WO2017038730A2 - 遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置 - Google Patents

遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置 Download PDF

Info

Publication number
WO2017038730A2
WO2017038730A2 PCT/JP2016/075106 JP2016075106W WO2017038730A2 WO 2017038730 A2 WO2017038730 A2 WO 2017038730A2 JP 2016075106 W JP2016075106 W JP 2016075106W WO 2017038730 A2 WO2017038730 A2 WO 2017038730A2
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
pipe
centrifugal
cylindrical container
shaft
particles
Prior art date
Application number
PCT/JP2016/075106
Other languages
English (en)
French (fr)
Other versions
WO2017038730A3 (ja
Inventor
浦上 不可止
Original Assignee
ウラカミ合同会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウラカミ合同会社 filed Critical ウラカミ合同会社
Publication of WO2017038730A2 publication Critical patent/WO2017038730A2/ja
Publication of WO2017038730A3 publication Critical patent/WO2017038730A3/ja

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C9/00Appurtenances of abrasive blasting machines or devices, e.g. working chambers, arrangements for handling used abrasive material

Abstract

【課題】重力の作用が及ばない環境下においても使用可能であり、管内面に沿って移動しながら管内壁の全周に向けて研掃材を投射し、研掃材のリサイクル使用機能を備えた管内面への粒体投射装置を提供する。 【解決手段】遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクと、遠心翼車ユニットと、圧力境界パーティションユニットを具備しており、圧力境界パーティションユニットの上流側に粒体の遠心翼車ユニットが配置され、下流側の領域に遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクが配置されており、遠心翼車の作用により管内壁へ投射後の粒体は、媒質流体の流れにより粒体タンクへ回収移送されて遠心力の作用により一旦貯蔵され、続いてスクリューコンベアにより粒体タンクから排出されて遠心翼車へ移送され、再び管内壁へ投射される。以降、粒体の回収と投射の運動が繰り返される。

Description

遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置
本発明は、重力の作用が及ばない環境下において、例えば遠心力が作用する環境下において、ポンプの作用により入口側管路を通って上流側から移送された粒体と媒質流体との混相流体から該粒体を分離し、次に、該粒体を貯蔵し、次に、該貯蔵された粒体の一部を連続的且つ定量的に取り出し、次に、該取り出された粒体を再び媒質流体との混相流体と成して出口側管路を通って下流側へ移送する機能を具備した、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクに関する。
本発明はまた、重力の作用が及ばない環境下において、例えば遠心力が作用する環境下において、ポンプの作用により入口側管路を通って上流側から移送された粒体と媒質流体との混相流体から該粒体を分離し、次に、該粒体に遠心力を付与して該混相流体の流路から外れた領域に向け高速度で射出し、次に、該粒体が分離された後の媒質流体は出口側管路を通って下流側へ移送される機能を具備した、研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットに関する。
本発明は更に、上述の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクと上述の研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットとを組み合わせて管内面への粒体投射装置と成すことを目的としており、該管内面への粒体投射装置においては、該遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクから、該研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットへ移送された粒体と媒質流体との混相流体は、該遠心翼車ユニットにおいて粒体と媒質流体とに分離され、次に、該粒体には遠心力が付与されて管の内壁に向け高速度で射出され、次に、該粒体が分離された後の媒質流体は管の下流側へ移送され、一方、該遠心翼車ユニットから射出された後の粒体は再び媒質流体との混相流体と成って遠心回転式粒体貯蔵タンクへ移送され、すなわち粒体を何度もリサイクル使用可能な機能を具備した、且つ、重力の作用が及ばない環境下において使用可能な機能を具備した、管内面への粒体投射装置に関する。
この種の公知技術としては、特許第3028148号公報に記載の遠心投射装置が知られている。
特許第3028148号公報
特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置を除く従来の遠心投射装置においては、研掃材は重力の作用すなわち自然落下を利用して回転翼車へ供給されている。よって、遠心投射装置の設置位置によっては自然落下による研掃材の供給が不可能となり、よって遠心投射装置の設置位置に大きな制約がある。
そこで、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置の主たる技術的解決課題は、設置位置の制約の少ない遠心投射装置を提供することであった。また、少なくとも回転翼車においては設置位置の制約が全く無い遠心投射装置を提供することであった。
また、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置の他の技術的解決課題は、気体の流れに乗って吸引移送されている途上の研掃材を研掃材のみ気体の流れより分離し、分離後の研掃材を回転翼車へ供給する遠心投射装置を提供することであった。
また、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置の更に他の技術的解決課題は、回転翼車により投射された研掃材を回収し、かつ回収された研掃材を吸引される気体の流れに乗せ、さらに吸引移送されている途上の研掃材を研掃材のみ気体の流れより分離し、分離後の研掃材を回転翼車へ再供給する方式の小型の遠心投射装置を提供することであった。
上記技術的解決課題を達成するために、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置においては、気体の流れに乗って吸引移送されている途上の研掃材を研掃材のみ気体の流れより分離し、分離後の研掃材を回転翼車へ供給する方式の遠心投射装置において、回転翼車直前の研掃材経路から該回転翼車へ研掃材を供給する手段として重力を用いず、よって設置位置の制約が全く無い回転翼車を備えた遠心投射装置が提供された。
上記技術的解決課題を具体的に達成するために、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置においては、回転翼車と、該回転翼車を包囲する翼車ケースと、該翼車ケースの内部から気体を吸引する出口側吸引管と、該回転翼車に研掃材を供給する入口側吸引管から少なくとも構成されている遠心投射装置において、該翼車ケースは、回転翼車により投射される研掃材が通り抜ける部分に狭い溝状の投射穴を備えており、また該翼車ケースには、下流側が真空ブロアー等の吸引装置に連通連結された出口側吸引管の上流側の端部が開口しており、入口側吸引管においては、その上流側の端部が気体と共に研掃材を吸い込み、またその下流側の端部は該翼車ケース内部において開口している、ことを特徴とする遠心投射装置が提供された。
また、上記技術的解決課題を具体的に達成するために、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置においては、上記技術的解決課題を具体的に達成するために、本発明によれば、回転翼車と、該回転翼車を包囲する翼車ケースと、該翼車ケースの内部から気体を吸引する出口側吸引管と、該回転翼車に研掃材を供給する入口側吸引管から少なくとも構成されている遠心投射装置において、該回転翼車は、回転翼車の回転軸の周囲に放射状に配置されかつ回転軸から遠ざかるに従って羽根の幅が狭くなるように造形された複数の羽根を備えており、該翼車ケースは、回転翼車により投射される研掃材が通り抜ける部分に狭い溝状の投射穴を備えており、また該翼車ケースには、下流側が真空ブロアー等の吸引装置に連通連結された出口側吸引管の上流側の端部が開口しており、入口側吸引管においては、その上流側の端部が気体と共に研掃材を吸い込み、またその下流側の端部は該翼車ケース内部において開口している、ことを特徴とする遠心投射装置が提供された。
上記更に他の技術的解決課題を達成するために、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置においては、回転翼車と、該回転翼車を包囲する翼車ケースと、該翼車ケースの内部から気体を吸引する出口側吸引管と、該回転翼車に研掃材を供給する入口側吸引管から少なくとも構成されている遠心投射装置において、該翼車ケースは、回転翼車により投射される研掃材が通り抜ける部分に狭い溝状の投射穴を備えており、また該翼車ケースには、下流側が真空ブロアー等の吸引装置に連通連結された出口側吸引管の上流側の端部が開口しており、入口側吸引管においては、その上流側の端部が気体と共に研掃材を吸い込み、またその下流側の端部は該翼車ケース内部において開口している、ことを特徴とする遠心投射装置において、該遠心投射装置の翼車ケースが、被研掃面方向が開口した研掃キャビネットに装着され、かつ該翼車ケースは該研掃キャビネットの開口部に向け研掃材が投射される位置に装着され、さらに該研掃キャビネットの内部に入口側吸引管の上流側の端部が連通連結された、ことを特徴とする遠心投射装置が提供された。
ところが、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置においては次の通りの解決すべき問題が存在する。
すなわち、重力の作用が及ばない環境下において使用される遠心投射装置においては、重力の作用が及ばない環境下において使用可能な研掃材の貯蔵機能と研掃材の定量供給機能を具備する研掃材貯蔵兼研掃材供給タンクが必須であるが、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置においては、上述の必須要件が記載されていない。また、該必須要件の機能を具備していない。また、特許第3028148号公報に開示された遠心投射装置は、管内面の全周に向けて研掃材を投射することが出来ない。
上記の技術的解決課題を達成するために、請求項1に係る発明においては;重力の作用が及ばない環境下においても使用可能な研掃材の貯蔵機能と研掃材の定量供給機能を具備する研掃材貯蔵兼研掃材供給タンクを実現するために;
円筒容器は、回転するように構成されており;該円筒容器の内部にはスクリューコンベアが配置されており、該スクリューコンベアの中心軸線と該円筒容器の中心軸線とは同一の軸線であり、該スクリューコンベアの回転軸の回転数と該円筒容器の回転軸の回転数とは異なった回転数にて回転するように構成されており;該円筒容器の一方の端部には、2重管の形状に形成された、同一の軸線を有する大小二つの管が、配置されており、また該大小二つの管の開口部と対面する位置には2重管の形状に形成された、同一の軸線を有する大小二つの固定された管が配置されており、回転する該大小二つの管と該大小二つの固定された管は回転継手シールを介して連結されており、すなわち該大小二つの固定された管は該円筒容器の内部と各々気密に連通されており;該2重管の2個の管路は、粒体と媒質流体との混相流体を該円筒容器の内部へ流入させる入口側管路と、粒体と媒質流体との混相流体を該円筒容器の外部へ流出させる出口側管路の2種類の管路から構成されており;以上のように、回転する円筒容器と、スクリューコンベアと、入口側管路と出口側管路の2重管路、から少なくとも構成されている、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクにおいて、入口側管路から円筒容器の内部へ流入した粒体と媒質流体との混相流体は、スクリューコンベアのスクリュー羽根に衝突するなどして混相流体の速度が減衰されて粒体は媒質流体から分離され、該分離された粒体は遠心力の作用により円筒容器の内周面において外周方向へ押し付けられた状態でいったん貯蔵され、次に、該粒体は、スクリューコンベアの作用により、2重管路が配置されている円筒容器の側部の方向へ移送された後に、該円筒容器の側部に設けられた粒体排出穴から、出口側管路の上流側の管路の中へ排出されて再び粒体と媒質流体との混相流体が形成され、而して、入口側管路から円筒容器の内部へ流入して粒体を分離された媒質流体は、円筒容器の内部を流れた後に、再び粒体を混合されて混相流体となった状態で出口側管路から円筒容器の外部へ流出する;
以上のように構成されていることを特徴とする、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク、が提供される。
上記の技術的解決課題を達成するために、請求項3に係る発明においては;重力の作用が及ばない環境下においても使用可能であり、且つ、管内面の全周に向けて研掃材を投射することが可能な遠心投射装置を実現するために;
回転軸と、該回転軸に固定された第1軸芯部材と、第2軸芯部材と、軸芯空間と、羽根部材と、羽根包囲部材と、粒体射出孔と、入口側管路と出口側管路の2重管路、から少なくとも構成されている、研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットにおいて;該回転軸と、該第1軸芯部材と、該第2軸芯部材と、該羽根部材と、該羽根包囲部材と、該粒体射出孔の各々は、同一の1本の軸線を中心軸として回転するように構成されており、且つ、該第1軸芯部材の外周円と、該第2軸芯部材の内周円と外周円とは、該同一の1本の軸線を中心軸として同心円状に形成されており、一方、該軸芯空間と、該入口側管路と出口側管路の2重管路は、回転はしないが該同一の1本の軸線を中心軸として同心筒状に形成されており;該軸芯空間は、該第1軸芯部材の外周面と、該第2軸芯部材の内周面とにより挟まれた領域にある円筒空間であり;該軸芯空間の端部は、入口側管路と出口側管路の2重管路の2重の円筒空間の端部と対面しており、該対面した部分は、該遠心翼車ユニットの外界にある空間から遮断されて可能な限り気密に連通されており;該第2軸芯部材の外周面には、該外周面から放射状に延びる複数の羽根部材と、羽根包囲部材とが固定されており、すなわち、該羽根部材と該羽根包囲部材とが一体化して形成された放射状筒体の内部空間は該軸芯空間に連通されており;該軸芯空間から該出口側管路に至る流路を流れる粒体と媒質流体との混相流体から粒体のみを補足、分離し、続いて該補足した粒体に該羽根部材により遠心力を付与して該粒体射出孔から外界に向け高速度で射出するため、該羽根部材の回転軸側の端部は、該軸芯空間において該粒体を効果的に補足する目的のために該回転軸方向に延伸した状態にて配置されており;粒体射出孔の開口面積については、単位時間あたりに粒体射出孔を通過する高速度の粒体の体積を基礎データとして算出した口径面積の数値に基づいて、該粒体射出孔の開口面積は可能な限り小さく形成される;
以上のように構成されていることを特徴とする、研掃材などの粒体の遠心翼車ユニット、が提供される。
上記の技術的解決課題を達成するために、請求項4に係る発明においては;重力の作用が及ばない環境下においても使用可能であり、且つ、管内面に沿って移動しながら、管内壁の全周に向けて研掃材を投射し、且つ、該投射された研掃材を回収して再び該管内壁に向けて投射する、所謂、研掃材のリサイクル使用機能を備えた、管内面への研掃材投射装置を実現するために;
該管内面への粒体投射装置は、請求項1乃至請求項2に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクと、請求項3に記載の研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットを具備しており;更に、該管内面への粒体投射装置は、管内を圧力の高い上流領域と、圧力の低い下流領域の二つの領域に区分するための、管内面接触シールと隔壁部材とから成る圧力境界壁としての圧力境界パーティションユニットを具備しており;該圧力境界パーティションユニットの上流側の領域には、請求項3に記載の研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットが配置されており、該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域には、請求項1乃至請求項2に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクが配置されており;該圧力境界パーティションユニットについて、管の軸線の方向から見た該圧力境界パーティションユニットの外形の形状は該管の内面の形状と同様の形状を成しており、該圧力境界パーティションユニットの軸線の部分には2重管路が気密に配置されており、該2重管路の内側の管路の上流側は該遠心翼車ユニットの入口側管路に連通されており、該2重管路の内側の管路の下流側は該遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの出口側管路に連通されており、該2重管路の外側の管路の下流側は該遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの入口側管路に連通されており、該2重管路の外側の管路の上流側にある端部は該圧力境界パーティションユニットの上流側の領域において開口しており、すなわち、 該2重管路の外側の管路の上流側と該圧力境界パーティションユニットの上流側の領域とは連通しており、該遠心翼車ユニットの出口側管路の下流側にある端部は該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域において開口しており、すなわち、該遠心翼車ユニットの出口側管路の下流側と該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域とは連通しており;以上のように構成されたことを特徴とする管内面への粒体投射装置において、管内においては圧力境界パーティションユニットを境界としてその上流側から下流側へ常に媒質流体が流れているが、管内壁に向けて投射された後の粒体は媒質流体との混相流体となって圧力境界パーティションユニットの2重管路の外側の管路を通って遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの内部へ流入し、次に、該タンクの内部において該粒体は媒質流体から分離され、該分離された粒体は遠心力の作用により該タンクの内周面においていったん貯蔵され、次に、該粒体はスクリューコンベアの作用により該タンクの側部の方向へ移送された後に粒体排出穴から排出され、且つ再び粒体と媒質流体との混相流体が形成され、次に、該混相流体は該圧力境界パーティションユニットの2重管路の内側の管路を通って遠心翼車ユニットの入口側管路に到り、次に、該粒体は遠心翼車ユニットの軸芯空間において媒質流体から分離された後に羽根部材により遠心力を付与されて粒体射出孔から管内壁に向けて高速度で投射され、一方、粒体を分離された後の媒質流体は該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域へ流出され、以降、上記に述べた粒体と媒質流体との混相流体の運動が繰り返される;
以上のように構成されていることを特徴とする、管内面への粒体投射装置、が提供される。
本発明は下記の効果をもたらすものである。
本発明の装置の利用分野について、管構造物の設置角度などその設置位置によっては自然落下による研掃材の供給が出来ないために従来の遠心投射装置では研掃作業が不可能となる管構造物があり、例えば、該管構造物の例として、水力発電所の水圧鉄管、給水用配管、排水用配管、ガス配管、あるいは石油プラント配管など、設置角度が水平の部分もあるし傾斜した部分もあるし、あるいは垂直の部分もあるといった種々の管構造物があるが、該管構造物において、その内面に付着した錆や水棲生物などの異物を除去する研掃作業などに本発明の装置を好適に適用することが出来る。
以下、本発明に従って構成された装置の好適実施例について、添付図を参照して更に詳細に説明する。
本発明に従って構成された、請求項1乃至請求項2に係る好適実施例の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110は;
回転する円筒容器111と;スクリューコンベア114と;入口側管路と出口側管路の2重管路と;メインフレーム131と遠心回転粒体タンク駆動モータ132と駆動シャフト133から構成されている遠心回転粒体タンク用動力ユニット130;から少なくとも構成されている。
円筒容器111は、外側円筒容器1111と内側円筒容器1113を具備した2重筒構造を成している。
外側円筒容器1111は2個の円筒容器ボス1112の部分において円筒容器回転軸112に固定されている。
内側円筒容器1113は、内側円筒容器入口筒1114と内側円筒容器出口穴1115と粒体排出穴1116を具備している。
なお、粒体排出穴1116の形状については、内側円筒容器1113の円筒部材と側板部材との接合円に沿った細長い溝状の穴であってもよい。
内側円筒容器入口筒1114には円筒容器入口外管1119が連結されており、円筒容器入口外管1119の内側には円筒容器出口内管1118が配置されている。
円筒容器入口外管1119と円筒容器出口内管1118に挟まれた空間すなわち入口側管路は、内側円筒容器1113の内部の空間に連通されている。
円筒容器出口内管1118と円筒容器ボス1112に挟まれた空間すなわち出口側管路は、外側円筒容器1111と円筒容器入口外管1119に挟まれた空間と、4個の円筒容器出口放射連結管1117を介して連通されている。
入口側管路の上流側の円環状の端面部材には輪状の入口輪穴1120が形成されている。
円筒容器入口外管1119と円筒容器出口内管1118の開口する端面と対面する位置には、円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172から成る円筒容器固定2重管117が配置されており、円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172により挟まれた回転しない入口側管路の下流側の円環状の端面部材には、回転継手外シール1161と回転継手内シール1162から成る回転継手シール116が固定されており、而して、該回転しない入口側管路は内側円筒容器1113と連通されており、円筒容器固定出口内管1172の内側の回転しない出口側管路は、外側円筒容器1111と内側円筒容器1113に挟まれた環状狭間空間と連通されている。なお、該環状狭間空間には、媒質流体の流路を阻害しないようにして、外側円筒容器1111と内側円筒容器1113を連結する部材が配置されている。また、円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172により挟まれた回転しない入口側管路には、媒質流体の流路を阻害しないようにして、円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172を連結する部材が配置されている。
円筒容器回転軸112において内側円筒容器1113の内部にある部分には、中空のスクリュー軸1142がスクリュー軸受1143を介して配置されており、スクリュー軸1142の端部にはスクリュー軸スプロケット1144が固定されている。
スクリュー軸1142の外周面にはスクリュー羽根1141が固定されているが、スクリュー羽根1141の内側円筒容器入口筒1114と干渉する部分には切欠きが形成されている。
円筒容器ボス1112がくりぬかれた空間にはスクリュー軸変速ユニット115が配置されており、該空間にある円筒容器回転軸112には円筒容器軸スプロケット1151が固定されている。該空間には、円筒容器回転軸112と平行な中間スプロケット軸1153が中間スプロケット軸受1154を介して配置されており、中間スプロケット軸1153には二列中間スプロケット1152が固定されている。
円筒容器軸スプロケット1151と二列中間スプロケット1152の片方の中間スプロケットとの間にはローラチェーン1155が懸架されており、スクリュー軸スプロケット1144と二列中間スプロケット1152のもう片方の中間スプロケットとの間には別のローラチェーン1155が懸架されている。
円筒容器軸スプロケット1151の歯数は、スクリュー軸スプロケット1144の歯数よりも小さいので、円筒容器111の回転数を例えば200rpmとすれば、スクリューコンベア114の回転数は200rpmよりも小さい回転数となる。すなわち、円筒容器111の回転数とスクリューコンベア114の回転数との差が、円筒容器111に対するスクリューコンベア114の相対回転数となり、当該相対回転数とスクリュー羽根1141の羽根ピッチが粒体の単位時間あたりの移送量を決定する要素となるものである。
円筒容器回転軸112を支持する軸受ユニット154は、車輪取付ブラケット152に固定されており、車輪取付ブラケット152には車輪151が固定されている。
なお、円筒容器固定2重管117が配置されている部分においては、円筒容器固定2重管117は車輪取付ブラケット152に固定されており、車輪取付ブラケット152には車輪151が固定されている。円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172により挟まれた回転しない入口側管路には、媒質流体の流路を阻害しないようにして、円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172を連結する部材が配置されている。また、円筒容器固定出口内管1172と軸受ユニット154とは、媒質流体の流路を阻害しないようにして、円筒容器固定出口内管1172と軸受ユニット154を連結する部材が配置されている。
以上のように構成された、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110において、
遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110の外部から、円筒容器固定入口外管1171と円筒容器固定出口内管1172に挟まれた入口側管路を通って流入した粒体と媒質流体との混相流体は、内側円筒容器入口筒1114を通って内側円筒容器1113の内部に流入し、該混相流体は内側円筒容器1113の内部においてスクリューコンベア114のスクリュー羽根1141に衝突するなどして混相流体の速度が減衰され、よって粒体は媒質流体から分離され、該分離された粒体は遠心力の作用により内側円筒容器1113の内周面において外周方向へ押し付けられた状態で貯蔵される。
次に、該粒体は、スクリューコンベア114の作用により、粒体排出穴1116の方向へ移送された後に、粒体排出穴1116から排出される。
内側円筒容器1113の内部において粒体を分離された媒質流体は、内側円筒容器出口穴1115と、外側円筒容器1111と内側円筒容器1113に挟まれた環状狭間空間と、円筒容器出口内管1118と円筒容器ボス1112に挟まれた空間を経由して、円筒容器固定出口内管1172の内側の回転しない出口側管路に到り、次に、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110の外部へ移送排出されるものであるが、粒体排出穴1116から排出された粒体は、該環状狭間空間の出口部分において、媒質流体と混合されて再び粒体と媒質流体との混相流体が形成されている。
本発明に従って構成された、請求項3に係る好適実施例の研掃材などの粒体の遠心翼車ユニット120は;
遠心翼車第1軸芯部材1241と、遠心翼車第2軸芯部材1242と、羽根包囲部材1243と、羽根部材1244と、粒体射出孔1245から、少なくとも構成された遠心翼車124と;遠心翼車回転軸123と;遠心翼車軸受ユニット122と;遠心翼車入口内管1216の内側に遠心翼車入口側管路を構成する遠心翼車入口内管1216と;遠心翼車出口外管1218と遠心翼車入口内管1216に挟まれた空間に遠心翼車出口側管路を構成する遠心翼車出口外管1218と;遠心翼車第2軸芯部材1242の端部が開口している筒の内周と遠心翼車出口外管1218の外周との間の隙間を気密にシールする遠心翼車シール125と;メインフレーム141と遠心翼車駆動モータ142と駆動シャフト143から構成された遠心翼車用動力ユニット140;から少なくとも構成されている。
遠心翼車回転軸123と、遠心翼車第1軸芯部材1241と、遠心翼車第2軸芯部材1242と、羽根包囲部材1243と、羽根部材1244と、粒体射出孔1245の各々は、同一の1本の軸線を中心軸として回転するように構成されており、且つ、第1軸芯部材1241の外周円と、第2軸芯部材1242の内周円と外周円とは、該同一の1本の軸線を中心軸として同心円状に形成されており、一方、該軸芯空間と、該入口側管路と出口側管路の2重管路は、回転はしないが該同一の1本の軸線を中心軸として同心筒状に形成されており;該軸芯空間は、第1軸芯部材1241の外周面と、該第2軸芯部材1242の内周面とにより挟まれた領域にある円筒空間であり;該軸芯空間の端部は、入口側管路と出口側管路の2重管路の2重の円筒空間の端部と対面しており、該対面した部分は、遠心翼車ユニットの外界にある空間から遮断されて可能な限り気密に連通されており;第2軸芯部材1242の外周面には、該外周面から放射状に延びる複数の羽根部材1244と、羽根包囲部材1243とが固定されており、すなわち、羽根部材1244と羽根包囲部材1243とが一体化して形成された放射状筒体の内部空間は該軸芯空間に連通されており;該軸芯空間から該出口側管路に至る流路を流れる粒体と媒質流体との混相流体から粒体のみを補足、分離し、続いて該補足した粒体に羽根部材1244により遠心力を付与して粒体射出孔1245から外界に向け高速度で射出するため、羽根部材1244の回転軸側の端部は、該軸芯空間において該粒体を効果的に補足する目的のために、遠心翼車回転軸123の方向に延伸した状態にて配置されており;粒体射出孔1245の開口面積については、単位時間あたりに粒体射出孔1245を通過する高速度の粒体の体積を基礎データとして算出した口径面積の数値に基づいて、粒体射出孔1245の開口面積は可能な限り小さく形成されている。
本発明に従って構成された、請求項4に係る好適実施例の管内面への粒体投射装置は、管内面に沿って移動しながら、管内壁に向けて研掃材などの粒体を投射し、且つ、該投射された粒体を回収して再び該管内壁に向けて投射する、所謂、被投射粒体のリサイクル使用機能を備えた、管内面への粒体投射装置である。
該管内面への粒体投射装置は、請求項1乃至請求項2に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110と、請求項3に記載の遠心翼車ユニット120を具備しており;更に、該管内面への粒体投射装置は、管内を圧力の高い上流領域と、圧力の低い下流領域の二つの領域に区分するための、管内面接触シール21と、隔壁部材としての円錐筒形ケース部材1211と円筒形ケース部材1212、から成る圧力境界壁としての圧力境界パーティションユニット121を具備しており;圧力境界パーティションユニット121の上流側の領域には、請求項3に記載の遠心翼車ユニット120が配置されており、圧力境界パーティションユニット121の下流側の領域には、請求項1乃至請求項2に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110が配置されている。
圧力境界パーティションユニット121について、管1の軸線の方向から見た圧力境界パーティションユニット121の外形の形状は管1の内面の形状と同様の形状を成しており、圧力境界パーティションユニット121の軸線の部分には2重管路が気密に配置されており、該2重管路の内側の管路の下流側は遠心翼車ユニット120の入口側管路すなわち遠心翼車入口内管1216に連通されており、該2重管路の内側の管路の上流側は遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110の出口側管路に連通されており、該2重管路の外側の管路すなわち弁ケース入口管1213の下流側は遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110の入口側管路に連通されており、該2重管路の外側の管路すなわち弁ケース入口管1213の上流側にある端部は圧力境界パーティションユニット121の上流側の領域において開口しており、すなわち、 該2重管路の外側の管路すなわち弁ケース入口管1213の上流側と圧力境界パーティションユニット121の上流側の領域とは連通しており、遠心翼車ユニット120の出口側管路すなわち遠心翼車出口外管1218の下流側にある端部は圧力境界パーティションユニット121の下流側の領域において開口しており、すなわち、遠心翼車ユニット120の出口側管路すなわち遠心翼車出口外管1218の下流側すなわち遠心翼車最終出口管1219と圧力境界パーティションユニット121の下流側の領域とは連通しており;以上のように構成されたことを特徴とする管内面への粒体投射装置において、管1の内部においては、圧力境界パーティションユニット121を境界としてその上流側から下流側へ、ルーツポンプ3の作用により常に媒質流体が流れているが、管1の内壁に向けて投射された後の粒体は媒質流体との混相流体となって圧力境界パーティションユニット121の2重管路の外側の管路を通って遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110の内部へ流入し、次に、該タンクの内部において該粒体は媒質流体から分離され、該分離された粒体は遠心力の作用により該タンクの内周面においていったん貯蔵され、次に、該粒体はスクリューコンベア114の作用により該タンクの側部の方向へ移送された後に粒体排出穴1116から排出され、且つ再び粒体と媒質流体との混相流体が形成され、次に、該混相流体は圧力境界パーティションユニット121の2重管路の内側の管路を通って遠心翼車ユニット120の入口側管路に到り、次に、該粒体は遠心翼車ユニット120の軸芯空間において媒質流体から分離された後に羽根部材1244により遠心力を付与されて粒体射出孔1245から管内壁に向けて高速度で投射され、一方、粒体を分離された後の媒質流体は、遠心翼車最終出口管1219を経由して、圧力境界パーティションユニッ121の下流側の領域へ流出され、以降、上記に述べた粒体と媒質流体との混相流体の運動が繰り返される。
なお、2重管構造のフレキシブル管継手ユニット150は、請求項1乃至請求項2に係る遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110と、請求項3に係る遠心翼車ユニット120とを強固に連結するフレキシブル管継手ユニットであるが、外フレキシブル管継手1501は円筒容器固定入口外管1171と弁ケース出口外管1215とを連結しており、内フレキシブル管継手1502は円筒容器固定出口内管1172と弁ケース入口内管1217とを連結している。
本発明に従って構成された好適実施例の装置における管1の内面に在る装置が、管1の内面に沿って移動する方法を図1を参照して説明すると、圧力境界パーティションユニット121は、管1の上流側の領域から下流側の領域に向け強い移動圧力を受けており、而して、ワイヤロープ701をウインチ7によって巻き取り、または繰り出すことにより装置を管1に沿って移動させ、ワイヤロープ701の巻き取り、繰り出し速度をコントロールすることにより、装置の走行速度をコントロールする。
本発明に従って構成された、請求項5に係る好適実施例の装置は、圧力境界パーティションユニット121の上流側の領域に開口した入口部分から圧力境界パーティションユニット121の下流側の領域に開口した出口部分に至る管路において、該管路の上流側の入口部分、もしくは下流側の出口部分、もしくは該管路の途中部分に配置されている、該上流側の領域の圧力と該下流側の領域の圧力との圧力差を調整する目的のために配置されている圧力調整弁に係る装置である。
なお、本発明に従って構成された好適実施例の装置においては、該圧力調整弁は、圧力境界パーティションユニット121の上流側の領域に開口した入口部分から圧力境界パーティションユニット121の下流側の領域に開口した出口部分に至る管路において、該管路の途中部分に配置されているが、粒子の衝突による圧力逃がし弁板126の摩耗を防止するためには該管路の下流側の出口部分に配置された方が良い。
図6を参照して該圧力調整弁の構成について述べると、円環状の圧力逃がし弁板126は、弁ケース入口管1213と遠心翼車入口内管1216に挟まれた環状の空間を塞ぐ位置に配置されており、該上流側の領域の圧力と該下流側の領域の圧力との圧力差が小さい場合には、圧力逃がし弁板126はコイルスプリング127の力により閉じられている。次に、ルーツポンプ3に吸引される媒質流体の流量が増大することに起因して該圧力差が大きくなると、圧力逃がし弁板126はコイルスプリング127の方向へ向かう圧力を受けるが、該圧力差がさらに大きくなると、圧力逃がし弁板126はコイルスプリング127の力に打ち勝って開き、よって、該環状の空間から遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110の入口側管路の方向に向け媒質流体が流入し、而して、圧力逃がし弁板126が受ける力とコイルスプリング127の力が釣り合う位置まで圧力逃がし弁板126が開くことになる。
図4を参照して、任意の各部分の絶対圧力値P1、P2、P3、P4の値を比較すると下記のとうりである。
P1>P2>P3>P4
該圧力調整弁の効能について述べると、圧力境界パーティションユニット121の上流側の領域の圧力が、圧力境界パーティションユニット121の下流側の領域の圧力よりもより大きくなると、管内面接触シール21の端部は管1の内壁へより強く押しつけられ、よって、管内面接触シール21のシール機能が増大するので、管1の内部を下流側へ流れる媒質流体は、管1と管内面接触シール21との間の隙間から通過することを阻止され、よって、管1の内部を下流側へ流れる媒質流体の流路は、弁ケース入口管1213と遠心翼車入口内管1216に挟まれた環状の空間の流路に集中することになるので、而して、遠心翼車124により管1の内壁へ投射された後の研掃材などの粒体を、より効果的に遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110へ回収移送することが可能となる。
以上に本発明の装置の好適実施例について説明したが、本発明の装置は該好適実施例の他にも特許請求の範囲に従って種々実施例を考えることができる。
該好適実施例の装置の説明においては、管1の下流側にルーツ式の真空ポンプ3を配置しているが、管1の上流側にルーツ式の吐出ポンプ3を配置することも出来る。
該好適実施例の装置の説明においては、装置も管も大気中にあるものとして説明を行ったが、装置と管が水中にある場合においても本発明の装置を適用することができるものである。
本発明の装置の利用分野について、管構造物の設置角度などその設置位置によっては自然落下による研掃材の供給が出来ないために従来の遠心投射装置では研掃作業が不可能となる管構造物があり、例えば、該管構造物の例として、水力発電所の水圧鉄管、給水用配管、排水用配管、ガス配管、あるいは石油プラント配管など、設置角度が水平の部分もあるし傾斜した部分もあるし、あるいは垂直の部分もあるといった種々の管構造物があるが、該管構造物において、その内面に付着した錆や水棲生物などの異物を除去する研掃作業などに本発明の装置を好適に適用することが出来る。
本発明に従って構成された管内面への粒体投射装置の好適実施例の装置構成を示す全体図。 本発明に従って構成された管内面への粒体投射装置の好適実施例の装置において管内に配置された装置の断面図。 本発明に従って構成された管内面への粒体投射装置の好適実施例の装置において、管内に配置された装置のうち主要装置の正面図。 図3に示す装置の断面図であって且つ流体と粒体の流れを示す図。 本発明に従って構成された遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの好適実施例の断面図であり、B-B矢視部は図8におけるBX-BX矢視部の断面図であり、b-b矢視部は図9におけるbX-bX矢視部の断面図である。 本発明に従って構成された研掃材などの粒体の遠心投射ユニットの好適実施例の断面図。 図5におけるA-A矢視の断面図。 図5におけるB-B矢視の断面図。 図5におけるb-b矢視の断面図。 図6におけるE-E矢視の断面図。 図6におけるF-F矢視の断面図。 図6におけるf-f矢視の断面図。 図6におけるC-C矢視の断面図。 図6におけるd-d矢視の断面図。 図6におけるD-D矢視の断面図。 図13におけるG-G矢視の断面図。 図14におけるH-H矢視の断面図。
管1
管内面接触シール21
ルーツポンプ3
流体セパレータ4
ウィンチ7
ワイヤロープ701
管内を流れる流体の方向80
本発明の装置内を流れる流体の方向81
本発明の装置の移動方向82
遠心翼車の回転方向83
粒体が流れる方向84
圧力境界パーティションユニットが圧力を受ける方向85
ユニバーサルジョイント100
遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク110
円筒容器111
外側円筒容器1111
円筒容器ボス1112
内側円筒容器1113
内側円筒容器入口筒1114
内側円筒容器出口穴1115内側円筒容器1113
粒体排出穴1116
円筒容器出口放射連結管1117
円筒容器出口内管1118
円筒容器入口外管1119
入口輪穴1120
円筒容器回転軸112
スクリューコンベア114
スクリュー羽根1141
スクリュー軸1142
スクリュー軸受1143
スクリュー軸スプロケット1144
スクリュー軸変速ユニット115
円筒容器軸スプロケット1151
二列中間スプロケット1152
中間スプロケット軸1153
中間スプロケット軸受1154
ローラチェーン1155
回転継手シール116
回転継手外シール1161
回転継手内シール1162
円筒容器固定2重管117
円筒容器固定入口外管1171
円筒容器固定出口内管1172
圧力境界パーティションユニット121
円錐筒形ケース部材1211
円筒形ケース部材1212
弁ケース入口管1213
弁ケース1214
弁ケース出口外管1215
弁ケース入口内管1217
圧力逃がし弁板126
コイルスプリング127
遠心翼車ユニット120
遠心翼車入口内管1216
遠心翼車出口外管1218
遠心翼車最終出口管1219
遠心翼車軸受ユニット122
遠心翼車回転軸123
遠心翼車シール125
遠心翼車124
遠心翼車第1軸芯部材1241
遠心翼車第2軸芯部材1242
羽根包囲部材1243
羽根部材1244
粒体射出孔1245
遠心回転粒体タンク用動力ユニット130
メインフレーム131
遠心回転粒体タンク駆動モータ132
駆動シャフト133
遠心翼車用動力ユニット140
メインフレーム141
遠心翼車駆動モータ142
駆動シャフト143
フレキシブル管継手ユニット150
外フレキシブル管継手1501
内フレキシブル管継手1502
車輪151
車輪取付ブラケット152
被牽引金具153
軸受ユニット154
下流側流体出口仮設栓905

 

Claims (5)

  1. 円筒容器は、回転するように構成されており;該円筒容器の内部にはスクリューコンベアが配置されており、該スクリューコンベアの中心軸線と該円筒容器の中心軸線とは同一の軸線であり、該スクリューコンベアの回転軸の回転数と該円筒容器の回転軸の回転数とは異なった回転数にて回転するように構成されており;該円筒容器の一方の端部には、2重管の形状に形成された、同一の軸線を有する大小二つの管が、配置されており、また該大小二つの管の開口部と対面する位置には2重管の形状に形成された、同一の軸線を有する大小二つの固定された管が配置されており、回転する該大小二つの管と該大小二つの固定された管は回転継手シールを介して連結されており、すなわち該大小二つの固定された管は該円筒容器の内部と各々気密に連通されており;該2重管の2個の管路は、粒体と媒質流体との混相流体を該円筒容器の内部へ流入させる入口側管路と、粒体と媒質流体との混相流体を該円筒容器の外部へ流出させる出口側管路の2種類の管路から構成されており;以上のように、回転する円筒容器と、スクリューコンベアと、入口側管路と出口側管路の2重管路、から少なくとも構成されている、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクにおいて、入口側管路から円筒容器の内部へ流入した粒体と媒質流体との混相流体は、スクリューコンベアのスクリュー羽根に衝突するなどして混相流体の速度が減衰されて粒体は媒質流体から分離され、該分離された粒体は遠心力の作用により円筒容器の内周面において外周方向へ押し付けられた状態でいったん貯蔵され、次に、該粒体は、スクリューコンベアの作用により、2重管路が配置されている円筒容器の側部の方向へ移送された後に、該円筒容器の側部に設けられた粒体排出穴から、出口側管路の上流側の管路の中へ排出されて再び粒体と媒質流体との混相流体が形成され、而して、入口側管路から円筒容器の内部へ流入して粒体を分離された媒質流体は、円筒容器の内部を流れた後に、再び粒体を混合されて混相流体となった状態で出口側管路から円筒容器の外部へ流出する;以上のように構成されたことを特徴とする、遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク。
  2. 円筒容器を回転駆動する円筒容器軸において、該円筒容器軸の外周部分にはスクリューコンベアを回転駆動する中空のスクリュー軸が軸受を介して配置されており;該スクリュー軸の端部にはスクリュー軸スプロケットが固定されており;該円筒容器軸には円筒容器軸スプロケットが固定されており;該スクリュー軸スプロケットと該円筒容器軸スプロケットとは、中間スプロケットとしての2列スプロケット及び2本のローラチェーンを介して連結されており;該スプロケット群の各々の歯数を任意の歯数に設定することにより、スクリュー軸の回転数と円筒容器軸の回転数を違えるように成した;以上のように構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンク。
  3. 回転軸と、該回転軸に固定された第1軸芯部材と、第2軸芯部材と、軸芯空間と、羽根部材と、羽根包囲部材と、粒体射出孔と、入口側管路と出口側管路の2重管路、から少なくとも構成されている、研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットにおいて;該回転軸と、該第1軸芯部材と、該第2軸芯部材と、該羽根部材と、該羽根包囲部材と、該粒体射出孔の各々は、同一の1本の軸線を中心軸として回転するように構成されており、且つ、該第1軸芯部材の外周円と、該第2軸芯部材の内周円と外周円とは、該同一の1本の軸線を中心軸として同心円状に形成されており、一方、該軸芯空間と、該入口側管路と出口側管路の2重管路は、回転はしないが該同一の1本の軸線を中心軸として同心筒状に形成されており;該軸芯空間は、該第1軸芯部材の外周面と、該第2軸芯部材の内周面とにより挟まれた領域にある円筒空間であり;該軸芯空間の端部は、入口側管路と出口側管路の2重管路の2重の円筒空間の端部と対面しており、該対面した部分は、該遠心翼車ユニットの外界にある空間から遮断されて可能な限り気密に連通されており;該第2軸芯部材の外周面には、該外周面から放射状に延びる複数の羽根部材と、羽根包囲部材とが固定されており、すなわち、該羽根部材と該羽根包囲部材とが一体化して形成された放射状筒体の内部空間は該軸芯空間に連通されており;該軸芯空間から該出口側管路に至る流路を流れる粒体と媒質流体との混相流体から粒体のみを補足、分離し、続いて該補足した粒体に該羽根部材により遠心力を付与して該粒体射出孔から外界に向け高速度で射出するため、該羽根部材の回転軸側の端部は、該軸芯空間において該粒体を効果的に補足する目的のために該回転軸方向に延伸した状態にて配置されており;粒体射出孔の開口面積については、単位時間あたりに粒体射出孔を通過する高速度の粒体の体積を基礎データとして算出した口径面積の数値に基づいて、該粒体射出孔の開口面積は可能な限り小さく形成される;以上のように構成されたことを特徴とする、研掃材などの粒体の遠心翼車ユニット。
  4. 管内面に沿って移動しながら、管内壁に向けて研掃材などの粒体を投射し、且つ、該投射された粒体を回収して再び該管内壁に向けて投射する、所謂、被投射粒体のリサイクル使用機能を備えた、管内面への粒体投射装置において;該管内面への粒体投射装置は、請求項1乃至請求項2に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクと、請求項3に記載の研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットを具備しており;更に、該管内面への粒体投射装置は、管内を圧力の高い上流領域と、圧力の低い下流領域の二つの領域に区分するための、管内面接触シールと隔壁部材とから成る圧力境界壁としての圧力境界パーティションユニットを具備しており;該圧力境界パーティションユニットの上流側の領域には、請求項3に記載の研掃材などの粒体の遠心翼車ユニットが配置されており、該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域には、請求項1乃至請求項2に記載の遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクが配置されており;該圧力境界パーティションユニットについて、管の軸線の方向から見た該圧力境界パーティションユニットの外形の形状は該管の内面の形状と同様の形状を成しており、該圧力境界パーティションユニットの軸線の部分には2重管路が気密に配置されており、該2重管路の内側の管路の上流側は該遠心翼車ユニットの入口側管路に連通されており、該2重管路の内側の管路の下流側は該遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの出口側管路に連通されており、該2重管路の外側の管路の下流側は該遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの入口側管路に連通されており、該2重管路の外側の管路の上流側にある端部は該圧力境界パーティションユニットの上流側の領域において開口しており、すなわち、 該2重管路の外側の管路の上流側と該圧力境界パーティションユニットの上流側の領域とは連通しており、該遠心翼車ユニットの出口側管路の下流側にある端部は該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域において開口しており、すなわち、該遠心翼車ユニットの出口側管路の下流側と該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域とは連通しており;以上のように構成されたことを特徴とする管内面への粒体投射装置において、管内においては圧力境界パーティションユニットを境界としてその上流側から下流側へ常に媒質流体が流れているが、管内壁に向けて投射された後の粒体は媒質流体との混相流体となって圧力境界パーティションユニットの2重管路の外側の管路を通って遠心回転式粒体貯蔵兼粒体供給タンクの内部へ流入し、次に、該タンクの内部において該粒体は媒質流体から分離され、該分離された粒体は遠心力の作用により該タンクの内周面においていったん貯蔵され、次に、該粒体はスクリューコンベアの作用により該タンクの側部の方向へ移送された後に粒体排出穴から排出され、且つ再び粒体と媒質流体との混相流体が形成され、次に、該混相流体は該圧力境界パーティションユニットの2重管路の内側の管路を通って遠心翼車ユニットの入口側管路に到り、次に、該粒体は遠心翼車ユニットの軸芯空間において媒質流体から分離された後に羽根部材により遠心力を付与されて粒体射出孔から管内壁に向けて高速度で投射され、一方、粒体を分離された後の媒質流体は該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域へ流出され、以降、上記に述べた粒体と媒質流体との混相流体の運動が繰り返される;以上のように構成されたことを特徴とする、管内面への粒体投射装置。
  5. 圧力境界パーティションユニットの上流側の領域に開口した入口部分から該圧力境界パーティションユニットの下流側の領域に開口した出口部分に至る管路において、該管路の上流側の入口部分、もしくは下流側の出口部分、もしくは該管路の途中部分に、該上流側の領域の圧力と該下流側の領域の圧力との圧力差を調整する圧力調整弁を具備したことを特徴とする、請求項4に記載の管内面への粒体投射装置。

     
PCT/JP2016/075106 2015-09-01 2016-08-27 遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置 WO2017038730A2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015-171601 2015-09-01
JP2015171601A JP6547226B2 (ja) 2015-09-01 2015-09-01 遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
WO2017038730A2 true WO2017038730A2 (ja) 2017-03-09
WO2017038730A3 WO2017038730A3 (ja) 2017-04-27

Family

ID=58187469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2016/075106 WO2017038730A2 (ja) 2015-09-01 2016-08-27 遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6547226B2 (ja)
WO (1) WO2017038730A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108715324A (zh) * 2018-06-11 2018-10-30 山西安伦锻压机床有限公司 管道作业车
CN116985044A (zh) * 2023-09-25 2023-11-03 江苏红阳全月机械制造有限公司 一种机械配件清洁除锈装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11878392B2 (en) * 2018-06-01 2024-01-23 Basf Se Method for the hydro-erosive grinding of components

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820217A (ja) * 1981-07-28 1983-02-05 Fukashi Uragami 遠心投射装置
US4563841A (en) * 1984-06-22 1986-01-14 Resource Engineering & Manufacturing Company Internal grit blast weld joint cleaner
EP0574771B1 (de) * 1992-06-19 1997-04-23 Ivan Markocic Strahlmittelanlage

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108715324A (zh) * 2018-06-11 2018-10-30 山西安伦锻压机床有限公司 管道作业车
CN116985044A (zh) * 2023-09-25 2023-11-03 江苏红阳全月机械制造有限公司 一种机械配件清洁除锈装置
CN116985044B (zh) * 2023-09-25 2023-12-12 江苏红阳全月机械制造有限公司 一种机械配件清洁除锈装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017038730A3 (ja) 2017-04-27
JP6547226B2 (ja) 2019-07-24
JP2017047493A (ja) 2017-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5985667B2 (ja) ガス混合物から油を分離する為の装置、及びガス混合物から油を分離する為の方法
US7824459B2 (en) Centrifugal separator
WO2017038730A2 (ja) 遠心回転式粒体貯蔵タンク及び管内面への粒体投射装置
US10710101B2 (en) Centrifugal separator having a vortex generator
US8328709B2 (en) Fluid separator apparatus comprising a spin-up assembly
CN107073484A (zh) 离心分离器
CN101848770A (zh) 用于对气体进行清洁的离心分离器和方法
CN110446555A (zh) 用于离心分离器的密封组件
CN102861685A (zh) 旋转喷嘴系统
CN109260851A (zh) 从压缩气体分离液体的过滤器组件和含该组件的压缩机
JP4246394B2 (ja) 遠心分離機の巻き込み搬送装置
CA2949577C (en) A centrifugal separator for separation of liquid particles from a gas stream
JP2013525122A5 (ja)
US3948776A (en) Apparatus and system for generating a protective coating in a rotary concentrator for abrasive solids-containing fluids
JP2009006235A (ja) 異物除去装置
US2749031A (en) Separator-pumping
SA109300647B1 (ar) وعاء تحبيب هزاز لتحبيب المواد المائعة
JP2017507019A5 (ja)
JP4775913B2 (ja) サイクロン式濾過装置
JP2016077948A (ja) 極小物質回収装置と粉粒体供給システム
JP7390152B2 (ja) 遠心分離装置
TWI834092B (zh) 過濾裝置
JP6124585B2 (ja) 粉体処理装置
US20240139786A1 (en) Nozzle assembly
CN105169777A (zh) 一种便于滤网清洗的太阳能饮水器的过滤器

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 16841762

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A2

NENP Non-entry into the national phase in:

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 16841762

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A2