WO2019138475A1 - 数値制御装置及び数値制御システム - Google Patents
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Definitions
- input means 4 is used to store the second data temporarily stored in buffer 34.
- a storage instruction to be stored in the unit 35 is input to the numerical control device 3.
- Reception unit 31 receives a storage instruction, and outputs the storage instruction to comparison unit 36.
- the comparison unit 36 causes the storage unit 35 to store the second data temporarily stored in the buffer 34 based on the storage instruction. That is, the storage unit 35 stores the second data received by the receiving unit 33.
- FIG. 2 is a diagram for explaining data transmitted and received in the numerical control system 1 according to the first embodiment.
- the data creation device 7 transmits the work instruction data 61 to the server 6, and the server 6 receives the work instruction data 61 from the data creation device 7 and stores it.
- Work instruction data 61 including the first data and work instruction data 61 including the second data exist separately.
- n work instruction data 61 may further be present.
- Each of the n pieces of work instruction data 61 includes data for performing processing on a workpiece. In FIG. 2, only one piece of work instruction data 61 is shown for the sake of simplicity.
- matters related to the work instruction data 61 including the first data will be described.
- the work instruction data 61 including the second data and the work instruction data 61 including data for processing the same workpiece as the first data are both the work instruction data 61 including the first data and Similarly, corresponding to data for processing a workpiece, setup information 62, processing instruction information 63, processing program 64, tool data 65, workpiece coordinate system offset data 66, parameters 67 and common variables Including 68.
- the operator decides not to cause the numerical control device 3 to continue the operation for the first processing. That is, the operator decides to stop the numerical control device 3 from performing the operation for the first processing.
- the operator uses the input unit 4 to input a stop instruction to stop the first processing to the numerical control device 3.
- the operator inputs a transmission instruction requesting transmission of the second data to the numerical control device 3 using the input means 4.
- FIG. 9 is a diagram showing the configuration of the numerical control system 1A according to the second embodiment.
- the numerical control system 1A includes a numerical control device 3A, an input unit 4, a display device 5, a server 6, and a data creation device 7.
- the numerical control device 3A has all the components other than the transmission unit 32 of the numerical control device 3 according to the first embodiment.
- the numerical control device 3A includes a transmission unit 32a and a second determination unit 41.
- parts different from the first embodiment will be mainly described.
- the second determination unit 41 needs third data for performing the third processing on the workpiece. I will judge.
- the transmission unit 32 a transmits a request for transmission of the third data to the server 6.
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Abstract
数値制御装置(3)は、被加工物を加工する工作機械(2)を制御する装置であって、被加工物に対して第1の加工を行うための第1のデータを記憶するサーバ(6)から第1のデータを受信する受信部(33)と、受信部(33)によって受信された第1のデータを記憶する記憶部(35)と、記憶部(35)が第1のデータを記憶したか否かを判断する第1判断部(38)と、記憶部(35)が第1のデータを記憶したと第1判断部(38)によって判断された場合、第1のデータをもとに第1の加工についての第1のシミュレーションを開始するシミュレーション部(39)とを有する。
Description
本発明は、被加工物を加工する工作機械を制御する数値制御装置及び数値制御システムに関する。
従来、数値制御装置が加工プログラムを実行して工作機械を制御し、工作機械が被加工物を実際に加工する前に、オペレータは、工作機械がオペレータの意思の通りに動作するか否かを数値制御装置にチェックさせる。チェックの方法は、古くから多くの文献で報告されており、公知である。数値制御装置にチェックさせる場合、オペレータは、加工プログラムを実行するために必要なデータを数値制御装置に入力し、数値制御装置にチェックを行うことを指示する。オペレータは、工作機械を操作する人である。
オペレータは、加工プログラムを実行するために必要なデータを数値制御装置に入力した後、ワーク及び工具のセッティングを行う。その後、オペレータは、加工プログラムにしたがった加工のシミュレーションを実行させることを数値制御装置に指示し、工作機械がオペレータの意思の通りに動作するか否かを数値制御装置にチェックさせる。チェックが終了した後に、オペレータは、加工プログラムをもとに工作機械に被加工物に対する加工を行わせる。
上述のように、加工プログラムをもとに工作機械に被加工物に対する加工を行わせる際、オペレータは、数値制御装置にシミュレーションを実行させるためにデータを準備する第1の段取り作業を行う。次に、オペレータは、ワーク及び工具のセッティングを行う第2の段取り作業を行う。第2の段取り作業が終了すると、数値制御装置はシミュレーションを実行する。最後に、オペレータは、加工プログラムをもとに工作機械に被加工物に対する加工を行わせる。
特許文献1には、加工プログラムをもとに工作機械に被加工物に対する加工を行わせる前にオペレータが行う段取り作業に要する時間を短縮するための技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、数値制御装置に加工プログラムにしたがった加工のシミュレーションを実行させる際に使用される複数のパラメータをまとめて表示し、オペレータがパラメータを設定する段取り作業に要する時間を短縮させることを可能にする技術が開示されている。
特許文献1が開示している技術を用いると第1の段取り作業に要する時間を短縮させることは可能である。しかしながら、被加工物を加工する際、第1の段取り作業と、第2の段取り作業と、シミュレーションと、工作機械による加工とが行われるので、オペレータは、第1の段取り作業に要する時間を短縮させるだけでは満足しない。第1の段取り作業、第2の段取り作業、シミュレーション及び工作機械による加工にかかる各時間の合計である総時間を従来より短くすることが要求されている。すなわち、被加工物の加工に要する総時間を従来より短くすることが要求されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被加工物の加工に要する総時間を従来より短くすることに寄与する数値制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被加工物を加工する工作機械を制御する数値制御装置であって、前記被加工物に対して第1の加工を行うための第1のデータを記憶するサーバから前記第1のデータを受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記第1のデータを記憶する記憶部とを有する。本発明は、前記記憶部が前記第1のデータを記憶したか否かを判断する第1判断部と、前記記憶部が前記第1のデータを記憶したと前記第1判断部によって判断された場合、前記第1のデータをもとに前記第1の加工についての第1のシミュレーションを開始するシミュレーション部とを更に有する。
本発明にかかる数値制御装置は、被加工物の加工に要する総時間を従来より短くすることに寄与することができるという効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態にかかる数値制御装置及び数値制御システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる数値制御システム1の構成を示す図である。数値制御システム1は、被加工物を加工する工作機械2を制御する数値制御装置3を有する。数値制御装置3は、加工プログラムをもとに工作機械2によって行われる加工を模擬実験して当該加工において異常が生じるか否かを判断するシミュレーションを行う機能を有している。加工の一例は、切削加工である。工具の一例は、切削工具である。シミュレーションの一例は、工作機械2の第1の部位に取り付けられる切削工具による切削加工を模擬実験し、切削工具が加工時に工作機械2の第1の部位と異なる第2の部位に衝突するか否かを判断することである。
図1は、実施の形態1にかかる数値制御システム1の構成を示す図である。数値制御システム1は、被加工物を加工する工作機械2を制御する数値制御装置3を有する。数値制御装置3は、加工プログラムをもとに工作機械2によって行われる加工を模擬実験して当該加工において異常が生じるか否かを判断するシミュレーションを行う機能を有している。加工の一例は、切削加工である。工具の一例は、切削工具である。シミュレーションの一例は、工作機械2の第1の部位に取り付けられる切削工具による切削加工を模擬実験し、切削工具が加工時に工作機械2の第1の部位と異なる第2の部位に衝突するか否かを判断することである。
図1には、工作機械2も示されている。図1には、被加工物は示されていない。数値制御装置3の詳細については、後述する。数値制御システム1は、オペレータが指示又は情報を数値制御装置3に入力するための入力手段4を更に有する。入力手段4の例は、キーボード及びマウスである。オペレータは、工作機械2を操作する人である。
数値制御システム1は、数値制御装置3によって行われたシミュレーションの結果を表示する表示装置5を更に有する。数値制御システム1は、被加工物に対して第1の加工を行うための第1のデータと被加工物に対して第2の加工を行うための第2のデータとを記憶するサーバ6を更に有する。サーバ6は、被加工物に対して加工を行うためのn個のデータを更に記憶していてもよい。「n」は、1以上の整数である。
第1のデータ及び第2のデータについては、後にも言及する。なお、実施の形態1では、図1に示されている加工プログラム64、工具データ65、ワーク座標系オフセットのデータ66、パラメータ67及びコモン変数68が、第1のデータを構成する。数値制御システム1は、サーバ6が記憶する第1のデータを変更する機能を有するデータ作成装置7を更に有する。
次に、数値制御装置3、入力手段4、表示装置5、サーバ6及びデータ作成装置7の詳細を説明する。数値制御装置3は、第1のデータの送信を要求する送信指示を受け付ける受付部31を有する。送信指示は、オペレータが入力手段4を用いて数値制御装置3に入力した指示である。数値制御装置3は、受付部31によって受け付けられた送信指示にしたがって第1のデータの送信の要求をサーバ6に送信する送信部32を更に有する。サーバ6は、数値制御装置3から送信された第1のデータの送信の要求を受信し、第1のデータを数値制御装置3に送信する。数値制御装置3は、サーバ6から第1のデータを受信する受信部33と、受信部33によって受信された第1のデータを一時的に記憶するバッファ34とを更に有する。バッファ34の一例は、フラッシュメモリである。
数値制御装置3は、データを記憶する記憶部35を更に有する。記憶部35の一例は、フラッシュメモリである。数値制御装置3は、バッファ34に一時的に記憶されたデータと記憶部35に記憶されているデータとを比較する比較部36を更に有する。数値制御装置3は、比較部36によって行われた比較の結果を表示装置5に表示させる表示制御部37を更に有する。つまり、表示制御部37は、バッファ34に一時的に記憶されたデータと記憶部35に記憶されているデータとの差のデータを表示装置5に表示させる。オペレータは、表示装置5に表示された比較の結果をもとに、バッファ34に一時的に記憶された第1のデータを記憶部35に記憶させるか否かを判断する。
オペレータは、バッファ34に一時的に記憶された第1のデータを記憶部35に記憶させると判断した場合、入力手段4を用いて、バッファ34に一時的に記憶された第1のデータを記憶部35に記憶させる記憶指示を数値制御装置3に入力する。受付部31は、記憶指示を受け付け、記憶指示を比較部36に出力する。比較部36は、記憶指示をもとに、バッファ34に一時的に記憶された第1のデータを記憶部35に記憶させる。実施の形態1では、オペレータがバッファ34に一時的に記憶された第1のデータを記憶部35に記憶させると判断することを想定する。
数値制御装置3は、記憶部35が第1のデータを記憶したか否かを判断する第1判断部38を更に有する。数値制御装置3は、記憶部35が第1のデータを記憶したと第1判断部38によって判断された場合、オペレータの指示に基づくことなく、第1のデータをもとに第1の加工についての第1のシミュレーションを行うシミュレーション部39を更に有する。シミュレーション部39は、シミュレーションの結果が異常であるか否かを判断する。シミュレーションは、被加工物に対して加工を行うためのデータをもとに工作機械2によって行われる加工を模擬実験して当該加工において異常が生じるか否かを判断することである。
例えば、第1の加工が切削加工であって、工具が切削工具である場合、第1のシミュレーションは、第1のデータをもとに、工作機械2の第1の部位に取り付けられる切削工具による切削加工を模擬実験し、切削工具が加工時に工作機械2の第1の部位と異なる第2の部位に衝突するか否かを判断することである。
表示制御部37は、シミュレーション部39によって行われた第1のシミュレーションの結果を数値制御装置3の外部の表示装置5に表示させる。なお、表示制御部37は、受信部33によって受信されたデータの一部を表示装置5に表示させる機能も有する。オペレータは、表示装置5に表示された第1のシミュレーションの結果をもとに第1の加工についての動作を数値制御装置3に続行させるか否かを決定する。
オペレータは、第1のシミュレーションの結果が正常である場合、第1の加工についての動作を数値制御装置3に続行させることを決定する。オペレータは、第1のシミュレーションの結果が異常である場合、第1の加工についての動作を数値制御装置3に続行させないことを決定する。つまり、オペレータは、第1のシミュレーションの結果が異常である場合、数値制御装置3が第1の加工についての動作を行うことを中止させることを決定する。例えば、第1のシミュレーションの結果が異常である場合は、第1のデータに含まれる加工プログラムが実現不可能な指令を含む場合、又は、当該加工プログラムが工作機械2の可動範囲外の領域に工作機械2の一部を移動させる指令を含む場合である。
オペレータは、第1の加工についての動作を数値制御装置3に続行させることを決定した場合、第1のデータをもとに第1の加工を実際に行わせる加工指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、入力された加工指示を受け付ける。数値制御装置3は、受付部31によって受け付けられた加工指示にしたがって、第1のデータをもとに被加工物を加工するために工作機械2を制御する加工制御部40を更に有する。加工制御部40が第1のデータをもとに工作機械2を制御することにより、第1の加工が被加工物に対して行われる。
オペレータは、被加工物に対する第1の加工が完了すると、第1の加工についての作業が完了したことを示す情報を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、入力された情報を受け付ける。送信部32は、第1の加工についての作業が完了したことを示す情報をサーバ6に送信する。サーバ6は、当該情報を受信し、当該情報をデータ作成装置7に送信する。データ作成装置7は、当該情報を受信し、第1の加工についての作業が完了したことをオペレータに通知する。
オペレータは、数値制御装置3が第1の加工についての動作を行うことを中止させることを決定した場合、第1の加工の中止を指示する中止指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。加えて、オペレータは、第2のデータの送信を要求する送信指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、中止指示と、第2のデータの送信を要求する送信指示とを受け付ける。
送信部32は、受付部31によって受け付けられた中止指示をサーバ6に送信すると共に、受付部31によって受け付けられた送信指示にしたがって第2のデータの送信の要求をサーバ6に送信する。サーバ6は、数値制御装置3から中止指示を受信し、中止指示をデータ作成装置7に送信する。データ作成装置7は、サーバ6から中止指示を受信し、中止指示をオペレータに通知する。
中止指示が報知されると、オペレータは、第1のデータを変更させる変更指示をデータ作成装置7に入力する。例えば、データ作成装置7の筐体に変更指示を入力するためのキーボードが設けられており、オペレータは当該筐体に設けられているキーボードを用いて変更指示をデータ作成装置7に入力する。例えば、データ作成装置7に入力手段4と同様の入力手段が接続されており、オペレータはデータ作成装置7に接続されている入力手段を用いて変更指示をデータ作成装置7に入力する。変更指示は、変更の具体的な内容を含む。
データ作成装置7は、第1のデータを変更させる変更指示を受け付け、第1のデータをサーバ6から取得して変更指示をもとに第1のデータを変更する。具体的には、データ作成装置7は第1のデータを送信することをサーバ6に要求し、サーバ6はデータ作成装置7からの要求にしたがって第1のデータをデータ作成装置7に送信する。データ作成装置7は、サーバ6から送信された第1のデータを受信する。データ作成装置7は、受信した第1のデータを、変更指示をもとに変更する。データ作成装置7は、変更後の第1のデータをサーバ6に送信する。サーバ6は、データ作成装置7から変更後の第1のデータを受信し、変更前の第1のデータを変更後の第1のデータに更新して記憶する。
上述の通り、送信部32は、受付部31によって受け付けられた中止指示をサーバ6に送信すると共に、受付部31によって受け付けられた送信指示にしたがって第2のデータの送信の要求をサーバ6に送信する。サーバ6は、数値制御装置3から送信された第2のデータの送信の要求を受信し、第2のデータを数値制御装置3に送信する。受信部33は、サーバ6から第2のデータを受信し、バッファ34は、受信部33によって受信された第2のデータを一時的に記憶する。
比較部36は、バッファ34に一時的に記憶されたデータと記憶部35に記憶されているデータとを比較する。表示制御部37は、バッファ34に一時的に記憶されたデータと記憶部35に記憶されているデータとの差のデータを表示装置5に表示させる。オペレータは、表示装置5に表示された比較の結果をもとに、バッファ34に一時的に記憶された第2のデータを記憶部35に記憶させるか否かを判断する。
オペレータは、バッファ34に一時的に記憶された第2のデータを記憶部35に記憶させると判断した場合、入力手段4を用いて、バッファ34に一時的に記憶された第2のデータを記憶部35に記憶させる記憶指示を数値制御装置3に入力する。受付部31は、記憶指示を受け付け、記憶指示を比較部36に出力する。比較部36は、記憶指示をもとに、バッファ34に一時的に記憶された第2のデータを記憶部35に記憶させる。すなわち、記憶部35は、受信部33によって受信された第2のデータを記憶する。実施の形態1では、オペレータがバッファ34に一時的に記憶された第2のデータを記憶部35に記憶させると判断することを想定する。
第1判断部38は、記憶部35が第2のデータを記憶したか否かを判断する。シミュレーション部39は、記憶部35が第2のデータを記憶したと第1判断部38によって判断された場合、オペレータの指示に基づくことなく、第2のデータをもとに第2の加工についての第2のシミュレーションを行う。つまり、シミュレーション部39は、記憶部35が第2のデータを記憶したと第1判断部38によって判断された場合、シミュレーションについてのオペレータの指示に基づくことなく、第2のデータをもとに第2の加工についての第2のシミュレーションを行う。表示制御部37は、シミュレーション部39によって行われた第2のシミュレーションの結果を表示装置5に表示させる。
オペレータは、表示装置5に表示された第2のシミュレーションの結果をもとに第2の加工についての動作を数値制御装置3に続行させるか否かを決定する。オペレータは、第2のシミュレーションの結果が正常である場合、第2の加工についての動作を数値制御装置3に続行させることを決定する。オペレータは、第2のシミュレーションの結果が異常である場合、第2の加工についての動作を数値制御装置3に続行させないことを決定する。つまり、オペレータは、第2のシミュレーションの結果が異常である場合、数値制御装置3が第2の加工についての動作を行うことを中止させることを決定する。
オペレータは、第2の加工についての動作を数値制御装置3に続行させることを決定した場合、第2のデータをもとに第2の加工を実際に行わせる加工指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、入力された加工指示を受け付ける。加工制御部40は、受付部31によって受け付けられた加工指示にしたがって、第2のデータをもとに、被加工物を加工するために工作機械2を制御する。加工制御部40が第2のデータをもとに工作機械2を制御することにより、第2の加工が被加工物に対して行われる。
オペレータは、被加工物に対する第2の加工が完了すると、第2の加工についての作業が完了したことを示す情報を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、入力された情報を受け付ける。送信部32は、第2の加工についての作業が完了したことを示す情報をサーバ6に送信する。サーバ6は、当該情報を受信し、当該情報をデータ作成装置7に送信する。データ作成装置7は、当該情報を受信し、第2の加工についての作業が完了したことをオペレータに通知する。
オペレータは、数値制御装置3が第2の加工についての動作を行うことを中止させることを決定した場合、第2の加工の中止を指示する中止指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。加えて、オペレータは、第3のデータの送信を要求する送信指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、中止指示と、第3のデータの送信を要求する送信指示とを受け付ける。
受付部31が中止指示と第3のデータの送信を要求する送信指示とを受け付けた後、数値制御システム1は、受付部31が中止指示と第2のデータの送信を要求する送信指示とを受け付けた場合の動作と同様の動作を行う。
次に、数値制御システム1において送受信されるデータについて説明する。図2は、実施の形態1にかかる数値制御システム1において送受信されるデータを説明するための図である。データ作成装置7は作業指示データ61を作成して記憶した後に作業指示データ61をサーバ6に送信し、サーバ6はデータ作成装置7から作業指示データ61を受信して記憶する。第1のデータを含む作業指示データ61と、第2のデータを含む作業指示データ61とが別個に存在する。加えて、n個の作業指示データ61が更に存在してもよい。n個の作業指示データ61の各々は、被加工物に対して加工を行うためのデータを含む。図2では、説明を簡単に行うために、ひとつの作業指示データ61のみが示されている。以下では、第1のデータを含む作業指示データ61に関連する事項を説明する。
数値制御装置3の送信部32が第1のデータの送信の要求をサーバ6に送信すると、サーバ6は、第1のデータの送信の要求を受信し、第1のデータを含む作業指示データ61を数値制御装置3に送信する。数値制御装置3は、作業指示データ61を受信して記憶する。なお、数値制御装置3の送信部32が第1のデータと同様の被加工物に対して加工を行うためのデータの送信の要求をサーバ6に送信すると、サーバ6は、数値制御装置3から当該データの送信の要求を受信し、当該データを含む作業指示データ61を数値制御装置3に送信する。数値制御装置3は、作業指示データ61を受信して記憶する。図2では、第1のデータの送信の要求、第2のデータの送信の要求及び第1のデータと同様の被加工物に対して加工を行うためのデータの送信の要求は「作業指示要求」と記載されている。
数値制御装置3の送信部32が被加工物に対する加工についての作業が完了したことを示す情報をサーバ6に送信すると、サーバ6は、当該情報を受信した後に当該情報をデータ作成装置7に送信する。データ作成装置7は、当該情報を受信する。図2では、被加工物に対する加工についての作業が完了したことを示す情報は、「作業完了」と記載されている。数値制御装置3の送信部32が中止指示をサーバ6に送信すると、サーバ6は中止指示を受信した後に中止指示をデータ作成装置7に送信する。データ作成装置7は、中止指示を受信する。図2では、中止指示は「中止」と記載されている。
次に、作業指示データ61について説明する。図3は、実施の形態1にかかる数値制御システム1において送受信される作業指示データ61を説明するための図である。以下では、第1のデータを含む作業指示データ61を説明する。作業指示データ61は、第1のデータと共に、段取り情報62と、加工指示情報63とを含む。
段取り情報62は、素材情報62aと、工具情報62bとを含む。素材情報62aは、被加工物の素材を特定する情報である。具体的には、素材情報62aは、被加工物の材質と加工前の寸法とを特定する情報を含む。工具情報62bは、加工時に使用される工具を特定する情報である。具体的には、工具情報62bは、オペレータが工具を認識することができる情報であって、工具の名称、工具の形状及び工具の管理番号の一部又は全部を示す情報である。
加工指示情報63は、図面の情報63aと、仕上がり形状の情報63bとを含む。図面の情報63aは、被加工物が実際に加工された後の製品の図面を形成するためのデータである。仕上がり形状の情報63bは、被加工物が加工された後の製品の形状のデータを形成するためのデータである。
図3に示す通り、第1のデータを含む作業指示データ61は、段取り情報62及び加工指示情報63と共に、加工プログラム64と、工具データ65と、ワーク座標系オフセットのデータ66と、パラメータ67と、コモン変数68とを含む。加工プログラム64、工具データ65、ワーク座標系オフセットのデータ66、パラメータ67及びコモン変数68は、図1にも示されている。実施の形態1では、加工プログラム64、工具データ65、ワーク座標系オフセットのデータ66、パラメータ67及びコモン変数68は、第1のデータを構成する。
加工プログラム64は、加工を行う際に工作機械2を動作させるために数値制御装置3に与えられる指令の集まりである。工具データ65は、複数の工具の各々について、形状、サイズ、使用時間及び回数がまとめられてデータベース化されたものである。ワーク座標系オフセットのデータ66は、工作機械2の絶対的な機械座標系から、被加工物の加工原点位置へのオフセット量を指すデータである。
ワーク座標系では加工原点位置を基準に位置についての指令を与えることができるため、ワーク座標系オフセットのデータ66は、加工プログラム64を利用しやすくする。例えば、ワーク座標系オフセットのデータ66を用いてワーク座標を変更するだけで、同じ種類の複数の被加工物を並べて順に加工することができる。
パラメータ67は、工作機械2の動作を決定するために数値制御装置3に記憶させる数値と文字との一方又は双方である。加工プログラム64に数値を直接記述する代わりに変数を記述して変数の値を変更することで加工プログラム64に融通性及び汎用性を持たせる指令は変数指令と呼ばれている。コモン変数68は、変数指令のうち複数の加工プログラム64において共通に使用できるものである。
第2のデータを含む作業指示データ61も、第1のデータと同様の被加工物に対して加工を行うためのデータを含む作業指示データ61も、第1のデータを含む作業指示データ61と同様に、被加工物に対して加工を行うためのデータに対応して、段取り情報62、加工指示情報63、加工プログラム64、工具データ65、ワーク座標系オフセットのデータ66、パラメータ67及びコモン変数68を含む。
上述の通り、数値制御装置3の表示制御部37は、受信部33によって受信されたデータの一部を表示装置5に表示させる機能も有する。受信部33は第1のデータを受信する際、第1のデータを含む作業指示データ61を受信する。表示制御部37は、受信部33が第1のデータを含む作業指示データ61を受信した場合、段取り情報62及び加工指示情報63を、表示装置5に表示させる。
図4は、実施の形態1にかかる数値制御システム1において、表示装置5によって表示された数値制御装置3がサーバ6から受信した情報の一部の表示例を示す図である。図4に示すように、受信部33が第1のデータを含む作業指示データ61を受信した場合、表示制御部37は、段取り情報62及び加工指示情報63をもとにした情報を、表示装置5に表示させる。図4は、素材情報62aをもとに、被加工物の材質がアルミニウムであって、加工前の被加工物の形状が丸棒であり、直径が24mmであることを示している。
加えて、図4は、工具情報62bをもとに、第1の加工を行う際に必要な工具がセンタドリルであることを示している。図4には、「旋削外径」及び「旋削内径」という用語が記載されている。「旋削外径」は、センタドリルでアルミニウムの丸棒を旋削する際の外径の寸法を特定する。「旋削内径」は、センタドリルでアルミニウムの丸棒を旋削する際の内径の寸法を特定する。実際には、「旋削外径」及び「旋削内径」の各々の数値が表示される。
さらに、図4は、図面の情報63aをもとに、加工によって得られる製品の図面を示している。さらにまた、図4は、仕上がり形状の情報63bをもとに、加工によって得られる製品の仕上がり形状を模式的に示す図を示している。図4は、加工プログラム64を特定する「O1234」という文字列も示している。表示装置5は、数値制御装置3がサーバ6から受信した情報の一部を表示する場合、シミュレーションが行われているか否かを特定する情報も示す。図4には、「プログラムチェック中」という用語が示されている。「プログラムチェック中」という用語は、シミュレーションが行われていることを示している。
上述の通り、数値制御装置3の表示制御部37は、シミュレーション部39によって行われたシミュレーションの結果を表示装置5に表示させる。
図5は、実施の形態1にかかる数値制御システム1において、表示装置5がシミュレーションの結果を表示している状況を示す第1図である。図5に示すように、表示装置5は、シミュレーションの結果を、加工プログラム64を特定する文字列と共に、シミュレーションの結果が正常であるか異常であるかを示す情報を表示する。図5には、「加工プログラム:O1234」という文字列と、「チェック結果:正常」という文字列とが示されている。つまり、図5は、当該加工プログラムをもとにした加工についてのシミュレーションの結果が正常であることを示している。
図5には、「運転」という文字列も示されている。「運転」という文字列は、シミュレーションの結果に対応する加工を工作機械2に行わせることをオペレータに促す。オペレータは、「運転」という文字列が表示されると、工作機械2に加工を行わせる加工指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。受付部31は、入力された加工指示を受け付ける。加工制御部40は、受付部31によって受け付けられた加工指示にしたがって、被加工物を加工するために工作機械2を制御する。加工制御部40が工作機械2を制御することにより、被加工物に対する加工が行われる。
図6は、実施の形態1にかかる数値制御システム1において、表示装置5がシミュレーションの結果を表示している状況を示す第2図である。図6には、「加工プログラム:O1234」という文字列と、「チェック結果:異常」という文字列とが示されている。つまり、図6は、当該加工プログラムをもとにした加工についてのシミュレーションの結果が異常であることを示している。
図6には、「プログラム修正」という文字列と、「作業中止」という文字列とが更に示されている。「プログラム修正」という文字列は、シミュレーションの結果に対応するプログラムを変更させることをオペレータに促す。「作業中止」という文字列は、シミュレーションの結果に対応する実際の加工を中止させることをオペレータに促す。「チェック結果:異常」という文字列と、「プログラム修正」という文字列と、「作業中止」という文字列との一部又は全部が表示されると、オペレータは、当該シミュレーションの結果に対応する加工の中止を指示する中止指示と、新たなデータの送信を要求する送信指示とを、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。
数値制御装置3の受付部31は、入力された中止指示と新たなデータの送信を要求する送信指示とを受け付ける。送信部32は、中止指示と新たなデータの送信を要求する送信指示とをサーバ6に送信する。サーバ6は中止指示をデータ作成装置7に送信し、データ作成装置7は当該シミュレーションの結果に対応するデータを更新する。加えて、サーバ6は新たなデータを数値制御装置3に送信する。数値制御装置3において、新たなデータをもとに新たなシミュレーションが行われる。
次に、実施の形態1にかかる数値制御システム1の動作の一部を説明する。図7は、実施の形態1にかかる数値制御システム1の動作の一部を説明するためのシーケンス図である。まず、オペレータが入力手段4を用いて第1のデータの送信を要求する送信指示を数値制御装置3に入力する。つまり、入力手段4が第1のデータの送信を要求する送信指示を数値制御装置3に出力する(S1)。図7では、第1のデータの送信を要求する送信指示は、「第1のデータの送信指示」と記載されている。
数値制御装置3は、第1のデータの送信を要求する送信指示を受け付けて、第1のデータの送信の要求をサーバ6に送信する(S2)。サーバ6は、数値制御装置3から送信された第1のデータの送信の要求を受信し、第1のデータを数値制御装置3に送信する(S3)。数値制御装置3において、受信部33が第1のデータを受信し、記憶部35が受信部33によって受信された第1のデータを記憶する。第1判断部38は、記憶部35が第1のデータを記憶したか否かを判断する。
数値制御装置3のシミュレーション部39は、記憶部35が第1のデータを記憶したと第1判断部38によって判断された場合、第1のデータをもとに第1の加工についての第1のシミュレーションをオペレータの指示に基づくことなく行う。つまり、数値制御装置3は、記憶部35が第1のデータを記憶すると、オペレータの指示に基づくことなく、第1のデータをもとに第1の加工についての第1のシミュレーションを行う(S4)。
数値制御装置3の表示制御部37は、シミュレーション部39によって行われた第1のシミュレーションの結果を表示装置5に表示させる。つまり、数値制御装置3は、第1のシミュレーションの結果を示す情報を表示装置5に送信し(S5)。表示装置5は、第1のシミュレーションの結果を示す情報を受信して、第1のシミュレーションの結果を表示する(S6)。
以下では、第1のシミュレーションの結果が異常である場合を想定する。オペレータは、第1の加工についての動作を数値制御装置3に続行させないことを決定する。つまり、オペレータは、数値制御装置3が第1の加工についての動作を行うことを中止させることを決定する。オペレータは、第1の加工の中止を指示する中止指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。加えて、オペレータは、第2のデータの送信を要求する送信指示を、入力手段4を用いて数値制御装置3に入力する。
つまり、入力手段4は、中止指示と、第2のデータの送信を要求する送信指示とを数値制御装置3に出力する(S7)。図7では、第2のデータの送信を要求する送信指示は、「第2のデータの送信指示」と記載されている。数値制御装置3は、中止指示と、第2のデータの送信を要求する送信指示とを受け付け、中止指示をサーバ6に送信する(S8)。サーバ6は、数値制御装置3から送信された中止指示を受信し、中止指示をデータ作成装置7に送信する(S9)。
データ作成装置7は、サーバ6から送信された中止指示を受信し、中止指示をオペレータに通知する。中止指示が報知されると、オペレータは、第1のデータを変更させる変更指示をデータ作成装置7に入力する。データ作成装置7は、第1のデータを変更させる変更指示を受け付け、第1のデータをサーバ6から取得して変更指示をもとに第1のデータを変更する(S10)。
データ作成装置7が第1のデータを変更している間に、数値制御装置3は、第2のデータの送信の要求をサーバ6に送信する(S11)。サーバ6は、数値制御装置3から送信された第2のデータの送信の要求を受信し、第2のデータを数値制御装置3に送信する(S12)。数値制御装置3において、受信部33が第2のデータを受信し、記憶部35が受信部33によって受信された第2のデータを記憶する。第1判断部38は、記憶部35が第2のデータを記憶したか否かを判断する。
数値制御装置3のシミュレーション部39は、記憶部35が第2のデータを記憶したと第1判断部38によって判断された場合、第2のデータをもとに第2の加工についての第2のシミュレーションをオペレータの指示に基づくことなく行う。つまり、数値制御装置3は、記憶部35が第2のデータを記憶すると、オペレータの指示に基づくことなく、第2のデータをもとに第2の加工についての第2のシミュレーションを行う(S13)。
数値制御装置3の表示制御部37は、シミュレーション部39によって行われた第2のシミュレーションの結果を表示装置5に表示させる。つまり、数値制御装置3は、第2のシミュレーションの結果を示す情報を表示装置5に送信する(S14)。表示装置5は、第2のシミュレーションの結果を示す情報を受信して、第2のシミュレーションの結果を表示する(S15)。
データ作成装置7は、変更後の第1のデータをサーバ6に送信する(S16)。サーバ6は、データ作成装置7から変更後の第1のデータを受信し、変更前の第1のデータを変更後の第1のデータに更新して記憶する。
上述の通り、数値制御装置3は、被加工物に対して第1の加工を行うための第1のデータを記憶するサーバ6から第1のデータを受信し、数値制御装置3のなかの記憶部35が第1のデータを記憶したと判断すると、オペレータの指示に基づくことなく、第1のデータをもとに第1の加工についての第1のシミュレーションを行う。
第1のシミュレーションがオペレータの指示に基づくことなく行われるので、オペレータは、第1のシミュレーションが行われている間に、工作機械2が被加工物を加工するためのワーク及び工具のセッティングを行うことができる。つまり、数値制御装置3は、ワーク及び工具のセッティングと第1のシミュレーションとが同時に行われることを可能にする。すなわち、数値制御装置3は、被加工物の加工に要する総時間を従来より短くすることに寄与することができる。
数値制御装置3によって得られる効果を更に説明する。図8は、実施の形態1にかかる数値制御装置3によって得られる効果を説明するための図である。加工プログラムをもとに工作機械2に被加工物に対する加工を行わせる際、オペレータは、数値制御装置3にシミュレーションを実行させるためにデータを準備する第1の段取り作業を行う。図8では、第1の段取り作業は「データの準備X1」と記載されている。
具体的には、工作機械2に第1の加工を行わせる際、オペレータは、第1のデータを数値制御装置3の記憶部35に記憶させるための「データの準備X1」という第1の段取り作業を行う。次に、オペレータは、ワーク及び工具のセッティングを行う第2の段取り作業を行う。つまり、第2の段取り作業において、オペレータは、ワーク及び工具を工作機械2に取り付ける。ワークは被加工物であり、工具の例は切削工具である。図8では、第2の段取り作業は「ワーク及び工具のセッティングX2」と記載されている。つまり、オペレータは、第1の段取り作業と第2の段取り作業とを含む段取り作業Xを行う。
「データの準備X1」という第1の段取り作業が行われた後、数値制御装置3は、第1のシミュレーションを行う。図8では、第1のシミュレーションは「シミュレーションY」と記載されている。段取り作業X及びシミュレーションYが行われた後に、第1の加工が行われる。図8では、第1の加工は「加工Z」と記載されている。
図8(A)は、「データの準備X1」という第1の段取り作業と、「ワーク及び工具のセッティングX2」という第2の段取り作業と、シミュレーションYと、加工Zとの各々が順に行われることを示している。図8(B)は、「データの準備X1」という第1の段取り作業が行われた後に、「ワーク及び工具のセッティングX2」という第2の段取り作業とシミュレーションYとが同時に行われ、その後に加工Zが行われることを示している。
図8(A)と図8(B)とを比較すると明らかな通り、図8(B)の場合における被加工物の加工に要する総時間は、図8(A)の場合における被加工物の加工に要する総時間より時間αだけ短い。オペレータが「データの準備X1」という第1の段取り作業を行うと、数値制御装置3は、オペレータの指示に基づくことなく、第1のシミュレーションを開始する。「データの準備X1」という第1の段取り作業が行われると、オペレータは、「ワーク及び工具のセッティングX2」という第2の段取り作業を行うことができる。数値制御装置3は、オペレータが「ワーク及び工具のセッティングX2」という第2の段取り作業を行う期間に、シミュレーションYを行うことができる。
すなわち、数値制御装置3は、第2の段取り作業とシミュレーションYとが同時に行われることを可能にする。つまり、数値制御装置3は、図8(B)に示される工程を可能にする。したがって、数値制御装置3は、被加工物の加工に要する総時間を従来より短くすることに寄与することができる。
上述の通り、数値制御システム1は、数値制御装置3と、第1のデータ及び第2のデータを記憶するサーバ6とを有する。第1のデータは被加工物に対して第1の加工を行うためのデータであって、第2のデータは被加工物に対して第2の加工を行うためのデータである。数値制御システム1は、第1のデータを変更する機能を有するデータ作成装置7を更に有する。数値制御装置3は、シミュレーション部39によって行われた第1のシミュレーションの結果を表示装置5に表示させる表示制御部37を有する。
オペレータは、表示装置5が表示する第1のシミュレーションの結果をもとに、第1の加工を中止するか否かを判断することができると共に、第1のデータを変更させる必要があるか否かを判断することができる。サーバ6が被加工物に対して第2の加工を行うための第2のデータを記憶しているので、数値制御システム1は、オペレータが第1の加工を中止すると判断した場合、第2の加工を行うための第2のデータをもとに第2の加工についての第2のシミュレーションを行うことができる。
加えて、データ作成装置7が第1のデータを変更する機能を有するので、数値制御システム1は、オペレータが第1のデータを変更させる必要があると判断した場合、第1のデータを変更することができる。
上述した実施の形態1では、記憶部35は、オペレータがバッファ34に一時的に記憶された第1のデータを記憶部35に記憶させると指示した場合に第1のデータを記憶する。しかしながら、記憶部35は、データの記憶についてのオペレータの指示によらずに受信部33によって受信された第1のデータを記憶してもよい。
なお、上述した実施の形態1では、作業指示データ61は、被加工物に対して加工を行うためのデータと、段取り情報62と、加工指示情報63とを含む。被加工物に対して加工を行うためのデータの例は、第1のデータ又は第2のデータである。しかしながら、作業指示データ61は段取り情報62及び加工指示情報63を含まなくてもよい。作業指示データ61が段取り情報62及び加工指示情報63を含まなくても、シミュレーション部39は、被加工物に対して加工を行うためのデータをもとに加工についてのシミュレーションを行うことができる。段取り情報62は、段取り情報62を表示する装置に送られて、当該装置によって表示されてもよい。加工指示情報63は、加工指示情報63を表示する装置に送られて、当該装置によって表示されてもよい。
受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の少なくとも一部の機能は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサによって実現されてもよい。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。
受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の少なくとも一部の機能がプロセッサによって実現される場合、当該一部の機能は、プロセッサと、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェア及びファームウェアとの組み合わせにより実現される。メモリに格納されるプログラムは、受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の少なくとも一部が実行する手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、コンパクトディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の機能の少なくとも一部は、処理回路によって実現されてもよい。
処理回路は、専用のハードウェアである。処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の一部は、残部とは別個の専用のハードウェアであってもよい。
受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の複数の機能について、当該複数の機能の一部がソフトウェア又はファームウェアで実現され、当該複数の機能の残部が専用のハードウェアで実現されてもよい。このように、受付部31、送信部32、受信部33、比較部36、表示制御部37、第1判断部38、シミュレーション部39及び加工制御部40の複数の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
サーバ6が有する複数の機能の一部は、プロセッサによって実現されてもよい。サーバ6が有する複数の機能の一部がプロセッサによって実現される場合、サーバ6は、当該一部の機能に対応するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリを有する。
データ作成装置7が有する複数の機能の一部は、プロセッサによって実現されてもよい。データ作成装置7が有する複数の機能の一部がプロセッサによって実現される場合、データ作成装置7は、当該一部の機能に対応するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリを有する。データ作成装置7は、パーソナルコンピュータによって実現されてもよい。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2にかかる数値制御システム1Aの構成を示す図である。数値制御システム1Aは、数値制御装置3Aと、入力手段4と、表示装置5と、サーバ6と、データ作成装置7とを有する。数値制御装置3Aは、実施の形態1にかかる数値制御装置3が有する送信部32以外のすべての構成要素を有する。加えて、数値制御装置3Aは、送信部32aと、第2判断部41とを有する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する部分を主に説明する。
図9は、実施の形態2にかかる数値制御システム1Aの構成を示す図である。数値制御システム1Aは、数値制御装置3Aと、入力手段4と、表示装置5と、サーバ6と、データ作成装置7とを有する。数値制御装置3Aは、実施の形態1にかかる数値制御装置3が有する送信部32以外のすべての構成要素を有する。加えて、数値制御装置3Aは、送信部32aと、第2判断部41とを有する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する部分を主に説明する。
第2判断部41は、シミュレーション部39によって行われた第1のシミュレーションの結果が異常である場合に第2のデータが必要であると判断する。送信部32aは、実施の形態1の送信部32が有する機能を有すると共に、第2のデータが必要であると第2判断部41によって判断された場合、第2のデータの送信の要求をサーバ6に送信する。
送信部32aが第2のデータの送信の要求をサーバ6に送信すると、実施の形態1と同様に、受信部33はサーバ6から第2のデータを受信する。受信部33がサーバ6から第2のデータを受信した後の数値制御システム1Aの動作は、実施の形態1にかかる数値制御システム1の動作と同じである。
数値制御システム1Aでは、第2判断部41は、シミュレーション部39によって行われた第1のシミュレーションの結果が異常である場合に第2のデータが必要であると判断する。つまり、実施の形態2にかかる数値制御装置3Aは、第1のシミュレーションの結果が異常である場合、オペレータの指示によらず、サーバ6から第2のデータを受信することができる。
なお、第2判断部41は、シミュレーション部39によって行われた第2のシミュレーションの結果が異常である場合、被加工物に対して第3の加工を行うための第3のデータが必要であると判断する。送信部32aは、第3のデータが必要であると第2判断部41によって判断された場合、第3のデータの送信の要求をサーバ6に送信する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
1,1A 数値制御システム、2 工作機械、3,3A 数値制御装置、4 入力手段、5 表示装置、6 サーバ、7 データ作成装置、31 受付部、32,32a 送信部、33 受信部、34 バッファ、35 記憶部、36 比較部、37 表示制御部、38 第1判断部、39 シミュレーション部、40 加工制御部、41 第2判断部、61 作業指示データ、62 段取り情報、62a 素材情報、62b 工具情報、63 加工指示情報、63a 図面の情報、63b 仕上がり形状の情報、64 加工プログラム、65 工具データ、66 ワーク座標系オフセットのデータ、67 パラメータ、68 コモン変数。
Claims (3)
- 被加工物を加工する工作機械を制御する数値制御装置であって、
前記被加工物に対して第1の加工を行うための第1のデータを記憶するサーバから前記第1のデータを受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記第1のデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部が前記第1のデータを記憶したか否かを判断する第1判断部と、
前記記憶部が前記第1のデータを記憶したと前記第1判断部によって判断された場合、前記第1のデータをもとに前記第1の加工についての第1のシミュレーションを開始するシミュレーション部と
を備えることを特徴とする数値制御装置。 - 前記シミュレーション部によって行われた前記第1のシミュレーションの結果が異常である場合に前記被加工物に対して第2の加工を行うための第2のデータが必要であると判断する第2判断部と、
前記第2のデータが必要であると前記第2判断部によって判断された場合、前記第2のデータの送信の要求を前記サーバに送信する送信部とを更に備え、
前記受信部は、前記サーバから前記第2のデータを受信し、
前記記憶部は、前記受信部によって受信された前記第2のデータを記憶し、
前記第1判断部は、前記記憶部が前記第2のデータを記憶したか否かを判断し、
前記シミュレーション部は、前記記憶部が前記第2のデータを記憶したと前記第1判断部によって判断された場合、前記第2のデータをもとに前記第2の加工についての第2のシミュレーションを開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。 - 被加工物を加工する工作機械を制御する請求項1に記載の数値制御装置と、
前記被加工物に対して第1の加工を行うための第1のデータと前記被加工物に対して第2の加工を行うための第2のデータとを記憶するサーバと、
前記サーバが記憶する前記第1のデータを変更する機能を有するデータ作成装置とを備え、
前記数値制御装置は、
前記シミュレーション部によって行われた前記第1のシミュレーションの結果を前記数値制御装置の外部の表示装置に表示させる表示制御部と、
前記第1の加工の中止を指示する中止指示を受け付けると共に、前記第2のデータの送信を要求する送信指示を受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた前記中止指示を前記サーバに送信すると共に、前記受付部によって受け付けられた前記送信指示にしたがって前記第2のデータの送信の要求を前記サーバに送信する送信部とを更に有し、
前記サーバは、前記数値制御装置から前記中止指示を受信して前記中止指示を前記データ作成装置に送信すると共に、前記数値制御装置から前記第2のデータの送信の要求を受信して前記第2のデータを前記数値制御装置に送信し、
前記受信部は、前記サーバから前記第2のデータを受信し、
前記記憶部は、前記受信部によって受信された前記第2のデータを記憶し、
前記第1判断部は、前記記憶部が前記第2のデータを記憶したか否かを判断し、
前記シミュレーション部は、前記記憶部が前記第2のデータを記憶したと前記第1判断部によって判断された場合、前記第2のデータをもとに前記第2の加工についての第2のシミュレーションを開始し、
前記表示制御部は、前記シミュレーション部によって行われた前記第2のシミュレーションの結果を前記表示装置に表示させ、
前記データ作成装置は、前記サーバから前記中止指示を受信し、前記中止指示をオペレータに通知し、前記第1のデータを変更させる変更指示を受け付け、前記変更指示をもとに前記第1のデータを変更し、変更後の第1のデータを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記データ作成装置から前記変更後の第1のデータを受信し、変更前の前記第1のデータを前記変更後の第1のデータに更新して記憶する
ことを特徴とする数値制御システム。
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