WO2019146085A1 - 車両情報処理装置及び車両情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
車両に対して注意が払われるべき度合である要注意度の適切化が可能な技術を提供することを目的とする。制御部(12)は、取得部(11)で取得された複数の車両の走行情報に基づいて相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求める。制御部(12)は、複数の車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数の車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う。
Description
本発明は、車両情報処理装置及び車両情報処理方法に関する。
道路を走行する車両が取得したセンサ情報をセンターサーバに収集して、道路情報または交通情報を分析するプローブシステムが知られている。例えば、特許文献1には、急ブレーキ等の危険運転(粗暴運転)が発生した発生地点の情報をサーバに収集し、当該情報に統計処理を行うことによって危険運転の多発地域を決定する技術が記載されている。
危険運転の発生は、道路の構造や形状に起因することが多いが、初心者及び粗暴運転者などの危険運転者の運転傾向にも起因する。そこで、車両が急ブレーキや急ブレーキなどの危険運転を行ったときに、その情報をセンターサーバにアップロードして統計処理を行い、危険運転者が運転する要注意車両を判別し、要注意車両に対する注意を促す技術が提案されている。
しかしながら、要注意車両と遭遇した通常の運転者が運転する通常車両も、要注意車両の危険運転に即座に対応して緊急回避をするために不本意な危険運転をせざるを得ない場合がある。そして、通常車両が、運悪く相当数の要注意車両と遭遇して危険運転を繰り返さなければならない場合もある。このような場合があるにも関わらず、上記技術は、単純に危険運転の回数が多い車両を要注意車両と判別するため、通常車両を要注意車両と判別しまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、車両に対して注意が払われるべき度合である要注意度の適切化が可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る車両情報処理装置は、複数の車両の走行情報を取得する取得部と、取得部で取得された複数の車両の走行情報に基づいて、複数の車両のうちの2台以上の車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求める制御部とを備え、制御部は、複数の車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数の車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う。
本発明によれば、複数の車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数の車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する。これにより、車両に対して注意が払われるべき度合である要注意度の適切化を実現することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1の車両情報処理装置1は、例えば通信装置が設けられたプローブ車両と通信可能なセンターサーバに備えられる装置であり、取得部11と制御部12とを備える。
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1の車両情報処理装置1は、例えば通信装置が設けられたプローブ車両と通信可能なセンターサーバに備えられる装置であり、取得部11と制御部12とを備える。
取得部11は、複数のプローブ車両との無線通信などを行うことによって、複数のプローブ車両から、複数のプローブ車両の走行情報を取得する。この取得部11は、例えば、通信装置、及び、通信装置のインターフェースなどである。
制御部12は、取得部11で取得された複数のプローブ車両の走行情報に基づいて、複数のプローブ車両のうちの2台以上のプローブ車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定する。
なお、取得部11で取得される走行情報は、相互危険運転の判定を行うことが可能な情報であればよい。このような走行情報は、例えば、複数のプローブ車両の走行に関する時系列情報、及び、プローブ車両での相互危険運転の判定結果などを含む。
制御部12は、相互危険運転が行われたかについての判定結果に基づいて、複数のプローブ車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求める。なお、要注意度は、粗暴運転得点とも呼ぶことができる。
図2~図4は、制御部12での相互危険運転の判定、及び、要注意度の算出を説明するための図である。
図2~図4の例では、制御部12は、プローブ車両の走行情報に基づいて、当該プローブ車両の進行方向の変化が閾値以上であると判定した場合、または、当該プローブ車両の減速度合が閾値以上であると判定した場合に、当該プローブ車両が危険運転を行ったと判定するものとする。そして、制御部12は、2台のプローブ車両の間の距離が閾値以下であり、かつ、当該2台のプローブ車両のそれぞれが危険運転を行ったと判定した場合に、当該2台のプローブ車両は相互危険運転を行ったと判定し、当該2台のプローブ車両の要注意度を1点ずつ増やすものとする。
図2の例では、初心者及び粗暴運転者などの危険運転者が運転するプローブ車両である要注意車両A1と、危険運転者以外の通常の運転者が運転する通常車両B1とが示されている。具体的には、要注意車両A1が急に車線変更を行ったことによって要注意車両A1の進行方向の変化が閾値以上となり、通常車両B1が急ブレーキをかけたことによって通常車両B1の減速度合が閾値以上となった場合が示されている。なお、通常車両B1及び要注意車両A1の間の距離は閾値以下である。この場合、制御部12は、通常車両B1及び要注意車両A1は相互危険運転を行ったと判定し、通常車両B1及び要注意車両A1のそれぞれの要注意度を1点ずつ増やす。
図3の例では、要注意車両A2,A3が急に車線変更を行ったことによって要注意車両A2,A3の進行方向の変化が閾値以上となった場合が示されている。なお、要注意車両A2,A3の間の距離は閾値以下である。この場合、制御部12は、要注意車両A2,A3は相互危険運転を行ったと判定し、要注意車両A2,A3のそれぞれの要注意度を1点ずつ増やす。
図4の例では、通常車両B2が徐々に車線変更を行ったことによって通常車両B2の進行方向の変化が閾値より小さく、通常車両B3が徐々にブレーキをかけたことによって通常車両B3の減速度合が閾値より小さくなった場合が示されている。なお、通常車両B2,B3の間の距離は閾値以下である。この場合、制御部12は、通常車両B2,B3は相互危険運転を行ったと判定せず、通常車両B2,B3の要注意度を増やさない。
図3及び図4の場合だけが生じるのであれば、以上の動作でも要注意車両及び通常車両の要注意度は適切となるが、実運用では図2のような場合も生じる。このため、以上の動作では、通常車両の要注意度が不適切となる傾向がある。
そこで本実施の形態1に係る制御部12は、複数のプローブ車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数のプローブ車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う。
修正の一例として、制御部12は、第1車両と相互危険運転を行った第2車両の要注意度が予め定められた閾値以上である場合に、第1車両の要注意度を減らす修正を行ってもよい。修正の別例として、制御部12は、第1車両と一定期間(例えば1か月及び1年など)内に相互危険運転を行った複数の第2車両のうち、直近の要注意度が閾値以上である第2車両の数に基づいて、第1車両の要注意度を減らす修正を行ってもよい。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る車両情報処理装置1によれば、第1車両と相互危険運転を行った第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う。このような構成によれば、例えば、要注意度が比較的高い要注意車両と相互危険運転を行った車両の要注意度を減らす修正を行うことができるので、要注意度の適切化を実現することができる。
以上のような本実施の形態1に係る車両情報処理装置1によれば、第1車両と相互危険運転を行った第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う。このような構成によれば、例えば、要注意度が比較的高い要注意車両と相互危険運転を行った車両の要注意度を減らす修正を行うことができるので、要注意度の適切化を実現することができる。
<実施の形態2>
図5は、本発明の実施の形態2に係る車両情報処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る車両情報処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態2に係る車両情報処理装置1は、センターサーバに備えられる装置であり、インターネットなどの通信ネットワーク36を介して複数のプローブ車両37と通信可能となっている。
本実施の形態2では、センサ及びカメラなどの検出装置がプローブ車両37に設けられており、プローブ車両37は、検出装置で取得された情報に基づいて、相互危険運転が行われたかを判定する。この判定は、実施の形態1で説明した判定と同様である。プローブ車両37は、相互危険運転についての判定結果を含む走行情報を車両情報処理装置1に送信する。
次に車両情報処理装置1について説明する。図5の車両情報処理装置1は、通信インターフェース部21と、プローブ情報入力部22と、プローブDB(データベース)サーバ23と、統計処理部24と、車両情報記憶部25とを備える。なお、通信インターフェース部21は、図1の取得部11の概念に含まれ、統計処理部24は、図1の制御部12の概念に含まれる。
通信インターフェース部21は、インターネットなどの通信ネットワーク36を介して複数のプローブ車両37から、相互危険運転が行われたかについての判定結果を含む走行情報を取得(受信)する。
プローブ情報入力部22は、通信インターフェース部21で取得した走行情報をプローブDBサーバ23に記憶する。
統計処理部24は、プローブDBサーバ23に記憶された走行情報に基づいて、相互危険運転が行われたかを判定する。本実施の形態2では、その判定は各プローブ車両37で行われているので、統計処理部24は、複数のプローブ車両37での判定結果を統計処理部24の判定結果として用いる。
統計処理部24は、当該判定結果に基づいて、複数のプローブ車両37のそれぞれの要注意度を求める。本実施の形態2では、統計処理部24は、一定期間内に行われた相互危険運転の回数を要注意度として求める。
統計処理部24は、複数のプローブ車両37のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数のプローブ車両37のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う。本実施の形態2では、統計処理部24は、第1車両と一定期間内に相互危険運転を行った複数の第2車両のうち、直近の要注意度が閾値以上である第2車両の数に基づいて、第1車両の要注意度を減らす修正を行う。
具体的には、統計処理部24は、複数のプローブ車両37の要注意度に基づいて、複数のプローブ車両37をそれぞれ仮分類する。ここではその一例として、統計処理部24は、要注意度が閾値以上であるプローブ車両37を要注意車両に仮分類し、要注意度が閾値よりも小さいプローブ車両37を通常車両に仮分類する。そして、統計処理部24は、一定期間内に第1車両と相互危険運転を行ったプローブ車両37のうち、要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数に基づいて、第1車両の要注意度を修正する。統計処理部24は、この修正を複数のプローブ車両37のそれぞれについて行う。その後、統計処理部24は、上述の仮分類と同様に、複数のプローブ車両37の修正された要注意度に基づいて、複数のプローブ車両37を分類する。
車両情報記憶部25は、修正された要注意度と、要注意車両及び通常車両のいずれかを示す分類結果とを記憶する。また、車両情報記憶部25は、統計処理部24が複数のプローブ車両37を弁別可能なセンター内車両IDを記憶する。
<動作>
図6は、本実施の形態2に係る車両情報処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態2に係る車両情報処理装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS1にて、通信インターフェース部21は、複数のプローブ車両37から走行情報を取得し、プローブ情報入力部22は、取得された走行情報をプローブDBサーバ23に記憶する。
ステップS2にて、統計処理部24は、例えば1か月及び1年などの一定期間の走行情報がプローブDBサーバ23に蓄積されたか否かを判定する。蓄積されたと判定された場合には処理がステップS3に進み、蓄積されたと判定されなかった場合には処理がステップS1に戻る。
ステップS3にて、統計処理部24は、プローブDBサーバ23に記憶された複数のプローブ車両37の走行情報に基づいて、相互危険運転が行われたかを判定する。
ステップS4にて、統計処理部24は、当該判定結果に基づいて複数のプローブ車両37の要注意度を求める。以下の説明では、この時点で求めた要注意度を「第1要注意度」と記すこともあり、後述するステップS6で修正された第1要注意度を「第2要注意度」と記すこともある。
ステップS5にて、統計処理部24は、第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両37のそれぞれを要注意車両及び通常車両のいずれかに仮分類する。
ステップS6にて、統計処理部24は、一定期間内に第1車両と相互危険運転を行ったプローブ車両37のうち、要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数に基づいて、第1車両の第1要注意度を第2要注意度に修正する。
ステップS7にて、統計処理部24は、第2要注意度に基づいて、複数のプローブ車両37のそれぞれを要注意車両及び通常車両のいずれかに分類する。その後、図6の動作が終了する。図6の動作が終了した後、走行情報などを更新するために適宜図6の動作が開始される。
<動作例>
以下、本実施の形態2に係る車両情報処理装置1の動作例について説明する。この動作例では、説明を簡単にするために、(A)真の要注意車両の台数は10000台であり、真の通常車両の台数は90000台である、(B)真の要注意車両及び真の通常車両を含む全車両はランダムの組み合わせで同じタイミングでn回遭遇する、(C)真の要注意車両、及び、真の要注意車両と遭遇した車両はいずれも必ず相互危険運転を行う、(D)車両が危険運転を行った場合に当該車両の第1要注意度が1点増える、と仮定する。この場合、遭遇回数がn回である場合に任意の車両が真の要注意車両とk回遭遇する確率Pn,kは、二項分布に従い、次式(1)のように表される。
以下、本実施の形態2に係る車両情報処理装置1の動作例について説明する。この動作例では、説明を簡単にするために、(A)真の要注意車両の台数は10000台であり、真の通常車両の台数は90000台である、(B)真の要注意車両及び真の通常車両を含む全車両はランダムの組み合わせで同じタイミングでn回遭遇する、(C)真の要注意車両、及び、真の要注意車両と遭遇した車両はいずれも必ず相互危険運転を行う、(D)車両が危険運転を行った場合に当該車両の第1要注意度が1点増える、と仮定する。この場合、遭遇回数がn回である場合に任意の車両が真の要注意車両とk回遭遇する確率Pn,kは、二項分布に従い、次式(1)のように表される。
Pn,k=nCk・pk・(1-p)n-k ・・・(1)
ここで、nCkは二項係数である。pはある車両が各回に真の要注意車両と遭遇する確率であり、ここではp=1/10とする。
ここで、nCkは二項係数である。pはある車両が各回に真の要注意車両と遭遇する確率であり、ここではp=1/10とする。
<動作例のステップS4>
図7及び図8は、上記仮定が成り立つ場合に、図6のステップS4で得られる第1要注意度の結果を示す図である。
図7及び図8は、上記仮定が成り立つ場合に、図6のステップS4で得られる第1要注意度の結果を示す図である。
図7には、遭遇回数がn回である場合に、真の要注意車両と遭遇した回数がk回である真の通常車両の分布、つまり第1要注意度がk点である真の通常車両の分布が示されている。この分布は、確率Pn,kに基づいて求められる。例えば、確率P1,1は1/10であるから、1回目(n=1)の遭遇において、真の要注意車両と1回遭遇し、第1要注意度が1点(k=1)である真の通常車両の台数は、90000×(1/10)=9000となる。また例えば、確率P1,0は9/10であるから、1回目(n=1)の遭遇において、真の要注意車両と0回遭遇し、第1要注意度が0点(k=0)である真の通常車両の台数は、90000×(9/10)=81000となる。その他の台数も、確率Pn,kに基づいて同様に求められる。
ここで図7に示すように、5回目(n=5)の遭遇において、第1要注意度が5点(k=5)である真の通常車両の台数は0.9台であり、第1要注意度が4点(k=4)である真の通常車両の台数は40.5台であり、第1要注意度が3点(k=3)である真の通常車両の台数は729台である。
図8には、遭遇回数がn回である場合に、真の要注意車両と遭遇した回数がk回である真の要注意車両の分布、つまり第1要注意度がk点である真の要注意車両の分布が示されている。真の要注意車両は、遭遇した車両が真の要注意車両であるか否かに関わらず必ず危険運転を行うので、第1要注意度と遭遇回数とは等しくなる。ここで、5回目(n=5)の遭遇において、第1要注意度が5点(k=5)である真の要注意車両の台数は、真の要注意車両の全数と同じであり、10000台である。
図9は、5回目(n=5)の遭遇について、図7及び図8の第1要注意度の結果をまとめた図である。
<動作例のステップS5>
図6のステップS5にて、統計処理部24は、図9の結果に基づいて仮分類を行う。ここでは、統計処理部24が、第1要注意度が4点以上であるプローブ車両37を要注意車両に仮分類し、第1要注意度が4点よりも小さいプローブ車両37を通常車両に仮分類する場合を想定する。この場合、図9において第1要注意度が4点である40.5台の真の通常車両と、第1要注意度が5点である0.9台の真の通常車両と、第1要注意度が5点である10000台の真の要注意車両との合計10041.4台の車両が、要注意車両に仮分類される。そして、図9において第1要注意度が3点以下である89958.6台の真の通常車両が、通常車両に仮分類される。
図6のステップS5にて、統計処理部24は、図9の結果に基づいて仮分類を行う。ここでは、統計処理部24が、第1要注意度が4点以上であるプローブ車両37を要注意車両に仮分類し、第1要注意度が4点よりも小さいプローブ車両37を通常車両に仮分類する場合を想定する。この場合、図9において第1要注意度が4点である40.5台の真の通常車両と、第1要注意度が5点である0.9台の真の通常車両と、第1要注意度が5点である10000台の真の要注意車両との合計10041.4台の車両が、要注意車両に仮分類される。そして、図9において第1要注意度が3点以下である89958.6台の真の通常車両が、通常車両に仮分類される。
<動作例のステップS6>
図6のステップS6にて、統計処理部24が、複数のプローブ車両37のうちの第1車両に関して、(i)第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両37のうち、要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数が5台である場合に、第1車両の第1要注意度を2点下げる修正を行って第2要注意度を求めること、(ii)第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両37のうち、要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数が4台である場合に、第1車両の第1要注意度を1点下げる修正を行って第2要注意度を求めること、を行う。
図6のステップS6にて、統計処理部24が、複数のプローブ車両37のうちの第1車両に関して、(i)第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両37のうち、要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数が5台である場合に、第1車両の第1要注意度を2点下げる修正を行って第2要注意度を求めること、(ii)第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両37のうち、要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数が4台である場合に、第1車両の第1要注意度を1点下げる修正を行って第2要注意度を求めること、を行う。
この場合において、図9の第1要注意度が5点である0.9台の真の通常車両には、(i)の修正が適用されるので、0.9台の真の通常車両の第2要注意度は3点(=5点-2点)となる。図9の第1要注意度が4点である40.5台の真の通常車両には、(ii)の修正が適用されるので、40.5台の真の通常車両の第2要注意度は3点(=4点-1点)となる。
以上の修正は、第1車両が真の通常車両である場合の修正である。本動作例では処理の簡素化から、真の通常車両及び真の要注意車両はいずれも第1車両に適用されるので、第1車両が真の要注意車両である場合にも、統計処理部24は、(i)及び(ii)の修正を行う。ここで、遭遇回数がn回である場合に真の要注意車両が真の要注意車両とk回遭遇する確率は、上式(1)のPn,kのように表される。
図10は、遭遇回数がn回である場合に、真の要注意車両と遭遇した台数(回数)がk台(回)である真の要注意車両の分布が示されている。例えば、確率P1,1は1/10であるから、1回目(n=1)の遭遇において、真の要注意車両と1回(k=1)遭遇した真の要注意車両の台数は、10000×(1/10)=1000となる。また例えば、確率P1,0は9/10であるから、1回目(n=1)の遭遇において、真の要注意車両と0回(k=0)遭遇した真の要注意車両の台数は、10000×(9/10)=9000となる。その他の台数も、確率Pn,kに基づいて同様に求められる。
ここで図10に示すように、5回目(n=5)の遭遇において、真の要注意車両と5回遭遇した真の要注意車両の台数は0.1台であり、真の要注意車両と4回遭遇した真の要注意車両の台数は4.5台である。この図10の結果と、図8の結果とを照らし合わせると、図8の第1要注意度が5点である10000台の真の要注意車両のうち、真の要注意車両と5回遭遇した真の要注意車両の台数は0.1台であり、真の要注意車両と4回遭遇した真の要注意車両の台数は4.5台であることが分かる。
この場合において、第1要注意度が5点である0.1台の真の要注意車両には、(i)の修正が適用されるので、0.1台の真の要注意車両の第2要注意度は3点(=5点-2点)となる。第1要注意度が5点である4.5台の真の要注意車両には、(ii)の修正が適用されるので、4.5台の真の要注意車両の第2要注意度は4点(=5点-1点)となる。
なお、第2要注意度をより正確に求めるのであれば、真の通常車両の第2要注意度の修正には、真の要注意車両の修正を反映し、真の要注意車両の第2要注意度の修正には、真の通常車両の第2要注意度の修正を反映すべきである。しかしながら、その影響は無視できる程度に小さいので、本実施の形態2では、修正処理の簡素化の観点からその影響を無視する。
図11は、5回目(n=5)の遭遇について、第2要注意度の結果をまとめた図である。
<動作例のステップS7>
図6のステップS7にて、統計処理部24は、図11の結果に基づいて分類を行う。ここでは、統計処理部24が、ステップS5と同様に、第2要注意度が4点以上であるプローブ車両37を要注意車両に分類し、第2要注意度が4点よりも小さいプローブ車両37を通常車両に分類する場合を想定する。この場合、図11において第2要注意度が3点である90000台の真の通常車両と、第2要注意度が3点である0.1台の真の要注意車両とが、通常車両に分類される。そして、図11において第2要注意度が4点である4.5台の真の要注意車両と、第2要注意度が5点である9995.4台の真の要注意車両との合計9999.9台の車両が、要注意車両に分類される。この結果、真の通常車両を要注意車両と誤って認識される確率は0%となり、真の要注意車両を通常車両と誤って認識される確率は0.0001%となる。この0.0001%の誤認確率は、ステップS5の仮分類で得られた0.0414%の誤認確率に比べて小さい。
図6のステップS7にて、統計処理部24は、図11の結果に基づいて分類を行う。ここでは、統計処理部24が、ステップS5と同様に、第2要注意度が4点以上であるプローブ車両37を要注意車両に分類し、第2要注意度が4点よりも小さいプローブ車両37を通常車両に分類する場合を想定する。この場合、図11において第2要注意度が3点である90000台の真の通常車両と、第2要注意度が3点である0.1台の真の要注意車両とが、通常車両に分類される。そして、図11において第2要注意度が4点である4.5台の真の要注意車両と、第2要注意度が5点である9995.4台の真の要注意車両との合計9999.9台の車両が、要注意車両に分類される。この結果、真の通常車両を要注意車両と誤って認識される確率は0%となり、真の要注意車両を通常車両と誤って認識される確率は0.0001%となる。この0.0001%の誤認確率は、ステップS5の仮分類で得られた0.0414%の誤認確率に比べて小さい。
ここで、実運用では、真の要注意車両が危険運転を行う頻度は、真の通常車両が危険運転を行う頻度よりも高いと考えられるので、真の要注意車両の第1及び第2要注意度は、比較的早い時点で高くなると考えられる。また、真の通常車両の数は、真の要注意車両の数はよりも多いと考えられるので、真の要注意車両には図6のステップS6の修正処理が行われにくいという観点からも、真の要注意車両の第1及び第2要注意度は、比較的早い時点で高くなると考えられる。
ここで、以上に説明した動作例では、(B)真の要注意車両及び真の通常車両を含む全車両はランダムの組み合わせで同じタイミングでn回遭遇する、と仮定して説明した。実運用では、この仮定が成り立ちにくいが、上述のように真の要注意車両の第1及び第2要注意度は比較的早い時点で高くなる傾向がある。このため、(B)の仮定が成り立つ動作例よりも実運用のほうが、誤認確率を低減する効果は得られやすいと考えられる。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る車両情報処理装置1によれば、いずれかの第2車両の第1要注意度が閾値以上である場合に、第1車両の第1要注意度を減らす修正を行うので、複数のプローブ車両の第2要注意度の適切化を実現することができる。
以上のような本実施の形態2に係る車両情報処理装置1によれば、いずれかの第2車両の第1要注意度が閾値以上である場合に、第1車両の第1要注意度を減らす修正を行うので、複数のプローブ車両の第2要注意度の適切化を実現することができる。
また本実施の形態2によれば、複数のプローブ車両の走行情報は、複数のプローブ車両が判定した、相互危険運転が行われたかについての判定結果を含む。このような構成によれば、車両情報処理装置1の処理負荷を低減することができる。
また本実施の形態2によれば、複数のプローブ車両の第2要注意度に基づいて複数のプローブ車両を分類する。このような構成によれば、プローブ車両が通常車両であるか要注意車両であるかについての判定精度を高めることができる。
<実施の形態2の変形例1>
実施の形態2では、第1要注意度は、一定期間内に行われた相互危険運転の回数であったがこれに限ったものではない。例えば、第1要注意度は、プローブ車両の相互危険運転の回数を、当該プローブ車両の一定期間内の走行距離または走行時間によって正規化した値であってもよい。なお、この場合の第1要注意度は整数でなくてもよい。
実施の形態2では、第1要注意度は、一定期間内に行われた相互危険運転の回数であったがこれに限ったものではない。例えば、第1要注意度は、プローブ車両の相互危険運転の回数を、当該プローブ車両の一定期間内の走行距離または走行時間によって正規化した値であってもよい。なお、この場合の第1要注意度は整数でなくてもよい。
<実施の形態2の変形例2>
実施の形態2では、走行情報は、プローブ車両が判定した、相互危険運転が行われたかについての判定結果を含んでいたが、これに限ったものではない。
実施の形態2では、走行情報は、プローブ車両が判定した、相互危険運転が行われたかについての判定結果を含んでいたが、これに限ったものではない。
例えば、プローブ車両に搭載された検出装置が、プローブ車両の走行に関する時系列情報、及び、プローブ車両の位置情報を検出するように構成されている場合には、プローブ車両は、時系列情報及び位置情報を含むプローブ情報を走行情報として送信してもよい。つまり、複数のプローブ車両の走行情報は、時系列情報及び位置情報を含むプローブ情報であってもよい。
なお、検出装置は、例えば、タイマー及びGNSS(Global Navigation Satellite System)受信装置などである。位置情報は、地図情報上の位置を特定する情報であり、例えば、経度緯度、並びに、道路リンクのノード及び当該ノードからの距離などである。時刻は、車両情報処理装置1でも検出可能であるが、プローブ車両で検出したほうが、通信ネットワークによる遅延の影響を低減することができる。
以上の構成において、複数のプローブ車両が相互危険運転の判定を行うのではなく、統計処理部24が、通信インターフェース部21で取得されたプローブ車両の時系列情報及び位置情報に基づいて、複数のプローブ車両において相互危険運転が行われたかを判定してもよい。
また、統計処理部24は、車両情報処理装置1での時系列情報及び位置情報に基づく判定結果であるサーバ判定結果と、複数のプローブ車両での判定結果であるローカル判定結果とに重みづけを行って、複数のプローブ車両において相互危険運転が行われたかを判定してもよい。
また、統計処理部24は、サーバ判定結果とローカル判定結果とが互いに一致すると判定した場合には、それ以降、ローカル判定結果のみに基づいて相互危険運転の判定を行ってもよい。このような構成によれば、判定精度を高めることができ、かつ、車両情報処理装置1の処理負荷を低減することができる。
<実施の形態2の変形例3>
実施の形態2では、統計処理部24は、1回の相互危険運転が行われた場合に第1要注意度を1点増やしたが、これに限ったものではない。例えば、通信インターフェース部21が、プローブ車両の走行に関する時系列情報を取得してもよい。そして、統計処理部24が、通信インターフェース部21で取得された複数のプローブ車両の時系列情報に基づいて、例えばプローブ車両の加速度の変化が大きいほど大きくなるような危険運転の度合を求めてもよい。
実施の形態2では、統計処理部24は、1回の相互危険運転が行われた場合に第1要注意度を1点増やしたが、これに限ったものではない。例えば、通信インターフェース部21が、プローブ車両の走行に関する時系列情報を取得してもよい。そして、統計処理部24が、通信インターフェース部21で取得された複数のプローブ車両の時系列情報に基づいて、例えばプローブ車両の加速度の変化が大きいほど大きくなるような危険運転の度合を求めてもよい。
そして、統計処理部24は、求めた危険運転の度合も考慮して、複数のプローブ車両の第1要注意度を求めてもよい。例えば、統計処理部24は、加速度の変化が大きいほど、つまり危険運転の度合が大きいほど第1要注意度を増やしてもよい。また例えば、統計処理部24は、0より大きく2点以下の間の小数点付きの値を第1要注意度に加算することによって、第1要注意度をアナログ的に増やしてもよい。以上のような構成によれば、複数のプローブ車両の第1要注意度、ひいては第2要注意度のさらなる適切化を実現することができる。
<実施の形態2の変形例4>
実施の形態2では、統計処理部24は、複数のプローブ車両の第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を2種類(要注意車両及び通常車両)のいずれかに仮分類したが、これに限ったものではない。例えば、統計処理部24は、第1要注意度が4点以上であるプローブ車両を要注意車両に仮分類し、第1要注意度が2点よりも大きく4点未満であるプローブ車両を準要注意車両に仮分類し、第1要注意度が2点以下であるプローブ車両を通常車両に仮分類してもよい。つまり、統計処理部24は、複数のプローブ車両の第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を3種類のいずれかに仮分類してもよい。または、統計処理部24は、複数のプローブ車両の第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を4以上の種類のいずれかに仮分類してもよい。
実施の形態2では、統計処理部24は、複数のプローブ車両の第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を2種類(要注意車両及び通常車両)のいずれかに仮分類したが、これに限ったものではない。例えば、統計処理部24は、第1要注意度が4点以上であるプローブ車両を要注意車両に仮分類し、第1要注意度が2点よりも大きく4点未満であるプローブ車両を準要注意車両に仮分類し、第1要注意度が2点以下であるプローブ車両を通常車両に仮分類してもよい。つまり、統計処理部24は、複数のプローブ車両の第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を3種類のいずれかに仮分類してもよい。または、統計処理部24は、複数のプローブ車両の第1要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を4以上の種類のいずれかに仮分類してもよい。
さらに、統計処理部24は、仮分類の種類に合わせて、ステップS6における第1要注意度から第2要注意度への修正を行ってもよい。例えば、統計処理部24は、第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両のうち、準要注意車両に仮分類されたプローブ車両の数が5台である場合に、第1車両の第1要注意度を減らす修正を行って第2要注意度を求めてもよい。この場合、準要注意車両との相互危険運転に関して第1要注意度を減らす度合は、要注意車両との相互危険運転に関して第1要注意度を減らす度合よりも小さくなるように、統計処理部24は第1要注意度の修正を行う。
また、統計処理部24は、以上のような仮分類と同様に、複数のプローブ車両の第2要注意度に基づいて、複数のプローブ車両を3以上の種類のいずれかに分類してもよい。
<実施の形態2の変形例5>
統計処理部24は、複数のプローブ車両の仮分類及び分類に対応する数値を求めてもよい。例えば、統計処理部24は、その数値として、次式(2)で表すD(Vn)を求めてもよい。そして、統計処理部24は、D(Vn)に基づいてステップS6における第1要注意度から第2要注意度への修正を行ってもよい。
統計処理部24は、複数のプローブ車両の仮分類及び分類に対応する数値を求めてもよい。例えば、統計処理部24は、その数値として、次式(2)で表すD(Vn)を求めてもよい。そして、統計処理部24は、D(Vn)に基づいてステップS6における第1要注意度から第2要注意度への修正を行ってもよい。
D(Vn)=車両Vnの第1要注意度/n ・・・(2)
ここで、nは、上式(1)と同様に遭遇回数である。
ここで、nは、上式(1)と同様に遭遇回数である。
<実施の形態2の変形例6>
ステップS6における第1要注意度の修正は、上述に限ったものではない。例えば、統計処理部24は、実施の形態2の動作例で説明した(i)及び(ii)に加えて、(iii)第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両のうち、現在の第1要注意度が4点であるプローブ車両の数が5台である場合に、第1車両の第1要注意度を1点下げる修正を行って第2要注意度を求めること、を行ってもよい。
ステップS6における第1要注意度の修正は、上述に限ったものではない。例えば、統計処理部24は、実施の形態2の動作例で説明した(i)及び(ii)に加えて、(iii)第1車両と一定期間内に相互危険運転を行ったプローブ車両のうち、現在の第1要注意度が4点であるプローブ車両の数が5台である場合に、第1車両の第1要注意度を1点下げる修正を行って第2要注意度を求めること、を行ってもよい。
つまり、統計処理部24は、第1車両の第1要注意度を減らす場合、第2車両の第1要注意度が大きいほど、第1車両の第1要注意度を減らす度合を大きくしてもよい。なお、この場合の第2要注意度は整数でなくてもよい。
<実施の形態2の変形例7>
ステップS6における第1要注意度の修正は、上述のように第1要注意度を減らす修正に限ったものではない。例えば、統計処理部24は、第2車両の第1要注意度が閾値以下である場合に、第1車両の第1要注意度を増やす修正を行って第2要注意度を求めてもよい。そして、統計処理部24は、第1車両の第1要注意度を増やす場合、第2車両の第1要注意度が小さいほど、第1車両の第1要注意度を増やす度合を大きくしてもよい。なお、この場合の第2要注意度は整数でなくてもよい。
ステップS6における第1要注意度の修正は、上述のように第1要注意度を減らす修正に限ったものではない。例えば、統計処理部24は、第2車両の第1要注意度が閾値以下である場合に、第1車両の第1要注意度を増やす修正を行って第2要注意度を求めてもよい。そして、統計処理部24は、第1車両の第1要注意度を増やす場合、第2車両の第1要注意度が小さいほど、第1車両の第1要注意度を増やす度合を大きくしてもよい。なお、この場合の第2要注意度は整数でなくてもよい。
<実施の形態3>
図12は、本発明の実施の形態3に係る車両情報処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態3に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る車両情報処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態3に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図12の車両情報処理装置1は、図5の構成要素に加えて、配信情報サーバ26と、情報提供部27とを備える。なお、通信インターフェース部21及び情報提供部27は、配信部の概念に含まれる。
通信インターフェース部21は、車両情報処理装置1の外部から情報配信要求を取得する。車両情報処理装置1の外部は、例えば、センターサーバからのサービスを受けるためにセンターサーバに登録された車両である登録車両などである。
統計処理部24は、複数のプローブ車両37の少なくともいずれか1台の車両の第2要注意度を含む要注意度情報を随時生成する。統計処理部24は、生成した要注意度情報を配信情報サーバ26に出力する。
配信情報サーバ26は、統計処理部24から出力された要注意度情報を記憶する。情報提供部27は、通信インターフェース部21が情報配信要求を取得した場合に、配信情報サーバ26に記憶された要注意度情報を、通信インターフェース部21を介して車両情報処理装置1の外部に配信する。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る車両情報処理装置1によれば、車両情報処理装置1の外部からの情報配信要求に応じて要注意度情報を車両情報処理装置1の外部に配信する。このような構成によれば、例えば登録車両のユーザは、当該登録車両の第2要注意度がどれぐらいかを適宜知ることができる。
以上のような本実施の形態3に係る車両情報処理装置1によれば、車両情報処理装置1の外部からの情報配信要求に応じて要注意度情報を車両情報処理装置1の外部に配信する。このような構成によれば、例えば登録車両のユーザは、当該登録車両の第2要注意度がどれぐらいかを適宜知ることができる。
<実施の形態3の変形例1>
情報提供部27は、車両情報処理装置1の外部からの情報配信要求に応じて要注意度情報を車両情報処理装置1の外部に配信してもよい。なお、車両情報処理装置1の外部は、例えば、センターサーバからのサービスを受けるためにセンターサーバに登録された車両であって、登録車両よりも受けるサービスが少ない車両である特定車両である。以下の説明では、登録車両及び特定車両を区別しない場合には、これらを「被配信車両」と記すこともある。
情報提供部27は、車両情報処理装置1の外部からの情報配信要求に応じて要注意度情報を車両情報処理装置1の外部に配信してもよい。なお、車両情報処理装置1の外部は、例えば、センターサーバからのサービスを受けるためにセンターサーバに登録された車両であって、登録車両よりも受けるサービスが少ない車両である特定車両である。以下の説明では、登録車両及び特定車両を区別しない場合には、これらを「被配信車両」と記すこともある。
統計処理部24は、被配信車両に配信する要注意度情報に、被配信車両以外の少なくともいずれか1台の車両を被配信車両が弁別可能な弁別情報である車両IDと、当該少なくともいずれか1台の車両の位置情報とをさらに含めてもよい。このような構成によれば、被配信車両の表示装置は、配信された要注意度情報に基づく表示を行うことが可能となる。
図13は、被配信車両の表示装置での表示例を示す図である。図13の表示例では、被配信車両41と、2台の要注意車両42とが示されている。図14は、被配信車両の表示装置での別の表示例を示す図である。図14の表示例では、被配信車両41と、1台の要注意車両42と、1台の準要注意車両43とが示されている。なお図14では、要注意車両42のマークが、準要注意車両43のマークよりも目立つように、要注意車両42のマークを準要注意車両43のマークよりも大きくしている。これらの表示によって、被配信車両41の運転者は、第2要注意度が高い車両を知ることができる。
なお、あらゆる第2要注意度について車両を配信すると、車両情報処理装置1の配信負荷が増加する。
そこで、情報提供部27は、第2要注意度が閾値よりも小さい要注意度情報を配信しなくてもよい。
または、通常車両が要注意車両と予め定められた時間内に遭遇する可能性がある場合にのみ、情報提供部27は、当該要注意車両の要注意情報を配信してもよい。なお、予め定められた時間は、例えば10分である。遭遇する可能性は、例えば、複数のプローブ車両の進行方向及び速度などに基づいて統計処理部24によって求められる。
または、情報配信要求が、情報配信要求の要求元の位置を示す要求元位置情報を含む場合にのみ、情報提供部27は、情報配信要求に含まれる要求元位置情報が示す位置から予め定められた範囲内に位置するプローブ車両の要注意情報を配信してもよい。なお、予め定められた範囲は、例えば要求元位置情報が示す位置からの距離が10km以内の範囲である。
また、被配信車両の表示装置は、上記配信と同様の表示を行ってもよい。具体的には、被配信車両の表示装置は、第2要注意度が閾値よりも小さいプローブ車両の位置を表示しなくてもよい。または、通常車両が要注意車両と予め定められた時間内に遭遇する可能性がある場合にのみ、被配信車両の表示装置は、当該要注意車両の要注意情報を表示してもよい。または、情報配信要求が、情報配信要求の要求元の位置を示す要求元位置情報を含む場合にのみ、被配信車両の表示装置は、情報配信要求に含まれる要求元位置情報が示す位置から予め定められた範囲内に位置するプローブ車両の要注意情報を表示してもよい。
また、情報セキュリティの観点から、統計処理部24は上記車両IDを随時変更してもよい。これにより、車両IDが必要以上に特定されなくなるので、セキュリティを高めることができる。
<実施の形態3の変形例2>
車両情報処理装置1は、例えば、通信インターフェース部21の受信、及び、他のインターフェースからの入力によって、複数のプローブ車両の属性情報を取得してもよい。プローブ車両の属性情報は、被配信車両または被配信車両の運転者が、当該プローブ車両を特定可能な情報であり、例えば、メーカ、車格、型名、車両仕様、車体色などである。
車両情報処理装置1は、例えば、通信インターフェース部21の受信、及び、他のインターフェースからの入力によって、複数のプローブ車両の属性情報を取得してもよい。プローブ車両の属性情報は、被配信車両または被配信車両の運転者が、当該プローブ車両を特定可能な情報であり、例えば、メーカ、車格、型名、車両仕様、車体色などである。
以上の構成において、記憶部である車両情報記憶部25は、複数のプローブ車両の属性情報を記憶してもよい。そして、統計処理部24は、被配信車両に配信する要注意度情報に、車両情報記憶部25に記憶された属性情報のうち、上記少なくともいずれか1台の車両の属性情報をさらに含めてもよい。このような構成によれば、例えば、被配信車両の運転者は、要注意度情報に示される車両を容易に特定することができる。
<実施の形態3の変形例3>
車両情報処理装置1は、例えば、通信インターフェース部21の受信、及び、他のインターフェースからの入力によって、複数のプローブ車両における危険運転の態様を取得してもよい。危険運転の態様は、例えば、車両の急の割り込み、急ハンドル、急ブレーキ、蛇行、及び、表示灯の点灯忘れなどである。
車両情報処理装置1は、例えば、通信インターフェース部21の受信、及び、他のインターフェースからの入力によって、複数のプローブ車両における危険運転の態様を取得してもよい。危険運転の態様は、例えば、車両の急の割り込み、急ハンドル、急ブレーキ、蛇行、及び、表示灯の点灯忘れなどである。
以上の構成において、記憶部である車両情報記憶部25は、複数のプローブ車両における危険運転の態様を記憶してもよい。そして、統計処理部24は、被配信車両に配信する要注意度情報に、車両情報記憶部25に記憶された危険運転の態様のうち、上記少なくともいずれか1台の車両の危険運転の態様をさらに含めてもよい。このような構成によれば、例えば、被配信車両の運転者は、要注意度情報に示される車両が過去にどのような危険運転を行ったかを知ることができる。
<実施の形態3の変形例4>
統計処理部24は、第1車両の第1要注意度と、第1車両と相互危険運転を行った第2車両の第1要注意度とに基づいて、第1車両が第1車両以外の車両による危険運転の巻き添えとなる度合である巻き添え度を求めてもよい。例えば、統計処理部24は、第1車両の要注意度が閾値よりも小さく、かつ、第1車両と一定期間内に相互危険運転を行った複数の第2車両のうち、要注意度が閾値以上である第2車両の数が多い場合に、第1車両の巻き添え度を大きくする。このように求められた一の車両の巻き添え度が高いほど、当該一の車両自身は危険運転を行わないけれども、当該一の車両の速度が法定速度に対して低すぎるなどのような何らかの理由で、当該一の車両は別車両の危険運転の巻き添えとなりやすい傾向がある。
統計処理部24は、第1車両の第1要注意度と、第1車両と相互危険運転を行った第2車両の第1要注意度とに基づいて、第1車両が第1車両以外の車両による危険運転の巻き添えとなる度合である巻き添え度を求めてもよい。例えば、統計処理部24は、第1車両の要注意度が閾値よりも小さく、かつ、第1車両と一定期間内に相互危険運転を行った複数の第2車両のうち、要注意度が閾値以上である第2車両の数が多い場合に、第1車両の巻き添え度を大きくする。このように求められた一の車両の巻き添え度が高いほど、当該一の車両自身は危険運転を行わないけれども、当該一の車両の速度が法定速度に対して低すぎるなどのような何らかの理由で、当該一の車両は別車両の危険運転の巻き添えとなりやすい傾向がある。
そして以上の構成において、情報提供部27は、第1車両の巻き添え度を、車両情報処理装置の外部に配信してもよい。このような構成によれば、例えば、被配信車両の運転者は、危険運転の巻き添えとなりやすい傾向がある車両を知ることができる。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4に係る車両情報処理装置1のブロック構成は、実施の形態2に係る車両情報処理装置1のブロック構成(図5)と同じである。以下、本実施の形態4に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本発明の実施の形態4に係る車両情報処理装置1のブロック構成は、実施の形態2に係る車両情報処理装置1のブロック構成(図5)と同じである。以下、本実施の形態4に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態4に係る統計処理部24は、通信インターフェース部21で取得された複数のプローブ車両の走行情報に基づいて、複数のプローブ車両のそれぞれにおいて相互危険運転以外の危険運転である非相互危険運転が行われたかを判定する。非相互危険運転は、例えばプローブ車両単独の危険運転などを含む。
そして、統計処理部24は、当該判定結果も考慮して、複数のプローブ車両の要注意度を求める。
<動作>
図15は、本実施の形態4に係る車両情報処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図15は、本実施の形態4に係る車両情報処理装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS1及びステップS2にて、図6のステップS1及びステップS2と同様の処理が行われる。
ステップS3aにて、統計処理部24は、プローブDBサーバ23に記憶された複数のプローブ車両の走行情報に基づいて、相互危険運転が行われたかを判定する。また、統計処理部24は、プローブDBサーバ23に記憶された複数のプローブ車両の走行情報に基づいて、非相互危険運転が行われたかを判定する。
ステップS4aにて、統計処理部24は、相互危険運転についての判定結果と、非相互危険運転についての判定結果とに基づいて複数のプローブ車両の第1要注意度を求める。なお、相互危険運転と非相互危険運転とが同じ危険運転に対して判定された場合には、第1要注意度を重複して増やさないように、統計処理部24は、一方の判定結果のみを第1要注意度に反映させる。
その後、ステップS5~S7にて、図6のステップS5~ステップS7と同様の処理が行われる。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る車両情報処理装置1によれば、非相互危険運転が行われたかについての判定結果も考慮して、複数のプローブ車両の第1要注意度を求める。このような構成によれば、複数のプローブ車両の第1要注意度、ひいては第2要注意度のさらなる適切化を実現することができる。
以上のような本実施の形態4に係る車両情報処理装置1によれば、非相互危険運転が行われたかについての判定結果も考慮して、複数のプローブ車両の第1要注意度を求める。このような構成によれば、複数のプローブ車両の第1要注意度、ひいては第2要注意度のさらなる適切化を実現することができる。
なお、ステップS4aにおいて、相互危険運転が要注意車両同士の危険運転である場合には、統計処理部24は、いずれの要注意車両の第1要注意度も変更しなくてもよい。また、本実施の形態4においても、実施の形態2と同様の変形例を適用することができる。
<実施の形態5>
図16は、本発明の実施の形態5に係る車両情報処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態5に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図16は、本発明の実施の形態5に係る車両情報処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態5に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態1~4では、相互危険運転を行う2以上の車両はプローブ車両37であった。本実施の形態5では、相互危険運転を行う2以上の車両はプローブ車両37及び非プローブ車両38を含む。
プローブ車両37は、実施の形態2と同様に、プローブ車両37に設けられた検出装置で取得された情報に基づいて、相互危険運転が行われたかを判定する。そして、プローブ車両37は、相互危険運転の判定結果を含む走行情報を車両情報処理装置1に送信する。
また本実施の形態5では、プローブ車両37は、プローブ車両37に設けられた検出装置で取得された情報に基づいて、複数のプローブ車両37のうちの1台のプローブ車両が、当該1台の車両以外の車両の危険運転を原因とする危険運転である他原因危険運転を行ったかを判定する。1台のプローブ車両以外の車両は、プローブ車両37であってもよいし、非プローブ車両38であってもよい。各プローブ車両37は、他原因危険運転の判定結果を車両情報処理装置1に送信する。
通信インターフェース部21は、インターネットなどの通信ネットワーク36を介して複数のプローブ車両37から、複数のプローブ車両37の走行情報及び他原因危険運転の判定結果を取得(受信)する。
統計処理部24は、通信インターフェース部21で取得された他原因危険運転の判定結果も考慮して、複数のプローブ車両37の第1要注意度を求める。例えば、統計処理部24は、他原因危険運転の判定結果が、非プローブ車両38の危険運転が原因で危険運転が行われたことを示す場合には、非プローブ車両38との間で相互危険運転を行ったプローブ車両37の第1要注意度を増やさない。
<実施の形態5のまとめ>
以上のような本実施の形態5に係る車両情報処理装置1によれば、他原因危険運転が行われたかについての判定結果も考慮して、複数のプローブ車両の第1要注意度を求める。このような構成によれば、複数のプローブ車両の第1要注意度、ひいては第2要注意度のさらなる適切化を実現することができる。
以上のような本実施の形態5に係る車両情報処理装置1によれば、他原因危険運転が行われたかについての判定結果も考慮して、複数のプローブ車両の第1要注意度を求める。このような構成によれば、複数のプローブ車両の第1要注意度、ひいては第2要注意度のさらなる適切化を実現することができる。
<実施の形態5の変形例1>
実施の形態5では、通信インターフェース部21は、複数のプローブ車両が判定した他原因危険運転の判定結果を取得したが、これに限ったものではない。例えば、複数のプローブ車両のうちの1台のプローブ車両が他原因危険運転を行ったかを判定可能な情報である判定可能情報が、複数のプローブ車両に搭載された検出装置によって検出されてもよい。なお、判定可能情報は、例えば、プローブ車両及び非プローブ車両の走行に関する時系列情報、プローブ車両及び非プローブ車両の位置情報、並びに、映像情報などのセンサ情報を含む。
実施の形態5では、通信インターフェース部21は、複数のプローブ車両が判定した他原因危険運転の判定結果を取得したが、これに限ったものではない。例えば、複数のプローブ車両のうちの1台のプローブ車両が他原因危険運転を行ったかを判定可能な情報である判定可能情報が、複数のプローブ車両に搭載された検出装置によって検出されてもよい。なお、判定可能情報は、例えば、プローブ車両及び非プローブ車両の走行に関する時系列情報、プローブ車両及び非プローブ車両の位置情報、並びに、映像情報などのセンサ情報を含む。
このような構成において、通信インターフェース部21は、判定可能情報を取得してもよい。そして、複数のプローブ車両が他原因危険運転の判定を行うのではなく、統計処理部24が、通信インターフェース部21で取得された判定可能情報に基づいて、他原因危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果も考慮して、複数のプローブ車両37の第1要注意度を求めてもよい。
<実施の形態5の変形例2>
実施の形態5の構成によれば、相互危険運転を行った2台のプローブ車両のいずれもが、他原因危険運転が行われたと判定する場合がある。この場合、統計処理部24は、通信インターフェース部21で取得された複数のプローブ車両の判定結果に基づいて、相互危険運転を行った2台のプローブ車両のいずれもが他原因危険運転を行ったと判定することになる。
実施の形態5の構成によれば、相互危険運転を行った2台のプローブ車両のいずれもが、他原因危険運転が行われたと判定する場合がある。この場合、統計処理部24は、通信インターフェース部21で取得された複数のプローブ車両の判定結果に基づいて、相互危険運転を行った2台のプローブ車両のいずれもが他原因危険運転を行ったと判定することになる。
このような場合に、統計処理部24は、例えばセンサ情報などに基づいて、当該2台のプローブ車両の責任割合を求めてもよい。その一例として、統計処理部24は、2台のプローブ車両のうち、相互危険運転が行われた際に道路の白線からはみ出ていたプローブ車両の責任割合を、その際に道路の白線からはみ出ていなかったプローブ車の責任割合よりも高くしてもよい。また別例として、統計処理部24は、2台のプローブ車両のうち、相互危険運転が行われた際に先に急ブレーキをかけたプローブ車両の責任割合を、後に急ブレーキをかけたプローブ車の責任割合よりも高くしてもよい。
そして、統計処理部24は、当該責任割合も考慮して、複数のプローブ車両の第1要注意度を求めてもよい。例えば、統計処理部24は、2台のプローブ車両の責任割合が同じである場合には、2台のプローブ車両の第1要注意度を0.5点ずつ増やし、2台のプローブ車両の責任割合が7:3である場合には、責任割合が7であるプローブ車両の第1要注意度を0.7点増やし、責任割合が3であるプローブ車両の第1要注意度を0.3点増やしてもよい。このような構成によれば、複数のプローブ車両の第1要注意度、ひいては第2要注意度のさらなる適切化を実現することができる。
<実施の形態2~5の変形例>
実施の形態2~5の説明では、要注意度を算出する期間の間隔を、全ての車両について同じであることを想定して説明した。しかしこれに限ったものではなく、算出間隔は、車両ごとに調整されてもよい。
実施の形態2~5の説明では、要注意度を算出する期間の間隔を、全ての車両について同じであることを想定して説明した。しかしこれに限ったものではなく、算出間隔は、車両ごとに調整されてもよい。
例えば、統計処理部24は、危険運転が行われたと判定した時点でそれぞれのプローブ車両の要注意度を求めてもよい。
また例えば、統計処理部24は、初めて要注意度が算出されるプローブ車両については、プローブ開始時点から一定期間経過して走行情報がある程度蓄積されるまでは、当該プローブ車両の要注意度に初期値を用い、走行情報がある程度蓄積された場合に、当該プローブ車両に特有の要注意度を算出してもよい。初期値には、例えば、複数のプローブ車両の要注意度の平均値及び中央値などの統計的な値が用いられてもよい。または、初期値には、プローブ車両の車種などの属性、プローブ車両に搭載されている安全装置の性能及び種類、プローブ車両の拠点となる地域、プローブ車両の使用用途(例えば業務用)などのプローブ車両に特有の情報に基づく統計的な値が用いられてもよい。または、初期値には、プローブ車両を運転する運転者の属性、年齢、運転経歴、事故歴、自動車保険割引率などの運転者に特有の情報に基づく統計的な値が用いられてもよい。
<その他の変形例>
上述した図1の取得部11及び制御部12を、以下「取得部11等」と記す。取得部11等は、図17に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、複数の車両の走行情報を取得する取得部11と、取得部11で取得された複数の車両の走行情報に基づいて、複数の車両のうちの2台以上の車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求め、複数の車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数の車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
上述した図1の取得部11及び制御部12を、以下「取得部11等」と記す。取得部11等は、図17に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、複数の車両の走行情報を取得する取得部11と、取得部11で取得された複数の車両の走行情報に基づいて、複数の車両のうちの2台以上の車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求め、複数の車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数の車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行う制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。図18に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、車両情報処理装置1は、処理回路81により実行されるときに、複数の車両の走行情報を取得するステップと、取得された複数の車両の走行情報に基づいて、複数の車両のうちの2台以上の車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求めるステップと、複数の車両のうちの第1車両と相互危険運転を行った、複数の車両のうちの第2車両の要注意度に基づいて、第1車両の要注意度を修正する制御を行うステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、取得部11については専用のハードウェアとしての処理回路81及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した車両情報処理装置1は、PND(Portable Navigation Device)などのナビゲーション装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、ナビゲーション装置及び通信端末の少なくともいずれか1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される車両情報処理システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した車両情報処理装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 車両情報処理装置、11 取得部、12 制御部、21 通信インターフェース部、27 情報提供部、25 車両情報記憶部、37 プローブ車両、38 非プローブ車両。
Claims (20)
- 複数の車両の走行情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記複数の車両の走行情報に基づいて、前記複数の車両のうちの2台以上の車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、前記複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求める制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記複数の車両のうちの第1車両と前記相互危険運転を行った、前記複数の車両のうちの第2車両の前記要注意度に基づいて、前記第1車両の前記要注意度を修正する制御を行う、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記取得部で取得された前記複数の車両の走行情報に基づいて、前記複数の車両のそれぞれにおいて前記相互危険運転以外の危険運転である非相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果も考慮して、前記複数の車両の前記要注意度を求める、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記複数の車両の前記走行情報は、
前記相互危険運転が行われたかについての判定結果を含む、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記複数の車両の前記走行情報は、
前記複数の車両の走行に関する時系列情報と、前記複数の車両の位置情報とを含む、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記取得部は、前記複数の車両の走行に関する時系列情報をさらに取得し、
前記制御部は、
前記取得部で取得された前記複数の車両の前記時系列情報に基づいて、前記複数の車両の危険運転の度合を求め、当該危険運転の度合も考慮して、前記複数の車両の前記要注意度を求める、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記複数の車両の修正された前記要注意度に基づいて前記複数の車両を分類する、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記第2車両の前記要注意度が閾値以上である場合に、前記第1車両の前記要注意度を減らし、または、
前記第2車両の前記要注意度が閾値以下である場合に、前記第1車両の前記要注意度を増やす、車両情報処理装置。 - 請求項7に記載の車両情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記第1車両の前記要注意度を減らす場合には、前記第2車両の前記要注意度が大きいほど、前記第1車両の前記要注意度を減らす度合を大きくし、
前記第1車両の前記要注意度を増やす場合には、前記第2車両の前記要注意度が小さいほど、前記第1車両の前記要注意度を増やす度合を大きくする、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記取得部は、前記車両情報処理装置の外部から情報配信要求をさらに取得し、
前記取得部が前記情報配信要求を取得した場合に、前記複数の車両の少なくともいずれか1台の車両の修正された前記要注意度を含む要注意度情報を、前記車両情報処理装置の外部に配信する配信部をさらに備える、車両情報処理装置。 - 請求項9に記載の車両情報処理装置であって、
前記要注意度情報は、
前記少なくともいずれか1台の車両以外の車両が前記少なくともいずれか1台の車両を弁別可能な弁別情報と、前記少なくともいずれか1台の車両の位置情報とをさらに含む、車両情報処理装置。 - 請求項10に記載の車両情報処理装置であって、
前記弁別情報を随時変更する、車両情報処理装置。 - 請求項10に記載の車両情報処理装置であって、
前記配信部は、
前記複数の車両のうち修正された前記要注意度が閾値より小さい車両である通常車両が、前記複数の車両のうち修正された前記要注意度が前記閾値以上である車両である要注意車両と予め定められた時間内に遭遇する可能性がある場合に、前記要注意車両の前記要注意情報を配信する、車両情報処理装置。 - 請求項10に記載の車両情報処理装置であって、
前記情報配信要求は、前記情報配信要求の要求元の位置を示す要求元位置情報を含み、
前記配信部は、
前記複数の車両のうち、前記情報配信要求に含まれる前記要求元位置情報が示す位置から予め定められた範囲内に位置する車両の前記要注意情報を配信する、車両情報処理装置。 - 請求項10に記載の車両情報処理装置であって、
前記複数の車両の属性情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記要注意情報は、前記記憶部に記憶された属性情報のうち、前記少なくともいずれか1台の車両の属性情報をさらに含む、車両情報処理装置。 - 請求項10に記載の車両情報処理装置であって、
前記複数の車両における危険運転の態様を記憶する記憶部をさらに備え、
前記要注意情報は、前記記憶部に記憶された危険運転の態様のうち、前記少なくともいずれか1台の車両の危険運転の態様をさらに含む、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記取得部は、
前記複数の車両のうちの1台の車両が、前記1台の車両以外の車両の危険運転を原因とする危険運転である他原因危険運転を行ったかについての判定結果をさらに取得し、
前記制御部は、
前記取得部で取得された前記判定結果も考慮して、前記複数の車両の前記要注意度を求める、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記取得部は、
前記複数の車両のうちの1台の車両が、前記1台の車両以外の車両の危険運転を原因とする危険運転である他原因危険運転を行ったかを判定可能な情報である判定可能情報をさらに取得し、
前記制御部は、
前記取得部で取得された前記判定可能情報に基づいて、前記他原因危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果も考慮して、前記複数の車両の前記要注意度を求める、車両情報処理装置。 - 請求項16に記載の車両情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記取得部で取得された前記複数の車両の前記判定結果に基づいて、前記相互危険運転を行った2台の車両のいずれもが前記他原因危険運転を行ったと判定した場合に、当該2台の車両の責任割合を求め、当該責任割合も考慮して前記複数の車両の前記要注意度を求める、車両情報処理装置。 - 請求項1に記載の車両情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記第1車両の前記要注意度と、前記第2車両の前記要注意度とに基づいて、前記第1車両が前記第1車両以外の車両による危険運転の巻き添えとなる度合である巻き添え度を求め、
前記車両情報処理装置は、
前記第1車両の前記巻き添え度を、前記車両情報処理装置の外部に配信する配信部をさらに備える、車両情報処理装置。 - 複数の車両の走行情報を取得し、
取得された前記複数の車両の走行情報に基づいて、前記複数の車両のうちの2台以上の車両の間で相互に関連する危険運転である相互危険運転が行われたかを判定し、当該判定結果に基づいて、前記複数の車両のそれぞれに対して注意が払われるべき度合である要注意度を求め、
前記複数の車両のうちの第1車両と前記相互危険運転を行った、前記複数の車両のうちの第2車両の前記要注意度に基づいて、前記第1車両の前記要注意度を修正する制御を行う、車両情報処理方法。
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