WO2023281836A1 - 無人航空機、及び荷物保持部材 - Google Patents

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武志 橋本
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    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
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    • B64C27/04Helicopters
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
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    • B64C39/00Aircraft not otherwise provided for
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
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    • B64D9/00Equipment for handling freight; Equipment for facilitating passenger embarkation or the like

Abstract

無人航空機(100)は、荷物(BG1)を外気に晒した状態で、当該荷物(BG1)を搬送する無人航空機であって、浮揚して推進する無人航空機本体(1)と、無人航空機本体(1)の進行方向における荷物(BG1)の側面に配置された風よけ部を備える。

Description

無人航空機、及び荷物保持部材
 本発明は、無人航空機、及び荷物保持部材に関する。
 近年、ドローンと呼ばれる、無人航空機の開発が進んでいる。無人航空機の一例であるドローンは、無線によるリモート制御機器と、機体の姿勢や速度などを制御するフライトコントローラとを利用して、ユーザの送信機による操縦や、設定された場所への自動操縦で、飛行できる。
 ドローンで荷物を搬送する場合、航続距離を長く設定できるかが大きな課題となっている。航続距離を長く設定するため、機体本体を軽量化することや、飛行時の空気抵抗を抑制することが必要である。特許文献1には、ドローンの不適切な配置による、ドローンの作業効率が低くエネルギー消費が大きい課題を解決するドローンが開示されている(特許文献1の要約参照)。
特表2020―522428号公報
 特許文献1は、ドローンが飛行する際に受ける空気抵抗を低減することを目的としている。しかしながら、特許文献1に記載されたドローンは、植物に対して薬液スプレー作業と農作業管理などを行うことを目的に、専用に設計された液体貯蔵容器が取り付けられる。このドローンは、機体に荷物を吊り下げて搬送することは想定されておらず、機体に吊り下げた荷物に係る空気抵抗については考慮されていない。
 そこで、本発明では、機体本体外に荷物を保持して搬送する無人飛行機およびその荷物保持部材において、飛行時の空気抵抗を最小限にすることを、課題とする。
 すなわち、本発明の上記課題は、下記の構成により解決される。
(1)荷物を外気に晒した状態で、当該荷物を搬送する無人航空機であって、
 浮揚して推進する無人航空機本体と、
 前記無人航空機の進行方向における前記荷物の側面に配置された風よけ部を備える、無人航空機。
(2)前記風よけ部は、
 2以上の風よけ構造体を有し、
 前記2以上の風よけ構造体は、
 前記無人航空機の進行方向における前記荷物の側面に、お互いの重なりを可変可能に配置される、
 (1)に記載の無人航空機。
(3)前記無人航空機の進行方向側の前記荷物の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして保持する荷物保持部材を、
 さらに備える(1)又は(2)に記載の無人航空機。
(4)前記荷物保持部材は、
 前記無人航空機の進行方向とは逆側の前記荷物の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして保持する、
 (3)に記載の無人航空機。
(5)前記風よけ部は、
 前記荷物の進行方向に対して左右対称に形成される、
 (1)から(4)のうち、いずれか1つに記載の無人航空機。
(6)前記風よけ部は、
 前記荷物の進行方向に向かって、突出した凸形状を形成する、
 (1)から(5)のうち、いずれか1つに記載の無人航空機。
(7)前記風よけ部は、
 前記無人航空機の進行方向に沿って、流線型で形成される、
 (1)から(6)のうち、いずれか1つに記載の無人航空機。
(8)前記荷物保持部材は、
 前記荷物の進行方向に沿って相対的に移動可能な構造体を有し、
 前記構造体のうち下側に位置するものが、前記無人航空機の脚部を兼ねる、
 (3)または(4)に記載の無人航空機。
(9)前記無人航空機本体は、
 前記荷物保持部材を揺動可能に保持する、
 (3)または(4)に記載の無人航空機。
(10)前記無人航空機本体は、
 下側に前記荷物保持部材を回転自在に保持し、
 飛行中に、前記風よけ部を前記無人航空機又は前記荷物の進行方向に向けることが可能な制御部を備える、
 (3)または(4)に記載の無人航空機。
(11)外気に晒した状態で保持する荷物の進行方向に風よけ部を備える、
 荷物保持部材。
(12)前記風よけ部は、
 2以上の風よけ構造体を有し、
 前記2以上の風よけ構造体は、
 前記荷物の進行方向の側面に、お互いの重なりを可変可能に配置される、
 (11)に記載の荷物保持部材。
(13)前記風よけ部は、
 前記荷物の進行方向に対して左右対称に形成される、
 (11)または(12)に記載の荷物保持部材。
(14)前記風よけ部は、
 前記荷物の進行方向に向かって、突出した凸形状を形成する、
 (11)から(13)のうち何れか1つに記載の荷物保持部材。
 本発明によれば、無人飛行体、及び荷物保持部材において、機体本体外に荷物を保持して搬送する無人飛行機において、飛行時の空気抵抗を最小限にすることができる。
本実施形態に係る無人航空機の構成を示した斜視図である(その1)。 本実施形態に係る無人航空機の構成を示した斜視図である(その2)。 本実施形態に係る無人航空機の構成を示した斜視図である(その3)。 本実施形態に係る無人航空機の構成を示した斜視図である(その4)。 無人航空機の各機能部を示したブロック図である。 本実施形態に係る無人航空機の構成を示した平面図である。 本実施形態に係る無人航空機の風よけ部の拡大図である。 本実施形態に係る風よけ板の構成を示した説明図である。 本実施形態に係る風よけフレームの構成を示した説明図である。 無人航空機の荷物保持部材において、フレーム前にピニオンを設け、規制板にラックを設けた説明図である。 荷物の着脱時の様子を示した説明図である(その1)。 荷物の着脱時の様子を示した説明図である(その2)。 荷物の脱着時を示した無人航空機の左側面図である。 湾曲した風よけ板を有する無人航空機の全体を示した説明図である。 湾曲した風よけ板を有する無人航空機本体の先頭を示した拡大図である。 無人航空機の無人航空機本体が、フレームを有さない構造を示した説明図である(その1)。 無人航空機の無人航空機本体が、フレームを有さない構造を示した説明図である(その2)。 風よけフレームが、上下方向にスライド可能の係合された例を示した説明図である。 他の実施形態の無人航空機に、圧縮コイルばねを有する軸を備えた例を示した説明図である(その1)。 他の実施形態の無人航空機に、圧縮コイルばねを有する軸を備えた例を示した説明図である(その2)。 他の実施形態の無人航空機に、圧縮コイルばねを有する軸を備えた例を示した説明図である(その3)。 他の実施形態の無人航空機に、圧縮コイルばねを有する軸を備えた例を示した説明図である(その4)。
 以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、各図において、同一の構成については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
 <本実施形態>
[無人航空機の概要]
 図1A~図2Bは、本実施形態に係る無人航空機100の構成を示した説明図である。
 図1A,図1Bでは、荷物BG1を搬送する無人航空機100の斜視図を示している。図1Aは、無人航空機100を斜め前から見たときの斜視図であり、図1Bは無人航空機100を斜め後から見たときの斜視図である。
 図2A,図2Bでは、荷物BG1よりも小さい荷物BG2を搬送する無人航空機100の斜視図を示している。図2Aは、無人航空機100を斜め前から見たときの斜視図であり、図2Bは無人航空機100を斜め後から見たときの斜視図である。
 なお、実施形態では、無人航空機100の飛行する方向を+Y方向とし、無人航空機100の飛行方向に対して右側を-X方向とする。また、無人航空機100の飛行方向に対して左側を+Y方向とする。更に、無人航空機100の飛行する方向に対して垂直な横方向を、左右方向と記載する。
 また、無人航空機100は、ドローン、マルチコプタなど飛行体に関するものであって、特に無人で飛行するものを対象とする。そのため、プロペラ2の個数や無人航空機本体1の姿勢制御方法などに、限定されるものではない。
 図1A,図1Bに示すように、無人航空機100は、荷物BG1を外気に晒した状態で、当該荷物BG1を搬送する。無人航空機100は、浮揚して推進する無人航空機本体1と、無人航空機100の進行方向における荷物BG1の側面に配置された風よけ部(後述)を備えて構成されている。
 無人航空機本体1は、4つのプロペラ2と、フレーム3と、荷物保持部材とを備えて構成されている。
 図3は、本実施形態に係る無人航空機100の機能を示したブロック図である。
 図3に示すように、無人航空機100は、プロペラ2と、モータ22と、ESC(Electronic Speed Controller)21とを1セットとして、4セット備えるとともに、制御部20(フライトコントローラ)を備える電源分配盤24と、バッテリ23とを備えて構成されている。
 無人航空機100は、例えば、プロポーショナルシステム(proportional system)と呼ばれる送信機(図示せず)から、上昇、下降、前進、後進などの指示を制御部20で受信し、飛行する。自律飛行の場合、無人航空機100は、所定の位置から、位置情報と移動情報とに基づいて、所定の位置まで自律的に飛行する。
 制御部20は、各種センサ(図示せず)から情報を取得するとともに演算処理を実行し、各モータ22にどのような回転をさせるかESC21に指示を出力する。制御部20は、無人航空機100が飛行中、無人航空機100の傾き、角度など様々な情報を検知するとともに演算して、再帰的にESC21に、モータ22の回転数の命令を出力し続ける。なお、様々な情報には、例えば、GPS(Global Positioning System)、気圧、加速度、角速度、超音波など、各種センサによって取得可能な情報が含まれる。
 ESC21は、モータ回転数調整装置とも呼ばれ、制御部20から受信した指示に基づいて、モータ22を回転させる。モータ22は、プロペラ2を回転させることにより、無人航空機本体1の浮力を生成する。バッテリ23は、4つの各モータ22を駆動する電力を、制御部20の指示に基づいて供給する。
 図4は、無人航空機100の構成を上から見た平面図である。
 図4に示すように、4つのプロペラ2は、無人航空機本体1の前後左右4方向に、所定距離だけ離間して設置されている。4つのプロペラ2のそれぞれは、モータ22によって回転し、無人航空機本体1の浮力を生み出す役割を担っている。
 フレーム3は、無人航空機本体1の下部に回転自在に設けられている。フレーム3には、風よけフレーム4Bとフレーム前4Aとフレーム後6Aとが、無人航空機本体1の前後方向(図中の±Y方向)にスライド可能に係合されている。
 図1Aと図2Aに示すように、フレーム前4Aには、規制板8Aと規制板9Aとが、左右方向(図中の±X方向)にスライド可能に係合されている。さらに、フレーム前4Aには、規制板5Aが、上下方向(図中の±Z方向)にスライド可能に係合されている。
 図1Bと図2Bに示すように、フレーム後6Aには、規制板10Aと規制板11Aとが、左右方向(図中の±X方向)にスライド可能に係合されている。さらに、フレーム後6Aには、規制板7Aが、上下方向(図中の±Z方向)にスライド可能に係合されている(図1B参照)。
 フレーム前4Aには、風よけフレーム4Bが、前後方向(図中の±Y方向)にスライド可能に係合されている。また、規制板5Aには、風よけフレーム5Bが、前後方向(図中の±Y方向)にスライド可能に係合されている。これら風よけフレーム4Bと風よけフレーム5Bは、上下方向(図中の±Z方向)に重なってスライド可能に係合されている。
 荷物保持部材は、フレーム前4Aと、フレーム後6Aと、6つの規制板5A,7A,8A,9A,10A,11Aとを含んで構成される。図1Aに示すように、荷物保持部材は、無人航空機100の進行方向側の荷物BG1の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして、この荷物BG1を保持する。すなわち、荷物保持部材は、規制板5Aにより、無人航空機100の進行方向側の荷物BG1の側面の高さを位置決めして、この荷物BG1の底面を保持する。荷物保持部は、規制板8A,9Aにより、無人航空機100の進行方向側の荷物BG1の側面の幅方向を位置決めして、この荷物GB1の左右側面を保持する。
 また、図2Aに示すように、荷物保持部材は、無人航空機100の進行方向側の荷物BG2の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして、この荷物BG2の左右側面を保持する。
 また、図1Bに示すように、荷物保持部材は、無人航空機100の進行方向とは逆側の荷物BG1の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして、この荷物BG1を保持する。すなわち、荷物保持部材は、規制板7Aにより、無人航空機100の進行方向とは逆側の荷物BG1の側面の高さを位置決めして、この荷物BG1の底面を保持する。荷物保持部材は、規制板10A,11Aにより、無人航空機100の進行方向とは逆側の荷物BG1の側面の幅方向を位置決めして、この荷物GB1の左右側面を保持する。
 また、図2Bに示すように、荷物保持部材は、無人航空機100の進行方向とは逆側の荷物BG2の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして、この荷物BG2を保持する。
 このように、フレーム前4Aと規制板5A,8A,9Aを含む構造体と、フレーム後6Aと規制板7A,10A,11Aを含む構造体とは、荷物BG1や荷物BG2の進行方向に沿って相対的に移動可能である。これら構造体のうち下側に位置する規制板5Aと規制板7Aとが、無人航空機100の脚部を兼ねている。
 また、無人航空機本体1は、荷物保持部材(フレーム前4A、フレーム後6A、規制板5A,7A,8A,9A,10A,11A)を揺動可能に保持する。無人航空機本体1は、無人航空機本体1の下側に荷物保持部材を回転自在に保持する。無人航空機本体1は、飛行中に、風よけ部を無人航空機100の進行方向に向けることが可能な制御部20(図3参照)を備える。
 これにより、無人航空機100は、常に、進行方向に、風よけ部を向けることができる。
 図5は、無人航空機100の風よけ部の拡大図である。
 次に、風よけ部について、説明する。風よけ部は、風よけ板12BL,12BRが風よけフレーム4Bに取り付けられた上部構造体と、風よけ板12AL,12ARが風よけフレーム5Bに取り付けられた下部構造体とが重なって構成される。風よけ板12AL,12BLと風よけ板12AR,12BRは、無人航空機100の進行方向における荷物BG1の側面に、お互いの重なりを可変可能に配置される。なお、風よけ板の上下の重なり枚数は2枚に限定されず、3枚以上であってもよい。
 風よけ部は、例えば、図5に示すように、風よけフレーム4B,5Bと、その左に配置された風よけ板12AL,12BLと、右に配置された風よけ板12AR,12BRとを備えて構成されている。風よけ板12AL,12BL,12AR,12BRのそれぞれは、図6に示すように、1枚の板から構成される。風よけ板12ALは、略長方形の板状であり、4つの頂点にそれぞれ支点12A1~12A4が形成されている。他の風よけ板12AR,12BL,12BRも同様に形成されている。
 風よけフレーム4B,5Bは、図7に示すように、風よけ板12AR,12BRを支持する係合部4B1,5B1を有し、風よけ板12AL,12BLを支持する係合部4B2,5B2を有する。これにより、風よけ板12AR,12BRの支点と、風よけフレーム4B、5Bの係合部4B1,5B1とが、回転自在に嵌合する。風よけ板12AL,12BLの支点と、風よけフレーム4B、5Bの係合部4B2,5B2とが、回転自在に嵌合する。
 なお、風よけ板12AR,12BR,12AL,12BLは、表と裏が面対象であり、表と裏を入れ替えても、同一の構成となる。
 また、図5に示すように、風よけ板12BRの支点と、規制板9Aの係合部9A1とは、回転自在に嵌合する。風よけ板12BLの支点と、規制板8Aの係合部8A1とは、回転自在に嵌合する。
 風よけ部は、無人航空機100の進行方向の右側に風よけ板12AR,12BRが設置され、進行方向の左側に風よけ板12AL,12BLが設置される。そして、風よけ板12AR,12ALが風よけ部の下部に配置されると共に、風よけ板12BR,12BLが風よけ部の上部に配置されている。
 その結果、風よけ部は、図1Aから図2Bに示すように、荷物BG1の進行方向に対して左右対称に形成されている。また、風よけ部は、荷物BG1の進行方向に向かって、突出した凸形状を形成する。また、風よけ部は、無人航空機100の進行方向に沿って、流線型で形成される。
 次に、ユーザは、荷物BG1または荷物BG2を無人航空機100に搬送させる場合、荷物BG1または荷物BG2を無人航空機100に脱着する必要がある。そのため、荷物保持部材にピニオン(pinion)とラック(rack)を使用することで、規制板8Aと規制板9Aとを左右に連動可能としている。これにより、ユーザは、荷物を無人航空機100に容易に脱着可能となる。
 図8は、無人航空機100の荷物保持部材において、フレーム前4Aにピニオン31を設け、規制板8Aと規制板9Aのそれぞれにラック32,33を設けた説明図である。
 図8に示すように、無人航空機100の荷物保持部材において、規制板8Aと規制板9Aのそれぞれにラック32,33を設けると共に、規制板8Aと規制板9Aとの間のフレーム前4Aにピニオン31を設けることにより、規制板8Aと規制板9Aとが左右に連動し、風よけフレーム4Bを中心として、荷物の大きさに合わせて固定することができる。これにより、ユーザは、荷物BG1,BG2の大きさに合わせて、無人航空機本体1の荷物保持部材に、フレーム前4Aを中心として荷物BG1,BG2を取り付けることができる。
 また、規制板10Aと規制板11Aにも同様に、それぞれラックを設けるとともに、規制板10Aと規制板11Aとの間のフレーム後6Aにピニオンを設けることにより、規制板10Aと規制板11Aとを左右に連動させ、フレーム後6Aを中心として荷物の大きさに合わせて固定することができる。
 図9は、荷物BG1の着脱時の様子を示した説明図である。図10では、荷物BG1は、無人航空機本体1の下部に設けられたフレーム3と荷物保持部材(フレーム前4A、フレーム後6A、規制板5A,7A,8A,9A,10A,11A)によって保持される。
 図10は、荷物BG2の着脱時の様子を示した説明図である。図10では、荷物BG2は、無人航空機本体1の下部に設けられたフレーム3と、荷物保持部材(フレーム前4A、フレーム後6A、規制板5A,7A,8A,9A,10A,11A)によって保持される。図10において、規制板8A,9Aの間隔と規制板10A,11Aの間隔は、荷物BG2の大きさに合せて調整されており、図9に示した間隔よりも狭くなっている。
 規制板8A,9Aの間隔と規制板10A,11Aの間隔は、荷物BG1,BG2の大きさに合せて調整可能になっている。なお、図9及び図10では、荷物BG1,BG2が無人航空機本体1に固定される前の解放時の状態を示しており、荷物BG1,BG2の脱着または固定が容易にできることを示している。
 図9において、ユーザは、無人航空機100の規制板8A,9A,10A,11Aを荷物BG1に当接させて、無人航空機本体1と荷物BG1の相対的位置を確定させる。図10において、ユーザは、無人航空機100の規制板8A,9A,10A,11Aを荷物BG2に当接させるように、更に近接させて、無人航空機本体1と荷物BG2の相対的位置を確定させる。この場合、無人航空機本体1に規制板8A,9A,10A,11Aの状態を保持するロック機構を設けることにより、ユーザは、荷物BG1,BG2を無人航空機本体1に固定して、荷物BG1,BG2を安定した状態で搬送することができる。
 また、図5で上述したように、風よけ板12BLの支点と、規制板8Aの係合部8A1とが回転自在に嵌合している。風よけ板12BRの支点と、規制板9Aの係合部9A1とが回転自在に嵌合している。規制板8A,9Aの動きに連動して、各風よけ板12BR,12BLの間の角度が変化する。
 また、フレーム前4Aと規制板5Aとの動きに連動して、風よけフレーム4Bと風よけフレーム5Bとのお互いの重なる量が変化する。すなわち、例えば、荷物BG1のように大きい場合、風よけフレーム4Bと風よけフレーム5Bとのお互いの重なる量が少なくなり、風よけ板12Aと風よけ板12Bの重なる量が少なくなる。これに対し、例えば、荷物BG2のように小さい場合、風よけフレーム4Bと風よけフレーム5Bとのお互いの重なる量が多くなるため、風よけ板12Aと風よけ板12Bの重なる量が多くなる。
 また、荷物の幅が狭い場合、2枚の風よけ板12AL,12ARの間(又は、風よけ板12BL,12BRの間)の角度が小さくなる。一方、荷物の幅が広い場合、2枚の風よけ板12AL,12ARの間(又は、風よけ板12BL,12BRの間)の角度が大きくなる。
 図11は、荷物BG1の脱着時を示した無人航空機100の左側面図である。
 図11に示すように、荷物BG1は、規制板8Aと規制板10Aとにより、前後方向(図中の±Y方向)に固定されるとともに、規制板5Aと規制板7Aとにより、前後方向(図中の±Y方向)に固定される。また、規制板5Aと規制板7Aは、無人航空機本体1と荷物BG1を支える構造体となっており、無人航空機100の脚部を形成する。
 以上説明したように、本実施形態に係る無人航空機100は、荷物BG1,BG2を外気に晒した状態で、当該荷物BG1,BG2を搬送する無人航空機であって、浮揚して推進する無人航空機本体1と、無人航空機100の進行方向における荷物BG1,BG2の側面に配置された風よけ部(風よけフレーム4B,5Bと、風よけ板12AL,12AR,12BL,12BR)を備えて構成されている。
 これにより、無人航空機100は、無人飛行体において荷物BG1,BG2を搬送する場合でも、風よけフレーム4B,5Bと、風よけ板12AL,12AR,12BL,12BRとから構成される風よけ部により、荷物の大きさに応じて飛行時の空気抵抗を最小限にすることができる。これにより、本実施形態の無人航空機100は、飛行時の空気抵抗を抑制し、航続距離を長くすることができる。
 <他の実施形態1>
 図12A及び図12Bは、無人航空機101の風よけ板12CL,12CR,12DL,12DRが、上下方向にお互い湾曲して重なっている例を示した説明図である。
 図12Aでは、湾曲した風よけ板12CL,12CR,12DL,12DRを有する無人航空機101の全体を示した説明図を示しており、図12Bでは、湾曲した風よけ板12CL,12CR,12DL,12DRを有する無人航空機本体1の先頭を拡大した拡大図である。
 他の実施形態1に係る無人航空機101が、無人航空機100と異なる点は、湾曲した風よけ板12CL,12CR,12DL,12DRを有する点である。このように、無人航空機101は、湾曲した風よけ板12CL,12CR,12DL,12DRを備えてもよい。
 <他の実施形態2>
 図13A及び図13Bは、無人航空機102の無人航空機本体1aが、フレーム3を有さない構造を示した説明図である。
 図13A及び図13Bでは、無人航空機本体1aがフレーム3を有しておらず、直接、フレーム前4Aとフレーム後6Aが、無人航空機本体1aに揺動自在に設けられている。
 このような構成により、荷物BG1は、無人航空機本体1の前後方向(図中の±Y方向)に対して左右方向(図中の±X方向)に揺動可能となり、無人航空機本体1aの重心真下と、荷物BG1の重心との位置ずれを少なくすることができる。
 これにより、他の実施形態2に係る無人航空機102は、飛行安定性が向上するので、エネルギー消費を抑制できる。
 <他の実施形態3>
 図14は、風よけフレーム4D,5Dが、上下方向(図中の±Z方向)にスライド可能の係合された例を示した説明図である。
 図14では、フレーム3に、フレーム前4Cとフレーム後6Aとが、無人航空機本体1の前後方向(図中の±Y方向)に係合されている。フレーム前4Cには、規制板5Cが、無人航空機本体1の上下方向(図中の±Z方向)にスライド可能に係合されている。
 フレーム前4Cには、風よけフレーム4Dが、前方に固定されている。風よけフレーム4Dには、風よけフレーム5Dが、無人航空機本体1の上下方向にスライド可能に係合されている。
 すなわち、風よけフレーム4Dは、フレーム前4Cに固定され、風よけフレーム5Dは、風よけフレーム4Dに対して、無人航空機101aの無人航空機本体1の上下方向(図中の±Z方向)にスライド可能に係合される構成を適用してもよい。
 <他の実施形態4>
 図15A及び図15Bは、他の実施形態1の無人航空機101に(図12A及び図12Bを参照)、圧縮コイルばねCPを有する軸AXを備えた例を示した説明図である。
 図15A及び図15Bに示す他の実施形態4では、他の実施形態1において、規制板5Eが保持部HDを有しており、保持部HDにおいて、圧縮コイルばねCPを有する軸AXが保持されている。
 これにより、他の実施形態4に係る無人航空機103は、湾曲した風よけ板12CL,12DLと風よけ板12CR,12DRとが重なるだけでなく、軸AXのスラスト方向に圧縮コイルばねCPで内側に付勢することができる。
 なお、図15A及び図15Bでは、一例として、上側に位置する湾曲した風よけ板12DL,12DRを固定し、下側に位置する湾曲した風よけ板12CL,12CRで重なる範囲を調整している。また、他の実施形態4では、上述した場合と同様に、荷物BG1の大きさに合わせて湾曲した風よけ板12CL,12DLと風よけ板12CR,12DRのお互いの重なりを可変できる。
 例えば、図16A及び図16Bは、図15A及び図15Bにおいて示した湾曲した風よけ板12CL,12DLと風よけ板12CR,12DRのお互いの重なりを、荷物BG3の高さに応じて変更した例を示した説明図である。
 図16A及び図16Bに示した説明図では、図15A及び図15Bに示した説明図の荷物BG2と、荷物BG3の高さが異なり、湾曲した風よけ板12CL,12DLと風よけ板12CR,12DRのお互いの重なりが多いことを示した例示であり、基本的な構成は、無人航空機103と同様である。
 このように、他の実施形態4に係る無人航空機103は、荷物の高さが異なっていても、湾曲した風よけ板12CL,12DLと風よけ板12CR,12DRのお互いの重なる範囲を調整することができる。
 1 無人航空機本体
 2 プロペラ
 3 フレーム
 4A フレーム前
 4B,4D 風よけフレーム
 5A,5E,7A,8A,9A,10A,11A 規制板
 5B,5D 風よけフレーム
 6A フレーム後
 12AL,12AR,12BL,12BR,12CL,12CR,12DL,12DR 風よけ板
 21 ESC
 22 モータ
 23 バッテリ
 24 電源分配盤
 31 ピニオン
 32,33 ラック
 100 無人航空機
 BG1,BG2 荷物

Claims (14)

  1.  荷物を外気に晒した状態で、当該荷物を搬送する無人航空機であって、
     浮揚して推進する無人航空機本体と、
     前記無人航空機の進行方向における前記荷物の側面に配置された風よけ部を備える、無人航空機。
  2.  前記風よけ部は、
     2以上の風よけ構造体を有し、
     前記2以上の風よけ構造体は、
     前記無人航空機の進行方向における前記荷物の側面に、お互いの重なりを可変可能に配置される、
     請求項1に記載の無人航空機。
  3.  前記無人航空機の進行方向側の前記荷物の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして保持する荷物保持部材を、
     さらに備える請求項1又は2に記載の無人航空機。
  4.  前記荷物保持部材は、
     前記無人航空機の進行方向とは逆側の前記荷物の側面の幅方向及び高さ方向のうち何れか、または、その両方を位置決めして保持する、
     さらに備える請求項3に記載の無人航空機。
  5.  前記風よけ部は、
     前記荷物の進行方向に対して左右対称に形成される、
     請求項1から4のうち、いずれか1項に記載の無人航空機。
  6.  前記風よけ部は、
     前記荷物の進行方向に向かって、突出した凸形状を形成する、
     請求項1から5のうち、いずれか1項に記載の無人航空機。
  7.  前記風よけ部は、
     前記無人航空機の進行方向に沿って、流線型で形成される、
     請求項1から6のうち、いずれか1項に記載の無人航空機。
  8.  前記荷物保持部材は、
     前記荷物の進行方向に沿って相対的に移動可能な構造体を有し、
     前記構造体のうち下側に位置するものが、前記無人航空機の脚部を兼ねる、
     請求項3または4に記載の無人航空機。
  9.  前記無人航空機本体は、
     前記荷物保持部材を揺動可能に保持する、
     請求項3または4に記載の無人航空機。
  10.  前記無人航空機本体は、
     下側に前記荷物保持部材を回転自在に保持し、
     飛行中に、前記風よけ部を前記無人航空機又は前記荷物の進行方向に向けることが可能な制御部を備える、
     請求項3または4に記載の無人航空機。
  11.  外気に晒した状態で保持する荷物の進行方向に風よけ部を備える、
     荷物保持部材。
  12.  前記風よけ部は、
     2以上の風よけ構造体を有し、
     前記2以上の風よけ構造体は、
     前記荷物の進行方向の側面に、お互いの重なりを可変可能に配置される、
     請求項11に記載の荷物保持部材。
  13.  前記風よけ部は、
     前記荷物の進行方向に対して左右対称に形成される、
     請求項11または12に記載の荷物保持部材。
  14.  前記風よけ部は、
     前記荷物の進行方向に向かって、突出した凸形状を形成する、
     請求項11から13のうち何れか1項に記載の荷物保持部材。
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