JP3100717U

JP3100717U - 円柱状光電子式空気清浄機

Info

Publication number: JP3100717U
Application number: JP2003271451U
Authority: JP
Inventors: 袁仕杰
Original assignee: 袁仕杰
Priority date: 2003-05-27
Filing date: 2003-09-26
Publication date: 2004-05-27
Anticipated expiration: 2009-09-26
Also published as: US20040241054A1; CN2582611Y; US7179425B2

Abstract

【課題】光電子によって滅菌する円柱状光電子式空気清浄機を提供する。
【解決手段】本体１に設けられた吸気ファン１０から空気を吸い込み、該吸入空気を空気収集壁２６を通過させ空気収集機２５に収集し、極端紫外線放射管２１によって空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどの菌を滅菌し、さらに負イオン清浄器を通して排気口から新鮮な空気を出す。
【選択図】図２

Description

本考案は光電子式空気清浄機に関し、具体的には、本体が円柱状に形成され、極端紫外線や負イオンを利用して空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどの菌を滅菌することにより空気を清浄化する空気清浄装置に関する。

冬には暖房、夏には冷房を行うと、室内の空気が外と流通できなくなるため、人工的に空気を清浄化することが必要になる。特に公共の場所では人員の密度が高いので常時空気を清浄化する必要がある。また、ＳＡＲＳと呼ばれるウイルスに係る疾病が広がって以来、空気の清浄化は最も注目されている。室内の空気を新鮮な空気と交換する必要だけではなく、空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどを滅菌することが最も重要になってきた。

従来、空気の清浄化手段として、高圧電離で負イオンを発生させる空気清浄機又はこれを備える空調器、及び病院で使用する紫外線滅菌ランプがある。これらの手段は空気中に存在するウイルスなどの滅菌に関して有効であり、これら２種類の空気清浄化手段はそれぞれ利点を有する。

しかしながら、例えば負の酸素イオンは充分な滅菌効果をもっていないことと、紫外線滅菌ランプは長時間使用することができないこと、更には紫外線が人間の体に対して損害を与えるという問題がある。また、今まで用いられてきた通風換気扇及び空調器は、空気の清浄化機能を備えておらず、一般的には、例えば単純な集塵及び濾過装置しかない。従って、設備全体の交換に対する費用がかかる。

本考案は、上述のような従来の課題に関し、紫外線と負イオンを合わせて利用することで効果的に空気を清浄化することにより、使用者に対して常時新鮮且つ清浄な空気を供給する円柱状光電子式空気清浄機を提供することを目的とする。

請求項１に係る考案は、円柱状に形成された本体を備え、本体に吸気ファンと、トランスフォーマと、回路基板と、極端紫外線放射管と、陰極の高圧放電ヒラメントとが設けられた円柱状光電子式空気清浄機であって、前記本体には吸気口と排気口が配置され、かつ、排気口が本体の前側に配置され、排気グリッドが曲面に形成された平面板の前側に設けられ、平面板が本体の前側に設けられた前枠に固定され、吸気口が前記本体の後側に配置され、また吸気グリッドを有し、この吸気グリッドが吸気口として提供され、固定防塵フレームと、防塵網と、防塵カバーとを備え、排気グリッドの内面に当接するように吸気ファンカバーと、吸気ファンと、固定フレームとが配置され、炭素繊維糸が前記排気グリッドの前側の中央部に配置され、空気収集機が前記吸気口と吸気ファンとの間に配置されたことを特徴とする。

請求項２に係る考案は、請求項１に係る考案において、空気収集機が、空気収集壁とバリヤ壁とから囲まれるスペースで構成され、極端紫外線放射管が、本体の外へ光線が漏れないように前後のバリヤ壁の間に設けられることを特徴とする。

請求項３に係る考案は、請求項１に係る考案において、本体の中に支持フレームが設けられ、この支持フレームの上に保護カバーを接続して固定し、この保護カバーの上に電子コンバータが装着されるとともに、電源の電子発生器及びトランスフォーマがこの保護カバーの内部に装着されたことを特徴とする。

当該円柱状光電子式空気清浄機は、極端紫外線放射線によって、空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどの菌を滅菌することができるとともに、環境中に負イオンを増やすこともできる。空気が吸気ファンから当該円柱状光電子式空気清浄機に入った際に、２種類交替的に連続的に運転する方式、すなわち自動的に紫外線照射と高電圧電離により負イオンを発生する動作を交替させることによって、所望の空気清浄化効果が得られる。

以下、図面を参照しながら、実施の形態に基づき、さらに本考案を詳細に説明する。
本考案の円柱状光電子式空気清浄機は、ファンと、極端紫外線放射管と、陰極の高圧放電フィラメントとを備える。空気がファンを通って円柱状光電子式空気清浄機に吸入される。交替的に連続循環する運転方式は２種類ある。その１つは、間欠的に（約３〜４分間ごとに）陰極に高電圧を印加し、炭素繊維糸からの放電によって空気を電離させながら負イオンをファンから排出するように構成する。もう１つは、間欠的に（約７〜１０分間ごとに）極端紫外線の放射により、空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどを滅菌する。円柱状光電子式空気清浄機には吸気口と排気口が配設されている。その排気口には陰極の高圧放電フィラメントが固定されるとともに、極端紫外線放射管も上記排気口に固定される。それに対して、ファンが本体の中に配置される。吸入されて移動する途中の空気は、入りやすいように吸気口を通って本体内に入り、かつ、光電子式細菌ウイルス滅菌グリッドを通過して排気グリッドに到達する。これによって、空気が極端紫外線放射管と接触し、極端紫外線放射管により空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどを滅菌することができる。さらに負イオン発生器にて清浄化して、排気口から負イオンを含む新鮮な空気を排出することにより、室内における空気の質を改善することができる。

本体の外観は円柱状に形成され、また、その他の特性は以下に詳細に説明する。
本考案の円柱状光電子式空気清浄機の詳細な構造は、図２及び図３に示されており、この円柱状光電子式空気清浄機は、円柱状に形成された本体１を備え、排気グリッド２が曲面に形成された平面板３の前側に設けられ、その平面板３が本体１の前側に設けられた前枠４に固定される。電離された空気は上記排気グリッド２から排出される。

本体１の後側には吸気グリッド５を有し、この吸気グリッド５は吸気口として提供され、固定防塵フレーム６と、防塵網７と、防塵カバー８とを備える。排気グリッド２の内面に当接するように吸気ファンカバー９と、吸気ファン１０及び固定フレーム１１が固定される。炭素繊維糸１２が排気グリッド２の正面中央部に配置され、陰極が高電圧である場合、空気を電離する機能を発揮する。

支持フレーム１３は電源の電子発生器１４と、トランスフォーマ１５及びパーワーコード１６を配置する位置を提供する。支持フレーム１３の上に保護カバー１７を接続して固定し、その保護カバー１７の上に電子コンバータ１８が装着される。保護カバー１７は高電圧衝撃でダメージを受けないように電源の電子発生器１４を保護する。

本体１の側面の表面にはスイッチ２０を取り付けるための長方形孔１９が開けられ、このスイッチ２０は吸気ファン１０と、極端紫外線放射管２１及び炭素繊維糸１２を制御する機能を有する。このスイッチ２０の上方の平面には色の異なる発光ダイオード２３を固定するための２つの孔２２が開けられている。

円柱状光電子式空気清浄機が実際に作動すれば、吸気ファン１０からウイルス、細菌及びカビなどの菌を含む空気が吸入され、防塵網７を通って本体１内の空気収集機２５に到達する。この空気収集機２５後側には複数の長尺状グリッド２４が設けられており、これにより空気が移動させられてスムーズに入るように空気収集機２５を経由して排気グリッド２に到達する。また、極端紫外線放射管２１が空気収集機２５の中央部に配置され、すなわち、ウイルス、細菌及びカビなどを含む空気が空気収集機２５の両側の空気収集壁２６に移動させられ、さらに極端紫外線放射管２１と空気収集壁２６の間にある空気入口２７に移動させられる。ウイルス、細菌及びカビなどを含む空気が空気入口２７に入るときに、極端紫外線放射管２１から放射された極端紫外光線は空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどを抑える。このときに、滅菌された空気が吸気ファン１０によって排気グリッド２の陰極の高電圧炭素繊維糸１２に移動され、負イオンによる清浄化が行われ、排気グリッド２により負イオンを含む新鮮な空気が排出され、室内における空気の質が改善される。

上述した空気収集機２５の前後方にはいずれもバリヤ壁２８が設けられており、このバリヤ壁２８は極端紫外光線が本体１の外へ漏れないようにして使用者の目を保護するために設けられたものである。

次に、円柱状光電子式空気清浄機の回路動作原理について説明する。
スイッチ２０から陰極の高電圧発生回路へ商用電圧を導入することにより負の高電圧の出力が供給される。また、入力された電力はさらに別の全波整流回路を経て速度制御回路を通って、吸気ファン１０に供給されるとともに、直流（ＤＣ）から交流（ＡＣ）に変換する回路により極端紫外線放射管２１の全波整流回路をオンにする。また、別のＤＣ安定回路から負イオン発生回路/極端紫外線放射管２１のアクティブ回路における自動循環制御回路（automatic circulating control circuit）に電力を供給して、負イオン発生器と極端紫外線放射管２１を交替的に作動させる。また、本考案の電子回路の構成と具体的に繋がる形態については、本出願人が以前に出願したものに既に公開されているので、ここでは説明を省略する。

負イオン発生器が発生する負イオンは生物化学効果（呼吸するときに吸入する負イオン量）を促進するとともに人間に対して憂うつと疲労が生じるホルモンの分泌を抑えることができる。

本考案の円柱状光電子式空気清浄機は、極端紫外線放射管によって、例えば２５３．７ｎｍの波長をもつ極端紫外線を発生させることができ、これによって、空気中に存在するウイルス、細菌及びカビなどの菌を滅菌することができる。なお、現代の社会において、空気清浄機などの設備は、家庭、病院、老人ホーム、テパート、映画館、レストラン、事務所、生産現場、及びエレベータ、大中小型車、汽船、飛行機、汽車などの室内において必要な装置である。従って、円柱状光電子式空気清浄機の機能により、人間社会の生活、住まい、医療、事務、消費及び交通機関などの環境を改善でき、自然環境が破壊された現代の社会に清浄の空間を提供できる。

以上本考案の技術を上記実施の形態に基づいて説明したが、本考案の実施の形態はこれに限定されず、本考案の請求項に記載された内容及び主旨に従って、種々変更することができる。

本考案の円柱状光電子式空気清浄機の外観を示す側面図である。同上の空気清浄機の縦断面図である。同上の空気清浄機の横断面図である。同上の空気清浄機の前側図である。同上の空気清浄機の背面図である。同上の空気清浄機の他の側面図である。同上の空気清浄機の平面図である。同上の空気清浄機の底面図である。

符号の説明

１…本体、２…排気グリッド、３…平面板、４…前枠、５…吸気グリッド、６…防塵フレーム、７…防塵網、８…防塵カバー、９…吸気ファンカバー、１０…吸気ファン、１１…固定フレーム、１２…炭素繊維糸、１３…支持フレーム、１４…電源の電子発生器（power supply electronic generating unit）、１５…トランスフォーマ、１６…パーワーコード、１７…保護カバー、１８…電子コンバータ、１９…長方形孔、２０…スイッチ、２１…極端紫外線放射管、２２…孔、２３…発光ダイオード、２４…長尺状グリッド、２５…空気収集機、２６…空気収集壁、２７…空気入口、２８…バリヤ壁。

Claims

円柱状に形成された本体を備え、前記本体に吸気ファンと、トランスフォーマと、回路基板と、極端紫外線放射管と、陰極の高圧放電フィラメントとが設けられた円柱状光電子式空気清浄機であって、
前記本体には吸気口と排気口が設けられ、かつ、前記排気口が前記本体の前側に配置され、
排気グリッドが曲面に形成された平面板の前側に設けられ、前記平面板が本体の前側に設けられた前枠に固定され、
前記吸気口が前記本体の後側に配置され、また吸気グリッドを有し、この吸気グリッドが吸気口として提供され、固定防塵フレームと、防塵網と、防塵カバーとを備え、
前記排気グリッドの内面に当接するように吸気ファンカバーと、吸気ファンと、固定フレームとが配置され、
炭素繊維糸が前記排気グリッドの前側の中央部に配置され、
空気収集機が前記吸気口と前記吸気ファンとの間に配置されたことを特徴とする円柱状光電子式空気清浄機。
前記空気収集機が空気収集壁とバリヤ壁とから囲まれるスペースで構成され、前記極端紫外線放射管が、本体の外へ光線が漏れないように前後のバリヤ壁の間に設けられることを特徴とする請求項１記載の円柱状光電子式空気清浄機。
前記本体の中に支持フレームが設けられ、前記支持フレームの上に保護カバーを接続して固定し、前記保護カバーの上に電子コンバータが装着されるとともに、電源の電子発生器及びトランスフォーマが前記保護カバーの内部に装着されたことを特徴とする請求項１記載の円柱状光電子式空気清浄機。