{3−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ}−2−
シクロペンテン−1−イル}−N−ヒドロキシ尿素(実
施例2)と、相当する(1R,4R)−トランス−化合
物(比較例4)とを比較したところ、同様の傾向が確認
された。これらの化合物に関して、HWBアッセイにお
けるIC50価を比較した場合には、(1R,4R)−ト
ランス−化合物(比較例4)が、(1S,4R)−シス
−化合物(実施例2)よりも約3倍大きい活性を示し
た。猿及びヒトの肝臓調製物を用いて試験する前記のイ
ン・ビトロ代謝試験を再度査定したところ、驚くべき発
見であるが、(1S,4R)−シス−化合物が、相当す
る(1R,4R)−トランス−化合物よりも、グルクロ
ニド化における安定性が予想外に向上したことが分かっ
た(猿の肝臓において32倍安定である)。更に、実施
例1及び実施例2の(1S,4R)−シス−化合物が、
いずれも良好なイン・ビボ活性を有することが、PAF
生存率アッセイによって分かった。
【0046】また、N−ヒドロキシ尿素化合物のグルク
ロニド化の立体選択性が、Journal of Bi
ological Chemistry,1992,p
p13171−13174;及びJournal of
Pharmacologyand Experime
ntal Therapeutics,1995,pp
724−731中で報告されている。これらの出版物中
には、N−ヒドロキシ尿素部分に隣接する炭素原子にお
けるキラル中心が、代謝において独自の役割を果たすこ
とが報告されている。特定のエナンチオマー(R−エナ
ンチオマー)が、イン・ビトロにおいて優れた代謝安定
性を有すること〔これは、別のエナンチオマー(S−エ
ナンチオマー)に関するより長い作用の持続によって、
イン・ビボにおいて反映される〕が報告されている。本
発明の化合物は、ジアステレオマーである。驚くべきこ
とに、N−ヒドロキシ尿素部分に隣接する炭素原子(す
なわち、1−位置の炭素原子)における特定のキラリテ
ィーに加えて、更にシクロペンテニル環中の遠位のキラ
ル中心(すなわち、4−位置の炭素原子)における特定
のキラリティーが、生物学的安定性にかなりの影響を有
することも、本発明において発見された。
【0047】前記のことから、(1S,4R)−シス−
配置を有する前記の置換フェノキシシクロペンテニルヒ
ドロキシ尿素化合物は、他の立体異性体と比べて、予想
外に向上した生物学的安定性、及び良好なイン・ビボ活
性を有すると考えられる。グルクロニド化における前記
の向上した安定性は、イン・ビボにおける薬物動態の向
上に直接関係しており、これは、優秀な薬剤として最も
重要な要素の1つである。従って、本発明の化合物が、
5−LO阻害剤の活性成分として特に良好な化合物であ
ることが確認された〔J.Clin.Pharmaco
l.1989,29,A22;Non−Steroid
al Anti−Inflammatory Drug
s:Mechanisms and Clinical
Users,第2版,A.J.Lewis及びD.
E.Furst編,DekkerInc.,1994,
pp376−377;並びにDrug Metabol
ism and Disposition;1992,
20(2),pp328−329を参照されたい〕。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 A61K 31/00 629 43/00 629A 643D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 〔式中、Rは、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、又は
    場合によりハロゲン原子若しくはC1-4アルキル基で置
    換されていることのあるフェノキシ基であり;Zは、水
    素原子又はC1-4アルキル基であり;そしてMは、水素
    原子又は薬剤学的に許容することのできるカチオンであ
    る〕で表される化合物を含有する、5−リポキシゲナー
    ゼ阻害剤。
  2. 【請求項2】 Rが、ハロゲン原子又は場合によりハロ
    ゲン原子で置換されていることのあるフェノキシ基であ
    り;そしてZが、水素原子である、請求項1に記載の5
    −リポキシゲナーゼ阻害剤。
  3. 【請求項3】 Rが、フッ素原子又はフルオロフェノキ
    シ基である、請求項2に記載の5−リポキシゲナーゼ阻
    害剤。
  4. 【請求項4】 Rが、4−フルオロ基、又は3−(4−
    フルオロフェノキシ)基である、請求項3に記載の5−
    リポキシゲナーゼ阻害剤。
  5. 【請求項5】 薬剤学的に許容することのできる担体を
    更に含有する、請求項1に記載の5−リポキシゲナーゼ
    阻害剤。
  6. 【請求項6】 組成物の合計重量に基づいて、式(I)
    で表される化合物0.1〜90重量%、及び薬剤学的に
    許容することのできる担体10〜99.9重量%を含有
    する、請求項5に記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。
  7. 【請求項7】 薬剤学的に許容することのできる担体
    が、ラクトース又はコーンスターチである、請求項1に
    記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。
  8. 【請求項8】 形態が、錠剤、粉剤、ロゼンジ、シロッ
    プ、カプセル、水溶液、又は懸濁液である、請求項1に
    記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。
JP11157696A 1998-06-11 1999-06-04 5―リポキシゲナ―ゼ阻害剤 Pending JP2000001433A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11311501B2 (en) 2017-03-15 2022-04-26 Lunella Biotech, Inc. Mitoriboscins: mitochondrial-based therapeutics targeting cancer cells, bacteria, and pathogenic yeast

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