JP2004080541A - 電子メール転送システム、中継サーバ、該中継サーバの転送方法、登録プログラム、変換プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

電子メール転送システム、中継サーバ、該中継サーバの転送方法、登録プログラム、変換プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティを向上させ、更に、FROMアドレスを変換することにより利便性を向上させた電子メール転送システムを提供することを目的とする。
【解決手段】電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバと、前記企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の第二の格納部に格納する中継サーバと、前記宛先人が所有する携帯端末とからなる電子メール転送システムにおいて、前記中継サーバは、前記宛先人からの読み出し要求に対して、前記第二の格納部に格納されている前記電子メールの送信元アドレスを変換して送信することにより上記課題を解決する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール転送システム、中継サーバ、該中継サーバの転送方法、登録プログラム、変換プログラム、及び記録媒体に係り、特に、ある宛先人に送信された電子メールを、通信ネットワークを介して前記宛先人が所有する携帯端末等へ転送を行う電子メール転送システムにおいて、セキュリティを向上させ、更に、利便性を向上させた電子メール転送システム、中継サーバ、該中継サーバの転送方法、登録プログラム、変換プログラム、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子メール機能を有する携帯無線電話や、PDA(Personal Digital Assistants)、モバイル端末等の携帯端末が普及してきており、携帯電話をインターネットメールサービスの端末として用いることにより、個人や企業の宛先人に送信された電子メールが格納されるメールボックス等の格納部を有するサーバ等から携帯端末に転送を行う個人ユーザ向けや企業向けの転送サービスが提供されているため、企業の業務等にも積極的に活用されている。
【0003】
このようなメールサービスにおいては、サーバ側で携帯端末等との通信をアクセス制御することにより実現されている。このため、携帯端末等を用いたこの種のサービスは、通常サービスの提供者が管理する特定の人又は予め登録されている人に対してのみサービスが提供されることになる。
【0004】
また、上述のようなメールサービスを実行する場合は、サービスの提供を要求する個人ユーザ又は企業が、サービス提供者の管理下にある者又は企業であるか否かを確認するために認証の手続が必要となる。インターネット等のネットワーク上でサービスを利用する場合、利用者が認証を受けた後サービスを利用することができるが、従来は個人ユーザを特定する情報の入力による認証が行われる。
【0005】
認証は何らかの許可情報、例えば、ユーザID(以下、UIDという)及びパスワード等を用いて行われるのが一般的であり、携帯端末から送信されたUID及びパスワードと、サービス提供者が予め管理されているUID及びパスワードとを照合し、一致した場合にその端末からの接続要求を受け入れるものである。
【0006】
このような転送サービスを用いることにより、企業の電子メールアドレス宛てに送られた電子メールを携帯端末の電子メールアドレスに転送することで、宛先人が企業内に不在の場合であっても、遠隔地から即座に電子メールの内容を確認することができる。
【0007】
このサービスでは、ASP(Application Service Provider)等が提供している電子メール転送サービス等により、ASPやISP(Internet Service Provider)等の中継サーバが付加サービスとして提供している。
【0008】
また、このようなインターネット上からアクセス可能な電子メールシステムに転送し、携帯端末からアクセスできるような電子メール転送システムは多々運営されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような電子メール転送システムにおいては、社内のメールアドレス宛てに電子メールが転送された場合、転送される前の電子メールの送信元メールアドレス(以下、FROMアドレスという)がわかっていれば、そのFROMアドレスに対して返信することができるが、転送されたメールについては、転送される時の送信先アドレス(例えば、企業)のメールアドレスがFROMアドレスとなってしまうため、最初に電子メールを送信した送信元に対して返信することができない。また、携帯端末から送信する電子メールもFROMアドレスが携帯端末のメールアドレスとなるため、送付先にとっては違和感があり、この場合にはFROMアドレスを企業(社内)用のメールアドレス等に変換することが好ましい。
【0010】
そこで、企業内で着信した電子メールを携帯端末等で閲覧するために、企業にアクセスして携帯端末用にメールアドレス変換等を施すゲートウェイを経由して閲覧するか、携帯端末で閲覧可能な変換サービスを行うサービスプロバイダのサイトに個人の宛先を登録し、その宛先に転送する方法を用いることにより電子メールの閲覧を実現することができる。
【0011】
しかしながら、前者の場合は、FROMアドレスを変換することができるが、誰しもが変換可能であるので送信者になりすまして電子メールを送ることも可能であり、セキュリティの面では好ましくない。また、後者の場合は、サービスプロバイダに対してUID及びパスワードによりアクセスすることができるが、UID及びパスワードがネットワーク上を流れる間に盗まれることで、他のユーザになりすまされることがあり、不正使用を回避できないという問題がある。
【0012】
更に、セキュリティを強化したシステムを提供している企業に委託したとしても、ほとんどは、法人契約である場合が多く、例えば、企業内の各個人や部門等少人数に導入意思があったとしても、投資面や、セキュリティの確実性等の観点から、導入効果の算出やセキュリティ基準の評価のため導入に至るまでの期間が長く、また、導入事例も少ないため導入に至らない場合も多い。
【0013】
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、個人単位での登録が可能で、セキュリティを向上し、更に利便性を向上させる電子メール転送システム、中継サーバ、該中継サーバの転送方法、登録プログラム、変換プログラム、及び記録媒体を提供することを特徴とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0015】
請求項1に記載された発明は、電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバと、前記企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の第二の格納部に格納する中継サーバと、前記宛先人が所有する携帯端末とからなる電子メール転送システムにおいて、前記中継サーバは、前記宛先人からの読み出し要求に対して、前記第二の格納部に格納されている前記電子メールの送信元アドレスを変換して送信することを特徴とする。
【0016】
請求項1記載の発明によれば、宛先人は、送信元メールアドレス(FROMアドレス)が変換された電子メールを受信することにより、容易に送信を行うことができ、利便性を向上させることができる。また、中継サーバ(ASP、ISP等)によりメール転送システムを管理するため、企業へ導入する場合と比較して安価にサービスを実現でき、企業は現在のシステムをそのまま使用することができる。
【0017】
請求項2に記載された発明は、前記中継サーバは、前記宛先人から送信された電子メールの送信元アドレスを予め設定された変換用メールアドレスに変換して転送を行うことを特徴とする。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、宛先人は、FROMアドレスを変換して送信先に送信されるため、送信先に違和感を与えず、利便性を向上させることができる。また、中継サーバによりメール転送システムを管理するため、企業へ導入する場合と比較して安価にサービスを実現できる。
【0019】
請求項3に記載された発明は、前記中継サーバは、前記携帯端末を特定するデータと、前記宛先人を特定するデータと、前記変換用メールアドレスとを対応付けて蓄積することを特徴とする。
【0020】
請求項3記載の発明によれば、UID及びパスワード等の宛先人を特定するデータが盗まれたとしても、携帯端末を特定するデータを対応付けられているため、なりすましを防止することができセキュリティを向上させることができる。
【0021】
請求項4に記載された発明は、電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおいて、前記第二の格納部に格納される電子メールアドレスの送信元アドレスを変換する変換手段と、前記変換手段により変換された前記電子メールを、前記宛先人が所有する携帯端末に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、宛先人は、企業で着信した電子メールのFROMアドレスを知ることができ、その相手に容易に送信を行うことができるため、利便性を向上させることができる。また、中継サーバ(ASP、ISP等)により転送メールが管理されるため、企業へ導入する場合と比較して安価にサービスを実現でき、個人単位での登録を容易にすることができる。更に、企業は現在のシステムをそのまま使用することができる。
【0023】
請求項5に記載された発明は、前記携帯端末の変換用メールアドレスを登録する登録手段を有し、前記登録手段は、予め設定されている確認先メールアドレスに対して確認メールを送信し、前記確認メールに対する確認先からの確認結果に基づいて、登録処理を行うことを特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明によれば、携帯端末と変換メールアドレスを同時に確認先メールアドレスの所有者に確認させることで、なりすましを防止し、更に携帯端末と中継サーバとの認証条件を増やすことができるため、セキュリティを向上させることができる。
【0025】
請求項6に記載された発明は、前記登録手段は、前記携帯端末を特定するデータと、前記宛先人を特定するデータと、変換用メールアドレスとを対応付けて登録を行うことを特徴とする。
【0026】
請求項6記載の発明によれば、UID及びパスワード等の宛先人を特定するデータが盗まれたとしても、携帯端末を特定するデータを対応付けられているため、なりすましを防止することができセキュリティを向上させることができる。
【0027】
請求項7に記載された発明は、前記変換手段は、前記携帯端末から送信された電子メールの送信元メールアドレスを前記登録手段により登録された前記変換用メールアドレスに変換することを特徴とする。
【0028】
請求項7記載の発明によれば、中継サーバ(ASP、ISP等)が登録手段に基づいて、FROMアドレスの変換を行うため、セキュリティを向上させることができる。また、返信メールだけでなく、携帯端末から新規に作成し送信した電子メールに対してもFROMアドレスを変換することができ、例えば、変換用アドレスとして企業(社内)用メールアドレスを登録すれば、あたかも社内から送信された電子メールであると送信先に思わせることができ、携帯端末から送信先にメールを送った場合でも違和感を与えることがない。
【0029】
請求項8に記載された発明は、前記変換手段は、前記企業内サーバから転送された電子メールのヘッダ情報から送信元アドレスを抽出して変換することを特徴とする。
【0030】
請求項8記載の発明によれば、転送された電子メールの場合においても、FROMアドレスを元の送信元メールアドレスに変換させることができる。
【0031】
請求項9に記載された発明は、電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバの転送方法において、前記第二の格納部に格納される電子メールアドレスの送信元アドレスを変換する変換段階と、前記変換段階により変換された前記電子メールを、前記宛先人が所有する携帯端末に送信する送信段階とを有することを特徴とする。
【0032】
請求項9記載の発明によれば、宛先人は、企業で着信した電子メールのFROMアドレスを知ることができ、その相手に容易に送信を行うことができるため、利便性を向上させることができる。また、中継サーバ(ASP、ISP等)により転送メールが管理されるため、企業へ導入する場合と比較して安価にサービスを実現でき、個人単位での登録を容易にすることができる。更に、企業は現在のシステムをそのまま使用することができる。
【0033】
請求項10に記載された発明は、前記携帯端末の変換用メールアドレスを登録する登録段階を有し、前記登録段階は、予め設定されている確認先メールアドレスに対して確認メールを送信し、前記確認メールに対する確認先からの確認結果に基づいて、登録処理を行うことを特徴とする。
【0034】
請求項10記載の発明によれば、携帯端末と変換メールアドレスを同時に確認先メールアドレスの所有者に確認させることで、なりすましを防止し、更に携帯端末と中継サーバとの認証条件を増やすことができるため、セキュリティを向上させることができる。
【0035】
請求項11に記載された発明は、前記登録段階は、前記携帯端末を特定するデータと、前記宛先人を特定するデータと、変換用メールアドレスとを対応付けて登録を行うことを特徴とする。
【0036】
請求項11記載の発明によれば、UID及びパスワード等の宛先人を特定するデータが盗まれたとしても、携帯端末を特定するデータを対応付けられているため、なりすましを防止することができセキュリティを向上させることができる。
【0037】
請求項12に記載された発明は、前記変換段階は、前記携帯端末から送信された電子メールの送信元メールアドレスを前記登録段階により登録された前記変換用メールアドレスに変換することを特徴とする。
【0038】
請求項12記載の発明によれば、中継サーバ(ASP、ISP等)が登録段階に基づいてFROMアドレスの変換を行うため、セキュリティを向上させることができる。また、返信メールだけでなく、携帯端末から新規に作成し送信した電子メールに対してもFROMアドレスを変換することができ、例えば、変換用アドレスとして企業用メールアドレスを登録すれば、あたかも社内から送信された電子メールであると送信先に思わせることができ、携帯端末から送信先にメールを送った場合でも違和感を与えることがない。
【0039】
請求項13に記載された発明は、前記変換段階は、前記企業内サーバから送信された電子メールのヘッダ情報から送信元アドレスを抽出して変換することを特徴とする。
【0040】
請求項13記載の発明によれば、転送された電子メールの場合においても、FROMアドレスを元の送信元メールアドレスに変換させることができる。
【0041】
請求項14に記載された発明は、電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおける変換メールアドレスの登録プログラムであって、前記宛先人が所有する携帯端末からの変換用メールアドレスの登録要求に対して、予め登録された確認先メールアドレスに確認メールを送信する送信ステップと、前記確認メールに対する確認先からの確認結果に基づいて、登録を行う登録ステップとをコンピュータに実行させる。
【0042】
請求項14記載の発明によれば、携帯端末と変換メールアドレスを同時に確認先メールアドレスの所有者に確認させることで、なりすましを防止し、更に携帯端末と中継サーバとの認証条件を増やすことができるため、セキュリティを向上させることができる。
【0043】
請求項15に記載された発明は、電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおける送信元メールアドレスの変換プログラムであって、前記宛先人の所有する携帯端末から送信された電子メールの送信元メールアドレスを予め登録された変換用メールアドレスに変換する変換ステップをコンピュータに実行させる。
【0044】
請求項15記載の発明によれば、中継サーバ(ASP、ISP等)によりFROMアドレスの変換を行うためセキュリティを向上させることができる。また、返信メールだけでなく、携帯端末から新規に作成し送信した電子メールに対してもFROMアドレスを変換することができ、例えば、変換用アドレスとして企業内メールアドレスを登録すれば、あたかも社内から送信された電子メールであると送信先に思わせることができ、携帯端末から送信先にメールを送った場合でも違和感を与えることがない。
【0045】
請求項16に記載された発明は、電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおける送信元メールアドレスの変換プログラムであって、前記企業内サーバから転送された電子メールのヘッダ情報から送信元アドレスを抽出して変換する抽出変換ステップをコンピュータに実行させる。
【0046】
請求項16記載の発明によれば、転送された電子メールの場合においても、FROMアドレスを元の送信元メールアドレスに変換させることができる。
【0047】
請求項17に記載された発明は、前記請求項14乃至16の何れか1項に記載のプログラムを記録媒体に記録したものである。
【0048】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。
【0049】
図1は、本発明が適用されるネットワークシステムの全体構成例を示す一例の図である。なお、図1では、電子メールを中継する中継サーバとしてASPを用いることとする。
【0050】
図1のネットワークシステムは、携帯端末11と、キャリア網12と、ルータ13と、ASP14と、企業15と、インターネット網16とを有するよう構成されている。なお、ASP14には、ASP側ルータ21と、認証サーバ22と、メールサーバ23と、変換サーバ24と、データベース25と、ASP側FireWall(以下、ASP側FWという)26とを有するよう構成されている。
【0051】
また、企業15には、企業側FireWall(以下、企業側FWという)31と、企業内サーバ32と、企業内端末33とを有するよう構成されている。なお、本発明における企業とは、ある所定の目的を持った団体であり、会社や事務所と同一の意味を表す。
【0052】
ここで、携帯端末11は、ノートパソコンやPDAのような携帯無線端末と携帯電話を組み合わせたものであり、インテリジェントな携帯電話(情報処理機構を有する携帯電話)の場合は、その携帯電話単体である。また、ここでいう携帯電話には、狭義の携帯電話(携帯電話無線機)の他、PHS(Personal
Handyphone System)も含むものとする。
【0053】
また、携帯端末11には、例えば、ブラウザ画面を形成するためのブラウザプログラムが搭載されている。携帯端末11としては、例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)が提供する「i−mode(登録商標)端末」のように、それ自体でWebメール機能を有する携帯無線端末となり得る携帯電話が普及しているので、これを用いることとする。
【0054】
但し、メールサーバ23は、「i−mode(登録商標)端末」用のi−mode(登録商標)サーバではなく、ASP14が用意する電子メールを格納するメールボックス(格納部)を有する一般的なWebメールサーバ機能を用いる。
これにより、「i−mode(登録商標)」端末が標準的に具備するメール機能の操作環境をそのまま利用しつつ、i−mode(登録商標)サーバによる各種使用の制限、例えば、送受信できるデータの種類やサイズ、件数等の制限を解除することができる。また、機種の相違を吸収した統一的な操作環境を実現することができる。
【0055】
また、図1のネットワークシステムについては、説明を容易にするために1つの携帯端末11と1つの企業15を用いて説明を行うが、本発明については、携帯端末と企業の関係は、m:n(m,nは1以上の整数)の関係が成り立つ。
【0056】
携帯端末11からのデータはキャリア網12からルータ13を介して公衆通話網に接続され、ASP14はASP側ルータ21へ受信する。ここで、携帯電話網は、携帯電話による通信サービス事業を提供する事業体が管理するものである。
【0057】
認証サーバ22は、携帯端末11からのデータ又は企業15から送られてきたデータの認証を行う。認証は、何らかの許可情報、例えば、ユーザ名及びパスワード等を用いて行われるのが、一般的であり、ユーザ端末から送信されたUID及びパスワードと、サービス提供者が予め管理されているUID及びパスワードとを照合し、一致した場合に端末からの接続要求を受け入れるものである。
【0058】
認証サーバ22は、携帯端末11からのアクセス要求が認証サーバ22に届いた場合に、その携帯端末11が適正なものかの否かについての判断を行う。判断においては、FROMアドレス登録時に認証サーバ22により設定される。認証サーバには予め設定された携帯番号を特定するデータ(例えば、個体番号)やUID、パスワード等の情報がデータベース25に登録されており、その情報との照合を行うことにより認証を実現することができる。
【0059】
ここで、認証サーバに22について詳細に説明する。認証サーバ22は、本発明における認証装置に相当するもので、例えば、携帯端末11からASP14に対して電子メールの受信指示があった場合に、その携帯端末が正当なものであるか否かの認証を行い、正当なものである時に当該ユーザ端末による上記アクセスを許可するものである。なお、この認証サーバ22は、サーバ本体と、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録されているコンピュータプログラムによって実現される。
【0060】
コンピュータプログラムは、通常は、サーバ本体が備える記録装置に記録され、サーバ本体のCPUがその記録装置から適宜読み出して実行するようになっているが、CD−ROMやDVD−ROMのような可搬性の記録メディアや外部データベースに記録されているものであってもよい。
【0061】
図2は、サーバ本体のCPUが、上記のコンピュータプログラムを読み込んで実行することによって形成される一例の機能ブロック図である。本実施形態では、出入力部51と処理部52とを有するよう構成されている。
【0062】
出入力部51は、携帯端末11との間、あるいはメールサーバ23、変換サーバ24との間のデータの出入を制御しながら通信を行う。より具体的には、例えば、携帯端末11を操作する使用者(宛先人)からの認証用情報を受け付け、認証の結果を携帯端末11に返信して、その後のデータの出入を制御したり、認証の結果をメールサーバ23に通知したりする。
【0063】
処理部52は、認証及び認証に関わる処理を行うもので、出入力部51との間でデータを受け渡しできるようになっている。この実施形態では、図2に示すように、制御部52a、プログラム送信部52b、認証部52c、識別情報記録部52d、送出情報管理部52e、及び送出情報記録部52fの機能を備えて処理部52を構成している。
【0064】
制御部52aは、装置全体の基本的な動作の制御を行う。プログラム送信部52b、認証部52c、情報記録部52d、送出情報管理部52e、及び送出情報記録部52fは、何れも制御部52aの管理下での動作を行う。
【0065】
制御部52aは、また、本発明における認証機能の一部をも併せ持っており、後述する認証部52cが、認証を求める携帯端末11を正当なものと認証した場合、サーバの共通ファイルの記録情報へのアクセスを許可するようになっている。
【0066】
制御部52aは、また、送出情報記録部52dに記録された後述のデータに基づいて、携帯端末11についての送出情報を、当該携帯端末11のディスプレイに表示するためのデータを生成する機能をも有している。この点で、制御部52aは、送出情報提示手段としての機能も有している。
【0067】
プログラム送信部52bは、アクセスの要求がユーザ端末からあった場合に、当該ユーザ端末に例えば、Java(登録商標)で記述されたプログラムを送信するものである。このような送信は、上述の出入力部51を介して行われる。また、このプログラムは、認証の対象となるユーザ端末からの上記の識別情報を送信されるためのプログラムである。また、後述する携帯端末11から変換用アドレス(FROMアドレス)の登録を行う登録プログラムを有し、更に変換サーバ24にFROMアドレスを変換させるための変換プログラムを有する。
【0068】
認証部52cは、携帯端末11からのアクセス要求が認証サーバ22に届いた場合に、携帯端末11が適正なものか否かについての判断を行う。
【0069】
認証部52cは、具体的には、出入力部51を介して受け付けた、認証を求めている当該ユーザ端末から入力された認証用情報とデータベース25から読み出し情報記録部52dに記録されている認証用情報との整合性を見ることでその判断を行う。そのため情報記録部32dには、認証の対象となる複数の携帯端末の全てについての認証用情報が記録されている。
【0070】
ここで、上述した認証用情報の一例を図を用いて説明する。
【0071】
図3は、データベース25にあるテーブルの一例を示す図である。なお、図3(a)は、認証用情報を有するテーブルを示し、図3(b)は、後述するFROMアドレス変換用の変換テーブルを示す。
【0072】
ここでは、一例として、ユーザID(UID)とパスワードの組、及び各携帯端末の夫々が認証の確認を行うための確認先メールアドレス、携帯端末のメールアドレス等が、携帯端末を特定する識別番号の一例である個体番号と原則として1対1の対応関係で認証テーブルに記録されている。また、図3(b)には、個体番号とUID、パスワード、変換用FROMメールアドレスが変換テーブルに記録されている。
【0073】
なお、1つの個体番号に対し2以上のUIDを割り振ることもでき、この場合には、UID毎に異なるパスワードもしくは確認先メールアドレスを割り振ることができる。
【0074】
UID及びパスワードは、数字のみ、アルファベットのみ、あるいはこれらの組合せからなり、システムの管理者が、事前に割当てるか、各ユーザが予め決定したものである。
【0075】
図3(a)に示した認証テーブルの例では、確認先メールアドレスとUID及びパスワードが1対1に対応しているので、ユーザは、アクセスする携帯端末アドレスに応じて現在知っているUID及びパスワードでログインすれば良い。従って、ログイン時の処理が単純化されるため、1つの携帯端末(個体番号)で1つ又は2つ以上のサーバとの対応関係のみを考慮すればよく、簡易なシステムでは好ましい認証形態となり得る。
【0076】
認証部52cは、携帯端末11から受け付けた識別情報(例えば、自動的に送られる個体番号)とデータベース25から読み込み情報記録部52dに記録されている識別情報(個体番号)とを比較し、また、ユーザ端末から受け付けたUIDと情報記録部52dに記録されているUIDとを比較し、更に、携帯端末11から受け付けたパスワードと情報記録部52dに記録されたパスワードとを比較する。
【0077】
そして、受け付けた識別情報、UID、パスワードの組が、ある携帯端末についての識別情報、UID、パスワードと一致している場合には、アクセスを求めてきた携帯端末が正当なものと認証する。正当である場合には、上記の認証テーブルで対応付けられた他情報と共に制御部52aへ送られる。
【0078】
これを受け付けた制御部52aは、その携帯端末11からのアクセスを該当するメールサーバ23又は変換サーバ24に導く。これにより、アクセスしてきた携帯端末11と目的のサーバ間とも通信が可能になる。
【0079】
送出情報管理部52eは、送出情報記録部52fに記録するデータを管理する。送出情報管理部52eは、メールサーバ23から携帯端末11へと送出された情報を抽出し、どうような情報が送出されたかという送出情報を生成した上で、これを各携帯端末と対応付けて、送出情報記録部52fへ記録するようになっている。また、送出情報管理部52eは、送出情報記録部52fに記録されたデータを読み出す機能を持ち合わせている。読み出されたこのデータは、制御部52aへと送られ、送出情報を携帯端末11のディスプレイに表示するためのデータを生成するために用いられる。このデータは、出入力部51を介して携帯端末11又は企業内サーバ32へと送られるようになっている。
【0080】
また、ルータ13、ASP側ルータ21には、NAT(Network Address Translation)テーブルが具備されており、NATテーブルにより、アドレス変換の際に使用されるアドレス、即ち、宛先のアドレスを表す「Destination」と、着信元のアドレスを表す「Source」が記録されており、これにより、インターネット16とは異なるアドレスでイントラネットにアクセスできるようになる。
【0081】
ASP側ルータ21には、ASP側FW26を通過したアクセスの発信端末(企業内サーバ32)のアドレスと管理対象となるASP14のサーバのアドレスとをNAT(Network Address Translation)テーブルに設定しておく。これにより、ASP側FW26を通過したアクセスの15内の発信端末とASP14との間に、選択的に通路を確立する通信制御手段を実現することができる。
【0082】
企業15は、企業側FW31からインターネット網16を介して接続される。
企業15では、ASP14から企業側FW31を介して企業内サーバ32へ電子メールが送信され、該当する企業内端末33へ送られる。企業内端末33は、送信元として取得される電子メール情報から返信等の作業を行うことができる。
【0083】
次に、本発明における電子メールを受信するメールネットワークシステムについて説明する。
【0084】
なお、ここでいう「メール」は、通常の電子メール文書のみならず、種々のリストデータや編集されたデータ及び登録されている種々の文書をも含む概念である。また、使用可能な文字数や蓄積件数に制限がない、文書添付が可能なWebメールである。Webメールを用いることにより、携帯端末の機種に依存しない統一的な操作でメールの受け渡しを行うことができる。
【0085】
企業内サーバ32としては、米国ロータス社が提供する「DOMINOサーバR5(DOMINO(又はDomino)は同社商標、以下同じ)」を搭載したコンピュータを用いることができる。「DOMINOサーバ R5」には、本発明を実施する上で好適な機能、例えば通信機能、メール機能、サーバ機能(特にHTTPサーバ機能)、スケジュール機能等が標準搭載されており、また、既存の機能を改良するためのプログラミングが許されているので、これを利用することが便利である。
【0086】
本発明の実施に適したWebメールサーバ機能、例えば社内メール専用のメニューリストを編集したり、文書毎に料金情報を付加したり、大容量のデータを受信先のメモリ容量に応じて自動的に分割して送付したり、添付文書を携帯電話の限られた表示領域に縮小して表示したり、メールの宛先が多い場合にその表示を規制して本文のみを表示させたりすることは、「DOMINOサーバ R5」が具備する標準的なメール機能に別途アプリケーションプログラムを追加することで、容易に実現することができる。また、スケジュール機能として、現在時刻を常に監視しておき、現在時刻以前のスケジュールについては、これを自動的に削除して読み出しできないようにする機能も、別途アプリケーションプログラムを追加作成することで、それを容易に実現することができる。
【0087】
「DOMINOサーバ R5」を用いたサーバの一例の機能構成図を図4に示す。この企業内サーバ32は、所定のOSの管理下で動作するCPU101と、RAM102と、ROM103と、CPU101が読み取り可能なハードディスク等の固定記憶装置に構築される格納部を有するメールファイル104、社内メールアドレスや転送先メールアドレス等、社員の個人情報を記録した社員データベース105、HTTP文書等を記録した文書データベース106、社内スケジュールデータを記録したスケジュールファイル107と、企業側FW31や社内にあるルータとの間の通信制御を行う通信アダプタ108とを有し、バスBにて接続されている。
【0088】
RAM102には、DOMINOサーバが標準装備するDOMINOエンジン、HTTPタスク、スケジュール管理タスクのほか、社員用のWebメールサーバ機能を実現するためのプログラムが格納される。ROM103には、BIOS(Basic Input Output System)を含む制御プログラム等が記録されている。DOMINOエンジンは、プラットホームやネットワークOSの違いを吸収して統一的な操作環境を提供するもので、文書の統合、検索を含む強力な文書管理機能を実現することができる。また、電子メールについては、Webメールサーバと、メールファイル104とが連係し、企業内サーバ32で着信した電子メールを宛先人が不在の場合に、携帯端末等の転送先アドレスに送信する機能を実現することができる。
【0089】
次に、携帯端末11のFROMアドレス設定方法について説明する。
【0090】
図5は、本発明におけるFROMアドレス登録設定の一実施例を示すシーケンスチャートである。
【0091】
図5では、FROMアドレス設定を、携帯端末11と、認証サーバ22と、企業内端末33−1とを用いて行う。
【0092】
まず、認証サーバ22に予め携帯端末11のアドレスと、UID、パスワード、及び確認先のメールアドレスが登録されている(S201)。
【0093】
携帯端末11からFROMアドレスが指示されると(S202)、認証サーバ22は、データベース25から読み出した確認先のメールアドレスに対して確認メールを送信する。ここでは、企業15内にある企業内端末33−1に確認メールを送信する(S203)。なお、図5においては、確認先メールアドレスを携帯電話の所有者の企業内端末33−1としたが、例えば、企業15におけるメールアドレス管理者宛てとしてもよい。
【0094】
企業内端末33−1の所有者は、企業内端末33−1から確認メールの内容を確認し(S204)、FROMアドレスの設定に関する設定の承認・否認の結果を送信する(S206)。認証サーバ22では、企業内端末33−1からの結果に基づいて、FROMアドレスの結果をデータベース25に登録する(S206)。また、登録後、正規ユーザ登録を知らせる旨の認証結果を携帯端末11に送信する(S207)。また、メールサーバ23へのアクセスを可能とするサーバのURL等を通知する通知メールを送信する。なお、S205において、企業内端末33−1から送付された判定結果が承認されていなかった場合は、認証サーバ22は、S206のステップは行わずに携帯端末11に登録できない旨のメッセージを送信する。
【0095】
これにより、携帯端末11を認証することができ、携帯端末11から送信される電子メールに関してFROMのアドレスの変更を行うことができる。また、ASP14を仲介して処理を行うため、管理を容易にし個人ユーザ毎にも安価にサービスを提供することができる。更に、上述の登録手順を有する登録プログラムを生成しサーバに実行させることにより、容易に登録処理を実現することができる。また、登録プログラムは、サーバ本体が備える記録装置に記録され、サーバ本体のCPUがその記録装置から適宜読み出して実行するようになっているが、CD−ROMやDVD−ROMのような可搬性の記録メディア等の記録媒体に記録されているものであってもよい。
【0096】
次に、携帯端末11からASP14にアクセスする場合の認証方法について、説明する。
【0097】
図6は、本発明における認証方法の一実施例を示すシーケンスチャートである。ここで、認証サーバ22は、予め登録されたデータベース25に蓄積されたUID及びパスワードを読み出して、識別情報記録部52dに記録しているものとする(S301)。また、本実施例では、電子メールの利用に対する認証方法の一例について説明するが、本発明においては、この限りではなく、ASP14にアクセスする如何なる場合においても同様の認証方法が適用される。
【0098】
まず、携帯端末11は、ASP14に対し、メール利用要求を行う(S302)。認証サーバ22は、携帯端末11(利用者)からの利用要求に対して、UIDとパスワードの入力を要求する(S303)。携帯端末11は、UID及びパスワードを入力して認証サーバ22へ送付する(S304)。認証サーバ22は、携帯端末から送信されたUID及びパスワードについて、識別情報記録部52dに記録されているUID及びパスワードを参照して、通信許可の認証処理を行う(S305)。認証の結果、該当するUID及びパスワードが存在する場合は、認証サーバ22はメールサーバ23に対してUID及びパスワードに対応するユーザのメールを要求する(S306)。メールサーバ24は、認証サーバ22の要求に対する該当メールをメールボックス(格納部)から抽出携帯端末11に送信する(S307)。これにより、携帯端末11は、電子メールを容易に取得することができる。
【0099】
ここで、上述のS302からS305までのステップにおいては、例えば、UID及びパスワードが盗まれた場合に他人がなりすまして、サービスを利用されてしまう場合があるので、なりすましを防止するために、図7に示すように携帯端末を認証させる。
【0100】
図7は、なりすまし防止方法の一例を示すシーケンスチャートである。なお、図7の方法は、本出願人おける出願(特願2001−8311)にて出願されている。
【0101】
まず、携帯端末のログイン画面等からアクセスするための利用要求をASP14に対して行う(S401)。ASP14側の認証サーバ22は、アクセスに対してその携帯端末11が有する識別情報を読み出してこれを認証サーバへ送信させるための上述のプログラムをその携帯端末11へ送信する(S402)。
【0102】
上述の内容をより詳細に説明すると、アクセス要求があった旨の情報は、出入力部51に送られ、出入力部51はプログラムの送信を行うようにとの命令をプログラム送出部52bへと送る。この命令に基づいて、プログラム送信部52bは、出入力部51を介して携帯端末11へ上述のプログラムを送信する。
【0103】
この例において、上述のプログラムは、例えば、Java(登録商標)で記述されたものである。いずれにしても、携帯電話11に準備された実行環境下で動作するものである。このプログラムは、携帯端末11が持っている識別情報(端末情報)をROM等から読み出すプログラムを起動させる。これにより、ROM等から読み出した識別情報を認証サーバ22へ送る(S403)。この過程は自動で行われる。
【0104】
認証サーバ22は、S403で得られた情報から携帯端末11を特定する端末識別情報を携帯端末11に送信し(S404)、携帯末11のディスプレイ上で、承認・否認の判定を行う(S405)。S405にて、実際にアクセス要求をした場合は承認を、また、全く知らないのであれば、否認の判定結果を認証サーバ22に送信する(S406)。認証サーバ22では、判定結果に基づいて、もし、承認されるのであれば、携帯端末11を正規なものとしてポートの開放を行う(S407)。
【0105】
次に、携帯端末11は、端末認証情報と、UID及びパスワード等の利用者特定認証情報とを送信し(S408)、認証サーバ22で認証を行い(S409)、接続許可を携帯端末11に送る(S410)。これにより、UID及びパスワードだけではなく、携帯端末も認証条件にすることができるため、他の端末からのなりすましを防止することができ、セキュリティを向上させたサービスを提供することができる。
【0106】
次に、携帯端末のディスプレイ画面からの本発明におけるFROMメールの実施の方法について説明する。なお、本発明においては、企業15の構成員が宛先人である企業に届いた電子メールが企業内サーバ32の格納部(第一の格納部)から転送されてASP14のメールサーバ23の格納部(第二の格納部)に蓄積され、携帯端末11からASP14にアクセスすることで転送メールを取得する方法について、携帯端末11の操作手順を説明する。しかしながら、本発明における操作手順については、この限りではない。
【0107】
図8は、携帯端末11のディスプレイ上からの全体的な操作手順を示す一例の図である。また、図9は、携帯端末11上のディスプレイの各場面毎での表示の一例を示すものである。
【0108】
まず、携帯端末11が、ASP14に対してアクセス要求を行う。アクセス要求と同時に携帯端末11から認証サーバ22に接続要求先についてのサーバのURLが送られる。次に、携帯端末11のディスプレイにログイン画面を表示する(S501)。図9(a)に示すログイン画面60には、ユーザID(UID)やパスワード等の入力領域61が表示され、使用者は、携帯端末11からUID及びパスワードを入力することによりログインの認証が行われる。このとき、上述したように携帯端末11を特定するための識別情報を読み出して認証サーバ22による認証を行う。
【0109】
認証が成功した場合、つまり正規ユーザであった場合は、ユーザがアクションを起こすまでクリックイベント待ち状態となる(S502)。ここで、携帯端末11のディスプレイ上には図9(b)に示すように受信、送信の選択項目62が表示されており、所望の処理をクリックすることによりイベントを発生させて、受信処理(S504)及び送信処理(S505)を行わせることができる。また、終了ボタンによりプログラムを終了させることもできる(S506)。上述したように受信処理(S504)、送信処理(S505)、及び終了処理(S506)の何れかの処理のクリックすることによりイベントの判定が行われ(S503)、S504〜S506の各処理を行うことができる。
【0110】
S504の受信処理は、ASP14のメールサーバ23に対してUIDとパスワードに該当するメールをメールボックス(第二の格納部)より受信する。受信した電子メールは、転送メールも含まれるが、転送メールである場合は、その送信先(FROM)アドレスが変換されている。転送メールにおけるFROMアドレスの変換については、変換サーバ24がメールのヘッダ情報の「Received」等から最初の送信元を抽出して送信元アドレスの変換を行い、携帯端末11に送信することができる。なお、変換の仕組みについては、変換サーバ24によって行うが変換サーバ24の動作については後述する。
【0111】
また、受信した電子メールは、件名等が表示され、所望のメールの件数をクリックすることによりメール本文を閲覧することができる。
【0112】
ここで、受信時の携帯端末11の動作方法の一例について図を用いて説明する。
【0113】
図10は、受信処理のディスプレイ表示における動作手順を示す図である。
【0114】
図10において、メールサーバ23から受信された表示内容に対して「件名」を選択(クリック)し(S601)、該当する件名に対する本文を表示する(S602)。なお、本文の表示文字数は制限させることもできるし、所定のバイト数毎に出力するように設定することもできる。件名は、例えば、図9(c)に示すように表示され、件名表示領域63は、スクロール可能とし、スクロールの最後に受信時の処理指定領域64が存在するものとする。件名表示領域がスクロール可能であるため、受信件数が多い場合にも対応することができる。また、件名の文字数等は予め設定することもできる。
【0115】
件名が表示された後、クリックのイベント待ちを行い(S603)、本文の内容が返信や転送の必要のない場合にデータの削除を行う削除処理(S605)、返信処理(S606)、転送処理(S607)等の処理を行うための判定を行う(S604)。また、終了ボタンによりプログラムを終了させることもできる(S608)。また、添付ファイル等がある場合に添付文書の表記をクリックすることで、それをHTML文書として表示領域のサイズに合わせて表示させることができる。また、文書の宛先数が多い場合を想定して、予め受信文のフレームの中の宛先数が多い場合を想定して、予め受信文のフレームの中の宛先部分を表示させないようにする。
【0116】
これにより携帯端末11のディスプレイには、本文のみを表示させることもできる。なお、上述した表示機能については、Java(登録商標)プログラムで提供することができる。
【0117】
次に、S606の返信処理についての説明を行う。図11は、返信処理手順を示す一例のフローチャートである。まず、返信用の新規文書を作成する(S701)。次に、その宛先に受信文書の送信者を設定する(S702)と共に、件名には受信文書の件名の先頭に「Re:」の文字を付加し、続けて送信者のメールアドレスを付加する(S703)。このとき、企業内サーバ32で着信し、携帯端末11に転送された電子メールにおいてもFROMアドレスが変換されているため、最初の送信元メールアドレスが設定される。次に、その新規文書を表示させ(S704)、クリックイベントの発生を待つ(S705)。クリックイベントが発生した場合はその内容を判定する(S706)。S706におけるディスプレイの表示内容の一例を図9(d)に示す。
【0118】
図9(d)に示すように、メール作成画面65からクリックイベントを選択し、クリックイベントが「件名」の場合は件名編集処理を行い(S707)、「内容」の場合は、文書内容の編集処理を行い(S708)、「宛先編集」の場合は宛先を編集し(S709)、「CC宛先編集」の場合は、CC(カーボンコピー)先の新規編集処理を行う(S710)。なお、上述の宛先編集及びCC宛先編集については、携帯端末11にある予め登録されたアドレス帳を参照することもできる。夫々の処理は、終了後にクリックイベント待ち状態(S705)に戻る。
【0119】
一通りの編集が終了した場合は、送信を行い(S711)、返信処理を終了する(EXIT)。なお、送信には、ディスプレイ上に専用のボタンを設け、そのボタンをクリックしてもよく、携帯端末11に具備される所定の数字等を押下することにより送信処理を行ってもよい。
【0120】
次に、S607における転送処理について説明する。図12は、転送処理手順を示す一例のフローチャートである。まず、返信用の新規文書を作成する(S801)。次に、その宛先に受信文書の送信者を設定する(S802)と共に、件名には受信文書の件名の先頭に「FW:」の文字を付加し(S803)、その新規文書を表示させる(S804)。クリックイベントの発生を待ち(S805)、クリックイベントが発生した場合はその内容を判定する(S806)。S806におけるディスプレイの表示内容の一例を図9(d)に示す。
【0121】
図9(d)に示すように、メール作成画面65からクリックイベントを選択し、クリックイベントが「件名」の場合は件名編集処理を行う(S807)。なお、受信時に対する転送先の宛先情報は、予め携帯端末11に具備させることもでき、そこで変換させることができる。「内容」の場合は、文書内容の編集処理を行い(S808)、「宛先編集」の場合は宛先を編集し(S809)、「CC宛先編集」の場合は、CC先の新規編集処理を行う(S810)。なお、上述の宛先編集及びCC宛先編集については、携帯端末11に具備されたアドレス帳を参照することもできる。夫々は処理が終了後にクリックイベント待ち状態(S805)に戻る。
【0122】
一通りの編集が終了した場合は、送信を行い(S811)、返信処理を終了する(EXIT)。なお、送信には、ディスプレイ上に専用のボタンを設け、そのボタンをクリックしてもよく、携帯端末11に具備される所定の数字等を押下することにより送信処理を行ってもよい。これにより、転送処理を容易に行うことができる。
【0123】
次に、S505の送信処理について、図を用いて説明する。図13は、送信処理手順を示す一例のフローチャートである。まず、返信用の新規文書を作成する(S901)。その新規文書を表示させ(S902)、クリックイベントの発生を待ち(S903)、クリックイベントが発生した場合はその内容を判定する(S904)。S904におけるディスプレイの表示内容の一例を図9(d)に示す。
【0124】
図9(d)に示すように、メール作成画面65からクリックイベントを選択し、クリックイベントが「件名」の場合は件名編集処理を行う(S905)。なお、受信時に対する転送先の宛先情報は、予め携帯端末11に具備させることもでき、そこで変換させることができる。「内容」の場合は、文書内容の編集処理を行い(S906)、「宛先編集」の場合は宛先を編集し(S907)、「CC宛先編集」の場合は、CC先の新規編集処理を行う(S908)。なお、上述の宛先編集及びCC宛先編集については、携帯端末11に具備されたアドレス帳を参照することもできる。夫々は処理が終了後にクリックイベント待ち状態(S903)に戻る。
【0125】
一通りの編集が終了した場合は、送信を行い(S909)、返信処理を終了する(EXIT)。なお、送信には、ディスプレイ上に専用のボタンを設け、そのボタンをクリックしてもよく、携帯端末11に具備される所定の数字等を押下することにより送信処理を行ってもよい。これにより、送信処理を容易に行うことができる。
【0126】
上述した内容により、携帯端末における電子メールの受信、送信、転送等の処理を容易に行うことができる。また、携帯端末11とASP14とのアクセスについては、認証サーバに22より、上述した認証手続を行うことによりセキュリティを向上させることができる。また、ASP14を利用することにより企業内に認証サーバ22や変換サーバ24、データベース25を構築する必要がないため、安価なコストでのサービスの運用を可能にする。更に、個人向けにもサービスを提供することができる。
【0127】
次に、本発明におけるFROMアドレス変換機能を用いた変換の動作内容について図を用いて説明する。
【0128】
図14は、本発明におけるFROMアドレス変換の一実施例を示すシーケンスチャートである。なお、図14においては、容易に理解できるように企業内にある企業内端末33−1から企業内端末33−2に送信したメールを携帯端末11で受信する際の仕組みについて説明する。なお、携帯端末11の宛先人は、ユーザ33−2の宛先人であるものとし、携帯端末11及び企業内端末33の本発明におけるFROMアドレス登録手続、及び認証手続は完了しているものとする。このとき、企業内端末33−1におけるメールアドレス、UID、パスワードについては、図3の個体番号「00104」であるものとし、企業内端末33−2は、個体番号「00102」であるものとする。
【0129】
また、図14における処理におけるメールの表示内容の一例を図15に示す。
【0130】
まず、企業内端末33−1において、送信するメールを作成し(S1001)、電子メールの送信を行う(S1002)。このとき、送信されるメールの送信者は企業内端末33−1の「hhh_Suzuki@shi.co.jp」、宛先は企業内端末33−2のアドレスである「Tro_Sumitomo@shi.co.jp」となる。送信される電子メールを図15(a)に示す。なお、宛先には複数指定が可能であるため、「Jun.ito@abc.co.jp」が設定されている。送信されたメールは、一度企業内サーバ32に送られ、メールファイル104(第一の格納部)で格納され、企業内端末33−2で受信して送信者及び宛先を確認する(S1003)。確認の結果、転送する必要がある場合には、企業内サーバ32に具備された社員データベース105に蓄積された転送先メールアドレス(「Tro_s@keitai.co.jp」)に変換して転送を行う(S1004)。このときの電子メールの内容を図15(b)に示す。
【0131】
しかしながら、転送を行う場合、企業内端末33−2のメールアドレスが「Tro_Sumitomo@shi.co.jp」なので、転送されたメールアドレスの送信者は「Tro_Sumitomo@shi.co.jp」となってしまう。これにより、実際に企業内端末33−1から送られたかどうかを把握することは困難となる。そこで、ASP14に設置されている変換サーバ24にて、FROMアドレス(送信者)の変換処理を行う(S1005)。
【0132】
変換処理(S1005)では、変換サーバ24は、メールサーバ23のメールボックス(第二の格納部)にある転送メールのヘッダ情報から送信元メールアドレスを抽出してFROMアドレスとしてセットする。なお、上述の抽出変換手順を有する変換プログラムを生成しサーバに実行させることにより、容易に変換処理を実現することができる。また、変換プログラムは、サーバ本体が備える記録装置に記録され、サーバ本体のCPUがその記録装置から適宜読み出して実行するようになっているが、CD−ROMやDVD−ROMのような可搬性の記録メディア等の記録媒体に記録されているものであってもよい。
【0133】
FROMアドレスを変換後、認証サーバ22により認証されている携帯端末11に直接送信してもよいが、ここでは、セキュリティを向上させるために、携帯端末11からアクセスし、認証処理が実施された上で携帯端末11に対してメールを送信する(S1006)。携帯端末11が受信したメールの送信元は、ASP14でも社内メールアドレスでもなく、企業内サーバ32の格納部(第一の格納部)で着信した企業内端末33−1のメールアドレスとなっているので、送信元に対して容易に返信メールを送ることができる。なお、S1006にて携帯端末11に送られたメールの内容を図15(c)に示す。
【0134】
次に、返信処理(S1007)を行うが、返信処理については、上述したS701〜S711に記載されているため、ここでは説明を省略する。
【0135】
S1007にて送信される電子メールの送信者は、携帯端末11のメールアドレスになる(ここでは、「Tro_s@keitai.co,jp」)。また、宛先は、変換サーバ24にてメールサーバ23の格納部に格納された時点で送信元メールアドレスに既に変換されているため、このまま送信元アドレスとして用いることができる(ここでは、「hhh_Suzuki@shi.co.jp」)。携帯端末11は、編集が終了後、電子メールの送信を行う(S1008)。
送信時の電子メールの内容を図15(d)に示す。
【0136】
送信された電子メールは、変換サーバ24において変換処理を行う(S1009)。携帯端末11は、既に認証サーバ22において認証処理が完了しているため、変換サーバ24は、データベース25から、UID、パスワード、携帯メールアドレスに対応する変換用アドレスを取得する。図3(b)によれば、個体番号「00102」、UID「TTTTT」、パスワード「sumizyu」の変換用メールアドレスは、「Tro_Sumitomo@shi.co.jp」であるため、これをFROMアドレスとしてセットする。
【0137】
なお、上述の変換手順を有する変換プログラムを生成しサーバに実行させることにより、容易に変換処理を実現することができる。また、変換プログラムは、サーバ本体が備える記録装置に記録され、サーバ本体のCPUがその記録装置から適宜読み出して実行するようになっているが、CD−ROMやDVD−ROMのような可搬性の記録メディア等の記録媒体に記録されているものであってもよい。
【0138】
S1009の変換処理が終了した電子メールは、図15(e)に示すようにFROMアドレスが変換されている。変換サーバ24は、変換したメールを企業15へ送信する(S1010)。送信された電子メールは企業15の企業内サーバ32で受信し、企業内サーバ32のメールファイル104(第一の格納部)に格納され対象者(宛先)を確認した後(S1011)、対象者(企業内端末33−1)へ送られる。
【0139】
これにより、送付先が企業内のメールアドレスでありながら、実際は、携帯端末11から送信することができ、利便性を向上させることができる。更に、携帯の認証を行うため、セキュリティを向上させている。
【0140】
ここで、企業内のメールアドレスに対して電子メールの送受信を行う場合、社内専用のメールアドレスを使用する場合がある。例えば、「@shi.co.jp」を「/SHI」と換えることで、企業内ネットワーク内でのみ使用可能なドメイン名として電子メールの送受信を行うことが可能な構成を備える企業である場合、携帯端末11にメールを送るときにインターネット網16等の外部通信ネットワークを経由するため、社内専用メールアドレスのままでは、電子メールを送信することができない。そこで、企業内サーバ32は、社外に電子メールを送信する場合には、個人毎のアドレス帳に登録された夫々の社内専用メールアドレスと社外用メールアドレスとの変換を行い送信することができる。
【0141】
上述したように本発明によれば、FROMアドレスを変換することにより、転送されて受信した電子メールの転送前の送信元メールアドレスに対して容易に電子メールの送信を行うことができる。また、認証処理により、なりすまし等を防止することができ、セキュリティを向上させることができる。
【0142】
また、ASPやISP等の中継サーバによりアドレス管理を行うため、企業へ導入する場合と比較して安価で、更に現在の企業システムをそのまま使用することができる。また、個人決済型の仕組みを提供し、本人が料金を支払うことにおり個人ユーザにもサービスを提供することができる。
【0143】
なお、本発明におけるサービスを拡張させて、例えば、利用パケット数に応じた割引制度やマイレージ制度の導入や、同一の企業の個人ユーザが多い場合に、企業での加入を提案し、システム的に統合するためのサービスの提案も行うことができる。
【0144】
なお、本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求した本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変形例や実施例が考えられる。
【0145】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、認証処理によりなりすまし等を防止することでセキュリティを向上させ、更に、FROMアドレスを変換することにより利便性を向上させた電子メール転送システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるネットワークシステムの全体構成例を示す一例の図である。
【図2】サーバ本体のCPUが、上記のコンピュータプログラムを読み込んで実行することによって形成される一例の機能ブロック図である。
【図3】データベースにあるテーブルの一例を示す図である。
【図4】「DOMINOサーバ R5」を用いたサーバの一例の機能構成図である。
【図5】本発明におけるFROMアドレス登録設定の一実施例を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明における認証方法の一実施例を示すシーケンスチャートである。
【図7】なりすまし防止方法の一例を示すシーケンスチャートである。
【図8】携帯端末のディスプレイ上からの全体的な操作手順を示す一例の図である。
【図9】携帯端末上のディスプレイの各場面毎での表示の一例を示すものである。
【図10】受信処理のディスプレイ表示における動作手順を示す図である。
【図11】返信処理手順を示す一例のフローチャートである。
【図12】転送処理手順を示す一例のフローチャートである。
【図13】送信処理手順を示す一例のフローチャートである。
【図14】本発明におけるFROMアドレス変換の一実施例を示すシーケンスチャートである。
【図15】図14における処理におけるメールの表示内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 携帯端末
12 キャリア網
13 ルータ
14 ASP
15 企業
16 インターネット網
21 ASP側ルータ
22 認証サーバ
23 メールサーバ
24 変換サーバ
25 データベース
26 ASP側FireWall(ASP側FW)
31 企業側FireWall(企業側FW)
32 企業内サーバ
33 企業内端末
51 出入力部
52 処理部
60 ログイン画面
61 入力領域
62 選択項目
63 件名表示領域
64 処理指定領域
65 メール作成画面

Claims (17)

  1. 電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバと、
    前記企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の第二の格納部に格納する中継サーバと、
    前記宛先人が所有する携帯端末とからなる電子メール転送システムにおいて、
    前記中継サーバは、
    前記宛先人からの読み出し要求に対して、前記第二の格納部に格納されている前記電子メールの送信元アドレスを変換して送信することを特徴とする電子メール転送システム。
  2. 前記中継サーバは、
    前記宛先人から送信された電子メールの送信元アドレスを予め設定された変換用メールアドレスに変換して転送を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子メール転送システム。
  3. 前記中継サーバは、
    前記携帯端末を特定するデータと、前記宛先人を特定するデータと、前記変換用メールアドレスとを対応付けて蓄積することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子メール転送システム。
  4. 電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおいて、
    前記第二の格納部に格納される電子メールアドレスの送信元アドレスを変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記電子メールを、前記宛先人が所有する携帯端末に送信する送信手段とを有することを特徴とする中継サーバ。
  5. 前記携帯端末の変換用メールアドレスを登録する登録手段を有し、
    前記登録手段は、予め設定されている確認先メールアドレスに対して確認メールを送信し、前記確認メールに対する確認先からの確認結果に基づいて、登録処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の中継サーバ。
  6. 前記登録手段は、
    前記携帯端末を特定するデータと、前記宛先人を特定するデータと、変換用メールアドレスとを対応付けて登録を行うことを特徴とする請求項5に記載の中継サーバ。
  7. 前記変換手段は、
    前記携帯端末から送信された電子メールの送信元メールアドレスを前記登録手段により登録された前記変換用メールアドレスに変換することを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の中継サーバ。
  8. 前記変換手段は、
    前記企業内サーバから転送された電子メールのヘッダ情報から送信元アドレスを抽出して変換することを特徴とする請求項4に記載の中継サーバ。
  9. 電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバの転送方法において、
    前記第二の格納部に格納される電子メールアドレスの送信元アドレスを変換する変換段階と、
    前記変換段階により変換された前記電子メールを、前記宛先人が所有する携帯端末に送信する送信段階とを有することを特徴とする中継サーバの転送方法。
  10. 前記携帯端末の変換用メールアドレスを登録する登録段階を有し、
    前記登録段階は、予め設定されている確認先メールアドレスに対して確認メールを送信し、前記確認メールに対する確認先からの確認結果に基づいて、登録処理を行うことを特徴とする請求項9に記載の中継サーバの転送方法。
  11. 前記登録段階は、
    前記携帯端末を特定するデータと、前記宛先人を特定するデータと、変換用メールアドレスとを対応付けて登録を行うことを特徴とする請求項10に記載の中継サーバの転送方法。
  12. 前記変換段階は、
    前記携帯端末から送信された電子メールの送信元メールアドレスを前記登録段階により登録された前記変換用メールアドレスに変換することを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の中継サーバの転送方法。
  13. 前記変換段階は、
    前記企業内サーバから送信された電子メールのヘッダ情報から送信元アドレスを抽出して変換することを特徴とする請求項12に記載の中継サーバの転送方法。
  14. 電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおける変換メールアドレスの登録プログラムであって、
    前記宛先人が所有する携帯端末からの変換用メールアドレスの登録要求に対して、予め登録された確認先メールアドレスに確認メールを送信する送信ステップと、
    前記確認メールに対する確認先からの確認結果に基づいて、登録を行う登録ステップとをコンピュータに実行させるための登録プログラム。
  15. 電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおける送信元メールアドレスの変換プログラムであって、
    前記宛先人の所有する携帯端末から送信された電子メールの送信元メールアドレスを予め登録された変換用メールアドレスに変換する変換ステップをコンピュータに実行させるための変換プログラム。
  16. 電子メールの宛先人の第一の格納部を有する企業内サーバから転送されてきた電子メールを前記宛先人の前記第二の格納部に格納する中継サーバにおける送信元メールアドレスの変換プログラムであって、
    前記企業内サーバから転送された電子メールのヘッダ情報から送信元アドレスを抽出して変換する抽出変換ステップをコンピュータに実行させるための変換プログラム。
  17. 請求項14乃至16の何れか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014179003A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 情報処理システム及びデータ投入方法

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