JP7158968B2 - フィラメント3次元結合体およびその製造装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係るフィラメント3次元結合体の製造装置1の概念図である。また図2は、図1に示すA-A’断面の矢視図である。なお製造装置1の説明における上下、左右、および前後の各方向(互いに直交する方向)は、図1および図2等に示すとおりである。これらの各方向は、鉛直方向が上下方向となり、後述する一対の受け板30同士の対向する向きが前後方向となるように、便宜的に定めたものに過ぎない。
次に、ベッドマットレス用クッション、リクライニングシート用クッション、あるいはソファー用クッション等に使用できるフィラメント3次元結合体について説明する。図8は本実施形態に係るフィラメント3次元結合体100の斜視図である。また図9は、図8に示すフィラメント3次元結合体100の底面を上にした斜視図である。フィラメント3次元結合体100は、先述した製造装置1によって形成されるフィラメント3次元結合体3DFを、適切な長さに切断して得ることが可能である。
以上に説明したとおり本実施形態に係るフィラメント3次元結合体100は、底面にV字溝101を設けた板状体であり、V字溝101に面する壁の断面形状は、両側において底面へ近づくほど外側へ向かうように傾斜した直線状となっている。また更に、当該壁近傍のフィラメント密度は、当該板状体の厚み方向中央部のフィラメント密度より大きくされている。そのため、導風路が変形しにくく通風性に優れたマットレスやクッション等に使用できるフィラメント3次元結合体となっている。
10 溶融フィラメント供給部
11 加圧溶融部
11a シリンダー
11b シリンダー排出口
12 フィラメント排出部
12a 導流路
13 材料投入部
14 スクリュー
15 スクリューモーター
16 スクリューヒータ
17 ノズル部
18 ダイヒータ
20 融着結合形成部
22 冷却水供給装置
22a 冷却水排水パイプ
22b 冷却水吸水パイプ
22c 冷却水ポンプ
23 冷却水槽
24 コンベア
25a~25h 搬送ローラ
30 受け板
31 平面形成用受け板
32 V字溝形成用受け板
35 冷却水供給装置
35a、35d 冷却水排水パイプ
35b 冷却水吸水パイプ
35c 冷却水ポンプ
100、200、3DF フィラメント3次元結合体
100a フィラメント3次元結合体の上面
100b フィラメント3次元結合体の底面
101、221、231 V字溝
210 第1クッションユニット
220 第2クッションユニット
230 第3クッションユニット
MF 溶融フィラメント群
W 冷却水
Claims (7)
- 底面にV字溝を設けた板状体であるフィラメント3次元結合体であって、
前記V字溝に面する壁のフィラメント密度を、前記板状体の厚み方向中央部のフィラメント密度より大きくしたことを特徴とするフィラメント3次元結合体。 - 前記V字溝の深さは、前記板状体の厚みに対して20%以上かつ60%以下であり、
前記V字溝の幅は、当該V字溝の深さに対して50%以上かつ200%以下であることを特徴とする請求項1に記載のフィラメント3次元結合体。 - 平面視略矩形状に形成された請求項1または請求項2に記載のフィラメント3次元結合体であって、
前記溝は、前記矩形状の一辺からこれと対向する他辺に至るまで、当該一辺と直交する方向へ伸びていることを特徴とするフィラメント3次元結合体。 - 請求項3に記載のフィラメント3次元結合体を製造する製造装置であって、
溶融フィラメント群を鉛直方向下方へ排出する溶融フィラメント供給部と、
前記溶融フィラメント群を冷却して融着結合させ、前記フィラメント3次元結合体を形成する融着結合形成部と、を有し、
前記融着結合形成部は、
前記排出された溶融フィラメント群の厚み方向の両端部を中央側へ導くことによって、当該溶融フィラメント群の厚みを規制する受け板を有し、
前記受け板には、前記排出された溶融フィラメント群の経路に介在することにより、当該溶融フィラメントの進む方向に伸びた前記溝が形成されるようにする突起が設けられ、
前記溶融フィラメント供給部は、
前記溶融フィラメント群を排出する複数の開口部が形成されたノズル部を備え、
前記壁に対応する前記ノズル部の開口面積率を、前記板状体の厚み方向中央部に対応する前記開口面積率よりも大きくしたことを特徴とする製造装置。 - 前記ノズル部は、前記溝に対応する領域において前記開口部の形成が省略されたことを特徴とする請求項4に記載の製造装置。
- 溶融フィラメント群を鉛直方向下方へ排出する溶融フィラメント供給部と、
前記溶融フィラメント群を冷却して融着結合させ、フィラメント3次元結合体を形成する融着結合形成部と、を有し、
前記融着結合形成部は、
前記排出された溶融フィラメント群の厚み方向の両端部を中央側へ導くことによって、当該溶融フィラメント群の厚みを規制する受け板を有し、
前記受け板には、前記排出された溶融フィラメント群を幅方向へ離間させることによってV字溝を形成する突起が設けられ、
前記溶融フィラメント供給部は、
前記溶融フィラメント群を排出する複数の開口部が形成されたノズル部を備え、
前記壁に対応する前記ノズル部の開口面積率を、前記板状体の厚み方向中央部に対応する前記開口面積率よりも大きくしたことを特徴とするフィラメント3次元結合体の製造装置。 - 請求項6に記載の製造装置を用いて前記フィラメント3次元結合体を製造することを特徴とするフィラメント3次元結合体の製造方法。
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