WO2018016239A1 - クラッチ断接装置 - Google Patents

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彰一 山崎
亮祐 永谷
嘉樹 松川
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アイシン精機株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure

Definitions

  • a clutch connecting / disconnecting device is the clutch connecting / disconnecting device according to the fifth aspect, wherein the first valve is a solenoid valve that is closed when no power is supplied.
  • the control unit CON controls to open the second valve B2 when transitioning from the first mode (CbW mode) to the second mode (MT mode). Thereafter, the clutch pedal CP is operated to move the fluid from the clutch cylinder CS to the branch pipe P7, thereby moving the piston PT2.
  • the first mode (CbW mode) is continued, the pressure of the clutch pedal CP is not transmitted to the piston PT2, but only when the mode is changed from the first mode (CbW mode) to the second mode (MT mode).
  • the second valve B2 is opened only when the mode is changed to the second mode (MT mode), and the driver moves the piston PT2 by stepping on the clutch pedal CP, so that the first communication state is changed to the second communication state. Can be switched.
  • an orifice OR is provided in the third through hole H3.

Abstract

アクチュエータによってクラッチを動かす第1のモードとクラッチペダルによってクラッチを動かす第2のモードとの間で流路を切り替えるクラッチ断接装置であって、一端部がクラッチカバーに連結された第1の配管と、一端部がアクチュエータに連結された第2の配管と、クラッチペダルに連結されたクラッチシリンダに連通する第3の配管と、第1の配管の他端部が連結され第2の配管の他端部が連結され第3の配管の他端部が連結されている切替部と、を備え、切替部は、第1のモード時に第1の配管と第2の配管とが連通する第1の連通状態にし、第2のモード時に第1の配管と第3の配管とが連通する第2の連通状態にするよう流路を切り替える。

Description

クラッチ断接装置
 本発明は、クラッチ断接装置に関する。
 マニュアルトランスミッション車では、通常、クラッチペダルからクラッチまで流体(例えば、作動油)の流路が設けられており、クラッチペダルを踏むことによって流体が押し出され、押し出された流体がクラッチを作動させる作動部材として機能するクラッチカバーを押すことによって、クラッチを切断することが知られている。特許文献1には、マニュアルトランスミッション車でクラッチを操作するシステムにおいて、クラッチペダルからクラッチカバーまでの流体の流路をなくし、アクチュエータのみによってクラッチカバーを操作することが開示されている。この特許文献1の技術によれば、ドライバーの意思とは別にクラッチを自由に断接することができ、自動車のオペレーションの可能性を広げている。
独国特許公開102013205227号公報
 しかしながら、特許文献1では、クラッチペダルからクラッチカバーまでの流体の流路をなくしているため、アクチュエータが故障した場合、クラッチの断接をすることができなくなってしまうおそれがある。
 本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ドライバーの意思に係わらずクラッチを断接することができ且つアクチュエータが故障した場合であっても安全に継続して車が走行することを可能とするクラッチ断接装置を提供することを目的とする。
 本発明の第1の態様に係るクラッチ断接装置は、アクチュエータによってクラッチを動かす第1のモードとクラッチペダルによって前記クラッチを動かす第2のモードとの間で流路を切り替えるクラッチ断接装置であって、一端部がクラッチカバーに連結された第1の配管と、一端部が前記アクチュエータに連結された第2の配管と、一端部が前記クラッチペダルに連結されたクラッチシリンダに連通する第3の配管と、前記第1の配管の他端部が連結され前記第2の配管の他端部が連結され前記第3の配管の他端部が連結されている切替部と、を備え、前記切替部は、筐体と、前記筐体内に設けられたピストンとを有し、前記筐体には、前記第1の配管と連通する第1の貫通孔が設けられており、且つ前記第2の配管と連通する第2の貫通孔が設けられており、且つ前記第3の配管と連通する第3の貫通孔が設けられており、前記ピストンには、第1の切欠きと第2の切欠きが設けられており、前記第1のモードにおいて前記第1の切欠きが前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔と連通する第1の連通状態にし、前記第2のモードにおいて前記第2の切欠きが前記第1の貫通孔と前記第3の貫通孔と連通する第2の連通状態にするよう前記ピストンが前記筐体内を摺動する。
 この構成によれば、クラッチペダルからクラッチカバーまでの流路を残したまま、第1のモードにおいて、アクチュエータからクラッチカバーまでの流路を構築することができる。このため、アクチュエータを介してドライバーの意思に係わらずクラッチを断接することができる。更に、第1のモードにおいてアクチュエータが故障した場合であっても、流路を切り替えてクラッチペダルからクラッチカバーまでの流路を構築して第2のモードに遷移することができるため、継続して車が走行することができる。また、アクチュエータが故障した場合などに一度、第2のモードに切り替えた場合であっても、アクチュエータを修正あるいは交換してアクチュエータが正常になった場合には、第1のモードに再度戻すことができる。
 本発明の第2の態様に係るクラッチ断接装置は、第1の態様に係るクラッチ断接装置であって、一端部が前記クラッチペダルに反力を返すことが可能な反力機構部に連結された第4の配管を更に備え、前記切替部は、更に、前記第1のモード時に前記第3の配管と前記第4の配管とが連通し、前記第2のモード時に前記第2の配管と前記第4の配管とが連通するよう流路を切り替え、前記筐体は、更に前記第4の配管と連通する第4の貫通孔が設けられており、前記第1のモードと前記第2のモードとの間の切替中に、継続して前記第3の配管が少なくとも前記第1の配管または前記第4の配管に連通するように、前記第2の切欠きとして前記ピストンの表面に切欠きが設けられている。
 この構成によれば、クラッチシリンダからの流路が、常に少なくとも反力機構部またはクラッチカバーに連通する。このため、第3の配管の流路がピストンによって閉じられることがないので、クラッチペダルが踏まれて第3の配管の圧力が異常に上昇することを避けることができ、クラッチ断接装置の構成部品(例えば、第3の配管及びクラッチシリンダ)が破損することを防ぐことができる。
 本発明の第3の態様に係るクラッチ断接装置は、第1または2の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記筐体には、第5の貫通孔と第6の貫通孔が更に設けられており、前記第5の貫通孔と前記第6の貫通孔と連通する第5の配管と、前記第5の配管に設けられた第1の弁と、を更に備え、前記ピストンは、前記第1の切欠きに対して当該ピストンの長軸方向に間隔を空けて表面に設けられた第3の切欠きを有し、前記第1のモードにおいて、更に前記第1の切欠きが前記第5の貫通孔と連通しており、第3の切欠きが前記第6の貫通孔と連通しており、前記第1のモードから前記第2のモードに遷移させる場合、前記第1の弁を開くよう制御し、前記ピストンが摺動するように前記アクチュエータを駆動するよう制御する制御部を更に備える。
 この構成によれば、アクチュエータの圧力が第3の切欠きまで伝達され、ピストンが後端から押される。このため、ピストンは筐体の封じられた一端部の方向に摺動する。ピストンを駆動する駆動源を追加で必要としないので、クラッチ断接装置を小型化することができる。
 本発明の第4の態様に係るクラッチ断接装置は、第3の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記筐体と摺り合う部分の前記ピストンの外径は、前記第1の切欠きを境として前記第2の切欠きが設けられた後端側よりも先端側の方が短くなっている。
 この構成によれば、第1の弁が開くと、第1の切欠きと第3の切欠き内の圧力は同じ圧力Pになる。ピストンの第1の切欠きを境として先端側の直径をd1、第1の切欠きを境として後端側の直径をd2(>d1)とすると、ピストンには、第1の切欠きの後端側の端の面においてピストン後端方向に働く力と、第3の切欠きのピストン先端側の端の面においてピストン先端方向に働く力とが相殺される。そして、ピストンには、第1の切欠きの先端側の端の面においてピストン先端方向にπ(d1/2)Pの力が働き、ピストンは、筐体の封じられた一端部の存在する方向に摺動する。
 本発明の第5の態様に係るクラッチ断接装置は、第3または4の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記切替部は、前記ピストンの後端を受け止めるストッパを有し、前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードに遷移後、前記第1の弁を閉じるよう制御する。
 この構成によれば、ピストンの後端とストッパとの間の空間が第1の弁によって密閉され、アクチュエータの圧力によらずピストンの後端を押圧する圧力が維持されるので、アクチュエータの通電状態によらず、第2の連通状態すなわち第2のモードが維持される。これにより、第1のモードから第2のモードに遷移した後は、アクチュエータの常時通電が必要なく、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 本発明の第6の態様に係るクラッチ断接装置は、第5の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記第1の弁は、非通電時に閉じているソレノイドバルブである。
 この構成によれば、第1のモードから第2のモードに遷移した後は、第1の弁についても常時通電が必要なく、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 本発明の第7の態様に係るクラッチ断接装置は、第1から6のいずれかの態様に係るクラッチ断接装置であって、前記筐体には、第7の貫通孔が更に設けられており、前記第3の配管から分岐し且つ前記第7の貫通孔に連通する分岐配管を更に備え、前記クラッチペダルが操作されて前記クラッチシリンダから前記分岐配管に流体が移動することにより前記ピストンが摺動して前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替わる。
 この構成によれば、クラッチペダルの圧力によってもピストンを動かすことができ、ドライバーはクラッチペダルを踏むだけで第1のモードから第2のモードに遷移させることができる。
 本発明の第8の態様に係るクラッチ断接装置は、第3から6のいずれかの態様に係るクラッチ断接装置であって、前記筐体には、第7の貫通孔が更に設けられており、前記第3の配管から分岐し且つ前記第7の貫通孔に連通する分岐配管と、前記分岐配管に設けられ且つ前記分岐配管内の流路を開閉する第2の弁と、を更に備え、前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードに遷移させる場合、前記第2の弁を開くよう制御し、その後、前記クラッチペダルが操作されて前記クラッチシリンダから前記分岐配管に流体が移動することにより前記ピストンが摺動して前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替わる。
 この構成によれば、第1のモードを継続中はクラッチペダルの圧力がピストンに伝わらないが、第1のモードから第2のモードに遷移させるときだけ第2の弁を開くことでクラッチペダルの圧力がピストンに伝わるようにすることができる。このため、第2のモードに遷移させるときだけ第2の弁が開き、ドライバーがクラッチペダルを踏むことでピストンを動かし、第1の連通状態から第2の連通状態に切り替えることができる。
 本発明の第9の態様に係るクラッチ断接装置は、第8の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記制御部は、前記ピストンが摺動して前記第2の連通状態になった場合、前記第2の弁を閉じる。
 この構成によれば、ピストンの後端とストッパとの間の空間が第2の弁によって密閉され、クラッチペダルの圧力によらずピストンの後端を押圧する圧力が維持されるので、クラッチペダルの圧力によらず第2の連通状態すなわち第2のモードが維持される。これにより、第1のモードから第2のモードに遷移した後は、クラッチペダルの踏み込み維持が必要なく、ドライバーの労力を低減することができる。
 本発明の第10の態様に係るクラッチ断接装置は、第5から8のいずれかの態様に係るクラッチ断接装置であって、前記ピストンの後端を受け止めるストッパを有し、前記ピストンの先端と前記筐体の一端部の間の空間に、前記ピストンを前記ストッパの方向に付勢する弾性体が設けられており、前記筐体には、前記ピストンの後端と前記ストッパの間の空間に連通する第7の貫通孔が更に設けられており、前記クラッチシリンダに連通して流体を供給可能なタンクと、前記タンクと連通し且つ前記第7の貫通孔と連通する第6の配管と、前記第6の配管上に設けられた第2の弁と、を更に備え、前記制御部は、前記第2のモードから前記第1のモードに遷移させる場合、第2の弁を開けるよう制御する。
 この構成によれば、第2の弁が開くと、弾性体の反発力によってピストンがストッパの方向に押されることにより、ピストンがストッパの方向へ摺動する。これに伴い、ピストンの後端とストッパとの間に密閉された流体(例えば油)がタンクに押し出される。
 本発明の第11の態様に係るクラッチ断接装置は、第1または2の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記ピストンの一部には操作部が設けられており、前記操作部が操作されることにより前記ピストンが摺動する。
 この構成によれば、流体圧(例えば油圧)が発生できない場合でも、メカ的な動作によってピストンを動かすことができる。
 本発明の第12の態様に係るクラッチ断接装置は、第1から11のいずれかの態様に係るクラッチ断接装置であって、前記第3の貫通孔または前記第3の配管にはオリフィスが設けられていると良い。
 この構成によれば、第1のモードから第2のモードに遷移するときに、クラッチカバーからの流体(例えば油)の急な流れを抑制し、クラッチが急につながることを防止することができる。
 本発明の第13の態様に係るクラッチ断接装置は、第1から12のいずれかの態様に係るクラッチ断接装置であって、前記筐体には、前記ピストンの位置を保持する留め具が設けられ、前記ピストンの表面には第4の切欠きが設けられており、当該第4の切欠きに前記留め具が嵌ることによって前記ピストンの位置が固定される。
 この構成によれば、第2のモードにおけるピストンの位置の維持に電力を必要としないので、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 本発明の第14の態様に係るクラッチ断接装置は、第1から12のいずれかの態様に係るクラッチ断接装置であって、前記筐体の封じられている一端部側の内部に磁石が設けられ、前記ピストンが磁性体であり、前記ピストンが前記磁石に磁力で引っ付くことにより前記ピストンの位置が固定されると良い。
 この構成によれば、第2のモードにおけるピストンの位置の維持に電力を必要としないので、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 本発明の第15の態様に係るクラッチ断接装置は、第1または2の態様に係るクラッチ断接装置であって、前記ピストンを動かす駆動部を更に備えると良い。
 この構成によれば、ドライバーが特殊な操作をすることなく、通常の運転中に第1のモードと第2のモードを切り替えることができる。
 本発明によれば、クラッチペダルからクラッチカバーまでの流路を残したまま、第1のモードにおいて、アクチュエータからクラッチカバーまでの流路を構築することができる。このため、アクチュエータを介してドライバーの意思に係わらずクラッチを断接することができる。更に、第1のモードにおいてアクチュエータが故障した場合であっても、
流路を切り替えてクラッチペダルからクラッチカバーまでの流路を構築して第2のモードに遷移することができるため、継続して車が走行することができる。また、アクチュエータが故障した場合などに一度、第2のモードに切り替えた場合であっても、アクチュエータを修正あるいは交換してアクチュエータが正常になった場合には、第1のモードに再度戻すことができる。
第1の実施形態に係るクラッチ断接装置の基本的な構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態において第1のモード(CbWモード)時の流路構成を示す図である。 第1の実施形態において第2のモード(MTモード)時の流路構成を示す図である。 第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。 第1のモード(CbWモード)と第2のモード(MTモード)の切替中間における切替部の概略断面図である。 第2のモード(MTモード)時における切替部の概略断面図である。 第2の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。 第2の実施形態における第2のモード(MTモード)時における切替部の概略断面図である。 第3の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。 第4の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。 第5の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。 第6の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。 第7の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。
 <第1の実施形態>
 以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態に係るクラッチ断接装置の基本的な構成を示す概略ブロック図である。第1の実施形態に係るクラッチ断接装置1は、電気的にアクチュエータATを駆動することによってクラッチCTを動かす第1のモード(CbW(Clutch by Wire)モードともいう)とクラッチペダルCPによってクラッチCTを動かす第2のモード(MT(Manual Transmission)モードともいう)との間で流路を切り替える。
 クラッチ断接装置1は、クラッチCTを備える。クラッチCTは、トランスミッションのインプットシャフトとエンジンの回転軸との間を断接することにより、クラッチCTは、エンジンの動力を遮断あるいは伝達する。クラッチCTは、エンジンに回転軸と連結されたフライホイールと、クラッチカバーCCと、クラッチカバーCC内のプレッシャープレートと、トランスミッションのインプットシャフトに連結されたクラッチディスクとを備える。クラッチカバーCCは、エンジン側にあるフライホイールにクラッチディスクを覆うように取り付けられているカバーである。エンジン側のフライホイールにクラッチカバーCC内のプレッシャープレートが、クラッチディスクを押しつける(圧着)ことでクラッチCTを接続する。
 更にクラッチ断接装置1は、一端部が、クラッチ作動部材として機能するクラッチカバーCCに連結された第1の配管P1を備える。
 更にクラッチ断接装置1は、アクチュエータATを備える。アクチュエータATは一例として、モータMTと、モータMTに連結された減速機RSと、ロッドが減速機RSに連結されたシリンダSDとを備える。更にクラッチ断接装置1は、一端部がアクチュエータATに連結された第2の配管P2を備える。モータMTが回転すると、減速機RSでその回転が減速され、シリンダSDのロッドが移動してシリンダSDの先端に設けられたピストンが流体(ここでは一例として油)を押し込む。
 更にクラッチ断接装置1は、クラッチペダルCPと、一端部がクラッチペダルCPに連結されたクラッチシリンダCS(図4参照)に連通する第3の配管P3とを備える。
 更にクラッチ断接装置1は、クラッチペダルCPに反力を返すことが可能な反力機構部RPと、一端部が反力機構部RPに連結された第4の配管P4とを備える。
 更にクラッチ断接装置1は、切替部SWを備える。切替部SWは、第1の配管P1の他端部が連結され、第2の配管P2の他端部が連結され、第3の配管P3の他端部が連結され、第4の配管P4の他端部が連結されている。
 更にクラッチ断接装置1は、切替部SWに制御信号線を介して接続され且つクラッチペダルCPの踏込信号線を介して接続された制御部CONを備える。更にクラッチ断接装置1は、制御部CONに操作信号線を介して接続された操作部IPと、制御部CONに検出信号線を介して接続された検出部SSとを備える。操作部IPは、操作者(例えば、車のドライバー)による操作を受け付ける。検出部SSは、アクチュエータATに関する物理量を計測する。具体的には例えば、検出部SSは、モータMTの回転速度を検出する。
 図2は、第1の実施形態において第1のモード(CbWモード)時の流路構成を示す図である。図3は、第1の実施形態において第2のモード(MTモード)時の流路構成を示す図である。図2に示すように、第1のモード(CbWモード)時には、第1の配管P1と第2の配管P2とが連通している。第1の配管P1と第2の配管P2には流体が満たされている。これにより、アクチュエータATによって流体(例えば油)が押し込まれると、第2の配管P2、切替部SW及び第1の配管P1内の流体が押しこまれて、クラッチカバーCC内のプレッシャープレートがクラッチディスクを離れクラッチCTが切断される。これにより、アクチュエータATによってクラッチCTを切断することができる。
 また、図2に示すように、第1のモード(CbWモード)時には、第3の配管P3と第4の配管P4とが連通している。第3の配管P3と第4の配管P4とは流体が満たされている。これにより、クラッチペダルCPによって流体(例えば油)が押し込まれると、第3の配管P3、切替部SW及び第4の配管P4内の流体が押しこまれて、反力機構部RPが流体によって押される。反力機構部RPは、押し込まれた流体を押し戻す反力を加える。これによって、クラッチペダルCPに反力が伝達され、ドライバーはクラッチペダルCPを踏み込むときに反力を感じることができる。
 切替部SWは、第1のモード(CbWモード)時に第1の配管P1と第2の配管P2とが連通し、第2のモード(MTモード)時に第1の配管P1と第3の配管P3とが連通するよう流路を切り替える。この構成により、クラッチペダルCPからクラッチカバーCCまでの流路を残したまま、第1のモード(CbWモード)において、アクチュエータATからクラッチカバーCCまでの流路を構築することができる。このため、アクチュエータATを介してドライバーの意思に係わらずクラッチCTを断接することができる。更に、第1のモード(CbWモード)においてアクチュエータATが故障した場合であっても、流路を切り替えてクラッチペダルCPからクラッチカバーCCまでの流路を構築して第2のモード(MTモード)に遷移することができるため、継続して車が走行することができる。
 切替部SWは、更に、第1のモード(CbWモード)時に第3の配管P3と第4の配管P4とが連通し、第2のモード(MTモード)時に第2の配管P2と第4の配管P4とが連通するよう流路を切り替える。この構成により、第1のモード(CbWモード)においてクラッチペダルCPから反力機構部RPまでの流路が構築されるので、クラッチペダルCPからの反力を受けることができる。
 続いて、図4~図6を用いて、本実施形態に係る切替部SWの構造について説明する。
 図4は、第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図5は、第1のモード(CbWモード)と第2のモード(MTモード)の切替中間における切替部の概略断面図である。図6は、第2のモード(MTモード)時における切替部の概略断面図である。
 図4に示すように、クラッチ断接装置1は、タンクTKと、シャフトCSFがクラッチペダルCPに連結されたクラッチシリンダCSを備える。クラッチシリンダCSは、タンクTKと連通している。クラッチシリンダCSは、シャフトCSFとシャフトCSFの先端に設けられたピストンCPTと、ピストンCPTを内包するシリンダチューブCSTを有する。シリンダチューブCSTのピストンCPTと対向する端部は、第3の配管P3に連通している。これにより、ピストンCPTによって第3の配管P3内の流体を押し込むことができる。
 図4に示すように、切替部SWは、筐体HSと、筐体HS内に設けられたピストンPTと、ピストンPTに連結されたシャフトSFとを有する。筐体は例えば、中空で略円筒状の形状を有し、ピストンPTに対向する一端部が封じられている。また、ピストンは例えば略円筒状の形状を有する。
 筐体HSには、第1の配管P1と連通する第1の貫通孔H1が設けられており、且つ第2の配管P2と連通する第2の貫通孔H2が設けられており、且つ第3の配管P3と連通する第3の貫通孔H3が設けられている。更に、筐体HSには、第4の配管P4と連通する第4の貫通孔H4が設けられている。
 ピストンPTには、ピストンPTの表面に設けられた第1の切欠きD1が設けられている。本実施形態では、第1の切欠きD1は例えば、ピストンPTの表面に設けられた円周状の切欠きである。また第2の切欠きD2は例えば、ピストンPTの表面に設けられた切欠きであり、当該第1の切欠きD1に対して当該ピストンの長軸方向に間隔を空けて設けられている。本実施形態では、第2の切欠きD2は例えば、ピストンPTの表面に設けられた円周状の切欠きである。
 本実施形態では、ピストンPTは、機械的動力である駆動部DVによって摺動可能である。具体的には、駆動部DVがシャフトSFに連結されており、駆動部DVがシャフトSFをシャフトSFの長軸方向に移動させることにより、ピストンPTが摺動可能である。これにより、ドライバーが特殊な操作をすることなく、通常の運転中に第1のモード(CbWモード)と第2のモード(MTモード)を切り替えることができる。
 切替部SWには、ピストンPTの先端と筐体HSの一端部の間の空間に、ピストンPTをストッパBLの方向に付勢するコイルスプリングSRが設けられている。図4の状態においてコイルスプリングSRは予め縮んだ状態(余圧縮状態)で配置されており、図4の状態においてピストンPTをストッパBL側(図4に向かって左方向)に付勢する。また切替部SWには、筐体HSの封じられた一端部の内側にピストン受部RVが設けられている。更に切替部SWには、筐体HSの内側に円環状のストッパBLが設けられている。これにより、第1のモード(CbWモード)の図4の状態から駆動部DVによって押されたピストンPTは、図6に示すように、ピストン受部RVに当接することによって止まる。逆に第2のモード(MTモード)の図6の状態から引き戻されたピストンPTは、ストッパBLによって止まる。
 また、ピストンPTには、更にピストンPTの長軸方向に間隔を空けて、円周状に四つの切欠きが設けられている。そして、各切欠きには、円環状のシール部S1、S2、S3、S4が設けられている。これにより、流体(ここでは油)が漏れないようにすることができる。
 なお、ピストンPTは、機械的動力だけでなく、手動で摺動可能であってもよいし、その両方によって摺動可能であってもよい。このように、ピストンPTは、機械的動力、手動またはその両方によって摺動可能である。これにより、動力について選択肢を有することで、様々な車に搭載することができる。
 図4に示すように、第1のモード(CbWモード)において第1の切欠きD1が第1の貫通孔H1と第2の貫通孔H2と連通している。一方、図6に示すように、第2のモード(MTモード)において第2の切欠きD2が第1の貫通孔H1と第3の貫通孔H3と連通している。ピストンPTが筐体HS内を摺動することにより第1の連通状態と第2の連通状態とを切り替え可能である。このように、第1のモード(CbWモード)において第1の切欠きD1が第1の貫通孔H1と第2の貫通孔H2と連通する第1の連通状態にし、第2のモードにおいて第2の切欠きD2が第1の貫通孔H1と第3の貫通孔H3と連通する第2の連通状態にするようピストンPTが筐体HS内を摺動する。この構成により、例えば、アクチュエータが故障した場合などに一度、第2のモード(MTモード)に切り替えた場合であっても、アクチュエータを修正あるいは交換してアクチュエータが正常になった場合には、第1のモード(CbWモード)に再度戻すことができる。
 図4の第1のモード(CbWモード)から図5の切替中間の直前まで、第3の配管P3が第4の配管P4に連通する。図5に示すように、切替中間において、第3の配管P3が第1の配管P1と第4の配管P4の両方に連通する。そして、図5の切替中間の直後から図6の第2のモード(MTモード)まで、第3の配管P3が第1の配管P1に連通する。このように、第1のモード(CbWモード)と第2のモード(MTモード)との間の切替中に、継続して第3の配管P3が少なくとも第1の配管P1または第4の配管P4に連通するように、第2の切欠きD2としてピストンPTの表面に切欠きが設けられている。
 これにより、クラッチシリンダCSからの流路が、常に少なくとも反力機構部RPまたはクラッチカバーCCに連通する。このため、第3の配管P3の流路がピストンPTによって閉じられることがないので、クラッチペダルCPが踏まれて第3の配管P3の圧力が異常に上昇することを避けることができ、クラッチ断接装置1の構成部品(例えば、第3の配管P3及びクラッチシリンダCS)が破損することを防ぐことができる。
 また、図6に示すように、ピストンPTには、第1の切欠きD1に対して当該ピストンPTの長軸方向に間隔を空けて設けられた第3の切欠きD3を有し、当該第1の切欠きD1と当該第3の切欠きD3とを連通する流路が内部に設けられている。図6に示すように、第2のモード(MTモード)において、更に第1の切欠きD1が第2の貫通孔H2と連通し、且つ第3の切欠きD3が第4の貫通孔H4と連通する。これにより、反力機構部RPとアクチュエータATが連通する。なお、第2のモード(MTモード)において、反力機構部RPとアクチュエータATが連通しないようにしてもよい。
 <第2の実施形態>
 続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では駆動部DVがピストンPTを摺動させたが、第2の実施形態に係るクラッチ断接装置1bではクラッチCTを断接するアクチュエータATがピストンPT2も摺動させる。これにより、駆動部DVをなくすことができ、クラッチ断接装置を小型化することができる。図7は、第2の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図4と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図8は、第2の実施形態における第2のモード(MTモード)時における切替部の概略断面図である。図6と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
 図7に示すように、図4とは異なり、第3の貫通孔H3と第4の貫通孔H4とは斜め向かい同士に位置する。第1のモード(CbWモード)時に第3の貫通孔H3と第4の貫通孔H4が両方とも円環状に設けられた第2の切欠きD2に連通している。これにより、クラッチシリンダCSと反力機構部RPが連通するので、クラッチペダルCPが踏まれると反力機構部RPから反力を返すことができる。
 また、図4と同様に、第1のモード(CbWモード)時にクラッチカバーCCとアクチュエータATが第1の貫通孔H1、第1の切欠きD1及び第2の貫通孔H2を介して連通している。これにより、アクチュエータATによってクラッチCTの断接を行うことができる。本実施形態では一例として、ピストンPT2は円筒状である。
 ピストンPTには、ピストンPTの長軸方向に間隔を空けて、円周状に五つの切欠きが設けられている。そして、各切欠きには、円環状のシール部S21、S22、S23、S24、S25が設けられている。これにより、流体(ここでは油)が漏れないようにすることができる。
 筐体HS2には、第5の貫通孔H5と第6の貫通孔H6が更に設けられている。クラッチ断接装置1bは、第5の貫通孔H5と第6の貫通孔H6と連通する第5の配管P5と、第5の配管P5に設けられ且つ第5の配管P5内の流路を開閉する第1の弁B1とを更に備える。第1の弁B1は一例として非通電時に閉じているソレノイドバルブである。ピストンPT2は、第1の切欠きD1に対して当該ピストンPT2の長軸方向に間隔を空けて表面に設けられた第3の切欠きD3を有する。本実施形態では一例として、第3の切欠きD3は円環状である。また、図7に示すように、第1のモード(CbWモード)時には、筐体HS2とピストン受部RVとピストンPT2の先端で囲まれた空間が形成され、この空間には弾性体の一例としてコイルスプリングSRが設けられている。図7の状態においてコイルスプリングSRは予め縮んだ状態(余圧縮状態)で配置されており、図7の状態においてピストンPT2をストッパBL2側(図7に向かって左方向)に付勢する。
 第1のモード(CbWモード)において、更に第1の切欠きD1が第5の貫通孔H5と連通しており、第3の切欠きD3が第6の貫通孔H6と連通している。制御部CONは、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移させる場合、第1の弁B1を開くよう制御し、ピストンPT2が摺動するようにアクチュエータATを駆動するよう制御する。これにより、アクチュエータATの圧力が第3の切欠きD3まで伝達され、ピストンPT2が後端から押される。このため、ピストンPT2はピストン受部RVの方向(図7に向かって右方向)にコイルスプリングSRの付勢力に抗して摺動する。ピストンPT2を駆動する駆動源を追加で必要としないので、クラッチ断接装置1bを小型化することができる。
 具体的には、図7に示すように、筐体HS2と摺り合う部分のピストンPT2の外径は、第1の切欠きD1を境として第2の切欠きD2が設けられた後端側よりも先端側の方が短くなっている。これにより、第1の弁B1が開くと、第1の切欠きD1と第3の切欠きD3内の圧力は同じ圧力Pになる。ピストンPT2の第1の切欠きD1を境として先端側の直径をd1、第1の切欠きD1を境として後端側の直径をd2(>d1)とすると、ピストンPT2には、矢印A1の向きにπ(d1/2)Pの力が働き、矢印A2の向きにπ(d2/2)Pの力が働き、矢印A3の向きにπ(d2/2)Pの力が働く。矢印A2の向きと矢印A3の向きの力が相殺されて、ピストンPT2には、矢印A1の向きにπ(d1/2)Pの力が働き、ピストンPT2はピストン受部RVの方向(図7に向かって右方向)に摺動する。このように、アクチュエータATの圧力からピストンPT2の移動に適切な移動力π(d1/2)Pを作ることができる。
 そして、切替部SW2は、筐体HS2の他端部に、ピストンPT2の後端を受け止めるストッパBL2を有している。制御部CONは、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移した場合、第1の弁B1を閉じるよう制御する。具体的には例えば、図8に示すように、ピストンPT2の先端がピストン受部RVに当接した場合、制御部CONは、第1の弁B1を閉じるよう制御する。これにより、ピストンPT2の後端とストッパBLとの間の空間が第1の弁B1によって密閉され、アクチュエータATの圧力によらずピストンPT2の後端を押圧する圧力が維持されるので、アクチュエータATの通電状態によらず、第2の連通状態すなわち第2のモード(MTモード)が維持される。これにより、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移した後は、アクチュエータATの常時通電が必要なく、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 本実施形態では一例として第1の弁B1は、非通電時に閉じているソレノイドバルブ(NC(Normally Close)ソレノイドバルブともいう)である。このため、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移した後は、第1の弁B1についても常時通電が必要なく、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 続いて、図8において、第2のモード(MTモード)から第1のモード(CbWモード)に戻す場合の処理について説明する。
 図8に示すように、筐体HS2には、ピストンPT2の後端とストッパBL2の間の空間に第7の貫通孔H7が更に設けられている。また、クラッチ断接装置1bには、クラッチシリンダCSに連通して流体を供給可能なタンクTKと、タンクTKと連通し且つ第7の貫通孔H7と連通する第6の配管P6が設けられている。第6の配管P6には、第2の弁B2が設けられている。本実施形態では一例として、第2の弁B2は例えば、非通電時に閉じているソレノイドバルブ(NCソレノイドバルブともいう)である。
 制御部CONは、第2のモード(MTモード)から第1のモード(CbWモード)に遷移させる場合、第2の弁B2を開けるよう制御する。第2の弁B2が開くと、コイルスプリングSRの反発力によって、ピストンPT2がストッパBL2の方向に押されることにより、ピストンPTがストッパBL2の方向へ摺動する。これに伴い、ピストンPT2の後端とストッパBLとの間に密閉された流体(例えば油)がタンクTKに押し出される。最終的にピストンPT2の移動は、ピストンPT2がストッパBL2に当接することにより止まり、図7に示す第1のモード(CbWモード)の状態に戻る。このように、ストッパBL2はピストンPT2の移動を止める機能も有する。
 そして制御部CONは、ピストンPT2がストッパBL2に当接することにより止まり第1の連通状態になった場合、すなわちクラッチカバーCCとアクチュエータATが連通した場合、第2の弁B2を閉じるよう制御する。これにより、図7に示す第1のモード(CbWモード)に戻る。
 <第3の実施形態>
 続いて、第3の実施形態について説明する。第2の実施形態では、ピストンPT2はアクチュエータATの圧力によって移動した。それに対し、第3の実施形態では、ピストンPT2は、アクチュエータATの圧力だけでなく、クラッチペダルCPの圧力によっても移動可能である。
 図9は、第3の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図7と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
 図9に示すように、第3の実施形態に係るクラッチ断接装置1cは、第3の配管P3から分岐し且つ第7の貫通孔H7に連通する分岐配管P7と、分岐配管P7に設けられ且つ分岐配管P7内の流路を開閉する第2の弁B2とを備える。クラッチペダルCPが操作されてクラッチシリンダCSから流体が分岐配管P7に移動することによりピストンPT2が動かされる。これにより、クラッチペダルCPの圧力によってもピストンPT2を動かすことができ、ドライバーはクラッチペダルCPを踏むだけで第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移させることができる。
 より詳細には、例えば制御部CONは、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移させる場合、第2の弁B2を開くよう制御する。その後、クラッチペダルCPが操作されてクラッチシリンダCSから流体が分岐配管P7に移動することによりピストンPT2が動かされる。これにより、第1のモード(CbWモード)を継続中はクラッチペダルCPの圧力がピストンPT2に伝わらないが、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移させるときだけ第2の弁B2を開くことでクラッチペダルCPの圧力がピストンPT2に伝わるようにすることができる。このため、第2のモード(MTモード)に遷移させるときだけ第2の弁B2が開き、ドライバーがクラッチペダルCPを踏むことでピストンPT2を動かし、第1の連通状態から第2の連通状態に切り替えることができる。
 このときの処理の一例を具体的に説明する。例えばドライバーがマニュアルで運転したい場合に、操作部IPは例えば、ドライバーから第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)への遷移を指示する操作を受け付ける。制御部CONは、操作部IPが第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)への遷移を指示する操作を受け付けた場合、第2の弁B2を開くよう制御する。その後、ドライバーはクラッチペダルCPを踏むことにより、クラッチペダルCPが操作されてクラッチシリンダCSから流体が分岐配管P7に移動することによりピストンPT2が動かされる。
 そして、制御部CONは、ピストンPT2が摺動して第2の連通状態になった場合、第2の弁B2を閉じるように制御する。これにより、ピストンPT2の後端とストッパBL2との間の空間が第2の弁B2によって密閉され、クラッチペダルCPの圧力によらずピストンPT2の後端を押圧する圧力が維持されるので、クラッチペダルCPの圧力によらず第2の連通状態すなわち第2のモード(MTモード)が維持される。これにより、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に遷移した後は、クラッチペダルCPの踏み込み維持が必要なく、ドライバーの労力を低減することができる。
 <第4の実施形態>
 続いて第4の実施形態について説明する。図10は、第4の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図4の第1の実施形態では駆動部DVによってピストンPTを動かした。それに対し、第4の実施形態に係るクラッチ断接装置1dの切替部SW3は、メカ的な動作によってピストンPT3を動かすためにピストンPT3に操作部PSが設けられている。これにより、流体圧(例えば油圧)が発生できない場合でも、メカ的な動作によってピストンPT3を動かすことができる。
 このように第4の実施形態では、ピストンPT3の一部には操作部PSが設けられており、当該操作部PSが操作されることによりピストンPT3が摺動する。これにより、流体圧(例えば油圧)が発生できない場合でも、メカ的な動作によってピストンPT3を動かすことができる。
 <第5の実施形態>
 続いて第5の実施形態について説明する。図11は、第5の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図7と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図7の第2の実施形態ではアクチュエータATによってピストンPTを動かした。それに対し、第5の実施形態に係るクラッチ断接装置1eの切替部SW4は、メカ的な動作によってピストンPT4を動かすためにピストンPT4に操作部PS2が設けられている。これにより、流体圧(例えば油圧)が発生できない場合でも、ピストンPT4を動かすことができる。
 更に、第3の貫通孔H3にはオリフィスORが設けられている。これにより、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MT)に遷移するときに、クラッチカバーCCからの流体(例えば油)の急な流れを抑制し、クラッチが急につながることを防止することができる。なお、第3の貫通孔H3に代えてあるいは加えて、第3の配管P3にオリフィスが設けられていてもよい。
 <第6の実施形態>
 続いて第6の実施形態について説明する。図12は、第6の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図7の第2の実施形態では第1の弁B1を閉じてピストンPT2の後端にかかる圧力を維持することにより第2のモード(MTモード)時にピストンPTの位置を固定した。それに対し、第6の実施形態におけるクラッチ断接装置1fでは、図12に示すように、筐体HS2には、ピストンPT5の位置を保持するディテント(留め具)DTが設けられている。ピストンPT5の表面には第4の切欠きD4が設けられており、当該第4の切欠きD4にディテントDTが嵌ることによってピストンPT5の位置が固定される。これにより、第2のモード(MTモード)におけるピストンPT5の位置の維持に電力を必要としないので、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 図12に示すように、第4の切欠きD4は、ピストンPT5の外周上に設けられており、一例として第4の切欠きD4のピストンPT5の先端側のエッジにテーパーが設けられている。これにより、ディテントDTが第4の切欠きD4に滑らかに嵌る。
 なお、図7と比べて図12のピストンPT5には、一例として円環状のシール部S25及びこのシール部S25を設けるための切欠きが設けられていないが、これに限ったものではない。図7と同様にピストンPT5に切欠きを設けて、当該切欠きに円環状のシール部S25を設けてもよい。
 <第7の実施形態>
 続いて第7の実施形態について説明する。図13は、第7の実施形態における第1のモード(CbWモード)時における切替部の概略断面図である。図7と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図12の第6の実施形態では、ディテントDTが第4の切欠きD4に嵌めることによりピストンPTの位置を固定した。それに対し、第7の実施形態におけるクラッチ断接装置1gでは、筐体HS2の封じられている一端部側の内部のピストン受部RVの表面に設けられており、ピストンPT2が磁性体であり、ピストンPT2が当該磁石MNに磁力で引っ付くことによりピストンPT2の位置が固定される。これにより、第2のモード(MTモード)におけるピストンPT5の位置の維持に電力を必要としないので、消費電力を低減することができるので燃費を向上させることができる。
 各実施形態において、制御部CONは、第1の連通状態と第2の連通状態とを切り替えるようアクチュエータATあるいは駆動部DVを制御してもよい。これにより、自動で第1のモード(CbWモード)と第2のモード(MTモード)を切り替えることができる。その際、制御部CONは、切替部SWが第1の連通状態にある場合において、予め決められた条件を満たす場合、第2の連通状態に切り替えるようアクチュエータATあるいは駆動部DVを制御してもよい。これにより、予め決められた条件を満たす場合に、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に切り替えることができる。 
 ここで予め決められた条件は、例えば、制御部CONによりアクチュエータATが故障していると判定された場合である。このとき、制御部CONは、検出部SSによって計測された物理量(例えばモータMTの回転速度)からアクチュエータATが故障しているか否か判定し、アクチュエータATが故障していると判定した場合、第2の連通状態に切り替えるようアクチュエータATあるいは駆動部DVを制御してもよい。これにより、山道など一次的に第2のモード(MTモード)に切り替えたい場合、操作者(ドライバー)の意思により第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に切り替えることができる。 
 一方で、予め決められた条件を満たす場合は、操作部IPが所定の操作を受け付けた場合であってもよい。この場合、制御部CONは、操作部IPが所定の操作を受け付けた場合、第2の連通状態に切り替えるようアクチュエータATあるいは駆動部DVを制御してもよい。これにより、操作者がアクチュエータATが故障したと判断したような場合に、操作者が所定の操作をすることにより、第1のモード(CbWモード)から第2のモード(MTモード)に切り替えることができる。
 以上、各実施形態では、切り欠きを設けたピストンを例にして説明したが、これに限らず、筐体内を移動可能で表面に凹部が形成された移動部材であってもよい。このように本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
 1、1b、1c、1d、1e、1f、1g クラッチ断接装置
 AT アクチュエータ
 B1 第1の弁
 B2 第2の弁
 BL、BL2 ストッパ
 CC クラッチカバー
 CON 制御部
 CP クラッチペダル
 CPT ピストン
 CS クラッチシリンダ
 CSF シャフト
 CST シリンダチューブ
 CT クラッチ
 D1 第1の切欠き
 D2 第2の切欠き
 D3 第3の切欠き
 D4 第4の切欠き
 DT ディテント(留め具)
 DV 駆動部
 H1 第1の貫通孔
 H2 第2の貫通孔
 H3 第3の貫通孔
 H4 第4の貫通孔
 H5 第5の貫通孔
 H6 第6の貫通孔
 H7 第7の貫通孔
 HS、HS2 筐体
 IP 操作部
 MN 磁石
 MT モータ
 OR オリフィス
 P1 第1の配管
 P2 第2の配管
 P3 第3の配管
 P4 第4の配管
 P5 第5の配管
 P6 第6の配管
 P7 分岐配管
 PS、PS2 操作部
 PT、PT2、PT3、PT4、PT5 ピストン
 RP 反力機構部
 RS 減速機
 RV ピストン受部
 S1~S4、S21~S25 シール部
 SD シリンダ
 SF シャフト
 SR コイルスプリング
 SS 検出部
 SW、SW2、SW3、SW4 切替部
 TK タンク

 

Claims (12)

  1.  アクチュエータによってクラッチを動かす第1のモードとクラッチペダルによって前記クラッチを動かす第2のモードとの間で流路を切り替えるクラッチ断接装置であって、
     一端部がクラッチカバーに連結された第1の配管と、
     一端部が前記アクチュエータに連結された第2の配管と、
     一端部が前記クラッチペダルに連結されたクラッチシリンダに連通する第3の配管と、
     前記第1の配管の他端部が連結され前記第2の配管の他端部が連結され前記第3の配管の他端部が連結されている切替部と、
     を備え、
     前記切替部は、筐体と、前記筐体内に設けられたピストンとを有し、
     前記筐体には、前記第1の配管と連通する第1の貫通孔が設けられており、且つ前記第2の配管と連通する第2の貫通孔が設けられており、且つ前記第3の配管と連通する第3の貫通孔が設けられており、
     前記ピストンには、第1の切欠きと第2の切欠きが設けられており、
     前記第1のモードにおいて前記第1の切欠きが前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔と連通する第1の連通状態にし、前記第2のモードにおいて前記第2の切欠きが前記第1の貫通孔と前記第3の貫通孔と連通する第2の連通状態にするよう前記ピストンが前記筐体内を摺動する
    クラッチ断接装置。
  2.  一端部が前記クラッチペダルに反力を返すことが可能な反力機構部に連結された第4の配管を更に備え、
     前記切替部は、更に、前記第1のモード時に前記第3の配管と前記第4の配管とが連通し、前記第2のモード時に前記第2の配管と前記第4の配管とが連通するよう流路を切り替え、
     前記筐体は、更に前記第4の配管と連通する第4の貫通孔が設けられており、
     前記第1のモードと前記第2のモードとの間の切替中に、継続して前記第3の配管が少なくとも前記第1の配管または前記第4の配管に連通するように、前記第2の切欠きとして前記ピストンの表面に切欠きが設けられている
     請求項1に記載のクラッチ断接装置。
  3.  前記筐体には、第5の貫通孔と第6の貫通孔が更に設けられており、
     前記第5の貫通孔と前記第6の貫通孔と連通する第5の配管と、
     前記第5の配管に設けられた第1の弁と、
     を更に備え、
     前記ピストンは、前記第1の切欠きに対して当該ピストンの長軸方向に間隔を空けて表面に設けられた第3の切欠きを有し、
     前記第1のモードにおいて、更に前記第1の切欠きが前記第5の貫通孔と連通しており、第3の切欠きが前記第6の貫通孔と連通しており、
     前記第1のモードから前記第2のモードに遷移させる場合、前記第1の弁を開くよう制御し、前記ピストンが摺動するように前記アクチュエータを駆動するよう制御する制御部を更に備える
     請求項1または2に記載のクラッチ断接装置。
  4.  前記筐体と摺り合う部分の前記ピストンの外径は、前記第1の切欠きを境として前記第2の切欠きが設けられた後端側よりも先端側の方が短くなっている
     請求項3に記載のクラッチ断接装置。
  5.  前記切替部は、前記ピストンの後端を受け止めるストッパを有し、
     前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードに遷移後、前記第1の弁を閉じるよう制御する
     請求項3または4に記載のクラッチ断接装置。
  6.  前記第1の弁は、非通電時に閉じているソレノイドバルブである
     請求項5に記載のクラッチ断接装置。
  7.  前記筐体には、第7の貫通孔が更に設けられており、
     前記第3の配管から分岐し且つ前記第7の貫通孔に連通する分岐配管を更に備え、
    前記クラッチペダルが操作されて前記クラッチシリンダから前記分岐配管に流体が移動することにより前記ピストンが摺動して前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替わる
     請求項1から6のいずれか一項に記載のクラッチ断接装置。
  8.  前記筐体には、第7の貫通孔が更に設けられており、
     前記第3の配管から分岐し且つ前記第7の貫通孔に連通する分岐配管と、
     前記分岐配管に設けられ且つ前記分岐配管内の流路を開閉する第2の弁と、
     を更に備え、
     前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードに遷移させる場合、前記第2の弁を開くよう制御し、
     その後、前記クラッチペダルが操作されて前記クラッチシリンダから前記分岐配管に流体が移動することにより前記ピストンが摺動して前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替わる
     請求項3から6のいずれか一項に記載のクラッチ断接装置。
  9.  前記制御部は、前記ピストンが摺動して前記第2の連通状態になった場合、前記第2の弁を閉じる
     請求項8に記載のクラッチ断接装置。
  10.  前記ピストンの後端を受け止めるストッパを有し、
     前記ピストンの先端と前記筐体の一端部の間の空間に、前記ピストンを前記ストッパの方向に付勢する弾性体が設けられており、
     前記筐体には、前記ピストンの後端と前記ストッパの間の空間に連通する第7の貫通孔が更に設けられており、
     前記クラッチシリンダに連通して流体を供給可能なタンクと、
     前記タンクと連通し且つ前記第7の貫通孔と連通する第6の配管と、
     前記第6の配管上に設けられた第2の弁と、
     を更に備え、
     前記制御部は、前記第2のモードから前記第1のモードに遷移させる場合、前記第2の弁を開けるよう制御する
     請求項3から6のいずれか一項に記載のクラッチ断接装置。
  11.  前記ピストンの一部には操作部が設けられており、
     前記操作部が操作されることにより前記ピストンが摺動する
     請求項1または2に記載のクラッチ断接装置。
  12.  前記筐体には、前記ピストンの位置を保持する留め具が設けられ、
     前記ピストンの表面には第4の切欠きが設けられており、当該第4の切欠きに前記留め具が嵌ることによって前記ピストンの位置が固定される
     請求項1から11のいずれか一項に記載のクラッチ断接装置。
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