WO2022092027A1 - 電流センサ - Google Patents

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益人 齋藤
哲也 吉成
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Abstract

電流センサは、上側シールドケースと、下側シールドケースと、圧入部材と、内側部材とを備えている。上側シールドケースは、上面と、上側外周部とを少なくとも有している。上側外周部は、上面の外縁から上下方向において下方に延びている。下側シールドケースは、下面と、下側外周部とを少なくとも有している。下側外周部は、下面の外縁から上下方向において上方に延びている。上側シールドケースと下側シールドケースとは、収容部を構成している。圧入部材は、主部を有している。主部は、上下方向と直交する水平面内において外側に向かって上側外周部と下側外周部の両方を押圧して上側シールドケースと下側シールドケースとを一体的に固定する。

Description

電流センサ
 本発明は、コイルと、磁気コアとを備える電流センサに関する。
 この種の電流センサとしては、特許文献1に開示されたものがある。図34及び図35に示されるように、特許文献1の電流センサ900は、基板910と、コア部920と、ホール素子930とを備えている。基板910は、環状部分912と、突出部分914とを有している。コア部920は、トロイダルコア922と、コイル(図示せず)と、絶縁テープ926とを有している。トロイダルコア922にはコイルが巻回されている。コア部920の絶縁テープ926は、基板910の環状部分912に巻き付けられており、これによりコア部920と基板910とは一体的に固定されている。
 特許文献1の電流センサ900においては、コア部920と基板910とが一体的に固定されていることから、ウレタン樹脂等によるポッティングが不要となっている。
特開2003-017347号公報
 本発明は、特許文献1の電流センサ900とは異なる構成であってポッティングを不要とする構成を有する電流センサを提供することを目的とする。
  本発明の一の側面は、上側シールドケースと、下側シールドケースと、圧入部材と、内側部材とを備える電流センサを提供する。前記上側シールドケースは、上面と、上側外周部とを少なくとも有している。前記上面は、内側に開口を有している。前記上側外周部は、前記上面の外縁から上下方向において下方に延びている。前記下側シールドケースは、下面と、下側外周部とを少なくとも有している。前記下面は、内側に開口を有している。前記下側外周部は、前記下面の外縁から前記上下方向において上方に延びている。前記上側シールドケース及び前記下側シールドケースの少なくとも一方は、前記上側シールドケース及び前記下側シールドケースの前記少なくとも一方の前記開口から前記上下方向に沿って延びる内周部を有している。前記上側シールドケースと前記下側シールドケースとは、収容部を構成している。前記圧入部材は、主部を有している。前記主部は、前記上下方向と直交する水平面内において外側に向かって前記上側外周部と前記下側外周部の両方を押圧して前記上側シールドケースと前記下側シールドケースとを一体的に固定している。前記内側部材は、コイルと、磁気コアとを備えている。前記内側部材は、前記収容部内において前記主部と前記内周部との間に配置されている。
 本発明の電流センサにおいて、圧入部材の主部は、上下方向と直交する水平面内において外側に向かって上側外周部と下側外周部の両方を押圧して上側シールドケースと下側シールドケースとを一体的に固定している。これにより、本発明の電流センサは、ウレタン樹脂等によるポッティングが不要となっている。
 添付の図面を参照しながら下記の最良の実施の形態の説明を検討することにより、本発明の目的が正しく理解され、且つその構成についてより完全に理解されるであろう。
本発明の第1の実施の形態による電流センサを示す斜視図である。 図1の電流センサを示す正面図である。 図1の電流センサを示す背面図である。 図1の電流センサを示す上面図である。 図1の電流センサを示す底面図である。 図1の電流センサを示す側面図である。 図1の電流センサを示す分解斜視図である。図において、コイルの端部は省略されている。 図7の電流センサに含まれるコアパーツを示す正面図である。図において、コイルの端部は省略されている。 図8のコアパーツを示す背面図である。 図8のコアパーツを示す上面図である。 図10のコアパーツをA-A線に沿って示す断面図である。図において、コイルの端部は省略されており、コアパーツの一部を拡大して示している。 図10のコアパーツをB-B線に沿って示す断面図である。図において、コアパーツの一部を拡大して示している。 図10のコアパーツをC-C線に沿って示す断面図である。図において、コアパーツの一部を拡大して示している。 図10のコアパーツをD-D線に沿って示す断面図である。図において、コアパーツの一部を拡大して示している。 図8のコアパーツを示す底面図である。 図8のコアパーツを示す側面図である。 図8のコアパーツを示す分解斜視図である。 図17のコアパーツに含まれるシールドケース複合体を示す斜視図である。図において、上側シールドケース及び下側シールドケースは、圧入部材に圧入されている。 図18のシールドケース複合体を示す別の斜視図である。図において、下側シールドケースは圧入部材に圧入されているが、上側シールドケースは圧入部材に圧入されていない。 図18のシールドケース複合体を示す上面図である。 図20のシールドケース複合体をE-E線に沿って示す断面図である。図において、シールドケース複合体の一部を拡大して示している。 図20のシールドケース複合体をF-F線に沿って示す断面図である。 図20のシールドケース複合体をG-G線に沿って示す断面図である。図において、シールドケース複合体の一部を拡大して示している。 本発明の第2の実施の形態による電流センサに含まれるコアパーツを示す斜視図である。図において、上側シールドケース及び下側シールドケースは、圧入部材に圧入されている。 図24のコアパーツを示す上面図である。 図25のコアパーツをH-H線に沿って示す断面図である。図において、コアパーツの一部を拡大して示している。 図25のコアパーツに含まれるシールドケース複合体を示す上面図である。 図27のシールドケース複合体をI-I線に沿って示す断面図である。 図28のシールドケース複合体を示す断面図である。図において、シールドケース複合体の一部を拡大して示している。 図28のシールドケース複合体を示す断面図である。図において、シールドケース複合体の一部を拡大して示している。 図27のシールドケース複合体を示す分解斜視図である。 図31のシールドケース複合体に含まれる圧入部材を示す斜視図である。 図32の圧入部材を示す別の斜視図である。 特許文献1の電流センサを示す上面図である。 図34の電流センサに含まれる基板及びホール素子を示す上面図である。
 本発明については多様な変形や様々な形態にて実現することが可能であるが、その一例として、図面に示すような特定の実施の形態について、以下に詳細に説明する。図面及び実施の形態は、本発明をここに開示した特定の形態に限定するものではなく、添付の請求の範囲に明示されている範囲内においてなされる全ての変形例、均等物、代替例をその対象に含むものとする。
(第1の実施形態)
 図7及び図17から理解されるように、本発明の第1の実施の形態による電流センサ100は、上側シールドケース200と、下側シールドケース300と、圧入部材500と、内側部材600と、基板700と、ハウジング750と、ケース800と、バスバー820とを備えている。ここで、上側シールドケース200と、下側シールドケース300と、圧入部材500とは、シールドケース複合体580を構成している。
 図17を参照して、本実施の形態の上側シールドケース200は、金属製である。上側シールドケース200は、内側に開口212を有する上面210と、上面210の外縁から上下方向において下方に延びる上側外周部220と、上側内周部(内周部)230と、上側連通部240とを有している。本実施の形態において、上下方向はZ方向である。ここで、上方は+Z方向であり、下方は-Z方向である。なお、本発明はこれに限定されず、上側シールドケース200は、上側内周部230を有さなくてもよい。即ち、上側シールドケース200は、内側に開口212を有する上面210と、上面210の外縁から上下方向において下方に延びる上側外周部220とを少なくとも有していればよい。図20に示されるように、上側シールドケース200は、上下方向に沿って見た場合、円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、上側シールドケース200の形状は特に限定されない。また、上側シールドケース200は、パーマロイ、ケイ素鋼、純鉄などの軟磁性材料を用いて作製することができる。
 図17を参照して、本実施の形態の上面210は、上下方向と直交している。上面210は、上下方向と平行な軸を有する円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、上面210の形状は特に限定されない。
 図17を参照して、本実施の形態の開口212は、上下方向と平行な軸を有する円形である。なお、本発明はこれに限定されず、開口212の形状は特に限定されない。上面210と開口212とは、同軸上に位置している。開口212は、上面210の軸の径方向内側に位置している。
 図17を参照して、本実施の形態の上側外周部220は、上面210の径方向外縁から上下方向における下方に延びている。
 図17を参照して、本実施の形態の上側内周部230は、上面210の径方向内縁から上下方向における下方に延びている。上側内周部230は、開口212の径方向外側に位置している。内周部230は、開口212から上下方向に沿って延びている。
 図17を参照して、本実施の形態の上側連通部240は、上側外周部220を上下方向と直交する径方向に貫通する開口である。上側外周部220は、上面210の軸の周方向において、上側連通部240により分断されている。即ち、上側外周部220は、上側連通部240により上面210の周方向における連続性が断たれている。
 図17を参照して、本実施の形態の下側シールドケース300は、金属製である。下側シールドケース300は、内側に開口312を有する下面310と、下面310の外縁から上下方向において上方に延びる下側外周部320と、下側内周部(内周部)330と、下側連通部340とを有している。なお、本発明はこれに限定されず、下側シールドケース300は、下側内周部330を有さなくてもよい。即ち、下側シールドケース300は、内側に開口312を有する下面310と、下面310の外縁から上下方向において上方に延びる下側外周部320とを少なくとも有していればよい。図15に示されるように、下側シールドケース300は、上下方向に沿って見た場合、円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、下側シールドケース300の形状は特に限定されない。また、下側シールドケース300は、パーマロイ、ケイ素鋼、純鉄などの軟磁性材料を用いて作製することができる。
 図17を参照して、本実施の形態の下面310は、上下方向と直交している。下面310は、上下方向と平行な軸を有する円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、下面310の形状は特に限定されない。
 図17を参照して、本実施の形態の開口312は、上下方向と平行な軸を有する円形である。なお、本発明はこれに限定されず、開口312の形状は特に限定されない。下面310と開口312とは、同軸上に位置している。開口312は、下面310の軸の径方向内側に位置している。
 図17を参照して、本実施の形態の下側外周部320は、下面310の径方向外縁から上下方向における上方に延びている。
 図17を参照して、本実施の形態の下側内周部330は、下面310の径方向内縁から上下方向における上方に延びている。下側内周部330は、開口312の径方向外側に位置している。内周部330は、開口312から上下方向に沿って延びている。
 図17を参照して、本実施の形態の下側連通部340は、下側外周部320を径方向に貫通する開口である。下側外周部320は、下面310の軸の周方向において、下側連通部340により分断されている。即ち、下側外周部320は、下側連通部340により下面310の周方向における連続性が断たれている。
 上述のように、上側シールドケース200は、開口212から上下方向に沿って延びる内周部230を有しており、下側シールドケース300は、開口312から上下方向に沿って延びる内周部330を有していたが、本発明はこれ限定されない。即ち、上側シールドケース200及び下側シールドケース300の少なくとも一方が、上側シールドケース200及び下側シールドケース300の上記少なくとも一方の開口212,312から上下方向に沿って延びる内周部230,330を有していればよい。
 図21に示されるように、上側シールドケース200と下側シールドケース300とは、収容部400を構成している。収容部400は、上下方向と平行な軸を有するリング状の空間である。
 図22を参照して、本実施の形態の圧入部材500は、樹脂製である。圧入部材500は、上側シールドケース200に圧入されている。また、圧入部材500は、下側シールドケース300に圧入されている。圧入部材500は、主部510を有している。
 図17に示されるように、本実施の形態の主部510は、上下方向に延びる円筒形状を有している。図17、図19及び図22を参照して、主部510は、弾性を有しており、上下方向と直交する径方向内側に撓むことが可能となっている。即ち、主部510は弾性を有していることから、径方向内側に撓ませても元の状態に復帰するようになっている。換言すれば、主部510は、径方向の外力に対して復元力を有している。
 図13に示されるように、主部510は、上下方向と直交する水平面内において外側に向かって上側外周部220と下側外周部320の両方を押圧して上側シールドケース200と下側シールドケース300とを一体的に固定している。即ち、主部510は、上記復元力を利用して、上側シールドケース200と下側シールドケース300とを一体的に固定している。上側シールドケース200及び下側シールドケース300は、圧入部材500を介して一体的に固定されている。これにより、本実施の形態の電流センサ100は、ウレタン樹脂等によるポッティングが不要となっている。本実施の形態において、水平面はXY平面である。本実施の形態の電流センサ100において、上側シールドケース200と下側シールドケース300とを圧入部材500を介して一体的に固定したとき、上側シールドケース200の上側内周部230と下側シールドケース300の下側内周部330との間には、ショートリングとならないように、全周に渡ってギャップが形成されている。なお、上側内周部230と下側内周部330との間にギャップを形成する代わりに、上側シールドケース200の上側外周部220と下側シールドケース300の下側外周部320との間にギャップを形成してもよい。
 図17に示されるように、主部510には、複数の上側スリット512と、複数の下側スリット514とが形成されている。これにより、主部510の径方向内側への撓みがより大きくなり、圧入部材500の上側シールドケース200及び下側シールドケース300への圧入が容易となる。
 図17に示されるように、本実施の形態の上側スリット512は、主部510の上端から上下方向における下方に向かって延びている。なお、上側スリット512は、主部510の下端には達していない。
 図17に示されるように、本実施の形態の下側スリット514は、主部510の下端から上下方向における上方に向かって延びている。なお、下側スリット514は、主部510の上端には達していない。
 図17に示されるように、上側スリット512と下側スリット514とは、主部510の周方向において交互に並んでいる。上述のように、上側スリット512は、主部510の下端には達しておらず、下側スリット514は、主部510の上端には達していないことから、主部510は、上側スリット512及び下側スリット514によって周方向において分断されていない。
 図22に示されるように、主部510は、上側ガイド部515と、下側ガイド部517と、圧入部518とを有している。
 図22に示されるように、本実施の形態の上側ガイド部515は、上下方向において圧入部518の上方に位置している。上側ガイド部515の上端5152は、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面よりも小さいサイズS1を有している。即ち、水平面内において、上側ガイド部515の上端5152のサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUよりも小さい。
 図22に示されるように、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515の上端5152は、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面よりも小さいサイズS1を有している。即ち、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、上側ガイド部515の上端5152のサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUよりも小さい。圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515の上端5152は、径方向において上側外周部220の内面と接触していない。なお、本発明はこれに限定されず、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515の上端5152は、径方向において上側外周部220の内面と接触していてもよい。即ち、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515の上端5152は、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面と同じサイズS1を有していてもよい。換言すれば、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、上側ガイド部515の上端5152のサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUと同じであってもよい。
 図22に示されるように、本実施の形態の下側ガイド部517は、上下方向において圧入部518の下方に位置している。下側ガイド部517の下端5172は、水平面内において、下側シールドケース300の下側外周部320の内面よりも小さいサイズS2を有している。即ち、水平面内において、下側ガイド部517の下端5172のサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLよりも小さい。
 図22に示されるように、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517の下端5172は、水平面内において、下側シールドケース300の下側外周部320の内面よりも小さいサイズS2を有している。即ち、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、下側ガイド部517の下端5172のサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLよりも小さい。圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517の下端5172は、径方向において下側外周部320の内面と接触していない。なお、本発明はこれに限定されず、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517の下端5172は、径方向において下側外周部320の内面と接触していてもよい。即ち、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517の下端5172は、水平面内において、下側シールドケース300の下側外周部320の内面と同じサイズS2を有していてもよい。換言すれば、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、下側ガイド部517の下端5172のサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLと同じであってもよい。
 図22に示されるように、本実施の形態の圧入部518は、上下方向において上側ガイド部515と下側ガイド部517との間に位置している。圧入部518は、上側外周部220の内側に圧入されている。圧入部518は、下側外周部320の内側に圧入されている。圧入部518は、径方向において上側外周部220の内面と接触している。圧入部518は、径方向において下側外周部320の内面と接触している。
 図22に示されるように、圧入部518は、水平面内において、上側ガイド部515の上端5152よりも大きなサイズSPを有している。即ち、水平面内において、圧入部518のサイズSPは、上側ガイド部515の上端5152のサイズS1よりも大きい。また、圧入部518は、水平面内において、下側ガイド部517の下端5172よりも大きなサイズSPを有している。即ち、水平面内において、圧入部518のサイズSPは、下側ガイド部517の下端5172のサイズS2よりも大きい。
 図17及び図22を参照して、圧入部材500が上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入されていない状態において、圧入部518は、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSU及び下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLの何れよりも大きなサイズを有している。これにより、圧入部材500の上側シールドケース200及び下側シールドケース300への圧入が容易となっている。
 図19に示されるように、主部510には、引き出し部519が設けられている。
 図19に示されるように、本実施の形態の引き出し部519は、上下方向と直交する径方向において主部510を貫通する孔である。また、引き出し部519は、主部510の上端から下方に向かう溝でもある。引き出し部519は、径方向において上側ガイド部515を貫通する孔である。引き出し部519は、上下方向と直交する前後方向において主部510を貫通する孔である。即ち、引き出し部519は、前後方向において上側ガイド部515を貫通する孔である。本実施の形態において、前後方向は、X方向である。ここで、前方を+X方向とし、後方を-X方向とする。
 図19に示されるように、圧入部材500は、端子台部520と、連結部530とを更に有している。
 図18に示されるように、本実施の形態の端子台部520は、水平面内において上側シールドケース200及び下側シールドケース300のいずれよりも外側に位置している。図17に示されるように、端子台部520は、主部510の径方向外側に位置している。より詳しくは、端子台部520は、主部510の前後方向における前方に位置している。端子台部520は、複数の端子522を有している。
 図18を参照して、本実施の形態の端子522の夫々は金属製であり、端子台部520を上下方向に貫通している。
 図19に示されるように、本実施の形態の連結部530は、主部510と端子台部520とを連結している。連結部530は、主部510と端子台部520とを前後方向において連結している。図15及び図19に示されるように、連結部530は、2つの補強部532と、位置決め部534とを有している。
 図20に示されるように、本実施の形態の補強部532は、上下方向及び前後方向と直交する左右方向において、引き出し部519の両側に夫々位置している。本実施の形態において、左右方向はY方向である。ここで、右方を+Y方向、左方を-Y方向とする。補強部532の夫々は、第1壁部5322と、第2壁部5324とを有している。
 図20に示されるように、本実施の形態の第1壁部5322は、引き出し部519から水平面内において外側に延びている。より詳しくは、第1壁部5322は、引き出し部519から前後方向において前方に延びている。第1壁部5322は、上下方向に延びる平板形状を有している。第1壁部5322は、左右方向と直交している。図17及び図20を参照して、2つの補強部532の第1壁部5322は、上側シールドケース200の上側連通部240の周方向内側に位置している。
 図20に示されるように、補強部532の一方の第2壁部5324は、補強部532の残りの一方から離れるように第1壁部5322から延びている。また、補強部532の上記残りの一方の第2壁部5324は、補強部532の上記一方から離れるように第1壁部5322から延びている。即ち、右方の補強部532の第2壁部5324は、左方の補強部532から離れるように第1壁部5322から延びており、左方の補強部532の第2壁部5324は、右方の補強部532から離れるように第1壁部5322から延びている。より具体的には、右方の補強部532の第2壁部5324は、第1壁部5322から右方に延びており、左方の補強部532の第2壁部5324は、第1壁部5322から左方に延びている。第2壁部5324は、上下方向に延びる平板形状を有している。第2壁部5324は、前後方向と直交している。即ち、第2壁部5324は、第1壁部5322の延びる方向と直交している。これにより、連結部530の折れや変形が抑制されている。図17及び図20を参照して、第2壁部5324は、上側シールドケース200の上側連通部240の周方向外側に位置している。第2壁部5324は、上側シールドケース200の径方向外側に位置している。より詳しくは、第2壁部5324は、上側シールドケース200の上側連通部240の径方向外側に位置している。第2壁部5324は、上側シールドケース200の上側連通部240の左右方向における外側に位置している。第1壁部5322と第2壁部5324との連結部分の周方向の内面は、角が丸められている。
 図15及び図19から理解されるように、本実施の形態の位置決め部534は、上下方向において補強部532の下方に位置している。図15及び図17を参照して、位置決め部534は、下側シールドケース300の下側連通部340の周方向内側に位置している。位置決め部534の下端部分は、主部510の径方向における外面を越えて径方向内側に延びている。これにより、位置決め部534の折れ曲がりが抑制されている。
 図11に示されるように、本実施の形態の内側部材600は、収容部400内において主部510と内周部230,330との間に配置されている。内側部材600は、収容部400内において主部510と上側内周部230との間に配置されている。内側部材600は、収容部400内において主部510と下側内周部330との間に配置されている。図17を参照して、内側部材600は、上下方向に沿って見た場合、円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、内側部材600の形状は特に限定されない。再び図11に示されるように、本実施の電流センサ100において、内側部材600は、圧入部材500と接触しないように構成されている。なお、本発明はこれに限定されず、内側部材600は、圧入部材500と接触していてもよい。内側部材600は、コイル610と、磁気コア620と、コアケース630と、コアスポンジ640とを備えている。
 図11を参照して、本実施の形態のコイル610は、コアケース630に巻回されている。図10及び図20から理解されるように、コイル610の端部612は、引き出し部519を介して外部に引き出されている。ここで、上述のように、第1壁部5322と第2壁部5324との連結部分の周方向の内面は角が丸められていることから、引き出し部519を介して外部に引き出されたコイル610の端部612が第1壁部5322と第2壁部5324との連結部分に接触してもコイル610が断線することはない。端部612は、端子台部520の端子522に接続されている。
 図11を参照して、本実施の形態の磁気コア620は、トロイダルコアである。即ち、内側部材600は、磁気コア620としてトロイダルコア620を備えている。なお、本発明はこれに限定されず、磁気コア620は、トロイダルコア以外のコアであってもよい。
 図11に示されるように、本実施の形態のコアケース630は、磁気コア620を収容している。コアケース630は、上側コアケース632と、下側コアケース634とで構成されている。上側コアケース632は、上下方向において下側コアケース634の上方に位置している。
 図11を参照して、本実施の形態のコアスポンジ640は、樹脂製である。コアスポンジ640は、上下方向において上側コアケース632と磁気コア620との間に位置している。即ち、磁気コア620は、コアスポンジ640を介して上側コアケース632と間接的に接触している。これにより、コアケース630内において磁気コア620のがたつきが防止されている。
 図17に示されるように、電流センサ100は、スポンジ642を更に備えている。
 図17を参照して、本実施の形態のスポンジ642は、樹脂製である。図11に示されるように、本実施の形態のスポンジ642は、収容部400内において、内側部材600の上方に配置されている。なお、本発明はこれに限定されず、スポンジ642は、収容部400内において、内側部材600の少なくとも上下の一方に配置されていればよい。スポンジ642は、上下方向において上側シールドケース200と内側部材600との間に位置している。内側部材600は、スポンジ642を介して上側シールドケース200と間接的に接触している。これにより、収容部400内において内側部材600のがたつきが防止されている。
 図17を参照して、上側シールドケース200と、下側シールドケース300と、圧入部材500と、内側部材600と、スポンジ642とは、コアパーツ645を構成している。
 図7に示されるように、本実施の形態の基板700は、複数の端子接続部710と、複数のピン接続部720とを有している。端子接続部710とピン接続部720とは、基板700上の配線(図示せず)を介して接続されている。端子接続部710は、端子台部520の端子522に接続されている。
 図5及び図7を参照して、本実施の形態のハウジング750は、樹脂製であり、コアパーツ645及び基板700を収容している。ハウジング750は、複数のピン752を有している。ピン752は、基板700のピン接続部720に接続されている。ピン752の下端は電流センサ100の外部に露出している。
 上述のように、コイル610の端部612は、端子台部520の端子522に接続されており、端子台部520の端子522は基板700の端子接続部710に接続されており、端子接続部710とピン接続部720とは配線で接続されており、基板700のピン接続部720はハウジング750のピン752に接続されている。これにより、コイル610の端部612は、端子522、基板700及びピン752を介して、電流センサ100の外部と電気的に接続可能となっている。
 図5及び図7を参照して、本実施の形態のケース800は、樹脂製であり、ハウジング750の外側に位置している。ケース800は、ハウジング750を部分的に覆っている。
 図1及び図7を参照して、本実施の形態のバスバー820は、金属製であり、ケース800に取り付けられている。
 図7に示されるように、電流センサ100は、ケーススポンジ650を更に備えている。
 図7を参照して、本実施の形態のケーススポンジ650は、樹脂製である。ケーススポンジ650は、ケース800とコアパーツ645との間に位置している。これにより、ケース800内においてコアパーツ645のがたつきが防止されている。
(コアパーツの製造方法)
 コアパーツ645の製造方法の一例を以下に詳述する。
 まず、圧入部材500の主部510を下側シールドケース300に上方から挿入し、図19の状態とする。このとき、圧入部518は、下側シールドケース300の上端と径方向において接触している。即ち、このとき、圧入部材500の主部510は、下側シールドケース300に圧入されている。
 上述のように、水平面内において、下側ガイド部517の下端5172のサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLよりも小さく、また、圧入部518のサイズSPは、下側ガイド部517の下端5172のサイズS2よりも大きくなっている。これにより、圧入部材500の主部510を下側シールドケース300に挿入する際に、主部510の下側ガイド部517の下端5172を下側シールドケース300に挿入する初期の段階では、主部510は下側シールドケース300に対してストレスなく挿入され、上下方向において主部510の圧入部518が下側シールドケース300の上端付近の位置に達した際には圧入部518が下側シールドケース300の上端付近を径方向外側に押圧することとなる。
 次に、内側部材600を主部510の径方法内側に上方から挿入する。この際、コイル610の端部612は、圧入部材500の引き出し部519を介して外部に引き出しておく。その後、内側部材600の上部にスポンジ642を配置する。
 この状態で、上側シールドケース200を圧入部材500の主部510に上方から挿入し、図7の状態とする。このとき、圧入部518は、上側シールドケース200の下端と径方向において接触している。即ち、このとき、圧入部材500の主部510は、上側シールドケース200に圧入されている。この状態において、上側シールドケース200及び下側シールドケース300は、圧入部材500を介して一体的に固定される。
 上述のように、水平面内において、上側ガイド部515の上端5152のサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUよりも小さく、また、圧入部518のサイズSPは、上側ガイド部515の上端5152のサイズS1よりも大きくなっている。これにより、上側シールドケース200を圧入部材500の主部510に挿入する際に、主部510の上側ガイド部515の上端5152が上側シールドケース200に挿入される初期の段階では、上側シールドケース200は主部510に対してストレスなく挿入され、上下方向において主部510の圧入部518が上側シールドケース200の下端付近の位置に達した際には圧入部518が上側シールドケース200の下端付近を径方向外側に押圧することとなる。
(第2の実施形態)
 図7及び図31を参照して、本発明の第2の実施の形態による電流センサ(図示せず)は、上側シールドケース200と、下側シールドケース300と、圧入部材500Aと、内側部材600Aと、基板700と、ハウジング750と、ケース800と、バスバー820とを備えている。ここで、上側シールドケース200と、下側シールドケース300と、圧入部材500Aとは、シールドケース複合体580Aを構成している。ここで、本実施の形態の電流センサは、上述した第1の実施の形態の電流センサ100(図1及び図7参照)と同様な構成を備えている。そのため、図24から図33までに示される構成要素のうち、第1の実施の形態と同様の構成要素に対しては同一の参照符号を付すこととする。また、本実施の形態における方位及び方向は、第1の実施の形態のものと同じ表現を以下において使用する。
 図31を参照して、本実施の形態の上側シールドケース200は、金属製である。上側シールドケース200は、内側に開口212を有する上面210と、上面210の外縁から上下方向において下方に延びる上側外周部220と、上側内周部(内周部)230と、上側連通部240とを有している。なお、本発明はこれに限定されず、上側シールドケース200は、上側内周部230を有さなくてもよい。即ち、上側シールドケース200は、内側に開口212を有する上面210と、上面210の外縁から上下方向において下方に延びる上側外周部220とを少なくとも有していればよい。図25に示されるように、上側シールドケース200は、上下方向に沿って見た場合、円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、上側シールドケース200の形状は特に限定されない。また、上側シールドケース200は、パーマロイ、ケイ素鋼、純鉄などの軟磁性材料を用いて作製することができる。
 図25を参照して、本実施の形態の上面210は、上下方向と直交している。上面210は、上下方向と平行な軸を有する円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、上面210の形状は特に限定されない。
 図25を参照して、本実施の形態の開口212は、上下方向と平行な軸を有する円形である。なお、本発明はこれに限定されず、開口212の形状は特に限定されない。上面210と開口212とは、同軸上に位置している。開口212は、上面210の軸の径方向内側に位置している。
 図31を参照して、本実施の形態の上側外周部220は、上面210の径方向外縁から上下方向における下方に延びている。
 図31を参照して、本実施の形態の上側内周部230は、上面210の径方向内縁から上下方向における下方に延びている。上側内周部230は、開口212の径方向外側に位置している。内周部230は、開口212から上下方向に沿って延びている。
 図31を参照して、本実施の形態の上側連通部240は、上側外周部220を上下方向と直交する径方向に貫通する開口である。上側外周部220は、上面210の軸の周方向において、上側連通部240により分断されている。即ち、上側外周部220は、上側連通部240により上面210の周方向における連続性が断たれている。
 図31を参照して、本実施の形態の下側シールドケース300は、金属製である。下側シールドケース300は、内側に開口312を有する下面310と、下面310の外縁から上下方向において上方に延びる下側外周部320と、下側内周部(内周部)330と、下側連通部340とを有している。なお、本発明はこれに限定されず、下側シールドケース300は、下側内周部330を有さなくてもよい。即ち、下側シールドケース300は、内側に開口312を有する下面310と、下面310の外縁から上下方向において上方に延びる下側外周部320とを少なくとも有していればよい。下側シールドケース300は、上下方向に沿って見た場合、円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、下側シールドケース300の形状は特に限定されない。また、下側シールドケース300は、パーマロイ、ケイ素鋼、純鉄などの軟磁性材料を用いて作製することができる。
 図31を参照して、本実施の形態の下面310は、上下方向と直交している。下面310は、上下方向と平行な軸を有する円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、下面310の形状は特に限定されない。
 図31を参照して、本実施の形態の開口312は、上下方向と平行な軸を有する円形である。なお、本発明はこれに限定されず、開口312の形状は特に限定されない。下面310と開口312とは、同軸上に位置している。開口312は、下面310の軸の径方向内側に位置している。
 図31を参照して、本実施の形態の下側外周部320は、下面310の径方向外縁から上下方向における上方に延びている。
 図31を参照して、本実施の形態の下側内周部330は、下面310の径方向内縁から上下方向における上方に延びている。下側内周部330は、開口312の径方向外側に位置している。内周部330は、開口312から上下方向に沿って延びている。
 図31を参照して、本実施の形態の下側連通部340は、下側外周部320を径方向に貫通する開口である。下側外周部320は、下面310の軸の周方向において、下側連通部340により分断されている。即ち、下側外周部320は、下側連通部340により下面310の周方向における連続性が断たれている。
 上述のように、上側シールドケース200は、開口212から上下方向に沿って延びる内周部230を有しており、下側シールドケース300は、開口312から上下方向に沿って延びる内周部330を有していたが、本発明はこれ限定されない。即ち、上側シールドケース200及び下側シールドケース300の少なくとも一方が、上側シールドケース200及び下側シールドケース300の上記少なくとも一方の開口212,312から上下方向に沿って延びる内周部230,330を有していればよい。
 図29に示されるように、上側シールドケース200と下側シールドケース300とは、収容部400を構成している。収容部400は、上下方向と平行な軸を有するリング状の空間である。
 図30を参照して、本実施の形態の圧入部材500Aは、樹脂製である。圧入部材500Aは、上側シールドケース200に圧入されている。また、図29に示されるように、圧入部材500Aは、下側シールドケース300に圧入されている。圧入部材500Aは、主部510Aを有している。
 図32に示されるように、本実施の形態の主部510Aは、上下方向に延びる円筒形状を有している。主部510Aは、弾性を有しており、上下方向と直交する径方向内側に撓むことが可能となっている。即ち、主部510Aは弾性を有していることから、径方向内側に撓ませても元の状態に復帰するようになっている。換言すれば、主部510Aは、径方向の外力に対して復元力を有している。
 図29及び図30に示されるように、主部510Aは、上下方向と直交する水平面内において外側に向かって上側外周部220と下側外周部320の両方を押圧して上側シールドケース200と下側シールドケース300とを一体的に固定している。即ち、主部510Aは、上記復元力を利用して、上側シールドケース200と下側シールドケース300とを一体的に固定している。上側シールドケース200及び下側シールドケース300は、圧入部材500Aを介して一体的に固定されている。これにより、本実施の形態の電流センサは、ウレタン樹脂等によるポッティングが不要となっている。本実施の形態の電流センサにおいて、上側シールドケース200と下側シールドケース300とを圧入部材500Aを介して一体的に固定したとき、上側シールドケース200の上側内周部230と下側シールドケース300の下側内周部330との間には、ショートリングとならないように、全周に渡ってギャップが形成されている。なお、上側内周部230と下側内周部330との間にギャップを形成する代わりに、上側シールドケース200の上側外周部220と下側シールドケース300の下側外周部320との間にギャップを形成してもよい。
 図32及び図33に示されるように、第1の実施形態の主部510と異なり、本実施の形態の主部510Aには、スリットが形成されていない。なお、本発明はこれに限定されない。即ち、主部510Aにスリットが形成されていてもよい。
 図29及び図30に示されるように、主部510Aは、上側ガイド部515Aと、下側ガイド部517Aと、圧入部518Aとを有している。
 図28に示されるように、本実施の形態の上側ガイド部515Aは、上下方向において圧入部518Aの上方に位置している。上側ガイド部515Aの上端5152Aは、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面よりも小さいサイズS1を有している。即ち、水平面内において、上側ガイド部515Aの上端5152AのサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUよりも小さい。
 図28に示されるように、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515Aの上端5152Aは、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面よりも小さいサイズS1を有している。即ち、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、上側ガイド部515Aの上端5152AのサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUよりも小さい。圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515Aの上端5152Aは、径方向において上側外周部220の内面と接触していない。なお、本発明はこれに限定されず、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515Aの上端5152Aは、径方向において上側外周部220の内面と接触していてもよい。即ち、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側ガイド部515Aの上端5152Aは、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面と同じサイズS1を有していてもよい。換言すれば、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、上側ガイド部515Aの上端5152AのサイズS1は、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSUと同じであってもよい。
 図28に示されるように、本実施の形態の下側ガイド部517Aは、上下方向において圧入部518Aの下方に位置している。下側ガイド部517Aの下端5172Aは、水平面内において、下側シールドケース300の下側外周部320の内面よりも小さいサイズS2を有している。即ち、水平面内において、下側ガイド部517Aの下端5172AのサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLよりも小さい。
 図28に示されるように、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517Aの下端5172Aは、水平面内において、下側シールドケース300の下側外周部320の内面よりも小さいサイズS2を有している。即ち、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、下側ガイド部517Aの下端5172AのサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLよりも小さい。圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517Aの下端5172Aは、径方向において下側外周部320の内面と接触していない。なお、本発明はこれに限定されず、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517Aの下端5172Aは、径方向において下側外周部320の内面と接触していてもよい。即ち、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側ガイド部517Aの下端5172Aは、水平面内において、下側シールドケース300の下側外周部320の内面と同じサイズS2を有していてもよい。換言すれば、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、水平面内において、下側ガイド部517Aの下端5172AのサイズS2は、下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLと同じであってもよい。
 図28に示されるように、本実施の形態の圧入部518Aは、上下方向において上側ガイド部515Aと下側ガイド部517Aとの間に位置している。圧入部518Aは、上側外周部220の内側に圧入されている。圧入部518Aは、下側外周部320の内側に圧入されている。圧入部518Aは、径方向において上側外周部220の内面と接触している。圧入部518Aは、径方向において下側外周部320の内面と接触している。
 図28に示されるように、圧入部518Aは、水平面内において、上側ガイド部515Aの上端5152Aよりも大きなサイズSPを有している。即ち、水平面内において、圧入部518AのサイズSPは、上側ガイド部515Aの上端5152AのサイズS1よりも大きい。また、圧入部518Aは、水平面内において、下側ガイド部517Aの下端5172Aよりも大きなサイズSPを有している。即ち、水平面内において、圧入部518AのサイズSPは、下側ガイド部517Aの下端5172AのサイズS2よりも大きい。
 図28及び図31を参照して、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入されていない状態において、圧入部518Aは、水平面内において、上側シールドケース200の上側外周部220の内面のサイズSU及び下側シールドケース300の下側外周部320の内面のサイズSLの何れよりも大きなサイズを有している。これにより、圧入部材500Aの上側シールドケース200及び下側シールドケース300への圧入が容易となっている。
 図32及び図33に示されるように、本実施の形態の圧入部518Aは、複数の上側突出部5182と、複数の下側突出部5184とを有している。
 図33に示されるように、本実施の形態の上側突出部5182の夫々は、径方向外側に突出している。上側突出部5182は、主部510Aの径方向外端を規定している。上側突出部5182の夫々は、上下方向において下側突出部5184のいずれよりも上方に位置している。図30に示されるように、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側突出部5182は、径方向において、上側シールドケース200の上側外周部220に接触している。より詳しくは、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側突出部5182の夫々は、径方向において、上側シールドケース200の上側外周部220に内側から接触している。圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側突出部5182は、径方向において、上側シールドケース200の上側外周部220のみに接触している。即ち、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、上側突出部5182は、径方向において、下側シールドケース300の下側外周部320には接触していない。
 図33に示されるように、本実施の形態の下側突出部5184の夫々は、径方向外側に突出している。下側突出部5184は、主部510Aの径方向外端を規定している。下側突出部5184の夫々は、上下方向において上側突出部5182のいずれよりも下方に位置している。図29に示されるように、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側突出部5184は、径方向において、下側シールドケース300の下側外周部320に接触している。より詳しくは、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側突出部5184の夫々は、径方向において、下側シールドケース300の下側外周部320に内側から接触している。圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側突出部5184は、径方向において、下側シールドケース300の下側外周部320のみに接触している。即ち、圧入部材500Aが上側シールドケース200及び下側シールドケース300に圧入された状態において、下側突出部5184は、径方向において、上側シールドケース200の上側外周部220には接触していない。
 上述のように、本実施の形態の圧入部518Aは、複数の上側突出部5182と、複数の下側突出部5184とを有している。この構成により、本実施の形態の圧入部材500Aは、第1の実施形態の上側スリット512及び下側スリット514が形成された圧入部材500と比較して、強度が増大している。また、この構成により、本実施の形態の圧入部材500Aは、第1の実施形態の上側スリット512及び下側スリット514が形成された圧入部材500と比較して、上側シールドケース200の上側外周部220及び下側シールドケース300の下側外周部320を押圧する力が更に大きくなっている。また、本実施の形態の圧入部材500Aは、第1の実施形態の上側スリット512及び下側スリット514が形成された圧入部材500と比較して、成型が容易となるため、部材コストの観点においても有利である。
 図32に示されるように、主部510Aには、引き出し部519Aが設けられている。
 図32に示されるように、本実施の形態の引き出し部519Aは、上下方向と直交する径方向において主部510Aを貫通する孔である。また、引き出し部519Aは、主部510Aの下端から上方に向かう溝でもある。引き出し部519Aは、径方向において下側ガイド部517Aを貫通する孔である。引き出し部519Aは、上下方向と直交する前後方向において主部510Aを貫通する孔である。即ち、引き出し部519Aは、前後方向において下側ガイド部517Aを貫通する孔である。
 図32に示されるように、圧入部材500Aは、端子台部520と、連結部530Aとを更に有している。ここで、本実施の形態の端子台部520は、第1の実施形態の端子台部520と同様の構成を備えている。よって詳細な説明を省略する。
 図32に示されるように、本実施の形態の連結部530Aは、主部510Aと端子台部520とを連結している。連結部530Aは、主部510Aと端子台部520とを前後方向において連結している。図32及び図33に示されるように、連結部530Aは、2つの補強部532Aと、位置決め部534Aとを有している。
 図32に示されるように、本実施の形態の補強部532Aは、上下方向及び前後方向と直交する左右方向において、引き出し部519Aの両側に夫々位置している。補強部532Aの夫々は、第1壁部5322Aと、第2壁部5324Aとを有している。
 図32に示されるように、本実施の形態の第1壁部5322Aは、引き出し部519Aから水平面内において外側に延びている。より詳しくは、第1壁部5322Aは、引き出し部519Aから前後方向において前方に延びている。第1壁部5322Aは、上下方向に延びる平板形状を有している。第1壁部5322Aは、左右方向と直交している。図31及び図32を参照して、2つの補強部532Aの第1壁部5322Aは、下側シールドケース300の下側連通部340の周方向内側に位置している。
 図32に示されるように、補強部532Aの一方の第2壁部5324Aは、補強部532Aの残りの一方から離れるように第1壁部5322Aから延びている。また、補強部532Aの上記残りの一方の第2壁部5324Aは、補強部532Aの上記一方から離れるように第1壁部5322Aから延びている。即ち、右方の補強部532Aの第2壁部5324Aは、左方の補強部532Aから離れるように第1壁部5322Aから延びており、左方の補強部532Aの第2壁部5324Aは、右方の補強部532Aから離れるように第1壁部5322Aから延びている。より具体的には、右方の補強部532Aの第2壁部5324Aは、第1壁部5322Aから右方に延びており、左方の補強部532Aの第2壁部5324Aは、第1壁部5322Aから左方に延びている。第2壁部5324Aは、上下方向に延びる平板形状を有している。第2壁部5324Aは、前後方向と直交している。即ち、第2壁部5324Aは、第1壁部5322Aの延びる方向と直交している。これにより、連結部530Aの折れや変形が抑制されている。図31及び図32を参照して、第2壁部5324Aは、下側シールドケース300の下側連通部340の周方向外側に位置している。第2壁部5324Aは、下側シールドケース300の径方向外側に位置している。より詳しくは、第2壁部5324Aは、下側シールドケース300の下側連通部340の径方向外側に位置している。第2壁部5324Aは、下側シールドケース300の下側連通部340の左右方向における外側に位置している。第1壁部5322Aと第2壁部5324Aとの連結部分の周方向の内面は、角が丸められている。
 図32及び図33から理解されるように、本実施の形態の位置決め部534Aは、上下方向において補強部532Aの上方に位置している。図27に示されるように、位置決め部534Aは、上側シールドケース200の上側連通部240の周方向内側に位置している。図33を参照して、位置決め部534Aの上端部分は、主部510Aの径方向における外面を越えて径方向内側に延びている。これにより、位置決め部534Aの折れ曲がりが抑制されている。
 図26に示されるように、本実施の形態の内側部材600Aは、収容部400内において主部510Aと内周部230,330との間に配置されている。内側部材600Aは、収容部400内において主部510Aと上側内周部230との間に配置されている。内側部材600Aは、収容部400内において主部510Aと下側内周部330との間に配置されている。図26を参照して、内側部材600Aは、上下方向に沿って見た場合、円環形状を有している。なお、本発明はこれに限定されず、内側部材600Aの形状は特に限定されない。図26に示されるように、本実施の電流センサにおいて、内側部材600Aは、圧入部材500Aと接触しないように構成されている。なお、本発明はこれに限定されず、内側部材600Aは、圧入部材500Aと接触していてもよい。内側部材600Aは、コイル610と、磁気コア620と、コアケース630と、緩衝材640Aとを備えている。本実施の形態のコイル610、磁気コア620及びコアケース630は、上述の第1の実施形態のコイル610、磁気コア620及びコアケース630と同様の構成を備えている。よって詳細な説明を省略する。
 図26を参照して、本実施の形態の緩衝材640Aは、シリコン製である。緩衝材640Aは、上下方向において下側コアケース634と磁気コア620との間に位置している。即ち、磁気コア620は、緩衝材640Aを介して下側コアケース634と間接的に接触している。なお、磁気コア620は、上側コアケース632と接触している。これにより、コアケース630内において磁気コア620のがたつきが防止されている。
 図26に示されるように、本実施の形態の電流センサは、接着部材642Aを更に備えている。
 図26を参照して、本実施の形態の接着部材642Aは、収容部400内において、内側部材600Aの下方に位置している。接着部材642Aは、上下方向において下側シールドケース300と内側部材600Aとの間に位置している。接着部材642Aは、内側部材600Aと下側シールドケース300とを接着している。これにより、収容部400内において内側部材600Aのがたつきが防止されている。なお、上側シールドケース200と内側部材600Aの間は空隙となっている。
 図26を参照して、上側シールドケース200と、下側シールドケース300と、圧入部材500Aと、内側部材600Aと、接着部材642Aとは、コアパーツ645Aを構成している。
 以上、本発明について実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。
 第1の実施形態において、圧入部材500の主部510には上下方向に延びる上側スリット512及び下側スリット514が設けられていたが、本発明はこれに限定されない。即ち、上側スリット512及び下側スリット514の代わりに、主部510を径方向に貫通する菱形の孔が設けられていてもよいし、上下方向に延びるスリットであって周方向において主部510を分断するスリットが設けられていてもよい。
 第1の実施形態の主部510には、引き出し部519が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、引き出し部519が設けられていなくてもよい。
 第1の実施形態の内側部材600は、磁気コア620を収容するコアケース630であってコイル610が巻回されたコアケース630を備えていたが、本発明はこれに限定されず、コアケース630を備えていなくてもよい。即ち、コイル610が磁気コア620に直接巻回されていてもよい。
 第1の実施形態の内側部材600は、コアスポンジ640を有していたが、本発明はこれに限定されない。即ち、内側部材600は、コアスポンジ640の代わりにグリース等の緩衝材を有していてもよい。
 第1の実施形態のコアパーツ645は、スポンジ642を有していたが、本発明はこれに限定されず、コアパーツ645は、スポンジ642を有しなくてもよい。なお、この場合、内側部材600は、下側シールドケース300に接着固定され、スポンジ642の代わりに空隙がある構成となる。特に、スポンジ642の反発力により上側シールドケース200が上方に押し上げられることが想定される場合、内側部材600を下側シールドケース300に接着固定し、内側部材600と上側シールドケース200との間を空隙とする構成が好ましい。
 第2の実施形態の主部510Aには、引き出し部519Aが設けられていたが、本発明はこれに限定されず、引き出し部519Aが設けられていなくてもよい。
 第2の実施形態の内側部材600Aは、磁気コア620を収容するコアケース630であってコイル610が巻回されたコアケース630を備えていたが、本発明はこれに限定されず、コアケース630を備えていなくてもよい。即ち、コイル610が磁気コア620に直接巻回されていてもよい。
 第2の実施形態の内側部材600Aにおいて、緩衝材640Aは、上下方向において下側コアケース634と磁気コア620との間に位置していたが、本発明はこれに限定されない。即ち、緩衝材640Aは、上下方向において上側コアケース632と磁気コア620との間に位置していてもよい。また、2つの緩衝材640Aを、上側コアケース632と磁気コア620との間及び下側コアケース634と磁気コア620との間の両方に配置してもよい。
 第2の実施形態のコアパーツ645Aにおいて、接着部材642Aは、収容部400内において、内側部材600Aの下方に位置していたが、本発明はこれに限定されない。即ち、接着部材642Aは、収容部400内において、内側部材600Aの上方に位置していてもよい。即ち、接着部材642Aは、上下方向において上側シールドケース200と内側部材600Aとの間に位置していてもよい。この場合、接着部材642Aは、内側部材600Aと上側シールドケース200とを接着していてもよい。また、この場合、内側部材600Aと下側シールドケース300の間に空隙があってもよい。
 なお、本発明において、ポッティングとは、ハウジング750やケース800内の収容スペースをウレタン等のポッティング樹脂で充填し、上側シールドケース200、下側シールドケース300、及び内側部材600,600Aを位置決め固定することを意味し、上側シールドケース200と内側部材600,600Aとの間や下側シールドケース300と内側部材600,600Aとの間を接着固定する等、コアパーツ645,645A内における部材の対向面およびその周囲のみを接着することとを意味しない。
 本発明は2020年10月26日に日本国特許庁に提出された日本特許出願第2020-178746号に基づいており、その内容は参照することにより本明細書の一部をなす。
 本発明の最良の実施の形態について説明したが、当業者には明らかなように、本発明の精神を逸脱しない範囲で実施の形態を変形することが可能であり、そのような実施の形態は本発明の範囲に属するものである。
 100            電流センサ
 200            上側シールドケース
 210            上面
 212            開口
 220            上側外周部
 230            上側内周部(内周部)
 240            上側連通部
 300            下側シールドケース
 310            下面
 312            開口
 320            下側外周部
 330            下側内周部(内周部)
 340            下側連通部
 400            収容部
 500,500A       圧入部材
 510,510A       主部
 512            上側スリット
 514            下側スリット
 515,515A       上側ガイド部
 5152,5152A     上端
 517,517A       下側ガイド部
 5172,5172A     下端
 518,518A       圧入部
 5182           上側突出部
 5184           下側突出部
 519,519A       引き出し部
 520            端子台部
 522            端子
 530,530A       連結部
 532,532A       補強部
 5322,5322A     第1壁部
 5324,5324A     第2壁部
 534,534A       位置決め部
 580,580A       シールドケース複合体
 600,600A       内側部材
 610            コイル
 612            端部
 620            磁気コア(トロイダルコア)
 630            コアケース
 632            上側コアケース
 634            下側コアケース
 640            コアスポンジ
 640A           緩衝材
 642            スポンジ
 642A           接着部材
 645,645A       コアパーツ
 650            ケーススポンジ
 700            基板
 710            端子接続部
 720            ピン接続部
 750            ハウジング
 752            ピン
 800            ケース
 820            バスバー
 S1             サイズ
 S2             サイズ
 SL             サイズ
 SP             サイズ
 SU             サイズ

Claims (10)

  1.  上側シールドケースと、下側シールドケースと、圧入部材と、内側部材とを備える電流センサであって、
     前記上側シールドケースは、上面と、上側外周部とを少なくとも有しており、
     前記上面は、内側に開口を有しており、
     前記上側外周部は、前記上面の外縁から上下方向において下方に延びており、
     前記下側シールドケースは、下面と、下側外周部とを少なくとも有しており、
     前記下面は、内側に開口を有しており、
     前記下側外周部は、前記下面の外縁から前記上下方向において上方に延びており、
     前記上側シールドケース及び前記下側シールドケースの少なくとも一方は、前記上側シールドケース及び前記下側シールドケースの前記少なくとも一方の前記開口から前記上下方向に沿って延びる内周部を有しており、
     前記上側シールドケースと前記下側シールドケースとは、収容部を構成しており、
     前記圧入部材は、主部を有しており、
     前記主部は、前記上下方向と直交する水平面内において外側に向かって前記上側外周部と前記下側外周部の両方を押圧して前記上側シールドケースと前記下側シールドケースとを一体的に固定し、
     前記内側部材は、コイルと、磁気コアとを備えており、
     前記内側部材は、前記収容部内において前記主部と前記内周部との間に配置されている
    電流センサ。
  2.  請求項1記載の電流センサであって、
     前記内側部材は、前記磁気コアとしてトロイダルコアを備えている
    電流センサ。
  3.  請求項2記載の電流センサであって、
     前記主部は、前記上下方向に延びる円筒形状を有しており、
     前記主部は、弾性を有しており、前記上下方向と直交する径方向内側に撓むことが可能である
    電流センサ。
  4.  請求項3記載の電流センサであって、
     前記主部には、複数の上側スリットと、複数の下側スリットとが形成されている
    電流センサ。
  5.  請求項4記載の電流センサであって、
     前記主部は、前記上下方向において上端及び下端を有しており、
     前記上側スリットは、前記主部の前記上端から前記上下方向における下方に向かって延びており、
     前記下側スリットは、前記主部の前記下端から前記上下方向における上方に向かって延びている
    電流センサ。
  6.  請求項4又は請求項5記載の電流センサであって、
     前記上側スリットと前記下側スリットとは、前記主部の周方向において交互に並んでいる
    電流センサ。
  7.  請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電流センサであって、
     前記主部は、上側ガイド部と、下側ガイド部と、圧入部とを有しており、
     前記圧入部は、前記上下方向において前記上側ガイド部と前記下側ガイド部との間に位置しており、
     前記上側ガイド部は、前記上下方向において上端を有しており、
     前記上側外周部は、内面を有しており、
     前記上側ガイド部の前記上端は、前記水平面内において、前記上側シールドケースの前記上側外周部の前記内面よりも小さいサイズを有しており、
     前記下側ガイド部は、前記上下方向において下端を有しており、
     前記下側外周部は、内面を有しており、
     前記下側ガイド部の前記下端は、前記水平面内において、前記下側シールドケースの前記下側外周部の前記内面よりも小さいサイズを有しており、
     前記圧入部は、前記水平面内において、前記上側ガイド部の前記上端よりも大きなサイズを有しており、
     前記圧入部は、前記水平面内において、前記下側ガイド部の前記下端よりも大きなサイズを有しており、
     前記圧入部は、前記上側外周部の内側に圧入されており、
     前記圧入部は、前記下側外周部の内側に圧入されている
    電流センサ。
  8.  請求項1から請求項7までのいずれかに記載の電流センサであって、
     前記圧入部材は、端子台部と、連結部とを更に有しており、
     前記端子台部は、前記水平面内において前記上側シールドケース及び前記下側シールドケースのいずれよりも外側に位置しており、
     前記連結部は、前記主部と前記端子台部とを連結している
    電流センサ。
  9.  請求項8記載の電流センサであって、
     前記連結部は、2つの補強部を有しており、
     前記主部には、引き出し部が設けられており、
     前記引き出し部は、前記上下方向と直交する径方向において前記主部を貫通する孔であり、
     前記コイルは、端部を有しており、
     前記コイルの前記端部は、前記引き出し部を介して外部に引き出されており、
     前記補強部の夫々は、第1壁部と、第2壁部とを有しており、
     前記第1壁部は、前記引き出し部から前記水平面内において外側に延びており、
     前記補強部の一方の前記第2壁部は、前記補強部の残りの一方から離れるように前記第1壁部から延びており、
     前記補強部の前記残りの一方の前記第2壁部は、前記補強部の前記一方から離れるように前記第1壁部から延びている
    電流センサ。
  10.  請求項1から請求項9までのいずれかに記載の電流センサであって、
     前記電流センサは、スポンジを更に備えており、
     前記スポンジは、前記収容部内において、前記内側部材の少なくとも上下の一方に配置されている
    電流センサ。
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