WO2023199765A1 - 立体表示装置 - Google Patents

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Abstract

立体表示装置は、第h番目(h:自然数)の観察者の右目の第(2h-1)画像、第h番目の観察者の左目の第2h画像を、視認可能な位置に制限する光学素子と、第一方向及び第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、第(2h-1)画像と第2h画像とを表示するディスプレイと、第(2h-1)画像を視認可能な第(2h-1)視点領域と第2h画像を視認可能な第2h視点領域との少なくとも一方が観察者の目間の距離よりも広くなり、(n(2h-1))個の画素に第(2h-1)画像を表示し、(n(2h))個の画素に第2h画像を表示し、かつ、第h番目の目の位置を示す位置データに基づいて、第h番目の観察者の右目と左目の境界である第(2h-1)番目眼間境界、第h番目の観察者と第(h+1)番目の観察者との境界である第(2h-1)番目観察者間境界の少なくとも一つの位置を移動させるように制御する。

Description

立体表示装置
 本発明は、立体表示装置に関する。
 従来から三次元メガネ、三次元ゴーグル等を使用すること無く、観察者に立体的な映像を視認させるディスプレイの研究開発が進められている。このようなディスプレイの一例として、例えば、特許文献1に開示されている立体画像表示装置が挙げられる。
特開2011-077679号公報
 上述した立体画像表示装置は、左目用データ、右目用データの横方向の解像度として解析し、解像度が所定のレベル以上に細かいか否かを判断する。そして、立体画像表示装置は、解像度が所定のレベル以上に細かい場合、左目用データ及び右目用データの解像度を低くすることによる画質の劣化の影響が大きいため、左目用データ及び右目用データをそれぞれ1箇所に集約させ、1箇所で立体画像の閲覧が可能な高解像度表示を行う。一方、立体画像表示装置は、解像度が所定のレベル以上に細かくない場合、左目用データ及び右目用データの解像度を低くすることによる画質の劣化の影響が小さいため、左目用データ及び右目用データをそれぞれ複数箇所に集約させる多視点表示を行い、複数箇所で立体視を可能とし、閲覧性を良くする。上述した立体画像表示装置は、解像度が所定のレベル以上に細かい場合及び解像度が所定のレベル以上に細かくない場合のいずれにおいても高い閲覧性を有する立体画像を提供することができる。
 しかし、上述した立体画像表示装置は、複数の観察者に同時に立体画像を視認させるものではない。また、上述した立体画像表示装置は、右目用データ及び左目用データを特定の箇所に集約させるため、観察者が移動した場合、当該観察者に立体画像を視認させ得ないことがある。一方、現在、遠隔医療の技術を使用した外科手術等に利用することを想定した研究開発が進められており、移動する可能性がある複数の観察者に同時に立体画像を視認させる技術の開発が望まれている。
 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、移動する可能性がある少なくとも一人の観察者に同時に立体画像を視認させることができる立体表示装置を提供することを課題とする。
 本発明の一態様は、複数人の観察者が視認可能な立体表示装置であって、第h番目(h:自然数)の観察者の右目により視認される第(2h-1)画像、前記第h番目の観察者の左目により視認される第2h画像を、前記第h番目の観察者に視認可能な位置に制限する光学素子と、第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、前記第(2h-1)画像と前記第2h画像とを前記表示面に表示するディスプレイと、前記第(2h-1)画像を視認可能な第(2h-1)視点領域と前記第2h画像を視認可能な第2h視点領域との少なくとも一方が前記第h番目の観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続する(n(2h-1))個の前記画素に前記第(2h-1)画像を表示し、連続する(n(2h))個の前記画素に前記第2h画像を表示し、かつ、前記第h番目の目の位置を示す位置データに基づいて、前記第h番目の観察者の右目と左目の境界である第(2h-1)番目眼間境界、及び、前記第h番目の観察者と第(h+1)番目の観察者との境界である第(2h-1)番目観察者間境界の少なくとも一つの位置を移動させるように前記ディスプレイを制御する表示制御部と、を備える立体表示装置である。
 本発明の一態様は、第一観察者の右目により視認される第一右目画像、前記第一観察者の左目により視認される第一左目画像、第二観察者の右目により視認される第二右目画像及び前記第二観察者の左目により視認される第二左目画像各々を視認可能な位置を制限する光学素子と、第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、前記第一右目画像、前記第一左目画像、前記第二右目画像及び前記第二左目画像を前記表示面に表示するディスプレイと、前記第一右目画像を視認可能な第一右目視点領域と、前記第一左目画像を視認可能な第一左目視点領域との少なくとも一方が前記第一観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、前記第二右目画像を視認可能な第二右目視点領域と、前記第二左目画像を視認可能な第二左目視点領域との少なくとも一方が前記第二観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するn(n:自然数)個の前記画素に前記第一右目画像を表示し、連続するm(m:自然数)個の前記画素に前記第一左目画像を表示し、連続するk(k:自然数)個の前記画素に前記第二右目画像を表示し、連続するp(p:自然数)個の前記画素に前記第二左目画像を表示し、かつ、前記第一観察者の目の位置を示す第一位置データ及び前記第二観察者の目の位置を示す第二位置データに基づいて、前記第一右目画像と前記第一左目画像との境界、前記第一左目画像と前記第二右目画像との境界、前記第一右目画像と前記第二左目画像との境界及び前記第二右目画像と前記第二左目画像との境界の少なくとも一つの位置を移動させるように前記ディスプレイを制御する表示制御部と、を備える立体表示装置である。
 本発明の一態様は、複数人の観察者のそれぞれの眼に対応して観察される視差画像の各々の視認可能な位置を制限する光学素子と、第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、前記視差画像を前記表示面に表示するディスプレイと、前記視差画像の視認可能な視点領域の幅が、少なくとも各観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するq(q:4以上の自然数)個の前記画素に各視差画像を表示し、各観察者の位置情報に対応し、視差画像の視点領域の幅を変化させるように制御する表示制御部と、を備える立体表示装置である。
 本発明によれば、移動する可能性がある少なくとも二人の観察者に同時に立体画像を視認させることができる立体表示装置を提供することができる。
第一実施形態に係る立体表示装置の一例を示す図である。 図1に示した場合においてディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 第一実施形態に係る第一観察者及び第二観察者が移動した場合における第一右目視点領域、第一左目視点領域、第二右目視点領域及び第二左目視点領域の一例を示す図である。 図3に示した場合においてディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 第一実施形態に係る第一観察者が最適観察距離よりも+Z方向側に移動し、第二観察者が最適観察距離よりも-Z方向に移動した場合における第一右目画像と第一左目画像との境界及び第二右目画像と第二左目画像との境界の一例を示す図である。 第一実施形態に係る立体表示装置により特定された点の一例を示す図である。 図5に示した第一右目画像と第一左目画像との境界及び第二右目画像と第二左目画像との境界の一例を示す図である。 図5から図7に示した場合においてディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 第二実施形態に係る第一観察者、第一右目視点領域、第二観察者、第二左目視点領域及び共通視点領域の位置関係の一例を示す図である。 第三実施形態に係る第一観察者、第一右目視点領域、第一左目視点領域、第二観察者、第二右目視点領域及び第二左目視点領域の位置関係の一例を示す図である。
 [第一実施形態]
 図1から図8を参照しながら第一実施形態に係る表示装置について説明する。
 図1は、第一実施形態に係る立体表示装置の一例を示す図である。図1に示すように、立体表示装置100は、ディスプレイ101と、光学素子102と、表示制御部103とを備える。以下の説明では、図1に示したX軸、Y軸及びZ軸により定義される三次元直交座標を適宜使用する。X軸、Y軸及びZ軸は、右手系を形成している。
 ディスプレイ101は、第一方向及び第二方向に沿って配置された複数の画素を含む表示面を有する。第一方向は、例えば、図1に示したX方向である。第二方向は、第一方向と交差する方向であり、例えば、図1に示したY方向である。表示面は、XY平面に平行であり、Z軸に垂直な面に第一右目画像MR1、第一左目画像ML1、第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2を表示する。第一右目画像MR1は、第一観察者P1の右目により視認される画像である。第一左目画像ML1は、第一観察者P1の左目により視認される画像である。第二右目画像MR2は、第二観察者P2の右目により視認される画像である。第二左目画像ML2は、第二観察者P2の左目により視認される画像である。
 光学素子102は、例えば、X軸及びY軸に対して所定の角度で傾いている線状のスリットを有するパララックスバリアである。光学素子102は、第一右目画像MR1、第一左目画像ML1、第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2各々を視認可能な位置を制限する。また、図1に示すように、第一観察者P1の右目ER1及び左目EL1と、第二観察者P2の右目ER2及び左目EL2が画面全体において正常な立体視を観察するには、最適観察距離Eだけ離れた位置から観察する必要がある。
 表示制御部103は、第一右目視点領域VR1及び第一左目視点領域VL1の少なくとも一方が第一観察者P1の右目と左目との間の距離よりも広くなるようにディスプレイ101を制御する。
 第一右目視点領域VR1は、第一右目画像MR1を視認可能な領域である。第一右目視点領域VR1は、図1において、番号「1」が割り当てられている単位領域、番号「2」が割り当てされている単位領域、…及び番号「7」が割り当てられている単位領域から構成されている。これらの単位領域は前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するn(n:自然数)個の前記画素にそれぞれ対応し、この場合、n=7である。図1に示すように、第一観察者P1の右目ER1は、第一観察者P1が立体画像を視認する場合、第一右目視点領域VR1の中に存在している。
 第一左目視点領域VL1は、第一左目画像ML1を視認可能な領域である。第一右目視点領域VR1は、図1において、番号「8」が割り当てられている単位領域、番号「9」が割り当てされている単位領域、…及び番号「14」が割り当てられている単位領域から構成されている。これらの単位領域は前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するm(m:自然数)個の前記画素にそれぞれ対応し、この場合、m=7である。図1に示すように、第一観察者P1の左目EL1は、第一観察者P1が立体画像を視認する場合、第一左目視点領域VL1の中に存在している。
 また、表示制御部103は、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2の少なくとも一方が第二観察者P2の右目と左目との間の距離よりも広くなるようにディスプレイ101を制御する。
 第二右目視点領域VR2は、第二右目画像MR2を視認可能な領域である。第二右目視点領域VR2は、図1において、番号「15」が割り当てられている単位領域、番号「16」が割り当てされている単位領域、…及び番号「21」が割り当てられている単位領域から構成されている。これらの単位領域は前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するk(k:自然数)個の前記画素にそれぞれ対応し、この場合、k=7である。図1に示すように、第二観察者P2の右目ER2は、第二観察者P2が立体画像を視認する場合、第二右目視点領域VR2の中に存在している。
 第二左目視点領域VL2は、第二左目画像ML2を視認可能な領域である。第二左目視点領域VL2は、図1において、番号「22」が割り当てられている単位領域、番号「23」が割り当てされている単位領域、…及び番号「28」が割り当てられている単位領域から構成されている。これらの単位領域は前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するp(p:自然数)個の前記画素にそれぞれ対応し、この場合、p=7である。図1に示すように、第二観察者P2の左目EL2は、第二観察者P2が立体画像を視認する場合、第二左目視点領域VL2の中に存在している。
 例えば、図1に示すように、表示制御部103は、第一右目視点領域VR1及び第一左目視点領域VL1が第一観察者P1の右目と左目との間の距離よりも広くなるようにディスプレイ101を制御する。また、例えば、図1に示すように、表示制御部103は、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2が第二観察者P2の右目と左目との間の距離よりも広くなるようにディスプレイ101を制御する。
 図2は、図1に示した場合においてディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。ディスプレイ101は、第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2が図1に示すように制御されている場合、図2に示した画像を表示する。すなわち、表示制御部103は、連続するn(n:自然数)個の画素に第一右目画像を表示し、連続するm(m:自然数)個の画素に第一左目画像を表示し、連続するk(k:自然数)個の画素に第二右目画像を表示し、連続するp(p:自然数)個の画素に第二左目画像を表示するようディスプレイ101を制御する。
 この場合、表示制御部103は、連続するn個の画素、連続するm個の画素、連続するk個の画素及び連続するp個の画素の総数が常に一定となるようにディスプレイ101を制御する。また、この場合、表示制御部103は、第一観察者の位置及び第二観察者の位置に基づいて連続するn個の画素の数、連続するm個の画素の数、連続するk個の画素の数及び連続するp個の画素の数の少なくとも二つを変動させるように制御する。
 また、表示制御部103は、これらの処理を第二方向を基準とする光学素子の角度に応じて実行する。例えば、表示制御部103は、これらの処理をY方向を基準とするパララックスバリアの線状のスリットの角度に応じて実行する。
 さらに、表示制御部103は、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界及び第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界の少なくとも一つの位置を移動させるようにディスプレイ101を制御する。表示制御部103は、第一観察者P1の目の位置を示す第一位置データ及び第二観察者P2の目の位置を示す第二位置データに基づいて上述した四つの境界の少なくとも一つを移動させるようディスプレイ101を制御する。
 第一位置データは、例えば、ディスプレイ101に搭載されているカメラにより撮影された画像に基づいて第一観察者P1の右目ER1及び左目EL1の位置を特定することにより生成される。第一観察者P1の右目ER1及び左目EL1の位置を特定する方法は、特に限定されない。同様に、第二位置データは、例えば、ディスプレイ101に搭載されているカメラにより撮影された画像に基づいて第二観察者P2の右目ER2及び左目EL2の位置を特定することにより生成される。第二観察者P2の右目ER2及び左目EL2の位置を特定する方法は、特に限定されない。
 図3は、第一実施形態に係る第一観察者及び第二観察者が移動した場合における第一右目視点領域、第一左目視点領域、第二右目視点領域及び第二左目視点領域の一例を示す図である。図3は、第一観察者P1が図1に示した位置から-X方向に移動し、第二観察者P2が図1に示した位置から+X方向に移動した場合の一例を示している。
 表示制御部103は、図3に示した場合において、番号「1」が割り当てられている単位領域及び番号「2」が割り当てられている単位領域が第一右目視点領域VR1となり、番号「3」が割り当てられている単位領域から番号「14」が割り当てられている単位領域が第一左目視点領域VL1となるようにディスプレイ101を制御している。また、表示制御部103は、図3に示した場合において、番号「15」が割り当てられている単位領域から番号「24」が割り当てられている単位領域が第二右目視点領域VR2となり、番号「25」が割り当てられている単位領域から番号「28」が割り当てられている単位領域が第二左目視点領域VL2となるようにディスプレイ101を制御している。
 また、表示制御部103は、図3に示した第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2となるようにディスプレイ101を制御するに際し、これらの領域の境界の位置を移動させるようディスプレイ101を制御している。
 図4は、図3に示した場合においてディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。ディスプレイ101は、第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2が図3に示すように制御されている場合、図4に示した画像を表示する。すなわち、表示制御部103は、連続するn個の画素に第一右目画像を表示し、連続するm個の画素に第一左目画像を表示し、連続するk個の画素に第二右目画像を表示し、連続するp個の画素に第二左目画像を表示するようディスプレイ101を制御する。
 この場合、表示制御部103は、連続するn個の画素、連続するm個の画素、連続するk個の画素及び連続するp個の画素の総数が常に一定となるようにディスプレイ101を制御する。また、この場合、表示制御部103は、第一観察者の位置及び第二観察者の位置に基づいて連続するn個の画素の数、連続するm個の画素の数、連続するk個の画素の数及び連続するp個の画素の数の少なくとも二つを変動させるように制御する。
 また、表示制御部103は、これらの処理を第二方向を基準とする光学素子の角度に応じて実行する。例えば、表示制御部103は、これらの処理をY方向を基準とするパララックスバリアの線状のスリットの角度に応じて実行する。
 また、表示制御部103は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロである場合、第一観察者P1の目が移動する速度及び第二観察者P2の目が移動する速度と等しい速度で上述した四つの境界を移動させるようディスプレイ101を制御する。
 或いは、表示制御部103は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界を第一観察者P1の右目と左目との間の距離の二倍の距離よりも広い範囲の中で第一位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。また、表示制御部103は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界を第二観察者P2の右目と左目との間の距離の二倍の距離よりも広い範囲の中で第二位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。
 さらに、表示制御部103は、これら二つの制御の少なくとも一方により第一観察者P1及び第二観察者P2に立体画像を視認させることが不可能である場合、次の処理を実行してもよい。表示制御部103は、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界と、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界との少なくとも一方を第一位置データ及び第二位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御してもよい。また、これらの境界は、第一観察者P1が第一右目画像MR1及び第一左目画像ML1を視認可能であり、第二観察者P2が第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2を視認可能である範囲の中で移動される。
 また、表示制御部103は、第二観察者P2よりも第一観察者P1に優先的に立体視を提供する必要があり、第二観察者P2が第一右目画像MR1を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入した場合、第二左目画像ML2の少なくとも一部の態様を変更するようにディスプレイ101を制御してもよい。このように態様を変更する処理としては、例えば、第二左目画像ML2の少なくとも一部の輝度を変更する処理、第二左目画像ML2の一部に所定のマークを表示する処理、第二左目画像ML2の一部に「警告」等の文字を表示する処理が挙げられる。
 また、表示制御部103は、第二観察者P2よりも第一観察者P1に優先的に立体視を提供する必要があり、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、次のような処理を実行してもよい。表示制御部103は、このような場合、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界と、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界との少なくとも一方を第一位置データ及び第二位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。また、これらの境界は、第一観察者P1が第一右目画像MR1及び第一左目画像ML1を視認可能である範囲の中で移動される。
 図5は、第一実施形態に係る第一観察者が最適観察距離よりも+Z方向側に移動し、第二観察者が最適観察距離よりも-Z方向に移動した場合における第一右目画像と第一左目画像との境界及び第二右目画像と第二左目画像との境界の一例を示す図である。図6は、第一実施形態に係る立体表示装置により特定された点の一例を示す図である。また、図6に示した一点鎖線LXは、Y方向におけるディスプレイ101の中心線である。
 表示制御部103は、第一観察者が最適観察距離Eよりもディスプレイ101に近づいた場合又は第一観察者P1が最適観察距離Eよりもディスプレイ101から離れた場合、第一観察者P1の右目ER1と左目EL1との間の点と、第一右目視点領域VR1と第一左目視点領域VL1との境界とを通る直線がディスプレイ101と交差する基準点を特定する。また、表示制御部103は、第一観察者P1が最適観察距離Eよりもディスプレイ101に近づいた場合又は第一観察者P1が最適観察距離Eよりもディスプレイ101から離れた場合、第一観察者P1の右目ER1と左目EL1との間の点と、第一右目視点領域VR1を構成する単位領域の境界又は第一左目視点領域VL1を構成する単位領域の境界とを通る直線がディスプレイ101と交差する基準点とを特定する。
 例えば、表示制御部103は、第一位置データに基づいて第一観察者P1の右目ER1と左目EL1との中点を特定する。次に、表示制御部103は、図5において、番号「7」が割り当てられている単位領域と図5において、番号「8」が割り当てられている単位領域との境界と、当該中点とを通る直線を特定する。そして、表示制御部103は、当該中点と、ディスプレイ101との交点を特定し、当該交点を図5及び図6に示す通り基準点「7-8」とする。
 また、例えば、表示制御部103は、第一位置データに基づいて第一観察者P1の右目ER1と左目EL1との中点を特定する。次に、表示制御部103は、図5において、番号「8」が割り当てられている単位領域と図5において、番号「9」が割り当てられている単位領域との境界と、当該中点とを通る直線を特定する。そして、表示制御部103は、当該中点と、ディスプレイ101との交点を特定し、当該交点を図5及び図6に示す通り基準点「8-9」とする。
 表示制御部103は、第二観察者P2が最適観察距離Eよりもディスプレイ101に近づいた場合又は第二観察者P2が最適観察距離Eよりもディスプレイ101から離れた場合、第二観察者P2の右目ER2と左目EL2との間の点と、第二右目視点領域VR2と第二左目視点領域VL2との境界とを通る直線がディスプレイ101と交差する基準点を特定する。また、表示制御部103は、第二観察者P2が最適観察距離Eよりもディスプレイ101に近づいた場合又は第二観察者P2が最適観察距離Eよりもディスプレイ101から離れた場合、第二観察者P2の右目ER2と左目EL2との間の点と、第二右目視点領域VR2を構成する単位領域の境界又は第二左目視点領域VL2を構成する単位領域の境界とを通る直線がディスプレイ101と交差する基準点とを特定する。
 例えば、表示制御部103は、第二位置データに基づいて第二観察者P2の右目ER2と左目EL2との中点を特定する。次に、表示制御部103は、図5において、番号「21」が割り当てられている単位領域と図5において、番号「22」が割り当てられている単位領域との境界と、当該中点とを通る直線を特定する。そして、表示制御部103は、当該中点と、ディスプレイ101との交点を特定し、当該交点を図5及び図6に示す通り基準点「21-22」とする。
 また、例えば、表示制御部103は、第二位置データに基づいて第二観察者P2の右目ER2と左目EL2との中点を特定する。次に、表示制御部103は、図5において、番号「22」が割り当てられている単位領域と図5において、番号「23」が割り当てられている単位領域との境界と、当該中点とを通る直線を特定する。そして、表示制御部103は、当該中点と、ディスプレイ101との交点を特定し、当該交点を図5及び図6に示す通り基準点「22-23」とする。
 また、例えば、表示制御部103は、第二位置データに基づいて第二観察者P2の右目ER2と左目EL2との中点を特定する。次に、表示制御部103は、図5において、番号「23」が割り当てられている単位領域と図5において、番号「24」が割り当てられている単位領域との境界と、当該中点とを通る直線を特定する。そして、表示制御部103は、当該中点と、ディスプレイ101との交点を特定し、当該交点を図5及び図6に示す通り基準点「23-24」とする。
 表示制御部103は、隣接する二つの基準点の間隔に等しい距離で第一右目画像MR1及び第一左目画像ML1を表示するようディスプレイ101を制御する。また、表示制御部103は、隣接する二つの基準点の間隔に等しい距離で第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2を表示するようディスプレイ101を制御する。
 図7は、図5に示した第一右目画像と第一左目画像との境界及び第二右目画像と第二左目画像との境界の一例を示す図である。図7は、第一実施形態に係る立体表示装置により特定された点の一例を示す図である。図7に示した一点鎖線LXは、Y方向におけるディスプレイ101の中心線である。図7に示した一点鎖線LYは、X方向におけるディスプレイ101の中心線である。
 例えば、表示制御部103は、基準点「7-8」と基準点「8-9」との間隔に等しい距離でディスプレイ101に表示される画像を分割する。これらの画像の中心には、上述した基準点又はこれらの基準点に準じて特定された基準点が位置している。これらの基準点は、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界が通過する点である。なお、これらの境界は、光学素子102が有するスリットと平行である。また、これらの境界の一例として、図7に太い実線で示した境界が挙げられる。
 また、例えば、表示制御部103は、基準点「21-22」と基準点「22-23」との間隔及び基準点「22-23」と基準点「23-24」との間隔に等しい距離でディスプレイ101に表示される画像を分割する。これらの画像の中心には、上述した基準点又はこれらの基準点に準じて特定された基準点が位置している。これらの基準点は、第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界が通過する点である。なお、これらの境界は、光学素子102が有するスリットと平行である。また、これらの境界の一例として、図7に細い実線で示した境界が挙げられる。
 図8は、図5から図7に示した場合においてディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。ディスプレイ101は、第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2が図7に示すように制御されている場合、図8に示した画像を表示する。すなわち、表示制御部103は、連続するn個の画素に第一右目画像を表示し、連続するm個の画素に第一左目画像を表示し、連続するk個の画素に第二右目画像を表示し、連続するp個の画素に第二左目画像を表示するようディスプレイ101を制御する。
 この場合、表示制御部103は、連続するn個の画素、連続するm個の画素、連続するk個の画素及び連続するp個の画素の総数が常に一定となるようにディスプレイ101を制御する。また、この場合、表示制御部103は、第一観察者の位置及び第二観察者の位置に基づいて連続するn個の画素の数、連続するm個の画素の数、連続するk個の画素の数及び連続するp個の画素の数の少なくとも二つを変動させるように制御する。例えば、この時、表示制御部103は、第一観察者P1と第二観察者P2との間の距離の変動に伴い、これら四種類の画像の数が不均一に変動することもある。また、表示制御部103は、これらの処理を第二方向を基準とする光学素子の角度に応じて実行する。例えば、表示制御部103は、これらの処理をY方向を基準とするパララックスバリアの線状のスリットの角度に応じて実行する。
 なお、表示制御部103は、例えば、記憶媒体に格納されている表示制御プログラムがCPU(Central Processing Unit)等に読み出されて実行されることにより実現される。或いは、表示制御部103は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等の回路部(circuitry)を含むハードウェアにより実現されてもよい。或いは、表示制御部103は、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現されてもよい。また、これらのハードウェアは、一つに統合されていてもよいし、複数に分かれていてもよい。
 以上、第一実施形態に係る立体表示装置100について説明した。立体表示装置100は、ディスプレイ101と、光学素子102と、表示制御部103とを備える。ディスプレイ101は、第一方向及び第二方向に沿って配置された複数の画素を含む表示面を有し、第一右目画像MR1、第一左目画像ML1、第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2を表示する。光学素子102は、第一右目画像MR1、第一左目画像ML1、第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2各々を視認可能な位置を制限する。
 表示制御部103は、第一右目視点領域VR1と、第一左目視点領域VL1との少なくとも一方が第一観察者P1の右目と左目との間の距離よりも広くなるようにディスプレイ101を制御する。また、表示制御部103は、第二右目視点領域VR2と、第二左目視点領域VL2との少なくとも一方が第二観察者P2の右目と左目との間の距離よりも広くなるようにディスプレイ101を制御する。
 さらに、表示制御部103は、連続するn個の画素、連続するm個の画素、連続するk個の画素及び連続するp個の画素の総数が常に一定となり、かつ、第一観察者P1の位置及び第二観察者P2の位置に基づいて連続するn個の画素の数、連続するm個の画素の数、連続するk個の画素の数及び連続するp個の画素の数の少なくとも二つを変動させるようにディスプレイ101を制御する。
 ここで、表示制御部103は、第一左目画像ML1と第二右目画像MRとの境界位置に応じて、(n+m)及び(k+p)それぞれが一定であるようにディスプレイ101を制御する。
 例えば、nの値を増加させ、mの値を減少させることで、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界位置が変動する。また、kの値を減少させ、pの値を増加させることで、第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界位置が変動する。
 この場合において、表示制御部103は、(n+m)及び(k+p)それぞれが一定であるようにディスプレイ101を制御する。このように制御することにより、第一左目画像ML1と第二右目画像MRとの境界位置を変動させずに、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界位置、および、第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界位置を、それぞれ独立して変動させることができる。
 また、表示制御部103は、第一左目画像ML1と第二右目画像MRとの境界位置に応じて、(n+m)及び(k+p)それぞれが一定であるようにディスプレイ101を制御するため、第一左目画像ML1と第二右目画像MRとの境界位置が変動したとしても、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界位置、および、第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界位置を、それぞれ独立して変動させることができる。
 すなわち、表示制御部103は、第一観察者P1と、第二観察者P2とに対して、個別に境界位置を追従させることができる。
 また、表示制御部103は、第一観察者P1の目の位置を示す第一位置データ及び第二観察者P2の目の位置を示す第二位置データに基づいて、四つの境界の少なくとも一つの位置を移動させるようにディスプレイ101を制御する。ここで言う四つの境界は、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界及び第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界である。
 これにより、立体表示装置100は、立体表示装置100は、第一観察者P1及び第二観察者P2の少なくとも一方が移動したとしても、第一右目画像MR1、第一左目画像ML1、第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2の少なくとも一つが表示される位置を変更し、第一観察者P1及び第二観察者P2に同時に立体画像を視認させることができる。
 また、立体表示装置100は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界を第一観察者P1の右目と左目との間の距離の二倍の距離よりも広い範囲の中で第一位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。また、立体表示装置100は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界を第二観察者P2の右目と左目との間の距離の二倍の距離よりも広い範囲の中で第二位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。
 これにより、立体表示装置100は、第一右目視点領域VR1と第一左目視点領域VL1とを合わせた領域の幅から第一観察者P1の右目と左目との間の距離の二倍の距離を差し引いた分だけ第一観察者P1に移動する余地を与えることができる。また、これにより、立体表示装置100は、第二右目視点領域VR2と第二左目視点領域VL2とを合わせた領域の幅から第二観察者P2の右目と左目との間の距離の二倍の距離を差し引いた分だけ第二観察者P2に移動する余地を与えることができる。
 表示制御部103は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界と、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界との少なくとも一方を第一位置データ及び第二位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。これらの境界は、第一観察者P1が第一右目画像MR1及び第一左目画像ML1を視認可能であり、第二観察者P2が第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2を視認可能である範囲の中で移動される。
 これにより、立体表示装置100は、第一観察者P1と第二観察者P2とが互いに異なる速度で移動したとしても、第一観察者P1及び第二観察者P2に同時に立体画像を視認させることができる。
 表示制御部103は、第二観察者P2よりも第一観察者P1に優先的に立体視を提供する必要があり、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロでない場合、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界と、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界との少なくとも一方を第一位置データ及び第二位置データに基づいて移動させるようディスプレイ101を制御する。これらの境界は、第一観察者P1が第一右目画像MR1及び第一左目画像ML1を視認可能である範囲の中で移動される。
 これにより、立体表示装置100は、第一観察者P1及び第二観察者P2の両方に立体画像を視認させることが不可能であっても、優先順位が高い第一観察者P1に立体画像を視認させ続けることができる。
 表示制御部103は、第二観察者P2よりも第一観察者P1に優先的に立体視を提供する必要があり、第二観察者P2が第一右目画像MR1を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入した場合、第二左目画像ML2の少なくとも一部の態様を変更するようにディスプレイ101を制御する。
 これにより、立体表示装置100は、第二観察者P2が第一右目画像MR1を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入した場合、第二観察者P2が第一右目画像MR1を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入しないよう警告することができる。したがって、立体表示装置100は、第二観察者P2が第一右目画像MR1を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入しても、第一観察者P1及び第二観察者P2の両方に立体画像を視認させることが可能な状況を維持することを支援することができる。
 表示制御部103は、第一観察者P1の目と第二観察者P2の目との相対速度がゼロである場合、第一観察者P1の目が移動する速度及び第二観察者P2の目が移動する速度と等しい速度で四つの境界を移動させるようディスプレイ101を制御する。ここで言う四つの境界は、第一右目画像MR1と第一左目画像ML1との境界、第一左目画像ML1と第二右目画像MR2との境界、第一右目画像MR1と第二左目画像ML2との境界及び第二右目画像MR2と第二左目画像ML2との境界である。
 これにより、立体表示装置100は、第一観察者P1及び第二観察者P2が移動しても、第一観察者P1及び第二観察者P2に立体画像を視認させることができる。
 [第二実施形態]
 図9を参照しながら第二実施形態に係る表示装置について説明する。第二実施形態の説明では、第一実施形態と異なる部分に関する説明を記載し、第一実施形態と重複する内容の記載を省略する。
 図9は、第二実施形態に係る第一観察者、第一右目視点領域、第二観察者、第二左目視点領域及び共通視点領域の位置関係の一例を示す図である。ディスプレイ101は、例えば、図9に示した第一右目画像MR1、共通画像C及び第二左目画像ML2を表示する。共通画像Cは、第一観察者P1の左目及び第二観察者P2の右目により視認され、第一実施形態に係る第一左目画像ML1及び第二右目画像MR2に相当する。表示制御部103は、第一実施形態に係る第一左目画像ML1及び第二右目画像MR2を共通画像Cに置き換え、第一実施形態と同じ処理を実行する。
 以上、第二実施形態に係る立体表示装置100について説明した。立体表示装置100は、第一実施形態に係る第一左目画像ML1及び第二右目画像MR2を共通画像Cに置き換え、第一実施形態と同じ処理を実行する。これにより、立体表示装置100は、第一右目画像MR1、第一左目画像ML1、第二右目画像MR2及び第二左目画像ML2の四つではなく、第一右目画像MR1、共通画像C及び第二左目画像ML2の三つを表示すればよいため、更に解像度が高い立体画像を第一観察者P1及び第二観察者P2に視認させることができる。
 [第三実施形態]
 図10を参照しながら第三実施形態に係る表示装置について説明する。第三実施形態の説明では、第一実施形態及び第二実施形態と異なる部分に関する説明を記載し、第一実施形態又は第二実施形態と重複する内容の記載を省略する。
 図10は、第三実施形態に係る第一観察者、第一右目視点領域、第一左目視点領域、第二観察者、第二右目視点領域及び第二左目視点領域の位置関係の一例を示す図である。図10に示すように、第一観察者P1と第二観察者P2との間に、第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2の組みが少なくとも一つ存在していてもよい。表示制御部103は、第一観察者P1と第二観察者P2との間に、第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2の組みが少なくとも一つ存在するようにディスプレイ101を制御してもよい。
 以上、第三実施形態に係る立体表示装置100について説明した。立体表示装置100は、第一観察者P1と第二観察者P2との間に、第一右目視点領域VR1、第一左目視点領域VL1、第二右目視点領域VR2及び第二左目視点領域VL2の組みが少なくとも一つ存在するようにディスプレイ101を制御する。これにより、立体表示装置100は、第一観察者P1と第二観察者P2とが離れていても、第一観察者P1及び第二観察者P2に立体画像を視認させることができる。
 なお、上述した実施形態では、光学素子102がパララックスバリアである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。光学素子102は、例えば、レンチキュラーレンズであってもよい。
 上述した第一観察者P1および第二観察者P2の説明は、本来三者以上の観察者に観察されることが可能な立体表示装置100について、実施形態の説明の便宜上、二者を取り上げて説明したものである。
 上述した一例では、立体表示装置100は、第一観察者P1と第二観察者P2との二者が観察する場合について説明したが、これに限られない。立体表示装置100は、三者以上の複数の観察者によって観察されてもよい。
 つまり、上述した第一観察者P1をh番目(hは自然数。)の観察者、第二観察者P2を(h+1)番目の観察者、と一般化してもよい。
 また、上述した第一右目画像MR1がh番目の観察者にとっての右目画像である場合、第一右目画像MR1のことを第(2h-1)画像と一般化してもよい。同様に、第一左目画像ML1がh番目の観察者にとっての左目画像である場合、第一左目画像ML1のことを第(2h)画像と一般化してもよい。
 例えば、第一観察者P1を3番目の観察者、第二観察者P2を4番目の観察者とした(すなわち、h=3とした)場合には、第(2h-1)画像(つまり、第5画像)が第一右目画像MR1に相当し、第(2h)画像(つまり、第6画像)が第一左目画像ML1に相当する。またこの場合(すなわち、h=3とした場合)、第(2(h+1)-1)画像(つまり、第7画像)が第二右目画像MR2に相当し、第(2(h+1))画像(つまり、第8画像)が第二左目画像ML2に相当する。
 また、第一観察者P1をh番目(hは自然数。)の観察者、第二観察者P2を(h+1)番目の観察者と一般化した場合、画素の個数を次のように一般化して表現することができる。
 すなわち、h番目の観察者の第一右目画像MR1(つまり、第(2h-1)画像)を表示する画素の個数を(n(2h-1))個と表現できる。また、h番目の観察者の第一左目画像ML1(つまり、第(2h)画像)を表示する画素の個数を(n(2h))個と表現できる。
 例えば、第一観察者P1を3番目の観察者、第二観察者P2を4番目の観察者とした(すなわち、h=3とした)場合には、第一観察者P1の第一右目画像MR1(つまり、第5画像)を表示する画素の個数を(n)個と表現できる。また、第一観察者P1の第一左目画像ML1(つまり、第6画像)を表示する画素の個数を(n)個と表現できる。また、この場合、第二観察者P2の第二右目画像MR2(つまり、第7画像)を表示する画素の個数を(n)個と表現できる。また、第二観察者P2の第二左目画像ML2(つまり、第8画像)を表示する画素の個数を(n)個と表現できる。
 また、上述した第一観察者P1、第二観察者P2を含む観察者のことを「複数の観察者」と一般化することもできる。この場合、本実施形態の構成を次のように一般化して表現することができる。
 立体表示装置は、光学素子と、ディスプレイと、表示制御部とを備える。
 光学素子は、複数人の観察者のそれぞれの眼に対応して観察される視差画像の各々の視認可能な位置を制限する。
 ディスプレイは、第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、視差画像を表示面に表示する。
 表示制御部は、視差画像の視認可能な視点領域の幅が、少なくとも各観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、第二方向を基準とする光学素子の角度に応じて、連続するq(q:4以上の自然数)個の画素に各視差画像を表示し、各観察者の位置情報に対応し、視差画像の視点領域の幅を変化させるように制御する。
 また、立体表示装置の表示制御部は、上述した連続するq(q:自然数)個の総数を変えることなく、視差画像の視点領域の幅を変化させるように制御するように構成されていてもよい。
 以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。ただし、立体表示装置は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、置換、組み合わせ及び設計変更の少なくとも一つを加えることができる。
 また、上述した本発明の実施形態の効果は、一例として説明した効果である。したがって、本発明の実施形態は、上述した効果以外にも上述した実施形態の記載から当業者が認識し得る他の効果も奏し得る。
 100…立体表示装置、101…ディスプレイ、102…光学素子、103…表示制御部

Claims (16)

  1.  複数人の観察者が視認可能な立体表示装置であって、
     第h番目(h:自然数)の観察者の右目により視認される第(2h-1)画像、前記第h番目の観察者の左目により視認される第2h画像を、前記第h番目の観察者に視認可能な位置に制限する光学素子と、
     第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、前記第(2h-1)画像と前記第2h画像とを前記表示面に表示するディスプレイと、
     前記第(2h-1)画像を視認可能な第(2h-1)視点領域と前記第2h画像を視認可能な第2h視点領域との少なくとも一方が前記第h番目の観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、
     前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、
     連続する(n(2h-1))個の前記画素に前記第(2h-1)画像を表示し、
     連続する(n(2h))個の前記画素に前記第2h画像を表示し、
     かつ、
     前記第h番目の目の位置を示す位置データに基づいて、
     前記第h番目の観察者の右目と左目の境界である第(2h-1)番目眼間境界、
     及び、前記第h番目の観察者と第(h+1)番目の観察者との境界である第(2h-1)番目観察者間境界の
     少なくとも一つの位置を移動させるように前記ディスプレイを制御する表示制御部と、
     を備える立体表示装置。
  2.  前記表示制御部は、連続する(n(2h-1))個の前記画素及び連続する(n(2h))個の前記画素の総数が常に一定となるように前記ディスプレイを制御する、
     請求項1に記載の立体表示装置。
  3.  前記表示制御部は、前記第(h+1)番目の観察者よりも前記第h番目の観察者に優先的に立体視を提供する必要があり、前記第(h+1)番目の観察者が前記第(2h-1)画像を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入した場合、前記第(2(h+1))画像、あるいは、前記第(2(h+1)-1)画像の少なくとも一部の態様を変更するように前記ディスプレイを制御する、
     請求項1又は請求項2に記載の立体表示装置。
  4.  前記表示制御部は、前記第h番目の観察者が最適観察距離よりも前記ディスプレイに近づいた場合又は前記第h番目の観察者が前記最適観察距離よりも前記ディスプレイから離れた場合、
     前記第h番目の観察者の右目と左目との間の点と、前記第h番目の観察者の第(2h-1)視点領域と前記第h番目の観察者の第2h視点領域との境界とを通る直線が前記ディスプレイと交差する基準点と、前記第h番目の観察者の右目と左目との間の点と、前記第(2h-1)視点領域を構成する単位領域の境界又は前記第2h視点領域を構成する単位領域の境界とを通る直線が前記ディスプレイと交差する基準点とを特定し、隣接する二つの基準点の間隔に等しい距離で第h番目の観察者の第(2h-1)画像及び第h番目の観察者の第2h画像を表示するよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項1又は請求項2に記載の立体表示装置。
  5.  第一観察者の右目により視認される第一右目画像、前記第一観察者の左目により視認される第一左目画像、第二観察者の右目により視認される第二右目画像及び前記第二観察者の左目により視認される第二左目画像各々を視認可能な位置を制限する光学素子と、
     第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、前記第一右目画像、前記第一左目画像、前記第二右目画像及び前記第二左目画像を前記表示面に表示するディスプレイと、
     前記第一右目画像を視認可能な第一右目視点領域と、前記第一左目画像を視認可能な第一左目視点領域との少なくとも一方が前記第一観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、前記第二右目画像を視認可能な第二右目視点領域と、前記第二左目画像を視認可能な第二左目視点領域との少なくとも一方が前記第二観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するn(n:自然数)個の前記画素に前記第一右目画像を表示し、連続するm(m:自然数)個の前記画素に前記第一左目画像を表示し、連続するk(k:自然数)個の前記画素に前記第二右目画像を表示し、連続するp(p:自然数)個の前記画素に前記第二左目画像を表示し、かつ、前記第一観察者の目の位置を示す第一位置データ及び前記第二観察者の目の位置を示す第二位置データに基づいて、前記第一右目画像と前記第一左目画像との境界、前記第一左目画像と前記第二右目画像との境界、前記第一右目画像と前記第二左目画像との境界及び前記第二右目画像と前記第二左目画像との境界の少なくとも一つの位置を移動させるように前記ディスプレイを制御する表示制御部と、
     を備える立体表示装置。
  6.  前記表示制御部は、連続するn個の前記画素、連続するm個の前記画素、連続するk個の前記画素及び連続するp個の前記画素の総数が常に一定となり、かつ、前記第一観察者の位置及び前記第二観察者の位置に基づいて連続するn個の前記画素の数、連続するm個の前記画素の数、連続するk個の前記画素の数及び連続するp個の前記画素の数の少なくとも二つを変動させ、前記第一左目画像と前記第二右目画像との境界位置に応じて、(n+m)及び(k+p)それぞれが一定であるように前記ディスプレイを制御する、
     請求項5に記載の立体表示装置。
  7.  前記表示制御部は、前記第一観察者の目と前記第二観察者の目との相対速度がゼロでない場合、前記第一右目画像と前記第一左目画像との境界を前記第一観察者の右目と左目との間の距離の二倍の距離よりも広い範囲の中で前記第一位置データに基づいて移動させ、前記第二右目画像と前記第二左目画像との境界を前記第二観察者の右目と左目との間の距離の二倍の距離よりも広い範囲の中で前記第二位置データに基づいて移動させるよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  8.  前記表示制御部は、前記第一観察者の目と前記第二観察者の目との相対速度がゼロでない場合、前記第一観察者が前記第一右目画像及び前記第一左目画像を視認可能であり、前記第二観察者が前記第二右目画像及び前記第二左目画像を視認可能である範囲の中で前記第一左目画像と前記第二右目画像との境界と、前記第一右目画像と前記第二左目画像との境界との少なくとも一方を前記第一位置データ及び前記第二位置データに基づいて移動させるよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  9.  前記表示制御部は、前記第二観察者よりも前記第一観察者に優先的に立体視を提供する必要があり、前記第一観察者の目と前記第二観察者の目との相対速度がゼロでない場合、前記第一観察者が前記第一右目画像及び前記第一左目画像を視認可能である範囲の中で前記第一左目画像と前記第二右目画像との境界と、前記第一右目画像と前記第二左目画像との境界との少なくとも一方を前記第一位置データ及び前記第二位置データに基づいて移動させるよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  10.  前記表示制御部は、前記第二観察者よりも前記第一観察者に優先的に立体視を提供する必要があり、前記第二観察者が前記第一右目画像を視認可能な範囲から所定の範囲以内に進入した場合、前記第二左目画像、あるいは、前記第二右目画像の少なくとも一部の態様を変更するように前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  11.  前記表示制御部は、前記第一観察者の目と前記第二観察者の目との相対速度がゼロである場合、前記第一観察者の目が移動する速度及び前記第二観察者の目が移動する速度と等しい速度で前記第一右目画像と前記第一左目画像との境界、前記第一左目画像と前記第二右目画像との境界、前記第一右目画像と前記第二左目画像との境界及び前記第二右目画像と前記第二左目画像との境界を移動させるよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  12.  前記表示制御部は、前記第一観察者が最適観察距離よりも前記ディスプレイに近づいた場合又は前記第一観察者が前記最適観察距離よりも前記ディスプレイから離れた場合、前記第一観察者の右目と左目との間の点と、前記第一右目視点領域と前記第一左目視点領域との境界とを通る直線が前記ディスプレイと交差する基準点と、前記第一観察者の右目と左目との間の点と、前記第一右目視点領域を構成する単位領域の境界又は前記第一左目視点領域を構成する単位領域の境界とを通る直線が前記ディスプレイと交差する基準点とを特定し、隣接する二つの基準点の間隔に等しい距離で第一右目画像及び第一左目画像を表示するよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  13.  前記表示制御部は、前記第二観察者が最適観察距離よりも前記ディスプレイに近づいた場合又は前記第二観察者が前記最適観察距離よりも前記ディスプレイから離れた場合、前記第二観察者の右目と左目との間の点と、前記第二右目視点領域と前記第二左目視点領域との境界とを通る直線が前記ディスプレイと交差する基準点と、前記第二観察者の右目と左目との間の点と、前記第二右目視点領域を構成する単位領域の境界又は前記第二左目視点領域を構成する単位領域の境界とを通る直線が前記ディスプレイと交差する基準点とを特定し、隣接する二つの基準点の間隔に等しい距離で第二右目画像及び第二左目画像を表示するよう前記ディスプレイを制御する、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  14.  前記第一左目画像及び前記第二右目画像は、いずれも前記第一観察者の左目及び前記第二観察者の右目により視認される共通画像である、
     請求項5又は請求項6に記載の立体表示装置。
  15.  複数人の観察者のそれぞれの眼に対応して観察される視差画像の各々の視認可能な位置を制限する光学素子と、
    第一方向及び前記第一方向と交差する第二方向に沿って配列された複数の画素を含む表示面を有し、前記視差画像を前記表示面に表示するディスプレイと、
     前記視差画像の視認可能な視点領域の幅が、少なくとも各観察者の右目と左目との間の距離よりも広くなり、
    前記第二方向を基準とする前記光学素子の角度に応じて、連続するq(q:4以上の自然数)個の前記画素に各視差画像を表示し、
     各観察者の位置情報に対応し、前記視差画像の視点領域の幅を変化させるように制御する表示制御部と、
     を備える立体表示装置。
  16.  前記表示制御部は、連続する前記q個の総数を変えることなく、前記視差画像の視点領域の幅を変化させるように制御する
     請求項15に記載の立体表示装置。
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