JP4640051B2 - 絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物および絶縁膜の製造方法 - Google Patents

絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物および絶縁膜の製造方法 Download PDF

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本発明は、絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物、ならびにこの組成物を硬化してなる絶縁膜およびその製造方法に関する。より詳細には、耐久性と解像性とのバランスに優れた絶縁膜およびその製造方法、ならびにこの絶縁膜を形成するための感放射線性樹脂組成物に関する。
従来、電子機器の半導体素子に用いられる層間絶縁膜、表面保護膜などには、耐熱性、機械的特性などに優れたポリイミド系樹脂やポリベンゾオキサゾール系樹脂が広く使用されていた。また、生産性の向上や膜形成精度の向上などのために、感光性を付与した感光性ポリイミド樹脂の検討が数多くなされている。たとえば、特許文献1(特開2001−100409号公報)には、感光性ポリイミド前駆体、付加重合性化合物および感光剤からなるネガ現像型感光性樹脂組成物が記載されている。また、特許文献2(特開2001−228609号公報)には、溶媒可溶性ポリイミド樹脂、ポリイミド前駆体およびキノンジアジド化合物からなるポジ型感光性樹脂組成物が記載されている。しかしながら、これらの感光性樹脂組成物は、硬化後の膜減り(体積収縮率)が大きいという問題があった。
また、集積回路素子の製造に代表される微細加工の分野においては、より高い集積度を得るために、リソグラフィーにおける加工サイズの微細化が急速に進行しており、近年では、線幅0.25μm以下の微細加工を安定的に行なうことのできる技術が必要とされて
いる。そのため、用いられるレジストについても、0.25μm以下の微細パターンを高
精度に形成できることが求められており、その観点から、より波長の短い放射線を利用したリソグラフィーが検討されている。
このような短波長の放射線としては、KrFエキシマレーザー(波長248nm)およびArFエキシマレーザー(波長193nm)に代表される遠紫外線、シンクロトロン放射線に代表されるX線、電子線に代表される荷電粒子線等が用いられており、近年、これらの放射線に対応できる種々のレジストが検討されている。
たとえば、特許文献3(特開2003−76019号公報)には、フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂、感放射線性酸発生剤、および酸架橋剤からなるネガ型感放射線性樹脂組成物が記載されている。しかしながら、この感放射線性樹脂組成物から絶縁膜などの永久膜を形成した場合、膜剥がれが発生し、耐久性に問題があった。
特開2001−100409号公報 特開2001−228609号公報 特開2003−76019号公報
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、有機半導体素子等の機能を阻害することなく低温硬化が可能であり、かつ解像性、電気絶縁性、熱衝撃性、耐薬品性等の諸特性に優れた硬化膜およびその製造方法、ならびにこの硬化膜を得ることができ、半導体素子の層間絶縁膜、表面保護膜などの用途に適した感放射線性樹脂組成物を提供することを目的としている。
本発明者は、上記問題点を解決すべく鋭意研究した結果、フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂を含有する感放射線性樹脂組成物において、アルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量を増大させることによって永久膜として重要な耐久性が向上し、さらに、重量平均分子量が特定の範囲にあるアルカリ可溶性樹脂を用いることによって、耐久性との解像性とのバランスに優れた硬化膜が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物は、フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)、感放射線性酸発生剤(B)、架橋剤(C)、密着助剤(D)、および有機溶媒(E)を含有し、固形分濃度が7〜25質量%であることを特徴とする。
前記フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)はヒドロキシスチレンとその他のビニル単量体との共重合体であることが好ましい。
前記フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)のゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は10,000〜30,000であることが好ましい。
前記感放射線性酸発生剤(B)はヒドロキシル基含有オニウム塩であることが好ましい。
前記架橋剤(C)は、エポキシ化合物、イソシアネート化合物およびそのブロック化物、ならびに活性メチロール基の全部または一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物であることが好ましい。
前記密着助剤(D)はシランカップリング剤であることが好ましい。
本発明に係る絶縁膜の製造方法は、
(1)請求項1〜6のいずれかに記載の絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物を基材上に塗布し、乾燥して膜厚200nm〜1000nmの塗膜を形成する工程、
(2)前記塗膜をマスクを介して露光する工程、
(3)露光後の塗膜を加熱する工程、
(4)加熱後の塗膜を現像する工程、および
(5)現像後の塗膜を加熱する工程
を含むことを特徴とする。
本発明に係る絶縁膜は、上記製造方法により形成された絶縁膜である。
本発明に係る感放射線性絶縁樹脂組成物を用いると、アルカリ現像が可能かつ低温硬化が可能で、優れた解像性、電気絶縁性、耐熱性、熱衝撃性、耐薬品性を有し、耐久性と解像性とのバランスに優れた硬化物を得ることができる。
〔絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物〕
本発明に係る絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物(以下、「感放射線性絶縁樹脂組成物」ともいう)は、フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)、感放射線性酸発生剤(B)、架橋剤(C)、密着助剤(D)、および有機溶媒(E)を含有する。
以下、各成分について説明する。
(A)フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂
本発明に用いられるフェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(以下、「アルカ
リ可溶性樹脂(A)」という)としては、たとえば、ヒドロキシスチレンとその他のビニル単量体との共重合体(以下、「ヒドロキシスチレン共重合体」ともいう)が挙げられ、ヒドロキシスチレンから導かれる構造単位の割合が65〜90モル%の共重合体が好ましい。
上記ヒドロキシスチレンとしては、p−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシスチレン、p−イソプロペニルフェノール、m−イソプロペニルフェノール、o−イソプロペニルフェノールなどのフェノール性水酸基を有する芳香族ビニル化合物が挙げられる。これらの単量体は1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、上記ヒドロキシスチレンの代わりに、上記ヒドロキシスチレンの水酸基を、たとえば、t−ブチル基、アセチル基などの保護基で保護したビニル単量体を用いることもできる。このような単量体を用いて共重合した場合、得られた共重合体を、公知の方法、たとえば酸触媒下で脱保護し、t−ブチル基、アセチル基などの保護基をヒドロキシル基に変換することにより、フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂を得ることができる。
上記その他のビニル単量体としては、たとえば、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メトキシスチレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、N,N−ジメチル−p−アミノスチレン、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビニル化合物類;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニルアクリレート、トリシクロ〔5.2.1.02,6〕デカ
ニル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート類;
クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エチルなどの不飽和モノカルボン酸エステル類;
トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、ヘプタフルオロブチル(メタ)アクリレートなどのフルオロアルキル(メタ)アクリレート類;
トリメチルシロキサニルジメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシロキサニル)シリルプロピル(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリロイルプロピルジメチルシリルエーテルなどのシロキサニル化合物類;
エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどのアルキレングリコールのモノ(メタ)アクリレート類またはジ(メタ)アクリレート類;
2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、3−エトキシプロピル(メタ)アクリレートなどのアルコキシアルキル(メタ)アクリレート類;
シアノエチル(メタ)アクリレート、シアノプロピル(メタ)アクリレートなどのシアノアルキル(メタ)アクリレート類;
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアノ化合物類;
グリセリン、1,2,4−ブタントリオール、ペンタエリスリトール、トリメチロールアルカン(アルカンの炭素数は例えば1〜3)、テトラメチロールアルカン(アルカンの炭素数は例えば1〜3)などの多価アルコール類のジ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリレートまたはテトラ(メタ)アクリレートなどのオリゴ(メタ)アクリレート類;グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有不飽和化合物類;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;
クロトン酸2−ヒドロキシエチル、クロトン酸2−ヒドロキシプロピル、ケイ皮酸2−ヒドロキシプロピルなどの不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル類;
(メタ)アリルアルコールなどの不飽和アルコール類;
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸などの不飽和(モノ)カルボン酸類;
(無水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸、シトラコン酸などの不飽和ポリカルボン酸(無水物)類、およびそれらのモノエステル類、ジエステル類;
ブタジエン、イソプレンなどのジエン系化合物類;
塩化ビニル、酢酸ビニル、ケイ皮酸エステル、クロトン酸エステル、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネンなどが挙げられる。
これらの単量体は1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(アルカリ可溶性樹脂(A)の合成)
アルカリ可溶性樹脂(A)、たとえば、ヒドロキシスチレン共重合体は、ラジカル重合開始剤を用い、必要に応じて連鎖移動剤の存在下で、従来公知の溶液重合法などにより製造することができる。
前記溶液重合に用いる溶媒としては、有機溶剤が好適に使用できる。有機溶剤として具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;
プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル類;
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;
エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;
ブチルカルビトール等のカルビトール類;
乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−プロピル、乳酸イソプロピル等の乳酸エステル類;
酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸イソプロピル、プロピオン酸n−ブチル、プロピオン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;
3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル等の他のエステル類;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;
2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン類;
N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン等のアミド類;
γ−ブチロラクン等のラクトン類が挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
上記ヒドロキシスチレン共重合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が、好ましくは10,000〜30,000、より好ましくは10,000〜16,000、特に好ましくは11,0
00〜15,000である。MwとGPC法で測定したポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn、分散度)が、好ましくは2.5以下、より好ましくは2.0以下である。Mwが上記下限未満になると、組成物の製膜性、レジストとしての感度、硬化膜の耐久性等が低下することがあり、上記上限を超えると、レジストとしての現像性、解像度等が低下することがあり、Mwが上記範囲にあると耐久性と解像性とのバランスに優れた硬化膜を得ることができる。また、分散度が上記上限を超えるとレジストとしての解像度等が低下することがある。
(B)感放射線性酸発生剤
本発明に用いられる感放射線性酸発生剤(B)(以下、「酸発生剤(B)」ともいう)としては、放射線などの照射により酸を発生する化合物であれば特に限定されないが、たとえば、オニウム塩化合物、ハロゲン含有化合物、ジアゾケトン化合物、スルホン化合物、スルホン酸化合物、スルホンイミド化合物、ジアゾメタン化合物などが挙げられる。以下、その具体例を示す。
オニウム塩化合物:
オニウム塩化合物としては、たとえば、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩、ピリジニウム塩などが挙げられる。好ましいオニウム塩化合物の具体例としては、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムp−トルエンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレート、トリフェニルスルホニウムトリフリオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−t−ブチルフェニル・ジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、4−t−ブチルフェニル・ジフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート、4,7−ジ−n−ブトキシナフチルテトラヒドロチオフェニウムトリフ
リオロメタンスルホネートなどが挙げられる。
ハロゲン含有化合物:
ハロゲン含有化合物の具体例としては、たとえば、ハロアルキル基含有炭化水素化合物、ハロアルキル基含有複素環式化合物などが挙げられる。好ましいハロゲン含有化合物の具体例としては、1,10−ジブロモ−n−カン、1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタン、フェニル−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジン、4−メトキシフェニル−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジン、スチリル−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジン、ナフチル−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジンなどのS−トリアジン誘導体が挙げられる。
ジアゾケトン化合物:
ジアゾケトン化合物としては、たとえば、1,3−ジケト−2−ジアゾ化合物、ジアゾ
ベンゾキノン化合物、ジアゾナフトキノン化合物などを挙げることができる。好ましいジアゾケトン化合物の具体例としては、フェノール類の1,2−ナフトキノンジアジド−4
−スルホン酸エステル化合物が挙げられる。
スルホン化合物:
スルホン化合物としては、たとえば、β−ケトスルホン化合物、β−スルホニルスルホン化合物およびこれらの化合物のα−ジアゾ化合物を挙げることができる。好ましいスルホン化合物の具体例としては、4−トリスフェナシルスルホン、メシチルフェナシルスルホン、ビス(フェナシルスルホニル)メタンなどが挙げられる。
スルホン酸化合物:
スルホン酸化合物としては、たとえば、アルキルスルホン酸エステル類、ハロアルキルスルホン酸エステル類、アリールスルホン酸エステル類、イミノスルホネート類などが挙げられる。好ましいスルホン酸化合物の具体例としては、ベンゾイントシレート、ピロガロールトリストリフルオロメタンスルホネート、o−ニトロベンジルトリフルオロメタンスルホネート、o−ニトロベンジルp−トルエンスルホネートなどが挙げられる。
スルホンイミド化合物:
スルホンイミド化合物の具体例としては、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フタルイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ジフェニルマレイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイ
ミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフチルイミドなどが挙げられる。
ジアゾメタン化合物:
ジアゾメタン化合物の具体例としては、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(フェニルスルホニル)ジアゾメタンなどが挙げられる。
これらの感放射線性酸発生剤(B)を1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。また、これらの化合物のうち、ヒドロキシル基を含有するオニウム塩が好ましい。
感放射線性酸発生剤(B)の配合量は、本発明の感放射線性樹脂組成物の感度、解像度、パターン形状などを確保する観点から、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して、好ましくは0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜10重量部である。光感応性酸発生剤(B)の配合量が上記下限未満では硬化が不十分になり、耐熱性が低下することがあり、上記上限を超えると、放射線に対する透明性が低下し、パターン形状の劣化を招くおそれがある。
(C)架橋剤
本発明に用いられる架橋剤(C)は、アルカリ可溶性樹脂(A)と反応可能な基を有する化合物である。このような化合物としては、たとえば、エポキシ化合物、イソシアネート化合物およびそのブロック化物、活性メチロール基の全部または一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物、オキセタン類などが挙げられる。
具体的には、エポキシ化ポリブタジエン、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ナフタレン系エポキシ樹脂、フルオレン系エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック樹脂型エポキシ樹脂等のエポキシ化合物;
トリレンジイソシアネート等のイソシアネート化合物やそのブロック化物;
(ポリ)メチロール化メラミン、(ポリ)メチロール化グリコールウリル、(ポリ)メチロール化ベンゾグアナミン、(ポリ)メチロール化ウレアなどの窒素化合物中の活性メチロール基の全部または一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物;
ジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル、3−エチル−3−{[3−(トリエトキシシリル)プロポキシ]メチル}オキセタン、オキセタニルシルセスキオキサン、フェノールノボラックオキセタン、1,4−ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル
)メトキシ]メチル}ベンゼン等のオキセタン類
などが挙げられる。
架橋剤(C)の配合量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して、好ましく
は2〜30重量部、より好ましくは3〜20重量部、特に好ましくは4〜10重量部である。架橋剤(C)の配合量が少なすぎると架橋反応を十分進行させることが困難となることがあり、レジストとして、残膜率が低下したり、パターンの膨潤や蛇行を起こしやすくなり、また多すぎるとレジストとしての解像度が低下したり、パターンのラフネスが増加することがある。
(D)密着助剤
本発明に用いられる密着助剤(D)としては、基材となる無機物、たとえば、シリコン、酸化シリコン、窒化シリコン等のシリコン化合物、金、銅、アルミニウム等の金属と絶縁膜との密着性を向上させる化合物である。具体的には、シランカップリング剤、チオール系化合物等が挙げられる。
シランカップリング剤としては、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン)、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、尿素プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等が挙げられる。
チオール系化合物としては、t−ドデシルメルカプタン等のモノチオール類、トリチオシアヌル酸等の多価チオール類が挙げられる。
密着助剤(D)の配合量は、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して、好ましくは0.5〜10重量部、より好ましくは1〜5重量部である。密着助剤の配合量が上記下限未満では密着性が不十分になることがあり、上記上限を超えると硬化膜の耐熱衝撃性が低下する恐れがある。
(E)有機溶媒
本発明では、感放射線性樹脂組成物の取り扱い性を向上させたり、粘度や保存安定性を調節するために溶剤を添加される。このような溶剤の種類は特に制限されないが、たとえば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;
プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル類;
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;
エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、
ブチルカルビトール等のカルビトール類;
乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−プロピル、乳酸イソプロピル等の乳酸エステル類;
酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸イソプロピル、プロピオン酸n−ブチル、プロピオン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;
3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル等の他のエステル類;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;
2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン、メチルアミルケ
トン等のケトン類;
N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン等のアミド類;
γ−ブチロラクン等のラクトン類などが挙げられる。これらの溶剤は、1種単独または2種以上を組み合わせて使用することもできる。
有機溶媒(E)の使用量は、固形分濃度が7〜25質量%、好ましくは8〜20質量%、より好ましくは9〜15質量%となるような量が望ましい。
<添加剤>
本発明の感放射線性樹脂組成物には、必要に応じて各種添加剤を配合することができる。
露光により感放射線性酸発生剤(B)から生じた酸のレジスト被膜中における拡散現象を抑制し、未露光領域での好ましくない化学反応を抑制する作用等を有する酸拡散制御剤を配合することがより好ましい。この酸拡散制御剤を使用することにより、ネガ型感放射線性樹脂組成物の貯蔵安定性が向上し、また、レジストとして解像性が向上するとともに、露光後の引き置き時間(PED)の変動によるレジストパターンの線幅変化を抑えることができ、プロセス安定性が極めて優れる。
このような酸拡散制御剤としては、窒素原子含有塩基性化合物、塩基性スルホニウム化合物、塩基性ヨードニウム化合物などの放射分解性塩基化合物が挙げられる。
窒素原子含有塩基性化合物としては、具体的には、2−フェニルピリジン、3−フェニルピリジン、4−フェニルピリジン、2−ベンジルピリジン、ニコチン酸アミド等のピリジンおよびその誘導体類;
N−メチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン等のアミノ芳香族化合物およびその誘導体類;
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−i−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ−t−ブチルアミン、トリ−n−ヘキシルアミン、トリ−n−オクチルアミン等のアルキルアミン類を挙げることができ、特に、第三級アミンが好ましい。前記酸拡散制御剤は、1種単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
(組成物の調製方法)
本発明の感放射線性樹脂組成物は、たとえば、上記アルカリ可溶性樹脂(A)、感放射線性酸発生剤(B)、架橋剤(C)、密着助剤(D)、および有機溶媒(E)の各成分と、必要に応じてその他の成分とを混合することによって製造することができる。本発明に係る感光性樹脂組成物の製造方法としては、従来公知の方法を適宜使用することができ、各成分を一度に、または任意の順序で加えて撹拌・混合・分散すればよい。
〔硬化膜〕
本発明に係る感放射線性樹脂組成物は、解像性に優れている。また、その硬化膜は電気絶縁性、熱衝撃性、密着性、耐溶剤性などに優れている。従って、本発明の感放射線性樹脂組成物は、半導体素子の層間絶縁膜用や表面保護膜用材料など、特に、絶縁膜として好適に使用することができる。
本発明に係る感放射線性樹脂組成物を用いて、たとえば層間絶縁膜を形成する場合、まず感放射線性樹脂組成物を配線パターンが施されたシリコンウエハーなどの基板に塗工し、乾燥して溶剤などを揮発させて塗膜を形成する。このとき、塗膜の膜厚が200nm〜1000nm、好ましくは220〜800nm、より好ましくは240〜600nmとなるように塗膜を形成させる。樹脂組成物を塗工する方法としては、たとえば、ディッピン
グ法、スプレー法、バーコート法、ロールコート法、スピンコート法、カーテンコート法などの塗布方法を用いることができ、塗布の厚さは、塗布手段、樹脂組成物の固形分濃度や粘度を調節することにより、適宜制御することができる。
その後、所望のマスクパターンを介して塗膜を露光する。露光に用いられる放射線としては、たとえば、低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、g線ステッパー、i線ステッパー、KrFステッパーなどの紫外線や電子線、レーザー光線などが挙げられる。露光量は使用する光源や膜厚などによって適宜選定されるが、たとえば、KrFステッパーからの紫外線照射の場合、膜厚1μm以下の塗膜では、10〜100J/m2程度で
ある。
次いで、露光後の塗膜に加熱処理(以下、この加熱処理を「PEB」という)を施して、アルカリ可溶性樹脂(A)と架橋剤(C)との反応を促進させる。PEB処理条件は、樹脂組成物の配合量や使用膜厚などによって異なるが、通常70〜150℃、好ましくは80〜120℃で、1〜60分程度である。
その後、アルカリ性現像液により現像して、未露光部を溶解、除去することにより所望のパターンを得ることができる。その後、さらに加熱処理を行うことにより、絶縁膜特性を有する硬化膜を得ることができる。このとき、感放射線性酸発生剤(B)が分解して酸が発生し、この酸の触媒作用によってアルカリ可溶性樹脂(A)と架橋剤(C)との硬化反応が促進される。
アルカリ性現像液による現像方法としては、シャワー現像法、スプレー現像法、浸漬現像法、パドル現像法などを挙げることができ、現像条件は、通常20〜40℃で1〜10分程度である。
前記アルカリ性現像液としては、たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、コリンなどのアルカリ性化合物を水に溶解して濃度が1〜10重量%程度になるように調製したアルカリ性水溶液が挙げられる。前記アルカリ性水溶液には、たとえば、メタノール、エタノールなどの水溶性有機溶剤や界面活性剤などを適量添加することもできる。なお、アルカリ性現像液で現像した後、塗膜を水で洗浄し、乾燥させる。
現像後の加熱処理条件は、特に制限されないが、本発明に係る感放射線性絶縁樹脂組成物は、従来の感光性絶縁樹脂組成物に比べて低温で加熱処理することができる。
硬化物の用途に応じて、50〜300℃の温度で、30分〜10時間程度加熱処理し、塗膜を硬化させることができる。この現像後の加熱処理は、硬化を十分に進行させたり、得られたパターン形状の変形を防止するために、二段階以上の工程で実施してもよい。たとえば、第一段階では50〜150℃の温度で10分〜2時間程度加熱し、第二段階では100〜300℃の温度で20分〜8時間程度加熱して塗膜を硬化させることもできる。このような硬化条件であれば、加熱設備として一般的なオーブン、赤外線炉などを使用することができる。
本発明に係る硬化膜は、従来の硬化膜に比べて膜厚が薄く、たとえば、1μm以下、好ましくは0.5μm以下である。
[実施例]
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例における「部」は特に断らない限り重量部を意味する。
[合成例1]
(p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(モル比=85/15)の重合)
0.5Lセパラブルフラスコに4−(1−エトキシ)エトキシスチレン164.3g、スチレン15.7g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(以下、「AIBN」と略す)6.3gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート270gを加えて攪拌した。この混合溶液を窒素雰囲気下で加熱し70℃で3時間攪拌した。さらに、AIBN3.6gを加えて70℃で3時間攪拌を続けた。その後、反応溶液を100℃に昇温して1時間攪拌した後、加熱を止めて反応を完結させ、室温まで冷却して固形分濃度34質量%のp−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(モル比=85/15)(以下、「アルカリ可溶性樹脂(A−1)」という)のプロピレンメチルエーテルアセテート溶液を得た。次に、この溶液に10質量%のピリジニウム塩パラトルエンスルホン酸水溶液30gとプロピレングリコールモノメチルアセテート溶液240gを加えて4時間攪拌した。その後、酢酸エチル300gを加え、pHが7を示すまで水洗を実施した。水層のpHが7になったことをペーハー試験紙で確認した後、有機層を分取し、エバポレーターにて固形分濃度50質量%まで濃縮した。
[合成例2]
(p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(モル比=80/20)の重合)
4−(1−エトキシ)エトキシスチレンの量を158.5g、スチレンの量を21.5gに変更した以外は、合成例1と同様にして、固形分濃度34質量%のp−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(モル比=80/20)(以下、「アルカリ可溶性樹脂(A−2)」という)のプロピレンメチルエーテルアセテート溶液を得た。さらに、この溶液を合成例1と同様にして固形分濃度50質量%まで濃縮した。
[合成例3]
(p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(モル比=70/30)の重合)
4−(1−エトキシ)エトキシスチレンの量を146.1g、スチレンの量を33.9gに変更した以外は、合成例1と同様にして、固形分濃度34質量%のp−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(モル比=70/30)(以下、「アルカリ可溶性樹脂(A−3)」という)のプロピレンメチルエーテルアセテート溶液を得た。さらに、この溶液を合成例1と同様にして固形分濃度50質量%まで濃縮した。
[合成例4]
(酸発生剤(B−1)の合成)
10質量%五酸化リンのメタンスルホン酸溶液80gに冷却下でジフェニルスルホキシド30gおよびアニソール20gを加え、窒素雰囲気下、室温で12時間攪拌した後、冷水200gを加えた。得られた反応液にアンモニア水を滴下し、ジエチルエーテルで洗浄後、攪拌下、37.5質量%のトリフルオロメタンスルホン酸カリウム水溶液80gを滴
下し、さらに冷却下で6時間攪拌した。その後、析出物を水およびジエチルエーテルで洗浄した後、減圧乾燥させてジフェニル−4−メトキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート36gを得た。
得られたジフェニル−4−メトキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート20gを塩化メチレンに溶解し、この溶液に、室温攪拌下、1Mの三臭化ホウ素−塩化メチレン溶液90mlをゆっくり滴下した後、室温で2時間攪拌した。得られた反応液にメタノールおよび蒸留水をゆっくり加え、減圧乾燥して白色結晶化物を得た。この白色結晶化物をメタノールに溶解後、陰イオン交換樹脂(Cl-型)によりイオン交換を行い、
減圧乾燥してジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムクロライド11.5gを
得た。
得られたジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムクロライド11.5gを水
に溶解し、この水溶液に、室温攪拌下、37.5質量%のトリフルオロメタンスルホン酸
カリウム水溶液22gを滴下し、白色沈殿物を得た。白色沈殿物を濾過により回収し、蒸留水で数回洗浄して不純物を除去し、減圧乾燥してジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート10.7gを得た。
[合成例5]
(酸発生剤(B−2)の合成)
合成例4と同様にしてジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムクロライドを得た。このジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムクロライド11.5gを水
に溶解し、この水溶液に、室温攪拌下、37.5質量%のp−トルエンスルホン酸ナトリ
ウム水溶液22gを滴下し、白色沈殿物を得た。白色沈殿物を濾過により回収し、蒸留水で数回洗浄して不純物を除去し、減圧乾燥してジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム−p−トルエンスルホネート10.5gを得た。
[実施例1〜12]
表1示す組み合わせで各成分を混合して固形分濃度が11質量%の感放射線性樹脂組成物を調製した。得られた感放射線性樹脂組成物の特性を下記の方法により評価した。いずれの硬化膜も加熱硬化後の収縮率は10%以下であった。得られた硬化膜の評価結果を表1に示す。
(1)解像性
8インチのシリコンウエハーに感放射線性樹脂組成物を東京エレクトロン(株)製クリーントラックMark.8にてスピンコートし、プロキシミティーホットプレートを用いて90℃で90秒間加熱し、0.25μm厚の均一な塗膜を作製した。その後、KrFステッパー((株)ニコン製、EX12B)を用い、パターンマスクを介してKrFレーザーからの紫外線を波長248nmにおける露光量が2〜120J/m2の範囲内となるよ
うに露光した。次いで、東京エレクトロン(株)製クリーントラックMark.8のプロキシミティーホットプレートを用いて110℃で60秒間加熱(PEB)した。その後、2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液を用いて23℃で60秒間、シャワー現像した。得られたパターンの最小寸法を解像度とした。
(2)密着性
6インチのシリコンウエハーに感放射線性樹脂組成物をスピンコートし、ホットプレートを用いて110℃で3分間加熱し、10μm厚の均一な塗膜を作製した。その後、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が5,000J/m2となるように
露光した。次いで、ホットプレートを用いて110℃で3分間加熱(PEB)した後、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が3,000〜5,000J/m2の範囲内となるように露光した。その後、対流式オーブンを用いて120℃で2時間加
熱して塗膜を硬化させて硬化膜を得た。この硬化膜付き基板について、プレッシャークッカー試験装置(タバイエスペック(株)製)で、温度121℃、湿度100%、圧力2.1気圧の条件下で168時間耐性試験を実施した。試験前後での密着性をJIS K5400に準拠してクロスカット試験(碁盤目テープ法)を行い、評価した。
(3)体積抵抗率
感放射線性樹脂組成物をSUS基板に塗布し、ホットプレートを用いて90℃で3分間加熱し、1μm厚の均一な塗膜を作製した。その後、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が1,000〜3,000J/m2の範囲内となるように露光した。
次いで、ホットプレートを用いて110℃で3分間加熱(PEB)した後、対流式オーブンを用いて220℃で1時間加熱して塗膜を硬化させて硬化膜を得た。JIS C648
1に準拠して、得られた硬化膜上に図1に示すメタルマスクを置き、アルミニウムを蒸着させた。この基板について、プレッシャークッカー試験装置(タバイエスペック(株)製)で、温度121℃、湿度100%、圧力2.1気圧の条件下で168時間吸水試験を実
施した。吸水試験前後で体積抵抗率をそれぞれ6点測定し、その平均値を求めた。
(4)熱衝撃性:
図2および図3に示すような基板2上にパターン状の銅箔1を有する熱衝撃性評価用基材3に、感放射線性樹脂組成物を塗布し、ホットプレートを用いて110℃で3分間加熱し、銅箔1上で10μm厚の塗膜を作製した。その後、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が5,000J/m2となるように露光した。次いで、ホットプレートを用いて110℃で3分間加熱(PEB)した後、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が3,000〜5,000J/m2の範囲内となるように露光し
た。その後、対流式オーブンを用いて120℃で2時間加熱して塗膜を硬化させて硬化膜を得た。この硬化膜付き基板について、冷熱衝撃試験器(タバイエスペック(株)製)を用いて−50℃/30分〜125℃/30分を1サイクルとして耐性試験を行った。硬化膜にクラックなどの欠陥が発生するまでのサイクル数を100サイクル毎に確認した。
(5)耐溶剤性
8インチのシリコンウエハーに感放射線性樹脂組成物を東京エレクトロン(株)製クリーントラックMark.8にてスピンコートし、プロキシミティーホットプレートを用いて90℃で90秒間加熱し、0.25μm厚の均一な塗膜を作製した。その後、KrFステッパー((株)ニコン製、EX12B)を用い、パターンマスクを介してKrFレーザーからの紫外線を波長248nmにおける露光量が2〜120J/m2の範囲内となるよ
うに露光した。次いで、東京エレクトロン(株)製クリーントラックMark.8のプロキシミティーホットプレートを用いて110℃で90秒間加熱(PEB)した後、高圧水銀灯からの紫外線を波長350nmにおける露光量が3,000〜5,000J/m2
範囲内となるように露光した。その後、対流式オーブンを用いて120℃で2時間加熱して塗膜を硬化させて硬化膜を得た。この硬化膜付き基板をイソプロピルアルコール中に60℃で10分間浸漬した後、硬化膜表面を光学顕微鏡で観察して下記基準で評価した。
○:硬化膜表面に異常が認められない。
×:硬化膜表面に白化または荒れが認められた。
Figure 0004640051
表1中の各成分は下記の通りである。
<アルカリ可溶性樹脂>
A−1:p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=85/15、
Mw=10400、Mw/Mn=1.42)
A−2:p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=80/20、
Mw=12000、Mw/Mn=1.65)
A−3:p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体(共重合モル比=70/30、
Mw=16400、Mw/Mn=1.89)
<酸発生剤>
B―1:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホ
ネート
B−2:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトルエンスルホネート
B−3:トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート
<架橋剤>
C−1:N,N,N,N−テトラ(メトキシメチル)グリコールウリル
C−2:ヘキサメトキシメチルメラミン(三井サイテック(株)製、
商品名:サイメル300)
C−3:エピコート152(商品名、ジャパンエポキシレジン(株)製)
C−4:エピコート828(商品名、ジャパンエポキシレジン(株)製)
<密着助剤>
D−1:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
D−2:尿素プロピルトリメトキシシラン
D−3:イソシアヌル酸トリス(3−トリメトキシシリルプロピル)
<溶剤>
E−1:乳酸エチル(2−ヒドロキシプロピオン酸エチル)
E−2:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
<酸拡散制御剤>
F−1:トリ−n−オクチルアミン
F−2:ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムサリチレート
[比較合成例1]
(ネガ現像型感光性ポリイミド前駆体樹脂の合成)
乾燥窒素下、100mlの乾燥N−メチルピロリドン中に15.27g(0.070mol)のピロメリット酸二無水物を含む撹拌溶液に1.30g(0.010mol)の2−ヒドロキシエチルメタクリレートを加えた。この溶液を室温で1時間、そして35℃で1時間撹拌した後、室温まで冷却した。この反応溶液を、100mlの乾燥N−メチルピロリドン中に8.49g(0.040mol)の3,3'−ジメチル−4,4'−ジアミノビフェニルおよび0.25g(0.001mol)の1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンを含む撹拌溶液に1時間にわたり滴下添加し、室温で一晩撹拌した。その後、100mlの乾燥N−メチルピロリドン中に26.82g(0.130mol)のN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミドを含む溶液を、30分にわたり得られた反応溶液に撹拌しながら滴下添加した。この反応溶液に45.55g(0.35mol)の2−ヒドロキシエチルメタクリレートを加え、50℃で5時間、そして室温で一晩撹拌した。この反応混合物を50mlのアセトンで希釈し、吸引ろ過により不要物を除き、ろ過液を激しく撹拌しながら2.0リットルのイオン交換水にて処理した。析出した固形物をイオン交換水にて洗浄し、さらにメタノールにて洗浄し、ろ過フィルター上で吸引乾燥し、室温にて水分含有率が1.0重量%より少なくなるまで減圧乾燥し、ネガ現像型感光性ポリイミド前駆体樹脂を得た。
[比較例1]
攪拌機、温度計および窒素導入管を備えた三口フラスコに比較合成例1で得られたネガ現像型感光性ポリイミド前駆体樹脂35.0gとN−メチルピロリドン50.0gとp−
メトキシフェノール0.1g(0.08mmol)とを撹拌混合して溶解させた後、さらに2,2'−ビス(o−クロロフェニル)−4,4',5,5'−テトラフェニルビイミダ
ゾール2.0g(0.03mmol)、2−メルカプトベンゾキサゾール1.0g(0.66mmol)とエチルミヒラーズケトン0.2g(0.06mmol)の感光剤と付加重合性化合物として1,6−ヘキサンジオールジアクリレート7.0g(3.1mmol)を加えて室温下にて一昼夜撹拌溶解した後、フィルターろ過して液状の感光性樹脂組成物を得た。
得られた感光性樹脂組成物をSi基板上に膜厚が0.25μmとなるように塗布し、塗膜をi線露光機を用いてパターンマスクを介して露光した。露光後の塗膜をアルカリ現像したところ、1μm以下のパターンを解像することができなかった。また、塗膜を300℃で熱硬化させた後、硬化膜の膜厚収縮率を測定したところ、10%以上の収縮が観測された。
[比較例2]
比較例1において、感光剤を5質量%のトリフェニルホスホニルトリフルオロメタンスルホン酸に変更した以外は、比較例1と同様にして液状の感光性樹脂組成物を調製した。
得られた感光性樹脂組成物をSi基板上に膜厚が0.25μmとなるように塗布し、塗膜をKrF露光機を用いてパターンマスクを介して露光した。露光後の塗膜をアルカリ現像したところ、酷い順テーパー形状であり、かつ1μm以下のパターンを解像することができなかった。また、塗膜を300℃で熱硬化させた後、硬化膜の膜厚収縮率を測定したところ、10%以上の収縮が観測された。
[比較合成例2]
(有機溶媒可溶性ポリイミドの合成)
1,3−ジアミノ−5−カルボキシベンゼン(以下、「DABA」と略記する)4.56g、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン(以下、「BAPS」と略記する)30.27g、シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(以下、「CBDA」と略記する)19.22gをN−メチルピロリドン(以下、「NMP」と略記する)305.81g中、室温で6時間反応させた。
得られた反応溶液をNMPで固形分濃度6.0重量%に希釈後、無水酢酸およびピリジンを加えて40℃で3時間、脱水閉環反応を行った。この溶液をメタノール中に投入後、ろ過乾燥して、ポリイミド粉末を得た。得られたポリイミドの数平均分子量はポリエチレングリコール換算で39000(繰り返し単位換算でn=70)であった。
[比較合成例3]
(ポリイミド前駆体の合成)
BAPS10.81g、CBDA4.76gをNMP88.22g中、室温で6時間反応させてポリイミド前駆体のNMP溶液を得た。得られたポリイミド前駆体の数平均分子量はポリエチレングリコール換算で35000(繰り返し単位換算でm=55)であった。
[比較例3]
有機溶媒可溶性ポリイミド樹脂の20質量%NMP溶液20gとポリイミド前駆体の15質量%NMP溶液2.67gを混合し、有機溶媒可溶性ポリイミドとポリイミド前駆体の質量比が10:1の混合溶液に、ナフトキノン系ポジ型感光剤(2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸の3モル置換化合物)1.32gを加え、室温で1時間攪拌後、0.4μmのフィルター
によりろ過し、液状のポジ型感光性ポリイミド樹脂組成物を得た。
得られたポジ型感光性ポリイミド樹脂組成物をSi基板上に膜厚が0.25μmとなるように塗布し、塗膜をi線露光機を用いてパターンマスクを介して露光した。露光後の塗膜をアルカリ現像したところ、1μm以下のパターンを解像することができなかった。また、塗膜を300℃で熱硬化させた後、硬化膜の膜厚収縮率を測定したところ、10%以上の収縮が観測された。
[比較例4]
比較例3において、感光剤を5質量%のトリフェニルホスホニルトリフルオロメタンスルホン酸に変更した以外は、比較例3と同様にして液状のポジ型感光性ポリイミド樹脂組成物を得た。
得られたポジ型感光性ポリイミド樹脂組成物をSi基板上に膜厚が0.25μmとなるように塗布し、塗膜をKrF露光機を用いてパターンマスクを介して露光した。露光後の塗膜をアルカリ現像したところ、酷い順テーパー形状であり、かつ1μm以下のパターンを解像することができなかった。また、塗膜を300℃で熱硬化させた後、硬化膜の膜厚収縮率を測定したところ、10%以上の収縮が観測された。
[比較例5]
密着助剤(D)を使用しなかった以外は実施例11と同様にして固形分濃度が11質量%の感放射線性樹脂組成物を調製した。
得られた感放射線性樹脂組成物をSi基板上に膜厚が0.25μmとなるように塗布し、塗膜をKrF露光機を用いてパターンマスクを介して露光した。露光後の塗膜をアルカリ現像したところ、順テーパー形状であり、かつ0.18μmのパターンを解像することができた。また、塗膜を200℃で熱硬化させた後、硬化膜の膜厚収縮率を測定したところ、収縮率は10%以下であった。しかしながら、実施例11と同様にして密着性試験を実施したところ、硬化膜の剥れが見られた。
[比較例6]
架橋剤(C)を使用しなかった以外は実施例11と同様にして固形分濃度が11質量%の感放射線性樹脂組成物を調製した。
得られた感放射線性樹脂組成物をSi基板上に膜厚が0.25μmとなるように塗布し、塗膜をKrF露光機を用いてパターンマスクを介して露光した。露光後の塗膜をアルカリ現像したところ、順テーパー形状であり、かつ0.16μmのパターンを解像することができた。また、塗膜を200℃で熱硬化させた後、硬化膜の膜厚収縮率を測定したところ、収縮率は10%以下であった。しかしながら、実施例11と同様にして体積抵抗率を測定したところ、低い絶縁性を示し、マイグレーションが観察された。
図1は、体積抵抗率測定用メタルマスクの上面図である。 図2は、熱衝撃性評価用基材の断面図である。 図3は、熱衝撃性評価用基材の上面図である。
符号の説明
1 銅箔
2 基板
3 基材

Claims (7)

  1. (1)フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)、感放射線性酸発生剤(B)、架橋剤(C)、密着助剤(D)、および有機溶媒(E)を含有し、固形分濃度が7〜25質量%である絶縁膜形成用感放射線性樹脂組成物を基材上に塗布し、乾燥して膜厚200nm〜1000nmの塗膜を形成する工程、
    (2)前記塗膜をマスクを介して露光する工程、
    (3)露光後の塗膜を加熱する工程、
    (4)加熱後の塗膜を現像する工程、および
    (5)現像後の塗膜を加熱する工程
    を含むことを特徴とする絶縁膜の製造方法。
  2. 前記フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)がヒドロキシスチレンとその他のビニル単量体との共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁膜の製造方法
  3. 前記フェノール性水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂(A)のゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定したポリスチレン換算の重量平均分子量が10,000〜30,000であることを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁膜の製造方法
  4. 前記感放射線性酸発生剤(B)がヒドロキシル基含有オニウム塩であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の絶縁膜の製造方法
  5. 前記架橋剤(C)が、エポキシ化合物、イソシアネート化合物およびそのブロック化物、ならびに活性メチロール基の全部または一部をアルキルエーテル化した含窒素化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の絶縁膜の製造方法
  6. 前記密着助剤(D)がシランカップリング剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の絶縁膜の製造方法
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法により形成された絶縁膜。
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