WO2021014483A1 - 電力制御装置および電力配分計画設定方法 - Google Patents

電力制御装置および電力配分計画設定方法 Download PDF

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Abstract

本願の電力制御装置(1)は、配電系統(800)をリーマン多様体とみなし、配電系統(800)内での電力損失を評価する関数(L)と、蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数(S)の和を示す評価関数(E)を最小化する電力配分計画(u0:tf、z0:tf)を生成する配分計画部(15)、および電力配分計画(u0:tf、z0:tf)と配分状態(ハットz)との間にずれが生じた際、電力配分計画と配分状態との距離が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて電力配分計画の調整値を生成する配分調整部(12)、を備えるように構成した。

Description

電力制御装置および電力配分計画設定方法
 本願は、電力制御装置および電力配分計画設定方法に関するものである。
 再生可能エネルギー等の普及に伴い、配電側にも電源を持つようになっている。そこで、再生可能エネルギーの発電量も含めて電力需要を予測し、コストが最小になるように、配電系統の能力に応じて需要予測値と供給計画値の差分を分配する電力系統の制御システムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、再生可能エネルギーの発電可能量、または電力需要の予測値は、必ずしも実際の発電可能量、または電力需要と一致せず、通常は誤差を持つ。したがって、事前に計算した配電量に基づき配電系統を制御したとしても、実際の配電系統に関して最適な制御とはならない。
 この問題に対し、あらかじめ発電可能量、または電力需要に関する変動幅を確率分布として表示し、電力供給コストをより現実的に見積もる手法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
国際公開第2014/115556号(段落0019~0061、図1~図7) 特開2012-34444号公報(段落0015~0036、図1~図6)
 しかしながら、見積もりが現実的であったとしても、確率分布の状態では、実際の配電量の制御に活かすことは困難であり、実態に応じた見積もりに基づく制御を行うことは困難であった。
 本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、実態に応じた見積もりに基づく制御を可能とする電力制御装置および電力配分計画設定方法を得ることを目的とする。
 本願に開示される電力制御装置は、蓄電池を含む配電系統をリーマン多様体とみなし、前記配電系統において予測される電力供給量と電力需要から、前記蓄電池の残量を並べたベクトルと前記配電系統での制御可能な量を並べたベクトルとを変数とする前記配電系統での電力損失を評価する関数と、前記蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数の和を示す評価関数を最小化する電力配分計画を生成する配分計画部、前記配電系統における実際の配分状態を取得する配分状態取得部、前記電力配分計画に基づいて前記配電系統での電力配分を制御する電力配分制御部、および前記電力配分計画と前記配分状態との間にずれが生じた際、前記電力配分計画と前記配分状態との距離が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて前記電力配分計画の調整値を生成する配分調整部、を備えたことを特徴とする。
 本願に開示される電力配分計画設定方法は、蓄電池を含む配電系統をリーマン多様体とみなし、前記配電系統において、電力供給量と電力需要を予測する予測ステップ、前記予測された電力供給量と電力需要から、前記蓄電池の残量を並べたベクトルと前記配電系統での制御可能な量を並べたベクトルとを変数とする前記配電系統での電力損失を評価する関数と、前記蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数の和を示す評価関数を最小化する電力配分計画を生成する電力配分計画生成ステップ、前記電力配分計画に基づいて前記配電系統での電力配分を制御する電力配分制御ステップ、前記配電系統における実際の配分状態を取得する配分状態取得ステップ、および前記電力配分計画と前記配分状態との間にずれが生じた際、前記電力配分計画と前記配分状態との距離が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて前記電力配分計画の調整値を生成する調整値生成ステップ、を含むことを特徴とする。
 本願に開示される電力制御装置あるいは電力配分計画設定方法によれば、予測と実態が一致しなかった場合でも、フィードバックが可能で、実態に応じた見積もりに基づく制御を可能とする。
実施の形態1にかかる電力制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 実施の形態1にかかる電力制御装置の対数変換部の動作、あるいは電力配分計画設定方法における第1の接ベクトルを算出する手順を示す模式図である。 実施の形態1にかかる電力制御装置の配分計画部の動作、あるいは電力配分計画設定方法における電力配分計画生成ステップを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる電力制御装置の対数変換部の動作、あるいは電力配分計画設定方法における対数変換ステップを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる電力制御装置の動作、あるいは電力配分計画設定方法を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる電力制御装置、あるいは電力配分計画設定方法の効果を説明するためのグラフ形式の図である。 実施の形態1にかかる電力制御装置の演算処理を実行する部分の構成例を示すブロック図である。
実施の形態1.
 図1~図7は、実施の形態1にかかる電力制御装置の構成と動作、および電力配分計画設定方法について説明するためのものであり、図1は電力制御装置の構成を説明するためのブロック図、図2は電力制御装置の対数変換部の動作、あるいは電力配分計画設定方法における第1の接ベクトルを算出する手順を示す模式図、図3は配分計画部の動作、あるいは電力配分計画設定方法における電力配分計画生成ステップを示すフローチャート、図4は配分調整部を構成する対数変換部の動作、あるいは電力配分計画設定方法における対数変換ステップを示すフローチャートである。
 また、図5は電力制御装置の全体動作、あるいは電力配分計画設定方法の全体動作を示すフローチャート、図6は電力制御装置、あるいは電力配分計画設定方法の効果を説明するための、状況変化が発生したときの、計画上の充電量の経時変化と、本実施の形態によるフィードバックを行った際の充電量の経時変化を示すグラフ形式の図である。さらに、図7は電力制御装置の演算処理を実行する部分の構成例を示すブロック図である。
 実施の形態1にかかる電力制御装置1は、図1に示すように、電力供給量を予測する供給予測部13、電力需要を予測する需要予測部14、供給予測部13と需要予測部14の予測に基づき、電力配分計画を生成する配分計画部15を備えている。そして、配電系統800の配分状態を取得する配分状態取得部16と、取得した配分状態と計算された電力配分計画とのずれを評価して、配分を調整する配分調整部12と、調整した配分により、配電系統800の電力配分を制御する電力配分制御部11とを備える。なお、配電系統800には、図示しない一つ以上の電力源と、負荷、および充放電を行う蓄電池が含まれているものとする。
 供給予測部13は、配電系統800に含まれる太陽光発電、風力発電、燃料電池等の電力源による電力供給量を予測し、予測供給量Qpを配分計画部15に出力する。また、需要予測部14は、配電系統800に含まれる負荷等の電力需要を予測し、予測需要量Dpを配分計画部15に出力する。また、配分状態取得部16は、配電系統800における実際の電力供給と電力需要の状態ハットztを取得し、配分調整部12に出力する。
 <配分計画部>
 配分計画部15は、供給予測部13から受信した予測供給量Qpと需要予測部14から受信した予測需要量Dpに基づき、最適な電力配分計画u、zとフィードバック係数Ht,νν、Ht,νzを算出する。電力配分計画u、zの算出には、蓄電池の残量を並べたベクトルx、配電系統800内での再生可能エネルギーでの発電量、融通される電力量等を並べたベクトルy、および蓄電池の充放電電力を含む電力制御装置1で制御可能な量を並べたベクトルである入力uを用いる。そして、ベクトルx、yをまとめたベクトルzを用い、目標充電量からのずれを表す関数と、電力ロス、コストロス等の経済的損失を表す関数の和として定義される、後述する評価関数Eを最小化する電力配分計画u、zを求める。そして、フィードバック係数Ht,νν、Ht,νzとともに、配分調整部12に出力する。
 <配分調整部>
 配分調整部12は、第1の接ベクトルdzを算出する対数変換部121と、第2の接ベクトルduを算出する制御入力計算部122と、フィードバック入力uを算出して、電力配分制御部11に出力する指数変換部123とを備えている。そして、配電系統800がなす多様体において、電力配分計画から配電系統800の状態に向けた接ベクトルdzを用いて接空間におけるフィードバック入力duを算出し、それを実際のフィードバック入力uに変換して、電力配分制御部11に出力する。
 <対数変換部>
 対数変換部121は、配分計画部15から出力された現在の電力配分計画u、zと、配分状態取得部16から出力された現在の状態ハットzから、対数写像の値である第1の接ベクトルdzを算出する。より具体的には、配電系統800がなす多様体において、現在の電力配分計画u、zから、現在の配電系統800の現在の状態であるハットzに向けた、第1の接ベクトルdzを算出し、制御入力計算部122に出力する。
 <制御入力計算部>
 制御入力計算部122は、対数変換部121から出力された第1の接ベクトルdzと、配分計画部15から出力されたフィードバック係数Ht,νν、Ht,νzから、接空間におけるフィードバック入力である第2の接ベクトルduを算出する。そして、算出した第2の接ベクトルduを指数変換部123に出力する。
 <指数変換部>
 指数変換部123は、第2の接ベクトルduを指数変換して、実際のフィードバック入力uを算出し、電力配分制御部11に出力する。以下、詳細に説明する。
 本実施の形態1にかかる電力制御装置1あるいは電力配分計画設定方法における電力配分問題は、評価関数E(式1)を最小化する入力ut:tfを求める問題として定式化される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 ただし、u0:tfとは、u,u,・・・,utf-1をまとめたものである。またx,y,uは、方程式xt+1=f(x,y,u)、等式制約h(x,y)=0、およびl(x,y,u)=0を満たす。
 ここで、xは1つまたは複数の蓄電池の残量を並べたベクトルである。また、yは太陽光、風力等の発電量、配電系統内で融通される電力等を並べたベクトルであってよい。入力uは蓄電池の充放電電力、発電機、あるいは上位電力系統からの受電量、買電量等、電力制御装置によって制御可能な量を並べたベクトルであってよい。関数Lは蓄電池の充放電損失、変換器の変換損失、電力あたりの買電価格等を表す関数であってよい。関数Sは蓄電池の目標充電量からのずれを表す関数であってよい。つまり、配電系統800内での電力損失あるいは買電価格等を表す関数Lの積分と、蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数Sとの和を示す評価関数Eを最小化する入力u0:tfを求めることになる。
 このとき、任意のxに対し、h(x,y)=0を満たすyは少なくとも局所的に一意に定まる。ここでx、yをまとめたベクトルをzとして、zとuからzt+1を与える写像をFとおく。評価関数Eの、時刻tからtまでの部分和をJ(z,ut:tf)とおくと、部分和は式(2)を満たす。
  Jt(zt,ut:tf)=L(zt,ut)+Jt+1(F(zt,ut),ut+1:tf) ・・・(2)
 ただし、Jtf(ztf)=S(ztf)である。そして、動的計画法を適用することで、式(3)が成り立つ。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 ここで、Q(z,u)を式(3b)のように定義する。ラグランジュ(Lagrange)の未定定数法より、l(z,u)=0を満たす範囲でQ(z,u)を最小にするuは、H(z,u,λ):=Q(z,u)+λΤl(z,u)を最小にするuによって求められる。入力uと変数λをまとめたベクトルをνとおき、H(z,ν)の2次までのテイラー(Taylor)展開をとると、式(4)であるから、これを最小にするdνは式(5)で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 ただし、i、jはνに関する添字、i´、j´は、zに関する添字である。
 関数V(z)は、H(z,ν)のνに関する最小値であるから、式(5)を式(4)に代入して、式(6)を得る。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 ここから、以下の関係式(式(7))を得る。
   ∇V=∇Ht-(∇iHt)(∇ijHt)(∇ij´Ht)
  ∇i´j´V=∇i´j´Ht-(∇i´jHt)(∇ijHt)(∇ij´Ht) ・・・(7)
 一方、式(8)の定義から、式群(9)および式群(10)を得る。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
 ただし、i、jはuに関する添字であり、i´´、j´´は、λに関する添字である。ここでFk´のyに関する微分は、関数h(x,y)が、yに関するヤコビ行列が正則であることから計算できる。以上の式を用いると、時刻t-1から再帰的にt=0までのH、Vの微分を求めることができる。
 さて、本願の実施の形態にかかる電力制御装置1あるいは電力配分計画設定方法における特徴は、ある入力u0:tfに対し、更新後の入力ハットu0:tfを式群(11)によって求める点にある。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000006
 ただし、Exputとは、等式制約h(z)=0、およびl(z,u)=0のなすリーマン多様体の、点uにおける指数写像であり、Logztは等式制約h(z)=0のなすリーマン多様体の、点zにおける対数写像である。
 まず、等式制約h(z)=0のなす多様体において、zの測地線方程式は、式(12)で与えられる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000007
 ただし、Δklhとは、Δklh=(δ)δij(δ)の逆行列であり、δijはユークリッド計量δijの逆行列である。この方程式の、初期条件z(0)=z、ドットz(0)=dzにおけるz(1)の値が、指数写像Expzt[dz]の値である。この値は公知の微分方程式の数値解法によって容易に計算することができる。
 ここで、h(z)=0のなすリーマン多様体上の非負かつ非退化な関数D(z,z´)で、少なくともz´の近傍でzに関するヘッシアン(Hessian)が正定値となるようなものを考える。本実施形態において、D(z,z´)はユークリッド距離の2乗としてもよい。このD(z,z´)を用いて対数写像Logztハットzを効率的に求めることができる。
 今、D(z,ハットz)をzの関数と考えると、D(z,ハットz)は、ハットzにおいて最小値0をとる凸関数である。従って、点zにおけるテイラー(Taylor)展開(式(13))に基づくD(z,ハットz)の最小化方向dz=-(∇ijD)∇Dは、Expzt[dz]がハットzとなるようなdzを近似する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000008
 ここで、r=Expzt[dz]において、再びD(z,ハットz)をテイラー展開し、その最小化方向dチェックz(r)を等式制約h(z)=0のなす多様体上の平行移動方程式(式(14))によって点zに引き戻すことで、新たな最小化方向dz+dチェックz(z)を構成することができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000009
 この操作を繰り返すことで、rは急速にハットzに近づき、ほぼ一致した時点での最小化方向が対数写像Logztハットzの値を与える。この手順を図式化した図2を用いて説明する。
 点zから距離関数D(z,ハットz)を最小化する方向へのベクトルがdzであり、dz方向への測地線の先がrである。rからD(z,ハットz)を最小化する方向へのベクトルがdチェックz(r)であり、これを測地線にそって点zに引き戻したベクトルがdチェックz(z)である。新たな最小化方向はdz+dチェックz(z)であり、その方向への測地線はrよりもハットzに近づくことがわかる。
 等式制約h(z)=0、およびl(z,u)=0のなすリーマン多様体の、点uにおける指数写像Exputは、zとuを新たにwとおくことで、式(12)と同様の測地線方程式が得られる。得られた測地線方程式のうち、ドットzに関する部分を、対数写像Logztを求めたときの測地線とすることで得られる。
 つぎに、図3のフローチャートを用いて、配分計画部15における電力配分計画u0:tf、z0:tfの生成手順について説明する。はじめに、初期状態x、y、および初期入力u0:tfを定める(ステップS201)。つづいて、zt+1=F(z,u)に従い、zとuからzt+1を計算する(ステップS202)。なお、ステップS202は、t=0からt-1まで繰り返される。
 次に、式(7)、(9)、(10)を用い、Vt+1の微分からHとVの微分を求める(ステップS203)。ステップS203は、t=t-1からt=0まで繰り返される。そして、式(15)に示す勾配のノルムを算出し、これが所定のしきい値αより小さいかどうかを判定する(ステップS204)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000010
 勾配のノルムが、しきい値αよりも小さいならば(「Yes」)、現在のu0:tfとz0:tf、およびHとVの微分(Ht,νν、Ht,νz)を電力配分計画、およびフィードバック係数として出力する(ステップS206)。一方、しきい値α以上であれば(「No」)、式群(11)に従い、指数写像と対数写像によって、新たな入力ハットu0:tf、および状態ハットz0:tfを計算し(ステップS205)、ステップS203の繰り返しに戻る。
 つぎに、図4のフローチャートを用いて、対数変換部121での第1の接ベクトルdzの計算手順(対数変換ステップ)を表す。配分計画部15が出力した時刻tでの電力配分計画u、zと配分状態取得部16から取得した現在の状態ハットzから、点(u,z)におけるD(z,ハットz)の最小化方向dzを計算する(ステップS301)。つづいて、点(u,z)から、dz方向への測地線を計算し、r=Expzt[dz]を求める(ステップS302)。
 そして、D(r,ハットz)のノルムが、所定のしきい値βより小さいかどうかを判定する(ステップS303)。D(r,ハットz)のノルムが、しきい値βよりも小さいならば(「Yes」)、dzを出力する(ステップS307)。一方、しきい値β以上であれば(「No」)、点rにおける最小化方向dチェックzを計算し(ステップS304)、平行移動方程式(式(14))にしたがい、dチェックzを点zまで平行移動する(ステップS305)。続いて、ステップS305によって得られた方向dチェックzをdzに足し合わせ、新たなdzとする(ステップS306)。
 制御入力計算部122は、配分計画部15が計算したフィードバック係数Ht,νν、Ht,νzから、式(16)により、接空間におけるフィードバック入力であるduを計算する。
  du=-[Ht,νν -1Ht,νz]udz ・・・(16)
 ここで、dzは、第1の接ベクトルに相当し、duは、第2の接ベクトルに相当する。 
 指数変換部123は、u=Exputduにより、接空間におけるフィードバック入力duから、実際のフィードバック入力uを計算し、電力配分制御部11は、計算されたフィードバック入力uに基づき、配電系統800における電力配分を制御する。
 上述した動作の全体、つまり電力配分計画設定方法について図5のフローチャートに基づき説明する。はじめに、供給予測部13による予測供給量Qpの生成、需要予測部14による予測需要量Dpの生成が行われ、配分計画部15に出力される(ステップS100)。
 配分計画部15は、予測供給量Qpと予測需要量Dpをもとに、上述したベクトルx、y、uを用いて、蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数と、配電系統800内での損失を示す関数の和として定義した評価関数Eを最小化する電力配分計画を求める。そして、写像Fによりu0:tf、z0:tf式(7)~(10)により、H、Vの微分を計算し、条件(||∇H||<α)を満たすことを前提として、それぞれ電力配分計画、フィードバック係数として出力する(ステップS110(ステップS201~S206))。
 このとき、電力配分計画は、配分調整部12の対数変換部121に出力され、フィードバック係数は、制御入力計算部122に出力される。なお、条件(||∇H||<α)を満たさない場合は、式群(11)を用いて、新たな入力と状態を算出し、条件を満たすまで再計算を行う。
 電力配分制御部11は、少なくとも電力配分計画が生成された直後は、生成された電力配分計画u0:tf、z0:tfに基づいて、配電系統800内の電力配分制御を実行する(ステップS120)。
 一方、配分状態取得部16は、配電系統800から現実の配分状態ハットzを取得し(ステップS130)、配分調整部12の対数変換部121に出力する。対数変換部121は、配分状態ハットztと電力配分計画u0:tf、z0:tfを受信すると、計画と実態(電力配分計画u0:tf、z0:tfと配分状態ハットz)が一致するか否かを判定(ステップS140)し、一致している場合(Yes)は、ステップS120へ戻る。一方、一致しなかった場合(No)は、電力配分計画の修正値であるフィードバック入力uを演算するため、現在の状態ハットztから、対数写像の値である第1の接ベクトルdzを算出し(ステップS150(ステップS301~S307))、制御入力計算部122に出力する。
 制御入力計算部122は、第1の接ベクトルdzと、配分計画部15からのフィードバック係数Ht,νν、Ht,νzを用い、接空間におけるフィードバック入力である第2の接ベクトルduを算出し(ステップS160)、指数変換部123に出力する。指数変換部123は、第2の接ベクトルduを指数変換して、実際のフィードバック入力uを算出し(ステップS170)、電力配分制御部11に出力し、ステップS120に戻る。
このような電力配分制御における効果について、図6を用いて説明する。図において、横軸は時刻であり、縦軸は蓄電池の充電量である。実線は配電計画時点における予測供給量と予測需要量に基づく最適な充放電曲線Pを表す。
 実際の電力供給量が計画を上回る等の理由により、早期に蓄電池を充電したほうが目的関数を減少させられる状況が発生したとする。例えば、これまでの手法によれば、そのような状況が発生した時点(時刻t)で、最終時刻までの蓄電池の充放電計画を再計算しなければならない。しかし、本願の実施の形態1および以降の実施の形態2にかかる電力制御装置1または電力配分計画設定方法では、オンラインでのフィードバック制御によって、充放電計画を再計算することなく、目的関数(評価関数E)を減少させるような充放電曲線M(破線)を実現できる。またその際、蓄電池に関する制約(充電量は0から1の間)が考慮される。
 ここで、配電系統800が蓄電池を含む場合、最適な配電量は蓄電池の将来にわたる充電状態を考慮して決定されるため、誤差の補正もまた蓄電池の将来にわたる充電状態を考慮したものでなければならない。それに対して、上述した配分調整部12を備えたことで、蓄電池を含む配電系統800において、発電量または電力需要の予測が実際の発電量または需要と一致しない場合においても、蓄電池の将来にわたる充電状態を考慮に入れたフィードバック制御が実現できる。つまり、本実施の形態にかかる電力制御装置1あるいは電力配分計画設定方法では、蓄電池の将来にわたる充電状態を考慮して、最適な配電量を決定するので、実態への適応性と制御性を両立させることができる。
 なお、本実施の形態に示す電力制御装置1は、オンラインの制御則が対数変換部121、制御入力計算部122、指数変換部123で構成されており、これらは微分方程式の初期値問題、およびその少数回の繰り返しと、単純な代数演算である。従って、最適化問題をオンラインで解く必要がなく、オンライン制御に適したものとなっている。
 そして、本実施の形態で例示する配分計画部15と、配分調整部12(対数変換部121、制御入力計算部122、指数変換部123)は、例えば計算機内のプログラムとして実現されてもよい。その際、各ステップが必要とする情報がそれ以前のステップにて計算される限りにおいて、計算順序の入れ替えは許容される。また、指数変換部123、および対数変換部121における計算は、かならずしも指数写像と対数写像に限らなくてもよく、接ベクトルと多様体上の点を相互に滑らかに変換する写像であれば許容される。
 その場合、配分計画部15と配分調整部12は、図7に示すように、プロセッサ101と記憶装置102を備えた一つのハードウェア10によって構成することが考えられる。記憶装置102は、図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ101は、記憶装置102から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ101にプログラムが入力される。また、プロセッサ101は、演算結果等のデータを記憶装置102の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
実施の形態2.
 本実施の形態2においては、電力配分問題が入力に関する不等式制約k(x,y,u)>0を含む場合の電力配分における計算方法について説明する。なお、本実施の形態2にかかる電力制御装置あるいは電力配分計画設定方法では、不等式制約k(x,y,u)>0を含むことにより、配分計画部と配分調整部で用いる計算式が異なる以外は、実施の形態1と同様である。そのため、実施の形態1で用いた図、あるいは同様部分の式については、援用し、同様部分の説明は繰り返さない。
 蓄電池の残量に関する不等式制約等は、蓄電池の充放電電力、または充放電電流が変数uに含まれる場合、容易に入力に関する不等式制約に変換できる。本実施の形態2において、不等式制約は等式制約k(x,y,u)-s=0、および不等式制約s>0に置き換えられる。ただしs>0とは、sの成分がすべて正であることを意味する。また、等式制約k(x,y,u)-s=0は、l(z,u,s)=0に含めて取り扱う。
 さて、s>0なるsのなす多様体は、k≧0とすると、計量gij(s)=k+(s-2を導入することで、リーマン多様体と考えることができる。組(z,ν,s)のなす多様体は、sのなす多様体と、ユークリッド空間の直積であり、これもまたリーマン多様体である。このリーマン多様体における、関数Hの微分は、ν=(u,λ,s)を入力だとみなして、式(17)と変わることを除き、実施の形態1と同様である。
  ∇ijHt=∂ijHtij kkHt ・・・(17)
 ただし、δijは、Hのν、νに関する2階の偏微分であり、Γij は、第2種クリストッフェル(Christoffel)記号である。ここでは、νがsである場合、Γii =-1/sであり、それ以外の添字の組み合わせに関してΓij =0である。本実施の形態2では、実施の形態1においては∇ij=δijであった点に対して異なる。また、w=(z,u,s)に関する測地線方程式については、ユークリッド計量δijが計量gijに置き換わることを除き、実施の形態1と同様である。
 なお、本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
 以上のように、各実施の形態にかかる電力制御装置1によれば、蓄電池を含む配電系統800をリーマン多様体とみなし、配電系統800内において予測される電力供給量(予測供給量Qp)と電力需要(予測需要量Dp)から、蓄電池の残量を並べたベクトルx(配電系統800内で融通される電力等を並べたベクトルyとまとめてベクトルz)と配電系統800内での制御可能な量を並べたベクトルuとを変数とする配電系統800内での電力損失を評価する関数Lと、蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数Sの和を示す評価関数E(式(1))を最小化する電力配分計画u0:tf、z0:tfを生成する配分計画部15、配電系統800内における実際の配分状態ハットzを取得する配分状態取得部16、電力配分計画u0:tf、z0:tfに基づいて配電系統800内での電力配分を制御する電力配分制御部11、および電力配分計画u0:tf、z0:tfと配分状態ハットzとの間にずれが生じた際、電力配分計画と配分状態との距離(例えば、D(z,ハットz))が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて電力配分計画の調整値(フィードバック入力u)を生成する配分調整部12、を備えるように構成したので、実態に応じた見積もりに基づく制御を可能とする。
 とくに、配分調整部12には、配分状態ハットzの対数写像の値である第1の接ベクトルdzを計算する対数変換部121、対数変換部121によって計算された第1の接ベクトルdzに係数(フィードバック係数Ht,νν、Ht,νz)を乗じ、接空間におけるフィードバック入力である第2の接ベクトルduを計算する制御入力計算部122、および制御入力計算部122によって計算された第2の接ベクトルduの指数写像の値である調整値(フィードバック入力u)を計算する指数変換部123、が設けられているように構成すれば、微分方程式の初期値問題、の小数回の繰り返しと単純な代数演算で調整値(フィードバック入力u)を算出し、容易にオンライン制御できる。
 また、各実施の形態にかかる電力配分計画設定方法によれば、蓄電池を含む配電系統800をリーマン多様体とみなし、配電系統800内において、電力供給量(予測供給量Qp)と電力需要(予測需要量Dp)を予測する予測ステップ(ステップS100)、予測供給量Qpと予測需要量Dpから、蓄電池の残量を並べたベクトルx(配電系統800内で融通される電力等を並べたベクトルyとまとめてベクトルz)と配電系統800内での制御可能な量を並べたベクトルuとを変数とする配電系統800内での電力損失を評価する関数Lと、蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数Sの和を示す評価関数E(式(1))を最小化する電力配分計画u0:tf、z0:tfを生成する電力配分計画生成ステップ(ステップS110(ステップS201~S206))、電力配分計画u0:tf、z0:tfに基づいて配電系統800内での電力配分を制御する電力配分制御ステップ(ステップS120)、配電系統800内における実際の配分状態ハットzを取得する配分状態取得ステップ(ステップS130)、および電力配分計画u0:tf、z0:tfと配分状態ハットzとの間にずれが生じた際、電力配分計画と配分状態との距離例えば、D(z,ハットz)が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて電力配分計画の調整値(フィードバック入力u)を生成する調整値生成ステップ(ステップS140~S170)、を含むように構成したので、実態に応じた見積もりに基づく制御を可能とする。
 1:電力制御装置、 11:電力配分制御部、 12:配分調整部、 13:供給予測部、 14:需要予測部、 15:配分計画部、 16:配分状態取得部、 121:対数変換部、 122:制御入力計算部、 123:指数変換部、 800:配電系統、 D(z,ハットz):距離、 Dp:予測需要量、 du:第2の接ベクトル、 dz:第1の接ベクトル、 Ht,νν,Ht,νz:フィードバック係数、 Qp:予測供給量、 u:フィードバック入力(調整値)、 x,y,z:ベクトル、 u0:tf,z0:tf:電力配分計画、 ハットz:配分状態。

Claims (3)

  1.  蓄電池を含む配電系統をリーマン多様体とみなし、前記配電系統において予測される電力供給量と電力需要から、前記蓄電池の残量を並べたベクトルと前記配電系統での制御可能な量を並べたベクトルとを変数とする前記配電系統での電力損失を評価する関数と、前記蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数の和を示す評価関数を最小化する電力配分計画を生成する配分計画部、
     前記配電系統における実際の配分状態を取得する配分状態取得部、
     前記電力配分計画に基づいて前記配電系統での電力配分を制御する電力配分制御部、および
     前記電力配分計画と前記配分状態との間にずれが生じた際、前記電力配分計画と前記配分状態との距離が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて前記電力配分計画の調整値を生成する配分調整部、
     を備えたことを特徴とする電力制御装置。
  2.  前記配分調整部には、
     前記配分状態の対数写像の値である第1の接ベクトルを計算する対数変換部、
     前記対数変換部によって計算された第1の接ベクトルに係数を乗じ、接空間におけるフィードバック入力である第2の接ベクトルを計算する制御入力計算部、および
     前記制御入力計算部によって計算された第2の接ベクトルの指数写像の値である前記調整値を計算する指数変換部、
     が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3.  蓄電池を含む配電系統をリーマン多様体とみなし、前記配電系統において、電力供給量と電力需要を予測する予測ステップ、
     前記予測された電力供給量と電力需要から、前記蓄電池の残量を並べたベクトルと前記配電系統での制御可能な量を並べたベクトルとを変数とする前記配電系統での電力損失を評価する関数と、前記蓄電池の目標充電量からのずれを示す関数の和を示す評価関数を最小化する電力配分計画を生成する電力配分計画生成ステップ、
     前記電力配分計画に基づいて前記配電系統での電力配分を制御する電力配分制御ステップ、
     前記配電系統における実際の配分状態を取得する配分状態取得ステップ、および
     前記電力配分計画と前記配分状態との間にずれが生じた際、前記電力配分計画と前記配分状態との距離が最小となるよう、接ベクトルと点を相互に滑らかに変換する写像を用いて前記電力配分計画の調整値を生成する調整値生成ステップ、
     を含むことを特徴とする電力配分計画設定方法。
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