WO2020166664A1 - 通行支援装置、基地局、車両、及び通行支援方法 - Google Patents

通行支援装置、基地局、車両、及び通行支援方法 Download PDF

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Abstract

通行支援装置は、道路の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な閉塞区間に向けて移動する複数の対象車両を特定する特定部と、前記複数の対象車両のそれぞれについて、車両現在位置を示す位置情報と車両属性を示す属性情報とを取得する取得部と、前記位置情報及び前記属性情報に基づいて、前記複数の対象車両の中から前記閉塞区間を優先的に通行させる優先車両を決定する決定部とを備える。

Description

通行支援装置、基地局、車両、及び通行支援方法
 本開示は、通行支援装置、基地局、車両、及び通行支援方法に関する。
 従来、高度交通通信システム(例えば、ITS:Intelligent Transport System)において、道路周辺に設けられる基地局である路側機と車両との間で通信を行う技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
一般社団法人電波産業会、"700MHz帯高度道路交通通信システム ARIB-STD T109 1.3版",[online]、平成29年7月27日、[平成30年6月22日検索]、インターネットhttp://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_tushin/tsushin_kikaku_number.html
 第1の態様に係る通行支援装置は、道路の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な閉塞区間に向けて移動する複数の対象車両を特定する特定部と、前記複数の対象車両のそれぞれについて、車両現在位置を示す位置情報と車両属性を示す属性情報とを取得する取得部と、前記位置情報及び前記属性情報に基づいて、前記複数の対象車両の中から前記閉塞区間を優先的に通行させる優先車両を決定する決定部とを備える。
 第2の態様に係る基地局は、第1の態様に係る通行支援装置を備える。
 第3の態様に係る車両は、第1の態様に係る通行支援装置を備える。
 第4の態様に係る通行支援方法は、道路の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な閉塞区間に向けて移動する複数の対象車両があったとき、通信装置が、前記複数の対象車両のそれぞれの車両現在位置を示す位置情報と車両属性を示す属性情報とを受信し、受信した情報を基に、前記複数の対象車両の中から前記閉塞区間において優先的に通行させる対象車両を選択する。
一実施形態に係る交通通信システムの構成例を示す図である。 一実施形態に係る車両の構成を示す図である。 一実施形態に係る車両が送信するメッセージの構成を示す図である。 一実施形態に係る路側機の構成を示す図である。 一実施形態に係る交通通信システムの動作例を示す図である。 一実施形態の変更例に係る交通通信システムの構成例を示す図である。 一実施形態の変更例に係る車両の構成を示す図である。 一実施形態の変更例に係る交通通信システムの動作例を示す図である。 その他の実施形態に係る閉塞区間を示す図である。 その他の実施形態に係る閉塞区間を示す図である。 その他の実施形態に係る閉塞区間を示す図である。
 道路には閉塞区間が存在することがある。閉塞区間とは、道路の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な区間をいう。このような閉塞区間に向けて複数の車両が同時に移動する場合、閉塞区間において2以上の車両の衝突事故等が発生しうる。
 そこで、本開示は、道路上の閉塞区間における交通事故の発生を抑制することを可能とする。
 実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
 (交通通信システム)
 図1は、一実施形態に係る交通通信システムの構成例を示す図である。
 図1に示すように、一実施形態に係る交通通信システムは、車両10a及び車両10bと路側機20とを有する。2つの車両10を図示しているが、複数の車両10があってもよい。
 図1において、車両10として自動四輪車を例示しているが、車両10は、自動二輪車又は自動三輪車等であってもよい。車両10は、通信機能を有する自転車(例えば電動自転車)であってもよい。一実施形態において、各車両10は自動運転に対応した車両である。自動運転は、完全自動運転であってもよいし、半自動運転であってもよい。なお、2つの車両10(10a及び10b)を例示しているが、車両10の数は3以上であってもよい。
 道路110は、対面通行可能な2車線を有する。車両10aは、道路110の一方の車線を第1の方向に沿って進行している。車両10bは、道路110の他方の車線を第1の方向とは逆の第2の方向に進行している。
 道路110には閉塞区間が存在している。閉塞区間とは、道路110の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な区間をいう。例えば、道路等の工事や交通事故の発生時において、道路110の一部区間における一方の車線が通行不能になり、他方の車線のみが通行可能になるような場合、この一部区間が閉塞区間になる。
 道路110には、閉塞区間への車両10の進入を許可又は禁止するための信号機120が設けられていてもよい。信号機120は、道路110に設けられる交通安全装置の一例である。図1において、閉塞区間の両端に一対の信号機120a及び120bが設けられる一例を示している。信号機120に加えて、又は信号機120に代えて、ゲートの開閉を行うゲート装置が設けられてもよい。
 路側機20は、車両10との無線通信を行う基地局であってもよい。路側機20は、道路110の路側に設けられる。路車間の無線通信は、ARIB T109規格に準拠してもよく、3GPP(3rd GenerationPartnership Project)で定義されるV2X(Vehicle to Everything)規格に準拠してもよい。路側機20は、信号機120と有線又は無線で通信することにより、信号機120を制御してもよい。
 (車両)
 図2は、一実施形態に係る車両10の構成を示す図である。図2に示すように、車両10は、通信部11と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機12と、駆動部13と、制御部14と、提示部15とを有する。
 通信部11は、制御部14の制御下で無線通信を行う。通信部11は、ARIB T109規格に準拠してもよく、3GPPのV2X規格に準拠してもよい。通信部11は、路車間通信を行ってもよいし、車車間通信を行ってもよい。
 通信部11は、無線通信モジュールによって構成される。無線通信モジュールはアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部14に出力する。無線通信モジュールは、制御部14が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
 通信部11は、ARIB T109規格に準拠している場合、キャリアセンスを行って電波の周波数(例えば、700MHz帯)の空き状態を判定する機能を有し、電波の周波数が空いているタイミングでパケットを送信してもよい。通信部11は、3GPPで定義されるV2X規格に準拠している場合、図示しないセルラ基地局から割り当てられた時間・周波数を用いてパケットを送受信してもよい。1以上のパケットによって1つのメッセージが構成されてもよい。
 GNSS受信機12は、GNSS衛星信号に基づいて測位を行い、車両10の現在の地理的な位置(緯度・経度)を示す位置情報を制御部14に出力する。
 駆動部13は、動力源としてのエンジン又はモータ、動力伝達機構、ブレーキ機構、及び車輪等を有し、制御部14の制御下で車両10を駆動する。
 制御部14は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを有する制御回路によって構成される。制御部14は、車両10における各種機能を制御する。
 提示部15は、制御部14の制御下で車両10の運転者に対する情報の提示を行う。例えば、提示部15は、情報を表示するディスプレイ及び情報を音声出力するスピーカのうち少なくとも一方を含む。
 一実施形態において、制御部14は、一実施形態に係る車両10が送信するメッセージMを生成する。制御部14は、生成したメッセージMを路側機20に送信するように通信部11を制御する。メッセージMの生成及び送信は、周期的に行われてもよい。或いは、メッセージMの生成及び送信は、キャリアセンスにより送信可能と判断されたタイミング又は路側機20からの要求に応じたタイミングにおいて行われてもよい。メッセージMは、ブロードキャスト、グループキャスト(マルチキャスト)、又はユニキャストにより送信可能である。
 図3は、メッセージMの構成を示す図である。メッセージM、又は、メッセージMを構成する情報要素は、ARIB T109のベースにしたITSの規格、又は、3GPPで定義されるV2X規格などで使用されてもよい。
 図3に示すように、メッセージMは、送信元車両の車両属性を示す情報要素E11と、送信元車両の位置を示す情報要素E12と、送信元車両の車両速度を示す情報要素E13と、送信元車両の進行方向を示す情報要素E15とを含む。メッセージMは、送信元車両の識別子を含んでもよいし、送信先車両の識別子を含んでもよい。
 情報要素E11は、送信元車両の車両属性情報として、送信元車両の車両種別を示す情報、送信元車両が緊急走行中であるか否かを示す情報、及び送信元車両が公共交通機関に属する車両であるか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含む。
 送信元車両の車両種別を示す情報は、送信元車両の具体的な種別、例えば、車両がバス、路面電車、救急車、消防車、警察車両、トラック、又は普通自動車であることを示す。
 送信元車両が緊急走行中であるか否かを示す情報は、人命救助や火災対応など、何らかの理由で急を要する業務に利用される緊急車両(例えば、救急車、消防車、又は警察車両等)が緊急走行中であるか否かを示す。緊急走行中とは、送信元車両が、サイレンを鳴らしながら走行している状態、及び/又は回転灯を点灯させながら走行している状態をいう。
 送信元車両が公共交通機関に属する車両であるか否かを示す情報は、送信元車両がバス又は路面電車等であるか否かを示す情報であってもよい。
 情報要素E12は、GNSS位置情報である。GNSS位置情報は、緯度及び経度を含む。GNSS位置情報は、高度をさらに含んでもよい。
 情報要素E13は、GNSS位置情報から求められる速度又は送信元車両の速度計から得られる速度を示す情報要素である。情報要素E13は、速度に加えて、加速度を示す情報要素であってもよい。
 情報要素E14は、送信元車両が進行する具体的な方角を示す情報である。情報要素E14は、送信元車両の大まかな進行方向、例えば走行車線を示す情報要素であってもよい。
 (路側機)
 図4は、一実施形態に係る路側機20の構成を示す図である。図4に示すように、路側機20は、通信部21と制御部22とを有する。路側機20は、時刻同期用にGNSS受信機を有していてもよい。路側機20は、信号機120との通信を行なうための通信インターフェイスを有していてもよい。
 路側機20の無線通信方式は、ARIB T109、3GPPのV2X(Vehicle to Everything)規格、及び/又はIEEE802.11シリーズ等の無線LAN規格に準拠してもよい。路側機20は、これらの通信規格の全てに対応可能なオールインタイプであってもよい。
 通信部21は、無線通信モジュールを含む。無線通信モジュールはアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部22に出力する。無線通信モジュールは、制御部22が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
 通信部21は、キャリアセンスを行って電波の周波数(例えば、700MHz帯)の空き状態を判定する機能を有していてもよい。通信部21は、制御部22によって決定されたタイミングでパケットを送信する。1以上のパケットによって1つのメッセージが構成されてもよい。
 通信部21は、路車間通信を行ってもよい。パケットは、送信元車両の識別に用いる識別情報、路側機20に対する同期方法を示す同期情報、パケットの送信時刻、及び/又は路車間通信の期間を示す期間情報(例えば、路車間通信の転送回数、及び/又は路車間通信の期間長)などを含む。
 通信部21は、車両10からメッセージM(図3参照)を受信する。
 制御部22は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを有する制御回路によって構成される。制御部22は、閉塞区間の地理的な位置を示す位置情報を予め記憶している。制御部22は、路側機20における各種機能を制御する。
 特定部221は、道路110における閉塞区間を特定し、この閉塞区間に向けて移動する車両10を対象車両として特定する。特定部221は、通信部11が受信したメッセージMに含まれる位置情報(情報要素E12)及び進行方向情報(情報要素E14)に基づいて対象車両を特定してもよい。例えば、図1の例において、特定部221は、車両10a及び10bのそれぞれから送信されるメッセージMに基づいて、車両10a及び10bを複数の対象車両として特定する。
 取得部222は、複数の対象車両のそれぞれについて、車両現在位置を示す位置情報(情報要素E12)と車両属性を示す属性情報(情報要素E11)とを取得する。取得部222は、複数の対象車両のそれぞれについて、車速を示す速度情報(情報要素E12)と車両属性を示す属性情報(情報要素E13)をさらに取得してもよい。
 決定部223は、取得部222が取得した位置情報及び属性情報に基づいて、複数の対象車両の中から閉塞区間を優先的に通行させる対象車両を優先車両として決定する。以下、所定の車両属性を有する車両を所定車両という。決定部223は、複数の対象車両が何れも所定車両でない場合、位置情報に基づく条件を満たす車両10を優先車両として決定する。一方、決定部223は、複数の対象車両の何れかが所定車両である場合、位置情報にかかわらず、所定車両を優先車両として決定する。
 所定車両は、公共交通機関に属する車両であってもよい。例えば、決定部223は、複数の対象車両の何れかがバス又は路面電車等である場合、バス又は路面電車等を優先車両として決定してもよい。ここで、公共交通機関に属する車両は、所定時間帯においてのみ他の車両よりも優先されてもよい。この場合、決定部223は、複数の対象車両の何れかが公共交通機関に属する車両であり、且つ現在時刻が所定時間帯に属する場合に限り、位置情報にかかわらず、公共交通機関に属する車両を優先車両として決定する。
 所定車両は、緊急走行中の緊急車両であってもよい。例えば、決定部223は、複数の対象車両の何れかが緊急車両である場合、緊急車両を優先車両として決定してもよい。なお、決定部223は、複数の対象車両に、公共交通機関に属する車両と緊急走行中の緊急車両との両方が存在する場合、緊急走行中の緊急車両を優先車両として決定してもよい。
 決定部223は、複数の対象車両が何れも所定車両でない場合、位置情報に基づいて、複数の対象車両のうち閉塞区間に最も近い対象車両を優先車両として決定してもよい。例えば、決定部223は、複数の対象車両のそれぞれの現在位置と、閉塞区間の位置(例えば、閉塞区間の中心位置)との間の距離を計算し、計算した距離が最も短い対象車両を優先車両として決定する。また、決定部223は、複数の対象車両の中に複数の所定車両があった場合、位置情報に基づいて、複数の所定車両のうち閉塞区間に最も近い所定車両を優先車両として決定してもよい。
 決定部223は、複数の対象車両が何れも所定車両でない場合、位置情報及び速度情報に基づいて、複数の対象車両のうち閉塞区間に最も早く到達しうる車両10を優先車両として決定してもよい。例えば、決定部223は、複数の対象車両のそれぞれの現在位置と、閉塞区間の位置との間の距離を計算し、各対象車両の車速に基づいて各対象車両の閉塞区間への到達タイミングを予測する。そして、決定部223は、予測した到達するタイミングが最も早い対象車両を優先車両として決定する。
 決定部223は、複数の対象車両が何れも所定車両でない場合、位置情報及び速度情報に基づいて、複数の対象車両のうち閉塞区間の手前における停止時間が最も長い車両10を優先車両として決定してもよい。例えば閉塞区間の手前に停止線が設けられ、閉塞区間の手前において車両10に一時停止が必要とされる前提下において、決定部223は、少なくとも速度情報に基づいて各対象車両の停止持続時間を計時する。そして、決定部223は、計時した停止持続時間が最も長い対象車両を優先車両として決定する。
 通行制御部224は、決定部223が決定した優先車両が閉塞区間を通過するまで、複数の対象車両のうち優先車両以外の対象車両が閉塞区間を通行することを阻止する制御を行う。
 例えば、通行制御部224は、決定部223が決定した優先車両に対して通行許可を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを送信するように通信部21を制御する。また、通行制御部224は、決定部223が決定した優先車両以外の対象車両に対して停止指示を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを送信するように通信部21を制御する。
 通行制御部224は、決定部223が決定した優先車両に閉塞区間を通行させつつ、優先車両以外の対象車両が閉塞区間の手前で停止するように交通安全装置を制御してもよい。例えば、図1において、決定部223が車両10aを優先車両として決定した場合、車両10a側の信号機120aに対して通行許可信号を表示させるとともに、車両10b側の信号機120bに対して停止指示信号を表示させるように制御する。
 通行制御部224は、優先車両から受信する又は周期的に受信するメッセージMに基づいて、優先車両が閉塞区間を通過したことを確認すると、優先車両以外の対象車両に閉塞区間を通行させように制御する。例えば、通行制御部224は、優先車両以外の対象車両に対して通行許可を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを送信するように通信部21を制御する。通行制御部224は、優先車両以外の対象車両側の信号機120に対して通行許可信号を表示させてもよい。
 (動作の一例)
 図5は、一実施形態に係る交通通信システムの動作例を示す図である。
 図5に示すように、ステップS1において、車両10aは、メッセージMを路側機20に送信する。
 ステップS2において、車両10bは、メッセージMを路側機20に送信する。
 ステップS3において、路側機20は、ステップS1及びS2で受信した各メッセージMに基づいて、車両10a及び10bの中から優先車両を決定する。
 ステップS4及びS5において、路側機20は、ステップS3で決定した優先車両に対して通行許可を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを送信し、優先車両以外の対象車両に対して停止指示を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを送信する。
 通行許可を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを受信した優先車両は、閉塞区間を通行するように運転制御を行うとともに、通行許可を示す情報をその運転者に提示してもよい。
 停止指示を示す情報要素(コマンド)を含むメッセージを受信した車両は、閉塞区間に進入しない(停止する)ように運転制御を行うとともに、停止指示を示す情報をその運転者に提示してもよい。
 (変更例)
 上述した実施形態において、路側機20が閉塞区間の調停を行う一例について説明した。しかしながら、図6に示すように、路側機20を介さずに、車両10が、車両間の無線通信により優先車両を決定してもよい。
 図7は、本変更例に係る車両10の構成を示す図である。図7に示すように、本変更例では、車両10の制御部14が、特定部141と、取得部142と、決定部143と、通行制御部144との各機能部を構成する。
 特定部141、取得部142、決定部143、及び通行制御部144の機能は、上述した実施形態における特定部221、取得部222、決定部223、及び通行制御部224の機能と同様である。
 但し、特定部141は、自車両10が通行する道路110における閉塞区間を特定するために、予め地図情報に登録された閉塞区間情報、道路交通情報通信システム(VICS(登録商標))により得られる閉塞区間情報、又は路側機20から提供される閉塞区間情報を用いるものとする。
 また、本変更例において、決定部143が優先車両を決定する際に用いる決定規則は全車両10に共通化されており、各車両10は共通の決定規則を予め記憶している。
 通行制御部144は、自車両10を優先車両として決定した場合、自車両10が閉塞区間を通行するように運転制御を行うとともに、通行許可を示す情報をその運転者に提示してもよい。
 一方、通行制御部144は、自車両10が優先車両ではないと決定した場合、自車両10が閉塞区間に進入しない(停止する)ように運転制御を行うとともに、停止指示を示す情報をその運転者に提示してもよい。
 図8は、本変更例に係る交通通信システムの動作例を示す図である。
 図8に示すように、ステップS11において、車両10aは、メッセージMを車両10bに送信する。
 ステップS12において、車両10bは、メッセージMを車両10aに送信する。
 ステップS13において、車両10aは、車両10aの位置情報、属性情報、及び速度情報と、ステップS12で車両10bから受信したメッセージMとに基づいて、車両10a及び10bの中から優先車両を決定する。
 ステップS14において、車両10bは、車両10bの位置情報、属性情報、及び速度情報と、ステップS11で車両10aから受信したメッセージMとに基づいて、車両10a及び10bの中から優先車両を決定する。
 決定された優先車両は、閉塞区間を通行するように運転制御を行うとともに、通行許可を示す情報をその運転者に提示してもよい。一方、優先車両以外の対象車両は、閉塞区間に進入しない(停止する)ように運転制御を行うとともに、停止指示を示す情報をその運転者に提示してもよい。
 優先車両以外の対象車両は、優先車両から受信するメッセージMに基づいて、優先車両が閉塞区間を通過したことを確認すると、自車両10が閉塞区間を通行するように運転制御を行う。
 (その他の実施形態)
 上述した実施形態において、2車線道路における1車線区間を閉塞区間の一例として例示した。しかしながら、閉塞区間は、2以上の道路が交わる場合における当該2以上の道路の交わる部分である交差点(図9A参照)又はその一部領域(図9B参照)であってもよい。また、交差点は、十字路に限らず、図9Cに示すようなT字路(三叉路或いは丁字路ともいう)であってもよい。また、2以上の道路が交わる角度は限定されない。なお、図9A、B、Cにおいて、車両10の進行方向を矢印で示している。
 上述した実施形態では、車両10及び路側機20について説明したが、車両10及び路側機20の少なくともいずれか1つに設けられる通信装置(通信モジュール)が提供されてもよい。
 以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
 本願は、日本国出願第2019-025327号(2019年2月15日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (12)

  1.  道路の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な閉塞区間に向けて移動する車両を対象車両として特定する特定部と、
     複数の対象車両のそれぞれについて、車両現在位置を示す位置情報と車両属性を示す属性情報とを取得する取得部と、
     前記位置情報及び前記属性情報に基づいて、前記複数の対象車両の中から前記閉塞区間を優先的に通行させる対象車両を優先車両として決定する決定部と、を備える
     通行支援装置。
  2.  前記決定部は、前記複数の対象車両が何れも、所定の車両属性を有する所定車両でない場合、前記位置情報に基づく条件を満たす車両を前記優先車両として決定する
     請求項1に記載の通行支援装置。
  3.  前記所定車両は、公共交通機関に属する車両、又は緊急走行中の緊急車両である
     請求項2に記載の通行支援装置。
  4.  前記決定部は、前記複数の対象車両の何れかが前記所定車両である場合、前記位置情報にかかわらず、前記所定車両を前記優先車両として決定する
     請求項2又は3に記載の通行支援装置。
  5.  前記決定部は、前記複数の対象車両の何れかが前記所定車両であり、且つ現在時刻が所定時間帯に属する場合、前記位置情報にかかわらず、前記所定車両を前記優先車両として決定する
     請求項4に記載の通行支援装置。
  6.  前記決定部は、前記複数の対象車両が何れも前記所定車両でない場合、前記位置情報に基づいて、前記複数の対象車両のうち前記閉塞区間に最も近い車両を前記優先車両として決定する
     請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通行支援装置。
  7.  前記取得部は、前記複数の対象車両のそれぞれについて、車速を示す速度情報をさらに取得し、
     前記決定部は、前記複数の対象車両が何れも前記所定車両でない場合、前記位置情報及び前記速度情報に基づいて、前記複数の対象車両のうち前記閉塞区間に最も早く到達しうる車両を前記優先車両として決定する
     請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通行支援装置。
  8.  前記取得部は、前記複数の対象車両のそれぞれについて、車両速度を示す速度情報をさらに取得し、
     前記決定部は、前記複数の対象車両が何れも前記所定車両でない場合、前記位置情報及び前記速度情報に基づいて、前記複数の対象車両のうち前記閉塞区間の手前における停止時間が最も長い車両を前記優先車両として決定する
     請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通行支援装置。
  9.  前記優先車両が前記閉塞区間を通過するまで、前記複数の対象車両のうち前記優先車両以外の対象車両が前記閉塞区間を通行することを阻止する制御を行う通行制御部をさらに備える
     請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通行支援装置。
  10.  請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通行支援装置を備える
     基地局。
  11.  請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通行支援装置を備える
     車両。
  12.  道路の一部区間であって同時に2以上の車両が通行不可能な閉塞区間に向けて移動する車両が対象車両として特定されたとき、通信装置が、複数の対象車両のそれぞれの車両現在位置を示す位置情報と車両属性を示す属性情報とを受信し、
     前記受信した位置情報及び属性情報を基に、前記複数の対象車両の中から前記閉塞区間において優先的に通行させる対象車両を選択する
     通行支援方法。
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