JP2003256343A - 電子メール仲介サービスシステム、端末、ダウンロードサーバ及びプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

電子メール仲介サービスシステム、端末、ダウンロードサーバ及びプログラム並びに記録媒体

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JP2003256343A
JP2003256343A JP2002374126A JP2002374126A JP2003256343A JP 2003256343 A JP2003256343 A JP 2003256343A JP 2002374126 A JP2002374126 A JP 2002374126A JP 2002374126 A JP2002374126 A JP 2002374126A JP 2003256343 A JP2003256343 A JP 2003256343A
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user
terminal
mail
message
electronic mail
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JP2002374126A
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English (en)
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Hiroshi Sato
浩志 佐藤
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Dental Supply Co
Original Assignee
Dental Supply Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールの発信者側で受信者側端末への電
子メールの転送を許容するかまたは閲覧のみを許容して
閲覧後に電子メールの削除を行うかを指定できるように
した電子メール仲介サービスシステムを提供する。 【解決手段】 電子メール仲介サービスシステム14
は、利用者Aの携帯電話機16aから送信されたメッセ
ージ80をすべての利用者の端末で閲覧できるように公
開し、前記メッセージに対する返信として利用者Bの携
帯電話機16bから送信されたメッセージ81を前記利
用者Aの私書箱42aに転送する。そして、前記利用者
Aの携帯電話機16aから自分宛のメッセージの閲覧要
求があった場合に、私書箱42aに届けられたメッセー
ジの閲覧を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール仲介サ
ービスシステムに関する。詳しくは、通常の電子メール
システムを改良した電子メール仲介サービスシステムで
あって、特に、サーバ側にユーザごとの私書箱を備え、
受信者側で読み終えた後の電子メールを私書箱に保存す
るか否(消去する)かを送信者側で指定できるようにし
た電子メール仲介サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子メールは、知っている相手
とのメッセージ交換に用いられるが、交際相手を募集す
るなど、相手を特定しない用途に用いられることもあ
る。その一例として、「出会い系サイト」が知られてい
る。出会い系サイトとは、インターネット上に設けられ
た「掲示板システム」(以下単に掲示板という)と類似
のコミュニケーション・サービス・システムの一形態で
ある。一般的な掲示板は、任意の話題または特定の話題
などに関する書き込み(メッセージ)を受け付け、それ
を不特定多数(公開掲示板の場合)のユーザに自由に閲
覧させると共に、随時に書き込まれる同意ないしは異論
反論などの意見(メッセージ)を時系列的に掲示してい
く、いわゆる一対多のメッセージ告知サービスシステム
である。掲示板ユーザのほとんどは、身分を明かさずに
匿名で利用することが多い。すなわち、書き込み者は、
通常、自分の氏名や電子メールアドレス等の固有情報を
隠し、ハンドルネームと呼ばれる匿名で利用することが
多い。
【0003】一方、出会い系サイトは、もっぱらインタ
ーネットを介して交際相手を広く募るために利用される
ものであり、掲示板と同様の一対多のメッセージ告知機
能を備えるほか、さらに、メッセージを読んで気に入っ
た相手と一対一のメッセージ交換を行うための電子メー
ル仲介機能を備える。
【0004】図14は、従来の電子メール仲介サービス
システム(一例として出会い系サイトに適用されるも
の)の概念図である。電子メール仲介サービスシステム
1は、図示を略したインターネット網に接続されたサー
バによって実現されている。この電子メール仲介サービ
スシステム1は、利用者(図では便宜的に利用者Aと利
用者Bで代表する)の端末(たとえば、iモード(登録
商標;以下「R」と略す)機能を搭載した携帯電話機、
以下単に「携帯電話機」という)2、3から利用可能な
以下のサービスをインターネット上に提供する。
【0005】すなわち、電子メール仲介サービスシステ
ム1は、図示を略したインターネット網上に、(1)携
帯電話機2、3のいずれか一方(図では利用者A;花子
さん)からの交際希望メッセージ4を受け付けて、その
メッセージを掲示板に公開するサービスと、(2)他の
利用者(図では利用者B;太郎さん)が自分の携帯電話
機3で当該メッセージ4を見て興味を覚えた場合に、そ
の利用者Bから送信(交際希望メッセージ4の表示画面
に設けられた送信ボタン4aのクリック操作)された特
定個人宛(花子さん宛)の返信メッセージ5を受け取る
サービスと、(3)その返信メッセージを宛先人(この
場合、利用者A;花子さん)の電子メールアドレスに転
送するサービスを提供する。
【0006】ここで、宛先人(利用者A)の電子メール
アドレスを、たとえば、“hanako@docom
o.ne.jp”とすると、この電子メールアドレスを
掲示板上に公開することは避けなければならない。電子
メールアドレスの公開は、しばしば他人からの「いたず
らメール」や「スパムメール」を受け取る原因となり、
迷惑を被るからである。そこで、従来の電子メール仲介
サービスシステム1においては、この点に留意して、交
際希望メッセージ4の書き込み者の電子メールアドレス
を上記の転送サービス(2)のみに限定利用し、掲示板
上には公開しないようにしている。
【0007】すなわち、従来の電子メール仲介サービス
システム1にあっては、掲示板上に、花子さんからの交
際希望メッセージ4のみを表示し、たとえば、太郎さん
から返信メッセージ5が送られてきた場合には、その返
信メッセージ5を花子さんの電子メールアドレス(“h
anako@docomo.ne.jp”)に転送する
ようにし、太郎さんをはじめとする掲示板利用者に対し
て、花子さんの電子メールアドレス(“hanako@
docomo.ne.jp”)を知らせないようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子メール仲介サービスシステム1にあっては、交
際希望メッセージ4の書き込み者の電子メールアドレス
(上記の例示では花子さんの電子メールアドレス“ha
nako@docomo.ne.jp”)を非公開とす
ることができ、個人情報の保全を図ることができる点で
有益なものの、以下の点で不十分であり、未だ改善すべ
き技術課題があった。
【0009】すなわち、上記の例示において、太郎さん
は、交際希望メッセージ4の内容を信じて返信メッセー
ジ5を送信するが、しかし、メッセージサービスの利用
者の中には不心得な「輩」も少なからず存在することは
事実であり、場合によっては、返信メッセージ5の悪用
や第三者への転送、若しくは公表などの迷惑行為、また
は、その返信メッセージ5を利用した強請(ゆすり)な
どの犯罪行為を受ける可能性があるからである。
【0010】そこで、本発明は、かかる不都合に鑑みて
なされたものであり、面識のない者同士の間でやり取り
されるメッセージ交換の安全性を高めるために、電子メ
ールの発信者側で、受信者が読み終えた後の電子メール
の保存を可能にするか否かを指定できるようにした電子
メール仲介サービスシステムを提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子メール
仲介サービスシステムは、一の利用者の端末から送信さ
れた二の利用者宛の電子メールを保存する保存手段と、
前記保存手段に前記二の利用者宛の電子メールが保存さ
れている場合に該二の利用者の端末からの閲覧要求に応
答して該二の利用者宛の電子メールの閲覧を該二の利用
者の端末に対して許容する閲覧許容手段とを備えたこと
とされているものである。
【0012】この発明では、一の利用者の端末から送信
された二の利用者宛の電子メールが保存手段に保存さ
れ、そして、二の利用者の端末から電子メールの閲覧要
求があった場合に、保存手段に保存されている二の利用
者宛の電子メールの閲覧が、二の利用者の端末に対して
許容される。
【0013】また、本発明に係る電子メール仲介サービ
スシステムは、一の利用者の端末から送信された二の利
用者宛の電子メールを保存する保存手段と、前記保存手
段に前記二の利用者宛の電子メールが保存されている場
合に該二の利用者の端末からの閲覧要求に応答して該二
の利用者宛の電子メールの閲覧を該二の利用者の端末に
対して許容する閲覧許容手段と、前記二の利用者宛の電
子メールに保存不可条件が付加されていた場合に当該二
の利用者の端末からの閲覧後に、前記二の利用者宛の電
子メールを前記保存手段から消去するメッセージ消去手
段とを備えたこととされているものである。
【0014】この発明では、一の利用者の端末から送信
された二の利用者宛の電子メールが保存手段に保存さ
れ、そして、二の利用者の端末から電子メールの閲覧要
求があった場合に、保存手段に保存されている二の利用
者宛の電子メールの閲覧が、二の利用者の端末に対して
許容される。加えて、その電子メールに保存不可条件が
付加されている場合は、二の利用者の端末からの閲覧後
に、前記二の利用者宛の電子メールが前記保存手段から
消去され、一方、保存不可条件が付加されていない場合
は、上記の閲覧後に、前記二の利用者宛の電子メールが
前記保存手段から消去されない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明における
様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他
の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あ
くまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によ
って本発明の思想が限定されないことは明らかである。
また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャ
および周知の回路構成等(以下「周知事項」)について
はその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔
にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一
部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は
本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるの
で、以下の説明に当然含まれている。
【0016】<第一の実施の形態>図1は、本発明に係
る「電子メール仲介サービスシステム」の一適用例を示
すネットワークシステム10の構成を模式的に示した図
である。このネットワークシステム10は、インターネ
ット11と、そのインターネット11に接続された無数
のコンピュータシステムとにより構成されており、これ
らのコンピュータシステムは、世界規模に散在し、一部
のコンピュータは各種のサービスを有償または無償で提
供する「サーバ」として稼動し、他の一部はサーバに対
してサービスを要求する「クライアント(または端末と
もいう)」として稼動する。ここで、図示のサービスサ
ーバ12及びダウンロードサーバ13は上記の「サー
バ」の代表であり、これらのサービスサーバ12及びダ
ウンロードサーバ13は、本発明の電子メール仲介サー
ビスシステム14を構成する。
【0017】インターネット11上のコンピュータシス
テム同士は、たとえば、TCP/IP(Transmi
ssion Control Protocol/Int
ernet Protocol)などの所定の通信プロ
トコルに従って相互に接続できるようになっている。
【0018】インターネット11には、たとえば、携帯
電話サービスプロバイダやPHS(Personal
Handyphone System)サービスプロバ
イダなどの無線基地局15が接続されており、上記の
「クライアント(または端末)」として機能する携帯電
話機16a〜16cは、この無線基地局15を介してイ
ンターネット11経由で電子メール仲介サービスシステ
ム14にアクセスすることが可能になっている。
【0019】携帯電話機16a〜16cは、他の携帯電
話機や加入電話機との間で音声通話を行うことができる
のはもちろんのこと、インターネット11上の各種サー
バとの間で上記の所定のプロトコル(たとえば、TCP
/IP)を用いたパケット通信を行うことができるもの
(たとえば、iモード(R)機能を搭載したもの)であ
り、さらに、特定のサーバ(上記のダウンロードサーバ
13)から所定のプログラム(たとえば、iアプリ
(R))をダウンロードし、それを実行できる環境を有
するもの(すなわち、iモードとiアプリの両機能を有
するもの)である。
【0020】なお、インターネット11は、図では簡略
化して示してあるが、その一部に、専用線や電話回線
(アナログまたはディジタル)、無線LAN(Loca
l Area Network)、あるいはDSL(D
igital Subscriber Line)やC
ATV(Community Antenna Tel
eVision)若しくはFTTH(Fiber To
The Home)などの通信媒体を含んでいてもよ
く、さらに、IP接続のためのインターネットサービス
プロバイダ(ISP)のアクセスポイントが介在してい
てもよい。
【0021】図2は、サービスサーバ12及びダウンロ
ードサーバ13に共通のハードウェア構成概念図であ
る。以下、サービスサーバ12を代表にして説明する。
サービスサーバ12は、公知のアーキテクチャ(DOS
/Vアーキテクチャなど)によって構成された汎用のコ
ンピュータシステムを使用することができる。この場
合、サービスサーバ12は、発明の要旨に記載の「閲覧
許容手段」、「メッセージ消去手段」として機能するマ
イクロコントロールユニット(以下「CPU」と略す)
20、揮発性情報記憶部(以下「RAM」と略す)2
1、ディスクコントローラ22、外部記憶装置(一般に
ハードディスク装置)23、ディスプレイコントローラ
24、ディスプレイ装置25、キーボードコントローラ
26、キーボード装置27、ポインティングデバイス装
置(典型的にはマウス)28、モデム等を含む通信部2
9、メインバス30、バスインターフェース31および
内部バス32などによって構成される。
【0022】サービスサーバ12は、外部記憶装置23
にあらかじめインストールされたオペレーティングシス
テムや各種のアプリケーションプログラム(以下、これ
らを総称して「ソフトウェアリソース」という。)をR
AM21にロードしてCPU20で実行することによ
り、CPU20などのハードウェアリソースと上記ソフ
トウェアリソースとの有機的結合によって、本発明の電
子メール仲介サービスシステム14に必要な様々な処理
機能を実現する。
【0023】図3(a)は、サービスサーバ12のハー
ドウェアリソースとソフトウェアリソースの簡略的な階
層モデルを示す図である。この階層モデル30は、OS
I(Open Systems Interconne
ction:開放型システム間相互接続)参照モデルを
模したものであり、ハードウェアリソース層31の上
に、オペレーティングシステム層32とアプリケーショ
ン層33とを積層した構造になっている。
【0024】ハードウェアリソース層31は、CPU2
0などのハードウェアリソース34(図2の構成)を含
み、その上のオペレーティングシステム層32に含まれ
るオペレーティングシステム35を介して、アプリケー
ション層33からのハードウェアリソース34の間接的
利用を可能する。アプリケーション層33は、少なくと
も、本発明の電子メール仲介サービスシステム14の主
要部をなす、データベースプログラム36及びそのデー
タベースプログラム36に対する処理ルールやユーザイ
ンターフェースなどをプログラミングした所定のアプリ
ケーションプログラム37を含み、これらのソフトウェ
アリソース(オペレーティングシステム35及びデータ
ベースプログラム36並びにアプリケーションプログラ
ム37)とハードウェアリソース34との有機的結合に
より、本発明の電子メール仲介サービスシステム14を
実現する。
【0025】図3(b)は、本発明の電子メール仲介サ
ービスシステム14の概念図である。この図において、
ユーザインターフェース部38及び処理ルール部39
は、図3(a)のアプリケーションプログラム37に相
当し、データベース部40は、図3(a)のデータベー
スプログラム36に相当する。
【0026】ユーザインターフェース部38は、インタ
ーネット11に接続された各種の端末(携帯電話機16
a〜16cなど)からのアクセスを通信部29経由で受
け付けたり、それらの端末との間でデータの送受信を行
ったりするものであり、処理ルール部39は、それらの
送受信データを所定のルールに従って処理することによ
り、冒頭で説明した一対多のメッセージ告知機能と一対
一のメッセージ交換機能(電子メール交換機能)とをイ
ンターネット11上に実現するものである。
【0027】ここで、データベース部40は、本発明の
電子メール仲介サービスシステム14の運用に必要な各
種の電子データを蓄積保管するものであり、発明の要旨
に記載の「保存手段」に相当するものである。図4は、
データベース部40の概念構造図である。このデータベ
ース部40は、少なくとも利用者情報部41と私書箱部
42とを含み、利用者情報部41には、本発明の電子メ
ール仲介サービスシステム14を利用する各利用者ごと
の固有情報が格納され、また、私書箱部42には各利用
者ごとの専用のメッセージ格納部(本明細書の全体を通
じて「私書箱」という)が設けられる。たとえば、図示
の例では、利用者Aについて、その固有情報(特に限定
しないが、利用者Aの常用電子メールアドレス“han
ako@docomo.co.jp”41aや本発明の
電子メール仲介サービスシステム14のみに使用される
限定利用電子メールアドレス“hanako@kier
u.com”41bなど)が利用者情報部41に格納さ
れており、また、私書箱部42には、その利用者Aの専
用の私書箱42aが設けられている。
【0028】なお、図4においては、一人分(利用者
A)の常用電子メールアドレス41a、限定利用電子メ
ールアドレス41b及び私書箱42aしか示していない
が、これは図示の都合であり、実際には、本発明の電子
メール仲介サービスシステム14の利用認証を受けたす
べての利用者の個人情報が格納され、また、すべての利
用者の専用の私書箱が設けられていることはもちろんで
ある。
【0029】サービスサーバ12は、任意の利用者から
送信されたメッセージを、そのメッセージの相手先の私
書箱(たとえば、利用者Aの私書箱42a)に転送保存
し、しかる後、利用者Aからのアクセスに応答して、利
用者Aの私書箱42aに保存されているメッセージの閲
覧を利用者Aに許容する。この場合、“利用者A”は発
明の要旨に記載の「二の利用者」に相当し、この利用者
Aを宛先にした返信メッセージを送信する上記の“任意
の利用者”は、同要旨に記載の「一の利用者」に相当す
る。
【0030】図5は、携帯電話機16a、16b、16
cに共通の外観図、及びそのブロック構成図である。以
下、携帯電話機16aを代表にして説明すると、携帯電
話機16aは、持ち運びに適した形状を有するボディ5
0の前面に、受話部(スピーカ)51、液晶ディスプレ
イ52、キーボード部53、送話部(マイクロフォン)
54を設けると共に、ボディ50の上端部にアンテナ5
5を取り付けて構成されており、また、そのボディ50
の内部に、たとえば、最寄りの無線基地局15との間で
データの送受信を行う通信部56と、上記のキーボード
部53を含む操作部57と、携帯電話機16aの全体動
作を制御し、発明の要旨に記載の「要求手段」、「保存
不可条件設定手段」として機能する制御部58と、イン
ターネット11上のサーバ(特にダウンロードサーバ1
3)から任意にダウンロードしたプログラム(以下「ク
ライアントプログラム」という)やサービスサーバ12
からダウンロードしたメッセージなどを保持する記憶部
59と、送受話信号と送受話部51、54との間の信号
インターフェースをとる電話部60と、上記の液晶ディ
スプレイ52を含む表示部61とを実装して構成されて
いる。
【0031】先にも説明したとおり、この携帯電話機1
6a(及び携帯電話機16b、16c)は、他の携帯電
話機や加入電話機との間で音声通話を行うことができる
のはもちろんのこと、インターネット11上の各種サー
バとの間で上記の所定のプロトコル(たとえば、TCP
/IP)を用いたパケット通信を行うことができるもの
(たとえば、iモード(R)機能を搭載したもの)であ
り、さらに、特定のサーバ(上記のダウンロードサーバ
13)から所定のクライアントプログラムをダウンロー
ドし、それを実行できる環境を有するもの(すなわち、
iモードとiアプリの両機能を有するもの)である。
【0032】すなわち、携帯電話機16aのキーボード
部53のテンキーボタンを操作して相手側電話機(携帯
電話機やPHSまたは一般加入電話機等)の電話番号を
入力し、同キーボード部53のオンフックボタンを押す
ことにより、相手側電話機を呼び出して相互に音声通信
を行うことができるうえ、さらに、iモード機能を利用
してインターネット11上の任意のWWW(Word
Wide Web)サーバ(不図示)にアクセスしてホ
ームページなどのWWWドキュメントを閲覧し、また、
インターネット11上の任意のダウンロードサーバ(た
とえば、図1のダウンロードサーバ13)にアクセスし
て所要のクライアントプログラムをダウンロードし、そ
れを記憶部59に保存して制御部58で実行することが
できるものである。
【0033】図6は、本発明の電子メール仲介サービス
システム14の利用概念図である。この図において、本
発明の電子メール仲介サービスシステム14の利用者
(以下便宜的に利用者Aとする)は、まず、自分の携帯
電話機16aから電子メール仲介サービスシステム14
(のダウンロードサーバ13)にアクセスし、所要のク
ライアントプログラム(図では単に“アプリ”と称して
いる)をダウンロードする(ステップS1)。次いで、
利用者Aは、ダウンロードしたクライアントプログラム
を実行し、電子メール仲介サービスシステム14(のサ
ービスサーバ12)にアクセスする(ステップS2)。
【0034】クライアントプログラムは、サービスサー
バ12に対して利用者A宛のメッセージ閲覧を要求する
(ステップS3)。正確には、利用者Aの限定利用電子
メールアドレス“hanako@kieru.com”
41b宛に届けられたメッセージ、すなわち、利用者A
の私書箱42aに届けられたメッセージ閲覧を要求す
る。
【0035】サービスサーバ12は、データベース部4
0の私書箱部42を検索して利用者Aの私書箱42aに
メッセージが届けられている場合は、そのメッセージの
閲覧を許容し、クライアントプログラムは、私書箱42
aからメッセージを読み出して携帯電話機16aの液晶
ディスプレイ52に表示する(ステップS4)。
【0036】70は携帯電話機16aの液晶ディスプレ
イ52に表示されたクライアントプログラムの実行画面
である。実行直後の画面70には、アイコン71が表示
されるようになっており、このアイコン71の種類やア
ニメーションにより、自分宛のメッセージが私書箱42
aに届いているか否かを知ることができるようになって
いる。メールが届いている場合は、アイコン71をクリ
ックすることにより、そのメッセージを画面70に表示
して読む(すなわち、閲覧する)ことができる。
【0037】また、画面70には、終了ボタン72と保
存ボタン73が表示されており、終了ボタン72を押す
と、クライアントプログラムからサービスサーバ12へ
削除コマンドが送信され、サービスサーバ12により、
私書箱42a内の既読メッセージが削除されるようにな
っている(ステップS5)。あるいは、保存ボタン73
を押すと、クライアントプログラムからサービスサーバ
12へ保存コマンドが送信され、私書箱42a内の既読
メッセージが消去されずにそのまま保存されるようにな
っている(ステップS6)。なお、保存ボタン73を押
したときに、上記の保存に加えて、メッセージの転送
(たとえば、利用者Aの常用電子メールアドレス“ha
nako@docomo.co.jp”41a宛)を行
うようにしてもよい。
【0038】図7は、サーバサイド処理(サービスサー
バ12及びダウンロードサーバ13における処理)とク
ライアントサイド処理(携帯電話機16a〜16cにお
ける処理;以下携帯電話機16aの処理で代表する)の
各々について、図6の動作を時系列的に示す図である。
この図において、まず始めに、サービスサーバ12やダ
ウンロードサーバ13に本発明の電子メール仲介サービ
スシステム14を導入し(ステップS11)、サービス
を開始する(ステップS12)。クライアントサイドで
は、まず、携帯電話機16aを用いてダウンロードサー
バ13にアクセスし、所要のクライアントプログラム
(図では「専用アプリ」または単に「アプリ」と称す
る)をダウンロードする(ステップS13)。そして、
そのプログラムを起動してサービスサーバ12にアクセ
スし(ステップS14)、または、すでにそのクライア
ントプログラムを入手済みであれば、そのプログラムを
起動した後(ステップS15)、サービスサーバ12に
アクセスする(ステップS14)。
【0039】サービスサーバ12では、アクセスしてき
た利用者(便宜的に利用者Aとする)の認証(たとえ
ば、IDやパスワードによる認証)を行う(ステップS
16)。
【0040】次に、携帯電話機16aからメッセージを
書き込む場合は、携帯電話機16aのキーボード部53
を用いてメッセージの生成編集を行い、そのメッセージ
をサービスサーバ12に送信する(ステップS17)。
次に、サービスサーバ12に送信したメッセージに対す
る返信メッセージの有無を判定し(ステップS18)、
返信メッセージがあれば、そのメッセージを該当する利
用者(返信メッセージの宛先人;便宜的に利用者Aとす
る)の私書箱42aに格納する(ステップS19)。
【0041】次に、利用者Aが自分宛の返信メッセージ
を閲覧したい場合は、サービスサーバ12に閲覧要求を
出して自分の私書箱42aからメッセージを読み出し、
それを携帯電話機16aの液晶ディスプレイ52に表示
(ステップS20)した後、終了ボタン72または保存
ボタン73を押して一連のサーバサイド処理を終了す
る。
【0042】終了ボタン72を押した場合は私書箱42
a内の既読メッセージが消去される(ステップS2
1)。または、保存ボタン73を押した場合は(ステッ
プS22)、私書箱42a内の既読メッセージが消去さ
れずにそのまま保存される。
【0043】図8は、本発明の電子メール仲介サービス
システム14の実際の利用例を示す図である。この図に
おいて、利用者A(花子さんとする)が自分の携帯電話
機16aを操作して任意内容のメッセージ、たとえば、
“はじめまして。メル友が欲しくて書き込みました。東
京に住んでいるOLです。良かったらメールくださ
い。”という内容の交際希望メッセージを作成し、電子
メール仲介サービスシステム14に送信(ステップS3
1)すると、電子メール仲介サービスシステム14は、
その交際希望メッセージ80を掲示板に掲載する。
【0044】掲載された交際希望メッセージ80には、
返信ボタン80aが設けられており、たとえば、他の利
用者(便宜的に利用者B:太郎さん)が自分の携帯電話
機16bでそのメッセージを読み、興味を持った場合は
返信ボタン80aを押して、任意内容の返信メッセージ
(たとえば、“花子さんへ はじめまして。太郎です。
良かったらメル友になりましょう。”)を電子メール仲
介サービスシステム14に送信(ステップS32)す
る。
【0045】電子メール仲介サービスシステム14は、
返信メッセージ81を受け取ると、その返信メッセージ
81の宛先に対応した私書箱(この場合、宛先は利用者
Aであるから、利用者Aの私書箱42a)に転送し格納
する(ステップS33)。
【0046】利用者Aの携帯電話機16aで前述のクラ
イアントプログラム(ダウンロードサーバ13からダウ
ンロードしたもの)を実行している間、当該クライアン
トプログラムは、定期的に電子メール仲介サービスシス
テム14の自分の私書箱42aにメッセージが届いてい
るか確認する(ステップS34)ようになっており、メ
ッセージが届いている場合は、電子メール仲介サービス
システム14に対して閲覧要求を出し、電子メール仲介
サービスシステム14は、その要求に応答して私書箱4
2a内のメッセージの閲覧許可を出す。
【0047】たとえば、現在、利用者Aの私書箱42a
には利用者Bからの返信メッセージ81が届けられてい
るため、電子メール仲介サービスシステム14は、当該
返信メッセージ81の閲覧許可を出し、利用者Aは、自
分の携帯電話機16aを用いてその返信メッセージ81
を読む(閲覧する)ことができる。
【0048】そして、利用者Aは、メッセージを読み終
わった後、そのメッセージを保存する必要がなければ、
終了ボタン72を押し、一方、保存する必要がある場合
は保存ボタン73を押す(ステップS35)。
【0049】したがって、以上の利用例によれば、交際
希望メッセージ80や返信メッセージ81の書き込み者
(利用者Aや利用者B)の個人情報(常用電子メールア
ドレスなど)を非公開とすることができ、プライバシー
の保護を図ることができる。さらに、任意の利用者宛の
返信メッセージをその利用者専用の私書箱に転送すると
共に、その利用者の携帯電話機で保存ボタン73が押さ
れない限り、私書箱にメッセージを残さないようにした
ので、条件付き(保存ボタン73が押されない限り)な
がらも、既読メッセージを消去することができる。その
結果、たとえば、一時の感情でつい書いてしまった恥ず
かしい内容の電子メール(例:卑猥な言葉を含むもの)
が私書箱に残らず、再閲覧を防止できるから、その電子
メールの悪用(第三者への転送や公表、強請など)を回
避することができる。
【0050】ところで、以上の利用例においては、携帯
電話機の液晶ディスプレイ52に表示された「保存ボタ
ン73」を押すことにより、自分の私書箱に届いている
メッセージを保存することができる。これは、利便性の
点で好ましいものの、上記の悪用のおそれを否めない点
で不安が残る。
【0051】図9は、改良された利用例を示す図であ
る。この改良例は要するに、特定利用者宛の返信メッセ
ージ(電子メール)を作成する際に、その返信メッセー
ジに“保存不可条件”を付加できるようにしたものであ
る。ここで、保存不可条件とは、私書箱に届けられた返
信メッセージを、その返信メッセージの宛先人の閲覧後
に積極的に消去(私書箱から消去)することをいう。保
存不可条件が付加されている返信メッセージの再閲覧は
一切できない。保存不可条件は必要な場合に任意に設定
する。
【0052】図において、今、利用者Bが返信メッセー
ジ90を作成する際に、「保存させないオプション」を
選択したものとする(ステップS41)。「保存させな
いオプション」とは、上記の保存不可条件を付加“す
る”ことに相当する。
【0053】したがって、この場合は、返信メッセージ
90の宛先人である利用者Aが、自分の携帯電話機16
aを用いて私書箱42a内の返信メッセージ90を読ん
だ後、保存ボタン73を押したとしても(ステップS4
2)、返信メッセージ80に上記の保存不可条件が付加
されているため、再閲覧が禁止され(ステップS4
3)、そのまま私書箱42aから消去される(ステップ
S44)。その結果、返信メッセージ90の一切の痕跡
を消し去ることができ、上述の不具合(メッセージの悪
用等)を確実に防止することができる。なお、私書箱か
らのメッセージ消去は、メッセージの実体そのものの消
去を意味するほか、たとえば、メッセージデータの読み
出し属性をオフにしたり、または、データベースレコー
ドのロックをオンにしたりするなどの様々なテクニック
を意味する。要するに、メッセージの再閲覧を禁止でき
ればよい。
【0054】このように、本発明の電子メール仲介サー
ビスシステム14にあっては、利用者の電子メールアド
レス等の個人情報を公開せずに、当該利用者宛のメッセ
ージをその利用者専用の私書箱に転送するので、たとえ
ば、図10に示すように、他人からの嫌がらせメッセー
ジやスパムメールがあったとしても、それらはすべて私
書箱に転送され、利用者の携帯電話機に送信されること
はない。このため、従来例のように、不要なメッセージ
や大量のスパムメールが携帯電話機に送り付けられない
から、不要なデータで携帯電話機の記憶容量が圧迫され
るという不都合を回避できる。また、自分の私書箱に届
いたメッセージを携帯電話機で読むことができると共
に、読み終えたメッセージを私書箱から消去することが
できる。加えて、特定の相手に返信メッセージを送る場
合は、保存不可条件を付加することができ、その条件が
付加されたメッセージを私書箱から自動的に消去するこ
とができる。とりわけ、この最後のメリット(私書箱か
らの自動消去)により、特定相手への返信メッセージの
痕跡を完全に消し去ることができ、メッセージの悪用や
第三者への転送、若しくは公表などの迷惑行為、また
は、そのメッセージを利用した強請(ゆすり)などの犯
罪行為を確実に防止することができる。
【0055】本発明においては、このようにして、面識
のない者同士の間でやり取りされるメッセージ交換の安
全性を高め、たとえば、「出会い系サイト」などと称さ
れるものに適用して好適な電子メール仲介サービスシス
テム14を提供することができるが、本発明は、かかる
「出会い系サイト」への適用のみを意図しない。電子メ
ールを仲介するサービスシステムであって、特に、送信
相手による電子メールの悪用のおそれが考えられる場合
に、送信した電子メールを相手先端末に「保存させない
ように」することを必要とするあらゆる電子メール仲介
サービスシステムに適用することができる。
【0056】なお、以上の説明では、クライアントとし
て携帯電話機16a〜16cを例にしたが、これに限定
されないことはもちろんである。インターネット11経
由でサービスサーバ12やダウンロードサーバ13にア
クセスできる端末(ただし、ダウンロードサーバ13か
らダウンロードしたクライアントプログラムを実行でき
るもの)であればよく、たとえば、パーソナルコンピュ
ータ、または、PDA(Personal Digit
al Assistance)等の携帯情報端末、その
他のインターネット端末であってもよい。また、以上の
説明では、ダウンロードサーバ13からダウンロードさ
れるクライアントプログラムを「iアプリ(R)」とし
ているが、これは、iアプリ対応の携帯電話機の普及を
考慮したからである。他のスプリクト(たとえば、ja
vaなど)によって開発されたクライアントサイドアプ
リケーションプログラムであってもよいことはもちろん
である。
【0057】本実施の形態の主要な機能は、マイクロコ
ンピュータを含むハードウェア資産と、OSや各種プロ
グラムなどのソフトウェア資産との有機的結合によって
機能的に実現されるものであるが、ハードウェア資産お
よびOSは汎用のものを利用できるから、本発明にとっ
て欠くことのできない必須の事項は、実質的に、サービ
スサーバ12上で動作するプログラム(その主要部は処
理ルール部39に実装されている)及び携帯電話機16
a〜16cで動作するクライアントプログラムに集約さ
れているということがいえる。したがって、本発明は、
これらのプログラムのすべてまたはその要部を格納し
た、フロッピー(登録商標)ディスク、MO、CD、ハ
ードディスク、半導体メモリなどの記録媒体(それ自体
が流通経路に乗るものはもちろん、ネットワーク上にあ
って記録内容だけを提供するものも含む)を包含するも
のである。
【0058】<第二の実施の形態>ところで、今日にお
いては、カメラ付の携帯電話機が普及しており、カメラ
で撮影した画像(自分の顔写真など)を電子メールに添
付して送信することが簡単にできるようになった。この
ような背景に鑑み、本実施の形態では、画像付き電子メ
ールにも適用できるように前記第一の実施の形態を改良
発展させることにする。
【0059】ここで、インターネットメールにバイナリ
ファイルを添付する場合、その電子メールのメッセージ
ボディは「マルチパート」と呼ばれる形式になる。マル
チパートとは、メッセージボディが複数のパート(部
分)から構成される形式であり、バイナリファイルを添
付する場合はメール本文のパートと添付ファイルのパー
トに分かれる。各パートは7ビットのJIS漢字コード
(iso−2022−jpの場合)でエンコードされて
おり、メールクライアントソフトでデコードすることに
よってメール本文と添付ファイルを復元する。
【0060】このように、インターネット上でやり取り
される電子メールでは、メール本文と添付ファイルを一
緒にエンコードして一つのデータにまとめているので、
メールクライアントは一回の受信でメール本文と添付フ
ァイルを受け取ることができる。このことは、郵便にお
ける「封書」に相当するものとみなすことができる。つ
まり、封筒の中に写真が入っていることと同じである。
【0061】これに対して、携帯電話機でやり取りされ
る電子メール(インターネットの電子メールと区別する
ために「携帯メール」ということにする。)は、ファイ
ル添付の仕組みが異なる。携帯メールでは画像付のメー
ルを送信できるようになっているが、メール本文だけが
相手に送信され、画像ファイルはサーバに保存されたま
まとなる。メール本文には画像ファイルのリンク情報が
挿入されるようになっており、携帯メールの受信者はそ
のリンク情報をクリックするなどして選択し、サーバに
アクセスして画像ファイルを閲覧するようになってい
る。したがって、携帯メールの場合、正しくは画像ファ
イルは“添付”されない。単に、ファイルの保存先を相
手に通知するだけである。ただし、このような携帯メー
ルの特徴(画像ファイルは添付されない)は、代表的な
携帯電話サービスについて述べたものである。他のいく
つかの携帯電話サービスでは、画像ファイルを添付する
携帯メールを採用しているところもある。
【0062】このように、電子メールと携帯メールで
は、添付ファイルの仕組みに違いがあるので、画像付き
携帯メールにも適用できるように前記第一の実施の形態
を改良発展させるには、たとえば、以下のようにする必
要がある。
【0063】図11は、第二の実施の形態におけるデー
タベース部40の概念構造図である。第一の実施の形態
との相違は、私書箱部42の構造にある。すなわち、こ
のデータベース部40は、少なくとも利用者情報部41
と私書箱部42とを含み、利用者情報部41には、本発
明の電子メール仲介サービスシステム14を利用する各
利用者ごとの固有情報が格納され、また、私書箱部42
には各利用者ごとの私書箱が設けられる。たとえば、図
示の例では、利用者Aについて、その固有情報(特に限
定しないが、利用者Aの常用電子メールアドレス“ha
nako@docomo.co.jp”41aや本発明
の電子メール仲介サービスシステム14のみに使用され
る限定利用電子メールアドレス“hanako@kie
ru.com”41bなど)が利用者情報部41に格納
されており、また、私書箱部42には、その利用者Aの
専用の二つの私書箱42a、42bが設けられている。
一方の私書箱42aはメッセージ(メール本文)を格納
するためのもの(以下「メッセージ格納部42a」とい
う。)であり、他方の私書箱42bは画像付きメールの
場合にその画像ファイルを格納するためのもの(以下
「ファイル格納部42b」という。)である。
【0064】なお、図11においては、一人分(利用者
A)の常用電子メールアドレス41a、限定利用電子メ
ールアドレス41b、メッセージ格納部42a及びファ
イル格納部42bしか示していないが、これは図示の都
合であり、実際には、本発明の電子メール仲介サービス
システム14の利用認証を受けたすべての利用者の個人
情報が格納され、また、すべての利用者の専用の私書箱
(メッセージ格納部42a及びファイル格納部42b)
が設けられていることはもちろんである。
【0065】本実施の形態におけるサービスサーバ12
は、任意の利用者から送信されたメッセージを、そのメ
ッセージの相手先の私書箱(たとえば、利用者Aのメッ
セージ格納部42a)に転送保存し、しかる後、利用者
Aからのアクセスに応答して、利用者Aのメッセージ格
納部42aに保存されているメッセージの閲覧を利用者
Aに許容する点で前記の第一の実施の形態と共通し、次
の点で前記の第一の実施の形態と相違する。
【0066】すなわち、本実施の形態におけるサービス
サーバ12は、任意の利用者から送信されたメッセージ
に画像ファイルが添付されていた場合は、その画像フ
ァイルをメッセージの相手先のファイル格納部(たとえ
ば、利用者Aのファイル格納部42b)に転送保存す
る、画像保存先のリンク情報(たとえば、利用者Aの
私書箱アドレス“hanako@kieru.com”
+ファイル名)を生成してメッセージに挿入する、リ
ンク情報を挿入したメッセージを相手先の私書箱(たと
えば、利用者Aのメッセージ格納部42a)に転送保存
する、しかる後、利用者Aからのアクセスに応答し
て、利用者Aのメッセージ格納部42aに保存されてい
るメッセージの閲覧を利用者Aに許容する、利用者A
からの画像閲覧要求(リンク情報のクリック等)に応答
して、利用者Aのファイル格納部42bに保存されてい
る画像ファイルの閲覧を利用者Aに許容する、点で先の
第一の実施の形態と相違する。
【0067】図12は、第二の実施の形態における電子
メール仲介サービスシステム14の利用概念図である。
この図において、電子メール仲介サービスシステム14
の利用者(利用者A)は、まず、自分の携帯電話機16
aから電子メール仲介サービスシステム14(のダウン
ロードサーバ13)にアクセスし、所要のクライアント
プログラム(図では単に“アプリ”と称している)をダ
ウンロードする(ステップS1)。次いで、利用者A
は、ダウンロードしたクライアントプログラムを実行
し、電子メール仲介サービスシステム14(のサービス
サーバ12)にアクセスする(ステップS2)。
【0068】クライアントプログラムは、サービスサー
バ12に対して利用者A宛のメッセージ閲覧を要求する
(ステップS3)。正確には、利用者Aの限定利用電子
メールアドレス“hanako@kieru.com”
41b宛に届けられたメッセージ、すなわち、利用者A
のメッセージ格納部42aに届けられたメッセージ閲覧
を要求する。
【0069】サービスサーバ12は、データベース部4
0の私書箱部42を検索して利用者Aのメッセージ格納
部42aにメッセージが届けられている場合は、そのメ
ッセージの閲覧を許容し、クライアントプログラムは、
メッセージ格納部42aからメッセージを読み出して携
帯電話機16aの液晶ディスプレイ52に表示する(ス
テップS4)。
【0070】70は携帯電話機16aの液晶ディスプレ
イ52に表示されたクライアントプログラムの実行画面
である。実行直後の画面70には、アイコン71が表示
されるようになっており、このアイコン71の種類やア
ニメーションにより、自分宛のメッセージがメッセージ
格納部42aに届いているか否かを知ることができるよ
うになっている。メールが届いている場合は、アイコン
71をクリックすることにより、そのメッセージを画面
70に表示して読む(すなわち、閲覧する)ことができ
る。
【0071】図13は、第二の実施の形態における画面
70の表示状態図である。画面70にはメッセージ格納
部42aからダウンロードしたメッセージ(メール本
文)74が表示されており、このメッセージ74には画
像ファイルへのリンク情報75(図では便宜的に文字列
“画像ファイル”とする。)が挿入されている。このリ
ンク情報75をクリックすると、ファイル格納部42b
から該当する画像ファイル76がダウンロードされ、画
面70に表示されるようになっている。画面70には、
終了ボタン72が表示されており、この終了ボタン72
を押すと、クライアントプログラムからサービスサーバ
12へ削除コマンドが送信され、サービスサーバ12に
より、メッセージ格納部42a内の既読メッセージやフ
ァイル格納部42b内の画像ファイルが削除されるよう
になっている。
【0072】したがって、この第二の実施の形態によれ
ば、画像付の携帯メールにも適用することができ、前記
の第一の実施の形態と同様に、特定相手への返信メッセ
ージ(及び添付画像ファイル)の痕跡を完全に消し去る
ことができ、メッセージ又は添付画像ファイルの悪用や
第三者への転送、若しくは公表などの迷惑行為、また
は、そのメッセージや添付画像ファイルを利用した強請
(ゆすり)などの犯罪行為を確実に防止することができ
る。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、一の利用者の端末から
送信された二の利用者宛の電子メールが保存手段に保存
され、そして、二の利用者の端末から電子メールの閲覧
要求があった場合に、保存手段に保存されている二の利
用者宛の電子メールの閲覧が、二の利用者の端末に対し
て許容される。すなわち、一の利用者の端末から送信さ
れた二の利用者宛の電子メールがシステム側に保存さ
れ、二の利用者の端末に転送されない。これにより、嫌
がらせメッセージやスパムメール等による端末の記憶容
量圧迫を回避できるというメリットが得られる。
【0074】また、本発明では、一の利用者の端末から
送信された二の利用者宛の電子メールが保存手段に保存
され、そして、二の利用者の端末から電子メールの閲覧
要求があった場合に、保存手段に保存されている二の利
用者宛の電子メールの閲覧が、二の利用者の端末に対し
て許容される。加えて、その電子メールに保存不可条件
が付加されている場合は、二の利用者の端末からの閲覧
後に、前記二の利用者宛の電子メールが前記保存手段か
ら消去され、一方、保存不可条件が付加されていない場
合は、上記の閲覧後に、前記二の利用者宛の電子メール
が前記保存手段から消去されない。
【0075】したがって、保存不可条件が付加された電
子メールについては、再閲覧が禁止されるので、電子メ
ールの悪用や第三者への転送、若しくは公表などの迷惑
行為、または、その電子メールを利用した強請(ゆす
り)などの犯罪行為を確実に防止することができ、その
結果、面識のない者同士の間でやり取りされるメッセー
ジ交換の安全性を高め、たとえば、「出会い系サイト」
などに適用して好適な電子メール仲介サービスシステム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る「電子メール仲介サービスシステ
ム」を適用できるネットワークシステム10の構成を模
式的に示した図である。
【図2】サービスサーバ12及びダウンロードサーバ1
3に共通のハードウェア構成概念図である。
【図3】サービスサーバ12のハードウェアリソースと
ソフトウェアリソースの簡略的な階層モデルを示す図及
び本発明の電子メール仲介サービスシステム14の概念
図である。
【図4】データベース部40の概念構造図である。
【図5】携帯電話機16a、16b、16cに共通の外
観図及びそのブロック構成図である。
【図6】本発明の電子メール仲介サービスシステム14
の利用概念図である。
【図7】サーバサイド処理とクライアントサイド処理の
各々について、図6の動作を時系列的に示す図である。
【図8】本発明の電子メール仲介サービスシステム14
の実際の利用例を示す図である。
【図9】本発明の電子メール仲介サービスシステム14
の改良された利用例を示す図である。
【図10】本発明の電子メール仲介サービスシステム1
4の効果説明図である。
【図11】第二の実施の形態におけるデータベース部4
0の概念構造図である。
【図12】第二の実施の形態における電子メール仲介サ
ービスシステム14の利用概念図である。
【図13】第二の実施の形態における画面70の表示状
態図である。
【図14】従来の電子メール仲介サービスシステム(出
会い系サイトとして用いられるもの)の概念図である。
【符号の説明】 12・・・・サービスサーバ 13・・・・ダウンロードサーバ 14・・・・電子メール仲介サービスシステム 16a〜16c・・・・端末(携帯電話機) 20・・・・CPU(転送手段、閲覧許容手段、メッセージ
消去手段) 40・・・・データベース部(保存手段) 58・・・・制御部(要求手段、保存不可条件設定手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の利用者の端末から送信された二の利
    用者宛の電子メールを保存する保存手段と、 前記保存手段に前記二の利用者宛の電子メールが保存さ
    れている場合に該二の利用者の端末からの閲覧要求に応
    答して該二の利用者宛の電子メールの閲覧を該二の利用
    者の端末に対して許容する閲覧許容手段とを備えたこと
    を特徴とする電子メール仲介サービスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の閲覧要求を定期的に出す
    要求手段を備えることを特徴とする端末。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の要求手段を実現するため
    のプログラムを保持し、請求項2記載の端末からのダウ
    ンロード要求に応答して当該プログラムを要求元の端末
    に転送することを特徴とするダウンロードサーバ。
  4. 【請求項4】 一の利用者の端末から送信された二の利
    用者宛の電子メールを保存する保存手段と、 前記保存手段に前記二の利用者宛の電子メールが保存さ
    れている場合に該二の利用者の端末からの閲覧要求に応
    答して該二の利用者宛の電子メールの閲覧を該二の利用
    者の端末に対して許容する閲覧許容手段と、 前記二の利用者宛の電子メールに保存不可条件が付加さ
    れていた場合に当該二の利用者の端末からの閲覧後に、
    前記二の利用者宛の電子メールを前記保存手段から消去
    するメッセージ消去手段とを備えたことを特徴とする電
    子メール仲介サービスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子メールを作成する際
    または該電子メールを送信する際に当該電子メールに保
    存不可条件を付加するか否かを設定できる保存不可条件
    設定手段を備えることを特徴とする端末。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の保存不可条件設定手段を
    実現するためのプログラムを保持し、請求項5記載の端
    末からのダウンロード要求に応答して当該プログラムを
    要求元の端末に転送することを特徴とするダウンロード
    サーバ。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の要求手段を実現するため
    のプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の保存不可条件設定手段を
    実現するためのプログラム。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の要求手段を実現するため
    のプログラムを格納した記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の保存不可条件設定手段
    を実現するためのプログラムを格納した記録媒体。
  11. 【請求項11】 一の利用者の端末から送信された二の
    利用者宛の電子メールに画像ファイルが添付されていた
    場合にその画像ファイルを保存すると共にその保存先情
    報をリンク情報として前記電子メールに挿入して保存す
    る保存手段と、 前記保存手段に前記二の利用者宛の電子メールが保存さ
    れている場合に該二の利用者の端末からの閲覧要求に応
    答して該二の利用者宛の電子メールの閲覧を該二の利用
    者の端末に対して許容すると共に該二の利用者の端末か
    らの画像ファイルの閲覧要求に応答して前記画像ファイ
    ルの閲覧を許容する閲覧許容手段とを備えたことを特徴
    とする電子メール仲介サービスシステム。
  12. 【請求項12】 一の利用者の端末から送信された二の
    利用者宛の電子メールに画像ファイルが添付されていた
    場合にその画像ファイルを保存すると共にその保存先情
    報をリンク情報として前記電子メールに挿入して保存す
    る保存手段と、 前記保存手段に前記二の利用者宛の電子メールが保存さ
    れている場合に該二の利用者の端末からの閲覧要求に応
    答して該二の利用者宛の電子メールの閲覧を該二の利用
    者の端末に対して許容すると共に該二の利用者の端末か
    らの画像ファイルの閲覧要求に応答して前記画像ファイ
    ルの閲覧を許容する閲覧許容手段と、 前記二の利用者宛の電子メールに保存不可条件が付加さ
    れていた場合に当該二の利用者の端末からの閲覧後に、
    前記二の利用者宛の電子メール及び前記画像ファイルを
    前記保存手段から消去するメッセージ消去手段とを備え
    たことを特徴とする電子メール仲介サービスシステム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電子メールを作成す
    る際または該電子メールを送信する際に当該電子メール
    に保存不可条件を付加するか否かを設定できる保存不可
    条件設定手段を備えることを特徴とする端末。
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