WO2019092907A1 - 点火装置 - Google Patents

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Abstract

この発明の点火装置は、第1電極、第2電極、および電極間に配置された誘電体を有する点火プラグと、電極間に印加するための交流電圧を生成する交流電源と、電極間で熱プラズマが発生した場合には熱プラズマ発生信号を出力する熱プラズマ検出部と、内燃機関の1回のサイクルにおける交流電圧の印加時間を、印加する前にあらかじめ決定し、印加時間に従って交流電圧を印加中に熱プラズマ発生信号を受信した場合には、印加時間を短縮するように変更する印加時間決定部とを備える。

Description

点火装置
 本発明は、バリア放電を利用した内燃機関の点火装置に関するものである。
 内燃機関において、燃費向上に向けた希薄燃焼あるいは高EGR(Exhaust Gas Recirculation、排気再循環)環境下では、点火が不安定となる。このため、体積的な点火が可能であるバリア放電式の点火装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2014-513760号公報
 特許文献1に係る発明は、全ての金属電極が混合気に露出した点火プラグ、および短パルス電源を用いて、低温プラズマを形成する点火装置において、低温プラズマから熱プラズマへの遷移を検出し、遮断する技術を提案している。
 しかしながら、特許文献1に係る発明は、少なくとも片方の電極が誘電体に覆われた点火プラグと交流電源を用いて、バリア放電を生成する点火装置である。このため、誘電体が絶縁破壊した際には、意図的に低温プラズマを生成する術がなく、点火装置としての正常動作が不可能となる。そこで、誘電体が絶縁破壊した異常状態において、最低限の点火性能を維持しつつ、かつ点火装置が故障しない制御方式が必要となる。
 本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、点火プラグの誘電体が絶縁破壊した際にも最低限の点火性能を維持しつつ、故障を回避することが可能となるバリア放電式の点火装置を得ることを目的とする。
 本発明に係る点火装置は、第1電極、第2電極、および第1電極と第2電極の間に配置された誘電体を有し、内燃機関に配置される点火プラグと、第1電極と第2電極との間に印加するための交流電圧を生成する交流電源と、第1電極と第2電極との間で熱プラズマが発生したか否かを検出し、熱プラズマを検出した場合には熱プラズマ発生信号を出力する熱プラズマ検出部と、内燃機関の1回のサイクルにおける交流電圧の印加時間を、印加する前にあらかじめ決定し、印加時間に従って交流電圧を印加中に熱プラズマ発生信号を受信した場合には、印加時間を短縮するように変更する印加時間決定部とを備えるものである。
 本発明によれば、あらかじめ決められた印加時間に従って点火プラグに交流電圧を印加中において、熱プラズマの発生が検出された場合には印加時間を短縮する制御を行う構成を備えている。この結果、点火プラグの誘電体が絶縁破壊した際にも最低限の点火性能を維持しつつ、故障を回避することが可能となるバリア放電式の点火装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1による点火装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態1による交流電源20の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1による点火装置の点火プラグの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態1による点火装置において、正常時に点火プラグに印加される交流電圧の波形の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態1による点火装置において、異常時に点火プラグに印加される交流電圧の波形の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態1による点火装置の制御フローの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態2による点火装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態2による点火装置において、断続的に熱プラズマが発生した際の交流電圧の波形の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態2による点火装置の制御フローの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態3による点火装置の制御フローの一例を示す概略図である。
 以下、本発明の点火装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
 実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1による点火装置の構成の一例を示す概略図である。本実施の形態1に係る点火装置は、点火プラグが破損した場合にも、点火装置を故障させることなく、燃料を安定して点火できることを技術的特徴としている。
 図1に示した点火装置は、制御ユニット10、交流電源20、および点火プラグ50を備えて構成されている。交流電源20および点火プラグ50は、電気的に接続されている。また、点火プラグ50の一端は、内燃機関の燃焼室100内に配置されている。交流電源20は、交流電圧を生成する。点火プラグ50は、交流電圧が印加されることにより、内燃機関の燃焼室100内でバリア放電を発生させる。
 制御ユニット10は、交流電源20と電気的に接続されている。そして、制御ユニット10は、1回の点火で印加する交流電圧の時間を決定する印加時間決定部11、および点火プラグ50において熱プラズマの有無を検出して熱プラズマ発生信号として出力する熱プラズマ検出部12を備えて構成されている。
 本実施の形態1に係る交流電源20は、直流電圧を交流電圧に変換する機能、および交流電圧を昇圧する機能を備えている。ここで、交流電圧は、バリア放電の発生が可能であればよく、正弦波に限定するものでなく、矩形波であってもよい。
 図2は、本発明の実施の形態1による交流電源20の一例を示す回路図である。図2に示した交流電源20は、直流電源21、DC/DCコンバータ22、スイッチング素子23、昇圧トランス24、および共振コイル25を含んで構成されている。
 交流電源20内で用いられる直流電源21は、一般的な自動車のバッテリの電圧である直流12Vが該当する。交流電源20は、直流電源21の直流電圧をDC/DCコンバータ22で2~40倍に昇圧した後に、スイッチング素子23を用いて交流電圧に変換し、さらに、昇圧トランス24および共振コイル25で交流電圧の昇圧を行う。直流から交流への変換は、スイッチング素子23を2直列2並列の合計4つ用いたフルブリッジ回路にて行われる。
 なお、本実施の形態1では、直流から交流への変換をフルブリッジ回路で行っているが、ハーフブリッジ回路を使用してもよい。ハーフブリッジ回路を使用する場合には、スイッチング素子23が2つで済むが、同じ昇圧比でも2倍の電圧がスイッチング素子23に印加される。このため、スイッチング素子23は、より高い耐電圧を有するものを選定しなくてはならない。
 昇圧トランス24は、スイッチング素子23を用いて生成された交流電圧を昇圧する。昇圧トランス24における1次巻き線および2次巻き線の巻き数比は、2~200倍とする。2次巻き線側の一端は、共振コイル25を経由して点火プラグ50に接続されており、2次巻き線側の他端は、エンジン筐体と同電位となっている。昇圧トランス24で昇圧された交流電圧は、LC共振を利用してさらに昇圧される。
 LC共振における静電容量C成分は、点火プラグ50が有する浮遊容量と、共振コイル25から点火プラグ50までの配線が有する浮遊容量との合成である。一方で、LC共振におけるインダクタンスL成分は、共振コイル25が有するインダクタンス、昇圧トランス24の漏れインダクタンス、および昇圧トランス24から点火プラグ50までの配線が有するインダクタンスの合成である。
 なお、昇圧トランス24は、必ずしも構成要素とする必要は無く、構成要素としない場合には、システムの小型化が可能となる。しかしながら、昇圧トランス24を構成要素としない場合には、DC/DCコンバータ22およびLC共振による昇圧のみでバリア放電させる必要がある。このため、DC/DCコンバータ22の負担が大きくなるうえ、そもそも電圧の昇圧不足でバリア放電が発生しないリスクが生じる。
 反対に、昇圧トランス24を構成要素とした場合には、DC/DCコンバータ22およびLC共振で求められる昇圧比を低減することが可能となる。
 同様に、共振コイル25は、必ずしも構成要素とする必要は無く、構成要素としない場合には、システムの小型化が可能となる。反対に、共振コイル25を構成要素とした場合には、LC共振における交流電圧の共振周波数を下げることができる。このため、スイッチング素子23として、より安価な素子が使用でき、また、高電圧経路での絶縁対策が容易となる。
 共振コイル25は、例えば、フェライトコアを用いた鉄芯リアクトルを採用してもよいし、コア材を使わない空芯リアクトルを採用してもよい。鉄芯リアクトルを採用した場合には、より大きなインダクタンスを得ることができ、一方、空芯リアクトルを採用した場合には、コア材の発熱を考慮する必要がない。
 また、直流電源21の電圧を、DC/DCコンバータ22により昇圧せずに、スイッチング素子23により直接的に交流に変換してもよい。直接交流に変換した場合には、DC/DCコンバータ22が不要となる利点がある。その反面、昇圧トランス24、並びに共振コイル25および点火プラグ50を利用したLC共振で求められる昇圧比が増加するため、システムのサイズが大きくなってしまう。
 図3は、本発明の実施の形態1による点火装置の点火プラグ50の一例を示す概略図である。本実施の形態1に係る点火プラグ50は、バリア放電を発生させる電極を備えている。より具体的には、点火プラグ50は、第1電極52、誘電体53、第2電極54、および放電領域55を備えて構成されている。
 点火プラグ50は、第1電極52および第2電極54の少なくとも一方を誘電体53で覆った構造を有している。点火プラグ50の中心軸上には、棒状の導体である第1電極52(中心電極52)が配置されている。第1電極52は、一端が共振コイル25に接続され、他端が放電領域55まで到達している。
 中心電極52は、共振コイル25への接続部以外では、全方位にわたって誘電体53によって覆われている。また、誘電体53の全周囲は、第2電極54(周辺電極54)により覆われている。すなわち、中心電極52と、誘電体53と、周辺電極54は、共通の中心軸を持ち、全て固定されて一体型となっている。
 放電領域55では、誘電体53と周辺電極54との間に、3.0mm以下の間隙(放電ギャップ)が設けられている。この放電ギャップにおいて、混合気を点火するためのバリア放電が発生する。間隙を設けることにより、誘電体53の肉厚は、放電領域55では薄くなり、0.1mm~5mmとなる。
 なお、放電領域55において、誘電体53と周辺電極54との間には、必ずしも間隙を設ける必要は無い。間隙を設けない場合には、誘電体53と、周辺電極54と、周辺気体の3つの物質が接触する位置から、誘電体53の沿面に沿ったバリア放電が発生する。
 沿面上のバリア放電は、消炎作用の影響を受けるため、点火に不利な放電である。その一方で、沿面上のバリア放電は、消費電力を抑制できる点、および放電開始電圧が低くできる点で有利である。
 誘電体53は、肉厚が薄くなるほど、誘電体53の電気的もしくは機械的な強度が低下するが、放電ギャップを大きく取ることができるため、点火に有利となる。反対に、誘電体53は、肉厚を厚くすると、電気的もしくは機械的な強度は向上するが、放電ギャップが小さくなるため、点火に不利となる。さらに、誘電体53は、肉厚を厚くすると、半径方向の温度勾配による熱応力が増加する。
 誘電体53と周辺電極54とは、放電領域55以外では接触していてもよいし、間に空気、もしくは空気および燃料の混合気が存在していてもよい。また、誘電体53と周辺電極54とは、放電領域55において一部だけが接触していてもよく、誘電体53と周辺電極54との接触領域の面積を調整することで、エンジン稼働中の点火プラグ50の温度が調整可能となる。
 図4は、本発明の実施の形態1による点火装置において、正常時に点火プラグ50に印加される交流電圧の波形の一例を示す概略図である。図4に示すように、1回の点火において、複数周期にわたる交流電圧が点火プラグ50に印加される。この結果、あらかじめ決められた時間、バリア放電が行われ、低温プラズマが形成されることで、燃料を点火する。
 なお、図4に示す電圧波形の初期段階において、電圧が徐々に上昇しているのは、LC共振の特徴を示したものである。以降、1回の点火において、LC共振中も含めた、交流電圧を印加する時間を、単に印加時間として記載する。
 印加時間決定部11は、点火するよりも事前に、印加時間を決定しておく機能を備える。印加時間は、長い方が安定して点火する点では利点があり、短い方が消費電力の点では利点がある。例えば、内燃機関の稼動条件において、点火が不安定となりやすい条件では、印加時間をより長く設定し、点火が安定しやすい条件では、印加時間をより短く設定することができる。
 なお、印加時間の決定は、必ずしも点火装置で行う必要は無い。例えば、自動車であれば、ECUが印加時間を決定し、点火信号の長さによって、交流電源20に印加時間の情報を伝達してもよい。また、印加時間だけでなく、交流電源20が発振する周波数の増減によっても、1回の点火での消費電力を調整することが可能である。
 電圧が一定であれば、消費電力は、周波数に比例する。これに対して、LC共振を用いて電圧を昇圧している場合には、共振周波数から遠ざけることにより、電圧を下げて消費電力を低下させることができる。本実施の形態1に係る点火装置は、印加時間および周波数を選択的に調整することによって、例えば、内燃機関の高回転時では高出力短時間放電、低回転時では低出力長時間放電、といった制御が可能となる。
 なお、交流電圧波形は、正弦波に限定されるものではなく、例えば、矩形波でもよい。矩形波の方が交流電源20に求められる要求仕様が厳しいが、正弦波よりも多くの放電を発生させることができるため、確実に点火させるという点で有利である。反対に、正弦波を用いる場合には、小型化、低コスト化の面で有利である。
 図5は、本発明の実施の形態1による点火装置において、異常時に点火プラグ50に印加される交流電圧の波形の一例を示す概略図である。ここでの異常時とは、点火プラグ50の放電領域55における誘電体53が破損し、燃焼室100内において、中心電極52および周辺電極54の間隙に誘電体53を介さない経路が存在する状態のことである。
 誘電体53が破損する代表的な原因としては、印加した交流電圧による電気的な貫通破壊、異物の衝突による衝撃破壊、および熱応力による破損がある。いずれの原因であっても、誘電体53が破損して中心電極52が露出した場合には、熱プラズマが生成される。このため、バリア放電を発生させることが不可能となる。
 図5に示す電圧波形は、交流電圧の印加初期段階において、LC共振によって徐々に電圧が上昇し、放電開始電圧の到達後に熱プラズマが発生し、電圧が降下する現象を示している。点火プラグ50における熱プラズマの有無は、熱プラズマ検出部12にて判定する。
 例えば、交流電源20において、いずれかの箇所の電圧波形の変化もしくは電流波形の変化から、点火プラグ50における熱プラズマの有無を精度よく推測することができる。もしくは、自動車であれば、バッテリの電力消費量もしくは電圧降下から、点火プラグ50における熱プラズマの有無を判定してもよく、この場合には、精度は低いが安価で実現できる。
 熱プラズマ生成時においては、低温プラズマ生成時より中心電極52に大きな電流が流れ、一度発生した熱プラズマは、交流電圧を印加している間、持続する。よって、熱プラズマが発生した場合には、交流電源20において許容値を超える出力となり、交流電源20が故障するおそれがある。従って、交流電源20の故障を回避するためには、熱プラズマを検出した際に、印加時間を短く設定し、電源負荷を低減する必要がある。
 図6は、本発明の実施の形態1による点火装置の制御フローの一例を示す概略図である。ステップS101において、制御ユニット10は、点火が開始する以前に、印加時間決定部11により、印加時間を決定しておく。その後、ステップS102において、制御ユニット10は、交流電源20を制御することで、ステップS101で決定しておいた印加時間に従って、点火プラグ50に対して交流電圧を印加する。
 そして、交流電圧を印加中に、ステップS103において、制御ユニット10は、熱プラズマ検出部12により、熱プラズマの有無を判定する。制御ユニット10は、熱プラズマ有りと判定した場合には、ステップS104に進み、印加時間を短縮する。
 このS104による印加時間の短縮処理は、熱プラズマを検出した時点でのサイクルから適用されることで、電源負荷を確実に低減できる。また、制御ユニット10は、熱プラズマ有りと判定した時点のサイクルの次のサイクルから、もしくは複数回にわたって判定した後から、印加時間を短縮して設定してもよい。その場合には、一定時間電源負荷が増大することとなるが、ノイズによる誤動作に対してのロバスト性を向上させることができる。
 制御ユニット10は、ステップS104において印加時間を短縮する場合に、熱プラズマを検出した時点から印加を停止するまでの時間として、最低でも交流電圧の半周期以上に相当する時間を確保するように設定する。点火プラグ50で熱プラズマが生成される状態においては、バリア放電が生成されない。このため、この状態では、熱プラズマによって点火が行われるが、安定した点火には、少なくとも半周期以上の時間を要する。
 よって、交流電源20の保護と併せて、安定した点火を実施するためには、短縮後の印加時間を、あらかじめ設定されていた印加時間よりも短く、かつ、熱プラズマを検出した時点から印加を停止するまでの時間が交流電圧の半周期以上に相当する時間となるように設定する必要がある。
 例えば、正常時に5kHzの交流電圧を3msの印加時間で設定している際に、交流電圧印加後、1.5msの時点で熱プラズマを検出したことを想定する。この場合、交流電圧の周期は、0.2msであり、半周期は、0.1msとなる。そこで、制御ユニット10は、交流電圧印加後、1.6ms以上、かつ3.0ms未満となるように、短縮後の印加時間を再設定する。
 なお、熱プラズマの検出時点から交流電圧の半周期を加算した時間があらかじめ設定していた印加時間よりも長くなる場合には、制御ユニット10は、印加時間の短い方を優先して設定する。すなわち、制御ユニット10は、再設定する印加時間が、あらかじめ設定していた印加時間よりも長くならないようにする。
 以上のように、実施の形態1によれば、点火処理時における熱プラズマの有無を検出し、熱プラズマが発生したと判断された場合には、点火プラグに対する交流電圧の印加時間を短縮させる構成を備えている。さらに、熱プラズマを検出した時点から印加を停止するまでの時間として、最低でも交流電圧の半周期以上に相当する時間が確保されるように、印加時間を再設定できる構成を備えている。
 この結果、点火プラグの誘電体が絶縁破壊した際にも最低限の点火性能を維持しつつ、故障を回避することが可能となるバリア放電式の点火装置を実現できる。すなわち、点火プラグが破損した場合にも、装置を故障させることなく、燃料を安定して点火できる点火装置を実現できる。
 実施の形態2.
 本実施の形態2は、先の実施の形態1による点火装置に対して一部の構成要素を追加することで、機能のさらなる拡張を図ったものである。なお、以下では、先の実施の形態1と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
 図7は、本発明の実施の形態2による点火装置の構成の一例を示す概略図である。本実施の形態2では、交流電源20が生成する交流電圧の半周期の時間を超える期間で熱プラズマが維持されているかを検出し、熱プラズマ維持信号を出力する熱プラズマ維持検出部13をさらに備えている。熱プラズマの検出には、実施の形態1で記述した熱プラズマ検出部12を用いる。そして、熱プラズマ維持検出部13は、熱プラズマ検出部12によって検出された熱プラズマ有りの状態が、維持されているか否かを判定する。
 先の図5では、一度発生した熱プラズマが、交流電圧を印加している期間で消失せずに維持されている場合を例示した。しかしながら、必ずしも熱プラズマが維持されるわけではなく、断続的に熱プラズマが発生する場合もある。
 図8は、本発明の実施の形態2による点火装置において、断続的に熱プラズマが発生した際の交流電圧の波形の一例を示す概略図である。熱プラズマが発生した際には、LC共振が成立しなくなる。このため、LC共振による電圧の増幅期間が再度発生することとなる。
 発生した熱プラズマが消失する時間よりも、交流電圧の正負が反転する時間の方が短い場合には、熱プラズマが維持され、反対に、交流電圧の正負が反転する時間の方が長い場合には、熱プラズマは消失する。すなわち、交流電圧の周波数が低いほど、断続的な熱プラズマの発生となりやすい。熱プラズマが維持されているか否かによって、印加時間の調整方法を変更することが、本実施の形態2の特徴の一つである。
 図9は、本発明の実施の形態2による点火装置の制御フローの一例を示す概略図である。ステップS101~ステップS103までは、先の実施の形態1と同様である。ステップS103において熱プラズマ有りと判定された際には、制御ユニット10は、ステップS201に進み、熱プラズマ維持検出部13により、熱プラズマの維持を検出したか否かを判断する。
 ステップS201において熱プラズマの維持が検出されたと判断した場合には、ステップS104に進み、制御ユニット10は、印加時間を短縮する。
 一方、ステップS201において熱プラズマの維持が検出されなかったと判断した場合、すなわち、断続的な熱プラズマが発生していると判断した場合には、ステップS202に進む。そして、制御ユニット10は、ステップS202において、内燃機関の稼動条件の判別を行う。
 具体的には、制御ユニット10は、内燃機関の回転数をもとに、この稼働条件の判別を行う。交流電源20の供給電力は、回転数が高いほど増加する。このため、制御ユニット10は、回転数が高いときには、交流電源20の保護を優先して、ステップS203に進み、印加時間の短縮を行う。
 一方、制御ユニット10は、回転数が低いときには、交流電源20の負荷が比較的小さいため、安定点火を優先して、ステップS204に進み、印加時間の延長を行う。制御ユニット10は、一定の回転数をしきい値とすることで、ステップS203またはステップS204への分岐を判断できる。すなわち、制御ユニット10は、総じて、回転数が高いほど印加時間が短くなるように、そして、回転数が低いほど印加時間が長くなるように、設定変更する。
 なお、ステップS202の処理を実行する際に、制御ユニット10は、回転数の代わりに、内燃機関の負荷もしくは空燃比をもとにエンジン条件判別を行ってもよい。負荷が高い、もしくは空燃比が低い条件の方が、より安定点火しやすい。よって、制御ユニット10は、負荷が高い、もしくは空燃比が低い条件が成立する場合には、ステップS203に進み、印加時間の短縮を行い、反対に、負荷が低い、もしくは空燃比が高い条件が成立する場合には、ステップS204に進み、印加時間の延長を行うこともできる。
 回転数でエンジン条件判別を行った場合には、交流電源20の保護を基準にした制御が実行されることとなる。また、負荷もしくは空燃比でエンジン条件判別を行った場合には、安定点火を基準にした制御が実行されることとなる。両者いずれの場合にも、電源保護および安定点火の両立という効果が得られる。
 なお、ステップS201において熱プラズマの維持が検出されなかった場合には、制御ユニット10は、ステップS202におけるエンジン条件判別を行う代わりに、交流電圧の周波数を上げる処理を実行してもよい。交流電圧の周波数を上げることで、意図的に熱プラズマを維持させることができる。この結果、ステップS202を削減でき、制御の簡素化および高速化の効果を得ることができる。
 以上のように、実施の形態2によれば、熱プラズマの維持状態およびエンジン条件をさらに考慮して、点火プラグに対する交流電圧の印加時間を適切な値に変更できる構成をさらに備えている。この結果、先の実施の形態1よりも高精度に、電源保護と安定点火の両立を図ることができる。特に、断続的な熱プラズマが発生した際にも、エンジンの運転状態に応じて投入エネルギを適切に調整することができる。
 実施の形態3.
 本実施の形態3は、先の実施の形態2による点火装置に対して一部の構成要素を追加することで、機能のさらなる拡張を図ったものである。なお、以下では、先の実施の形態2と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
 本実施の形態3では、熱プラズマを検出した際に、内燃機関における燃料に対する空気の混合比率を下げる信号を出力する空燃比減少処理をさらに備えている。図10は、本発明の実施の形態3による点火装置の制御フローの一例を示す概略図である。
 図10では、先の図9のフローチャートでの一連処理に加えて、ステップS301による空燃比減少処理工程をさらに備えている。より具体的には、ステップS103において熱プラズマが検出された際には、制御ユニット10は、ステップS301に進み、空燃比減少処理を実行する。
 すなわち、本実施の形態3における制御ユニット10は、熱プラズマが検出された場合には、空燃比を下げて、安定点火しやすい条件としている。このような空燃比減少処理を実行することで、空燃比を下げなかった場合と比べ、印加時間をより短く設定することができるため、電源保護が容易となる。すなわち、後段のステップS104において、制御ユニット10は、印加時間を短縮する際に、先の実施の形態2よりも、短縮量をより大きくすることができる。
 さらに、制御ユニット10は、ステップS301による空燃比減少処理を実行することで、ステップS202におけるエンジン条件判別後においても、ステップS203もしくはステップS204における変更後の印加時間を、先の実施の形態2よりも、総じて短く設定することができる。
 また、制御ユニット10は、電源保護を優先として、ステップS204を無視し、ステップS203に一本化して、処理を進めることも可能である。ステップS202の後の処理を、ステップS203に一本化することにより、制御の簡素化および高速化が可能となる。
 なお、熱プラズマを検出した際には、制御ユニット10は、点火時期を再設定する信号を出力し、さらに、空燃比を減少させた際には、減少量に応じて点火時期を遅角させる信号を出力する。点火条件を適正化することにより、点火プラグが破損した状態でも、安定的な燃焼をもたらす効果を得ることができる。
 このような一連の空燃比減少処理は、例えば、制御ユニット10内の熱プラズマ検出部12によって実行することもできる。
 以上のように、実施の形態3によれば、熱プラズマが検出された場合に、空燃比を減少させることで、誘電体が絶縁破壊した異常状態において、安定点火しやすい条件を確率させる構成をさらに備えている。この結果、先の実施の形態2よりも高精度に、電源保護と安定点火の両立を図ることができる。
 10 制御ユニット、11 印加時間決定部、12 熱プラズマ検出部、13 熱プラズマ維持検出部、20 交流電源、21 直流電源、22 DC/DCコンバータ、23 スイッチング素子、24 昇圧トランス、25 共振コイル、50 点火プラグ、52 第1電極、53 誘電体、54 第2電極、55 放電領域。

Claims (7)

  1.  第1電極、第2電極、および前記第1電極と前記第2電極の間に配置された誘電体を有し、内燃機関に配置される点火プラグと、
     前記第1電極と前記第2電極との間に印加するための交流電圧を生成する交流電源と、
     前記第1電極と前記第2電極との間で熱プラズマが発生したか否かを検出し、前記熱プラズマを検出した場合には熱プラズマ発生信号を出力する熱プラズマ検出部と、
     前記内燃機関の1回のサイクルにおける前記交流電圧の印加時間を、印加する前にあらかじめ決定し、前記印加時間に従って前記交流電圧を印加中に前記熱プラズマ発生信号を受信した場合には、前記印加時間を短縮するように変更する印加時間決定部と
     を備える点火装置。
  2.  前記印加時間決定部は、前記熱プラズマ発生信号を受信した場合には、前記熱プラズマ検出部により前記熱プラズマが検出された時点から前記交流電圧の印加を終了させるまでの時間が、前記交流電圧の半周期の時間以上となるように、変更後の印加時間を決定する
     請求項1に記載の点火装置。
  3.  前記熱プラズマ検出部により前記熱プラズマが検出された時点から前記交流電圧の半周期の間、前記熱プラズマが維持されているか否かを検出し、前記熱プラズマが維持されている場合には熱プラズマ維持信号を出力する熱プラズマ維持検出部をさらに備え、
     前記印加時間決定部は、前記熱プラズマ発生信号を受信し、さらに前記熱プラズマ維持信号を受信した場合に、前記印加時間を短縮するように変更する
     請求項1に記載の点火装置。
  4.  前記印加時間決定部は、前記熱プラズマ発生信号を受信し、かつ、前記熱プラズマ検出部により前記熱プラズマが検出された時点から前記交流電圧の半周期が経過しても前記熱プラズマ維持信号を受信しなかった場合には、前記内燃機関の回転数に応じて前記印加時間を決定し、前記回転数が高いほど前記印加時間が短くなるように変更する
     請求項3に記載の点火装置。
  5.  前記印加時間決定部は、前記熱プラズマ発生信号を受信し、かつ、前記熱プラズマ検出部により前記熱プラズマが検出された時点から前記交流電圧の半周期が経過しても前記熱プラズマ維持信号を受信しなかった場合には、前記内燃機関の負荷に応じて前記印加時間を決定し、前記負荷が高いほど前記印加時間が短くなるように変更する
     請求項3に記載の点火装置。
  6.  前記印加時間決定部は、前記熱プラズマ発生信号を受信し、かつ、前記熱プラズマ検出部により前記熱プラズマが検出された時点から前記交流電圧の半周期が経過しても前記熱プラズマ維持信号を受信しなかった場合には、前記内燃機関の燃料に対する空気の混合比率に応じて前記印加時間を決定し、前記混合比率が低いほど前記印加時間が短くなるように変更する
     請求項3に記載の点火装置。
  7.  前記熱プラズマ検出部は、前記熱プラズマを検出した場合には、前記内燃機関における燃料に対する空気の混合比率を下げるための信号を出力する
     請求項1から6のいずれか1項に記載の点火装置。
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