JP2003029888A - ケーブル装置 - Google Patents

ケーブル装置

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JP2003029888A
JP2003029888A JP2001216779A JP2001216779A JP2003029888A JP 2003029888 A JP2003029888 A JP 2003029888A JP 2001216779 A JP2001216779 A JP 2001216779A JP 2001216779 A JP2001216779 A JP 2001216779A JP 2003029888 A JP2003029888 A JP 2003029888A
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Shinji Ishikawa
真二 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続機器からの信号を伝送する際のケーブル
上のノイズを除去する信号補正を効率的に行うことが可
能な技術を提供する。 【解決手段】 一方の接続機器から送信された電気信号
を他方の接続機器へ伝送するケーブル装置において、接
続機器からの通信を遮断してテスト信号を送信するテス
ト信号送信処理部と、前記送信されたテスト信号上のノ
イズに応じて信号補正が必要であるかどうかを判定する
ノイズ判定処理部と、接続機器からの信号の伝送で利用
されない信号線に当該信号の補正を行う為の補正信号を
送信する補正信号送信処理部と、前記送信された補正信
号の内容に応じて接続機器からの信号を補正する信号補
正処理部とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気信号を伝送する
ケーブル装置に関し、特にケーブル末端のコネクタ部に
伝送信号を処理する機能を持たせたケーブル装置に適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の情報
処理装置と通信機器等の接続機器とを接続し、情報処理
装置と接続機器との間でデータの送受信を行う場合、ケ
ーブルを用いて情報処理装置と接続機器とを接続するの
が一般的となっている。
【0003】前記従来の情報処理装置と接続機器との間
のデータの送受信の際にケーブル上で発生したノイズや
信号誤りを補正する場合には、情報処理装置及び接続機
器の制御プログラムや通信プログラムにノイズや信号誤
りを補正する為の機能を持たせておき、データの送信の
際に誤りの検出や訂正を行う為の符号を付加し、受信側
で前記符号により誤りの検出及び訂正や誤りの発生した
データの再送を要求する方法が用いられている。
【0004】なお、所定のインタフェース装置に内部電
源を供給する場合と外部電源を供給する場合とで、所定
のインタフェース装置のインタフェース規格に対応した
切換ができるケーブル装置については特開2000−9
9217号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による信
号補正では、実際にケーブル上でノイズや信号誤りが発
生しているかどうかに関わらず、誤りの検出や訂正を行
う為の符号を付加したデータを送信する為、ノイズを除
去する処理が必ずしも効率的ではないという問題があ
る。
【0006】また前記従来技術において、情報処理装置
と接続機器とを接続する場合、その接続形態に応じてス
トレートケーブルやクロスケーブル等の異なる種類のケ
ーブルを用いることがある為、目的に応じてこれらのケ
ーブルを別々に用意するか変換コネクタを用いなければ
ならないという問題がある。
【0007】また前記従来技術において、情報処理装置
と接続機器とを接続するケーブルのテストを実施する際
には、終端へのループバックアダプタの接続をケーブル
一本毎に手作業で行う必要がある為、ケーブルテストを
効率良く行うのが困難という問題がある。
【0008】本発明の目的は上記問題を解決し、接続機
器からの信号を伝送する際のケーブル上のノイズを除去
する信号補正を効率的に行うことが可能な技術を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の接続機
器から送信された電気信号を他方の接続機器へ伝送する
ケーブル装置において、接続機器からの信号の伝送で利
用されない信号線に補正信号を送信して接続機器からの
信号を補正するものである。
【0010】本発明では、ケーブルのモジュラージャッ
ク等のコネクタ部にICチップ等の回路を内蔵させてケ
ーブル装置を形成し、そのICチップにより信号補正処
理を行う。
【0011】すなわち本発明のケーブル装置は、まず接
続機器からの通信を遮断してケーブルの一端からテスト
信号を送信し、前記送信されたテスト信号を他端で受信
してそのテスト信号上のノイズを測定した後、そのノイ
ズの大きさ等の情報に応じて信号補正が必要であるかど
うかを判定する。
【0012】前記判定で信号補正が必要であると判定さ
れた場合には、接続機器から信号を受け付けてその伝送
で利用されない信号線を検出する。
【0013】次に、接続機器からの信号の補正を行う為
の補正信号として逆位相信号を生成し、接続機器からの
信号を前記生成した補正信号と共にケーブルの他端へ送
信する。そして前記補正信号と共に接続機器からの信号
を受信した他端では、その補正信号の位相を反転して接
続機器からの信号に加え、信号補正を行う。
【0014】例えば100Base−TXで8芯(4
対)UTPカテゴリ5ケーブルを用いた場合には4芯
(2対)しか通信に利用されていない。この残りの伝送
路に信号補正用の制御信号を流し、ケーブルの両端のI
Cにより信号補正を行う。なお、ケーブルの一端のIC
と他端に接続した外部機器により信号補正を行うものと
しても良い。上記100Base−TXの場合では他の
2対の伝送路に通信信号と逆位相の信号を流し、ICチ
ップで受信した逆位相の信号を反転して本来の信号との
和を求めることにより信号ノイズ補正を実現する。
【0015】以上の様に本発明のケーブル装置によれ
ば、接続機器からの信号の伝送で利用されない信号線に
補正信号を送信して接続機器からの信号を補正するの
で、接続機器からの信号を伝送する際のケーブル上のノ
イズを除去する信号補正を効率的に行うことが可能であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に一方の接続機器から送信さ
れた電気信号を他方の接続機器へ伝送する一実施形態の
ケーブル装置について説明する。
【0017】図1は本実施形態のICチップ内蔵ケーブ
ルの概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形
態のICチップ内蔵ケーブルは、テスト信号送信処理部
111と、補正信号送信処理部112と、ノイズ判定処
理部113と、信号補正処理部114とを有している。
【0018】テスト信号送信処理部111は、PC等の
端末やルータ等の通信機器である接続機器からの通信を
遮断してテスト信号をICチップ102からICチップ
103へ送信する処理部である。補正信号送信処理部1
12は、ノイズ判定処理部113で信号補正が必要であ
ると判定された場合に、接続機器からの信号の伝送で利
用されない信号線に当該信号の補正を行う為の補正信号
として逆位相信号を送信する処理部である。
【0019】ノイズ判定処理部113は、ICチップ1
02から送信されたテスト信号上のノイズに応じて信号
補正が必要であるかどうかを判定し、判定結果をICチ
ップ102へ送信する処理部である。信号補正処理部1
14は、ICチップ102から送信された逆位相の補正
信号を反転し、ICチップ102経由で接続機器から送
信された信号に前記反転した補正信号を加えて接続機器
からの信号を補正する処理部である。
【0020】ICチップ内蔵ケーブルをテスト信号送信
処理部111、補正信号送信処理部112、ノイズ判定
処理部113及び信号補正処理部114として機能させ
る為のプログラムは、ICチップ内のROM等の記録媒
体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログ
ラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体で
も良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処
理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワ
ークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラ
ムを使用するものとしても良い。
【0021】図2は本実施形態のケーブルに内蔵される
ICの端子部分を示す図である。本実施形態のケーブル
装置であるICチップ内蔵ケーブルは図1の様に電送ケ
ーブルの各信号線をICチップ102またはICチップ
103のIC端子に接続した構成となっており、ここで
は図2の様に端末側のIC端子群をそれぞれIC端子2
01〜208とし、ネットワーク側のIC端子群をそれ
ぞれIC端子211〜218とする。この例では8芯ケ
ーブルに対応した8端子のICを想定している。ICチ
ップ102はモジュラージャック101中に格納されて
いる。
【0022】図3は本実施形態のICチップ内蔵ケーブ
ルの接続例を示す図である。図3の様にPC等の端末3
01とルータ等の通信機器302を本実施形態のICチ
ップ内蔵ケーブルで接続し、信号補正を行う場合の処理
を図4により説明する。
【0023】図4は本実施形態の信号補正処理の処理手
順を示すフローチャートである。図4に示す様に本実施
形態のICチップ内蔵ケーブルにおいて、端末301か
ら通信機器302へ信号を送信する際にその信号を補正
してノイズを低減させる。
【0024】まず始めにステップ401でICチップ1
02のテスト信号送信処理部111は、端末301から
の通信を遮断する。
【0025】次にステップ402でテスト信号送信処理
部111は、テスト信号をICチップ102からICチ
ップ103へ送信し、ICチップ102とICチップ1
03との間でテスト信号を送受信する。
【0026】ステップ403でICチップ103のノイ
ズ判定処理部113は、ICチップ102から送信され
たテスト信号と元のテスト信号とを比較し、前記送信さ
れたテスト信号上のノイズの大きさを調べ、その大きさ
に応じて信号補正が必要であるかどうかを判定し、ステ
ップ404でノイズ判定処理部113は、前記判定結果
をICチップ102へ送信する。
【0027】ステップ405でICチップ102は、I
Cチップ103から送信された判定結果を受信した後、
端末301からの信号の受付を開始する。
【0028】ステップ406でICチップ102の補正
信号送信処理部112は、信号補正が必要であることを
前記受信した判定結果が示している場合に、端末301
からの信号の伝送で利用されていない信号線を検出す
る。
【0029】ステップ407で補正信号送信処理部11
2は、端末301からの信号とは逆位相の補正信号を生
成し、前記検出された未使用の信号線から前記補正信号
をICチップ103へ送信する。
【0030】ICチップ103の信号補正処理部114
は、ICチップ102から送信された逆位相の補正信号
を受信して反転し、ICチップ102経由で端末301
から送信された信号に前記反転した補正信号を加えて端
末301からの信号を補正した後、その補正した信号を
通信機器302へ送る。
【0031】ここで、本実施形態のICチップ内蔵ケー
ブルにおいて、ノイズ判定処理の判定結果や未使用信号
線検出処理の検出結果をICチップに格納しておき、次
回以降からは前記判定処理や検出処理を省略しても良
い。
【0032】また図1ではICチップ102側からIC
チップ103側へ信号を送信する場合の構成を表してい
るが、ノイズ判定処理部113及び信号補正処理部11
4に相当する処理部をICチップ102に、テスト信号
送信処理部111及び補正信号送信処理部112に相当
する処理部をICチップ103に備え、ICチップ10
3側からICチップ102側へ信号を送信する場合にも
前記の処理ステップと同様にして信号補正が可能である
ものとする。
【0033】以下に本実施形態のICチップ内蔵ケーブ
ルにおいて、ICチップ内蔵ケーブルから接続機器への
情報送信、ICチップ内蔵ケーブルと接続機器との間の
接続制御、ICチップ内蔵ケーブルに接続された接続機
器のアドレス変換、ストレートまたはクロス等のケーブ
ルの伝送種別の変更を行う処理について説明する。
【0034】図5は本実施形態の情報送信、接続制御、
アドレス変換または伝送種別変更を行うICチップ内蔵
ケーブルと端末301の概略構成を示す図である。図5
に示す様に本実施形態のICチップ内蔵ケーブルは、情
報格納処理部121と、情報送信処理部122と、接続
制御処理部123と、アドレス変換処理部124と、伝
送種別変更処理部125とを有している。
【0035】情報格納処理部121は、そのケーブルに
接続された接続先を示す情報を含むケーブル情報、その
ケーブルに接続可能な接続機器を識別する為の接続機器
情報、アドレス変換対象の接続機器の変換前のアドレス
である変換前アドレス情報と変換後のアドレスである変
換後アドレス情報、ケーブルの種別に応じた入力端子と
出力端子の組み合わせを示す伝送種別情報をICチップ
内蔵ケーブル内に格納する処理部である。
【0036】情報送信処理部122は、端末301や通
信機器302等の接続機器からの問い合わせコマンドに
応答して前記ケーブル情報を接続機器へ送信する処理部
である。接続制御処理部123は、接続機器にその接続
機器を識別する為の識別情報を問い合わせ、接続機器か
ら送信された識別情報が前記接続機器情報の何れかに一
致する場合に当該接続機器との間の信号の伝送を行う処
理部である。
【0037】アドレス変換処理部124は、接続機器か
ら送信されたデータに付加されたアドレスが前記変換前
アドレス情報に一致する場合に当該アドレスを対応する
変換後アドレス情報に変換して伝送し、接続機器へ送信
されたデータに付加されたアドレスが前記変換後アドレ
ス情報に一致する場合に当該アドレスを対応する変換前
アドレス情報に変換して接続機器へ送信する処理部であ
る。伝送種別変更処理部125は、接続機器からのケー
ブル変換指示コマンドを受信してそのコマンドの伝送種
別に応じて信号出力パターンをストレートまたはクロス
等に組み替える処理部である。
【0038】ICチップ内蔵ケーブルを情報格納処理部
121、情報送信処理部122、接続制御処理部12
3、アドレス変換処理部124及び伝送種別変更処理部
125として機能させる為のプログラムは、ICチップ
内のROM等の記録媒体に記録されて実行されるものと
する。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM
以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当
該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用し
ても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアク
セスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0039】端末301は、情報取得処理部311と、
識別情報送信処理部312と、伝送種別送信処理部31
3とを有している。
【0040】情報取得処理部311は、前記ケーブル情
報を問い合わせる問い合わせコマンドをICチップ内蔵
ケーブルへ送信する処理部である。識別情報送信処理部
312は、端末301を識別する為の識別情報をICチ
ップ内蔵ケーブルへ送信する処理部である。伝送種別送
信処理部313は、ICチップ内蔵ケーブルの伝送種別
をストレートまたはクロスに変更するケーブル変換指示
コマンドをICチップ内蔵ケーブルへ送信する処理部で
ある。
【0041】端末301を情報取得処理部311、識別
情報送信処理部312及び伝送種別送信処理部313と
して機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記
録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモ
リにロードされて実行されるものとする。なお前記プロ
グラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記
録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体か
ら情報処理装置にインストールして使用しても良いし、
ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記
プログラムを使用するものとしても良い。
【0042】本実施形態のICチップ内蔵ケーブルにお
いて、ICチップ内蔵ケーブルから接続機器への情報送
信を行う場合、まずICチップ内蔵ケーブルの情報格納
処理部121は、そのケーブルに接続された接続先を示
す情報として通信機器302のアドレスやその通信機器
302が属しているLANや部署の名称をICチップ内
のメモリに格納したり、そのケーブルのシリアルナンバ
ー、ケーブル種別或いは製品名、並びにケーブル長や使
用開始時期等のケーブル情報を前記メモリに格納する処
理を行う。これらの情報の入力は、そのケーブルを管理
する管理者の端末装置から行われるものとする。
【0043】端末301の情報取得処理部311は、前
記ケーブル情報を問い合わせる問い合わせコマンドをI
Cチップ内蔵ケーブルへ送信し、ICチップ内蔵ケーブ
ルの情報送信処理部122は、端末301からの問い合
わせコマンドに応答して前記ケーブル情報を接続機器へ
送信する処理を行う。
【0044】携帯型の端末301を会議室や他の部署へ
移動させ、その場所に設置されたICチップ内蔵ケーブ
ルに接続して使用する場合に、そのICチップ内蔵ケー
ブルがどこに接続されているかを確認することができ
る。
【0045】次に本実施形態のICチップ内蔵ケーブル
において、ICチップ内蔵ケーブルと接続機器との間の
接続制御や、ICチップ内蔵ケーブルに接続された接続
機器のアドレス変換を行うアドレス操作処理について説
明する。
【0046】図6は本実施形態のアドレス操作処理の処
理手順を示すフローチャートである。本実施形態のIC
チップ内蔵ケーブルにおいて、ICチップ内蔵ケーブル
と接続機器との間の接続制御やICチップ内蔵ケーブル
に接続された接続機器のアドレス変換を行う場合、まず
ICチップ内蔵ケーブルの情報格納処理部121は、そ
のケーブルに接続可能な接続機器を識別する為の接続機
器情報として、接続機器の機器名称、IP(Internet P
rotocol)アドレス、デフォルトゲートウェイ、サブネ
ットマスク及びMAC(Media Access Control)アドレ
スをICチップ内のメモリに格納したり、アドレス変換
対象の接続機器の変換前のアドレスである変換前アドレ
ス情報と変換後のアドレスである変換後アドレス情報を
前記メモリに格納する処理を行う。また、特定のアドレ
スをフィルタリングする場合には、そのフィルタリング
対象のMACアドレスやIPアドレスも同様に格納して
おく。
【0047】新たに端末301がケーブルに接続された
ことを検出すると、ステップ601でICチップ内蔵ケ
ーブルの接続制御処理部123は、端末301側に機器
名称、IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、サブネ
ットマスク及びMACアドレスの問い合わせ信号を送信
し、端末301にその接続機器を識別する為の識別情報
を問い合わせる。
【0048】前記問い合わせを受信した端末301の識
別情報送信処理部312は、端末301を識別する為の
識別情報として、端末301に格納されている機器名
称、IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、サブネッ
トマスク及びMACアドレスを読み出してICチップ内
蔵ケーブルへ送信する。
【0049】ステップ602でICチップ内蔵ケーブル
の接続制御処理部123は、接続制御またはアドレス変
換を行うアドレス操作の設定がそのICチップ内蔵ケー
ブルに対して行われているかどうかを確認した後、アド
レス操作の設定が行われている場合にはステップ603
へ進む。
【0050】ステップ603で接続制御処理部123
は、端末301から送信された識別情報が前記接続機器
情報に一致するかどうかを調べ、一致しない場合にはス
テップ604でエラー信号を送る等の警告処理を行い、
一致する場合にはステップ605へ進む。この判定処理
では、機器名称、IPアドレス、デフォルトゲートウェ
イ、サブネットマスク及びMACアドレスの全てが同一
である場合に当該識別情報が接続機器情報に一致するも
のとしたり、IPアドレスのみが同一である場合に当該
識別情報が接続機器情報に一致するものとする等、各種
判定レベルを設定することにより、同一機器以外接続不
可や、同一アドレスに設定した端末なら可等の各種制御
を実現することができる。
【0051】ステップ605でICチップ内蔵ケーブル
のアドレス変換処理部124は、アドレス変換を行うア
ドレス操作の設定がそのICチップ内蔵ケーブルに対し
て行われているかどうかを調べ、アドレス変換の設定が
行われている場合にはステップ606へ進む。
【0052】ステップ606でアドレス変換処理部12
4は、端末301から送信されたデータに付加されたア
ドレスが前記変換前アドレス情報に一致する場合に当該
アドレスを対応する変換後アドレス情報に変換する。
【0053】このアドレス変換処理により、アドレス設
定を考慮することなく任意の端末をネットワークに接続
することが可能となる。また、この処理が不正に行われ
ない様に、ICチップにパスワード等の認証情報を設定
して、接続時に正しいと認証された場合のみ処理を行う
ものとしても良い。
【0054】ステップ607では、前記アドレス変換さ
れたデータを含む信号を他端の通信機器302に送信
し、端末301と通信機器302の間の信号の伝送を行
う。
【0055】前記のアドレス変換処理では、端末301
から通信機器302へデータを送信する場合の処理につ
いて説明したが、アドレス変換処理部124は、端末3
01へ送信されたデータに付加されているアドレスが前
記変換後アドレス情報に一致する場合に当該アドレスを
対応する変換前アドレス情報に変換して端末301へ送
信する処理も行うものとする。
【0056】次に本実施形態のICチップ内蔵ケーブル
において、ストレートまたはクロス等のケーブルの伝送
種別の変更を行う処理について説明する。
【0057】図7は本実施形態の伝送種別変更処理の処
理手順を示すフローチャートである。本実施形態のIC
チップ内蔵ケーブルにおいて、ストレートまたはクロス
等のケーブルの伝送種別の変更を行う場合、まずICチ
ップ内蔵ケーブルの情報格納処理部121は、ケーブル
の種別に応じた入力端子と出力端子の組み合わせを示す
伝送種別情報をICチップ内のメモリに格納する処理を
予め行っておく。
【0058】本実施形態の端末301の伝送種別送信処
理部313は、ICチップ内蔵ケーブルの伝送種別をス
トレートまたはクロスに変更するケーブル変換指示コマ
ンドの送信指示を利用者から受け付けてICチップ内蔵
ケーブルへ送信する処理を行う。
【0059】ステップ701でICチップ内蔵ケーブル
の伝送種別変更処理部125は、端末301から送信さ
れたケーブル変換指示コマンドを受信する。
【0060】ステップ702で伝送種別変更処理部12
5は、端末301からの信号を遮断した後、ステップ7
03では、他端のICチップ103へ伝送種別の変更を
通知し、ステップ704では、前記受信したコマンドの
伝送種別に対応する入力端子と出力端子の組み合わせを
メモリから読み出し、その組み合わせに応じてIC端子
201〜208とIC端子211〜218との間の接続
を変更することにより、信号出力パターンをストレート
またはクロス等に組み替える処理を行う。
【0061】本実施形態において、前記説明した信号補
正処理後に伝送種別変更処理を行う場合には、伝送種別
変更処理が完了した後に信号補正処理のステップ402
以降を再度実行し、以後、伝送種別の変更された状態で
信号補正処理を機能させるものとする。
【0062】また本実施形態のICチップ内蔵ケーブル
において、端末301からの伝送種別出力指示コマンド
を受信し、現在設定されている伝送種別を示す情報を発
光機能や音声出力機能等を持つ出力機器から出力するも
のとしても良い。
【0063】例えば伝送種別により異なる色で発光する
発光機能をICチップに持たせて視覚的に状態を識別可
能とする場合、一端に端末を接続してこの端末から発光
指示を与えることでICチップ内蔵ケーブルの両端を発
光させることにより、施設済みのケーブルの両端の対応
を視覚的に確認することができる。
【0064】従来のケーブルには、ケーブルに接続され
る接続機器での設定に応じてストレートケーブルやクロ
スケーブル等の種類があり、目的に応じてこれらを別々
に用意するか変換コネクタを用いなければならなかっ
た。
【0065】本実施形態のICチップ内蔵ケーブルで
は、接続機器からの指示で結線状態を切り替える制御機
能をICチップに持たせることにより、ICの部分でそ
れぞれの信号線の接続を変更してケーブルの伝送種別を
変えることができるので、接続機器での設定に応じて異
なるケーブルや変換コネクタを用意することなく機器の
接続を行うことが可能である。
【0066】また従来のケーブルにおいて、ケーブルテ
ストを実施する際には、ループバックアダプタをケーブ
ル一本毎に接続する必要があった。
【0067】本実施形態のICチップ内蔵ケーブルで
は、ループバックアダプタをICチップ内に内蔵してお
き、信号線の接続先をICチップに内蔵されたループバ
ックアダプタに変更することにより、ケーブルテストの
作業効率を改善することが可能である。
【0068】以上説明した様に本実施形態のケーブル装
置によれば、接続機器からの信号の伝送で利用されない
信号線に補正信号を送信して接続機器からの信号を補正
するので、接続機器からの信号を伝送する際のケーブル
上のノイズを除去する信号補正を効率的に行うことが可
能である。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば接続機器からの信号の伝
送で利用されない信号線に補正信号を送信して接続機器
からの信号を補正するので、接続機器からの信号を伝送
する際のケーブル上のノイズを除去する信号補正を効率
的に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のICチップ内蔵ケーブルの概略構
成を示す図である。
【図2】本実施形態のケーブルに内蔵されるICの端子
部分を示す図である。
【図3】本実施形態のICチップ内蔵ケーブルの接続例
を示す図である。
【図4】本実施形態の信号補正処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】本実施形態の情報送信、接続制御、アドレス変
換または伝送種別変更を行うICチップ内蔵ケーブルと
端末301の概略構成を示す図である。
【図6】本実施形態のアドレス操作処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】本実施形態の伝送種別変更処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101…モジュラージャック、102…ICチップ、1
03…ICチップ、111…テスト信号送信処理部、1
12…補正信号送信処理部、113…ノイズ判定処理
部、114…信号補正処理部、201〜208…IC端
子、211〜218…IC端子、301…端末、302
…通信機器、121…情報格納処理部、122…情報送
信処理部、123…接続制御部、124…アドレス変換
処理部、125…伝送種別変更処理部、311…情報取
得処理部、312…識別情報送信処理部、313…伝送
種別送信処理部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の接続機器から送信された電気信号
    を他方の接続機器へ伝送するケーブル装置において、 接続機器からの通信を遮断してテスト信号を送信するテ
    スト信号送信処理部と、前記送信されたテスト信号上の
    ノイズに応じて信号補正が必要であるかどうかを判定す
    るノイズ判定処理部と、 接続機器からの信号の伝送で利用されない信号線に当該
    信号の補正を行う為の補正信号を送信する補正信号送信
    処理部と、前記送信された補正信号の内容に応じて接続
    機器からの信号を補正する信号補正処理部とを備えるこ
    とを特徴とするケーブル装置。
  2. 【請求項2】 一方の接続機器から送信された電気信号
    を他方の接続機器へ伝送するケーブル装置において、 そのケーブルに接続された接続先を示す情報を含むケー
    ブル情報をケーブル装置内に格納する情報格納処理部
    と、接続機器からの問い合わせコマンドに応答して前記
    ケーブル情報を送信する情報送信処理部とを備えること
    を特徴とするケーブル装置。
  3. 【請求項3】 一方の接続機器から送信された電気信号
    を他方の接続機器へ伝送するケーブル装置において、 そのケーブルに接続可能な接続機器を識別する為の接続
    機器情報をケーブル装置内に格納する情報格納処理部
    と、接続機器にその接続機器を識別する為の識別情報を
    問い合わせ、接続機器から送信された識別情報が前記接
    続機器情報の何れかに一致する場合に当該接続機器との
    間の信号の伝送を行う接続制御部とを備えることを特徴
    とするケーブル装置。
  4. 【請求項4】 一方の接続機器から送信された電気信号
    を他方の接続機器へ伝送するケーブル装置において、 アドレス変換対象の接続機器の変換前のアドレスである
    変換前アドレス情報と変換後のアドレスである変換後ア
    ドレス情報をケーブル装置内に格納する情報格納処理部
    と、接続機器から送信されたデータに付加されたアドレ
    スが前記変換前アドレス情報に一致する場合に当該アド
    レスを対応する変換後アドレス情報に変換して伝送し、
    接続機器へ送信されたデータに付加されたアドレスが前
    記変換後アドレス情報に一致する場合に当該アドレスを
    対応する変換前アドレス情報に変換して接続機器へ送信
    するアドレス変換処理部とを備えることを特徴とするケ
    ーブル装置。
  5. 【請求項5】 一方の接続機器から送信された電気信号
    を他方の接続機器へ伝送するケーブル装置において、 ケーブルの種別に応じた入力端子と出力端子の組み合わ
    せを示す伝送種別情報をケーブル装置内に格納する情報
    格納処理部と、接続機器からのケーブル変換指示コマン
    ドを受信してそのコマンドの伝送種別に応じて信号出力
    パターンを組み替える伝送種別変更処理部とを備えるこ
    とを特徴とするケーブル装置。
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