WO2022215479A1 - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

小型化を図る。 電気接続箱(A)は、電気部品(13)が取り付けられるベース部材(10)と、ベース部材(10)に対し、幅方向においてベース部材(10)を挟むように取り付けられる一対の側壁部材(11)とを備え、ベース部材(10)と一対の側壁部材(11)とによって、電気部品(13)を収容する部品収容室(12)が形成され、ベース部材(10)は、ベース部材(10)の外側面から幅方向へ突出した突部(22)を有し、側壁部材(11)には、突部(22)を収容する収容凹部(46)が形成されている。

Description

電気接続箱
 本開示は、電気接続箱に関するものである。
 特許文献1には、遮断素子を、接続箱本体に形成した遮断素子収容部内に取り付ける技術が開示されている。遮断素子収容部は接続箱本体の上面に開放された空間を有し、遮断素子は、接続箱本体の上方から遮断素子収容部内に嵌め込まれる。
特開2021-002441号公報
 上記の構造では、遮断素子収容部の周壁部が電気部品を前後左右から囲んでいる。そのため、遮断素子を指で摘んで遮断素子収容部に取り付ける際に、遮断素子を摘む指が、周壁部と干渉するおそれがある。この対策としては、接続箱本体のうち遮断素子収容部の側面を覆う側壁部を、別部品として成形することが考えられる。このようにすれば、作業者の指を側壁部材と干渉させることなく、遮断素子を遮断素子収容部内に収容することができる。遮断素子を遮断素子収容部に収容した後で、側壁部材をベース部材に組み付けることによって、遮断素子を保護することができる。しかし、遮断素子収容部の側面を側壁部で覆った場合、遮断素子収容部の外壁部と側壁部の外壁部とが幅方向に重なるため、幅方向の寸法が大きくなる。
 本開示の電気接続箱は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化を図ることを目的とする。
 本開示の電気接続箱は、
 電気部品が取り付けられるベース部材と、
 前記ベース部材に対し、幅方向において前記ベース部材を挟むように取り付けられる一対の側壁部材とを備え、
 前記ベース部材と前記一対の側壁部材とによって、前記電気部品を収容する部品収容室が形成され、
 前記ベース部材は、前記ベース部材の外側面から幅方向へ突出した突部を有し、
 前記側壁部材には、前記突部を収容する収容凹部が形成されている。
 本開示によれば、小型化を図ることができる。
図1は、実施例1の電気接続箱の斜視図である。 図2は、電気接続箱をベース部材と側壁部材とに分離した状態をあらわす斜視図である。 図3は、ベース部材の斜視図である。 図4は、電気接続箱の底面図である。 図5は、電気接続箱の正断面図である。 図6は、側壁部材を側壁本体とバスバーとに分離した状態をあらわす斜視図である。
 [本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
 本開示の電気接続箱は、
 (1)電気部品が取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に対し、幅方向において前記ベース部材を挟むように取り付けられる一対の側壁部材とを備え、前記ベース部材と前記一対の側壁部材とによって、前記電気部品を収容する部品収容室が形成され、前記ベース部材は、前記ベース部材の外側面から幅方向へ突出した突部を有し、前記側壁部材には、前記突部を収容する収容凹部が形成されている。本開示の構成によれば、突部を収容凹部内に収容することによって、突部の突出寸法分だけ幅寸法が小さくなるので、小型化を図ることができる。
 (2)前記側壁部材の内部にはバスバーが収容されており、前記ベース部材と前記側壁部材が分離した状態では、前記収容凹部が、前記バスバーの一部を露出させるように開口していることが好ましい。この構成によれば、突部とバスバーとの間に仕切壁が存在しないので、その分、幅方向の小型化を図ることができる。
 (3)(2)において、前記バスバーは、基板部と、前記基板部に重なるように配置された放熱板部とを有し、前記放熱板部が前記収容凹部に臨むように配置され、前記ベース部材と前記側壁部材との間に放熱空間が形成されていることが好ましい。この構成によれば、放熱板部の熱を、収容凹部から放熱空間へ放出することができる。
 (4)前記ベース部材には、前記側壁部材が前記ベース部材から幅方向へ離隔することを規制する離隔規制部が設けられていることが好ましい。この構成によれば、側壁部材がベース部材から離隔するように変形しようとしても、離隔規制部によって変形が防止される。これにより、側壁部材の変形に起因する幅寸法の拡大を防止できる。
 (5)(4)において、前記側壁部材の外面は、幅方向において前記ベース部材から最も離隔した最外側領域を有し、前記離隔規制部は、前記最外側領域よりも前記ベース部材側の領域のみに配置されていることが好ましい。この構成によれば、離隔規制部の存在に起因して幅寸法が拡大することを防止できる。
 [本開示の実施形態の詳細]
 [実施例1]
 本開示の電気接続箱を具体化した実施例1を、図1~図6を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本実施例1において、前後の方向については、図1,3における斜め左下方、図2,6における斜め左上方、及び図4における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1~3,5,6にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図4にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。左右方向と幅方向を同義で用いる。
 <電気接続箱Aの概要>
 本実施例1の電気接続箱Aは、図1,2に示すように、1つのベース部材10と、ベース部材10とは別体の部材である左右対称な一対の側壁部材11とを組み付けて構成されている。一対の側壁部材11は、ベース部材10に対して左右から挟むよう、つまり幅方向に挟むように組み付けられている。電気接続箱Aは、ベース部材10と一対の側壁部材11とによって区画された部品収容室12を有している。部品収容室12は、電気接続箱Aの上面に開放されている。部品収容室12内には、ヒュージブルリンク等の複数の電気部品13が収容されるようになっている。
 ベース部材10の前端部には左右一対の前側嵌合部14が形成され、ベース部材10の後端部には左右一対の後側嵌合部15が形成されている。図2,6に示すように、側壁部材11の前端部には左右一対の前側嵌込み部16が形成され、側壁部材11の後端部には左右一対の後側嵌込み部17が形成されている。前側嵌合部14と前側嵌込み部16との嵌合、及び後側嵌合部15と後側嵌込み部17との嵌合によって、ベース部材10と側壁部材11が組付け状態に保持されている。
 <ベース部材10>
 ベース部材10は、合成樹脂製の保持部材18と、保持部材18とは別体の部品である合成樹脂製の端子台30と、左右対称な一対の金属製のプレート36とを備えている。図2,3に示すように、保持部材18は、長辺を前後方向に向けた直方形をなす本体部19と、本体部19の前端縁から上方へ延出した前板部20と、本体部19の後端縁から上方へ延出した後板部21とを有する単一部品である。本体部19の上面と、前板部20の後面と、後板部21の前面とで囲まれた空間は、部品収容室12として機能する。ベース部材10に側壁部材11を組み付けていない状態では、部品収容室12が、ベース部材10の上面及びベース部材10の左右両側面においてベース部材10の外部へ開放されている。
 本体部19の左右両外側面における前端部には、左右対称な突部22が形成されている。突部22は、本体部19内に形成した複数のキャビティのうち、幅方向において本体部19の外側面に沿うように配置された最外位置キャビティ23を構成する部位である。ベース部材10を側方から見た側面視において、突部22は方形をなしている。突部22は、本体部19の外側面を構成し、本体部19の外部空間と最外位置キャビティ23とを区画する隔壁としての機能を有する。突部22は、本体部19の外側面のうち突部22以外の領域に対して段差状に幅方向外方へ突出している。突部22の後縁部には、上下方向に延びるガイドリブ24が形成されている。幅方向におけるガイドリブ24の形成領域は、幅方向への突出方向における突部22の形成範囲内のみである。
 図2~5に示すように、本体部19の左右両外側面における後端部には、左右対称な一対の張出部25が形成されている。張出部25は、本体部19の下端縁に沿って前後方向に延び、本体部19の下端縁から左右方向外方へ突出している。図2,3,5に示すように、張出部25の前後方向に延びる突出端縁には、上方へリブ状に突出した引掛部26が形成されている。引掛部26は、突部22よりも後方に位置している。
 図3に示すように、後板部21の左右両端部には、左右対称な一対の後側嵌合部15が形成されている。後側嵌合部15には、後側嵌合部15の前面及び上面に開放されて上下方向に延びるガイド溝27が形成されている。後側嵌合部15には、後側嵌合部15の後面とガイド溝27とを連通させる係止孔28が形成されている。
 端子台30は、板厚方向を前後方向に向けた支持板部31(図4参照)と、板厚方向を上下方向に向けた受け板部32とを有する単一部品である。受け板部32には、受け板部32を上下に貫通するボルト孔33(図4参照)が形成されている。端子台30は、本体部19の前面と前板部20の前面を覆う状態で、保持部材18に組み付けられている。端子台30の左右両端部には、左右対称な一対の前側嵌合部14が形成されている。図2,3に示すように、前側嵌合部14の後面には、端子台30の上面に開放されて上下方向に延びる溝部34が形成されている。図3に示すように、保持部材18の前板部20と端子台30の支持板部31との間には、左右一対の収容空間35が形成されている。収容空間35の上端部は、ベース部材10の前方へ左右方向のスリット状に開放されている。
 プレート36は、細長い金属板材を曲げ加工して成形された単一部品である。図3に示すように、プレート36は、板厚方向を前後方向に向けた平板状の板状給電部37と、板状給電部37の上端縁から前方へ水平に延出した板状取付部38とを有する。板状取付部38には、板状取付部38を上下方向に貫通する取付孔39が形成されている。プレート36は、板状給電部37を収容空間35内に収容し、板状取付部38を受け板部32に載置させた状態でベース部材10に組み付けられている。板状給電部37には、バッテリー(図示省略)に接続された給電端子(図示省略)が接続されるようになっている。
 <側壁部材11>
 側壁部材11は、合成樹脂製の側壁本体40と、金属製のバスバー50とを組み付けて構成されている。図2,6に示すように、側壁本体40は、平面視形状が前後方向に細長く、壁厚方向を左右方向に向けた単一部品である。図2,4~6に示すように、側壁本体40は、壁厚方向を左右方向に向けた外壁部41と、壁厚方向を左右方向に向けた内壁部42とを有する。側壁本体40の前端縁部のうち下端側の部位は、前側嵌込み部16として機能する。側壁本体40の後端縁部のうち下端側の部位は、後側嵌込み部17として機能する。図2,6に示すように、側壁本体40の後端面には、突起状の係止部43が形成されている。
 図4,5に示すように、側壁本体40の内部には、外壁部41と内壁部42とに挟まれた1つのバスバー収容室44が形成されている。バスバー収容室44は、前後寸法及び上下寸法に対して左右寸法の小さい幅狭の空間である。図5に示すように、側壁本体40の下面には、前後方向のスリット状に開口するバスバー取付口45が形成されている。バスバー取付口45は、バスバー50をバスバー収容室44に取り付けるための開口である。
 図2,6に示すように、内壁部42における下端側領域、即ちベース部材10の本体部19と同じ高さ領域には、収容凹部46が形成されている。収容凹部46は、内壁部42の前端部に形成されている。収容凹部46は、内壁部42の下端縁に開放され、内壁部42の外面と内面とに開放されている。収容凹部46は、バスバー収容室44を側壁本体40の外部へ連通させる。図4,6に示すように、収容凹部46の開口縁のうち後縁部には、上下方向に延びるガイドレール47が形成されている。幅方向におけるガイドレール47の形成領域は、内壁部42の壁厚の範囲内のみである。
 バスバー50は、所定形状に打ち抜いて曲げ加工を施した金属板材からなる単一部品である。図6に示すように、バスバー50は、1枚の基板部51と、1枚の放熱板部52と、1枚の接続板部53と、複数のタブ54とを有する。基板部51と放熱板部52は、板厚方向を左右方向に向けた方形の平板状をなす。放熱板部52は、基板部51の下端縁から基板部51の内面に重なるように延出している。複数のタブ54は、基板部51の上端縁から上方へ突出し、前後方向に間隔を空けて並ぶように配置されている。接続板部53は、基板部51の前端部の支持部55の上端縁から、水平方向内側へ突出している。接続板部53には、上下方向に貫通する貫通孔56が形成されている。
 バスバー50は、基板部51と放熱板部52とタブ54をバスバー取付口45からバスバー収容室44内に収容した状態で、側壁本体40に組み付けられている。接続板部53は、側壁本体40の外部へ突出し、幅方向において側壁本体40よりも内側、即ちベース部材10側へ突出している。
 図2,6に示すように、側壁本体40の上端部には、幅広の拡幅部57が形成されている。側壁部材11の外側面のうち拡幅部57が形成されている領域は、側壁部材11の外側面のうち左右方向において最も外側に位置する最外側領域58と定義される。拡幅部57内には、側壁本体40の上面に開口する複数のヒューズ収容室59が、前後方向に一列に並ぶように配置されている。複数のヒューズ収容室59の下端部は、バスバー収容室44と連通している。ヒューズ収容室59には、側壁部材11の上方からヒューズ60(図6参照)が取り付けられる。ヒューズ60の一方のリード61は、バスバー50のタブ54に接続される。拡幅部57の下端側領域内には、電線(図示省略)に接続されたハーネス端子(図示省略)が収容されている。ハーネス端子は、ヒューズ60の他方のリード61に接続される。
 <電気接続箱Aの組み付け手順>
 電気接続箱Aを組み付ける際には、保持部材18と端子台30を分離した状態で、プレート36を端子台30に仮保持し、端子台30とプレート36を組み付ける。端子台30を保持部材18に組み付けることによって、収容空間35が構成されるとともに、収容空間35内にプレート36の板状給電部37が収容され、ベース部材10の組付けが完了する。板状取付部38は受け板部32に載置される。
 ベース部材10を組み付けた後は、電気部品13を、ベース部材10の上方から部品収容室12に収容することによって、保持部材18に取り付ける。部品収容室12は、ベース部材10の左右両側方へ開放されているので、作業者が電気部品13を左右から摘むようにすれば、電気部品13を摘んでいる指がベース部材10と干渉することはない。したがって、電気部品13を取付る際の作業性が良い。電気部品13を自動機で取り付ける場合も、自動機のフィンガーで電気部品13を左右から挟むように保持すれば、フィンガーがベース部材10と干渉することはない。
 次に、ベース部材10に一対の側壁部材11を組み付ける。組み付けの際には、前側嵌合部14の溝部34に対して前側嵌込み部16を上から差し込むように嵌合し、後側嵌合部15のガイド溝27に対して後側嵌込み部17を上から差し込むように嵌合し、収容凹部46のガイドレール47と、突部22のガイドリブ24とを嵌合して摺動させる。側壁部材11がベース部材10に組み付けられると、部品収容室12が側壁部材11によって左右両側から覆われ、電気接続箱Aの組付けが完了する。部品収容室12は、前後方向及び左右方向から全周に亘って囲まれた状態になる。
 側壁部材11をベース部材10に組み付けた状態では、係止部43が係止孔28に係止することによって、ベース部材10に対する側壁部材11の上方への離脱が規制される。前側嵌込み部16と前側嵌合部14との嵌合によって、側壁部材11とベース部材10とが、前後方向及び左右方向に位置決めされる。バスバー50の接続板部53がプレート36の板状取付部38の上面に重ねられる。ボルト66を、貫通孔56と取付孔39とボルト孔33に挿通し、受け板部32の下面に設けたナット67にねじ込んで締め付ける。この締付けによって、プレート36とバスバー50が端子台30に固定される。
 ベース部材10に側壁部材11を組み付けた状態では、本体部19の外側面が側壁部材11で覆われる。本体部19の外側面には突部22が部分的に突出している。そのため、突部22の突出端面に対して、側壁部材11の外面における本体部19との対向面が当接すると、突部22の突出寸法分だけ電気接続箱Aの幅寸法が大きくなる。その点、本実施例では、突部22が側壁部材11の収容凹部46内に収容されているので、突部22が形成されていても、突部22の存在に起因して電気接続箱Aの幅寸法が大きくなることはない。
 収容凹部46は、側壁部材11の外面における本体部19との対向面から、側壁部材11内のバスバー収容室44まで内壁部42を貫通している。突部22は、内壁部42の厚さの範囲内に収容されている。したがって、収容凹部46がバスバー収容室44まで貫通していない場合に比べると、電気接続箱Aの幅寸法が小さく抑えられている。突部22の突出端は、幅方向において内壁部42の内面と同じ位置か、内壁部42の内面よりも外面側に位置しているので、突部22がバスバー50の放熱板部52と干渉することはない。
 突部22のガイドリブ24は、収容凹部46のガイドレール47に対し、幅方向においてバスバー収容室44とは反対側から係止している。張出部25の引掛部26も、内壁部42の下端縁に対し、幅方向においてバスバー収容室44とは反対側から係止している。これらの係止作用によって、側壁部材11がベース部材10に対して幅方向へ離隔することを規制されている。これにより、側壁部材11が雰囲気温度の上昇等によってベース部材10から離隔する方向へ熱変形しようとしても、その変形を防止できる。したがって、電気接続箱Aの幅方向への大型化を防止できる。
 図4に示すように、ベース部材10と側壁部材11との間には左右一対の放熱空間65が構成される。放熱空間65は、上下方向及び前後方向の寸法に比べて、左右方向の寸法が小さいスペースである。放熱空間65の下端は保持部材18の本体部19の下端面に開口している。放熱空間65の上端は部品収容室12に連通している。バスバー収容室44と放熱空間65は、収容凹部46の上端と突部22の上端との間の空間によって連通している。
 放熱空間65内には、本体部19の外部と内部との温度差によって、本体部19の下端面の開口から比較的低温の外気が流入し、上向きの空気流が生成される。通電によってバスバー50に熱が発生し、バスバー収容室44の温度が上昇すると、放熱空間65内の空気流は、収容凹部46と突部22との隙間からバスバー収容室44内の熱を奪い、部品収容室12に流入して、本体部19の上面の開口から大気中へ放出される。
 <実施例の作用及び効果>
 本実施例の電気接続箱Aは、電気部品13が取り付けられるベース部材10と、ベース部材10に対し、幅方向において前記ベース部材10を挟むように取り付けられる一対の側壁部材11とを備えている。ベース部材10と一対の側壁部材11とによって、電気部品13を収容する部品収容室12が形成されている。ベース部材10は、ベース部材10の外側面から幅方向へ突出した突部22を有している。側壁部材11には、突部22を収容する収容凹部46が形成されている。この構成によれば、突部22を収容凹部46内に収容することによって、突部22の突出寸法分だけ幅寸法が小さくなるので、小型化を図ることができる。
 側壁部材11の内部にはバスバー50が収容されている。ベース部材10と側壁部材11が分離した状態では、収容凹部46が、バスバー50の一部を露出させるように開口している。この構成によれば、突部22とバスバー50との間に仕切壁が存在しないので、その分、幅方向の小型化を図ることができる。バスバー50は、基板部51と、基板部51に重なるように配置された放熱板部52とを有している。放熱板部52は収容凹部46に臨むように配置されている。ベース部材10と側壁部材11との間には放熱空間65が形成されているので、放熱板部52の熱を、収容凹部46から放熱空間65へ放出することができる。
 ベース部材10には、側壁部材11がベース部材10から幅方向へ離隔することを規制する離隔規制部としての引掛部26とガイドリブ24が設けられている。側壁部材11がベース部材10から離隔するように湾曲変形しようとしても、引掛部26が内壁部42に引っ掛かり、ガイドリブ24がガイドレール47に引っ掛かることによって、側壁部材11の湾曲変形が防止される。これにより、側壁部材11の変形に起因する幅寸法の拡大を防止できる。
 側壁部材11の外面は、幅方向においてベース部材10から最も離隔した最外側領域58を有している。離隔規制部である引掛部26とガイドリブ24は、最外側領域58よりもベース部材10側の領域のみに配置されている。したがって、引掛部26とガイドリブ24の存在に起因して電気接続箱Aの幅寸法が拡大することを防止できる。
 [他の実施例]
 本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、請求の範囲によって示される。本発明には、請求の範囲と均等の意味及び請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
 上記実施例では、収容凹部がバスバー収容室内に連通しているが、収容凹部は、バスバー収容室内に連通しなくてもよい。
 上記実施例では、放熱板部が収容凹部に臨んでいるが、放熱板部は収容凹部に臨まない位置に配置されていてもよい。
 上記実施例では、ベース部材に離隔規制部を設けたが、ベース部材は離隔規制部を有しないものであってもよい。
 上記実施例では、ベース部材と側壁部材との間に放熱空間を形成したが、ベース部材と側壁部材との間に放熱空間を形成しなくてもよい。
A…電気接続箱
10…ベース部材
11…側壁部材
12…部品収容室
13…電気部品
14…前側嵌合部
15…後側嵌合部
16…前側嵌込み部
17…後側嵌込み部
18…保持部材
19…本体部
20…前板部
21…後板部
22…突部
23…最外位置キャビティ
24…ガイドリブ(離隔規制部)
25…張出部
26…引掛部(離隔規制部)
27…ガイド溝
28…係止孔
30…端子台
31…支持板部
32…受け板部
33…ボルト孔
34…溝部
35…収容空間
36…プレート
37…板状給電部
38…板状取付部
39…取付孔
40…側壁本体
41…外壁部
42…内壁部
43…係止部
44…バスバー収容室
45…バスバー取付口
46…収容凹部
47…ガイドレール
50…バスバー
51…基板部
52…放熱板部
53…接続板部
54…タブ
55…支持部
56…貫通孔
57…拡幅部
58…最外側領域
59…ヒューズ収容室
60…ヒューズ
61…リード
65…放熱空間
66…ボルト
67…ナット

Claims (5)

  1.  電気部品が取り付けられるベース部材と、
     前記ベース部材に対し、幅方向において前記ベース部材を挟むように取り付けられる一対の側壁部材とを備え、
     前記ベース部材と前記一対の側壁部材とによって、前記電気部品を収容する部品収容室が形成され、
     前記ベース部材は、前記ベース部材の外側面から幅方向へ突出した突部を有し、
     前記側壁部材には、前記突部を収容する収容凹部が形成されている電気接続箱。
  2.  前記側壁部材の内部にはバスバーが収容されており、
     前記ベース部材と前記側壁部材が分離した状態では、前記収容凹部が、前記バスバーの一部を露出させるように開口している請求項1に記載の電気接続箱。
  3.  前記バスバーは、基板部と、前記基板部に重なるように配置された放熱板部とを有し、
     前記放熱板部が前記収容凹部に臨むように配置され、
     前記ベース部材と前記側壁部材との間に放熱空間が形成されている請求項2に記載の電気接続箱。
  4.  前記ベース部材には、前記側壁部材が前記ベース部材から幅方向へ離隔することを規制する離隔規制部が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  5.  前記側壁部材の外面は、幅方向において前記ベース部材から最も離隔した最外側領域を有し、
     前記離隔規制部は、前記最外側領域よりも前記ベース部材側の領域のみに配置されている請求項4に記載の電気接続箱。
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