WO2024004108A1 - 内燃機関システムおよび車両 - Google Patents

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Abstract

コンプレッサの回り過ぎを防止することが可能な内燃機関システムおよび車両は、吸気通路に配置され、吸気通路から内燃機関に吸入される空気を加圧するように回転するコンプレッサと、内燃機関に吸入される空気の圧力である過給圧を検出するセンサと、内燃機関の運転状態に対応する過給圧の目標値とセンサの検出値との間の偏差に基づいて、過給圧をフィードバック制御する制御部と、を備え、制御部は、偏差が所定値内に収まらない状態が所定時間以上継続した場合、さらに予め定められたフィードフォワード量に基づいて、過給圧を制御する。

Description

内燃機関システムおよび車両
 本開示は、内燃機関システムおよび車両に関する。
 例えば、内燃機関からの排気が吹き付けられることにより回転可能なタービンホイールを有するタービンと、吸気通路に配置され、タービンホイールの回転に伴い回転することで、内燃機関に吸入される空気を加圧するコンプレッサと、エンジンの運転状態に基づいて、内燃機関に送り込む圧縮した空気の圧力である過給圧(ブースト圧)を制御する制御部とを備えたターボチャージャの制御装置が知られている。
 特許文献1には、吸気通路を開閉する吸気スロットルバルブと、過給圧が目標値となるように吸気スロットルバルブの開度をフィードバック制御する制御部とを備えた内燃機関システムが開示されている。
日本国特開2016-94828号公報
 車両が平地を走行するときの平地走行時と、車両が高地を走行するときの高地走行時とにおいて、高地では平地に比べ空気が薄い分、多めの空気量を内燃機関へ供給する必要がある。多めの空気量を内燃機関へ供給するため、コンプレッサを高回転で回し続けることにより、過給圧を上昇させる必要がある。
 ところで、コンプレッサの耐久性の観点から、コンプレッサの回し過ぎを防止する必要がある。特許文献1に記載の内燃機関システムでは、コンプレッサを回し過ぎないよう吸気スロットルバルブを絞るフィードバック制御を実行することが可能である。しかし、フィードバック制御の応答が遅れることで、コンプレッサが回り過ぎる場合がある。これにより、コンプレッサの耐久性が低下するおそれがある。
 本開示の目的は、コンプレッサの回り過ぎを防止することが可能な内燃機関システムおよび車両を提供することである。
 上記の目的を達成するため、本開示における内燃機関システムは、
 吸気通路に配置され、前記吸気通路から内燃機関に吸入される空気を加圧するように回転するコンプレッサと、
 前記内燃機関に吸入される空気の圧力である過給圧を検出するセンサと、
 前記内燃機関の運転状態に対応する前記過給圧の目標値と前記センサの検出値との間の偏差に基づいて、前記過給圧をフィードバック制御する制御部と、
 を備え、
 前記制御部は、前記偏差が所定値内に収まらない状態が所定時間以上継続した場合、さらに予め定められたフィードフォワード量に基づいて、前記過給圧を制御する。
 本開示における車両は、
 上記の内燃機関システムを備える。
 本開示によれば、コンプレッサの回り過ぎを防止することができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システムを模式的に示す図である。 図2は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システムの機能ブロック図である。 図3は、制御部による処理の一例を示すフローチャートである。
 以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
 図1は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システム100を模式的に示す図である。内燃機関1は、車両(不図示)に走行用動力源として搭載される。例えば、内燃機関1は、図1に示すように、4つの気筒2(シリンダ)が一例に並べられた直列4気筒のディーゼルエンジンとして構成され、気筒2内に噴射された燃料を圧縮行程で拡散燃焼させる。気筒2は、シリンダブロック3に形成されている。気筒2の上部はシリンダヘッド(不図示)により塞がれている。
 図1に示すように、各気筒2には、吸気通路10および排気通路20のそれぞれが接続されている。吸気通路10は、吸気マニホールド11および複数の吸気ポート12を有している。吸気ポート12は、1つの気筒2に対して所定個(図1では2つ)ずつ配置されている。吸気ポート12は、タンジェンシャルポート13とヘリカルポート14とを有している。
 吸気通路10には、エアクリーナ15、インタークーラ16、吸気スロットルバルブ17および圧力センサ18のそれぞれが配置されている。
 エアクリーナ15は、外部から取り込まれる空気をフィルタで濾過することで、空気中の塵埃を除去する。
 インタークーラ16は、可変容量型ターボチャージャ30(過給機)で圧縮された吸気を冷却することで、吸気密度を高める。
 吸気スロットルバルブ17は、吸気通路10におけるインタークーラ16と吸気マニホールド11との間に配置されている。吸気スロットルバルブ17の開度は、アクチュエータ33により調整される。アクチュエータ33はECU60(後述する)に制御される。
 圧力センサ18は、吸気通路10における吸気スロットルバルブ17と吸気マニホールド11との間に配置されている。圧力センサ18は、吸気マニホールド11へ過給される吸気の過給圧を検出する。過給圧の検出値(以下、「実過給圧」という)はECU60(後述する)に入力される。
 図1に示すように、排気通路20は、排気マニホールド21および排気ポート22を有している。排気ポート22は1つの気筒2に対して所定個(図1では1つ)配置されている。排気ポート22のそれぞれは排気マニホールド21に接続されている。排気マニホールド21には、タービン31を介して後処理装置40が接続されている。
 後処理装置40は、例えば、排気上流側に配置される酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst:DOC)およびディーゼル・パティキュレート・フィルタ(Diesel Particulate Filter:DPF)、および、排気下流側に配置される選択的還元触媒(Selective Catalytic Reduction:SCR)で構成されている。DOCは、未燃燃料を酸化して排気温度を上昇させるとともに、排気中のNO(一酸化窒素)を酸化してNO(二酸化窒素)を生成する。DPFは、排気中の粒子状物質を捕集する。SCRは、排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化するNOx触媒として、尿素水から排気熱により加水分解されて生成されるアンモニアを用いて排気中のNOxを選択的に還元浄化する。
 排気マニホールド21には、EGR通路50の一端部が接続されている。EGR通路50の他端部は、タンジェンシャルポート13に接続されている。EGR通路50には、EGRクーラ51およびEGRバルブ52が配置されている。EGRクーラ51は、その内部をエンジン冷却水が通過するものであって、EGR通路50を通過するEGRガス(排気通路20に排出された排気の一部)をエンジン冷却水と熱交換することにより冷却する装置である。EGRバルブ52は、運転条件(例えば、冷却水温度)に合わせてEGR通路50を開閉する。
 可変容量型ターボチャージャ30は、タービン31およびコンプレッサ32を有している。タービン31とコンプレッサ32とは、ターボ軸で連結される。なお、可変容量型ターボチャージャ30は過給機の一例であって、過給機は可変容量型ターボチャージャ30に限定されるものではない。
 タービン31は、排気マニホールド21からの排気によってターボ軸を回転する。タービン31は、内燃機関1からの排気が吹き付けられることにより回転可能なタービンホイール(不図示)を有する。
 タービン31は、さらに、可変ベーン(不図示)を有している。可変ベーンの開度は変更可能に構成される。可変ベーンの開度はECU60(後述する)により制御される。可変ベーンの開度を変更することで、タービンホイールに吹き付けられる排気流量が変化する。これにより、タービン31の回転数を増減させることが可能となる。
 コンプレッサ32は、吸気通路10においてエアクリーナ15とインタークーラ16との間に配置されている。コンプレッサ32は、インペラ(不図示)を有し、インペラがターボ軸と一体に回転することにより、吸気を圧縮する。これにより、吸気がインタークーラ16を介して吸気マニホールド11へ過給される。
 制御装置は、例えば電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)により構成される。ECU60は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力装置および出力装置を有している。CPUは、ROMに格納されたプログラムをRAMに展開して所定の機能を実行する。
 ECU60は、取得部61と、制御部62と、記憶部63とを備えている。取得部61は、圧力センサ18により検出された実過給圧を取得する。ここでは、ROMまたはRAMが記憶部63に対応する。
 制御部62は、エンジン回転数とアクセル開度とに基づいて、タービン31(コンプレッサ32)の回転数を制御し、過給圧を制御する。エンジン回転数は、センサ(不図示)により検出され、センサの検出結果はECU60に入力される。アクセル開度は、センサ(不図示)により検出され、センサの検出結果はECU60に入力される。
 制御部62は、吸気マニホールド11へ過給される過給圧の目標値(以下、「目標過給圧」という)と実過給圧との間の偏差に基づいて、過給圧をフィードバック制御部するフィードバック制御部64を有する(図2参照)。なお、目標過給圧は、内燃機関1の運転状態(例えば、アクセル開度)からを求められる。具体的には、フィードバック制御部64は、偏差に基づいて開度指示値(以下、「FB量」という)を算出し、算出した開度指示値(FB量)に基づいて吸気スロットルバルブ17の開度を変更するようにアクチュエータ33をフィードバック制御する。ここで、フィードバック制御は、例えば、偏差、偏差の積分および微分の3つの要素によって開度指示値(FB量)を算出するPID制御(Proportional Integral Differential Controller、PID Controller)である。
 車両が平地を走行するときの平地走行時と、車両が高地を走行するときの高地走行時とにおいて、高地では平地に比べ空気が薄い分、多めの空気量を内燃機関1へ供給する必要があるため、コンプレッサ32を高回転で回し続けることにより、過給圧を上昇させる必要がある。ところで、コンプレッサ32の耐久性の低下を抑える観点から、コンプレッサ32の回し過ぎを防止する必要がある。しかし、フィードバック制御部64が、コンプレッサ32を回し過ぎないよう吸気スロットルバルブ17を絞るフィードバック制御を実行する場合において、フィードバック制御の応答が遅れることで、コンプレッサ32の回し過ぎを防止できないという問題がある。
 図2は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システム100の機能ブロック図である。図2に示すように、制御部62はフィードフォワード制御部65を有している。フィードフォワード制御部65は、目標過給圧と実過給圧との間の偏差が所定値内に収まるか否について判定する。フィードフォワード制御部65は、偏差が所定値内に収まらない状態(以下、「所定値外状態」という)が所定時間以上継続するか否かについて判定する。なお、所定値や所定時間については、コンプレッサ32の耐久性の低下を抑える観点から、実験や、シミュレーションにより求めることが可能である。
 フィードフォワード制御部65は、所定値外状態の継続時間が所定時間以上である場合、さらに予め定められたフィードフォワード量(以下、「FF量」という)に基づいて、アクチュエータ33を制御する。具体的には、フィードフォワード制御部65は、所定値外状態の継続時間が所定時間以上である場合、フィードバック制御部64によるFB量にFF量を追加(加算)する。
 フィードフォワード制御部65は、大気圧に基づいてFF量を算出する。大気圧はセンサ(不図示)により検出され、ECU60に入力される。FF量と大気圧とが関係付けられたマップが予め作成される。マップは記憶部63に記憶される。フィードフォワード制御部65は、センサにより検出された大気圧に基づき上記のマップを参照して、FF量を算出する。
 本実施の形態ではこれに限らず、フィードフォワード制御部65は、大気圧に代えてエンジン負荷に基づいて、FF量を算出してもよい。なお、エンジン負荷は公知の手段により算出可能であるため、ここでの説明を省略する。FF量とエンジン負荷とが関連付けられマップが作成される場合、作成されたマップは記憶部63に記憶される。フィードフォワード制御部65は、エンジン負荷に基づきマップを参照して、FF量を算出する。
 なお、フィードフォワード制御部65は、大気圧およびエンジン負荷に基づいてFF量を算出してもよい。大気圧およびエンジン負荷とFF量とが関連付けられマップが作成される場合、作成されたマップは記憶部63に記憶される。フィードフォワード制御部65は、大気圧およびエンジン負荷に基づきマップを参照して、FF量を算出する。
 次に、制御部62による処理について説明する。図3は、制御部62による処理の一例を示すフローチャートである。本フローは、内燃機関1の運転中において、所定の時間間隔で繰り返し実行される。なお、以下の説明では、ECU60が取得部61および制御部62(フィードバック制御部64、フィードフォワード制御部65)の各機能を有するものとして説明する。
 先ず、ステップS100において、ECU60は、圧力センサ18の検出結果である実過給圧を取得する。
 次に、ステップS110において、ECU60は、目標過給圧と実過給圧との間の偏差を算出する。
 次に、ステップS120において、ECU60は、偏差に基づいてFB量を算出し、算出したFB量によりアクチュエータ33をフィードバック制御する。
 次に、ステップS130において、ECU60は、所定値外状態の継続時間が所定時間以上であるか否かについて判定する。所定値外状態の継続時間が所定時間以上である場合(ステップS130:YES)、処理はステップS140に遷移する。所定値外状態の継続時間が所定時間以上でない場合(ステップS130:NO)、図3に示すフローは終了する。
 ステップS140において、ECU60は、大気圧に基づいてFF量を算出し、算出したFF量を、フィードバック制御によるFB量に追加する。その後、図3に示すフローは終了する。
 上記実施の形態に係る内燃機関システム100は、内燃機関1からの排気が吹き付けられることにより回転可能なタービンホイールを有するタービン31と、吸気通路10に配置され、タービンホイールの回転に伴い回転することで、内燃機関1に吸入される空気を加圧するコンプレッサ32と、内燃機関1に吸入される空気の圧力である過給圧を検出する圧力センサ18と、内燃機関1の運転状態に対応する過給圧の目標値と圧力センサ18の検出値との間の偏差に基づいて、過給圧をフィードバック制御する制御部62と、を備え、制御部62は、偏差が所定値内に収まらない状態が所定時間以上継続した場合、さらに予め定められたFF量に基づいて、過給圧を制御する。
 上記の構成によれば、フィードバック制御の応答が遅れた場合であっても、フィードバック制御によるFB量にFF量が追加されることにより、吸気スロットルバルブ17の絞り制御が遅延しないため、コンプレッサ32の回り過ぎを防止することが可能となる。ひいては、コンプレッサ32の耐久性の低下を抑えることが可能となる。
 また、上記実施の形態に係る内燃機関システム100においては、FF量は、大気圧およびエンジン負荷の少なくとも一方に基づいて定められる。これにより、大気圧などの車両の周囲環境や、エンジン負荷などの運転環境に応じてコンプレッサ32の回転を制御することが可能となる。
 また、上記実施の形態に係る内燃機関システム100では、ECU60は、FF量に基づく過給圧の制御の開始から予め定められた上限時間を経過した場合、FF量に基づく過給圧の制御を終了する。これにより、上限時間を経過したら、一旦、フィードフォワード制御を解除し、フィードバック制御のみにすることで、フィードバック制御の応答遅れの有無を再度確認することが可能となる。なお、上限時間については、例えば発進時や加速時におけるエンジン負荷に十分に対応できる過給圧を得る観点から、実験や、シミュレーションにより求めることが可能である。
 なお、上記実施の形態において、フィードフォワード制御部65は、所定値外状態の継続時間が所定時間以上である場合、さらに予め定められたFF量に基づいて、アクチュエータ33を制御するが、本開示はコンプレッサ32の回り過ぎを防止することができればよく、アクチュエータ33を制御するものに限らない。例えば、可変ベーンの開度を変更することで、コンプレッサ32の回り過ぎを防止するようにしてもよい。フィードフォワード制御部65は、所定値外状態の継続時間が所定時間以上である場合、可変ベーンを所定の開度まで開く制御を実行する。これにより、タービン31の回転数を低減させることで、コンプレッサ32の回り過ぎを防止することが可能となる。
 また、フィードフォワード制御部65は、所定値外状態の継続時間が所定時間以上である場合、さらに予め定められたFF量に基づいて、アクチュエータ33を制御するとともに、予め定められたフィードフォワード量に基づいて可変ベーンの開度を制御するようにしてもよい。これにより、コンプレッサ32の回り過ぎをより確実に防止することが可能となる。
 その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
 本開示は、コンプレッサの回り過ぎを防止することが要求される内燃機関システムを備えた車両に好適に利用される。
 1 内燃機関
 2 気筒
 3 シリンダブロック
 10 吸気通路
 11 吸気マニホールド
 12 吸気ポート
 13 タンジェンシャルポート
 14 ヘリカルポート
 15 エアクリーナ
 16 インタークーラ
 17 吸気スロットルバルブ
 18 圧力センサ
 20 排気通路
 21 排気マニホールド
 22 排気ポート
 30 可変容量型ターボチャージャ
 31 タービン
 32 コンプレッサ
 33 アクチュエータ
 40 後処理装置
 50 EGR通路
 51 EGRクーラ
 52 EGRバルブ
 60 ECU
 61 取得部
 62 制御部
 63 記憶部
 64 フィードバック制御部
 65 フィードフォワード制御部
 100 内燃機関システム

Claims (6)

  1.  吸気通路に配置され、前記吸気通路から内燃機関に吸入される空気を加圧するように回転するコンプレッサと、
     前記内燃機関に吸入される空気の圧力である過給圧を検出するセンサと、
     前記内燃機関の運転状態に対応する前記過給圧の目標値と前記センサの検出値との間の偏差に基づいて、前記過給圧をフィードバック制御する制御部と、
     を備え、
     前記制御部は、前記偏差が所定値内に収まらない状態が所定時間以上継続した場合、さらに予め定められたフィードフォワード量に基づいて、前記過給圧を制御する、
     内燃機関システム。
  2.  前記フィードフォワード量は、大気圧および前記内燃機関の負荷の少なくとも一方に基づいて定められる、
     請求項1に記載の内燃機関システム。
  3.  前記制御部は、前記フィードフォワード量に基づく前記過給圧の制御の開始から予め定められた上限時間を経過した場合、前記フィードフォワード量に基づく前記過給圧の制御を終了する、
     請求項1に記載の内燃機関システム。
  4.  前記内燃機関に吸入される空気量を調整するように前記吸気通路を開閉する吸気スロットルバルブをさらに備え、
     前記制御部は、前記吸気スロットルバルブの開度を制御することで、前記過給圧を制御する、
     請求項1に記載の内燃機関システム。
  5.  前記内燃機関からの排気が吹き付けられることにより回転可能なタービンホイールを有するタービンをさらに備え、
     前記コンプレッサは、前記タービンホイールの回転に伴い回転する、
     請求項1に記載の内燃機関システムを備えた内燃機関システム。
  6.  請求項1から5のいずれか一項に記載の内燃機関システムを備えた車両。
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