JP2000000159A - 電気炊飯器 - Google Patents
電気炊飯器Info
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- JP2000000159A JP2000000159A JP16962598A JP16962598A JP2000000159A JP 2000000159 A JP2000000159 A JP 2000000159A JP 16962598 A JP16962598 A JP 16962598A JP 16962598 A JP16962598 A JP 16962598A JP 2000000159 A JP2000000159 A JP 2000000159A
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- induction coil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炊飯で炊きむらを大幅に削減する炊飯器の提
供を目的とする。 【解決手段】 鍋の底側面部を包囲する非金属部からな
るコイルベースの外側に取り付けられ且つ、電磁誘導作
用により前記鍋を加熱する加熱コイル１３と、前記加熱
コイル１３の近傍に位置し且つ鍋と対向する面に位置し
た誘導コイル１４と、前記誘導コイル１４の両端を短絡
及び開放するスイッチ装置１８を備え、誘導コイル１４
の両端をスイッチ装置１８により短絡、開放して、鍋１
２を流れる磁束を制御することにより、調理物内の対流
を可変させ、炊きむらの少ない炊飯器を提供することが
できる。
供を目的とする。 【解決手段】 鍋の底側面部を包囲する非金属部からな
るコイルベースの外側に取り付けられ且つ、電磁誘導作
用により前記鍋を加熱する加熱コイル１３と、前記加熱
コイル１３の近傍に位置し且つ鍋と対向する面に位置し
た誘導コイル１４と、前記誘導コイル１４の両端を短絡
及び開放するスイッチ装置１８を備え、誘導コイル１４
の両端をスイッチ装置１８により短絡、開放して、鍋１
２を流れる磁束を制御することにより、調理物内の対流
を可変させ、炊きむらの少ない炊飯器を提供することが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般家庭で使用
される炊飯器に関するものである。
される炊飯器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、電磁誘導加熱を利用した電気炊飯
器が提案されている。図５において、１は上面が開口す
る円筒上のボディで、このボディ１内部には鍋３の収納
部であるコイルベース２が配設され、かつこのコイルベ
ース２は非金属材料により有底円筒状に成形されてい
る。
器が提案されている。図５において、１は上面が開口す
る円筒上のボディで、このボディ１内部には鍋３の収納
部であるコイルベース２が配設され、かつこのコイルベ
ース２は非金属材料により有底円筒状に成形されてい
る。
【０００３】コイルベース２の外側には誘導コイル４が
配設されている、この誘導コイル４は鍋底面部に対向し
て設けられた内コイル４ａおよび鍋底側面部に対向して
設けられた外コイル４ｂを直列に接続している。さら
に、誘導コイル４は、鍋３の外周面までの距離が一定と
なるように、前記コイルベース２の外周下部に耐熱性樹
脂材料で成形されたフェライト台５により支持されてい
る。またフェライト台５にはフェライト６が接着されて
いる。
配設されている、この誘導コイル４は鍋底面部に対向し
て設けられた内コイル４ａおよび鍋底側面部に対向して
設けられた外コイル４ｂを直列に接続している。さら
に、誘導コイル４は、鍋３の外周面までの距離が一定と
なるように、前記コイルベース２の外周下部に耐熱性樹
脂材料で成形されたフェライト台５により支持されてい
る。またフェライト台５にはフェライト６が接着されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
炊飯器は、加熱コイルのＯＮーＯＦＦのみの制御であ
り、加熱コイルから発生する磁束を可変する事ができ
ず、従って鍋が磁束を受けることにより発生する加熱分
布も可変することができなかった。また、鍋が加熱する
際生じる調理物内の対流の方向も常にー定であるため、
炊きむらが生じ易かった。
炊飯器は、加熱コイルのＯＮーＯＦＦのみの制御であ
り、加熱コイルから発生する磁束を可変する事ができ
ず、従って鍋が磁束を受けることにより発生する加熱分
布も可変することができなかった。また、鍋が加熱する
際生じる調理物内の対流の方向も常にー定であるため、
炊きむらが生じ易かった。
【０００５】本発明は以上の事情に鑑みて、本発明の目
的として、調理物の対流を可変させ、炊きむらを大幅に
改善した炊飯器を提供することである。
的として、調理物の対流を可変させ、炊きむらを大幅に
改善した炊飯器を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ボディと、このボディに着脱自在に収納さ
れる鍋と、鍋の底側面部を包囲する非金属部からなるコ
イルベースと、コイルベースの外側に取り付けられ且
つ、電磁誘導作用により前記鍋を加熱する加熱コイル
と、前記加熱コイルの近傍に位置し且つ鍋と対向する面
に位置した誘導コイルと、前記誘導コイルの両端を短絡
及び開放するスイッチ装置とを備えたものである。
に本発明は、ボディと、このボディに着脱自在に収納さ
れる鍋と、鍋の底側面部を包囲する非金属部からなるコ
イルベースと、コイルベースの外側に取り付けられ且
つ、電磁誘導作用により前記鍋を加熱する加熱コイル
と、前記加熱コイルの近傍に位置し且つ鍋と対向する面
に位置した誘導コイルと、前記誘導コイルの両端を短絡
及び開放するスイッチ装置とを備えたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、ボディ
と、このボディに着脱自在に収納される鍋と、鍋の底側
面部を包囲する非金属部からなるコイルベースと、コイ
ルベースの外側に取り付けられ且つ、電磁誘導作用によ
り前記鍋を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの近
傍に位置し且つ鍋と対向する面に位置した誘導コイル
と、前記誘導コイルの両端を短絡及び開放するスイッチ
装置とを備えたものである。
と、このボディに着脱自在に収納される鍋と、鍋の底側
面部を包囲する非金属部からなるコイルベースと、コイ
ルベースの外側に取り付けられ且つ、電磁誘導作用によ
り前記鍋を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの近
傍に位置し且つ鍋と対向する面に位置した誘導コイル
と、前記誘導コイルの両端を短絡及び開放するスイッチ
装置とを備えたものである。
【０００８】この上記構成によれば、誘導コイルの両端
をスイッチ装置により短絡した場合、加熱コイルに発生
した磁束が鍋表面部を通過し、この時生ずる渦電流が発
生し鍋を加熱する。また、前記磁束が誘導コイル部を通
過することにより起電流が発生し前記磁束を打ち消すよ
うな磁束を発生する。従って、誘導コイルと対向する鍋
面は、加熱コイルにより発生した磁束と、誘導コイルに
より発生した磁束が互いに打ち消し合うため鍋の発熱量
が低くなる。
をスイッチ装置により短絡した場合、加熱コイルに発生
した磁束が鍋表面部を通過し、この時生ずる渦電流が発
生し鍋を加熱する。また、前記磁束が誘導コイル部を通
過することにより起電流が発生し前記磁束を打ち消すよ
うな磁束を発生する。従って、誘導コイルと対向する鍋
面は、加熱コイルにより発生した磁束と、誘導コイルに
より発生した磁束が互いに打ち消し合うため鍋の発熱量
が低くなる。
【０００９】また、誘導コイルの両端をスイッチ装置に
より開放すると、加熱コイルにより発生した磁束が誘導
コイルを通過しても誘導コイルには起電流が流れないた
め、鍋は加熱コイルにより発生する磁束のみを受け発熱
する。
より開放すると、加熱コイルにより発生した磁束が誘導
コイルを通過しても誘導コイルには起電流が流れないた
め、鍋は加熱コイルにより発生する磁束のみを受け発熱
する。
【００１０】即ち、誘導コイルの両端を短絡及び開放す
ることにより鍋の発熱分布を可変させることができ、誘
導コイルの位置を規制することで、鍋内の対流を可変す
ることができる。従って、調理物内の対流を可変させる
事により炊きむらの少ない炊飯器を提供することができ
る。
ることにより鍋の発熱分布を可変させることができ、誘
導コイルの位置を規制することで、鍋内の対流を可変す
ることができる。従って、調理物内の対流を可変させる
事により炊きむらの少ない炊飯器を提供することができ
る。
【００１１】
【実施例】（実施例１）以下、本発明第１の実施例を図
１〜図２により説明する。図において、１０は上面が開
口する略円筒状のボディでありまた１１は非金属材料に
より有底円筒状に成形されたコイルベース、１２は鍋
で、ボディ１０と着脱自在に配設されている。コイルベ
ース１１の底部には加熱コイル１３が配設され、コイル
ベースの底中央部には、誘導コイル１４が配設されてい
る。加熱コイル１３は、鍋底面部に配設された内コイル
１３Ａ及び鍋底側面部に配設された外コイル１３Ｂが直
列に接続されることにより構成されている。また、前記
加熱コイル１３は内コイル１３Ａの交番磁界の入力割合
を高めに設定している。さらに、加熱コイル１３及び誘
導コイル１４は、鍋１２の外周面までの距離が一定とな
るように、前記コイルベース１１の外周下部に耐熱性樹
脂材料で成形されたフェライト台１５により支持すると
共にフェライト１６が固定され、加熱コイル１３より発
生する磁束が下方に漏れるのを防止し、且つ加熱コイル
と誘導コイル１４の磁気的な結合を強めている。また１
７は加熱コイル１３に交番磁界を発生させるための電流
を流す回路基板であり、１８は回路基板１３上に設けら
れ前記誘導コイル１４の両端を短絡又は開放するスイッ
チ装置を示す。１９は合成樹脂性の外蓋である。
１〜図２により説明する。図において、１０は上面が開
口する略円筒状のボディでありまた１１は非金属材料に
より有底円筒状に成形されたコイルベース、１２は鍋
で、ボディ１０と着脱自在に配設されている。コイルベ
ース１１の底部には加熱コイル１３が配設され、コイル
ベースの底中央部には、誘導コイル１４が配設されてい
る。加熱コイル１３は、鍋底面部に配設された内コイル
１３Ａ及び鍋底側面部に配設された外コイル１３Ｂが直
列に接続されることにより構成されている。また、前記
加熱コイル１３は内コイル１３Ａの交番磁界の入力割合
を高めに設定している。さらに、加熱コイル１３及び誘
導コイル１４は、鍋１２の外周面までの距離が一定とな
るように、前記コイルベース１１の外周下部に耐熱性樹
脂材料で成形されたフェライト台１５により支持すると
共にフェライト１６が固定され、加熱コイル１３より発
生する磁束が下方に漏れるのを防止し、且つ加熱コイル
と誘導コイル１４の磁気的な結合を強めている。また１
７は加熱コイル１３に交番磁界を発生させるための電流
を流す回路基板であり、１８は回路基板１３上に設けら
れ前記誘導コイル１４の両端を短絡又は開放するスイッ
チ装置を示す。１９は合成樹脂性の外蓋である。
【００１２】以下、上記構成おける動作を説明する。鍋
１２に、米水等の調理物（図示せず）を投入し、炊飯器
を動作させると回路基板１７から加熱コイル１３に電流
を流すと加熱コイル１３は交番磁界を発生し鍋１２を加
熱する。ここで、誘導コイル１４の両端がスイッチ装置
１８により開放されている場合、内コイル１３Ａの交番
磁界の入力割合が高いため、鍋１２内の被調理物の対流
はａで示す方向の対流となる。次に、スイッチ装置１８
を短絡すると加熱コイルで発生した磁束により誘導コイ
ル１４に誘導電流が流れ、誘導コイル１４に加熱コイル
１３の発生している磁束を打ち消す磁束が発生する。前
記誘導コイル１４の発生する磁束は、誘導コイル近傍に
ある内コイル１３Ａにより多くの影響を与えるため、内
コイル１３Ａにより鍋１２の受ける磁束は相対的に低下
し、被調理物への対流はｂで示す方向の対流となる。上
記の切り替えを所定周期で繰り返し、被調理物中の水が
米に吸収されあるいは蒸発し無くなるまで行い蒸らし工
程をへて炊飯を完了する。
１２に、米水等の調理物（図示せず）を投入し、炊飯器
を動作させると回路基板１７から加熱コイル１３に電流
を流すと加熱コイル１３は交番磁界を発生し鍋１２を加
熱する。ここで、誘導コイル１４の両端がスイッチ装置
１８により開放されている場合、内コイル１３Ａの交番
磁界の入力割合が高いため、鍋１２内の被調理物の対流
はａで示す方向の対流となる。次に、スイッチ装置１８
を短絡すると加熱コイルで発生した磁束により誘導コイ
ル１４に誘導電流が流れ、誘導コイル１４に加熱コイル
１３の発生している磁束を打ち消す磁束が発生する。前
記誘導コイル１４の発生する磁束は、誘導コイル近傍に
ある内コイル１３Ａにより多くの影響を与えるため、内
コイル１３Ａにより鍋１２の受ける磁束は相対的に低下
し、被調理物への対流はｂで示す方向の対流となる。上
記の切り替えを所定周期で繰り返し、被調理物中の水が
米に吸収されあるいは蒸発し無くなるまで行い蒸らし工
程をへて炊飯を完了する。
【００１３】（実施例２）第２の実施例の炊飯器を図３
に基づき説明する。構成の一部は第一の実施例と同様で
あるので説明を一部省略する。２１は鍋、２２は加熱コ
イルで鍋底面部に配設された内コイル２２Ａ及び鍋底側
面部に配設された外コイル２２Ｂが直列に接続されるこ
とにより構成されている。外コイル２２の外周部には、
誘導コイル２３が配設されている。加熱コイル２２はま
た、前記外コイル２２Ｂの交番磁界の入力割合を高めに
設定している。さらに、フェライト２４により加熱コイ
ルと誘導コイル２３の磁気的な結合を強めている。また
２５は加熱コイル２２に交番磁界を発生させるための電
流を流す回路基板であり、２６は誘導コイル２３の両端
を短絡又は開放するスイッチ装置を示す。
に基づき説明する。構成の一部は第一の実施例と同様で
あるので説明を一部省略する。２１は鍋、２２は加熱コ
イルで鍋底面部に配設された内コイル２２Ａ及び鍋底側
面部に配設された外コイル２２Ｂが直列に接続されるこ
とにより構成されている。外コイル２２の外周部には、
誘導コイル２３が配設されている。加熱コイル２２はま
た、前記外コイル２２Ｂの交番磁界の入力割合を高めに
設定している。さらに、フェライト２４により加熱コイ
ルと誘導コイル２３の磁気的な結合を強めている。また
２５は加熱コイル２２に交番磁界を発生させるための電
流を流す回路基板であり、２６は誘導コイル２３の両端
を短絡又は開放するスイッチ装置を示す。
【００１４】以下上記構成おける動作を説明する。鍋２
１に、米水等の調理物（図示せず）を投入し、炊飯器を
動作させると回路基板２５から第１の加熱コイル２２に
電流を流すと加熱コイル２２は交番磁界を発生し鍋２１
を加熱する。ここで、誘導コイル２３の両端がスイッチ
ング装置２６により開放されている場合、外コイル２２
Ａの交番磁界の入力割合が高いため、鍋２１内の被調理
物の対流はａで示す方向の対流となる。次に、スイッチ
装置２６を短絡すると加熱コイルで発生した磁束により
誘導コイル２３に誘導電流が流れ、誘導コイル２３に加
熱コイル２２の発生している磁束を打ち消す磁束が発生
する。前記誘導コイル２３の発生する磁束は、誘導コイ
ル近傍にある外コイル２２Ｂにより多くの影響を与える
ため、内コイル２２Ｂにより鍋２１の受ける磁束は相対
的に低下し、被調理物への対流はｂで示す方向の対流と
なる。
１に、米水等の調理物（図示せず）を投入し、炊飯器を
動作させると回路基板２５から第１の加熱コイル２２に
電流を流すと加熱コイル２２は交番磁界を発生し鍋２１
を加熱する。ここで、誘導コイル２３の両端がスイッチ
ング装置２６により開放されている場合、外コイル２２
Ａの交番磁界の入力割合が高いため、鍋２１内の被調理
物の対流はａで示す方向の対流となる。次に、スイッチ
装置２６を短絡すると加熱コイルで発生した磁束により
誘導コイル２３に誘導電流が流れ、誘導コイル２３に加
熱コイル２２の発生している磁束を打ち消す磁束が発生
する。前記誘導コイル２３の発生する磁束は、誘導コイ
ル近傍にある外コイル２２Ｂにより多くの影響を与える
ため、内コイル２２Ｂにより鍋２１の受ける磁束は相対
的に低下し、被調理物への対流はｂで示す方向の対流と
なる。
【００１５】（実施例３）第３の実施例の炊飯器を図４
に基づき説明する。構成の一部は第一の実施例と同様で
あるので説明を一部省略する。３１は鍋、３２は加熱コ
イルで鍋底面部に配設された内コイル３２Ａ及び鍋底側
面部に配設された外コイル３２Ｂが直列に接続されるこ
とにより構成されている。内コイル３１Ａと外コイル３
２Ｂの間には、誘導コイル３３が配設されている。さら
に、フェライト台３４により加熱コイルと誘導コイル３
３の磁気的な結合を強めている。また３５は加熱コイル
３２に交番磁界を発生させるための電流を流す回路基板
であり、３６は誘導コイル３３の両端を短絡又は開放す
るスイッチ装置を示す。
に基づき説明する。構成の一部は第一の実施例と同様で
あるので説明を一部省略する。３１は鍋、３２は加熱コ
イルで鍋底面部に配設された内コイル３２Ａ及び鍋底側
面部に配設された外コイル３２Ｂが直列に接続されるこ
とにより構成されている。内コイル３１Ａと外コイル３
２Ｂの間には、誘導コイル３３が配設されている。さら
に、フェライト台３４により加熱コイルと誘導コイル３
３の磁気的な結合を強めている。また３５は加熱コイル
３２に交番磁界を発生させるための電流を流す回路基板
であり、３６は誘導コイル３３の両端を短絡又は開放す
るスイッチ装置を示す。
【００１６】以下上記構成おける動作を説明する。鍋３
１に、米水等の調理物（図示せず）を投入し、炊飯器を
動作させると回路基板３５から第１の加熱コイル３２に
電流を流すと加熱コイル３２は交番磁界を発生し鍋３１
を加熱する。ここで、誘導コイル２３の両端がスイッチ
ング装置３６により開放されている場合、外コイル３２
Ａの交番磁界の入力割合が高いため、鍋３１内の被調理
物の対流はａで示す方向の対流となる。次に、スイッチ
ング装置３６を短絡すると加熱コイルで発生した磁束に
より誘導コイル３３に誘導電流が流れ、誘導コイル３３
に加熱コイル３２の発生している磁束を打ち消す磁束が
発生する。前記誘導コイル３３の発生する磁束は、誘導
コイル近傍にある外コイル３２Ｂにより多くの影響を与
えるため、内コイル３２Ｂにより鍋３１の受ける磁束は
相対的に低下し、被調理物への対流はｂで示す方向の対
流となる。
１に、米水等の調理物（図示せず）を投入し、炊飯器を
動作させると回路基板３５から第１の加熱コイル３２に
電流を流すと加熱コイル３２は交番磁界を発生し鍋３１
を加熱する。ここで、誘導コイル２３の両端がスイッチ
ング装置３６により開放されている場合、外コイル３２
Ａの交番磁界の入力割合が高いため、鍋３１内の被調理
物の対流はａで示す方向の対流となる。次に、スイッチ
ング装置３６を短絡すると加熱コイルで発生した磁束に
より誘導コイル３３に誘導電流が流れ、誘導コイル３３
に加熱コイル３２の発生している磁束を打ち消す磁束が
発生する。前記誘導コイル３３の発生する磁束は、誘導
コイル近傍にある外コイル３２Ｂにより多くの影響を与
えるため、内コイル３２Ｂにより鍋３１の受ける磁束は
相対的に低下し、被調理物への対流はｂで示す方向の対
流となる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明は、加熱コイルと、
前記加熱コイルの近傍に位置し且つ鍋と対向する面に位
置した誘導コイルと、前記誘導コイルの両端を短絡及び
開放するスイッチ装置とを備えた構成とすることによ
り、調理物の対流を可変させ、炊きむらを大幅に改善し
た炊飯器を提供することができる。
前記加熱コイルの近傍に位置し且つ鍋と対向する面に位
置した誘導コイルと、前記誘導コイルの両端を短絡及び
開放するスイッチ装置とを備えた構成とすることによ
り、調理物の対流を可変させ、炊きむらを大幅に改善し
た炊飯器を提供することができる。
【図１】本発明の第１の実施例における電気炊飯器の破
断縦断面図
断縦断面図
【図２】同、電気炊飯器の主要部品の構成ブロック図
【図３】本発明の第２の実施例における電気炊飯器の構
成ブロック図
成ブロック図
【図４】本発明の第３の実施例における電気炊飯器の構
成ブロック図
成ブロック図
【図５】従来例における電気炊飯器の破断縦断面図
１０ ボディ １１ コイルベース １２、２１、３１ 鍋 １３、２２、３２ 加熱コイル １４、２３、３３ 誘導コイル １７、２５、３５ 回路基板 １８、２６、３６ スイッチ装置
フロントページの続き (72)発明者 鷲▲崎▼ 龍夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 4B055 AA03 BA63 CA02 CA62 CA63 CA66 CC12 DA02 DB14
Claims (1)
- 【請求項１】 ボディと、このボディに着脱自在に収納
される鍋と、鍋の底側面部を包囲する非金属部からなる
コイルベースと、コイルベースの外側に取り付けられ且
つ、電磁誘導作用により前記鍋を加熱する加熱コイル
と、前記加熱コイルの近傍に位置し且つ鍋と対向する面
に位置した誘導コイルと、前記誘導コイルの両端を短絡
及び開放するスイッチ装置とを備えた電気炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16962598A JP3531478B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 電気炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16962598A JP3531478B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 電気炊飯器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000000159A true JP2000000159A (ja) | 2000-01-07 |
| JP3531478B2 JP3531478B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=15889982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16962598A Expired - Fee Related JP3531478B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | 電気炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3531478B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009254563A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP16962598A patent/JP3531478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009254563A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3531478B2 (ja) | 2004-05-31 |
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