WO2023058119A1 - ソール及び靴 - Google Patents

ソール及び靴 Download PDF

Info

Publication number
WO2023058119A1
WO2023058119A1 PCT/JP2021/036848 JP2021036848W WO2023058119A1 WO 2023058119 A1 WO2023058119 A1 WO 2023058119A1 JP 2021036848 W JP2021036848 W JP 2021036848W WO 2023058119 A1 WO2023058119 A1 WO 2023058119A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
region
sole
shoe
elasticity
cushioning
Prior art date
Application number
PCT/JP2021/036848
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
博之 塚田
大希 三宅
Original Assignee
株式会社アシックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アシックス filed Critical 株式会社アシックス
Priority to PCT/JP2021/036848 priority Critical patent/WO2023058119A1/ja
Publication of WO2023058119A1 publication Critical patent/WO2023058119A1/ja

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/14Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
    • A43B13/18Resilient soles

Abstract

靴の一部を構成するソールであって、着地時に足に加わる衝撃を緩和させる緩衝部(210)と、緩衝部の弾性率よりも高い弾性率を有し、かつ、足を支持する支持部(220)と、を有する。支持部(220)は、緩衝部の周囲に設けられた支持面(220a)を有する。緩衝部(210)は、凹面(212)と、複数の柱状体(214H,214L)と、を有する。緩衝部(210)は、支持面(220a)に隣接する高弾性領域(210H)と、高弾性領域に隣接し、かつ、高弾性領域における弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性領域(210L)と、を有する。

Description

ソール及び靴
 この開示は、ソール及び靴に関する。
 従来、着地時に足に加わる衝撃を緩和させる構造を備える靴が知られている。例えば、米国特許出願公開第2015/0223560号明細書には、複数の凸状要素を有するミッドソールが開示されている。複数の凸状要素は、ミッドソールの表面に設けられた窪み面からミッドソールの表面まで延びる形状を有している。複数の凸状要素は、ミッドソールの全域にわたって形成されている。
米国特許出願公開第2015/0223560号公報
 米国特許出願公開第2015/0223560号公報に記載のソールにおいて、より緩衝性を高めるために、例えば各凸状要素の弾性率を低くすることが考えられる。しかしながら、そのようにすると、ミッドソールの表面と凸状要素との境界部において弾性率の差が大きくなるため、着用者の感じる違和感が強くなる。
 本開示の目的は、着地時に足に加わる衝撃の緩和と、着用者の感じる違和感の低減と、の双方を達成可能なソール及び靴を提供することである。
 この開示の一局面に従ったソールは、靴の一部を構成するソールであって、着地時に足に加わる衝撃を緩和させる緩衝部と、前記緩衝部の弾性率よりも高い弾性率を有し、かつ、足を支持する支持部と、を有し、前記支持部は、前記緩衝部の周囲に設けられた支持面を有し、前記緩衝部は、前記支持面から窪んだ高さ位置に位置する凹面と、それぞれが前記凹面から前記支持面と同じ高さ位置まで延びる形状を有する複数の柱状体と、を有し、前記緩衝部は、前記支持面に隣接する高弾性領域と、前記高弾性領域に隣接し、かつ、前記高弾性領域における弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性領域と、を有する。
 また、この開示の一局面に従った靴は、前記ソールと、前記ソールに直接的または間接的に接続されており、前記ソールの上方に位置するアッパーと、を備える。
 この開示によれば、着地時に足に加わる衝撃の緩和と、着用者の感じる違和感の低減と、の双方を達成可能なソール及び靴を提供することができる。
本開示の第1実施形態の靴を概略的に示す斜視図である。 ソールの平面図である。 図2におけるIII-III線での断面図である。 図2におけるIV-IV線での断面図である。 緩衝部及びその近傍を示す平面図である。 図5におけるVI-VI線での断面図である。 ソールの拡大断面図である。 柱状体の変形例を示す平面図である。 柱状体の変形例を示す平面図である。 柱状体の変形例を示す斜視図である。 柱状体の変形例を示す斜視図である。 緩衝部の領域の変形例を示す図である。 緩衝部の領域の変形例を示す図である。 緩衝部の領域の変形例を示す図である。 緩衝部の領域の変形例を示す図である。 本開示の第2実施形態の靴のソールの緩衝部の平面図である。 本開示の第3実施形態の靴のソールの緩衝部の平面図である。 緩衝部の低弾性領域の斜視図である。 図17におけるXIX-XIX線での断面図である。 低弾性領域の変形例を示す図である。 低弾性領域の変形例を示す図である。 緩衝部の配置及び低弾性領域の変形例を示す平面図である。 緩衝部の配置及び低弾性領域の変形例を示す平面図である。 緩衝部の配置及び低弾性領域の変形例を示す平面図である。 緩衝部の配置及び低弾性領域の変形例を示す平面図である。
 この発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。以下の説明では、長手方向、幅方向、前方、後方等の用語が用いられる。これら方向を示す用語は、地面等の平らな面に置かれた靴1を着用した着用者の視点から見た方向を示す。例えば、前方は、つま先側を指し、後方は、踵側を指す。また、内側は、幅方向における足の第1趾側を指し、外側は、幅方向における足の第5趾側を指す。
 (第1実施形態)
 図1は、本開示の第1実施形態の靴を概略的に示す斜視図である。図2は、ソールの平面図である。図3は、図2におけるIII-III線での断面図である。図4は、図2におけるIV-IV線での断面図である。なお、図2には、左足用のソール10が示されているが、このソール10は、右足にも適用可能であり、この場合、左足用のソール10と対称になる。本実施形態の靴1は、例えば、ランニングシューズが好適であるが、他のスポーツシューズやウォーキングシューズとして適用可能であり、靴の用途は問わない。
 図1、図3及び図4に示されるように、靴1は、ソール10と、アッパー20と、を備えている。
 アッパー20は、ソール10に接続されており、ソール10とともに足を収容する空間を形成する。図3に示されるように、アッパー20は、アッパー本体22と、中底24と、を有している。アッパー本体22は、足の上面を被覆している。中底24は、アッパー本体22の下部に接続されており、アッパー20の底部を構成している。中底24は、ソール10の表面に接続されている。
 ソール10は、靴1の一部を構成している。ソール10は、アッパー20の下部に接続されている。ソール10は、アウターソール100と、ミッドソール200と、を有している。
 アウターソール100は、接地部を構成している。アウターソール100は、ゴム等からなる。
 ミッドソール200は、アウターソール100上に設けられている。このミッドソール200上にアッパー20が配置されている。つまり、ミッドソール200は、アッパー20とアウターソール100との間に設けられている。
 ミッドソール200は、例えば、主成分としての樹脂材料と、副成分としての発泡剤や架橋剤と、を含む樹脂製のフォーム材により形成される。樹脂材料として、例えば、ポリオレフィン樹脂やポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の樹脂発泡体が好適に利用可能である。あるいは、ミッドソール200は、主成分としてのゴム材料と、副成分としての可塑剤や発泡剤、補強剤、架橋剤と、を含むゴム製のフォーム材により形成されてもよい。ゴム材料として、例えばブタジエンゴムが好適に利用可能である。なお、ミッドソール200は、上記の材料に限らず、適度な強度を有しつつ緩衝性に優れる樹脂またはゴム材料により形成されてもよい。
 ミッドソール200は、前足領域R1と、後足領域R2と、中足領域R3と、を有している。前足領域R1は、靴1の長手方向における前部に位置する領域である。後足領域R2は、靴1の長手方向における後部に位置する領域である。中足領域R3は、前足領域R1と後足領域R2との間に位置する領域である。
 前足領域R1は、靴1の全長に対して靴1の前端部から後端部に向かって0%~30%程度の範囲に位置する領域である。中足領域R3は、靴1の全長に対して靴1の前端部から後端部に向かって30%~80%程度の範囲に位置する領域である。後足領域R2は、靴1の全長に対して靴1の前端部から後端部に向かって80%~100%の範囲に位置する領域である。
 図2に示されるように、ミッドソール200は、緩衝部210と、支持部220と、を有している。
 緩衝部210は、着地時に足の踵に加わる衝撃を緩和させる部位である。緩衝部210は、少なくとも後足領域R2に設けられている。本実施形態では、緩衝部210は、後足領域R2から中足領域R3の後部に至る領域に設けられている。緩衝部210は、靴1の中心線SC(図2を参照)に沿って靴1の後端部から50%以下の範囲に形成されることが好ましい。なお、中心線SCは、靴1の中心線に限らず、靴1の標準的な着用者の踵骨の中心と第1趾及び第2趾間とを結ぶ直線に対応する線としてもよい。
 緩衝部210は、前端部210aと、後端部210bと、内側縁部210cと、外側縁部210dと、を有している。
 前端部210aは、長手方向における前端に位置する部位である。図2に示されるように、前端部210aは、中心線SCよりも幅方向における外側に位置している。
 後端部210bは、長手方向における後端に位置する部位である。図2に示されるように、後端部210bは、概ね中心線SC上に位置している。
 内側縁部210cは、前端部210aと後端部210bとを連結しており、幅方向における緩衝部210の内側の縁部を構成している。内側縁部210cは、前側縁部210c1と、後側縁部210c2と、を有している。
 前側縁部210c1は、長手方向における内側縁部210cの前部を構成している。前側縁部210c1は、前端部210aから後端部210bに向かうにしたがって次第に幅方向における内側に向かう形状を有している。本実施形態では、前側縁部210c1は、幅方向における内向きに凸となるように湾曲する形状を有している。ただし、前側縁部210c1は、幅方向における外向きに凸となるように湾曲する形状を有していてもよいし、直線状に形成されてもよい。
 後側縁部210c2は、長手方向における内側縁部210cの後部を構成している。後側縁部210c2は、後端部210bに向かうにしたがって次第に幅方向における外側に向かう形状を有している。本実施形態では、後側縁部210c2は、幅方向における内向きに凸となるように湾曲する形状を有している。ただし、後側縁部210c2は、幅方向における外向きに凸となるように湾曲する形状を有していてもよいし、直線状に形成されてもよい。
 外側縁部210dは、前端部210aと後端部210bとを連結しており、幅方向における緩衝部210の外側の縁部を構成している。
 緩衝部210は、凹面212と、複数の柱状体214と、を有している。
 凹面212は、ミッドソール200のうち緩衝部210の周囲の部位の表面(後述の支持面220aを含む)から窪んだ高さ位置に位置している。図6に示されるように、凹面212は、ベース面212aと、傾斜面212bと、を有している。
 ベース面212aは、柱状体214の表面と実質的に平行である。
 傾斜面212bは、ベース面212aに対して傾斜している。傾斜面212bは、内側縁部210cを含む領域A(図5において斜線が施された領域)に形成されている。傾斜面212bは、前記領域Aのうち緩衝部210内に位置する縁部A1から緩衝部210の外縁A2に向かうにしたがって次第に柱状体214の表面に近づくように傾斜する形状を有している。例えば、図5におけるVI-VI線での断面では、図6に示されるように、傾斜面212bは、幅方向における外側から内側に向かうにしたがって次第に柱状体214の表面に近づくように傾斜する形状を有している。この傾斜面212bは、図6に示されるように平坦に形成されてもよいし、上向きに凸となるように湾曲するように形成されてもよいし、下向きに凸となるように湾曲するように形成されてもよい。領域Aの後端部は、中心線SCよりも幅方向における内側に位置している。
 各柱状体214は、凹面212から支持面220aと同じ高さ位置まで延びる形状を有している。各柱状体214の表面は、平面視において多角形状に形成されていることが好ましく、特に、五角形以上の多角形状に形成されていることが好ましい。本実施形態では、各柱状体214は、六角柱状に形成されている。なお、柱状体214の角部は、厳密な意味での角ではなく、丸まっていてもよく、Cカットされていてもよい。
 互いに隣接する一対の柱状体214間の寸法g(図5を参照)は、柱状体214の高さ寸法h(図7を参照)以上である。前記寸法gは、柱状体214の表面の各辺の長さよりも小さい。
 柱状体214の平面視において、柱状体214の軸方向と直交する方向における柱状体214の寸法のうち最も大きな最大寸法D(図5を参照)は、柱状体214の高さ寸法h以上である。前記高さ寸法hは、0.5mm以上に設定されることが好ましい。前記高さ寸法hは、ソール10の厚みT(図7を参照)の30%以下に設定される。なお、前記高さ寸法hは、凹面212から柱状体214の表面までの距離を意味する。
 柱状体214の位置は、アウターソール100の接地面部の後端部RP(図5を参照)から、ヒールセンターHCに沿って前方に向かって、アウターソール100の接地面部のうちつま先の巻き上げ部101以外の部位の中心線SCに沿った方向の寸法L(図2を参照)の15%~25%の位置を中心とする円X(図5を参照)内に、柱状体214の少なくとも一部が配置されるように設定される。前記円Xの直径は、アウターソール100の接地面部の縁部のうち前記中心を通るとともに、ヒールセンターHCに直交する直線と交差する部位間の寸法の40%の長さである。本実施形態では、前記円X内に複数の柱状体214が配置されている。この円Xは、長手方向における前記縁部A1の前端部よりも後方に位置している。なお、ヒールセンターHCは、靴1の標準的な着用者の踵骨の中心と第3趾及び第4趾間とを結ぶ直線を意味する。
 支持部220は、緩衝部210の弾性率よりも高い弾性率を有し、かつ、足を支持する部位である。本実施形態では、支持部220は、足の中足部を支持している。支持部220は、少なくとも中足領域R3に設けられている。なお、弾性率は、ソール10の厚み方向における圧縮弾性率と実質的に同義である。
 支持部220は、支持面220aを有している。支持面220aは、緩衝部210の前方に設けられている。具体的に、支持面220aは、ミッドソール200のうち緩衝部210の前方の部位の表面を構成している。つまり、凹面212は、支持面220aから窪んだ高さ位置に位置している。支持面220aは、幅方向における一端から他端に至るように延びる形状を有している。
 支持部220は、内側支持部222を有している。内側支持部222は、内側縁部210cから幅方向における内側に向かって延びる形状を有している。より詳細には、内側支持部222は、前側縁部210c1から幅方向における内側に向かって延びる形状を有している。内側支持部222の表面は、支持面220aと連続的につながっている。
 ミッドソール200のうち緩衝部210の周囲の部位の表面、つまり、支持面220a及び内側支持部222の表面を含む面は、接着剤によって中底24に接着されている。一方、緩衝部210は、中底24に接着されていない。
 本実施形態では、図3及び図4等に示されるように、ミッドソール200は、トップミッドソール201と、ボトムミッドソール202と、衝撃吸収部203と、を有している。
 ボトムミッドソール202は、アウターソール100上に設けられている。
 トップミッドソール201は、ボトムミッドソール202の後部の表面に接続されている。このトップミッドソール201の表面に緩衝部210及び内側支持部222が形成されている。支持部220は、平面視(図2に相当)におけるトップミッドソール201とボトムミッドソール202との境界部近傍に形成されている。
 衝撃吸収部203は、着地時に主に踵に加わる衝撃を吸収する部位である。衝撃吸収部203は、トップミッドソール201の硬度及びボトムミッドソール202の硬度よりも小さな硬度を有する材料からなる。衝撃吸収部203は、例えば、ポリマー組成物のフォーム材または非フォーム材からなる。
 図2に示されるように、衝撃吸収部203は、緩衝部210の後部の周囲に設けられている。衝撃吸収部203は、ソール10の厚み方向に緩衝部210と重ならない位置に設けられている。換言すれば、平面視において、衝撃吸収部203は、緩衝部210から離間している。ただし、衝撃吸収部203は、前記厚み方向に緩衝部210と重なる位置に設けられてもよい。
 以上に説明したように、本実施形態のソール10では、後足領域R2に設けられた緩衝部210によって着地時に踵に加わる衝撃が緩和され、さらに、足の中足部(踏まず部)を支持する支持部220は、靴1の幅方向における一端から他端に至るように延びる形状を有する支持面220aを有しているため、足のアーチ(内側縦アーチ及び外側縦アーチ)の崩れが抑制される。
 なお、この実施形態において、図8に示されるように、各柱状体214は、円柱状に形成されてもよい。あるいは、図9に示されるように、各柱状体214は、三角柱状に形成されてもよい。
 あるいは、図10に示されるように、各柱状体214は、外形が柱状の緩衝材で構成されてもよい。この緩衝材は、軸線AX1が延びる方向である軸方向において相対する第1端面ES1および第2端面ES2と、第1端面ES1の周縁および第2端面ES2の周縁を接続する複数の接続面CSと、を外表面として有している。
 第1端面ES1は、軸方向に沿って見た場合に外形がN角形(Nは3以上の整数)である。第2端面ES2は、軸方向に沿って見た場合に外形がM角形(Mは4以上であってNよりも大きい整数)である。
 複数の接続面CSによって規定される周面のうちの軸方向における途中位置には、(M-N)個の頂点Pが設けられている。前記(M-N)個の頂点Pから第1端面ES1が有するN個の頂点のうちの1個の頂点に達するように1本の第1稜線L1が設けられている。前記(M-N)個の頂点Pから第2端面ES2が有するM個の頂点のうちの周方向において隣り合う2個の頂点に達するように2本の第2稜線L2が設けられている。第1端面ES1が有するN個の頂点のうちの残る頂点から第2端面ES2が有するM個の頂点のうちの残る頂点に達するように(2×N-M)本の第3稜線L3が設けられている。
 第1稜線L1、第2稜線L2および第3稜線L3に含まれる稜線は、互いに交差することがなく、第1稜線L1、第2稜線L2および第3稜線L3に含まれる稜線により、複数の接続面CSが規定されている。
 図10に示される例では、第1端面ES1は、軸方向に沿って見た場合に外形が五角形の平面からなり、第2端面ES2は、軸方向に沿って見た場合に外形が六角形の平面からなる。すなわち、この例においては、Nが5であり、Mが6である。また、前記頂点Pの数は、1である。複数の接続面CSは、略三角形の外形を有する1つの曲面と、略四角形の外形を有する3つの曲面と、略五角形の外形を有する2つの曲面と、の合計で6つの曲面を含んでいる。
 上記緩衝材に対して軸方向に沿って圧縮荷重が付与された場合、緩衝材に軸方向に沿った圧縮変形が生じる応力場が発生するのみならず、剪断変形が生じる応力場も発生する。これは、複数の接続面CSがいずれも軸方向と交差する方向に延在しているため、この外形形状に起因して複雑な応力場が発生することによる。換言すれば、緩衝材の変形の主軸が荷重方向(すなわち、緩衝材の軸方向)と異なるため、これが合致する角柱状あるいは円柱状の緩衝材に比べ、剪断変形が格段に発生し易くなる。
 したがって、剪断変形がより発生し易くなる分だけ体積当たりの変形量が大きくなることになり、これに伴って高い変形能を有することになる。そのため、各柱状体214が上記緩衝材に設定されることにより、高い緩衝機能が発揮される。
 あるいは、図11に示されるように、各柱状体214は、複数個の緩衝材が組み合わされることでユニット化されてなる緩衝ユニットを含む緩衝構造体からなっていてもよい。
 複数個の緩衝材の各々は、図10に示される緩衝材からなる。複数個の緩衝材は、互いが有する複数の接続面CSのうち、第1稜線L1および第2稜線L2によって規定される接続面同士が隙間Gを介して相互に対向するように隣り合って配置されている。各隙間Gの大きさは、略一定である。
 図11に示される例では、複数個の緩衝材は、第1端面ES1が五角形でありかつ第2端面ES2が六角形である2個の第1緩衝材と、第1端面ES1が四角形でありかつ第2端面ES2が五角形である2個の第2緩衝材と、の合計で4個の緩衝材からなる。2個の第1緩衝材と2個の第2緩衝材とは、緩衝ユニットの軸線AX2の周囲を取り囲むように交互に配置されているとともに、軸方向に沿った2個の第1緩衝材の向きと軸方向に沿った2個の第2緩衝材の向きとが互いに逆となるように配置されている。これにより、緩衝ユニットは、全体として略六角柱状の外形を呈している。
 この態様においても、緩衝部210による緩衝機能が高まる。
 また、図12~図15に示されるように、緩衝部210の形成領域は、種々変更が可能である。
 (第2実施形態)
 次に、図16を参照しながら、本開示の第2実施形態のソール10の緩衝部210について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は繰り返さない。
 本実施形態では、緩衝部210の複数の柱状体214は、幅方向における内側において長手方向に沿って並ぶように配置された3つの内側柱状体214aと、幅方向における外側において長手方向に沿って並ぶように配置された3つの外側柱状体214bと、内側柱状体214aと外側柱状体214bとの間において長手方向に沿って並ぶように配置された3つの中央柱状体214cと、を有している。平面視における各外側柱状体214bの表面は、三角形に形成されている。平面視における各中央柱状体214cの表面は、略五角形に形成されている。外側柱状体214bと中央柱状体214cとの間には、凹面212が設けられている。凹面212を挟んで幅方向に互いに隣接する一対の外側柱状体214b及び中央柱状体214cの全体の外形は、略六角柱状に形成されている。
 (第3実施形態)
 次に、図17~図19を参照しながら、本開示の第3実施形態のソール10の緩衝部210について説明する。第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は繰り返さない。
 本実施形態では、支持面220aは、緩衝部210の周囲に設けられており、緩衝部210は、高弾性領域210Hと、低弾性領域210Lと、を有している。なお、図17では、低弾性領域210Lの外形が太線で示されている。
 高弾性領域210Hは、支持面220aに隣接している。高弾性領域210Hの構造は、第1実施形態のそれと同じである。すなわち、高弾性領域210Hは、凹面212と、複数の柱状体214Hと、を有している。高弾性領域210Hは、低弾性領域210Lの全周を包囲する形状を有している。
 低弾性領域210Lは、高弾性領域210Hに隣接し、かつ、高弾性領域210Hにおける弾性率よりも低い弾性率を有している。低弾性領域210Lの硬度は、アスカーC硬度でHC25~HC40程度である。低弾性領域210Lは、ソール10の厚み方向に靴1の着用者の踵骨と重なる位置に形成されている。本実施形態では、低弾性領域210Lは、4つの柱状体214Lを含んでいる。
 低弾性領域210Lを構成する材料としては、弾性力に富んだ材料であれば基本的にどのような材料であってもよいが、高弾性領域210Hを構成する材料と同じポリオレフィン樹脂やポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の樹脂発泡体であってもよい。この場合は、後述するように低弾性領域210Lを肉抜き構造とするか、低弾性領域210Lを構成する材料の発泡率を調整することにより、高弾性領域210Hの弾性率よりも低い弾性率にすることが可能となる。両者を同一材料で構成する場合、一体的に形成してもよいし、別部材として形成してもよい。
 低弾性領域210Lは、ポリマー組成物にて形成されているのが好ましい。その場合にポリマー組成物に含有させるポリマーとしては、たとえばオレフィン系エラストマーやオレフィン系樹脂等のオレフィン系ポリマーが挙げられる。オレフィン系ポリマーとしては、たとえばポリエチレン(たとえば直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等)、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、プロピレン-1-ヘキセン共重合体、プロピレン-4-メチル-1-ペンテン共重合体、プロピレン-1-ブテン共重合体、エチレン-1-ヘキセン共重合体、エチレン-4-メチル-ペンテン共重合体、エチレン-1-ブテン共重合体、1-ブテン-1-ヘキセン共重合体、1-ブテン-4-メチル-ペンテン、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体、エチレン-メタクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸ブチル共重合体、エチレン-メチルアクリレート共重合体、エチレン-エチルアクリレート共重合体、エチレン-ブチルアクリレート共重合体、プロピレン-メタクリル酸共重合体、プロピレン-メタクリル酸メチル共重合体、プロピレン-メタクリル酸エチル共重合体、プロピレン-メタクリル酸ブチル共重合体、プロピレン-メチルアクリレート共重合体、プロピレン-エチルアクリレート共重合体、プロピレン-ブチルアクリレート共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、プロピレン-酢酸ビニル共重合体のポリオレフィン等が挙げられる。
 また、上記ポリマーは、たとえばアミド系エラストマーやアミド系樹脂等のアミド系ポリマーであってもよい。アミド系ポリマーとしては、たとえばポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド66、ポリアミド610等が挙げられる。
 また、上記ポリマーは、たとえばエステル系エラストマーやエステル系樹脂等のエステル系ポリマーであってもよい。エステル系ポリマーとしては、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
 また、上記ポリマーは、たとえばウレタン系エラストマーやウレタン系樹脂等のウレタン系ポリマーであってもよい。ウレタン系ポリマーとしては、たとえばポリエステル系ポリウレタン、ポリエーテル系ポリウレタン等が挙げられる。
 また、上記ポリマーは、たとえばスチレン系エラストマーやスチレン系樹脂等のスチレン系ポリマーであってもよい。スチレン系エラストマーとしては、スチレン-エチレン-ブチレン共重合体(SEB)、スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体(SBS)、SBSの水素添加物(スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン共重合体(SEBS))、スチレン-イソプレン-スチレン共重合体(SIS)、SISの水素添加物(スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体(SEPS))、スチレン-イソブチレン-スチレン共重合体(SIBS)、スチレン-ブタジエン-スチレン-ブタジエン(SBSB)、スチレン-ブタジエン-スチレン-ブタジエン-スチレン(SBSBS)等が挙げられる。スチレン系樹脂としては、たとえばポリスチレン、アクリロニトリルスチレン樹脂(AS)、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS)等が挙げられる。
 また、上記ポリマーは、たとえばポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系ポリマー、ウレタン系アクリルポリマー、ポリエステル系アクリルポリマー、ポリエーテル系アクリルポリマー、ポリカーボネート系アクリルポリマー、エポキシ系アクリルポリマー、共役ジエン重合体系アクリルポリマーならびにその水素添加物、ウレタン系メタクリルポリマー、ポリエステル系メタクリルポリマー、ポリエーテル系メタクリルポリマー、ポリカーボネート系メタクリルポリマー、エポキシ系メタクリルポリマー、共役ジエン重合体系メタクリルポリマーならびにその水素添加物、ポリ塩化ビニル系樹脂、シリコーン系エラストマー、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレン(CR)、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)等であってもよい。
 図17~図19に示されるように、低弾性領域210Lにおける各柱状体214Lは、肉抜き部215を有している。肉抜き部215は、ソール10の厚み方向に柱状体214Lを貫通する貫通孔で構成されている。ただし、肉抜き部215は、柱状体214Lの表面から凹面212に向かって窪む凹部で構成されてもよい。
 柱状体214Lのうち肉抜き部215を規定する内周面は、凹面212から離間するにしたがって肉抜き部215が次第に大きくなるように傾斜している。柱状体214Lの外側面は、凹面212に近づくにしたがって次第に広がるように傾斜している。ただし、前記内周面及び前記外側面は、凹面212と直交していてもよい。
 低弾性領域210Lは、互いに隣接する柱状体214L同士を連結する連結部216Lを有している。図19に示されるように、連結部216Lの厚みは、各柱状体214Lの厚みよりも小さい。
 以上に説明したように、本実施形態のソール10では、緩衝部210によって着地時に足に加わる衝撃が緩和される。さらに、緩衝部210は、支持面220aに隣接する高弾性領域210Hと高弾性領域210Hに隣接する低弾性領域210Lとを有するため、支持部220、高弾性領域210H及び低弾性領域210L間における弾性率の差が小さくなる。よって、着用者の感じる違和感が低減される。
 また、図20に示されるように、低弾性領域210Lは、3つの柱状体214Lを有していてもよい。
 また、本実施形態においても、高弾性領域210Hにおける柱状体214H及び低弾性領域210Lにおける柱状体214Lは、六角柱状に限られない。例えば、各柱状体214H,214Lは、図21に示されるように三角柱状に形成されてもよいし、図示は省略されるが円柱状に形成されてもよい。各柱状体214H,214Lの表面は、第1実施形態と同様に、平面視において多角形状に形成されていることが好ましく、特に、五角形以上の多角形状に形成されていることが好ましい。
 また、低弾性領域210Lの形成位置は、後足領域R2に限られない。図22~図25に示されるように、前足領域R1から中足領域R3に至る領域に形成されてもよい。これらの態様では、前足部ないし中足部に加わる衝撃が緩和される。
 図22に示される例では、低弾性領域210Lは、緩衝部210のうち足幅方向における中央部に設けられており、7つの柱状体214Lを有している。図23に示される例では、低弾性領域210Lは、緩衝部210のうち足幅方向における中央部に設けられており、4つの柱状体214Lを有している。図24に示される例では、低弾性領域210Lは、緩衝部210のうち足幅方向における外足側の領域に設けられており、4つの柱状体214Lを有している。図25に示される例では、低弾性領域210Lは、緩衝部210のうち足幅方向における内足側の領域に設けられており、4つの柱状体214Lを有している。
 また、低弾性領域210Lは、その全域が高弾性領域210Hによって囲まれていなくてもよい。図24に示されるように、低弾性領域210Lの一部は、支持面220aと直接隣接していてもよい。なお、図22、図23及び図25の例では、低弾性領域210Lの全周が高弾性領域210Hによって包囲されている。
 また、図25に示されるように、低弾性領域210Lは、靴1の着用者の母趾球と重なる位置に形成されていてもよい。
 [態様]
 上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
 この開示の一局面に従ったソールは、靴の一部を構成するソールであって、着地時に足に加わる衝撃を緩和させる緩衝部と、前記緩衝部の弾性率よりも高い弾性率を有し、かつ、足を支持する支持部と、を有し、前記支持部は、前記緩衝部の周囲に設けられた支持面を有し、前記緩衝部は、前記支持面から窪んだ高さ位置に位置する凹面と、それぞれが前記凹面から前記支持面と同じ高さ位置まで延びる形状を有する複数の柱状体と、を有し、前記緩衝部は、前記支持面に隣接する高弾性領域と、前記高弾性領域に隣接し、かつ、前記高弾性領域における弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性領域と、を有する。
 このソールでは、緩衝部によって着地時に足に加わる衝撃が緩和される。さらに、緩衝部は、支持面に隣接する高弾性領域と高弾性領域に隣接する低弾性領域とを有するため、支持部、高弾性領域及び低弾性領域間における弾性率の差が小さくなる。よって、着用者の感じる違和感が低減される。
 また、前記低弾性領域における前記柱状体は、肉抜き部を有することが好ましい。この場合において、前記肉抜き部は、前記ソールの厚み方向に前記柱状体を貫通する貫通孔で構成されていてもよい。
 また、前記低弾性領域は、前記高弾性領域を形成する材料よりも低硬度の材料からなることが好ましい。
 また、前記高弾性領域は、前記低弾性領域の全周を包囲する形状を有することが好ましい。
 このようにすれば、着用者の感じる違和感がより確実に低減される。
 また、前記緩衝部は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の後足部と重なる後足領域に設けられていてもよい。
 この態様では、後足部に加わる衝撃が緩和される。
 この場合において、前記低弾性領域は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の踵骨と重なる位置に形成されていることが好ましい。
 この態様では、特に踵に加わる衝撃が有効に緩和される。
 また、前記緩衝部は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の前足部と重なる前足領域から前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の中足部と重なる中足領域に至る領域に設けられていてもよい。
 この態様では、前足部ないし中足部に加わる衝撃が緩和される。
 この場合において、前記低弾性領域は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の母趾球と重なる位置に形成されていることが好ましい。
 この態様では、特に母趾球に加わる衝撃が有効に緩和される。
 また、この開示の一局面に従った靴は、前記ソールと、前記ソールに直接的または間接的に接続されており、前記ソールの上方に位置するアッパーと、を備える。
 前記靴において、前記アッパーは、前記ソールの表面に接続された中底を有していてもよい。この場合において、前記支持面は、前記中底に接着されており、前記緩衝部は、前記中底に接着されていないことが好ましい。
 このようにすれば、互いに隣接する柱状体間に接着剤が入り込むことに起因して緩衝部の緩衝効果が低減することが抑制される。
 なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
 1 靴、10 ソール、20 アッパー、100 アウターソール、200 ミッドソール、201 トップミッドソール、202 ボトムミッドソール、203 衝撃吸収部、210 緩衝部、210a 前端部、210b 後端部、210c 内側縁部、210c1 前側縁部、210c2 後側縁部、210d 外側縁部、210H 高弾性領域、210L 低弾性領域、212 凹面、212a ベース面、212b 傾斜面、214 柱状体、214a 外側柱状体、214b 内側柱状体、214c 中央柱状体、214H 柱状体、214L 柱状体、215 肉抜き部、216L 連結部、220 支持部、220a 支持面、222 内側支持部、R1 前足領域、R2 後足領域、R3 中足領域。

Claims (11)

  1.  靴の一部を構成するソールであって、
     着地時に足に加わる衝撃を緩和させる緩衝部と、
     前記緩衝部の弾性率よりも高い弾性率を有し、かつ、足を支持する支持部と、を有し、
     前記支持部は、前記緩衝部の周囲に設けられた支持面を有し、
     前記緩衝部は、
     前記支持面から窪んだ高さ位置に位置する凹面と、
     それぞれが前記凹面から前記支持面と同じ高さ位置まで延びる形状を有する複数の柱状体と、を有し、
     前記緩衝部は、
     前記支持面に隣接する高弾性領域と、
     前記高弾性領域に隣接し、かつ、前記高弾性領域における弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性領域と、を有する、ソール。
  2.  前記低弾性領域における前記柱状体は、肉抜き部を有する、請求項1に記載のソール。
  3.  前記肉抜き部は、前記ソールの厚み方向に前記柱状体を貫通する貫通孔で構成されている、請求項2に記載のソール。
  4.  前記低弾性領域は、前記高弾性領域を形成する材料よりも低硬度の材料からなる、請求項1から3のいずれかに記載のソール。
  5.  前記高弾性領域は、前記低弾性領域の全周を包囲する形状を有する、請求項1から4のいずれかに記載のソール。
  6.  前記緩衝部は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の後足部と重なる後足領域に設けられている、請求項1から5のいずれかに記載のソール。
  7.  前記低弾性領域は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の踵骨と重なる位置に形成されている、請求項6に記載のソール。
  8.  前記緩衝部は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の前足部と重なる前足領域から前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の中足部と重なる中足領域に至る領域に設けられている、請求項1から7のいずれかに記載のソール。
  9.  前記低弾性領域は、前記ソールの厚み方向に前記靴の着用者の母趾球と重なる位置に形成されている、請求項8に記載のソール。
  10.  請求項1から9のいずれかに記載のソールと、
     前記ソールに直接的または間接的に接続されており、前記ソールの上方に位置するアッパーと、を備える、靴。
  11.  前記アッパーは、前記ソールの表面に接続された中底を有し、
     前記支持面は、前記中底に接着されており、
     前記緩衝部は、前記中底に接着されていない、請求項10に記載の靴。
PCT/JP2021/036848 2021-10-05 2021-10-05 ソール及び靴 WO2023058119A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/036848 WO2023058119A1 (ja) 2021-10-05 2021-10-05 ソール及び靴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/036848 WO2023058119A1 (ja) 2021-10-05 2021-10-05 ソール及び靴

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2023058119A1 true WO2023058119A1 (ja) 2023-04-13

Family

ID=85804031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2021/036848 WO2023058119A1 (ja) 2021-10-05 2021-10-05 ソール及び靴

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2023058119A1 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB510426A (en) * 1938-12-10 1939-08-01 Arthur Fisch Improvements in or relating to shoe soles
US5084987A (en) * 1989-02-03 1992-02-04 Puma Aktiengesellschaft Rudolf Dassler Sport Shoe sole for sport shoes
JPH0448805U (ja) * 1990-08-30 1992-04-24
JP3049755U (ja) * 1997-12-15 1998-06-26 財団法人鞋類設計曁技術研究中心 靴用クッション部材
US20040159013A1 (en) * 2002-07-23 2004-08-19 Ganon Michael H. Elastomeric sole for use with converted flatbed sewing machine
US20130104419A1 (en) * 2011-10-27 2013-05-02 Nike, Inc. Dual-Density Insole with a Molded Geometry
US20150223560A1 (en) 2014-02-12 2015-08-13 New Balance Athletic Shoe, Inc. Sole for Footwear, and Systems and Methods for Designing and Manufacturing Same
JP2019063491A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 美津濃株式会社 シューズ用ソール構造およびそれを備えたシューズ
JP2019165937A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 美津濃株式会社 ソール構造およびそれを用いたシューズ
JP2020163083A (ja) * 2019-03-31 2020-10-08 美津濃株式会社 シューズのソール構造体
WO2021210044A1 (ja) * 2020-04-13 2021-10-21 株式会社アシックス ソール及び履物

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB510426A (en) * 1938-12-10 1939-08-01 Arthur Fisch Improvements in or relating to shoe soles
US5084987A (en) * 1989-02-03 1992-02-04 Puma Aktiengesellschaft Rudolf Dassler Sport Shoe sole for sport shoes
JPH0448805U (ja) * 1990-08-30 1992-04-24
JP3049755U (ja) * 1997-12-15 1998-06-26 財団法人鞋類設計曁技術研究中心 靴用クッション部材
US20040159013A1 (en) * 2002-07-23 2004-08-19 Ganon Michael H. Elastomeric sole for use with converted flatbed sewing machine
US20130104419A1 (en) * 2011-10-27 2013-05-02 Nike, Inc. Dual-Density Insole with a Molded Geometry
US20150223560A1 (en) 2014-02-12 2015-08-13 New Balance Athletic Shoe, Inc. Sole for Footwear, and Systems and Methods for Designing and Manufacturing Same
JP2019063491A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 美津濃株式会社 シューズ用ソール構造およびそれを備えたシューズ
JP2019165937A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 美津濃株式会社 ソール構造およびそれを用いたシューズ
JP2020163083A (ja) * 2019-03-31 2020-10-08 美津濃株式会社 シューズのソール構造体
WO2021210044A1 (ja) * 2020-04-13 2021-10-21 株式会社アシックス ソール及び履物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200383425A1 (en) Article Of Footwear Having A Sole Structure Incorporating A Plate And Chamber
ES2779323T3 (es) Estructuras de suela y artículos de calzado que tienen cámaras llenas de fluido moderadas por placa y/o miembros del tipo de espuma para atenuación de la fuerza de impacto
US11832683B2 (en) Shock absorber, shoe sole and shoe
CN102578751B (zh) 具有形成离散凸块的沟槽的外底
US20140068969A1 (en) Article of Footwear With Elongated Shock Absorbing Heel System
CN109068789B (zh) 具有沿着鞋底周界设置的感觉节点元件的鞋类物品和鞋底结构
WO2011143056A1 (en) Article of footwear with multi-part sole assembly
CN108778025B (zh) 具有设置在离散位置处的感觉节点元件的鞋类物品和鞋底结构
JP7419502B2 (ja) 履物
WO2023058119A1 (ja) ソール及び靴
JPWO2020121407A1 (ja)
US10349701B2 (en) Footwear having a sole formed with a cavity receiving a highly viscous gel
JP7470841B1 (ja) ソールおよびこれを備えた靴
JP7413404B2 (ja) 緩衝材、緩衝構造体、靴底および靴
EP4166029A1 (en) Sole and shoe
JP7411410B2 (ja) 緩衝材、靴底および靴
JP7396892B2 (ja) 靴底および靴
EP4108115A1 (en) Shock absorber, shoe sole, and shoe
EP4108116B1 (en) Shoe sole and shoe
US20240122296A1 (en) Footwear
US20240074530A1 (en) Sole and shoe
US20240122297A1 (en) Footwear
JP7128231B2 (ja) 靴底および靴
US20240122295A1 (en) Footwear
CN117882914A (zh)

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 21959861

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2021959861

Country of ref document: EP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2023552443

Country of ref document: JP

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2021959861

Country of ref document: EP

Effective date: 20240322