WO2019130544A1

WO2019130544A1 - 空調管理装置

Info

Publication number: WO2019130544A1
Application number: PCT/JP2017/047226
Authority: WO
Inventors: 弘晃坂口
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 2017-12-28
Filing date: 2017-12-28
Publication date: 2019-07-04

Abstract

空調管理装置は、コンテンツを表示するクライアント装置と固有の表示設定を有する表示デバイスとのそれぞれに、空調機器に関する表示データを表示させるものであり、コンテンツデータと、コンテンツデータに基づき予め生成された、表示設定が異なる複数の表示データとからなる基本表示データを格納する表示データ格納部と、クライアント装置から表示データが要求された場合に、コンテンツデータを送信するサーバー機能部と、表示デバイスの表示設定情報を取得する映像設定部と、表示デバイスから表示データが要求された場合に、映像設定部で取得された表示設定情報に基づき、複数の基本表示データの中から、表示デバイスの表示設定情報に応じた基本表示データを選択するクライアント機能部と、クライアント機能部で選択された基本表示データを表示デバイスに対して送信する映像転送制御部とを備える。

Description

空調管理装置

　本発明は、空調機器を管理する空調管理装置に関するものである。

　従来、空調管理装置は、管理する空調機器に関する情報を自装置に搭載された表示部に表示する。また、空調管理装置は、表示部だけでなく、ネットワークに接続されたＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）等を含む複数の表示デバイスに、空調機器に関する情報を、Ｗｅｂブラウザ等を用いて表示させることもできる（例えば、特許文献１参照）。

特開２００４－３０１４３５号公報

　ところで、複数の表示デバイスは、それぞれ異なる画面サイズおよび解像度を有している。そのため、空調管理装置は、これら複数の表示デバイスに空調機器に関する情報を表示させるための表示データを、表示デバイス毎に用意している。特に、空調管理装置に搭載された表示部は専用に設計されており、特定の画面サイズおよび解像度を有している。

　表示部に表示する表示データは、表示部の画面サイズおよび解像度等の表示設定に対応するように専用に設計されている。そのため、例えば新機種開発の際の画面サイズの大型化等により表示部の画面サイズ等の表示設定が変更となった場合、表示データは、変更後の表示設定に適するように再設計される。すなわち、表示部を含む表示デバイスの表示設定が変更となった場合には、変更となった種類数だけ表示データを新たに作成する必要があり、作業量が増大する。

　本発明は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、表示設定が異なる複数の表示デバイスのそれぞれに対応する表示データを容易に作成することができる空調管理装置を提供することを目的とする。

　本発明の空調管理装置は、コンテンツを表示するクライアント装置と固有の表示設定を有する表示デバイスとのそれぞれに、空調機器に関する表示データを表示させる空調管理装置であって、コンテンツデータと、前記コンテンツデータに基づき予め生成された、表示設定が異なる複数の表示データとからなる基本表示データを格納する表示データ格納部と、前記クライアント装置から表示データが要求された場合に、前記コンテンツデータを送信するサーバー機能部と、前記表示デバイスの表示設定情報を取得する映像設定部と、前記表示デバイスから表示データが要求された場合に、前記映像設定部で取得された前記表示設定情報に基づき、複数の前記基本表示データの中から、前記表示デバイスの表示設定情報に応じた基本表示データを選択するクライアント機能部と、前記クライアント機能部で選択された前記基本表示データを前記表示デバイスに対して送信する映像転送制御部とを備えるものである。

　本発明によれば、表示デバイスの表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に基づいて基本表示データを決定することにより、表示設定が異なる複数の表示デバイスに対応する表示データを容易に作成することができる。

実施の形態１に係る空調管理システムの構成の一例を示すブロック図である。図１の空調管理装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。クライアント装置で表示を行う場合における、空調管理システムの各部の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。表示デバイスで表示を行う場合における、空調管理システムの各部の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。表示デバイスの表示に対する操作が行われた場合における、空調管理システムの各部の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。

実施の形態１．
　以下、本発明の実施の形態１に係る空調管理装置について説明する。本実施の形態１に係る空調管理装置は、管理対象となる空調機器に関する情報を含む表示データを、各種の表示デバイスおよびＷｅｂクライアントであるクライアント装置に表示させるものである。

［空調管理システムの構成］
　図１は、本実施の形態１に係る空調管理システム１００の構成の一例を示すブロック図である。図１に示すように、空調管理システム１００は、空調管理装置１、１または複数の空調機器２、クライアント装置３および表示デバイス４で構成されている。

　空調管理装置１は、１または複数の空調機器２が接続され、接続された空調機器２を管理する。具体的には、空調管理装置１は、１または複数の空調機器２の運転状態の監視および運転の制御を行う。なお、図１の例では、空調管理装置１に３台の空調機器２が接続されているが、これに限られず、１台以上であれば任意の台数の空調機器２が接続されてもよい。空調機器２は、空気調和機、給湯器または換気扇等の室内の空気調和を行う機器である。

　空調管理装置１には、クライアント装置３と表示デバイス４とが、有線または無線によって接続されている。クライアント装置３は、例えばＰＣ等のＷｅｂクライアントであり、Ｗｅｂコンテンツを閲覧できるＷｅｂブラウザを備えている。クライアント装置３は、空調管理装置１からＷｅｂコンテンツであるコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータをＷｅｂブラウザを用いて表示する。表示デバイス４は、例えばタブレットまたはスマートフォン等の表示装置であり、自装置の表示部として動作する。表示デバイス４は、空調管理装置１から当該表示デバイス４の画面サイズおよび解像度に適した加工表示データを受信して表示する。クライアント装置３および表示デバイス４に表示されるそれぞれの表示データは、空調機器２の運転状態および設定温度等の、空調管理装置１が管理する空調機器２に関する情報を含んでいる。なお、この例では、表示デバイス４として外部の表示装置が用いられているが、これに限られず、空調管理装置１に内蔵された表示部でもよい。

［空調管理装置１の構成］
　空調管理装置１は、制御部１０、接続インターフェース（Ｉ／Ｆ）２０、操作部３０および通信インターフェース（Ｉ／Ｆ）４０を備えている。

　接続Ｉ／Ｆ２０は、有線あるいは無線によって空調機器２と接続され、制御部１０の命令に基づき、空調機器２との間で行われる通信を制御する。操作部３０は、空調管理装置１を操作するために用いられる各種のキー等が設けられ、各キー等に対する入力操作に応じた操作信号を出力する。

　通信Ｉ／Ｆ４０は、表示デバイス４と接続され、制御部１０の命令に基づき、表示デバイス４との間で行われる通信を制御する。通信Ｉ／Ｆ４０による通信は、例えば、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）、Ｗｉｆｉ（登録商標）、またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等を用いて行われる。

　制御部１０は、クライアント装置３および表示デバイス４から受け取った表示データの要求に基づき、表示データをクライアント装置３および表示デバイス４の表示設定に応じた形式に変換し、クライアント装置３および表示デバイス４に対して送信する。制御部１０は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。

　図２は、図１の空調管理装置１の構成の一例を示す機能ブロック図である。図２に示すように、空調管理装置１は、サーバー機能部１１、クライアント機能部１２、映像転送制御部１３、映像設定部１４、表示データ格納部１５および仮想映像データ格納部１６を有している。

　サーバー機能部１１は、Ｗｅｂサーバーとして機能し、クライアント装置３およびクライアント機能部１２との間で通信を行う。サーバー機能部１１は、有線または無線の通信路で接続されたクライアント装置３またはクライアント機能部１２からの要求に基づき、表示データ格納部１５に格納された基本表示データをクライアント装置３またはクライアント機能部１２に転送する。

　また、サーバー機能部１１は、データ決定テーブルを有している。データ決定テーブルは、表示デバイス４の画面サイズおよび解像度と、表示データ格納部１５に格納された基本表示データとが関連付けられたものである。

　クライアント機能部１２は、Ｗｅｂクライアントであるクライアント装置として機能し、サーバー機能部１１に対して表示データの転送要求を行う。また、クライアント機能部１２は、サーバー機能部１１が有するデータ決定テーブルを参照し、サーバー機能部１１から受け取った基本表示データを表示デバイス４の表示設定に応じた形式に変換するレンダリングを行い、加工表示データを生成する。なお、データ決定テーブルは、サーバー機能部１１が有する場合に限られず、例えばクライアント機能部１２が有してもよい。

　映像転送制御部１３は、表示デバイス４に対する加工表示データの転送を制御する。この場合の転送プロトコルとして、例えば、ＲＤＰ（Ｒｅｍｏｔｅ　Ｄｅｓｋｔｏｐ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）またはＲＦＢ（Ｒｅｍｏｔｅ　ＦｒａｍｅＢｕｆｆｅｒ）等の一般的な遠隔操作プロトコルが用いられる。なお、通信プロトコルは、これに限られず、例えば独自の遠隔操作プロトコルが用いられてもよい。映像転送制御部１３は、表示デバイス４からの表示データの要求を受信する。また、映像転送制御部１３は、仮想映像データ格納部１６からレンダリングされた表示データを読み出し、表示デバイス４に対して送信する。

　映像設定部１４は、表示デバイス４の表示設定情報を取得する。映像設定部１４は、表示デバイス４からの要求を映像転送制御部１３から受け取り、当該要求に含まれる表示デバイス４の表示設定情報を抽出する。表示設定情報は、表示デバイス４の画面サイズおよび解像度を含む表示デバイス４に固有の情報であり、クライアント機能部１２で基本表示データをレンダリングする際に用いられる。

　表示データ格納部１５は、クライアント装置３用のＷｅｂコンテンツであるコンテンツデータと、表示デバイス４用の表示データとが予め格納されている。表示デバイス４用の表示データは、画面サイズおよび解像度等の表示設定が異なる複数のデータが予め用意されており、この場合の表示データは、それぞれ一般的な画面サイズおよび解像度を有している。また、この表示データは、Ｗｅｂコンテンツであるコンテンツデータに基づいて予め生成されたものである。本実施の形態１では、コンテンツデータと、コンテンツデータに基づいて予め生成された複数の表示データとが基本表示データと総称される。

　仮想映像データ格納部１６は、クライアント機能部１２によってレンダリングされた加工表示データが格納される。レンダリングされた加工表示データは、映像転送制御部１３からの要求に応じて読み出され、映像転送制御部１３に供給される。

［空調管理システム１００の動作］
　次に、空調管理システム１００の動作について説明する。ここでは、クライアント装置３で表示を行う場合と、表示デバイス４で表示を行う場合との、空調管理システム１００の動作について説明する。

（クライアント装置３で表示を行う場合）
　図３は、クライアント装置３で表示を行う場合における、空調管理システム１００の各部の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。ステップＳ１において、クライアント装置３は、空調管理装置１に対して表示データを要求する。この場合、シーケンスＳＥＱ１において、クライアント装置３から空調管理装置１のサーバー機能部１１に対して表示データの要求が行われる。

　シーケンスＳＥＱ２において、サーバー機能部１１から表示データ格納部１５に対して表示データの要求が行われる。シーケンスＳＥＱ３において、表示データ格納部１５から読み出されたコンテンツデータがサーバー機能部１１に供給される。これにより、ステップＳ２において、サーバー機能部１１は、表示データ格納部１５からＷｅｂコンテンツであるコンテンツデータを取得する。

　シーケンスＳＥＱ４において、サーバー機能部１１で取得されたコンテンツデータがクライアント装置３に対して送信される。ステップＳ３において、クライアント装置３は、Ｗｅｂブラウザ等を用い、受信したコンテンツデータを表示する。

　このように、クライアント装置３で表示を行う場合には、Ｗｅｂコンテンツであるコンテンツデータが表示データ格納部１５から読み出され、そのままの形式でクライアント装置３に送信される。クライアント装置３は、Ｗｅｂブラウザ等を用いることにより、Ｗｅｂコンテンツを表示することができるため、データ形式を変更することなくコンテンツデータを表示することができる。

（表示デバイス４で表示を行う場合）
　図４は、表示デバイス４で表示を行う場合における、空調管理システム１００の各部の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。ステップＳ１１において、表示デバイス４は、空調管理装置１に対して表示データを要求する。この場合、シーケンスＳＥＱ１１において、表示デバイス４から空調管理装置１の映像転送制御部１３に対して表示データの要求が行われる。また、シーケンスＳＥＱ１２において、映像転送制御部１３から映像設定部１４に対して表示データの要求が行われる。

　映像設定部１４は、ステップＳ１２において、表示データの要求から表示設定情報を抽出する。そして、シーケンスＳＥＱ１３において、抽出された表示設定情報が映像設定部１４からクライアント機能部１２に供給される。

　シーケンスＳＥＱ１４において、クライアント機能部１２によってサーバー機能部１１が有するデータ決定テーブルが参照される。ステップＳ１３において、クライアント機能部１２は、表示設定情報およびデータ決定テーブルに基づき、表示デバイス４の要求に応じた基本表示データを決定する。具体的には、例えば、クライアント機能部１２は、データ決定テーブルに基づき、表示設定情報に含まれる画面サイズおよび解像度に関連付けられた基本表示データを選択する。そして、シーケンスＳＥＱ１５においてクライアント機能部１２からサーバー機能部１１に対して、決定された表示データの要求が行われる。

　シーケンスＳＥＱ１６において、サーバー機能部１１から表示データ格納部１５に対して表示データの要求が行われる。シーケンスＳＥＱ１７において、表示データ格納部１５から読み出された基本表示データがサーバー機能部１１に供給される。シーケンスＳＥＱ１８において、サーバー機能部１１からクライアント機能部１２に対して基本表示データが供給される。これにより、ステップＳ１４において、クライアント機能部１２は、サーバー機能部１１を介して表示データ格納部１５から基本表示データを取得する。そして、ステップＳ１５において、クライアント機能部１２は、表示設定情報に基づき、取得した基本表示データをレンダリングし、表示デバイス４の画面サイズおよび解像度等の表示設定に適した加工表示データを生成する。

　シーケンスＳＥＱ１９において、クライアント機能部１２で生成された加工表示データが仮想映像データ格納部１６に供給される。ステップＳ１６において、仮想映像データ格納部１６は、供給された加工表示データを格納する。

　次に、シーケンスＳＥＱ２０において、映像転送制御部１３から仮想映像データ格納部１６に対して、加工表示データの要求が行われる。シーケンスＳＥＱ２１において、仮想映像データ格納部１６から読み出された加工表示データが映像転送制御部１３に供給される。これにより、ステップＳ１７において、映像転送制御部１３は、表示デバイス４に送信すべき加工表示データを取得する。

　シーケンスＳＥＱ２２において、映像転送制御部１３から表示デバイス４に対して加工表示データが送信される。ステップＳ１８において、表示デバイス４は、映像転送制御部１３から受け取った加工表示データを表示する。

　このように、表示デバイス４で表示を行う場合には、表示デバイス４の表示設定に応じた基本表示データが表示データ格納部１５から読み出され、クライアント機能部１２によってレンダリングが行われる。そして、レンダリングによって得られた加工表示データが表示デバイス４に送信される。表示デバイス４は、自装置の表示設定に適した加工表示データを表示することができる。

　なお、この例では、クライアント機能部１２によって基本表示データのレンダリングが行われる場合について説明したが、レンダリングの必要がない場合には、基本表示データがそのまま表示デバイス４に送信されてもよい。

　次に、表示デバイス４に表示された表示データに対して操作が行われた場合の処理について説明する。図５は、表示デバイス４の表示に対する操作が行われた場合における、空調管理システム１００の各部の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。

　表示デバイス４に表示データが表示された状態で、表示データ中のボタンが押下される等の操作が行われると、表示デバイス４は、ステップＳ３１において、操作に応じた操作情報を生成する。操作情報は、表示領域中のどの位置が操作されたのか、あるいは、表示データ中のどのボタンが操作されたのかといった、操作を特定する情報である。

　シーケンスＳＥＱ３１において、表示デバイス４によって生成された操作情報は、表示デバイス４から空調管理装置１の映像転送制御部１３に対して送信される。シーケンスＳＥＱ３２において、映像転送制御部１３で受信した操作情報は、映像設定部１４に供給される。

　映像設定部１４は、ステップＳ３２において、表示デバイス４からの操作情報と、表示デバイス４の表示設定情報とを取得する。なお、表示デバイス４の表示設定情報は、例えば、受け取った操作情報に含まれていてもよいし、操作情報と併せて表示デバイス４から送信されるようにしてもよい。また、この場合の表示設定情報は、表示デバイス４に現在表示されている表示データの要求があったときに、当該表示デバイス４から受け取っているので、以前に受け取った表示設定情報を予め保持しておき、保持された表示設定情報を用いてもよい。そして、シーケンスＳＥＱ３３において、操作情報および表示設定情報が映像設定部１４からクライアント機能部１２に供給される。

　シーケンスＳＥＱ３４において、クライアント機能部１２によってサーバー機能部１１が有するデータ決定テーブルが参照される。ステップＳ３３において、クライアント機能部１２は、操作情報、表示設定情報およびデータ決定テーブルに基づき、操作情報が示す操作に応じた基本表示データを決定する。そして、シーケンスＳＥＱ３５においてクライアント機能部１２からサーバー機能部１１に対して、決定された表示データの要求が行われる。

　シーケンスＳＥＱ３６において、サーバー機能部１１から表示データ格納部１５に対して表示データの要求が行われる。シーケンスＳＥＱ３７において、表示データ格納部１５から読み出された基本表示データがサーバー機能部１１に供給される。シーケンスＳＥＱ３８において、サーバー機能部１１からクライアント機能部１２に対して基本表示データが供給される。これにより、ステップＳ３４において、クライアント機能部１２は、サーバー機能部１１を介して表示データ格納部１５から基本表示データを取得する。そして、ステップＳ３５において、クライアント機能部１２は、表示設定情報に基づき、取得した基本表示データをレンダリングして加工表示データを生成する。

　シーケンスＳＥＱ３９において、クライアント機能部１２で生成された加工表示データが仮想映像データ格納部１６に供給される。ステップＳ３６において、仮想映像データ格納部１６は、供給された加工表示データにより、格納されている加工表示データを更新する。

　次に、シーケンスＳＥＱ４０において、映像転送制御部１３から仮想映像データ格納部１６に対して、加工表示データの要求が行われる。シーケンスＳＥＱ４１において、仮想映像データ格納部１６から読み出された加工表示データが映像転送制御部１３に供給される。これにより、ステップＳ３７において、映像転送制御部１３は、表示デバイス４に送信すべき加工表示データを取得する。

　シーケンスＳＥＱ４２において、映像転送制御部１３から表示デバイス４に対して加工表示データが送信される。ステップＳ３８において、表示デバイス４は、映像転送制御部１３から受け取った加工表示データを表示させ、表示を更新する。

　このように、表示デバイス４の表示に対して操作が行われた場合には、操作に対応する基本表示データが表示データ格納部１５から読み出され、クライアント機能部１２によってレンダリングが行われる。そして、レンダリングによって得られた加工表示データが表示デバイス４に送信され、表示デバイス４の表示が更新される。

　以上のように、本実施の形態１に係る空調管理装置１において、表示デバイス４から表示データが要求された場合に、複数の基本表示データのうち、表示デバイス４の表示設定情報に応じた基本表示データが表示デバイス４に送信されるデータとして選択される。これにより、表示デバイス４が変更された場合等であっても、変更後の表示デバイス４に対応する表示データを表示デバイス４に送信することができる。

　また、クライアント機能部１２は、表示設定情報に基づき、選択した基本表示データを表示デバイス４の表示設定に対応するようにレンダリングして加工表示データを生成する。これにより、表示データを要求した表示デバイス４の表示設定に対応する加工表示データを、表示デバイス４に対して送信することができる。

　さらに、本実施の形態１では、表示設定情報に基づき、表示設定情報と基本表示データとが関連付けられたデータ決定テーブルが参照され、表示デバイス４の表示設定情報に応じた基本表示データが決定される。これにより、表示デバイス４に対応する基本表示データを容易に決定することができる。

　さらにまた、本実施の形態１では、複数の基本表示データの中から、表示設定情報に含まれる画面サイズおよび解像度に応じた基本表示データが決定される。これにより、表示デバイス４の表示設定に対応する基本表示データを容易に決定することができる。

　ここで、表示設定情報は、表示デバイス４から抽出されてもよいし、ユーザが操作部３０を操作することによって入力されてもよい。また、表示設定情報には、表示デバイス４の画面サイズおよび解像度が含まれている。これにより、表示デバイス４の画面サイズおよび解像度に適した表示データが作成される。

　また、本実施の形態１では、表示デバイス４の表示に対して操作が行われた場合に、操作についての操作情報と表示デバイス４の表示設定情報とに基づき、複数の基本表示データの中から、操作に応じた基本表示データが選択される。これにより、表示デバイス４に表示データが表示された後に、当該表示に対して操作が行われた場合でも、操作に応じた表示データを表示デバイス４に表示させることができ、表示デバイス４の表示を更新することができる。

　以上、本発明の実施の形態１について説明したが、本発明は、上述した本発明の実施の形態１に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、表示デバイス４の表示に関する表示設定情報は、当該表示デバイス４から空調管理装置１に対する要求に含まれるように説明したが、これに限られず、表示データの要求の後に表示設定情報を表示デバイス４から受け取るようにしてもよい。すなわち、映像設定部１４は、表示デバイス４が表示データ要求の後に送信する表示設定情報を取得してもよい。

　また、表示設定情報は、表示デバイス４から送信される場合に限られず、例えば、ユーザが操作部３０を操作することによって手動で入力されてもよい。すなわち、映像設定部１４は、操作部３０を介して入力される表示設定を表示設定情報として取得してもよい。

　１　空調管理装置、２　空調機器、３　クライアント装置、４　表示デバイス、１０　制御部、１１　サーバー機能部、１２　クライアント機能部、１３　映像転送制御部、１４　映像設定部、１５　表示データ格納部、１６　仮想映像データ格納部、２０　接続インターフェース、３０　操作部、４０　通信インターフェース、１００　空調管理システム。

Claims

　コンテンツを表示するクライアント装置と固有の表示設定を有する表示デバイスとのそれぞれに、空調機器に関する表示データを表示させる空調管理装置であって、
　コンテンツデータと、前記コンテンツデータに基づき予め生成された、表示設定が異なる複数の表示データとからなる基本表示データを格納する表示データ格納部と、
　前記クライアント装置から表示データが要求された場合に、前記コンテンツデータを送信するサーバー機能部と、
　前記表示デバイスの表示設定情報を取得する映像設定部と、
　前記表示デバイスから表示データが要求された場合に、前記映像設定部で取得された前記表示設定情報に基づき、複数の前記基本表示データの中から、前記表示デバイスの表示設定情報に応じた基本表示データを選択するクライアント機能部と、
　前記クライアント機能部で選択された前記基本表示データを前記表示デバイスに対して送信する映像転送制御部と
を備える
空調管理装置。
　前記クライアント機能部は、
　前記表示設定情報に基づき、選択された前記基本表示データを前記表示デバイスの前記表示設定に対応するようにレンダリングして加工表示データを生成し、
　前記映像転送制御部は、
　生成された加工表示データを前記表示デバイスに対して送信する
請求項１に記載の空調管理装置。
　前記クライアント機能部は、
　前記表示設定情報に基づき、前記表示デバイスの前記表示設定情報に関連付けられた前記基本表示データを選択する
請求項１または２に記載の空調管理装置。
　前記表示設定情報は、前記表示デバイスの画面サイズおよび解像度を含み、
　前記クライアント機能部は、
　複数の前記基本表示データの中から、前記表示設定情報に含まれる前記画面サイズおよび解像度に応じた前記基本表示データを選択する
請求項１～３のいずれか一項に記載の空調管理装置。
　前記映像設定部は、
　前記表示デバイスからの要求から前記表示設定情報を抽出する
請求項１～４のいずれか一項に記載の空調管理装置。
　入力操作が行われる操作部をさらに備え、
　前記映像設定部は、
　前記操作部を介して入力される表示設定を前記表示設定情報として取得する
請求項１～４のいずれか一項に記載の空調管理装置。
　前記表示デバイスの表示に対して操作が行われた場合に、
　前記映像設定部は、前記表示デバイスから前記操作についての操作情報を取得し、
　前記クライアント機能部は、前記操作情報および前記表示デバイスの表示設定情報とに基づき、複数の前記基本表示データの中から、前記操作に応じた基本表示データを選択する
請求項１～６のいずれか一項に記載の空調管理装置。