JP6778898B2 - 逆走判定方法およびそれを利用した逆走判定装置、プログラム - Google Patents

逆走判定方法およびそれを利用した逆走判定装置、プログラム Download PDF

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本発明は、逆走判定技術、特に車両における逆走判定方法およびそれを利用した逆走判定装置、プログラムに関する。
自動車専用道路上での逆走を防ぐために、通行が禁止されている方向のある逆走禁止道路に対して、車両の通行が許可されている方向と逆の方向から車両が接近したときに車両の逆走を検知し、音および画像によって乗員に注意が促される。これを実現するために、有料道路の出口用ETC(Electronic Toll Collection System)料金所を車両が通過した場合、当該車両に搭載された車載装置は、出口用ETC料金所から出口情報を受信する。車載装置は、出口情報を受信すると、出口用ETC料金所を通過したときの車載装置が搭載されている車両の状態をマップマッチングまたは方位情報に基づいて判断し、必要な場合に警告を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−106959号公報
出口用ETC料金所から出口情報を受信することを処理の前提とする場合、路側装置との協調が必要になり、路側装置からの情報を受信しない限り逆走が検知されない。一方、逆走は危険な行動であるので、早急な判定が必要である。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、逆走を判定するまでの期間を短縮する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の逆走判定装置は、複数のリンクの組合せによって構成される地図データを記憶する記憶部と、測位された車両の第1位置情報を取得する取得部と、取得部において取得した第1位置情報と、記憶部に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出する導出部と、記憶部に記憶した地図データと、取得部において取得した第1位置情報と、導出部において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する判定部と、判定部における逆走の判定結果を出力する出力部とを備える。記憶部に記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、判定部は、第2位置情報が所定のUターン禁止リンクに含まれており、所定のUターン禁止リンクに対して進行方向が逆向きのリンクである所定の逆走方向リンクが地図データにおいて所定のUターン禁止リンクと対応付けられており、かつ第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、車両が逆走していると仮判定し、かつ、車両が逆走していると仮判定した後に所定の逆走方向リンクを第2位置情報が移動する場合に、車両が逆走していると最終的に判定する。
本発明の別の態様は、逆走判定方法である。この方法は、測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出するステップと、メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定するステップと、逆走の判定結果を出力するステップとを備える。メモリに記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、車両の逆走を判定するステップは、第2位置情報が所定のUターン禁止リンクに含まれており、所定のUターン禁止リンクに対して進行方向が逆向きのリンクである所定の逆走方向リンクが地図データにおいて所定のUターン禁止リンクと対応付けられており、かつ、第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、車両が逆走していると仮判定し、かつ、車両が逆走していると仮判定した後に所定の逆走方向リンクを第2位置情報が移動する場合に、車両が逆走していると最終的に判定する
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、システム、方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。
実施の形態において想定される逆走の状況を示す図である。 実施の形態に係る逆走判定装置の構成を示す図である。 図3(a)−(b)は、図2の記憶部に記憶される地図データのデータ構造を示す図である。 図4(a)−(b)は、図2の判定部による処理の概要を示す図である。 図2の記憶部に記憶される地図データの別のデータ構造を示す図である。 図2の逆走判定装置による逆走判定処理の手順を示すフローチャートである。 図2の逆走判定装置による逆走判定処理の別の手順を示すフローチャートである。 図2の逆走判定装置による逆走判定処理のさらに別の手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施の形態は、車両に搭載され、かつ当該車両の逆走を判定するための逆走判定装置に関する。逆走判定装置は、例えば、カーナビゲーション装置に組み込まれる。逆走を判定するまでの期間を短縮するために、逆走判定装置は、複数のリンクの組合せによって構成されている地図データを使う。複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして予め設定されている。Uターン禁止リンクとは、Uターンが禁止されているリンクを特定するためのリンク属性である。逆走判定装置は、マップマッチングにより導出した車両の位置情報がUターン禁止リンクに含まれる場合、測位した車両の位置情報をもとにUターンを検出する。Uターンを検出すると、逆走判定装置は、運転者に対して注意を通知する。つまり、地図データに予め含めたUターン禁止リンクにおいてUターンを検出するだけで注意喚起できるので、逆走を判定するまでの期間が短縮される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は一例であり、本発明はこれらの実施の形態により限定されるものではない。
逆走判定装置の構成を説明する前に、逆走判定装置の処理対象となる状況であって、かつ車両の逆走が発生しうる状況を図1を使用しながら説明する。逆走が発生しうる状況とは、Uターンが禁止された道路においてUターンがなされうる状況といえる。図1は、実施の形態において想定される逆走の状況を示す。これは、インターチェンジ、ジャンクションを示す。図の右から左に向かって本線210が延びる。本線210は、例えば、都市間高速道路、都市高速道路のような高速道路の本線であり、かつ2車線を含む。本線210は、離脱路208を分岐するとともに、導入路206を合流させる。離脱路208は、本線210から料金所204に向かうための道路であり、導入路206は、料金所204から本線210に向かうための道路である。
料金所204の外側には、料金所204の入口に向かう料金所進入道路200と、料金所204の出口から離れる料金所退出道路202が並んで配置される。料金所進入道路200、料金所退出道路202、導入路206、離脱路208、本線210のそれぞれは一方通行であり、それらの進行方向は、符号を付与しない矢印で示される。これは、以下の図面においても同様である。また、これらの道路は一方通行であるので、Uターンが禁止されている。
第1走行経路300は、料金所進入道路200を料金所204に向かって進みながら、料金所204に到達する前に料金所進入道路200で本実施の形態が想定する逆走を引き起こすようにUターンする経路である。ここでは、Uターンによって料金所進入道路200において逆走が発生する。本来は、料金所204に到達するまで料金所進入道路200を進むべきである。また、第2走行経路302は、本線210の1つの車線を進行方向に進みながら、本線210の別の車線に進入するようにUターンする経路である。ここでは、本線210の別の車線において逆走が発生する。本来は、本線210をそのまま進行方向に進むべきである。
図2は、実施の形態に係る逆走判定装置100の構成を示す。逆走判定装置100は、GNSS(Global Navigation Satellite System(s))受信機10、車両状態センサ12、表示装置14、スピーカ16に接続される。逆走判定装置100は、測位部20、取得部22、記憶部24、導出部26、判定部28、出力部30を含む。測位部20は、衛星測位部40、自律航法測位部42を含み、判定部28は、Uターン禁止リンク検出部50、Uターン検出部52を含む。逆走判定装置100は、例えばカーナビゲーション装置に組み込まれて車両に搭載される。
GNSS受信機10は、図示しない航法衛星からの信号を受信し、受信した信号を衛星測位部40に出力する。衛星測位部40は、GNSS受信機10からの信号をもとに、衛星測位を実行する。車両状態センサ12は、方位センサ、車速センサ等の車両の状態を検出するセンサ群である。方位センサは、例えば角速度センサ、地磁気センサであり、車速センサは、例えば車速パルスセンサである。車両状態センサ12は、検出結果を自律航法測位部42に出力する。自律航法測位部42は、車両状態センサ12からの検出結果をもとに、自律航法による測位を実行する。測位部20は、衛星測位部40の測位結果と自律航法測位部42の測位結果とを組み合わせることによって、測位した車両の位置情報(以下、「第1位置情報」という)を導出する。第1位置情報は、緯度と経度との組合せによって示される。なお、第1位置情報は、衛星測位部40の測位結果と自律航法測位部42の測位結果とのいずれかであってもよい。取得部22は、測位部20から第1位置情報を取得する。取得部22は、第1位置情報を導出部26、判定部28に出力する。
記憶部24は、地図データを記憶する。地図データは、デジタル道路地図データベースともよばれ、道路網を「ノード」と「リンク」の組合せによって表現する。ノードは交差点その他道路網表現上の結節点などを示し、リンクはノードとノードの間の道路区間を示し、それぞれには固有の番号が設定される。そのため、地図データは複数のリンクの組合せによって構成される。地図データにはさまざまな情報が含まれるが、ここでは、本実施の形態に関連する情報を説明する。
図3(a)−(b)は、記憶部24に記憶される地図データのデータ構造を示す。図3(a)に示されるように、リンク番号欄400、始点ノード番号欄402、終点ノード番号欄404、リンク方向欄406、Uターン禁止リンク欄408が含まれる。リンク番号欄400にはリンクを識別するための固有の番号が示される。始点ノード番号欄402には、リンクの始点となるノードを識別するための固有の番号が示され、終点ノード番号欄404には、リンクの終点となるノードを識別するための固有の番号が示され、リンク方向欄406には、リンクの方向が示される。
ノードを識別するための固有の番号は、ノード番号として図3(b)のように示される。図示のごとく、ノード番号欄410に示されたノード番号は、ノード座標欄412に示されたノード座標に対応づけられる。ノード座標は、緯度と経度との組合せによって示される。図3(a)のUターン禁止リンク欄408については後述する。図2に戻る。
導出部26は、取得部22において取得した第1位置情報と、記憶部24に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の位置情報(以下、「第2位置情報」という)を導出する。マップマッチング処理は、第1位置情報と、地図データの複数のリンクとを比較することによって、最も適切なリンク上に配置されるように第1位置情報を補正させる処理であり、補正した第1位置情報が第2位置情報に相当する。導出部26は、第2位置情報を判定部28に出力する。
判定部28は、記憶部24に記憶した地図データと、取得部22において取得した第1位置情報と、導出部26において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する。ここでは、図4(a)−(b)を使用しながら、判定部28における逆走の判定処理の概要を説明する。図4(a)−(b)は、判定部28による処理の概要を示す。図4(a)は、図1の料金所進入道路200、料金所204の近傍を示す。料金所進入道路200は、料金所204に向かう進行方向を有する。この料金所進入道路200では逆走が禁じられている。逆走は、第1走行経路300のようなUターンによって発生する。
一方、料金所進入道路200とは異なってUターンが可能な道路もあるので、Uターンの発生を検出するだけでは、逆走を判定することにはならない。そのため、判定部28は、すべての道路ではなく、Uターンが禁止された料金所進入道路200におけるUターンの発生を検出することによって、逆走を判定する。Uターンが禁止された料金所進入道路200を特定するために、料金所進入道路200には、Uターンが禁止されたリンクであるUターン禁止リンク500が対応づけられる。
図4(b)は、図1の本線210の近傍を示す。本線210は、右から左に向かう進行方向を有する。この本線210では逆走が禁じられている。逆走は、第2走行経路302のような、1つの車線から別の車線へのUターンによって発生する。一方、ここでも、Uターンの発生を検出するだけでは、逆走を判定することにはならない。そのため、判定部28は、すべての道路ではなく、Uターンが禁止された本線210におけるUターンの発生を検出することによって、逆走を判定する。Uターンが禁止された本線210を特定するために、本線210にもUターン禁止リンク500が対応づけられる。
また、本線210の上側には、本線210とは反対向きの進行方向を有する別の本線が示される。当該別の本線の進行方向は、本線210においてUターンが発生して逆走した場合の進行方向と同一になる。そのため、本線210においてUターンが発生した後に逆走がなされている状態での第2位置情報は、マップマッチング処理によって、別の本線のリンクに沿って移動する。つまり、第2走行経路302の場合、(1)本線210に沿って移動する第2位置情報が取得された後、(2)Uターンが検出され、(3)さらに別の本線に沿って移動する第2位置情報が取得される。(3)の処理の実行を容易にするために、別の本線には、Uターン禁止リンク500に対して進行方向が逆向きのリンクである逆走方向リンク502が対応づけられる。
Uターン禁止リンク500、逆走方向リンク502は地図データに設定される。図3(a)のごとく、Uターン禁止リンク500は、Uターン禁止リンク欄408に示される。つまり、地図データでは、複数のリンクのうち、一部のリンクがUターン禁止リンク500として設定される。図5は、記憶部24に記憶される地図データの別のデータ構造を示す。Uターン禁止リンクリスト420は、図3(a)のUターン禁止リンク欄408に示されたUターン禁止リンク500をまとめたリストであり、図3(a)のUターン禁止リンク欄408と同一の内容である。
1つのUターン禁止リンク500には、1つの逆走方向リンクリスト440が紐づけられる。逆走方向リンクリスト440には、逆走方向リンク502が設定されるので、地図データでは、Uターン禁止リンク500に対応づけられた逆走方向リンク502が設定される。逆走方向リンク502は、図3(a)におけるリンク番号によって示される。あるいは、逆走方向リンク502は、図3(a)−(b)における始点ノード番号、終点ノード番号、リンク方向、ノード座標によって示されてもよい。
なお、Uターン禁止リンク500に対して逆走方向リンク502が定義されていない場合もある。その場合、Uターン禁止リンク500に対応づけられた逆走方向リンクリスト440が存在しなくてもよいし、Uターン禁止リンク500に対応づけられた逆走方向リンクリスト440に逆走方向リンク502が含まれていなくてもよい。ここでは、一例として後者であるとする。複数の逆走方向リンクリスト440は逆走方向リンクテーブル430に含まれる。図2に戻る。
判定部28のUターン禁止リンク検出部50は、第2位置情報をもとに、地図データを参照することによって、移動中のリンクがUターン禁止リンク500であるかを確認する。これは、地図データにおいて、第2位置情報を含む範囲のUターン禁止リンク500を特定することに相当する。Uターン禁止リンク検出部50は、移動中のリンクがUターン禁止リンク500である場合、つまり第2位置情報がUターン禁止リンク500の範囲に含まれる場合、Uターン禁止リンク500に対応した逆走方向リンクリスト440を選択する。この選択は逆走方向リンクテーブル430からなされる。選択した逆走方向リンクリスト440に逆走方向リンク502が含まれている場合、Uターン禁止リンク検出部50は、逆走方向リンク502を設定する。一方、選択した逆走方向リンクリスト440に逆走方向リンク502が含まれていない場合、Uターン禁止リンク検出部50は、逆走方向リンク502を設定しない。さらに、Uターン禁止リンク検出部50は、Uターン検出部52に処理の開始を指示する。
Uターン検出部52は、Uターン禁止リンク検出部50からの指示を受けつけると、逆走の判定処理を実行する。Uターン検出部52は、第1位置情報の履歴をもとに第1位置情報の移動を監視する。一定期間における第1位置情報の移動が所定範囲内の旋回である場合、Uターン検出部52はUターンを検出する。例えば、一定期間は30秒から1秒程度のいずれかに設定され、所定範囲は160°から200°のように設定される。逆走方向リンク502が設定されていない場合、Uターン検出部52は、第1位置情報をもとにしたUターンを検出すれば、逆走を判定する。例えば、図4(a)の場合、Uターン検出部52は、料金所進入道路200に設定されたUターン禁止リンク500を走行中にUターンを検出すれば逆走を判定する。
一方、逆走方向リンク502が設定されている場合、Uターン検出部52は、第1位置情報をもとにしたUターンを検出すれば、逆走の可能性があることを判定する。これは、逆走を仮判定することに相当する。これにつづいて、Uターン検出部52は、第2位置情報をもとにした移動中のリンクが逆走方向リンク502であるかを確認する。Uターン禁止リンク検出部50は、移動中のリンクが逆走方向リンク502である場合、つまり第2位置情報が逆走方向リンク502の範囲に含まれる場合、逆走を再判定する。これは、逆走を最終的に判定することに相当する。例えば、図4(b)の場合、Uターン検出部52は、本線210に設定されたUターン禁止リンク500を走行中にUターンを検出すれば逆走を仮判定する。また、Uターン後に、Uターン検出部52は、逆走方向リンク502の走行を検出すれば、逆走を最終的に判定する。なお、Uターン禁止リンク検出部50は、移動中のリンクが逆走方向リンク502でない場合、つまり第2位置情報が逆走方向リンク502の範囲に含まれていない場合、他の道路に移動している可能性があるため、仮判定をリセットする。
出力部30は、判定部28における逆走の判定結果を出力する。特に、出力部30は、Uターン検出部52において逆走を判定した場合に、注意の画面を表示装置14に表示させたり、注意の音声をスピーカ16から出力したりする。つまり、表示装置14、スピーカ16によって注意が通知される。なお、Uターン検出部52が逆走を仮判定してから、最終的な判定をした場合、出力部30は、仮判定に応じて、逆走の可能性が高いことを運転者に知らせるための通知(後述する1回目の注意喚起)を表示装置14、スピーカ16から出力する。また、出力部30は、最終的な判定に応じて、逆走を運転者に知らせるための通知(後述する2回目の注意喚起)を表示装置14、スピーカ16から出力する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による逆走判定装置100の動作を説明する。図6は、逆走判定装置100による逆走判定処理の手順を示すフローチャートである。Uターン禁止リンク検出部50においてUターン禁止リンク500を移動中であることが検出され(S10のY)、Uターン検出部52がUターンを検出した場合(S12のY)、出力部30は注意を通知する(S14)。Uターン禁止リンク検出部50においてUターン禁止リンク500を移動中であることが検出されない場合(S10のN)、あるいはUターン検出部52がUターンを検出しない場合(S12のN)、処理は終了される。
図7は、逆走判定装置100による逆走判定処理の別の手順を示すフローチャートである。一定期間における旋回が所定の範囲内であれば(S50のY)、Uターン検出部52は、Uターンされたと判定する(S52)。一方、一定期間における旋回が所定の範囲内でなければ(S50のN)、Uターン検出部52は、Uターンされていないと判定する(S54)。
図8は、逆走判定装置100による逆走判定処理のさらに別の手順を示すフローチャートである。Uターン禁止リンク検出部50においてUターン禁止リンク500を移動中であることが検出され(S100のY)、Uターン禁止リンク500に対応する逆走方向リンク502があり(S102のY)、Uターン検出部52がUターンを検出した場合(S104のY)、Uターン検出部52は逆走を仮判定する(S106)。出力部30は1回目の注意喚起を通知する(S108)。逆走方向リンク502を移動中である場合(S110のY)、Uターン検出部52は逆走を再判定する(S112)。出力部30は2回目の注意喚起を通知する(S114)。なお、1回目と2回目の注意喚起は異なる通知形態を取ってもよい。さらに、2回目の注意喚起のほうがより強調された形態にすると、運転者に逆走に気付いてもらう効果がより高まる。Uターン禁止リンク500に対応する逆走方向リンク502がなく(S102のN)、Uターン検出部52がUターンを検出した場合(S116のY)、Uターン検出部52は逆走を判定する(S118)。出力部30は注意喚起を通知する(S120)。Uターン禁止リンク検出部50においてUターン禁止リンク500を移動中であることが検出されない場合(S100のN)、あるいはUターン検出部52がUターンを検出しない場合(S104のN、S116のN)、あるいは逆走方向リンク502を移動中でない場合(S110のN)、処理は終了される。
本実施の形態によれば、Uターン禁止リンクを地図データにおいて設定し、第2位置情報がUターン禁止リンクに含まれると、第1位置情報をもとにUターンを検出するので、処理を簡易化できる。また、処理が簡易化するので、処理期間を短縮できる。また、第2位置情報がUターン禁止リンクに含まれていないと、第1位置情報をもとにしたUターンを検出するための処理を実行しないので、処理量を低減できる。また、第1位置情報をもとにしたUターンを検出してから、Uターン禁止リンクの進行方向とは逆向きのリンクを第2位置情報が移動するかを確認するので、Uターンの発生を2段階で判定できる。また、Uターンの発生が2段階で判定されるので、逆走の判定精度を向上できる。また、料金所の入口に向かう道路にUターン禁止リンクを設定するので、料金所の入口に向かう道路において逆走を判定できる。また、本線道路にUターン禁止リンクを設定するので、本線道路において逆走を判定できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の逆走判定装置は、複数のリンクの組合せによって構成される地図データを記憶する記憶部と、測位された車両の第1位置情報を取得する取得部と、取得部において取得した第1位置情報と、記憶部に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出する導出部と、記憶部に記憶した地図データと、取得部において取得した第1位置情報と、導出部において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する判定部と、判定部における逆走の判定結果を出力する出力部とを備える。記憶部に記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、判定部は、第2位置情報がUターン禁止リンクに含まれ、かつ第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、逆走を判定する。
この態様によると、Uターン禁止リンクを地図データにおいて設定し、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれると、第1位置情報をもとにUターンを検出するので、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。
判定部は、第1位置情報をもとにしたUターンを検出してから、Uターン禁止リンクの進行方向とは逆向きのリンクを第2位置情報が移動する場合に、逆走を再判定してもよい。この場合、Uターン禁止リンクの進行方向とは逆向きのリンクを第2位置情報が移動するかを確認するので、逆走の判定精度を向上できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、Uターン禁止リンクは、料金所の入口に向かう道路のリンクに設定されてもよい。この場合、料金所の入口に向かう道路において逆走を判定できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、Uターン禁止リンクは、本線道路のリンクに設定されてもよい。この場合、本線道路において逆走を判定できる。
出力部は、判定部が逆走を仮判定した場合、1回目の注意喚起を行い、判定部がUターン禁止リンクの進行方向とは逆向きのリンクを第2位置情報が移動するときに逆走を再判定した場合、2回目の注意喚起を行ってもよい。この場合、逆走の可能性が高いことを運転者に知らせてから、最終的な判定に応じて逆走を運転者に知らせることにより、運転者により早急に逆走を気付いてもらうことができる。
本発明の別の態様は、逆走判定方法である。この方法は、測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出するステップと、メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定するステップと、逆走の判定結果を出力するステップとを備える。メモリに記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、判定するステップは、第2位置情報がUターン禁止リンクに含まれ、かつ第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、逆走を判定する。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施の形態において、出力部30は、逆走を判定した場合の注意の通知を表示装置14あるいはスピーカ16に出力する。しかしながらこれに限らず例えば、出力部30は、自動運転のための制御装置に、逆走を判定した場合の注意の通知を出力してもよい。本変形例によれば、逆走の判定を自動運転に反映できる。
本発明によれば、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。
10 GNSS受信機、 12 車両状態センサ、 14 表示装置、 16 スピーカ、 20 測位部、 22 取得部、 24 記憶部、 26 導出部、 28 判定部、 30 出力部、 40 衛星測位部、 42 自律航法測位部、 50 Uターン禁止リンク検出部、 52 Uターン検出部、 100 逆走判定装置、 500 Uターン禁止リンク、 502 逆走方向リンク。

Claims (7)

  1. 複数のリンクの組合せによって構成される地図データを記憶する記憶部と、
    測位された車両の第1位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した第1位置情報と、前記記憶部に記憶した地図データとのマップマッチング処理により前記車両の第2位置情報を導出する導出部と、
    前記記憶部に記憶した地図データと、前記取得部において取得した第1位置情報と、前記導出部において導出した第2位置情報とをもとに、前記車両の逆走を判定する判定部と、
    前記判定部における逆走の判定結果を出力する出力部とを備え、
    前記記憶部に記憶した地図データでは、前記複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、
    前記判定部は、前記第2位置情報が所定のUターン禁止リンクに含まれており、前記所定のUターン禁止リンクに対して進行方向が逆向きのリンクである所定の逆走方向リンクが前記地図データにおいて前記所定のUターン禁止リンクと対応付けられており、かつ、前記第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、前記車両が逆走していると仮判定し、かつ、
    前記車両が逆走していると仮判定した後に前記所定の逆走方向リンクを前記第2位置情報が移動する場合に、前記車両が逆走していると最終的に判定することを特徴とする逆走判定装置。
  2. 前記判定部は、前記第2位置情報が所定のUターン禁止リンクに含まれており、前記所定の逆走方向リンクが前記地図データにおいて前記所定のUターン禁止リンクと対応付けられておらず、かつ、前記第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合、前記車両が逆走していると最終的に判定することを特徴とする請求項1に記載の逆走判定装置。
  3. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、Uターン禁止リンクは、料金所の入口に向かう道路のリンクに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の逆走判定装置。
  4. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、Uターン禁止リンクは、本線道路のリンクに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の逆走判定装置。
  5. 前記出力部は、前記車両が逆走していると前記判定部により仮判定された場合、1回目の注意喚起を行い、
    前記車両が逆走していると仮判定された後に、前記車両が逆走していると前記判定部により最終的に判定された場合、2回目の注意喚起を行うことを特徴とする請求項に記載の逆走判定装置。
  6. 測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、
    メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により前記車両の第2位置情報を導出するステップと、
    メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、前記車両の逆走を判定するステップと、
    逆走の判定結果を出力するステップとを備え、
    前記メモリに記憶した地図データでは、前記複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、
    前記車両の逆走を判定するステップは、前記第2位置情報が所定のUターン禁止リンクに含まれており、前記所定のUターン禁止リンクに対して進行方向が逆向きのリンクである所定の逆走方向リンクが前記地図データにおいて前記所定のUターン禁止リンクと対応付けられており、かつ、前記第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、前記車両が逆走していると仮判定し、かつ、
    前記車両が逆走していると仮判定した後に前記所定の逆走方向リンクを前記第2位置情報が移動する場合に、前記車両が逆走していると最終的に判定することを特徴とする逆走判定方法。
  7. 測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、
    メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により前記車両の第2位置情報を導出するステップと、
    メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、前記車両の逆走を判定するステップと、
    逆走の判定結果を出力するステップとを備え、
    前記メモリに記憶した地図データでは、前記複数のリンクのうち、Uターンが禁止されたリンクがUターン禁止リンクとして設定され、
    前記車両の逆走を判定するステップは、前記第2位置情報が所定のUターン禁止リンクに含まれており、前記所定のUターン禁止リンクに対して進行方向が逆向きのリンクである所定の逆走方向リンクが前記地図データにおいて前記所定のUターン禁止リンクと対応付けられており、かつ、前記第1位置情報をもとにしたUターンを検出した場合に、前記車両が逆走していると仮判定し、かつ、
    前記車両が逆走していると仮判定した後に前記所定の逆走方向リンクを前記第2位置情報が移動する場合に、前記車両が逆走していると最終的に判定することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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