JP2004220282A - コンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】別々に表示したページやその中のテキストを関連付けるXLinkの登録を容易に行う。
【解決手段】通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するシステムであって、複数のコンテンツデータD3,D4を格納するコンテンツデータベース6と、複数のコンテンツデータD3,D4の結合形態に関するリンク情報を格納するリンクデータベース5と、リンク情報をリンクデータベース5から取得し、リンク情報に基づいてコンテンツデータベースから複数のコンテンツD3,D4を取得し、取得した複数のコンテンツデータD3,D4をリンク情報に基づいて結合して表示する参照ブラウザ2と、結合の基礎となる基礎基礎コンテンツデータD3上における、他のコンテンツデータD4の位置や表示形態をリンク情報としてリンクデータベース5に登録する登録ブラウザ1とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するシステムであって、複数のコンテンツデータD3,D4を格納するコンテンツデータベース6と、複数のコンテンツデータD3,D4の結合形態に関するリンク情報を格納するリンクデータベース5と、リンク情報をリンクデータベース5から取得し、リンク情報に基づいてコンテンツデータベースから複数のコンテンツD3,D4を取得し、取得した複数のコンテンツデータD3,D4をリンク情報に基づいて結合して表示する参照ブラウザ2と、結合の基礎となる基礎基礎コンテンツデータD3上における、他のコンテンツデータD4の位置や表示形態をリンク情報としてリンクデータベース5に登録する登録ブラウザ1とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リンクデータをリソースの外で管理する機構で、XLinkの登録データを第三者リンクとして管理するコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のHTMLは、文書内にハイパーリンクが書き込まれ、リンク元の文書とリンク先の文書は、それぞれ単独で存在する。リンク元の文書作成時において、リンク先の文書が存在していても、サイトの運用により、リンク先の文書が別フォルダに移動されたり、リンク先の文書が削除されたりすることによって、broken linkが生じることがある。
【0003】
このような問題を解決する技術として、リンク情報を別途管理することができる第三者リンク(XLink)が挙げられる。このXLinkは、リソースとリソースを関連付けるリンク機構を有し、W3Cは、XLinkの仕様について、2001年6月に、W3C勧告としてXLink1.0(XML Linking Language)を公開した。このXLinkは、属性中心のML(Markup Language)であることから、他のMLとの親和性が高いことから、XLink勧告後に策定されたSVG(Scalable VectorGraphics)などのXML規格においても、XLinkの機能を取り入れている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0004】
このXLinkでは、図7及び図8に示すように、ブラウザ上で、a.HTML、及びXLink仕様に沿って記述されたXLink.xml(XMLファイル)を読み込み、リンク制御APIにより、その記述に従い第三者リンクを実現し、他のコンテンツ(画像や他のHTMLファイル)を種々の形態で結合されたリンク機能を持つa.HTMLとして表示する。図8に示した例では、元のa.HTMLの”A”の箇所に他のHTMLファイル”C”や”F”のページへのリンクを挿入し、”B”の箇所に”D”の画像の表示・削除機能を埋め込んでいる。
【0005】
このようにXLinkによれば、リソース自身の管理並びにリソース間の関連も管理でき、参照元がないリソースや参照先がないリソースの発見を容易にサポートすることができる。
【0006】
【非特許文献1】
“XML Pointer, XML Base and XML Linking”、http://www.w3.org/XML/Linking、2001
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、XLinkファイルはエディタ等のアプリケーションを使って直接ファイルを作ることもできるが、リンクの記入ミスにより、正常に実行されない惧れがある。また、XLinkでは、XLink:hrefで記述されるリソースとXLink:labelで示されるラベル情報を一元的に管理することが要求され、対応するシステムも必要となる。
【0008】
そこで、本発明は、スクリプトによるXLink実装を通して得られた技術に基づいて、ブラウザ上に表示されたページやその中のテキストをリソースとし、別に表示したページやその中のテキストを関連付けるXLinkの登録を容易に行うことのできるコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するコンテンツ表示方法であって、ネットワーク上に設置されたコンテンツデータベースに複数のコンテンツデータを格納するとともに、ネットワーク上に設置されたリンクデータベースに複数のコンテンツデータの結合形態に関するリンク情報を登録する第1の処理と、リンク情報をリンクデータベースから取得し、リンク情報に基づいてコンテンツデータベースから複数のコンテンツを取得し、取得した複数のコンテンツデータをリンク情報に基づいて結合して表示する第2の処理とを有する。このような本発明によれば、第三者リンクをリンクデータベースに登録することにより、ネットワーク上に点在する複数のコンテンツを結合して表示することができる。
【0010】
上記発明においては、第1の処理では、コンテンツデータベース又はリンクデータベースへのアクセスを、アクセス者のアクセス権に応じて制限することが好ましい。この場合には、アクセス者のアクセス権に応じて、参照可能なコンテンツを管理することができるため、コンテンツの提示対象者を、コンテンツの内容に応じて制限することが可能となり、不正にコンテンツが利用されることを回避することができる。
【0011】
上記発明においては、第1の処理では、ユーザー側端末において、基礎コンテンツデータを表示するとともに、基礎コンテンツデータに結合される他のコンテンツデータを表示し、ユーザーの操作に応じて、表示されたコンテンツの文字列を選択し、基礎コンテンツデータ上の選択箇所に、他のコンテンツデータ上の選択箇所を結合し、結合結果を、リンク情報としてリンクデータベースに登録することが好ましい。この場合には、既存のコンテンツ内に他のコンテンツを結合させる際、ユーザーは、コンテンツの内容を視覚的に把握しながら操作することが可能となり、登録操作を容易なものとすることができる。
【0012】
上記発明においては、選択された文字列と、この選択された文字列の表示サイズとに基づいて、選択された文字列のコンテンツ内における座標を算出し、この算出結果に基づいて、各選択箇所を特定することが好ましい。この場合には、結合箇所を基礎コンテンツデータ内の文字列により特定することができ、基礎コンテンツの内容と関連のある他のコンテンツを容易に登録することができるとともに、コンテンツの内容に則して他のコンテンツを結合することができる。
【0013】
上記発明においては、第2の処理では、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータにおける他のコンテンツデータの結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択することが好ましい。この場合には、複数のコンテンツの結合形態の多様化を図ることができ、結合されたコンテンツの表現力を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[コンテンツ表示システム]
(システムの構成)
本発明に係るコンテンツ表示システムの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成を示すブロック図である。
【0015】
同図に示すように、コンテンツ表示システムは、インターネットなど通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するシステムであり、複数のコンテンツデータD3,D4を格納するコンテンツデータベース6と、複数のコンテンツデータD3,D4の結合形態に関するリンク情報を格納するリンクデータベース5と、これらのデータベースを管理するとともにインターネットからの参照要求を処理するWebサーバ3と、アクセス者の認証を行うユーザー認証部4とを備えている。本実施形態において、上記コンテンツデータD3,D4は、HTMLファイルやJPG等の画像画像ファイル、動画ファイルであり、また、リンク情報は、XML等により記述された文字列データである。
【0016】
Webサーバ3は、インターネットに接続され、インターネット上の登録ブラウザ1や参照ブラウザ2の要求に応じて、HTMLデータやXMLデータ、画像・動画データを配信する通信サーバである。また、登録ブラウザ1や参照ブラウザ2は、インターネットを通じてWebサーバ3とデータの送受信が可能なブラウザソフト等、汎用コンピュータ上で実行されるアプリケーションである。
【0017】
コンテンツデータベース6は、HTML等のマークアップテキストデータや、画像等のファイルデータを格納するデータベースであり、本実施形態では、Webサーバ3に接続され、このWebサーバ3の要求に応じて、コンテンツデータD3,D4の保存、読み出し、更新等を実行する。
【0018】
リンクデータベース5は、XML等で記述されたXLinkデータを格納するデータベースであり、本実施形態では、ユーザー認証部4とWebサーバ3に接続されている。また、本実施形態に係るリンクデータベース5は、アクセス者のアクセスレベルに応じて、アクセスするデータベースを切り替える機能を備えており、個人用のデータベースであるパーソナルリンクデータ5aと、グループリンクデータ5bとを有している。
【0019】
ユーザー認証部4は、登録ブラウザ1や参照ブラウザ2のユーザーのアクセス権を認証するモジュールであり、ユーザーからIDやパスワードを取得し、登録ユーザーであるか否かを判断し、登録ユーザーであるときには、そのアクセス権を認証する。そして、アクセス権に応じて、アクセス可能なリンクデータベースを決定する。
【0020】
登録ブラウザ1は、XLinkデータをリンクデータベース5から取得し、XLinkデータに基づいてコンテンツデータベース6から複数のコンテンツD3及びD4を取得し、取得した複数のコンテンツデータD3及びD4をXLinkデータに基づいて結合して表示する表示機能と、基礎コンテンツデータD3上における、他のコンテンツデータD4の位置や表示形態をXLinkデータとしてリンクデータベース5に登録する登録機能とを備えている。
【0021】
また、登録ブラウザ1は、図2に示すように、基礎コンテンツデータD3を表示する基礎コンテンツ表示フレーム1aと、基礎コンテンツデータD3に結合される他のコンテンツデータD4を表示するリンク先コンテンツ表示フレーム1bと、基礎コンテンツ表示フレーム1a及びリンク先コンテンツ表示フレーム1b上に表示されたコンテンツの文字列を選択する選択手段であるマウスポインタ11と、基礎コンテンツ表示フレーム1a上の選択箇所に、リンク先コンテンツ表示フレーム1b上の選択箇所を結合する結合処理フレーム1cとを備えている。
【0022】
なお、結合処理フレーム1cは、マウスポインタ11により選択された文字列と、この選択された文字列の各表示部上における表示サイズとに基づいて、選択された文字列の座標を算出し、この算出結果に基づいて、前記各選択箇所を特定する機能を有している。
【0023】
さらに、登録ブラウザ1は、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータD3における他のコンテンツデータD4の結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択する結合形態選択部1d及び基礎コンテンツデータD3や他のコンテンツデータD4に関する情報を入力するテキストボックス1e及び1fを有している。
【0024】
[コンテンツ表示方法]
上述したコンテンツ表示システムを動作させることにより本発明のコンテンツ表示方法を実施することができる。以下に、本実施形態に係るコンテンツ表示方法の手順について説明する。なお、本実施形態では、登録ブラウザ1からXLinkデータをリンクデータベース5に登録し、参照ブラウザ2によりコンテンツを表示させる。
【0025】
(XLinkデータの登録処理)
本実施形態におけるXLinkデータ登録処理の手順は次の通りである。図3は、本実施形態における登録処理の手順を示すフロー図である。なお、ここでは、基礎コンテンツ表示フレーム1a及びリンク先コンテンツ表示フレーム1b上に開いたコンテンツD3及びD4に対して、それぞれのコンテンツ上からリソースとなるテキストをマウスポインタ11によるドラッグ操作によって選択し、両リソース間のリンク関係、リンク時の表示方法を結合形態選択部1dにおいて選択して、XLinkデータとして登録する。図3に示した操作及び処理について以下に詳述する。
【0026】
(1)HTML文中からドラッグしたテキストの抽出(S201)
テキストの抽出に際しては、ユーザーのマウスポインタ11の操作によるドラッグイベントをイベントnodeEとして検知し、このイベントnodeEに基づいて、ドラッグした文字列textを取得する。この文字列textは、ドラッグ操作によってクリップボードに格納されたテキストとして取得される。
【0027】
次いで、これらの処理によって得られた文字列textが、HTML文書中のどこにあったか、その座標情報などを検知する。詳述すると、ドラッグされた文字列textは、必ずノードnode中にあるが、node内のどこにあるかが不明であり、文字列textがノードnode中に1つしかない場合もあれば、複数ある場合も考えられる。
【0028】
文字列textが1つしかない場合には、ノードnode中にある文字列textを検索し、その文字列に対してリンク情報の修飾処理(リンクポイントの埋め込み)を行う。一方、文字列textが複数行にわたって複数個の文字列textがある場合は、どの文字列がドラッグされたものであるかの判定を行う。この判定の結果、その文字列に対して修飾処理を行う。
【0029】
(2)テキストオブジェクトのフォントメトリックス(S202)
上述した修飾処理を行うために、後述するテキストオブジェクトのフォントメトリックス(S202)による表示位置の座標計算とドラッグしたマウス座標との比較を行う。すなわち、表示フレーム1a又は1b上に表示されているオブジェクトの座標を取得し、この取得された座標を用いて、検索で求められた文字列がドラッグした文字列textであるか否かの判定を行う。この座標の取得は、ノードnodeのプロパティやスタイル属性から求める。例えば、オブジェクトの開始座標及び、オブジェクトの大きさを求め、これに基づいて、画面上の座標を算出する。
【0030】
また、テキストオブジェクト中の文字列の表示位置は、フォントファミリー、フォントサイズ、フォントスタイル、フォントウェイト、レタースペースなどのCSSスタイル属性から得られる情報を用いて計算する。このようにCSSスタイル属性に基づいたテキストオブジェクトのフォントメトリックスを把握し、テキストオブジェクト中にある任意の文字列に対して、その表示位置が計算可能となる。
【0031】
なお、ブラウザに表示されるテキストは見易くするため、プロポーショナルスタイルでそれぞれの文字が表示される。一般に同じ全角文字でも、漢字に対してカタカナやひらがなは、やや小さ目に表示される。また同じカタカナでも文字によって大きさが異なる。本実施形態では、任意の文字列の表示長(ブラウザ上で表示されているテキストの長さ)を求めるため、非表示でその文字列をブラウザ上にレンダリングし、そのテキストオブジェクトから求めたoffsetWidth(偏り幅)を表示長とする。
【0032】
先ず、docsで指定されたDOMにあるノードvnodeの配下に、DIV要素を追加し、そのノードをmNodeとする。このとき、DIV要素の中にテキストを記入して、そのテキストの長さを求めるため、その表示モードは非表示とする。また、テキストが入る十分な幅を確保するため、DIV要素の幅をフォントサイズに文字列長を乗じた値に指定する。この指定がない場合、ブラウザの表示幅を越えて2行、3行で表示されるテキストの表示長は、すべてブラウザの表示幅の値となる。このDIV要素の中に、テキストをセットするSPAN要素を設け、このノードをtNodeとする。この要素に対して、フォントメトリックスを求めるテキストのデフォルトCSSスタイル属性をセットし、テキストを埋め込む。
【0033】
このノードtNodeの幅は、設定されたフォント情報に従ったテキストの表示長がtNode.offsetWidthから求められる。このコード中の関数addTextNodeはテキストや属性を持つノードの生成が簡単に行える関数である。この関数を通して、容易に文字列の表示長を求める。
【0034】
長い文字列は1行に入らず、必ず改行を伴うため、改行を含めたフォントメトリックスを考慮し、ドラッグした文字列がそのテキストオブジェクトのどこにあるかを判定する。この改行に関する情報は調査してもその具体的な情報を得られなかったため、テキストオブジェクトのプロパティから算出する。
【0035】
上述の処理の結果、フォントメトリックスに関するすべての情報が取得される。本実施形態では、この処理結果に対して、座標の単位系(PT及びPX)を統一する。具体的には、絶対単位系のPT(ポイント)によって表記されているBODY要素で指定される単位(1in=72pt)を、その他の要素における画面解像度に依存する相対単位系(PX:ピクセル)に統一する。
【0036】
(3)フォントサイズとフォント高の調整(S203)
フォントサイズ(単位はpx、pt)とフォント高(px)との関係を解析し、この解析結果に基づいて、座標位置の調整を行う。
【0037】
(4)ドラッグしたテキストの判定とXPointer情報取得(S204)
次いで、ドラッグした文字列textとテキスト中の文字列の判定の前準備として、ドラッグイベントが生じたブラウザ上の座標x、yを求め、この座標と表示フレーム1aや1b上に表示されている文字列の座標を比較して、ドラッグした文字列の判定を行う。
【0038】
このドラッグイベントを生じたノードnode(表示座標XX、YYで大きさwidth、heightを有する要素)中に、ドラッグした文字列textが必ず含まれるが、ドラッグされていない文字列textも含まれることも考えられる。このような場合に、テキストオブジェクト中からドラッグした文字列を求める手順は次の通りである。
【0039】
(4−1)ドラッグイベントが生じた座標x、yとドラッグテキストtext(このテキストの表示長をm0とする)を、並びにイベントが生じたノードnodeを得て、そのnodeのブラウザ上での開始座標XX、YY(初期値をX、Yとして保存)とその大きさを取得する。
【0040】
(4−2)nodeが有するCSSスタイル情報を求める(フォントサイズfs、フォント高fhの単位はpxに統一する)。
【0041】
(4−3)nodeのDOM構造を読み取り、その子ノードに対して、以下の処理を行う。
【0042】
(4−4)子ノードが改行要素であれば、XX=X、YY+=fhとして改行を行う。また改空行要素であれば、XX=X、YY+=fh+LFとして空行を伴う改行を行う(ただし当該子ノードの1つ前の兄要素が改空行である場合、YY−=LFとして空行重複を避ける)。LFは改空行幅を示し、インターネットエクスプローラではLF=19となる。
【0043】
(4−5)ノードnodeの子ノードが要素であれば、その要素の表示長lenを求め、XX+=lenとする。もしXXがX+widthを越えるならば、この文字列の前に改行ポイントがある。この文字列までの文字列について二分木検索によって求められた改行ポイントまでの長さをm1とする。XX−=m1、YY+=fhとして改行処理を行う。
【0044】
(4−6)ノードnodeの子ノードがテキストノードの場合、そのテキスト中にドラッグした文字列textが含まれているか、判定する。
【0045】
(4−7)そのテキストノード中にtextが含まれない場合、(4)と同様の処理を行う。
【0046】
(4−8)そのテキストノード中にtextが含まれる場合、まずm2=XXとする。
【0047】
(4−9)その文字列を含む文字列の表示長をm2に加える。
【0048】
(4−10)もしm2−m0がX+widthを越えるならば、この文字列の前に改行ポイントがある。改行ポイントまでの長さをm1とする。m2−=m1、YY+=fhとして改行処理を行う。
【0049】
(4−11)ドラッグした位置x、yがそれぞれm2−m0〜m2、YY〜YY+fhの範囲内にあるか、判定を行う。
【0050】
(4−12)この判定に適合しない場合、次のテキスト候補に対して(9)の処理を行う。もしすべての候補が判定に適合しない場合、XX=m2とし(3)の次のノードへ進む。
【0051】
(4−13)この判定に適合すると、この文字列はドラッグした文字列そのものとなり、この文字列に修飾処理を行う。このドラッグ文字列が2行にわたって折り返し表示されている場合、その上の行、下の行に分割表示されている文字列に対して、それぞれ部分マッチングによる判定を行う。
【0052】
(5)XLinkデータの登録処理の手順(S205)
結合処理フレーム1cの左側のURL欄に参照するページのURLを入力し、ボタン”表示1”をクリックすると、基礎コンテンツ表示フレーム1aに指定したページ(基礎コンテンツD3)が表示される。表示されたページ中のテキストをドラッグすると、リソース欄にリンク先コンテンツD4のURIが表示される。
【0053】
また、タイトル欄に記入することにより、1つのリソース(このリソースをリソース1と呼ぶ)の記述が完了する。もう1つのリンク先コンテンツ表示フレーム1bに対して同様の操作を行い、リンク先コンテンツであるリソースを定義する。ここで定義したリソース間の関係を結合処理フレーム1c中央の矢印によって指定する。ここで指定できる関係は1方向並びに双方向が指定できる。さらに参照表示形式を同フレーム右側の結合形態選択部(チェックボックス)1dにより選択する。
【0054】
これらの指定によりリソース1からリソース2へのリンク関係とリンク時の表示形式が定まり、これらのデータはボタン“保存”により、基礎コンテンツ表示フレーム1a内にあるXLinkデータ(DOM)に保存される。さらに続けて別のリソースに対しても同様の処理を行う。最後にボタン“登録”によってXLinkデータはサーバに登録される。
【0055】
この処理における大きなポイントは、(1)HTML表示完了の検知、(2)表示完了後、表示されたHTML中へのマウスドラッグ処理を行うスクリプトを埋め込み、(3)XLinkデータの生成(XLink:label値の生成)である。(1)及び(2)は、基礎コンテンツ表示フレーム1a、リンク先コンテンツ表示フレーム1bに表示されるHTMLには、そのテキストをドラッグするなどの処理機能はない。
【0056】
以上説明した手順により、サーバ上にあるHTMLなどのコンテンツ及びXLinkデータがサーバ上に登録される。本実施形態においてXLinkデータは、ユーザー認証に基づき、リンクデータベース5内のユーザー所定のフォルダに保存される。
【0057】
(参照処理)
このようにして登録されたXLinkの参照は以下の手順により行われる。図4(a)及び(b)は、本実施形態における参照処理の手順を示す説明図である。
【0058】
同図に示すように、処理が開始されると、リンク制御APIを有する初期コンテンツがXLink制御フレーム2aに表示されると共に、ユーザーのアクセス権に応じたXLinkデータがリンクデータベース5から取出され、XLink制御フレーム2aのDOMに格納される(S101)。リンク制御APIはXLinkデータ先頭にあるコンテンツD3をコンテンツ表示フレーム2bに表示する(S102)。そして、コンテンツD3の表示完了後、リンク制御APIを表示しているコンテンツD3中に埋め込み(S103)、XLinkデータに基づいてコンテンツD3中のリンク箇所にリンクポイントの埋め込みが実行される(S104)。尚、XLink制御フレーム2aとコンテンツ表示フレーム2bの参照ブラウザ2内での表示比率は0%対100%とする。即ちXLink制御フレーム2aはユーザーから見えない状況となる。
【0059】
次いで、表示しているコンテンツD3上でマウス操作によってリンクポイントの選択が行われ、これらに基づく複数のコンテンツのリンク情報がメニュー表示される(S105)。このメニューからコンテンツを選択するとXLinkに基づいたリンクが実施され(S106)、当該コンテンツD4が表示される(S102)。リンク先が別のXLinkデータを示す場合、別の括り定義されたXLinkデータを読み込まれ、上記ステップS101〜S106の操作を繰り返すことができる。
【0060】
(アノテーション付加機能)
なお、本実施形態では、ユーザーの利便性、すなわち、現在見ているページに対して気に入った箇所、疑問を抱いた箇所などのアノテーションを付与する機能を設けている。
【0061】
詳述すると、図5(a)に示すように、画面上において、アノテーションを付与するテキストをマウスドラッグする。この操作によって、アノテーション記入フォーム7が開き、ドラッグされたテキストがアノテーション対象文字列としてテキストボックス72に表示され、テキストボックス73において、コメントが入力可能となる。これにより、ドラッグした文字列にテキスト修飾(ここでは緑色の背景色を付与)が施され、アノテーションを記入する画面がHTML上にポップアップ表示される。
【0062】
なお、アノテーション記入フォーム7のテキストボックス71に表示されるURIは、表示しているページのURLと、ドラッグしたテキストのページ上の位置とを組み合わせて生成したものであり、これが上述したXLinkのリソース元となる。また、ユーザー操作により記入したデータが、ドラッグしたテキストへのアノテーション情報となり、この入力テキストがローカルリソースと定義され、リンク先のリソースとなる。
【0063】
そして、上述したように、アノテーション記入フォーム7上のボタン“登録”をクリックすることによってアノテーションが登録される。登録されるデータはリンク元となるリソースとリンク先となるアノテーション情報である。なお、アノテーション情報はXLinkデータの一部として管理され、XLink表示できる環境を有するブラウザで表示することができる。
【0064】
[応用例]
なお、以上説明したコンテンツ表示システム及び表示方法は、例えば、図5(b)に示すような業績報告書の表示に用いることができる。
【0065】
図5(b)に示したコンテンツデータベース6内に、データベース形式により各期の業績データを格納しておき、リンク情報にこの業績データを参照する旨の処理を記述する。これによれば、定型的なフォーマットをHTMLファイルで作成するとともに、業績データを照合し表や棒グラフ、円グラフを描画する処理をリンク情報により実行させることにより、報告書の定型部分をそのまま表示し、業績データのみをデータベースの更新に追従させてリアルタイムに表示することができる。
【0066】
[コンテンツ表示プログラム]
なお、上述した実施形態及びその応用例に係るコンテンツ表示システム及び方法は、所定のコンピュータ言語で記述されたプログラムとすることができる。すなわち、このプログラムを、ユーザー端末やWebサーバ等のコンピュータやICチップにインストールすることにより、上述した各機能を有する登録ブラウザ、参照ブラウザ、Webサーバを容易に構築することができる。このプログラムは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、またスタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。
【0067】
そして、このようなプログラムは、図6に示すような、汎用コンピュータ120で読み取り可能な記録媒体116〜119に記録することができる。具体的には、同図に示すような、フレキシブルディスク116やカセットテープ119等の磁気記録媒体、若しくはCD−ROMやDVD−ROM117等の光ディスクの他、RAMカード118など、種々の記録媒体に記録することができる。本実施形態は書き込み不可のCD−ROMやDVD−ROM117中にあるコンテンツに対してリンクを設けることができる特徴を有する。
【0068】
そして、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピュータや専用コンピュータを用いて、上述したコンテンツ表示システムや方法を実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラムによれば、スクリプトによるXLink実装を通して得られた技術に基づいて、ブラウザ上に表示されたページやその中のテキストをリソースとし、別に表示したページやその中のテキストを関連付けるXLinkの登録を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る登録ブラウザの画面構成を示す説明図である。
【図3】実施形態に係る登録処理の手順を示すフロー図である。
【図4】実施形態における参照処理の手順を示す説明図である。
【図5】実施形態に係る応用例を示す説明図である。
【図6】実施形態に係るコンテンツ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示す斜視図である。
【図7】従来のXLinkの概要を示す説明図である。
【図8】従来のXLinkの概要を示す説明図である。
【符号の説明】
D1…初期コンテンツデータ
D2…XLinkデータ
D3…基礎コンテンツデータ
D4…リンク先コンテンツ
1…登録ブラウザ
1a…基礎コンテンツ表示フレーム
1b…リンク先コンテンツ表示フレーム
1c…結合処理フレーム
1d…結合形態選択部
1e,1f…テキストボックス
2…参照ブラウザ
2a…XLink制御フレーム
2b…コンテンツ表示フレーム
3…Webサーバ
4…ユーザー認証部
5…リンクデータベース
5a…パーソナルリンクデータ
5b…グループリンクデータ
6…コンテンツデータベース
7…アノテーション記入フォーム
71〜73…テキストボックス
11…マウスポインタ
116…フレキシブルディスク
117…ROM
118…RAMカード
119…カセットテープ
120…汎用コンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、リンクデータをリソースの外で管理する機構で、XLinkの登録データを第三者リンクとして管理するコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のHTMLは、文書内にハイパーリンクが書き込まれ、リンク元の文書とリンク先の文書は、それぞれ単独で存在する。リンク元の文書作成時において、リンク先の文書が存在していても、サイトの運用により、リンク先の文書が別フォルダに移動されたり、リンク先の文書が削除されたりすることによって、broken linkが生じることがある。
【0003】
このような問題を解決する技術として、リンク情報を別途管理することができる第三者リンク(XLink)が挙げられる。このXLinkは、リソースとリソースを関連付けるリンク機構を有し、W3Cは、XLinkの仕様について、2001年6月に、W3C勧告としてXLink1.0(XML Linking Language)を公開した。このXLinkは、属性中心のML(Markup Language)であることから、他のMLとの親和性が高いことから、XLink勧告後に策定されたSVG(Scalable VectorGraphics)などのXML規格においても、XLinkの機能を取り入れている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0004】
このXLinkでは、図7及び図8に示すように、ブラウザ上で、a.HTML、及びXLink仕様に沿って記述されたXLink.xml(XMLファイル)を読み込み、リンク制御APIにより、その記述に従い第三者リンクを実現し、他のコンテンツ(画像や他のHTMLファイル)を種々の形態で結合されたリンク機能を持つa.HTMLとして表示する。図8に示した例では、元のa.HTMLの”A”の箇所に他のHTMLファイル”C”や”F”のページへのリンクを挿入し、”B”の箇所に”D”の画像の表示・削除機能を埋め込んでいる。
【0005】
このようにXLinkによれば、リソース自身の管理並びにリソース間の関連も管理でき、参照元がないリソースや参照先がないリソースの発見を容易にサポートすることができる。
【0006】
【非特許文献1】
“XML Pointer, XML Base and XML Linking”、http://www.w3.org/XML/Linking、2001
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、XLinkファイルはエディタ等のアプリケーションを使って直接ファイルを作ることもできるが、リンクの記入ミスにより、正常に実行されない惧れがある。また、XLinkでは、XLink:hrefで記述されるリソースとXLink:labelで示されるラベル情報を一元的に管理することが要求され、対応するシステムも必要となる。
【0008】
そこで、本発明は、スクリプトによるXLink実装を通して得られた技術に基づいて、ブラウザ上に表示されたページやその中のテキストをリソースとし、別に表示したページやその中のテキストを関連付けるXLinkの登録を容易に行うことのできるコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するコンテンツ表示方法であって、ネットワーク上に設置されたコンテンツデータベースに複数のコンテンツデータを格納するとともに、ネットワーク上に設置されたリンクデータベースに複数のコンテンツデータの結合形態に関するリンク情報を登録する第1の処理と、リンク情報をリンクデータベースから取得し、リンク情報に基づいてコンテンツデータベースから複数のコンテンツを取得し、取得した複数のコンテンツデータをリンク情報に基づいて結合して表示する第2の処理とを有する。このような本発明によれば、第三者リンクをリンクデータベースに登録することにより、ネットワーク上に点在する複数のコンテンツを結合して表示することができる。
【0010】
上記発明においては、第1の処理では、コンテンツデータベース又はリンクデータベースへのアクセスを、アクセス者のアクセス権に応じて制限することが好ましい。この場合には、アクセス者のアクセス権に応じて、参照可能なコンテンツを管理することができるため、コンテンツの提示対象者を、コンテンツの内容に応じて制限することが可能となり、不正にコンテンツが利用されることを回避することができる。
【0011】
上記発明においては、第1の処理では、ユーザー側端末において、基礎コンテンツデータを表示するとともに、基礎コンテンツデータに結合される他のコンテンツデータを表示し、ユーザーの操作に応じて、表示されたコンテンツの文字列を選択し、基礎コンテンツデータ上の選択箇所に、他のコンテンツデータ上の選択箇所を結合し、結合結果を、リンク情報としてリンクデータベースに登録することが好ましい。この場合には、既存のコンテンツ内に他のコンテンツを結合させる際、ユーザーは、コンテンツの内容を視覚的に把握しながら操作することが可能となり、登録操作を容易なものとすることができる。
【0012】
上記発明においては、選択された文字列と、この選択された文字列の表示サイズとに基づいて、選択された文字列のコンテンツ内における座標を算出し、この算出結果に基づいて、各選択箇所を特定することが好ましい。この場合には、結合箇所を基礎コンテンツデータ内の文字列により特定することができ、基礎コンテンツの内容と関連のある他のコンテンツを容易に登録することができるとともに、コンテンツの内容に則して他のコンテンツを結合することができる。
【0013】
上記発明においては、第2の処理では、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータにおける他のコンテンツデータの結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択することが好ましい。この場合には、複数のコンテンツの結合形態の多様化を図ることができ、結合されたコンテンツの表現力を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[コンテンツ表示システム]
(システムの構成)
本発明に係るコンテンツ表示システムの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成を示すブロック図である。
【0015】
同図に示すように、コンテンツ表示システムは、インターネットなど通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するシステムであり、複数のコンテンツデータD3,D4を格納するコンテンツデータベース6と、複数のコンテンツデータD3,D4の結合形態に関するリンク情報を格納するリンクデータベース5と、これらのデータベースを管理するとともにインターネットからの参照要求を処理するWebサーバ3と、アクセス者の認証を行うユーザー認証部4とを備えている。本実施形態において、上記コンテンツデータD3,D4は、HTMLファイルやJPG等の画像画像ファイル、動画ファイルであり、また、リンク情報は、XML等により記述された文字列データである。
【0016】
Webサーバ3は、インターネットに接続され、インターネット上の登録ブラウザ1や参照ブラウザ2の要求に応じて、HTMLデータやXMLデータ、画像・動画データを配信する通信サーバである。また、登録ブラウザ1や参照ブラウザ2は、インターネットを通じてWebサーバ3とデータの送受信が可能なブラウザソフト等、汎用コンピュータ上で実行されるアプリケーションである。
【0017】
コンテンツデータベース6は、HTML等のマークアップテキストデータや、画像等のファイルデータを格納するデータベースであり、本実施形態では、Webサーバ3に接続され、このWebサーバ3の要求に応じて、コンテンツデータD3,D4の保存、読み出し、更新等を実行する。
【0018】
リンクデータベース5は、XML等で記述されたXLinkデータを格納するデータベースであり、本実施形態では、ユーザー認証部4とWebサーバ3に接続されている。また、本実施形態に係るリンクデータベース5は、アクセス者のアクセスレベルに応じて、アクセスするデータベースを切り替える機能を備えており、個人用のデータベースであるパーソナルリンクデータ5aと、グループリンクデータ5bとを有している。
【0019】
ユーザー認証部4は、登録ブラウザ1や参照ブラウザ2のユーザーのアクセス権を認証するモジュールであり、ユーザーからIDやパスワードを取得し、登録ユーザーであるか否かを判断し、登録ユーザーであるときには、そのアクセス権を認証する。そして、アクセス権に応じて、アクセス可能なリンクデータベースを決定する。
【0020】
登録ブラウザ1は、XLinkデータをリンクデータベース5から取得し、XLinkデータに基づいてコンテンツデータベース6から複数のコンテンツD3及びD4を取得し、取得した複数のコンテンツデータD3及びD4をXLinkデータに基づいて結合して表示する表示機能と、基礎コンテンツデータD3上における、他のコンテンツデータD4の位置や表示形態をXLinkデータとしてリンクデータベース5に登録する登録機能とを備えている。
【0021】
また、登録ブラウザ1は、図2に示すように、基礎コンテンツデータD3を表示する基礎コンテンツ表示フレーム1aと、基礎コンテンツデータD3に結合される他のコンテンツデータD4を表示するリンク先コンテンツ表示フレーム1bと、基礎コンテンツ表示フレーム1a及びリンク先コンテンツ表示フレーム1b上に表示されたコンテンツの文字列を選択する選択手段であるマウスポインタ11と、基礎コンテンツ表示フレーム1a上の選択箇所に、リンク先コンテンツ表示フレーム1b上の選択箇所を結合する結合処理フレーム1cとを備えている。
【0022】
なお、結合処理フレーム1cは、マウスポインタ11により選択された文字列と、この選択された文字列の各表示部上における表示サイズとに基づいて、選択された文字列の座標を算出し、この算出結果に基づいて、前記各選択箇所を特定する機能を有している。
【0023】
さらに、登録ブラウザ1は、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータD3における他のコンテンツデータD4の結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択する結合形態選択部1d及び基礎コンテンツデータD3や他のコンテンツデータD4に関する情報を入力するテキストボックス1e及び1fを有している。
【0024】
[コンテンツ表示方法]
上述したコンテンツ表示システムを動作させることにより本発明のコンテンツ表示方法を実施することができる。以下に、本実施形態に係るコンテンツ表示方法の手順について説明する。なお、本実施形態では、登録ブラウザ1からXLinkデータをリンクデータベース5に登録し、参照ブラウザ2によりコンテンツを表示させる。
【0025】
(XLinkデータの登録処理)
本実施形態におけるXLinkデータ登録処理の手順は次の通りである。図3は、本実施形態における登録処理の手順を示すフロー図である。なお、ここでは、基礎コンテンツ表示フレーム1a及びリンク先コンテンツ表示フレーム1b上に開いたコンテンツD3及びD4に対して、それぞれのコンテンツ上からリソースとなるテキストをマウスポインタ11によるドラッグ操作によって選択し、両リソース間のリンク関係、リンク時の表示方法を結合形態選択部1dにおいて選択して、XLinkデータとして登録する。図3に示した操作及び処理について以下に詳述する。
【0026】
(1)HTML文中からドラッグしたテキストの抽出(S201)
テキストの抽出に際しては、ユーザーのマウスポインタ11の操作によるドラッグイベントをイベントnodeEとして検知し、このイベントnodeEに基づいて、ドラッグした文字列textを取得する。この文字列textは、ドラッグ操作によってクリップボードに格納されたテキストとして取得される。
【0027】
次いで、これらの処理によって得られた文字列textが、HTML文書中のどこにあったか、その座標情報などを検知する。詳述すると、ドラッグされた文字列textは、必ずノードnode中にあるが、node内のどこにあるかが不明であり、文字列textがノードnode中に1つしかない場合もあれば、複数ある場合も考えられる。
【0028】
文字列textが1つしかない場合には、ノードnode中にある文字列textを検索し、その文字列に対してリンク情報の修飾処理(リンクポイントの埋め込み)を行う。一方、文字列textが複数行にわたって複数個の文字列textがある場合は、どの文字列がドラッグされたものであるかの判定を行う。この判定の結果、その文字列に対して修飾処理を行う。
【0029】
(2)テキストオブジェクトのフォントメトリックス(S202)
上述した修飾処理を行うために、後述するテキストオブジェクトのフォントメトリックス(S202)による表示位置の座標計算とドラッグしたマウス座標との比較を行う。すなわち、表示フレーム1a又は1b上に表示されているオブジェクトの座標を取得し、この取得された座標を用いて、検索で求められた文字列がドラッグした文字列textであるか否かの判定を行う。この座標の取得は、ノードnodeのプロパティやスタイル属性から求める。例えば、オブジェクトの開始座標及び、オブジェクトの大きさを求め、これに基づいて、画面上の座標を算出する。
【0030】
また、テキストオブジェクト中の文字列の表示位置は、フォントファミリー、フォントサイズ、フォントスタイル、フォントウェイト、レタースペースなどのCSSスタイル属性から得られる情報を用いて計算する。このようにCSSスタイル属性に基づいたテキストオブジェクトのフォントメトリックスを把握し、テキストオブジェクト中にある任意の文字列に対して、その表示位置が計算可能となる。
【0031】
なお、ブラウザに表示されるテキストは見易くするため、プロポーショナルスタイルでそれぞれの文字が表示される。一般に同じ全角文字でも、漢字に対してカタカナやひらがなは、やや小さ目に表示される。また同じカタカナでも文字によって大きさが異なる。本実施形態では、任意の文字列の表示長(ブラウザ上で表示されているテキストの長さ)を求めるため、非表示でその文字列をブラウザ上にレンダリングし、そのテキストオブジェクトから求めたoffsetWidth(偏り幅)を表示長とする。
【0032】
先ず、docsで指定されたDOMにあるノードvnodeの配下に、DIV要素を追加し、そのノードをmNodeとする。このとき、DIV要素の中にテキストを記入して、そのテキストの長さを求めるため、その表示モードは非表示とする。また、テキストが入る十分な幅を確保するため、DIV要素の幅をフォントサイズに文字列長を乗じた値に指定する。この指定がない場合、ブラウザの表示幅を越えて2行、3行で表示されるテキストの表示長は、すべてブラウザの表示幅の値となる。このDIV要素の中に、テキストをセットするSPAN要素を設け、このノードをtNodeとする。この要素に対して、フォントメトリックスを求めるテキストのデフォルトCSSスタイル属性をセットし、テキストを埋め込む。
【0033】
このノードtNodeの幅は、設定されたフォント情報に従ったテキストの表示長がtNode.offsetWidthから求められる。このコード中の関数addTextNodeはテキストや属性を持つノードの生成が簡単に行える関数である。この関数を通して、容易に文字列の表示長を求める。
【0034】
長い文字列は1行に入らず、必ず改行を伴うため、改行を含めたフォントメトリックスを考慮し、ドラッグした文字列がそのテキストオブジェクトのどこにあるかを判定する。この改行に関する情報は調査してもその具体的な情報を得られなかったため、テキストオブジェクトのプロパティから算出する。
【0035】
上述の処理の結果、フォントメトリックスに関するすべての情報が取得される。本実施形態では、この処理結果に対して、座標の単位系(PT及びPX)を統一する。具体的には、絶対単位系のPT(ポイント)によって表記されているBODY要素で指定される単位(1in=72pt)を、その他の要素における画面解像度に依存する相対単位系(PX:ピクセル)に統一する。
【0036】
(3)フォントサイズとフォント高の調整(S203)
フォントサイズ(単位はpx、pt)とフォント高(px)との関係を解析し、この解析結果に基づいて、座標位置の調整を行う。
【0037】
(4)ドラッグしたテキストの判定とXPointer情報取得(S204)
次いで、ドラッグした文字列textとテキスト中の文字列の判定の前準備として、ドラッグイベントが生じたブラウザ上の座標x、yを求め、この座標と表示フレーム1aや1b上に表示されている文字列の座標を比較して、ドラッグした文字列の判定を行う。
【0038】
このドラッグイベントを生じたノードnode(表示座標XX、YYで大きさwidth、heightを有する要素)中に、ドラッグした文字列textが必ず含まれるが、ドラッグされていない文字列textも含まれることも考えられる。このような場合に、テキストオブジェクト中からドラッグした文字列を求める手順は次の通りである。
【0039】
(4−1)ドラッグイベントが生じた座標x、yとドラッグテキストtext(このテキストの表示長をm0とする)を、並びにイベントが生じたノードnodeを得て、そのnodeのブラウザ上での開始座標XX、YY(初期値をX、Yとして保存)とその大きさを取得する。
【0040】
(4−2)nodeが有するCSSスタイル情報を求める(フォントサイズfs、フォント高fhの単位はpxに統一する)。
【0041】
(4−3)nodeのDOM構造を読み取り、その子ノードに対して、以下の処理を行う。
【0042】
(4−4)子ノードが改行要素であれば、XX=X、YY+=fhとして改行を行う。また改空行要素であれば、XX=X、YY+=fh+LFとして空行を伴う改行を行う(ただし当該子ノードの1つ前の兄要素が改空行である場合、YY−=LFとして空行重複を避ける)。LFは改空行幅を示し、インターネットエクスプローラではLF=19となる。
【0043】
(4−5)ノードnodeの子ノードが要素であれば、その要素の表示長lenを求め、XX+=lenとする。もしXXがX+widthを越えるならば、この文字列の前に改行ポイントがある。この文字列までの文字列について二分木検索によって求められた改行ポイントまでの長さをm1とする。XX−=m1、YY+=fhとして改行処理を行う。
【0044】
(4−6)ノードnodeの子ノードがテキストノードの場合、そのテキスト中にドラッグした文字列textが含まれているか、判定する。
【0045】
(4−7)そのテキストノード中にtextが含まれない場合、(4)と同様の処理を行う。
【0046】
(4−8)そのテキストノード中にtextが含まれる場合、まずm2=XXとする。
【0047】
(4−9)その文字列を含む文字列の表示長をm2に加える。
【0048】
(4−10)もしm2−m0がX+widthを越えるならば、この文字列の前に改行ポイントがある。改行ポイントまでの長さをm1とする。m2−=m1、YY+=fhとして改行処理を行う。
【0049】
(4−11)ドラッグした位置x、yがそれぞれm2−m0〜m2、YY〜YY+fhの範囲内にあるか、判定を行う。
【0050】
(4−12)この判定に適合しない場合、次のテキスト候補に対して(9)の処理を行う。もしすべての候補が判定に適合しない場合、XX=m2とし(3)の次のノードへ進む。
【0051】
(4−13)この判定に適合すると、この文字列はドラッグした文字列そのものとなり、この文字列に修飾処理を行う。このドラッグ文字列が2行にわたって折り返し表示されている場合、その上の行、下の行に分割表示されている文字列に対して、それぞれ部分マッチングによる判定を行う。
【0052】
(5)XLinkデータの登録処理の手順(S205)
結合処理フレーム1cの左側のURL欄に参照するページのURLを入力し、ボタン”表示1”をクリックすると、基礎コンテンツ表示フレーム1aに指定したページ(基礎コンテンツD3)が表示される。表示されたページ中のテキストをドラッグすると、リソース欄にリンク先コンテンツD4のURIが表示される。
【0053】
また、タイトル欄に記入することにより、1つのリソース(このリソースをリソース1と呼ぶ)の記述が完了する。もう1つのリンク先コンテンツ表示フレーム1bに対して同様の操作を行い、リンク先コンテンツであるリソースを定義する。ここで定義したリソース間の関係を結合処理フレーム1c中央の矢印によって指定する。ここで指定できる関係は1方向並びに双方向が指定できる。さらに参照表示形式を同フレーム右側の結合形態選択部(チェックボックス)1dにより選択する。
【0054】
これらの指定によりリソース1からリソース2へのリンク関係とリンク時の表示形式が定まり、これらのデータはボタン“保存”により、基礎コンテンツ表示フレーム1a内にあるXLinkデータ(DOM)に保存される。さらに続けて別のリソースに対しても同様の処理を行う。最後にボタン“登録”によってXLinkデータはサーバに登録される。
【0055】
この処理における大きなポイントは、(1)HTML表示完了の検知、(2)表示完了後、表示されたHTML中へのマウスドラッグ処理を行うスクリプトを埋め込み、(3)XLinkデータの生成(XLink:label値の生成)である。(1)及び(2)は、基礎コンテンツ表示フレーム1a、リンク先コンテンツ表示フレーム1bに表示されるHTMLには、そのテキストをドラッグするなどの処理機能はない。
【0056】
以上説明した手順により、サーバ上にあるHTMLなどのコンテンツ及びXLinkデータがサーバ上に登録される。本実施形態においてXLinkデータは、ユーザー認証に基づき、リンクデータベース5内のユーザー所定のフォルダに保存される。
【0057】
(参照処理)
このようにして登録されたXLinkの参照は以下の手順により行われる。図4(a)及び(b)は、本実施形態における参照処理の手順を示す説明図である。
【0058】
同図に示すように、処理が開始されると、リンク制御APIを有する初期コンテンツがXLink制御フレーム2aに表示されると共に、ユーザーのアクセス権に応じたXLinkデータがリンクデータベース5から取出され、XLink制御フレーム2aのDOMに格納される(S101)。リンク制御APIはXLinkデータ先頭にあるコンテンツD3をコンテンツ表示フレーム2bに表示する(S102)。そして、コンテンツD3の表示完了後、リンク制御APIを表示しているコンテンツD3中に埋め込み(S103)、XLinkデータに基づいてコンテンツD3中のリンク箇所にリンクポイントの埋め込みが実行される(S104)。尚、XLink制御フレーム2aとコンテンツ表示フレーム2bの参照ブラウザ2内での表示比率は0%対100%とする。即ちXLink制御フレーム2aはユーザーから見えない状況となる。
【0059】
次いで、表示しているコンテンツD3上でマウス操作によってリンクポイントの選択が行われ、これらに基づく複数のコンテンツのリンク情報がメニュー表示される(S105)。このメニューからコンテンツを選択するとXLinkに基づいたリンクが実施され(S106)、当該コンテンツD4が表示される(S102)。リンク先が別のXLinkデータを示す場合、別の括り定義されたXLinkデータを読み込まれ、上記ステップS101〜S106の操作を繰り返すことができる。
【0060】
(アノテーション付加機能)
なお、本実施形態では、ユーザーの利便性、すなわち、現在見ているページに対して気に入った箇所、疑問を抱いた箇所などのアノテーションを付与する機能を設けている。
【0061】
詳述すると、図5(a)に示すように、画面上において、アノテーションを付与するテキストをマウスドラッグする。この操作によって、アノテーション記入フォーム7が開き、ドラッグされたテキストがアノテーション対象文字列としてテキストボックス72に表示され、テキストボックス73において、コメントが入力可能となる。これにより、ドラッグした文字列にテキスト修飾(ここでは緑色の背景色を付与)が施され、アノテーションを記入する画面がHTML上にポップアップ表示される。
【0062】
なお、アノテーション記入フォーム7のテキストボックス71に表示されるURIは、表示しているページのURLと、ドラッグしたテキストのページ上の位置とを組み合わせて生成したものであり、これが上述したXLinkのリソース元となる。また、ユーザー操作により記入したデータが、ドラッグしたテキストへのアノテーション情報となり、この入力テキストがローカルリソースと定義され、リンク先のリソースとなる。
【0063】
そして、上述したように、アノテーション記入フォーム7上のボタン“登録”をクリックすることによってアノテーションが登録される。登録されるデータはリンク元となるリソースとリンク先となるアノテーション情報である。なお、アノテーション情報はXLinkデータの一部として管理され、XLink表示できる環境を有するブラウザで表示することができる。
【0064】
[応用例]
なお、以上説明したコンテンツ表示システム及び表示方法は、例えば、図5(b)に示すような業績報告書の表示に用いることができる。
【0065】
図5(b)に示したコンテンツデータベース6内に、データベース形式により各期の業績データを格納しておき、リンク情報にこの業績データを参照する旨の処理を記述する。これによれば、定型的なフォーマットをHTMLファイルで作成するとともに、業績データを照合し表や棒グラフ、円グラフを描画する処理をリンク情報により実行させることにより、報告書の定型部分をそのまま表示し、業績データのみをデータベースの更新に追従させてリアルタイムに表示することができる。
【0066】
[コンテンツ表示プログラム]
なお、上述した実施形態及びその応用例に係るコンテンツ表示システム及び方法は、所定のコンピュータ言語で記述されたプログラムとすることができる。すなわち、このプログラムを、ユーザー端末やWebサーバ等のコンピュータやICチップにインストールすることにより、上述した各機能を有する登録ブラウザ、参照ブラウザ、Webサーバを容易に構築することができる。このプログラムは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、またスタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。
【0067】
そして、このようなプログラムは、図6に示すような、汎用コンピュータ120で読み取り可能な記録媒体116〜119に記録することができる。具体的には、同図に示すような、フレキシブルディスク116やカセットテープ119等の磁気記録媒体、若しくはCD−ROMやDVD−ROM117等の光ディスクの他、RAMカード118など、種々の記録媒体に記録することができる。本実施形態は書き込み不可のCD−ROMやDVD−ROM117中にあるコンテンツに対してリンクを設けることができる特徴を有する。
【0068】
そして、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピュータや専用コンピュータを用いて、上述したコンテンツ表示システムや方法を実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラムによれば、スクリプトによるXLink実装を通して得られた技術に基づいて、ブラウザ上に表示されたページやその中のテキストをリソースとし、別に表示したページやその中のテキストを関連付けるXLinkの登録を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るコンテンツ表示システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る登録ブラウザの画面構成を示す説明図である。
【図3】実施形態に係る登録処理の手順を示すフロー図である。
【図4】実施形態における参照処理の手順を示す説明図である。
【図5】実施形態に係る応用例を示す説明図である。
【図6】実施形態に係るコンテンツ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示す斜視図である。
【図7】従来のXLinkの概要を示す説明図である。
【図8】従来のXLinkの概要を示す説明図である。
【符号の説明】
D1…初期コンテンツデータ
D2…XLinkデータ
D3…基礎コンテンツデータ
D4…リンク先コンテンツ
1…登録ブラウザ
1a…基礎コンテンツ表示フレーム
1b…リンク先コンテンツ表示フレーム
1c…結合処理フレーム
1d…結合形態選択部
1e,1f…テキストボックス
2…参照ブラウザ
2a…XLink制御フレーム
2b…コンテンツ表示フレーム
3…Webサーバ
4…ユーザー認証部
5…リンクデータベース
5a…パーソナルリンクデータ
5b…グループリンクデータ
6…コンテンツデータベース
7…アノテーション記入フォーム
71〜73…テキストボックス
11…マウスポインタ
116…フレキシブルディスク
117…ROM
118…RAMカード
119…カセットテープ
120…汎用コンピュータ
Claims (15)
- 通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するコンテンツ表示システムであって、
前記複数のコンテンツデータを格納するコンテンツデータベースと、
前記複数のコンテンツデータの結合形態に関するリンク情報を格納するリンクデータベースと、
前記リンク情報を前記リンクデータベースから取得し、該リンク情報に基づいて前記コンテンツデータベースから複数のコンテンツを取得し、取得した複数のコンテンツデータを前記リンク情報に基づいて結合して表示する参照手段と、
前記結合の基礎となる基礎コンテンツデータ上における、他のコンテンツデータの位置や表示形態を前記リンク情報として前記リンクデータベースに登録する登録手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ表示システム。 - 前記コンテンツデータベース又は前記リンクデータベースへのアクセスを、アクセス者のアクセス権に応じて制限する認証部を有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示システム。
- 前記登録手段は、
前記基礎コンテンツデータを表示する基礎コンテンツ表示部と、
該基礎コンテンツデータに結合される他のコンテンツデータを表示するリンク先コンテンツ表示部と、
前記基礎コンテンツ表示部及び前記リンク先コンテンツ表示部上に表示されたコンテンツの文字列を選択する選択手段と、
前記基礎コンテンツ表示部上の選択箇所に、前記リンク先コンテンツ表示部上の選択箇所を結合する結合処理部と、
前記結合処理部による結合結果を、前記リンク情報として前記リンクデータベースに登録する登録処理部と
を備えることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ表示システム。 - 前記結合処理部は、前記選択手段により選択された文字列と、この選択された文字列の前記各表示部上における表示サイズとに基づいて、該選択された文字列の座標を算出し、この算出結果に基づいて、前記各選択箇所を特定することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ表示システム。
- 前記結合処理部は、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータにおける前記他のコンテンツデータの結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択する結合形態選択部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のコンテンツ表示システム。
- 通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するコンテンツ表示方法であって、
前記ネットワーク上に設置されたコンテンツデータベースに前記複数のコンテンツデータを格納するとともに、前記ネットワーク上に設置されたリンクデータベースに前記複数のコンテンツデータの結合形態に関するリンク情報を登録する第1の処理と、
前記リンク情報を前記リンクデータベースから取得し、該リンク情報に基づいて前記コンテンツデータベースから複数のコンテンツを取得し、取得した複数のコンテンツデータを前記リンク情報に基づいて結合して表示する第2の処理と
を有することを特徴とするコンテンツ表示方法。 - 前記第1の処理では、前記コンテンツデータベース又は前記リンクデータベースへのアクセスを、アクセス者のアクセス権に応じて制限することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ表示方法。
- 前記第1の処理では、
ユーザー側端末において、前記基礎コンテンツデータを表示するとともに、該基礎コンテンツデータに結合される他のコンテンツデータを表示し、
ユーザーの操作に応じて、表示されたコンテンツの文字列を選択し、
前記基礎コンテンツデータ上の選択箇所に、前記他のコンテンツデータ上の選択箇所を結合し、
前記結合結果を、前記リンク情報として前記リンクデータベースに登録することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ表示方法。 - 前記選択された文字列と、この選択された文字列の表示サイズとに基づいて、該選択された文字列のコンテンツ内における座標を算出し、この算出結果に基づいて、前記各選択箇所を特定することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ表示方法。
- 前記第2の処理では、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータにおける前記他のコンテンツデータの結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択することを特徴とする請求項8又は9に記載のコンテンツ表示方法。
- 通信回線を相互に接続して構築されるネットワーク上に分散配置された複数のコンテンツデータの一部又は全部を結合して表示するコンテンツ表示方法であって、コンピュータに、
前記ネットワーク上に設置されたコンテンツデータベースに前記複数のコンテンツデータを格納するとともに、前記ネットワーク上に設置されたリンクデータベースに前記複数のコンテンツデータの結合形態に関するリンク情報を登録する第1の処理と、
前記リンク情報を前記リンクデータベースから取得し、該リンク情報に基づいて前記コンテンツデータベースから複数のコンテンツを取得し、取得した複数のコンテンツデータを前記リンク情報に基づいて結合して表示する第2の処理と
を実行させることを特徴とするコンテンツ表示プログラム。 - 前記第1の処理では、前記コンテンツデータベース又は前記リンクデータベースへのアクセスを、アクセス者のアクセス権に応じて制限することを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ表示プログラム。
- 前記第1の処理では、
ユーザー側端末において、前記基礎コンテンツデータを表示するとともに、該基礎コンテンツデータに結合される他のコンテンツデータを表示し、
ユーザーの操作に応じて、表示されたコンテンツの文字列を選択し、
前記基礎コンテンツデータ上の選択箇所に、前記他のコンテンツデータ上の選択箇所を結合し、
前記結合結果を、前記リンク情報として前記リンクデータベースに登録することを特徴とする請求項12に記載のコンテンツ表示プログラム。 - 前記選択された文字列と、この選択された文字列の表示サイズとに基づいて、該選択された文字列のコンテンツ内における座標を算出し、この算出結果に基づいて、前記各選択箇所を特定することを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ表示プログラム。
- 前記第2の処理では、ユーザーの操作に基づいて、基礎コンテンツデータにおける前記他のコンテンツデータの結合形態として、置換、埋込み、ポップアップ表示等を選択することを特徴とする請求項13又は14に記載のコンテンツ表示プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003006315A JP2004220282A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | コンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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