JP2000000319A - エネルギー照射装置 - Google Patents

エネルギー照射装置

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JP2000000319A JP10165423A JP16542398A JP2000000319A JP 2000000319 A JP2000000319 A JP 2000000319A JP 10165423 A JP10165423 A JP 10165423A JP 16542398 A JP16542398 A JP 16542398A JP 2000000319 A JP2000000319 A JP 2000000319A
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伸 牧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易かつ確実に、正常組織の損傷を防止しつ
つ、深部に位置する病変部にエネルギー光を効果的に照
射し得る側射式のエネルギー照射装置を提供する。 【解決手段】エネルギー照射装置1は、生体深達性を有
するエネルギーを生体組織に照射する側射式のエネルギ
ー照射装置であり、長尺状の本体2の先端部におけるハ
ウジング4内に設けられた出射部3が光ファイバ12に
よって導かれたレーザ光を反射し、その際、駆動部11
がアーム5を駆動することによって出射部3が往復運動
すると同時に案内部材10により出射角度を変化させる
ため、レーザ光が深部の一点に集中し、目的部位のみに
エネルギーを効果的に照射することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管、尿道、腹腔
等の生体内管腔に挿入し、生体深達性を有するレーザ光
や超音波等のエネルギーを生体組織に照射する側射式の
エネルギー照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔を利用し、または小切開を施して生
体内管腔に長尺状のエネルギー照射装置を挿入して、種
々のエネルギー密度のエネルギーを病変部へ照射するこ
とで変性、壊死、凝固、焼灼、切開または蒸散させて治
療する技術が知られている。
【0003】一般にこれらの技術は、生体組織の表層部
またはその近傍に位置する病変部に直接エネルギーを照
射するものであるが、生体組織の深部に位置する病変部
(病変深部)の治療を目的としてその病変深部へエネル
ギーを照射する技術も知られている。
【0004】しかしながら、病変深部を十分な温度に加
熱するためには、比較的高い出力のエネルギーを照射す
る必要があるので、表層部を損傷させてしまうことがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した問題を解決す
るには、例えば、エネルギー照射装置の先端部に、各出
射部からのエネルギーの照射範囲が病変深部で重なるよ
うにエネルギーを出射する複数の出射部を設けることが
考えられる(多点集光法)。この方法によれば、異なる
位置に設けられた各出射部からのエネルギーが病変深部
に集まるので、ある程度は、表層部の損傷を低減しつ
つ、病変深部を十分な温度に加熱することが可能であ
る。
【0006】しかしながら、このような構成のエネルギ
ー照射装置では、表層部損傷の低減に限界がある。すな
わち、従来の装置においては、集光点付近の温度はレー
ザ光単体が照射された部分に比べて、複数のレーザ光分
の熱量が加算されて現れる為、高くなる。しかし、各レ
ーザ光の光軸に沿った加温も行われるため、表層付近の
(重ならない)各レーザ光軸上にも若干の高温部が形成
されることとなる。この現象は、表層温存に不利に働
き、多点集光法の限界となる。
【0007】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、構造が複雑でなく、また容易かつ
確実に、正常組織(特に表層部の正常組織)の損傷を防
止しつつ、照射目的部(特に深部に位置する照射目的
部)にエネルギーを効果的に照射し得る側射式のエネル
ギー照射装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(15)の本発明により達成される。
【0009】(1) 生体深達性を有するエネルギーを
生体組織に照射する側射式のエネルギー照射装置であっ
て、長尺状の本体と、前記本体に設置され前記エネルギ
ーを側方または斜方に向けて出射する出射部と、前記出
射部の位置を前記本体の軸方向へ移動させる移動手段と
を有し、前記出射部の一部と摺動可能に嵌合する前記本
体の軸方向と非平行な案内部材を更に有することを特徴
とするエネルギー照射装置。
【0010】(2) 前記移動手段が電気的な駆動手段
に接続されてなり、前記出射部を軸方向へ繰り返し往復
運動させることを特徴とする上記(1)に記載のエネル
ギー照射装置。
【0011】(3) 前記案内部材が軸方向に移動可能
であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載
のエネルギー照射装置。
【0012】(4) 前記エネルギーが、レーザ光であ
ることを特徴とする上記(1)ないし(3)に記載のエ
ネルギー照射装置。
【0013】(5) 前記エネルギーを前記出射部へ導
く導光部材を有することを特徴とする上記(4)に記載
のエネルギー照射装置。
【0014】(6) 前記導光部材の先端と前記出射部
との間に前記レーザ光を収束させる光学素子を具備し、
前記光学素子が、前記レーザ光を平行光に収束させるも
のであることすることを特徴とする上記(5)に記載の
エネルギー照射装置。
【0015】(7) 前記出射部が前記レーザ光を反射
させる反射面を有することを特徴とする上記(4)ない
し(6)に記載のエネルギー照射装置。
【0016】(8) 前記移動手段が単一本の棒状体で
あり、前記出射部の往復運動の移動量を調節可能な調節
手段をさらに有することを特徴とする上記(2)に記載
のエネルギー照射装置。
【0017】(9) 前記反射面が凹面であることを特
徴とする上記(7)に記載のエネルギー照射装置。
【0018】(10) 前記本体は、内視鏡を挿入するル
ーメンを有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記
載のエネルギー照射装置。
【0019】(11) 先端部近傍に、拡張・収縮するバ
ルーンを有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記
載のエネルギー照射装置。
【0020】(12) 前記バルーンを拡張するための作
動流体を供給および排出する流路を有する上記(11)に
記載のレーザ照射装置。
【0021】(13) 前記作動流体は、冷却液である上
記(12)に記載のレーザ照射装置。
【0022】(14) 前記本体の表面に親水性高分子材
料を含む表面層を有する上記(1)ないし(13)のいず
れかに記載のエネルギー照射装置。
【0023】(15) 前記レーザ光の波長は、750〜
1300nm又は、1600〜1800nmである上記
(4)ないし(14)のいずれかに記載のエネルギー照射
装置。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエネルギー照射装
置を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明す
る。
【0025】図1は、本発明のエネルギー照射装置の第
1実施例として、生体深達性を有するレーザ光を生体組
織に照射する側射式のレーザ照射装置を示す断面図であ
る。図1において、レーザ照射装置1は、長尺状の本体
2を有している。この本体2の先端部には、レーザの出
射部3を内包するハウジング4が連接されている。出射
部3には、ハウジング4内にて出射部3を本体2の軸方
向へ往復運動可能に支持する移動手段として、一本のア
ーム5が接続されている。6は、出射部3の片面に形成
された反射面である。
【0026】ハウジング4は、レーザ光出射用の窓7を
有する硬質の管状体からなり、その表面は、光透過性の
カバー部材8によって覆われている。ハウジング4の先
端部は、先端キャップ9により密封されている。
【0027】10は、出射部3の案内部材として本体2
の軸方向と非平行なスライド溝である。スライド溝10
はハウジング4内において、出射部3の左右に固定され
ている。
【0028】図2は、出射部3とアーム5の構造を説明
するための斜視図である。アーム5は、出射部3の表面
にレーザ光が当たるのを妨げることのないように、ハウ
ジング4内で左右に分岐して出射部3を支持している。
出射部3の支持部31は、角度の変化に対応するよう
に、回動可能な形状をなす。出射部3における支持部3
1の他端には突起32が設けられ、突起32は案内部材
であるスライド溝10に嵌合する。
【0029】アーム5は、出射部3を本体軸方向に往復
運動させるように、基端側の電気的な駆動手段である駆
動部11に連結されている。出射部3は、アーム5とス
ライド溝10によよって、軸方向の位置に伴って傾斜角
度が変化する。図3は、出射部3が傾斜角度を変化させ
る様子を説明する図である。出射部3が、Aの位置にあ
るときと比べ、Bの位置にあるときは、アーム5と非平
行なスライド溝10がアーム5に近づく関係にあるた
め、出射部3はその分水平方向に傾斜することとなる。
同様にCの位置ではBの位置より更に傾斜することとな
る。それぞれの位置で反射されるレーザ光は目的部位に
集中し、従って、目的部位のみが常にレーザ光を照射さ
れることとなり、表層部等の他の生体組織はほとんど加
熱されることなく、目的部位のみを加熱することが可能
となる。
【0030】また、目的部位の形状が複雑な場合でも、
本体軸方向と平行なアーム5と、非平行なスライド溝1
0の関係や、スライド溝10の形状(曲線とすることも
できる)を適切に設計することにより、ある程度対応す
ることが可能である。
【0031】図1において、12はレーザ光を導くため
の導エネルギー手段(導光手段)としての光ファイバで
あり、光ファイバ12の先端にはレーザ光を平行光に収
束させるための光学素子としてレンズ13が設けられて
いる。光ファイバ12は、駆動部11に設けられたレー
ザ端子14まで延びており、図示しないレーザ光発生装
置を接続可能に構成されている。
【0032】15は本体2のルーメン内に挿通された内
視鏡である。内視鏡15は、照明光の照射を兼ねた光フ
ァイバを用いた斜方視型であり、先端には結像レンズ1
6が設けられている。内視鏡15は、レーザ照射装置1
の基端部から出し入れ自在に設置されている。内視鏡観
察により、ハウジング4の位置決めを行うことが出来
る。またガイド光機能付きにすることによって、視覚的
にレーザ照射位置を確認できる。更にレーザ照射中に連
続して照射表面を観察できるため、状態を観察しながら
照射条件を最適化することが可能となる。
【0033】図4は、図1の本体2に関するA−A線断
面図である。図4において、2aはアーム5が往復運動
可能に挿通するワーキングルーメンである。この場合、
ワーキングルーメン2aは、本体2の軸線と平行に形成
されている。また、2bは光ファイバ12のための導光
ルーメンであり、2cは内視鏡15のための内視鏡ルー
メンであり、2d、2eは、それぞれレーザによるハウ
ジング4内の発熱を抑え、かつハウジング4に接触する
生体組織表層を冷却するための、冷却水の流入用ルーメ
ンと流出用ルーメンである。これらのルーメン2d、2
eは、それぞれ図1における接続部17a、17bに通
じており、図示しない冷却水循環装置を接続可能に構成
されている。この際、各ルーメン2a、2b及び2cの
基端部に図示しない逆止弁を設けることによって、冷却
水の駆動部側への逆流を防ぐことが望ましい。ワーキン
グルーメン2a、2bを冷却水の流入、流出に兼用する
ことも可能である。
【0034】図5は、出射部3を往復運動させるため
の、駆動部11の機構を説明する図である。駆動部11
内には、直動従節式の溝カム18が設けられ、溝カム1
8の回転軸19は、電気的な駆動手段であるモータ20
の軸に接続されている。溝カム18には偏心した楕円形
の溝18aが設けられており、溝18a内には、アーム
5の基端に連接されたロッド51の基端に設けられたカ
ムフォロア52が摺動自在にはめ込まれている。
【0035】モータ20の回転により、溝カム18は回
転軸19を中心に回転する。その際、カムフォロア52
は回転せず、溝18a内を摺動する。回転軸19は溝1
8aに対して偏心しているので、回転により、ロッド5
1(およびアーム5)は直動運動(往復運動)を繰り返
すこととなる。
【0036】次に、前述したレーザ照射装置1の具体的
な使用状況と作用を説明する。
【0037】まず、図6に示すように、本体2を先端部
から体腔110内に挿入し、先端部に設けられたハウジ
ング4を照射目的部120の近傍に位置させ、体腔表層
部に密着させる。この際、内視鏡15で直接ハウジング
4の位置を確認することが望ましい。本体2の長手方向
における目的位置121の位置の調節においては、レー
ザ照射装置1全体を所定方向(本体2の長手方向)に移
動させる。また、本体2の周方向における目的位置12
1の位置の調節においては、レーザ照射装置1全体を手
動で回転させる。
【0038】次いで、図示しないレーザ光発生装置を作
動させ、同時にモータ20を回転駆動させ、レーザ光を
ハウジング4内の出射部3より出射させる。
【0039】駆動部11のレーザ端子14から入射した
レーザ光は、光ファイバ12により基端部から先端部へ
導かれ、レンズ13にて平行光に収束された後、出射部
3の反射面6で反射し、その反射光は、目的位置121
に照射される。その際、出射部3は軸方向に往復運動し
ながら出射角度を変化させるため、レーザ光は、連続的
に経路を変更しながら目的位置121に集まる(集光す
る)。
【0040】これにより、生体組織100のうちの目的
位置121およびその近傍の部位(領域)は、照射され
たレーザ光により、所望の温度に加熱される。一方、照
射目的部120の図6中上側の部位(例えば、生体組織
100の表層部)および下側の部位では、レーザ光の照
射時間が短い(少ない)ので、その温度は、それぞれ、
比較的低い温度に保持される。(照射目的部120以外
の部位を温存することができる)。これにより、照射目
的部120以外の部位の損傷を防止(低減)することが
でき、特に、照射目的部120が深部に位置する場合で
も表層部の損傷を防止することができるので、患者に対
する安全性が高い。
【0041】次いで、目的位置121を移動させて(目
的位置121を連続的に変えて)、照射目的部120全
体を所望の温度に加熱する。
【0042】このように、本実施例のレーザ照射装置1
では、目的位置121を任意の方向に移動させることが
でき、特に、目的位置121を本体2の軸線に対して垂
直な方向に移動させることができるので、容易かつ確実
に、任意の位置に位置する照射目的部120や、任意の
形状、任意の寸法の照射目的部120に対して、その照
射目的部120全体を均一に所望の温度に加熱すること
ができる(局所的に加熱過剰や加熱不足が生じるのを防
止することができる)。
【0043】なお、本発明では、出射部3から出射され
るレーザ光は、発散光、平行光および集束光のいずれで
あってもよいが、これらのうち、平行光または集束光等
の収束光が好ましい。
【0044】出射部3から出射されるレーザ光が平行光
または集束光の場合には、目的位置121にレーザ光を
より集中させることができ、目的位置121およびその
近傍におけるレーザ光のエネルギー密度をより高めるこ
とができる。換言すれば、収束光の場合には、目的位置
121に照射されるレーザ光のエネルギー密度が同一の
ときは、発散光の場合に比べ、表層部に照射されるレー
ザ光のエネルギー密度を低くすることができるので、表
層部の損傷をより確実に防止することができる。
【0045】また、出射部3から出射されるレーザ光が
集束光の場合には、そのレーザ光が目的位置121に集
束、すなわち、レーザ光が集束する位置(レーザ光の光
軸に垂直な面へのスポット光の面積が最小となる位置)
と目的位置121とが一致するよう構成されているのが
好ましい。レーザ光を目的位置121に集束させること
により、目的位置121およびその近傍におけるレーザ
光のエネルギー密度をさらに高めることができる。
【0046】出射部3から出射されるレーザ光が収束光
となるようにするには、レーザ光の光路の途中に、レー
ザ光を収束光にする光学系を設ける。この場合、出射部
3とは別に前記光学系(レンズ13)を設けてもよく、
また、反射面6を凹面鏡とすることにより前記光学系を
兼ねてもよい。
【0047】なお、使用されるレーザ光は、生体深達性
を有するものであれば特に限定されないが、波長が75
0〜1300nm又は1600nm〜1800nm程度
のものが好ましい。波長が750〜1300nm及び1
600nm〜1800nm程度のレーザ光は、特に生体
深達性に優れるので、レーザ光を生体組織に照射したと
きに、その表層部でのエネルギーの吸収が少なく、この
ため、より効果的に生体組織の深部に位置する照射目的
部(病変部)120にレーザ光を照射することができ
る。
【0048】なお、前記波長のレーザ光を発生させるレ
ーザ光発生装置としては、例えば、He−Neレーザ等
の気体レーザ、Nd−YAGレーザ等の固体レーザ、G
aAlAsレーザ等の半導体レーザ等が挙げられる。
【0049】レーザ照射装置1の挿入部の外径(直
径)、すなわち、本体2の外径は、体腔110内に挿入
可能であれば特に限定されないが、例えば、2〜20mm
程度が好ましく、3〜8mm程度がより好ましい。
【0050】また、本体2の構成材料としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリスチレン、フッ素樹脂等、これらのうちの
1種を含むポリマーアロイ、またはこれらのうちの2以
上を組み合わせたものが挙げられる。
【0051】また、本体2の表面には親水性高分子材料
や、シリコン、フッ素樹脂等の潤滑性コーティングを施
しても良い。これにより本体表面の摩擦を低減し、体腔
への挿入をスムースなものとすることができる。また、
本体を覆う使い捨てのシースを別途用意し、このシース
の表面に潤滑性コーティングを施しても良い。使い捨て
のシースを用いることで、複数回の使用によるコーティ
ングの剥離により、潤滑性が損なわれる弊害を防ぐこと
が出来る。
【0052】なお、潤滑性コーティングに用いる親水性
高分子材料としては、例えば、カルボキシメチルセルロ
ース、多糖類、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオ
キサイド、ポリアクリル酸ソーダ、メチルビニルエーテ
ル−無水マレイン酸共重合体、水溶性ポリアミド等が好
ましく、これらのうち、特にメチルビニルエーテル−無
水マレイン酸共重合体が好ましい。
【0053】親水性高分子材料をコーティングしたレー
ザ照射装置を使用する際は、例えば、生理食塩水等に、
レーザ照射装置1の表面層を浸す。これにより、表面層
が湿潤し、レーザ照射装置1の表面の潤滑性が生じる。
このレーザ照射装置1では、親水性高分子材料を含む表
面層を有しているので、生体組織に対するレーザ照射装
置1の摩擦が減少し、これにより、患者の負担が軽減さ
れるとともに、安全性が向上する。例えば、レーザ照射
装置1の体腔内への挿入、体腔内からの引き抜き、体腔
内での移動や回転を円滑に行うことができる。
【0054】また、ハウジング4の材質は、石英ガラ
ス、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、塩化ビニリデン、テフロ
ン、ポリエステル等の光透過性特性の優れたものを利用
することが望ましい。ここでハウジング4全体がこれら
の材質からなる必要はなくレーザ光出射窓のみであって
もよい。また、レーザ出射窓をカット面とし、カバー部
材8に上記の材質を用いてもよい。このような材質を用
いることで、レーザ光を効率よく照射することができ
る。
【0055】また、本発明では、導光部材は、レーザ光
を導くことが可能なものであれば光ファイバに限らず、
この他、例えば、ロッドレンズ等であってもよい。
【0056】また、本発明では、出射部は、前述した実
施例のものに限らず、この他、例えば、プリズム、ウエ
ッジ板等であってもよい。
【0057】次に、本発明のエネルギー照射装置の第2
実施例を説明する。
【0058】図7は、本発明の第2実施例のレーザ照射
装置を示す先端部の断面図である。なお、前述した第1
実施例との共通点については、説明を省略し、主な相違
点を説明する。
【0059】図7において、このレーザ照射装置1は、
案内部材として、スライド溝10を有するレール体21
が、ガイド棒22により本体軸方向へ移動調節可能とな
っている。レール体21を基端方向(駆動装置側)へ移
動させると、出射部3の傾斜角度が垂直に近づき、レー
ザ光の集中位置が先端方向に移動することになる。従っ
て、目的部位(病変部)が軸方向に広範囲である場合、
レール体21の移動によって、レーザ照射装置1を移動
することなしに広範囲な目的部位を加熱可能となる。こ
の機構により、レーザ照射装置1の移動による擦過傷を
低減することができる。
【0060】なお、本実施例においては、、レール体2
1におけるレーザ光の通路に当たる箇所を切り欠き、レ
ーザ光の通過を邪魔しないように構成したが、レール体
21をレーザ光が透過するようアクリル樹脂や石英等の
光透過性材料により構成しても良い。
【0061】図8は、図7の本体2に関するA−A線断
面図である。第1実施例の図4と比較すると、ガイド棒
22の為のガイド棒ルーメン2fが追加されている。そ
の為、他のルーメンの配置が変更されている。
【0062】図9は、第2実施例のレーザ照射装置の駆
動装置11の内部の構造を示す図である。なお、図9に
おいては、駆動機能を分かりやすく説明するため、ワー
キングルーメン2a以外のルーメンや、ガイド棒、光フ
ァイバ、内視鏡、冷却流体循環機構等については図示を
省略している。図9において、モータ20に取り付けら
れた回転子23は、ネジ支点53を介してロッド51と
回動可能に連結されており、ロッド51は支点54を介
してアーム5と回動可能に連結されている。ネジ支点5
3は、ネジを弛めることにより、溝24内の任意の位置
に固定することが出来る。ネジ支点53の取り付け位置
を変更することによって、回転半径が変更されるため、
出射部3の往復運動範囲を調整することが可能となる。
【0063】図10は、回転子23の回転と、それに伴
うアーム5の運動を説明するための図である。アーム5
は、長尺な本体2のワーキングルーメン2a内にガイド
されるように収納され、かつ支点54によってロッド5
1と回動可能に接続されているため、図10に示すよう
に、本体2の軸方向にしか移動せず、図の上下方向の移
動はしない。従って、アーム5や、アーム5の先端に接
続された出射部3は、図10(1)の位置と(3)の位
置の間で往復運動を繰り返すこととなる。
【0064】次に、前述したレーザ照射装置1の具体的
な使用状況と作用を説明する。
【0065】まず、図6に示した第1実施例と同様に、
本体2を先端部から体腔110内に挿入し、先端部に設
けられたハウジング4を照射目的部120の近傍に位置
させる。この際、内視鏡15で直接ハウジング4の位置
を確認することが望ましい。
【0066】目的位置(集光位置)121が照射目的部
120の中の所望の位置に位置するようにガイド棒22
でレール体21の位置を調節(設定)する。また、ネジ
支点53を溝24の好ましい位置に固定する。これらの
設定は、体腔110への挿入前に、超音波映像やMRI
映像によって目的位置を確認し、予め行っておくことが
望ましい。
【0067】ここで、レール体21の位置を先端側に移
動させると、目的位置121は、先端側に移動する。
【0068】また、ネジ支点53を回転子23の中心側
へ移動させると、目的位置121は長手方向の先端側へ
移動する。更に、出射部3の往復距離が短くなるため表
層部の冷却効率が低下し、この結果、目的位置121は
表層に近づくこととなる。
【0069】逆に、レール体21の位置を基端側に移動
させると、目的位置121は、基端側に移動する。
【0070】また、ネジ支点53を回転子23の中心か
ら離すよう移動させると、目的位置121は長手方向の
基端側へ移動する。更に、出射部3の往復距離が長くな
るため表層部の冷却効率が向上し、この結果、目的位置
121は組織深部方向に移動することとなる。
【0071】また、本体2の周方向における目的位置1
21の調節においては、レーザ照射装置1全体を手動で
回転させる。その他の作用については、前述した第1の
実施例と同様である。
【0072】次に、本発明のエネルギー照射装置の第3
実施例を説明する。
【0073】図11は、本発明のレーザ照射装置の第3
実施例を示す断面図である。なお、前述した第1、第2
実施例との共通点については、説明を省略し、主な相違
点を説明する。
【0074】同図に示すように、このレーザ照射装置1
は、レーザ光を反射する反射面を備えた出射部25が、
凹面形状の反射表面26を有することにより、光ファイ
バ12より導光されるレーザ光を収束する。そのため、
第1、第2実施例にて設けられていたレンズが設けられ
ていない。ここで、光ファイバ12とアーム5は一体化
チューブ120により互いに固定されており、両者一体
となって往復運動するよう構成されている。これによ
り、光ファイバ12の先端(レーザの出射端)と反射表
面26の位置関係が常に一定距離を保ち、収束光も一定
の形状に保たれる。
【0075】また、本体2の先端部にあるハウジング4
部には、拡張・収縮するバルーン27が設けられてい
る。バルーン27の構成材料としては、例えば、ポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリアミド、ラテックス、セ
ルロース等のレーザ光透過性に優れた材料が好ましい。
これにより、バルーン27でのレーザ光の吸収によるエ
ネルギーの損失や発熱を低減することができる。
【0076】バルーン27を拡張するための作動流体の
供給は、第1実施例に示した冷却水の流入・流出用ルー
メン2d、2e(図4参照)によってなされる。これら
流入・流出用ルーメン2d、2eは、それぞれ、駆動部
11の基端側に形成されている作動流体の供給部17a
および排出部17bに開放し、かつ、その先端付近にて
バルーン27内へ連通するよう構成されている。
【0077】前記作動流体としては、バルーン27を拡
張・収縮し得るものであれば特に限定されないが、冷却
液が好ましい。作動流体として冷却液を用いることによ
り、レーザ照射の際、その冷却液により生体組織の表層
部を冷却することができ、これにより、表層部の損傷を
より確実に防止することができる。
【0078】例えば、照射目的部が前立腺の場合には、
照射目的部の温度が48〜55℃程度になり、かつ、照
射目的部の上側の部位および下側の部位の温度がそれぞ
れ44℃以下になるようにレーザ光を照射するのが好ま
しいが、このレーザ照射装置1では、そのようにレーザ
光を照射することができる。
【0079】前記冷却液の温度は、生体組織の表層部を
冷却し得る程度であれば特に限定されないが、37℃以
下が好ましく、0〜25℃程度がより好ましく、0〜1
0℃程度がさらに好ましい。
【0080】また、作動流体としては、生理食塩水が好
ましい。作動流体として生理食塩水を用いることによ
り、何らかの原因で作動流体が体内に漏出した場合、そ
の漏出による影響を低減することができる。
【0081】また、作動流体として冷却液を用いる場合
には、冷却液を循環させるのが好ましく、レーザ照射前
からレーザ照射が終了するまで冷却液を循環させるのが
より好ましい。冷却液を循環させることにより、冷却能
率を向上させることができ、レーザ照射前からレーザ照
射が終了するまで冷却液を循環させることにより、表層
部をより一層冷却することができる。
【0082】また、排出部17bには、例えば、一定の
圧力を超えると開放する圧力弁を設けるのが好ましい。
これにより、冷却液の流量によらず、一定の圧力でバル
ーン27を拡張することができる。
【0083】また、冷却液の温度や冷却液の流量をレー
ザ照射と連動して制御するのが好ましい。これにより、
表層部の過剰冷却や過剰加熱を防止することができる。
【0084】また、バルーン27に生体組織の表面温度
を検出する温度センサを設けるのが好ましい。この場合
には、温度センサにより生体組織の表面温度を検出し、
その情報(検出値)を冷却制御に利用することができ
る。これにより、効率良く、必要かつ十分に冷却するこ
とができる。
【0085】また、バルーン27は、正面図である図1
2に示されるように、ハウジング4のレーザ光出射窓部
分以外の全周を囲むように形成されても良い。この場
合、バルーン27の拡張により、本体2のレーザ光出射
窓が体腔壁に押し付けられるので、照射目的部と出射部
25との距離が安定し、照射時の安定性が良い。
【0086】次に、このレーザ照射装置1の作用を説明
する。
【0087】バルーン27が収縮した状態で、レーザ照
射装置1を先端部から体腔内に挿入し、その先端部を照
射目的部に位置させる。
【0088】そして、供給部17aに接続されたポンプ
等により、供給部17aから冷却液(作動流体)を注入
し、バルーン27を所定の大きさに拡張させる。
【0089】この場合、冷却液は、供給部17aから流
入ルーメン2dを経て、バルーン27の中空部内に流入
し、これによりバルーン27が拡張する。
【0090】バルーン27を拡張させることにより、レ
ーザ照射装置1の位置および向きが固定される。これに
より、容易かつ確実に、照射目的部へレーザ光を照射す
ることができる。
【0091】また、バルーン27と接触する部分および
その近傍、すなわち、生体組織の表層部が、冷却液によ
り冷却され、これにより、表層部の損傷をより確実に防
止することができる。
【0092】冷却液を循環させる場合には、供給部17
aから冷却液を注入しつつ、排出部17bから冷却液を
排出する。この場合、冷却液は、供給部17aから流入
ルーメン2dを経て、バルーン27の中に流入する。バ
ルーン27内に流入した冷却液は、バルーン27内を少
なくとも半周し(循環し)、その後、流出ルーメン2e
を経て、排出部17bから排出される。
【0093】照射目的部へのレーザ照射が終了し、レー
ザ照射装置1を体腔内から引き抜く際は、供給部17a
からの冷却液の注入を行わず、排出部17bからの冷却
液の排出のみを行う。この場合、バルーン27内の冷却
液は、流出ルーメン2eを経て、排出部17bから排出
され、これによりバルーン27が収縮する。そして、バ
ルーン27が収縮した状態で、レーザ照射装置1全体を
体腔内から引き抜く。
【0094】このレーザ照射装置1では、前述したよう
に、バルーン27により、容易かつ確実に、レーザ照射
装置1の位置および向きを固定することができる。
【0095】また、このレーザ照射装置1では、バルー
ン27内の冷却液により、生体組織の表層部を冷却する
ことができる。
【0096】なお、本発明では、前述した実施例のレー
ザ照射装置1においても、この第3実施例のレーザ照射
装置1のように、本体2にバルーン27等を設けてもよ
い。
【0097】また、バルーン27の表面に第1実施例で
述べたものと同様の潤滑性のコーティングを設けても良
い。
【0098】次に、本発明のエネルギー照射装置の第4
実施例を説明する。
【0099】図13は、本発明のエネルギー照射装置の
第4実施例として、超音波照射装置を示す断面図であ
る。なお、前述した第1乃至第3実施例との共通点につ
いては、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0100】図13において、超音波照射装置61は、
長尺状の本体62と、超音波出射部63およびその表面
に形成された超音波振動子64と、その超音波出射部6
3を支持するアーム65と、超音波内視鏡66を有す
る。
【0101】本実施例において、本体軸方向に移動可能
な案内部材であるレール体21や、ガイド棒22の構造
や作用については、第2、第3実施例と同様である。ア
ーム65には、2本の絶縁被覆を有する信号線67が巻
き付けてあり、超音波振動子64への駆動信号の伝達が
行われる。
【0102】ハウジング4の内部は生理食塩水等の超音
波伝達物質で満たされており、超音波振動子64から発
せられる超音波や、超音波内視鏡66の超音波を伝搬で
きる。
【0103】なお、超音波振動子64により使用される
超音波は、適用される臓器やその位置(深さ、範囲)に
よって異なるため一概に規定できないが、深さ方向に1
〜5cm程度の軟組織であれば、周波数1〜50MHz
程度のものが好ましい。
【0104】超音波内視鏡66は、斜方視型であり、治
療を始める前に、超音波が照射される生体表層部を観察
できるように構成されている。超音波内視鏡66は、超
音波照射装置61の基端部から出し入れ自在であり、エ
ネルギー(超音波)の照射位置、照射方向、照射表面の
状態などを観察する。超音波内視鏡66により、照射部
位の正確な確認が出来、誤った部位への照射を防止する
ことが出来る。また、エネルギーの照射中も連続して観
察することが出来るので、照射表面の状態観察による照
射条件の変更等ができる。
【0105】本発明のエネルギー照射装置は、医療用の
エネルギー照射装置であり、例えば、前立腺肥大症や、
各種の腫瘍(例えば、癌)等の治療に用いられる。
【0106】以上、本発明のエネルギー照射装置を、図
示の各実施例に基づいて説明したが、本発明はこれらに
限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を
有する任意の構成のものに置換することができる。
【0107】本発明では、前述した各実施例の特徴を適
宜組み合わせてもよい。例えば、第4実施例の超音波振
動子を第1〜第3実施例に適用することや、第3実施例
のバルーンを第1、第2、第4実施例に適用することが
できる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエネルギ
ー照射装置によれば、連続的に移動する出射位置からの
エネルギーが目的位置のみに集中するので、照射目的部
以外の部位(正常組織)の温度は、低い温度のままに保
持される。これにより、照射目的部以外の部位の損傷を
防止(低減)することができ、特に、照射目的部が深部
に位置する場合でも表層部の損傷を防止することができ
るので、患者に対する安全性が高い。また、出射位置が
連続的に移動するため、出射端が固定される多点集光式
よりも表面温存性に優れた深部加熱が可能となる。そし
て、連続的に移動する出射位置からのエネルギーが目的
位置に集中するので、目的位置およびその近傍において
エネルギーの密度が高まり、これにより照射目的部を所
望の温度に加熱することができる。
【0109】特に、本発明のエネルギー照射装置では、
固定された案内手段と移動手段(アーム)が対になって
出射部の動きを制御するため、一本のみ(単一本)の移
動手段で出射部の往復移動と傾斜角度の変化を実現する
ことが可能であるため、装置の構造が簡略であり、製造
が容易で故障の虞も少ない。
【0110】また、案内部材の位置や、カムとロッドの
取り付け位置などを調節手段により調節することで、目
的位置を移動させることができるので、容易かつ確実
に、照射目的部以外の部位の温度を比較的低い温度に保
持しつつ、照射目的部全体を均一に所望の温度に加熱す
ることができる。このため、操作が容易であり、また、
患者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエネルギー照射装置の第1実施例を示
す断面図である。
【図2】図1に示すエネルギー照射装置における出射部
とアームの構造を説明する斜視図である。
【図3】図1に示すエネルギー照射装置の出射部の動き
とエネルギー照射方向を説明する概略図である
【図4】図1に示すエネルギー照射装置の本体2に関す
るA−A線断面図である。
【図5】本発明の第1実施例におけるエネルギー照射装
置における駆動部の構造を説明する斜視図である。
【図6】図1に示すエネルギー照射装置の使用例を示す
断面図である。
【図7】本発明のエネルギー照射装置の第2実施例の先
端部を示す断面図である。
【図8】図7に示すエネルギー照射装置の本体2に関す
るA−A線断面図である。
【図9】本発明のエネルギー照射装置の第2実施例の駆
動部の構造を説明する図である。
【図10】本発明のエネルギー照射装置の第2実施例の
駆動部の作用を説明する図である。
【図11】本発明のエネルギー照射装置の第3実施例を
示す断面図である。
【図12】本発明の第3実施例のエネルギー照射装置の
変形例を示す正面図である。
【図13】本発明のエネルギー照射装置の第4実施例を
示す先端部の断面図である。
【符号の説明】
1 レーザ照射装置 2 本体 3 出射部 4 ハウジング 5 アーム 6 反射表面 7 窓 8 カバー部材 9 先端キャップ 10 スライド溝 11 駆動部 12 光ファイバ 13 レンズ 14 レーザ端子 15 内視鏡 16 結像レンズ 17a、17b 冷却水用接続部 18 溝カム 20 モータ 21 レール体 22 ガイド棒 27 バルーン 51 ロッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体深達性を有するエネルギーを生体組
    織に照射する側射式のエネルギー照射装置であって、長
    尺状の本体と、前記本体に設置され前記エネルギーを側
    方または斜方に向けて出射する出射部と、前記出射部の
    位置を前記本体の軸方向へ移動させる移動手段とを有
    し、 前記出射部の一部と摺動可能に嵌合する前記本体の軸方
    向と非平行な案内部材を更に有することを特徴とするエ
    ネルギー照射装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が電気的な駆動手段に接続
    されてなり、前記出射部を軸方向へ繰り返し往復運動さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー照射
    装置。
  3. 【請求項3】 前記案内部材が軸方向に移動可能である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエネルギー
    照射装置。
  4. 【請求項4】 前記エネルギーが、レーザ光であること
    を特徴とする請求項1ないし3に記載のエネルギー照射
    装置。
  5. 【請求項5】 前記エネルギーを前記出射部へ導く導光
    部材を有することを特徴とする請求項4に記載のエネル
    ギー照射装置。
  6. 【請求項6】 前記導光部材の先端と前記出射部との間
    に前記レーザ光を収束させる光学素子を具備することを
    特徴とする請求項5に記載のエネルギー照射装置。
  7. 【請求項7】 前記出射部が前記レーザ光を反射させる
    反射面を有することを特徴とする請求項4ないし6に記
    載のエネルギー照射装置。
  8. 【請求項8】 前記移動手段が単一本の棒状体であり、
    前記出射部の往復運動の移動量を調節可能な調節手段を
    さらに有することを特徴とする請求項2記載のエネルギ
    ー照射装置。
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