WO2023095343A1 - サービス提供装置、サービス提供システム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供システム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

本開示によるサービス提供装置は、産業機械を一意に識別する機械固有情報、当該産業機械で利用したいサービスを指定する要求サービス情報、および当該サービスの利用条件を含む要求条件情報を少なくとも含む要求情報を受け付ける要求受付部と、要求情報と、機械固有情報に対して前記産業機械のサービスの提供に係る情報を少なくとも関連付けたサービス情報とに基づいて、要求情報により要求されるサービスの提供可否、および提供可能条件を判断する判断部と、判断部による判断の結果を産業機械に提供するサービス情報提供部と、を備える。

Description

サービス提供装置、サービス提供システム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
 本発明は、サービス提供装置、サービス提供システム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
 産業機械およびそのサービス提供装置により提供及び実現されるサービス(機能)は多岐に渡る。一般には、ユーザは必要なサービスを購入する。購入したサービスは、産業機械の出荷時または出荷後に有効となるように設定される。以後、永続的にサービスを利用することが可能となる(例えば、特許文献1など)。
特開平07-234714号公報
 産業機械における加工に関する機能は特別に高額なものもある。製品の大量生産に用いられる機能の場合は、高額であっても問題はない。しかしながら、高額な機能を、まずは試し加工をしてから利用を考えたい場合や、多品種少量生産用途で用いる予定である場合には、買い取りすることが難しい。これは、試し加工後の利用頻度や、いつまで継続利用するか分からないまま機能を買い取ることになるためである。必要なサービスを必要時に最小限で有効利用することができない。
 高額な機能は利用の仕方によっては産業機械のユーザの経済的な負担となる。また、製造コストの上昇にもつながるため、その回収のために加工した製品価格に転嫁せざるを得なくなるという課題もある。
 そこで、必要なサービスを、必要時に最小限で有効利用することができるような技術が必要とされている。
 本開示の一態様は、産業機械が提供可能なサービスを所定の条件で提供するための産業機械のサービス提供装置であって、前記産業機械を一意に識別する機械固有情報、当該産業機械で利用したいサービスを指定する要求サービス情報、および当該サービスの利用条件を含む要求条件情報を少なくとも含む要求情報を受け付ける要求受付部と、前記要求情報と、前記機械固有情報に対して前記産業機械のサービスの提供に係る情報を少なくとも関連付けたサービス情報とに基づいて、前記要求情報により要求されるサービスの提供可否、および提供可能条件を判断する判断部と、前記判断部による判断の結果を前記産業機械に提供するサービス情報提供部と、を備えるサービス提供装置である。
 本開示の他の態様は、産業機械が提供可能なサービスを、要求に基づいて所定の条件で提供するための、産業機械のサービス提供システムであって、サービス提供装置が、前記サービスを実施する少なくとも1つの産業機械を管理しており、前記産業機械は、前記要求情報を前記サービス提供装置に出力し、要求情報に対する、前記サービス提供情報の前記判断部による判断の結果に基づいて、当該サービスを提供する、サービス提供システムである。
 本開示の他の態様は、産業機械が提供可能なサービスを所定の条件で提供するための産業機械のサービス提供装置としてコンピュータを動作させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記産業機械を一意に識別する機械固有情報、当該産業機械で利用したいサービスを指定する要求サービス情報、および当該サービスの利用条件を含む要求条件情報を少なくとも含む要求情報を受け付ける要求受付部、前記要求情報と、前記機械固有情報に対して前記産業機械のサービスの提供に係る情報を少なくとも関連付けたサービス情報とに基づいて、前記要求情報により要求されるサービスの提供可否、および提供可能条件を判断する判断部、前記判断部による判断の結果を前記産業機械に提供するサービス情報提供部、として動作させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
 本開示の一態様により、個々の産業機械が提供可能なサービスのうち、機械ユーザが必要なサービスを必要時に最小限で有効に利用することができる。
本発明の一実施形態によるサービス提供装置の概略的なハードウェア構成図である。 本発明の第1実施形態によるサービス提供装置の概略的な機能を示すブロック図である。 要求情報の例を示す図である。 サービス情報の例を示す図である。 要求に対する判断結果の例を示す図である。 利用期間に基づく課金情報を含むサービス情報の例を示す図である。 要求に対する課金情報を含む判断結果の表示例を示す図である。 利用回数に基づく課金情報を含むサービス情報の例を示す図である。 警告閾値を含むサービス情報の例を示す図である。 第2実施形態によるサービス提供装置の概略的な機能を示すブロック図である。 利用判断の結果の表示例を示す図である。 その他の実施形態によるサービス提供装置の概略的な機能を示すブロック図である。
 以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
 図1は本発明の一実施形態によるサービス提供装置の要部を示す概略的なハードウェア構成図である。本発明のサービス提供装置2は、工場に配置された産業機械4とインターネットなどのネットワーク5を介して接続されている。そして、サービス提供装置2が産業機械4を管理することで、サービス提供システム1を構成する。サービス提供装置2は、サーバなどのコンピュータ上に実装することができる。本実施形態による産業機械4は、利用可能なサービスに係るソフトウェアが予めインストールされている。そして、サービス提供装置2から所定の利用許可に係る情報を受信することで当該機能が利用できるように構成されているものとする。
 本発明のサービス提供装置2が備えるCPU11は、サービス提供装置2を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、バス22を介してROM12に格納されたシステム・プログラムを読み出し、該システム・プログラムに従ってサービス提供装置2全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ、及び外部から入力された各種データ等が一時的に格納される。
 不揮発性メモリ14は、例えば図示しないバッテリでバックアップされたメモリやSSD(Solid State Drive)等で構成され、サービス提供装置2の電源がオフされても記憶状態が保持される。不揮発性メモリ14には、インタフェース15を介して外部機器72から読み込まれたデータや加工プログラム、入力装置71を介して入力されたデータやプログラム、産業機械4から送信されてきた各データ等が記憶される。不揮発性メモリ14に記憶されたデータや加工プログラムは、実行時/利用時にはRAM13に展開されても良い。また、ROM12には、公知の解析プログラムなどの各種システム・プログラムが予め書き込まれている。
 インタフェース15は、サービス提供装置2のCPU11とUSB装置等の外部機器72と接続するためのインタフェースである。外部機器72側からは、例えばサービス提供装置2の機能に係るプログラムや、サービス提供に係る各種データ等を読み込むことができる。また、サービス提供装置2内で編集したプログラムや各種データ等は、外部機器72を介して外部記憶手段に記憶させることができる。
 表示装置70には、メモリ上に読み込まれた各データ、加工プログラムやシステム・プログラム等が実行された結果として得られたデータ等が、インタフェース18を介して出力されて表示される。また、キーボードやポインティングデバイス等から構成される入力装置71は、インタフェース19を介して作業者による操作に基づく指令,データ等をCPU11に渡す。
 インタフェース20は、サービス提供装置2のCPU11とネットワーク5とを接続するためのインタフェースである。ネットワーク5は、専用線などで構成されるWAN(Wide Area Network)であってもよいし、インターネットなどの広域ネットワークであってもよい。ネットワーク5には、工場などに設置された工作機械やロボットなどの産業機械4や、図示しないフォグコンピュータ、クラウドサーバ等が接続されている。これらの各装置は、ネットワーク5を介してサービス提供装置2との間で相互にデータのやり取りを行っている。
 図2は、本発明の第1実施形態によるサービス提供装置2が備える機能を概略的なブロック図として示したものである。本実施形態によるサービス提供装置2が備える各機能は、図1に示したサービス提供装置2が備えるCPU11がシステム・プログラムを実行し、サービス提供装置2の各部の動作を制御することにより実現される。
 本実施形態のサービス提供装置2は、要求受付部100、判断部110、サービス情報提供部120、課金処理部130、通信部180を備える。また、サービス提供装置2のRAM13乃至不揮発性メモリ14には、それぞれの産業機械4に提供されたサービスに係る情報であるサービス情報を記憶するための領域であるサービス情報記憶部150が用意されている。
 要求受付部100は、産業機械4で利用するサービスに係る要求情報を受け付ける。要求情報は、少なくともサービス提供装置2が管理する産業機械4を一意に識別できる機械固有情報、要求するサービスを一意に識別できる要求サービス情報、および当該サービスの要求条件を示す要求条件情報を含む。機械固有情報は、少なくとも管理している産業用機械を一意に識別できればどのような構造をしていてもよい。例えば、マシンツールビルダーを一意に識別するための情報(例えば、Machine Tool Builder番号など)や、産業機械4を使用しているユーザを一意に識別するための情報(例えば、機械ユーザ番号など)、該ユーザが保有する産業機械4を一意に識別するための情報などを含んでいてもよい。要求サービス情報は、少なくともサービス提供装置2が管理している産業機械4のサービス(機能)を一意に識別できればどのような構造をしていてもよい。例えば、要求する機能の名称や、適宜割り付けた機能番号であってよい。要求条件情報は、例えば利用期間に係る条件や利用期限に係る条件、利用回数に係る条件、その他の利用制限に係る条件(例えば、利用する地理的位置、利用する時間帯、一部の機能利用)など、サービスの利用に係るどのような条件を含んでいてもよい。要求受付部100は、受け付けた要求情報を判断部110に出力する。
 図3は、要求情報の例を示す図である。1番目の要求情報は、機械固有情報としての機械ID:01-0001-01、要求サービス情報として機能番号:S666、要求条件情報として追加利用期間を示す30日という情報を含んでいる。2番目の要求情報は、機械固有情報としての機械ID:01-0001-01、要求サービス情報として機能番号:S677、要求条件情報として追加利用期間を示す30日という情報を含んでいる。3番目の要求情報は、機械固有情報としての機械ID:01-001-01、要求サービス情報として機能番号:R696、要求条件情報として追加利用回数を示す300回という情報を含んでいる。4番目の要求情報は、機械固有情報としての機械ID:01-0001-01、要求サービス情報として機能番号:J834、要求条件情報として追加利用回数を示す100回という情報を含んでいる。
 判断部110は、産業機械4から要求受付部100が受け付けた要求情報と、サービス情報記憶部150に記憶されるサービス情報とに基づいて、該産業機械4からの要求が満足できるか否かを判断する。判断部110は、要求受付部100から産業機械4の要求情報が入力されると、該要求情報に含まれる機械固有情報に対応するサービス情報をサービス情報記憶部150から読み出す。そして、要求情報により要求されたサービスが提供可能であるか否か、要求条件情報に含まれる条件を満足できるか否かを判断する。判断部110による判断結果は、サービス情報提供部120および課金処理部130に出力される。また、サービス情報記憶部150に記憶されるサービス情報は、判断部110による判断結果に基づいて更新される。
 サービス情報提供部120は、判断部110による判断結果を産業機械4に対して提供する。提供した判断結果は、産業機械4において所定のサービスの利用許可乃至利用禁止に係る情報として扱われる。サービス情報提供部120が提供する判断結果には、少なくとも要求されたサービスの提供可否に係る情報、および提供条件を含む。提供条件は、例えば残り利用期間や残り利用回数、その他の利用制限に係る情報を含んでいてもよい。
 図4は、サービス情報記憶部150に記憶されるサービス情報の例を示す図である。サービス情報は、機械固有情報毎に少なくとも前記サービスの提供に係る情報を紐づけて管理するための情報である。サービス情報に含まれるサービスの提供に係る情報は、それぞれのサービスに係る提供形態や提供状態、現在の利用状況を示す情報を含む。図4の例では、例えば機能番号:S666の3次元誤差補正機能を提供するサービスは利用期間を定める形で提供されることが示されている。そして、機械ID:01-0001-01の産業機械4には、サービス番号:S666の3次元誤差補正機能が買い取りされた状態である。そのため、この機械のユーザは、現時点で3次元誤差補正機能を永久に利用することが可能である。また、同じ産業機械4に対して、機能番号:R696のスムーズトレランス制御機能は、利用期間又は利用回数を定める形で提供されることが示されている。そして、この機械のユーザは、現時点ではスムーズトレランス機能を利用していないことがわかる。なお、図4の表には利用期間に係る情報のみが示されているが、サービス情報は、利用回数に係る条件(例えば、残り利用回数)や、利用制限に係る情報(例えば、日本国内でのみ利用可能、夜間のみ利用可能、全体機能の内で機能Aのみ利用可能)、課金に係る情報(例えば、課金単価、総課金額)などを含んでいてもよい。
 図5は、判断部110による判断結果の例を示す図である。サービス情報記憶部150に、図4に例示するサービス情報が記憶されている時、要求受付部100が図3に例示する1番目の要求を受け付けた場合、判断部110は、サービス情報記憶部150から機械ID:01-0001-01の産業機械4について、機能番号:S666のサービス情報を読み出す。そして、既に買取り済みであることがわかるため、図5の1番目の判断結果に例示するように、利用期間の追加要求は受け付けられないと判断する。また、図3に例示する2番目の要求を受け付けた場合、判断部110は、機能番号:S677の工具先端点制御機能の残り提供期間を30日延長して40日に更新する(図5の2番目の判断結果)。図3に例示する3番目の要求を受け付けた場合、判断部110は、未提供であった機能番号:R696のスムーズトレランス制御機能を残り利用回数を100回追加する(図5の3番目の判断結果)。また、図3に例示する4番目の要求を受け付けた場合、判断部110は、機能番号:J834のバランスカット機能は当該機械に対して提供不可であると判断する(図5の4番目の判断結果)。
 課金処理部130は、判断部110による判断結果に基づいて、提供するサービスに応じた課金処理を行う。サービス情報記憶部150に記憶されているサービス情報には、それぞれのサービスごとに、サービスの提供形態に応じた課金に係る情報が予め設定されている。
 図6は、提供形態が利用期間である場合の課金に係る情報の例を示している。図6の例では、提供形態が利用期間である機能番号:S667の工具先端点制御機能について、日毎の課金単価が¥100、年毎の課金単価が¥30,000と設定されている。課金処理部130は、このような情報を参照し、例えば工具先端点制御機能の利用期間が30日延長することになった場合に、¥100×30=¥3,000をユーザに対して請求する課金処理を行う。図7は、産業機械4に対して送信された課金処理の結果の表示例を示している。
 図8は、提供形態が利用回数である場合の課金に係る情報の例を示している。図8の例では、提供形態が利用回数である機能番号:R696のスムーズトレランス制御機能について、1回毎の課金単価が¥200、200回毎の課金単価が¥35,000と設定されている。課金処理部130は、このような情報を参照し、例えばスムーズトレランス制御機能の利用回数を1要求で300回追加することになった場合に、¥35,000×1(200回分)+¥200×100(残り100回分)=¥55,000をユーザに対して請求する課金処理を行う。
 なお、課金処理には、その他の利用条件を考慮したものとしてもよい。例えば、利用する地理的位置を所定の範囲に限定することによる割引や、利用する時間帯を制限することにより割引などをするようにしてもよい。これらの課金に係る情報は、サービス情報に予め設定しておくとよい。
 通信部180は、サービス提供装置2と、産業機械4との間でネットワーク5を介した情報のやり取りを管理する。通信部180は、産業機械4からの要求情報を受信すると、受信した要求情報を要求受付部100へ出力する。また、サービス情報提供部120から要求情報に対する判断結果が出力されると、出力された判断結果を産業機械4に送信する。更に、課金処理部130による課金処理の結果を、産業機械4に送信する。これらの情報は、産業機械4に送信する他、該産業機械4のユーザや該産業機械4のメーカーに対して、電子メールなどの他の通信手段を用いて送信するようにしてもよい。
 上記構成を備えた本実施形態によるサービス提供装置2は、任意のタイミングで産業機械4から送信された要求情報に基づいて、該産業機械4で所定のサービスを利用できるようにすることができる。要求情報には、利用期間や利用回数、その他の利用制限に係る情報を含めることができ、これらの要求条件情報に応じた課金を行うことができる。そのため、個々の産業機械が提供可能なサービスのうち、産業機械4のユーザが必要なサービスを必要時に最小限で有効に利用することができる。また、必要時にのみ必要なサービスを受けることで、サービス利用費用が下がることで、産業機械4のユーザの経済的負担が軽減され、製造コストも下がることが見込まれる。
 本実施形態によるサービス提供装置2の一変形例として、サービス提供装置2は、サービスの利用状況に応じて産業機械4のユーザに対して警告を出力するようにしてもよい。例えば、提供形態が利用期間であるサービスについて、図9に例示するように利用期間に係る警告閾値を管理する。そして、残り提供期間が警告閾値以下となったサービスがある場合、サービス情報提供部120は、産業機械4のユーザに対して残り利用期間が閾値以下になった旨を示す警告メッセージを送信するようにしてもよい。提供形態が利用回数である場合にも、残り提供回数に対する警告閾値を管理することで、同様の警告メッセージを送信することができる。このようにすることで、サービスの利用を更新し忘れることなく、提供されるサービスを利用し続けることができるようになる。
 図10は、本発明の第2実施形態によるサービス提供装置2が備える機能を概略的なブロック図として示したものである。本実施形態による産業機械4は、サービスを利用する際に、サービス提供装置2に対してサービスの利用をする旨を通知する。そして、当該通知に対する応答として、サービス提供装置2から所定の利用許可に係る情報を受信することで当該機能が利用できるように構成されているものとする。本実施形態によるサービス提供装置2が備える各機能は、図1に示したサービス提供装置2が備えるCPU11がシステム・プログラムを実行し、サービス提供装置2の各部の動作を制御することにより実現される。
 本実施形態によるサービス提供装置2は、要求受付部100、判断部110、サービス情報提供部120、課金処理部130、通信部180に加えて、利用判断部140を備える。また、サービス提供装置2のRAM13乃至不揮発性メモリ14には、それぞれの産業機械4に提供されたサービスに係る情報であるサービス情報を記憶するための領域であるサービス情報記憶部150が用意されている。
 本実施形態による要求受付部100、判断部110、サービス情報提供部120、課金処理部130、通信部180は、第1実施形態によるサービス提供装置2が備える各機能と同様の機能を備える。
 利用判断部140は、産業機械4から送信されたサービス利用開始情報に基づいてサービスの利用可否の判断をする。そして、その判断結果を産業機械4に対して送信する。産業機械4から送信されるサービス利用開始情報には、機械固有情報、利用したいサービスを一意に識別できる利用サービス情報、および当該サービスの利用条件を示す利用条件情報を含む。利用サービス情報は、これから利用するサービスを一意に識別可能な情報であり、第1実施形態による要求サービス情報と同様のものである。利用条件情報は、これから利用するサービスの利用条件(利用回数、産業機械4に取り付けられたGPSにより検出された産業機械4の地理的位置、サービスの利用時間、どの機能を利用するか)を含む。利用判断部140は、受け付けたサービス利用開始情報に含まれる機能固有情報及び利用サービス情報に対応するサービス情報を、サービス情報記憶部150から読み出す。そして、当該サービスが現時点で利用可能か否かを提供状態や残り提供期間、残り提供回数などの情報を参照して判断する。また、利用判断部140は、サービス情報に含まれる利用制限に係る情報(例えば、日本国内でのみ利用可能、夜間のみ利用可能、全体機能の内で機能Aの未利用可能)と、サービス利用開始情報に含まれる利用条件情報とを突き合せる。そして、利用条件が利用宣言に係る情報を満足しているか否かを判断する。利用判断部140は、これらの判断の結果、サービスの利用が可能であると判断した場合、その旨を産業機械4に送信する。産業機械4は、この判断結果に基づいて、当該サービスを利用する。一方、利用判断部140がサービスの利用が不可であると判断した場合、その旨を産業機械4に送信する。産業機械4では、この判断結果に基づいて、当該サービスの利用が禁止される。図11は、サービスの利用が禁止された際に、産業機械4の表示装置等に表示される警告表示の例を示している。なお、サービス利用開始情報には、必ずしも利用サービス情報を含める必要は無い。この場合、サービス提供装置2は、機械固有情報に対応する産業機械に提供されている各サービス及びその一部について、利用条件情報で示される利用条件で利用ができるか否かを、産業機械4に対して応答するようにすればよい。
 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例のみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
 例えば、上記した実施形態におけるサービス提供システム1では、サービス情報記憶部150をサービス提供装置2に内蔵した構成としている。しかしながら、図12に例示するように、サービス情報記憶部150は、サービス提供装置2とは異なるコンピュータ上に設けるようにしてもよい。
 また、上記した実施形態におけるサービス提供システム1は、サービス提供装置2と産業機械とがネットワークを介して接続した構成としている。しかしながら、サービス提供装置2を、産業機械4を制御する制御装置上に構成するようにしてもよい。このように構成する場合、産業機械4においてサービスを利用する場合、制御装置上に構成されたサービス提供装置2に相当する機能群に対して、要求情報を出力する。そして、要求情報に対する応答として、判断部110の判断結果が出力される。制御装置上にサービス提供装置2を構成することで、ネットワークから切り離された産業機械4においても、本願発明の機能を利用することが可能となる。
   1 サービス提供システム
   2 サービス提供装置
   4 産業機械
  11 CPU
  12 ROM
  13 RAM
  14 不揮発性メモリ
  15,18,19,20 インタフェース
  22 バス
  70 表示装置
  71 入力装置
  72 外部機器
 100 要求受付部
 110 判断部
 120 サービス情報提供部
 130 課金処理部
 140 利用判断部
 150 サービス情報記憶部
 180 通信部

Claims (10)

  1.  産業機械が提供可能なサービスを所定の条件で提供するための産業機械のサービス提供装置であって、
     前記産業機械を一意に識別する機械固有情報、当該産業機械で利用したいサービスを指定する要求サービス情報、および当該サービスの利用条件を含む要求条件情報を少なくとも含む要求情報を受け付ける要求受付部と、
     前記要求情報と、前記機械固有情報に対して前記産業機械のサービスの提供に係る情報を少なくとも関連付けたサービス情報とに基づいて、前記要求情報により要求されるサービスの提供可否、および提供可能条件を判断する判断部と、
     前記判断部による判断の結果を前記産業機械に提供するサービス情報提供部と、
    を備えるサービス提供装置。
  2.  前記サービス情報は、当該サービスの期間あたり又は回数あたりの利用単価を含み、
     前記要求条件情報は、前記サービスの利用期間又は利用回数を含み、
     前記サービス情報及び前記要求条件情報に基づいて、前記サービスの課金処理を行う課金処理部を更に備える、
    請求項1記載のサービス提供装置。
  3.  前記サービス情報は、前記サービスの提供形態、前記サービスの現在の提供状態、前記サービスの提供可能期間、および、前記サービスの残り提供期間の少なくともいずれかを含む、
    請求項1または2記載のサービス提供装置。
  4.  前記サービス情報提供部は、前記サービスの残り提供期間が所定の期間以下又は残り提供回数が所定の回数以下となった場合に警告を通知する、
    請求項1~3のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
  5.  前記産業機械から、前記産業機械を一意に識別する機械固有情報、および前記産業機械におけるサービスの利用条件を含む利用条件情報を少なくとも含むサービス利用開始情報を受け付け、前記サービス情報と、前記サービス利用開始情報とに基づいて、前記産業機械におけるサービスの利用可否を判断する利用判断部を更に備える、
    請求項1~4のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
  6.  前記産業機械が提供可能なサービスは、数値制御装置が工作機械を駆動制御することで実施する機能、または、ロボットコントローラがロボットを駆動制御することで実施する機能の少なくともいずれかである、
    請求項1~5のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
  7.  産業機械が提供可能なサービスを、要求に基づいて所定の条件で提供するための、産業機械のサービス提供システムであって、
     請求項1~6のいずれか1つに記載のサービス提供装置が、前記サービスを実施する少なくとも1つの産業機械を管理しており、
     前記産業機械は、
     前記要求情報を前記サービス提供装置に出力し、
     要求情報に対する、前記サービス提供装置の前記判断部による判断の結果に基づいて、当該サービスを提供する、
    サービス提供システム。
  8.  前記サービス提供装置と、前記産業機械とがネットワークを介して接続されており、
     前記産業機械は、前記サービス提供装置と前記ネットワークを介してやり取りする、
    請求項7に記載のサービス提供システム。
  9.  前記サービス提供装置は、前記産業機械を制御する制御装置上に構成されている、
    請求項7に記載のサービス提供システム。
  10.  産業機械が提供可能なサービスを所定の条件で提供するための産業機械のサービス提供装置としてコンピュータを動作させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
     前記産業機械を一意に識別する機械固有情報、当該産業機械で利用したいサービスを指定する要求サービス情報、および当該サービスの利用条件を含む要求条件情報を少なくとも含む要求情報を受け付ける要求受付部、
     前記要求情報と、前記機械固有情報に対して前記産業機械のサービスの提供に係る情報を少なくとも関連付けたサービス情報とに基づいて、前記要求情報により要求されるサービスの提供可否、および提供可能条件を判断する判断部、
     前記判断部による判断の結果を前記産業機械に提供するサービス情報提供部、
    として動作させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2002111894A (ja) * 2000-06-20 2002-04-12 Toshiba Corp 電子機器の機能変更方法及びカスタマセンタ並びにディーラシステム並びにユーザシステム
JP2008134969A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Fuji Xerox Co Ltd データ処理システム、データ処理装置、データ処理要求装置及びコンピュータのプログラム
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