WO2023053489A1 - 電子制御装置および電子制御装置の診断方法 - Google Patents
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Abstract
レゾルバに励磁信号を出力する励磁アンプとマイコンと電源ICとを搭載する電子制御装置において、システムの起動前及び動作中に励磁アンプの異常診断が可能な信頼性の高い電子制御装置を提供する。電源ICと、前記電源ICから電源電圧を供給されるマイコンと、レゾルバを励磁する励磁アンプと、前記励磁アンプの入力信号と出力信号をモニタして異常の診断を行う診断回路と、を備え、前記診断回路は、前記入力信号と前記出力信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信することを特徴とする。
Description
本発明は、電子制御装置の構成とその制御に係り、特に、レゾルバ(回転角度センサ)に励磁信号を出力する励磁アンプを備えた電子制御装置に適用して有効な技術に関する。
近年、ステアリング操作や加減速のサポートを行う運転支援機能を備えた車両や、従来のエンジンに加えてモータも利用して動作するハイブリッド車両、あるいはモータのみで動作する電動車両が普及し始めている。これらの車両は従来と比べて、より複雑な電子制御となっており、電子部品の故障が発生した場合には、車両を安全に停止させたり、車両の動作を制限したりするなど、より高度な安全制御が求められる。
これらの車両用の電子制御装置では、故障発生を検知すると安全制御信号を介してモータやエンジンなどを安全に停止する制御や、車両の速度やモータのトルクを制限した上で車両の動作を継続させる安全制御などを行っており、この電子制御装置で使用されている電子部品の故障や異常を正確に検出・診断し、安全制御へ活用することが重要である。
ところで、ハイブリッド車両や電動車両の普及に伴い、中核的な役割を果たすモータの回転を制御するためのレゾルバの重要性が高まっている。レゾルバは走行用モータを制御するために不可欠な回転角度センサである。モータを効率良く制御することで電力の消費量を抑えることができる。走行状況に応じてモータを制御するには、モータの磁極位置の検出と正確な回転速度の把握が必要であり、そのためのセンサとしてレゾルバが用いられる。
本技術分野の背景技術として、例えば、特許文献1のような技術がある。特許文献1には「レゾルバの励磁信号をオフセットし、オフセット後の励磁信号に基づいて振幅を検出する励磁信号振幅検出部と、励磁信号の電圧を検出する励磁信号電圧検出部と、励磁信号の振幅が正常範囲外である異常状態を、励磁信号の電圧に基づいて、励磁信号の供給ラインの天絡と地絡とに区別する励磁信号診断部とを有する回転角検出装置」が開示されている。
特許文献1によれば、レゾルバにおける励磁信号の供給ラインの異常状態を天絡と地絡とに区別して診断することができるとしている。
上述したように、自動車制御システムの複雑化や大規模化に伴い、故障が発生した時にシステムの機能不全のリスクが高まっている。自動車制御システムの制御機能に不具合が生じると、ドライバや同乗者だけでなく歩行者を含む周辺全体に危険が及ぶため、システムを構成する個々の部品の信頼性向上とともに、システムの異常を検出し対応を行う安全制御機能の信頼性向上が重要な課題となっている。
上記特許文献1に記載されている技術では、励磁アンプからレゾルバへ出力される励磁信号の天絡・地絡・断線等の明らかな異常検知は可能である。しかしながら、励磁信号の周波数・振幅・位相などの特性変化につながるような、励磁アンプの故障や異常を検知することは困難である。
そこで、本発明の目的は、レゾルバに励磁信号を出力する励磁アンプとマイコンと電源ICとを搭載する電子制御装置において、システムの起動前及び動作中に励磁アンプの異常診断が可能な信頼性の高い電子制御装置及び電子制御装置の診断方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、電源ICと、前記電源ICから電源電圧を供給されるマイコンと、レゾルバを励磁する励磁アンプと、前記励磁アンプの入力信号と出力信号をモニタして異常の診断を行う診断回路と、を備え、前記診断回路は、前記入力信号と前記出力信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信することを特徴とする。
また、本発明は、レゾルバに励磁信号を出力する励磁アンプとマイコンと電源ICとを搭載する電子制御装置の診断方法であって、前記励磁アンプの入力信号と出力信号をモニタし、前記入力信号と前記出力信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信することを特徴とする。
本発明によれば、レゾルバに励磁信号を出力する励磁アンプとマイコンと電源ICとを搭載する電子制御装置において、システムの起動前及び動作中に励磁アンプの異常診断が可能な信頼性の高い電子制御装置及び電子制御装置の診断方法を実現することができる。
これにより、車両の始動前及び動作中に電子制御装置の異常を検知することができ、異常に応じた車両の安全制御が可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
≪電子制御装置の構成≫
図1から図5を参照して、本発明の実施例1に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図1は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
図1から図5を参照して、本発明の実施例1に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図1は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施例の電子制御装置1は、図1に示すように、マイクロコントローラ(以下、マイコン)2と、電源IC(Integrated Circuit)3と、RDC-IC(Resolver-Digital Converter IC)4と、励磁アンプ5と、診断回路6とで構成される。
マイコン2は、電子制御装置1の頭脳にあたり、第1通信制御信号及び第2通信制御信号を利用して、電源IC3及びRDC-IC4を制御する。例えば、第1通信制御信号を介して電源IC3と通信を行うことで、電源IC3の設定を変更したり、マイコン2自身の状態を電源IC3に伝えたり、電源IC3の状態を確認することができる。また、第2通信制御信号を介して、RDC-IC4の設定を変更したり、励磁アンプ5の入力信号を出力させることができる。
電源IC3は、バッテリ電圧(図示せず)から複数の電源電圧を生成し、マイコン2、RDC-IC4、励磁アンプ5、診断回路6や電子制御装置内部にある他の周辺回路(図示せず)の電源電圧を供給する。ここでは、電源電圧出力1~4を示しているが、電源電圧出力は供給先や数が異なっても構わない。また、電源IC3は、電子制御装置1に電源が供給された際など、システムのリセットが必要とされる場合に、マイコン2へリセット信号を出力する。
RDC-IC4は、モータ(図示せず)に取り付けられた、モータの回転角度を検出する回転角度センサであるレゾルバ7から出力される、モータのロータの回転角度によって変化する角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を利用して演算を行い、モータの回転角度をデジタルデータに変換するICである。RDC-IC4は演算して求めたモータの回転角度情報を、角度情報信号によりマイコン2へ送信する。
励磁アンプ5は、RDC-IC4から出力された励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を増幅し、レゾルバ7を励磁させるための励磁信号(EXC+,EXC-)を生成するアンプである。ここでは差動信号を使用した例を示しているが、シングルエンドの構成でも構わない。
診断回路6は、励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)を比較し、励磁アンプ5の異常を診断する。励磁アンプ5の入出力信号を比較して得られた励磁アンプ5の異常診断結果は、第3通信制御信号を使用してマイコン2に送信される。マイコン2は、診断回路6から送信された励磁アンプ5の異常診断結果に応じて、電子制御装置1に対し、予め設定されている適切な安全制御を行う。
≪診断回路の内部構成≫
図2は、図1の診断回路6の内部構成を示すブロック図である。図2を用いて、診断回路6がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
図2は、図1の診断回路6の内部構成を示すブロック図である。図2を用いて、診断回路6がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
診断回路6は、周波数比較部10と、振幅比較部11と、遅延(位相)比較部12と、通信インタフェース回路13によって構成されている。
励磁アンプ5の入力信号である励磁用信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁アンプ5の出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)は、それぞれ周波数比較部10、振幅比較部11及び遅延(位相)比較部12に入力され、各比較部の内部で処理が行われ、通信インタフェース回路へ励磁アンプ5の異常診断結果が出力される。
図2では、診断回路6はその内部に周波数比較部10、振幅比較部11及び遅延(位相)比較部12を搭載しているが、これら比較部の少なくとも何れか1つがあれば励磁アンプ5の診断が可能であり、複数を組み合わせて使用しても構わない。
≪周波数比較部の内部構成≫
図3は、図2の周波数比較部10の内部構成の一例を示すブロック図である。図3を用いて、周波数比較部10がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
図3は、図2の周波数比較部10の内部構成の一例を示すブロック図である。図3を用いて、周波数比較部10がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
周波数比較部10には励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)が入力される。励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)は入力周波数カウンタ21で、励磁信号(EXC+,EXC-)は出力周波数カウンタ22でそれぞれ信号の周波数を計測される。
周波数の計測結果は、それぞれ入力周波数計測結果及び出力周波数計測結果として周波数比較部10の外部へ出力される。また、入力周波数計測結果は入力周波数比較部23において、出力周波数結果は出力周波数比較部24において、周波数設定値25と周波数の比較がそれぞれ実行される。
入力周波数比較部23及び出力周波数比較部24での比較結果は周波数診断部26に入力され、周波数診断部26において励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)の異常を検出し、励磁アンプ5の診断を実施する。
以上のことから、周波数比較部10では、励磁アンプ5の入力信号である励磁用信号(EXCIN+,EXCIN-)の周波数に異常がある場合には、励磁アンプ5より前段で異常が発生していると判断することが可能である。また、励磁アンプ5の出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)の周波数に異常がある場合には、励磁アンプ5自体に異常があると判断することが可能である。
ここで記載した構成は、あくまで一例であり、周波数比較部10について上記で説明した機能を実現できる構成であれば、その他の構成をとっても構わない。
≪振幅比較部の内部構成≫
図4は、図2の振幅比較部11の内部構成の一例を示すブロック図である。図4を用いて、振幅比較部11がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
図4は、図2の振幅比較部11の内部構成の一例を示すブロック図である。図4を用いて、振幅比較部11がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
振幅比較部11には励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)が入力される。励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)は入力信号電圧検出部31で、励磁信号(EXC+,EXC-)は出力信号電圧検出部32でそれぞれ信号の電圧を計測される。
電圧の計測結果は、それぞれ入力振幅計測結果及び出力振幅計測結果として振幅比較部11の外部へ出力される。また、入力振幅計測結果及び出力振幅計測結果はゲイン計算部33において、励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)から励磁信号(EXC+,EXC-)へのゲインを算出する。
算出されたゲインの値はゲイン比較部34において、ゲイン設定値35との比較を実施される。この比較結果を利用して、振幅診断部36は励磁信号(EXC+,EXC-)の異常を検出し、励磁アンプ5の診断を実施する。
以上のことから、振幅比較部11では、励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)の入力振幅に対して、励磁信号(EXC+,EXC-)が所望のゲインで増幅されているかを診断することが可能である。
さらに、入力振幅計測結果を振幅比較部11の外部へ出力し、診断回路6からの第3通信制御信号によりマイコン2で励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)の異常も検出することが可能である。
ここで記載した構成は、あくまで一例であり、振幅比較部11について上記で説明した機能を実現できる構成であれば、その他の構成をとっても構わない。
≪遅延(位相)比較部の内部構成≫
図5は、図2の遅延(位相)比較部12の内部構成の一例を示すブロック図である。図5を用いて、遅延(位相)比較部12がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
図5は、図2の遅延(位相)比較部12の内部構成の一例を示すブロック図である。図5を用いて、遅延(位相)比較部12がどのように励磁アンプ5の異常を診断するのかについて説明する。
遅延(位相)比較部12には励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)が入力される。励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)は位相比較器41に入力され、励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)の遅延量(位相ズレ量)を検出する。
位相比較器41により検出された遅延量(位相ズレ量)は、遅延(位相)計測結果として遅延(位相)比較部12の外部へ出力される。また、遅延(位相)計測結果は位相ズレ比較部42において位相ズレ許容値43と比較される。
この比較結果を利用して、遅延(位相)診断部44は励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)間の異常を検出し、励磁アンプ5の診断を実施する。
以上のことから、遅延(位相)比較部12は、励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び励磁信号(EXC+,EXC-)間に異常な遅延(位相ズレ)を検出すると、励磁アンプ5自体に異常があると判断することが可能である。
ここで記載した構成は、あくまで一例であり、遅延(位相)比較部12について上記で説明した機能を実現できる構成であれば、その他の構成をとっても構わない。
≪RDC-ICの機能をマイコンに搭載した例≫
図6を参照して、本発明の実施例2に係る電子制御装置について説明する。図6は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
図6を参照して、本発明の実施例2に係る電子制御装置について説明する。図6は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施例の電子制御装置1Aは、図6に示すように、角度検出部8を内蔵するマイコン2Aと、電源IC3と、励磁アンプ5と、診断回路6とで構成される。
実施例1との相違点は、マイコンにRDC-ICの機能を内蔵した点にある。マイコン2Aは、デジタル信号(EXCIN_DIG)を出力し、DAC(Digital-Analog Converter)9はデジタル信号(EXCIN_DIG)をアナログ信号に変換して、励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を出力し、励磁アンプ5は励磁信号(EXC+,EXC-)をレゾルバ7へ出力する。
レゾルバ7は、モータ(図示せず)のロータの回転角度によって変化する角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を出力し、マイコン2Aは、内蔵される角度検出部8において角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を受け取り、モータの回転角度を演算により検出する。
その他の電子制御装置1Aの動作及び制御等は実施例1と同様である。
ここでは、マイコン2Aはデジタル信号(EXCIN_DIG)を出力するとしたが、もしマイコン2Aが直接アナログ信号を出力できるものであれば、DAC9を用いずに、直接励磁アンプ5の入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を励磁アンプ5へ出力しても構わない。
≪RDC-ICの機能をマイコンに搭載し、励磁アンプ及び診断回路を電源ICに搭載した例≫
図7から図9を参照して、本発明の実施例3に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図7は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
図7から図9を参照して、本発明の実施例3に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図7は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施例の電子制御装置1Bは、図7に示すように、角度検出部8を内蔵するマイコン2Aと、励磁アンプ5A及び診断回路6Aを内蔵する電源IC3Aとで構成される。
実施例1との相違点は、マイコンにRDC-ICの機能を内蔵した点、及び電源ICに励磁アンプ及び診断回路を内蔵した点の2箇所にある。マイコン2Aは、デジタル信号(EXCIN_DIG)を出力し、DAC9はデジタル信号(EXCIN_DIG)をアナログ信号に変換して、電源IC3Aに内蔵された励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を出力し、励磁アンプ5Aは励磁信号(EXC+,EXC-)をレゾルバ7へ出力する。
レゾルバ7は、モータ(図示せず)のロータの回転角度によって変化する角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を出力し、マイコン2Aは内蔵される角度検出部8において角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を受け取り、モータの回転角度を演算により検出する。
電源IC3Aに内蔵された診断回路6Aは、励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)を比較し、励磁アンプ5Aの異常を診断するために使用される。
励磁アンプ5Aの入出力信号を比較して得られた励磁アンプ5の異常診断結果は、第3通信制御信号を使用してマイコン2Aに送信される。マイコン2Aは、診断回路6Aから送信された励磁アンプ5Aの異常診断結果に応じて、電子制御装置1Aに対し、予め設定されたプログラム内容に応じて、モータの停止やモータのトルク制限などの安全制御を行うことが可能である。
ここでは、マイコン2Aはデジタル信号(EXCIN_DIG)を出力するとしたが、もしマイコン2Aが直接アナログ信号を出力できるものであれば、DAC9を用いずに、直接励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を励磁アンプ5Aへ出力しても構わない。また、DAC9は電源IC3Aの外に配置しているが、電源IC3Aに内蔵しても構わない。
≪システム起動前の励磁アンプ診断≫
図8は、図7の電子制御装置1Bにおいて、システム起動前に励磁アンプ5Aの異常診断を実施する場合のフローチャートである。
図8は、図7の電子制御装置1Bにおいて、システム起動前に励磁アンプ5Aの異常診断を実施する場合のフローチャートである。
電子制御装置1Bに電源が供給されると(ステップS100)、電源IC3Aが起動を開始する(ステップS101)。電源IC3Aは起動すると、電子制御装置1Bの各部に供給する電源電圧出力を生成し、マイコン2Aへリセット信号を発行する(ステップS102)。
するとマイコン2Aは初期化され、電子制御装置1Bの各部の初期診断を開始する(ステップS103)。初期診断が開始されると、診断回路6Aは励磁アンプ5Aの診断動作を開始し(ステップS104)、マイコン2Aは励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を出力する(ステップS105)。
すると、励磁アンプ5Aは入力信号に応じた出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)をレゾルバ7へ出力する(ステップS106)。この間、診断回路6Aは励磁アンプ5Aの入力信号及び出力信号を使用して励磁アンプの異常診断を行い、診断結果を出力する(ステップS107)。
ここで特に異常がない場合には(ステップS108でNOと判断)、マイコン2Aは電子制御装置1Bのシステム正常起動を開始する(ステップS109)。
逆に異常が発見された場合には(ステップS108でYESと判断)、周波数異常であるかどうか(ステップS110)、振幅異常であるかどうか(ステップS111)或いは遅延(位相)異常であるかどうか(ステップS112)の判断を実施する。
もし周波数異常が確認され、入力周波数異常であった場合には(ステップS113でYESと判断)、マイコン2Aは励磁アンプ5A以外に異常の原因があると判断する(ステップS117)。
一方、出力周波数の異常が確認された場合、振幅異常が確認された場合及び遅延(位相)異常が確認された場合においては、マイコン2Aは励磁アンプ5Aに異常があると判断する(ステップS114)。
マイコン2Aが励磁アンプ5Aに異常がある或いは励磁アンプ5A以外に異常があると判断した場合のどちらにおいても、マイコン2Aはその診断結果をメモリやレジスタ等に記録を実施する(ステップS115)。
その後、マイコン2Aは診断結果を利用し、システムの起動中止或いは制限を設けた上でシステムを起動するなどの安全制御を実施する(ステップS116)。
この安全制御は、予めマイコン2A等に設定されたプログラムに応じて、モータの停止やモータのトルク制限など異なる制御を実施することが可能である。
以上のことから、電子制御装置1Bの起動前に励磁アンプ5Aの異常診断を行い、異常が確認された場合には安全制御を実施することが可能となる。
≪システム動作中の励磁アンプ診断≫
図9は、図7の電子制御装置1Bにおいて、システム動作中に励磁アンプ5Aの異常診断を実施する場合のフローチャートである。
図9は、図7の電子制御装置1Bにおいて、システム動作中に励磁アンプ5Aの異常診断を実施する場合のフローチャートである。
システム動作中においては、電源IC3Aは常時マイコン2Aの異常診断を実施しており(ステップS200)、マイコン2Aに異常があるかどうかの確認を行い(ステップS201)、マイコン2Aに異常がある場合には(ステップS201でYESと判断)、電源IC3Aはモータを停止させる、マイコンリセット信号を発行する、及び励磁アンプ5Aを停止させるなどの安全制御を行う(ステップS202)。
この安全制御は、予め電源IC3Aに施された設定により、モータの停止やモータのトルク制限などといった制御内容を変更することが可能である。
ここで電源IC3Aによるマイコン2Aの異常診断は、Watch Dog Timer、マイコンから定期的に受信するクロックのモニタ値、及びマイコン2Aからの直接のエラー信号受信などを元に実施される。
また、マイコン2Aに異常がない場合には(ステップS201でNOと判断)、マイコン2Aは角度検出部8で角度検出エラーを検出すると(ステップS203でYESと判断)、マイコン2Aは診断回路6Aの診断結果を確認する(ステップS204)。
周波数異常の確認(ステップS205)、振幅異常の確認(ステップS206)及び遅延(位相)異常の確認(ステップS207)でいずれも異常がない場合には、マイコン2Aは励磁アンプ5A以外に異常があると判断し(ステップS208)、マイコン2Aは診断回路6Aの診断結果以外の情報を利用し対策処理を実行する(ステップS209)。
また、周波数異常の確認(ステップS205)、振幅異常の確認(ステップS206)及び遅延(位相)異常の確認(ステップS207)の何れかで異常があった場合には、マイコン2Aは励磁アンプ5Aが故障していると診断し(ステップS210)、システムを安全に停止させるなどの安全制御を実行する(ステップS211)。この安全制御は、予めマイコン2A等に施された設定により内容を変更することが可能である。
また、ステップS203において、マイコン2Aが角度検出部8での角度検出エラーを検出しなかった場合にも、マイコン2Aは同様に診断回路6Aの診断結果の確認を行う(ステップ212)。
周波数異常の確認(ステップS213)、振幅異常の確認(ステップS214)及び遅延(位相)異常の確認(ステップS215)で何れも異常がない場合には、マイコン2Aはシステムの正常動作を継続させる(ステップS216)。
逆に周波数異常の確認(ステップS213)、振幅異常の確認(ステップS214)及び遅延(位相)異常の確認(ステップS215)の何れかで異常があった場合には、マイコン2Aは励磁アンプ5Aが故障していると診断し(ステップS217)、システムを安全に停止させるなどの安全制御を実行する(ステップS218)。この安全制御は、予めマイコン2A等に施された設定により内容を変更することが可能である。
≪励磁アンプ及び診断回路を電源ICに搭載した例≫
図10を参照して、本発明の実施例4に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図10は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
図10を参照して、本発明の実施例4に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図10は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施例の電子制御装置1Cは、図10に示すように、マイコン2と、RDC-IC4と、励磁アンプ5A及び診断回路6Aを内蔵する電源IC3Bとで構成される。
実施例1との相違点は、電源IC3Bに励磁アンプ5A及び診断回路6Aを内蔵した点にある。RDC-IC4は電源IC3Bに内蔵された励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を出力し、励磁アンプ5は励磁信号(EXC+,EXC-)をレゾルバ7へ出力する。
レゾルバ7は、モータ(図示せず)のロータの回転角度によって変化する角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を出力し、RDC-IC4は角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を利用して演算を行い、モータの回転角度を検出し、その情報を角度情報信号によりマイコン2へ送信する。
電源IC3Bに内蔵された診断回路6Aは励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)を比較し、励磁アンプ5Aの異常を診断するために使用される。
励磁アンプ5Aの入出力信号を比較して得られた励磁アンプ5Aの異常診断結果は、第3通信制御信号を使用してマイコン2に送信される。マイコン2は、診断回路6Aから送信された励磁アンプ5Aの異常診断結果に応じて、電子制御装置1Cに対し、予め設定されている適切な安全制御を行う。
≪励磁アンプの入力信号をマイコンから出力し、励磁アンプ及び診断回路を電源ICに搭載した例≫
図11を参照して、本発明の実施例5に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図11は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
図11を参照して、本発明の実施例5に係る電子制御装置とその診断方法について説明する。図11は、本実施例の電子制御装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施例の電子制御装置1Dは、図11に示すように、マイコン2Bと、RDC-IC4Aと、励磁アンプ5A及び診断回路6Aを内蔵する電源IC3Bとで構成される。
本実施例は実施例4の変形例であり、実施例4との相違点は、マイコン2Bがデジタル信号(EXCIN_DIG)を出力し、DAC9はデジタル信号(EXCIN_DIG)をアナログ信号に変換して、電源IC3Bに内蔵された励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を生成し、出力する点にある。
励磁アンプ5Aは励磁信号(EXC+,EXC-)をレゾルバ7へ出力する。レゾルバ7は、モータ(図示せず)のロータの回転角度によって変化する角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を出力し、RDC-IC4Aは角度信号(COS+,COS-,SIN+,SIN-)を利用して演算を行い、モータの回転角度を検出し、その情報を角度情報信号によりマイコン2へ送信する。
電源IC3Bに内蔵された診断回路6Aは、励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)及び出力信号である励磁信号(EXC+,EXC-)を比較し、励磁アンプ5Aの異常を診断するために使用される。
励磁アンプ5Aの入出力信号を比較して得られた励磁アンプ5Aの異常診断結果は、第3通信制御信号を使用してマイコン2Bに送信される。マイコン2Bは、診断回路6Aから送信された励磁アンプ5Aの異常診断結果に応じて、電子制御装置1Dに対し、予め設定されている適切な安全制御を行う。
ここでは、マイコン2Bはデジタル信号(EXCIN_DIG)を出力するとしたが、もしマイコン2Bが直接アナログ信号を出力できるものであれば、DAC9を用いずに、直接励磁アンプ5Aの入力信号(EXCIN+,EXCIN-)を励磁アンプ5Aへ出力しても構わない。また、DAC9は電源IC3Bの外に配置しているが、電源IC3Bに内蔵しても構わない。
なお、上述した各実施例において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。
また、上述した各実施例において、機能ブロックの構成は一例にすぎない。別々の機能ブロックとして示したいくつかの機能構成を一体に構成してもよいし、1つの機能ブロック図で表した構成を2以上の機能に分割してもよい。また、各機能ブロックが有する機能の一部を他の機能ブロックが備える構成としてもよい。
また、上述した各実施例は、それぞれ組み合わせてもよい。上記では、種々の実施例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1,1A,1B,1C,1D…電子制御装置、2,2A,2B…マイコン(マイクロコントローラ)、3,3A,3B…電源IC、4,4A…RDC-IC、5,5A…励磁アンプ、6,6A…診断回路、7…レゾルバ、8…角度検出部、9…DAC(Digital-Analog Converter)、10…周波数比較部、11…振幅比較部、12…遅延(位相)比較部、13…通信インタフェース回路、21…入力周波数カウンタ、22…出力周波数カウンタ、23…入力周波数比較部、24…出力周波数比較部、25…周波数設定値、26…周波数診断部、31…入力信号電圧検出部、32…出力信号電圧検出部、33…ゲイン計算部、34…ゲイン比較部、35…ゲイン設定値、36…振幅診断部、41…位相比較器、42…位相ズレ比較部、43…位相ズレ許容値、44…遅延(位相)診断部
Claims (12)
- 電源ICと、
前記電源ICから電源電圧を供給されるマイコンと、
レゾルバを励磁する励磁アンプと、
前記励磁アンプの入力信号と出力信号をモニタして異常の診断を行う診断回路と、を備え、
前記診断回路は、前記入力信号と前記出力信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信する電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記励磁アンプおよび前記診断回路は、前記電源ICに内蔵される電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記診断回路は、前記励磁アンプの入力信号と出力信号に対して、周波数、振幅、遅延情報のうち少なくとも1つの情報を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行う電子制御装置。 - 請求項3に記載の電子制御装置であって、
前記診断回路は、前記励磁アンプの入力信号と出力信号に対して、周波数、振幅、遅延情報のうち少なくとも1つを計測し、当該計測値を前記マイコンへ送信する電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記マイコンは、システム電源投入後に前記励磁アンプに診断用入力信号を送信し、
前記励磁アンプは、前記診断用入力信号に基づき診断用励磁信号を出力し、
前記診断回路は、前記診断用入力信号および前記診断用励磁信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信し、
前記マイコンは、前記診断結果が正常である場合にはシステムの通常起動を実施し、前記診断結果が異常である場合には異常箇所に対応した処理を実行する電子制御装置。 - 請求項5に記載の電子制御装置であって、
前記診断回路は、システム動作中も動作を継続しており、
前記診断回路が前記マイコンの異常を検出した場合には、異常内容に対応した処理を実行し、
前記診断回路が前記マイコンに異常がないと判断している状態であって、かつ、前記マイコンが受信した前記診断結果が異常であると判断した場合には、前記マイコンは異常箇所に対応した処理を実行する電子制御装置。 - レゾルバに励磁信号を出力する励磁アンプとマイコンと電源ICとを搭載する電子制御装置の診断方法であって、
前記励磁アンプの入力信号と出力信号をモニタし、前記入力信号と前記出力信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信する電子制御装置の診断方法。 - 請求項7に記載の電子制御装置の診断方法であって、
前記励磁アンプおよび前記励磁アンプの異常診断を行う診断回路が、前記電源ICに内蔵される電子制御装置の診断方法。 - 請求項7に記載の電子制御装置の診断方法であって、
前記励磁アンプの入力信号と出力信号に対して、周波数、振幅、遅延情報のうち少なくとも1つの情報を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行う電子制御装置の診断方法。 - 請求項9に記載の電子制御装置の診断方法であって、
前記励磁アンプの入力信号と出力信号に対して、周波数、振幅、遅延情報のうち少なくとも1つを計測し、当該計測値を前記マイコンへ送信する電子制御装置の診断方法。 - 請求項7に記載の電子制御装置の診断方法であって、
前記マイコンは、システム電源投入後に前記励磁アンプに診断用入力信号を送信し、
前記励磁アンプは、前記診断用入力信号に基づき診断用励磁信号を出力し、
前記診断用入力信号および前記診断用励磁信号を比較することで前記励磁アンプの異常診断を行い、当該診断結果を前記マイコンへ送信し、
前記マイコンは、前記診断結果が正常である場合にはシステムの通常起動を実施し、前記診断結果が異常である場合には異常箇所に対応した処理を実行する電子制御装置の診断方法。 - 請求項11に記載の電子制御装置の診断方法であって、
システム動作中において、前記マイコンの異常を検出した場合には、異常内容に対応した処理を実行し、
前記マイコンに異常がないと判断されている状態であって、かつ、前記マイコンが受信した前記診断結果が異常であると判断した場合には、前記マイコンは異常箇所に対応した処理を実行する電子制御装置の診断方法。
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