WO2022153884A1

WO2022153884A1 - 電子機器

Info

Publication number: WO2022153884A1
Application number: PCT/JP2022/000007
Authority: WO
Inventors: 卓志段床
Original assignee: 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
Priority date: 2021-01-12
Filing date: 2022-01-04
Publication date: 2022-07-21

Abstract

ユーザーインターフェイス制御部（３１）は、ユーザーに対するメッセージを表示装置（１１ａ）に表示させ、そのメッセージを非表示にする際に、表示装置（１１ａ）に、メッセージに対応する静止画像としての再表示操作部を表示させるとともに、その再表示操作部に隣接して誇張画像を表示させ、入力装置（１１ｂ）により再表示操作部に対するユーザー操作が検出された場合、表示装置（１１ａ）に、メッセージを再表示させる。

Description

電子機器

　本発明は、電子機器に関するものである。

　ある情報処理装置は、操作画面において、ユーザーに対するメッセージをバナーとして表示し、その後、ユーザー操作に従ってバナーを非表示にし、その際、バナーを再表示するための操作部として再表示アイコンをアニメーション表示している（例えば特許文献１参照）。

特開２０１７－２１４９０号公報

　しかしながら、上述の再表示アイコンは、アニメーション表示されるため、目立つものの、当該再表示アイコンが、ユーザーにより操作可能なアイコン（ソフトキー）であることが解りにくい。

　本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザーに対するメッセージを再表示するための操作部をユーザーにとって解りやすく表示する電子機器を得ることを目的とする。

　本発明に係る電子機器は、ユーザー操作可能な操作部を表示する表示装置と、前記操作部に対するユーザー操作を検出する入力装置と、前記表示装置に前記操作部を表示させ、前記入力装置により検出された前記ユーザー操作を特定するユーザーインターフェイス制御部とを備える。そして、前記ユーザーインターフェイス制御部は、（ａ）ユーザーに対するメッセージを前記表示装置に表示させ、（ｂ）前記メッセージを非表示にする際に、前記表示装置に、前記メッセージに対応する静止画像としての再表示操作部を表示させるとともに、前記再表示操作部に隣接して誇張画像を表示させ、（ｃ）前記入力装置により前記再表示操作部に対するユーザー操作が検出された場合、前記表示装置に、前記メッセージを再表示させる。

　本発明によれば、ユーザーに対するメッセージを再表示するための操作部をユーザーにとって解りやすく表示する電子機器が得られる。

　本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。

図１は、本発明の実施の形態に係る電子機器の一例である画像形成装置の構成を示すブロック図である。図２は、図１における操作パネル１１を示す正面図である。図３は、実施の形態１に係る電子機器に表示される操作画面の一例を示す図である。図４は、図３に示す操作画面において表示されるメッセージの一例を示す図である。図５は、図４に示す操作画面においてメッセージが非表示であるときに表示される再表示操作部および対応する誇張画像の一例を示す図である。図６は、実施の形態２に係る電子機器に表示される操作画面の一例を示す図である。図７は、図６に示す操作画面において、詳細情報操作部に対するユーザー操作が検出された場合の操作画面の一例を示す図である。図８は、実施の形態３に係る電子機器に表示される操作画面の一例を示す図である。

　以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

実施の形態１．

　図１は、本発明の実施の形態に係る電子機器の一例である画像形成装置の構成を示すブロック図である。なお、当該電子機器は、操作パネルを備える他の種類の電子機器でもよい。この実施の形態では、図１に示す電子機器は、プリント機能、画像読取機能、およびファクシミリ機能を有する複合機である。この電子機器は、操作パネル１１、通信装置２１、プリント装置２２、画像読取装置２３、ファクシミリ装置２４、記憶装置２５、およびコントローラー２６を備える。

　操作パネル１１は、液晶ディスプレイ、インジケーターなどの表示装置１１ａ、およびタッチパネル、ハードキーなどの入力装置１１ｂを備え、ユーザーインターフェイスとして機能し、表示装置１１ａでユーザーに対する操作画面の表示を行い、入力装置１１ｂでユーザー操作の検出を行う。

　表示装置１１ａは、ユーザーに対して操作画面を表示し、操作画面において、ユーザー操作可能な操作部（ソフトキーなど）を表示する。入力装置１１ｂは、操作画面に対する押下などのユーザー操作（その操作部に対するユーザー操作など）を検出する。例えば、タッチパネルによりソフトキーのキー画像を表示し、そのキー画像の表示領域に対するユーザー操作をタッチパネルで検出可能とすることで、ソフトキーが形成される。

　図２は、図１における操作パネル１１を示す正面図である。図２に示す操作パネル１１は、入力装置１１ｂとして、ハードキー５１～５５およびタッチパネル５６を有する。ハードキー５１は、電源キーであり、ハードキー５２は、スタートキーであり、ハードキー５３は、ストップ／クリアキーであり、ハードキー５４は、テンキーであり、ハードキー５５は、ログアウトキーを示す。タッチパネル５６は、表示装置１１ａの表示面に配置されている。

　図１に戻り、通信装置２１は、ネットワークなどを介して図示せぬホスト装置に接続可能であって、所定の通信プロトコルでデータ通信を行う内部デバイスである。プリント装置２２は、例えば電子写真方式で原稿画像をプリント用紙にプリントする内部デバイスである。画像読取装置２３は、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、原稿画像の画像データを生成する内部デバイスである。ファクシミリ装置２４は、ファクシミリ信号を受信しそのファクシミリ信号を画像データに変換する受信機能と、画像データをファクシミリ信号に変換しそのファクシミリ信号を送信する送信機能とを有する内部デバイスである。

　また、記憶装置２５は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶装置であって、データ、プログラムなどを記憶する。

　また、コントローラー２６は、図示せぬＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）などを有するコンピューターを有し、ＲＯＭまたは記憶装置２５に記憶されているプログラムをＲＡＭへロードし、そのプログラムをＣＰＵで実行することにより、各種処理部として動作する。

　この実施の形態では、コントローラー２６は、ユーザーインターフェイス制御部３１、およびデバイス制御部３２として動作する。

　ユーザーインターフェイス制御部３１は、操作パネル１１の表示装置１１ａに対して操作画面（上述の操作部など）を表示させるとともに、操作パネル１１の入力装置１１ｂにより検出されたユーザー操作を特定し、そのユーザー操作に応じて、表示装置１１ａに表示される操作画面の表示状態の変更（画面の切替、画面内の操作部の表示のオン／オフなど）を行う。

　デバイス制御部３２は、上述の内部デバイスを制御して各種ジョブを実行するとともに、ジョブや上述の内部デバイスの状態を監視しており、ジョブや内部デバイスの状態に応じてユーザーに対するメッセージの表示が必要になった場合に、ユーザーインターフェイス制御部３１に対してメッセージを指定し、ユーザーインターフェイス制御部３１に、上述のメッセージ表示制御を実行させる。なお、メッセージのデータ（例えばテキストデータなど）は、記憶装置２５に予め記憶されており、必要に応じて読み出される。

　特に、ユーザーインターフェイス制御部３１は、（ａ）ユーザーに対するメッセージ（内部デバイスの状態に基づく警告メッセージ、操作ガイドなど）を表示装置１１ａに表示させ、（ｂ）所定条件（特定のユーザー操作の検出、所定時間の経過など）に基づいてそのメッセージを非表示にする際に、表示装置１１ａに、そのメッセージに対応する静止画像としての再表示操作部（例えばソフトキー）を表示させるとともに、その再表示操作部に隣接して誇張画像を表示させ、（ｃ）入力装置１１ｂによりその再表示操作部に対するユーザー操作が検出された場合、表示装置１１ａに、そのメッセージを再表示させ、その再表示操作部および誇張画像を非表示とする。この誇張画像によって、ユーザーは再表示操作部に気付きやすくなる。

　上述の誇張画像は、静止画像でもよいし、時間とともに表示態様が変化するように表示されるようにしてもよい。その場合、上述の誇張画像は、例えば点滅表示されたり、時間とともに色および／または形状が変化するように表示される。

　図３は、実施の形態１に係る電子機器に表示される操作画面の一例を示す図である。図４は、図３に示す操作画面において表示されるメッセージの一例を示す図である。図５は、図４に示す操作画面においてメッセージが非表示であるときに表示される再表示操作部および対応する誇張画像の一例を示す図である。

　例えば図３に示す操作画面において、例えば図４に示すようなメッセージ６１（ここではバナー）が表示され、その後、所定条件が成立すると、メッセージ６１は非表示となり、例えば図５に示すように、メッセージ６１の代わりに、再表示操作部６２および誇張画像６３が表示される。

　ここでは、再表示操作部６２は、特定形状（図４では略矩形）のソフトキーであり、誇張画像６３は、再表示操作部６２から分離した、線画として記述された画像である。また、再表示操作部６２は、メッセージ６１（バナー）より小さいサイズを有する。

　なお、ユーザーインターフェイス制御部３１は、再表示操作部６２だけではなく誇張画像６３に対するユーザー操作が入力装置１１ｂにより検出された場合も、表示装置１１ａに、上述のメッセージを再表示させるようにしてもよい。その場合、ユーザーが再表示操作部６２から多少ずれた位置を押下（操作）しても、上述のメッセージを再表示される。

　次に、実施の形態１に係る電子機器の動作について説明する。

　ユーザーインターフェイス制御部３１は、内部デバイスに基づく機能のリストを有するメインメニュー画面、各機能の操作画面などを表示装置１１ａに表示させる。そして、そのような操作画面に対するユーザー操作が入力装置１１ｂにより検出されると、ユーザーインターフェイス制御部３１は、そのユーザー操作に対応して操作画面の表示状態を変化させる。また、そのユーザー操作に従って、デバイス制御部３２は、内部デバイスを使用して、各種ジョブを実行する。

　そして、デバイス制御部３２は、ユーザーに対してメッセージを表示させるべきイベントが発生すると、メッセージ表示制御指令をユーザーインターフェイス制御部３１に出力する。メッセージ表示制御指令を受け付けると、ユーザーインターフェイス制御部３１は、例えば図４に示すように、その時点の操作画面に重畳させて、その指令で指示されたメッセージ６１を表示装置１１ａに表示させる。

　その後、所定条件が成立すると、ユーザーインターフェイス制御部３１は、例えば図５に示すように、メッセージ６１を非表示とし、再表示操作部６２および誇張画像６３を表示装置１１ａに表示させる。そして、再表示操作部６２または誇張画像６３に対するユーザー操作が入力装置１１ｂにより検出されると、ユーザーインターフェイス制御部３１は、例えば図４に示すように、再表示操作部６２および誇張画像６３を非表示とし、メッセージ６１を表示装置１１ａに再表示させる。

　以上のように、上記実施の形態１によれば、ユーザーインターフェイス制御部３１は、（ａ）ユーザーに対するメッセージを表示装置１１ａに表示させ、（ｂ）そのメッセージを非表示にする際に、表示装置１１ａに、メッセージに対応する静止画像としての再表示操作部を表示させるとともに、その再表示操作部に隣接して誇張画像を表示させ、（ｃ）入力装置１１ｂにより再表示操作部に対するユーザー操作が検出された場合、表示装置１１ａに、メッセージを再表示させる。

　これにより、ユーザーに対するメッセージを再表示するための再表示操作部がユーザーにとって解りやすく表示される。

実施の形態２．

　図６は、実施の形態２に係る電子機器に表示される操作画面の一例を示す図である。図７は、図６に示す操作画面において、詳細情報操作部に対するユーザー操作が検出された場合の操作画面の一例を示す図である。

　実施の形態２では、ユーザーインターフェイス制御部３１は、（ａ）例えば図６に示すように、表示装置１１ａに、再表示操作部６２に隣接して詳細情報操作部６４（ここではソフトキー）を表示させ、（ｂ）入力装置１１ｂにより詳細情報操作部６４に対するユーザー操作が検出された場合、例えば図７に示すように、表示装置１１ａに、上述のメッセージに対応する所定の詳細情報６５（具体的には、その詳細情報が記述されたウィンドウやダイアログ）を表示させる。詳細情報６５は、メッセージ６１より多い情報（上述のイベントに対応する情報）を有する。

　なお、各メッセージについて、詳細情報（テキストデータなど）、およびその詳細情報の有無を示す設定データが予め記憶装置２５などに記憶されており、ユーザーインターフェイス制御部３１は、その設定データを参照して、対象のメッセージに対して詳細情報があるか否かを特定し、詳細情報がある場合には、詳細情報操作部６４を表示装置１１ａに表示させ、詳細情報がない場合には、詳細情報操作部６４を表示装置１１ａに表示させない。

　なお、実施の形態２に係る電子機器のその他の構成および動作については、実施の形態１と同様であるので、その説明を省略する。

実施の形態３．

　図８は、実施の形態３に係る電子機器に表示される操作画面の一例を示す図である。

　ユーザーに対してメッセージを表示させるべきイベントが（同時にまたは１つずつ順番に）複数発生した場合、デバイス制御部３２は、各イベントに応じて、メッセージ表示制御の指示をユーザーインターフェイス制御部３１に出力する。その指示を受け付けると、ユーザーインターフェイス制御部３１は、例えば図８に示すように、その指示に対応して複数のメッセージ６１－１～６１－３を同時にまたは１つずつ表示装置１１ａに表示させる。

　実施の形態３では、例えば図８に示すように、ユーザーインターフェイス制御部３１は、その複数のメッセージ６１－１～６１－３における各メッセージ６１－ｉ（ｉ＝１，２，３）を非表示にする際に、表示装置１１ａに、当該メッセージ６１－ｉに対応する再表示操作部６２－ｉ（再表示操作部６２と同様の操作部）を表示させるとともに、当該再表示操作部６２－ｉに隣接して誇張画像６３－ｉを表示させる。ここでは、この複数の再表示操作部６２－１～６２－３は、一列に配列されて表示される。

　さらに、再表示操作部６２－ｉは、再表示操作部６２－ｉに対応するメッセージの種別に対応する表示態様で表示される。例えば、例えば図８に示すように、メッセージ６１－ｉの背景および再表示操作部６２－ｉは、同じ色を有し、メッセージの種別に応じた色を有する。メッセージの複数の種別には、互いに異なる色が設定されている。また、ここでは、メッセージ６１－１の種別は、操作ガイドであり、メッセージ６１－２の種別は、消耗品関連の警告メッセージであり、メッセージ６１－３の種別は、内部デバイスのエラーの警告メッセージである。

　なお、実施の形態３に係る電子機器のその他の構成および動作については、実施の形態１または実施の形態２と同様であるので、その説明を省略する。

　以上のように、上記実施の形態３によれば、再表示操作部６２－ｉの色に基づいて、ユーザーは、メッセージ６１－ｉを再表示させる前にメッセージ６１－ｉの種別を把握できる。そのため、複数の再表示操作部６２－１～６２－３が表示されている場合において、ユーザーは、誤ったメッセージ６１－ｉを再表示させずに済む。

　なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。

　例えば、実施の形態１，２でも、実施の形態３と同様に、再表示操作部６２を、メッセージの種別に対応する表示態様で表示するようにしてもよい。

　本発明は、例えば、操作画面を表示する電子機器に適用可能である。

Claims

　ユーザー操作可能な操作部を表示する表示装置と、
　前記操作部に対するユーザー操作を検出する入力装置と、
　前記表示装置に前記操作部を表示させ、前記入力装置により検出された前記ユーザー操作を特定するユーザーインターフェイス制御部とを備え、
　前記ユーザーインターフェイス制御部は、（ａ）ユーザーに対するメッセージを前記表示装置に表示させ、（ｂ）前記メッセージを非表示にする際に、前記表示装置に、前記メッセージに対応する静止画像としての再表示操作部を表示させるとともに、前記再表示操作部に隣接して誇張画像を表示させ、（ｃ）前記入力装置により前記再表示操作部に対するユーザー操作が検出された場合、前記表示装置に、前記メッセージを再表示させること、
　を特徴とする電子機器。
　前記誇張画像は、時間とともに表示態様が変化して表示されることを特徴とする請求項１記載の電子機器。
　前記再表示操作部は、特定形状のソフトキーであり、前記誇張画像は、線画として記述された画像であって、
　前記ユーザーインターフェイス制御部は、さらに、前記入力装置により前記誇張画像に対するユーザー操作が検出された場合、前記表示装置に、前記メッセージを再表示させること、
　を特徴とする請求項１記載の電子機器。
　前記ユーザーインターフェイス制御部は、（ａ）前記表示装置に、前記再表示操作部に隣接して詳細情報操作部を表示させ、（ｂ）前記入力装置により前記詳細情報操作部に対するユーザー操作が検出された場合、前記表示装置に、前記メッセージに対応する所定の詳細情報を表示させることを特徴とする請求項１記載の電子機器。
　前記再表示操作部は、前記メッセージの種別に対応する表示態様で表示されることを特徴とする請求項１記載の電子機器。
　前記ユーザーインターフェイス制御部は、（ａ）ユーザーに対する複数のメッセージを同時にまたは１つずつ前記表示装置に表示させ、（ｂ）前記複数のメッセージにおける各メッセージを非表示にする際に、前記表示装置に、当該メッセージに対応する前記再表示操作部を表示させるとともに、当該再表示操作部に隣接して誇張画像を表示させ、
　前記複数のメッセージに対する複数の再表示操作部が配列されて表示されること、
　を特徴とする請求項１記載の電子機器。