WO2019064466A1 - ユーザ装置 - Google Patents

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Abstract

サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置において、センシングの結果に基づいて、他のユーザ装置により予約されている送信リソースを含む送信時間間隔を除いた候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するリソース選択部と、前記リソース選択部により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信する信号送信部とを備える。

Description

ユーザ装置
 本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関連するものである。
 LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE-A(LTE Advanced)、NR(New Radio)(5Gとも呼ぶ))では、ユーザ装置同士が基地局を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)技術が検討されている。
 D2Dは、ユーザ装置と基地局との間のトラフィックを軽減したり、災害時などに基地局が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。
 D2Dは、通信可能な他のユーザ装置を見つけ出すためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう)と、ユーザ装置間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信などともいう)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリなどを特に区別しないときは、単にD2Dあるいはサイドリンク(Sidelink)と呼ぶ。以下、また、D2Dで送受信される信号を、サイドリンク信号あるいはSL(Sidelink)信号と呼ぶ。
 また、3GPPでは、上記のD2D機能を拡張することでV2X(Vehicle to Everything)を実現することが検討され、仕様化が進められている。ここで、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、図1に示すように、自動車間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Nomadic device)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
 LTEのRel-14において、V2Xの幾つかの機能に関する仕様化がなされている(例えば非特許文献1)。当該仕様では、ユーザ装置へのV2X通信用のリソース割当に関してMode3とMode4が規定されている。Mode3では、基地局からユーザ装置に送られるDCI(Downlink Control Information)によりダイナミックに送信リソースが割り当てられる。また、Mode3ではSPS(Semi Persistent Scheduling)も可能である。Mode4では、ユーザ装置はリソースプールから自律的に送信リソースを選択する。
3GPP TS 36.213 V14.3.0(2017-06)
 ユーザ装置は、SL信号の送信に使用しているリソースのサブフレームと同一のサブフレームにおいて他のユーザ装置から送信されたSL信号を受信できない。これはHalf duplexと呼ばれる制限である。そのため、ユーザ装置がSL信号送信に使用しているリソースのサブフレームと同一のサブフレームを用いて、当該ユーザ装置に対する所望信号が他のユーザ装置から送信される場合、当該ユーザ装置は当該所望信号を受信できないためパケットロスが発生する。
 なお、上記のサブフレームは1送信時間間隔の例である。上記のパケットロスの課題は、1送信時間間隔が1サブフレーム以外の時間長である場合にも生じる課題である。
 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおいて、Half duplexの制限によるパケットロスを低減させることを可能とする技術を提供することを目的とする。
 開示の技術によれば、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
 センシングの結果に基づいて、他のユーザ装置により予約されている送信リソースを含む送信時間間隔を除いた候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するリソース選択部と、
 前記リソース選択部により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信する信号送信部と
 を備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
 開示の技術によれば、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおいて、Half duplexの制限によるパケットロスを低減させることを可能とする技術が提供される。
V2Xを説明するための図である。 D2Dを説明するための図である。 D2Dを説明するための図である。 D2D通信に用いられるMAC PDUを説明するための図である。 SL-SCH subheaderのフォーマットを説明するための図である。 D2Dで使用されるチャネル構造の例を説明するための図である。 実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 ユーザ装置UEのリソース選択動作を説明するための図である。 ユーザ装置UEのリソース選択動作を説明するための図である。 ユーザ装置UEのリソース選択動作を説明するための図である。 ユーザ装置UEのリソース選択動作を説明するための図である。 Harf duplexの課題を説明するための図である。 実施例1を説明するための図である。 実施例1におけるユーザ装置UEの動作を説明するための図である。 実施例1における処理手順を説明するための図である。 実施例1におけるユーザ装置UEの動作を説明するための図である。 実施例1におけるユーザ装置UEの動作を説明するための図である。 実施例2を説明するための図である。 実施例2における処理手順を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 実施例3におけるシーケンスを示す図である。 実施の形態に係るユーザ装置UEの機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局10の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局10及びユーザ装置UEのハードウェア構成の一例を示す図である。
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
 本実施の形態の無線通信システムは、少なくとも既存のLTEの通信方式をサポートしていることを想定している。よって、無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、既存のLTEで規定された既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術はLTEに限られない。また、本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式を含む広い意味を有するものとする。
 以下で説明する実施の形態では、既存のLTEで使用されているチャネル名、信号名等の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様のチャネル、信号等が他の名称で呼ばれてもよい。
 また、本実施の形態は、主にV2Xを対象とすることを想定しているが、本実施の形態に係る技術は、V2Xに限らず、「D2Dディスカバリ」と「D2Dコミュニケーション」を含むD2D全般に広く適用可能である。
 (D2Dの概要)
 本実施の形態では、D2Dを基本技術とすることから、まず、LTEで規定されているD2Dの概要について説明する。
 既に説明したように、D2Dには、大きく分けて「D2Dディスカバリ」と「D2Dコミュニケーション」がある。「D2Dディスカバリ」については、図2Aに示すように、Discovery period毎に、Discoveryメッセージ用のリソースプールが確保され、ユーザ装置はそのリソースプール内でDiscoveryメッセージ(発見信号)を送信する。より詳細にはType1、Type2bがある。Type1では、ユーザ装置UEが自律的にリソースプールから送信リソースを選択する。Type2bでは、上位レイヤシグナリング(例えばRRC信号)により準静的なリソースが割り当てられる。
 「D2Dコミュニケーション」についても、図2Bに示すように、SCI(Sidelink Control Information)/データ送信用のリソースプールが周期的に確保される。送信側のユーザ装置はControlリソースプール(PSCCHリソースプール)から選択されたリソースでSCIによりデータ送信用リソース(PSSCHリソースプール)等を受信側に通知し、当該データ送信用リソースでデータを送信する。「D2Dコミュニケーション」について、より詳細には、Mode1とMode2がある。Mode1では、基地局からユーザ装置に送られる(E)PDCCHによりダイナミックにリソースが割り当てられる。Mode2では、ユーザ装置はリソースプールから自律的に送信リソースを選択する。リソースプールについては、SIBで通知されたり、予め定義されたものが使用される。
 また、Rel-14では、Mode1とMode2に加えて、Mode3とMode4がある。Rel-14では、SCIとデータとを同時に(1サブフレームで)、周波数方向に隣接したリソースブロックで送信することが可能である。なお、本実施の形態では、このように、ユーザ装置UEは、SCIとデータとを同時に(1サブフレームで)、周波数方向に隣接したリソースブロックで送信することを想定している。
 LTEにおいて、「D2Dディスカバリ」に用いられるチャネルはPSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)と称され、「D2Dコミュニケーション」におけるSCI等の制御情報を送信するチャネルはPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)と称され、データを送信するチャネルはPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と称される。
 D2Dに用いられるMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)は、図3に示すように、少なくともMAC header、MAC Control element、MAC SDU(Service Data Unit)、Paddingで構成される。MAC PDUはその他の情報を含んでも良い。MAC headerは、1つのSL-SCH(Sidelink Shared Channel)subheaderと、1つ以上のMAC PDU subheaderで構成される。
 図4に示すように、SL-SCH subheaderは、MAC PDUフォーマットバージョン(V)、送信元情報(SRC)、送信先情報(DST)、Reserved bit(R)等で構成される。Vは、SL-SCH subheaderの先頭に割り当てられ、ユーザ装置が用いるMAC PDUフォーマットバージョンを示す。送信元情報には、送信元に関する情報が設定される。送信元情報には、ProSe UE IDに関する識別子が設定されてもよい。送信先情報には、送信先に関する情報が設定される。送信先情報には、送信先のProSe Layer-2 Group IDに関する情報が設定されてもよい。
 D2Dのチャネル構造の例を図5に示す。図5に示すように、「D2Dコミュニケーション」に使用されるPSCCHのリソースプール及びPSSCHのリソースプールが割り当てられている。また、「D2Dコミュニケーション」のチャネルの周期よりも長い周期で「D2Dディスカバリ」に使用されるPSDCHのリソースプールが割り当てられている。
 また、D2D用の同期信号としてPSSS(Primary Sidelink Synchronization signal)とSSSS(Secondary Sidelink Synchronization signal)が用いられる。また、例えばカバレッジ外動作のためにD2Dのシステム帯域、フレーム番号、リソース構成情報等のブロードキャスト情報(broadcast information)を送信するPSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)が用いられる。PSSS/SSSS及びPSBCHは、1つのサブフレームで送信される。以降の説明では、PSSS/SSSSはSLSSと記述される。なお、ある1つのサブフレームにおいて、PSBCHを含まないSLSSが送信されてもよい。
 (システム構成)
 図6は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図6に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局10、ユーザ装置UE1、及びユーザ装置UE2を有する。図6において、ユーザ装置UE1は送信側、ユーザ装置UE2は受信側を意図しているが、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2はいずれも送信機能と受信機能の両方を備える。以下、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2等を特に区別しない場合、単に「ユーザ装置UE」と記述する。図6では、一例としてユーザ装置UE1とユーザ装置UE2がともにカバレッジ内にある場合を示しているが、本実施の形態における実施例1、2の動作は、両方のユーザ装置UEがカバレッジ内にある場合と、両方のユーザ装置UEがカバレッジ外にある場合と、一方のユーザ装置UEがカバレッジ内にあり、他方のユーザ装置UEがカバレッジ外にある場合のいずれにも適用できる。また、本実施の形態における実施例3の動作は、基本的に両方のユーザ装置UEがカバレッジ内にある場合に適用される。なお、図6にはユーザ装置UE1、UE2を示しているがこれは例に過ぎず、実際にはより多くのユーザ装置UEが存在し得る。
 図6に示すユーザ装置UEは、それぞれ、LTEあるいはNRにおけるユーザ装置UEとしてのセルラ通信の機能、及び、上述したチャネルでの信号送受信を含むD2D機能を有している。また、ユーザ装置UEは、本実施の形態で説明する動作を実行する機能を有している。
 また、ユーザ装置UEは、D2Dの機能を有するいかなる装置であってもよいが、例えば、ユーザ装置UEは、車両、歩行者が保持する端末、RSU(UEの機能を有するUEタイプRSU)等である。
 また、基地局10については、LTEあるいはNRにおける基地局10としてのセルラ通信の機能、及び、本実施の形態におけるユーザ装置UEの通信を可能ならしめるための機能(ユーザ装置UEへのリソースプール設定、実施例3でのリソース割り当て等)を有している。また、基地局10は、RSU(eNBの機能を有するeNBタイプRSU)であってもよい。
 また、本実施の形態に係る無線通信システムにおいて、ユーザ装置UEがサイドリンクに使用する信号波形は、OFDMAであってもよいし、SC-FDMAであってもよいし、その他の信号波形であってもよい。また、本実施の形態に係る無線通信システムにおいては、既存のLTEと同様に、時間方向には、複数のサブフレーム(例:10個のサブフレーム)からなるフレームが形成され、周波数方向は複数のサブキャリアからなる。1サブフレームは1送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)の一例である。サブフレーム以外の時間長(例:スロット)が送信時間間隔として使用されてもよい。
 図7に示すように、各ユーザ装置UEは、同期した共通の時間・周波数グリッドから無線のリソースを選択する。図7は、1サブフレームが1msである例を示すが、これも一例に過ぎない。
 本実施の形態の説明において、便宜上、1リソースは、周波数方向が1サブチャネルの帯域幅であり、時間方向は1サブフレームであるとする。1サブチャネルは1又は複数のリソースブロックの帯域幅を有する。あるリソースは、例えば、サブフレーム番号と、サブチャネル番号(あるいはリソースブロック番号)で識別可能である。また、サブフレームとサブチャネル(あるいはリソースブロック)のグリッドに番号が付される場合には、あるリソースは当該番号で識別可能である。
 (基本的な動作例)
 基本的な動作例として、図8~図10を参照してユーザ装置UEがSL信号(データ、又は、制御情報、又は、データと制御情報)を送信するために使用するリソースを自律的に選択する動作について説明する。図8~図10を参照して説明する動作は、非特許文献1等に規定されている動作である。
 図8に示すように、ユーザ装置UEはバックグラウンドでセンシングを行っている。センシングにおいて、ユーザ装置UEは、制御情報(リソース予約情報等が含まれる)の読み取りと電力検出による干渉パターンの測定を行う。そして、ユーザ装置UEは、送信パケット発生時に、例えば過去1000ms間のセンシングの結果に基づき、リソース選択ウィンドウ内での干渉が低い複数のリソース(候補リソース)の中から最大2つのリソースを選択し、当該リソースを使用してSL信号を送信する。なお、2つのリソースは、初送のリソースと再送のリソースに相当する。また、本実施の形態では、このように最大2回送信に限定されるわけではなく、3回以上の送信を行ってもよい。
 SL信号の送信は周期的に行われる。また、リソースの予約が行われる。具体的には、ある送信周期でのSL信号には、データのスケジュール情報とともに次の送信周期で送信に使用される予約されたリソースの情報が含まれている。また、図8に示すような2回送信において、各送信におけるSL信号には、自身の予約リソースの情報とともに、他方の送信の予約リソースの情報が含まれている。
 ここで、周期的な送信において、ユーザ装置UEが各送信周期で同じリソースを使用し続けると、送信するパケットが他のユーザ装置UEから送信されたパケットと衝突し続ける可能性がある。ユーザ装置UEは、自分の送信パケットと他のユーザ装置UEの送信パケットとが衝突しているか否かを検出できない。そこで、リソースの再選択を行うためのリセレクションカウンタが規定されている。図9に示すように、最初の周期の送信時から送信の度にリセレクションカウンタが減算され、ユーザ装置UEは、リセレクションカウンタが0になる時点でリソースの再選択を行う。
 なお、本明細書の説明において、「リソース選択」は、その意味として、送信パケットが新たに発生した場合におけるリソース選択とともに、上記のようなリソース再選択を含むものとする。図9に示すリソース再選択のタイミングはリソース選択タイミングの例である。
 図10を参照して、ユーザ装置UEにおけるリソース選択動作の手順の概要を説明する。ステップS1において、ユーザ装置UEはモニタしていないリソースを候補リソースから除外する。ここでは、Half duplexの制限のため、ユーザ装置UEは送信に使用したリソースのサブフレームをモニタできないので、当該サブフレーム全体のリソースが候補リソースから除外される。ステップS2において、ユーザ装置UEは、他のユーザ装置UEの制御情報を復号することにより、予約されたリソース(他のユーザ装置の送信リソース)を把握し、当該リソースを候補リソースから除外する。
 ステップS3において、ユーザ装置UEは、残りの候補リソースの中で、S-RSSIに基づき干渉量の少ないリソースを2割選択する。ステップS4において、ユーザ装置UEは、ステップS3で選択された候補リソースの中からランダムに送信リソースを選択する。
 上述したように、Half duplexの制限のため、ユーザ装置UEは、SL信号の送信に使用しているリソースのサブフレームと同一のサブフレームにおいてSL信号の受信を行うことができない。そのため、あるユーザ装置UEにおいて、他のユーザ装置UEからの所望信号が、自分が送信に使用しているリソースと同一サブフレーム内のリソースを用いて送信される場合、自分は当該所望信号を受信できないためパケットロスが発生する。
 図11にユーザ装置UE1とユーザ装置UE2との間での例を示す。なお、以下の説明において、リソース選択タイミングをRSTと表し、リソース選択ウィンドウをRSWと表す。また、特定のUEに関する値であることを示す場合には、RST_UE1(UE1のリソース選択タイミング)等のように、UEの識別子を付して表す。
 図11の例において、ユーザ装置UE1は、リソース選択タイミング(RST_UE1)において、リソースA、Bを選択し、選択したリソースA、BでSL信号の送信を行う。この場合、ユーザ装置UE1は、リソースAのサブフレームC、及び、リソースBのサブフレームDにおいて、ユーザ装置UE2からのSL信号を受信できない。図11の例では、ユーザ装置UE2は、リソース選択タイミング(RST_UE2)において、リソースE、Fを選択する。リソースEのサブフレームは、ユーザ装置UE1が選択したリソースBのサブフレームDと同じなので、ユーザ装置UE1は、ユーザ装置UE2からリソースEを使用して送信されたSL信号を受信できない。また、ユーザ装置UE2は、ユーザ装置UE1からリソースBを使用して送信されたSL信号を受信できない。よって、パケットロスが発生する。
 以下では、上記のようなパケットロスを低減するための処理の実施例として、実施例1~3を説明する。実施例1~3におけるいずれか2つの実施例は組み合わせて実施することができる。また、実施例1~3の全てを組み合わせて実施することもできる。
 なお、実施例1,2は、ユーザ装置UEが自律的にSL信号の送信リソースを選択するモードに対応し、実施例3は、基地局10がSL信号の送信リソースをユーザ装置UEに割り当てるモードに対応する。
 (実施例1)
 実施例1では、ユーザ装置UEは、リソースの混雑度合、あるいはNWのシグナリング(つまり、基地局10からのシグナリング)に従って、サブフレーム単位のリソース予約を実施する。例えば、リソースの混雑度合が所定閾値よりも低い場合にサブフレーム単位の予約がなされる。
 図12を参照して、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2における処理の例を示す。ユーザ装置UE1は、例えば、図12のTで示すある送信周期のタイミングよりも前の時点でリソース選択を行って、リソースA、Bで示すリソースを選択して、周期的な送信を行っている。なお、図中の「R」は他のユーザ装置UEにより予約されているリソースを示す。実施例1では、サブフレーム単位のリソース予約を行う場合において、ユーザ装置UE1は、選択したリソースのサブフレーム全体を予約していることを示す予約情報を例えば制御情報(例えば、リソースA、Bで送信されるそれぞれのSL信号に含まれる制御情報)で送信する。
 ユーザ装置UE2は、ユーザ装置UE1から受信する予約情報により、図12に示すように、サブフレームC、Dが予約されていることを把握する。すなわち、ユーザ装置UE2は、リソース選択タイミング(RST_UE2)において、リソース選択ウィンドウ(RSW)の中の候補リソースからサブフレームC、Dを除いた候補リソースから、リソースの選択を行うことでリソースE、Fを選択する。上述したとおり、「R」と記載されているリソースは、他の予約されているリソースであり、当該リソースも候補リソースから除かれる。
 また、予約サブフレーム/予約リソース等を除く前の候補リソースとは、例えば、リソース選択ウィンドウ(RSW)内の全リソースである。また、予約サブフレーム/予約リソース等を除く前の候補リソースとは、例えば、リソース選択ウィンドウ(RSW)内の全リソースのうちの、ユーザ装置UEに設定されたリソースプールのリソースであってもよい。
 また、ユーザ装置UE2は、リソースE、FのサブフレームG、Hが予約されたことを示す予約情報を送信する。これにより、ユーザ装置UE2以外のユーザ装置UEがリソース選択を行う際に、当該サブフレームG、Hを除外した候補リソースからリソース選択を行うことができる。
 上記のように、リソースの混雑度合が低い場合にサブフレーム単位でのリソース予約を実施することで、Half duplexにより受信できない所望信号を減らすことができ、パケットロスを低減することが可能となる。
 <詳細例>
 以下、より詳細に処理内容を説明する。実施例1では、ユーザ装置UEは、リソース選択タイミング(RST)において、リソースの混雑度合あるいはNWのシグナリングに従って、サブチャネル単位のリソース予約か、サブフレーム単位のリソース予約のいずれかを実施する。
 ユーザ装置UEは、リソース選択タイミング(RST)あるいはそれよりも前のタイミングにおいて、リソースの混雑度合C1をセンシング結果により算出し、リソース選択タイミング(RST)において、C1が閾値Th1より小さい場合にサブフレーム単位のリソース予約を実施し、C1が閾値Th1以上である場合にサブチャネル単位のリソース予約を実施する。
 ここで、リソースの混雑度合C1とは、例えば、図13に示すように、リソース選択タイミング(RST)の1送信周期前のユーザ装置UEに割り当てられたリソースプール(図13の斜線で示すリソースプール)の中の予約済みリソースの割合である。例えば、1周期当たりの送信時にユーザ装置UE1が使用し得るリソースプールにおけるリソースの数が100個であるとして、予約済みのリソースが50個であるとすると、混雑度合C1は0.5になる。上記の閾値Th1は特定の値に限定されないが、例えば0.2である。
 なお、サブフレーム単位のリソース予約を実施するか、サブチャネル単位のリソース予約を実施するかを基地局10がユーザ装置UEに指示することとしてもよい。この場合、ユーザ装置UEは、基地局10からの指示に従ってサブフレーム単位のリソース予約を実施するか、サブチャネル単位のリソース予約を実施するかを決定する。当該指示は、RRCシグナリングで行ってもよいし、PDCCH(DCI)で行ってもよいし、MAC信号で行ってもよい。
 以下、サブフレーム単位のリソース予約を実施する場合とサブチャネル単位のリソース予約を実施する場合のそれぞれを説明する。
 <サブフレーム単位のリソース予約を実施する場合>
 サブフレーム単位のリソース予約を実施する場合において、ユーザ装置UEは、センシングの結果に基づいて、あるサブフレームにおけるリソース全体が他のユーザ装置により予約されていることを示す予約情報を検知した場合に、当該サブフレームを除いた候補リソースからSL信号の送信リソースを選択する。
 より詳細には、サブフレーム単位のリソース予約を実施する場合、ユーザ装置UEは、リソース選択タイミング(RST)において、図14のフローチャートにおけるステップS101~S105を実行する。ステップS101~S105を以下で説明する。
 ステップS101)ユーザ装置UEは、センシング結果に基づき、リソース選択ウィンドウ(RSW)における各リソースのRSRP(Reference Signal Received Power)の値を把握する。なお、RSRPは、SL信号における複数のDM-RS(制御情報/データとともに送信される参照信号)の受信電力の平均値として算出される値である。また、ここでのセンシング結果は、例えば、リソース選択タイミング(RST)の1000ms前からリソース選択タイミング(RST)までの期間のセンシングの結果である。
 ユーザ装置UEは、センシング結果により、サブフレーム内の全てのリソースが1つのSL信号により予約されていることを検出した場合に、当該サブフレーム内の全てのリソースのRSRPの値を、当該SL信号が使用しているリソースのRSRPの値と同じものとする。また、あるサブフレームにおいて、複数のSL信号の受信により得られたと考えられるRSRPの値を持つリソースが複数個ある場合には、その中で最もRSRPの値が大きいリソースのRSRPの値を、当該サブフレーム内の全てのRSRPの値とする。
 S101における処理の例を図15、図16を参照して説明する。図15の例において、ユーザ装置UEは、センシング結果に基づき、リソースAにおいて受信したSL信号に基づき、Cで示すサブフレームの全体のリソースが予約されていることを検出すると、当該サブフレームにおける全リソースのRSRPの値を、リソースAにおけるRSRPの値とする。図16の例において、ユーザ装置UEは、センシング結果に基づき、リソースAにおいて受信したSL信号に基づき、Cで示すサブフレームの全体のリソースが予約されていることを検出する。また、ユーザ装置UEは、リソースBにおいてもSL信号を受信している。この場合、ユーザ装置UEは、当該サブフレームにおける全リソースのRSRPの値を、リソースAにおけるRSRPの値と、リソースBにおけるRSRPの値のうちの高い方の値とする。
 ステップS102)続いて、ユーザ装置UEは、RSRPの値がP1[dBm]以上のリソースを候補リソースから除外する。なお、他のユーザ装置UEから受信するSL信号が、ユーザ装置UEにとっての所望信号であると特定できる場合には、所望信号と同一サブフレームの全リソースを候補リソースから除外してもよい。
 ここで、実施例1(及び実施例2、3)において、あるユーザ装置UEにとっての「所望信号」とは、当該ユーザ装置UEが見るべき信号であり、例えば、他のユーザ装置UEから送信されたマルチキャスト信号、当該ユーザ装置UEが属するグループ宛てに他のユーザ装置UEから送信されたグループキャスト信号、当該ユーザ装置UE宛てに他のユーザ装置UEから送信されたユニキャスト信号等が該当する。ただし、実施例1~3においてユーザ装置UEが所望信号であると判断するSL信号は、上記のマルチキャスト信号、グループキャスト信号、ユニキャスト信号以外の信号が含まれ得る。
 ステップS103)ユーザ装置UEは、ステップS102の結果により残っている候補リソース数が全体のリソース数のR%以下になったことを検出した場合、P1をM[dB]引き上げてからステップS102の処理(RSRPに基づくリソースの候補からの除外)を再度実施する。ここで、全体のリソース数とは、例えば、リソース選択タイミング(RSW)からリソース選択ウィンドウ(RSW)の時間幅における全部のリソースの数、あるいは、リソース選択タイミング(RSW)からリソース選択ウィンドウ(RSW)の時間幅における、ユーザ装置UEに割り当てられたリソースプールの中の全部のリソースの数である。
 ステップS102の結果により残っている候補リソース数が全体のリソース数のR%より大きい場合には、ステップS104に進む。
 ステップS104)ユーザ装置UEは、センシング結果に基づき、モニタしていないサブフレーム、及びセンシングにより干渉が大きいとわかったリソースを、ステップS103までに残っている候補リソースから除外した後、残っている干渉量の少ない候補リソースの中からランダムに送信リソースを選択する。
 ステップS105)ユーザ装置UEは、選択した送信リソースを使用してSL信号を送信する。ユーザ装置UEは、SL信号を送信する際に、例えば、SL信号における制御情報に、SL信号の送信サブフレーム全体のリソースが予約されていることを示す予約情報を含め、当該情報を他のユーザ装置UEに通知する。なお、ユーザ装置UEは、当該予約情報を、ステップS104で選択した送信リソースで送信するSL信号とは別の信号で通知してもよい。
 <サブチャネル単位のリソース予約を実施する場合>
 サブチャネル単位のリソース予約を実施する場合における処理内容は、サブフレーム単位のリソース予約を実施する場合における上述した処理内容(ステップS101~S105)と比べてステップS105のみが異なる。
 すなわち、サブチャネル単位のリソース予約を実施する場合において、ユーザ装置UEは、上述したステップS101~S104を実施した後、下記のステップS105´を実行する。
 ステップS105´)ユーザ装置UEは、選択した送信リソースを使用してSL信号を送信する。ユーザ装置UEは、SL信号を送信する際に、例えば、SL信号における制御情報に、送信リソース(サブチャネル)が予約されていることを示す予約情報を含め、当該予約情報を他のユーザ装置UEに通知する。なお、このステップS105´自体は、例えば非特許文献1に記載されている既存技術と同様である。
 <その他の例>
 上記の例においては、リソースの混雑度合あるいはNWのシグナリングに従って、ユーザ装置UEは、送信リソース選択の後に、SL信号の送信サブフレーム全体のリソースが予約されていることを示す予約情報を送信するかどうかを判断しているが、リソースの混雑度合あるいはNWのシグナリングに従って、送信リソースを選択するステップにおいて、上述したステップS101~S104の動作(サブフレーム全体を候補リソースから除く動作等)を行うかどうかを判断してもよい。
 例えば、ユーザ装置UEは、前述した混雑度合C1が閾値Th1より小さい場合に上述したステップS101~S104の送信リソース選択動作を実行し、混雑度合C1が閾値Th1以上である場合に、例えば図10に示したようなサブチャネル単位の送信リソース選択動作を実行してもよい。
 上記のステップS103で使用するR、Mは特定の値に限定されないが、例えば、R=20%とし、M=3dBとしてもよい。
 また、ステップS105において、ユーザ装置UEは、送信リソースがサブフレーム単位で予約されていることをSCI format1のResource reservation fieldを使用して通知してもよい。例えば、送信リソースがサブフレーム単位で予約されていることを示すために、SCI format1のResource reservation field の値を'1110'とすることとしてもよい。これにより、他のユーザ装置UEは、受信したSCI format1のResource reservation field の値が'1110'の場合に送信リソースがサブフレーム単位で予約されていると判断することができる。
 また、例えば、送信リソースがサブフレーム単位で予約されているか否かを表すフラグ情報を、既存のSCI format1の制御情報用bitに含めて通知してもよいし、新たに設けたbitに含めて通知してもよい。また、例えば、送信リソースがサブフレーム単位で予約されているかを表すフラグ情報を、データCHに含めて通知してもよい。
 (実施例2)
 次に、実施例2を説明する。実施例2においては、受信・送信両方の観点で候補リソースを絞り込むこととしている。図17を参照してユーザ装置UE1、ユーザ装置UE2、ユーザ装置UE3における動作例を説明する。
 図17に示す例において、ユーザ装置UE2は、リソースC、Dを送信リソースとして選択している。ユーザ装置UE2は、例えばS2で示す送信周期のタイミングにおいて、これらのリソースを使用して、ユーザ装置UE1に対する所望信号を送信する。また、ユーザ装置UE3は、リソースE、Fを選択している。ユーザ装置UE3は、例えばS3で示す送信周期のタイミングにおいて、これらのリソースを使用して、ユーザ装置UE1に対する所望信号を送信する。
 ユーザ装置UE1は、リソース選択タイミング(RST_UE1)において、リソース選択ウィンドウ(RSW)における候補リソースから送信リソースを選択する。ユーザ装置UE1は、リソース選択タイミング(RST_UE1)より前のセンシング期間において、ユーザ装置UE2からリソースC、Dで送信される所望信号、及びユーザ装置UE3からリソースE、Fで送信される所望信号を受信している。
 ただし、ユーザ装置UE1のリソース選択タイミング(RST_UE1)において、リソース選択ウィンドウ(RSW)における候補リソースの範囲に含まれる上記所望信号のリソースは、リソースEとリソースCである。
 ユーザ装置UE1は、リソース選択タイミング(RST_UE1)において、センシング結果に基づき、所望信号を受信したリソースEのサブフレームGを候補リソースから除外し、所望信号を受信したリソースCのサブフレームHを候補リソースから除外する。ユーザ装置UEは、これらのサブフレームを除外した候補リソースから送信リソースA、Bを選択する。
 実施例2における処理により、各ユーザ装置UEは、他のユーザ装置UEからの所望信号を送信するために使用されているリソースのサブフレームと同一のサブフレーム内のリソースを候補リソースから除外できるため、Half duplexに起因するパケットロスを低減することが可能となる。
 <詳細例>
 以下、実施例2におけるユーザ装置UEのリソース絞り込みの動作例をより詳細に説明する。各ユーザ装置UEは、リソース選択タイミング(RST)において、図18のフローチャートに示すステップS201~S204の動作を実行する。以下、ステップS201~S204を説明する。
 ステップS201)ユーザ装置UEは、センシング結果に基づいて、センシングで受信できたSL信号のうち、どのSL信号が所望信号かを判断する。ここで、センシング結果は、例えば、リソース選択タイミング(RST)の1000ms前からリソース選択タイミング(RST)までの期間におけるセンシングの結果である。
 所望信号の判断に関して、例えば、ユーザ装置UEは、センシング結果において受信したSL信号が復号でき、かつそのSL信号のRSRPの値がP1[dBm]以上の場合に、当該SL信号を所望信号と判断する。また、ユーザ装置UEは、センシング結果においてT1[ms]以上の期間、電力がP2[dBm]以上で同一SL信号を受信し続けた場合に、当該SL信号を所望信号と判断することとしてもよい。また、ユーザ装置UEは、センシング結果においてT1[ms]以上の期間、電力がP2[dBm]以上で同一リソースでSL信号を受信し続けた場合に、当該SL信号を所望信号と判断してもよい。また、ユーザ装置UEは、パケットの種別、UE ID、プライオリティ等に応じて、受信したSL信号が所望信号かどうかを判断してもよい。なお、「受信し続ける」とは、周期的に送信されるSL信号を、各送信周期で受信し続けることである。
 ステップS202)ユーザ装置UEは、検出した所望信号の受信リソースのサブフレームと同一のサブフレームに存在する全てのリソースを候補リソースから除外する。また、所望外のSL信号によりリソースが予約されている場合には、当該予約リソースを候補リソースから除外する。
 ステップS203)ユーザ装置UEは、ステップS202までの候補リソースの絞り込みの結果、残っている候補リソース数が全体のリソース数(例:リソース選択ウィンドウ内のリソース数、リソース選択ウィンドウ内のリソースプールのリソース数)のR%以下になった場合には、P1(P2を使用する場合はP2)をM[dB]引き上げて、ステップS201からの処理を再度実行する。
 残っている候補リソース数が全体のリソース数のR%よりも大きい場合にはステップS204に進む。
 ステップS204)ユーザ装置UEは、モニタしていない候補リソース、及びセンシングにより干渉が大きいとわかったリソースを、ステップS204までに残っている候補リソースから除外した後、残っている干渉量の少ない候補リソースの中からランダムに送信リソースを選択する。
 上記の判断に使用されるP1、P2、T1はそれぞれ予め定めた値であり、特定の値に限定されないが、例えば、P1=P2=-94dBm、T1=10sを使用することができる。また、上記の判断に使用されるR、Mはそれぞれ予め定めた値であり、特定の値に限定されないが、例えば、R=20%、M=3dBを使用することができる。
 また、P1、P2、T1、R、Mはいずれも基地局10からユーザ装置UEに対してブロードキャスト情報、あるいは個別RRCシグナリング等により設定される値であってもよいし、ユーザ装置UEに事前設定される値であってもよい。
 なお、P1、P2は所要受信感度に基づき決定することができる。例としてP1=P2=-94dBmとする理由を以下に説明する。
 所要受信感度は以下の式で表わされる。
 所要受信感度[dBm]= 熱雑音密度[dBm/Hz]+雑音指数[dB]+10log10(占有帯域幅[Hz])+所要SINR[dB]‐(送受信アンテナゲイン+ケーブルロス)[dB]
 ここで、無線通信における下記の諸元を想定する。
 熱雑音密度=-174[dBm/Hz]
 雑音指数=9[dB]
 占有帯域幅=4[MHz]
 送受信アンテナゲイン=3[dB]
 ケーブルロス=0[dB]
 所要SINR=7.3[dB](QPSK R=1/2PER 1%、相対速度30Km/h、パケットサイズ300byte, NLOS)※PER=Packet Error Rate
 上記の想定の場合に、所要受信感度=174+9+10log10(6,000,000)+7.3-(3+0)=-94dBmとなる。
 また、実施例2において、例えば、ユーザ装置UEが車両に搭載される装置である場合において、送信側のユーザ装置UEが、マルチキャスト送信であることを示す情報を一部に有する宛先車両IDをSCIに含め、当該SCIを送信してもよい。このSCIを受信する受信側のユーザ装置UEは、リソース選択の際に、当該SCIの中の宛先車両IDの一部がマルチキャストを示す情報であることを検知した場合に、当該SCIの送信に使用されたリソースを含むサブフレーム内の全てのリソースを候補リソースから除外することとしてもよい。
 (実施例3)
 次に、実施例3を説明する。実施例3では、各ユーザ装置UEが所望信号を受信しているリソースを示す情報をNW(基地局10)に報告する。そして、基地局10が当該報告に基づき各ユーザ装置UEの送信パターン(送信リソース)を設定する。
 実施例3においては、基地局10からユーザ装置UEにSL信号の送信リソースを割り当てる。割り当てはダイナミックに行ってもよいし、セミパーシステントに行ってもよい。セミパーシステントの割り当てにおいては、ユーザ装置UEは、基地局10からDCI等によるリソース割り当てを受けた後、割り当てを受けた送信リソースを使用して、周期的に送信を行い、所定の期間経過後に、再びリソース割り当てを受ける。
 また、実施例3においては、各ユーザ装置UEは、実施例2と同様にセンシングを行っている。
 ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2に関する動作例を図19を参照して説明する。図19に示す例において、ユーザ装置UE1は、ユーザ装置UE1へのリソース割り当てのタイミングt1より前のセンシング結果により、リソースC、Dにおいて所望信号を受信したことを検知し、リソース割り当てのタイミングt1より前の時点(あるいはリソース割り当てのタイミングt1)で当該リソースC、Dを示す情報を基地局10に報告する。
 また、ユーザ装置UE2は、ユーザ装置UE2へのリソース割り当てのタイミングt2より前のセンシング結果により、リソースG、Hにおいて所望信号を受信したことを検知し、リソース割り当てのタイミングt2より前の時点(あるいはリソース割り当てのタイミングt2)で当該リソースG、Hを示す情報を基地局10に報告する。
 リソースDに対応するサブフレームはサブフレームJであり、リソースCに対応するサブフレームはサブフレームKであり、リソースGに対応するサブフレームはサブフレームLであり、リソースHに対応するサブフレームはサブフレームMである。
 ここで、例えば、基地局10が仮にサブフレームJにおけるリソースをユーザ装置UE1の送信リソースとしてユーザ装置UE1に割り当てる場合、ユーザ装置UE1はリソースDで送信される他のユーザ装置UEからの所望信号を受信できなくなる。サブフレームKについても同様である。
 また、例えば、基地局10が仮にサブフレームLにおけるリソースをユーザ装置UE2の送信リソースとしてユーザ装置UE2に割り当てる場合、ユーザ装置UE2はリソースGで送信される他のユーザ装置UEからの所望信号を受信できなくなる。サブフレームMについても同様である。
 そこで、基地局10は、ユーザ装置UE1に対し、サブフレームJ、Kを除いた候補リソースから選択したリソースA、Bを割り当てる。ユーザ装置UE1は、タイミングt1において、リソースA、Bを使用してSL信号を送信する。
 また、基地局10は、ユーザ装置UE2に対し、サブフレームL、Mを除いた候補リソースから選択したリソースE、Fを割り当てる。ユーザ装置UE2は、タイミングt2において、リソースE、Fを使用してSL信号を送信する。
 上記のように、基地局10はユーザ装置UEに送信リソースを割り当てる際に、当該ユーザ装置UEが所望信号を受信しているリソースのサブフレームと同一のサブフレーム内のリソースを候補リソースから除外するため、Half duplexに起因するパケットロスを低減することが可能となる。
 <詳細例>
 以下、実施例3におけるリソース割り当ての動作例を図20を参照してより詳細に説明する。
 ステップS301)ユーザ装置UEはセンシングを行う。このセンシングは、例えば、バックグラウンドで常時行われるセンシングである。
 ステップS302)ユーザ装置UEは、センシング結果に基づいて、受信したSL信号のうちどのSL信号が所望信号かを判断する。当該センシング結果は、例えば、ステップS302の判断を行うタイミング(所望信号のリソース報告を行うタイミング(ステップS304のタイミング)であってもよい)の所定時間(例:1000ms)前からステップS302の判断を行うタイミングまでの期間におけるセンシングの結果である。
 所望信号の判断に関して、例えば、ユーザ装置UEは、センシング結果において受信したSL信号が復号でき、かつそのSL信号のRSRPの値がP1[dBm]以上の場合に、当該SL信号を所望信号と判断する。また、ユーザ装置UEは、センシング結果においてT1[ms]以上の期間、電力がP2[dBm]以上で同一SL信号を受信し続けた場合に、当該SL信号を所望信号と判断することとしてもよい。また、ユーザ装置UEは、センシング結果においてT1[ms]以上の期間、電力がP2[dBm]以上で同一リソースでSL信号を受信し続けた場合に、当該SL信号を所望信号と判断してもよい。また、ユーザ装置UEは、パケットの種別、UE ID、プライオリティ等に応じて、受信したSL信号が所望信号かどうかを判断してもよい。
 ステップS303)ユーザ装置UEは、所望信号を受信しているリソース及び当該リソースのサブフレームと同一サブフレーム内の他のリソースを全体のリソースから除外して残ったリソース数の割合が全体のリソース数のR%以下になった場合には、P1(P2を使用する場合にはP2)をM[dB]引き上げて、ステップS302の処理を再度実行する。ここで、「全体のリソース」とは、例えば、ステップS302の判断を行うタイミングにおける所定ウィンドウ(時間幅)内の全体のリソースあるいは当該所定ウィンドウ(時間幅)内の全体のリソースの中のリソースプールにおける全体のリソースである。例えば、図19の左下の図のt1がステップS302の判断を行うタイミングであるとすると、t1からWで示す時間幅内の全リソースが全体のリソースである。あるいは、全体のリソースが、t1からWで示す時間幅内の全リソースのうちのユーザ装置UEに対して割り当てられたリソースプールの全リソースであってもよい。割合が全体のリソース数のR%より大きい場合にステップS304に進む。
 ステップS304)ユーザ装置UEは、送信リソースの候補リソース(例:上述したリソースプール内のリソース)における各リソースの受信品質(例:S-RSSI)、及び、ユーザ装置UEが所望信号を受信しているリソースを示す情報を基地局10に報告する。
 ステップS305)基地局10は、ユーザ装置UEに対するリソース割り当ての際に、報告を受けた所望信号のリソースのサブフレームと同一のサブフレーム内の全てのリソースを候補リソース(例:上述したリソースプール内のリソース)から除外した後、他のユーザ装置UEの割り当てリソースとリソースが重複しないように干渉量に基づいてリソース割り当てを行う。
 ステップS306)基地局10は、ステップS305において割り当てたリソースの情報をユーザ装置UEに通知する。
 ステップS307)ユーザ装置UEは、ステップS306で割り当てられたリソースを用いてパケットの送信を行う。
 上記の判断に使用されるP1、P2、T1はそれぞれ予め定めた値であり、特定の値に限定されないが、例えば、P1=P2=-94dBm、T1=10sを使用することができる。また、上記の判断に使用されるR、Mはそれぞれ予め定めた値であり、特定の値に限定されないが、例えば、R=20%、M=3dBを使用することができる。
 また、P1、P2、T1、R、Mはいずれも基地局10からユーザ装置UEに対してブロードキャスト情報、あるいは個別RRCシグナリング等により設定される値であってもよいし、ユーザ装置UEに事前設定される値であってもよい。
 また、実施例3において、例えば、ユーザ装置UEが車両に搭載される装置である場合において、送信側のユーザ装置UEが、マルチキャスト送信であることを示す情報を一部に有する宛先車両IDをSCIに含め、当該SCIを送信してもよい。このSCIを受信する受信側のユーザ装置UEは、当該SCIの中の宛先車両IDの一部がマルチキャストを示す情報であることを検知した場合に、当該SCIを所望信号であると判断してもよい。
 (装置構成)
 次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置UE及び基地局10の機能構成例を説明する。ユーザ装置UE及び基地局10は、実施例1~3の全ての機能を備えている。ただし、ユーザ装置UE及び基地局10は、いずれかの1つ又はいずれか2つ実施例のみの機能を備えてもよい。
 <ユーザ装置>
 図21は、ユーザ装置UEの機能構成の一例を示す図である。図21に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、設定情報管理部103と、リソース選択部104を有する。図21に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
 信号送信部101は、送信データから送信を作成し、当該送信信号を無線で送信する。信号受信部102は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。設定情報管理部103は、信号受信部102により基地局10から受信した各種の設定情報、及び、予め設定される設定情報を格納する。設定情報の例としてはリソースプールの情報、各種閾値等がある。
 リソース選択部104は、実施例1、実施例2、及び実施例3においてこれまでに説明したリソース選択に関わる処理を、信号送信部101と信号受信部102を介して実行する。なお、リソース選択部104における情報通知(例:サブフレーム単位の予約情報、所望信号のリソースの基地局への報告)に係る機能が信号送信部101に含まれ、リソース選択部104におけるリソース選択機能(例:センシング、センシングに基づく判断)が信号受信部102に含まれてもよい。
 また、例えば、リソース選択部104は、センシングの結果に基づいて、ある送信時間間隔(例:サブフレーム)におけるリソース全体が他のユーザ装置により予約されていることを示す予約情報を検知した場合に、当該送信時間間隔を除いた候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するように構成され、信号送信部101は、前記リソース選択部104により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信するように構成される。
 前記信号送信部101は、例えば、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、前記リソース選択部104により選択された前記送信リソースの送信時間間隔におけるリソース全体が予約されていることを示す予約情報を送信する。
 前記リソース選択部104は、例えば、前記予約情報を検知した受信サイドリンク信号のリソースにおける受信電力を、当該リソースの送信時間間隔における他のリソースの受信電力と見なすことにより、前記送信時間間隔を除いた候補リソースを取得する。
 また、リソース選択部104は、センシングの結果に基づいて、あるリソースにより他のユーザ装置から所望信号を受信したことを検知した場合に、当該所望信号を受信した前記リソースの送信時間間隔を除外した候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するように構成され、信号送信部101は、前記リソース選択部104により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信するように構成されてもよい。
 前記リソース選択部104は、例えば、前記センシングの結果に基づいて、あるサイドリンク信号が復号でき、かつ当該サイドリンク信号の受信電力が第1閾値以上であることを検知した場合に、当該サイドリンク信号を所望信号であると判断する、又は、前記センシングの結果に基づいて、第2閾値以上の受信電力のサイドリンク信号を所定時間以上の期間、受信し続けたことを検知した場合に、当該サイドリンク信号を所望信号であると判断する。
 また、信号送信部101は、センシングの結果に基づいて、あるリソースにより他のユーザ装置から所望信号を受信したことを検知した場合に、当該所望信号を受信した前記リソースを示す情報を基地局に報告するように構成され、信号受信部102は、前記基地局から、前記リソースの送信時間間隔を除いた候補リソースから選択された送信リソースの割り当て情報を受信するように構成されてもよい。
 <基地局10>
 図22は、基地局10の機能構成の一例を示す図である。図22に示すように、基地局10は、信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203と、リソース選択部204を有する。図22に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
 信号送信部201は、ユーザ装置UE側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置UEから送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。
 設定情報管理部203は、ユーザ装置UEに送信する各種の設定情報、ユーザ装置UEから受信する各種の設定情報、及び、予め設定される設定情報を格納する。リソース選択部204は、例えば実施例3で説明したユーザ装置に対するリソース割り当てを実行する。
 例えば、信号受信部202は、ユーザ装置から、所望信号を受信したリソースを示す情報を受信するように構成され、リソース選択部204は、前記リソースの送信時間間隔を除いた候補リソースから、前記ユーザ装置にサイドリンク信号の送信リソースを割り当てるように構成され、信号送信部201は、前記ユーザ装置に、前記送信リソースの割り当て情報を送信するように構成される。
 <ハードウェア構成>
 上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図21~図22)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
 また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置UEと基地局10はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図23は、本実施の形態に係るユーザ装置UEと基地局10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置UEと基地局10はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置UEと基地局10のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 ユーザ装置UEと基地局10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図21に示したユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102、設定情報管理部103、リソース選択部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図22に示した基地局10の信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203、リソース選択部204は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
 メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
 ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
 通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置10の信号送信部101及び信号受信部102は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局10の信号送信部201及び信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
 また、ユーザ装置UEと基地局10はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
 (実施の形態のまとめ)
 以上、説明したように、本実施の形態によれば、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、センシングの結果に基づいて、他のユーザ装置により予約されている送信リソースを含む送信時間間隔を除いた候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するリソース選択部と、前記リソース選択部により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信する信号送信部とを備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
 上記の構成により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおいて、Half duplexの制限によるパケットロスを低減させることが可能となる。
 前記リソース選択部は、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、他のユーザ装置により予約されている送信リソースを含む送信時間間隔を除いた候補リソースから送信リソースを選択する動作を実行するか否かを判断することとしてもよい。この構成により、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、適切な送信リソース選択動作を実行できる。
 前記信号送信部は、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、前記リソース選択部により選択された前記送信リソースの送信時間間隔内の全てのリソースが予約されていることを示す予約情報を送信するか否かを判断することとしてもよい。この構成により、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、適切な通知動作を実行できる。また、送信時間間隔内の全てのリソースが予約されていることを示す予約情報を送信する場合、他のユーザ装置は、送信時間間隔におけるリソース全体が予約されているかどうかを判断することができる。
 前記リソース選択部は、例えば、前記予約情報を検知した受信サイドリンク信号のリソースにおける受信電力を、当該リソースの送信時間間隔における他のリソースの受信電力と見なすことにより、前記送信時間間隔を除いた候補リソースを取得する。この構成により、受信電力に基づく判断処理により、候補リソースから送信時間間隔のリソース全体を除外する処理を行うことができる。
 また、本実施の形態により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、センシングの結果に基づいて、あるリソースにより他のユーザ装置から所望信号を受信したことを検知した場合に、当該所望信号を受信した前記リソースの送信時間間隔を除外した候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するリソース選択部と、前記リソース選択部により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信する信号送信部とを備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
 上記の構成により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおいて、Half duplexの制限によるパケットロスを低減させることが可能となる。
 前記リソース選択部は、例えば、前記センシングの結果に基づいて、あるサイドリンク信号が復号でき、かつ当該サイドリンク信号の受信電力が第1閾値以上であることを検知した場合に、当該サイドリンク信号を所望信号であると判断する、又は、前記センシングの結果に基づいて、第2閾値以上の受信電力のサイドリンク信号を所定時間以上の期間、受信し続けたことを検知した場合に、当該サイドリンク信号を所望信号であると判断する。この構成により、適切に所望信号を決定することができる。
 また、本実施の形態により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、センシングの結果に基づいて、あるリソースにより他のユーザ装置から所望信号を受信したことを検知した場合に、当該所望信号を受信した前記リソースを示す情報を基地局に報告する信号送信部と、前記基地局から、前記リソースの送信時間間隔を除いた候補リソースから選択された送信リソースの割り当て情報を受信する信号受信部とを備えることを特徴とするユーザ装置が提供される。
 上記の構成により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおいて、Half duplexの制限によるパケットロスを低減させることが可能となる。
 また、本実施の形態により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおける基地局であって、ユーザ装置から、所望信号を受信したリソースを示す情報を受信する信号受信部と、前記リソースの送信時間間隔を除いた候補リソースから、前記ユーザ装置にサイドリンク信号の送信リソースを割り当てるリソース選択部と、前記ユーザ装置に、前記送信リソースの割り当て情報を送信する信号送信部とを備えることを特徴とする基地局が提供される。
 上記の構成により、サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおいて、Half duplexの制限によるパケットロスを低減させることが可能となる。
 (実施形態の補足)
 以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UEと基地局10は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局10が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
 また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置UEとの通信のために行われる様々な動作は、基地局10および/または基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
 ユーザ装置UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局10は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、gNB、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
 本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
 以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE ユーザ装置
101 信号送信部
102 信号受信部
103 設定情報管理部
104 リソース選択部
10 基地局
201 信号送信部
202 信号受信部
203 設定情報管理部
204 リソース選択部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1.  サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
     センシングの結果に基づいて、他のユーザ装置により予約されている送信リソースを含む送信時間間隔を除いた候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するリソース選択部と、
     前記リソース選択部により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信する信号送信部と
     を備えることを特徴とするユーザ装置。
  2.  前記リソース選択部は、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、他のユーザ装置により予約されている送信リソースを含む送信時間間隔を除いた候補リソースから送信リソースを選択する動作を実行するか否かを判断する
     ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3.  前記信号送信部は、リソースの混雑度合又は基地局からのシグナリングに基づいて、前記リソース選択部により選択された前記送信リソースの送信時間間隔内の全てのリソースが予約されていることを示す予約情報を送信するか否かを判断する
     ことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4.  サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
     センシングの結果に基づいて、あるリソースにより他のユーザ装置から所望信号を受信したことを検知した場合に、当該所望信号を受信した前記リソースの送信時間間隔を除外した候補リソースからサイドリンク信号の送信リソースを選択するリソース選択部と、
     前記リソース選択部により選択された前記送信リソースを使用して前記サイドリンク信号を送信する信号送信部と
     を備えることを特徴とするユーザ装置。
  5.  前記リソース選択部は、
     前記センシングの結果に基づいて、あるサイドリンク信号が復号でき、かつ当該サイドリンク信号の受信電力が第1閾値以上であることを検知した場合に、当該サイドリンク信号を所望信号であると判断する、又は、
     前記センシングの結果に基づいて、第2閾値以上の受信電力のサイドリンク信号を所定時間以上の期間、受信し続けたことを検知した場合に、当該サイドリンク信号を所望信号であると判断する
     ことを特徴とする請求項4に記載のユーザ装置。
  6.  サイドリンク通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
     センシングの結果に基づいて、あるリソースにより他のユーザ装置から所望信号を受信したことを検知した場合に、当該所望信号を受信した前記リソースを示す情報を基地局に報告する信号送信部と、
     前記基地局から、前記リソースの送信時間間隔を除いた候補リソースから選択された送信リソースの割り当て情報を受信する信号受信部と
     を備えることを特徴とするユーザ装置。
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