WO2020004358A1 - 3',3'-cGAMPの水和物結晶 - Google Patents

3',3'-cGAMPの水和物結晶 Download PDF

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Abstract

3',3'-cGAMPは凍結乾燥品が一般的に知られているが、凍結乾燥品はその製造過程において凍結乾燥機が必要となり、大量生産のためにスケールアップをするにも自ずと限界がある。そこで凍結乾燥機のような特別な装置を使用することなく、かつ簡便に大量に取得できる結晶の開発が望まれていた。また、従来知られている凍結乾燥品あるいはエタノール沈殿物は高い吸湿性を示すことから、取扱い性や保存性に優れた結晶を提供することを課題とする。 本発明の3',3'-cGAMPの水和物結晶は、アルカリ金属塩結晶であろうが、遊離酸結晶であろうが、いずれも既存の粉体と比べて低い吸湿性を示すことから様々な用途にて取り扱いやすく、医薬品原料等として有用である。

Description

3’,3’-cGAMPの水和物結晶
 本発明はアジュバントとして有用な物質であると考えられる3’,3’-Cyclic GMP-AMP(3’,3’-cGAMP)の水和物の結晶および当該結晶の製造法に関するものである。
 3’,3’-cGAMPは細胞におけるI型インターフェロン(IFN)の産生増大に関与するシグナル伝達物質であり、近年になってアジュバント、抗ウイルス剤、抗がん剤としての応用が期待されている(特許文献1)。これまでに3’,3’-cGAMPの合成方法としては、たとえばGeobacter sulfurreducensやVibrio choleraeに由来する環状GMP-AMPシンターゼによる合成法及び化学合成法などが知られている(非特許文献1,2,3)。
 現在、販売されている3’,3’-cGAMPは凍結乾燥品、もしくはエタノール沈殿物である。市販品の一部には結晶性固体(“crystalline solid”)として販売されているものも存在するが、購入して分析した結果、いずれも不定形で、かつ押し潰した際には劈開せずに展延し、その際の外観は、例えば図1のようである。また、吸湿性が高く数分のうちに飴状化する。このため、市販の3’,3’-cGAMP結晶性固体は、いずれも結晶でないことが明らかとなった。
再表2016-079899号公報
Ming C. Hammond,et al.,PNAS,2016,113(7),1790-1795 John J. Mekalanos,et al.,Cell,2012,149, 358-370 Dinshaw J. Patel,et al.,Cell,2013,153(5),1094-1107
 3’,3’-cGAMPは凍結乾燥品が一般的に知られているが、凍結乾燥品はその製造過程において凍結乾燥機が必要となり、大量生産のためにスケールアップをするにも自ずと限界がある。そこで凍結乾燥機のような特別な装置を使用することなく、かつ簡便に大量に取得できる結晶の開発が望まれていた。また、従来知られている凍結乾燥品、あるいはエタノール沈殿物は高い吸湿性を示すことから、取扱い性や保存性に優れた結晶を提供することを課題とする。
 本発明者らは、3’,3’-cGAMPの結晶化に関して鋭意研究を重ねた結果、3’,3’-cGAMPの水和物結晶を初めて取得し、本発明を完成させた。
 本発明の3’,3’-cGAMPの水和物結晶は、アルカリ金属塩結晶であろうが、遊離酸結晶であろうが、いずれも既存の粉体と比べて低い吸湿性を示すことから様々な用途にて取り扱いやすく、医薬品原料等として有用である。なお、本明細書において吸湿性が低いとは、(A)温度30℃、湿度43%条件下で1日間静置し、その後に(B)温度30℃、湿度93%条件下で3日間静置したときに、(B)終了時点の水分含量が25%以下であり、(A)終了時の水分含量との差分が±5%以内であることを指す。
 また、本発明の3’,3’-cGAMPの水和物結晶のうち、アルカリ金属塩結晶は、3’,3’-cGAMP水溶液をpH4~11となるよう調整後、有機溶媒を添加するという簡便な方法によって、遊離酸結晶も、3’,3’-cGAMP水溶液に酸を添加し、pH1~3まで低下させるという簡便な方法によって、いずれも調製可能である。
図1は、市販3’,3’-cGAMP結晶性固体を展延した際の外観写真を示す。 図2は、3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶の結晶写真を示す。 図3は、3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶のX線回折スペクトルを示す。 図4は、3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶の赤外線吸収スペクトルを示す。 図5は、3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶の熱重量測定/示差熱分析結果を示す。 図6は、3’,3’-cGAMP遊離酸結晶の結晶写真を示す。 図7は、3’,3’-cGAMP遊離酸結晶のX線回折スペクトルを示す。 図8は、3’,3’-cGAMP遊離酸結晶の赤外線吸収スペクトルを示す。 図9は、3’,3’-cGAMP遊離酸結晶の熱重量測定/示差熱分析結果を示す。 図10は、3’,3’-cGAMP凍結乾燥品のX線回折スペクトルを示す。 図11は、3’,3’-cGAMP凍結乾燥品の赤外線吸収スペクトルを示す。 図12は、3’,3’-cGAMP凍結乾燥品の熱重量測定/示差熱分析結果を示す。
 本発明は、下記の構造式で示される3’,3’-cGAMPの水和物結晶を提供するものである。なお、本発明における「3’,3’-cGAMP」とは、特に限定しない場合、下記に示すc[G(3’,5’)pA(3’,5’)p]のことを指す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-C000001
 本発明の3’,3’-cGAMPの水和物結晶は、アルカリ金属塩結晶、遊離酸結晶でのいずれであってもかまわない。すなわち、上記化1中に示すXは、アルカリ金属(Li,Na,K,Rb,Cs,Fr)もしくは水素(H)でありうる。また、上記アルカリ金属塩結晶の中でも、ナトリウム塩結晶が特に特に好適である。以下、アルカリ金属塩結晶の場合の記載は、代表例として、ナトリウム塩結晶を例示し、説明する。
 本発明の水和物結晶は、カールフィッシャー法にて水分含量を測定すると、後述実施例に示すように、その水分含量は5.0~30.0%であり、中でも5.0~25.0%が好適である。すなわち、本発明の3’,3’-cGAMPの水和物結晶には、3’,3’-cGAMP1分子に対し2.0~16.1分子の水分子が結合または付着しており、中でも2.0~12.0分子が好適である。
 本発明のアルカリ金属塩結晶のうち、好ましい結晶であるナトリウム塩結晶を例示して説明すれば、ナトリウム塩結晶は、立方体結晶として得られる(図2参照)。
 また、本発明のナトリウム塩結晶をCu-Kα線を用いた粉末X線回折装置で分析すると、後述実施例に示すように、回折角(2θ)が、9.3、10.0、11.7、14.4、17.3、19.1、20.3、22.6、23.3、23.8、24.3、25.6、28.2(°)付近に特徴的なピークを示す(図3参照)。
 なお一般に、粉末X線回折における回折角(2θ)は、5%未満の誤差範囲を含む場合があることから、粉末X線回折におけるピークの回折角が完全に一致する結晶のほか、ピークの回折角が5%未満の誤差で一致する結晶も、本発明のナトリウム塩結晶に包含される。例えば、粉末X線回折において、回折角(2θ)は、9.3±0.5、10.0±0.5、11.7±0.6、14.4±0.7、17.3±0.9、19.1±1.0、20.3±1.0、22.6±1.1、23.3±1.2、23.8±1.2、24.3±1.2、25.6±1.3、28.2±1.4(°)に特徴的なピークを有する。
 本発明のナトリウム塩結晶は、赤外線吸収スペクトルを測定したとき、3328、3200、1677、1629、1604、1225、1209、1073、1052(cm-1)付近に特徴的なピークを有する(図4参照)。
 なお、赤外線吸収スペクトル測定では、一般に2(cm-1)未満の誤差範囲を含む場合があることから、上記数値と赤外線吸収スペクトルにおけるピークの位置が完全に一致する結晶のほか、ピークが2cm-1未満の誤差で一致する結晶も、本発明のナトリウム塩結晶に包含される。例えば、赤外線吸収スペクトルを測定したとき、3328±1.9、3200±1.9、1677±1.9、1629±1.9、1604±1.9、1225±1.9、1209±1.9、1073±1.9、1052±1.9(cm-1)に特徴的なピークを有する。
 本発明のナトリウム塩結晶は、熱重量測定/示差熱分析(TG/DTA)装置(昇温速度5℃/分)で分析したとき、吸熱ピークを有さない(図5参照)。
 本発明のナトリウム塩結晶について、原子吸光光度法にて測定したときのナトリウム含量は3~9.5%w/wである。すなわち、本発明のナトリウム塩結晶には、1~3分子のナトリウムが含まれうる。また、その中でも溶解時のpHが中性となる利便性の高さにおいて、5~7%w/w、すなわち2分子のナトリウムが含まれた結晶が好ましい。
 一方、本発明の遊離酸結晶は、八面体結晶として得られる(図6参照)。
 また、本発明の遊離酸結晶をCu-Kα線を用いた粉末X線回折装置で分析すると、後述実施例に示すように、回折角(2θ)が、7.0、8.3、8.9、15.1、15.7、18.2、18.6、20.0、20.9、26.5、26.9(°)付近に特徴的なピークを示す(図7参照)。
 なお一般に、粉末X線回折における回折角(2θ)は、5%未満の誤差範囲を含む場合があることから、粉末X線回折におけるピークの回折角が完全に一致する結晶のほか、ピークの回折角が5%未満の誤差で一致する結晶も、本発明の遊離酸結晶に包含される。例えば、粉末X線回折において、回折角(2θ)は、7.0±0.4、8.3±0.4、8.9±0.4、15.1±0.8、15.7±0.8、18.2±0.9、18.6±0.9、20±1.0、20.9±1.0、26.5±1.3、26.9±1.3(°)に特徴的なピークを有する。
 本発明の遊離酸結晶は、赤外線吸収スペクトルを測定したとき、3146、1688、1645、1605、1218、1059(cm-1)付近に特徴的なピークを有する(図8参照)。
 なお、赤外線吸収スペクトル測定では、一般に2(cm-1)未満の誤差範囲を含む場合があることから、上記数値と赤外線吸収スペクトルにおけるピークの位置が完全に一致する結晶のほか、ピークが2cm-1未満の誤差で一致する結晶も、本発明の遊離酸結晶に包含される。例えば、赤外線吸収スペクトルを測定したとき、3146±1.9、1688±1.9、1645±1.9、1605±1.9、1218±1.9、1059±1.9(cm-1)に特徴的なピークを有する。
 本発明の遊離酸結晶は、熱重量測定/示差熱分析(TG/DTA)装置(昇温速度5℃/分)で分析したとき、260℃付近に吸熱ピークを有する(図9参照)。
 本発明の3’,3’-cGAMPの水和物結晶は、高速液体クロマトグラフィー法にて純度検定したとき、97%以上、より好ましくは99%以上の純度を有する。
 次に、本発明の3’,3’-cGAMPの水和物結晶の調製法につき説明すれば、結晶化に用いる3’,3’-cGAMPは、酵素合成法や化学合成法など公知の方法によって合成すればよい。酵素合成を行うに当たっては既知の方法に従えばよく、たとえば非特許文献1,2に記載の方法を用いることができる。反応後、反応液中に生成した3’,3’-cGAMPは、活性炭や逆相クロマトグラフィーなどにより精製することができる。
 本発明のアルカリ金属塩結晶の取得は、ナトリウム塩結晶を例示して説明すれば、3’,3’-cGAMP水溶液をpH4~11となるよう調整し、有機溶媒を添加することにより、ナトリウム塩結晶を得ることができる。
 ナトリウム塩結晶化においては、より高い収率で結晶を得るため、(1)3’,3’-cGAMP水溶液を測定波長260nmにおける吸光度OD260を500~20,000とする工程、(2)3’,3’-cGAMP水溶液を50~70℃まで加熱する工程、(3)3’,3’-cGAMP水溶液に酸又は塩基を添加し、pHを4~11に調整する工程、(4)3’,3’-cGAMP水溶液に有機溶媒を添加する工程、(5)3’,3’-cGAMP水溶液を1~20℃になるまで冷却する工程、を行うことが好ましい。
 上記工程(3)で使用する酸としては、塩酸、硫酸、硝酸を例示することができるが、これらに限定されない。使用する塩基としては、水酸化ナトリウムなどを例示することができるが、これらに限定されない。酸及び塩基を急激に添加することによるアモルファス化や急激な結晶析出を防ぐため、添加はゆっくり行うことが好ましい。
 上記工程(4)で使用する有機溶媒としては、メタノール、エタノール等の炭素数6以下のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類等を例示することができるが、これらに限定されない。
 さらに、(2)と(3)の工程は同時に行うこともできる。同様に、(4)(5)の工程は同時に行うこともできる。
 遊離酸結晶化では、3’,3’-cGAMP水溶液に酸を添加し、pH1~3、好ましくはpH1.5~2.0まで低下させることで、遊離酸結晶を得ることができる。
 また、遊離酸結晶化においては、より高い収率で結晶を得るため、(1)3’,3’-cGAMP水溶液の測定波長260nmにおける吸光度OD260が10~15,000となるよう調整する工程、(2)3’,3’-cGAMP水溶液を50~70℃まで加熱する工程、(3)3’,3’-cGAMP水溶液に酸を添加し、pH1~3まで低下させる工程、(4)3’,3’-cGAMP水溶液を1~20℃になるまで冷却する工程、を行うことが好ましい。
 上記工程(3)で使用する酸としては、塩酸、硫酸、硝酸などを例示することができるが、これらに限定されない。酸を急激に添加することによるアモルファス化や急激な結晶析出を防ぐため、添加はゆっくり行うことが好ましい。
 さらに、(2)(3)の工程は同時に行うこともできる。もしくは、(3)(4)の工程を同時に行うこともできる。
 上記製法によって得られた3’,3’-cGAMP結晶は、濾取した後に乾燥させることで、製品とすることができる。乾燥させる際には、減圧乾燥等の方法を適宜利用することができる。
 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明がこれに限定されないのは明らかである。
(実施例1)3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶の製造
 公知の方法に従って、酵素的に3’,3’-cGAMPを合成し、精製を行った。精製して得られたOD260が6200、pH8.5の3’,3’-cGAMP溶液(10mL)を、インキュベーターにて30℃に加温し、撹拌しながらゆっくりとエタノール12mLを添加した。そこにpH8.5に調整した3’,3’-cGAMP溶液にエタノールを重層して得られた種結晶 20mgを加えて種結晶が溶けないことを確認した。
 種結晶添加の後、液温が5℃になるまで冷却し、結晶を析出させた。このようにして析出した結晶はメンブレンフィルター(3μm)にて濾取し、湿結晶を得た。湿結晶は1時間、30℃乾燥して、乾燥結晶0.96gを得た。
 上記実施例1で調製した3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶に対する機器分析の結果を示す。
(機器分析)
(A)純度検定
 実施例1より得られた3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶の純度を、高速液体クロマトグラフィー法で分析した結果、3’,3’-cGAMP純度は99.7%であった。なお、高速液体クロマトグラフィー法は以下の条件で行った。
(条件)
 カラム:Hydrosphere C18(YMC社製)
 溶出液:0.1mol/L TEA-P(pH6.0)+アセトニトリル5%
 検出法:UV260nmによる検出
 また、当該結晶を60℃にて保管し、安定性試験を実施したが、3’,3’-cGAMPの分解は見られず、高温条件下であっても非常に安定であった。
(B)結晶形
 実施例1で調製した3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶の代表的な写真を図2に示す。図2に示すように、本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶は立方体結晶形を示した。
(C)水分
 実施例1で調製した3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶について、乾燥直後の結晶の水分含量をカールフィッシャー法により測定した結果、水分含量は7.9%であった。すなわち、乾燥直後の本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶では、3’,3’-cGAMP1分子に対し3~4分子の水分子が結合又は付着していることが明らかとなった。また、水分含量を安定させるため、43%湿度で1日保管した結晶の水分含量を、同様に測定した結果、水分含量は18.1%であった。すなわち、43%湿度で1日保管した本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶では、3’,3’-cGAMP1分子に対し7~8分子の水分子が結合又は付着していることが明らかとなった。
(D)粉末X線回折
 本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶ついて、X線回折装置X’Pert PRO MPD(スペクトリス)を用い、下記の測定条件でX線回折スペクトルを測定した。
 (測定条件)
ターゲット:Cu
X線管電流:40mA
X線管電圧:45kV
走査範囲:2θ=4.0~40.0°
前処理:めのう製乳鉢を用いて粉砕
 図3および表1に示すように、本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶は、回折角(2θ)が、9.3、10.0、11.7、14.4、17.3、19.1、20.3、22.6、23.3、23.8、24.3、25.6、28.2(°)付近に特徴的なピークを示した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
(E)赤外線吸収スペクトル
 本発明3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶について、フーリエ変換赤外分光光度計Spectrum One(Perkin  Elmer)を用いてATR(Attenuated Total Reflectance、減衰全反射)法によって赤外線吸収スペクトルを測定した。
 本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶は、3328、3200、1677、1629、1604、1225、1209、1073、1052(cm-1)付近に特徴的なピークを有していた。これらの結果を図4に示す。
(F)示差走査熱量分析
 熱重量測定/示差熱分析(TG/DTA)装置(昇温速度5℃/分)で分析したところ、本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶は、吸熱ピークを有しなかった(図5)。
(G)ナトリウム含量
 実施例1で調製した3’,3’-cGAMPナトリウム塩結晶について、原子吸光光度法を用いてナトリウム含量を測定した。その結果6.2%w/wであり、2分子のナトリウムが含まれることが明らかとなった。
(実施例2)3’,3’-cGAMP遊離酸結晶の製造
 公知の方法に従って、酵素的に3’,3’-cGAMPを合成し、精製を行った。精製して得られたOD260が168の3’,3’-cGAMP溶液(360mL)を、インキュベーターにて60℃に加温し、撹拌しながら1mol/Lの塩酸溶液をゆっくり加え、pH1.5となるように調製した。
 塩酸溶液添加の後、液温が5℃になるまで冷却し、結晶を析出させた。このようにして析出した結晶はグラスフィルター(17G3)にて濾取し、湿結晶を得た。湿結晶は30℃、1時間乾燥して、乾燥結晶1.63gを得た。
 上記実施例2で調製した3’,3’-cGAMP遊離酸結晶に対する機器分析の結果を示す。
(機器分析)
(A)純度検定
 実施例より得られた3’,3’-cGAMP結晶の純度を、高速液体クロマトグラフィー法で分析した結果、3’,3’-cGAMP純度は99.5%であった。なお、高速液体クロマトグラフィー法は以下の条件で行った。
(条件)
 カラム:Hydrosphere C18(YMC社製)
 溶出液:0.1mol/L TEA-P(pH6.0)+アセトニトリル5%
 検出法:UV260nmによる検出
 また、当該結晶を60℃にて保管し、安定性試験を実施したが、3’,3’-cGAMPの分解は見られず、高温条件下であっても非常に安定であった。
(B)結晶形
 実施例2で調製した3’,3’-cGAMP遊離酸結晶の代表的な写真を図6に示す。図6に示すように、本発明の3’,3’-cGAMP遊離酸結晶は八面体結晶形を示した。
(C)水分測定
 実施例2で調製した3’,3’-cGAMP遊離酸結晶について、水分含量を安定させるため、43%湿度で1日保管したのち、当該結晶の水分含量をカールフィッシャー法により測定した。その結果、水分含量は24.7%であった。すなわち、本発明の3’,3’-cGAMP遊離酸結晶では、3’,3’-cGAMP1分子に対し12~13分子の水分子が結合又は付着していることが明らかとなった。 
(D)粉末X線回折
 本発明の3’,3’-cGAMP遊離酸結晶ついて、X線回折装置X’Pert PRO MPD(スペクトリス)を用い、下記の測定条件でX線回折スペクトルを測定した。
 (測定条件)
ターゲット:Cu
X線管電流:40mA
X線管電圧:45kV
走査範囲:2θ=4.0~40.0°
前処理:めのう製乳鉢を用いて粉砕
 図7および表2に示すように、本発明の3’,3’-cGAMP遊離酸結晶は、回折角(2θ)が、7.0、8.3、8.9、15.1、15.7、18.2、18.6、20.0、20.9、26.5、26.9(°)付近に特徴的なピークを示した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
(E)赤外線吸収スペクトル
 本発明3’,3’-cGAMP遊離酸結晶について、フーリエ変換赤外分光光度計Spectrum One(Perkin  Elmer)を用いてATR(Attenuated Total Reflectance、減衰全反射)法によって赤外線吸収スペクトルを測定した。 
 本発明の3’,3’-cGAMP遊離酸結晶は、3146、1688、1645、1605、1218、1059(cm-1)付近に特徴的なピークを有していた。これらの結果を図8に示す。
(F)示差走査熱量分析
 熱重量測定/示差熱分析(TG/DTA)装置(昇温速度5℃/分)で分析したところ、本発明の3’,3’-cGAMP遊離酸結晶は、約260℃付近に特徴的な吸熱ピークを示した(図9)。
(参考例)3’,3’-cGAMPの凍結乾燥品の製造
 3’,3’-cGAMP遊離酸結晶500mgを10mLの水に懸濁した後、1mol/L NaOH溶液でpH8.5に調整することによって懸濁した3’,3’-cGAMP結晶を溶解した。
 溶解した3’,3’-cGAMP溶液を適宜希釈した後、凍結乾燥を行うことにより3’,3’-cGAMPのナトリウム塩の凍結乾燥品を得た。
 上記参考例で調製した3’,3’-cGAMP凍結乾燥品に対する機器分析の結果を示す。
(機器分析)
(A)純度検定
 参考例より得られた3’,3’-cGAMP凍結乾燥品の純度を、高速液体クロマトグラフィー法で分析した結果、3’,3’-cGAMP純度は99.7%であった。なお、高速液体クロマトグラフィー法は以下の条件で行った。
(条件)
 カラム:Hydrosphere C18(YMC社製)
 溶出液:0.1M TEA-P(pH6.0)+アセトニトリル5%
 検出法:UV260nmによる検出
(B)粉末X線回折
 本発明の3’,3’-cGAMPナトリウム凍結乾燥品について、X線回折装置X’Pert PRO MPD(スペクトリス)を用い、下記の測定条件でX線回折スペクトルを測定した。
 (測定条件)
ターゲット:Cu
X線管電流:40mA
X線管電圧:45kV
走査範囲:2θ=4.0~40.0°
前処理:めのう製乳鉢を用いて粉砕
 図10に示すように、3’,3’-cGAMP凍結乾燥品は、ピークを示さない。
(C)赤外線吸収スペクトル
 本発明3’,3’-cGAMPナトリウム凍結乾燥品について、フーリエ変換赤外分光光度計Spectrum One(Perkin  Elmer)を用いてATR(Attenuated Total Reflectance、減衰全反射)法によって赤外線吸収スペクトルを測定した。
 3’,3’-cGAMP凍結乾燥品は、3319、3194、1637、1600、1235、1218、1072、1055(cm-1)付近に特徴的なピークを有していた。これらの結果を図11に示す。
(D)示差走査熱量分析
 熱重量測定/示差熱分析(TG/DTA)装置(昇温速度5℃/分)で分析したところ、3’,3’-cGAMP凍結乾燥品は、吸熱ピークを示さなかった(図12)。
(実施例3)上記実施例1及び2にて得られた結晶と参考例にて得られた凍結乾燥品を、飽和硝酸カリウム溶液を充填して温度30℃、湿度93%に保持したデシケーター中に3日間静置した。静置前後の水分含量をカールフィシャー法で比較した。得られた結果を表3に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000004
 表3に示す通り、本発明に属する3’,3’-cGAMP結晶は、既存の凍結乾燥品と比べて耐湿性に優れていることが分かる。

Claims (6)

  1. 3’,3’-Cyclic GMP-AMPの水和物結晶。
  2. カールフィッシャー法にて測定したときの水分が5~30%である、請求項1に記載の結晶。
  3. アルカリ金属塩結晶である、請求項1または2に記載の水和物結晶。
  4. 3’,3’-Cyclic GMP-AMP水溶液のpH4~11に調整し、有機溶媒を添加し、析出する結晶を取得する工程からなる、請求項1から3のいずれか1項に記載のアルカリ金属塩結晶の製造法。
  5. 遊離酸結晶である、請求項1または2に記載の水和物結晶。
  6. 3’,3’-Cyclic GMP-AMP水溶液に酸を添加し、pH1~3まで低下させ、析出する結晶を取得する工程からなる、請求項5記載の遊離酸結晶の製造法。
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