WO2022162951A1 - 医療機器の診断システム、端末装置、管理サーバおよび通信方法 - Google Patents

医療機器の診断システム、端末装置、管理サーバおよび通信方法 Download PDF

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Abstract

端末装置20において、実行部52は、第1プログラム38および第2プログラム40を実行可能である。識別データ取得部54は、医療機器の識別情報を含む識別データを取得する。通信部24は、取得した識別データを、管理サーバに送信する。管理サーバは、識別データから識別情報を取得し、識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、端末装置20において実行可能なプログラムを特定する。管理サーバは、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を端末装置20に送信し、端末装置20において通信部24がプログラム情報を受信する。

Description

医療機器の診断システム、端末装置、管理サーバおよび通信方法
 本開示は、端末装置と管理サーバとが医療機器の診断に関する情報を通信する技術に関する。
 特許文献1は、複数の医療施設と、故障した内視鏡を修理する修理センターとが通信可能に接続する内視鏡管理システムを開示する。医療施設において内視鏡が故障すると、医療施設は、故障に関する情報を検査情報とともに修理センターに提供し、修理センターは各医療施設から検査情報および故障情報を収集して、内視鏡の故障率を算出する統計処理を実施する。特許文献1における内視鏡管理システムは、故障が発生しやすい処置内容、故障しやすいパーツおよび故障理由を特定することで、医療施設に対して故障理由に応じたガイダンスの提供を可能とする。
特開2019-84254号公報
 従来のメンテナンスサービスにおいては、医療施設で使用している医療機器に不具合が生じると、ユーザが、修理センターの問合窓口に電話をかけて不具合の内容を説明し、オペレータが不具合の原因を特定して、解決策を提示する。しかしながらユーザが不具合の内容をうまく説明できないことで、オペレータが不具合の原因を効率的に特定できない状況が生じている。
 本開示者は、従来のメンテンサンスサービスを検討したところ、電話対応という1つのオプションしか提供できていない点に改善の余地があると考えた。本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療機器の不具合の原因を効率的に特定可能とする仕組みを提供することにある。
 上記課題を解決するために、本開示のある態様は、端末装置と管理サーバとが通信可能に接続する医療機器の診断システムであって、端末装置は、第1プログラムおよび第2プログラムを実行可能である実行部と、医療機器の識別情報を含む識別データを取得する識別データ取得部と、取得した識別データを、管理サーバに送信する第1通信部と、を備える。管理サーバは、識別データを受信する第2通信部と、識別データから識別情報を取得する識別情報取得部と、識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを特定する管理部と、を備える。第2通信部は、端末装置に、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を送信し、第1通信部は、管理サーバから、プログラム情報を受信する。
 本開示の別の態様は、管理サーバと接続する端末装置であって、第1プログラムおよび第2プログラムを実行可能である実行部と、医療機器の識別情報を含む識別データを取得する識別データ取得部と、取得した識別データを、管理サーバに送信する通信部と、を備える。通信部は、管理サーバから、識別情報に関連付けられた契約にもとづいて特定された、端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を受信する。
 本開示のさらに別の態様は、端末装置と接続する管理サーバであって、端末装置から、医療機器の識別情報を含む識別データを受信する通信部と、識別データから識別情報を取得する識別情報取得部と、識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを特定する管理部と、を備える。通信部は、端末装置に、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を送信する。
 本開示のさらに別の態様は、端末装置と管理サーバとの間で通信する方法であって、端末装置は、医療機器の識別情報を含む識別データを取得し、取得した識別データを、管理サーバに送信し、管理サーバは、識別データを受信し、識別データから識別情報を取得し、識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを特定し、端末装置に、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を送信し、端末装置は、管理サーバから、プログラム情報を受信する。
 なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
医療機器の診断システムの概略構成を示す図である。 端末装置の機能ブロックを示す図である。 管理サーバの機能ブロックを示す図である。 端末装置と管理サーバとの間の通信シーケンスの例を示す図である。 メンテナンスアプリケーションの初期画像の一例を示す図である。 サービス選択画像の一例を示す図である。 通知されるメッセージの一例を示す図である。 ビデオチャット用の表示画像の例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 カメラ画像の例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 対話画像の一例を示す図である。 表示装置の表示領域を示す図である。 端末装置と管理サーバとの間の通信シーケンスの変形例を示す図である。 サービス選択画像の変形例を示す図である。 エラーメッセージの例を示す図である。
 図1は、実施例にかかる医療機器の診断システム1の概略構成を示す。診断システム1では、複数の医療施設10a、10b、10c(特に区別しない場合には「医療施設10」と呼ぶ)と、オペレータが常駐する保守センター3と、管理サーバ4とが、インターネットなどのネットワーク2を通じて通信可能に接続している。管理サーバ4および保守センター3は、医療施設10が使用する医療機器のメーカーにより管理される。
 実施例の医療施設10は、内視鏡検査を実施する病院であってよい。検査室には、内視鏡16が接続される処理装置12と、内視鏡16の撮影画像を表示する表示装置13とが設けられる。医療施設10には複数の検査室が設けられてよい。洗浄室には、検査に使用された内視鏡16を洗浄するための洗浄機14が設けられる。医療施設サーバ11は、施設内におけるデータや情報を管理し、ローカルエリアネットワーク(LAN)17によって処理装置12および洗浄機14と通信可能に接続する。通信モジュール15は、外部のネットワーク2と接続し、医療施設サーバ11は、通信モジュール15を経由して、管理サーバ4と通信可能に接続する。
 内視鏡検査中、処理装置12は、内視鏡16が撮影する画像を表示装置13にリアルタイム表示し、医師により内視鏡16のレリーズスイッチが押されたタイミングで内視鏡画像を取得して、内視鏡画像データを医療施設サーバ11に送信する。なお表示装置13は、内視鏡16が撮影する内視鏡画像と、検査種別や患者情報などを含む検査情報を、一つの画面内に表示する。表示装置13の表示画像は、検査情報を表示する領域と、内視鏡画像を表示する領域とに分割されていてよい。医療施設サーバ11は、検査の識別情報(検査ID)に紐付けて、内視鏡画像データを蓄積する。
 端末装置20は、タブレットやPDA(personal digital assistant)など、撮影機能および通信機能を有して、携帯可能な情報処理装置であることが好ましい。端末装置20は、通信モジュール15を経由して、管理サーバ4および保守センター3と通信可能に接続できる。医療施設10は、医療機器メーカーとの間で医療機器のメンテナンスのための契約(以下「メンテナンス契約」とも呼ぶ)を締結していることを条件として、医療機器メーカーから端末装置20を貸与される。1つのメンテナンス契約に対して、1台の端末装置20が貸与されるが、複数台の端末装置20が貸与されてもよい。
 端末装置20は、メンテナンスサービスを提供するアプリケーション(以下、「メンテナンスアプリケーション」とも呼ぶ)をインストールしている。医師や看護師などのユーザは、医療機器に不具合が生じると、端末装置20のメンテナンスアプリケーションを起動して、管理サーバ4または保守センター3に接続し、メンテナンスサービスの提供を受ける。
 医療施設10において、医療施設サーバ11、処理装置12、表示装置13、洗浄機14および内視鏡16は、メンテナンスサービスを提供する医療機器メーカーから購入された医療機器であり、メンテナンスサービスの対象製品である。医療施設10は、医療機器メーカーとの間で、購入した全ての医療機器についてメンテナンス契約を締結してよいが、一部の医療機器についてのみメンテナンス契約を締結してもよい。医療機器には、当該医療機器を一意に識別するための識別情報(機器ID)が付けられている。機器IDは、医療機器に1次元バーコードまたは2次元バーコードの形式でダイレクトマーキングされていることが好ましいが、医療機器に貼り付けられるフィルムや紙に印字されていてもよい。実施例において医療機器の機器IDは、UDI(Unique Device Identification)に基づく識別コードであってよく、識別番号に加えて、病院情報、機種情報、メーカー情報等のメタ情報を含んでよい。
 図2は、端末装置20の機能ブロックを示す。端末装置20は、処理部22、通信部24、カメラ26、マイク28、スピーカ30、表示部32および記録部34を備える。処理部22は、受付部50、実行部52、識別データ取得部54、画像生成部56、表示処理部58およびチャット処理部60を有する。記録部34は、第1プログラム38および第2プログラム40を含むメンテナンスアプリケーション36をインストールしている。実行部52は、メンテナンスアプリケーション36の実行中に、第1プログラム38および第2プログラム40を実行可能である。実施例において実行部52は、第1プログラム38および第2プログラム40のいずれか一方を選択的に実行する。
 これらの構成はハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、補助記憶装置、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
 実施例の端末装置20は、タッチパネルを有するタブレットであり、受付部50は、ユーザによるタッチパネルの操作を受け付ける。医療機器に不具合が生じると、ユーザは端末装置20を操作して、メンテナンスアプリケーション36を起動する。起動されたメンテナンスアプリケーション36は、通信部24を通じて管理サーバ4に接続する。
 図3は、管理サーバ4の機能ブロックを示す。管理サーバ4は、処理部100、通信部102および記録部130を備え、処理部100は、識別情報取得部110、管理部112およびチャットボット実行部114を有する。これらの構成はハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、補助記憶装置、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
 記録部130において、契約情報記録部132は、医療施設10との間のメンテナンス契約に関する情報を記録する。記録されるメンテナンス契約に関する情報は、少なくとも、サービス内容と、契約期間と、契約の対象となる医療機器の識別情報(機器ID)を含む。複数の部門を有する医療施設10は、部門ごとにメンテナンス契約を締結してよく、その場合、契約情報記録部132は、医療施設10の部門ごとにメンテナンス契約に関する情報を記録する。
 実施例では、医療機器メーカーが、2種類のメンテナンスサービスを提供し、医療施設10または医療施設10における各部門は、2種類のメンテナンスサービスの中から1つを選択する。
<第1サービス>
 第1サービスは、ユーザが保守センター3にいるオペレータと端末装置20を利用してビデオチャットするサービスである。ユーザがオペレータの映像を見ながらリアルタイムに会話することで、不具合の状況を正確に伝えることができ、オペレータは、不具合の解決策をすみやかに提示できる。第1サービスによれば、医療機器に不具合が生じた場合に、ユーザとオペレータとが、互いの映像を見ながらコミュニケーションをとるため、従来の電話のみによるメンテナンスサービスと比べると、正確な情報を短時間で伝達できる。
<第2サービス>
 第2サービスは、ユーザが故障診断用チャットボットと、端末装置20を利用して対話するサービスである。チャットボットは、入力データと出力データの関係を機械学習処理によって予め学習済みのチャットモデル136を用いて、ユーザからの入力にもとづいて、ユーザとの対話に用いるテキストおよび/または画像を出力し、不具合の原因を特定する機能をもつ。第2サービスによれば、特に高頻度に発生する不具合に関しては、チャットボットが迅速に不具合原因を特定して、不具合の解決策を提示できる。第2サービスはチャットボットによる対応であるため、オペレータが対応する第1サービスと比較して、契約料金が安いというメリットがある。
 医療施設10は、サービス内容として第1サービスまたは第2サービスのいずれかを選択して、メンテナンス契約を医療機器メーカーとの間で締結する。契約料金は、契約の対象となる医療機器の種類および個数に応じて変動するため、医療施設10は、医療機器メーカーから購入した全ての医療機器を契約対象とするのではなく、たとえばよく使用する医療機器のみを契約対象としてもよい。そこで契約情報記録部132は、医療施設との間のサービス内容(第1サービスまたは第2サービス)を示す情報と、契約期間と、契約対象となる医療機器の機器ID(UDI識別コード)とを、医療施設10の識別情報(施設ID)に関連付けて記録する。実施例において、メンテナンスサービスの対象となる医療機器は、医療施設サーバ11、処理装置12、表示装置13、洗浄機14および内視鏡16を含んでよい。なお医療施設10が複数の部門を有し、各部門が独立してメンテナンス契約を締結する場合には、契約情報記録部132は、サービス内容、契約期間および医療機器の機器IDを、医療施設10の施設IDおよび部門の識別情報(部門ID)に関連付けて記録する。
 医療機器メーカーは、医療施設10との間でメンテナンス契約を締結すると、当該医療施設10に、メンテナンスサービスを提供するための端末装置20を貸与する。端末ID記録部134は、医療機器メーカーが医療施設10に貸与した端末装置20の端末識別情報(端末ID)を、医療施設10の施設IDに関連付けて記録する。なお医療施設10の各部門が独立してメンテナンス契約を締結している場合には、端末ID記録部134は、端末IDを、施設IDおよび部門IDに関連付けて記録する。
 図4は、医療施設10における端末装置20と管理サーバ4との間の通信シーケンスの例を示す。医療施設10において、使用している医療機器に不具合が生じると、ユーザは端末装置20を操作して、メンテナンスアプリケーション36を起動する(S10)。具体的には、受付部50が、ユーザによるタッチパネルの操作からメンテナンスアプリケーション36の起動指示を受け付け、実行部52が、記録部34にインストールされているメンテナンスアプリケーション36を起動する。画像生成部56は、メンテナンスアプリケーション36のプログラムが指示する画像を生成し、表示処理部58は、生成された画像を表示部32に表示する。画像生成部56は、メンテナンスアプリケーション36の一機能であってよいが、メンテナンスアプリケーション36とは別のアプリケーションで実現されてもよい。たとえば画像生成部56は、ブラウザアプリケーションの一機能であってもよい。
 図5は、メンテナンスアプリケーション36の初期画像の一例を示す。表示処理部58は、画像生成部56が生成した初期画像を、表示部32に表示する(S12)。初期画像には、不具合が生じた医療機器に付けられている機器IDを撮影することを指示するメッセージが表示される。ユーザがOKボタンを操作すると、メンテナンスアプリケーション36は、カメラ26を起動して、ユーザが医療機器の機器IDを撮影できるようにする。機器IDは、1次元バーコードまたは2次元バーコードの形式で医療機器に付けられていてよい。ユーザがカメラ26を医療機器の機器IDに向け、シャッターボタンを操作すると、識別データ取得部54は、医療機器の機器IDを撮影した画像データを、医療機器の機器IDを含む識別データとして取得する(S14)。識別データ取得部54は、メンテナンスアプリケーション36の一機能であってよい。通信部24は、識別データ取得部54が取得した識別データを、管理サーバ4に送信する(S16)。
 実施例では、ユーザが医療機器の機器IDをカメラ26で撮影し、識別データ取得部54が、撮影画像データを、医療機器の機器IDを含む識別データとして取得するが、別の例では、識別データ取得部54が、識別データを医療機器から直接取得してもよい。医療機器が通信機能を有している場合、端末装置20は、当該医療機器に通信可能に接続して、文字列である機器IDを含む識別データを取得する(S14)。このとき識別データには、機器IDのデジタルデータが含まれることになる。いずれにしても識別データ取得部54は、不具合が生じた医療機器の機器IDを含む識別データを取得し、通信部24は、識別データを管理サーバ4に送信する。通信部24は、識別データを、端末装置20の識別情報(端末ID)とともに管理サーバ4に送信してよい(S16)。
 管理サーバ4において、通信部102が、端末装置20から送信された識別データおよび端末IDを受信する(S18)。通信部102は、識別データを識別情報取得部110に供給し、端末IDを管理部112に供給する。識別情報取得部110は、識別データから機器IDを取得する(S20)。識別データが、機器IDを撮影した画像データである場合、識別情報取得部110は、コード読取機能により、撮影画像に含まれている機器IDを読み取り、機器IDを取得する。識別データがデジタルデータである機器IDを含んでいる場合、識別情報取得部110は、識別データから、デジタルデータである機器IDを取得する。識別情報取得部110は、取得した機器IDを、管理部112に供給する。
 上記したように端末ID記録部134は、医療機器メーカーが医療施設10に貸与した端末装置20の端末IDを、医療施設10の施設IDに関連付けて記録している。管理部112は、通信部102から端末IDを供給されると、端末ID記録部134を参照して、端末IDに関連付けられた施設IDを特定する。これにより管理部112は、メンテナンス契約を締結した正規の医療施設10からのサービスリクエストであることを確認する。
 続いて管理部112は、契約情報記録部132を参照して、特定した施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられた契約を特定する(S22)。上記したように契約情報記録部132は、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けて、サービス内容を示す情報を記録しており、管理部112は、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられたサービス内容を特定する。実施例において、契約に含まれるサービス内容は、オペレータとのビデオチャットサービスである第1サービスと、故障診断用ボイスチャットとの対話サービスである第2サービスのいずれかである。実施例において第1サービスの契約料金は、第2サービスの契約料金より高く、第1サービスの契約を締結している医療施設10は、第1サービスのみならず、第2サービスの提供も受けることができる。
 管理部112は、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられた契約にもとづいて、端末装置20において実行可能なプログラムを特定する(S24)。端末装置20にインストールされているメンテナンスアプリケーション36は、第1サービスの提供を受けるための第1プログラム38と、第2サービスの提供を受けるための第2プログラム40とを含んでいる。管理部112は、契約に含まれるサービス内容が第1サービスである場合に、端末装置20において第1プログラム38と第2プログラム40とが実行可能であることを特定し、契約に含まれるサービス内容が第2サービスである場合に、端末装置20において第2プログラム40が実行可能であることを特定する。管理部112が、端末装置20において実行可能なプログラムを特定すると、通信部102は、実行可能なプログラムを示すプログラム情報を端末装置20に送信する(S26)。
 端末装置20において、通信部24は、管理サーバ4から、プログラム情報を受信する(S28)。画像生成部56は、受信したプログラム情報にもとづいて、ユーザがサービスを選択するための選択画像を生成し、表示処理部58は、サービス選択画像を表示部32に表示する(S30)。
 図6は、サービス選択画像の一例を示す。表示処理部58は、画像生成部56が生成したサービス選択画像を、表示部32に表示する。この例では、画像生成部56が、第1プログラム38と第2プログラム40の両方を実行可能であることを示すプログラム情報から、サービス選択画像を生成しており、ユーザは、第1サービスを選択するためのサービス選択ボタン200および第2サービスを選択するためのサービス選択ボタン202のいずれかを選択できる。
 なお、プログラム情報が、第2プログラム40のみを実行可能であることを示していれば、画像生成部56は、サービス選択ボタン202を含むサービス選択画像を生成する。このとき画像生成部56は、サービス選択ボタン200を非表示としてよいが、グレーアウトして選択できないサービス選択ボタン200をサービス選択画像に含めてもよい。サービス選択ボタン200がグレーアウトされていることで、ユーザは、医療施設10が第1サービスを契約していないために、第1サービスを利用できないことを認識できる。
 このように実施例では、画像生成部56が、受信したプログラム情報にもとづいて、第1プログラム38および第2プログラム40のうち実行可能なプログラムをユーザが選択可能とするサービス選択画像を生成する。ユーザが、サービス選択ボタン200または202を選択操作すると(S32)、実行部52は、ユーザが選択したプログラムを実行する(S34)。
 以上は、管理サーバ4において、管理部112が、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられた契約を特定できた場合であるが、識別データに含まれる機器IDの読取にエラーが生じている場合や、機器IDに関連付けられた契約が存在しない場合には、管理部112は、端末装置20において実行可能なプログラムを特定できない。その場合、管理部112は、医療機器の識別IDを再度撮影するべきことを示すメッセージを端末装置20に通知してよい。
 図7は、通知されるメッセージの一例を示す。表示処理部58は、画像生成部56により生成された通知画像を、表示部32に表示する。ユーザがOKボタンを操作すると、メンテナンスアプリケーション36は、カメラ26を起動して、ユーザが医療機器の機器IDを撮影できるようにする。ユーザがカメラ26を医療機器の機器IDに向け、シャッターボタンを操作すると、識別データ取得部54は、医療機器の機器IDを撮影した画像データを識別データとして取得し、通信部24は、識別データを端末IDとともに管理サーバ4に送信する。
 管理サーバ4において、管理部112が、契約情報記録部132に記録された契約情報を探索した結果、機器IDに関連付けられた契約を見つけることができなければ、当該機器IDの医療機器がメンテナンス契約の対象外であることを示すメッセージを端末装置20に通知してよい。
 図6に戻り、ユーザが、サービス選択ボタン200または202を選択操作すると、実行部52は、ユーザが選択したプログラムを実行する。具体的に、ユーザがサービス選択ボタン200を選択操作すると、実行部52は、オペレータとビデオチャットするための第1プログラム38を実行し、ユーザがサービス選択ボタン202を選択操作すると、実行部52は、医療機器の故障診断を行うためのチャットボットと接続するための第2プログラム40を実行する。
<第1サービスを選択した場合>
 実行部52が第1プログラム38を実行すると、通信部24は、保守センター3に接続して、保守センター3のオペレータとのビデオチャットが開始される。
 図8は、ビデオチャット用の表示画像の例を示す。ビデオチャット中、通信部24は、カメラ26が撮影する画像およびマイク28が取得する音声を保守センター3に送信し、保守センター3から送信されるオペレータの画像および音声を受信する。表示処理部58は、受信したオペレータの画像を表示部32に表示し、音声出力部(図示せず)は、受信したオペレータの音声をスピーカ30から出力する。従来の電話によるメンテナンスサービスと比べると、ユーザは、オペレータの映像を見ながら話すことで、医療機器の不具合を簡単に説明できる。また端末装置20を利用することで、たとえば不具合が生じた医療機器にカメラ26を向けて、オペレータに、医療機器の状態を確認してもらうことも可能となる。このように第1サービスによると、ユーザはオペレータから、医療機器の不具合の解決策をすみやかに得ることができる。
<第2サービスを選択した場合>
 実行部52が第2プログラム40を実行すると、第2プログラム40によりチャット処理部60が実現される。図2において、チャット処理部60は、第2プログラム40の機能を表現し、通信部24を通じて管理サーバ4に接続する。チャット処理部60は、管理サーバ4に対してチャットボットの起動要求を送信し、管理サーバ4においてチャットボット実行部114が、チャットボットを実行する。実施例のチャットボットは、チャットモデル136を利用して、ユーザとの対話を通じて、医療機器の故障診断を行う機能を備える。なおチャットボットは、管理サーバ4以外のサーバ上で実現されてもよい。
 チャットボット実行部114がチャットボットを実行すると、管理部112は、チャットボットに、医療機器の機器IDで特定される医療機器の種類を知らせる。この例では、ユーザが、不具合の生じた内視鏡の機器IDを撮影したものとし、したがって管理部112は、診断対象が内視鏡であることをチャットボットに通知する。この通知を受けてチャットボットは、チャットモデル136を用いて、ユーザとの対話を開始する。実施例でチャットボットは、チャットモデル136を利用するが、学習済みモデルとは異なる、統計処理された対話モデルを用いてユーザとの対話を実行してもよい。
 チャットボットが、チャットモデル136に、医療機器の種類である「内視鏡」を入力すると、チャットモデル136は、不具合の候補を示すテキストデータを出力する。チャットボットは、不具合の候補を示すテキストデータを含む対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。
 端末装置20において、通信部24が対話データを受信し、表示処理部58が、画像生成部56が対話データにもとづいて生成した対話画像を、表示部32に表示する。
 図9は、対話画像の一例を示す。この対話画像では、
・ディスプレイに表示される画像がおかしい
・ディスプレイの一部が表示されない
・内視鏡から水と空気が出ない
・その他
 の4つの不具合候補の選択肢が表示される。ユーザは、該当する選択肢をダブルタップすることで、1つの選択肢を決定操作する。この例でユーザは、「ディスプレイに表示される画像がおかしい」の表示領域を決定操作し、通信部24が、「ディスプレイに表示される画像がおかしい」が選択されたこと示す情報を、管理サーバ4に送信する。
 管理サーバ4において、チャットボットは、「ディスプレイに表示される画像がおかしい」が選択されたことを認識すると、当該選択肢に対応する対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。端末装置20において、表示処理部58が、画像生成部56が対話データにもとづいて生成した対話画像を、表示部32に表示する。
 図10は、対話画像の一例を示す。この対話画像では、ディスプレイ(図1における表示装置13)に表示されている画像を撮影することを指示するメッセージが表示される。ユーザがOKボタンを操作すると、チャット処理部60は、カメラ26を起動して、ユーザが表示装置13に表示されている画像を撮影できるようにする。ユーザがカメラ26を表示装置13に向けると、表示部32には、カメラ26が撮像しているカメラ画像が表示される。
 図11は、表示部32に表示されるカメラ画像の例を示す。カメラ画像には、不具合が生じている表示装置13の表示画像が含まれる。ユーザがシャッターボタンを操作すると、チャット処理部60は、表示装置13の表示画像を撮影した画像を取得し、通信部24は、撮影画像データを管理サーバ4に送信する。
 チャットボットは、端末装置20におけるカメラ26が医療機器を撮影した画像にもとづいて故障診断する機能を有する。実施例のチャットモデル136は、不具合が生じた医療機器を過去に撮影した画像である学習用画像と、当該医療機器の不具合を解消する解決策を示すラベルとを教師データとして用いた機械学習によって生成された故障診断モデルを含む。チャットボットが、医療機器を撮影した画像を故障診断モデルに入力すると、故障診断モデルは、不具合を解消する解決策の候補を出力する。このようにチャットボットはチャットモデル136(故障診断モデル)を用いることで、医療機器の撮影画像にもとづいて故障診断する機能を有する。チャットボットは、解決策の候補をユーザに知らせる対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。
 図12は、表示部32に表示される対話画像の一例を示す。この対話画像では、処理装置12に接続している内視鏡16を交換することを指示するメッセージが表示される。このメッセージを受けて、ユーザは内視鏡16を交換し、表示装置13に表示される画像を確認する。この結果、不具合が改善されていれば、ユーザは「はい」と回答する。一方、内視鏡16を交換しても不具合が改善されていなければ、ユーザは「いいえ」と回答する。通信部24は、ユーザの回答を管理サーバ4に送信する。
 ユーザの回答が「はい」である場合、交換する前の内視鏡16に不具合の原因が存在することになる。チャットボットは、ユーザの回答を受けて、内視鏡16に生じている不具合の原因を探し出すための別の対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。
 図13は、表示部32に表示される対話画像の一例を示す。この対話画像では、内視鏡16の接続部に水あかがついているか確認することを指示するメッセージが表示される。このメッセージを受けて、ユーザは、不具合が生じていた内視鏡16の接続部に水あかがついているか確認する。水あかが析出していることを確認すると、ユーザは「はい」と回答し、水あかが析出していなければ、ユーザは「いいえ」と回答する。通信部24は、ユーザの回答を管理サーバ4に送信する。
 ユーザの回答が「いいえ」である場合、チャットボットは、不具合の原因を探し出すための別の対話データを生成する。対話処理は、不具合の原因が見つかるまで続けられるが、以後の対話の内容については説明を省略する。ユーザの回答が「はい」である場合、チャットボットは、不具合を解消するための対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。
 図14は、表示部32に表示される対話画像の一例を示す。この対話画像では、内視鏡接続部の電気接点のクリーニング手順が写真で示される。ユーザは電気接点をクリーニングすると、「掃除がおわりました」をタップする。その後、チャットボットは、ユーザに対して、クリーニングした内視鏡16を処理装置12に接続するように指示し、表示装置13の表示画像の異常が解消したことを確認して、対話処理を終了する。
 図12に戻って、ユーザの回答が「いいえ」である場合、内視鏡には不具合の原因が存在しないことになる。チャットボットは、ユーザの回答を受けて、不具合の原因を探し出すための別の対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。
 図15は、表示部32に表示される対話画像の一例を示す。この対話画像では、処理装置12の接続部の状態を確認することを指示するメッセージが表示される。このメッセージを受けて、ユーザは、接続部が右側の写真に示す状態になっているか確認する。接続部が右側の写真に示す状態になっている場合、ユーザは「なっています」と回答し、そうでない場合、ユーザは「なっていません」と回答する。通信部24はユーザの回答を管理サーバ4に送信する。
 ユーザの回答が「なっていません」である場合、チャットボットは、不具合の原因が見つかるまで、不具合の原因を探し出すための別の対話データを生成する。ユーザの回答が「なっています」である場合、チャットボットは、不具合を解決するための対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。
 図16は、表示部32に表示される対話画像の一例を示す。この対話画像では、処理装置12の交換が必要であり、代わりの処理装置を手配することを示すメッセージが表示される。以上に示すように、チャットボットは、ユーザとの対話を通じて、不具合の原因を探し出す。なお複数回のやりとりをしても、チャットボットが不具合の原因を見つけられない場合、ユーザは、追加料金を払うことで、保守センター3のオペレータとビデオチャットするオプションが用意されていてもよい。
 図17は、対話画像の一例を示す。図17に示す対話画像は、図9に示す対話画像と同じである。図17に示す例では、図9に示す例とは異なり、ユーザが「内視鏡から水と空気が出ない」の表示領域を決定操作し、通信部24が、「内視鏡から水と空気が出ない」が選択されたこと示す情報を、管理サーバ4に送信する。
 管理サーバ4において、チャットボットは、「内視鏡から水と空気が出ない」が選択されたことを認識すると、当該選択肢に対応する対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。端末装置20において、表示処理部58が、画像生成部56が対話データにもとづいて生成した対話画像を、表示部32に表示する。
 図18は、対話画像の一例を示す。この対話画像では、内視鏡操作部の送気・送水ボタンから空気が出ているか確認することを指示するメッセージが表示される。このメッセージを受けて、ユーザは、操作部の送気・送水ボタンから空気が出ているか確認する。空気が出ている場合、ユーザは「出ています」と回答し、そうでない場合、ユーザは「出ていません」と回答する。通信部24はユーザの回答を管理サーバ4に送信する。
 ユーザの回答が「出ています」である場合、チャットボットは、不具合を解決するための対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。一方、ユーザの回答が「出ていません」である場合、不具合の原因を探し出すための別の対話データを生成し、通信部102が対話データを端末装置20に送信する。端末装置20において、表示処理部58が、画像生成部56が対話データにもとづいて生成した対話画像を、表示部32に表示する。
 図19は、対話画像の一例を示す。この対話画像では、処理装置12につながる配管部がしっかり接続されているか確認することを指示するメッセージが表示される。このメッセージを受けて、ユーザは、配管部がしっかり接続されているか確認する。接続に問題がない場合、ユーザは「接続されています」と回答し、そうでない場合、ユーザは「ゆるんでました」と回答する。通信部24はユーザの回答を管理サーバ4に送信する。
 ユーザの回答が「接続されています」である場合、チャットボットは、不具合の原因が見つかるまで、不具合の原因を探し出すための別の対話データを生成する。ユーザの回答が「ゆるんでました」である場合、不具合が解決したため、チャットボットは対話処理を終了してよい。
 このように第2サービスによると、ユーザはチャットボットと対話しながら、医療機器の不具合の原因を特定して、解決策を得ることができる。上記したように、チャットボットが不具合の原因を見つけられない場合、ユーザは、追加料金を払うことで、保守センター3のオペレータとビデオチャットするオプションが用意されていてもよい。
 図11に関して説明したように、チャットボットは、故障診断モデルを用いて、カメラ26が撮影した表示装置13が表示する画像から、医療機器の故障原因を探し出す機能を有する。
 図20は、表示装置13の表示領域を示す。表示装置13における全表示領域210は、検査情報等を表示する情報表示領域212と、内視鏡画像を表示する内視鏡画像表示領域214とから構成されている。チャットボットは、表示画像から抽出される検査情報、表示画像に含まれる内視鏡画像、表示画像の色味情報のうちのいずれかにもとづいて、医療機器の故障原因を探し出す機能を有してよい。またチャットボットは、内視鏡画像におけるハレーションの状態または水切れの状態にもとづいて、医療機器の故障原因を探し出す機能を有してよい。チャットボットは、表示装置13における表示領域ごとに故障診断してよい。
 情報表示領域212は、検査情報、日時情報、接続する内視鏡情報、患者情報、エラーコード、メッセージ等を表示する領域である。チャットボットは情報表示領域212において、文字表示の異常を検出すると、ビデオプロセッサに故障が生じていることを推定し、日時情報の異常を検出すると、ビデオプロセッサのバッテリが劣化していることを推定し、エラーコードの内容を検出すると、エラーコードに対応する接続機器の異常を推定し、文字色が白色でないことを検出すると、映像ケーブルの異常を推定してよい。
 内視鏡画像表示領域214は、内視鏡画像を表示する領域である。チャットボットは内視鏡画像表示領域214において、内視鏡画像のある固定部位の色合いが当該固定部位の上下左右と比較して変化しないことを検出すると、水切れ不良と判断し、水切れの状態にもとづいて送気送水ボタンの交換、送気ボトルの接続状況確認などを案内してよい。またチャットボットは、ホワイトバランス調整時の色味の状態に応じて、ホワイトバランス機能に異常が生じていること、内視鏡に異常が生じていること、または映像ケーブルに異常が生じていることを推定してよい。またチャットボットは、内視鏡画像の一部分が白く光って収束しないことを検出するとハレーションの発生を検出し、ハレーションの状態にもとづいて、光源装置の調光機能の設定に問題があること、内視鏡に異常が生じていること、または光源装置に異常が生じていることを推定してよい。またチャットボットは、内視鏡画像にブロックノイズや砂嵐模様が出ていることを検出すると、高周波焼灼装置のコンセントを取る位置の変更、電気メスコードの交換、または内視鏡の交換を案内してよい。
 情報表示領域212および内視鏡画像表示領域214を含む全表示領域210の色調が悪い場合、チャットボットは、映像ケーブルの交換や、モニターの色調設定を案内してよい。また全表示領域210の全体にブロックノイズや砂嵐模様が出ている場合、チャットボットは、表示装置13の電源のとる位置の変更を案内してよい。
 以上は、カメラ26が撮影した画像にもとづいて、チャットボットが故障診断する機能について説明したが、チャットボットは、医療機器から取得した画像にもとづいて故障診断する機能を有してもよい。端末装置20が処理装置12と通信可能に接続し、チャット処理部60が、処理装置12で生成している画像を受け取って、チャットボットに提供する。チャットボットは、故障診断モデルを用いて、処理装置12が生成した画像にもとづいて故障診断を行ってもよい。
 またチャットボットは、内視鏡16で発生するエラーコードにもとづいて故障診断する機能を有してもよい。この場合、端末装置20が処理装置12と通信可能に接続して、内視鏡16で発生したエラーコードを処理装置12から受け取ると、チャット処理部60が、当該エラーコードをチャットボットに提供してよい。チャットボットは、故障診断モデルを用いて、エラーコードにもとづいて故障診断を行ってもよい。
 なお故障診断の結果、消耗品に原因があることが判明した場合、チャットボットは、当該消耗品を発注するための情報を端末装置20に提供してもよい。診断システム1において、ユーザが、端末装置20から消耗品等を発注できる仕組みを構築しておくことで、ユーザは、当該消耗品をすぐに発注することができる。
 以上、本開示を複数の実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。たとえば故障診断により故障原因が特定された場合、付加サービスとして、医療機器の使用方法等の改善に関する案内等を、ユーザに提供することも可能である。この付加サービスは、契約料金が比較的高い医療施設に対して提供されてよい。
 実施例の医療施設10は、内視鏡検査を実施する病院であることを説明したが、内視鏡検査を実施しない病院であってもよい。また実施例において、メンテナンス契約の対象となる医療機器は、医療施設サーバ11、処理装置12、表示装置13、洗浄機14および内視鏡16であることを説明したが、それ以外の処置具などのアクセサリも、メンテナンス契約の対象に含めてよい。
 医療施設10では、内視鏡が故障すると、医療機器メーカーから、代わりに一時的に使用するための内視鏡(代替品)が提供される。この代替品の機器IDはメンテナンス契約に含まれていないため、代替品の専用ケースに、契約対象の代替品であることを示す情報を貼り付けておくことで、代替品についても契約にもとづいたサービスの提供を受けることが可能となる。この情報は、たとえばQRコード(登録商標)に含められてよい。なお処理装置12の代替品については、処理装置12の本体にQRコード(登録商標)を貼り付けてもよい。
 なお代替品は、医療施設10の保有物ではなく、医療機器メーカーの保有物であるため、代替品のUDI識別コードに、医療機器メーカーの保有物であることを示す情報を含めてよい。故障した医療機器が医療施設10の保有物である場合、その故障品に対する措置は医療施設10により決定されるが、故障した医療機器が医療機器メーカーの保有物であれば、その故障品に対する措置は、医療機器メーカーが決定できる。そこで代替品のUDI識別コードに、医療機器メーカーの保有物であることを示す情報を含めておくことで、当該代替品が故障したとき、チャットボットは、別の代替品の手配等の措置を決定できる。
 実施例では、管理部112が、端末ID記録部134を参照して、端末IDに関連付けられた施設IDを特定することで、メンテナンス契約を締結した正規の医療施設10からのサービスリクエストであることを確認している。正規の医療施設10のサービスリクエストであることを確認するために、管理部112は、医療施設10の位置情報を登録しておき、端末装置20のGPS情報から、端末装置20が正規の医療施設10において使用されているか判断することも可能である。
 実施例では、図6に示すように、通信部24が、管理サーバ4から、端末装置20において実行可能なプログラムを示すプログラム情報を受信すると、画像生成部56がプログラム情報にもとづいて、第1プログラム38および第2プログラム40のうち実行可能なプログラムをユーザが選択可能とする選択画像を生成する。変形例では、実行部52がプログラム情報にもとづいて、第1プログラム38または第2プログラム40を自動的に実行してよい。変形例では、サービス内容が第1サービスである場合、プログラム情報は、実行可能なプログラムが第1プログラム38であることを示し、サービス内容が第2サービスである場合、プログラム情報は、実行可能なプログラムが第2プログラム40であることを示してよい。したがって実行部52は、プログラム情報に示される1つのプログラムを自動実行できる。
 別の変形例では、管理サーバ4が、端末装置20において実行するプログラムを示すプログラム情報を送信し、端末装置20の通信部24が、管理サーバ4から、実行するプログラムを示すプログラム情報を受信すると、実行部52が、プログラム情報に示されるプログラムを実行してもよい。
 図21は、医療施設10における端末装置20と管理サーバ4との間の通信シーケンスの変形例を示す。医療施設10において、使用している医療機器に不具合が生じると、ユーザは端末装置20を操作して、メンテナンスアプリケーション36を起動する(S10)。画像生成部56は、メンテナンスアプリケーション36のプログラムが指示する初期画像を生成し、表示処理部58は、生成された初期画像を表示部32に表示する(S12)。図5に示すように、初期画像には、不具合が生じた医療機器に付けられている機器IDを撮影することを指示するメッセージが表示される。
 ユーザが初期画像に含まれるOKボタンを操作すると、メンテナンスアプリケーション36は、カメラ26を起動して、ユーザが医療機器の機器IDを撮影できるようにする。ユーザがカメラ26を医療機器の機器IDに向け、シャッターボタンを操作すると、識別データ取得部54は、医療機器の機器IDを撮影した画像データを、医療機器の機器IDを含む識別データとして取得する(S14)。通信部24は、識別データ取得部54が取得した識別データを、端末装置20の識別情報(端末ID)とともに管理サーバ4に送信する(S16)。
 管理サーバ4において、通信部102が、端末装置20から送信された識別データおよび端末IDを受信する(S18)。通信部102は、識別データを識別情報取得部110に供給し、端末IDを管理部112に供給する。識別情報取得部110は、識別データから機器IDを取得すると(S20)、取得した機器IDを、管理部112に供給する。
 端末ID記録部134は、医療機器メーカーが医療施設10に貸与した端末装置20の端末IDを、医療施設10の施設IDに関連付けて記録している。管理部112は、通信部102から端末IDを供給されると、端末ID記録部134を参照して、端末IDに関連付けられた施設IDを特定する。これにより管理部112は、メンテナンス契約を締結した正規の医療施設10からのサービスリクエストであることを確認して、契約が存在することを確認し(S40)、通信部102は、サービスリクエストを受け入れる旨の承認結果を端末装置20に送信する(S42)。
 端末装置20において、通信部24が、管理サーバ4から承認結果を受信すると(S44)、画像生成部56は、ユーザがサービスを選択するための選択画像を生成し、表示処理部58は、サービス選択画像を表示部32に表示する(S46)。なお管理サーバ4は承認結果を端末装置20に送信しなくてもよく、端末装置20における画像生成部56は識別データの送信後であれば、任意のタイミングでサービス選択画像を生成し、表示処理部58がサービス選択画像を表示部32に表示してよい。
 図22は、サービス選択画像の一例を示す。表示処理部58は、画像生成部56が生成したサービス選択画像を、表示部32に表示する。この例では、画像生成部56が、第1サービスを選択するためのサービス選択ボタン200、第2サービスを選択するためのサービス選択ボタン202、第3サービスを選択するためのサービス選択ボタン204、第4サービスを選択するためのサービス選択ボタン206を含むサービス選択画像を生成している。
 ここで第3サービスは、Webサイトからマニュアルの一覧を提供するサービスであり、第4サービスは、Webサイトからコールセンター電話番号の一覧を提供するサービスである。第3サービス、第4サービスともに有償で提供されてよいが、無償で提供されてもよい。このように変形例では、第1サービス、第2サービス以外のサービスがユーザに提供される。変形例において画像生成部56は、契約しているサービス内容にかかわらず(サービスの提供を受けられるか否かにかかわらず)、図22に示すサービス選択画像を生成する。図22に示すサービス選択画像において、ユーザが、提供を希望するサービスの選択ボタンを操作すると(S48)、通信部24は、選択したサービスの実行要求を管理サーバ4に送信する(S50)。
 管理サーバ4において、通信部102が、端末装置20から送信されたサービス実行要求を受信する(S52)。通信部102は、サービス実行要求を管理部112に供給し、管理部112は、契約情報記録部132を参照して、ユーザの施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられた契約を特定する。実施例で説明したように契約情報記録部132は、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けて、サービス内容を示す情報を記録しており、管理部112は、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられたサービス内容を特定する。
 管理部112は、施設IDおよび医療機器の機器IDに関連付けられた契約にもとづいて、端末装置20から送信されたサービス実行要求を受け入れるか否かを判断する。たとえば管理部112は、契約に含まれるサービス内容が第1サービスである場合に、サービス実行要求が第1サービスの実行を要求していれば、第1プログラムを、端末装置20で実行するプログラムとして特定する(S54)。なお契約に含まれるサービス内容が第2サービスである場合に、サービス実行要求が第2サービスの実行を要求していれば、管理部112は、第2プログラムを、端末装置20で実行するプログラムとして特定する(S54)。管理部112が、端末装置20において実行するプログラムを特定すると、通信部102は、実行するプログラムを示すプログラム情報を端末装置20に送信する(S56)。
 端末装置20において、通信部24が、管理サーバ4からプログラム情報を受信すると(S58)、実行部52は、プログラム情報に示されるプログラムを実行する(S60)。
 なおS54において、管理部112は、サービス実行要求にもとづいて端末装置20が実行するプログラムを特定したが、契約に含まれるサービス内容によっては、実行するプログラムを特定できないこともある。たとえば契約に含まれるサービス内容が第2サービスである場合に、サービス実行要求が第1サービスの実行を要求していれば、管理部112は、第1プログラムを、端末装置20で実行するプログラムとして特定することはできない。このような場合、管理部112は、第1サービスを提供できない旨のメッセージを生成して、通信部102がメッセージを端末装置20に通知する。
 図23は、エラーメッセージの例を示す。ユーザが要求したサービスを管理サーバ4が提供できない場合、表示部32には、サービスを提供できない旨のメッセージが表示されてよい。
 実施例において、医療施設10における複数の部門が独立してメンテナンス契約を締結する場合、端末ID記録部134は、部門に貸与した端末装置20の端末IDを、施設IDおよび部門IDに関連付けて記録している。たとえば、部門Aのメンテナンス契約の対象となる医療機器Mについてのサービスリクエストが、部門Bに貸与した端末装置20から送信された場合、管理部112は、部門Aと部門Bが同一の医療施設10に所属していることを条件として、サービスリクエストを受け入れてもよい。具体的には、管理部112が、端末ID記録部134を参照して、端末装置20の端末IDに関連付けられた施設IDおよび部門IDを特定し、契約情報記録部132を参照して、機器IDに関連付けられた施設IDおよび部門IDを特定したときに、部門IDが異なっていても、施設IDが同じであれば、当該サービスリクエストを受け入れてよい。
 実施例では、管理サーバ4において、端末装置20から送信された機器IDに関連付けられた契約が存在しない場合に、管理部112が、当該機器IDの医療機器がメンテナンス契約の対象外であることを示すメッセージを端末装置20に通知する。変形例で管理部112は、機器IDに関連付けられた契約が存在しない場合に、契約を締結するための契約情報を通信部102に提供し、通信部102は、契約情報を端末装置20に送信する。端末装置20において、通信部24は、管理サーバ4から契約情報を受信し、画像生成部56は、受信した契約情報にもとづいて、医療機器のメンテナンス契約を締結する手続を行うための契約手続画像を生成する。表示処理部58は、契約手続画像を表示部32に表示し、ユーザは、すみやかに、当該医療機器を対象とするメンテナンス契約の手続を実行できる。
 本開示は、端末装置と管理サーバとが通信する技術分野に利用できる。
1・・・診断システム、3・・・保守センター、4・・・管理サーバ、10・・・医療施設、20・・・端末装置、22・・・処理部、24・・・通信部、26・・・カメラ、28・・・マイク、30・・・スピーカ、32・・・表示部、34・・・記録部、36・・・メンテナンスアプリケーション、38・・・第1プログラム、40・・・第2プログラム、50・・・受付部、52・・・実行部、54・・・識別データ取得部、56・・・画像生成部、58・・・表示処理部、60・・・チャット処理部、100・・・処理部、102・・・通信部、110・・・識別情報取得部、112・・・管理部、114・・・チャットボット実行部、130・・・記録部、132・・・契約情報記録部、134・・・端末ID記録部、136・・・チャットモデル。

Claims (15)

  1.  端末装置と管理サーバとが通信可能に接続する医療機器の診断システムであって、
     前記端末装置は、
     第1プログラムおよび第2プログラムを実行可能である実行部と、
     医療機器の識別情報を含む識別データを取得する識別データ取得部と、
     取得した識別データを、前記管理サーバに送信する第1通信部と、を備え、
     前記管理サーバは、
     前記識別データを受信する第2通信部と、
     前記識別データから識別情報を取得する識別情報取得部と、
     前記識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、前記端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを特定する管理部と、を備え、
     前記第2通信部は、前記端末装置に、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を送信し、
     前記第1通信部は、前記管理サーバから、前記プログラム情報を受信する、
     ことを特徴とする医療機器の診断システム。
  2.  前記識別データ取得部は、カメラが医療機器の識別情報を撮影した画像データを、識別データとして取得する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器の診断システム。
  3.  前記実行部は、受信した前記プログラム情報にもとづいて、第1プログラムまたは第2プログラムを実行する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器の診断システム。
  4.  前記端末装置は、
     受信した前記プログラム情報にもとづいて、第1プログラムおよび第2プログラムのうち実行可能なプログラムをユーザが選択可能とする選択画像を生成する画像生成部と、
     選択画像を表示する表示処理部と、をさらに備え、
     前記実行部は、ユーザが選択したプログラムを実行する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器の診断システム。
  5.  前記識別情報は、UDI(Unique Device Identification)に基づく識別コードである、
     ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器の診断システム。
  6.  第1プログラムは、オペレータとビデオチャットするためのプログラムであり、
     第2プログラムは、医療機器の故障診断を行うためのチャットボットと接続するためのプログラムである、
     ことを特徴とする請求項1に記載の医療機器の診断システム。
  7.  前記チャットボットは、カメラが医療機器を撮影した画像にもとづいて故障診断する機能を有する、
     ことを特徴とする請求項6に記載の医療機器の診断システム。
  8.  カメラが撮影した画像は、内視鏡が撮影した内視鏡画像を表示する表示装置を含み、
     前記チャットボットは、表示装置が表示する表示画像から、医療機器の故障原因を探し出す機能を有する、
     ことを特徴とする請求項7に記載の医療機器の診断システム。
  9.  前記チャットボットは、前記表示画像から抽出される検査情報、前記表示画像に含まれる内視鏡画像、前記表示画像の色味情報のうちのいずれかにもとづいて、医療機器の故障原因を探し出す機能を有する、
     ことを特徴とする請求項8に記載の医療機器の診断システム。
  10.  前記チャットボットは、前記内視鏡画像におけるハレーションの状態または水切れの状態にもとづいて、医療機器の故障原因を探し出す機能を有する、
     ことを特徴とする請求項9に記載の医療機器の診断システム。
  11.  前記チャットボットは、医療機器から取得した画像にもとづいて故障診断する機能を有する、
     ことを特徴とする請求項6に記載の医療機器の診断システム。
  12.  前記管理サーバにおいて、
     前記管理部は、前記識別情報に関連付けられた契約が存在しない場合に、契約を締結するための契約情報を前記第2通信部に提供し、
     前記第2通信部は、契約情報を、前記端末装置に送信し、
     前記端末装置において、
     前記第1通信部は、前記管理サーバから、契約情報を受信し、
     前記画像生成部は、受信した契約情報にもとづいて、医療機器のメンテナンス契約を締結する手続を行うための契約手続画像を生成し、
     前記表示処理部は、契約手続画像を表示する、
     ことを特徴とする請求項4に記載の医療機器の診断システム。
  13.  管理サーバと接続する端末装置であって、
     第1プログラムおよび第2プログラムを実行可能である実行部と、
     医療機器の識別情報を含む識別データを取得する識別データ取得部と、
     取得した識別データを、前記管理サーバに送信する通信部と、を備え、
     前記通信部は、前記管理サーバから、識別情報に関連付けられた契約にもとづいて特定された、前記端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を受信する、
     ことを特徴とする端末装置。
  14.  端末装置と接続する管理サーバであって、
     前記端末装置から、医療機器の識別情報を含む識別データを受信する通信部と、
     前記識別データから識別情報を取得する識別情報取得部と、
     前記識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、前記端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを特定する管理部と、を備え、
     前記通信部は、前記端末装置に、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を送信する、
     ことを特徴とする管理サーバ。
  15.  端末装置と管理サーバとの間で通信する方法であって、
     前記端末装置は、
     医療機器の識別情報を含む識別データを取得し、
     取得した識別データを、前記管理サーバに送信し、
     前記管理サーバは、
     前記識別データを受信し、
     前記識別データから識別情報を取得し、
     前記識別情報に関連付けられた契約にもとづいて、前記端末装置において実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを特定し、
     前記端末装置に、実行可能なプログラムまたは実行するプログラムを示すプログラム情報を送信し、
     前記端末装置は、
     前記管理サーバから、前記プログラム情報を受信する、
     ことを特徴とする通信方法。
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