WO2024029034A1

WO2024029034A1 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム

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Publication number: WO2024029034A1
Application number: PCT/JP2022/029943
Authority: WO
Inventors: 穂高向原; 裕介中田
Original assignee: 本田技研工業株式会社
Priority date: 2022-08-04
Filing date: 2022-08-04
Publication date: 2024-02-08

Abstract

バッテリの充電を行う充電制御部と、バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置は、バッテリステーションにおける利用可能な状態のバッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部と、バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、バッテリステーションにおける利用可能な状態のバッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成部とを備え、表示データ生成部によって生成される表示データは、地図が表示された移動端末の画面上に、バッテリステーションにおける利用可能な状態のバッテリの数をユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである。

Description

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム

　本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。

　特許文献１には、ユーザに貸し出されるバッテリを管理するバッテリ管理システムについて記載されている。特許文献１に記載された技術では、バッテリ管理システムに、管理サーバ、バッテリステーション、発電装置、ユーザ端末などが含まれる。特許文献１には、ユーザ端末が、ユーザインタフェース（ＵＩ）画面を生成するための情報を管理サーバから受信し、その情報に基づいてＵＩ画面を生成してユーザに提示する旨が記載されている。
　また、特許文献１には、検索要求または予約要求が送信または受信された時刻におけるバッテリの充電状態と、ユーザのバッテリステーションへの到着予定時刻におけるバッテリの充電状態とを対応付けてユーザ端末に表示するためのＵＩ画面のデータが生成される旨が記載されている。特許文献１の図９には、あるバッテリステーションにおける複数のバッテリのそれぞれの充電状態を示すユーザ端末の表示画面が記載されている。
　また、近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する再生可能エネルギーに関する研究開発が行われている。

特開２０１８－１６００７２号公報

　上述したように、特許文献１に記載された技術では、あるバッテリステーションにおける複数のバッテリのそれぞれの充電状態を示す情報が、ユーザ端末の画面に表示される。ところが、ユーザが知りたい情報は、あるバッテリステーションにおける複数のバッテリのそれぞれの充電状態を示す情報ではなく、そのバッテリステーションにおけるユーザが利用可能な状態のバッテリの数を示す情報（つまり、ユーザが貸し出しを受けることができるバッテリの数を示す情報）である。
　すなわち、特許文献１に記載された技術では、ユーザにとって不要な情報までもがユーザ端末の画面に表示されるため、例えばユーザがユーザ端末の画面を注視できないような状況においては、ユーザは、知りたい情報（ユーザが利用可能な状態のバッテリ（例えば再生可能エネルギーにより発電された電力を用いて充電されたバッテリ等）の数を示す情報）を容易に認識することができない。

　本願は上記課題の解決のため、ユーザがバッテリステーションにおける利用可能な状態のバッテリの数を容易に認識することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。

　本発明の一態様は、バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置であって、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部と、前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成部とを備え、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、情報処理装置である。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記地図が表示された前記移動端末の前記画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を数字以外の表示態様で表示するためのデータであってもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記地図が表示された前記移動端末の前記画面上に、複数のバッテリステーションを表示すると共に、前記複数のバッテリステーションのそれぞれにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータであってもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置は、前記移動端末が前記バッテリステーションに到着する時刻である移動端末到着時刻を決定する到着時刻決定部を備え、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記バッテリステーションにおける現在時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数と、前記バッテリステーションにおける前記移動端末到着時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数とを前記移動端末の前記画面上に識別可能に表示するためのデータであってもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記移動端末は、前記移動端末の移動の目的地の入力を受け付ける機能と、前記移動端末の現在位置から前記目的地までの経路案内を行う機能とを有し、前記移動端末が前記目的地として前記バッテリステーションの入力を受け付けた場合であって、前記移動端末が前記現在位置から前記目的地までの経路案内を行う場合に、前記表示データ生成部は、前記バッテリステーションにおける前記移動端末到着時刻に利用可能な状態な前記バッテリの数を前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータを生成してもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記移動端末は、将来時刻の入力を受け付ける機能を有し、前記移動端末が入力を受け付ける前記将来時刻は、現在時刻と、前記現在時刻から所定時間経過後の最遠将来時刻との間で変更可能であり、前記移動端末が前記将来時刻の入力を受け付けた場合に、前記表示データ生成部は、前記バッテリステーションにおける前記将来時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数を前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータを生成してもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記移動端末は、前記画面に表示される前記地図の縮尺の入力を受け付ける機能を有し、前記移動端末が入力を受け付ける前記縮尺が大きいほど、前記最遠将来時刻は前記現在時刻に近くなってもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数に応じた異なる色によって前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータであるか、あるいは、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数に応じた異なる大きさの図形を用いて前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータであってもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置では、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリに対応する図形の数を用いて前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータであり、前記移動端末は、前記画面上に表示される前記図形１つ当たりの前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数の入力を受け付ける機能を有してもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置は、発電設備から前記バッテリステーションに供給されて前記バッテリの充電に用いられる電力が、再生可能エネルギーにより発電された電力であるか否かを示す情報である発電情報を取得する発電情報取得部を備え、前記表示データ生成部は、前記発電情報取得部によって取得された前記発電情報に基づいて、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリが、再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであるか、あるいは、非再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかを判別する機能を有し、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示し、かつ、前記バッテリが、再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるか、あるいは、非再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかを識別可能に表示するためのデータであってもよい。

　本発明の一態様の情報処理装置は、前記移動端末が前記バッテリステーションに到着する時刻である移動端末到着時刻を決定する到着時刻決定部を備え、前記移動端末は、前記移動端末の移動の目的地の入力を受け付ける機能と、前記移動端末の現在位置から前記目的地までの経路案内を行う機能と、現在時刻と前記移動端末到着時刻との間の任意時刻の入力を受け付ける機能とを有し、前記移動端末が入力を受け付ける前記任意時刻は、前記現在時刻と前記移動端末到着時刻との間で変更可能であり、前記表示データ生成部は、前記バッテリステーションにおける前記任意時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数を前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータを生成してもよい。

　本発明の一態様は、バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションと、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部を有する情報処理装置とを備え、前記情報処理装置は、前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成部を備え、前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、情報処理システムである。

　本発明の一態様は、バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置の情報処理方法であって、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得ステップと、前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成ステップとを備え、前記表示データ生成ステップにおいて生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、情報処理方法である。

　本発明の一態様は、バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置を構成するコンピュータに、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得ステップと、前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成ステップとを実行させるためのプログラムであって、前記表示データ生成ステップにおいて生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、プログラムである。

　本発明によれば、ユーザがバッテリステーションにおける利用可能な状態のバッテリの数を容易に認識することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することができる。

第１実施形態の情報処理システム１の一例を示す図である。情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数が表示される一例を説明するための図である。図２に示すバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」の表示などの拡大図である。第１実施形態の情報処理システム１の情報処理装置１１によって実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。第２実施形態の情報処理システム１の情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数が表示される一例を説明するための図である。現在時刻と、最遠将来時刻と、それらの間の将来時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻）との一例を説明するための第４実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。現在時刻と、目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻と、それらの間の任意時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける任意時刻）との一例を説明するための第５実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。現在時刻と、最遠将来時刻と、それらの間の将来時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻）との一例を説明するための第６実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。現在時刻と、最遠将来時刻と、それらの間の将来時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻）との一例を説明するための第７実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。第８実施形態の情報処理システム１のバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」の表示の複数の表示モードを説明するための図である。第９実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面の一例を示す図である。第１～第１０実施形態の情報処理システム１の変形例の移動端末ＭＴの画面を示す図である。

＜第１実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第１実施形態について説明する。

　図１は第１実施形態の情報処理システム１の一例を示す図である。
　図１に示す例では、情報処理システム１が、例えば情報処理装置１１と、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎ（Ｎは３以上の自然数）と、発電設備１３と、電力系統１４と、移動端末ＭＴとを備えている。情報処理システム１では、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれからユーザに貸し出し可能なバッテリＢＴに関する情報の処理（例えば、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能なバッテリＢＴの数を、ユーザによって使用される移動端末ＭＴに表示するための処理）などが行われる。
　図１に示す例では、情報処理システム１が、３以上のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎを備えているが、他の例では、情報処理システム１が、３以外の任意の自然数のバッテリステーションを備えていてもよい。

　また、図１に示す例では、情報処理システム１が電力系統１４を備えているが（つまり、電力系統１４が情報処理システム１に含まれるが）、他の例では、電力系統１４が情報処理システム１に含まれなくてもよい。

　図１に示す例では、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれが、充電設備１２Ａを備えている。充電設備１２Ａは、例えば充電制御部１２Ａ１と、充電管理部１２Ａ２と、通信部１２Ａ３とを備えている。
　充電制御部１２Ａ１は、ユーザに貸し出されるバッテリＢＴの充電を行う。充電制御部１２Ａ１は、例えば特許第６３６３７５４号公報の図３および図４に記載された充放電制御部と同様の機能を有する。バッテリＢＴの充電には、例えば発電設備１３において発電されてバッテリステーション１２に供給される電力、電力系統１４からバッテリステーション１２－２、…、１２－Ｎに供給される電力などが用いられる。
　図１に示す例では、発電設備１３において発電された電力のみが、バッテリステーション１２に供給されるが、他の例では、発電設備１３において発電された電力がバッテリステーション１２に供給されると共に、電力系統１４からバッテリステーション１２に電力が供給されてもよい。更に他の例では、発電設備１３において発電された電力がバッテリステーション１２に供給されることなく、電力系統１４からバッテリステーション１２に電力が供給されてもよい。

　図１に示す例では、電力系統１４からバッテリステーション１２－２、…、１２－Ｎに電力が供給されるが、他の例では、電力系統１４からバッテリステーション１２－２、…、１２－Ｎに電力が供給されることなく、発電設備１３において発電された電力がバッテリステーション１２－２、…、１２－Ｎに供給されてもよい。更に他の例では、電力系統１４からバッテリステーション１２－２、…、１２－Ｎに電力が供給されると共に、発電設備１３において発電された電力がバッテリステーション１２－２、…、１２－Ｎに供給されてもよい。

　図１に示す例では、充電管理部１２Ａ２が、バッテリステーション（詳細には、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのうちのこの充電管理部１２Ａ２を備えるバッテリステーション）に格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態を管理する。充電管理部１２Ａ２は、例えば特許第６３６３７５４号公報の図３に記載されたセンス部、特許第６３６３７５４号公報の図４に記載された充電管理部などと同様の機能を有する。
　詳細には、充電管理部１２Ａ２は、バッテリＢＴが利用可能な状態（つまり、ユーザに貸し出し可能な状態）であるか否かを判定する。充電管理部１２Ａ２は、例えば充電制御部１２Ａ１によってバッテリＢＴに対して行われる充電が完了している場合（つまり、充電制御部１２Ａ１によって充電されたバッテリＢＴのＳＯＣ（State Of Charge）が１００％である場合）に、バッテリＢＴが利用可能な状態であると判定する。
　他の例では、例えば充電制御部１２Ａ１によって充電されたバッテリＢＴのＳＯＣが所定値（例えば８０％）以上である場合に、充電管理部１２Ａ２は、バッテリＢＴが利用可能な状態であると判定してもよい。

　図１に示す例では、通信部１２Ａ３が、ネットワークＮＷを介して情報処理装置１１との通信を行う。例えば通信部１２Ａ３は、バッテリステーション（詳細には、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのうちのこの通信部１２Ａ３を備えるバッテリステーション）に格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態に関する情報を、ネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信する。詳細には、通信部１２Ａ３は、バッテリステーション（詳細には、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのうちのこの通信部１２Ａ３を備えるバッテリステーション）における利用可能な状態のバッテリＢＴの数を示す情報を、ネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信する。また、通信部１２Ａ３は、発電設備１３等との通信を行う。
　図１に示す例では、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎが同様に構成されているが、他の例では、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎの構成が互いに異なっていてもよい。

　図１に示す例では、情報処理装置１１が、例えば通信部１１Ａと、バッテリ情報取得部１１Ｂと、表示データ生成部１１Ｃと、到着時刻推定部１１Ｄと、到着時刻情報取得部１１Ｅと、到着時刻決定部１１Ｆと、発電情報取得部１１Ｇとを備えている。
　図１に示す例では、情報処理装置１１が、到着時刻推定部１１Ｄと、到着時刻情報取得部１１Ｅと、到着時刻決定部１１Ｆと、発電情報取得部１１Ｇとを備えているが、他の例では、情報処理装置１１が、それらを備えていなくてもよい。

　図１に示す例では、通信部１１Ａが、ネットワークＮＷを介してバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎ、移動端末ＭＴ等との通信を行う。
　バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態に関する情報を取得する。つまり、バッテリ情報取得部１１Ｂは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落００８８に記載された状態監視部と同様の技術を用いることによって、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのぞれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態に関する情報を取得する。詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１２７に記載されたバッテリ情報取得部と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのぞれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの現在時刻における充電状態に関する情報を取得する。
　また、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を示す情報を、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれから取得する。つまり、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれの充電管理部１２Ａ２による上述した判定の結果を取得する。

　表示データ生成部１１Ｃは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴに、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データ等を生成する。
　到着時刻推定部１１Ｄは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻を、例えば後述する手法を用いて推定する。

　到着時刻情報取得部１１Ｅは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴが入力を受け付けた複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻を示す情報を、移動端末ＭＴからネットワークＮＷを介して取得する。
　到着時刻決定部１１Ｆは、到着時刻推定部１１Ｄによって推定された移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻、および、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻の一方を、移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻である移動端末到着時刻として決定する。
　発電情報取得部１１Ｇは、発電設備１３からバッテリステーション１２に供給されてバッテリＢＴの充電に用いられる電力が、再生可能エネルギーにより発電された電力であるか否かを示す情報である発電情報を、バッテリステーション１２からネットワークＮＷを介して取得する。

　図１に示す第１実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリＢＴに蓄えられた電力が、ユーザによって使用される電動バイクを駆動するために用いられる。つまり、図１に示す第１実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリＢＴに蓄えられた電力によって駆動される負荷が電動バイクである。

　図１に示す例では、移動端末ＭＴが、例えば複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって携帯される例えばスマートフォン等のような携帯端末である。
　他の例では、移動端末ＭＴが、例えば複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動に用いる電動バイクに搭載されたナビゲーション装置などであってもよい。

　図１に示す例では、移動端末ＭＴが、例えば通信部ＭＴ１と、入力部ＭＴ２と、位置検出部ＭＴ３と、表示部ＭＴ４と、ナビゲーション機能部ＭＴ５とを備えている。通信部ＭＴ１は、ネットワークＮＷを介して情報処理装置１１等との通信を行う。通信部ＭＴ１は、例えば情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データ等を受信する。
　入力部ＭＴ２は、例えば移動端末ＭＴの使用者（バッテリＢＴを利用するユーザ）等による入力を受け付ける。入力部ＭＴ２は、例えば移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻（詳細には、ユーザによって予測される複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻）の入力を受け付ける。入力部ＭＴ２が入力を受け付けた複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻を示す情報は、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信され、情報処理装置１１の到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得される。
　また、入力部ＭＴ２は、例えば後述する移動端末ＭＴの移動の目的地の入力を受け付ける。

　位置検出部ＭＴ３は、例えばＧＰＳ（Global Positioning System）信号などを用いることによって、移動端末ＭＴの現在位置を検出する。
　位置検出部ＭＴ３によって検出された移動端末ＭＴの現在位置を示す情報は、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信され、例えば情報処理装置１１の到着時刻推定部１１Ｄによって取得される。つまり、到着時刻推定部１１Ｄは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落００８９に記載された状態監視部と同様の技術を用いることによって、移動端末ＭＴの現在位置を示す情報および移動端末ＭＴの移動履歴を示す情報を取得する。また、到着時刻推定部１１Ｄは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１２５に記載された履歴情報取得部と同様の技術を用いることによって、移動端末ＭＴの移動速度を算出する。更に、到着時刻推定部１１Ｄは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１３０に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻を推定する。すなわち、到着時刻推定部１１Ｄは、移動端末ＭＴの位置の経時変化を示す情報に基づいて、移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻を推定する。

　図１に示す例では、表示部ＭＴ４が、例えば情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データ等に基づいて、移動端末ＭＴの画面に表示を行う。
　ナビゲーション機能部ＭＴ５は、少なくとも、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた目的地と、位置検出部ＭＴ３によって検出された移動端末ＭＴの現在位置と、地図情報とに基づいて、移動端末ＭＴの現在位置から目的地までの経路案内を行う。

　入力部ＭＴ２が目的地として複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかの入力を受け付けた場合、ナビゲーション機能部ＭＴ５は、目的地として入力されたバッテリステーション（複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか）に移動端末ＭＴが到着する到着時刻を予測（算出）し、表示部ＭＴ４は、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻を移動端末ＭＴの画面に表示する。
　入力部ＭＴ２が目的地として複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかの入力を受け付けた後、ユーザは、移動端末ＭＴを携帯することなく、例えばバイク、車などの移動手段を用いて、あるいは、移動手段を用いることなく徒歩で、目的地として入力されたバッテリステーションまで移動してもよい。その場合には、ナビゲーション機能部ＭＴ５が、目的地として入力されたバッテリステーションにユーザ（例えばライダー、ドライバー等）が到着する到着時刻を予測し、表示部ＭＴ４が、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測されたユーザ（例えばライダー、ドライバー等）の到着時刻を移動端末ＭＴの画面に表示してもよい。
　入力部ＭＴ２は、ユーザによって予測される到着時刻の入力を受け付ける代わりに、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）される到着時刻の入力を受け付けてもよい。
　入力部ＭＴ２がナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻の入力を受け付けた場合、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた到着時刻を示す情報は、通信部ＭＴ１によって情報処理装置１１に送信され、情報処理装置１１の到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得される。

　図２は情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数が表示される一例を説明するための図である。

　図２に示す例では、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」が、ユーザが視覚的に認識可能な表示態様（具体的には、数字以外の表示態様）で表示される。つまり、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成される表示データは、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」をユーザが視覚的に認識可能な表示態様（数字以外の表示態様）で表示するためのデータである。
　詳細には、図２に示す例では、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「１０個」であることを意味する１０個の図形が表示される。
　そのため、ユーザは、例えば特許文献１の図９等のような表示が行われる場合よりも、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を容易に認識することができる。詳細には、ユーザは、移動端末ＭＴの画面を注視できないような状況においても、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの概略の数「１０個前後」を容易に認識することができる。

　図３は図２に示すバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」の表示などの拡大図である。詳細には、図３（Ａ）はバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「１０個」である場合に移動端末ＭＴの画面上に行われる表示の一例を示しており、図３（Ｂ）はバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「６個」である場合に移動端末ＭＴの画面上に行われる表示の一例を示しており、図３（Ｃ）はバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「０個」である場合に移動端末ＭＴの画面上に行われる表示の一例を示している。

　図３（Ａ）に示す例では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「１０個」であることを示す１０個の図形ＦＧ０１～ＦＧ１０を表示するための表示データを生成する。
　図３（Ｂ）に示す例では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「６個」であることを示す６個の図形ＦＧ０１～ＦＧ０６を表示するための表示データを生成する。
　図３（Ｃ）に示す例では、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数が「０個」であるため、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上には、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数を示す図形が表示されない。

　また、図２に示す例では、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２－２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」が、ユーザが視覚的に認識可能な表示態様（１０個の図形による表示態様）で表示されると共に、バッテリステーション１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」が、ユーザが視覚的に認識可能な表示態様（１０個の図形による表示態様）で表示される。
　つまり、図２に示す例では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成される表示データは、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３を表示すると共に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」をユーザが視覚的に認識可能な表示態様（１０個の図形による表示態様）で表示するためのデータである。

　詳細には、図２に示す例では、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」と、バッテリステーション１２－２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」と、バッテリステーション１２－３における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」とが、ユーザが視覚的に認識可能な表示態様（図形による表示態様）で表示される。

　図２に示す例では、移動端末ＭＴの画面上に地図を表示するためのデータが、情報処理装置１１の例えば表示データ生成部１１Ｃによって生成されるが、他の例では、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５によって用いられる地図情報を利用して、移動端末ＭＴの画面上に地図が表示されてもよい。

　図４は第１実施形態の情報処理システム１の情報処理装置１１によって実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
　図４に示す例では、ステップＳ１において、情報処理装置１１のバッテリ情報取得部１１Ｂが、情報処理装置１１の通信部１１Ａによって受信された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの現在時刻における充電状態に関する情報を取得する。詳細には、ステップＳ１では、情報処理装置１１のバッテリ情報取得部１１Ｂが、通信部１１Ａによって受信された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける現在時刻に利用可能なバッテリＢＴの数を示す情報を取得する。

　次いで、ステップＳ２では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃが、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴに、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを生成する。

＜第２実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第２実施形態について説明する。
　第２実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第２実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　第２実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態に関する情報を取得する。つまり、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのぞれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態に関する情報を取得する。詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのぞれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの現在時刻における充電状態に関する情報を取得する。

　また、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を示す情報を、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれから取得する。つまり、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれの充電管理部１２Ａ２による上述した判定の結果を取得する。

　更に、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１２９～段落０１３２に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着予定時刻における移動端末ＭＴが到着するバッテリステーションに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態を推定する。
　詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１３１に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着予定時刻までの複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態の変化量を推定する。

　第２実施形態の情報処理システム１の一例では、到着時刻推定部１１Ｄが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻を推定する。
　また、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、到着時刻情報取得部１１Ｅが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴが入力を受け付けた複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻を示す情報を、移動端末ＭＴからネットワークＮＷを介して取得する。
　更に、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、到着時刻決定部１１Ｆが、図１に示す例と同様に、到着時刻推定部１１Ｄによって推定された移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻、および、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻の一方を、移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻である移動端末到着時刻として決定する。

　また、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴに、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データ等を生成する。
　詳細には、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを生成する。
　更に、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、バッテリ情報取得部１１Ｂによる上述した推定の結果に基づいて、移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれへの移動端末ＭＴの到着時刻（詳細には、到着時刻決定部１１Ｆによって決定される移動端末到着時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを生成する。

　第２実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、図１に示す例と同様に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データを受信する。
　詳細には、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１は、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　その結果、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示することができる。

　更に、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれへの移動端末ＭＴの到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　その結果、第２実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれへの移動端末ＭＴの到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示することもできる。

　図５は第２実施形態の情報処理システム１の情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数が表示される一例を説明するための図である。
　詳細には、図５（Ａ）は、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数が表示された状態を示している。図５（Ｂ）は、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２における移動端末到着時刻（移動端末ＭＴがバッテリステーション１２に到着する時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数と、バッテリステーション１２－２における移動端末到着時刻（移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－２に到着する時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数と、バッテリステーション１２－３における移動端末到着時刻（移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－３に到着する時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数とが表示された状態を示している。

　図５に示す例では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃが、バッテリステーション１２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」、バッテリステーション１２－２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」およびバッテリステーション１２－３における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを生成する。
　その結果、図５（Ａ）に示すように、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、バッテリステーション１２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」、バッテリステーション１２－２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」およびバッテリステーション１２－３における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」を、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　図５に示す例では、次いで、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２は、仮に移動端末ＭＴが現在位置からバッテリステーション１２に移動する場合に移動端末ＭＴがバッテリステーション１２に到着する時刻、仮に移動端末ＭＴが現在位置からバッテリステーション１２－２に移動する場合に移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－２に到着する時刻、および、仮に移動端末ＭＴが現在位置からバッテリステーション１２－３に移動する場合に移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－３に到着する時刻の入力を受け付ける。
　情報処理装置１１の到着時刻情報取得部１１Ｅは、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付けた移動端末ＭＴがバッテリステーション１２に到着する時刻、移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－２に到着する時刻、および、移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－３に到着する時刻を示す情報を取得する。

　情報処理装置１１の到着時刻決定部１１Ｆは、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す移動端末ＭＴがバッテリステーション１２に到着する時刻を移動端末ＭＴがバッテリステーション１２に到着する移動端末到着時刻として決定し、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－２に到着する時刻を移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－２に到着する移動端末到着時刻として決定し、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－３に到着する時刻を移動端末ＭＴがバッテリステーション１２－３に到着する移動端末到着時刻として決定する。

　情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、バッテリ情報取得部１１Ｂによる上述した推定の結果に基づいて、バッテリステーション１２における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２への到着時刻（到着時刻決定部１１Ｆによって決定された移動端末到着時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」、バッテリステーション１２－２における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２－２への到着時刻（到着時刻決定部１１Ｆによって決定された移動端末到着時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「７個」、および、バッテリステーション１２－３における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２－３への到着時刻（到着時刻決定部１１Ｆによって決定された移動端末到着時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「８個」を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを生成する。
　その結果、図５（Ｂ）に示すように、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、バッテリステーション１２における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２への到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」、バッテリステーション１２－２における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２－２への到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「７個」、および、バッテリステーション１２－３における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２－３への到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「８個」を、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　換言すれば、図５に示す例では、表示データ生成部１１Ｃによって生成される表示データが、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数（図５（Ａ）参照）と、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３における移動端末到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数（図５（Ｂ）参照）とを移動端末ＭＴの画面上に識別可能に表示するためのデータである。
　そのため、図５に示す例では、ユーザは、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を認識することができると共に、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３における移動端末ＭＴのバッテリステーション１２、１２－２、１２－３への到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数（ユーザが現在時刻の情報よりも知りたい情報）を認識することができる。

＜第３実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第３実施形態について説明する。
　第３実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第３実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　第３実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態に関する情報を取得する。詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのぞれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの現在時刻における充電状態に関する情報を取得する。

　また、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を示す情報を、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれから取得する。つまり、バッテリ情報取得部１１Ｂは、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれの充電管理部１２Ａ２による上述した判定の結果を取得する。

　更に、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、上述した第２実施形態の情報処理システム１の一例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着予定時刻における移動端末ＭＴが到着するバッテリステーションに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態を推定する。
　詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、上述した第２実施形態の情報処理システム１の一例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着予定時刻までの複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態の変化量を推定する。

　第３実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、移動端末ＭＴの移動の目的地の入力を受け付けると、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５は、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた目的地、位置検出部ＭＴ３によって検出された移動端末ＭＴの現在位置、地図情報などに基づいて、移動端末ＭＴの現在位置から目的地までの経路案内を行う。また、ナビゲーション機能部ＭＴ５は、目的地として入力されたバッテリステーション（複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか）に移動端末ＭＴが到着する到着時刻を予測（算出）し、表示部ＭＴ４は、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻を移動端末ＭＴの画面に表示する。

　第３実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻の入力を受け付けると、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた到着時刻を示す情報は、通信部ＭＴ１によって情報処理装置１１に送信され、情報処理装置１１の到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得される。
　第３実施形態の情報処理システム１の他の例では、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５が、目的地として入力されたバッテリステーション（複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか）に移動端末ＭＴが到着する到着時刻を予測（算出）すると、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２がナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻の入力を受け付ける必要なく、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻を示す情報が、通信部ＭＴ１によって情報処理装置１１に送信され、情報処理装置１１の到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得されてもよい。

　第３実施形態の情報処理システム１の一例では、到着時刻決定部１１Ｆが、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻（移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻）を、移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻である移動端末到着時刻として決定する。

　第３実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴに、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データ等を生成する。
　詳細には、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを生成する。
　更に、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、バッテリ情報取得部１１Ｂによる上述した推定の結果に基づいて、移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか（目的地として設定されたバッテリステーション）におけるそのバッテリステーションへの移動端末ＭＴの到着時刻（詳細には、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻）に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを生成する。

　第３実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、図１に示す例と同様に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データを受信する。
　詳細には、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１は、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　その結果、第３実施形態の情報処理システム１の図５（Ａ）に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、図１に示す例と同様に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「６個」を移動端末ＭＴの画面上に表示することができる。

　更に、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか（目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２）におけるそのバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　その結果、第３実施形態の情報処理システム１の図５（Ｂ）に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のいずれか（目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２）におけるそのバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「７個」を移動端末ＭＴの画面上に表示することもできる。

　換言すれば、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴが目的地として例えばバッテリステーション１２－２の入力を受け付けた場合であって、移動端末ＭＴが現在位置から目的地（バッテリステーション１２－２）までの経路案内を行う場合に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、バッテリステーション１２－２における移動端末到着時刻に利用可能な状態なバッテリＢＴの数「７個」を移動端末ＭＴの画面上に表示するためのデータを生成する。
　そのため、第３実施形態の情報処理システム１の一例では、ユーザは、バッテリステーション１２－２への到着時刻を自ら計算する必要なく、バッテリステーション１２－２における到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「７個」を認識することができる。

＜第４実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第４実施形態について説明する。
　第４実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第４実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　第４実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１２９～段落０１３２に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、所定の将来時刻における複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態を推定する。
　詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１３１に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、所定の将来時刻までの複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態の変化量を推定する。

　第４実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、将来時刻の入力を受け付ける機能を有する。移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻は、現在時刻と、現在時刻から所定時間経過後の最遠将来時刻との間で変更可能である。

　図６は現在時刻と、最遠将来時刻と、それらの間の将来時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻）との一例を説明するための第４実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。
　図６に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、将来時刻の入力を受け付けるための時刻入力バーＢＲを移動端末ＭＴの画面に表示する。時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１が現在時刻に相当する。時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、現在時刻から所定時間（例えば１時間）経過後の時刻である最遠将来時刻に相当する。ユーザは、時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１と右端部分ＢＲ２との間の任意の部分ＢＲ３を例えばタップすることによって、現在時刻と最遠将来時刻との間の将来時刻の入力を行う。

　第４実施形態の情報処理システム１の一例では、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた将来時刻を示す情報が、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信される。
　移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が将来時刻の入力を受け付けた場合に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するためのデータを生成する。

　更に、第４実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示する。
　図６に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」、バッテリステーション１２－２における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「７個」およびバッテリステーション１２－３における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「８個」を移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　第４実施形態の情報処理システム１の一例では、例えばユーザが時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１から右端部分ＢＴ２まで複数の部分ＢＲ３を順次タップすることによって、ユーザは、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数の現在時刻から最遠将来時刻までの経時変化を認識することができる。

　第４実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、一般的なスマートフォン等と同様に、移動端末ＭＴの画面に表示される地図の縮尺の入力を受け付ける機能を有する。移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける縮尺が大きいほど、最遠将来時刻は現在時刻に近くなる。
　具体的には、例えば縮尺が大きい２５０００分の１の地図が移動端末ＭＴの画面に表示される場合（つまり、２５０００分の１の地図が表示される移動端末ＭＴの画面上の４ｃｍが実際の距離１ｋｍに相当する場合）には、時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、現在時刻から例えば１時間経過後の最遠将来時刻に相当する。
　例えば縮尺が小さい１０００００分の１の地図が移動端末ＭＴの画面に表示される場合（つまり、１０００００分の１の地図が表示される移動端末ＭＴの画面上の１ｃｍが実際の距離１ｋｍに相当する場合）には、時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、現在時刻から例えば４時間経過後の最遠将来時刻に相当する。
　第４実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの画面に表示される地図の縮尺に応じた移動端末ＭＴの例えば移動所要時間経過後のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数をユーザに認識させることができる。

　第４実施形態の情報処理システム１の他の例では、例えば縮尺が大きい２５０００分の１の地図が移動端末ＭＴの画面に表示される場合（つまり、２５０００分の１の地図が表示される移動端末ＭＴの画面上の４ｃｍが実際の距離１ｋｍに相当する場合）に、時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２に相当する最遠将来時刻を、例えばユーザによる移動端末ＭＴへの入力に応じて、現在時刻から１時間経過後の時刻から、現在時刻から例えば４時間経過後の時刻に変更可能であってもよい。縮尺が大きい地図が移動端末ＭＴの画面に表示される場合であっても、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数の現在時刻から長時間にわたる経時変化を認識したいユーザも存在するからである。

　上述した第４実施形態の情報処理システム１の一例では、ユーザが時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１と右端部分ＢＴ２との間の任意の部分ＢＲ３を例えばタップすることによって、現在時刻と最遠将来時刻との間の将来時刻の入力が行われ、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおけるその将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数が移動端末ＭＴの画面上に表示される。
　第４実施形態の情報処理システム１の更に他の例では、ユーザが任意の将来時刻（例えば最遠将来時刻より遠い将来の時刻など）を移動端末ＭＴに入力することによって、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおけるその将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数が移動端末ＭＴの画面上に表示されてもよい。

＜第５実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第５実施形態について説明する。
　第５実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第５実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリ情報取得部１１Ｂが、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１２９～段落０１３２に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着予定時刻における移動端末ＭＴが到着するバッテリステーションに格納されている複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態を推定する。
　詳細には、バッテリ情報取得部１１Ｂは、例えば特許第６３６３７５４号公報の段落０１３１に記載された推定部と同様の技術を用いることによって、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着予定時刻までの複数のバッテリＢＴのそれぞれの充電状態の変化量を推定する。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、移動端末ＭＴの移動の目的地の入力を受け付けると、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５は、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた目的地、位置検出部ＭＴ３によって検出された移動端末ＭＴの現在位置、地図情報などに基づいて、移動端末ＭＴの現在位置から目的地までの経路案内を行う。また、ナビゲーション機能部ＭＴ５は、目的地として入力されたバッテリステーション（複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか）に移動端末ＭＴが到着する到着時刻を予測（算出）し、表示部ＭＴ４は、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻に相当する右端部分ＢＲ２（図７参照）を有する時刻入力バーＢＲ（図７参照）を移動端末ＭＴの画面に表示する。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５が、目的地として入力されたバッテリステーション（複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか）に移動端末ＭＴが到着する到着時刻を予測（算出）すると、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２がナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻の入力を受け付ける必要なく、ナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻を示す情報が、通信部ＭＴ１によって情報処理装置１１に送信され、情報処理装置１１の到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得される。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、到着時刻決定部１１Ｆが、到着時刻情報取得部１１Ｅによって取得された情報が示す複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかへの移動端末ＭＴの到着時刻（移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻）を、移動端末ＭＴが複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに到着する時刻である移動端末到着時刻として決定する。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、バッテリ情報取得部１１Ｂによる上述した推定の結果に基づいて、移動端末ＭＴの画面上に、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか（目的地として設定されたバッテリステーション）におけるそのバッテリステーションへの移動端末ＭＴの到着時刻（詳細には、移動端末ＭＴのナビゲーション機能部ＭＴ５によって予測（算出）された到着時刻）までの将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを生成する。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれか（目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２）におけるそのバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　その結果、第５実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、複数のバッテリステーション１２、１２－２、１２－３のいずれか（目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２）におけるそのバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を移動端末ＭＴの画面上に表示することもできる。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、現在時刻と目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻との間の任意時刻の入力を受け付ける機能を有する。移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける任意時刻は、現在時刻と、目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻との間で変更可能である。

　図７は現在時刻と、目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻と、それらの間の任意時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける任意時刻）との一例を説明するための第５実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。
　図７に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、任意時刻の入力を受け付けるための時刻入力バーＢＲを移動端末ＭＴの画面に表示する。時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１が現在時刻に相当する。時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻に相当する。ユーザは、時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１と右端部分ＢＲ２との間の任意の部分ＢＲ３を例えばタップすることによって、現在時刻とバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻との間の任意時刻の入力を行う。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた任意時刻を示す情報が、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信される。
　移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が任意時刻の入力を受け付けた場合に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、目的地として設定された例えばバッテリステーション１２－２における任意時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するためのデータを生成する。

　更に、第５実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成されたバッテリステーション１２－２における任意時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２－２における任意時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示する。
　図７に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２－２における任意時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「７個」を移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　第５実施形態の情報処理システム１の一例では、例えばユーザが時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１から右端部分ＢＴ２まで複数の部分ＢＲ３を順次タップすることによって、ユーザは、目的地に設定されたバッテリステーション１２－２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数の現在時刻からバッテリステーション１２－２への移動端末ＭＴの到着時刻までの経時変化を認識することができる。

＜第６実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第６実施形態について説明する。
　第６実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第４実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第６実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第４実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　図８は現在時刻と、最遠将来時刻と、それらの間の将来時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻）との一例を説明するための第６実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。
　図８に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、将来時刻の入力を受け付けるための時刻入力バーＢＲを移動端末ＭＴの画面に表示する。時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１が現在時刻に相当する。時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、現在時刻から所定時間（例えば１時間）経過後の時刻である最遠将来時刻に相当する。ユーザは、時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１と右端部分ＢＲ２との間の任意の部分ＢＲ３を例えばタップすることによって、現在時刻と最遠将来時刻との間の将来時刻の入力を行う。

　第６実施形態の情報処理システム１の一例では、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた将来時刻を示す情報が、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信される。
　移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が将来時刻の入力を受け付けた場合に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる色によって移動端末ＭＴの画面上に表示するためのデータを生成する。

　更に、第６実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる色によって移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる色によって移動端末ＭＴの画面上に表示する。
　図８に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「８個」を、「８個」の図形によって移動端末ＭＴの画面上に表示すると共に、「黄色」（利用可能な状態のバッテリＢＴの数が中程度であることを示す色）のバッテリステーション１２の枠によって移動端末ＭＴの画面上に表示する。また、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２－２における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「４個」を、「４個」の図形によって移動端末ＭＴの画面上に表示すると共に、「赤色」（利用可能な状態のバッテリＢＴの数が少ないことを示す色）のバッテリステーション１２－２の枠によって移動端末ＭＴの画面上に表示する。更に、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２－３における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を、「１０個」の図形によって移動端末ＭＴの画面上に表示すると共に、「青色」（利用可能な状態のバッテリＢＴの数が多いことを示す色）のバッテリステーション１２－３の枠によって移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　第６実施形態の情報処理システム１の一例では、ユーザは、移動端末ＭＴの画面を注視しづらい環境下においても、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる色によって容易に認識することができる。

＜第７実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第７実施形態について説明する。
　第７実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第４実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第７実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第４実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　図９は現在時刻と、最遠将来時刻と、それらの間の将来時刻（移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が入力を受け付ける将来時刻）との一例を説明するための第７実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面を示す図である。
　図９に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、将来時刻の入力を受け付けるための時刻入力バーＢＲを移動端末ＭＴの画面に表示する。時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１が現在時刻に相当する。時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、現在時刻から所定時間（例えば１時間）経過後の時刻である最遠将来時刻に相当する。ユーザは、時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１と右端部分ＢＲ２との間の任意の部分ＢＲ３を例えばタップすることによって、現在時刻と最遠将来時刻との間の将来時刻の入力を行う。

　第７実施形態の情報処理システム１の一例では、入力部ＭＴ２が入力を受け付けた将来時刻を示す情報が、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信される。
　移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が将来時刻の入力を受け付けた場合に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる大きさの図形を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示するためのデータを生成する。

　更に、第７実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１が、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる大きさの図形を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを受信する。
　移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる大きさの図形を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示する。
　図９に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「８個」を、所定の大きさ（利用可能な状態のバッテリＢＴの数が中程度であることを示す大きさ）の「８個」の図形を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示する。また、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２－２における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「４個」を、上述した「８個」の図形より小さい（利用可能な状態のバッテリＢＴの数が少ないことを示す大きさの）「４個」の図形を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示する。更に、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、バッテリステーション１２－３における将来時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を、上述した「８個」の図形より大きい（利用可能な状態のバッテリＢＴの数が多いことを示す大きさの）「１０個」の図形を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　第７実施形態の情報処理システム１の一例では、ユーザは、移動端末ＭＴの画面を注視しづらい環境下においても、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２、１２－２、１２－３のそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数に応じた異なる大きさの図形によって容易に認識することができる。

＜第８実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第８実施形態について説明する。
　第８実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第８実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　第８実施形態の情報処理システム１の一例では、表示データ生成部１１Ｃが、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかから貸し出されるバッテリＢＴを利用するユーザによって使用される移動端末ＭＴに、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのそれぞれにおける利用可能な状態のバッテリＢＴの数を表示するための表示データを複数のモードで生成可能である。

　図１０は第８実施形態の情報処理システム１のバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」の表示の複数の表示モードを説明するための図である。詳細には、図１０（Ａ）は第８実施形態の情報処理システム１のバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」の第１表示モードの一例を示しており、図１０（Ｂ）は第８実施形態の情報処理システム１のバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」の第２表示モードの一例を示している。

　図１０（Ａ）に示す例（第１表示モード）では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃが、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を、１０個の図形ＦＧ０１～ＦＧ１０を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを生成する。移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を、１０個の図形ＦＧ０１～ＦＧ１０を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示する。
　図１０（Ｂ）に示す例（第２表示モード）では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃが、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を、５個の図形ＦＧＡ～ＦＧＥを用いて移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを生成する。移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４は、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された表示データに基づいて、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」を、５個の図形ＦＧＡ～ＦＧＥを用いて移動端末ＭＴの画面上に表示する。

　第８実施形態の情報処理システム１の一例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、例えばユーザによる第１表示モードおよび第２表示モードのいずれかの入力を受け付ける。
　例えばユーザによって使用される電動バイクが、１つのバッテリＢＴから供給される電力によって駆動される場合、ユーザは、図１０（Ａ）に示す第１表示モードを選択する。例えばユーザによって使用される電動バイクが、２つのバッテリＢＴから供給される電力によって駆動される場合、ユーザは、図１０（Ｂ）に示す第２表示モードを選択する。

　換言すれば、第８実施形態の情報処理システム１の一例では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成される表示データが、例えばバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数を、バッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴに対応する図形ＦＧ０１～ＦＧ１０、ＦＧＡ～ＦＧＥの数を用いて移動端末ＭＴの画面上に表示するためのデータである。
　移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２は、移動端末ＭＴの画面上に表示される図形ＦＧ０１～ＦＧ１０の１個当たりのバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１個」の入力（つまり、図１０（Ａ）に示す第１表示モードの入力）を受け付ける機能と、移動端末ＭＴの画面上に表示される図形ＦＧＡ～ＦＧＥの１個当たりのバッテリステーション１２における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「２個」の入力（つまり、図１０（Ｂ）に示す第２表示モードの入力）を受け付ける機能とを有する。
　そのため、第８実施形態の情報処理システム１の一例では、ユーザによる情報処理システム１の利用しやすさを向上させることができる。

＜第９実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第９実施形態について説明する。
　第９実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第９実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　図１１は第９実施形態の情報処理システム１の移動端末ＭＴの画面の一例を示す図である。
　図１１に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、将来時刻の入力を受け付けるための時刻入力バーＢＲを移動端末ＭＴの画面に表示する。時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１が現在時刻に相当する。時刻入力バーＢＲの右端部分ＢＲ２が、現在時刻から所定時間（例えば１時間）経過後の時刻である最遠将来時刻に相当する。ユーザは、時刻入力バーＢＲの左端部分ＢＲ１と右端部分ＢＲ２との間の任意の部分ＢＲ３を例えばタップすることによって、現在時刻と最遠将来時刻との間の将来時刻の入力を行う。

　図１１に示す例では、バッテリステーション１２－３に格納されている複数のバッテリＢＴの充電に、発電設備１３において発電されてバッテリステーション１２－３に供給される電力が用いられる。詳細には、発電設備１３からバッテリステーション１２－３に供給されてバッテリＢＴの充電に用いられる電力が、再生可能エネルギーにより発電された電力である。
　そのため、情報処理装置１１の発電情報取得部１１Ｇは、発電設備１３からバッテリステーション１２－３に供給されてバッテリＢＴの充電に用いられる電力が、再生可能エネルギーにより発電された電力であることをを示す発電情報を、バッテリステーション１２－３からネットワークＮＷを介して取得する。

　第９実施形態の情報処理システム１では、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃが、発電情報取得部１１Ｇによって取得された発電情報に基づいて、バッテリステーション１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴが、再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであるか、あるいは、非再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかを判別する機能を有する。
　図１１に示す例では、表示データ生成部１１Ｃが、発電情報取得部１１Ｇによって取得された発電情報に基づいて、バッテリステーション１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴが、再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであると判別する。

　第９実施形態の情報処理システム１では、表示データ生成部１１Ｃによって生成される表示データは、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴの数をユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示し、かつ、バッテリＢＴが、再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであるか、あるいは、非再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかを識別可能に表示するためのデータである。
　図１１に示す例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、地図が表示された移動端末ＭＴの画面上に、バッテリステーション１２－３における利用可能な状態のバッテリＢＴの数「１０個」をユーザが視覚的に認識可能な表示態様（１０個の図形を用いた表示態様）で表示し、かつ、バッテリＢＴが、再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかことを識別可能に（例えば緑色で）表示する。
　そのため、図１１に示す例では、ユーザがエネルギーの効率化に貢献しやすくすることができる。

＜第１０実施形態＞
　以下、本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの第１０実施形態について説明する。
　第１０実施形態の情報処理システム１は、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様に構成されている。従って、第１０実施形態の情報処理システム１によれば、後述する点を除き、上述した第１実施形態の情報処理システム１と同様の効果を奏することができる。

　上述したように第１実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリＢＴに蓄えられた電力が、ユーザによって使用される電動バイク（電動式の自動二輪車、電動式の三輪バイク等も含む）を駆動するために用いられる。
　一方、第１０実施形態の情報処理システム１の一例では、バッテリＢＴに蓄えられた電力が、電動バイク以外の負荷を駆動するために用いられる。電動バイク以外の負荷には、例えば電動自転車、小型コミュータ、電動カート、電動式移動体、作業機械の電源、電気機器の電源、電動式作業機械などが含まれる。電動式移動体には、例えば電動式の自動車、自動二輪車、動力ユニットを有する立ち乗り用の乗り物、船舶、飛行体などが含まれる。電動式の自動車には、電気自動車が含まれるのみならず、ガソリン車、ディーゼル車、燃料電池自動車などの機能を併せ持つ自動車も含まれる。電動式の船舶には、例えば電動式の船、ホバークラフト、水上バイク、潜水艦、潜水艇、水中スクータ等が含まれる。電動式の飛行体には、電動式の飛行機、飛行船、風船、気球、ヘリコプター、ドローン等が含まれる。電動式作業機械には、電動式の耕うん機、除雪機、芝刈機、刈払機、草刈機、高圧洗浄機、ブロワー、ランマー、ＢＩＰＳ（Battery　Inverter　Power　Source）等が含まれる。

＜第１～第１０実施形態の変形例＞
　第１～第１０実施形態の情報処理システム１の変形例では、例えば情報処理装置１１が、例えば特許第６３６３７５４号公報の図５に記載された予約管理部などと同様の機能を有する。
　つまり、第１～第１０実施形態の情報処理システム１の変形例では、移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、例えば移動端末ＭＴの使用者（バッテリＢＴを利用するユーザ）等による複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに格納されているバッテリＢＴの貸し出し予約の入力を受け付ける機能を有する。

　第１～第１０実施形態の情報処理システム１の変形例では、入力部ＭＴ２が入力を受け付けたバッテリＢＴの貸し出し予約を示す情報が、通信部ＭＴ１によってネットワークＮＷを介して情報処理装置１１に送信される。
　移動端末ＭＴの入力部ＭＴ２が、複数のバッテリステーション１２、１２－２、…、１２－Ｎのいずれかに格納されているバッテリＢＴの貸し出し予約の入力を受け付けた場合に、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃは、現在時刻に利用可能な状態であって貸し出し予約済みのバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データを生成する。

　移動端末ＭＴの通信部ＭＴ１は、情報処理装置１１の表示データ生成部１１Ｃによって生成された現在時刻に利用可能な状態であって貸し出し予約済みのバッテリＢＴの数を移動端末ＭＴの画面上に表示するための表示データ等を受信する。
　その結果、第１～第１０実施形態の情報処理システム１の変形例では、移動端末ＭＴの表示部ＭＴ４が、現在時刻に利用可能な状態であって貸し出し予約済みのバッテリＢＴの数などを移動端末ＭＴの画面上に表示することができる。

　図１２は第１～第１０実施形態の情報処理システム１の変形例の移動端末ＭＴの画面を示す図である。
　詳細には、図１２（Ａ）はバッテリステーション１２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「８個」が表示されると共に、現在時刻から所定時間経過後に利用可能な状態になるバッテリＢＴの数「２個」が点滅表示されている移動端末ＭＴの画面を示している。
　図１２（Ｂ）はバッテリステーション１２における現在時刻に利用可能な状態のバッテリＢＴの数「４個」が表示されると共に、現在時刻に利用可能な状態であって貸し出し予約済みのバッテリＢＴの数「２個」が表示されている移動端末ＭＴの画面を示している。

　以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上述した各実施形態および各例に記載の構成を組み合わせてもよい。

　なお、上述した実施形態における情報処理システム１が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
　また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ－ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。

１…情報処理システム、１１…情報処理装置、１１Ａ…通信部、１１Ｂ…バッテリ情報取得部、１１Ｃ…表示データ生成部、１１Ｄ…到着時刻推定部、１１Ｅ…到着時刻情報取得部、１１Ｆ…到着時刻決定部、１１Ｇ…発電情報取得部、１２、１２－２、１２－３、１２－Ｎ…バッテリステーション、１２Ａ…充電設備、１２Ａ１…充電制御部、１２Ａ２…充電管理部、１２Ａ３…通信部、１３…発電設備、１４…電力系統、ＢＴ…バッテリ、ＭＴ…移動端末、ＭＴ１…通信部、ＭＴ２…入力部、ＭＴ３…位置検出部、ＭＴ４…表示部、ＭＴ５…ナビゲーション機能部、ＢＲ…時刻入力バー、ＢＲ１…左端部分、ＢＲ２…右端部分

Claims

　バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置であって、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部と、
　前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成部とを備え、
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、
　情報処理装置。
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記地図が表示された前記移動端末の前記画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を数字以外の表示態様で表示するためのデータである、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、前記地図が表示された前記移動端末の前記画面上に、複数のバッテリステーションを表示すると共に、前記複数のバッテリステーションのそれぞれにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記移動端末が前記バッテリステーションに到着する時刻である移動端末到着時刻を決定する到着時刻決定部を備え、
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、
　前記バッテリステーションにおける現在時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数と、前記バッテリステーションにおける前記移動端末到着時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数とを前記移動端末の前記画面上に識別可能に表示するためのデータである、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記移動端末は、
　前記移動端末の移動の目的地の入力を受け付ける機能と、
　前記移動端末の現在位置から前記目的地までの経路案内を行う機能とを有し、
　前記移動端末が前記目的地として前記バッテリステーションの入力を受け付けた場合であって、前記移動端末が前記現在位置から前記目的地までの経路案内を行う場合に、
　前記表示データ生成部は、
　前記バッテリステーションにおける前記移動端末到着時刻に利用可能な状態な前記バッテリの数を前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータを生成する、
　請求項４に記載の情報処理装置。
　前記移動端末は、将来時刻の入力を受け付ける機能を有し、
　前記移動端末が入力を受け付ける前記将来時刻は、現在時刻と、前記現在時刻から所定時間経過後の最遠将来時刻との間で変更可能であり、
　前記移動端末が前記将来時刻の入力を受け付けた場合に、
　前記表示データ生成部は、
　前記バッテリステーションにおける前記将来時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数を前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータを生成する、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記移動端末は、前記画面に表示される前記地図の縮尺の入力を受け付ける機能を有し、
　前記移動端末が入力を受け付ける前記縮尺が大きいほど、現在時刻から所定時間経過後の最遠将来時刻は、現在時刻に近くなる、
　請求項２、３又は６に記載の情報処理装置。
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数に応じた異なる色によって前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータであるか、あるいは、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数に応じた異なる大きさの図形を用いて前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータである、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリに対応する図形の数を用いて前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータであり、
　前記移動端末は、前記画面上に表示される前記図形１つ当たりの前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数の入力を受け付ける機能を有する、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　発電設備から前記バッテリステーションに供給されて前記バッテリの充電に用いられる電力が、再生可能エネルギーにより発電された電力であるか否かを示す情報である発電情報を取得する発電情報取得部を備え、
　前記表示データ生成部は、
　前記発電情報取得部によって取得された前記発電情報に基づいて、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリが、再生可能エネルギーにより発電された電力を所定割合以上用いて充電されたバッテリであるか、あるいは、非再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかを判別する機能を有し、
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示し、かつ、前記バッテリが、再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるか、あるいは、非再生可能エネルギーにより発電された電力を前記所定割合以上用いて充電されたバッテリであるかを識別可能に表示するためのデータである、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記移動端末が前記バッテリステーションに到着する時刻である移動端末到着時刻を決定する到着時刻決定部を備え、
　前記移動端末は、
　前記移動端末の移動の目的地の入力を受け付ける機能と、
　前記移動端末の現在位置から前記目的地までの経路案内を行う機能と、
　現在時刻と前記移動端末到着時刻との間の任意時刻の入力を受け付ける機能とを有し、
　前記移動端末が入力を受け付ける前記任意時刻は、前記現在時刻と前記移動端末到着時刻との間で変更可能であり、
　前記表示データ生成部は、
　前記バッテリステーションにおける前記任意時刻に利用可能な状態の前記バッテリの数を前記移動端末の前記画面上に表示するためのデータを生成する、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションと、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得部を有する情報処理装置とを備え、
　前記情報処理装置は、
　前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成部を備え、
　前記表示データ生成部によって生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、
　情報処理システム。
　バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置の情報処理方法であって、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得ステップと、
　前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成ステップとを備え、
　前記表示データ生成ステップにおいて生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、
　情報処理方法。
　バッテリの充電を行う充電制御部と、前記バッテリが利用可能な状態であるか否かを判定する充電管理部とを有するバッテリステーションを備える情報処理システムに備えられる情報処理装置を構成するコンピュータに、
　前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を示す情報を取得するバッテリ情報取得ステップと、
　前記バッテリを利用するユーザによって使用される移動端末に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を表示するための表示データを生成する表示データ生成ステップとを実行させるためのプログラムであって、
　前記表示データ生成ステップにおいて生成される前記表示データは、地図が表示された前記移動端末の画面上に、前記バッテリステーションにおける利用可能な状態の前記バッテリの数を前記ユーザが視覚的に認識可能な表示態様で表示するためのデータである、
　プログラム。