WO2019102972A1 - プレス成形方法 - Google Patents

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秋庭弘克
佐野武司
松谷健司
狩野貴之
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本田技研工業株式会社
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    • B21D22/02Stamping using rigid devices or tools

Definitions

  • tensile and compressive stress is generated in the first step due to bending, but if it is bent in the same direction as the first step in the second step and further subjected to tensile and compressive stress
  • a distortion streaks or unevenness occur on the design surface.
  • a buildup is applied to the lower mold at each location where the distortion occurs in the second step, and the upper mold is relatively moved toward the lower mold and immediately before the bottom dead center is reached. There is a method of correcting the buildup with strain.
  • the upper mold may be thickened.
  • the method of correcting the distortion by overlaying the mold requires considerable experience and takes time for adjustment, and a high press capacity is required when the number of correction points is increased, so a high facility capacity is required. Become.
  • the target molded body and the intermediate molded body have areas where the shapes coincide with each other on both sides of the intermediate ridge line portion, and when they are stacked, the apex of the intermediate molded body is more press stroke than the apex of the target molded body It is preferably located below the direction. According to this, since the intermediate formed body is plastically deformed so as to increase the forming depth in the second step, it is possible to stabilize the shape of the target formed body.
  • the area 40A of the target compact 38 matches the shape of the first shape-invariant portion 34B of the intermediate compact 32 except for the area corresponding to the area where the first intermediate positive surface 35a of the intermediate compact 32 is provided.
  • the shape invariant portion 40C of the target formed body 38 matches the shape of the second shape invariant portion 34C of the intermediate formed body 32.
  • a state in which the target compact 38 and the intermediate compact 32 are overlapped with these parts aligned is shown in FIG. 5C.
  • the portion where the intermediate formed body 32 does not overlap with the target formed body 38 is shown by a dotted line.

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

エッジ状の稜線部(24)を有するとともに稜線部(24)を境として一方側にネガ面(14a)を他方側にポジ面(14b)を有する目標成形体(14)を得るプレス成形方法であって、稜線部(24)のエッジ半径より大きい半径の中間稜線部(26)を有する中間成形体(12)を成形する第1工程と、中間成形体(12)から目標成形体(14)を成形する第2工程を含み、中間成形体(12)は、目標成形体(14)における稜線部(24)からネガ面(14a)に至る部位に対応して第1中間ポジ面(12a)を有するとともに、目標成形体(14)における稜線部(24)からポジ面(14b)に至る部位に対応して第1中間ポジ面(12a)に連続する第2中間ポジ面(12b)と第2中間ポジ面(12b)に連続する中間ネガ面(12c)とを有する。

Description

プレス成形方法
 本発明は、意匠面に稜線部を有するプレス成形品の製造方法に関する。本発明によるプレス成形品は、自動車のボンネット、サイドパネル、ドアパネル等に適用され、例えば、自動車ドア用のアウタパネルとして使われる。
 自動車ドア用アウタパネルは、一般に、金属板材のプレス成形によって生産されている。アウタパネルは、自動車の意匠を決定づける部位であり、例えば、キャラクタラインと呼ばれる小曲率半径の稜線部に対してネガ面(凹面)とポジ面(凸面)をもつデザインが用いられる。このようなアウタパネルの成形には、高度なプレス成形技術が求められる。
 独国特許出願公開第102011115219号明細書には、第1金型を用いて、エッジ部を予備成形するとともに、エッジ部以外の部位を最終形状に成形し、次いで、第2金型を用いて、エッジ部を最終形状に成形する金属板材のプレス成形方法が開示されている。第1金型で成形されるエッジ径は、最終形状の2~10倍程度の大きさであり、2段階の深絞り加工により所定の大きさに成形される。同文献には、ネガ面とポジ面に関する事項や歪みの修正については開示されていない。
 ネガ面とポジ面を有するパネル等の成形において、第1工程で曲げによる引張・圧縮応力が発生するが、第2工程で第1工程と同じ方向に曲げられてさらに引張・圧縮応力を受けると、歪みとして意匠面に線条または凹凸が発生する。この歪みを修正するため、第2工程で歪みが発生する個所ごとに下型に肉盛りを施し、上型が下型に向けて相対的に移動せしめられて下死点に至る直前に、該肉盛りを歪みに強く当てて矯正する方法がある。なお、デザインに影響がなければ、上型に肉盛りを施す場合もある。
 金型に肉盛りをして歪みを矯正する方法は、相当な経験が必要であって調整に時間を要するほか、修正箇所が多くなると高いプレス荷重が必要となるため、高い設備能力が必要となる。
 本発明は、第2工程で第1工程とは逆方向に曲げることによって歪みを低減するのが可能であることに着想してなされたものである。本発明は、稜線部を有する目標成形体のプレス成形において歪みの発生を可及的に少なくしたプレス成形方法を提供することを目的とする。
 本発明に係るプレス成形方法は、エッジ状の稜線部を有するとともに稜線部を境として一方側にネガ面を他方側にポジ面を有する目標成形体を得るプレス成形方法であり、稜線部のエッジ半径より大きい半径の中間稜線部を有する中間成形体を成形する第1工程と、中間成形体から目標成形体を成形する第2工程を含む。そして、中間成形体は、目標成形体における稜線部からネガ面に至る部位に対応して第1中間ポジ面を有するとともに、目標成形体における稜線部からポジ面に至る部位に対応して第1中間ポジ面に連続する第2中間ポジ面と第2中間ポジ面に連続する中間ネガ面とを有することを特徴とする。
 上記プレス成形方法によれば、曲げによる引張・圧縮応力を相殺するように第1工程と第2工程を組み合わせたので、歪みの発生個所を最小限に抑えることができる。したがって、金型の肉盛り箇所を少なくし、金型の精度出しに要する時間を短縮することができる。
 上記プレス成形方法において、目標成形体と中間成形体は、中間稜線部の両側において形状が一致する領域があり、それらを重ねた場合、中間成形体の頂点は目標成形体の頂点よりもプレスストローク方向の下方に位置するのが好ましい。これによれば、第2工程で成形深さが増大するように中間成形体を塑性変形させるので、目標成形体の形状を安定化させることができる。
 また、上記のとおり重ねた状態で、第2中間ポジ面はポジ面と交差するのが好ましい。これによれば、第2工程で中間成形体を適度な伸び率で変形させることができる。
 本発明に係るプレス成形方法は、曲げによる引張・圧縮応力を相殺するように第1工程と第2工程を組み合わせたもので、歪みの発生が少なくなる。歪みを修正する場合でも、高精度の設備を必要としない。
本発明の基本的な概念を説明するための第1工程に関する概略図である。 本発明の基本的な概念を説明するための第2工程に関する概略図である。 本発明の基本的な概念を説明するための中間成形体と目標成形体とを重ねた図である。 実施形態が適用される自動車のボンネットの概略図である。 図5Aは実施形態における中間成形体を示す図、図5Bは実施形態における目標成形体を示す図であり、図5Cはそれらを重ねた状態を示す図である。 実施形態の第2工程における初期状態を示す図である。 実施形態の第2工程における第1の動作状態を示す図である。 実施形態の第2工程における第2の動作状態を示す図である。
 まず、本発明に係るプレス成形方法の基本的な概念について、図1~3を参照しながら以下説明する。
 本発明は、自動車のボンネット、サイドパネル、ドアパネル等に適用される。図1~3に示されるように、鋼またはアルミニウム合金からなる板材10を2段階でプレス成形することにより目標成形体14が得られる。すなわち、第1工程により、第1上型16および第1下型18を用いて板材10から中間成形体12がプレス成形され、第2工程により、第2上型20および第2下型22を用いて中間成形体12から目標成形体14がプレス成形される。プレス成形の形態としては、板材10ないし中間成形体12の周辺部を支持して張力を加えながら絞り成形を行うのが好ましいが、必ずしも絞り成形である必要はない。なお、図2~3において、中間成形体12および目標成形体14は主要部のみが示されており、周辺部は省略されている。
 図3において、目標成形体14は、上側の面が意匠面となっており、紙面を貫く方向に延びるエッジ状の稜線部24が意匠面に形成されている。目標成形体14は、稜線部24を境として一方側にネガ面14aを有し、他方側にポジ面14bを有する。ここで、ネガ面とは、意匠面を正面から見たとき凹状となっている面をいい、ポジ面とは、意匠面を正面から見たとき凸状となっている面をいう。
 中間成形体12は、目標成形体14の稜線部24のエッジ半径よりも大きい半径の中間稜線部26を有する。中間成形体12には、第1中間ポジ面12a、第2中間ポジ面12bおよび中間ネガ面12cがこの順に連続して形成されており、第1中間ポジ面12aおよび第2中間ポジ面12bによって中間稜線部26が構成されている。第2中間ポジ面12bの曲率半径は第1中間ポジ面12aの曲率半径より大きく、中間ネガ面12cの曲率半径は第1中間ポジ面12aの曲率半径より大きい。なお、図2において、参照符号12dは、第1中間ポジ面12aと第2中間ポジ面12bの境界を示し、参照符号12eは、第2中間ポジ面12bと中間ネガ面12cの境界を示す。
 中間成形体12の第1中間ポジ面12aが設けられる領域は、目標成形体14のネガ面14aが設けられる領域の一部となる領域である。中間成形体12の第2中間ポジ面12bおよび中間ネガ面12cが設けられる領域は、目標成形体14のポジ面14bが設けられる領域となる領域である。第1中間ポジ面12aと第2中間ポジ面12bとの境界12dの近傍は、目標成形体14の稜線部24となる箇所である。
 目標成形体14のネガ面14aが設けられる領域は、中間成形体12の第1中間ポジ面12aが設けられる領域に対応する領域を除いて、中間成形体12の第1中間ポジ面12aが設けられる領域の外側に存在する領域13Aと形状が一致する。目標成形体14のポジ面14bが設けられる領域の外側に存在する領域15は、中間成形体12の中間ネガ面12cが設けられる領域の外側に存在する領域13Bと形状が一致する。
 図3は、中間成形体12と目標成形体14とを上記各領域が一致するように重ねた状態を示す図であり、中間成形体12が目標成形体14と形状の異なる部分(重ならない部分)は点線で示されている。図3における上下方向はプレスストローク方向である。第1中間ポジ面12aと第2中間ポジ面12bとの境界12dの近傍は、プレスストローク方向でみた中間成形体12の頂点となっており、稜線部24は、プレスストローク方向でみた目標成形体14の頂点となっている。中間成形体12の頂点は、目標成形体14の頂点よりもプレスストローク方向の下方に位置する。また、中間成形体12の第2中間ポジ面12bは、目標成形体14のポジ面14bと交差している。
 第1工程で所定方向に曲げられた中間成形体12の第1中間ポジ面12a形成領域は、第2工程で逆方向に曲げられて目標成形体14のネガ面14a形成領域となる。したがって、第1中間ポジ面12a形成領域に生じた残留応力(引張・圧縮応力)が第2工程で除去ないし緩和され、歪みの発生が抑制される。また、第1工程で所定方向に曲げられた中間成形体12の中間ネガ面12c形成領域は、第2工程で逆方向に曲げられて目標成形体14のポジ面14b形成領域となる。したがって、中間ネガ面12c形成領域に生じた残留応力(引張・圧縮応力)が第2工程で除去ないし緩和され、歪みの発生が抑制される。中間成形体12の第2中間ポジ面12b形成領域については第2工程で同じ方向に曲げられるが、目標成形体14に全体として発生する歪みは可及的に抑制される。
 次に、自動車のボンネットに適用した本発明の実施形態について、中間成形体および目標成形体の周辺部に関する事項を含め、図4~8を参照しながら、以下詳細に説明する。本実施形態の第2工程では絞り成形が行われる。
 ボンネットのアウタパネル28の左半分が図4に示されている。アウタパネル28は、概ね自動車の前後方向に延びる稜線部30を有する。後述するように、このアウタパネル28は、目標成形体38から余分な箇所を切り取って得られるものである。アウタパネル28の図4におけるV-V断面に相当する目標成形体38の断面が図5Bに示されている。ただし、図5Bには、上記切り取られる部分の断面も含まれている。
 図5Aに示されるように、第1工程により成形された中間成形体32は、主要部34とその外側に設けられる周辺部36を有する。中間成形体32の主要部34は、第1中間ポジ面35a、第2中間ポジ面35bおよび中間ネガ面35cが設けられた中間形状部34Aを有する。中間成形体32の主要部34は、さらに、中間形状部34Aを挟んでその一方側に拡がる第1形状不変部34Bとその他方側に拡がる第2形状不変部34Cを有する。第1形状不変部34Bは第1中間ポジ面35aが設けられた領域に連続する領域であり、第2形状不変部34Cは中間ネガ面35cが設けられた領域に連続する領域である。中間成形体32の周辺部36は、主要部34の第2形状不変部34Cに連続する中間周辺形状部36Aおよび後述するブランクホルダー54に載置され支持される支持部36Bを有する。
 第1中間ポジ面35aの曲率半径は10~40mm程度、第2中間ポジ面35bの曲率半径は40~70mm程度であり、中間ネガ面35cの曲率半径は40mm程度以上である。なお、図5Aにおいて、参照符号35dは、第1中間ポジ面35aと第2中間ポジ面35bの境界を示し、参照符号35eは、第2中間ポジ面35bと中間ネガ面35cの境界を示す。
 図5Bに示されるように、第2工程により成形される目標成形体38は、エッジ状の稜線部41が形成される主要部40と主要部40の外側に設けられる周辺部42を有する。目標成形体38の主要部40は、ネガ面40aが設けられる領域40Aとポジ面40bが設けられる領域40Bを有する。領域40Aは、中間成形体32の第1中間ポジ面35aが設けられた領域および第1形状不変部34Bに対応し、領域40Bは、中間成形体32の第2中間ポジ面35bが設けられた領域および中間ネガ面35cが設けられた領域に対応する。目標成形体38の主要部40は、さらに、領域40Bに連続する形状不変部40Cを有する。目標成形体38の周辺部42は、主要部40の形状不変部40Cに連続する周辺形状部42Aおよび中間成形体32の支持部36Bと同一形状の支持部42Bを有する。
 目標成形体38の稜線部41のエッジ半径は1~5mm程度であり、この稜線部41がアウタパネル28の稜線部30となる。アウタパネル28は、第2工程が終了した後、目標成形体38から周辺部42および形状不変部40Cの一部を切り取ることにより得られる。
 目標成形体38の領域40Aは、中間成形体32の第1中間ポジ面35aが設けられた領域に対応する領域を除いて、中間成形体32の第1形状不変部34Bと形状が一致する。また、目標成形体38の形状不変部40Cは、中間成形体32の第2形状不変部34Cと形状が一致する。目標成形体38と中間成形体32をこれらの部分を一致させて重ねた状態を図5Cに示す。中間成形体32が目標成形体38と重ならない部分は点線で示されている。
 図5Cに示されるように、目標成形体38の稜線部41は、中間成形体32における第1中間ポジ面35aと第2中間ポジ面35bとの境界35dよりもHaだけ上方に変位している。目標成形体38の周辺形状部42Aは、中間成形体32の中間周辺形状部36Aとは形状が異なっており、目標成形体38の支持部42Bは中間成形体32の支持部36BよりもHbだけ下方に変位している。中間成形体32の第2中間ポジ面35bは、目標成形体38のポジ面40bと交差している。中間成形体32の中間形状部34Aは、第2中間ポジ面35bの途中から中間ネガ面35cに亘る範囲で、目標成形体38のポジ面40bよりも上方に変位している。この上方に変位している部分についてその最大変位量をHcとすると、Hcは前述のHaより小さく、また、前述のHbはHcよりも大きい。
 目標成形体38のネガ面40aが設けられる領域40Aのうち中間成形体32と重ならない領域の断面周長とポジ面40bが設けられる領域40Bのうち中間成形体32と重ならない領域の断面周長を合わせた長さは、中間成形体32の中間形状部34Aの断面周長よりも少し長い。換言すれば、目標成形体38の主要部40の断面周長は、中間成形体32の主要部34の断面周長よりも少し長い。また、目標成形体38の周辺形状部42Aの断面周長は、中間成形体32の中間周辺形状部36Aと同じかそれよりも少し長い。なお、ここでいう断面周長とは、図5A~5Cで示される断面形状に沿った長さのことである。
 図6に示されるように、中間成形体32から目標成形体38をプレス成形する第2工程では、上型44および下型50が用いられる。また、中間成形体32の周辺部36を支持するブランクホルダー54が用いられる。上型44は可動型であり、下型50は固定型である。ブランクホルダー54は、図示しないガスシリンダ等の弾性体によって上方に付勢された状態で支持されている。
 ブランクホルダー54は、中間成形体32の支持部36Bに整合する支持面56を有し、中間成形体32の支持部36Bに下方に突出するように形成された凸部37が嵌り込む凹部56aを備える。上型44は、下型50の成形面52との間で中間成形体32を成形する成形面46を有するとともに、ブランクホルダー54の支持面56との間で中間成形体32を支持する支持面48を有する。上型44の支持面48には、中間成形体32の支持部36Bに設けられた凸部37の裏側に嵌まり込む凸部48aが形成されている。
 上型44は、下型50およびブランクホルダー54に対して近接および離間する方向(上下方向)に移動自在である。上型44の成形面46は、上型44の凸部48aが中間成形体32の支持部36Bに設けられた凸部37の裏側に嵌り込んだとき、中間成形体32の主要部34が接触しない形状となっている。これにより、中間成形体32と目標成形体38との間に、前述したHb>Hcなる関係が生じる。
 下型50の成形面52には、目標成形体38に稜線部41を形成するためのエッジ部52aが設けられている。ブランクホルダー54は、下型50に対して、下型50の成形面52の端部がブランクホルダー54の支持面56の端部と整列する位置から下方に後退した位置とそれらが整列する位置との間で上下方向に移動自在である。下型50とブランクホルダー54の隣接する側面同士には所定の隙間が設けられている。
 次に、第2工程における上型44および下型50の動作について説明する。なお、図6に示されるように、中間成形体32の支持部36Bがブランクホルダー54に載置され、上型44および下型50が中間成形体32から離間している状態を初期状態とする。
 図7に示すように、上記初期状態から上型44をブランクホルダー54に向けて下降していくと、上型44の支持面48が中間成形体32の支持部36Bに当接し、中間成形体32は支持部36Bにおいてブランクホルダー54の支持面56と上型44の支持面48との間で挟持される。このとき、上型44の成形面46は中間成形体32の主要部34および中間周辺形状部36Aには接触していない。したがって、中間成形体32をブランクホルダー54と上型44とで挟持して支持する際に中間成形体32が上型44により変形せしめられることはない。
 中間成形体32の支持部36Bがブランクホルダー54と上型44との間で支持された後、図8に示すように上型44をさらに下降させると、まず、下型50のエッジ部52aが中間成形体32の第1中間ポジ面35aと第2中間ポジ面35bとの境界35dの近傍箇所に当接する。このとき、上型44の成形面46は依然として中間成形体32の主要部34に接触していない。したがって、目標成形体38の稜線部41が他の部分に優先して成形される。また、これにより、中間成形体32と目標成形体38との間に前述したHc<Haなる関係が生じる。
 その後、中間成形体32の支持部36Bをブランクホルダー54と上型44との間で支持した状態で上型44をさらに下降させることにより、上型44の成形面46と下型50の成形面52との間隔が狭められ、中間成形体32は所定の形状に成形されて目標成形体38が得られる。前述したように、目標成形体38の主要部40の断面周長は中間成形体32の主要部34の断面周長よりも少し長いので、中間成形体32の中間形状部34Aは所定の伸び率で伸長しながら成形される。
 本発明に係るプレス成形方法は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することのない範囲で、種々の形態を採り得ることはもちろんである。
12、32…中間成形体       12a、35a…第1中間ポジ面
12b、35b…第2中間ポジ面   12c、35c…中間ネガ面
14、38…目標成形体       14a、40a…ネガ面
14b、40b…ポジ面       24、41…稜線部
26…中間稜線部

Claims (3)

  1.  エッジ状の稜線部を有するとともに前記稜線部を境として一方側にネガ面を他方側にポジ面を有する目標成形体を得るプレス成形方法であって、
     前記稜線部のエッジ半径より大きい半径の中間稜線部を有する中間成形体を成形する第1工程と、前記中間成形体から前記目標成形体を成形する第2工程を含み、
     前記中間成形体は、前記目標成形体における前記稜線部から前記ネガ面に至る部位に対応して第1中間ポジ面を有するとともに、前記目標成形体における前記稜線部から前記ポジ面に至る部位に対応して前記第1中間ポジ面に連続する第2中間ポジ面と前記第2中間ポジ面に連続する中間ネガ面とを有する
     ことを特徴とするプレス成形方法。
  2.  請求項1記載のプレス成形方法において、
     前記目標成形体と前記中間成形体は、前記中間稜線部の両側において形状が一致する領域があり、それらを重ねた場合、前記中間成形体の頂点は前記目標成形体の頂点よりもプレスストローク方向の下方に位置する
     ことを特徴とするプレス成形方法。
  3.  請求項2記載のプレス成形方法において、
     前記重ねた状態で、前記第2中間ポジ面は前記ポジ面と交差する
     ことを特徴とするプレス成形方法。
PCT/JP2018/042728 2017-11-21 2018-11-19 プレス成形方法 WO2019102972A1 (ja)

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