WO2024071296A1 - フィラメント3次元結合体の製造装置 - Google Patents

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Abstract

溶融フィラメントどうしの融着点における接着強度が低下することなく、より均一なフィラメント3次元結合体を形成することが可能となる製造装置を提供する。溶融フィラメント群を下方へ排出する溶融フィラメント供給部と、溶融フィラメント群の厚さ方向端部の溶融フィラメントを受け留め、その厚さを小さくする方向に寄せるシュート傾斜板を有するシュートと、シュート傾斜板に冷却水を供給する冷却水供給部と、溶融フィラメントを3次元的に絡め合わせると同時に、接触点を融着結合させる融着結合形成部と、を備えるフィラメント3次元結合体の製造装置において、シュート傾斜板の上面に複数の溝が形成され、前記複数の溝それぞれの幅が0.1mm以上かつ3.0mm以下であり、前記複数の溝それぞれの深さが0.1mm以上かつ3mm以下であり、隣合う前記溝どうしの間隔が1mm以上かつ7mm以下である製造装置とする。

Description

フィラメント3次元結合体の製造装置
 本発明は、マットレスや枕などのクッション素材として使用できるフィラメント3次元結合体の製造装置に関する。
 リサイクルに手間がかかる金属スプリングやウレタンフォームの欠点を克服するクッション素材として、熱可塑性エラストマーからなるフィラメントを3次元的に融着結合させて得られるフィラメント3次元結合体(立体網状構造体)が注目されている。このクッション素材は、リサイクルが容易な上、蒸れにくく水洗いができる利点がある。
 フィラメント3次元結合体の製造方法として、例えば特許文献1には、鉛直方向下向きに流れ落ちる複数の溶融フィラメントからなる溶融フィラメント群(溶融状態の熱可塑性樹脂の線状集合体)を冷却水中に落下させ、水の浮力によって溶融フィラメントループを形成させると同時に、ループ形成時の撓みによって溶融フィラメントどうしを接触させ、その接触点を融着結合させてフィラメント3次元結合体(立体網状構造体)を製造する方法が記載されている。
 また、特許文献1には、フィラメント3次元結合体の厚みを一定にするために、溶融フィラメント群の厚み方向両端部から溶融フィラメント群の厚み方向中央部に向かって傾斜する一対のシュートを設けるとともに、シュート表面の全面に冷却水を行き渡らせるために、シュート表面を晒しなどの透水シートで覆い、その透水シートに冷却水を供給することによって、シュート表面の全面に冷却水層を形成することも記載されている。冷却水を行き渡らせることにより、シュート表面への溶融フィラメントの付着を防止する効果が得られる。
 しかしながら、シュート表面を透水シートで覆う手法においては、透水シートにしわが発生したり、異物(サビ等)が付着する不具合や、長期間の製造により透水シートが摩耗し、破れるなどの不具合が生じる欠点があった。その欠点を克服する方法として、特許文献2には、シュート表面をサンドブラストによって粗面化することによって、透水シートを用いることなく、シュート表面に冷却水層を形成することが記載されている。
 図11は、シュート531の表面531sを、サンドブラスト処理によって粗面化した場合の状態を示す概念図である。本図に示すように、表面531sの表面には凹凸が形成されている。図12は、シュート531の表面531sに供給される冷却水が、当該凹凸によって滞留または減速され、冷却水膜Wが形成されている様子を示している。
特許第4181878号公報 特許第4966438号公報
 しかしながら、サンドブラスト処理では凹部の深さや広さをシュート表面の全てのエリアで一定とすることは難しく、凹部の傾斜角が小さいので、冷却水を滞留または減速させる能力が低く、冷却水が少ない場合、均一な冷却水の薄膜を形成するのが難しかった。局所的であっても、凹部が浅いエリア(相対的に凸部となるエリア)では冷却水を滞留または減速させる能力が低下するので、シュート表面に冷却水を供給しても、水の表面張力で冷却水膜が形成されないまま流れ落ちることがある。その結果、冷却水膜が形成されていないシュート表面に溶融フィラメントが一時的に付着して、シュート表面を移動するスピードが不規則になることでフィラメント3次元結合体が不均一になるといった課題があった。
 なお、シュート表面に確実に冷却水膜を形成するために、冷却水の供給量を多くすると、溶融フィラメントが冷えて、溶融フィラメントどうしの融着点における接着強度が低下するという問題が生じる。また、凹部が浅いエリアにおいて冷却水を滞留または減速させるために、シュート表面を全体的に粗くすると、溶融フィラメントがシュート表面で滑りにくくなるので、溶融フィラメントが一時的に付着しやすくなるといった二律背反の課題がある。
 本発明は上記課題に鑑み、溶融フィラメントどうしの融着点における接着強度が低下することなく、より均一なフィラメント3次元結合体を形成することが可能となるフィラメント3次元結合体の製造装置を提供することを目的とする。
 本発明に係るフィラメント3次元結合体の製造装置は、複数の溶融フィラメントからなる溶融フィラメント群を鉛直方向下方へ排出する溶融フィラメント供給部と、溶融フィラメント群の厚さ方向端部の溶融フィラメントを受け留め、溶融フィラメント群の厚さを小さくする方向に寄せるシュート傾斜板を有するシュートと、該シュート傾斜板に冷却水を供給する冷却水供給部と、溶融フィラメントを3次元的に絡め合わせると同時に、接触点を融着結合させる融着結合形成部と、を備えるフィラメント3次元結合体の製造装置において、前記シュート傾斜板の上面に複数の溝が形成されており、前記複数の溝それぞれの幅が、0.1mm以上かつ3.0mm以下であり、前記複数の溝それぞれの深さが、0.1mm以上かつ3mm以下であり、隣合う前記溝どうしの間隔が、1mm以上かつ7mm以下である構成とする。本構成によれば、溶融フィラメントどうしの融着点における接着強度が低下することなく、より均一なフィラメント3次元結合体を形成することが可能となる。
 上記構成としてより具体的には、前記複数の溝それぞれが、等間隔で平行に延びるように形成されている構成としても良い。また上記構成としてより具体的には、前記複数の溝それぞれが、前記シュート傾斜板の最大傾斜方向に対して、30度以上かつ60度以下の角度で斜めに延びるように形成されている構成としても良い。また上記構成としてより具体的には、前記複数の溝それぞれの断面の形状が、四角形である構成としても良い。
 上記構成としてより具体的には、前記複数の溝の全部または一部に、親水性高分子が被覆または埋設されている構成としても良い。また上記構成としてより具体的には、前記複数の溝は、前記シュート傾斜板の上面における、前記溶融フィラメントを受け留める領域の全体をカバーするように形成されており、前記冷却水供給部は、当該領域の全体をカバーする前記溝の全てに前記冷却水が供給されるように配置されている構成としても良い。
 本発明に係るフィラメント3次元結合体の製造装置によれば、溶融フィラメントどうしの融着点における接着強度が低下することなく、より均一なフィラメント3次元結合体を形成することが可能となる。
第1実施形態に係るフィラメント3次元結合体の製造装置の概念図である。 図1に示す製造装置のA-A’断面の矢視図である。 第1実施形態に係るノズル部の底面図である。 第1実施形態に係るシュートの斜視図である。 図1のシュート周辺の拡大図である。 図5に示すシュートのB-B’断面の矢視拡大図である。 図6に示すシュートの溝の中にトラップされたトラップ水とシュートの表面に形成された冷却水膜を示す概念図である。 第2実施形態に係る製造装置のシュートの斜視図である。 溝の断面形状を変更した変形例の説明図である。 溝の断面形状を変更した別の変形例の説明図である。 シュートの表面を、サンドブラスト処理によって粗面化した状態を示す概念図である。 シュートの表面に冷却水膜が形成されている様子を示す概念図である。
 本発明の各実施形態について各図面を参照しながら以下に説明する。なお以下の説明における上下、左右、および前後の各方向(互いに直交する方向)は、各図に示すとおりである。これらの各方向は、鉛直方向が上下方向となり、後述する一対のシュート31、32どうし(シュート鉛直板31b、32bの表面どうし)の対向する向きが前後方向となるように、便宜的に定めたものに過ぎない。
1.第1実施形態
 まず本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るフィラメント3次元結合体の製造装置1の概念図である。また図2は、図1に示す製造装置1のA-A’断面の矢視図である。
 フィラメント3次元結合体の製造装置1は、直径が0.5mm~3mmの複数の溶融フィラメントからなる溶融フィラメント群MFを鉛直方向下方へ排出する溶融フィラメント供給部10と、溶融フィラメント群MFを3次元的に絡め合わせると同時に、接触点を融着結合させた後、冷却固化させてフィラメント3次元結合体を形成する融着結合形成部20を備えるとともに、溶融フィラメント群MFの厚さ方向端部(前後方向の左右両端部)の溶融フィラメントを受け留め、溶融フィラメント群MFの厚さを薄く小さくする方向に寄せる一対のシュート31、32と、シュート31、32の上部に冷却水を各々供給する冷却水供給部41、42を備える。
 溶融フィラメント供給部10は、加圧溶融部11(押出機)とフィラメント排出部12(ダイ)を含む。加圧溶融部11は、材料投入部13(ホッパー)、スクリュー14、スクリュー14を駆動するスクリューモーター15、スクリューヒータ16、および不図示の複数の温度センサを含み、内部には材料投入部13から供給された熱可塑性樹脂をスクリューヒータ16により加熱溶融しながら搬送するためのシリンダー11aが形成されている。
 シリンダー11a内には、スクリュー14が回転可能に収容されている。シリンダー11aの下流側端部には、熱可塑性樹脂をフィラメント排出部12に向けて排出するためのシリンダー排出口11bが形成されている。スクリューヒータ16の加熱温度は、例えば溶融フィラメント供給部10に設けた温度センサの検知信号に基づいて制御される。
 フィラメント排出部12は、ノズル部17、ダイヒータ18、および図示しない複数の温度センサを含み、内部にはシリンダー排出口11bから排出された溶融熱可塑性樹脂をノズル部17に導く導流路12aが形成されている。
 ノズル部17は、複数の開口部が形成された略直方体の金属製の厚板であり、導流路12aの最下流部にあたるフィラメント排出部12の下部に設けられている。なお、ノズル部17に形成される複数の開口部については、後ほど図3を用いて説明する。
 ダイヒータ18は、左右方向に複数個(図2に示す例では18a~18fの6個)が設けられており、フィラメント排出部12を加熱する。ダイヒータ18の加熱温度は、例えばフィラメント排出部12に設けた温度センサの検知信号に基づいて制御される。
 フィラメント3次元結合体の材料として用いることのできる熱可塑性樹脂として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン66などのポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂およびポリスチレン樹脂等や、スチレン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ニトリル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、フッ素系エラストマー等の熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。
 材料投入部13から供給された熱可塑性樹脂は、シリンダー11a内で加熱溶融され、例えばスクリュー14により押し出されるようにして、溶融熱可塑性樹脂としてシリンダー排出口11bからフィラメント排出部12の導流路12aに供給される。その後、ノズル部17の複数のノズルそれぞれから下方へ並進するように、複数の溶融フィラメントからなる溶融フィラメント群MFが排出される。
 融着結合形成部20は、冷却水槽23、一対のコンベア24a、24b、複数の搬送ローラ25a~25hを含む。冷却水槽23は、冷却水を溜めておくための水槽である。冷却水槽23の内部には、一対のコンベア24a、24bと、複数の搬送ローラ25a~25hが配設されている。一対のコンベア24a、24bおよび複数の搬送ローラ25a~25hは、不図示の駆動モーターにより駆動される。
 図3は、ノズル部17の底面図である。ノズル部17には、溶融フィラメント群を排出する複数の開口部(ノズル群19)が形成されている。本実施形態の例においては、開口部の断面形状を内径1mmの円形とし、隣接するノズル間の距離(ピッチ)を10mmとしている。但し、製造しようとするフィラメント3次元結合体の仕様等に基づき、ノズル群19についての各ノズルの形状、各ノズルの内径、隣合うノズルどうしの間隔、および、各ノズルの配置パターン等を適宜調整することができる。
 図4は、図1に示す一対のシュート31、32の概略的な斜視図である。図5は、図1のシュート周辺の拡大図である。図6は、図5に示すシュート31のB-B’断面の矢視拡大図である。なお本実施形態では、後側のシュート31と前側のシュート32は、前後方向と直交する仮想平面について面対称の形状であるとともに、同等の役割を果たす。以下のシュート31、32に関する説明においては、シュート31およびシュート32の一方について説明し、他方については説明を省略することがある。
 一対のシュート31、32は、各々下り傾斜(前後方向内向きに進むほど下方へ向かう方向の傾斜)となる平板状のシュート傾斜板31a、32aと、シュート傾斜板31a、32aの下端から鉛直方向下方に延びる平板状のシュート鉛直板31b、32bを有し、前後に所定の間隙を開けて設置されている。
 シュート傾斜板31a、32aの上面には、各々複数の溝31c、32cが、シュート傾斜板31a、32aの最大傾斜方向の向きに延びるように、等間隔で形成されている。このように本実施形態では、複数の溝31cと複数の溝32cの何れにおいても、それぞれの溝が等間隔で平行に延びるように形成されている。なお、シュート傾斜板31a、32aの最大傾斜方向とは、シュート傾斜板31a、32aの上面における水平面からの傾斜が最大となる方向であり、本実施形態では、左右方向と直交する仮想平面とシュート傾斜板31a、32aの上面とが交わる部分(線分)の延びる方向と一致する。
 また本実施形態においては、シュート鉛直板31b、32bの互いに向かい合う面に、各々複数の溝31d、32dが、鉛直方向へ延びるように等間隔で形成されている。複数の溝31dそれぞれは平行に延びており、上端において複数の溝31cそれぞれと連接しており、下端はシュート鉛直板31bの下側の縁に達している。複数の溝32dそれぞれは平行に延びており、上端において複数の溝32cそれぞれと連接しており、下端はシュート鉛直板32bの下側の縁に達している。
 上述した溝31c、32c、31d、32dのサイズや形状に関し、本実施形態では全ての溝の幅(左右方向のサイズ)を0.1mm以上かつ3.0mm以下とし、全ての溝の深さを0.1mm以上かつ3mm以下とし、隣合う溝どうしの間隔を全て1mm以上かつ7mm以下としている。なお、溝31c、32c、31d、32dの幅は、ノズル部17から排出される溶融フィラメントの直径の0.5倍から当該直径の1.5倍までの範囲の大きさであることが更に好ましい。溝31c、32c、31d、32dの幅が当該範囲よりも小さいと、当該溝の中に入る水の量が、ノズル部17から供給される溶融フィラメントの量に対して相対的に少なくなり、当該水が蒸発し易くなる。一方、溝31c、32c、31d、32dの幅が当該範囲よりも大きいと、溶融フィラメントが溝の中に落ち込み、後述する冷却水膜が形成され難くなる。また、溝31c、32c、31d、32dの断面(溝が延びる方向と直交する平面で切断した場合の断面)の形状は、図6に示すように、全ての溝について四角形(本実施形態の例では、長方形または正方形)となっている。但し当該四角形において、上側の辺は溝の開口面である。本実施形態の例では、全ての溝31c、32c、31d、32dにおいて、断面の形状および寸法は同一である。
 本実施形態においては、シュート傾斜板31a、32aとシュート鉛直板31b、32bは平板状となっているが、曲面状としてもよい。また本実施形態においては、一対のシュート31、32が所定の間隙を開けて設置されているが、上方視で四角形や楕円形の空間を形成するようにシュート31、32を一体化した形態としてもよい。
 また、冷却水供給部41は、シュート傾斜板31aの上面における左右方向全領域の上端部近傍に、満遍なく冷却水を供給するように配置されている。冷却水供給部42は、シュート傾斜板32aの上面における左右方向全領域の上端部近傍に、満遍なく冷却水を供給するように配置されている。冷却水供給部41,42は、後述する冷却水膜が安定的に形成されるように、シュート傾斜板31aの上面に継続的に冷却水を供給する。なお冷却水供給部41、42によってシュート傾斜板31aに供給される冷却水としては、例えば、製造装置1の外部から供給される水が用いられても良く、冷却水槽23内の冷却水の一部が用いられても良い。
 図7は、図6に示す複数の溝31cの中にトラップされたトラップ水とシュート傾斜板31aの表面(上面)に形成された冷却水膜Wを示す概念図である。冷却水供給部41、42によって、冷却水がシュート傾斜板31a、32bの上面に供給されると、シュート傾斜板31a、32bの上面に形成されている複数の細い溝31c、32cの中に冷却水の一部が入り込む。
 複数の溝31c、32cの中に入り込んだ冷却水の流速は著しく遅くなり、トラップ水となる。冷却水供給部41、42によってさらに冷却水が供給され、シュート傾斜板31a、32bの上面を流れ落ちる冷却水は、複数の溝31c、32cの中のトラップ水との表面張力によって引き止められて隣接する2つの溝の間に膜を形成し、それらがつながってシュート傾斜板31a、32b上面全体に均一な冷却水の薄膜が形成される。
 なお、製造装置1の稼働直後は溝31c、32cの中の気泡が抜けていないことがあるので、製造装置1の稼働前に、シュート傾斜板31a、32aに向けて水蒸気を供給することにより、複数の溝31c、32cの中から気泡を追い出すようにしてもよい。また、複数の溝31c、32cの全部または一部に、ポリビニルアルコールなどの親水性高分子を被覆または埋設するようにしても良い。
 ノズル部17から排出された溶融フィラメント群MFは、先述したシュート31、32によって厚み(前後方向寸法)が整えられ、冷却水槽23内の冷却水の浮力作用によって撓み、その中の各フィラメントはランダムなループを形成する。ランダムなループは隣接するランダムなループと3次元的に溶融状態で絡み合い、接触点が融着結合して3次元的なフィラメントの結合体が形成される。
 その後、一対のコンベア24a、24bと複数の搬送ローラ25a~25hによって、冷却水槽23内の冷却水で冷却されながら搬送されることによって、当該結合体はフィラメント3次元結合体3DFとして冷却水槽21外へ排出される。このようにして、フィラメント3次元結合体3DFを製造することができる。
 以上に説明したように製造装置1は、複数の溶融フィラメントからなる溶融フィラメント群MFを鉛直方向下方へ排出する溶融フィラメント供給部10と、溶融フィラメント群MFの厚さ方向(前後方向)端部の溶融フィラメントを受け留め、溶融フィラメント群MFの厚さを小さくする方向に寄せるシュート傾斜板31a、32aを有するシュート31、32と、シュート傾斜板31a、32aに冷却水を供給する冷却水供給部41、42と、溶融フィラメントを3次元的に絡め合わせると同時に、接触点を融着結合させる融着結合形成部20と、を備える。
 さらに製造装置1のシュート傾斜板31a、32aの上面には、複数の溝31c、32cが形成されている。シュート傾斜板31a、32aの上面に、複数の細い溝を所定の間隔で形成しているので、シュート傾斜板31a、32aの上面が均一で細かい凹凸構造となり、水の表面張力によってシュート傾斜板31a、32aの上面全体に冷却水の薄膜を形成することが可能となっている。
 シュート傾斜板31a、32aに供給される冷却水の一部が溝31c、32cの中に確実にトラップ(滞留または減速)されると同時に、シュート傾斜板31a、32aの上部に供給されてシュート傾斜板31a、32aの上面を流れ落ちる冷却水が、溝の中にトラップされた冷却水との表面張力によって引き止められて隣接する2つの溝の間に膜を形成する。そのため、シュート傾斜板31a、32aの上面全体に冷却水の薄膜を確実に形成することができる。これにより、シュート傾斜板31a、32aの表面への溶融フィラメントの付着をより確実に防止することができ、より均一なフィラメント3次元結合体を形成することが可能となる。
 なお、シュート傾斜板31a、32aの上面に冷却水の薄膜を確実かつ安定的に形成させるためには、複数の溝31c、32cについての幅、深さ、および間隔を適切な設定とすることが重要である。この点について出願人が調査検討を行った結果、複数の溝31c、32cそれぞれの幅を0.1mm以上かつ3.0mm以下に設定し、複数の溝31c、32cそれぞれの深さを0.1mm以上かつ3mm以下に設定し、隣合う溝31c、32cどうしの間隔を1mm以上かつ7mm以下に設定することが適切であると判明したため、本実施形態の製造装置1においてもこのような設定としている。なお複数の溝31c、32cそれぞれの幅については、0.1mm以上かつ1.0mm以下に設定しても良く、0.1mm以上かつ0.5mm以下に設定しても良い。
 なお、シュートの表面を仮に透水シート等で覆う場合には、これが剥離する虞がある。しかし本実施形態では、シュートの表面(シュート傾斜板31a、32aの上面)に直接細い溝を形成しているので、このような剥離を生じることがなく、フィラメント3次元結合体の長期間の連続製造時においても安定した性能が確保できる。また更に本実施形態では、シュート傾斜板31a、32aの上面全体に冷却水の薄膜を形成するために、シュート傾斜板31a、32aに多量の冷却水を供給する必要がない。そのため、溶融フィラメントどうしの融着点における接着強度が低下することなく、均一なフィラメント3次元結合体を形成することが可能である。
 また本実施形態では、複数の溝31cおよび複数の溝32cのそれぞれが、等間隔で平行に延びるように形成されている。そのため、シュート傾斜板31a、32aに均一な冷却水膜を形成することが可能である。
 なお本実施形態では、複数の溝31c、32cは、シュート傾斜板31a、32aの上面における溶融フィラメントを受け留める領域の全体をカバーするように形成され、冷却水供給部41、42は、当該領域の全体をカバーする溝31c、32cの全てに冷却水が供給されるように配置されている。これにより、シュート傾斜板31a、32aへの溶融フィラメントの付着をより完全に防止することが可能となっている。
 また本実施形態では、複数の溝31c、32cそれぞれの断面の形状が四角形であることから、長期の使用によってシュート傾斜板31a、32aの表面が摩耗しても、溝31c、32cの幅を一定に維持させることができる。また先述したように、複数の溝31c、32cの全部または一部に、ポリビニルアルコールなどの親水性高分子を被覆または埋設するようにしても良い。これにより、複数の溝31c、32cの中の親水性高分子によってトラップ水の保持能力が高まるので、水の沸点を超える高温の溶融フィラメントの熱による溝31c、32cの中のトラップ水の蒸発を、極力抑えることが可能となる。また本実施形態においては、複数の溝31c、32cの深さを均一としているが、複数の溝31c、32cの深さを不均一としても良い。さらには本発明の効果が損なわれない範囲で、複数の溝31c、32cが直線または曲線状に並ぶ構成としても良く、複数のディンプル状の窪みをシュート傾斜板31a、32aの上に設けた構成としても良い。
2.第2実施形態
 次に本発明の第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、シュートに形成された溝の形態を除き、基本的に第1実施形態と同等である。以下の説明では、第1実施形態と異なる事項の説明に重点を置き、第1実施形態と共通する事項については説明を省略することがある。
 図8は、第2実施形態に係る製造装置1におけるシュート131、132(第1実施形態のシュート31、32に対応する部分)の斜視図である。一対のシュート131、132は、各々下り傾斜(前後方向内側に進むほど下方へ向かう傾斜)となる平板状のシュート傾斜板131a、132aと、シュート傾斜板131a、132aの下端から鉛直方向下方に延びる平板状のシュート鉛直板131b、132bを有し、所定の間隙を開けて設置されている。
 シュート傾斜板131a、132aの上面には、各々複数の溝131c、132cがシュート傾斜板131a、132aの最大傾斜方向の向きに対して、30度以上かつ60度以下の角度で斜めに形成されている。本実施形態においては、シュート鉛直板131b、132bの互いに向かい合う面にも、各々複数の溝131d、132dが鉛直方向の向きに対して、30度以上60度以下の角度で斜めに形成されている。
 本実施形態の例では、例えばシュート傾斜板131aの上面においては、その最大傾斜方向から一方へ角度θ(30度以上かつ60度以下の所定角度)だけ傾斜させた複数の溝131cが、左右方向へ等間隔へ配置されるとともに、その最大傾斜方向から他方へ角度θだけ傾斜させた複数の溝131cが、左右方向へ等間隔へ配置されている。最大傾斜方向から一方へ角度θだけ傾斜させた溝131cと、他方へ角度θだけ傾斜させた溝131cは、互いに等間隔で交差している。
 また、シュート鉛直板131bにおいては、鉛直方向から一方へ角度θだけ傾斜させた複数の溝131dが、左右方向へ等間隔へ配置されるとともに、鉛直方向から他方へ角度θだけ傾斜させた複数の溝131dが、左右方向へ等間隔へ配置されている。鉛直方向から一方へ角度θだけ傾斜させた溝131dと、他方へ角度θだけ傾斜させた溝131dは、互いに等間隔で交差している。なお、複数の溝131dそれぞれは、上端において複数の溝131cそれぞれと連接しており、下端はシュート鉛直板131bの下側の縁に達している。
 上述した溝131c、132c、131d、132dのサイズや形状について、本実施形態では、全ての溝の幅(左右方向のサイズ)を0.1mm以上かつ3.0mm以下とし、全ての溝の深さを0.1mm以上かつ3mm以下としている。これにより第1実施形態の場合と同様に、シュート傾斜板131a、132aの上面に冷却水の薄膜を確実かつ安定的に形成させることが可能である。なお溝131c、132c、131d、132dの幅については、0.1mm以上かつ1.0mm以下に設定しても良く、0.1mm以上かつ0.5mm以下に設定しても良い。また、溝131c、132c、131d、132dの断面(溝が延びる方向と直交する平面で切断した場合の断面)の形状は、第1実施形態の場合と同様に、全ての溝について四角形(本実施形態の例では、長方形または正方形)となっている。但し当該四角形において、上側の辺は溝の開口面である。
 なお、本実施形態においては、溝131c、132c、131d、132dは、等間隔に交差するように形成されているが、交差しないように形成してもよい。また、シュート傾斜板131a、132aとシュート鉛直板131b、132bは平板状となっているが、曲面状であってもよい。
 上述したように本実施形態では、溝131c、132cが、シュート傾斜板131a、132aの最大傾斜方向に対して、30度以上60度以下の角度で斜めに形成されている。そのため、溶融フィラメントの滑りを良くするためにシュート傾斜板131a、132aの傾斜角を大きくしても、溝131c、132cの中にトラップされるトラップ水が流れ落ちることを抑えることが可能である。
3.その他
 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の構成は上記実施形態に限られず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
 ここで、上記実施形態の変形例の一例として、シュートに形成した溝の断面形状を変更した例について、図9および図10を参照しながら以下に説明する。なおこれらの例は、シュートの溝の断面形状に関する事項を除き、第1実施形態に係る製造装置1と同等である。
 図9は、シュート傾斜板31aについて、溝31cの断面形状を変更した場合の例を示している。図9に示す例では、シュート231(第1実施形態のシュート31に対応)におけるシュート傾斜板231a(第1実施形態のシュート傾斜板31aに対応)に、溝231c(第1実施形態の溝31cに対応)が形成されている。
 図9に示す例では溝231cの断面形状がV字型とされており、溝231cの両側の側面それぞれが、端部で接するとともに、シュート傾斜板31aの表面に近づくほど外向きに進むように傾斜している。溝231cの断面形状をこのようにしても、第1実施形態の場合と同等或いはこれに準じた効果を得ることが可能である。なお、シュート231における前後両方のシュート傾斜板の溝について、断面形状をこのようにV字型としても良く、さらに、シュート231における前後両方のシュート鉛直板の溝についても、断面形状をこのようにV字型としても良い。
 図10は、シュート傾斜板31aについて、溝31cの断面形状を変更した場合の別の例を示している。図10に示す例では、シュート331(第1実施形態のシュート31に対応)におけるシュート傾斜板331a(第1実施形態のシュート傾斜板31aに対応)に、溝331c(第1実施形態の溝31cに対応)が形成されている。
 図10に示す例では、溝331cの断面形状がU字型とされており、溝331cの形成部分に角が設けられないようにしている。溝331cの断面形状をこのようにしても、第1実施形態の場合と同等或いはこれに準じた効果を得ることが可能である。なお、シュート331における前後両方のシュート傾斜板の溝について、断面形状をこのようにV字型としても良く、さらに、シュート331における前後両方のシュート鉛直板の溝についても、断面形状をこのようにV字型としても良い。
 なお上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
 本発明は、フィラメント3次元結合体の製造装置に利用可能である。
   1   フィラメント3次元結合体の製造装置
  10   溶融フィラメント供給部
  11   加圧溶融部
  11a  シリンダー
  11b  シリンダー排出口
  12   フィラメント排出部
  12a  導流路
  13   材料投入部
  14   スクリュー
  15   スクリューモーター
  16   スクリューヒータ
  17   ノズル部
  18   ダイヒータ
  19   ノズル群
  20   融着結合形成部
  23   冷却水槽
  24a、24b  コンベア
  25a~25h  搬送ローラ
  31、32    シュート
  31a、32a  シュート傾斜板
  31b、32b  シュート鉛直板
  31c、32c  シュート傾斜板の溝
  31d、32d  シュート鉛直板の溝
  41、42    冷却水供給部
 

Claims (6)

  1.  複数の溶融フィラメントからなる溶融フィラメント群を鉛直方向下方へ排出する溶融フィラメント供給部と、
     溶融フィラメント群の厚さ方向端部の溶融フィラメントを受け留め、溶融フィラメント群の厚さを小さくする方向に寄せるシュート傾斜板を有するシュートと、
     該シュート傾斜板に冷却水を供給する冷却水供給部と、
     溶融フィラメントを3次元的に絡め合わせると同時に、接触点を融着結合させる融着結合形成部と、を備えるフィラメント3次元結合体の製造装置において、
     前記シュート傾斜板の上面に複数の溝が形成されており、
     前記複数の溝それぞれの幅が、0.1mm以上かつ3.0mm以下であり、
     前記複数の溝それぞれの深さが、0.1mm以上かつ3mm以下であり、
     隣合う前記溝どうしの間隔が、1mm以上かつ7mm以下であることを特徴とするフィラメント3次元結合体の製造装置。
  2.  前記複数の溝それぞれが、等間隔で平行に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィラメント3次元結合体の製造装置。
  3.  前記複数の溝それぞれが、前記シュート傾斜板の最大傾斜方向に対して、30度以上かつ60度以下の角度で斜めに延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィラメント3次元結合体の製造装置。
  4.  前記複数の溝それぞれの断面の形状が、四角形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィラメント3次元結合体の製造装置。
  5.  前記複数の溝の全部または一部に、親水性高分子が被覆または埋設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィラメント3次元結合体の製造装置。
  6.  前記複数の溝は、前記シュート傾斜板の上面における、前記溶融フィラメントを受け留める領域の全体をカバーするように形成されており、
     前記冷却水供給部は、当該領域の全体をカバーする前記溝の全てに前記冷却水が供給されるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィラメント3次元結合体の製造装置。
     
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