WO2024089769A1

WO2024089769A1 - 連結具

Info

Publication number: WO2024089769A1
Application number: PCT/JP2022/039749
Authority: WO
Inventors: 大介林; 智宮内; 彩重松; なつ絵大橋; 佑樹志村
Original assignee: Ykk株式会社
Priority date: 2022-10-25
Filing date: 2022-10-25
Publication date: 2024-05-02

Abstract

フックががたつき難く、フックが外れ難く、フックがホルダに差し込まれたことをユーザが感知し易い連結具を提供する。本発明に係る連結具（１００）は、フック（１０）とホルダ（２０、１２０）とを備える。前記フック（１０）は凹部（１６）を有し、前記ホルダ（２０、１２０）は、第１部材（３０、１３０）と第２部材（２１、１２１）とを備える。前記第１部材（３０、１３０）と前記第２部材（２１、１２１）とは互いに組み合わされて前記フック（１０）を差し込み可能な収納空間（３５）を形作る。前記第１部材（３０、１３０）は弾性変形可能な弾性部（３２）を含む。前記弾性部（３２）は凸部（３４）を有する。前記フック（１０）が前記収納空間（３５）に差し込まれた時、前記凹部（１６）と前記凸部（３４）とが嵌り合う。

Description

連結具

　本発明は連結具に関し、特にフックをホルダに出し入れしてズボンやスカートのウエスト部等を連結及び分離するための連結具に関する。

　ズボンやスカートのウエスト部等の生地の合わせ目を連結及び分離するための連結具の１タイプとして、フックをホルダに対して出し入れするものが知られている。そのような連結具の一例が実開昭６２－１６４８０７号公報（特許文献１）に開示される。この連結具は、生地の合わせ目の一方に取り付けたフックを、他方に取り付けた長方形環状のホルダに出し入れするものである。しかしながら、特許文献１の連結具では、フックがホルダに入った際、フックにがたつきが生じ、また、フックがホルダから意図せずに外れることがあり、特にウエスト部が緩い場合に外れ易かった。更に、フックがホルダに確実に差し込まれたことをユーザが感知し難かった。

実開昭６２－１６４８０７号公報

　本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フックががたつき難く、フックが外れ難く、フックがホルダに差し込まれたことをユーザが感知し易い連結具を提供することにある。

　上記課題を解決するため、本発明によれば、フックとホルダとを備える連結具であって、前記フックは凹部を有し、前記ホルダは、第１部材と第２部材とを備え、前記第１部材と前記第２部材とは互いに組み合わされて前記フックを差し込み可能な収納空間を形作り、前記第１部材は弾性変形可能な弾性部を含み、前記弾性部は凸部を有し、前記フックが前記収納空間に差し込まれた時、前記凹部と前記凸部とが嵌り合う連結具が提供される。

　本発明に係る連結具では、フックを、ホルダの収納空間に差し込み及び抜き取ることにより、生地の合わせ目が連結及び分離される。ホルダの収納空間は、第１部材と第２部材とを組み合わせることにより形成される。フックは１つ又は複数の凹部を有する。ホルダの第１部材は１つ又は複数の弾性部を含み、各弾性部は１つ又は複数の凸部を有する。ホルダの収納空間にフックを差し込むと、ホルダの弾性部が一時的に弾性変形しつつ、フックの凹部とホルダの凸部とが嵌り合う。このようにフックがホルダの収納空間に収納され、更にフックの凹部とホルダの凸部が嵌り合うことにより、フックがホルダ内でがたつき難くなり、フックがホルダから外れ難くなる。また、フックがホルダの収納空間に差し込まれる際、フックの凹部に対してホルダの弾性部の凸部が弾性変形から復帰しつつ嵌合することにより、凹部と凸部が嵌合するスナップ音やクリック感を通じて、ユーザはフックがホルダに確実に差し込まれたことを感知し易くなる。

　本発明の一実施形態において、前記フックの第１部材は樹脂製であり、前記第２部材は金属製である。ホルダの第１部材の樹脂の例としては、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリエチレン（ＰＥ）、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン（ＡＢＳ）、アクリル（ＰＭＭＡ）、ポリアミド（ＰＡ）等の熱可塑性樹脂、フェノール樹脂（ＰＦ）、ポリウレタン（ＰＵＲ）、エポキシ樹脂（ＥＰ）、メラミン樹脂（ＭＦ）等の熱硬化性樹脂等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。第２部材は金属の例としては、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、鉄、ステンレス鋼等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。なお、フックは好ましくは金属製であるが、樹脂製等であってもよい。

　本発明の一実施形態において、前記第１部材は基端部を含み、前記弾性部は前記基端部から突出する左右一対の部位であり、前記弾性部は、前記収納空間の左右の側部を規定し、前記基端部は、前記収納空間の、前記フックが差し込まれる差し込み口端とは反対側の端を閉じ、前記第２部材は、前記弾性部を覆うと共に前記収納空間の上面を規定し、前記第１部材又は第２部材は、前記収納空間の下面を規定する。この形態では、ホルダの収納空間の左右側部が第１部材の左右一対の弾性部により規定され、収納空間の、フックが差し込まれる差し込み口端とは反対側の端（差し込み口反端）が第１部材の基端部により閉じられ、収納空間の上面が第２部材により規定され、収納空間の下面が第１部材又は第２部材により規定される。そのため、収納空間はフックの差し込み口のみが外部に開放する。また、収納空間に挿入されたフックは、収納空間の上下面、左右側部及び差し込み口反端により上下左右等の動きが制限され、そのため更にがたつきが減り、外れ難くなる。本形態ではまた、第２部材が第１部材の左右の弾性部の左右外側及び上下を覆う。

　本発明の一実施形態において、前記第２部材は、左右の前記弾性部の左右外側を覆う左右の壁部を含み、前記弾性部各々は、前記基端部から突出する側（差し込み口側）に、前記壁部に引っ掛ける係止部を含む。この形態では、第２部材の左右の壁部の差し込み口側端に第１部材の弾性部の係止部を引っ掛けることにより、第１部材が第２部材に組み付けられる。

　本発明の一実施形態において、前記フックは、前記ホルダの前記収納空間に差し込まれる部分の長さ方向における中間部に前記凹部を有し、前記ホルダの前記第１部材の前記弾性部は、前記基端部から突出する長さ方向における中間部に前記凸部を有する。この形態では、フックの凹部は、ホルダの収納空間に差し込まれる部分（フック本体１２）の長さ方向における中間部に設けられ、また、ホルダの凸部は、各弾性部の、基端部から突出する長さ方向における中間部に設けられる。ホルダは、第１部材の各弾性部の長さ方向における中間部すなわち凸部が実質的に弾性変位してフックの凹部と嵌合するように第１部材と第２部材とが組み合わされる。

　本発明では、フックがホルダの収納空間に収納され、更にフックの凹部とホルダの凸部が嵌り合うことにより、フックがホルダ内でがたつき難くなり、フックがホルダから外れ難くなる。また、フックがホルダの収納空間に差し込まれる際、フックの凹部に対してホルダの弾性部の凸部が弾性変形から復帰しつつ嵌合することにより、凹部と凸部が嵌合するスナップ音やクリック感を通じて、ユーザはフックがホルダに確実に差し込まれたことを感知し易くなる。

図１は、本発明の第１実施形態に係る連結具を構成する部材を一部分解して示す斜視図である。図２はフックの平面図である。図３は図２のＡ－Ａ線断面図である。図４は、フックを第１止具により第１生地に取り付けた状態を示す断面図である。図５は、ホルダの第２部材の平面図である。図６は図５のＢ－Ｂ線断面図である。図７は、第２部材を第２止具より第２生地に取り付けた状態を示す断面図である。図８は、フックをホルダに差し込む直前の状態を示す断面図である。図９は、フックをホルダに差し込んだ状態を示す断面図である。図１０はホルダの変形例を示す斜視図である。

　以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明はそのような実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲内で変更することができる。図１は、本発明の一実施形態に係る連結具１００を構成する部材を一部分解して示す斜視図である。連結具１００はフック１０とホルダ２０とを備える。フック１０は金属製であり、第１止具４０により第１生地ｆ１（図４参照）に取り付けられる。ホルダ２０は、樹脂製の第１部材３０と金属製の第２部材２１とを備える。第１部材３０と第２部材２１とは互いに組み合わされてホルダ２０となるが、この点は後述する。ホルダ２０は第２止具５０により第２生地ｆ２（図７参照）に取り付けられる。

　図２はフック１０の平面図である。図３は図２のＡ－Ａ線断面図である。フック１０は、ベース板１１と、ベース板１１と実質的に平行に広がる板状のフック本体１２と、ベース板１１とフック本体１２とを連結する連結部１３とを備える。フック本体１２はホルダ２０に出し入れされる部位である。以下、フック１０について、前後は図２に示した向きを言い、上下は図３に示した向きを言うものとする。フック１０についての左右は、前後及び上下に直交する方向である。フック１０は左右が対称な部品である。連結部１３は、ベース板１１の後端とフック本体１２の後端とを湾曲状に連結する。連結部１３は後方に凸となるＣ字状の断面を有する。

　図４は、フック１０を第１止具４０により第１生地ｆ１に取り付けた状態を示す断面図である。ベース板１１は、第１生地ｆ１に第１止具４０により取り付けられる部位である。第１止具４０は、円板状のベース部４１と、ベース部４１から突出する円筒状のポスト部４２とを備える。ベース板１１には、第１止具４０のポスト部４２を通すための第１開口１４が設けられる。図４から分かるように、ベース板１１において第１開口１４の周りの環状部分は下方に窪み、この窪みにおいて、第１止具４０のポスト部４２が第１開口１４を上方に通された後に加締められる。フック本体１２には、ポスト部４２を加締めるためにパンチ（図示せず）を通すためのパンチ用開口１５が設けられる。パンチ用開口１５の直径は第１開口１４の直径よりも大きい。

　ベース板１１の前端左右の角部には丸みが付けられる。フック本体１２の連結部１３から前方への長さ、すなわち前後方向の長さは、ベース板１１の連結部１３から前方への長さに比べて短い。また、フック本体１２の左右幅はベース板１１の左右幅に比べて小さい。フック本体１２は、その左右側辺から左右内側すなわちパンチ用開口１５側にほぼ円弧状又はほぼ三角形状に窪む凹部１６を有する。各凹部１６は後述するホルダ２０の各凸部３４と係合させる部位である。フック本体１２の左右幅は、連結部１３から凹部１６まで一定であり、左右の凹部１６間で縮小し、次いで前方へと再度拡大する。そのため、フック本体１２の凹部１６は、フック本体１２の前後方向（長さ方向）におけるほぼ中間部に設けられると言える。フック本体１２の前端部は、前方に凸となる円弧状に形成される。

　図１、図８等を参照して、ホルダ２０の第１部材３０はほぼＵ字形状の部材であり、基端部３１と、基端部３１から突出する左右の２つの弾性部３２とを備える。第１部材３０について、各弾性部３２の長さ方向が前後方向に沿い、各弾性部３２は基端部３１から先端側（後方）に突出するものとする。各弾性部３２は、左右内側すなわち互いに近付く側に突き出る凸部３４を有する。各凸部３４は各弾性部３２の前後方向における中間部に設けられる。各凸部３４はほぼ三角形状に形成されるが、これに限定されるものではない。

　図５は、図１の矢印Ｃから見た、ホルダ２０の第２部材２１の平面図である。図６は図５のＢ－Ｂ線断面図である。以下、第２部材２１について、前後は図５に示した向きを便宜的に言い、上下は図６に示した向きを言うものとする。図１において、第２止具５０に対面し、第２生地ｆ２（図７参照）に取り付けられる側が第２部材２１の下方である。第２部材２１についての左右は、前後及び上下に直交する方向である。第２部材２１は前後及び左右それぞれが対称な部品である。第２部材２１は、底板２２と、上板２３と、底板２２と上板２３との左右側部間を連結する左右の壁部２４とを備える。底板２２は四つの角部に丸みが付けられた長方形状である。

　図７は、第２部材２１を第２止具５０により第２生地ｆ２に取り付けた状態を示す断面図である。第２部材２１の底板２２は、第２生地ｆ２に第２止具５０により取り付けられる部位である。第２止具５０は、円板状のベース部５１と、ベース部５１から突出する円筒状のポスト部５２とを備える。第１止具４０及び第２止具５０は、同じ又は異なるリベット等である。第１生地ｆ１及び第２生地ｆ２は、例えば、ズボンやスカートのウエスト部の合わせ目をなす。底板２２には、第２止具５０のポスト部５２を通すための第２開口２５が設けられる。図７から分かるように、底板２２において第２開口２５の周りの環状部分は下方に窪み、この窪みにおいて、第２止具５０のポスト部５２が第２開口２５を上方に通された後に加締められる。上板２３には、ポスト部５２を加締めるためにパンチ（図示せず）を通すためのパンチ用開口２６が設けられる。パンチ用開口２６の直径は第２開口２５の直径よりも大きい。上板２３はパンチ用開口２６から前後端へと延びるスリット２７を有する。上板２３は、パンチ用開口２６及びスリット２７により左右に分割されていると言える。上板２３の前後長さは、底板２２の前後長さよりもわずかに短い。上板２３の前後長さは、左右の壁部２４から左右内側すなわちスリット２７側へと次第にわずかに長くなる。

　図８は、フック１０をホルダ２０に差し込む直前の状態を示す断面図である。図９は、フック１０をホルダ２０に差し込んだ状態を示す断面図である。図８等を参照して、ホルダ２０の第１部材３０の左右の弾性部３２は、左右外側すなわち互いに離れる側に、第２部材２１の左右の壁部２４を嵌め込むための凹状の嵌め込み部３３を含む。各嵌め込み部３３は、各壁部２４の後端に引っ掛けて係止させる係止部３３ａと、壁部２４の前端を受ける受け部３３ｂとを含む。係止部３３ａと受け部３３ｂとの間隔は壁部２４の前後長さに実質的に等しい。各弾性部３２はその先端（突出端）側の係止部３３ａと基端側の受け部３３ｂとで各壁部２４により支持されていると言える。

　第２部材２１において、底板２２と上板２３と左右の壁部２４との間に空間がある。この空間は前後に開放する。この第２部材２１の空間に対して、第１部材３０を図１の矢印Ｄで示すように前方から後方に挿入する。この時、第１部材３０の左右の弾性部３２の係止部３３ａ間が左右の壁部２４間で狭まるように撓み、次いで、左右の係止部３３ａは壁部２４を後方に越えると復帰して壁部２４の後端に引っ掛かる。このようにして第１部材３０と第２部材２１とが互いに組み合わされ、ホルダ２０となる。第１部材３０と第２部材２１とを組み合わせた状態において、第１部材３０の各弾性部３２は、第２部材２１の底板２２、上板２３、及び各壁部２４により実質的に覆われる。また、図８を参照して、第１部材３０と第２部材２１とを組み合わせた状態において、各弾性部３２と各壁部２４との間には間隙ｇが存在する。間隙ｇはその左右幅が壁部２４の前後端から中間へと次第に大きくなる。間隙ｇは弾性部３２、特に凸部３４の左右の弾性変形を許容する空間であると言える。

　第１部材３０と第２部材２１とが一体化されたホルダ２０は、フック１０のフック本体１２を収納するための収納空間３５（図８参照）を内部に規定する。収納空間３５は、第２部材２１の底板２２及び上板２３と第１部材３０の基端部３１及び左右の弾性部３２とにより囲まれた空間である。収納空間３５は、その後端、すなわちフック本体１２が差し込まれる差し込み口３５ａ端のみが外部に開放する。換言すれば、左右の弾性部３２は収納空間３５の左右の側部を規定し、基端部３１は収納空間３５の差し込み口３５ａとは反対側の前端を閉じ、第２部材２１の底板２２及び上板２３は、収納空間３５の上下面を規定する。

　収納空間３５の上下間隔は、フック１０のフック本体１２の厚さをわずかに上回る。収納空間３５の左右幅は、第１部材３０の基端部３１により閉じられる前端側を除き、差し込み口３５ａで最も大きくなり、差し込み口３５ａから凸部３４へと次第に小さくなり、左右の凸部３４間で最も小さくなる。換言すれば、収納空間３５の左右幅は、凸部３４から差し込み口３５ａへと次第に広くなる。これによりフック本体１２を収納空間３５に受け入れ易くなる。収納空間３５の左右幅は、凸部３４から前端側へと再度大きくなるが、差し込み口３５ａよりは小さい。フック１０のフック本体１２の左右幅は、円弧状前端及び凹部１６を除き、ホルダ２０の左右の凸部３４間の間隔よりも大きい。左右の凹部１６間の間隔は左右の凸部３４間の間隔とほぼ同じである。

　図８に示す状態からフック１０のフック本体１２を、ホルダ２０の収納空間３５へと差し込み口３５ａから挿入する。この際、まず、フック本体１２の前端部が左右の凸部３４に接触して左右の弾性部３２を左右外側に一時的に弾性変形させる。次いで、フック本体１２の凹部１６が凸部３４の位置に来ると、左右の弾性部３２が左右内側に復帰し、図９に示すように凹部１６と凸部３４が嵌り合う。収納空間３５に挿入されたフック本体１２は、収納空間３５の上下面、左右側部及び前端により上下左右等の動きが制限され、更にフック本体１２の凹部１６と弾性部３２の凸部３４が嵌り合うことにより、収納空間３５内でがたつき難くなり、フック本体１２がホルダ２０から外れ難くなる。また、フック本体１２がホルダ２０の収納空間３５に差し込まれる際、フック１０の凹部１６に対してホルダ２０の弾性部３２の凸部３４が弾性変形から復帰しつつ嵌合することにより、凹部１６と凸部３４が嵌合するスナップ音やクリック感を通じて、ユーザはフック本体１２がホルダ２０に確実に差し込まれたことを感知し易くなる。

　図１０はホルダの変形例を示す斜視図である。このホルダ１２０は、樹脂製の第１部材１３０と金属製の第２部材１２１とを備える。第１部材１３０と第２部材１２１とは互いに組み合わされてホルダ１２０となる。以下に述べるように、ホルダ１２０における既述したホルダ２０との大きな違いは、第２部材１２１が底板を有さず、第１部材が底板１３１を有する点である。図１０において、ホルダ１２０においてホルダ２０と実質的に共通する部位については同じ参照番号を付して詳細な説明を省略する。

　第１部材１３０は、基端部３１と、基端部３１から突出する左右の２つの弾性部３２と、底板１３１とを備える。各弾性部３２は、凸部３４、嵌め込み部３３、係止部３３ａ及び受け部３３ｂを含む。底板１３１には、第２止具５０のポスト部５２を通すための第２開口２５と、左右の切欠部１３２とが設けられる。各弾性部３２の、凸部３４が設けられる前後方向（長さ方向）中間部は、各切欠部１３２により底板１３１から切り離される。これにより、弾性部３２の、凸部３４を含む中間部の弾性変形が許容される。第２部材１２１は、上板２３と、左右の壁部２４と、各壁部２４から左右内側に突出する係止片１２２とを備える。各係止片１２２を第１部材の各弾性部３２に引っ掛けることにより、第１部材１３０と第２部材１２１とが組み合わされる。各係止片１２２は各弾性部３２を下から覆うと言える。ホルダ１２０において、左右の弾性部３２が収納空間３５の左右の側部を規定し、基端部３１が収納空間３５の前端を閉じ、第２部材１２１の上板２３が収納空間３５の上面を規定し、第１部材１３０の底板１３１が収納空間３５の下面を規定する。

　１００　連結具
　１０　フック
　１２　フック本体
　１６　凹部
　２０、１２０　ホルダ
　２１、１２１　第２部材
　２２、１３１　底板
　２３　上板
　２４　壁部
　３０、１３０　第１部材
　３１　基端部
　３２　弾性部
　３３ａ　係止部
　３４　凸部
　３５　収納空間
　３５ａ　差し込み口
　１３１　底板
　１３２　切欠部

Claims

　フック（１０）とホルダ（２０、１２０）とを備える連結具（１００）であって、
　前記フック（１０）は凹部（１６）を有し、
　前記ホルダ（２０、１２０）は、第１部材（３０、１３０）と第２部材（２１、１２１）とを備え、
　前記第１部材（３０、１３０）と前記第２部材（２１、１２１）とは互いに組み合わされて前記フック（１０）を差し込み可能な収納空間（３５）を形作り、
　前記第１部材（３０、１３０）は弾性変形可能な弾性部（３２）を含み、
　前記弾性部（３２）は凸部（３４）を有し、
　前記フック（１０）が前記収納空間（３５）に差し込まれた時、前記凹部（１６）と前記凸部（３４）とが嵌り合う連結具。
　前記ホルダ（２０、１２０）の前記第１部材（３０、１３０）は樹脂製であり、前記第２部材（２１、１２１）は金属製である請求項１に記載の連結具。
　前記第１部材（３０、１３０）は基端部（３１）を含み、前記弾性部（３２）は前記基端部（３１）から突出する左右一対の部位であり、
　前記弾性部（３２）は、前記収納空間（３５）の左右の側部を規定し、
　前記基端部（３１）は、前記収納空間（３５）の、前記フック（１０）が差し込まれる差し込み口（３５ａ）端とは反対側の端を閉じ、
　前記第２部材（２１、１２１）は、前記弾性部（３２）を覆うと共に前記収納空間（３５）の上面を規定し、
　前記第１部材（１３０）又は第２部材（２１）は、前記収納空間（３５）の下面を規定する請求項１又は２に記載の連結具。
　前記第２部材（２１、１２１）は、左右の前記弾性部（３２）の左右外側を覆う左右の壁部（２４）を含み、
　前記弾性部（３２）各々は、前記基端部（３１）から突出する側に、前記壁部（２４）に引っ掛ける係止部（３３ａ）を含む請求項３に記載の連結具。
　前記フック（１０）は、前記ホルダ（２０、１２０）の前記収納空間（３５）に差し込まれる部分の長さ方向における中間部に前記凹部（１６）を有し、
　前記ホルダ（２０、１２０）の前記第１部材（３０、１３０）の前記弾性部（３２）は、前記基端部（３１）から突出する長さ方向における中間部に前記凸部（３４）を有する請求項３又は４に記載の連結具。