JP2003303091A - 画像通信装置及び画像通信方法 - Google Patents

画像通信装置及び画像通信方法

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JP2003303091A
JP2003303091A JP2002109438A JP2002109438A JP2003303091A JP 2003303091 A JP2003303091 A JP 2003303091A JP 2002109438 A JP2002109438 A JP 2002109438A JP 2002109438 A JP2002109438 A JP 2002109438A JP 2003303091 A JP2003303091 A JP 2003303091A
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Yasuo Fukuda
康男 福田
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    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチメディア記述データ内に記述された各
グラフィックオブジェクトの重なり部分に対しては画像
データの送受信を行わず、通信量及び通信時間を削減さ
せる。 【解決手段】 画像通信装置202でマルチメディア記
述データ内に記述された各グラフィックオブジェクトの
重なりを判定し、他のグラフィックオブジェクトが重な
っていないと判定された画像については、画像データ全
体の全体画像リクエストを画像通信装置201に送信
し、他のグラフィックオブジェクトが重なっていると判
定された画像については、1個以上の部分画像を決定
し、決定された部分画像に対応する部分画像データリク
エストを画像通信装置201に送信する。そして、その
リクエストに応じて返信された全体画像データ若しくは
部分画像データを受信し、受信した全体画像データ若し
くは部分画像データを用いてマルチメディア記述データ
によって記述されたレイアウト画像を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、携
帯電話、PDA等の情報処理装置と、他のコンピュータ、
携帯電話、PDA、或いはプリンタにおける画像データを
含む画像通信システム、画像通信装置、画像通信方法、
プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】World Wide Webシステムで主に用いられ
るHTML(Hyper Text Markup Language)は、“<”と
“>”で囲まれたタグと文字データとからなるテキスト
データであるが、テキストと画像データを含むマルチメ
ディアドキュメントの記述を可能とし、インターネット
の普及とともに普及、発展してきた。
【0003】初期のHTMLは、単にテキストデータと画像
データを、ブラウザと呼ばれる表示プログラムの表示領
域に並べるものであったが、その後の普及に従い、より
複雑なレイアウト表現力を持つように拡張されてきた。
この拡張は、現在では、W3C(World Wide Web Consorti
um)によりスタイルシートとして整理され、例えばCSS
(Cascade Style Sheet)、XSL(Extensible Styleshee
t Language)といったスタイルシートに関する規格が存
在する。
【0004】このW3Cは、この他にも、HTMLをXML(Exte
nsible Markup Language)によって再定義したXHTMLも
規定している。
【0005】現在では、HTML/XHTML/XMLとスタイルシー
ト(例えばCSS)を組み合わせることにより、初期のHTM
Lでは表現し得なかったようなレイアウト、例えばフォ
ントデータを用いて視覚化した文字列、画像、矩形とい
ったグラフィックオブジェクトを重ね合わせる、といっ
たようなことが可能となっている。
【0006】また、W3Cでは、この他にもSMIL、SVGとい
ったような種々の規格を規定している。前者は主にプレ
ゼンテーションを目的としたマルチメディアドキュメン
トの記述方式で、特に時間軸方向に関する記述能力を持
つ。一方、後者は、ベクターグラフィックスの記述方式
であり、プリンタなどで使われているPDL(Page Descri
ption Language, ページ記述言語)とほぼ同様のより複
雑なレイアウトの記述能力を持っている。
【0007】ここで挙げた各記述方式によるデータはテ
キストデータ形式で記述されており、画像などの非テキ
ストデータに関してはその画像ファイルへの参照のみを
記述(Hyper Link)する。ブラウザは、例えばHTMLデー
タを表示する際に、まずHTMLデータを読み込み、タグを
解析してレイアウトを決定するとともに視覚化する。そ
のHTML中に画像などの非テキストデータへの参照が含ま
れていた場合は、HTMLの解釈後、若しくはそれと平行し
て、HTML中に含まれる参照に従って、参照されている画
像ファイル(或いはその他の非テキストデータ)のファ
イル全体を取得してそれを表示する。
【0008】この画像ファイルの転送は、HTMLや画像の
データへのHyper Linkで指定されたURL(Uniform Resou
rce Locator)に記述されたプロトコルに従って行われ
るが、最も一般的なのはHTTP(Hyper Text Transfer Pr
otocol)であろう。HTTPでは、クライアントが目的のフ
ァイルのサーバ上での仮想的なパス名及びファイル名を
指定し、サーバはクライアント指定の仮想パス名及びフ
ァイル名からファイル実体を特定し、そのファイル全体
をクライアントに送信する。
【0009】一方、画像がFlashpix画像フォーマット
(“Flashpix Specification 1.0”,I3A)の場合には、
その部分画像を通信する方式としてIIP(“Internet Im
agingProtocol version 1.06”, Digital Imaging Grou
p)というものが知られている。Flashpix画像フォーマ
ットは、画像を複数解像度(各解像度画像は、一つ上の
解像度画像の1/2の解像度という関係がある)で保持す
るとともに、各解像度画像を64画素×64画素のタイ
ルと呼ばれる部分画像として区切るとともに、各タイル
画像にアクセス可能な形式でファイル内に保持する。II
Pプロトコルは、HTTP上に実装されたプロトコルであ
り、目的のFlashpix画像ファイルに対するURLに加え
て、目的とする解像度画像と、その解像度画像での目的
の領域に対応するタイルのタイル識別子を送信すること
により、タイル単位で目的の部分画像を取得することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の欄で述べ
たように、現在のマルチメディアデータの記述方式で
は、グラフィックオブジェクトの上に他のグラフィック
オブジェクトが重なるような複雑なレイアウトが記述可
能である。この場合、下側にあるグラフィックオブジェ
クトの重なった部分のデータは結果として生成されるレ
イアウト結果に影響しない。下側のグラフィックオブジ
ェクトが画像である場合、最終的なレイアウトに寄与し
ない部分のデータをも、現在のHTTPプロトコルでは取得
することになるので、サーバ・クライアント間の回線速
度が低速であった場合や、或いは通信など課金される場
合などに、通信時間や通信料が本来必要である以上にか
かってしまい、好ましくないという問題がある。
【0011】そこで、マルチメディアデータ作成時に、
作成者が最終的なレイアウトを予測して予め画像を分割
して複数の画像データにして重なりのないレイアウトを
作成する方法も考えられるが、以下に述べるような問題
がある。 (1)現状のHTML/XHTML、スタイルシートの規格では、
仕様上曖昧で解釈者(例えばブラウザ)依存の部分があ
り、実際に目的の解釈者でレイアウトを決定した場合と
作成者の予測が合致しない場合がある。 (2)動的にレイアウトが変わる場合、例えば参照され
る画像データの大きさや、上側に重なるグラフィックオ
ブジェクトが毎回変わるといった場合や、或いは解釈者
側でグラフィックオブジェクトのレイアウトを動的に変
更できたりするような場合に矛盾が生じるという問題が
残る。
【0012】このようなグラフィックオブジェクトの重
なりに関する処理については、特開平8-251391号公報や
特開平10-21020号公報に記載の方法が知られている。前
者はページプリンタ等のPDL解釈時に画像データに対し
て重なりの判定を行い、画像オブジェクトの上に他のグ
ラフィックオブジェクトが重なる場合には画像を分割
し、他のグラフィックオブジェクトに覆い隠される部分
の画像データを削除して省メモリを実現するものであ
る。また、後者は他のグラフィックオブジェクトに完全
に覆い隠されるグラフィックオブジェクト命令を削除し
て後続する描画処理の負荷を削減するというものである
が、これらは何れも削減対象となるグラフィックオブジ
ェクトデータ(画像であれば画像データ)を受信した後
の処理であり、先に述べた通信時間の短縮には寄与しな
いものである。
【0013】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、マルチメディア記述データ内に記述され
た各グラフィックオブジェクトの重なり部分に対しては
画像データの送受信を行わず、通信量及び通信時間を削
減させた画像通信システム、画像通信装置、画像通信方
式、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像データへの外部参照を含むマルチメ
ディア記述データと、前記マルチメディア記述データで
参照される画像データを保持する第1の画像通信装置
と、第2の画像通信装置が通信路を介して通信を行う画
像通信システムであって、第1の画像通信装置は、画像
全体である全体画像データ若しくは部分画像に対応する
部分画像データのリクエストを受信し、該リクエストに
応じて要求された全体画像データ若しくは部分画像デー
タを送信する画像送信手段を有し、第2の画像通信装置
は、前記マルチメディア記述データ内に記述された各グ
ラフィックオブジェクトの重なりを判定する重なり判定
手段と、前記重なり判定手段により、他のグラフィック
オブジェクトが重なっていないと判定された画像につい
ては、画像データ全体の全体画像リクエストを前記第1
の画像通信装置に送信し、他のグラフィックオブジェク
トが重なっていると判定された画像については、1個以
上の部分画像を決定し、決定された部分画像に対応する
部分画像データのリクエストを前記第1の画像通信装置
に送信する送信手段と、前記リクエストに応じて返信さ
れた全体画像データ若しくは部分画像データを受信する
画像受信手段と、前記画像受信手段によって受信した全
体画像データ若しくは部分画像データを用いて前記マル
チメディア記述データによって記述されたレイアウト画
像を生成する画像生成手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】また、上記目的を達成するために、本発明
の画像通信装置は、マルチメディア記述データ内に記述
された各グラフィックオブジェクトの重なりを判定する
重なり判定手段と、前記重なり判定手段により、他のグ
ラフィックオブジェクトが重なっていないと判定された
画像については、画像データ全体の全体画像リクエスト
を画像記憶装置に送信し、他のグラフィックオブジェク
トが重なっていると判定された画像については、1個以
上の部分画像を決定し、決定された部分画像に対応する
部分画像データリクエストを前記画像記憶装置に送信す
る送信手段と、前記リクエストに応じて返信された全体
画像データ若しくは部分画像データを受信する画像受信
手段と、前記画像受信手段によって受信した全体画像デ
ータ若しくは部分画像データを用いて前記マルチメディ
ア記述データによって記述されたレイアウト画像を生成
する画像生成手段とを有することを特徴とする。
【0016】更に、上記目的を達成するために、本発明
の画像通信方法は、マルチメディア記述データ内に記述
された各グラフィックオブジェクトの重なりを判定する
重なり判定工程と、前記重なり判定工程により、他のグ
ラフィックオブジェクトが重なっていないと判定された
画像については、画像データ全体の全体画像リクエスト
を画像記憶装置に送信し、他のグラフィックオブジェク
トが重なっていると判定された画像については、1個以
上の部分画像を決定し、決定された部分画像に対応する
部分画像データリクエストを前記画像記憶装置に送信す
る送信工程と、前記リクエストに応じて返信された全体
画像データ若しくは部分画像データを受信する画像受信
工程と、前記画像受信工程によって受信した全体画像デ
ータ若しくは部分画像データを用いて前記マルチメディ
ア記述データによって記述されたレイアウト画像を生成
する画像生成工程とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0018】[第1の実施形態]図1は、画像通信シス
テムを構成する画像通信装置の構成を示すブロック図で
ある。図1に示す入力部101は、ユーザからの指示
や、データを入力する装置であり、キーボードやポイン
ティング装置を含む。尚、ポインティング装置として
は、マウス、トラックボール、トラックパッド、タブレ
ット等が挙げられる。また、この装置を、例えば公知の
デジタルカメラに適用した場合には、ボタンやモードダ
イヤル等で構成されるものであっても良い。
【0019】記憶部102は、データを保持する部分
で、通常はハードディスク、フレキシブルディスク、C
D−ROMやCD−R、メモリーカード、CFカード、
スマートメディア、SDカード、メモリスティック等で
構成される。また、記憶部102にプログラムやその他
のデータを保存することも可能である。
【0020】通信部107は、モデムによる一般回線と
の間の通信やLANのようなネットワークとの間の通信
を制御する部分である。尚、通信方式は任意であって公
知のUSB、IEEE1284、IEEE1394などの有線による通信方
式であっても良いし、或いは赤外線、IEEE802.11b、IEE
E802.11a、Bluetoothなどの無線の通信方式であっても
良い。通信部107はこれらの通信路制御装置部分であ
る。
【0021】表示部103は、GUI(グラフィックユー
ザインターフェース)などの画像を表示する装置で、一
般的にはCRTや液晶ディスプレイなどが用いられる。
また、ケーブルなどで接続された装置外部のディスプレ
イ装置であっても構わない。或いは、公知の印字装置を
用いて構成するようにしても良い。
【0022】CPU104は本装置全体を制御するもの
であり、上述した各部の処理の全てに関わる。ROM1
05とRAM106は、処理に必要なプログラム、デー
タ、作業領域などをCPU104に提供する。また、後
述する処理に必要な制御プログラムは、記憶部102に
格納されているか、或いはROM105に格納されてい
る場合は、一旦RAM106に読み込まれてから実行さ
れる。
【0023】画像処理部108は、例えば画像の圧縮・
伸長処理や、或いは画像の補正処理を行う。これらの画
像処理は、ROM105や記憶部102内部に格納され
たプログラムをCPU104が実行することにより実現
するのであっても良い。その場合、画像処理部108は
省略できる。また、CPU104と画像処理部108が
協調して画像処理を実現するように構成しても良い。
【0024】また、図示しないが、更に公知のCCDな
どの画像入力手段を設けて、画像を入力して記憶部10
2に蓄える、というように構成しても良い。
【0025】尚、システム構成については、上記以外に
も、様々な構成要素が存在するが、本発明の主眼ではな
いので、その説明は省略する。
【0026】次に、第1の実施形態における画像通信シ
ステムの構成及び動作について説明する。
【0027】図2は、第1の実施形態における画像通信
システムの構成例を示す図である。図2では、画像通信
装置201と画像通信装置202とが通信路210を介
して接続されている。ここで、画像通信装置201及び
202は図1に示したような構成である。
【0028】尚、第1の実施形態では、画像通信装置2
01がサーバ装置(以後「サーバ」とも呼ぶ)で、画像
通信装置202がクライアント装置(以後「クライアン
ト」とも呼ぶ)であってユーザが操作する場合を例に説
明する。
【0029】また、説明を簡単化するために、以下のよ
うな条件を設けて説明を行うものとする。 ・マルチメディアデータ記述形式はHTMLとCSSである。 ・サーバ201では、httpリクエストを受信するための
httpサーバプログラムが動作しており、クライアント2
02からのhttpリクエストに応じることができる。 ・サーバ201では、更にクライアント202からの部
分画像の要求を受け取り解釈し、指定された画像より部
分画像を生成することができ、それをクライアント20
2に返すことができる。詳しくは後述する。 ・クライアント202では、サーバ201に部分画像の
要求を送信することができ、その結果サーバ201が返
してきた部分画像を受信してレイアウトすることができ
る。尚、詳しくは更に後述する。
【0030】クライアント201は、マルチメディアデ
ータの記述形式であるHTMLの受信、解釈、表示を行うHT
ML解釈器プログラム(ブラウザ)が動作している(不図
示)。この状態で、ユーザがブラウザプログラムにサー
バ201の持つ目的のマルチメディアコンテンツを指示
するURLを入力する。ブラウザプログラムはユーザが指
示したURLに基づいてサーバ201に対してHTTPリクエ
ストを送信する。
【0031】サーバ201は、図1に示したRAM10
6や記憶部102で構成される記憶装置203を持って
おり、記憶装置203にはpic1.jpgで識別される画像デ
ータ204、pic2.jpgで識別される画像データ205、
/path/to/data.htmlで識別されるHTMLデータ206を保
持している。また、不図示のHTTPサーバプログラムが動
作している。
【0032】図3は、記憶装置203に保持されるHTML
データの一例を示す図である。図3に示すHTMLデータ3
01では、説明の便利のために行頭に行番号を付与して
いるが、実際のHTMLデータではこの行番号は不要であ
る。HTMLデータ301の構造は、以下のようになってい
る。 ・1行目 :HTML文書の開始を表す<html>タグ ・2行目 :HTML文書のヘッダ部の開始を示す<head>
タグ ・3行目 :HTML文書のタイトルとそれを示す<title
>タグ ・4行目〜19行目:スタイルシートデータ部 ・20行目:HTML文書のヘッダ部の終了を示す</head
>タグ ・21行目:HTML文書のボディ部の開始を示す<body>
タグ ・22行目:画像データの埋め込みを表す<img>タグ ・23行目:画像データの埋め込みを表す<img>タグ ・24行目:HTML文書のボディ部の終了を示す</body
>タグ ・25行目:HTML文書の終了を表す</html>タグ 次に、このHTMLデータ301の22,23行目の画像デ
ータの埋め込みを表す<img>タグについて説明する。 ・22行目の<img>タグは、属性(attribute)とし
て、 *class=“pic1”は、後述するスタイルシートでclass
属性値がpic1であるものを適用することを指示してい
る。 *src=“pic1.jpg”は、このタグによりpic1.jpgという
ファイルを参照していることを示している。 *width=“160”、height=“120”はそれぞれ、このタ
グによって参照している画像、即ち、src属性で指定し
たpic1.jpgの画像サイズが、幅160画素、高さ120画素で
あることを示している。 ・23行目の<img>タグは、属性(attribute)とし
て、 *class=“pic2”は、後述するスタイルシートでclass
属性値がpic2であるものを適用することを指示してい
る。 *src=“pic2.jpg”は、このタグによりpic2.jpgという
ファイルを参照していることを示している。 *width=“160”、height=“120”はそれぞれ、このタ
グによって参照している画像、即ち、src属性で指定し
たpic2.jpgの画像サイズが、幅160画素、高さ120画素で
あることを示している。
【0033】更に、4行目〜19行目のスタイルシート
部について説明する。
【0034】このスタイルシート部には、3つの規則集
合が記述されている。即ち、3つの規則集合とは、5〜
8行目、9〜13行目、14〜18行目にそれぞれ書か
れている。 ・5〜8行目の規則集合:(以下、rule set 1) 5行目にある"IMG"は、後続する"{"(5行目)から"}"
(8行目)に書かれている規則を、<body>タグ以降のH
TMLデータの<img>タグに適用することを示している。
6行目は<img>タグで参照した画像を、幅4インチ(6行
目の "width :4in;")、高さ3インチ(7行目の"height
: 3in;")の矩形領域としてレイアウトすることを指示
している。 ・9〜13行目の規則集合:(以下、rule set 2) 9行目にある“IMG.pic1”は、後続する“{”(10行
目)から“}”(13行目)までに書かれている規則
を、HTMLの<img>タグのうち、class属性がpic1である
ものに適用することを示している。続く10行目は<im
g>タグで参照した画像の位置を、親要素となるタグか
らの領域に対する絶対位置で配置を指定することを宣言
している。更に11行目、12行目で、親要素となるタ
グに対して、上に1インチ(12行目の“top : 1i
n;”)、左に1インチ(11行目の“left: 1in;”)あ
けた位置であることを指示している。 ・14〜18行目の規則集合:(以下、rule set 3) 14行目にある“IMG.pic1”は、後続する“{”(14
行目)から“}”(18行目)までに書かれている規則
を、HTMLの<img>タグのうち、class属性がpic2である
ものに適用することを示している。続く15行目は<im
g>タグで参照した画像の位置を、親要素となるタグか
らの領域に対する絶対位置で配置を指定することを宣言
している。更に16行目、17行目で、親要素となるタ
グに対して、上に2インチ(17行目の“top : 2i
n;”)、左に2インチ(16行目の“left : 2in;”)
あけた位置であることを指示している。
【0035】従って、22行目の<img>タグで参照さ
れる画像、即ち、pic1.jpgのレイアウトにはrule set 1
とrule set 2が適用され、23行目の<img>タグで参
照される画像のpic2.jpgのレイアウトにはrule set 1と
rule set 3が適用される。その結果、pic1.jpg, pic2.j
pgはそれぞれ、 ・ pic1.jpg:160×120画素の画像を、4インチ×3イ
ンチの大きさで、親要素(<body>タグ)より下1イン
チ、右1インチの位置にレイアウトされる。 ・ pic2.jpg:160×120画素の画像を、4インチ×3イ
ンチの大きさで、親要素(<body>タグ)より下2イン
チ、右2インチの位置にレイアウトされる。
【0036】図4は、HTMLデータ301のレイアウト例
を示す図である。図4に示す401はブラウザの表示領
域、402はpic1.jpgの占める矩形領域、403はpic
2.jpgの占める矩形領域を示している。図4に示す例で
は、pic1.jpgの一部がpic2.jpgの下に配置されるように
レイアウトされている。この例は、HTMLデータ301で
pic1.jpgを参照する<img>タグがpic2.jpgを参照する
<img>タグの前に記述されているので、pic1.jpgを先
に描画して次にpic2.jpgを描画する、という手順で処理
を行った場合の例であり、HTML解釈器(ブラウザ等)の
実装次第ではこれと逆にpic2.jpgの一部がpic1.jpgに覆
い隠されるように描画する可能性もある。
【0037】これを避けるためには、例えば各<img>
タグにz-index属性を明示的に指定する方法も考えられ
るが、z-index属性は必須の属性ではないので、指定さ
れない場合に曖昧性が残る場合がある。また、HTMLのレ
イアウトに関してはこの他にもHTML解釈器依存の部分や
暗黙値による曖昧な点があり、最終的なレイアウト結果
に関しては目的のHTML解釈器が対象のHTMLデータを解釈
するまでわからない。
【0038】第1の実施形態では、クライアント202
で動作するブラウザが、図3に示すHTMLデータ301を
解釈して、図4で示したようなレイアウトを決定すると
して説明する。
【0039】図5は、レイアウトの結果、必要な画像領
域とその矩形分割例を示す図である。図5に示す501
は、図4に示した矩形領域402のうち、矩形領域40
3によって覆い隠されない部分を示している。図5にお
いて、502及び503は、501を矩形になるように
分割した例を表す図である。この分割は、分割結果の全
領域が矩形領域であれば、他の形に分割しても良い。ま
た、図5に示す501の場合、502,503への分割
例で示すように2分割だけで全ての領域が矩形領域とな
るが、分割数を必要最小限に限る必要はなく、更に細か
く矩形分割しても良い。
【0040】図6は、図5の矩形領域502と503を
図4の402の代わりに使って図4と同じレイアウトを
作成した状態を表す図である。このように、矩形に分割
したものを代わりに使ってレイアウトを作成することが
できる。
【0041】次に、矩形領域502と503を表示する
のに必要な、pic1.jpgでの部分領域の大きさ、位置の算
出方法について説明する。
【0042】図7は、画像pic1.jpgの元々のレイアウト
領域402と、領域502,503の大きさ及び位置と
の関係を示す図である。領域402は4インチ×3イン
チであり、それに対応する画像pic1.jpgは160×12
0画素である。
【0043】従って、領域502,503に対応する画
像pic1.jpgの部分領域の大きさは、以下のようになる。 ・領域502 *幅:160画素 *高さ:120画素×(1インチ/3インチ)=40画
素 ・領域503 *幅:160画素×(1インチ/4インチ)=40画素 *高さ:120画素×(2インチ/3インチ)=80画
素 更に、pic1.jpgの左上の点を原点(0,0)として、画素
単位で水平方向右向きにx座標、垂直方向下向きにy座
標を規定した座標系で402,502,503を表した
ものが図8である。即ち、図8に示す領域502,50
3はそれぞれ、以下のように対応する。 ・領域502:pic1.jpgの(0,0)を左上の頂点とし、
(160,40)を右下の頂点とする矩形領域 ・領域503:pic1.jpgの(0,40)を左上の頂点とし、
(40,120)を右下の頂点とする矩形領域 次に、第1の実施形態における画像通信システムの画像
通信装置202(クライアント202)で動作するHTML
解釈器プログラム(ブラウザ)の処理について説明す
る。
【0044】図9は、クライアント202の処理を示す
フローチャートである。まず、ユーザはクライアント2
02の入力部101を操作し、所望のHTMLデータを表す
URLを入力し、ブラウザプログラムに処理の開始を指示
する(ステップS901)。一方、ブラウザプログラム
は指定されたHTMLデータを表すURLに基づき、非画像デ
ータ受信処理を行う(ステップS902)。
【0045】図10は、図9の非画像データ受信処理を
示すフローチャートである。非画像データ受信処理で
は、まずステップS1001において、データ中の外部
参照を格納するための2つのデータ、即ち、非画像リス
トNと画像リストIを空にして初期化する。この処理
は、HTMLデータやCSSデータを解析して得られる外部参
照を格納するリスト変数で、画像への参照と、画像以外
への参照とに分類して格納するために、2つのリスト変
数を用いる。
【0046】次に、ステップS1002では、上述のス
テップS901でユーザが指定したURLからリクエスト
を作成してサーバ201に送信する。
【0047】図11は、クライアント及びサーバ間の通
信手順を説明する図である。本実施形態では、TCP/IPに
よる接続を通信路上に構築し、予め定められたhttpサー
ビスのポート(例えば80番など)を介してサーバ20
1に接続して、所望のデータ(HTMLデータなど)を要求
するリクエスト1101を送信する。このリクエスト1
101は、“GET”(コマンド)、“/path/to/data.htm
l”(データのパスと識別子)、“HTTP/1.0”(プロト
コルのバージョン)からなる。
【0048】サーバ201は、クライアント202から
送られてきたリクエスト1101を解析し、要求された
データをレスポンス1102としてクライアント202
に返す。このレスポンス1102は、データの型を表す
MIME-Typeと、実際のデータを接合したものからなる。
尚、サーバ201側での処理は更に後述する。
【0049】図10に戻り、ステップS1003におい
て、クライアント202は、サーバ201からのレスポ
ンス1102を受け取る。クライアント202が受け取
ったレスポンスデータ1102は、クライアント202
内部のRAM106や記憶部102に保存される。本実
施形態では、クライアント202は図3に示したHTMLデ
ータ301を含むレスポンス1102を受け取ったもの
として説明を行う。
【0050】次に、クライアント202はサーバ201
のレスポンスのデータ部分を参照し、データの解釈を行
う(ステップS1004)。例えば、データがHTMLデー
タである場合は、タグを一つ読み込み、その解釈を行
う。データの解釈を行うことにより、他のHTML(フレー
ム機能など)、外部参照CSS、画像データ、音声データ
等、他データへの参照が含まれているかどうかが判定で
きる。
【0051】続くステップS1005では、ステップS
1004の解釈の結果に応じて外部参照があるかどうか
で処理を分岐する。ここで外部参照がなかった場合は、
処理はステップS1009へ進み、外部参照があった場
合にはステップS1006へ進む。
【0052】このステップS1006では、外部参照が
画像であるかどうかを判定し、処理を分岐する。参照し
ているデータが画像であるかどうかは、どのHTMLのどの
タグのどの属性で参照されているか、あるいはCSSでど
の要素で指定されているか、ということで判定できる。
例えば、以下の属性、要素などは画像データへの参照で
あると判定できる。 ・<img>タグのsrc属性、lowsrc属性 ・<body>タグなどのbackground属性 ・CSSの、background-image:要素 尚、リンク先のファイルの拡張子を参照して、JPG、GI
F、PNG等の画像と思われる拡張子であれば、画像として
判定し、そうでない場合には非画像として判定しても良
い。
【0053】ここで、参照しているデータが画像である
場合はステップS1007へ進み、その参照を画像リス
トIに追加する。また、画像と判定されなかった場合は
ステップS1008へ進み、その参照を非画像リストN
に追加する。
【0054】次に、ステップS1009では、現在注目
しているデータが終了したかどうかを判定する。これ
は、注目しているデータがHTMLである場合、</html>
というタグを見つけた場合、ここでデータの終了として
良く、或いはデータを格納したファイルの終了(EOF)
を検知して終了としても良い。また、データが終了して
いない場合にはステップS1004に戻り、上述の処理
を繰り返す。
【0055】一方、上述のステップS1009でデータ
の終了であればステップS1010へ進み、非画像リス
トNが空かどうかの判定を行う。ここで、非画像リスト
Nが空の場合、最初にユーザが指示したHTMLデータを表
示するのに必要なデータは、画像を除いてその他は全て
完了したことになり、処理を終了する。また、非画像リ
ストNが空でなかった場合にはステップS1011へ進
み、非画像リストNより、参照を一つ取り出してリスト
より削除し、その参照を元に、ステップS1002と同
様にしてサーバ201にリクエストを送信する。続く、
ステップS1012では、ステップS1003と同様
に、サーバ201からレスポンス1102を受け取り、
データをRAM106や記憶部102に保存して上述の
ステップS1004に戻り、非画像リストNが空になる
まで上述の処理を繰り返す。
【0056】図10で示した処理の結果として、ユーザ
指定のHTMLデータ表示するのに必要なデータは画像を除
いて全て受信され、RAM106や記憶部102に保持
され、一方、画像データへの参照は画像リストIに格納
される。
【0057】ここで図9に戻り、以上説明したステップ
S902の非画像データ受信処理の後、ステップS90
3では、ステップS902で受信し保持した非画像デー
タを用いてHTMLデータのレイアウトを決定する。この
時、画像データはクライアント202内部にないが、図
3のHTMLデータ301のように、スタイルシート部分で
領域が指定されていれば、レイアウトを決定することは
可能である。
【0058】次に、ステップS9004において、ユー
ザの指定したHTMLデータに外部参照の画像があるかどう
かを判定する。これは図10の説明で用いた画像リスト
Iが空かどうかを判定すれば良い。ここで、画像リスト
Iが空の場合、ユーザ指定のHTMLデータは画像を含まな
いのでステップS910へ進む。
【0059】また、画像リストIが空でない場合にはス
テップS906へ進み、画像部分の重なり判定を行う。
この処理は、各画像リストIに格納されている参照が指
す各画像データの位置をステップS903で決定したレ
イアウトに基づき、他のグラフィックオブジェクトとの
重なり判定を行う。重なり判定は公知の任意の方式であ
って構わないが、簡単には各グラフィックオブジェクト
に外接する矩形を仮定して、その位置と大きさ、描画順
序から判定すれば良い。
【0060】ステップS905で、画像の上に他のオブ
ジェクトがなく重なりがないと判定された場合にはステ
ップS907へ進むが、重なりがあると判定された場合
にはステップS906へ進み、画像分割処理を行う。
【0061】図12は、図9の画像分割処理を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS1201におい
て、矩形分割した部分画像領域を格納するためのリスト
変数、部分画像リストPを空にして初期化する。この部
分画像リストPには、1件の部分画像につき、以下の識
別子と情報が対となって格納される。・分割前の画像の
識別子(ファイル名)・矩形領域を表す情報(座標値な
ど)次に、ステップS1202において、図4〜図8を
用いて既に説明したように、重なりの下側の画像のう
ち、重ならない部分を検出し、その領域を矩形に分割す
る。
【0062】本実施形態では、図3に示すHTMLデータに
対して、図4〜図8で既に説明したような処理により部
分領域502,503の領域として、以下の矩形領域を
得て、これらの領域に関する情報を部分画像リストPに
追加する。 ・領域502:pic1.jpgの(0,0)を左上の頂点とし、
(160,40)を右下の頂点とする矩形領域 ・領域503:pic1.jpgの(0,40)を左上の頂点とし、
(40,120)を右下の頂点とする矩形領域 そして、ステップS1203において、部分画像リスト
Pより部分画像の情報を1件取り出してリストより削除
し、取り出した部分画像情報に対応するリクエストを生
成してサーバ201に送信する。尚、リクエストの形式
は、画像を指すpic1.jpg、矩形領域の大きさを表す情報
を含むものであれば任意のものであって良いが、本実施
形態では、図8で示した座標系における、矩形領域の左
上の点の座標値と右下の点の座標値を含めるものとす
る。
【0063】具体的には、領域502に対しては、 “GET pic1.jpg?left=0&top=0&bottom=40&right=160 HT
TP/1.0” また、領域503に対しては、 “GET pic1.jpg?left=0&top=40&bottom=120&right=40 H
TTP/1.0” というように、ファイル名の後に“?”を付与し、“キ
ーワード=値”というデータを“&”で連結した形のリク
エストを生成し、サーバ201に送信するものとする。
【0064】この他にも、矩形領域の頂点1つの座標
と、幅と高さという情報を送信しても本発明の意図する
ところと同じである。また、図8で示した座標系を画像
の幅、高さのどちらか一つを用いて正規化した座標系
や、或いは水平方向と垂直方向を独立してそれぞれ画像
の幅と高さで正規化した座標系として、その座標値を用
いても本発明の意図するところと同じである。
【0065】ここで、サーバ201はこのリクエストを
受け取って解釈し、その部分領域に対応する画像データ
を取り出してクライアント202に返す。尚、サーバ2
01側の処理については更に後述する。
【0066】一方、クライアント202は、サーバ20
1から返送されたレスポンスの部分画像データを受信
し、RAM106や記憶部102に保存する(ステップ
S1204)。そして、ステップS1205において、
部分画像リストPが空かどうかを判定する。ここで、部
分リストPが空であれば、矩形分割した全ての部分画像
データを受信したので、この処理を終了する。また、部
分リストPが空でない場合にはステップS1203に戻
り、残りの矩形領域に対するリクエストをサーバ201
に送信する。
【0067】ここで、再び図9に戻る。図9に示すステ
ップS907,S908での画像を分割せずに全て受信
する必要がある場合の処理であるが、それぞれ図10に
示すステップS1002,S1003或いはS101
1,S1012で説明したように、サーバ201に対し
てリクエストを送信してサーバ201からレスポンスを
受け取り、データをRAM106や記憶部102に格納
する処理であり、説明は割愛する。
【0068】次に、ステップS909において、全ての
画像について処理を行ったかどうかを判定する。この処
理は、図10に示す画像リストIが空であるかどうかを
判断する処理である。ここで、画像リストIが空の場
合、全ての画像について処理が終わったので、ステップ
S910へ進むが、画像リストIが空でなかった場合に
はステップS905に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0069】ステップS910では、これまでの処理で
受信したデータを用いてレイアウトを作成して表示す
る。例えば、図3に示したHTMLデータ301を解釈した
場合、図6で示したようなレイアウトが作成され、クラ
イアント202の表示部103に表示され、ユーザに提
示される。
【0070】次に、クライアント202からのリクエス
トに対してレスポンスを返すサーバ201側での処理に
ついて説明する。
【0071】図13は、サーバ201側の処理を示すフ
ローチャートである。まずステップS1301におい
て、クライアント202からのリクエストを待つループ
であり、クライアント202よりリクエストが到着する
とステップS1302へ進み、クライアント202から
送信されてきたリクエストを解析する。
【0072】本実施形態の場合、リクエストは、 ・コマンド(“GET”) ・データに関する情報(データのパスと識別子、或いは
データのパスと識別子と部分領域情報) ・プロトコル(“HTTP/1.0”) からなるので、これらをリクエストデータから切り出
す。更に、データに関する情報の文字列を走査し、文字
列の先頭方向から“?”を探す。“?”が見つかった場
合、“?”の前の部分をファイル名として保持し、“?”
以降の部分を部分領域情報として格納する。また、
“?”が見つからなかった場合は、データに関する情報
の文字列そのものをファイル名として保持する。
【0073】具体的に例を挙げると、 ・“GET pic1.jpg?left=0&top=0&bottom=40&right=160
HTTP/1.0”の場合、 *コマンド:“GET” *データに関する情報:“pic1.jpg?left=0&top=0&bott
om=40&right=160” *ファイル名:“pic1.jpg” *部分領域情報:“left=0&top=0&bottom=40&right=16
0” *プロトコル:“HTTP/1.0” となる。 ・“GET pic2.jpg HTTP/1.0”の場合、 *コマンド:“GET” *データに関する情報:“pic2.jpg” *ファイル名:“pic2.jpg” *部分領域情報:“” *プロトコル:“HTTP/1.0” となる。
【0074】次に、ステップS1303では、ステップ
S1302で得たファイル名の情報に基づき、RAM1
06や記憶部102に保存してあるデータを検索する。
もし、ファイル名で指定されたデータファイルが見つか
らなかった場合はステップS1304からステップS1
308へ進み、所定のエラー処理を実行する。
【0075】また、指定されたデータファイルが見つか
った場合にはステップS1305へ進み、ユーザのリク
エストが部分画像要求かどうかの判定を行う。この処理
は、ステップS1302で切り出したファイル名の情報
と、部分領域情報の有無とによって判定し、ユーザが指
定したデータが画像データであり、かつ部分画像領域情
報がある場合にステップS1305での判定は真とな
り、ステップS1306へ進む。また、ユーザが指定し
たデータが画像データでないか、或いは部分領域情報が
ない(空文字列)の場合はステップS1305での判定
は偽となり、そのままステップS1307へ進む。
【0076】尚、要求されたデータが画像であるかどう
かという判定のためには、ファイルの拡張子を参照し、
“.jpg”、“.gif”等、画像を表す拡張子であるかどう
かで判断すれば良い。これは、例えば公知のApacheとい
うhttpサーバプログラムでもファイルの拡張子からファ
イルの種類を決定しているので妥当であろう。或いは、
この他に公知のデータベース手段を設け、各ファイルと
その種類の対応を保持しておき、それを参照するのでも
良い。
【0077】次に、ステップS1306では、ユーザの
指示に応じて部分画像を生成する。ステップS1302
で得た部分領域情報に基づき、ステップS1303で検
索した画像データより部分画像を得るために画像データ
を読み込みクリッピング処理を行う。先の例の、 ・“GET pic1.jpg?left=0&top=0&bottom=40&right=160
HTTP/1.0”の場合、 *コマンド:“GET” *データに関する情報:“pic1.jpg?left=0&top=0&bott
om=40&right=160” *ファイル名:“pic1.jpg” *部分領域情報:“left=0&top=0&bottom=40&right=16
0” *プロトコル:“HTTP/1.0” まず、部分領域情報の文字列“pic1.jpg?left=0&top=0&
bottom=40&right=160”を走査する。この処理では、
“&”を区切り記号として、4つのキーワードと値の
対、即ち、 ・left=0 ・top=0 ・bottom=40 ・right=160 を得る。これらのキーワードと値の対より、図8に示す
領域502の指定を認識し、pic1.jpgが指す画像データ
(JPEG画像データ)を復号して読み込み、該当部分を切
り出し、切り出した部分画像領域をクライアントが識別
可能な形式でRAM106若しくは保存部102に保持
する。本例では、例えば公知のJPEG符号化方式で符号化
するものとする。画像切り出し処理、JPEG符号化方式は
公知の方式で良い。
【0078】次に、ステップS1307において、クラ
イアント202に対するレスポンスデータを生成する。
レスポンスデータは、図11の1102のように、デー
タの前にMIME-Typeを付与したものであるが、クライア
ント202からのリクエストが部分画像要求でなかった
場合には、ファイル名の拡張子より、部分画像要求の場
合には、ステップS1306で保持した部分画像データ
のデータ形式により、決定できる。例えば、ステップS
1306で説明した例では、JPEG符号化方式で符号化し
てあるので、MIME-Typeは、image/jpegとなる。このMIM
E-Typeと、ステップS1303で読み出したデータ、或
いはステップS1305で生成した部分画像データを接
合してレスポンスを生成し、続くステップS1309に
おいて、クライアント202に返す。そして、ステップ
S1301に戻り、クライアント202からの次のリク
エストを待つ。
【0079】以上説明した実施形態によれば、画像の表
示に影響する部分のみを送受信することにより、通信量
の削減を図ることができる。これは、通信路210が低
速な場合や画像データのデータ量が非常に大きな場合に
速度の向上が図れる。また、通信路210の接続時間や
データ流通量に対して課金が行われるような場合に、料
金の削減を図ることができるという利得もある。更に、
クライアントが表示のために保存するデータ量も削減で
きるので、クライアントのRAMや外部記憶装置の容量
に制限があるような場合に好適となる、という利得もあ
る。
【0080】上述した実施形態では、画像の上に1つの
グラフィックオブジェクトが重なる場合について説明し
たが、画像の上に複数のグラフィックオブジェクトが重
なる場合にも容易に適用可能なのは自明である。
【0081】また更に、他のグラフィックオブジェクト
との重なりによって完全に隠されてしまう画像について
は、0個の部分画像リクエスト、即ち部分画像リクエス
トを送信しない、というように構成することも可能であ
ることは自明である。
【0082】上述した実施形態では、マルチメディアデ
ータの記述形式をHTMLとCSSであるとして説明を行った
が、一般的にはグラフィックオブジェクトの一部が重畳
するようなレイアウトの記述が可能で、かつ画像データ
を外部参照として持つような他のマルチメディアデータ
の記述形式も適用可能である。従って、XHTML、XML、SM
IL(Synchronized Multimedia Integration Language,
W3c Recommendation)、SVG(Scalable Vector Graphic
s 1.0 Specification, W3C Recommendation)などにCSS
やXSLなどのスタイルシートを組み合わせたデータ、ま
た画像データを外部参照可能なページ記述言語などにも
適用できるのは自明である。
【0083】上述した実施形態では、データ通信方式と
してhttpプロトコルを例にして説明したが、クライアン
トが指示するデータの識別子をサーバに送信可能で、そ
れに対するサーバの応答データをクライアントに送信可
能であれば任意のプロトコル上で同様に実現できる。従
って、例えばFTP(File Transfer Protocol)、OBEX(I
rDA Object Exchange Protocol)など他のプロトコルで
あっても良い。例えば、FTPの場合は、画像領域に関す
る情報の送信にはHTTPの場合と同様に行うとともに、サ
ーバ側でそれを認識すれば良い。OBEXの場合は、画像領
域情報を格納する領域をヘッダとして予め定めておき、
そのヘッダ領域に画像領域情報を記述しても良いし、或
いはリクエストのBodyに記述しても良い。
【0084】また、URLに記述されているプロトコルを
他のプロトコルにマップすることも可能である。例え
ば、HTMLデータ中にある外部データへの参照がhttpによ
る参照であると判定された場合にも、クライアントが予
め定めておいた他のプロトコル、例えばOBEXに変換し、
サーバとクライアント間の通信をOBEXで行うということ
も可能である。
【0085】[第2の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0086】以下では、第1の実施形態と異なる部分の
みを説明する。第1の実施形態では、ユーザが画像通信
装置202を操作して画像通信装置201よりHTMLデー
タを取得することをトリガとして処理を開始したが、ユ
ーザが操作するのが画像通信装置2001で、ユーザが
指定したHTMLデータを画像通信装置202に送信し、そ
れをトリガとして処理を開始するように構成しても良
い。
【0087】図14は、画像通信装置201でのデータ
送信処理を示すフローチャートである。ユーザは情報通
信装置201の入力部101を操作し、画像通信装置2
02に送信するHTMLデータを選択する(ステップS14
01)。選択方法としては、例えばファイルの一覧を画
像通信装置201の表示部103に提示して、ユーザに
選択させるのでも良いし、或いはユーザが入力部101
を用いて送信するHTMLデータ206を表す識別子(例え
ば/path/to/data.htmlなど)を入力するようにしても良
い。
【0088】次に、ステップS1402において、ステ
ップS1401でユーザが指定したデータを送信する。
ここで、送信方式はhttpプロトコルによるものでも良い
が、その他FTPやOBEXなどの方式であっても良い。更に
は、通信路210がシリアル通信、パラレル通信、若し
くはそのエミュレーションが可能な場合にはその手順に
従って転送されるのでも良い。尚、ステップS1402
における転送方式は、第1の実施形態で説明した非画像
データ、或いは画像データ、部分画像データの通信プロ
トコルと同一である必要はない。
【0089】図15は、画像通信装置202側での処理
を示すフローチャートである。尚、この処理は、ステッ
プS1501,S1502が第1の実施形態における図
9に示したステップS901,S902と異なるだけで
あるため、他の処理については図9と同じ符号を付与
し、説明を省略する。
【0090】まず、ステップS1501において、画像
通信装置201が送信してきたHTMLデータを受信し、R
AM106又は記憶部102に保存する。次に、ステッ
プS1502では、基本的には第1の実施形態のステッ
プS902と同様に、図10に示した処理に従って処理
を行う。但し、第2の実施形態では、図10に示したス
テップS1002、S1003の処理は不要なので、省
略する点が第1の実施形態と異なる。
【0091】この第2の実施形態は、例えば画像通信装
置202がプリンタ装置(この場合、図1の表示部10
3は、公知の印字装置で構成される)で、ユーザが操作
する画像通信装置201からHTMLデータで記述されたド
キュメントの印刷要求を送る、というような場合に好適
である。
【0092】[第3の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
【0093】以下では、第1、第2の実施形態と異なる
部分のみ説明を行う。第1、第2の実施形態では、レイ
アウトに必要な領域のみを取得するように構成した例を
示したが、第3の実施形態によるシステムでは、必ずし
もそのように構成する必要はない。また、第1、第2の
実施形態では、分割数が最小になるような分割を行う例
を示したが、第3の実施形態によるシステムでは必ずし
もそのように構成する必要はない。
【0094】例えば、公知のFlashpix画像フォーマット
(“Flashpix Specification 1.0”, I3A)は、同一内
容の画像を複数解像度に保持するとともに、各解像度画
像を64画素×64画素のタイル状に分割して保持し、
タイル単位での部分画像データアクセスを可能としてい
る。
【0095】図16は、第3の実施形態におけるタイル
分割を表す図である。図16では、画像1600が複数
のタイル1601〜1635に分割されている状態を表
している。
【0096】図17は、第1の実施形態で用いたHTMLデ
ータ301によるレイアウトで、画像402のうち、画
像403によって覆い隠されていない部分(図4)、即
ち、図5の領域501を図16と重ね合わせたものであ
る。
【0097】従って、図4において、下側にある画像4
02が図16に示すように、複数のタイル1601〜1
635に分割されている場合、図18に示すように、タ
イル1601〜1607、タイル1608〜1614、
タイル1615,1616、タイル1622,162
3、タイル1629,1630があれば良く、その他の
タイル1617〜1621、タイル1624〜162
8、タイル1631〜1635の部分の通信を省くこと
ができることがわかる。
【0098】また、特に画像1600がFlashpixフォー
マットである場合は、画像通信装置201と画像通信装
置202間の部分画像データ取得の通信手順に、公知の
IIP(“Internet Imaging Protocol version 1.06”, D
igital Imaging Group)を適用することも可能である。
【0099】このIIPでは、Flashpixのタイル単位の画
像を送受信する他に最大解像度画像の幅と高さといった
情報を通信することが可能である。従って、図9のステ
ップS903におけるレイアウト決定処理において、II
Pを使用して画像の幅と高さを得るリクエストを送信
し、サーバからの応答を参照してこれらの値を得る処理
を追加することにより、図3のHTMLデータ301におけ
る<img>タグ中のwidthやheight属性が省略されている
場合にも適用できる。
【0100】図19は、IIPによるリクエスト及びレス
ポンスの例を示す図である。図19において、1901
は画像通信装置202が画像通信装置201に対して送
信する、画像に関する情報のリクエストの一例である。
このリクエスト1901及び1903はIIPサーバプロ
グラムをCGIとしてhttpサーバ上に構築した例である。
リクエスト1901のデータに関する部分、 /cgi-bin/iipsrv.cgi?FIF=pic3.fpx?OBJ=Resolution-nu
mber?OBJ=Max-size は、更に、 ・IIPサーバ(CGI)へのパス:/cgi-bin/iipsrv.cgi ・IIPコマンド列:FIF=pic3.fpx?OBJ=Resolution-numbe
r?OBJ=Max-size *画像ファイルの指定:FIF=pic3.fpx *階層数の要求:OBJ=Resolution-number *最大解像度画像の大きさの要求:OBJ=Max-size と分解して解釈される。ここでは、ファイル識別子pic
3.fpxというFlashpix画像の階層数のデータと、最大解
像度画像の大きさ(画素単位)を要求しているIIPサー
バプログラムに解釈される。
【0101】図19において、1902はリクエスト1
901に対する画像通信装置201のレスポンスの一例
である。レスポンス1902の1行目はIIP応答を表すM
IME-Typeである。2行目は階層数のデータで、この例で
は、4階層あることを示している。そして、3行目は最
大解像度画像の大きさで、幅400画素、高さ300画
素であることを示している。
【0102】また、1903は画像通信装置202が画
像通信装置201に対して送信する、タイル画像送信の
リクエストの一例である。
【0103】このリクエスト1903のデータに関する
部分、 /cgi-bin/iipsrv.cgi?FIF=pic3.fpx?TIL=3,0-13?TIL=3,
14-29 は、更に、 ・IIPサーバ(CGI)へのパス:/cgi-bin/iipsrv.cgi ・IIPコマンド列:/cgi-bin/iipsrv.cgi?FIF=pic3.fpx?
TIL=3,0-13?TIL=3,14-29 *画像ファイルの指定:FIF=pic3.fpx *タイル画像の要求(1):TIL=3,0-13 *タイル画像の要求(2):TIL=3,14-29 と分解して解釈される。ここでは、ファイル識別子pic
3.fpxというFlashpix画像の階層番号3(最大解像度)
のタイル番号範囲0−13で表される範囲のタイル画像
データ(タイル画像の要求(1))と、階層番号3のタ
イル番号範囲14−29で表される範囲のタイル画像デ
ータ(タイル画像の要求(2))として解釈される。
【0104】図20は、タイル番号範囲とタイルの対応
関係を説明する図である。図16に示した画像1600
を用いて説明するが、図20で各タイル画像の付与され
ている番号は、IIPでのタイル番号である。IIPでは、左
上から右、上から下へ0から順番になるようにタイル番
号を付与する。また、2011はタイル番号範囲0−1
3によって表される範囲のタイル画像、2012はタイ
ル番号範囲14−29で表される。2012の例からわ
かるように、IIPでのタイル番号範囲は、数列的な範囲
を表すのではなく、矩形領域の左上のタイル番号と左下
のタイル番号を“−”で連結して表される。
【0105】図19に戻り、1904はリクエスト19
03に対する画像通信装置201のレスポンスの一例で
ある。レスポンス1904の1行目はIIP応答を表すMIM
E-Typeである。2行目以降は各タイル画像のデータであ
る。例えば2行目は階層番号3のタイル番号0のデータ
を表しており、<data of tile 0>の部分には実際のタ
イル番号0のタイル画像データ、<len-of-tile0>には
<data of tile 0>の部分に入るタイル画像データのデ
ータ長が入る。以下同様に、3行目は階層番号3のタイ
ル番号1のデータ、4行目は階層番号3のタイル番号2
のデータを表している。
【0106】レスポンス1904を受け取った画像通信
装置202は、レスポンス1904を上述したように解
釈し、データ部分を取り出して描画に備える。
【0107】この他にも、公知のJPEG2000画像フォーマ
ット(ISO/IEC 15444-1 ITUT T.800“JPEG 2000 IMAGE
CODING SYSTEM”)も複数解像度の画像データを差分で
保持するとともに、タイル状に画像を分割して保持する
ことが可能なので、Flashpix同様に本実施形態の方式に
適用可能である。
【0108】Flashpix画像フォーマットに対するIIPの
ような、JPEG2000画像フォーマット専用の通信プロトコ
ルは存在しないが、例えば先に説明したIIPのリクエス
トと同様の処理を行えば良い。但し、JPEG2000のタイル
分割はFlashpixとは異なり、符号化時のパラメータによ
って決定されるものなので、例えば、リクエスト190
1にOBJ=Tilesizeのようなコマンドを追加し、このリク
エストを受信した画像通信装置201は、指定されたJP
EG2000画像フォーマットデータを解析し、MainHeaderの
SIZマーカー中のXTsiz, YTsiz, XTOsiz, YTOsizのフィ
ールド等を参照して最大解像度におけるタイルのサイズ
(幅、高さ)を特定し、例えば1902の応答にTile-s
ize: <タイルの幅><タイルの高さ>を返すようにす
れば良い。クライアントは、ここで得た最大解像度での
タイルサイズ、階層数、最大解像度での画像サイズか
ら、目的の階層画像で必要なタイルを特定し、それに応
じてタイル画像を要求するように構成すれば良い。
【0109】また、公知の米国特許USP-6041143による
方式のように、画像通信装置202の部分画像の要求に
応じて、画像通信装置201でJPEG2000の画像データの
部分データより、部分領域に対応するJPEG2000画像デー
タを生成して、画像通信装置201に送信するように構
成することも可能である。
【0110】また、画像データがJPEG画像フォーマット
の場合、例えば公知の特開平05-207259号公報に記載さ
れているように、部分領域のリクエストに対して、画像
の切り出しをJPEGのMCU(Minimum Coding Unit)単位で
行い、画像通信装置202が要求した領域を表す情報を
付加してJPEG画像フォーマットに再符号化して、画像通
信装置202に部分画像データを送信するというように
構成することも可能である。
【0111】更に、画像データがJPEG画像フォーマット
の場合、画像通信装置202が分割を決定する際に、水
平方向、垂直方向、或いはその両方がMCU単位となるよ
うに部分領域のリクエストを変更して画像通信装置20
1に送信するように構成しても良い。
【0112】また、画像データがJPEG画像フォーマット
に対する部分画像の要求、若しくは部分画像の生成をMC
U単位にした場合、部分画像生成においてJPEG画像の復
号処理を全て完遂する必要はなく、ハフマン符号を復号
化した後のDCT係数の状態で分割が可能なので、逆DCT、
DCTの処理を省略することができ、第1の実施形態に比
べ部分画像生成処理を高速化することができる。また、
逆DCT、DCTによる演算誤差を削減できるので、再符号化
による画質劣化を低減することが期待できるという利得
もある。
【0113】以上説明したように、第3の実施形態によ
る方式は、第1の実施形態の説明で用いたように、レイ
アウトに影響する部分のみを最小の分割数に分割して要
求するのではなくても良い。
【0114】第3の実施形態の場合、矩形分割の対象と
なる画像が予め矩形分割されて保持されているような画
像フォーマットに対して好適に動作するという利得があ
る。
【0115】[第4の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第4の実施形態を詳細に説明する。
【0116】以下では、第1、第2、第3の実施形態と
異なる部分のみ説明を行う。第1、第2の実施形態で
は、他のグラフィックオブジェクトを矩形として重なり
の判定を行ったが、第4の実施形態による方式は矩形の
グラフィックオブジェクトに限るものではない。例え
ば、SVGでは、任意の形状のグラフィックオブジェクト
を指定可能である。
【0117】図21は、画像領域に矩形でない非透過の
グラフィックオブジェクトが重なった状態を表す図であ
る。図21に示す2101では、画像2111の上に三
角のグラフィックオブジェクト2112が重なってい
る。この場合、2102に示すように画像を矩形分割す
れば良い。即ち、2102で2121〜2124は矩形
分割した部分画像領域であり、破線2125は三角のグ
ラフィックオブジェクト2112の輪郭を表している。
また、領域2126はこの処理により転送が省略される
画像領域を示している。
【0118】この輪郭2125は、例えば図9のステッ
プS903におけるレイアウト決定処理でマルチメディ
アデータ記述形式を解釈したときに得られるので、その
輪郭情報に応じてステップS906における画像分割処
理で図21に示すように矩形分割すれば良い。
【0119】尚、図21の2102に示す矩形分割は一
例であり、各部分画像領域が矩形になるのであれば他の
形式で分割しても良い。また、更に細かく分割して、転
送を省略する領域の面積が増えるようにしても良い。
【0120】また、この他にも、画像透過情報を持つグ
ラフィックオブジェクトデータが、他の画像データに重
なっている場合にも適用できる。
【0121】図22は、画像の上に透過情報を持つグラ
フィックオブジェクトを重ね合わせるレイアウトを説明
する図である。図22において、2201はマルチメデ
ィアデータ解釈機(ブラウザ等)の描画領域、2211
は下に重ねられる画像、2212は上に重なる画像で、
公知のPNGフォーマット(Portable Network Graphics,
W3C Recommendation)や公知のGIF89Aフォーマットのよ
うに、透過情報を持っている。また、2213は透過を
指示された画素の領域、2214は透過でない画素の領
域である。
【0122】図23は、図22に示す画像2211と画
像2212とを重ね合わせた状態を表す図である。図2
3において、図22と同番号のものは図22と同一のも
のを指している。
【0123】図23において、2301は透過領域22
13に外接する矩形を表している。図23から明らかな
ように、下側の画像2211については矩形領域230
1だけあれば良いので、図23のレイアウトを作成する
ためには、画像2211の識別子と矩形領域2301の
情報とを送信して画像2211の部分画像を得れば良
い。
【0124】矩形領域2301は、画像2211若しく
はその部分画像の取得の前に、画像2212を取得して
透過指定された画素の位置を調べれば良い。これは、各
画素を順次走査し、図8で規定したような座標空間での
透過指定された画素のx座標の最大値、最小値、またy
座標の最大値、最小値を調べることにより可能である。
【0125】また、領域2213を含むようにより細か
く分割したり、或いは第2の実施形態で示したように画
像が予めタイル状に分割されている場合には、それに適
応させるように分割しても良い。
【0126】このように、画像の上に非矩形のグラフィ
ックオブジェクトや透過情報を持つグラフィックオブジ
ェクトを重ね合わせる場合にも本発明は適用可能であ
る。
【0127】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用しても良い。
【0128】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0129】この場合、記録媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は
本発明を構成することになる。
【0130】プログラムコードを供給するための記録媒
体としては、例えばフレキシブルディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM
などを用いることができる。
【0131】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0132】更に、記録媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチメディア記述データ内に記述された各グラフィッ
クオブジェクトの重なり部分に対しては画像データの送
受信を行わず、通信量及び通信時間を削減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像通信システムを構成する画像通信装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態における画像通信システムの構
成例を示す図である。
【図3】記憶装置203に保持されるHTMLデータの一例
を示す図である。
【図4】HTMLデータ301のレイアウト例を示す図であ
る。
【図5】レイアウトの結果、必要な画像領域とその矩形
分割例を示す図である。
【図6】図5の矩形領域502と503を図4の402
の代わりに使って図4と同じレイアウトを作成した状態
を表す図である。
【図7】画像pic1.jpgの元々のレイアウト領域402
と、領域502,503の大きさ及び位置との関係を示
す図である。
【図8】元の画像を基準とした座標系における、図5に
よる矩形分割した各領域の位置および大きさを表す図で
ある。
【図9】クライアント202の処理を示すフローチャー
トである。
【図10】図9の非画像データ受信処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】クライアント及びサーバ間の通信手順を説明
する図である。
【図12】図9の画像分割処理を示すフローチャートで
ある。
【図13】サーバ201側の処理を示すフローチャート
である。
【図14】第2の実施形態における画像通信装置201
でのデータ送信処理を示すフローチャートである。
【図15】第2の実施形態における画像通信装置202
側での処理を示すフローチャートである。
【図16】第3の実施形態におけるタイル分割を表す図
である。
【図17】図4のレイアウトの結果、必要な画像領域
と、図16のタイル分割との関係を示す図である。
【図18】図4のレイアウトの結果、必要なタイル画像
を説明する図である。
【図19】IIPによるリクエスト及びレスポンスの例を
示す図である。
【図20】タイル番号範囲とタイルの対応関係を説明す
る図である。
【図21】第4の実施形態での画像領域に矩形でない非
透過のグラフィックオブジェクトが重なった状態を表す
図である。
【図22】画像の上に透過情報を持つグラフィックオブ
ジェクトを重ね合わせるレイアウトを説明する図であ
る。
【図23】図22に示す画像2211と画像2212と
を重ね合わせた状態を表す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月19日(2003.5.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 画像通信装置及び画像通信方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信装置及び
画像通信方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、重なり部分に対しては画像データの送受
信を行わず、通信量及び通信時間を削減させた画像通信
装置及び画像通信方法を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に、本発明の画像通信装置は、画像記憶装置に画像デー
タをリクエストする場合に、その画像データと他の画像
データとの重なりを判定する重なり判定手段と、前記重
なり判定手段により、他の画像データが重なっていない
と判定された画像データについては、画像データ全体の
全体画像リクエストを画像記憶装置に送信し、他の画像
データが重なっていると判定された画像データについて
は、1個以上の部分画像を決定し、決定された部分画像
に対応する部分画像データリクエストを前記画像記憶装
置に送信する送信手段と、前記リクエストに応じて返信
された全体画像データ若しくは部分画像データを受信す
る画像受信手段と、前記画像受信手段によって受信した
全体画像データ若しくは部分画像データを用いてレイア
ウト画像を生成する画像生成手段とを有することを特徴
とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】更に、上記目的を達成するために、本発明
の画像通信方法は、画像記憶装置に画像データをリクエ
ストする場合に、その画像データと他の画像データと
重なりを判定する重なり判定工程と、前記重なり判定手
段により、他の画像データが重なっていないと判定され
た画像データについては、画像データ全体の全体画像リ
クエストを画像記憶装置に送信し、他の画像データが重
なっていると判定された画像データについては、1個以
上の部分画像を決定し、決定された部分画像に対応する
部分画像データリクエストを前記画像記憶装置に送信す
る送信工程と、前記リクエストに応じて返信された全体
画像データ若しくは部分画像データを受信する画像受信
工程と、前記画像受信工程によって受信した全体画像デ
ータ若しくは部分画像データを用いてレイアウト画像を
生成する画像生成工程とを有することを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】次に、ステップS904において、ユーザ
の指定したHTMLデータに外部参照の画像があるかどうか
を判定する。これは図10の説明で用いた画像リストI
が空かどうかを判定すれば良い。ここで、画像リストI
が空の場合、ユーザ指定のHTMLデータは画像を含まない
のでステップS910へ進む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】以下では、第1の実施形態と異なる部分の
みを説明する。第1の実施形態では、ユーザが画像通信
装置202を操作して画像通信装置201よりHTMLデー
タを取得することをトリガとして処理を開始したが、ユ
ーザが操作するのが画像通信装置201で、ユーザが指
定したHTMLデータを画像通信装置202に送信し、それ
をトリガとして処理を開始するように構成しても良い。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正内容】
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
重なり部分に対しては画像データの送受信を行わず、通
信量及び通信時間を削減させることができる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データへの外部参照を含むマルチメ
    ディア記述データと、前記マルチメディア記述データで
    参照される画像データを保持する第1の画像通信装置
    と、第2の画像通信装置が通信路を介して通信を行う画
    像通信システムであって、 第1の画像通信装置は、 画像全体である全体画像データ若しくは部分画像に対応
    する部分画像データのリクエストを受信し、該リクエス
    トに応じて要求された全体画像データ若しくは部分画像
    データを送信する画像送信手段を有し、 第2の画像通信装置は、 前記マルチメディア記述データ内に記述された各グラフ
    ィックオブジェクトの重なりを判定する重なり判定手段
    と、 前記重なり判定手段により、他のグラフィックオブジェ
    クトが重なっていないと判定された画像については、画
    像データ全体の全体画像リクエストを前記第1の画像通
    信装置に送信し、他のグラフィックオブジェクトが重な
    っていると判定された画像については、1個以上の部分
    画像を決定し、決定された部分画像に対応する部分画像
    データのリクエストを前記第1の画像通信装置に送信す
    る送信手段と、 前記リクエストに応じて返信された全体画像データ若し
    くは部分画像データを受信する画像受信手段と、 前記画像受信手段によって受信した全体画像データ若し
    くは部分画像データを用いて前記マルチメディア記述デ
    ータによって記述されたレイアウト画像を生成する画像
    生成手段とを有することを特徴とする画像通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第2の画像通信装置は、前記第1の
    画像通信装置が保持する前記マルチメディア記述データ
    をユーザが指定する指定手段と、前記ユーザ指定の前記
    マルチメディア記述データのリクエストを送信し、その
    リクエストに応じて返信された前記マルチメディア記述
    データを受信する受信手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の画像通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像通信装置は、前記第1の
    画像通信装置が保持する前記マルチメディア記述データ
    をユーザが指定する指定手段と、前記ユーザ指定の前記
    マルチメディア記述データを前記第2の画像通信装置に
    送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項1
    記載の画像通信システム。
  4. 【請求項4】 前記マルチメディア記述データは、HTM
    L、XHTML、XML、SVG、SMILの少なくとも何れか1つより
    なることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一
    項に記載の画像通信システム。
  5. 【請求項5】 前記部分画像データのリクエストは、少
    なくとも前記画像の識別子と画像の領域情報を含むリク
    エストであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    何れか一項に記載の画像通信システム。
  6. 【請求項6】 前記画像の領域情報とは、該画像によっ
    て規定される座標系上の2点の座標値であることを特徴
    とする請求項5記載の画像通信システム。
  7. 【請求項7】 前記画像の領域情報とは、該画像によっ
    て規定される座標系上の1点の座標値と幅及び高さであ
    ることを特徴とする請求項5記載の画像通信システム。
  8. 【請求項8】 前記画像の領域情報とは、該画像によっ
    て規定される座標系上の1点の座標値と幅若しくは高さ
    の何れか一方と幅及び高さの比であることを特徴とする
    請求項5記載の画像通信システム。
  9. 【請求項9】 前記画像データは、画像全体を予め矩形
    領域に分割して保持する画像フォーマットの画像データ
    であり、前記画像の領域情報とは該矩形領域の識別子で
    あることを特徴とする請求項5記載の画像通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記第1の画像通信装置は画像データ
    に関するメタデータのリクエストを受け取り、指定され
    た画像データのメタデータを送信するメタデータ送信手
    段を更に有し、 前記第2の画像通信装置はレイアウト決定時に画像に関
    するメタデータのリクエストを送信し、そのリクエスト
    に応じて返信されたメタデータを受信するメタデータ受
    信手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9
    の何れか一項に記載の画像通信システム。
  11. 【請求項11】 前記画像データに関するメタデータと
    は、少なくとも画像の幅と高さを決定するのに十分な情
    報を含むことを特徴とする請求項10記載の画像通信シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記画像の幅と高さを決定するのに十
    分な情報とは、画像の水平方向の画素数と垂直方向の画
    素数であることを特徴とする請求項11記載の画像通信
    システム。
  13. 【請求項13】 前記画像の幅と高さを決定するのに十
    分な情報とは、画像の水平方向の画素数と垂直方向の画
    素数の何れか1つと、前記水平方向の画素数と前記垂直
    方向の画素数の比であることを特徴とする請求項11記
    載の画像通信システム。
  14. 【請求項14】 前記画像データとは、前記画像データ
    に関するメタデータとは少なくとも画像の階層数、最大
    解像度の画像サイズを含む情報であることを特徴とする
    請求項11記載の画像通信システム。
  15. 【請求項15】 マルチメディア記述データ内に記述さ
    れた各グラフィックオブジェクトの重なりを判定する重
    なり判定手段と、 前記重なり判定手段により、他のグラフィックオブジェ
    クトが重なっていないと判定された画像については、画
    像データ全体の全体画像リクエストを画像記憶装置に送
    信し、他のグラフィックオブジェクトが重なっていると
    判定された画像については、1個以上の部分画像を決定
    し、決定された部分画像に対応する部分画像データリク
    エストを前記画像記憶装置に送信する送信手段と、 前記リクエストに応じて返信された全体画像データ若し
    くは部分画像データを受信する画像受信手段と、 前記画像受信手段によって受信した全体画像データ若し
    くは部分画像データを用いて前記マルチメディア記述デ
    ータによって記述されたレイアウト画像を生成する画像
    生成手段とを有することを特徴とする画像通信装置。
  16. 【請求項16】 マルチメディア記述データ内に記述さ
    れた各グラフィックオブジェクトの重なりを判定する重
    なり判定工程と、 前記重なり判定工程により、他のグラフィックオブジェ
    クトが重なっていないと判定された画像については、画
    像データ全体の全体画像リクエストを画像記憶装置に送
    信し、他のグラフィックオブジェクトが重なっていると
    判定された画像については、1個以上の部分画像を決定
    し、決定された部分画像に対応する部分画像データリク
    エストを前記画像記憶装置に送信する送信工程と、 前記リクエストに応じて返信された全体画像データ若し
    くは部分画像データを受信する画像受信工程と、 前記画像受信工程によって受信した全体画像データ若し
    くは部分画像データを用いて前記マルチメディア記述デ
    ータによって記述されたレイアウト画像を生成する画像
    生成工程とを有することを特徴とする画像通信方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、請求項1乃至請求項
    15の何れか一項に記載の手段として機能させるための
    プログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のプログラムが記録
    されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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