WO2023026623A1

WO2023026623A1 - 空気調和装置の室内機

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Publication number: WO2023026623A1
Application number: PCT/JP2022/022282
Authority: WO
Inventors: 佳奈大路; 渉福嶋; 聡通仲山; 遼太須原
Original assignee: ダイキン工業株式会社
Priority date: 2021-08-24
Filing date: 2022-06-01
Publication date: 2023-03-02
Also published as: JP2023030831A; CN117795260A; JP7260808B2; AU2022335810A1

Abstract

室内機１１は、室内空間Ｓ１の空気調和を行う空気調和装置１０の室内機１１であって、室内空間Ｓ１に向けて開口する下向きの吸込口２３が形成されているケーシング２０と、室内空間Ｓ１の空気を吸込口２３からケーシング２０の内部に吸い込む室内ファン２５と、吸込口２３から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する第１フィルタ４１と、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の上流側に紫外線を照射する紫外線照射部５０と、紫外線照射部５０から吸込口２３に向かう紫外線を遮蔽する遮蔽部材５２と、を備えている。

Description

空気調和装置の室内機

　本開示は、空気調和装置の室内機に関する。

　従来、オフィスビル等の室内空間を空調するための空気調和装置において、下向きの吸込口を備えた（所謂カセット型の）室内機が広く用いられている。このような室内機では、ケーシング内に吸い込んだ空気に含まれる塵埃を、捕集部材（フィルタ）によって捕集している。捕集部材で捕集した塵埃には菌等が含まれており、塵埃を捕集した捕集部材からは有害成分や臭気成分が生じる。近年、ケーシング内を清浄化（除菌）する機能を備えた室内機が開発されている（特許文献１参照）。特許文献１に記載の空気調和装置の室内機は、活性種を発生させる放電ユニット（活性種発生部）を備えている。前記室内機は、放電ユニットを駆動させ、室内機内部の熱交換器やドレンパン等の周辺に活性種を供給することによって、室内機内部に存在する有害成分や臭気成分を分解し、これらを清浄化（除菌）することができる。

特開２０１９－３５５１７号公報

　近年、空気調和装置の室内機について、ケーシング内部の清浄化能力のさらなる向上が求められている。本開示は、ケーシング内部の清浄化能力をより高めた室内機を提供することを目的とする。

　（１）本開示の空気調和装置の室内機は、室内空間の空気調和を行う空気調和装置の室内機であって、前記室内空間に向けて開口する下向きの吸込口が形成されているケーシングと、前記室内空間の空気を前記吸込口から前記ケーシングの内部に吸い込むファンと、前記吸込口から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する第１捕集部材と、空気の流れ方向における前記第１捕集部材の上流側に紫外線を照射する光源と、前記光源から前記吸込口に向かう紫外線を遮蔽する遮蔽部材と、を備える。

　本開示の空気調和装置の室内機は、遮蔽部材によって光源から発せられた紫外線が室内空間に照射されるのを抑止することができる。これにより、第１捕集部材を紫外線で清浄化する機能を有する室内機を提供することが可能となり、室内機のケーシング内部の清浄化能力を高めることができる。

　（２）本開示の空気調和装置の室内機は、前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材の上流側で前記吸込口を覆うメッシュ状の保護部材をさらに備え、前記保護部材のうちの前記光源の周辺に位置する第１領域における第１メッシュサイズが、前記保護部材のうちの前記第１領域よりも前記光源に対して遠部に位置する第２領域における第２メッシュサイズよりも小さく、前記第１メッシュサイズが、外径φ８．５のテストフィンガーを挿入不能な大きさであると好ましい。

　この場合、保護部材のうちの第１領域では、ユーザがケーシング内部に指を入れるのを抑止することができる。これにより、光源から発せられた紫外線がユーザの指に照射されるのを抑止することができる。

　（３）本開示の空気調和装置の室内機は、前記保護部材が前記ケーシングに対して着脱可能に設けられており、前記保護部材の着脱操作に連動して入切されるスイッチをさらに備え、前記スイッチが、前記保護部材が前記ケーシングに装着されている場合に、前記光源による紫外線の照射を可能とし、前記保護部材が前記ケーシングから離脱されている場合に、前記光源による紫外線の照射を不能とすると好ましい。

　この場合、ユーザが保護部材を外して作業を実施する場合に、光源から発せられた紫外線がユーザに照射されるのを抑止することができる。

　（４）本開示の空気調和装置の室内機は、前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材の上流側の面が、平面で構成された第１面であり、前記光源によって、前記第１面に紫外線が照射されると好ましい。

　この場合、平面で構成された第１面に光源から紫外線を照射することによって、空気の流れ方向における上流側の第１捕集部材について紫外線が照射されない部分が生じるのを抑制することができる。これにより、光源から照射する紫外線によって、第１捕集部材を確実に清浄化することができる。

　（５）本開示の空気調和装置の室内機は、前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材の下流側において、前記吸込口から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する第２捕集部材をさらに備え、前記第１捕集部材及び前記第２捕集部材は、フィルタであり、前記第１捕集部材は、前記第２捕集部材よりも目が粗いと好ましい。

　この場合、第１捕集部材に加えて第２捕集部材を備えることによって、空気に含まれる塵埃等を確実に捕集することができる。

　（６）本開示の空気調和装置の室内機は、前記光源が、前記吸込口から前記第１捕集部材に流れる空気の流れから外れた位置に配置されていると好ましい。

　この場合、光源によって、ケーシング内を流れる空気の通風抵抗が増大されるのを抑止することができる。

　（７）本開示の空気調和装置の室内機は、前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材の上流側の面が、平面で構成された第１面であり、前記第１面の法線が鉛直下方から前記光源側に傾斜している状態で、前記光源によって前記第１捕集部材に紫外線が照射されると好ましい。

　この場合、光源が、空気の流れから外れた位置に配置されている構成において、光源から第１面に照射される紫外線の照射強度を確保することができる。これにより、光源から照射する紫外線によって、第１捕集部材を確実に清浄化することができる。

　（８）本開示の空気調和装置の室内機は、前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材の上流側で活性種を発生させる発生部をさらに備えると好ましい。

　この場合、光源及び発生部を備えることによって、ケーシング内部の清浄化能力をより高めることができる。

本開示の室内機を備えた空気調和装置の概略的な構成図。本開示の空気調和装置の室内機を示す斜視図。化粧パネルを外した状態の室内機を示す斜視図。化粧パネルを外した状態の室内機を示す底面図。図４におけるＡ－Ａ線断面矢視図。化粧パネル及び保護部材を外した状態の室内機を示す斜視図。化粧パネル及び保護部材を外した状態の室内機を示す底面図。第１フィルタ及び第２フィルタを示す斜視模式図。紫外線照射部及びリミットスイッチを示す部分拡大斜視図。遮蔽部材（第２部材）を外した状態の紫外線照射部及び保護カバーを外した状態のリミットスイッチを示す部分拡大斜視図。紫外線照射部による紫外線の照射状況を示す概略的な部分断面図。遮蔽部材（第２部材）を示す斜視図。活性種発生部を示す部分拡大斜視図。保護部材（フレーム及びメッシュ体）を示す斜視図。リミットスイッチの動作を示す概略的な模式図。紫外線照射部による紫外線の照射状況（第１フィルタを傾斜させて配置する場合）を示す概略的な部分断面図。

（空気調和装置の概要）
　図１は、本開示の室内機を備えた空気調和装置の概略的な構成図である。図１に示す空気調和装置１０は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物Ｂの内部に構築された室内空間Ｓ１の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置１０は、本開示に係る空気調和装置の室内機の一例である室内機１１を備えている。空気調和装置１０は、さらに、室外機１２及び冷媒配管１３を備えている。冷媒配管１３は、液管１３Ｌ及びガス管１３Ｇを含んでいる。空気調和装置１０では、冷媒配管１３によって室内機１１及び室外機１２を接続することで冷媒回路が構成されている。室内機１１は、室内空間Ｓ１に配置されており、室外機１２は、室外空間Ｓ２に配置されている。なお、本説明における室外空間Ｓ２には、建物Ｂ内における室内空間Ｓ１の外側の空間も含まれるが、本実施形態の室外機１２は、室外空間Ｓ２のうちの建物Ｂの外部に配置されている。なお、図１に示す空気調和装置１０では、１台の室外機１２に対して１台の室内機１１が接続されているが、複数の室内機１１が１台の室外機１２に対して接続されていてもよい。なお、本実施形態では、冷媒回路において冷媒を循環させて冷房及び暖房を行う空気調和装置１０を例示しているが、本開示の室内機に係る空気調和装置は、これに限定されず、熱源装置から供給される冷水及び温水を循環させて冷房及び暖房を行う空気調和装置であってもよく、室内機は所謂ファンコイルユニットであってもよい。

（室内機の構成）
　図２は、本開示の空気調和装置の室内機を示す斜視図である。図３は、化粧パネルを外した状態の室内機を示す斜視図である。図４は、化粧パネルを外した状態の室内機を示す底面図である。図５は、図４におけるＡ－Ａ線断面矢視図である。図１及び図２に示すように、室内機１１は、所謂カセット型の形態を有しており、ケーシング２０及び化粧パネル３０を備えている。

　図３及び図４に示すように、ケーシング２０は底面視において略矩形の形態を有しており、上部側に配置される第１ケーシング２１と、下部側に配置される第２ケーシング２２とを含んでいる。図５に示すように、ケーシング２０の内部には、後で説明する室内ファン２５、熱交換器２６、捕集部材４０、紫外線照射部５０、及び活性種発生部６０等を収容する空間Ａが形成されている。空間Ａは、ケーシング２０内における空気の流路を兼ねている。図３及び図４に示すように、ケーシング２０の下端部には、矩形の中央部分に吸込口２３が形成されるとともに、吸込口２３を囲んで４か所の給気口２４が形成されている。吸込口２３及び給気口２４は、空間Ａ（図５参照）の下端に形成された開口部である。吸込口２３には、後で説明する保護部材７１が配置されている。通常の使用状態における室内機１１では、第２ケーシング２２の下端部は、化粧パネル３０で覆われている（図２参照）。

　図２に示すように、化粧パネル３０は底面視において略矩形の形態を有しており、矩形の中央部分に配置された吸込みグリル３１と、吸込みグリル３１を囲んで配置された４か所の吹出口３２を備えている。吸込みグリル３１には、スリット状の開口部３３が形成されている。開口部３３は、吸込口２３（図３参照）を介して空間Ａ（図５参照）に連通している。化粧パネル３０の吹出口３２は、給気口２４（図３参照）を介して空間Ａ（図５参照）に連通している。室内機１１は、吸込みグリル３１及び吸込口２３から室内空間Ｓ１（図１参照）の空気をケーシング２０内に吸い込むとともに、ケーシング２０内に吸い込んだ空気を給気口２４及び吹出口３２から室内空間Ｓ１に給気する。

　図５に示すように、室内機１１は、ケーシング２０の内部（空間Ａ）に、室内ファン２５及び熱交換器２６を備えている。室内ファン２５は、室内空間Ｓ１内の空気を循環させるためのファンである。熱交換器２６は、前記冷媒回路の一部を構成しており、冷媒配管１３によって室外機１２との間で冷媒が循環される。室内機１１は、室内ファン２５を駆動することで、室内空間Ｓ１の空気（還気ＲＡ）を吸込みグリル３１（図２参照）及び吸込口２３からケーシング２０内に吸い込むとともに熱交換器２６を通過させ、冷却又は加熱した空気（給気ＳＡ）を給気口２４及び吹出口３２（図２参照）から室内空間Ｓ１へ供給する。

（捕集部材）
　図６は、化粧パネル及び保護部材を外した状態の室内機を示す斜視図である。図７は、化粧パネル及び保護部材を外した状態の室内機を示す底面図である。図８は、捕集部材を示す斜視模式図である。図６及び図７に示すように、室内機１１は、ケーシング２０の内部において、捕集部材４０を備えている。捕集部材４０は、室内空間Ｓ１の空気（還気ＲＡ）に含まれる塵埃を捕集するための部材である。図８に示すように、捕集部材４０は、第１の捕集部材４０である第１フィルタ４１と、第２の捕集部材４０である第２フィルタ４２とを含んでいる。第２フィルタ４２は、第１フィルタ４１では捕集しきれない（より微細な）塵埃を捕集するためのフィルタであり、第１フィルタ４１に比べて目が細かく、より高い捕集効率（６０～９５％程度）を有している。言い換えると、第１フィルタ４１は、第２フィルタ４２に比べて目が粗い。なお、本実施形態では、第２の捕集部材４０がフィルタである場合を例示しているが、電気集塵器であってもよい。

　図５に示すように、第１フィルタ４１は、空気の流れ方向において、第２フィルタ４２の上流側に配置される。以下の説明では、第１フィルタ４１の空気の流れ方向における上流側の面を第１面４１ａと称する。第１フィルタ４１は、第１面４１ａが平面である。ここでいう「平面」とは、その面に凹凸（プリーツ）等がなく、その面に対して斜め方向から光が照射された場合に影となる部位が生じない形態であることを意味している。なお、本実施形態で示した捕集部材４０は、第１フィルタ４１及び第２フィルタ４２を含んでいるが、本開示の室内機における捕集部材は、第１フィルタのみであってもよい。

　室内機１１では、吸込みグリル３１（図２参照）及び吸込口２３からケーシング２０内に吸い込まれた空気（還気ＲＡ）が捕集部材４０を通過する。このとき、還気ＲＡに含まれる塵埃が、第１フィルタ４１及び第２フィルタ４２によって捕集される。室内機１１では、第１フィルタ４１の第１面４１ａに、有害成分や臭気成分のもととなる塵埃が付着する。

（紫外線照射部）
　図９は、紫外線照射部及びリミットスイッチを示す部分拡大斜視図である。図１０は、遮蔽部材（第２部材）を外した状態の紫外線照射部及び保護カバーを外した状態のリミットスイッチを示す部分拡大斜視図である。図１１は、紫外線照射部による紫外線の照射状況を示す概略的な部分断面図である。図１２は、遮蔽部材（第２部材）を示す斜視図である。図５～図７、図９及び図１０に示すように、室内機１１は、紫外線照射部５０を備えている。紫外線照射部５０は、第１フィルタ４１の第１面４１ａに紫外線を照射するための部位であり、光源５１及び遮蔽部材５２を備えている。光源５１は、通電することによって紫外線を発するＬＥＤ素子を備えている。光源５１には図示しないレンズが装着されており、当該レンズによって、光源５１で発せられた紫外線を第１面４１ａの略全面に拡散させる。なお、本実施形態で示した光源５１は、ケーシング２０に固定されており、第１面４１ａに対して定位置から紫外線を照射するが、光源５１をケーシング２０に対し変位させる変位機構をさらに備え、前記変位機構によって光源５１を変位させながら第１面４１ａに対して紫外線を照射する構成としてもよい。

　図５に示すように、紫外線照射部５０は、吸込口２３から捕集部材４０に向けて流れる空気の流れから外れた位置に配置されている。換言すると、紫外線照射部５０は、底面視において、吸込口２３及び捕集部材４０と重ならない位置に配置されている。仮に紫外線照射部５０を吸込口２３から捕集部材４０に向けて流れる空気の流れ中に配置した場合、紫外線照射部５０が通風抵抗を増大させる要因となる。本開示の室内機１１では、紫外線照射部５０を吸込口２３から捕集部材４０に向けて流れる空気の流れから外れた位置に配置することによって、通風抵抗の増大を抑制している。

（遮蔽部材）
　図６、図７及び図９～図１１に示すように、紫外線照射部５０は、遮蔽部材５２を備えている。遮蔽部材５２は、光源５１から照射される紫外線の照射範囲を制限するための部材である。

　図９～図１１に示すように、遮蔽部材５２は、光源５１をケーシング２０より支持する第１部材５３と、第１部材５３によって支持されている光源５１を覆う第２部材５４と、によって構成されている。遮蔽部材５２は、ケーシング２０に対して光源５１を支持するための部材を兼ねており、ケーシング２０に対してビス止めされている。第１部材５３及び第２部材５４は金属製であり、両部材５３，５４を組み合わせて一体の遮蔽部材５２を構成している。なお、遮蔽部材５２は、金属以外の素材（例えば樹脂）を用いて構成してもよい。

　図１１に示すように、第１部材５３は、光源５１を配置するための開口部５３ａを備えている。光源５１は、開口部５３ａに嵌め込まれた状態で、第１部材５３にビス止めされている。

　図９、図１１及び図１２に示すように、第２部材５４は、箱状の本体部５４ａを備えている。第２部材５４及び第１部材５３は、本体部５４ａの内部に第１部材５３を配置し、組み合わせて用いられる。第１部材５３及び第２部材５４を組み合わせた状態の遮蔽部材５２では、本体部５４ａ及び第１部材５３で囲まれた空間Ｘが形成される。紫外線照射部５０は、光源５１を空間Ｘに配置している。

　本体部５４ａは、開口部５４ｂを備えている。図１１に示すように、空間Ｘ内の光源５１から発せられた紫外線ＵＶは、開口部５４ｂを通って遮蔽部材５２の外部の空間Ａに照射される。換言すると、空間Ｘ内の光源５１で発せられた紫外線ＵＶのうち、開口部５４ｂ以外の方向に向かう紫外線ＵＶは、遮蔽部材５２によって遮られる。本体部５４ａは、開口部５４ｂの周囲において、さらに鍔部５４ｃを備えている。これにより、開口部５４ｂを通って空間Ａに向かう紫外線ＵＶの一部が、鍔部５４ｃによって遮られる。

　遮蔽部材５２の本体部５４ａ及び鍔部５４ｃは、光源５１と吸込口２３との間に配置されており、光源５１から空間Ａへ向かう紫外線ＵＶのうち吸込口２３へ向かう紫外線ＵＶを遮蔽する。換言すると、紫外線照射部５０では、光源５１から第１フィルタ４１の第１面４１ａへ向かう紫外線ＵＶについては遮蔽部材５２で遮蔽しないように、開口部５４ｂ及び鍔部５４ｃの配置を定めている。なお、ケーシング２０において、室内空間Ｓ１に対面して開口する開口部が吸込口２３以外にも存在する場合には、前記開口部と光源５１との間にも本体部５４ａ及び鍔部５４ｃを配置することが好ましい。なお、遮蔽部材５２は、本実施形態で示した構成に限定されない。例えば、光源５１が空間Ｘに収容されておらず、空間Ａに露出状態で配置されている場合には、遮蔽部材を板状の（空間Ｘを有さない）形態として光源５１の上流側に配置してもよい。換言すると、本開示の遮蔽部材は、光源５１から発せられた紫外線が室内空間Ｓ１に照射されるのを抑制することができる形態を有していればよい。

（活性種発生部）
　図６、図７及び図１３に示すように、室内機１１は、活性種発生部６０を備えている。活性種発生部６０は、ケーシング２０を通過する空気に対して活性種を供給するための部位であり、吸込口６１及び放出口６２が形成された筐体６３を備えている。活性種発生部６０は、筐体６３の内部に針状電極と対向電極とを備えた放電部（図示省略）を有しており、前記放電部に高電圧を印加することによりプラズマ放電の一種であるストリーマ放電を発生させる。活性種発生部６０は、ストリーマ放電を発生させることによって、酸化分解力の高い活性種を生成する。活性種発生部６０で生成する活性種には、高速電子、イオン、水酸化ラジカル及び励起酸素分子などが含まれ、アンモニア類や、アルデヒド類、窒素酸化物等の小さな有機分子からなる空気中の有害成分や臭気成分を分解する。

　活性種発生部６０は、ケーシング２０内の空気の一部を吸込口６１から筐体６３内に取り込むとともに、前記放電部で発生させた活性種を空気と共に放出口６２から放出する。図１３に示すように、吸込口６１及び放出口６２は、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の上流側に配置されている。このため、活性種発生部６０は、第１フィルタ４１の上流側で活性種を発生させる。室内機１１では、光源５１及び活性種発生部６０を備えており、第１フィルタ４１の第１面４１ａを、紫外線で清浄化（殺菌）するとともに、さらに、活性種によっても清浄化することができる。このため、室内機１１は、活性種発生部のみを備えた従来の室内機に比べて、ケーシング２０内部の清浄化能力がより高められている。

　図６及び図７に示すように、本開示の室内機１１では、活性種発生部６０を、吸込口２３及び第１フィルタ４１を挟んで紫外線照射部５０と対面する位置に配置している。このような構成によって、第１面４１ａにおける清浄化度合の偏りを抑制している。

（保護部）
　図４に示すように、室内機１１は、紫外線照射部５０から照射される紫外線からユーザを保護するための保護部７０を備えている。保護部７０は、保護部材７１及びリミットスイッチ７５を含んでいる。

（保護部材）
　図１４は、保護部材（フレーム及びメッシュ体）を示す斜視図である。図３～図５に示す保護部材７１は、ケーシング２０内における紫外線の照射範囲に、人体の一部（特に指）が侵入することを抑止するための部材である。保護部材７１は、吸込口２３を覆っており、吸込口２３の室内空間Ｓ１側から空間Ａ（図５参照）内への指の侵入を抑止する。図１４に示すように、保護部材７１は、フレーム７２及びメッシュ体７３を含んでいる。図３及び図４に示すように、保護部材７１は、さらにステー７４を含んでいる。

　図１４に示すように、フレーム７２は、鋼材を略矩形状に組んだ部材であり、取付孔７２ａ及び突起部７２ｂが形成されている。突起部７２ｂは、フレーム７２の上面側（ケーシング２０に取り付けた際に上方となる側）に向けて突出されている。メッシュ体７３は、フレーム７２の下面側（ケーシング２０に取り付けた際に下方となる側）に付設されている。

　図３及び図４に示すように、第２ケーシング２２の下端部には、一対のステー７４が付設されている。保護部材７１は、取付孔７２ａにステー７４を挿入し、当該ステー７４にフレーム７２を引っ掛けることによって、ケーシング２０に対して取り付けられる。保護部材７１を構成する各部７２～７４のうち、フレーム７２及びメッシュ体７３はケーシング２０に対して着脱可能である。フレーム７２及びメッシュ体７３は、フレーム７２及びステー７４の接触部位を支点として、ケーシング２０に対して揺動可能となっている。室内機１１は、室内空間Ｓ１の空調を行っている状態では、吸込口２３を覆う位置に保護部材７１を配置する。室内機１１は、室内空間Ｓ１の空調を停止しケーシング２０内部のメンテナンスを行うときには、吸込口２３から離間した位置に保護部材７１を配置する。保護部材７１は、ケーシング２０に対して着脱可能に構成されている。

　メッシュ体７３は、鋼線を格子状に組んで構成されている部材であり、第１領域７３ａ及び第２領域７３ｂを有している。図３、図４及び図１４では、第１領域７３ａを太い実線で囲んで示している。第１領域７３ａは、メッシュ体７３のうち紫外線照射部５０の近傍に配置される領域である。第２領域７３ｂは、メッシュ体７３のうちの第１領域７３ａ以外の領域である。第２領域７３ｂは、第１領域７３ａに比べて紫外線照射部５０に対して遠部に配置される領域である。

　第１領域７３ａは、仮にユーザの指（人体の一部）が保護部材７１からケーシング２０の内部に挿し込まれた場合に、その指に対して紫外線照射部５０から発せられた紫外線が照射される可能性のある領域である。第２領域７３ｂは、仮にユーザの指（人体の一部）が保護部材７１からケーシング２０の内部に挿し込まれた場合であっても、その指に対して紫外線照射部５０から発せられた紫外線が照射される可能性のない領域である。第１領域７３ａは、メッシュ体７３のサイズが、第１のメッシュサイズＭ１となっており、第２領域７３ｂは、メッシュ体７３のサイズが、第２のメッシュサイズＭ２となっている。なお、本実施形態では、保護部材７１に形成されているメッシュ（格子）が長方形状であり、短辺側のサイズを「メッシュサイズ」と称している。

　保護部７０では、第１領域７３ａの第１メッシュサイズＭ１を、第２領域７３ｂの第２メッシュサイズＭ２に比べて小さくしている。具体的には、本実施形態の第１領域７３ａは、線径２ｍｍの鋼線を短辺側において９ｍｍピッチで並べて構成しており、短辺側の開口サイズが７ｍｍ程度となっている。つまり、第１領域７３ａの第１メッシュサイズＭ１は、外径φ８．５のテストフィンガーを挿入することができないサイズとなっている。このため、第１領域７３ａにおいては、メッシュの隙間にユーザが指を挿し込むことが不可能である。室内機１１では、保護部材７１によって、紫外線照射部５０から発せられた紫外線が人体に向けて照射されるのを抑止することができる。

　一方、本実施形態の第２領域７３ｂは、線径２ｍｍの鋼線を短辺側において１３．５ｍｍピッチで並べて構成しており、短辺側の開口サイズが１１．５ｍｍ程度となっている。つまり、第２領域７３ｂの第２メッシュサイズＭ２は、外径φ８．５のテストフィンガーを挿入可能なサイズとなっている。室内機１１では、第１領域７３ａの範囲を限定することによって、保護部材７１の軽量化を図っている。

（リミットスイッチ）
　図１５は、リミットスイッチの動作を示す概略的な模式図である。図９及び図１０に示すように、リミットスイッチ７５は、スイッチ本体７６及び保護カバー７７を備えている。図６、図７、図９及び図１０に示すように、リミットスイッチ７５は、ケーシング２０の内部に配置されている。リミットスイッチ７５は、ユーザがケーシング２０から保護部材７１を取り外した際に、紫外線が人体に照射されるのを抑止するための装置である。

　図９に示すように、保護カバー７７には開口部７７ａが形成されている。保護部材７１がケーシング２０の所定位置に取り付けられている状態では、保護部材７１の突起部７２ｂ（図１４参照）が、開口部７７ａから保護カバー７７内に挿入される。

　図１０に示すように、スイッチ本体７６は、保護カバー７７の内側に配置されている。スイッチ本体７６は、被押圧部７６ａを備えている。保護部材７１がケーシング２０の所定位置に取り付けられている状態では、開口部７７ａから保護カバー７７内に挿入された突起部７２ｂ（図１４参照）が、被押圧部７６ａを押圧する。

　図１５に示すように、リミットスイッチ７５は、光源５１へ電力を供給する電源回路８０に接続されている。リミットスイッチ７５は、スイッチ本体７６の被押圧部７６ａが押圧されている状態（図１５の下図参照）では、電源回路８０から光源５１への電力の供給を可能とする。このとき、光源５１は、紫外線ＵＶを発する。リミットスイッチ７５は、被押圧部７６ａが押圧されていない状態（図１５の上図参照）では、電源回路８０から光源５１への電力の供給を遮断する。このとき、光源５１は、紫外線ＵＶを発しない。

　保護部７０は、保護部材７１がケーシング２０の所定位置に取り付けられている状態では、リミットスイッチ７５によって、光源５１による紫外線の照射を可能とし（図１５の下図参照）、保護部材７１をケーシング２０から取り外している状態では、リミットスイッチ７５によって、光源５１による紫外線の照射を不能とする（図１５の上図参照）。このように室内機１１では、リミットスイッチ７５によって、紫外線照射部５０から人体に向けて紫外線が照射されるのを抑止する。

（別実施形態について）
　図１６は、紫外線照射部による紫外線の照射状況（第１フィルタを傾斜させて配置する場合）を示す概略的な部分断面図である。上記で説明した室内機１１では、第１面４１ａの法線を鉛直下方に向けた姿勢で第１フィルタ４１を配置している（図１１参照）が、第１フィルタ４１は、第１面４１ａの法線が鉛直方向に対して傾斜するように配置してもよい。図１６に示す室内機１１では、鉛直向きの線Ｌ１に対して第１面４１ａの法線Ｌ２を光源５１側に角度θで傾斜させて第１フィルタ４１を配置している。図１６に示す室内機１１では、この状態で、光源５１から第１面４１ａに紫外線を照射する。

　紫外線による第１フィルタ４１の清浄化能力は、紫外線の照射強度と照射時間の積で評価することができる。例えば、照射強度Ｙ１の紫外線ＵＶを入射角度αで第１面４１ａに照射した場合、第１面４１ａにおける紫外線の照射強度Ｙ２は、照射強度Ｙ１のｃｏｓα倍となる（Ｙ２＝Ｙ１ｃｏｓα）。

　図１６に示すように、本開示の室内機１１では、第１面４１ａの法線Ｌ２が鉛直下方から光源５１側に角度θで傾斜している状態で、光源５１から第１フィルタ４１の第１面４１ａに紫外線を照射している。このような構成では、第１フィルタ４１を傾けない場合（θ＝０°の場合）に比べて、第１面４１ａに対する紫外線ＵＶの入射角度αを９０°に近づけることができ、これにより、光源５１を空気の流れから外れた位置に配置した場合よりも、第１面４１ａに対する紫外線ＵＶの入射角度αが大きくなり、第１フィルタ４１に対する紫外線の照射強度Ｙ２を向上させることができる。このため、図１６に示す室内機１１では、光源５１から照射する紫外線について、第１面４１ａを清浄化するのに十分な照射強度を確保することができ、第１フィルタ４１を確実に清浄化することが可能となる。なお、第１フィルタ４１は、ケーシング２０に対して常時角度θで傾斜している状態で設けてもよいし、図示しない機構を用いて光源５１から紫外線を照射するときだけ傾斜するように構成してもよい。

（紫外線照射のタイミングについて）
　空気調和装置１０は、室内空間Ｓ１等に配置されたリモコン（図示省略）の操作によって、運転を入り切りすることができる。室内機１１は、空気調和装置１０の運転開始時に、所定時間の間、光源５１から第１フィルタ４１の第１面４１ａに紫外線を照射する。これにより、ユーザが紫外線照射のタイミングを意識することなく、運転を開始する度に第１フィルタ４１を清浄化することができる。室内機１１は、空気調和装置１０の運転停止時に、所定時間の残留運転を行い、この残留運転中に光源５１から第１フィルタ４１の第１面４１ａに紫外線を照射する構成としてもよい。この場合、ユーザが紫外線照射のタイミングを意識することなく、運転終了時に第１フィルタ４１を清浄化することができ、ケーシング２０内が清浄化された状態で次回運転を開始することが可能となる。

（紫外線の照射時間について）
　室内機１１で採用している光源５１は、照射時間の増大とともに、照射強度が低下する特性を有している。室内機１１は、光源５１の照射時間を記録する機能を有しており、照射時間の増大に伴って、１回の紫外線の照射時間を増大させるようにしている。この場合、室内機１１の積算運転時間が大きくなり光源５１の照射強度が低下した場合であっても、第１フィルタ４１を確実に清浄化することができる。

　さらに、室内機１１は、１回の光源５１の照射時間に制限を設けてもよい。これにより、室内機１１が製品寿命を迎えるまでの間に、先に光源５１が寿命を迎えるのを抑止できる。これにより、光源５１を交換しなくても、室内機１１が製品寿命を迎えるまでの間、紫外線照射部５０による第１フィルタ４１の清浄化機能を維持することができる。

［実施形態の作用効果］
　（１）上記実施形態で示した室内機１１は、室内空間Ｓ１の空気調和を行う空気調和装置１０の室内機１１であって、室内空間Ｓ１に向けて開口する下向きの吸込口２３が形成されているケーシング２０と、室内空間Ｓ１の空気を吸込口２３からケーシング２０の内部に吸い込む室内ファン２５と、吸込口２３から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する第１フィルタ４１と、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の上流側に紫外線を照射する紫外線照射部５０と、紫外線照射部５０から吸込口２３に向かう紫外線を遮蔽する遮蔽部材５２と、を備えている。

　このような室内機１１は、遮蔽部材５２によって紫外線照射部５０から発せられた紫外線が室内空間Ｓ１に照射されるのを抑止することができる。これにより、第１フィルタ４１を紫外線で清浄化する機能を有する室内機１１を提供することが可能となり、室内機１１のケーシング２０内部の清浄化能力を高めることができる。

　（２）上記実施形態で示した室内機１１は、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の上流側で吸込口２３を覆うメッシュ状の保護部材７１をさらに備え、保護部材７１のうちの光源５１の周辺に位置する第１領域７３ａにおける第１メッシュサイズＭ１が、保護部材７１のうちの第１領域７３ａよりも光源５１に対して遠部に位置する第２領域７３ｂにおける第２メッシュサイズＭ２よりも小さく、第１メッシュサイズＭ１が、外径φ８．５のテストフィンガーを挿入不能な大きさとなっている。

　この場合、保護部材７１のうちの第１領域７３ａでは、ユーザがケーシング２０内部に指を入れるのを抑止することができる。これにより、光源５１から発せられた紫外線がユーザの指に照射されるのを抑止することができる。

　（３）上記実施形態で示した室内機１１は、保護部材７１がケーシング２０に対して着脱可能に設けられており、保護部材７１の着脱操作に連動して入切されるリミットスイッチ７５をさらに備えている。室内機１１は、リミットスイッチ７５が、保護部材７１がケーシング２０に装着されている場合に、紫外線照射部５０による紫外線の照射を可能とし、保護部材７１がケーシング２０から離脱されている場合に、紫外線照射部５０による紫外線の照射を不能としている。

　このような構成では、ユーザが保護部材７１を外して作業を実施する場合に、紫外線照射部５０から発せられた紫外線がユーザに照射されるのを抑止することができる。

　（４）上記実施形態で示した室内機１１は、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の上流側の面が、平面で構成された第１面４１ａである。室内機１１では、光源５１によって、第１面４１ａに紫外線が照射される。

　この場合、平面で構成された第１面４１ａに紫外線照射部５０から紫外線を照射することによって、空気の流れ方向における上流側の第１フィルタ４１について紫外線が照射されない部分が生じるのを抑制することができる。これにより、紫外線照射部５０から照射する紫外線によって、第１フィルタ４１を確実に清浄化することができる。

　（５）上記実施形態で示した室内機１１は、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の下流側において、吸込口２３から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集するフィルタである第２フィルタ４２をさらに備えている。室内機１１における第１フィルタ４１は、第２フィルタ４２よりも目が粗い。

　この場合、第１フィルタ４１に加えて第２フィルタ４２を備えることによって、空気に含まれる塵埃等を確実に捕集することができる。

　（６）上記実施形態で示した室内機１１は、紫外線照射部５０が、吸込口２３から第１フィルタ４１に流れる空気の流れから外れた位置に配置されている。

　この場合、紫外線照射部５０によって、ケーシング２０内を流れる空気の通風抵抗が増大されるのを抑止することができる。

　（７）上記別実施形態で示した室内機１１は、第１面４１ａの法線Ｌ２が鉛直向きの線Ｌ１から紫外線照射部５０側に角度θで傾斜している状態で、紫外線照射部５０によって第１フィルタ４１に紫外線が照射される。

　この場合、紫外線照射部５０が、空気の流れから外れた位置に配置されている構成において、紫外線照射部５０から第１面４１ａに照射される紫外線の照射強度を確保することができる。これにより、紫外線照射部５０から照射する紫外線によって、第１フィルタ４１を確実に清浄化することができる。

　（８）上記実施形態で示した室内機１１は、空気の流れ方向における第１フィルタ４１の上流側で活性種を発生させる活性種発生部６０をさらに備えている。

　この場合、光源５１及び活性種発生部６０を備えることによって、ケーシング２０内部の清浄化能力をより高めることができる。

　なお、本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

１０　　　　：空気調和装置
１１　　　　：室内機
２０　　　　：ケーシング
２３　　　　：吸込口
２５　　　　：室内ファン（ファン）
４１　　　　：第１フィルタ（第１捕集部材）
４１ａ　　　：第１面
４２　　　　：第２フィルタ（第２捕集部材）
５０　　　　：紫外線照射部
５１　　　　：光源
５２　　　　：遮蔽部材
６０　　　　：活性種発生部（発生部）
７１　　　　：保護部材
７３ａ　　　：第１領域
７３ｂ　　　：第２領域
７５　　　　：リミットスイッチ（スイッチ）
Ｓ１　　　　：室内空間
Ｍ１　　　　：第１メッシュサイズ
Ｍ２　　　　：第２メッシュサイズ

Claims

　室内空間（Ｓ１）の空気調和を行う空気調和装置（１０）の室内機（１１）であって、
　前記室内空間（Ｓ１）に向けて開口する下向きの吸込口（２３）が形成されているケーシング（２０）と、
　前記室内空間（Ｓ１）の空気を前記吸込口（２３）から前記ケーシング（２０）の内部に吸い込むファン（２５）と、
　前記吸込口（２３）から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する第１捕集部材（４１）と、
　空気の流れ方向における前記第１捕集部材（４１）の上流側に紫外線を照射する光源（５１）と、
　前記光源（５１）から前記吸込口（２３）に向かう紫外線を遮蔽する遮蔽部材（５２）と、
　を備える、空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材（４１）の上流側で前記吸込口（２３）を覆うメッシュ状の保護部材（７１）をさらに備え、
　前記保護部材（７１）のうちの前記光源（５１）の周辺に位置する第１領域（７３ａ）における第１メッシュサイズ（Ｍ１）が、前記保護部材（７１）のうちの前記第１領域（７３ａ）よりも前記光源（５１）に対して遠部に位置する第２領域（７３ｂ）における第２メッシュサイズ（Ｍ２）よりも小さく、
　前記第１メッシュサイズ（Ｍ１）が、外径φ８．５のテストフィンガーを挿入不能な大きさである、請求項１に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記保護部材（７１）が前記ケーシング（２０）に対して着脱可能に設けられており、
　前記保護部材（７１）の着脱操作に連動して入切されるスイッチ（７５）をさらに備え、
　前記スイッチ（７５）が、
　前記保護部材（７１）が前記ケーシング（２０）に装着されている場合に、前記光源（５１）による紫外線の照射を可能とし、前記保護部材（７１）が前記ケーシング（２０）から離脱されている場合に、前記光源（５１）による紫外線の照射を不能とする、請求項１又は請求項２に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材（４１）の上流側の面が、平面で構成された第１面（４１ａ）であり、
　前記光源（５１）によって、前記第１面（４１ａ）に紫外線が照射される、請求項１から請求項３の何れか一項に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材（４１）の下流側において、前記吸込口（２３）から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する第２捕集部材（４２）をさらに備え、
　前記第１捕集部材（４１）及び前記第２捕集部材（４２）は、フィルタであり、
　前記第１捕集部材（４１）は、前記第２捕集部材（４２）よりも目が粗い、請求項１から請求項４の何れか一項に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記光源（５１）が、前記吸込口（２３）から前記第１捕集部材（４１）に流れる空気の流れから外れた位置に配置されている、請求項１から請求項５の何れか一項に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材（４１）の上流側の面が、平面で構成された第１面（４１ａ）であり、
　前記第１面（４１ａ）の法線（Ｌ２）が鉛直下方から前記光源（５１）側に傾斜している状態で、前記光源（５１）によって前記第１捕集部材（４１）に紫外線が照射される、請求項６に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。
　前記空気の流れ方向における前記第１捕集部材（４１）の上流側で活性種を発生させる発生部（６０）をさらに備える、請求項１から請求項７の何れか一項に記載の空気調和装置（１０）の室内機（１１）。