WO2023199494A1 - 端末及び測位方法 - Google Patents

端末及び測位方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2023199494A1
WO2023199494A1 PCT/JP2022/017877 JP2022017877W WO2023199494A1 WO 2023199494 A1 WO2023199494 A1 WO 2023199494A1 JP 2022017877 W JP2022017877 W JP 2022017877W WO 2023199494 A1 WO2023199494 A1 WO 2023199494A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
bwp
frequency hopping
positioning
terminal
base station
Prior art date
Application number
PCT/JP2022/017877
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
康介 島
知也 小原
真哉 岡村
翔一 樋口
拓真 中村
浩樹 原田
大輔 栗田
真由子 岡野
Original Assignee
株式会社Nttドコモ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Nttドコモ filed Critical 株式会社Nttドコモ
Priority to PCT/JP2022/017877 priority Critical patent/WO2023199494A1/ja
Publication of WO2023199494A1 publication Critical patent/WO2023199494A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation

Abstract

端末は、位置測位に係る信号に適用される、BWP(Bandwidth Part)外周波数ホッピング又はBWP内周波数ホッピングを想定する制御部と、前記位置測位に係る信号を前記BWP外周波数ホッピング又は前記BWP内周波数ホッピングを適用して基地局から受信する受信部と、前記位置測位に係る信号を測定した結果を含む情報を前記基地局に送信する送信部を有する。

Description

端末及び測位方法
 本発明は、無線通信システムにおける端末及び測位方法に関する。
 3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「NR」という。)の検討が進んでいる。NRにおける、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等の要求条件を満たすために、様々な無線技術及びネットワークアーキテクチャの検討が行われている(例えば、非特許文献1)。
 また、3GPP標準化において、Reduced Capability NRデバイスとして、eMBB(enhanced Mobile Broadband)デバイス又はURLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)デバイスよりも低いコスト、複雑さを有する新たなデバイスタイプ(以下、「RedCapUE」ともいう。)が検討されている。また、RedCapUEは、複雑性を低下させるため、HD-FDD(Half-Duplex Frequency Division Duplex)をサポートすることが検討されている。
3GPP TS 38.300 V16.8.0(2021-12) 3GPP TS 38.305 V16.7.0(2021-12) 3GPP TS 38.455 V16.6.0(2021-12) 3GPP TS 37.355 V16.7.0(2021-12) 3GPP TS 23.032 V16.1.0(2021-12) 3GPP TS 38.215 V16.4.0(2020-12) 3GPP TS 38.331 V16.7.0(2021-12) 3GPP TS 38.211 V16.8.0(2021-12)
 NRにおいてUE(User Equipment)の位置測位の強化が検討されている。さらに、RedCapUE向けの位置測位が検討されている。通常のUEと比較してRedCapUEは狭帯域を使用するため、参照信号を使用する位置測位の精度の低下が想定される。
 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、参照信号を使用する位置測位を広帯域で行うことを目的とする。
 開示の技術によれば、位置測位に係る信号に適用される、BWP(Bandwidth Part)外周波数ホッピング又はBWP内周波数ホッピングを想定する制御部と、前記位置測位に係る信号を前記BWP外周波数ホッピング又は前記BWP内周波数ホッピングを適用して基地局から受信する受信部と、前記位置測位に係る信号を測定した結果を含む情報を前記基地局に送信する送信部を有する端末が提供される。
 開示の技術によれば、無線通信システムにおいて、参照信号を使用する位置測位を広帯域で行うことができる。
無線通信システムについて説明するための図である。 位置測位の例(1)を示す図である。 DL-RSTDを測定する例を示す図である。 UL-RTOAを測定する例を示す図である。 位置測位の例(2)を示す図である。 RTTを測定する例を示す図である。 本発明の実施の形態における周波数ホッピングの例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態における周波数ホッピングの例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのBWP外周波数ホッピングの例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのスロット内周波数ホッピングの例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのスロット内周波数ホッピングの例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(3)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(4)を示す図である。 本発明の実施の形態における位置測位向けSRSのスロット内周波数ホッピングの例(3)を示す図である。 本発明の実施の形態における位置測位向けSRSのスロット内周波数ホッピングの例(4)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのBWP内周波数ホッピングの例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPRSのBWP内周波数ホッピングの例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における端末20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局10又は端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における車両2001の構成の一例を示す図である。
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
 本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式(例:NR)、又は無線LAN(Local Area Network)を含む広い意味を有するものとする。
 また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
 また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される(Configure)」とは、所定の値が予め設定(Pre-configure)されることであってもよいし、基地局10又は端末20から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。
 図1は、無線通信システムについて説明するための図である。本発明の実施の形態に係る無線通信システムは、図1に示されるように、基地局10及び端末20を含む。図1には、基地局10及び端末20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
 基地局10は、1つ以上のセルを提供し、端末20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。また、時間領域におけるTTI(Transmission Time Interval)がスロットであってもよいし、TTIがサブフレームであってもよい。
 基地局10は、同期信号及びシステム情報を端末20に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHにて送信され、報知情報ともいう。同期信号及びシステム情報は、SSB(SS/PBCH block)と呼ばれてもよい。図1に示されるように、基地局10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータを端末20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータを端末20から受信する。基地局10及び端末20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。また、基地局10及び端末20はいずれも、MIMO(Multiple Input Multiple Output)による通信をDL又はULに適用することが可能である。また、基地局10及び端末20はいずれも、CA(Carrier Aggregation)によるセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)及びプライマリセル(PCell:Primary Cell)を介して通信を行ってもよい。さらに、端末20は、DC(Dual Connectivity)による基地局10のプライマリセル及び他の基地局10のプライマリセカンダリセルグループセル(PSCell:Primary SCG Cell)を介して通信を行ってもよい。
 端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、端末20は、DLで制御信号又はデータを基地局10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。また、端末20は、基地局10から送信される各種の参照信号を受信し、当該参照信号の受信結果に基づいて伝搬路品質の測定を実行する。なお、端末20をUEと呼び、基地局10をgNBと呼んでもよい。
 また、LTEあるいはNRでは、データリソースを確保するために広帯域を使用するキャリアグリゲーション機能がサポートされている。キャリアグリゲーション機能では、複数のコンポーネントキャリアを束ねることで、広帯域のデータリソースを確保することができる。例えば、20MHz帯域幅を複数束ねることによって100MHz幅を使用することができる。
 また、3GPP標準化において、Reduced Capability NRデバイスとして、eMBB(enhanced Mobile Broadband)デバイス又はURLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)デバイスよりも低いコスト、複雑さを有する新たなデバイスタイプ(以下、「RedCapUE」ともいう。)が検討されている。
 例えば、RedCapUEは、サポートする最大バンド幅が小さくてもよい。例えば、FR1(Frequency Range 1)において、RedCapUEは、初期アクセス中及びその後の最大帯域幅は20MHzであってもよい。例えば、FR2(Frequency Range 2)において、RedCapUEは、初期アクセス中及びその後の最大帯域幅が100MHzであってもよい。
 例えば、RedCapUEは、サポートする受信ブランチの数が小さくてもよい。例えば、RedCapUEは、サポートする受信ブランチの数が1又は2であってもよい。また、RedCapUEは、サポートするMIMOレイヤの最大数が小さくてもよい。例えば、RedCapUEは、サポートするMIMOレイヤの数が1又は2であってもよい。また、RedCapUEは、サポートする変調次数が小さくてもよい。例えば、RedCapUEは、FR1において256QAM(Quadrature amplitude modulation)のサポートはオプションであってもよい。
 また、RedCapUEは、複雑性を低下させるため、HD-FDD(Half-Duplex Frequency Division Duplex)をサポートすることが検討されている。Full-duplex FDD(全二重周波数分割複信)では、DLキャリアとULキャリアは異なる周波数に配置され、同時に送受信が可能である。一方、HD-FDD(半二重周波数分割複信)では、DLキャリアとULキャリアは異なる周波数に配置され、同時に送受信することはできず、DLとULの切替時間が必要である。HD-FDDは、デュプレクサを廃止することが可能であり、代わりにスイッチ及び追加のフィルタを使用する。
 また、3GPPリリース16又は17のUuインタフェースにおけるLMF(Location Management Function)による端末20の位置測位は、以下に示される1)-3)の方法により実行される(非特許文献2、非特許文献3及び非特許文献4参照)。
1)DL-TDOA(Time Difference of Arrival)に基づく方法
2)UL-TDOAに基づく方法
3)マルチRTT(Round Trip Time)に基づく方法
 図2は、位置測位の例(1)を示す図である。図2に示されるように、DL-TDOAに基づいて、UEの位置情報が算出されてもよい。複数のNRのTRPから送信されるDL無線信号をUEが測定するDL-RSTD(Received Signal Time Difference)に基づいて、UEの位置が推定されてもよい。当該推定には、TRPの地理的位置及びTRPにおけるDL送信タイミングが使用されてもよい。また、DL-RSTDに加えて、DL-PRS(Positioning Reference Signal)のRSRP(Reference Signal Received Power)に基づいて、UEの位置が推定されてもよい。
 DL-TDOAに基づく方法では、以下の手順でUEの位置が算出されてもよい。
1)gNBは、UEに対して各TRPからDL-PRSを送信する
2)UEは、測定結果であるDL-RSTDをLPP(LTE Positioning Protocol)を介してGW及び/又はgNB及び/又はLMFに報告する
3)gNBは、NRPPa(NR Positioning Protocol A)を介してTRPに係るタイミング情報をLMFに報告する
4)UE及びgNBから報告された上述の情報に基づいて、LMFはUE位置を算出する
 例えば、図2に示されるように、UEとTRP0との間の遅延、UEとTRP1との間の遅延、UEとTRP2との間の遅延を測定し、各TRPの地理的位置及びDL送信タイミングに基づいてUEの位置が算出されてもよい。
 図3は、DL-RSTDを測定する例を示す図である。以下、「及び/又は」を「/」とも記載する。図3に示されるように、DL-RSTDは、参照TRP(図3ではTRP0)のDLサブフレームの受信開始時点と、他のTRPのDLサブフレームの受信開始時点とのUEが測定した時間差を参照してもよい。DL-PRSを検出することにより、サブフレームの開始が決定されてもよい。
 各TRPの送信タイミングは一律でなくてもよい。
 DL-TDOAによるUE位置の算出に関して、以下1)-5)に示される情報がUEからGW/gNB/LMFに報告されてもよい。
1)各測定におけるPCI(Physical Cell ID)、GCI(Global Cell ID)及びTRP-ID
2)DL-RSTD測定結果
3)DL-PRS-RSRP測定結果
4)測定の時刻(time stamp)
5)各測定の品質
 DL-TDOAによるUE位置の算出に関して、以下1)-6)に示される情報がgNBからLMFに報告されてもよい。
1)gNBが制御するTRPのPCI、GCI及びTRP-ID
2)gNBが制御するTRPのタイミング情報
3)gNBが制御するTRPのDL-PRS設定
4)gNBが制御するTRPのSSBに係る情報、例えばSSBの時間及び周波数リソース
5)gNBが制御するTRPのDL-PRSの空間方向に係る情報
6)gNBが制御するTRPの地理的座標に係る情報
 DL-RSTDは、参照TRPのDLサブフレームの受信開始時点と、他のTRPのDLサブフレームの受信開始時点とのUEが測定した時間差として定義されてもよい。複数のDL-PRSリソースが、サブフレームの受信開始時点を決定するため使用されてもよい。
 gNBが制御するTRPに係るタイミング情報の報告として、TRPのSFN初期化時刻(Initialization time)が報告されてもよい。SFN初期化時刻とは、SFN0が開始される時刻である。
 gNBが制御するTRPの地理的座標に係る情報の報告として、高度を有する楕円体上の点及び誤差の範囲を示す楕円が報告されてもよい(非特許文献5参照)。例えば、緯度、経度、高度、高度の方向、高度の誤差の範囲等が報告されてもよい。
 図2に示されるように、UL-TDOAに基づいて、UEの位置情報が算出されてもよい。UEから送信されるUL無線信号を複数のNRのTRPが測定するUL-RTOA(Relative Time of Arrival)に基づいて、UEの位置が推定されてもよい。当該推定には、その他の設定情報が使用されてもよい。また、UL-RTOAに加えて、UL-SRS(Sounding Reference Signal)のRSRPに基づいて、UEの位置が推定されてもよい。
 UL-TDOAに基づく方法では、以下の手順でUEの位置が算出されてもよい。
1)UEは、複数のTRPに対してSRSを送信する
2)gNBは、測定結果であるUL-RTOAおよびTRPの地理的座標をNRPPaを介してLMFに報告する
3)gNBから報告された上記の情報に基づいて、LMFはUEの位置を算出する
 例えば、図2に示されるように、UEからTRP0へのRTOA、UEからTRP1へのRTOA、UEからTRP2へのRTOAを測定し、各TRPの地理的位置及びUL送信タイミングに基づいてUEの位置が算出されてもよい。
 図4は、UL-RTOAを測定する例を示す図である。図4に示されるように、UL-RTOAは、TRPのSRSを含むULサブフレームの受信開始時点と、ULが送信されたRTOA参照時間との時間差を参照してもよい。
 UL-TDOAによるUE位置の算出に関して、以下1)-9)に示される情報がgNBからLMFに報告されてもよい。
1)gNBが制御するTRPのPCI、GCI及びTRP-ID
2)gNBが制御するTRPのSSBに係る情報、例えばSSBの時間及び周波数リソース
3)gNBが制御するTRPの地理的座標に係る情報
4)測定のNCGI(NR Cell Global Identifier)及びTRP-ID
5)UL-RTOA
6)UL-SRSのRSRP
7)測定の時刻
8)各測定の品質
9)各測定のビームに係る情報
 UL-RTOAは、TRPにおけるSRSを含むULサブフレームの受信開始時点と、ULが送信されたRTOA参照時間との時間差として定義されてもよい。gNBは、TRPの地理的座標をNRPPaを介してLMFに報告してもよい。
 図5は、位置測位の例(2)を示す図である。図5に示されるように、複数のRTTに基づいて、UEの位置情報が算出されてもよい。DL-PRS及びUL-SRSを使用するUE/gNB受信-送信時間差測定に基づいて、UEの位置が推定されてもよい。当該推定には、DL-PRS-RSRP及びUL-SRS-RSRPが使用されてもよい。LMFは、UE/gNB受信-送信時間差測定を使用してRTTを決定してもよい。
 マルチRTTに基づく方法では、以下の手順でUEの位置が算出されてもよい。
1)gNBは、UEに対して各TRPからDL-PRSを送信する
2)UEは、複数のTRPに対してSRSを送信する
3)UEは、UE受信-送信時間差をLPPを介してGW及び/又はgNB及び/又はLMFに報告する
4)gNBは、gNB受信-送信時間差をNRPPaを介してLMFに報告する
5)UE及びgNBから報告された上記の情報に基づいて、LMFはUEの位置を算出する
 例えば、図5に示されるように、UEとTRP0間のRTT、UEとTRP1間のRTT、UEとTRP2間のRTTを測定し、各TRPの地理的位置に基づいてUEの位置が算出されてもよい。
 図6は、RTTを測定する例を示す図である。図6に示されるように、UE受信-送信時間差は、TRPからDLサブフレームを受信するタイミングとULサブフレームを送信するタイミング間の時間差を参照してもよい。また、図6に示されるように、gNB受信-送信時間差は、TRPがULサブフレームを受信するタイミングとTRPがDLサブフレームを送信するタイミング間の時間差を参照してもよい。
 複数のRTTによるUE位置の算出に関して、以下1)-5)に示される情報がUEからGW/gNB/LMFに報告されてもよい。
1)各測定におけるPCI、GCI及びTRP-ID
2)DL-PRS-RSRP測定結果
3)UE受信-送信時間差測定結果
4)測定の時刻
5)各測定の品質
 RTTによるUE位置の算出に関して、以下1)-9)に示される情報がgNBからLMFに報告されてもよい。
1)gNBが制御するTRPのPCI、GCI及びTRP-ID
2)gNBが制御するTRPのタイミング情報
3)gNBが制御するTRPのDL-PRS設定
4)gNBが制御するTRPのSSBに係る情報、例えばSSBの時間及び周波数リソース
5)gNBが制御するTRPのDL-PRSの空間方向に係る情報
6)gNBが制御するTRPの地理的座標に係る情報
7)測定のNCGI及びTRP-ID
8)gNB受信-送信時間差
9)UL-SRSのRSRP
10)UL-AoA(Angle of Arrival)、例えば方位角及び仰角
11)測定の時刻
12)測定の品質
13)測定のビームに係る情報
 なお、UE受信-送信時間差及びgNB受信-送信時間差の定義は、非特許文献6を参照してもよい。DL-RSTDと同様に、TRPの地理的座標は報告されてもよい。
 上述のように、Uuインターフェースによる位置測位では、UEとTRP間の伝播遅延を示すRSTD、RTOA、受信-送信時間差をそれぞれ使用するDL-TDOA、UL-TDOA及びマルチRTTによる位置測位方法が適用されていた。
 ここで、NRにおいてUEの位置測位の強化が検討されている。さらに、RedCapUE向けの位置測位が検討されている。また、RedCapUE向けにさらなる帯域幅の削減が検討されている。
 RedCapUE向けの位置測位は性能評価の段階であり、具体的な強化策が検討されている。例えば、狭帯域では測位精度が低下するため、狭帯域における測位の精度確保が要求される。また、例えば、狭帯域では使用可能なリソースが限定されるため、リソースマッピングの最適化が要求される。また、例えば、コーム構造かつREオフセットが設定されたマッピングパターンが採用されてもよい。なお、本発明の実施の形態は、RedCapUEに限定されず、通常のUEに適用されてもよい。
 そこで、端末20は、PRSに周波数ホッピング(PRS frequency hopping)を適用することを想定してもよい。また、端末20は、PRSにBWP外周波数ホッピング(PRS frequency hopping outside BWP)を適用することを想定してもよい。また、端末20は、測定ギャップを伴うPRSのBWP外周波数ホッピングを想定してもよい。また、端末20は、測定ギャップを伴わないPRSのBWP外周波数ホッピングを想定してもよい。また、端末20は、PRSにBWP内周波数ホッピング(PRS frequency hopping inside BWP)を適用することを想定してもよい。また、端末20は、測定ギャップを伴うPRSのBWP内周波数ホッピングを想定してもよい。また、端末20は、測定ギャップを伴うPRSのBWP内周波数ホッピングを想定してもよい。
 なお、本発明の実施の形態は、RedCapUEの位置測位に限定されず、一般的なNR端末の位置測位(UE NR positioning)に適用されてもよい。
 図7は、本発明の実施の形態における周波数ホッピングの例(1)を示す図である。図7は、周波数ホッピングなしのPRSの例と、周波数ホッピングありのPRSの例である。RedCapUEは、サイズ制約からハード的に制限があるため、アンテナ利得を上昇させることが困難である。
 そこで、RedCapUE向けに、図7に示されるような周波数ホッピングを導入してもよい。BWP外周波数ホッピングを導入することにより、RE(Resource Element)あたりの送信電力を上昇させ、かつ非ホッピング時と同等の帯域幅で測定を実行することができる。これにより、測位精度を担保することができる。また、BWP内周波数ホッピングを導入することにより、PRSに使用する帯域幅を削減した測定を実行することができる。これにより、リソースを確保することができる。
 図8は、本発明の実施の形態におけるPRSの周波数ホッピングの例を示す図である。PRSのdl-PRS-PointAで定義されるオフセットk′=0(非特許文献8参照)が0となるシンボルを基準として、同一のオフセット集合で規定されるSRSを単位として、ホッピングパターンが設定されると端末20及び基地局10は想定してもよい。図8における周波数ホッピングに係るパラメータは、以下のとおりである(非特許文献8参照)。
Dl-PRS-CombSizeN = n6
dl-PRS-NumSymbols = n6
repetitionFactor (R) = n3
RE offset = {0,3,1,4,2,5}
 上記パラメータにより、図8に示されるように、送信コームのサブキャリア数は6、シンボル数は6、繰り返しシンボル数は3、REオフセットは{0,3,1,4,2,5}となる周波数ホッピングが設定される。例えば、ホッピング元及びホッピング先で、同一のREオフセットが設定されると端末20及び基地局10は想定してもよいし、異なるREオフセットが設定されると端末20及び基地局10は想定してもよい。
 例えば、繰り返しシンボル数R(repetitionFactor (R))が設定され、k′により規定されるオフセット集合内のRシンボルごとのホッピングを端末20及び基地局10は想定してもよい。
 例えば、スロット内周波数ホッピング(intra-slot frequency hopping)、スロット間周波数ホッピング(inter-slot frequency hopping)又はスロット内周波数ホッピングとスロット間周波数ホッピングの組み合わせのいずれを端末20及び基地局10は想定してもよい。スロット内周波数ホッピングとスロット間周波数ホッピングとで、異なるパラメータが設定されると端末20及び基地局10は想定してもよい。
 例えば、端末20は、必要なUE能力をネットワークに報告してもよい。当該UE能力は、ホッピングをサポートするか否かを示す情報であってもよい。さらに、当該UE能力は、スロット内周波数ホッピング及び/又はスロット間周波数ホッピングをサポートするか否かを示す情報を含んでもよい。さらに、当該UE能力は、BWP外周波数ホッピングをサポートするか否かを示す情報を含んでもよい。
 また、PRS測定(測定ギャップあり又は測定ギャップなし)に係る能力との組み合わせで、ホッピングの能力又はフィーチャグループが規定されてもよい。
 例えば、端末20は、周波数ホッピングに必要なパラメータがネットワークからRRCシグナリング、MAC-CE及び/又はDCIによって設定、更新及び/又は通知されると想定してもよい。また、端末20は、周波数ホッピングに必要なパラメータをネットワークに要求してもよい。
 当該周波数ホッピングに必要なパラメータは、ホッピング先を決定するパラメータ、ホッピングを行う帯域幅、ホッピングの時間領域の長さのうち少なくとも一つであってもよい。当該周波数ホッピングに必要なパラメータのデフォルト値が、仕様で規定されてもよいし、UEごとに設定されてもよい。
 例えば、端末20は、ネットワークから、スロット内周波数ホッピング及び/又はスロット間周波数ホッピングが明示的に設定されると想定してもよいし、設定されたパラメータの関連付けにより暗黙的にホッピング動作を端末20は想定してもよい。例えば、{有効化(activate),無効化(deactivate)}のように設定されてもよい。例えば、ホッピング帯域幅がPRS帯域幅より小さく設定された場合、BWP内ホッピングが設定されたと端末20は想定してもよい。例えば、ホッピング帯域幅がPRS帯域幅より大きく設定された場合、BWP外ホッピングが設定されたと端末20は想定してもよい。
 図9は、本発明の実施の形態における位置測位向けSRSのBWP外周波数ホッピングの例を示す図である。図10に示されるように、端末20は、BWPの周波数領域の外にホッピングするBWP外周波数ホッピングを想定してもよい。BWP外周波数ホッピングとは、BWPを変更せず、一時的にBWP外を含めた広帯域でPRSを受信する動作であってもよい。BWP外周波数ホッピングにより、一時的にBWP外を含めた広帯域で測位を行い、測位精度を向上させることができる。
 例えば、BWP外周波数ホッピングは、BWP内周波数ホッピングと組み合わされて実行されてもよい。BWP内周波数ホッピングは、BWP内及び/又はRB内における周波数ホッピングであってもよく、詳細は後述する。
 例えば、測定ギャップを伴うBWP外PRS測定を行うためのRF再チューニングギャップ(RF retuning gap)時間について、下記に示される1)及び2)を端末20及び基地局10は想定してもよい。RF再チューニングギャップ時間として、測定ギャップを設けたDL-PRS測定に加えて、測定ギャップなしでのDL-PRS測定をサポートする測定ギャップの代わりにPRS受信を想定するPRS処理ウィンドウ(PRS processing window, PPW)を設定してもよい。
1)RF再チューニングギャップの設定規則。
1-1)周期的に決まったタイミングでギャップが設定されてもよい。周期は仕様で決められてもよいし、ネットワークから設定されてもよい。スロット内ギャップ及びスロット間のギャップを想定してもよい。測定ギャップと同時のタイミングで設定されると想定してもよい。
1-2)RF再チューニングが必要になったタイミングのみ、ギャップが設定又は事前設定されてもよい。当該タイミングに係る情報は、端末20から必要なとき要求してもよいし、ネットワークから必要なとき通知されると想定してもよい。スロット内ギャップ及びスロット間のギャップを想定してもよい。
2)RF再チューニングギャップの設定時間。UE能力に応じて複数の候補ギャップ時間が規定され、いずれを使用するかネットワークから設定されてもよい。下記のT及びTは、SRSで設定する値とは独立して定義されてもよい。
2-1)例として、BWP程度の帯域幅のみ同時待ち受け可能なローエンドUEでは、再チューニングに必要な長めのギャップ期間Tを設定してもよい。ギャップ期間Tは測定ギャップ期間を含まない。また、再チューニングに必要な長めのギャップ期間Tと測定ギャップ期間TMGを含んだギャップ期間をまとめて、TMG′として新たに設定してもよい(RF再チューニングギャップ期間に測定ギャップを含む)。
2-2)例として、消費電力観点でBWPを絞っているが、RFとしてはより広帯域を同時に待ち受け可能なハイエンドUEでは、Tよりも短めのギャップ期間Tを設定してもよい(ギャップ期間Tは測定ギャップを含まない)。または、短めのギャップ期間Tと測定ギャップ期間TMGを含んだギャップ期間をまとめてTMG′として新たに設定してもよい(RF再チューニングギャップ期間に測定ギャップを含む)。または、当該ハイエンドUEでは、ギャップなしを設定し、測定ギャップ期間TMGのみを設定してもよい。
 なお、上記のT及びTは、SRS向けに設定する値とは独立して定義されてもよい。
 図10は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(1)を示す図である。図10は、スロット間のBWP外周波数ホッピングが設定され、周期的にギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図10に示されるようにTMG′は、TMGに2Tを加えた長さとなる。
 図11は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(2)を示す図である。図11は、スロット間のBWP外周波数ホッピングが設定され、RF再チューニングが必要なタイミングにギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図11に示されるようにTMG′は、TMGに2Tを加えた長さとなる。RF再チューニングが必要でないタイミングのギャップ期間は、TMGとなる。
 図12は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット内周波数ホッピングの例(1)を示す図である。図12は、スロット内のBWP外周波数ホッピングが設定され、周期的にギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図12に示されるように全体のギャップ期間はTMG′となる。
 図13は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット内周波数ホッピングの例(2)を示す図である。図14は、スロット間のBWP外周波数ホッピングが設定され、RF再チューニングが必要なタイミングにギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図13に示されるように全体のギャップ期間はTMG′であり、再チューニング不要分を含む。
 例えば、測定ギャップを伴わないBWP外PRS測定を行うためのRF再チューニングギャップ(RF retuning gap)時間について、下記に示される1)及び2)を端末20及び基地局10は想定してもよい。RF再チューニングギャップ時間として、測定ギャップを設けたDL-PRS測定に加えて、測定ギャップなしでのDL-PRS測定をサポートする測定ギャップの代わりにPRS受信を想定するPRS処理ウィンドウ(PRS processing window, PPW)を設定してもよい。
1)RF再チューニングギャップの設定規則。
1-1)周期的に決まったタイミングでギャップが設定されてもよい。周期は仕様で決められてもよいし、ネットワークから設定されてもよい。スロット内ギャップ及びスロット間のギャップを想定してもよい。PPWと隣接したタイミングで設定されると想定してもよい。
1-2)RF再チューニングが必要になったタイミングのみ、ギャップが設定又は事前設定されてもよい。当該タイミングに係る情報は、端末20から必要なとき要求してもよいし、ネットワークから必要なとき通知されると想定してもよい。スロット内ギャップ及びスロット間のギャップを想定してもよい。
2)RF再チューニングギャップの設定時間。UE能力に応じて複数の候補ギャップ時間が規定され、いずれを使用するかネットワークから設定されてもよい。
2-1)例として、BWP程度の帯域幅のみ同時待ち受け可能なローエンドUEでは、再チューニングに必要な長めのギャップ期間Tを設定してもよい。
2-2)例として、消費電力観点でBWPを絞っているが、RFとしてはより広帯域を同時に待ち受け可能なハイエンドUEでは、Tよりも短めのギャップ期間Tを設定してもよい。または、当該ハイエンドUEでは、ギャップなしを設定してもよい。
 なお、上記のT及びTは、SRS向けに設定する値とは独立して定義されてもよい。
 図14は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(3)を示す図である。図14は、スロット間のBWP外周波数ホッピングが設定され、周期的にギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図14に示されるようにPPWは、PRSを含む期間全体に設定されてもよいし、ギャップ期間Tに隣接する期間に設定されてもよい。
 図15は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット間周波数ホッピングの例(4)を示す図である。図15は、スロット間のBWP外周波数ホッピングが設定され、RF再チューニングが必要なタイミングにギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図14に示されるようにPPWは、PRSに隣接する期間に設定されてもよいし、ギャップ期間Tに隣接する期間に設定されてもよい。
 図16は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット内周波数ホッピングの例(3)を示す図である。図16は、スロット内のBWP外周波数ホッピングが設定され、周期的にギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図16に示されるようにPPWは、全体のPRS測定期間の前後に隣接して設定されてもよい。
 図17は、本発明の実施の形態におけるPRSのスロット内周波数ホッピングの例(4)を示す図である。図17は、スロット間のBWP外周波数ホッピングが設定され、RF再チューニングが必要なタイミングにギャップを設定する例である。上述のようにギャップ期間Tは、{T,T,0}のいずれかが設定可能である。図16に示されるようにPPWは、全体のPRS測定期間の前後に隣接して設定されてもよい。
 例えば、周辺端末への影響を考慮して、以下1)-4)に示されるように事前のスケジューリング等が実行されてもよい。
1)干渉回避のため、ホッピング帯域幅及び/又はタイミングを制限する。
2)ネットワークから指定されたPRSリソースIDのみでPRSを受信する。
3)BWP外ホッピングを優先して他端末が送信を中止してもよいし、他端末はホッピングに使用されていないREのみで送信を行ってもよい。
4)M(Mは1以上)シンボル以上、周辺端末信号と衝突した場合、以下1)又は2)を想定してもよい。Mは仕様で規定されてもよいし、ネットワークから通知されてもよい。
1)受信されたPRSをドロップし測位に使用しない。
2)PRSの再送を要求する。
 例えば、再チューニングギャップのタイミングで、BWP内に送信又は受信すべき他の信号がある場合、以下1)-3)に示されるように優先順位が設定されてもよい。
1)他の信号を優先し、PRSホッピングを実行しない。
2)他の信号を優先し、BWP内ホッピングでのPRS受信を実行する。測定ギャップありのPRS受信を実行してもよいし、測定ギャップなしのPRS受信を実行してもよい。
3)PRSを優先し、RF再チューニングギャップを設定の上BWP外ホッピングを実行し、他の信号は送受信を行わない。
 例えば、狭帯域通信を考慮して、簡易なホッピングパターンが設定されてもよい。例えば、通常UE、ハイエンドRedCapUE、ローエンドRedCapUEのように、カテゴリ分けして、複数の候補ホッピング帯域幅を示すテーブル及び/又は処理が簡易なホッピング規則が規定されてもよい。
 例えば、UL(SRS)とDL(PRS)でホッピング帯域幅等のパラメータ情報が互いに共有されてもよい。UL測位及びDL測位(マルチRTT)で測位精度の補正を行ってもよい。
 例えば、サービングTRP及び非サービングTRPでホッピング帯域幅等のパラメータが統一又は互いに共有されてもよい。これにより、マルチRTT、DL-TDOA測位においてTRP間の測位精度の確保又は補正を行ってもよい。
 測定ギャップなし測位向けに、PPWの設定単位を、以下1)又は2)のようにしてもよい。
1)BWPごとに設定してもよい。BWPごとに設定する場合、ホッピング規則と関連付けられPRS受信を想定する周波数に設定してもよい。
2)ホッピング帯域幅ごとに設定してもよい。
 図18は、本発明の実施の形態における位置測位向けSRSのBWP内周波数ホッピングの例(1)を示す図である。図18に示されるように、端末20は、BWPの周波数領域内でホッピングを行うBWP内周波数ホッピングを想定してもよい。BWP内の一部にのみSRSをマッピングし、残りの周波数領域はホッピングでカバーし、BWP内のリソースを有効利用してもよい。図18に示される例は、BWP内のRB単位でホッピングする例である。
 図19は、本発明の実施の形態における位置測位向けSRSのBWP内周波数ホッピングの例(2)を示す図である。図19に示される例は、BWP内のRBにおいてRE単位でホッピングする例である。
 例えば、狭帯域通信を考慮して、簡易なホッピングパターンが設定されてもよい。例えば、通常UE、ハイエンドRedCapUE、ローエンドRedCapUEのように、カテゴリ分けして、複数の候補ホッピング帯域幅を示すテーブル及び/又は処理が簡易なホッピング規則が規定されてもよい。
 例えば、UL(SRS)とDL(PRS)でホッピング帯域幅等のパラメータ情報が互いに共有されてもよい。UL測位及びDL測位(マルチRTT)で測位精度の補正を行ってもよい。
 例えば、測定ギャップなし測位向けにPPWの設定単位を以下1)-3)のようにしてもよい。
1)BWPごとに設定してもよい。
2)RBごとに設定してもよい。RBごとに設定する場合、ホッピング規則と関連付けられPRS受信を想定するRBに設定してもよい。
3)REごとに設定してもよい。REごとに設定する場合、ホッピング規則と関連付けられPRS受信を想定するREに設定してもよい。
 なお、「PRS(Positioning Reference Signal)」は、「DL-PRS」等に読み替えられてもよい。
 なお、「ネットワーク」は、「gNB」、「TRP」、「LMF」等に読み替えられてもよい。
 なお、「メジャメントギャップなし位置測位(MG-less positioning)」は、「メジャメントギャップなし測定(MG-less measurement)」、「メジャメントギャップ外PRS測定(PRS measurement outside MG)」等に読み替えられてもよい。
 なお、「RF再チューニング(RF retuning)」は、「RF切り替え(RF switching)」、「RF調整(RF adjustment)」等に読み替えられてもよい。
 なお、「ネットワークから設定される」は、「RRCシグナリングで設定」、「MAC-CEで有効化/無効化/更新(activate/deactivate/update)」、「DCIで通知(indicate)」等に読み替えられてもよい。
 上述の実施例により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。また、基地局10は、BWP内の一部にマッピングした参照信号を周波数ホッピングすることで、BWP内のリソースを有効活用することができる。
 すなわち、無線通信システムにおいて、参照信号を使用する位置測位を広帯域で行うことができる。
 (装置構成)
 次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局10及び端末20の機能構成例を説明する。基地局10及び端末20は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局10及び端末20はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
 <基地局10>
 図20は、基地局10の機能構成の一例を示す図である。図20に示されるように、基地局10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図20に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
 送信部110は、端末20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、端末20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、端末20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号、DL参照信号等を送信する機能を有する。
 設定部130は、予め設定される設定情報、及び、端末20に送信する各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。設定情報の内容は、例えば、D2D通信の設定に係る情報等である。
 制御部140は、実施例において説明したように、端末20がD2D通信を行うための設定に係る処理を行う。また、制御部140は、D2D通信及びDL通信のスケジューリングを送信部110を介して端末20に送信する。また、制御部140は、D2D通信及びDL通信のHARQ応答に係る情報を受信部120を介して端末20から受信する。制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。
 <端末20>
 図21は、端末20の機能構成の一例を示す図である。図21に示されるように、端末20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図21に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
 上述のLTE-SLの送受信機構(モジュール)と上述のNR-SLの送受信機構(モジュール)とは、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とをそれぞれ別個に有してもよい。
 送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局10から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL/SL制御信号又は参照信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、D2D通信として、他の端末20に、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)、PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)等を送信し、受信部220は、他の端末20から、PSCCH、PSSCH、PSDCH又はPSBCH等を受信する。
 設定部230は、受信部220により基地局10又は端末20から受信した各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、D2D通信の設定に係る情報等である。
 制御部240は、実施例において説明したように、他の端末20との間のRRC接続を確立するD2D通信を制御する。また、制御部240は、省電力動作に係る処理を行う。また、制御部240は、D2D通信及びDL通信のHARQに係る処理を行う。また、制御部240は、基地局10からスケジューリングされた他の端末20へのD2D通信及びDL通信のHARQ応答に係る情報を基地局10に送信する。また、制御部240は、他の端末20にD2D通信のスケジューリングを行ってもよい。また、制御部240は、センシングの結果に基づいてD2D通信に使用するリソースをリソース選択ウィンドウから自律的に選択してもよいし、再評価又はプリエンプションを実行してもよい。また、制御部240は、D2D通信の送受信における省電力に係る処理を行う。また、制御部240は、D2D通信における端末間協調に係る処理を行う。制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
 (ハードウェア構成)
 上記実施形態の説明に用いたブロック図(図20及び図21)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
 機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
 例えば、本開示の一実施の形態における基地局10、端末20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図22は、本開示の一実施の形態に係る基地局10及び端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及び端末20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局10及び端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 基地局10及び端末20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図20に示した基地局10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図21に示した端末20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
 記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
 補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
 通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インタフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、又は論理的に分離された実装がなされてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
 また、基地局10及び端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
 図23に車両2001の構成例を示す。図23に示すように、車両2001は駆動部2002、操舵部2003、アクセルペダル2004、ブレーキペダル2005、シフトレバー2006、前輪2007、後輪2008、車軸2009、電子制御部2010、各種センサ2021~2029、情報サービス部2012と通信モジュール2013を備える。本開示において説明した各態様/実施形態は、車両2001に搭載される通信装置に適用されてもよく、例えば、通信モジュール2013に適用されてもよい。
 駆動部2002は例えば、エンジン、モータ、エンジンとモータのハイブリッドで構成される。操舵部2003は、少なくともステアリングホイール(ハンドルとも呼ぶ)を含み、ユーザによって操作されるステアリングホイールの操作に基づいて前輪及び後輪の少なくとも一方を操舵するように構成される。
 電子制御部2010は、マイクロプロセッサ2031、メモリ(ROM、RAM)2032、通信ポート(IOポート)2033で構成される。電子制御部2010には、車両2001に備えられた各種センサ2021~2029からの信号が入力される。電子制御部2010は、ECU(Electronic Control Unit)と呼んでも良い。
 各種センサ2021~2029からの信号としては、モータの電流をセンシングする電流センサ2021からの電流信号、回転数センサ2022によって取得された前輪や後輪の回転数信号、空気圧センサ2023によって取得された前輪や後輪の空気圧信号、車速センサ2024によって取得された車速信号、加速度センサ2025によって取得された加速度信号、アクセルペダルセンサ2029によって取得されたアクセルペダルの踏み込み量信号、ブレーキペダルセンサ2026によって取得されたブレーキペダルの踏み込み量信号、シフトレバーセンサ2027によって取得されたシフトレバーの操作信号、物体検知センサ2028によって取得された障害物、車両、歩行者等を検出するための検出信号等がある。
 情報サービス部2012は、カーナビゲーションシステム、オーディオシステム、スピーカ、テレビ、ラジオといった、運転情報、交通情報、エンターテイメント情報等の各種情報を提供(出力)するための各種機器と、これらの機器を制御する1つ以上のECUとから構成される。情報サービス部2012は、外部装置から通信モジュール2013等を介して取得した情報を利用して、車両2001の乗員に各種マルチメディア情報及びマルチメディアサービスを提供する。情報サービス部2012は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ、タッチパネルなど)を含んでもよいし、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ、タッチパネルなど)を含んでもよい。
 運転支援システム部2030は、ミリ波レーダ、LiDAR(Light Detection and Ranging)、カメラ、測位ロケータ(例えば、GNSS等)、地図情報(例えば、高精細(HD)マップ、自動運転車(AV)マップ等)、ジャイロシステム(例えば、IMU(Inertial Measurement Unit)、INS(Inertial Navigation System)等)、AI(Artificial Intelligence)チップ、AIプロセッサといった、事故を未然に防止したりドライバの運転負荷を軽減したりするための機能を提供するための各種機器と、これらの機器を制御する1つ以上のECUとから構成される。また、運転支援システム部2030は、通信モジュール2013を介して各種情報を送受信し、運転支援機能又は自動運転機能を実現する。
 通信モジュール2013は通信ポートを介して、マイクロプロセッサ2031および車両2001の構成要素と通信することができる。例えば、通信モジュール2013は通信ポート2033を介して、車両2001に備えられた駆動部2002、操舵部2003、アクセルペダル2004、ブレーキペダル2005、シフトレバー2006、前輪2007、後輪2008、車軸2009、電子制御部2010内のマイクロプロセッサ2031及びメモリ(ROM、RAM)2032、センサ2021~29との間でデータを送受信する。
 通信モジュール2013は、電子制御部2010のマイクロプロセッサ2031によって制御可能であり、外部装置と通信を行うことが可能な通信デバイスである。例えば、外部装置との間で無線通信を介して各種情報の送受信を行う。通信モジュール2013は、電子制御部2010の内部と外部のどちらにあってもよい。外部装置は、例えば、基地局、移動局等であってもよい。
 通信モジュール2013は、電子制御部2010に入力された上述の各種センサ2021-2028からの信号、当該信号に基づいて得られる情報、及び情報サービス部2012を介して得られる外部(ユーザ)からの入力に基づく情報、の少なくとも1つを、無線通信を介して外部装置へ送信してもよい。電子制御部2010、各種センサ2021-2028、情報サービス部2012などは、入力を受け付ける入力部と呼ばれてもよい。例えば、通信モジュール2013によって送信されるPUSCHは、上記入力に基づく情報を含んでもよい。
 通信モジュール2013は、外部装置から送信されてきた種々の情報(交通情報、信号情報、車間情報等)を受信し、車両2001に備えられた情報サービス部2012へ表示する。情報サービス部2012は、情報を出力する(例えば、通信モジュール2013によって受信されるPDSCH(又は当該PDSCHから復号されるデータ/情報)に基づいてディスプレイ、スピーカーなどの機器に情報を出力する)出力部と呼ばれてもよい。また、通信モジュール2013は、外部装置から受信した種々の情報をマイクロプロセッサ2031によって利用可能なメモリ2032へ記憶する。メモリ2032に記憶された情報に基づいて、マイクロプロセッサ2031が車両2001に備えられた駆動部2002、操舵部2003、アクセルペダル2004、ブレーキペダル2005、シフトレバー2006、前輪2007、後輪2008、車軸2009、センサ2021~2029等の制御を行ってもよい。
 (実施の形態のまとめ)
 以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、位置測位に係る信号に適用される、BWP(Bandwidth Part)外周波数ホッピング又はBWP内周波数ホッピングを想定する制御部と、前記位置測位に係る信号を前記BWP外周波数ホッピング又は前記BWP内周波数ホッピングを適用して基地局から受信する受信部と、前記位置測位に係る信号を測定した結果を含む情報を前記基地局に送信する送信部を有する端末末が提供される。
 上記の構成により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。また、基地局10は、BWP内の一部にマッピングした参照信号を周波数ホッピングすることで、BWP内のリソースを有効活用することができる。すなわち、無線通信システムにおいて、参照信号を使用する位置測位の精度の低下を緩和することができる。
 前記制御部は、BWP外で前記位置測位に係る信号を受信する場合、周期的なギャップ又は無線再チューニングに必要なタイミングのみにギャップを設定してもよい。当該構成により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。
 前記制御部は、端末能力に基づいて無線再チューニングのための異なるギャップ長を想定してもよい。上記の構成により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。
 前記制御部は、無線再チューニングのためのギャップが他の信号とオーバラップする場合、前記位置測位に係る信号を送信するか否かを優先順位に基づいて決定してもよい。上記の構成により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。
 前記制御部は、BWP内周波数ホッピングを想定する場合、前記位置測位に係る信号にリソースブロック単位又はリソースエレメント単位の周波数ホッピングを想定してもよい。上記の構成により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。
 また、本発明の実施の形態によれば、位置測位に係る信号に適用される、BWP(Bandwidth Part)外周波数ホッピング又はBWP内周波数ホッピングを想定する制御手順と、前記位置測位に係る信号を前記BWP外周波数ホッピング又は前記BWP内周波数ホッピングを適用して基地局から受信する受信手順と、前記位置測位に係る信号を測定した結果を含む情報を前記基地局に送信する送信手順とを端末が実行する測位方法が提供される。
 上記の構成により、端末20は、広帯域における位置測位により、測位精度を向上させることができる。また、基地局10は、BWP内の一部にマッピングした参照信号を周波数ホッピングすることで、BWP内のリソースを有効活用することができる。すなわち、無線通信システムにおいて、参照信号を使用する位置測位の精度の低下を緩和することができる。
 (実施形態の補足)
 以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局10及び端末20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って端末20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
 また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、6th generation mobile communication system(6G)、xth generation mobile communication system(xG)(xG(xは、例えば整数、小数))、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、New radio access(NX)、Future generation radio access(FX)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張、修正、作成、規定された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末20との通信のために行われる様々な動作は、基地局10及び基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
 本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
 入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
 本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
 ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
 また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
 本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
 なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
 本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
 また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
 上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
 本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)」、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
 基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head))によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
 本開示において、基地局が端末に情報を送信することは、基地局が端末に対して、情報に基づく制御・動作を指示することと読み替えられてもよい。
 本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
 移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
 また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数の端末20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能を端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
 同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
 本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
 「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
 参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
 本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
 上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
 本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニュメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ニュメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニュメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニュメロロジに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
 例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各端末20に対して、無線リソース(各端末20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニュメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニュメロロジに基づいて決定されてもよい。
 また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
 なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニュメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。端末20に対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、端末20は、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
 本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
 本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いられてもよいし、組み合わせて用いられてもよいし、実行に伴って切り替えて用いられてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
 以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10    基地局
110   送信部
120   受信部
130   設定部
140   制御部
20    端末
210   送信部
220   受信部
230   設定部
240   制御部
1001  プロセッサ
1002  記憶装置
1003  補助記憶装置
1004  通信装置
1005  入力装置
1006  出力装置
2001  車両
2002  駆動部
2003  操舵部
2004  アクセルペダル
2005  ブレーキペダル
2006  シフトレバー
2007  前輪
2008  後輪
2009  車軸
2010  電子制御部
2012  情報サービス部
2013  通信モジュール
2021  電流センサ
2022  回転数センサ
2023  空気圧センサ
2024  車速センサ
2025  加速度センサ
2026  ブレーキペダルセンサ
2027  シフトレバーセンサ
2028  物体検出センサ
2029  アクセルペダルセンサ
2030  運転支援システム部
2031  マイクロプロセッサ
2032  メモリ(ROM,RAM)
2033  通信ポート(IOポート)

Claims (6)

  1.  位置測位に係る信号に適用される、BWP(Bandwidth Part)外周波数ホッピング又はBWP内周波数ホッピングを想定する制御部と、
     前記位置測位に係る信号を前記BWP外周波数ホッピング又は前記BWP内周波数ホッピングを適用して基地局から受信する受信部と、
     前記位置測位に係る信号を測定した結果を含む情報を前記基地局に送信する送信部を有する端末。
  2.  前記制御部は、BWP外で前記位置測位に係る信号を受信する場合、周期的なギャップ又は無線再チューニングに必要なタイミングのみにギャップを設定する請求項1記載の端末。
  3.  前記制御部は、端末能力に基づいて無線再チューニングのための異なるギャップ長を想定する請求項2記載の端末。
  4.  前記制御部は、無線再チューニングのためのギャップが他の信号とオーバラップする場合、前記位置測位に係る信号を送信するか否かを優先順位に基づいて決定する請求項2記載の端末。
  5.  前記制御部は、BWP内周波数ホッピングを想定する場合、前記位置測位に係る信号にリソースブロック単位又はリソースエレメント単位の周波数ホッピングを想定する請求項1記載の端末。
  6.  位置測位に係る信号に適用される、BWP(Bandwidth Part)外周波数ホッピング又はBWP内周波数ホッピングを想定する制御手順と、
     前記位置測位に係る信号を前記BWP外周波数ホッピング又は前記BWP内周波数ホッピングを適用して基地局から受信する受信手順と、
     前記位置測位に係る信号を測定した結果を含む情報を前記基地局に送信する送信手順とを端末が実行する測位方法。
PCT/JP2022/017877 2022-04-14 2022-04-14 端末及び測位方法 WO2023199494A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/017877 WO2023199494A1 (ja) 2022-04-14 2022-04-14 端末及び測位方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/017877 WO2023199494A1 (ja) 2022-04-14 2022-04-14 端末及び測位方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2023199494A1 true WO2023199494A1 (ja) 2023-10-19

Family

ID=88329416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2022/017877 WO2023199494A1 (ja) 2022-04-14 2022-04-14 端末及び測位方法

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2023199494A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220109466A1 (en) * 2020-10-06 2022-04-07 Qualcomm Incorporated Determination of capability of user equipment to measure a downlink positioning reference signal across a plurality of frequency hops

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220109466A1 (en) * 2020-10-06 2022-04-07 Qualcomm Incorporated Determination of capability of user equipment to measure a downlink positioning reference signal across a plurality of frequency hops

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ERICSSON: "WF on impact of NR positioning measurements on RRM", 3GPP DRAFT; R4-2008667, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP), MOBILE COMPETENCE CENTRE ; 650, ROUTE DES LUCIOLES ; F-06921 SOPHIA-ANTIPOLIS CEDEX ; FRANCE, vol. RAN WG4, no. Electronic Meeting; 20200525 - 20200605, 10 June 2020 (2020-06-10), Mobile Competence Centre ; 650, route des Lucioles ; F-06921 Sophia-Antipolis Cedex ; France , XP051896353 *
INTERDIGITAL, INC.: "Discussion on latency improvements for DL and DL+UL positioning methods", 3GPP DRAFT; R1-2104874, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP), MOBILE COMPETENCE CENTRE ; 650, ROUTE DES LUCIOLES ; F-06921 SOPHIA-ANTIPOLIS CEDEX ; FRANCE, vol. RAN WG1, no. e-Meeting; 20210510 - 20210527, 12 May 2021 (2021-05-12), Mobile Competence Centre ; 650, route des Lucioles ; F-06921 Sophia-Antipolis Cedex ; France , XP052011095 *
LG ELECTRONICS: "Discussion on necessity and details for physical-layer procedures to support UE/gNB measurements", 3GPP DRAFT; R1-1906722, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP), MOBILE COMPETENCE CENTRE ; 650, ROUTE DES LUCIOLES ; F-06921 SOPHIA-ANTIPOLIS CEDEX ; FRANCE, vol. RAN WG1, no. Reno, USA; 20190513 - 20190517, 4 May 2019 (2019-05-04), Mobile Competence Centre ; 650, route des Lucioles ; F-06921 Sophia-Antipolis Cedex ; France , XP051708758 *
MODERATOR (INTEL CORPORATION): "Feature Lead Summary#3 for E-mail Discussion [106bis-e-NR- ePos-06]", 3GPP DRAFT; R1-2110458, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP), MOBILE COMPETENCE CENTRE ; 650, ROUTE DES LUCIOLES ; F-06921 SOPHIA-ANTIPOLIS CEDEX ; FRANCE, vol. RAN WG1, no. e-Meeting; 20211011 - 20211019, 19 October 2021 (2021-10-19), Mobile Competence Centre ; 650, route des Lucioles ; F-06921 Sophia-Antipolis Cedex ; France, XP052061589 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2023199494A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023199493A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2024004058A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2024023978A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023199449A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2024018630A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023199448A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023199390A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023203784A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023119600A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2024069902A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2023199530A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023228295A1 (ja) 端末、基地局、無線通信システム及び無線通信方法
WO2023199529A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023119532A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2023203783A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023228294A1 (ja) 無線通信ノード、端末、及び無線通信方法
WO2023248447A1 (ja) 端末及び基地局
WO2024080010A1 (ja) 端末及び測位方法
WO2023079653A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2023135656A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2023144976A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2023144975A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2024100898A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2024100744A1 (ja) 端末、基地局、及び通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 22937473

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1